JP2019006433A - 紙カートン及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属光沢による装飾性を備え、かつ、開封しやすく、しかも、生産性に優れたトップオープン型の紙カートン及びその製造方法を提供する。【解決手段】表面の少なくとも一部に金属層を有するトップオープン型紙カートン1において、糊代パネル10は、最表面が印刷層である第1領域と、最表面が金属層である第2領域とを有し、第1領域は、前面パネルの開封タブの裏面と相対する部分を含み、接着剤層は、糊代パネル10の表面の第1領域の少なくとも一部、及び第2領域の少なくとも一部に接して形成されており、糊代パネル10の紙基材と金属層との接着力S1、金属層と印刷層との接着力S2、印刷層と接着剤層との接着力S3、接着剤層と前面パネルとの接着力S4、及び金属層と接着剤層との接着力S5の各接着力のうち、印刷層と接着剤層との接着力S3を最も弱いものとする。【選択図】図1

Description

本発明は、菓子類等の食品や化粧品、医薬品、各種小物雑貨等を収容するのに好適に用いられるトップオープン型の紙カートン及びその製造方法に関する。
トップオープン型の紙カートンは、開封後、カートンの面の向きを変えることなく、内容物を視認することができ、また、内容物の取り出し及び開封操作も比較的容易であることから、菓子類等の食品や化粧品、医薬品、各種小物雑貨等の商品の包装容器として用いられている。
トップオープン型の紙カートンの代表的な形態としては、例えば、特許文献1に記載されているような、前面パネルの摘み部分(開封タブ)を引き上げて、天面パネルを大きく開口させて内容物を取り出すことができるものが挙げられる。このような紙カートンは、ブランクを前面パネルの裏面と前面内側パネル(糊代パネル)の表面とをサック貼りした後、組み立てられる。
一方、包装容器は、高級感や豪華さを演出する観点から、金属光沢紙が用いられる場合がある。金属光沢紙は、金属箔や、例えば、特許文献2に記載されているような金属蒸着層等によって、紙基材上に金属層が形成されているものである。
トップオープン型の紙カートンにおいても、内容物の商品に高級感や豪華な印象を付与するという装飾性の観点から、このような金属光沢紙で作製される場合がある。
特開平9−193926号公報 特開2006−27244号公報
上記のような金属光沢紙の表面の金属層は、通常の紙カートンの作製に用いられる接着剤では、一般的なインキによる印刷層に比べて接着性に劣る。
このため、トップオープン型の紙カートンのブランクの組み立てに際し、前面パネルの裏面と糊代パネルの表面の金属層とのサック貼りには、金属層の表面で剥離しないような強力な接着剤を用いる必要がある。
しかしながら、強力な接着剤を用いると、前面パネルの開封タブの裏面も、糊代パネルの表面の金属層と強固に接着し、開封時に開封タブを容易に引き上げられず、開封しにくくなり、周囲の紙が破けたり、捲れて剥がれたりすることもある。
これに対しては、上記特許文献1に記載されているように、開封タブの部分を除いて、接着剤を塗布するようにすることが考えられる。しかしながら、紙カートンの量産時のサック貼りにおいて、接着剤の塗布位置を制御することは難しく、該紙カートンの製造効率の低下及び歩留まりの低下を招くこととなる。
したがって、金属光沢紙を用いたトップオープン型の紙カートンを生産性良く量産することができる手段が求められている。
本発明は、上記技術的課題を解決するためになされたものであり、金属光沢による装飾性を備え、かつ、開封しやすく、しかも、生産性に優れたトップオープン型の紙カートン及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、表面に金属層を有するトップオープン型の紙カートンにおいて、開封タブを有する前面パネルの裏面と貼着される糊代パネルについて、その表面の接着性を調整することにより、生産性を向上させることができ、かつ、該紙カートンを開封しやすくすることができることを見出したことに基づくものである。
すなわち、本発明は、以下の[1]〜[6]を提供するものである。
