JP2019008063A - 情報処理装置、管理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、管理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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義輝 松本
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Abstract

【課題】経年劣化後でも適切に表示画面を補正でき、表示画面の視認性を向上させる。【解決手段】LCD76の表示画面からユーザまでの距離を取得する距離取得部103と、表示画面のチルト角度を取得するチルト角度取得部104と、カメラにより撮像された表示画面の撮像画像を取得する画像取得部105と、取得した距離、チルト角度、および撮像画像に基づいて、LCD76の経年劣化の度合いを示す劣化度合いを算出する劣化度合い算出部107と、劣化度合いから、表示画面に関する値を補正する補正プロファイルを調整する表示調整部108と、調整された補正プロファイルを用いて、表示画面を補正する補正処理部109と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置、管理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
従来、複合機(MFP:Multifunction Peripheral)は、前方に液晶表示パネル(LCD:Liquid Crystal Display)などの表示装置が設置されており、通常、ユーザはそのLCDを見ながらMFPの設定等の操作を行う。MFPは、不特定多数のユーザに使用されることが多いため、ユーザの身長の高低、また、立ち位置による視線入射角の違いにより、LCDの見え方は大きく異なっていた。
一般に、LCDのような視線入射角による階調特性が均一でない表示装置は、構造上、正面から外れた位置から見ると、その位置に応じて色ずれや輝度が大きく変化するため、暗い階調が失われて黒つぶれが発生したり、明るい階調が失われて白抜けが発生したりと、階調の表現性に大きな支障が発生していた。
特に、MFPに用いられる視野角が狭い安価なLCDにおいては、階調特性変化が正面から少しずれるだけで大きく変化するので、単純なコントラストや輝度の調整では適正な補正を得ることは困難であった。
これに対し、見る人にとって表示の視認性が向上するように表示等の調整が自動的になされる表示装置を備えた画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この画像形成装置は、距離センサによる人の存在位置から目の位置を推定し、推定された目の位置に基づいて輝度、文字サイズ、コントラストを制御するものである。
しかしながら、特許文献1の画像形成装置による距離センサを用いた補正では、LCDの経年劣化による輝度の変化や色味の変化に対して対応できず、出荷時は適切に表示画面を補正できていたとしても、経年劣化後は適切に表示画面の補正ができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、経年劣化後でも適切に表示画面を補正でき、表示画面の視認性を向上させることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、表示装置の表示画面からユーザまでの距離と、前記表示画面のチルト角度と、撮像装置により撮像された前記表示画面の撮像画像と、を取得する取得部と、前記距離と、前記チルト角度と、前記撮像画像とに基づいて、前記表示装置の経年劣化の度合いを示す劣化度合いを算出する劣化度合い算出部と、前記劣化度合いから、前記表示画面に関する値を補正する補正プロファイルを調整する表示調整部と、調整された前記補正プロファイルを用いて、前記表示画面を補正する補正処理部と、を備える。
本発明によれば、経年劣化後でも適切に表示画面を補正でき、表示画面の視認性を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態の情報処理システムの全体構成を示す図である。 図2は、実施形態のMFPのハードウェア構成を示す図である。 図3は、実施形態の管理サーバのハードウェア構成を示す図である。 図4は、実施形態のMFPの機能構成を示す図である。 図5は、MFPとユーザとの位置関係を示す図である。 図6は、LCDの劣化度合いを算出するイメージ図である。 図7は、補正プロファイルがガンマ曲線である場合の補正についての説明図である。 図8は、実施形態の管理サーバの機能構成を示す図である。 