JP2019007408A - 動作判定装置および動作判定システム - Google Patents

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夏軌 横山
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Yoshiaki Miyasato
佳明 宮里
昭夫 木戸岡
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昭夫 木戸岡
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Abstract

【課題】油圧を調整する電磁弁が開弁すべきでない時機に開弁したか否かを判定することができる動作判定装置および動作判定システムを提供すること。【解決手段】実施形態に係る動作判定装置は、電磁弁駆動部と、判定部とを備える。電磁弁駆動部は、ソレノイドへ給電することによって電磁弁を開弁または閉弁の一方の状態に変位させ、ソレノイドへの給電を停止することによって電磁弁を開弁または閉弁の他方の状態に変位させることにより、第1油圧室と与圧によって第1油圧室よりも高圧になる第2油圧室とを連通する油路を開閉させる。判定部は、ソレノイドへの給電中であってソレノイドへの給電を停止すべきでない時機に電磁弁が他方の状態に変位したか否かを、電磁弁を一方の状態に維持するためにソレノイドへ供給されている電流に基づいて判定する。【選択図】図3

Description

開示の実施形態は、動作判定装置および動作判定システムに関する。
従来、ソレノイドへ給電することによって電磁弁を閉弁させ、ソレノイドへの給電を停止することによって電磁弁を開弁させることにより、第1油圧室と与圧によって第1油圧室よりも高圧になる第2油圧室とを連通する油路を開閉して油圧を調整する技術がある。
例えば、特許文献1には、油路を通してカムの回転運動を内燃機関の吸排気弁に伝達する場合に、電磁弁を駆動するソレノイドへ供給する駆動電流を制御して油圧を調整することにより吸排気弁の開弁量を調整する技術が開示されている。
特開平5−106416号公報
しかしながら、電磁弁の開閉によって油圧を調整する従来の技術では、電磁弁の閉弁状態を維持する制御中に何らかの原因で電磁弁が異常開弁しても、電磁弁の異常開弁を検知することが困難であった。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、油圧を調整する電磁弁が開弁すべきでない時機に開弁したか否かを判定することができる動作判定装置および動作判定システムを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る動作判定装置は、電磁弁駆動部と、判定部とを備える。電磁弁駆動部は、ソレノイドへ給電することによって電磁弁を開弁または閉弁の一方の状態に変位させ、前記ソレノイドへの給電を停止することによって前記電磁弁を開弁または閉弁の他方の状態に変位させることにより、第1油圧室と与圧によって前記第1油圧室よりも高圧になる第2油圧室とを連通する油路を開閉させる。判定部は、前記ソレノイドへの給電中であって前記ソレノイドへの給電を停止すべきでない時機に前記電磁弁が前記他方の状態に変位したか否かを、前記電磁弁を前記一方の状態に維持するために前記ソレノイドへ供給されている電流に基づいて判定する。
実施形態の一態様に係る動作判定装置および動作判定システムは、油圧を調整する電磁弁が開弁すべきでない時機に開弁したか否かを判定することができる。
図1Aは、実施形態に係る動作判定システムおよび動作判定装置の説明図である。 図1Bは、実施形態に係る動作判定システムおよび動作判定装置の説明図である。 図2は、実施形態に係る電磁弁の基本駆動制御の説明図である。 図3は、実施形態に係る電磁弁の異常開弁判定手順の説明図である。 図4は、実施形態に係る動作判定装置が実行する処理を示すフローチャートである。 図5は、実施形態に係る動作判定装置が実行する処理を示すフローチャートである。 図6は、実施形態に係るPWM制御中の電流波形および駆動スイッチの状態を示す説明図である。 図7は、実施形態に係る動作判定装置がPWM制御中に実行する処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する動作判定装置および動作判定システムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
以下では、カムの回転運動を内燃機関(以下、「エンジン」と記載する)の吸気弁に伝達する油圧の調整を行う電磁弁が開弁すべきでない時機に開弁したか否かを、実施形態に係る動作判定装置によって判定する場合を例に挙げて説明する。
