JP2019006688A - オキサゾリン化合物、架橋剤および樹脂組成物 - Google Patents

オキサゾリン化合物、架橋剤および樹脂組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】コーティング剤、インク、フィルム、粘着剤、および、接着剤など、幅広い用途の架橋剤として最適なオキサゾリン化合物およびトリオキサゾリン化合物を提供する。【解決手段】 下記化学式で表されるオキサゾリン化合物、下記化学式で表されるオキサゾリン化合物を3官能化したトリオキサゾリン化合物、前記オキサゾリン化合物または前記トリオキサゾリン化合物を用いた架橋剤および樹脂組成物。式中Xは、HまたはR−OHで表され、Rは炭素数が1から4の範囲内である直鎖若しくは分枝アルキレン基である。【選択図】なし

Description

本発明は、新規なオキサゾリン化合物に関し、特に新規なオキサゾリン化合物と、それを3官能化した新規なトリオキサゾリン化合物に関するものである。また、前記オキサゾリン化合物および前記トリオキサゾリン化合物を用いた架橋剤および樹脂組成物に関する。
従来よりコーティング剤、インク、フィルム、粘着剤および接着剤等において合成樹脂中にカルボキシル基を含むものが多く使用されている。そして、このカルボキシル基と反応し得る架橋剤を添加して特性の改善が行われている。この架橋剤としてエポキシ化合物、メラミン化合物、金属塩、有機金属化合物、アジリジン化合物、イソシアネート化合物、カルボジイミド化合物、オキサゾリン化合物等が挙げられる。しかしながら、エポキシ化合物は硬化時に120℃以上の高温に加熱する必要があり、メラミン樹脂ではホルマリンなどアウトガスの問題が払拭できない。金属塩、有機金属化合物では可逆反応のため加水分解もしくは他の要因による化学結合の解離が起こり易く耐薬品性に劣る。アジリジン化合物はモノマーの毒性が問題になり、現在ではあまり使用されない傾向がある。イソシアネート化合物やカルボジイミド化合物は単独では有機物系で架橋密度の差が現われ、耐熱性や耐溶剤性に劣る。オキサゾリン化合物は無触媒で比較的低温(100℃前後)で反応する、混合後も保存安定性が良い、低毒性である、被膜の接着性、耐水性が良い、防食性があるなどの優れた特長を有している。
これまでのオキサゾリン化合物の架橋剤としては、分子内にオキサゾリン基を2個有する化合物が多く知られている(特許文献1)。また、3官能以上の化合物としては付加重合性オキサゾリン基含有モノマーを他モノマーと共重合させた高分子重合体が知られている(特許文献2)。しかしながら、これらのオキサゾリン化合物では架橋密度が低く硬度や耐熱性が十分に高いものは得られなかった。
特開2012−126877号公報 特開2016−188264号公報
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり従来のオキサゾリン化合物の反応性、安定性、低毒性、接着性、耐水性、防食性等と共にこれまでにない硬度や耐熱性を付与する、架橋剤として有用である新規なオキサゾリン化合物を得ることを目的とする。とくにカルボキシル基を含有する合成樹脂からなるコーティング剤、インク、フィルム、粘着剤、および、接着剤など、幅広い用途の架橋剤として最適なオキサゾリン化合物およびトリオキサゾリン化合物を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のオキサゾリン化合物は、下記化学式で表されるオキサゾリン化合物である。
Figure 2019006688

式中Xは、HまたはR−OHで表され、Rは炭素数が1から4の範囲内である直鎖若しくは分枝アルキレン基である。
また、本発明のトリオキサゾリン化合物は、前記本発明のオキサゾリン化合物を中心核に結合させて3官能化した、下記化学式で表されるトリオキサゾリン化合物である。
Figure 2019006688

式中Yは、中心核である。式中Xは(R−O−)nで表され、nは0か1であり、Rは炭素数が1から4の範囲内である直鎖若しくは分枝アルキレン基である。
前記において、前記中心核が、トリアジン、ホウ素、リン、および有機ケイ素からなる群より選ばれるいずれかであることが好ましい。
本発明の架橋剤は、前記本発明のオキサゾリン化合物、または、前記本発明のトリオキサゾリン化合物を含有する。
また、本発明の樹脂組成物は、前記本発明の架橋剤を含有する。
本発明のオキサゾリン化合物は、低分子化合物のため広い範囲の樹脂と相溶性が良好である。そして、容易に3官能化してトリオキサゾリン化合物を得ることができる。前記オキサゾリン化合物および前記トリオキサゾリン化合物は、少量の配合でもカルボキシル基を有する各種樹脂を強固に架橋させることができ、耐熱性の優れたコーティング剤等の樹脂組成物を得ることができる。
図1は、合成例5で得られたトリオキサゾリン化合物のTOFMS測定結果である。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。本発明のオキサゾリン化合物は、次の化学式で表されるオキサゾリン化合物である。
Figure 2019006688