[1]表面の少なくとも一部に金属層を有する紙カートンであって、前記紙カートンは、前面パネル、天面パネル、後面パネル、底面パネル及び糊代パネルが連設され、前面パネルの裏面と糊代パネルの表面とが接着剤層を介して接着されており、前面パネルがその前端の一部に開封タブを有し、該開封タブから天面パネル方向に延設された2本の破断線で切り開く開封領域を有するトップオープン型紙カートンであり、少なくとも糊代パネルは、紙基材上に、金属層及び印刷層が下から順に積層された層構成を有し、前記糊代パネルは、最表面が印刷層である第1領域と、最表面が金属層である第2領域とを有し、前記第1領域は、前面パネルの開封タブの裏面と相対する部分を含み、前記接着剤層は、糊代パネルの表面の第1領域の少なくとも一部、及び第2領域の少なくとも一部に接して形成されており、前記糊代パネルにおいて、糊代パネルの紙基材と金属層との接着力S1、金属層と印刷層との接着力S2、印刷層と接着剤層との接着力S3、接着剤層と前面パネルとの接着力S4、及び金属層と接着剤層との接着力S5の各接着力のうち、印刷層と接着剤層との接着力S3が最も弱いことを特徴とする、紙カートン。
[2]前記金属層が金属蒸着膜である、上記[1]に記載の紙カートン。
[3]前記印刷層の表面が紫外線硬化性樹脂の硬化物を含む、上記[1]又は[2]に記載の紙カートン。
[4]前記糊代パネルは、前面パネル、天面パネル、後面パネル、底面パネル及び糊代パネルが連設されている方向と直交する方向に、第2領域、第1領域、第2領域が順に連接して形成されており、連続して該3つの領域に接するように前記接着剤層が形成されている、上記[1]〜[3]のいずれか1項に記載の紙カートン。
[5]前記第2領域の表面は、接着剤層と接する部分に、複数の溝が形成された溝切り加工部を有している、上記[1]〜[4]のいずれか1項に記載の紙カートン。
[6]上記[1]〜[5]のいずれか1項に記載の紙カートンを製造する方法であって、ストレートグルアーで、糊代パネルの表面の第1領域から第2領域にかけて連続して接着剤を塗布して、前面パネルの裏面と糊代パネルの表面との貼着加工を行う、紙カートンの製造方法。
本発明によれば、金属光沢による装飾性を備え、かつ、開封しやすく、しかも、生産性に優れたトップオープン型の紙カートンを提供することができる。
また、本発明の製造方法によれば、前記トップオープン型の紙カートンを好適に量産することができる。
本発明の紙カートンの一例を示す概略斜視図であり、(a)は未開封状態、(b)は開封状態を示している。 図1の紙カートンのブランクの表面側から見た展開図である。 図2のブランクにおける糊代パネル部分を詳細に示した正面図である。 図1の紙カートンの開封後の前面パネルと糊代パネルの接着状態を層構成で示した概略断面図であり、(a)は第1領域の状態、(b)は第2領域の状態を示している。
以下、本発明の紙カートンについて、図面を参照して詳細に説明する。なお、本明細書中の「AA〜BB」との数値範囲の表記は、「AA以上BB以下」であることを意味する。
図1に、本発明の紙カートンの一例を示す。(a)に紙カートン1の未開封状態、(b)に開封状態を示す。また、図2に、紙カートン1のブランクの表面側から見た展開図を示す。
紙カートン1は、表面の少なくとも一部に金属層を有するものであり、未開封状態において、金属光沢による装飾性を備えているものである。
紙カートン1は、図2に示すような1枚のブランクから形成されているトップオープン型紙カートンである。前面パネル2、天面パネル3、後面パネル4、底面パネル5及び糊代パネル10が連設されており、各パネル間の境界に形成された折線で折り曲げられ、前面パネル2の裏面と糊代パネル10の表面とが接着剤層を介して接着されている。前面パネル2が、その前端の一部に開封タブ2aを有し、開封タブ2aから天面パネル方向に延設された2本の破断線xで切り開く開封領域Aを有している。
なお、図2においては、着色部分は、紙カートン1の未開封状態において露出する表面のパネルを示している。
紙カートン1においては、2つの側面パネルのうちの一方の側面パネル6は、底面パネル5に連設され、他方の側面パネル7は、天面パネル3に連設されている。また、側面パネル6が被せられて貼着される側面糊代パネル21及び22が、それぞれ、前面パネル2及び後面パネル4にそれぞれ連設されている。側面パネル7が被せられて貼着される側面糊代パネル23及び24も同様に、それぞれ、前面パネル2及び後面パネル4にそれぞれ連設されている。
側面パネル6及び7は、差し込み型であり、それぞれ、差し込み部6a及び6bを有している。