図1Aおよび図1Bは、実施形態に係る吸気弁の動作判定システム100および動作判定装置1の説明図である。なお、図1Aには、吸気弁が閉弁した状態を示しており、図1Bには、吸気弁が開弁した状態を示している。
図1Aおよび図1Bに示すように、エンジンは、シリンダ101とシリンダ101の内部に挿入されたピストン102とを備える。ピストン102は、コンロッド103を介してクランクシャフト(図示略)と連結され、シリンダヘッド内を往復運動することによって、クランクシャフトを回転させる。
また、エンジンは、シリンダヘッド内の燃焼室104へ空気を吸気する吸気口を開閉する吸気弁105と、燃焼室104から空気を排気する排気口を開閉する排気弁106とを備える。シリンダヘッドの天面には、点火プラグ107が設けられる。
動作判定システム100は、第1油圧室201と、与圧によって第1油圧室201よりも内部が高圧になる第2油圧室202と、第1油圧室201および第2油圧室202の間を連通する油路203とを備える。
第1油圧室201は、エンジンから油10が供給されるオイルサプライ204と、内部の油圧を蓄圧するアキュムレータ205とを備える。また、第2油圧室202は、油圧ピストン210が連結される。油圧ピストン210は、吸気弁105に連結される。
また、動作判定システム100は、開弁することによって油路203を開放し、閉弁することによって油路203を閉塞する電磁弁206と、エンジンの回転に連動して回転するカム207と、ローラフォロワ208と、油圧ポンプ209とを備える。
ローラフォロワ208は、カム207の回転運動に伴って揺動し、油圧ポンプ209を押圧する。油圧ポンプ209は、ローラフォロワ208によって押圧される場合に、第2油圧室202へ与圧する。
このとき、図1Aに示すように、電磁弁206が開弁している場合、カム207が回転して油圧ポンプ209が第2油圧室202へ与圧しても、油路203が連通されているため、白抜き矢印で示すように、圧力が第1油圧室201へ開放される。これにより、吸気弁105は、閉塞状態を維持する。
一方、図1Bに示すように、電磁弁206が閉弁している場合、カム207が回転して油圧ポンプ209が第2油圧室202へ与圧すると、油路203が閉塞されているため、白抜き矢印で示すように、圧力が油圧ピストン210へ掛かり、吸気弁105を押し下げる。これにより、吸気弁105が開弁(リフト)し、燃焼室104へ空気11が吸気される。
このように、動作判定システム100は、電磁弁206が閉弁され、且つカム207が回転して油圧ポンプ209が第2油圧室202へ与圧する場合に吸気弁105を開弁させ、それ以外の場合には、吸気弁105を閉弁させる。
動作判定装置1は、電磁弁駆動部2と、判定部3とを備える。電磁弁駆動部2は、電磁弁206が備えるソレノイドへ給電することによって電磁弁206を閉弁させ、ソレノイドへの給電を停止することによって電磁弁206を開弁させる。
判定部3は、ソレノイドへ給電される電磁弁206の駆動電流(以下、単に「電流」と記載することがある)の変化に基づいて、ソレノイドへの給電を停止すべきでない時機に電磁弁206が一方の状態(閉弁状態)から他方の状態(開弁状態)に変位したか否かを判定する。判定部3が実行する電磁弁206の開弁判定手順の一例については、図3を参照して後述する。
判定部3は、電磁弁206が開弁すべきでない時機に開弁したか否かの判定結果を電磁弁駆動部2へ出力する。電磁弁駆動部2は、判定部3から電磁弁206が開弁すべきでない時機に開弁したことを示す判定結果が入力される場合、例えば、即座にソレノイドへ供給する電流を増大させて電磁弁206を再閉弁させる。なお、電磁弁駆動部2は、ソレノイドへ供給する電流を増大させても、電磁弁206を再閉弁できない場合には、エンジンへの燃料の供給を遮断するフューエルカット等を行う。
電磁弁駆動部2および判定部3は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力ポートなどを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。
そして、電磁弁駆動部2は、CPUがROMに記憶されたプログラムを、RAMを作業領域として使用して実行することによって、電磁弁206の駆動制御を行う。また、判定部3は、CPUがROMに記憶されたプログラムを、RAMを作業領域として使用して実行することによって、電磁弁206が開弁すべきでない時機に開弁したか否かを判定する。