式中Xは、HまたはR−OHで表され、Rは炭素数が1から4の範囲内である直鎖若しくは分枝アルキレン基である。上記は、ベンゼン環のオルソ位、メタ位、パラ位のいずれかにオキサゾリン環を有しているオキサゾリン化合物である。
前記化学式において、XがHであるオキサゾリン化合物の一例としては、4−ヒドロキシフェニルオキサゾリン(パラ位)、2−ヒドロキシフェニルオキサゾリン(オルソ位)が挙げられ、これらは次の構造式で表される。
Figure 2019006688

Figure 2019006688
前記化学式において、XがCHCH−OHであるオキサゾリン化合物の一例としては、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニルオキサゾリン(パラ位)、2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニルオキサゾリン(オルソ位)が挙げられ、これらは次の構造式で表される。
Figure 2019006688

Figure 2019006688
そして、本発明のトリオキサゾリン化合物は、前記オキサゾリン化合物を中心核に結合させて3官能化した、下記化学式で表されるトリオキサゾリン化合物である。
Figure 2019006688

式中Yは、中心核である。式中Xは(R−O−)nで表され、nは0か1であり、Rは炭素数が1から4の範囲内である直鎖若しくは分枝アルキレン基である。上記は、ベンゼン環のオルソ位、メタ位、パラ位のいずれかにオキサゾリン環を有しているトリオキサゾリン化合物である。
前記トリオキサゾリン化合部の中心核としては、トリアジン、ホウ素、リン、および有機ケイ素からなる群より選ばれるいずれかであることが好ましい。
前記中心核がトリアジンであるトリオキサゾリン化合物の一例としては、次の構造式で表される化合物が挙げられる。
Figure 2019006688
前記中心核がホウ素であるトリオキサゾリン化合物の一例としては、次の構造式で表される化合物が挙げられる。
Figure 2019006688
前記中心核がリンであるトリオキサゾリン化合物の一例としては、次の構造式で表される化合物が挙げられる。
Figure 2019006688
前記中心核が有機ケイ素であるトリオキサゾリン化合物の一例としては、次の構造式で表される化合物が挙げられる。
Figure 2019006688
本発明のオキサゾリン化合物またはトリオキサゾリン化合物を架橋剤として配合することができるカルボキシル基を有する合成樹脂としては特に限定されず、従来公知のものを使用することができる。例えば、熱可塑性樹脂ではポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリオレフィン、ポリカーボネート、ポリスチレン、(メタ)アクリル樹脂、ポリアミド、ポリエステル、ABS樹脂、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル−塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、AS樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリフェニレンエーテル、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、PEK、PEEK、液晶プラスチック等を挙げることができる。また熱硬化性樹脂では、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル、シリコーン樹脂、アルキド樹脂、エポキシ樹脂などを挙げることができる。なかでも(メタ)アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等が好ましい。
カルボキシル基を有する(メタ)アクリル樹脂は特に限定されず、例えばカルボキシル基を含むラジカル重合性不飽和モノマーとその他のエチレン性不飽和モノマーを共重合させることによって得られる(メタ)アクリル樹脂等を挙げることができる。
カルボキシル基を有するラジカル重合性不飽和モノマーとして、例えば(メタ)アクリル酸、マレイン酸、イタコン酸等を挙げることができる。その他のエチレン性不飽和モノマーは例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、n―ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、2エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート等のアクリル酸エステルを主モノマーとして挙げることができる。その他の共重合可能なモノマーとしてスチレン、ビニルトルエン、2−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、クロルスチレン等のスチレン系モノマー;ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性(メタ)アクリレート等の水酸基含有モノマー;(メタ)アクリロニトリル;N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシ(メタ)アクリルアミド等のN−置換(メタ)アクリルモノマー;グリシジル(メタ)アクリレート等のエポキシ基含有モノマー;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステルモノマー;エチレン、プロピレン等のαオレフィンモノマー等を挙げることができる。また、重合は有機溶剤中での溶液重合や水中でのエマルジョン重合、懸濁重合などにより合成される。
