JP2019008332A - 医療用システム及び温度調節方法 - Google Patents

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健 松井
Takeshi Matsui
健 松井
原 雅明
Masaaki Hara
雅明 原
岡本 好喜
Yoshiki Okamoto
好喜 岡本
田中 健二
Kenji Tanaka
健二 田中
史貞 前田
Fumisada Maeda
史貞 前田
木島 公一朗
Koichiro Kishima
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Abstract

【課題】レーザ光源及び走査光学系を含む走査機構の小型化を図りつつ、レーザ光源や走査光学系から発生する熱を効果的に管理すること。【解決手段】本開示に係る走査ユニットは、所定波長のレーザ光を射出するレーザ光源部と、前記レーザ光を用いて被走査体を走査する走査部と、を少なくとも有する走査機構が配設される第1のベースと、前記第1のベースの前記走査機構が配設された面と対向する面側に配設される第2のベースと、前記第1のベースと前記第2のベースとの間に設けられ、前記走査機構の温度を調節する温度調節機構と、前記レーザ光源部と前記被走査体との間に位置する、所定の断熱材からなる断熱壁と、を備える。【選択図】図1A

Description

本開示は、走査ユニット、レーザ走査型顕微鏡及び温度調節方法に関する。
近年、光学技術や半導体技術の開発が進み、半導体レーザ等の各種レーザを利用したレーザ走査型顕微鏡や、レーザ光を励起光として利用するレーザ走査型蛍光顕微鏡等といった各種のレーザ走査型顕微鏡が提案されている。
例えば下記の特許文献1には、レーザ光源と走査光学系とが同一の筺体内に組み込まれたレーザ走査型顕微鏡が提案されている。
特開2004−29205号公報
しかしながら、上記特許文献1に提案されているように、同一筺体内にレーザ光源と走査光学系とを組み込んだ場合、レーザ光源及び走査光学系は、それぞれが駆動することに起因して、顕微鏡としての特性に影響が生じる可能性がある。すなわち、レーザ光源として高発熱量のレーザ光源を利用すればするほど、発生する熱を冷却するための冷却機構の大きさも大きくなってしまい、装置が大型化してしまう。また、レーザ光源から発生する熱は、同一筺体内に設けられた走査光学系の光軸制御に影響を与える可能性もある。一方、走査光学系から発生する熱は、温度によってレーザ特性が変化するレーザ光源に影響を与える可能性がある。
このように、レーザ光源及び走査光学系を含む走査機構の小型化を図りつつ、レーザ光源や走査光学系から発生する熱を効果的に管理することが可能な技術が希求されていた。
そこで、本開示では、レーザ光源及び走査光学系を含む走査機構の小型化を図りつつ、レーザ光源や走査光学系から発生する熱を効果的に管理することが可能な走査ユニット、レーザ走査型顕微鏡及び温度調節方法を提案する。
本開示によれば、所定波長のレーザ光を射出するレーザ光源部と、前記レーザ光を用いて被走査体を走査する走査部と、を少なくとも有する走査機構が配設される第1のベースと、前記第1のベースの前記走査機構が配設された面と対向する面側に配設される第2のベースと、前記第1のベースと前記第2のベースとの間に設けられ、前記走査機構の温度を調節する温度調節機構と、前記レーザ光源部と前記被走査体との間に位置する、所定の断熱材からなる断熱壁と、を備える走査ユニットが提供される。
また、本開示によれば、所定波長のレーザ光を射出するレーザ光源部、及び、前記レーザ光を用いて被走査体を走査する走査部を少なくとも有する走査機構が配設される第1のベースと、前記第1のベースの前記走査機構が配設された面と対向する面側に配設される第2のベースと、前記第1のベースと前記第2のベースとの間に設けられ、前記走査機構の温度を調節する温度調節機構と、前記レーザ光源部と前記被走査体との間に位置する、所定の断熱材からなる断熱壁と、を有する走査ユニットと、前記走査ユニットからの前記レーザ光を所定位置に載置された前記被走査体に集光させる集光光学系を少なくとも有する顕微鏡ユニットと、を備えるレーザ走査型顕微鏡が提供される。
また、本開示によれば、所定波長のレーザ光を射出するレーザ光源部と、前記レーザ光を用いて被走査体を走査する走査部と、を少なくとも有する走査機構を第1のベースに配設し、前記第1のベースの前記走査機構が配設された面と対向する面側に第2のベースを配設し、前記レーザ光源部と前記被走査体との間に、所定の断熱材からなる断熱壁を配設し、前記第1のベースと前記第2のベースとの間に、温度調節機構を設けて走査ユニットとすることと、前記温度調節機構により、前記走査機構の温度を調節することと、を含む、温度調節方法が提供される。
本開示によれば、第1のベースに配設されたレーザ光源部及び走査部を少なくとも有する走査機構で発生した熱は、温度調節機構及び第2のベースを介して、走査機構から排熱される。
以上説明したように本開示によれば、レーザ光源及び走査光学系を含む走査機構の小型化を図りつつ、レーザ光源や走査光学系から発生する熱を効果的に管理することが可能となる。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、又は、上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、又は、本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の第1の実施形態に係る走査ユニットを備えるレーザ走査型顕微鏡を模式的に示した上面図である。 同実施形態に係る走査ユニットを模式的に示した側面図である。 同実施形態に係る走査ユニットを模式的に示した側面図である。 同実施形態に係る走査ユニットが有するレーザ光源の一例を模式的に示した説明図である。 同実施形態に係る走査ユニットが有するレーザ光源の一例を模式的に示した説明図である。 同実施形態に係る走査ユニットが有するレーザ光源の一例を模式的に示した説明図である。 同実施形態に係る走査ユニットが有するレーザ光源の一例を模式的に示した説明図である。 同実施形態に係る温度調節機構の一例を模式的に示した説明図である。 同実施形態に係る温度調節機構の一例を模式的に示した説明図である。 同実施形態に係る温度調節機構の一例を模式的に示した説明図である。 同実施形態に係る温度調節機構の一例を模式的に示した説明図である。 同実施形態に係る走査ユニットの別の一例を模式的に示した説明図である。 同実施形態に係る温度調節機構の配置方法を説明するための説明図である。 同実施形態に係る温度調節機構の配置例を模式的に示した説明図である。 温度調節機構の配置例を模式的に示した説明図である。 温度調節機構の配置例を模式的に示した説明図である。 同実施形態に係る走査ユニットを備えるレーザ走査型顕微鏡の一例を具体的に示した斜視図である。 同実施形態に係る走査ユニットが有するレーザ光源部の一例を具体的に示した斜視図である。 同実施形態に係るレーザ走査型顕微鏡の光学系を模式的に示した説明図である。 同実施形態に係るレーザ走査型顕微鏡の光学系を模式的に示した説明図である。 空冷ファンの風量と排熱能力との関係を示したグラフ図である。 温度調節機構による排熱能力の検証結果を示した説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.第1の実施形態