なお、電磁弁駆動部2および判定部3は、それぞれ一部または全部がASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成されてもよい。
次に、図2を参照し、電磁弁駆動部2が行う電磁弁206の基本駆動制御について説明する。図2は、実施形態に係る電磁弁206の基本駆動制御の説明図である。なお、図2に示す実線の波形は、ソレノイドに供給される電流の時間変化を示している。また、図2に示す一点鎖線の波形は、カム207の回転に伴う吸気弁105の開弁量の時間変化を示している。
電磁弁駆動部2は、例えば、時刻t3で電磁弁206を閉弁する場合には、まず、時刻t1から時刻t2までの間、ソレノイドへプレ給電を行う。このとき、電磁弁駆動部2は、ソレノイドへ供給しても電磁弁206が開弁しない最大の電流をソレノイドへ供給する。
その後、電磁弁駆動部2は、時刻t2からソレノイドへ電磁弁206を閉弁駆動する突入電流の供給を開始する。これにより、時刻t2から電磁弁206が閉弁を開始する。このように、電磁弁駆動部2は、ソレノイドへプレ給電を行った後に突入電流を供給することにより、プレ給電を行わない場合に比べて、ソレノイドへ供給する電流が突入電流に達するタイミングに誤差が生じることを抑制することができる。
その後、電磁弁206の閉弁動作に伴うソレノイドの自己誘電によって逆起電力が生じるため、電磁弁206が閉弁動作中にソレノイドに供給される電流が低減する。そして、時刻t3で電磁弁206が完全に閉弁し、閉弁動作が停止すると、ソレノイドに供給される電流が再度増大を開始する。
その後、電磁弁駆動部2は、時刻t4で突入電流の供給を終了し、時刻t5から時刻t6までの間、電磁弁206の閉弁状態を維持する維持電流をソレノイドへ供給する。このとき、電磁弁駆動部2は、電磁弁206が開弁しない最小の電流をソレノイドへ供給する。
そして、電磁弁206の閉弁中にカム207が回転し、第2油圧室202へ与圧されると、図2に一点鎖線で示すように吸気弁105が開弁し、さらにカム207が回転すると吸気弁105が閉弁する。
電磁弁駆動部2は、吸気弁105の閉弁に伴って時刻t6でソレノイドへの給電を停止する。これにより、電磁弁206が開弁し、第2油圧室202の与圧が解放される。電磁弁駆動部2は、かかる電磁弁206の開閉制御をエンジンの回転数や負荷率に応じた周期で繰り返し行う。
そして、判定部3は、電磁弁206の閉弁状態を維持する時刻t5から時刻t6までの電磁弁206が開弁すべきでない期間に、異常開弁したか否かを判定する。次に、図3を参照し、判定部3による電磁弁206の異常開弁判定手順の一例について説明する。図3は、実施形態に係る電磁弁206の異常開弁判定手順の説明図である。
なお、図3の上段には、電磁弁206のソレノイドへ供給される電流の波形を示しており、図3の下段には、電磁弁駆動部2がソレノイドへ電流を供給する駆動スイッチのON/OFF状態を示すタイミングチャートを示している。
ここでは、電磁弁駆動部2がソレノイドへ電流を供給する駆動スイッチのON/OFFを繰り返すことによって、ソレノイドへ一定の維持電流を供給する定電流制御を行う場合を例に挙げて説明する。
図3に示すように、電磁弁駆動部2は、定電流制御を行う場合、駆動スイッチをONにし、ソレノイドへ供給される電流が目標電流上限値まで増大すると、駆動スイッチをOFFにする。その後、電磁弁駆動部2は、電流が目標電流下限値まで減少すると、駆動スイッチをONにする。
そして、電磁弁駆動部2は、電磁弁206の開状態を維持する期間に、かかる駆動スイッチのON/OFFを繰り返すことによって、ソレノイドへ一定の維持電流を供給する。このとき、電磁弁駆動部2は、消費電力を低く抑えるため、電磁弁206が開弁しない最小限の維持電流をソレノイドへ供給することが望ましい。
しかしながら、電磁弁206は、開弁しない最小限の維持電流がソレノイドへ供給される場合、何等かの外乱の影響によって開弁すべきでない時機に開弁する恐れがある。例えば、電磁弁206は、外気温の低下に伴う油温の低下や油10の劣化によって油10の粘性が大きくなる場合、油10による電磁弁206を押し開く押圧力が高くなり、開弁すべきでない時機に異常開弁することがある。
判定部3は、かかる電磁弁206が異常開弁したか否かを判定する。具体的には、図3に示すように、例えば、時刻t7で電磁弁206が異常開弁を開始した場合、電磁弁206の開弁に伴うソレノイドの自己誘電によって、駆動スイッチがOFFになった後の電流の低減率が閉弁中における電流の低減率よりも小さくなる。
つまり、図3に示すように、時刻t7で電磁弁206が異常開弁を開始した場合、駆動スイッチがOFFになった後の電流波形における下り勾配の傾斜が、閉弁中の電流波形における下り勾配の傾斜よりも緩やかになる。