カルボキシル基含有ポリエステル樹脂は多価アルコール、多価カルボン酸等を原料としてエステル結合形成反応により得られるもので、アルキド樹脂も含むものである。
多価アルコールは、1分子中に2つ以上の水酸基を有する化合物である。多価アルコールとしては例えば、4官能原料のペンタエリスリトールや、トリメチロールプロパン及びヘキサントリオール等のトリオール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、ブチレングリコール、等のジオールを挙げることができる。多価カルボン酸は、1分子中に2つ以上のカルボキシル基を有する化合物である。多価カルボン酸としては例えば、フタル酸、イソフタル酸等の芳香族ジカルボン酸;アジピン酸、アゼライン酸及びテトラヒドロフタル酸等の脂肪族ジカルボン酸;トリメリット酸等のトリカルボン酸等を挙げることができる。
カルボキシル基含有ポリウレタン樹脂は、ジイソシアネート化合物と、例えば、アクリル、ポリエステル、ポリエーテル、ポリカーボネート等の各種ポリオール成分を含むジオールとの反応により得られる樹脂であり、ウレタン結合を有する樹脂を挙げることができる。上記ウレタン樹脂の中でもカルボキシル基を含有する樹脂が好適に用いられ、当該カルボキシル基の導入は、原料由来の水酸基の一部又は全部を酸無水物等によってカルボキシル基に変性したものや、1分子中に水酸基とカルボキシル基とを有する化合物をジオール成分として用いる場合等が挙げられる。カルボキシル基を有するジオールとしては例えば、ジメチロールプロピオン酸等を好適なものとして挙げることができる。ジイソシアネート化合物としては、例えば、2,4−トリレンジイソシアネート(2,4−TDI)、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート(4,4’−MDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、等を挙げることができる。
カルボキシル基含有エポキシ樹脂は、例えば、ビスフェノールとエピクロルヒドリンの反応によって得られる樹脂骨格を有する樹脂等を挙げることができる。上記エポキシ樹脂の中でもカルボキシル基を含有する樹脂が好適に用いられ、当該カルボキシル基の導入方法としては、原料に由来する水酸基の一部又は全部を酸無水物によってカルボキシル基に変性したものや、分子内にカルボキシル基とを有する化合物を原料成分として用いる場合が挙げられる。上記ビスフェノールとしては、例えば、ビスフェノールA、Fが挙げられる。またこれらを適当な鎖延長剤を用いて鎖延長したもの等を挙げることができる。
また、本発明にかかる硬化性樹脂組成物は、必要に応じて、その他の架橋剤を併用するものであってもよい。その他の架橋剤は特に限定されず、例えば、本発明に係わるオキサゾリン系化合物以外のオキサゾリン系化合物、金属塩、有機金属化合物、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ポリエポキシ樹脂、ポリアジリジン樹脂、ポリイソシアネート樹脂、ポリカルボジイミド樹脂、不飽和化合物等を挙げることができ、また複数の架橋剤を併用することもできる。
本発明のオキサゾリン化合物または本発明のトリオキサゾリン化合物の、架橋剤としての配合量としては、樹脂100重量部に対して3〜30重量部加えることが好ましい。また硬化樹脂の耐熱性の観点からより好ましくは5〜30重量部が好ましい。また密着性の観点を加味すると、5〜20重量部が最も好ましい。
本発明のオキサゾリン化合物または本発明のトリオキサゾリン化合物は、架橋剤として、コーティング剤、インク、フィルム、接着剤など、合成樹脂が使用される幅広い用途に好適に適用することができる。これらを塗工する基材としては、特に制限はないが、ガラス、金属板、木板、プラスチック材料、紙などが挙げられる。
以下実施例に基づき本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意の変形をなし得るものである。
[合成例1]
(アミド体の合成)
Figure 2019006688

Dean−stark装置をつけた500mLの3ツ口フラスコに、4−ヒドロキシ安息香酸メチル(210.6g、1.38mol)を秤りとり、エタノールアミン(127.0g、2.08mol)を加え、130℃で2時間攪拌した。反応混合物を90℃まで放冷し、減圧下(ダイヤフラムポンプ)で過剰のエタノールアミンを留去した。反応混合物(アミドアルコール)は精製せずに次の反応に用いた。
(環化)
Figure 2019006688