なお、本発明の紙カートンの形態は、図面に記載のものに限定されるものではなく、例えば、開封タブから延設される2本の破断線の終点が天面パネルとの境界の折線であり、開封領域が前面パネルのみであったり、前記破断線の終点が後面パネルにまで達しており、開封領域が前面パネルから後面パネルにまで及ぶものであってもよい。また、紙カートンの内容物によっては、天面パネルが横を向くように傾けて開封されるものであってもよい。
また、紙カートンの形状は、直方体状に限らず、例えば、後面パネルと底面パネルとが一体化した三角柱状、天面パネルが複数枚で構成された五角柱以上の多角柱状、また、前面パネルから後面パネルまでが曲面状に一体化した半円柱状や蒲鉾形状等であってもよい。
側面パネルや側面糊代パネルについても、図3に記載のブランクの配置や形状に限定されるものではなく、側面を封じることができればよい。
[構成材料(包装材料)]
紙カートン1は、金属光沢による装飾性を備えているものであり、表面の少なくとも一部に金属層を有している。すなわち、紙基材上に金属層が形成されている包装材料で形成されたものである。紙基材と金属層との間に介在する層の有無、また、介在する層の構成は特に限定されるものではない。前記包装材料としては、例えば、紙基材上に、接着層等を介して金属層が積層されたものが一般に用いられる。
(紙基材)
紙カートン1に用いられる紙基材には、加工性及びカートンとしての形態を維持する観点から、通常、板紙が用いられる。板紙の種類は、特に限定されるものではなく、例えば、白板紙、黄板紙、チップボール、色板紙等の紙器用板紙として通常用いられるものが挙げられる。これらの中でも、マニラボールやコートボール等の白板紙が多用される。
紙基材の厚みは、紙器用板紙としては、180〜660μmであることが好ましく、より好ましくは250〜550μm以下である。また、紙基材の坪量は、210〜550g/m2であることが好ましく、より好ましくは250〜450g/m2である。
(金属層)
金属層は、紙カートン1に金属光沢による装飾性を付与するものであり、金属箔や金属膜等により形成することができる。金属層に用いられる金属種としては、アルミニウム、銀、金、ニッケル、銅、クロム、及びこれらの合金等が挙げられる。これらの中でも、加工性やコスト等の観点から、アルミニウムが好適に用いられる。
金属層の厚みは、包装材料を切断や折り曲げ等により紙カートン1に加工可能な範囲内で所望の装飾性に応じて適宜設定されるものである。通常、金属箔の場合、5〜20μm程度であることが好ましく、また、金属膜の場合、10〜200nm程度であることが好ましい。
なお、金属層は、紙カートン1を構成する包装材料の加工時の破断防止や取扱い容易性等の観点から、ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂の支持体上に形成されるものであってもよい。支持体の厚みは、5〜20μm程度であることが好ましい。
金属膜の形成は、公知の方法で行うことができ、例えば、紙基材や支持体上に、金属蒸着膜として形成することができる。金属蒸着膜の形成方法は、紙基材や支持体上に直接蒸着するダイレクト方式であっても、フィルム等の上に蒸着されたものを転写する転写方式のいずれであってもよい。
(接着層)
紙基材と金属層との間は、両者の接着性を向上させる観点から、例えば、ポリオールとイソシアネート化合物を主成分とするポリウレタン系接着剤の硬化物等の接着層を介して、紙基材と金属層とが貼着されていてもよい。
また、サンドイッチラミネート法等により、低密度ポリエチレン等の熱可塑性樹脂を介して、紙基材と金属層とが貼着されていてもよい。
接着層の厚みは、紙基材と金属層又は支持体とが十分な接着性を有していればよく、通常、0.2〜10.0μmであり、好ましくは0.5〜8.0μm、より好ましくは0.7〜5.0μmである。
また、特に、紙基材がクレーコート層等の塗工層である場合には、該塗工層の上にアンカーコート層を形成し、その上に前記プライマー層を形成することが、紙基材と金属層との接着性の向上を図る上で効果的である。アンカーコート層は、公知の構成とすることができ、構成材料としては、例えば、ポリエチレンイミン、2液硬化型ポリウレタン等が挙げられる。
(印刷層)
