JP2002050824A - 半導体レーザーモジュール - Google Patents

半導体レーザーモジュール

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JP2002050824A JP2001155857A JP2001155857A JP2002050824A JP 2002050824 A JP2002050824 A JP 2002050824A JP 2001155857 A JP2001155857 A JP 2001155857A JP 2001155857 A JP2001155857 A JP 2001155857A JP 2002050824 A JP2002050824 A JP 2002050824A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コスト化を図り、かつ、放熱性悪化を防止
する。 【解決手段】 箱形状のパッケージ4の底板4aにペル
チェモジュール5を固定する。底板4aは金属により形
成する。パッケージ4の底板4a以外の部分(周壁4
b、蓋板4c)は金属よりも安価な樹脂又はセラミック
スによって形成する。パッケージ4全体を金属により形
成する場合に比べて、パッケージ4の材料コストを格段
に削減できる。半導体レーザー素子2と光ファイバ3の
先端とは光結合状態でモジュール化されて内部モジュー
ル20を構成する。この内部モジュール20をペルチェ
モジュール5の上部にベース6を介して固定してパッケ
ージ4の内部に収容する。半導体レーザー素子2やペル
チェモジュール5の熱は金属製の底板4aを介して熱伝
導良く外部に放出されるので、放熱性の悪化を防止する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信の分野で用
いられる半導体レーザーモジュールに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5には半導体レーザーモジュールの一
構造例が断面により模式的に示されている。この図5に
示す半導体レーザーモジュール1は、半導体レーザー素
子2と光ファイバ3の先端とを光学的に結合させてモジ
ュール化したものである。
【0003】つまり、図5に示すように、箱形状のパッ
ケージ4の底板4a上にはペルチェモジュール5が設け
られている。このペルチェモジュール5は複数のペルチ
ェ素子5aが板部材5b,5cによって挟み込まれた形
態と成し、例えば、放熱側の板部材5bが上記パッケー
ジ4の底板4aに半田により固定されている。上記板部
材5b,5cは、アルミナやアルミナイトライド(窒化
アルミ)等のセラミックス材料により構成されている。
【0004】上記ペルチェモジュール5の吸熱側の板部
材5c上には金属製のベース6が設けられ、このベース
6の上部には基台7,8と第1レンズホルダー9が固定
されている。上記基台8には半導体レーザー素子2が設
けられると共に、該半導体レーザー素子2の温度を検出
するサーミスタ10が設けられている。また、上記基台
7には上記半導体レーザー素子2の発光状態を監視する
モニター用フォトダイオード11が設けられている。さ
らに、上記第1レンズホルダー9は第1レンズ12を保
持している。
【0005】上記パッケージ4の周壁4bには上記半導
体レーザー素子2に上記第1レンズ12を介して対向す
る領域に開口部が設けられており、この開口端縁からパ
ッケージ4の外側と内側のそれぞれに向けて筒壁部13
が突出形成されている。この筒壁部13のパッケージ内
側開口部には透光窓14が設けられており、また、上記
筒壁部13のパッケージ外側開口部には第2レンズホル
ダー15が嵌合挿入されている。この第2レンズホルダ
ー15の内部には第2レンズ16が固定されている。
【0006】上記第2レンズホルダー15のパッケージ
外側部位にはスライドリング17が取り付けられてお
り、このスライドリング17の内部にはフェルール18
が挿入され、該フェルール18には光ファイバ3の先端
側が挿通固定されている。
【0007】上記半導体レーザー素子2と第1レンズ1
2と第2レンズ16と光ファイバ3の先端とは半導体レ
ーザー素子2と光ファイバ3の先端とが良好な光結合状
態となるように位置合わせが成された状態で固定されて
いる。
【0008】また、上記パッケージ4の内部は気密封止
されており、その封止されたパッケージ4の内部は乾燥
した不活性ガスの雰囲気状態と成し、パッケージ4の内
部に設けられた半導体レーザー素子2や電気回路が結露
により故障するのを防止している。
【0009】図5に示す半導体レーザーモジュール1は
上記のように構成されている。このような半導体レーザ
ーモジュール1では、上記半導体レーザー素子2からレ
ーザー光が放射されると、この放射されたレーザー光は
前記第1レンズ12と第2レンズ16から成る結合用光
学系によって集光されて光ファイバ3に入射し、光ファ
イバ3内を伝搬して所望の用途に使用される。
【0010】上記半導体レーザー素子2から放射される
レーザー光の強度および波長は半導体レーザー素子2自
体の温度に応じて変動する。このため、上記レーザー光