そこで、判定部3は、ソレノイドを流れる電流を監視し、駆動スイッチをOFFにした後の電流の低減率が所定の低減率よりも小さくなった場合に、電磁弁206が異常開弁したと判定する。これにより、判定部3は、電磁弁206が開弁すべきでない時機に開弁したか否かを判定することができる。
なお、電磁弁206は、駆動スイッチをOFFにした後の電流の低減率が所定の低減率よりも小さくなった場合であっても、異常開弁を開始した直後に外乱の解消によって、再度閉弁することがある。
このため、判定部3は、駆動スイッチをOFFにした後の電流の低減率が所定の低減率よりも小さくなった場合に、その後、駆動スイッチがONになるまでの駆動スイッチのOFF時間に基づき、電磁弁206が開弁すべきでない時機に開弁したか否かを判定する。
具体的には、図3に示すように、ソレノイドを流れる電流は、時刻t8で電磁弁206が完全に開弁すると、ソレノイドの自己誘電が終了するため徐々に減少し、時刻t9で目標電流下限値に達する。このため、電磁弁駆動部2は、時刻t9で駆動スイッチをONにする。
このとき、時刻t7から時刻t9までの電磁弁206が異常開弁した場合の駆動スイッチのOFF時間は、電磁弁206が閉弁中の駆動スイッチのOFF時間よりも明らかに長い。そこで、判定部3は、かかる駆動スイッチのOFF時間が所定時間未満でない場合に、電磁弁206が開弁すべきでない時機に異常開弁したと判定する。
ここでの所定時間は、電磁弁206が閉弁状態を維持している場合の駆動スイッチが周期的にOFFとなっている時間である。これにより、判定部3は、開弁すべきでない時機に異常開弁したか否かをより確実に判定することができる。
なお、判定部3が電磁弁206の異常開弁を判定する手順は、上記した判定手順に限定されるものではない。図3に示すように、ソレノイドを流れる電流は、電磁弁206が異常開弁する場合、時刻t7から時刻t9までの駆動スイッチがOFFの期間に、減少した後、一時的に増大する。
このため、判定部3は、例えば、駆動スイッチがOFFされている期間に、ソレノイドに流れる電流が増大する場合に、電磁弁206が開弁すべきでない時機に開弁したと判定する構成であってもよい。かかる構成によっても、判定部3は、開弁すべきでない時機に異常開弁したか否かをより確実に判定することができる。
判定部3は、電磁弁206が異常開弁したと判定した場合、その旨を示す判定結果を電磁弁駆動部2へ出力する。電磁弁駆動部2は、電磁弁206が異常開弁したと判定された判定結果が判定部3から入力された場合に、電磁弁206の再閉弁やフューエルカット等を行う異常開弁後処理を実行する。かかる異常開弁後処理については、図5を参照して後述する。
次に、図4および図5を参照し、動作判定装置1が実行する処理について説明する。図4および図5は、実施形態に係る動作判定装置1が実行する処理を示すフローチャートである。ここでは、動作判定装置1が電磁弁206の開弁状態を維持する期間に実行する処理について説明する。
図4に示すように、動作判定装置1は、電磁弁206の開弁状態を維持する期間になると、まず、ソレノイドを流れる電流が目標電流上限値以上であるか否かを判定する(ステップS101)。そして、動作判定装置1は、電流が目標電流上限値以上でないと判定した場合(ステップS101,No)、処理をステップS108へ移す。
また、動作判定装置1は、電流が目標電流上限値以上であると判定した場合(ステップS101,Yes)、駆動スイッチをOFFにし(ステップS102)、電流の低減率を算出する(ステップS103)。
続いて、動作判定装置1は、電流の低減率が所定の低減率より小さいか否かを判定する(ステップS104)。そして、動作判定装置1は、電流の低減率が所定の低減率より小さいと判定した場合(ステップS104,Yes)、つまり、電流波形の下り勾配の傾きが閉弁時の傾きよりも緩やかな場合、電磁弁206が異常開弁したと判定する(ステップS109)。
その後、動作判定装置1は、異常開弁後処理を実行する(ステップS110)。かかる異常開弁後処理については、図5を参照して後述する。また、動作判定装置1は、電流の低減率が所定の低減率より小さくないと判定した場合(ステップS104,No)、つまり、電流波形の下り勾配の傾きが閉弁時の傾きと同様の場合、電流が目標電流下限値以下であるか否かを判定する(ステップS105)。
そして、動作判定装置1は、電流が目標電流下限値以下でないと判定した場合(ステップS105,No)、処理をステップS103へ移す。また、動作判定装置1は、電流が目標電流下限値以下であると判定した場合(ステップS105,Yes)、今回の駆動スイッチのOFF時間を計測する(ステップS106)。