図9は、参照用補正プロファイルの管理情報の一例を示す図である。 図10は、LCDの型番と使用時間ごとに劣化度合いの平均値から参照用補正プロファイルを作成するイメージ図である。 図11は、補正プロファイルの調整処理の流れを示すフローチャートである。 図12は、劣化度合いの算出処理の流れを示すフローチャートである。 図13は、参照用補正プロファイルの作成処理の流れを示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、情報処理装置、管理装置、情報処理方法、およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。図1は、実施形態の情報処理システムの全体構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の情報処理システムは、ユーザからの操作入力を受け付けるLCD(Liquid Crystal Display)を備えた複数のMFP(Multifunction Peripheral)100と、LCDの表示画面を撮像するカメラ300と、表示画面を補正する際に用いる補正プロファイルを管理する管理サーバ200と、を備えて構成されている。
図1では、4台のMFPが接続されているが、任意の台数を接続可能である。また、本実施形態のMFP100が情報処理装置の一例であり、管理サーバ200が管理装置の一例であり、カメラ300が撮像装置の一例である。
次に、MFP100のハードウェア構成について図を用いて説明する。図2は、実施形態のMFPのハードウェア構成を示す図である。
図2に示すように、MFP100は、CPU(Central Processing Unit)71と、ROM(Read Only Memory)72と、RAM(Random Access Memory)73と、HDD(Hard Disk Drive)74と、通信I/F75と、LCD76と、エンジンI/F77と、距離センサ80と、加速度センサ81と、を備え、各部はバス78により通信可能に接続されている。
CPU71は、MFP100全体の動作を制御する演算装置である。ROM72は、MFP100用のプログラムを記憶している不揮発性記憶装置である。RAM73は、CPU71の演算用のワークエリアとして使用される揮発性記憶装置である。HDD74は、画像データおよび印刷データ等の各種データを記憶する外部記憶装置である。
通信I/F75は、ネットワークを利用してデータを通信するためのインターフェースである。LCD76は、液晶タッチパネル等であり、MFP100に対する入力を受け入れるとともに、MFP100の状態や各種画面等を表示する装置である。なお、LCD76が表示装置の一例である。
エンジンI/F77は、プリンタエンジン79と通信するためのインターフェースである。プリンタエンジン79は、スキャナ機能およびプリンタ機能等を実現するハードウェア装置である。ここで、スキャナ機能とは、原稿データを読み取ってスキャナ画像を生成する機能である。また、プリンタ機能とは、上述のスキャナ画像、またはPC(Personal Computer)等の情報処理装置から送信されたデータに対して画像処理を実行し、出力可能な形式であるプロッタ画像を、印刷用紙に印字する機能である。
距離センサ80は、LCD76の近傍、またはLCD76に設けられ、LCD76の表示画面から対象物であるユーザまでの距離を測定するセンサである。加速度センサ81は、LCD76に設けられ、LCD76のチルト角度を測定するセンサである。
次に、管理サーバ200のハードウェア構成について図を用いて説明する。図3は、実施形態の管理サーバのハードウェア構成を示す図である。
管理サーバ200は、CPU51などの制御装置と、ROM52やRAM53などの記憶装置と、ネットワークに接続して通信を行う通信I/F54と、HDD55などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置56と、キーボードやマウスなどの入力装置57と、各部を接続するバス58を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
次に、MFP100の機能構成について図を用いて説明する。図4は、実施形態のMFPの機能構成を示す図である。
図4に示すように、MFP100は、入力受付部101と、表示制御部102と、距離取得部103と、チルト角度取得部104と、画像取得部105と、視線入射角算出部106と、劣化度合い算出部107と、表示調整部108と、補正処理部109と、補正プロファイル選択部110と、通信制御部111と、HDD74とを備えている。
HDD74は、LCD76の機種を示す型番ごとに、LCD76の表示画面の補正に用いる補正プロファイルが保存されている。補正プロファイルは、表示画面に関する値、例えば輝度や階調を補正するプロファイルである。