の強度および波長を一定に制御すべく、サーミスタ10
から出力される出力値に基づいて、半導体レーザー素子
2の温度が一定となるようにペルチェモジュール5への
通電量を制御して、半導体レーザー素子2の温度制御を
行っている。この温度制御により、半導体レーザー素子
2はほぼ一定の温度に保たれて、半導体レーザー素子2
から放射されるレーザー光の強度および波長を一定にす
ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な半導体レーザーモジュール1はその下方側にヒートシ
ンク(図示せず)が配設され、上記パッケージ4の内部
の半導体レーザー素子2やペルチェモジュール5から発
せられた熱はパッケージ4の底板4aを介して上記ヒー
トシンクに放熱される。この放熱の流れをスムーズに行
わせるために、上記パッケージ4の底板4aを金属によ
り構成している。特に、その底板4aは、上記ペルチェ
モジュール5との半田結合部の損傷防止を考慮してペル
チェモジュール5の板部材5bと熱膨張率が近く、か
つ、熱伝導率が大きい金属(例えばCuW合金)によ
り、構成されることが多い。
【0012】また、上記パッケージ4の周壁4bと蓋板
4cは多数種の金属のうち、熱伝導率が低い金属(例え
ばFe−Ni−Co合金)により構成されている。それ
というのは次に示すような理由による。つまり、上記パ
ッケージ4の周壁4bと蓋板4cは、パッケージ4の内
部を気密封止するために、シーム溶接(抵抗溶接)等の
溶接により接合される。また、上記周壁4bの筒壁部1
3内に嵌合挿入される第2レンズホルダー15はステン
レスにより構成されており、この第2レンズホルダー1
5と上記筒壁部13は例えばYAG溶接により固定され
る。このように、パッケージ4の周壁4bと蓋板4cに
はそれぞれ溶接される部位を有するため、溶接性を確保
する観点から、上記の如く多数種の金属のうちの熱伝導
率が低い金属により構成されている。
【0013】しかしながら、上記のように、パッケージ
4を構成する底板4a、周壁4b、蓋板4cの全てが金
属材料により構成されているために、パッケージ4の材
料コストが高く、これにより、半導体レーザーモジュー
ル1の低コスト化を妨げているという問題があった。
【0014】そこで、パッケージ4の全体を樹脂により
構成して、該パッケージ4の材料コストを下げることが
考えられるが、そのようにパッケージ4全体を樹脂によ
り形成すると、樹脂は金属に比べて格段に熱伝導率が劣
ることから、半導体レーザー素子2やペルチェモジュー
ル5から発生した熱をうまくパッケージ4の底板4aを
介してヒートシンクに放熱することができなくなる。
【0015】このように、半導体レーザー素子2やペル
チェモジュール5の放熱性が悪化することにより、ペル
チェモジュール5に大きな負荷がかかることとなり、ペ
ルチェモジュール5での消費電力が増大してしまう。そ
のような半導体レーザーモジュール1は、実質的に、例
えば70℃以上というような高温環境下での使用ができ
ない。
【0016】本発明は上記課題を解決するために成され
たものであり、その目的は、高温環境下で使用可能で、
しかも、低コストの半導体レーザーモジュールを提供す
ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は次に示す構成をもって前記課題を解決す
る手段としている。すなわち、第1の発明は、半導体レ
ーザー素子が光ファイバの先端と光結合状態でパッケー
ジ内に収容配置されている形態と成し、上記パッケージ
内には上記半導体レーザー素子の温度を調整するペルチ
ェモジュールが設けられている半導体レーザーモジュー
ルにおいて、上記パッケージは、底板とこの底板上に立
設する周壁とを有する箱形状と成し、このパッケージの
底板には上記ペルチェモジュールが固定されており、そ
のパッケージの底板は金属により構成され、周壁は樹脂
又はセラミックスによって構成されていることを特徴と
して構成されている。
【0018】第2の発明は、上記第1の発明の構成を備
え、パッケージの底板にはアンカーリブが上方側に向け
て立設されており、パッケージの周壁には上記アンカー
リブが埋設固定されていることを特徴として構成されて
いる。
【0019】第3の発明は、上記第2の発明の構成を備
え、パッケージの周壁は射出成形によりアンカーリブと
固定されていることを特徴として構成されている。
【0020】第4の発明は、半導体レーザー素子が光フ
ァイバの先端と光結合状態でパッケージ内に収容配置さ
れている形態と成し、上記パッケージ内には上記半導体
レーザー素子の温度を調整するペルチェモジュールが設
けられている半導体レーザーモジュールにおいて、上記
パッケージは、底板とこの底板上に立設する周壁とを有
する箱形状と成し、該パッケージの少なくとも底板と周
壁が樹脂あるいはセラミックスにより構成されており、
そのパッケージの底板には開口部が形成され、上記ペル
チェモジュールはその底面を上記パッケージの開口部か
ら露出させて設けられていることを特徴として構成され
ている。
【0021】第5の発明は、上記第4の発明の構成を備
え、パッケージの開口部から露出しているペルチェモジ