1.1.走査ユニットと走査ユニットを備えるレーザ走査型顕微鏡の構成例
1.2.温度調節機構の配置方法
1.3.走査ユニットを備えるレーザ走査型顕微鏡の具体例
2.まとめ
3.実施例
(第1の実施形態)
<走査ユニットと走査ユニットを備えるレーザ走査型顕微鏡の構成例>
まず、図1A〜図6を参照しながら、本開示の第1の実施形態に係る走査ユニットと、かかる走査ユニットを備えるレーザ走査型顕微鏡の構成例について説明する。図1A〜図1Cは、本実施形態に係る走査ユニットを備えるレーザ走査型顕微鏡を模式的に示した説明図である。図2A〜図2Dは、本実施形態に係る走査ユニットが有するレーザ光源の一例を模式的に示した説明図である。図3〜図5Bは、本実施形態に係る温度調節機構の一例を模式的に示した説明図である。図6は、本実施形態に係る走査ユニットの別の一例を模式的に示した説明図である。
なお、以下では、図中に示した座標系を適宜利用して、本実施形態に係る走査ユニット及びレーザ走査型顕微鏡について説明を行うものとする。
図1Aは、本実施形態に係る走査ユニット100を備えるレーザ走査型顕微鏡の全体構成例を模式的に示したものである。本実施形態に係るレーザ走査型顕微鏡は、図1Aに模式的に示したように、本実施形態に係る走査ユニット100と、顕微鏡ユニット200と、を備える。また、走査ユニット100と顕微鏡ユニット200とは、断熱壁300によって互いに熱的に分離されている。
走査ユニット100は、光源から射出されたレーザ光を走査することで、被走査体におけるレーザ光の照射位置を制御するユニットである。この走査ユニット100は、図1Aに示したように、レーザ光を走査する走査機構101を有する。
走査機構101は、図1Aに模式的に示したように、レーザ光源部103と、走査部105と、走査制御部107と、を少なくとも有している。また、レーザ光源部103から射出されたレーザ光は、ステアリングミラーM等の各種の光学素子によって、走査部105へと導光される。走査部105によって走査されたレーザ光は、顕微鏡ユニット200へと導光される。
レーザ光源部103は、所定波長のレーザ光を射出するものである。レーザ光源部103として設けられるレーザの種別は特に限定されるものではないが、例えば、半導体レーザを好適に利用することが可能である。光源として半導体レーザを用いることで、走査ユニット100の小型化や、走査ユニット100の立ち上げ時間の短縮化を図ることが可能となる。
レーザ光源部103として利用可能な半導体レーザとしては、例えば図2A〜図2Dに示したような半導体レーザを用いることが可能である。
図2Aは、レーザ光源部103に適用可能な半導体レーザの一例である、半導体レーザと共振器とから構成される主発振器111を模式的に示したものである。レーザ光源部103として設けられる主発振器111は、所定波長(例えば、波長405nm)のレーザ光を射出可能な半導体レーザユニット113と、半導体レーザユニット113から射出されたレーザ光を増幅させるための共振器部115と、から構成されている。
図2Bは、レーザ光源部103に適用可能な半導体レーザの一例である、主発振器と光増幅器とを有する光源である主発振器出力増幅器(Master Oscillator Power Amplifier:MOPA)を、模式的に示したものである。かかる光源では、図2Aに示した主発振器111の後段に、射出されたレーザ光を更に増幅させるための光増幅器117が設けられている。光増幅器117としては、例えば、半導体光増幅器(Semiconductor Opical Amplifier:SOA)等を好適に用いることができる。
図2Cは、レーザ光源部103に適用可能な半導体レーザの一例である、MOPAと波長変換部とを有する光源を、模式的に示したものである。かかる光源では、図2Bに示した光増幅器117の後段に、強度が増幅されたレーザ光の波長を変換するための波長変換部119が設けられている。波長変換部119としては、例えば、各種の非線形結晶を用いた光パラメトリック発振器(Optical Parametric Oscilator:OPO)等を好適に用いることができる。また、光増幅器117と波長変換部119の間に、図2Dに示したように、レーザ光のビーム形状を補正するビーム形状補正部121を設けて、波長変換部119における波長変換効率を更に向上させてもよい。
レーザ光源部103から射出されたレーザ光は、ステアリングミラーMや各種レンズ等の光学素子を介して、走査部105へと導光される。走査部105は、レーザ光源部103から射出されたレーザ光を、図中のYZ方向に走査して、例えば顕微鏡ユニット200内に載置された被走査体でのレーザ光の照射位置を制御する。この走査部105は、例えば、ガルバノスキャンシステム(ガルバノミラー)等の各種の走査機構により構成される。また、かかる走査部105は、例えばガルバノスキャンドライバ等の走査制御部107によって制御されており、走査制御部107による制御のもとで、レーザ光の走査が行われる。
これらレーザ光源部103、走査部105及び走査制御部107を少なくとも備える走査機構101は、第1のベースの一例であるベースプレート150上に配設されている。
なお、本実施形態に係る走査機構101が上記レーザ光源部103、走査部105及び走査制御部107以外にも各種の機構を有していても良いことは、言うまでもない。
走査機構101が有するレーザ光源部103(特に、光増幅器117や波長変換部119)、走査部105及び走査制御部107は、走査ユニット100が駆動するに際して、発熱する。これら機構から発生した熱によって、レーザ光源部103、走査部105及び走査制御部107が様々な影響を受ける可能性が高いため、発生した熱を適切に系外へと排出することが好ましい。そこで、本実施形態に係る走査ユニット100では、以下で詳述するような排熱のための機構が設けられており、走査機構101で発生した熱が適切に系外へと排出される。
