JP2019006073A - 画像形成システム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】帯状に連続する記録材に液滴を吐出して画像を形成するための動作条件を画像の形成を開始する前に手作業で調整して使用する場合と比べ、画像の形成動作中における使用環境の変化にも対応できるようにする。【解決手段】画像形成システムは、帯状に連続する記録材に液滴を用いて画像を形成する画像形成手段と、画像の形成中に逐次計測される使用環境の情報と記録材の種別とに基づいて、画像形成手段の動作条件を画像の形成中に逐次制御する制御手段とを有する。【選択図】図10

Description

本発明は、画像形成システム及びプログラムに関する。
帯状に連続するロール紙に画像を印刷する連帳印刷機には、画像の形成にインクが使用されるものがある。
特開2016−148690号公報
ところが、連帳印刷機の場合、記録材であるロール紙が外気に晒される時間がカット紙(枚葉紙)に画像を印刷する場合に比して長く、使用環境の影響を受け易い。加えて、画像の記録に使用されるインクの乾燥速度は、温度や湿度といった外部環境に依存する。
このため、連帳印刷機の動作条件の設定は、現場作業者の経験や勘に依存することが多く、動作条件の調整に長時間を要している。しかし、手作業による調整は、ロール紙やインクなどの資源を大量に消費する。また、従前の手法では、印刷を開始した後の使用環境の変化の影響が考慮されていない。
本発明は、帯状に連続する記録材に液滴を吐出して画像を形成するための動作条件を画像の形成を開始する前に手作業で調整して使用する場合と比べ、画像の形成動作中における使用環境の変化にも対応できるようにすることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、帯状に連続する記録材に液滴を用いて画像を形成する画像形成手段と、画像の形成中に逐次計測される使用環境の情報と前記記録材の種別とに基づいて、前記画像形成手段の動作条件を画像の形成中に逐次制御する制御手段とを有する画像形成システムである。
請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、帯状に連続する前記記録材の供給側に位置する供給ロールの巻き径の変化に応じて前記動作条件を制御する、請求項1に記載の画像形成システムである。
請求項3に記載の発明は、前記制御手段は、前記動作条件として、画像の形成に使用される液滴の乾燥条件を制御する、請求項1に記載の画像形成システムである。
請求項4に記載の発明は、前記動作条件は、前記記録材に吐出される液滴の乾燥に用いる温度、及び、前記記録材に吐出される液滴の量を規定する情報の両方又は一方である、請求項3に記載の画像形成システムである。
請求項5に記載の発明は、前記制御手段は、前記動作条件として、帯状に連続する前記記録材の搬送条件を制御する、請求項1に記載の画像形成システムである。
請求項6に記載の発明は、前記搬送条件は、前記記録材に加える張力の大きさ、及び、当該記録材の搬送速度の両方又は一方である、請求項5に記載の画像形成システムである。
請求項7に記載の発明は、前記制御手段は、第1の搬送速度より遅い第2の搬送速度の期間に、前記記録材に加える張力の大きさを制御する、請求項6に記載の画像形成システムである。
請求項8に記載の発明は、前記制御手段は、作業者による前記動作条件への調整を受け付ける、請求項1に記載の画像形成システムである。
請求項9に記載の発明は、前記制御手段は、調整後の前記動作条件をデータベースに登録する、請求項8に記載の画像形成システムである。
請求項10に記載の発明は、前記制御手段は、1つの印刷命令に基づく液滴の吐出中に前記逐次制御を実行する、請求項1に記載の画像形成システムである。
請求項11に記載の発明は、帯状に連続する記録材に液滴を用いて画像を形成する画像形成手段と、帯状に連続する前記記録材の種別と、前記画像形成手段の使用環境の情報とを組み合わせた情報に、動作条件を紐付けて記憶するデータベースと、測定された使用環境の情報を用いて前記データベースを検索し、前記画像形成手段の動作条件を設定する設定手段とを有する画像形成システムである。
請求項12に記載の発明は、前記設定手段は、測定された使用環境の情報を用いて前記データベースに登録されている使用環境の情報を選択し、選択された使用環境の情報に紐付けられている前記動作条件を前記画像形成手段の動作条件とする、請求項11に記載の画像形成システムである。
請求項13に記載の発明は、前記設定手段は、前記動作条件として、画像の形成に使用される液滴の乾燥を制御する条件を設定する、請求項11に記載の画像形成システムである。