2Lセパラブルフラスコに反応混合物(アミドアルコール)を移しかえ、ジグリム(diglyme、ジエチレングリコールジメチルエーテル)730gを加えて、スラリー状にした。氷水浴下、塩化チオニル(218.0g、1.83mol)を滴下した。滴下後、室温にて30分間攪拌した。生じた沈殿を濾過、テトラヒドロフラン(THF)で洗浄した。濾取した固体を700mLのTHFに懸濁させて、濾過し、塩酸塩を得た。塩酸塩を水1000mLに溶解し、48%NaOH水溶液で中和した、析出した固体を濾過、水で洗浄した後、乾燥して4−ヒドロキシフェニルオキサゾリン(137.8g、61%)を得た。
4−ヒドロキシフェニルオキサゾリンの機器分析値:
1H NMR(400MHz,CDCl),δ7.80(dd,J=8.7,2.0Hz,2H),6.81(dd,J=8.7,2.0Hz,2H),4.43(t,J=9.6Hz,2H),4.05(t,J=9.6Hz,2H)
[合成例2]
(アミド体の合成)
Figure 2019006688

Dean−stark装置をつけた1L4ツ口フラスコに、2−ヒドロキシ安息香酸メチル(293.6g、1.93mol)を秤りとり、エタノールアミン(176.8g、2.89mol)を加え、130℃で2時間攪拌した。反応混合物を126−130℃、減圧下(600Pa)で過剰のエタノールアミンを留去した。反応混合物(アミドアルコール)は精製せずに次の反応に用いた。
(環化)
Figure 2019006688

3Lセパラブルフラスコに反応混合物(アミドアルコール)を移しかえ、THF900mLに溶解した。氷水浴下、塩化チオニル(322.40g、2.57mol)を滴下した(内温6−14℃)。滴下後、室温にて15時間攪拌した。生じた沈殿を濾過、THF(250mL×2)で洗浄し、塩酸塩を得た。塩酸塩を水1000mLに溶解し、48%NaOH水溶液で中和した、析出した固体を濾過、水で洗浄した後、乾燥して2−ヒドロキシフェニルオキサゾリン(285.6g、92%)を得た。
2−ヒドロキシフェニルオキサゾリンの機器分析値:
1H NMR(400MHz,CDCl),δ12.2(br s,1H),7.64(d,J=7.8Hz,1H), 7.36(dd,J=7.8,7.8Hz,1H),7.00(d,J=7.8Hz,1H),6.84(dd,J=7.8,7.8Hz,1H),4.41(t,J=9.5Hz,2H),4.09(t,J=9.5Hz,2H)
[合成例3]
Figure 2019006688

200mLの2ツ口フラスコに、合成例1で得られた4−ヒドロキシフェニルオキサゾリン(32g、196mmol)、炭酸エチレン(60g、681mmol)、テトラメチルアンモニウムクロリド(200mg、1.82mmol)、炭酸カリウム(1g、7.2mmol)を秤りとり、130℃で4時間攪拌した。反応混合物を室温まで放冷し、メタノール(250mL)と水とを加え、析出した固体を濾過し、粗生成物を30g得た。前記粗生成物をメタノールに溶解し、不溶物を取り除き、再結晶(メタノール−酢酸エチル)により、第一晶(13.5g、33%)、第二晶(8.3g、20%)の4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニルオキサゾリンを得た。
4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニルオキサゾリンの機器分析値
1H NMR(400MHz,CDCl),δ7.89(d,J=8.6Hz,2H),6.93(d,J=8.6Hz,2H),4.41(t,J=9.4Hz,2H),4.13(t,J=4.6Hz,2H),4.04(t,J=9.4Hz,2H),3.98(m,2H)
[合成例4]
Figure 2019006688

100mLの4ツ口フラスコに、合成例2で得られた2−ヒドロキシフェニルオキサゾリン(20.4g、125mmol)、炭酸エチレン(12.2g、138mmol)、炭酸カリウム(229mg、1.66mmol)を秤りとり、145℃で5時間攪拌した。反応混合物を室温まで放冷し、メチルイソブチルケトン(50mL)を加えた。水(20mL)、飽和食塩水(5mL)でそれぞれ2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧蒸留(72〜77Pa、146〜157℃)で精製し、2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニルオキサゾリン(10.5g、40%)を得た。
2−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニルオキサゾリンの機器分析値:
1H NMR(400MHz,CDCl),δ7.75(dd,J=7.8,1.8Hz,1H),7.40(ddd,J=7.8,7.8,1.8Hz,1H),7.04(dd,J=7.8,7.8Hz,1H),7.01(d,J=7.8Hz,1H),6.4(br s,1H),4.31(t,J=9.4Hz,2H),4.23(t,J=4.4Hz,2H),4.06(t,J=9.4Hz,2H),3.81(t,J=4.4Hz,2H)
[合成例5]
(3官能化)
Figure 2019006688