ュールの底面はパッケージの底面と略同一面に配置され
ていることを特徴として構成されている。
【0022】第6の発明は、上記第1〜第5の発明の何
れか1つの発明の構成を備え、光ファイバの先端と半導
体レーザー素子は光結合状態でモジュール化されて内部
モジュールを構成しており、この内部モジュールはペル
チェモジュールの上部に直接的に又はベースを介して間
接的に配設されていることを特徴として構成されてい
る。
【0023】第7の発明は、上記第1〜第5の発明の何
れか1つの発明の構成を備え、光結合状態の光ファイバ
の先端部と半導体レーザ素子は両方共にペルチェモジュ
ールの上部にベースを介して固定されていることを特徴
として構成されている。
【0024】上記構成の発明において、例えば、ペルチ
ェモジュールが固定されるパッケージの底板を金属によ
り構成し、パッケージの周壁は樹脂あるいはセラミック
スにより構成する。これにより、ペルチェモジュールか
ら発せられた熱を、熱伝導率が良い金属製の底板を介し
て外部に放熱することができ、半導体レーザーモジュー
ルの放熱性劣化を防止することができる。その上、上記
の如く、パッケージの周壁は金属よりも安価な樹脂ある
いはセラミックスにより構成されるので、パッケージ全
体を金属によって構成する場合に比べて、パッケージの
材料コストを安価に抑制することができる。
【0025】また、パッケージの少なくとも底板と周壁
を樹脂あるいはセラミックスにより構成し、そのパッケ
ージの底板に開口部を設け、ペルチェモジュールはその
底面を上記パッケージの開口部から露出させて設けられ
ているものにあっては、ペルチェモジュールの熱を直接
的に外部に放熱させることができ、より一層、半導体レ
ーザーモジュールの放熱性を向上させることができる。
さらに、パッケージの全体を金属よりも安価な樹脂ある
いはセラミックスにより構成することで、パッケージの
材料コストをより一層削減することができる。
【0026】このように、半導体レーザーモジュールの
放熱性および温度特性の劣化を抑制しつつ、パッケージ
の材料コストを下げることが可能となり、半導体レーザ
ーモジュールの低コスト化を促進させることができる。
【0027】さらに、光ファイバの先端と半導体レーザ
ー素子は光結合状態でモジュール化されて内部モジュー
ルを構成し、この内部モジュールがペルチェモジュール
の上部に直接的にあるいはベースを介して間接的に配設
されているものにあっては、半導体レーザーモジュール
が高温環境下に置かれてパッケージの例えば樹脂製の周
壁が熱膨張しても、半導体レーザー素子と光ファイバは
光結合状態でモジュール化されているために、パッケー
ジの周壁の熱膨張が半導体レーザー素子と光ファイバの
高精度な調芯状態に悪影響を及ぼさず、これにより、温
度変化に対して安定した半導体レーザーモジュールを提
供することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、この発明に係る実施形態
例を図面に基づいて説明する。
【0029】図1には第1実施形態例の半導体レーザー
モジュールが断面図により模式的に示されている。な
お、この第1実施形態例の説明において、前記従来例と
同一名称部分には同一符号を付し、その共通部分の重複
説明は省略する。
【0030】この第1実施形態例において最も特徴的な
ことは、パッケージ4の底板4aを金属により構成し、
それ以外の周壁4b、蓋板4cを樹脂により構成したこ
とである。また、この第1実施形態例では、半導体レー
ザー素子2と光ファイバ3の先端は光結合状態でモジュ
ール化された内部モジュール20の形態でもってパッケ
ージ4内に収容配置したことも特徴的なことである。
【0031】すなわち、この第1実施形態例では、パッ
ケージ4は箱形状と成し、図2に示すような底板4aを
有している。この底板4aは熱伝導率が良い例えばCu
W等の金属により構成されており、この底板4aの周縁
部にはアンカーリブ21が上方側に向けて立設されてい
る。このような形状の底板4aは、例えば金属粉末をM
IM(Metal Injection Molding)によって成型して形
成する手法や、金属板のプレス加工等の手法を利用して
製造される。
【0032】このような底板4a上に周壁4bが立設さ
れている。この第1実施形態例では、上記パッケージ4
の周壁4bは樹脂により構成されている。例えば、その
周壁4bを構成する樹脂材料としては、エポキシ系の熱
硬化性樹脂(例えばICの封止に汎用されているもの)
や、フェノール系の熱硬化性樹脂等の熱硬化性樹脂が挙
げられる他に、液晶ポリマー(LCP)や、ポリエーテ
ルエーテルケトン(PEEK)や、ポリエーテルイミド
や、ポリフェニルサルファイド(PPS)や、ポリブチ
レンテレフタレート(PBT)や、ポリフェニレンエー
テル(PPE)や、ポリカーボネイト(PC)や、ポリ
アミド等の熱可塑性樹脂(所謂、エンジニアリングプラ
スチック)等が挙げられる。また、上記熱硬化性樹脂や
熱可塑性樹脂等の樹脂に、ガラスフィラー又はガラスビ
ーズを混入させてもよい。その混入割合を適宜に選択す
ることによって、上記周壁4bの線膨張率を調整するこ