紙カートン1は、装飾性や内容物の情報表示等の観点から、表面の一部に金属層以外の部分を有している。また、後述するように、糊代パネル10の第1領域10aの最表面は、少なくとも、接着剤層30との接着性の制御を目的とした印刷層13とする。第1領域10a以外で、印刷層が最表面である場合、該印刷層により、絵や文字、図形、記号、模様等の図柄を表現することができる。印刷層は、例えば、プロセスカラーによる単色又は多色印刷により形成することができ、また、それ以外の特色印刷等によって形成することもできる。
なお、未開封状態の紙カートン1の表面に露出している印刷層の構成材料と、糊代パネル10の第1領域10aの印刷層13の構成材料とは、同一であっても、異なっていてもよい。
印刷層の厚みは、紙カートンの所望の装飾性に応じて適宜設定され、通常、0.2〜10.0μmであり、好ましくは0.5〜8.0μm、より好ましくは0.7〜5.0μmである。
印刷層の形成は、特に限定されるものではなく、例えば、フレキソ印刷、オフセット印刷、インクジェット印刷、グラビア印刷等の公知の印刷方法を適用して行うことができる。
印刷層の形成に用いられるインキとしては、バインダー樹脂に、顔料、染料等の着色剤、体質顔料、溶剤、安定剤、可塑剤、触媒、硬化剤等を適宜混合したものが用いられる。
バインダー樹脂としては、金属層表面に対して良好な接着性を有するものであることが好ましく、例えば、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、塩素化ポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アルキド系樹脂、石油系樹脂、ケトン樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、繊維素誘導体、ゴム系樹脂等が挙げられる。これらは、1種単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
また、印刷層には、金属層と印刷層との接着性を妨げない範囲内において、酸化防止剤、紫外線吸収剤等のその他の添加剤が含まれていてもよい。
(プライマー層)
金属層と印刷層との間には、両者の接着性を向上させる観点から、プライマー層を介在させることが好ましい。例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂やポリウレタン系樹脂等の硬化物によるプライマー層を介して、金属層と印刷層とが貼着されていてもよい。
プライマー層の厚みは、金属層と印刷層が十分な接着性を有していればよく、通常、0.2〜10.0μmであり、好ましくは0.5〜8.0μm、より好ましくは0.7〜5.0μmである。
[糊代パネル]
図3に、糊代パネル10の表面を詳細に示す。糊代パネル10は、第1領域10a及び第2領域10bを有している。第1領域10aは、前面パネル2の開封タブ2aの裏面と相対する部分を含んでいる。第1領域10aは、紙基材上に、金属層及び印刷層が下から順に積層された層構成を有しており、最表面が印刷層である。第2領域10bは、紙基材上に、金属層が積層された層構成を有しており、最表面が金属層である。
このように、紙カートン1のうち、少なくとも糊代パネル10は、紙基材上に、金属層及び印刷層が下から順に積層された層構成を有している。なお、金属層と印刷層との間には、上述したプライマー層が形成されていてもよい。
糊代パネル10の表面には、前面パネル2の裏面と糊代パネル10の表面とを接着する接着剤層が、第1領域10aの少なくとも一部、及び第2領域10bの少なくとも一部に接するように形成されている。
紙カートン1の開封後の前面パネル2と糊代パネル10の状態を、図4に示す。(a)に第1領域10aについて、また、(b)に第2領域10bについて、それぞれ、層構成の断面図で示す。なお、図4においては、糊代パネル10の第1領域10a及び第2領域10bについて、紙基材11、金属層12及び印刷層13以外の層の記載を省略した概略図として示す。
糊代パネル10の紙基材11と金属層12との接着力S1、金属層12と印刷層13との接着力S2、印刷層13と接着剤層30との接着力S3、接着剤層30と前面パネル2との接着力S4、及び金属層12と接着剤層30との接着力S5の各接着力のうち、印刷層13と接着剤層30との接着力S3が最も弱い。