なお、走査ユニット100に設けられた排熱のための機構(換言すれば、走査ユニット100の温度を管理するための温度管理機構)の詳細については、以下で改めて説明する。
顕微鏡ユニット200は、被走査体が載置される被走査体載置ユニットの一例である。顕微鏡ユニット200には、開閉可能な蓋部(図示せず)によって覆われた開口部201が設けられており、この開口部201の内部に、走査ユニット100からのレーザ光を被走査体に集光させる集光光学系203が少なくとも設けられている。また、開口部201の内部には、被走査体が載置されるXYステージ等の被走査体載置部205や、被走査体を反射したり透過したりした各種の光を検出するための検出器を少なくとも有する検出光学系207が設けられていてもよい。
なお、顕微鏡ユニット200に設けられる集光光学系203、被走査体載置部205及び検出光学系207等については特に限定されるものではなく、任意の光学系、サンプル載置機構、検出器等を適宜利用することが可能である。
また、図1Aに示した例では、検出器を含む検出光学系207が顕微鏡ユニット200内に設けられる場合について図示しているが、検出光学系207は、走査ユニット100に設けられていても良く、走査ユニット100及び顕微鏡ユニット200の双方にまたがって設けられていても良い。例えば検出光学系207に設ける検出器として光電子増倍管(PhotoMultiplier Tube:PMT)を用いる場合、光電子増倍管は、走査ユニット100のベースプレート150上に配設することが好ましい。光電子増倍管は、設けられる環境の温度によっては検出信号にノイズが重畳する可能性があるが、光電子増倍管を走査ユニット100に設けることで温度調節を適切に行うことが可能となり、検出信号のSN比を更に向上させることが可能となる。
なお、走査ユニット100で発生した熱を顕微鏡ユニット200へと伝導させないための断熱壁300は、特に限定されるものではなく、公知の断熱材を用いて形成することが可能である。
次に、図1B及び図1Cを参照しながら、本実施形態に係る走査ユニット100が有する排熱のための機構(温度管理機構)について、具体的に説明する。
先だって説明したように、走査機構101が有するレーザ光源部103(特に、半導体レーザユニット113、光増幅器117、波長変換部119)や、走査部105のガルバノミラーや、走査制御部107のガルバノスキャンドライバ等は、その駆動に際して熱が発生する。そのため、走査ユニット100の安定的な動作を実現するためには、これらの機構から発生した熱を適切に系外へと排出する機構を設けることが好ましい。
そこで、本実施形態に係る走査ユニット100では、上記走査機構101で発生した熱を適切に系外へと排出するために、例えば図1Bに示したように、ベースプレート150と、第2のベースの一例であるヒートベース160と、温度調節機構170と、を備える。
図1Bに示したように、ベースプレート150のZ軸正方向側の面上には、走査機構101が配設されている。ベースプレート150は、走査機構101を安定的に保持するとともに、走査機構101で発生した熱を、後述する温度調節機構170及びヒートベース160へと効率良く伝導させる。ベースプレート150は、図1A及び図1Bに示したように、一枚の基板から形成されることが好ましい。ベースプレート150を構成する基板の素材は、熱伝導性の良いものであれば特に限定されるものではないが、例えば、銅、黄銅、アルミニウム等を用いることが可能であり、銅を用いることが特に好ましい。また、ベースプレート150は、ある一つの素材を用いて形成することが好ましいが、ある素材からなる基板を複数つなぎ合わせたものであってもよい。ここで、ベースプレート150に用いられる各種金属材は、耐食性の観点から、熱伝導性の良い各種塗装や各種メッキ(例えば、ニッケルを含む塗装や無電解ニッケルメッキ等)が施されていても良い。
本実施形態に係る走査ユニット100では、一枚の基板からなるベースプレート150を用いることで、ベースプレート150上に設けられた走査機構101における熱設計を容易に行うことが可能となり、走査機構101における熱の管理を効率良く行うことが可能となる。
図1Bに示したように、ベースプレート150の走査機構101が配設された面と対向する面側(図1BにおけるZ軸負方向側の面)には、ヒートベース160が設けられている。ここで、ベースプレート150及びヒートベース160は、当該ベースプレート150及びヒートベース160間に設けられた温度調節機構170によって、互いに熱的に分離されている。また、ヒートベース160のベースプレート150側の面と対向する面側(図1BにおけるZ軸負方向側の面)には、走査機構からの排熱を系外へと排出する排熱部180が設けられている。
ヒートベース160は、後述する温度調節機構170によるベースプレート150からの排熱を、排熱部180へと効率良く伝導させる。そこで、ヒートベース160を構成する基板の素材は、ベースプレート150と同様に、例えば、銅、黄銅、アルミニウム等といった熱伝導性の良い素材を用いることが好ましく、銅を用いることが特に好ましい。また、ヒートベース160に用いられる各種金属材は、耐食性の観点から、熱伝導性の良い各種塗装や各種メッキ(例えば、ニッケルを含む塗装や無電解ニッケルメッキ等)が施されていても良い。
なお、ヒートベース160は、図1Bに示したように、1枚の基板として設けられていても良いし、図1Cに示したように、複数の基板に分割されていてもよい。
上記のベースプレート150及びヒートベース160は、走査ユニット100、又は、レーザ走査型顕微鏡本体のフレーム(図示せず。)に固定される。かかるフレームについては、特に限定されるものではなく、ベースプレート150及びヒートベース160全体の荷重に耐えるものであれば、任意の材質を用いることが可能である。このような材質としては、例えば、アルミニウム、鉄、ステンレス等といった各種の金属材を挙げることができる。
温度調節機構170は、ベースプレート150とヒートベース160との間に設けられるものであり、走査機構101で発生した熱を排熱するとともに、走査機構101の温度を調節する。この温度調節機構170が設けられる位置は、ベースプレート150を介して、走査機構101において熱源となる部品の下方とすることが好ましい。また、ある一つの熱源からの影響が広範囲にわたる場合には、1つの熱源に対して複数の温度調節機構170を、着目する熱源の下方に設ければよい。温度調節機構170を設けることで、走査機構101で発生した熱を、効率良くヒートベース160へと伝導させることが可能となる。