なお、ここでの今回の駆動スイッチのOFF時間は、ステップS102で駆動スイッチがOFFにされてから、ステップS105で電流が目標電流下限値以下になったと判定されるまでの時間である。
その後、動作判定装置1は、OFF時間が所定時間未満か否かを判定する(ステップS107)。そして、動作判定装置1は、OFF時間が所定時間未満でないと判定した場合(ステップS107,No)、処理をステップS109へ移す。
なお、ここでの所定時間は、電磁弁206が閉弁状態を維持している場合の駆動スイッチが周期的にOFFとなっている時間である。また、動作判定装置1は、OFF時間が所定時間未満であると判定した場合(ステップS107,Yes)、駆動スイッチをONにし(ステップS108)、処理をステップS101へ移す。
また、動作判定装置1は、ステップS110の異常開弁後処理を開始すると、図5に示す処理を実行する。具体的には、図5に示すように、動作判定装置1は、まず、ソレノイドへ突入電流を供給して、電磁弁206の再閉弁を試みて(ステップS201)、電磁弁206の再閉弁に成功したか否かを判定する(ステップS202)。これにより、動作判定装置1は、電磁弁206の再閉弁に成功すれば、以後、電磁弁206の動作を正常に制御することができる。
動作判定装置1は、電磁弁206を再閉弁させる突入電流の時間変化に基づいて、電磁弁206が再閉弁したか否かを判定する。例えば、動作判定装置1は、図2に示したように、時刻t2で突入電流をソレノイドへ供給し、その後、時刻t2からt3までの期間に電流が減少した場合に、電磁弁206の再閉弁に成功したと判定する。
また、動作判定装置1は、時刻t2からt3までの期間に電流が減少しない場合に、電磁弁206の再閉弁に失敗したと判定する。このように、動作判定装置1は、ソレノイドへ供給する突入電流の時間変化を監視するだけで電磁弁206の再閉弁に成功したか否かを容易に判定することができる。
そして、動作判定装置1は、再閉弁に失敗したと判定した場合(ステップS202,No)、燃料噴射量補正またはフューエルカットを行い(ステップS206)、処理をステップS203へ移す。これにより、動作判定装置1は、エンジンの失火および排気ガスを排気するマフラーの触媒焼損を防止することができる。
具体的には、電磁弁206が開弁すべきでない時機に異常開弁すると吸気弁105(図1A参照)が閉弁し、エンジンへ吸気されなくなる。このような場合に、吸気弁105が開弁されている場合と同量の燃料をエンジンで噴射させると、エンジンが失火したり、不完全燃焼した燃料がマフラーの触媒の熱で発火して触媒を焼損させたりする恐れがある。
このため、動作判定装置1は、異常開弁した電磁弁206の再閉弁に失敗した場合には、電磁弁206の閉弁時における吸入吸気量に応じた燃料の噴射量となるように燃料の噴射量を補正する、若しくは、フューエルカットを行う。これにより、エンジンの失火および排気ガスを排気するマフラーの触媒焼損を防止することができる。
また、動作判定装置1は、電磁弁206の再閉弁に成功したと判定した場合(ステップS202,Yes)、異常開弁の原因推定を行う(ステップS203)。このとき、動作判定装置1は、再閉弁に成功したか否かの判定結果に基づいて、異常開弁の原因を推定する。
具体的には、動作判定装置1は、ステップS202で再閉弁に成功したと判定される場合、前回の電磁弁206の閉弁では、突入電流に問題がなかったことになるため、電磁弁206が一旦閉弁した後に異常開弁したと推定することができる。このため、動作判定装置1は、電磁弁206の再閉弁に成功した場合には、前回の維持電流不足を異常開弁の原因と推定する。
一方、動作判定装置1は、ステップS202で再閉弁に失敗したと判定される場合、前回の電磁弁206の閉弁時機に電磁弁206が閉弁しなかったと推定することができる。このため、動作判定装置1は、電磁弁206の再閉弁に失敗した場合には、前回の突入電流不足を異常開弁の原因と推定する。
このように、動作判定装置1は、異常開弁した電磁弁206の再閉弁を試みた結果、電磁弁206が再閉弁したか否かに基づいて、異常開弁の原因が突入電流不足であったのか、維持電流不足であったのかを推定することができる。
その後、動作判定装置1は、異常開弁の原因に応じて、電磁弁206を次回閉弁する場合にソレノイドへ供給する電流を補正する(ステップS204)。具体的には、動作判定装置1は、異常開弁の原因を維持電流不足と推定した場合には、電磁弁206を次回閉弁した後、閉弁状態を維持するためにソレノイドへ供給する維持電流を増大させる補正を行う。