また、HDD74は、カメラ300の種類を示す型番ごとに、カメラ300により撮像された撮像画像の補正に用いる撮像画像補正プロファイルが保存されている。これにより、カメラの種類によってその後の処理に影響を与えることがなくなる。
入力受付部101は、ユーザのLCD76からの指示入力を受け付ける。例えば、入力受付部101は、ユーザがLCD76を操作することで、LCD76の補正処理を開始する指示を受け付ける。
表示制御部102は、LCD76に各種情報や画面を表示する制御をする。例えば、表示制御部102は、MFP100を利用する際の設定画面やプレビュー画面等を表示したり、LCD76の表示画面を補正する際に用いる、階調の変化がわかるようなパターンを表示させた専用画面を表示したりする。
距離取得部103は、距離センサ80を用いて、LCD76の表示画面からユーザまでの距離を取得する。距離取得部103は、当該距離を、カメラ300によりLCD76の表示画面が撮像されたタイミングで取得する。
チルト角度取得部104は、加速度センサ81を用いて、LCD76のチルト角度を取得する。チルト角度取得部104は、当該チルト角度を、カメラ300によりLCD76の表示画面が撮像されたタイミングで取得する。
画像取得部105は、カメラ300により撮像されたLCD76の表示画面(専用画面)の撮像画像をネットワークを介して取得する。また、画像取得部105は、HDD74に保存されている画像補正プロファイルから、カメラ300の種類に応じた画像補正プロファイルを取得して、カメラ300により撮像された撮像画像を補正する。
視線入射角算出部106は、距離取得部103により取得されたユーザまでの距離と、チルト角度取得部104により取得されたLCD76のチルト角度とから、ユーザのLCD76に対する視線の入射角度である視線入射角を算出する。
ここで、視線入射角の算出方法の一例ついて説明する。図5は、MFPとユーザとの位置関係を示す図である。まず、MFP100には、HDD74にユーザの身長Hが記憶されている。そして、視線入射角算出部106は、記憶されていたユーザの身長HからLCD76からユーザの目線までの高さhを算出する。そして、視線入射角算出部106は、当該高さhと、距離センサ80により測定したユーザまでの距離Lとに基づいて角度αを算出する。そして、視線入射角算出部106は、チルト角度βと算出した角度αの差分から視線入射角θを算出する。なお、ユーザの身長Hは、HDD74に平均的な身長をデフォルト値として記憶させておいてもよく、ユーザがLCD76を操作することで値を設定してもよい。また、図5に示すように、カメラ300は、ユーザの目の近くからLCD76の表示画面を撮像する。
劣化度合い算出部107は、距離取得部103により取得されたユーザまでの距離と、チルト角度取得部104により取得されたLCD76のチルト角度と、画像取得部105により取得、補正されたカメラ300による撮像画像とに基づいて、LCD76の経年劣化の度合いを示す劣化度合いを算出する。
具体的には、例えば、劣化度合い算出部107は、視線入射角算出部106により算出された視線入射角から推定される表示画面のコントラストと、撮像画像から測定した表示画面のコントラストとを比較してコントラストの差分を算出し、当該差分を劣化度合いとして算出する。図6は、LCDの劣化度合いを算出するイメージ図である。LCD76は、視線入射角が大きくなるほどコントラストが低くなることが想定されるが、LCD76の経年劣化が進むと、よりコントラストが低くなる。カメラ300から取得した撮像画像より測定したコントラストが想定するコントラストよりも低くなっている分だけ劣化が進んでいると判断し、この差分を劣化度合いとして算出する。
なお、本実施形態では、画像取得部105により補正された撮像画像を用いて劣化度合いを算出しているが、例えば、カメラ300としてアプリを追加可能であるスマートフォンを用いる場合には、カメラ側で補正した撮像画像を用いてもよい。
表示調整部108は、劣化度合い算出部107により算出された劣化度合いから、HDD74に保存された、LCD76の表示画面に関する値を補正する補正プロファイルを調整する。また、表示調整部108は、補正プロファイル選択部110により選択された参照用補正プロファイルにより、HDD74に保存された補正プロファイルを調整する。
補正処理部109は、表示調整部108により調整された補正プロファイルを用いて、LCD76の表示画面を補正する。
ここで、具体的に、補正プロファイルの調整について説明する。補正プロファイルの調整とは、例えば、表示調整部108が、劣化度合い算出部107により算出された劣化度合いに応じて、ガンマ曲線を修正する。そして、補正処理部109は、修正されたガンマ曲線に従ってLCD76の表示画面を制御する。