かかる温度調節機構170は、特に限定されるものではなく、公知の様々な温度調節用ユニットを用いることが可能である。このような温度調節用ユニットの一例として、ペルチェ素子、ヒートパイプ、熱伝導シート等を挙げることができる。本実施形態に係る走査ユニット100では、上記のような温度調節用ユニットのある一つを用いても良いし、複数種類の温度調節用ユニットを組み合わせて用いても良い。
なお、熱源に対する温度調節機構170の配置方法については、以下で改めて詳細に説明する。
先だって説明したように、ヒートベース160の下方(Z軸負方向側)には、温度調節機構170及びヒートベース160による走査機構101からの排熱を系外へと排出する排熱部180が設けられる。この排熱部180は、図1B及び図1Cに示したように、ヒートベース160の下方に位置する空間(図1B)、又は、ベースプレート150の下方に位置する空間(図1C)から、熱を系外(すなわち、装置の外部空間)へと排出するための空冷ファン181を少なくとも有している。
また、走査機構101からの排熱をより確実なものとするために、排熱部180は、図1B及び図1Cに示したように、ヒートベース160に配設された、排熱を放散させるヒートシンク183を更に有することが好ましい。排熱部180が空冷ファン181及びヒートシンク183の双方を有することで、ヒートシンク183は、温度調節機構170及びヒートベース160による走査機構101からの排熱を効率良く放散させ、空冷ファン181は、ヒートシンク183により放散された排熱を更に効率良く系外へと排出することが可能となる。
本実施形態に係る排熱部180で用いられる空冷ファン181は特に限定されるものではなく、任意の空冷ファン181を利用することが可能である。また、空冷機構以外の機構を利用したファンを用いることも可能である。
また、ヒートシンク183を構成する基板の素材は、ベースプレート150やヒートベース160と同様に、例えば、銅、黄銅、アルミニウム等といった熱伝導性の良い素材を用いることが好ましく、銅を用いることが特に好ましい。また、ヒートシンク183に用いられる各種金属材は、耐食性の観点から、熱伝導性の良い各種塗装や各種メッキ(例えば、ニッケルを含む塗装や無電解ニッケルメッキ等)が施されていても良い。
なお、空冷ファン181及びヒートシンク183の大きさは、特に限定されるものではないが、なるべく大きなサイズの空冷ファン181及びヒートシンク183を使用することが好ましい。これは、空冷ファン181やヒートシンク183は、そのサイズが大きいほど排熱能力が向上するからである。なお、サイズの比較的小さな空冷ファン181及びヒートシンク183を用いることも可能であるが、かかる排熱部180を有する走査ユニット100を、顕微鏡ユニット200と組み合わせて使用する場合には、より詳細な検討を行うことが好ましい。サイズの比較的小さな空冷ファン181を用いて排熱能力を大きくするためには、同一のファン径であれば回転数をより大きくすることで風量を大きくすることが求められる。一方で、ファンの回転数を大きくすると騒音や振動が増加するため、顕微鏡ユニット200のように大きな拡大率で被走査物を観察している場合には、回転数の増加に伴う振動が大きく影響するからである。
以上、図1A〜図2Dを参照しながら、本実施形態に係る走査ユニット100及びかかる走査ユニット100を有するレーザ走査型顕微鏡の構成について、詳細に説明した。
[温度調節機構の変形例]
なお、温度調節機構170により走査機構101の温度調節を行うにあたって、温度調節機構170のサイズに対して走査機構101の排熱が大きい場合も考えられる。この場合には、図3に示したように、ベースプレート150からヒートベース160へと向かう方向(すなわち、図1B及び図1CにおけるZ軸方向)に沿って、複数の温度調節機構170を重ねて配設するようにしてもよい。
図3に示した例では、ある発熱部をベースプレート150上に配設するに際して、一旦、発熱部をサブベースプレート151上に配置し、かかるサブベースプレート151の下方に、第1の温度調節機構170aを配設する。その上で、第1の温度調節機構170aをベースプレート150上に配設して、ベースプレート150の下方に、図1B及び図1Cに示したように、第2の温度調節機構170bを配設すればよい。
このように、複数の温度調節機構170をZ軸方向に沿って重ねることで、着目する発熱部(熱源)がより多くの熱を発する場合であっても、より効率良く排熱を行うことが可能となる。
図3に示したような複数段の温度調節機構170を配設する方法は、例えば図4に示したように、レーザ光源部103をベースプレート150上に配設する際に有用である。図2B〜図2Dに示したような半導体レーザをレーザ光源として用いる場合、特に、光増幅器117からの発熱や、波長変換部119からの発熱を管理することが、レーザ特性の経時変化を補正し安定的なレーザ発振を維持する上では重要となる。そこで、図3に示したような多段の温度調節機構170を採用することで、これら熱源からの発熱を効率良くベースプレート150→温度調節機構170→ヒートベース160へと伝導させて、系外へ熱を放出することが可能となる。
なお、図3及び図4に例示したような多段の温度調節機構170を設ける構成は、レーザ光源部103のベースプレート150上への配設以外にも、例えば、走査部105や走査制御部107をベースプレート150上へ配設する際に利用可能であることは言うまでもない。
また、図1B等では、ベースプレート150、ヒートベース160及び温度調節機構170がそれぞれ別体に構成される場合について図示しているが、図5A及び図5Bに示したように、平板薄型ヒートパイプ(ベーパーチャンバ:Vapor Chamber)171を用いてベースを一体形成してもよい。かかる平板薄型ヒートパイプ171は、図5A及び図5Bに示したように、複数の円筒形カラム173を中間に介して2つのベース基板を対向配置させたものである。
また、温度調節機構170としてヒートパイプを用いる場合には、例えば図6に示したように、排熱部180を構成する空冷ファン181をベースプレート150の側方(例えばY軸方向に沿った側方)に配設して、装置の小型化(特に、高さ方向の小型化)を図っても良い。
以上、図3〜図6を参照しながら、本実施形態に係る温度調節機構170の変形例について、簡単に説明した。
<温度調節機構の配置方法>
次に、図7〜図9Bを参照しながら、本実施形態に係る温度調節機構170の配置方法について説明する。図7は、本実施形態に係る温度調節機構の配置方法を説明するための説明図であり、図8は、本実施形態に係る温度調節機構の配置例の一例を模式的に示した説明図である。また、図9A及び図9Bは、温度調節機構の配置例の他の一例を模式的に示した説明図である。