とが可能である。なお、上記ガラスビーズを使用する際
には、平均粒径を30μm以下とすることが好ましい。
【0033】この第1実施形態例では、上記周壁4bに
は図1に示すように前記底板4aのアンカーリブ21が
埋設されている。このような樹脂製の周壁4bは成型技
術(例えば射出成形)により底板4a上に形作られてい
る。つまり、周壁4bは成形と同時に底板4a上に組み
込み固定されている。具体的には、周壁4bを熱硬化性
の樹脂により構成する場合にはトランスファ成形によっ
て形成され、また、周壁4bを熱可塑性樹脂により構成
する場合にはインジェクション成形によって形成され
る。なお、金属製の底板4aと樹脂製の周壁4bとの密
着性および耐湿性を考慮した場合には、熱硬化性のエポ
キシ樹脂をトランスファ成形して周壁4bを形作ること
が望ましい。
【0034】図2に示すように、この第1実施形態例で
は、上記底板4aのアンカーリブ21には小孔22が複
数形成されている。このために、上記周壁4bの成型時
に溶融した樹脂材料が上記小孔22の内部に入り込み、
この状態で硬化する結果、上記小孔22の内部に周壁4
bの一部が嵌まった状態となり、周壁4bが底板4aか
ら抜けてしまうのを防止することができる。
【0035】図1に示すように、上記底板4aにはペル
チェモジュール5が半田により固定され、このペルチェ
モジュール5の上部にはベース6が例えば半田や、熱伝
導が良い銀ペースト等の接着材料により固定され、その
ベース6上には上記同様に熱伝導が良い接着材料によっ
て内部モジュール20が固定されている。
【0036】この第1実施形態例では、上記内部モジュ
ール20は同軸型レーザーモジュールである。該内部モ
ジュール20はステム25を有し、このステム25には
半導体レーザー素子2が支持部26を介して固定されて
いる。また、このステム25には上記半導体レーザー素
子2を間隔を介して覆うキャップ27が取り付けられて
いる。このキャップ27には筒状のレンズホルダー28
の一端側が例えばYAG溶接等により固定されている。
そのレンズホルダー28の内部には集光レンズ30が固
定されている。
【0037】さらに、上記レンズホルダー28の他端側
にはスライドリング31が取り付けられ、このスライド
リング31にはフェルール32の先端側が嵌合挿入され
ている。該フェルール32には光ファイバ3の先端側が
挿通固定されている。その光ファイバ3の先端が前記集
光レンズ30を介して半導体レーザー素子2と光結合す
るように、半導体レーザー素子2と集光レンズ30と光
ファイバ3の先端との位置合わせが成された状態で、上
記ステム25とキャップ27とレンズホルダー28とス
ライドリング31とフェルール32が固定されて一体化
されている。
【0038】なお、図中の符号33は前記ステム25と
キャップ27により封止された空間内部の回路に導通接
続するリード線を表している。また、上記内部モジュー
ル20の内部は乾燥した不活性ガス等の雰囲気状態と成
している。さらに、上記内部モジュール20には半導体
レーザー素子2の発光状態を監視するフォトダイオード
が、また、ベース6には半導体レーザー素子2の温度を
検出するサーミスタがそれぞれ設けられているが、図1
では、それらの図示が省略されている。
【0039】上記のような内部モジュール20が、前記
したようにペルチェモジュール5の上部に固定されてい
る。例えば、上記内部モジュール20をペルチェモジュ
ール5上に半田により固定する際に、その半田付けによ
る加熱によってパッケージ4の周壁4b等の樹脂製の部
位が変形する虞がある場合には、ペルチェモジュール5
の上部側の板部材5cを加熱させる方向の電流を通電さ
せて上記板部材5cを加熱しながら半田付けを行う。こ
れにより、パッケージ4が高温に加熱されるのを防止す
ることができ、樹脂製の周壁4b等の熱変形を回避する
ことができる。
【0040】上記内部モジュール20から引き出された
光ファイバ3は前記周壁4bに形成された開口部から外
部に導出されており、接着剤34等によって上記開口部
が塞がれると共に、光ファイバ3が固定されている。
【0041】上記ペルチェモジュール5とベース6と内
部モジュール20が設置された状態で、周壁4bの上方
に蓋板4cが例えば接着剤により固定されてパッケージ
4の内部が封止されている。
【0042】この第1実施形態例によれば、パッケージ
4の底板4a以外の部分を金属よりも安価な樹脂によっ
て構成したことから、パッケージ4全体を金属によって
構成する場合に比べて、パッケージ4の材料コストを大
幅に削減することができる。
【0043】その上、ペルチェモジュール5が当接する
パッケージ4の底板4aは金属により構成したので、半
導体レーザー素子2やペルチェモジュール5から発生し
た熱を上記金属製の底板4aを介して熱伝導良く外部に
放熱することができる。これにより、上記の如く、パッ
ケージ4の材料コストの削減を図りつつ、放熱性の悪化
を防止することができる。これにより、高温環境下での
使用が可能な半導体レーザーモジュール1を安価で提供
することができる。
【0044】また、この第1実施形態例では、半導体レ
ーザー素子2と光ファイバ3の先端とは光結合状態でモ