請求項14に記載の発明は、液滴の乾燥を制御する前記条件は、前記記録材に吐出される液滴の乾燥に用いる温度、及び、当該記録材に吐出される液滴の量を規定する情報の両方又は一方である、請求項13に記載の画像形成システムである。
請求項15に記載の発明は、前記設定手段は、前記動作条件として、帯状に連続する前記記録材の搬送を制御する条件を設定する、請求項11に記載の画像形成システムである。
請求項16に記載の発明は、前記記録材の搬送を制御する前記条件は、当該記録材に加える張力の大きさ、及び、当該記録材の搬送速度の両方又は一方である、請求項15に記載の画像形成システムである。
請求項17に記載の発明は、コンピュータに、帯状に連続する記録材に液滴を用いて画像を形成中に逐次計測される使用環境の情報と当該記録材の種別とに基づいて、当該記録材に画像を形成する画像形成手段の動作条件を画像の形成中に逐次制御する機能を実行させるためのプログラムである。
請求項18に記載の発明は、コンピュータに、帯状に連続する記録材の種別と、当該記録材に液滴を用いて画像を形成する画像形成手段の使用環境の情報とを組み合わせた情報に、当該画像形成手段の動作条件を紐付けて記憶するデータベースを、測定された使用環境の情報を用いて検索し、当該画像形成手段の動作条件を抽出する機能を実行させるためのプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、帯状に連続する記録材に液滴を吐出して画像を形成するための動作条件を画像の形成を開始する前に手作業で調整して使用する場合と比べ、画像の形成動作中における使用環境の変化にも対応できる。
請求項2記載の発明によれば、画像の形成動作中における供給ロールの巻き径の変化に応じて動作条件の設定を可変することができる。
請求項3記載の発明によれば、画像の形成動作中に液滴の乾燥条件を可変制御することができる。
請求項4記載の発明によれば、画像の形成動作中に液滴の乾燥条件を可変制御することができる。
請求項5記載の発明によれば、画像の形成動作中に記録材の搬送条件を可変制御することができる。
請求項6記載の発明によれば、画像の形成動作中に記録材の搬送条件を可変制御することができる。
請求項7記載の発明によれば、張力の大きさの制御が搬送状態に与える影響を小さくできる。
請求項8記載の発明によれば、作業者の経験によって動作条件の設定を修正できる。
請求項9記載の発明によれば、作業者の経験を次回以降の動作条件の設定に利用することができる。
請求項10記載の発明によれば、1つの印刷命令に基づく画像の形成動作中における使用環境の変化にも対応できる。
請求項11記載の発明によれば、帯状に連続する記録材に液滴を吐出して画像を形成するための動作条件を手作業で調整する場合と比べ、動作条件の設定に要する作業負担を軽減することができる。
請求項12記載の発明によれば、データベースに登録される使用環境の数を低減できる。
請求項13記載の発明によれば、画像の形成動作中に液滴の乾燥条件を可変制御することができる。
請求項14記載の発明によれば、画像の形成動作中に液滴の乾燥条件を可変制御することができる。
請求項15記載の発明によれば、画像の形成動作中に記録材の搬送条件を可変制御することができる。
請求項16記載の発明によれば、画像の形成動作中に記録材の搬送条件を可変制御することができる。
請求項17記載の発明によれば、帯状に連続する記録材に液滴を吐出して画像を形成するための動作条件を画像の形成を開始する前に手作業で調整して使用する場合と比べ、画像の形成動作中における使用環境の変化にも対応できる。
請求項18記載の発明によれば、帯状に連続する記録材に液滴を吐出して画像を形成するための動作条件を手作業で調整する場合と比べ、動作条件の設定に要する作業負担を軽減することができる。
実施の形態1に係る印刷システムの正面外観構成の一例を説明する図である。 実施の形態1に係る画像形成装置と制御装置のハードウェア構成例を説明する図である。 実施の形態1に係る制御装置の機能構成例を説明する図である。 実施の形態1で使用するデータベースのデータ構造の一例を説明する図である。 実施の形態1における印刷開始前の動作条件の設定動作の一部分を説明するフローチャートである。 実施の形態1における印刷開始前の動作条件の設定動作の残りの部分を説明するフローチャートである。 作業者が登録した設定情報を含むデータベースのデータ構造の一例を説明する図である。 作業者が推奨された設定情報の内容を修正した場合におけるデータベースのデータ構造の一例を説明する図である。 