以下の説明では、図7に示したように、レーザ光源部103に2つの熱源(SOA熱源及びOPO熱源)が存在し、走査部105にガルバノミラーに起因する熱源(ガルバノミラー熱源)が存在し、走査制御部107にガルバノドライバに起因する熱源(ガルバノドライバ熱源)が存在するものとする。また、各熱源の位置は、図7に示した位置であるものとする。
先だって説明したように、本実施形態に係る温度調節機構170は、着目する熱源の下方に配設すればよい。従って、熱源の発熱量が温度調節機構170の排熱能力で対応可能であれば、1つの熱源に対して1つの温度調節機構170を、着目する熱源の下方に配設すればよい。また、熱源の発熱量が1つの温度調節機構170の排熱能力では対応しきれない場合や、着目する熱源がより精密な温度管理を必要とする場合には、1つの熱源に対して複数の温度調節機構170を配設すればよい。
例えば図8に示したように、SOA熱源の発熱量が大きく、また、波長変換部(OPO)119がより精密な温度管理を必要としている場合を考える。この場合に、ガルバノミラー熱源及びガルバノドライバ熱源の発熱量が、それぞれ1つの温度調節機構170の排熱能力で対応可能である場合には、図8に示したように、ガルバノミラー熱源及びガルバノドライバ熱源それぞれの下方に、それぞれ1つの温度調節機構170を配設すればよい。また、より確実に熱源からの排熱を行うためには、図8に模式的に示したように、温度調節機構170の設置面積が熱源の面積よりも大きくなるようにすればよい。
また、レーザ光源部103の波長変換部(OPO)119に関して、熱源の発熱量は1つの温度調節機構170の排熱能力で対応可能なものの、波長変換部119がより精密な温度管理を必要とする部品であるものとする。この場合には、図8に示したように、複数の温度調節機構170を、より精密な温度管理が求められる温度管理領域内に対して、均等に配置すればよい。これにより、より精密な温度管理を実現することが可能となる。
また、レーザ光源部103の光増幅器(SOA)117のように、熱源の発熱量が大きい場合には、図8に示したように、大きな排熱量の熱源の下方に、複数の温度調節機構170を集中的に設ければよい。ここで、ベースプレートの温度(換言すれば、温度調節機構170の設定温度)は、環境雰囲気温度(例えば25℃)の近傍とすることで、温度調節機構170による排熱能力を向上させることが可能である。しかしながら、光増幅器(SOA)117のように、熱源の発熱量が大きい場合には、温度調節機構170の設定温度を環境雰囲気温度よりも低く(例えば20℃等)設定することが好ましい。
一方、図9A及び図9Bに示した例では、発熱量の大きな光増幅器(SOA)117における温度調節機構170の配置位置が図8とは異なっている。ここで、図9Aに示したように温度調節機構170をSOA熱源の位置とは関係なく均等に配置した場合や、図9Bに示したように1つの温度調節機構170を他の温度調節機構170から離隔させて熱源とは関係の無い場所に配置した場合には、ベースプレート150に温度勾配が生じることとなる。温度勾配は、熱源の発熱量が大きい程大きくなり、機器の筺体内の湿度状況等に応じて結露等を引き起こし、装置の不具合の原因となる可能性がある。従って、発熱量の大きな熱源に対しては、可能であれば、図9A及び図9Bに示したような温度調節機構170の配置を避けることが好ましい。また、他の設計上の制約により図9A又は図9Bに示したような温度調節機構170の配置を取らざるを得ない場合には、走査ユニット100内の気密をできるだけ保つとともに、各種の乾燥材等を利用して湿度を出来る限り低くすることが好ましい。
以上、図8〜図9Bを参照しながら、本実施形態に係る温度調節機構170の配置方法について説明した。
<走査ユニットを備えるレーザ走査型顕微鏡の具体例>
次に、図10〜図12Bを参照しながら、以上説明したような走査ユニットを備えるレーザ走査型顕微鏡の具体例について、簡単に説明する。図10は、本実施形態に係る走査ユニットを備えるレーザ走査型顕微鏡の一例を具体的に示した斜視図であり、図11は、本実施形態に係る走査ユニットが有するレーザ光源部一例を具体的に示した斜視図である。図12A及び図12Bは、本実施形態に係るレーザ走査型顕微鏡の光学系を模式的に示した説明図である。
図10に示したように、レーザ走査型顕微鏡は、以上説明したような走査ユニット100と、顕微鏡ユニット200と、を有しており、走査ユニット100及び顕微鏡ユニット200は、断熱壁300によって熱的に分離されている。
走査ユニット100は、レーザ光源部103、走査部105及び走査制御部107を少なくとも有する走査機構が配設されている銅製のベースプレート150と、銅製のヒートベース160と、を有しており、ベースプレート150とヒートベース160との間には、上記の温度調節機構170として複数のペルチェ素子(未図示)が設けられている。これらベースプレート150及びヒートベース160は、図10に示したような箱型形状のフレームによって保持されている。
また、ヒートベース160の下方には、空冷ファン181と銅製のヒートシンク183とを有する排熱部が設けられている。
ここで、レーザ光源部103は、図11に示したように、波長405nmの青色レーザ光を射出するMOPA111、光増幅器117、波長変換部119及びビーム形状補正部121を有する半導体レーザで構成されている。熱源である半導体レーザユニット及びSOA、並びに、OPO結晶の凡その位置は、図11に示した通りであり、これら熱源の下方に、図9を参照しながら説明した配置方法に従って、複数の温度調節機構170(ペルチェ素子)が配置されている。
また、顕微鏡ユニット200には、開閉式の蓋部によって覆われている開口部201が設けられており、この開口部201の内部に、被走査体を載置する被走査体載置部205や、顕微鏡を構成する各種の光学系が設置されている。
図10に示したレーザ走査型顕微鏡の光学系の一例を、図12A及び図12Bを参照しながら、簡単に説明する。図12Aは、図10に示したレーザ走査型顕微鏡がレーザ走査型の共焦点顕微鏡として実現される場合の光学系を模式的に示したものであり、図12Bは、図10に示したレーザ走査型顕微鏡がレーザ走査型の蛍光顕微鏡(例えば、2光子励起蛍光顕微鏡)として実現される場合の光学系を模式的に示したものである。
図12Aに示したような共焦点顕微鏡の光学系では、レーザ光源部103から射出されたレーザ光は、ビームエクスパンダBE及び励起フィルタEFを透過した後、ビームスプリッタBSを介してXY−ガルバノミラー(XY−gal)まで導光される。レーザ光は、XY−ガルバノミラーによって照射位置が走査され、リレーレンズLやミラーMを介して、対物レンズObjまで導光される。対物レンズObjを透過したレーザ光は、XY−ステージ上に載置された被走査物Sに照射される。被走査体Sの像は、対物レンズObj、リレーレンズL、ミラーM、XY−ガルバノミラー及びビームスプリッタBSを透過した後、吸収フィルタAFへと導光される。吸収フィルタAFを透過した被走査体Sの像は、リレーレンズL及びピンホールPHを透過した後、PMT等の光検出器PDによって検出される。