ジュール化されて内部モジュール20を構成し、この内
部モジュール20がペルチェモジュール5の上部に配置
される構成であるので、次に示すような問題を防止する
ことができる。
【0045】その問題とは、半導体レーザー素子2と、
第1レンズ16と、光ファイバ3の先端部とはマイクロ
メートルレベルの位置精度で調芯固定されるが、例え
ば、図5に示すように半導体レーザー素子2と第1レン
ズ12はパッケージ4の内部の金属製のベース6の上部
に配置され、また、第2レンズ16や光ファイバ3の先
端は金属製の第2レンズホルダー15やスライドリング
17によってパッケージ4の周壁4bに装着されている
構造である場合に、パッケージ4の周壁4bを樹脂によ
り構成すると、樹脂と金属は熱膨張率が大きく異なるこ
とから、半導体レーザーモジュール1の周囲の環境温度
が上昇した際に、半導体レーザー素子2と第1レンズ1
2と第2レンズ16と光ファイバ3の先端との位置ずれ
が生じて、光結合状態が悪くなり、光出力が著しく低下
してしまうという問題発生の虞がある。
【0046】これに対して、この第1実施形態例では、
上記の如く、光ファイバ3の先端は集光レンズ30を介
して半導体レーザー素子2と光結合した状態でモジュー
ル化されて内部モジュール20を構成し、この内部モジ
ュール20がベース6の上部に配設されていることか
ら、環境温度変動が生じても上記のような位置ずれの問
題を回避することができ、これにより、環境温度上昇に
起因した光結合状態の悪化問題を確実に防止することが
できて、より一層確実に高温環境下で使用が可能な半導
体レーザーモジュール1を提供することができる。
【0047】また、パッケージ4の周壁4bを樹脂やセ
ラミックスで形成した場合、図5に示す構造では、周壁
4bとスライドリング17とのYAG溶接による固定は
困難である。このため、例えば、接着等のその他の固定
手段によってスライドリング17を周壁4bに固定する
と、光ファイバ3の先端と半導体レーザー素子2との安
定した光結合状態を維持できない可能性がある。
【0048】これに対して、この第1実施形態例では、
光ファイバ3の先端と半導体レーザー素子2を光結合状
態でモジュール化したので、周壁4bを樹脂やセラミッ
クスにより形成しても、固定手段によらずに、光ファイ
バ3の先端と半導体レーザー素子2の安定した光結合状
態を維持することができることとなる。
【0049】さらに、パッケージ4に樹脂を用いた場合
には、その樹脂から発生するガスが半導体レーザー素子
2の端面に付着することがある。これにより、半導体レ
ーザー素子2の光出力低下等の問題を引き起こすことが
ある。これに対して、この第1実施形態例では、半導体
レーザー素子2を内部モジュール20の内部に収納した
ので、そのような問題を克服することができる。
【0050】この第1実施形態例に示した構成は、特
に、大きな熱を発する1480nm帯のエルビウムドープ
ファイバ増幅器の励起用の半導体レーザー素子2を備え
る場合に、有効である。
【0051】以下に、第2実施形態例を説明する。な
お、この第2実施形態例の説明において、前記第1実施
形態例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部
分の重複説明は省略する。
【0052】この第2実施形態例において特徴的なこと
は、パッケージ4の全体が樹脂により構成されており、
パッケージ4の底部(底板)には、図3に示すように、
穴部36が形成され、その穴部36の開口部からペルチ
ェモジュール5の底面を露出させる構成としたことであ
る。それ以外の構成は前記第1実施形態例とほぼ同様で
ある。
【0053】上記したように、この第2実施形態例で
は、パッケージ4の全体が樹脂により構成されている。
このパッケージ4を構成する樹脂材料は、前記第1実施
形態例で述べたような例えば熱硬化性樹脂や熱可塑性樹
脂等が挙げられる。
【0054】この樹脂製のパッケージ4の底部には前記
の如く穴部36が設けられており、ペルチェモジュール
5はその底面を上記穴部36の開口部から露出させて設
けられている。この第2実施形態例では、上記開口部か
ら露出しているペルチェモジュール5の底面はパッケー
ジ4の底面とほぼ同一面と成している。これにより、半
導体レーザーモジュール1の底面側にヒートシンクを配
置させた際に、上記ペルチェモジュール5の底面を直接
的にヒートシンクに当接させることが可能となってい
る。
【0055】この第2実施形態例では、図3に示すよう
に、上記ペルチェモジュール5の下部側(放熱側)の板
部材5bは上部側(吸熱側)の板部材5cよりも大きく
形成されている。上記パッケージ4の底部の穴部36は
パッケージ外側から内側に向かうに従って段階的に(図
示の例では2段階で)狭くなっており、その段部38に
上記ペルチェモジュール5の放熱側の板部材5bが係止
して位置決めされ、上記の如くペルチェモジュール5の
底面とパッケージ4の底面とがほぼ同一面に配置されて
いる。
【0056】上記のように、ペルチェモジュール5の放
熱側の板部材5bを吸熱側の板部材5cよりも大きく
し、かつ、穴部36の内部に段部38を形成して上記板
部材5bの位置決めを容易にする構造とすることによ