図7は、補正プロファイルがガンマ曲線である場合の補正についての説明図である。図7に示すように、元のガンマ曲線が補正プロファイルAで示す状態の場合、劣化によってコントラストが低下するため、ガンマ曲線を補正プロファイルBに近づくように補正する。劣化度合いが所定値より大きい場合は、ガンマ曲線を補正プロファイルCまたはDに近づくように補正する。
また、劣化度合いに対応させてガンマ曲線(補正プロファイル)をHDD74に記憶しておき、補正処理部109は、算出された劣化度合いに応じた補正プロファイルを取得して、当該補正プロファイルに応じてLCD76の表示画面を補正する構成としてもよい。
補正プロファイル選択部110は、LCDの機種を示す型番ごとに、LCDの使用時間に応じて作成された補正プロファイルである参照用補正プロファイルを保存する管理サーバ200から、MFP100のLCD76の型番と使用時間に基づく参照用補正プロファイルを選択して取得する。そして、当該参照用補正プロファイルを用いて、表示調整部108によりHDD74に保存された補正プロファイルが調整される。
通信制御部111は、管理サーバ200などの外部装置との間で、各種情報の送受信を制御するものである。通信制御部111は、例えば、管理サーバ200に、LCD76の型番と、LCD76の使用時間と、算出された劣化度合いとを送信したり、参照用補正プロファイルを受信したりする。
次に、管理サーバ200の機能構成について図を用いて説明する。図8は、実施形態の管理サーバの機能構成を示す図である。図8に示すように、管理サーバ200は、送受信部201と、保存管理部202と、作成部203と、HDD55とを備えている。
HDD55は、LCDの型番と使用時間とに対応させて、管理サーバ200で作成した参照用補正プロファイルを保存する。図9は、参照用補正プロファイルの管理情報の一例を示す図である。図9に示すように、LCDの型番(型番A、B等)ごとに、使用時間(0時間、1万時間等)に対応させて参照用補正プロファイル(補正プロファイルA1、補正プロファイルA2等)を保存している。このように、LCDの型番ごとに使用時間に対する劣化度合いの傾向が異なっても、LCDの型番ごとに補正プロファイルを管理することで、LCDの型番ごとのバラつきの影響を受けることなく、適切な補正プロファイルを作成できる。
送受信部201は、MFP100から、劣化度合いと、LCD76の型番と、LCD76の使用時間とを受信する。また、送受信部201は、MFP100に、参照用補正プロファイルを送信する。
保存管理部202は、LCDの型番ごとに、LCDの使用時間と劣化度合いとをHDD55に蓄積して保存する。また、保存管理部202は、作成部203により作成された参照用補正プロファイルをHDD55に保存する。
作成部203は、保存管理部202により蓄積された劣化度合いから、使用時間ごとに劣化度合いの平均値である平均劣化度合いを算出し、当該平均劣化度合いを用いてMFP100のLCD76に関する値を補正する参照用補正プロファイルを作成する。
図10は、LCDの型番と使用時間ごとに劣化度合いの平均値から参照用補正プロファイルを作成するイメージ図である。図10に示すように、劣化度合いは、測定環境や使用状況、個体差によりばらつきがあるが、ある程度一定の傾向を持ったデータが取得できる。そのため、作成部203は、管理サーバ200に蓄積された多数のデータから使用時間に対する平均的な劣化度合いを算出し、算出した平均劣化度合いより参照用補正プロファイルを作成する。
次に、MFP100による経年劣化に合わせて補正プロファイルを調整する処理の流れについて説明する。図11は、補正プロファイルの調整処理の流れを示すフローチャートである。
入力受付部101が、ユーザによる補正処理の指示入力を受け付けた場合(ステップS10:Yes)、表示制御部102は、LCD76の表示画面を専用画面(補正用の輝度と表示内容)に変更して表示する(ステップS11)。
画像取得部105は、カメラ300によるLCD76の表示画面の撮像画像を取得する(ステップS12)。撮像画像が撮像されたタイミングで、チルト角度取得部104は、LCD76のチルト角度を取得し(ステップS13)、距離取得部103は、ユーザとの距離を取得する(ステップS14)。
次に、劣化度合い算出部107は、チルト角度と、ユーザとの距離と、撮像画像とから、LCD76の劣化度合いを算出する(ステップS15)。表示調整部108は、算出された劣化度合いから、補正プロファイルを調整する(ステップS16)。
通信制御部111は、管理サーバ200に、LCD76の型番、使用時間、および算出された劣化度合いを送信する(ステップS17)。そして、調整された補正プロファイルを用いて、補正処理部109は、LCD76の表示画面を補正する。