図12Bに示したような蛍光顕微鏡の光学系では、レーザ光源部103から射出されたレーザ光は、ビームエクスパンダBE及びミラーMを経て、XY−ガルバノミラー(XY−gal)まで導光される。レーザ光は、XY−ガルバノミラーによって照射位置が走査され、リレーレンズL、ミラーM、励起フィルタEF及びビームスプリッタBSを経て、対物レンズObjまで導光される。対物レンズObjを透過したレーザ光は、XY−ステージ上に載置された被走査物Sに照射される。励起光であるレーザ光によって生じた被走査体Sからの蛍光は、対物レンズObj及びビームスプリッタBSを経て、吸収フィルタAFへと導光される。吸収フィルタAFを透過した被走査体Sからの蛍光は、リレーレンズLを透過した後、PMT等の光検出器PDによって検出される。
以上、図10〜図12Bを参照しながら、本実施形態に係る走査ユニット100を有するレーザ走査型顕微鏡の具体例について簡単に説明した。
なお、以上説明したようなレーザ走査型顕微鏡の具体例は、あくまでも一例であって、光学系の構成や配置・順序が異なるものや、レーザ光の波長帯域が異なるものや、温度調節機構や排熱部として同様の効果を奏する部材が用いられているもの等、各種の変形例が考えられる。
また、本実施形態に係る走査ユニット100は、上記のようなレーザ走査型顕微鏡以外にも、レーザ光源を治療目的に利用する装置(例えば、眼科用レーザ装置等の治療用レーザ装置)や、レーザ光をX方向及びY方向に走査して拡大画像を形成する投射型画像表示装置(例えば、プロジェクタや半導体用の描画装置等)や、レーザ加工装置等、レーザ光を走査することが求められる各種の装置に応用することが可能である。
(まとめ)
以上説明したように、本開示の実施形態に係る走査ユニット100は、レーザ光源と走査モジュールとを同一のベースプレート上に設けて熱源を一体化することで、レーザ光源や走査モジュールからの排熱を共通化する。これにより、熱源によって発生した熱の方熱面積を大きくすることが可能となり、効率の良い冷却が可能となる。また、レーザ光源と走査モジュールとを一体化することで、レーザ光源や走査モジュールの配置を、熱や振動の観点から最適化することが容易となる。その結果、空冷による温度調節によってチラーなどの補助機器が不要となるとともに、装置全体の小型化が可能となる。
また、レーザ光源と走査モジュールとを一体化することで、レーザ光の導光手段として光ファイバを用いた場合であっても、光ファイバへの結合効率の低下を防止することができ、光を有効に利用することができるとともに、メンテナンスが容易となる。
続いて、実施例を示しながら、本開示の実施形態に係る走査ユニット100について具体的に説明する。なお、以下に示す実施例は、本開示の実施形態に係る走査ユニット100のあくまでも一例であって、本開示の実施形態に係る走査ユニット100が以下の実施例に限定されるものではない。
まず、走査ユニット100に設けられる空冷ファンとヒートシンクの大きさと、風量及び排熱能力との関係について、検証した。
本検証では、60mm四方の空冷ファン及び銅製ヒートシンクと、80mm四方の空冷ファン及び銅製ヒートシンクと、120mm四方の空冷ファン及び銅製ヒートシンクと、を利用して、風量と排熱能力との関係を検証した。
得られた結果を、図13に示した。
図13から明らかなように、空冷ファンの大きさが大きいほど風量が大きくなり、得られる排熱能力も増加することがわかる。この結果が示すように、走査ユニット100に排熱部180として設けられる空冷ファン181及びヒートシンク183の大きさは、なるべく大きなサイズとすることが好ましいことがわかる。
次に、温度調節機構170としてペルチェ素子を利用し、図3に示したように縦方向に温度調節機構170を重ねた場合における排熱能力を検証した。この場合に、発熱部(SOA)の下部に設けられる1段目のペルチェ素子の個数は1個とし、サブベースプレートの下部に設けられる2段目のペルチェ素子の個数は3個とした。
発熱部での発熱量、各ペルチェ素子の設定条件及び排熱部の詳細は、図14に示した通りである。
本検証では、SOAによる発熱24.4Wを、1段目のペルチェ素子に投入した電力12.5Wで2段目のペルチェ素子に熱輸送している。2段目のペルチェ素子では、SOAの発熱量24.4W及び1段目のペルチェ素子への投入電力12.5Wの合計36.9Wを排熱することとなる。この場合、3つのペルチェ素子に対して、それぞれ5W程度の電力を投入することで、ヒートベース160側に熱を輸送する。本検証例では、5200rpmの回転数の空冷ファンによって、排熱を行うことが可能であった。
本検証での総効率は、図14の下部に示したように、発熱24.4Wに対して、投入電力の合計は28.1Wであり、成績係数(Coefficient of Performance:COP)は、0.87であった。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
所定波長のレーザ光を射出するレーザ光源部と、前記レーザ光を用いて被走査体を走査する走査部と、を少なくとも有する走査機構が配設される第1のベースと、
前記第1のベースの前記走査機構が配設された面と対向する面側に配設される第2のベースと、
前記第1のベースと前記第2のベースとの間に設けられ、前記走査機構の温度を調節する温度調節機構と、
前記レーザ光源部と前記被走査体との間に位置する、所定の断熱材からなる断熱壁と、
を備える、走査ユニット。
(2)
前記第2のベースの前記第1のベース側の面と対向する面側には、前記温度調節機構及び前記第2のベースによる前記走査機構からの排熱を系外へと排出する排熱部が設けられる、(1)に記載の走査ユニット。
(3)
前記排熱部は、前記排熱を系外へと排出する空冷ファンを少なくとも有する、(2)に記載の走査ユニット。
(4)
前記排熱部は、前記第2のベースに配設された、前記排熱を放散させるヒートシンクを更に有し、
前記空冷ファンは、前記ヒートシンクにより放散された前記排熱を系外へと排出する、(3)に記載の走査ユニット。
(5)
前記温度調節機構は、前記第1のベースから前記第2のベースへと向かう方向に沿って複数重ねて配設される、(1)〜(4)の何れか1つに記載の走査ユニット。
(6)
前記温度調節機構は、ペルチェ素子、ヒートパイプ又は熱伝導シートの少なくとも何れかである、(1)〜(5)の何れか1つに記載の走査ユニット。
(7)
前記レーザ光源部におけるレーザ光源は、半導体レーザと共振器とから構成される主発振器である、(1)〜(6)の何れか1つに記載の走査ユニット。