また、動作判定装置1は、異常開弁の原因を突入電流不足と推定した場合には、電磁弁206を次回閉弁するためにソレノイドへ供給する突入電流を増大させる補正を行う。これにより、動作判定装置1は、電磁弁206を次回閉弁する場合に、補正後の電流をソレノイドへ供給することにより、電磁弁206を正常に閉弁することができ、その後、電磁弁206の閉弁状態を正常に維持させることができる。
その後、動作判定装置1は、異常開弁時の状況と補正後の電流とを対応付けて記憶し(ステップS205)、処理を図4に示すステップS101へ移す。なお、ここでの異常開弁時の状況は、例えば、油圧、油温、エンジンの回転数、およびエンジンの負荷率等である。
動作判定装置1は、電磁弁206を次回閉弁する場合の状況が記憶した状況と同様である場合に、記憶した状況に対応付けられた電流をソレノイドへ供給して、電磁弁206を閉弁させる。
これにより、動作判定装置1は、今回の電磁弁206の異常開弁が状況の変化に起因しており、電磁弁206の次回閉弁時に今回と同様の状況変化がある場合、電磁弁206を正常に閉弁させ、その後、正常に閉弁状態を維持させることができる。
また、動作判定装置1は、今回の電磁弁206の異常開弁が状況の変化に起因しており、電磁弁206の次回閉弁時に今回と同様の状況変化がない場合、ソレノイドへ供給する電流を無駄に増大することを防止することができる。
上述したように、実施形態に係る動作判定装置1は、電磁弁駆動部2と、判定部3とを備える。電磁弁駆動部2は、ソレノイドへ給電することによって電磁弁206を閉弁させ、ソレノイドへの給電を停止することによって電磁弁206を開弁させる。
そして、電磁弁駆動部2は、電磁弁206を開閉させることによって、第1油圧室201と与圧によって第1油圧室201よりも高圧になる第2油圧室202とを連通する油路203を開閉させる。
判定部3は、電磁弁206が開弁すべきでない時機に開弁したか否かを、電磁弁206の閉弁状態を維持するためにソレノイドへ供給されている電流に基づいて判定する。これにより、動作判定装置1は、油圧を調整する電磁弁206が開弁すべきでない時機に開弁したか否かを判定することができる。
なお、これまで、電磁弁駆動部2がソレノイドへ供給する電流を監視し、電流が目標電流上限値と目標電流下限値とを交互に繰り返すように駆動スイッチを制御して電磁弁206の開状態を維持する場合を説明したが、駆動スイッチの制御はこれに限定されない。
電磁弁駆動部2は、例えば、ソレノイドに供給する平均電流が所定の維持電流となるように、周波数とデューティ比が予め設定されたPWM(Pulse Width Modulation)制御によって駆動スイッチのON/OFF制御を行うこともできる。
ここで、図6を参照し、電磁弁駆動部2によるPWM制御中に電磁弁206の異常開弁が発生する場合について説明する。図6は、実施形態に係るPWM制御中の電流波形および駆動スイッチの状態を示す説明図である。なお、図6の上段には、PWM制御中にソレノイドに流れる電流の波形を示しており、図6の下段には、PWM制御中の駆動スイッチのON/OFF状態を示す。
図6に示すように、電磁弁駆動部2が一定の周期およびデューティ比で駆動スイッチをPWM制御している期間に、例えば、時刻t10から時刻t11までの期間で電磁弁206が異常開弁すると、この期間にソレノイドの自己誘電によって電流が増大する。
このため、判定部3は、電磁弁駆動部2が駆動スイッチをPWM制御する場合には、かかる電流の増大がある場合に、電磁弁206が異常開弁したと判定する。これにより、判定部3は、電磁弁駆動部2が駆動スイッチをPWM制御する場合であっても、電磁弁206が開弁すべきでない時機に異常開弁したか否かを判定することができる。
次に、図7を参照し、動作判定装置1がPWM制御中に実行する処理について説明する。図7は、実施形態に係る動作判定装置1がPWM制御中に実行する処理を示すフローチャートである。
なお、ここでは、動作判定装置1が駆動スイッチのPWM制御中に、電磁弁206の異常開弁を判定する場合に実行する処理について説明する。動作判定装置1は、駆動スイッチをPWM制御する期間に、ソレノイドに流れる平均電流を周期的に算出する。ここでの平均電流は、ソレノイドに流れる電流の所定周期毎の移動平均値である。
図7に示すように、動作判定装置1は、駆動スイッチをPWM制御する場合、まず、ソレノイドに流れる平均電流の算出時機か否かを判定する(ステップS301)。そして、動作判定装置1は、平均電流の算出時機でないと判定した場合(ステップS301,No)、算出時機になるまでステップS301の判定処理を繰り返す。
また、動作判定装置1は、平均電流の算出時機であると判定した場合(ステップS301,Yes)、ソレノイドに流れる平均電流を算出し(ステップS302)、平均電流が前回算出した平均電流から増大したか否かを判定する(ステップS303)。