一方、ユーザによる補正処理の指示入力を受け付けずに所定時間が経過した場合(ステップS10:No)、補正プロファイル選択部110は、管理サーバ200から、LCD76の型番および使用時間に基づく参照用補正プロファイルを選択して取得する(ステップS18)。
表示調整部108は、取得した参照用補正プロファイルにより、補正プロファイルを調整する(ステップS19)。そして、調整された補正プロファイルを用いて、補正処理部109は、LCD76の表示画面を補正する。
次に、MFP100による劣化度合いを算出する処理(図11におけるステップS15)の詳細について説明する。図12は、劣化度合いの算出処理の流れを示すフローチャートである。
視線入射角算出部106は、取得したLCD76のチルト角度とユーザとの距離から、視線入射角(図5のθ参照)を算出する(ステップS30)。劣化度合い算出部107は、視線入射角から推定される表示画面のコントラストと、撮像画像から測定した表示画面のコントラストを比較し(ステップS31)、コントラストの差分を劣化度合いとして算出する(ステップS32)。
次に、管理サーバ200による参照用補正プロファイルを作成する処理の流れについて説明する。図13は、参照用補正プロファイルの作成処理の流れを示すフローチャートである。
送受信部201は、MFP100から、LCDの型番、使用時間、および劣化度合いを受信する(ステップS40)。保存管理部202は、LCDの型番ごとに、使用時間と劣化度合いを蓄積する(ステップS41)。作成部203は、蓄積された劣化度合いから、使用時間ごとに平均値をとり、参照用補正プロファイルを作成し(ステップS42)、HDD55に保存する。
このように、本実施形態のMFP100は、ユーザからの補正処理の指示入力を受け付けると、LCD76の表示画面の撮像画像と、表示画面のチルト角度と、表示画面からユーザまでの距離とを取得し、これらに基づいてLCD76の劣化度合いを算出し、当該劣化度合いから補正プロファイルを調整して表示画面を補正する。また、MFP100は、補正処理の指示入力を受け付けなかった場合でも、管理サーバ200からMFP100の型番と使用時間とに対応する参照用補正プロファイルを受信して、受信した補正プロファイルにより補正プロファイルを調整して表示画面を補正する。これにより、LCD76の経年劣化後でも適切に表示画面を補正でき、補正処理の指示を受けていないLCD76に対しても他の補正済みのLCDの補正傾向から表示画面を補正できるため、表示画面の視認性を向上させることができる。
なお、本実施形態のMFP100で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。本実施形態のMFP100で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態のMFP100で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施形態のMFP100で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
本実施形態のMFP100で実行されるプログラムは、上述した各部(入力受付部、表示制御部、距離取得部、チルト角度取得部、画像取得部、視線入射角算出部、劣化度合い算出部、表示調整部、補正処理部、補正プロファイル選択部、通信制御部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、上記各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。また、例えば、上述した各部の機能のうちの一部または全部が専用のハードウェア回路で実現されてもよい。
なお、上記実施形態では、本発明の情報処理装置を、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有するMFP(複合機)に適用した例を挙げて説明するが、複写機、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の情報処理装置であればいずれにも適用することができる。
76 LCD
80 距離センサ
81 加速度センサ
100 MFP
101 入力受付部
102 表示制御部
103 距離取得部
104 チルト角度取得部
105 画像取得部
106 視線入射角算出部
107 劣化度合い算出部
108 表示調整部
109 補正処理部
110 補正プロファイル選択部
111 通信制御部
200 管理サーバ
201 送受信部
202 保存管理部
203 作成部
300 カメラ
特開2006−126229号公報