(8)
前記レーザ光源部におけるレーザ光源は、半導体レーザと共振器とから構成される主発振器と、当該主発振器からのレーザ光を増幅する光増幅器と、から構成される主発振器出力増幅器(Master Oscillator Power Amplifier:MOPA)である、(1)〜(6)の何れか1つに記載の走査ユニット。
(9)
前記レーザ光源部におけるレーザ光源は、半導体レーザと共振器とから構成される主発振器と、当該主発振器からのレーザ光を増幅する光増幅器と、増幅された前記レーザ光の波長を変換する波長変換部と、を有する光源である、(1)〜(6)の何れか1つに記載の走査ユニット。
(10)
前記レーザ光を前記被走査体に集光させる集光光学部を更に備える、(1)〜(9)の何れか1つに記載の走査ユニット。
(11)
光検出部を更に備え、前記光検出部は、前記被走査体からの反射光を検出する、(1)〜(10)の何れか1つに記載の走査ユニット。
(12)
前記光検出部は、光電子増倍管であり、前記光検出部は、前記第1のベースに配設される、(11)に記載の走査ユニット。
(13)
治療用レーザ装置に接続される、(1)〜(12)の何れか1つに記載の走査ユニット。
(14)
前記治療用レーザ装置は、レーザ走査型顕微鏡又は眼科用レーザ装置である、(13)に記載の走査ユニット。
(15)
投射型画像表示装置に接続される、(1)〜(12)の何れか1つに記載の走査ユニット。
(16)
所定波長のレーザ光を射出するレーザ光源部、及び、前記レーザ光を用いて被走査体を走査する走査部を少なくとも有する走査機構が配設される第1のベースと、前記第1のベースの前記走査機構が配設された面と対向する面側に配設される第2のベースと、前記第1のベースと前記第2のベースとの間に設けられ、前記走査機構の温度を調節する温度調節機構と、前記レーザ光源部と前記被走査体との間に位置する、所定の断熱材からなる断熱壁と、を有する走査ユニットと、
前記走査ユニットからの前記レーザ光を所定位置に載置された前記被走査体に集光させる集光光学系を少なくとも有する顕微鏡ユニットと、
を備える、レーザ走査型顕微鏡。
(17)
所定波長のレーザ光を射出するレーザ光源部と、前記レーザ光を用いて被走査体を走査する走査部と、を少なくとも有する走査機構を第1のベースに配設し、前記第1のベースの前記走査機構が配設された面と対向する面側に第2のベースを配設し、前記レーザ光源部と前記被走査体との間に、所定の断熱材からなる断熱壁を配設し、前記第1のベースと前記第2のベースとの間に、温度調節機構を設けて走査ユニットとすることと、
前記温度調節機構により、前記走査機構の温度を調節することと、
を含む、温度調節方法。
100 走査ユニット
101 走査機構
103 レーザ光源部
105 走査部
107 走査制御部
111 主発振器
113 半導体レーザユニット
115 共振器部
117 光増幅部
119 波長変換部
121 ビーム形状補正部
150 ベースプレート(第1のベース)
151 サブベースプレート
160 ヒートベース(第2のベース)
170 温度調節機構
171 ヒートパイプ
173 円筒形カラム
180 排熱部
181 空冷ファン
183 ヒートシンク
200 顕微鏡ユニット
300 断熱壁
本開示は、医療用システム及び温度調節方法に関する。
そこで、本開示では、レーザ光源、ミラー及び機構の小型化を図りつつ、レーザ光源や機構から発生する熱を効果的に管理することが可能な医療用システム及び温度調節方法を提案する。
本開示によれば、所定波長のレーザ光を射出するレーザ光源部と、前記レーザ光を医療用観察装置へ導光するミラー、機と、が配設される第1のベースと、記第1のベースの上に設けられ、前記機構の温度を調節する温度調節機構と、前記レーザ光源部と熱的に分離するように配置される前記医療用観察装置と、を備え、前記レーザ光源部の発熱量に応じて生じる、前記第1のベース内の温度差を低減させるように前記温度調節機構の配置個数及び配置位置が設定される、医療用システムが提供される。
また、本開示によれば、所定波長のレーザ光を射出するレーザ光源部と、前記レーザ光を医療用観察装置へ導光するミラー、機と、を第1のベースに配設し、前記第1のベースの上に、前記機構の温度を調整する温度調節機構を配置し、前記レーザ光源部と熱的に分離されるように前記医療用観察装置を配置して、医療用システムとすることと、前記温度調節機構により、前記機構の温度を調節することと、を含み、前記レーザ光源部の発熱量に応じて生じる、前記第1のベース内の温度差を低減させるように前記温度調節機構の配置個数及び配置位置を設定する、温度調節方法が提供される。
本開示によれば、第1のベースに配設されたレーザ光源部及び機構で発生した熱は、温度調節機構を介して排熱される。
以上説明したように本開示によれば、レーザ光源、ミラー及び機構の小型化を図りつつ、レーザ光源や機構から発生する熱を効果的に管理することが可能となる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
所定波長のレーザ光を射出するレーザ光源部と、前記レーザ光を医療用観察装置へ導光するミラー、機と、が配設される第1のベースと、
記第1のベースの上に設けられ、前記機構の温度を調節する温度調節機構と、
前記レーザ光源部と熱的に分離するように配置される前記医療用観察装置と、
を備え、
前記レーザ光源部の発熱量に応じて生じる、前記第1のベース内の温度差を低減させるように前記温度調節機構の配置個数及び配置位置が設定される、医療用システム
(2)
前記医療用観察装置は、顕微鏡である、(1)に記載の医療用システム。
(3)
第1のベースと対向するように設けられる第2のベースを更に備え、
前記第2のベースには、前記温度調節機構及び前記第2のベースによる前記走査機構からの排熱を系外へと排出する排熱部が設けられる、(1)又は(2)に記載の医療用システム
(4)
前記排熱部は、前記排熱を系外へと排出する空冷ファンを少なくとも有する、()に記載の医療用システム
(5)
前記排熱部は、前記第2のベースに配設された、前記排熱を放散させるヒートシンクを更に有し、
前記空冷ファンは、前記ヒートシンクにより放散された前記排熱を系外へと排出する、()に記載の医療用システム
(6)
前記温度調節機構は、前記第1のベースから前記第2のベースへと向かう方向に沿って複数重ねて配設される、(3)〜(5)の何れか1つに記載の医療用システム
(7)
前記温度調節機構は、ペルチェ素子、ヒートパイプ又は熱伝導シートの少なくとも何れかである、(1)〜()の何れか1つに記載の医療用システム
(8)
前記レーザ光源部におけるレーザ光源は、半導体レーザと共振器とから構成される主発振器である、(1)〜()の何れか1つに記載の医療用システム