各層同士の接着力がこのような関係を有していることにより、紙カートン1を開封タブ2aから開封したとき、接着剤層30を介して接着されていた前面パネル2及び糊代パネル10は、第1領域10aにおいては、図4(a)に示すように、前面パネル2及び糊代パネル10が破壊されることなく、接着剤層30は前面パネル2に接着した状態のままで、印刷層13と接着剤層30とが剥離する。一方、第2領域10bにおいては、図4(b)に示すように、接着剤層30は、前面パネル2からも金属層12からも剥離することなく、かつ、前面パネル2及び糊代パネル10は破壊されることなく、接着状態が保持される。
したがって、紙カートン1は、開封領域Aをスムーズに開封しやすく、しかも、第2領域10bにおいて、前面パネル2と糊代パネル10とが剥離せず、かつ、開封タブ2aの周辺の紙基材等が破壊されることなく、きれいに開封することができる。
これに対して、例えば、接着剤層30の印刷層13に対する接着性が高く、接着力S3が、S1〜S5の各接着力のうちで最も弱いとは言えない場合、紙カートン1の未開封状態において、前面パネル2の裏面と糊代パネル10の第1領域10aとは強固に接着し、開封しにくいものとなる。さらに、前面パネル2の紙基材の凝集力が、接着剤層30の凝集力よりも低い場合には、開封の際、前面パネル2の裏面が基材破壊を生じ、きれいに剥離することができず、また、糊代パネル10の第2領域10bと接着している前面パネル2の開封領域A以外の部分も、開封タブ2aの近傍の端部が捲れ上がり、剥離するおそれがある。
なお、紙カートン1を開封タブ2aから開封する際、接着剤層30が凝集破壊を生じ、印刷層13の表面に、接着剤層30の剥離痕、いわゆる糊残りが生じないようにする観点から、接着剤層30の凝集力が、接着力S3及びS4よりも強いことが好ましい。さらに、接着剤層30の凝集力は、接着力S1、S2及びS5よりも強いことがより好ましい。
第1領域10aの最表面の印刷層13の表面は、接着剤層30との接着性の制御の観点から、紫外線硬化性樹脂の硬化物を含んでいることが好ましい。
第1領域10aの最表面を、紫外線硬化性樹脂の硬化物を含む印刷層とすることにより、印刷層の表面に存在する官能基が低減し、また、該印刷物の表面が硬くなるため、接着剤層30との接着力を低下させることができる。このため、紙カートン1を開封タブ2aから開封したとき、第1領域10aの表面に糊残りが生じないようにすることができる。
このような紫外線硬化性樹脂の硬化物を含む印刷層は、装飾目的のためのインキとして、紫外線硬化性樹脂が予め含まれていてるものを用いて形成してもよい。すなわち、紙カートン1の外観を構成する印刷層及び、糊代パネル10の第1領域10aの最表面の印刷層13の表面が紫外線硬化性樹脂を含む同様のインキで印刷された印刷層であってもよい。
前記紫外線硬化性樹脂は、紙カートン1を開封タブ2aから開封する際の接着剤層30との適度な剥離性を付与する観点から、ワックス成分が添加されているものが好適に用いられる。
あるいはまた、装飾目的のインキによる印刷を行った後、紫外線硬化性樹脂を用いたコート剤等で表面加工した印刷層として形成してもよい。このようなコート剤による表面加工においては、紫外線硬化性樹脂を主剤とし、助剤として離型成分を含むコート剤が好ましい。離型成分としては、ポリエチレンワックス及び反応性シリコーン等が挙げられる。このようなコート剤は、該コート剤により形成されたコート層上に、さらに他のコート剤を塗布した場合、上塗りされたコート剤がはじかれて微細凹凸状の表面加工を可能とする機能を有する。このような離型成分を含むコート剤としては、例えば、「US剥離OPニス」(DICグラフィックス株式会社製)等が挙げられる。
なお、紫外線硬化性樹脂を含むインキやコート剤には、アミン系のものもあるが、これらは金属層を腐食させやすいことから、第三級アミン等のアミンを含まない非アミン系のものを用いることが好ましい。ワックス成分を含有し、第三級アミンを含有しない紫外線硬化性樹脂としては、例えば、「ダイキュアクリヤー1225DP2」(DICグラフィックス株式会社製)等が挙げられる。
また、第1領域10a及び第2領域10bは、開封領域Aの開封のしやすさ等の観点から、図3に示すように、前面パネル2、天面パネル3、後面パネル4、底面パネル5及び糊代パネル10が連設されている方向と直交する方向に、第2領域10b、第1領域10a、第2領域10bの順に連接して形成されていることが好ましい。