2Lのセパラブルフラスコに、塩化シアヌルを46.75g(253.5mmol)、トリエチルアミンを2.56mL秤りとり、ジクロロメタン615gに溶解した。合成例1で得られた4―ヒドロキシフェニルオキサゾリン(127g、778mmol)、48%水酸化ナトリウム水溶液(66.3g、796mmol)、水500mLの溶液を1時間かけて室温にて滴下した。滴下後、10時間室温で攪拌し、水相を取り除き、水200mLを加え、有機相を分離した。有機相を濃縮し、得られた固体をメタノール665mL、酢酸エチル550mLで順に懸濁させ、ろ過し、上記化学式のトリオキサゾリン化合物(109g、76%)を得た。
トリオキサゾリン化合物の機器分析値:
1H NMR(400MHz,CDCl),δ7.95(d,J=8.7Hz,6H),7.19(d,J=8.7Hz,6H),4.44(t,J=9.5Hz,6H),4.06(t,J=9.5Hz,6H)
また、得られたトリオキサゾリン化合物のTOFMS(Time of Flight Mass Spectrometry(飛行時間型質量分析法))測定結果を図1に示す。測定は、島津製作所製飛行時間質量分析装置(AXIMA−CFRplus)を用いて行った。測定の結果、分子量が564であることが確認できた。
[製造例1](アクリル樹脂Aの合成)
温度計、攪拌機、還流冷却器,滴下ロートおよびチッソガス導入管を取り付けた0.3Lの4ツ口フラスコに酢酸ブチル40.0gを仕込んだのち、140℃まで昇温し、メタクリル酸10重量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート2重量部、メチルメタクリレート20重量部、スチレン20重量部、エチルアクリレート20重量部、ブチルアクリレート28重量部、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート0.3重量部を5時間かけて滴下し、重合させて固形分70%のアクリル樹脂Aを得た。得られたアクリル樹脂(固形分)の酸価は65mg/KOHgであった(表1参照)。
[製造例2](アクリル樹脂Bの合成)
温度計、攪拌機、還流冷却器,滴下ロートおよびチッソガス導入管を取り付けた0.3Lの4ツ口フラスコに酢酸ブチル40.0gを仕込んだのち、140℃まで昇温し、メタクリル酸5重量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート10重量部、メチルメタクリレート10重量部、スチレン25重量部、エチルアクリレート30重量部、ブチルアクリレート20重量部、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート0.3重量部を5時間かけて滴下し、重合させて固形分70%のアクリル樹脂Bを得た。得られたアクリル樹脂(固形分)の酸価は32mg/KOHgであった(表1参照)。
[製造例3](アクリル樹脂Cの合成)
温度計、攪拌機、還流冷却器,滴下ロートおよびチッソガス導入管を取り付けた0.3Lの4ツ口フラスコにブチルセロソルブ40.0gを仕込んだのち、140℃まで昇温し、メタクリル酸10重量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート2重量部、メチルメタクリレート20重量部、スチレン20重量部、エチルアクリレート20重量部、ブチルアクリレート28重量部、α―メチルスチレンダイマー(連鎖移動剤)3重量部、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート0.3重量部を5時間かけて滴下し、重合させて固形分70%のアクリル樹脂Cを得た。得られたアクリル樹脂(固形分)の酸価は65mg/KOHgであった(表1参照)。
[実施例1]
製造例1で得られたアクリル樹脂A20gに合成例5で得られたトリオキサゾリン化合物4.2gとジメチルアセトアミド12.2gを加えて固形分50%の塗料を配合した。
[実施例2]
製造例1で得られたアクリル樹脂A20gに合成例5で得られたトリオキサゾリン化合物2.8gとジメチルアセトアミド10.8gを加えて固形分50%の塗料を配合した。
[実施例3]