り、ペルチェモジュール5をパッケージ4の底部に位置
決め・接着固定する作業が簡単となり、かつ、上記板部
材5bによって穴部36の開口部を確実に塞いでパッケ
ージ4の内部を気密封止することができる。
【0057】また、上記のように、ペルチェモジュール
5の放熱側の板部材5bの大きさを大きくすることによ
って、放熱性をさらに向上させることができる。
【0058】この第2実施形態例によれば、パッケージ
4の全体を樹脂により構成したので、パッケージ4の材
料コストをより一層安価にすることができ、半導体レー
ザーモジュール1の低コスト化をさらに促進させること
が容易となる。しかも、パッケージ4の底部に穴部36
を設け、この穴部36の開口部からペルチェモジュール
5の底面を露出させるので、ペルチェモジュール5の熱
を直接的に外部に放熱させることができ、半導体レーザ
ーモジュール1の放熱性を向上させることができる。
【0059】特に、この第2実施形態例では、ペルチェ
モジュール5の底面とパッケージ4の底面とをほぼ同一
面としたので、ペルチェモジュール5の底面をヒートシ
ンクに直接的に当接させることができ、ペルチェモジュ
ール5の底面からヒートシンクに直接的に熱をより効率
的に放出することができることとなり、ペルチェモジュ
ール5の放熱性を飛躍的に向上させることができる。
【0060】また、この第2実施形態例では、上記のよ
うに、パッケージ4の底部に設けた穴部36の開口部か
らペルチェモジュール5の底面を露出させ、該ペルチェ
モジュール5の底面とパッケージ4の底面とをほぼ同一
面としたので、パッケージ4の底部に上記ペルチェモジ
ュール5の放熱側の板部材5bが埋設されている態様と
成し、パッケージ4の底板の上に上記ペルチェモジュー
ル5の放熱側の板部材5bが固定される場合に比べて、
半導体レーザーモジュールの薄型化を図ることができ
る。
【0061】さらに、この第2実施形態例においても、
第1実施形態例と同様に、半導体レーザー素子2と光フ
ァイバ3の先端とは内部モジュール20の形態でもって
パッケージ4の内部に収容配置される。このため、パッ
ケージ4の周壁4bを樹脂により構成しても、環境温度
上昇に起因した光結合状態悪化の事態発生を確実に防止
することができる。また、YAG溶接困難に起因して光
結合状態の安定化が難しくなることも防止することがで
きる。さらに、周壁4bの樹脂から発生した揮発性ガス
によって半導体レーザー素子2の端面が付着して半導体
レーザー素子2の光出力が低下することも防止すること
ができる。
【0062】なお、この発明は上記各実施形態例に限定
されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例
えば、上記第1実施形態例では、パッケージ4の底板4
a以外の部分は樹脂により構成し、また、第2実施形態
例では、パッケージ4の全体を樹脂により構成したが、
例えば、上記樹脂に代えて、アルミナや窒化アルミ等の
セラミックスにより構成してもよい。
【0063】また、上記第1実施形態例では、パッケー
ジ4の蓋板4cは周壁4bと同様な樹脂あるいはセラミ
ックスにより構成されていたが、その蓋板4cは金属に
より構成してもよい。さらに、上記第2実施形態例で
は、パッケージ4の全体が樹脂あるいはセラミックスに
より構成されていたが、パッケージ4の蓋板4cは金属
により構成してもよい。
【0064】さらに、上記第1実施形態例では、アンカ
ーリブ21には周壁4bの抜け対策用の小孔22が設け
られていたが、底板4aと周壁4bとの接着性が非常に
良い材料の組み合わせである場合や、例えば、アンカー
リブ21の先端側を折り曲げて周壁4bが抜けるのを防
止する等の他の抜け対策用の手段が講じられている場合
や、アンカーリブ21と周壁4bとの固定強度が十分に
得られている場合等には、アンカーリブ21に上記小孔
22を設けなくともよい。
【0065】さらに、上記各実施形態例では、半導体レ
ーザー素子2と光ファイバ3の先端とは内部モジュール
20の形態でもってパッケージ4の内部に収容配置され
ていたが、内部モジュール20の形態としなくともよ
い。
【0066】例えば、図4に示すように、光結合状態の
光ファイバ3の先端部と半導体レーザ素子2とが両方共
にベース6上に固定されている構成としてもよい。つま
り、この図4に示す例では、光ファイバ3の先端部は光
ファイバ支持部材40に挿通固定されており、この光フ
ァイバ支持部材40は固定部材41によりベース6上に
固定されている。また、ベース6上にはレンズ固定部材
42およびレーザ素子固定部材(チップキャリア)43
が固定配設されており、レーザ素子固定部材43によっ
て半導体レーザ素子2がベース6上に固定され、また、
光ファイバ3の先端部と半導体レーザ素子2との間に
は、レンズ44がレンズホルダー45とレンズ固定部材
42を介してベース6上に固定されている。
【0067】なお、上記光ファイバ3の先端とレーザ素
子2はレンズ44を介して光結合する適切な位置でそれ
ぞれ位置決め固定されている。また、光ファイバ3が挿
通しているパッケージ4の貫通孔47には図示されてい
ない封止部材が設けられており、パッケージ4の内部は