また、未開封状態の紙カートン1において、前面パネル2の裏面と糊代パネル10との間に過度に隙間が生じたり、開封タブ2aが意図せず捲れたりすることがないようにするために、接着剤層30は、連接して形成されている第2領域10b、第1領域10a及び第2領域10bに連続して形成されていることが好ましい。
また、第2領域10bの表面は、紙カートン1の開封の際にも、前面パネル2との接着状態が保持されるように、接着剤層30をより剥離しにくくする観点から、接着剤層30と接する部分に、図3に示すように、複数の溝が形成された溝切り加工部10cを有していることが好ましい。
溝切り加工部10cが形成されていることにより、塗布される接着剤が溝内に浸透し、金属層12と接着剤層30との接着力S5をより強くすることができ、相対的に、第1領域10aにおける印刷層13と接着剤層30との接着力S3が弱くなるようにすることができる。
溝切り加工部10cにおける溝の形態は、紙カートン1の形状を保持する上での糊代パネル10の十分な強度が確保できる程度であれば、特に限定されるものではない。例えば、ミシン刃加工により、細かいピッチでの細かい平行線の溝を複数列に形成することにより設けることができる。このような溝切り加工をする場合、接着力の向上及び加工性等の観点から、1つの溝の長さは、0.5〜5mmであることが好ましく、より好ましくは1〜3mmである。また、長さ方向における溝同士の間隔は、0.5〜5mmであることが好ましく、より好ましくは1〜3mmである。また、平行な溝の列は、2〜15列であることが好ましく、より好ましくは3〜10列であり、該列の間隔が0.2〜2mmであることが好ましく、より好ましくは0.5〜1.5mmである。
溝切り加工部10cの溝は、糊代パネル10を貫通していても、貫通していなくてもよいが、接着剤層30の形成に用いる接着剤が、糊代パネル10の裏側、すなわち、紙カートン1の内側にまでの浸透しないようにする観点から、貫通しないように形成されることが好ましい。
[接着剤層]
接着剤層30は、金属層表面と紙基材との間で、紙カートン1の製函工程や、内容物が充填された紙カートン1の運搬時等に容易に剥離することがない程度の接着力が得られるもので形成されていることが好ましい。
このような接着剤層の形成に用いられる接着剤としては、使用される紙基材や金属層の種類等によっても異なるが、金属層に対して十分な接着力が得られるものとして、例えば、酢酸ビニル−アクリル系共重合樹脂エマルジョン系接着剤等が挙げられる。
このような接着剤を用いることにより、糊代パネル10の第1領域10aの最表面の印刷層13と接着剤層30との接着力S3を弱いものとすることができる。
なお、酢酸ビニル−アクリル系共重合樹脂エマルジョン系接着剤を用いる場合、カチオン系エマルジョンの接着剤の方が、金属層12と接着剤層30との接着力S5をより強いものとすることができるが、第1領域10aでの剥離しやすさ、すなわち、開封領域Aでの開封のしやすさを考慮すると、ノニオン系エマルジョンの接着剤を用いることが好ましい。ノニオン系エマルジョンの酢酸ビニル−アクリル系共重合樹脂エマルジョン系接着剤としては、例えば、「AV−550」(日栄化工株式会社製)等が挙げられる。
接着剤層30の厚みは、接着剤の種類等によっても異なるが、金属層表面と紙基材との間で十分な接着力を確保する観点から、0.2〜15.0μmであり、好ましくは0.5〜12.0μm、より好ましくは1.0〜10.0μmである。
[製造方法]
紙カートン1の製造方法は、特に限定されるものではなく、公知の製函方法を適用することができる。
生産性の観点から、紙カートン1の貼着工程は、例えば、図2に示したような打ち抜いたブランクを1枚ずつ搬送し、所定の位置に接着剤を塗布して、折線で折り畳み、圧着するという一連の工程を連続的に機械的に行う、いわゆるサック貼り機(グルアー)にて行うことが好ましい。
さらに、生産性の向上の観点から、グルアーにて前面パネル2の裏面と糊代パネル10の表面との貼着加工を行う、いわゆる胴貼り工程においては、ストレートグルアーで糊代パネル10の表面の第1領域10aから第2領域10bにかけて連続して接着剤を塗布することが好ましい。具体的には、図4の線gに沿った方向に、第2領域10b、第1領域10a及び第2領域10bを順に横切るようにして連続して接着剤を塗布することが好ましい。