製造例1で得られたアクリル樹脂A20gに合成例5で得られたトリオキサゾリン化合物1.4gとジメチルアセトアミド9.4gを加えて固形分50%の塗料を配合した。
[実施例4]
製造例2で得られたアクリル樹脂B20gに合成例5で得られたトリオキサゾリン化合物1.4gとメラミン樹脂(サイメル325,固形分80%,日本サイテックインダストリー株式会社製)を3.5gとジメチルアセトアミド11.5gを加えて固形分50%の塗料を配合した。
[比較例1]
実施例2のトリオキサゾリン化合物の代わりにジオキサゾリン化合物である1,3−ビス(2−オキサゾリン−2−イル)ベンゼン2.8gを使用した他は実施例2と同様にして、塗料を配合した。
[比較例2]
製造例3で得られたアクリル樹脂C20gにオキサゾリン基含有ポリマー(エポクロスWS−500,固形分39%,株式会社日本触媒製)7.2gとブチルセロソルブ6.4gを加えて固形分50%の塗料を配合した。
(試験板の作成)
実施例1〜4および比較例1、2で調製した塗料を、10cm×14cm、厚さ0.26mmのアルミニウム板(A−5052Pテストピース、スタンダードテストピース製)にロールコート法により乾燥後の膜厚さ7μmとなるように塗布し、170℃で10分間加熱処理することで試験板を作成した。
(鉛筆硬度)
得られた試験板の塗膜についてJIS K 5600−5−4:1999に規定する鉛筆ひっかき試験をおこなった。結果を表2に示す。
(密着性試験)
試験板の塗膜についてJIS K 5600−5−6:1999に規定するクロスカットを行い、クロスカット部に(株)ニチバン製セロテープ(登録商標)を貼付し、これを塗板に対して90度の方向に急激に剥離し、塗面の状態を目視にて確認して以下の評価基準にもとづいて評価した。結果を表2に示す。
Aは、塗膜の剥がれが全くない。
Bは、塗膜の剥がれが2割未満である。
Cは、塗膜の剥がれが2割以上8割未満である。
Dは、塗膜の剥がれが8割以上である。
(耐水性試験・外観)
得られた試験板をオートクレーブ中にて125℃の熱水中に30分間浸漬したあと、塗膜のブリスター(ふくれ)発生や白化度合いを、下記基準で目視評価した。結果を表2に示す。
Aは、塗膜にブリスター、白化は全く認められない。
Bは、塗膜にブリスター、白化はほとんど認められない。
Cは、塗膜にブリスター、白化の塗面異常が認められる。
Dは、塗膜にブリスター、白化の少なくとも一つの塗面異常が著しい。
(耐水性試験・鉛筆硬度)
得られた試験板をオートクレーブ中にて125℃の熱水中に30分間浸漬したあと、前記と同様に鉛筆ひっかき試験をおこなった。結果を表2に示す。
(耐水性試験・密着性試験)
得られた試験板をオートクレーブ中にて125℃の熱水中に30分間浸漬したあと、前記と同様に密着性試験をおこなった。結果を表2に示す。
Figure 2019006688
Figure 2019006688
以上の結果からも明らかなように、本発明のオキサゾリン化合物を3官能化した本発明のトリオキサゾリン化合物は、カルボキシル基を持つ樹脂に添加することにより、その塗膜性能を向上させることができるものであり、塗料、表面処理剤、コーティング剤、接着剤、シーリング材などに好適に使用することができる。

Claims (5)

  1. 下記化学式で表されるオキサゾリン化合物。
    Figure 2019006688

    式中Xは、HまたはR−OHで表され、Rは炭素数が1から4の範囲内である直鎖若しくは分枝アルキレン基である。
  2. 請求項1記載のオキサゾリン化合物を中心核に結合させて3官能化した、下記化学式で表されるトリオキサゾリン化合物。
    Figure 2019006688

    式中Yは、中心核である。式中Xは(R−O−)nで表され、nは0か1であり、Rは炭素数が1から4の範囲内である直鎖若しくは分枝アルキレン基である。
  3. 前記中心核が、トリアジン、ホウ素、リン、および有機ケイ素からなる群より選ばれるいずれかである、請求項2記載のトリオキサゾリン化合物
  4. 請求項1記載のオキサゾリン化合物、または、請求項2または3記載のトリオキサゾリン化合物を含有する架橋剤。
  5. 請求項4記載の架橋剤を含有する樹脂組成物。
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