そして、動作判定装置1は、平均電流が増大していないと判定した場合(ステップS303,No)、処理をステップS301へ移す。また、動作判定装置1は、平均電流が増大したと判定した場合(ステップS303,Yes)、電磁弁206が異常開弁したと判定し(ステップS304)、その後、異常開弁後処理を実行する(ステップS305)。
異常開弁後処理(ステップS305)は、図4に示すステップS110、つまり、図5に示す処理と同様の処理である。ただし、動作判定装置1は、異常開弁後処理(ステップS305)を行う場合、異常開弁時の状況と補正後の電流を記憶(図5のステップS205)した後、図7に示すステップS301へ処理を移す。
動作判定装置1は、かかるステップS301〜ステップS305の処理を実行することにより、電磁弁駆動部2が駆動スイッチをPWM制御する場合であっても、電磁弁206が開弁すべきでない時機に異常開弁したか否かを判定することができる。
また、上述した実施形態では、ソレノイドへ通電することで電磁弁206が閉弁して油路203を閉塞し、ソレノイドへの通電を停止することで電磁弁206が開弁して油路203を開放するシステムを例に挙げたが、これは一例である。
実施形態に係る動作判定装置1は、例えば、ソレノイドへ通電することで電磁弁206が開弁して油路203を閉塞し、ソレノイドへの通電を停止することで電磁弁206が閉弁して油路203を開放するシステムに適用することも可能である。
また、実施形態に係る動作判定装置1は、例えば、ソレノイドへ通電することで電磁弁206が開弁して油路203を開放し、ソレノイドへの通電を停止することで電磁弁206が閉弁して油路203を閉塞するシステムに適用することも可能である。
また、実施形態に係る動作判定装置1は、例えば、ソレノイドへ通電することで電磁弁206が閉弁して油路203を開放し、ソレノイドへの通電を停止することで電磁弁206が開弁して油路203を閉塞するシステムに適用することも可能である。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 動作判定装置
2 電磁弁駆動部
3 判定部
101 シリンダ
102 ピストン
103 コンロッド
104 燃焼室
105 吸気弁
106 排気弁
107 点火プラグ
201 第1油圧室
202 第2油圧室
203 油路
204 オイルサプライ
205 アキュムレータ
206 電磁弁
207 カム
208 ローラフォロワ
209 油圧ポンプ
210 油圧ピストン

Claims (12)

  1. ソレノイドへ給電することによって電磁弁を開弁または閉弁の一方の状態に変位させ、前記ソレノイドへの給電を停止することによって前記電磁弁を開弁または閉弁の他方の状態に変位させることにより、第1油圧室と与圧によって前記第1油圧室よりも高圧になる第2油圧室とを連通する油路を開閉させる電磁弁駆動部と、
    前記ソレノイドへの給電中であって前記ソレノイドへの給電を停止すべきでない時機に前記電磁弁が前記他方の状態に変位したか否かを、前記電磁弁を前記一方の状態に維持するために前記ソレノイドへ供給されている電流に基づいて判定する判定部と
    を備えることを特徴とする動作判定装置。
  2. 前記電磁弁駆動部は、
    前記ソレノイドへ前記電流を供給するスイッチをONにし、前記電流が目標の上限値に達した場合に、前記スイッチをOFFにし、前記電流が目標の下限値に達した場合に、前記スイッチをONにする制御を繰り返すことによって前記電磁弁の状態を前記一方の状態に維持させ、
    前記判定部は、
    前記スイッチがOFFにされることによって減少する前記電流の減少率が所定の減少率未満である場合に、前記ソレノイドへの給電を停止すべきでない時機に前記電磁弁が前記他方の状態に変位したと判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の動作判定装置。
  3. 前記電磁弁駆動部は、
    前記ソレノイドへ前記電流を供給するスイッチをONにし、前記電流が目標の上限値に達した場合に、前記スイッチをOFFにし、前記電流が目標の下限値に達した場合、前記スイッチをONにする制御を繰り返すことによって前記電磁弁の状態を前記一方の状態に維持させ、
    前記判定部は、
    前記スイッチがOFFされている期間に前記電流が増大する場合、前記ソレノイドへの給電を停止すべきでない時機に前記電磁弁が前記他方の状態に変位したと判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の動作判定装置。
  4. 前記電磁弁駆動部は、