気密封止されている構成と成している。さらに、図4中
の符号46はヒートシンクを示している。
【0068】この図4に示す構成では、光ファイバ3の
先端部と半導体レーザ素子2は両方共に、光結合状態で
ベース6上に固定されているので、パッケージ4の周壁
4bが熱膨張しても、光ファイバ3の先端部と半導体レ
ーザ素子2の光結合状態は損なわれず、高温環境下での
使用に耐え得るものとなる。
【0069】この図4に示す例では、光ファイバ3の先
端部と半導体レーザ素子2はレンズ44を用いて光結合
する構成であったが、例えば、光ファイバ3の先端部が
レンズに加工されているレンズドファイバを用いて半導
体レーザ素子2と光結合する構成としてもよい。この場
合には、図4に示すレンズ44を省略することができ
る。また、この場合にも、光ファイバ(レンズドファイ
バ)3の先端部と半導体レーザ素子2は両方共にベース
6上に固定される。このため、図4に示す構成と同様
に、パッケージ4の周壁4bが熱膨張しても、光ファイ
バ3の先端部と半導体レーザ素子2の光結合状態は損な
われず、高温環境下での使用に耐え得るものとなる。
【0070】なお、図4の例では、第1実施形態例に示
したように、パッケージ4の底板4a上にペルチェモジ
ュール5が固定されている構成であったが、もちろん、
第2実施形態例の如く、パッケージ4の底部の開口部か
らペルチェモジュール5の底面を露出させる構成として
もよいものである。
【0071】さらに、上記第2実施形態例では、パッケ
ージ4の底部の開口部から露出しているペルチェモジュ
ール5の底面はパッケージ4の底面と略同一面と成して
いたが、上記ペルチェモジュール5の底面はパッケージ
4の底部の開口部から露出されていればよく、例えば、
上記ペルチェモジュール5の底面はパッケージ4の底面
よりも突出した形態としてもよい。また、上記ペルチェ
モジュール5の底面はパッケージ4の底面よりも引っ込
んだ形態としてもよいが、ペルチェモジュール5とヒー
トシンクとの密着性を考慮すると、上記の如く、ペルチ
ェモジュール5の底面はパッケージ4の底面と略同一
面、あるいは、パッケージ4の底面よりも突出した形態
である方が好ましい。
【0072】
【発明の効果】半導体レーザーモジュールのパッケージ
の底板にペルチェモジュールが固定され、その底板は金
属により構成され、パッケージの周壁は樹脂又はセラミ
ックスにより構成されている発明にあっては、パッケー
ジの底板は金属によって構成するが、パッケージの周壁
は金属よりも安価な樹脂やセラミックスにより形成され
ることから、パッケージ全体を金属によって構成する場
合に比べて、パッケージの材料コストを削減することが
できる。これにより、半導体レーザーモジュールの低コ
スト化を図ることが容易となる。
【0073】また、上記の如く、ペルチェモジュールが
固定される底板は金属により構成されることから、ペル
チェモジュールから発せられた熱は上記金属製の底板を
介して熱伝導良く外部に放出することができて、半導体
レーザーモジュールの放熱性の悪化を回避することがで
きる。これにより、高温環境下での使用が可能となる。
【0074】上記のように、高温環境下での使用にも十
分に耐え得る半導体レーザーモジュールを安価で提供す
ることが可能となる。
【0075】パッケージの底板にはアンカーリブが立設
されており、パッケージの周壁には上記アンカーリブが
埋設されてパッケージの底板が周壁に一体的に固定形成
されているものにあっては、パッケージの底板と周壁と
が分離してしまうという破損発生を大幅に低減すること
ができ、半導体レーザーモジュールの機械的な信頼性を
高めることができる。
【0076】さらに、パッケージの周壁は射出成形によ
りアンカーリブと固定されたものにあっては、周壁と底
板をより確実に一体化することができて、半導体レーザ
ーモジュールの機械的な信頼性をより高めることができ
る。また、パッケージの周壁を成形すると同時に底板に
組み込まれるので、周壁を形成した後にその周壁を底板
に取り付けるという製造工程の順で製造する場合に比べ
て、半導体レーザーモジュールの製造工程の簡略化を図
ることができる。
【0077】パッケージの底板と周壁が樹脂又はセラミ
ックスにより構成され、パッケージの底板には開口部が
設けられ、ペルチェモジュールはその底面を上記パッケ
ージの開口部から露出させて設けられている発明にあっ
ては、パッケージの底板と周壁を樹脂やセラミックスに
より構成したので、パッケージの材料コストをより一層
削減することができ、半導体レーザーモジュールの低コ
スト化をより促進させることができる。
【0078】また、ペルチェモジュールの底面はパッケ
ージの底部の開口部から露出しているので、ペルチェモ
ジュールの熱は直接的に外部に放出されることとなり、
放熱性を格段に向上させることができる。これにより、
上記同様に、高温環境下で使用することが可能な半導体
レーザーモジュールを安価で提供することができる。
【0079】さらに、上記パッケージの底板の開口部か
ら露出しているペルチェモジュールの底面がパッケージ
の底面と略同一面と成しているものにあっては、パッケ
ージの下方側に配設されるヒートシンクにペルチェモジ