前面パネル2の開封タブ2aと開封領域A以外の部分とで糊代パネル10に対する接着性に差異をつけたい場合においても、本発明の紙カートン1によれば、接着剤の塗布箇所の制御等を要しないため、糊代パネル表面の領域を問わず、同一の接着剤を用いて連続して塗布することができる。このため、貼着工程の効率化を図ることができ、ひいては紙カートンの生産性を向上させることができる。
貼着加工されたブランクは、通常、平面状に折り畳まれた状態で複数枚まとめて、内容物の充填工程に搬送され、一方の側面側から内容物を充填し、側面パネル6,7及び側面糊代パネル21〜24を折り畳んで、ホットメルト接着剤等により封函する。このように製函して、紙カートン1を図1に示すような状態に仕上げることができる。
以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。
(実施例1)
まず、下記に示す市販のアルミ蒸着紙を用いて、紙カートン1の作製に用いる包装材料を作製した。
<アルミ蒸着紙>
厚み380μmのコートボール紙の表面に、ポリウレタン系接着剤により形成された厚み3μmの接着層と、厚み12μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの支持体上に厚み100nmのアルミニウム蒸着膜が形成された金属層とが下から順に積層されたものである。
前記アルミ蒸着紙の金属層上に、図2に示すブランクの前面パネル2、天面パネル3、後面パネル4、底面パネル5及び側面パネル6,7の金属層表面の一部の所定の位置、並びに糊代パネル10の第1領域10a(図3参照)となる位置に、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂を用いて、厚み3μmのプライマー層を積層した。そして、プライマー層上に、顔料を含む紫外線硬化性アクリル樹脂インキ(「ダイキュアクリヤー1225DP2」、DICグラフィックス株式会社製)を用いて、フレキソ印刷により、厚み2μmの印刷層を積層した。これにより、紙基材(コートボール紙)、接着層(ポリウレタン系接着剤の硬化体)、支持体(ポリエチレンテレフタレートフィルム)、金属層(アルミニウム蒸着膜)、プライマー層(一部;塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂の硬化体)、及び印刷層(一部;顔料を含む紫外線硬化性アクリル樹脂インキ)が、下から順に積層されて形成された包装材料を得た。
この包装材料からブランクを打ち抜いた。打ち抜き加工に際し、各パネル間の折線、破断線A、及び図3に示すような溝切り加工部10cの形成も併せて行った。なお、溝切り加工部10cにおける1つの溝の長さは2mm、長さ方向における溝同士の間隔は2mm、平行な溝の列は8列、列の間隔を0.7mmとした。
糊代パネル10に、図3に示す線gに沿って端から端までストレートグルアーにて、幅3mmで、接着剤(酢酸ビニル−アクリル系共重合樹脂ノニオン系エマルジョン:「AV−550」、日栄化工株式会社製)を塗布し、前面パネル2と糊代パネル10とを圧着し、前面パネル2と天面パネル3との間の折線、及び後面パネル4と底面パネル5との間の折線で平面状に折り畳まれた、厚み5μmの接着剤層30により貼着されたブランクを得た。
そして、側面パネル6,7及び側面糊代パネル21〜24を折り畳んで、ホットメルト接着剤により封函して、縦5cm×横15cm×高さ4cmの図1に示すような紙カートン1を作製した。
(実施例2)
実施例1において、糊代パネル10の第1領域10aの印刷層の表面に、紫外線硬化型のコート剤(「US剥離OPニス」、DICグラフィックス株式会社製)を厚み1μmになるように、塗布し、紫外線照射して、印刷層の表面加工を行い、それ以外は実施例1と同様にして包装材料を作製した。
この包装材料を用いて、実施例1と同様にして、紙カートン1を作製した。
(比較例1)
実施例1において、接着剤層30を形成する接着剤として、カチオン系樹脂の酢酸ビニル−アクリル系共重合樹脂カチオン系エマルジョン(「AV−650Y4L」、日栄化工株式会社製)を用いて、それ以外は実施例1と同様にして、紙カートン1を作製した。
[開封評価]
上記実施例及び比較例で作製した各紙カートンについて、開封タブ2aから前面パネル2の開封領域Aを開封した際の開封のしやすさ、及び前面パネル2の裏面と糊代パネル10の表面との外観を目視にて観察して評価した。