    前記ソレノイドへ前記電流を供給するスイッチをONにし、前記電流が所定の上限値に達した場合に、前記スイッチをOFFにし、前記電流が所定の下限値に達した場合に、前記スイッチをONにする制御を繰り返すことによって前記電磁弁の状態を前記一方の状態に維持させ、
    前記判定部は、
    前記スイッチがOFFされている期間が所定時間より長い場合、前記ソレノイドへの給電を停止すべきでない時機に前記電磁弁が前記他方の状態に変位したと判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の動作判定装置。
  5. 前記電磁弁駆動部は、
    前記ソレノイドへ前記電流を供給するスイッチを一定のデューティ比によりPWM制御することによって前記電磁弁の状態を前記一方の状態に維持させ、
    前記判定部は、
    前記スイッチがPWM制御される期間における前記電流の移動平均値を導出し、前記移動平均値が増大した場合、前記ソレノイドへの給電を停止すべきでない時機に前記電磁弁が前記他方の状態に変位したと判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の動作判定装置。
  6. 前記電磁弁駆動部は、
    前記判定部によって前記ソレノイドへの給電を停止すべきでない時機に前記電磁弁が前記他方の状態に変位したと判定された場合に、前記電磁弁を再度前記一方の状態に変位させるための電流を前記ソレノイドへ供給する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の動作判定装置。
  7. 前記判定部は、
    前記電磁弁を再度前記一方の状態に変位させるための電流に基づいて前記電磁弁を再度前記一方の状態に変位させることに成功したか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の動作判定装置。
  8. 前記判定部は、
    前記電磁弁を再度前記一方の状態に変位開始させるために前記ソレノイドへ供給される電流と、前記電磁弁の状態を前記一方の状態に維持させるために前記ソレノイドへ供給される電流とに基づいて、前記ソレノイドへの給電を停止すべきでない時機に前記電磁弁が前記他方の状態に変位した原因を推定する
    ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の動作判定装置。
  9. 前記電磁弁駆動部は、
    前記判定部によって推定される前記原因に応じて、前記電磁弁の状態を次回前記一方の状態へ変位させる場合に前記ソレノイドへ供給する電流の補正を行う
    ことを特徴とする請求項8に記載の動作判定装置。
  10. 前記電磁弁駆動部は、
    前記ソレノイドへの給電を停止すべきでない時機に前記電磁弁が前記他方の状態に変位したと前記判定部によって判定された場合における状況と補正後の電流を対応付けて記憶し、前記状況と同様の状況になった場合に、補正後の電流を前記ソレノイドへ供給する
    ことを特徴とする請求項9に記載の動作判定装置。
  11. 前記第2油圧室は、
    内燃機関の吸気弁を駆動する油圧ピストンに連結され、
    前記油圧ピストンは、
    前記電磁弁の状態が前記一方の状態のときに前記第2油圧室が与圧されることによって前記吸気弁を開弁させ、前記第2油圧室への与圧が解放されることによって前記吸気弁を閉弁させ、
    前記電磁弁駆動部は、
    前記判定部によって前記電磁弁の状態を再度前記一方の状態に変位させることに失敗したと判定された場合、前記内燃機関への燃料の供給量を前記吸気弁の閉弁時における吸入空気量に応じた供給量にする補正、または、前記内燃機関への燃料供給の遮断を行う
    ことを特徴とする請求項7〜請求項10のいずれか一つに記載の動作判定装置。
  12. 第1油圧室と、
    与圧によって前記第1油圧室よりも高圧になる第2油圧室と、
    前記第1油圧室および前記第2油圧室の間を連通する油路と、
    ソレノイドへ給電することによって電磁弁を開弁または閉弁の一方の状態に変位させ、前記ソレノイドへの給電を停止することによって前記電磁弁を開弁または閉弁の他方の状態に変位させることによって前記油路を開閉させる電磁弁駆動部と、
    前記ソレノイドへの給電中であって前記ソレノイドへの給電を停止すべきでない時機に前記電磁弁が前記他方の状態に変位したか否かを、前記電磁弁を前記一方の状態に維持するために前記ソレノイドへ供給されている電流に基づいて判定する判定部と
    を備えることを特徴とする動作判定システム。
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