ュールの底面を直接的に当接させることができて、ペル
チェモジュールから効率良く熱をヒートシンクに放出す
ることができる。これにより、より一層放熱性を向上さ
せることができる。
【0080】光ファイバの先端と半導体レーザー素子は
光結合状態でモジュール化されて内部モジュールを構成
しており、この内部モジュールがペルチェモジュールの
上部に配設されている発明や、光結合状態の光ファイバ
の先端部と半導体レーザ素子が両方共にペルチェモジュ
ールの上部にベースを介して固定されている発明にあっ
ては、環境温度変化に起因して光ファイバの先端と半導
体レーザー素子との光結合状態が崩れるという問題発生
を確実に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態例の半導体レーザー
モジュールを断面により示すモデル図である。
【図2】図1に示す半導体レーザーモジュールのパッケ
ージの底板を模式的に示す説明図である。
【図3】第2実施形態例の半導体レーザーモジュールを
断面により示すモデル図である。
【図4】その他の実施形態例を示す説明図である。
【図5】従来の半導体レーザーモジュールの一構造例を
示すモデル図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザーモジュール 2 半導体レーザー素子 3 光ファイバ 4 パッケージ 4a 底板 4b 周壁 5 ペルチェモジュール 6 ベース 20 内部モジュール 21 アンカーリブ 36 穴部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯塚 晋一郎 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 愛清 武 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 2H037 AA01 BA03 DA03 DA04 DA05 DA36 DA38 5F073 AB27 AB28 BA02 EA28 FA25 GA23

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザー素子が光ファイバの先端
    と光結合状態でパッケージ内に収容配置されている形態
    と成し、上記パッケージ内には上記半導体レーザー素子
    の温度を調整するペルチェモジュールが設けられている
    半導体レーザーモジュールにおいて、上記パッケージ
    は、底板とこの底板上に立設する周壁とを有する箱形状
    と成し、このパッケージの底板には上記ペルチェモジュ
    ールが固定されており、そのパッケージの底板は金属に
    より構成され、周壁は樹脂又はセラミックスによって構
    成されていることを特徴とする半導体レーザーモジュー
    ル。
  2. 【請求項2】 パッケージの底板にはアンカーリブが上
    方側に向けて立設されており、パッケージの周壁には上
    記アンカーリブが埋設固定されていることを特徴とする
    請求項1記載の半導体レーザーモジュール。
  3. 【請求項3】 パッケージの周壁は射出成形によりアン
    カーリブと固定されていることを特徴とした請求項2記
    載の半導体レーザーモジュール。
  4. 【請求項4】 半導体レーザー素子が光ファイバの先端
    と光結合状態でパッケージ内に収容配置されている形態
    と成し、上記パッケージ内には上記半導体レーザー素子
    の温度を調整するペルチェモジュールが設けられている
    半導体レーザーモジュールにおいて、上記パッケージ
    は、底板とこの底板上に立設する周壁とを有する箱形状
    と成し、該パッケージの少なくとも底板と周壁が樹脂あ
    るいはセラミックスにより構成されており、そのパッケ
    ージの底板には開口部が形成され、上記ペルチェモジュ
    ールはその底面を上記パッケージの開口部から露出させ
    て設けられていることを特徴とする半導体レーザーモジ
    ュール。
  5. 【請求項5】 パッケージの開口部から露出しているペ
    ルチェモジュールの底面はパッケージの底面と略同一面
    に配置されていることを特徴とする請求項4記載の半導
    体レーザーモジュール。
  6. 【請求項6】 光ファイバの先端と半導体レーザー素子
    は光結合状態でモジュール化されて内部モジュールを構
    成しており、この内部モジュールはペルチェモジュール
    の上部に直接的に又はベースを介して間接的に配設され
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか
    1つに記載の半導体レーザーモジュール。
  7. 【請求項7】 光結合状態の光ファイバの先端部と半導
    体レーザ素子は両方共にペルチェモジュールの上部にベ
    ースを介して固定されていることを特徴とした請求項1
    乃至請求項5の何れか1つに記載の半導体レーザモジュ
    ール。
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