その結果、実施例1及び2では、未開封状態では、前面パネル2の裏面と糊代パネル10の第1領域10aとは接着していたが、開封しやすかった。開封の際は、前面パネル2及び糊代パネル10が破壊されることなく、かつ、糊代パネル10の第1領域10aに糊残りを生じることなく、きれいに剥離することができた。また、開封後は、前面パネル2の裏面と第2領域10bとは剥離することなく、接着した状態が保持されていることが確認された。これは、図4に示すように、糊代パネル10の紙基材11と金属層12との接着力S1、金属層12と印刷層13との接着力S2、印刷層13と接着剤層30との接着力S3、接着剤層30と前面パネル2との接着力S4、及び金属層12と接着剤層30との接着力S5の各接着力のうち、印刷層13と接着剤層30との接着力S3が最も弱かったためであると言える。
一方、比較例1では、未開封状態では、前面パネル2の裏面と糊代パネル10の第1領域10aとが強固に接着しており、開封しにくかった。開封の際は、前面パネル2の裏面が基材破壊を生じ、きれいに剥離することができなかった。また、糊代パネル10の第2領域10bと接着している前面パネル2の開封領域A以外の部分も、開封タブ2aの近傍の端部が捲れ上がり、剥離した。これは、比較例1で接着剤層30の形成に用いた接着剤は、実施例1で接着剤層30の形成に用いた接着剤よりも印刷層13に対する接着性が高く、前記接着力S3が、S1〜S5の各接着力のうちで最も弱いとは言えない状態であり、かつ、前面パネル2の紙基材の凝集力が、接着剤層30の凝集力よりも低かったことによる。
1 紙カートン
2 前面パネル
2a 開封タブ
3 天面パネル
4 後面パネル
5 底面パネル
6,7 側面パネル
6a,7a 差し込み部
10 糊代パネル
10a 第1領域
10b 第2領域
10c 溝切り加工部
11 紙基材
12 金属層
13 印刷層
21,22,23,24 側面糊代パネル
30 接着剤層

Claims (6)

  1. 表面の少なくとも一部に金属層を有する紙カートンであって、
    前記紙カートンは、前面パネル、天面パネル、後面パネル、底面パネル及び糊代パネルが連設され、前面パネルの裏面と糊代パネルの表面とが接着剤層を介して接着されており、前面パネルがその前端の一部に開封タブを有し、該開封タブから天面パネル方向に延設された2本の破断線で切り開く開封領域を有するトップオープン型紙カートンであり、
    少なくとも糊代パネルは、紙基材上に、金属層及び印刷層が下から順に積層された層構成を有し、
    前記糊代パネルは、最表面が印刷層である第1領域と、最表面が金属層である第2領域とを有し、前記第1領域は、前面パネルの開封タブの裏面と相対する部分を含み、
    前記接着剤層は、糊代パネルの表面の第1領域の少なくとも一部、及び第2領域の少なくとも一部に接して形成されており、
    前記糊代パネルにおいて、糊代パネルの紙基材と金属層との接着力S1、金属層と印刷層との接着力S2、印刷層と接着剤層との接着力S3、接着剤層と前面パネルとの接着力S4、及び金属層と接着剤層との接着力S5の各接着力のうち、印刷層と接着剤層との接着力S3が最も弱いことを特徴とする、紙カートン。
  2. 前記金属層が金属蒸着膜である、請求項1に記載の紙カートン。
  3. 前記印刷層の表面が紫外線硬化性樹脂の硬化物を含む、請求項1又は2に記載の紙カートン。
  4. 前記糊代パネルは、前面パネル、天面パネル、後面パネル、底面パネル及び糊代パネルが連設されている方向と直交する方向に、第2領域、第1領域、第2領域が順に連接して形成されており、連続して該3つの領域に接するように前記接着剤層が形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の紙カートン。
  5. 前記第2領域の表面は、接着剤層と接する部分に、複数の溝が形成された溝切り加工部を有している、請求項1〜4のいずれか1項に記載の紙カートン。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の紙カートンを製造する方法であって、
    ストレートグルアーで、糊代パネルの表面の第1領域から第2領域にかけて連続して接着剤を塗布して、前面パネルの裏面と糊代パネルの表面との貼着加工を行う、紙カートンの製造方法。
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