Claims (9)

  1. 表示装置の表示画面からユーザまでの距離と、前記表示画面のチルト角度と、撮像装置により撮像された前記表示画面の撮像画像と、を取得する取得部と、
    前記距離と、前記チルト角度と、前記撮像画像とに基づいて、前記表示装置の経年劣化の度合いを示す劣化度合いを算出する劣化度合い算出部と、
    前記劣化度合いから、前記表示画面に関する値を補正する補正プロファイルを調整する表示調整部と、
    調整された前記補正プロファイルを用いて、前記表示画面を補正する補正処理部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記距離と、前記チルト角度とから、ユーザの前記表示画面に対する視線の入射角度である視線入射角を算出する入射角算出部をさらに備え、
    前記劣化度合い算出部は、前記視線入射角から推定される前記表示画面のコントラストと、前記撮像画像から測定した前記表示画面のコントラストとの差分を前記劣化度合いとして算出する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 表示装置の機種ごとに、表示装置の使用時間に応じて作成された前記補正プロファイルである参照用補正プロファイルを保存する管理装置から、前記表示装置の機種と使用時間に基づく前記参照用補正プロファイルを選択する補正プロファイル選択部をさらに備え、
    前記表示調整部は、選択された前記参照用補正プロファイルにより、前記補正プロファイルを調整する、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記管理装置に、前記表示装置の機種と、前記表示装置の使用時間と、算出された前記劣化度合いを送信する通信制御部をさらに備える、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記取得部は、前記撮像装置の種類ごとに、前記撮像画像に関する値を補正する画像補正プロファイルを用いて、前記撮像画像を補正し、
    前記劣化度合い算出部は、前記距離と、前記チルト角度と、補正された前記撮像画像とに基づいて、前記劣化度合いを算出する、請求項1〜4のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置とネットワークを介して接続された管理装置であって、
    表示装置の表示画面からユーザまでの距離、前記表示画面のチルト角度、および前記表示画面の撮像画像に基づいて算出された、前記表示装置の経年劣化の度合いを示す劣化度合いと、前記表示装置の機種と、前記表示装置の使用時間とを受信する受信部と、
    前記表示装置の機種ごとに、前記表示装置の使用時間と前記劣化度合いとを記憶部に蓄積して保存する保存管理部と、
    蓄積された前記劣化度合いから、前記使用時間ごとに、前記情報処理装置の前記表示画面に関する値を補正する参照用補正プロファイルを作成する作成部と、を備え、
    前記保存管理部は、作成された前記参照用補正プロファイルを前記記憶部に保存する、管理装置。
  7. 前記作成部は、蓄積された複数の前記劣化度合いから使用時間ごとに前記劣化度合いの平均値である平均劣化度合いを算出し、前記平均劣化度合いを用いて前記参照用補正プロファイルを作成する、請求項6に記載の管理装置。
  8. 表示装置の表示画面からユーザまでの距離と、前記表示画面のチルト角度と、撮像装置により撮像された前記表示画面の撮像画像と、を取得する取得ステップと、
    前記距離と、前記チルト角度と、前記撮像画像とに基づいて、前記表示装置の経年劣化の度合いを示す劣化度合いを算出する劣化度合い算出ステップと、
    前記劣化度合いから、前記表示画面に関する値を補正する補正プロファイルを調整する表示調整ステップと、
    調整された前記補正プロファイルを用いて、前記表示画面を補正する補正処理ステップと、
    を含む、情報処理方法。
  9. 表示装置の表示画面からユーザまでの距離と、前記表示画面のチルト角度と、撮像装置により撮像された前記表示画面の撮像画像と、を取得する取得ステップと、
    前記距離と、前記チルト角度と、前記撮像画像とに基づいて、前記表示装置の経年劣化の度合いを示す劣化度合いを算出する劣化度合い算出ステップと、
    前記劣化度合いから、前記表示画面に関する値を補正する補正プロファイルを調整する表示調整ステップと、
    調整された前記補正プロファイルを用いて、前記表示画面を補正する補正処理ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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