(9)
前記レーザ光源部におけるレーザ光源は、半導体レーザと共振器とから構成される主発振器と、当該主発振器からのレーザ光を増幅する光増幅器と、から構成される主発振器出力増幅器(Master Oscillator Power Amplifier:MOPA)である、(1)〜()の何れか1つに記載の医療用システム
(10)
前記レーザ光源部におけるレーザ光源は、半導体レーザと共振器とから構成される主発振器と、当該主発振器からのレーザ光を増幅する光増幅器と、増幅された前記レーザ光の波長を変換する波長変換部と、を有する光源である、(1)〜()の何れか1つに記載の医療用システム
(11)
前記レーザ光を前記医療用観察装置に集光させる集光光学部を更に備える、(1)〜(10)の何れか1つに記載の医療用システム
(12)
光検出部を更に備え、前記光検出部は、前記医療用観察装置からの反射光を検出する、(1)〜(11)の何れか1つに記載の医療用システム
(13)
前記光検出部は、光電子増倍管であり、前記光検出部は、前記第1のベースに配設される、(12)に記載の医療用システム
(14)
所定波長のレーザ光を射出するレーザ光源部と、前記レーザ光を医療用観察装置へ導光するミラー、機と、を第1のベースに配設し、前記第1のベースの上に、前記機構の温度を調整する温度調節機構を配置し、前記レーザ光源部と熱的に分離されるように前記医療用観察装置を配置して、医療用システムとすることと、
前記温度調節機構により、前記機構の温度を調節することと、
を含み、
前記レーザ光源部の発熱量に応じて生じる、前記第1のベース内の温度差を低減させるように前記温度調節機構の配置個数及び配置位置を設定する、温度調節方法。

Claims (17)

  1. 所定波長のレーザ光を射出するレーザ光源部と、前記レーザ光を用いて被走査体を走査する走査部と、を少なくとも有する走査機構が配設される第1のベースと、
    前記第1のベースの前記走査機構が配設された面と対向する面側に配設される第2のベースと、
    前記第1のベースと前記第2のベースとの間に設けられ、前記走査機構の温度を調節する温度調節機構と、
    前記レーザ光源部と前記被走査体との間に位置する、所定の断熱材からなる断熱壁と、
    を備え、
    前記走査機構の発熱量に応じて、前記第1のベースに温度勾配が生じないように前記温度調節機構の配置個数及び配置位置が設定される、走査ユニット。
  2. 前記第2のベースの前記第1のベース側の面と対向する面側には、前記温度調節機構及び前記第2のベースによる前記走査機構からの排熱を系外へと排出する排熱部が設けられる、請求項1に記載の走査ユニット。
  3. 前記排熱部は、前記排熱を系外へと排出する空冷ファンを少なくとも有する、請求項2に記載の走査ユニット。
  4. 前記排熱部は、前記第2のベースに配設された、前記排熱を放散させるヒートシンクを更に有し、
    前記空冷ファンは、前記ヒートシンクにより放散された前記排熱を系外へと排出する、請求項3に記載の走査ユニット。
  5. 前記温度調節機構は、前記第1のベースから前記第2のベースへと向かう方向に沿って複数重ねて配設される、請求項1〜4の何れか1項に記載の走査ユニット。
  6. 前記温度調節機構は、ペルチェ素子、ヒートパイプ又は熱伝導シートの少なくとも何れかである、請求項1〜5の何れか1項に記載の走査ユニット。
  7. 前記レーザ光源部におけるレーザ光源は、半導体レーザと共振器とから構成される主発振器である、請求項1〜6の何れか1項に記載の走査ユニット。
  8. 前記レーザ光源部におけるレーザ光源は、半導体レーザと共振器とから構成される主発振器と、当該主発振器からのレーザ光を増幅する光増幅器と、から構成される主発振器出力増幅器(Master Oscillator Power Amplifier:MOPA)である、請求項1〜6の何れか1項に記載の走査ユニット。
  9. 前記レーザ光源部におけるレーザ光源は、半導体レーザと共振器とから構成される主発振器と、当該主発振器からのレーザ光を増幅する光増幅器と、増幅された前記レーザ光の波長を変換する波長変換部と、を有する光源である、請求項1〜6の何れか1項に記載の走査ユニット。
  10. 前記レーザ光を前記被走査体に集光させる集光光学部を更に備える、請求項1〜9の何れか1項に記載の走査ユニット。
  11. 光検出部を更に備え、前記光検出部は、前記被走査体からの反射光を検出する、請求項1〜10の何れか1項に記載の走査ユニット。
  12. 前記光検出部は、光電子増倍管であり、前記光検出部は、前記第1のベースに配設される、請求項11に記載の走査ユニット。
  13. 治療用レーザ装置に接続される、請求項1〜12の何れか1項に記載の走査ユニット。
  14. 前記治療用レーザ装置は、レーザ走査型顕微鏡又は眼科用レーザ装置である、請求項13に記載の走査ユニット。
  15. 投射型画像表示装置に接続される、請求項1〜12の何れか1項に記載の走査ユニット。
  16. 所定波長のレーザ光を射出するレーザ光源部、及び、前記レーザ光を用いて被走査体を走査する走査部を少なくとも有する走査機構が配設される第1のベースと、前記第1のベースの前記走査機構が配設された面と対向する面側に配設される第2のベースと、前記第1のベースと前記第2のベースとの間に設けられ、前記走査機構の温度を調節する温度調節機構と、前記レーザ光源部と前記被走査体との間に位置する、所定の断熱材からなる断熱壁と、を有し、前記走査機構の発熱量に応じて、前記第1のベースに温度勾配が生じないように前記温度調節機構の配置個数及び配置位置が設定される走査ユニットと、
    前記走査ユニットからの前記レーザ光を所定位置に載置された前記被走査体に集光させる集光光学系を少なくとも有する顕微鏡ユニットと、
    を備える、レーザ走査型顕微鏡。
  17. 所定波長のレーザ光を射出するレーザ光源部と、前記レーザ光を用いて被走査体を走査する走査部と、を少なくとも有する走査機構を第1のベースに配設し、前記第1のベースの前記走査機構が配設された面と対向する面側に第2のベースを配設し、前記レーザ光源部と前記被走査体との間に、所定の断熱材からなる断熱壁を配設し、前記第1のベースと前記第2のベースとの間に、温度調節機構を設けて走査ユニットとすることと、
    前記温度調節機構により、前記走査機構の温度を調節することと、
    を含み、
    前記走査機構の発熱量に応じて、前記第1のベースに温度勾配が生じないように前記温度調節機構の配置個数及び配置位置を設定する、温度調節方法。
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