実施の形態2におけるデータベースのデータ構造の一例を示す図である。 実施の形態2における処理管理部が印刷ジョブに基づく画像の形成中に実行する処理動作を説明するフローチャートである。 実施の形態3に係るワークフローシステムの概略構成を説明する図である。 実施の形態3に係る上位装置のハードウェア構成例を説明する図である。 実施の形態3に係る上位装置の機能構成例を説明する図である。 実施の形態3で使用する統合データベースのデータ構造の一例を説明する図である。 実施の形態3における動作条件の設定動作を説明するフローチャートである。 実施の形態3におけるワークフローシステム内のデータの受け渡しの一例を説明する図である。 実施の形態4に係るワークフローシステムでエラーが発生した場合の動作の概要を説明する図である。 実施の形態4におけるワークフロー管理部の動作を説明するフローチャートである。 実施の形態5に係るワークフローシステムで印刷ジョブを並列実行する場合の動作の概要を説明する図である。 実施の形態5におけるワークフロー管理部の動作を説明するフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、実施の形態について詳細に説明する。
<実施の形態1>
<システム全体の構成>
本実施の形態では、帯状に連続するロール紙や連続帳票(以下、総称して「連続用紙」ともいう。)にインクを用いて画像を印刷する印刷システムについて説明する。なお、連続用紙の例は、ロール紙と連続帳票に限らない。例えば連続伝票、帳票用紙も含む。
図1は、実施の形態1に係る印刷システム1の正面外観構成の一例を説明する図である。
ここで、印刷システム1は画像形成システムの一例であり、連続用紙Pは帯状に連続する記録材の一例である。
印刷システム1は、連続用紙Pに液滴を用いて画像を形成する画像形成装置10と、その印刷動作を制御する制御装置20とで構成される。画像形成装置10は画像形成手段の一例であり、制御装置20は制御手段の一例である。
図1に示す印刷システム1の場合、画像形成装置10と制御装置20は別筐体に収容され、通信手段を介して接続されている。もっとも、画像形成装置10と制御装置20は1つの筐体に収容されていてもよい。
画像形成装置10は、連続用紙Pに対してインク滴(液滴)を吐出して画像を形成する第1印刷部101及び第2印刷部102と、連続用紙Pをロール状に巻きつけた供給ロール103Aが装填される前処理装置103と、連続用紙Pをロール状に巻き取る巻取ロール104Aが装填される後処理装置104と、前述した装置間における連続用紙Pの長さをページ長の整数倍に調整するバッファ装置105、106及び107とを有している。
第1印刷部101と第2印刷部102は、連続用紙Pの搬送方向に直列に配置されている。
第1印刷部101は、搬送経路上で第2印刷部102の上流側に位置する。第1印刷部101の更に上流側には前処理装置103が位置する。
前処理装置103の供給ロール103Aから引き出された連続用紙Pは、バッファ装置105を通じて第1印刷部101に搬入される。ここでの供給ロール103Aは、供給側に位置する用紙ロールの一例である。
第1印刷部101から搬出された連続用紙Pは、バッファ装置106を通じて第2印刷部102に搬入される。
その後、第2印刷部102から搬出された連続用紙Pは、バッファ装置107を通じて後処理装置104に搬入され、巻取ロール104Aに巻き取られる。ここでの巻取ロール104Aは、巻取側に位置する用紙ロールの一例である。
バッファ装置106は、連続用紙Pの表面と裏面の向きを反転させる反転機構を有していてもよい。
なお、前処理装置103には、供給ロール103Aから引き出される連続用紙Pに撓みが生じないように、かつ、連続用紙Pに加わる張力の大きさが予め定めた大きさになるように調整する張力調整機構103Bが内蔵されている。
同じく、後処理装置104には、巻取ロール104Aに巻き取られる連続用紙Pに撓みが生じないように、かつ、連続用紙Pに加わる張力の大きさが予め定めた大きさになるように調整する張力調整機構104Bが内蔵されている。
本実施の形態では、張力調整機構103B及び104Bを前処理装置103及び後処理装置104にそれぞれ設けているが、前処理装置103及び後処理装置104に代えて又は前処理装置103及び後処理装置104と共に、バッファ装置105、106及び107のいずれか1つ又は複数に内蔵してもよい。
張力調整機構103B及び104Bは、張力の大きさを測定するセンサ及び搬送中の連続用紙Pに制御装置20から指示されて大きさの張力を加える機構などを含む。張力調整機構103B及び104Bには既知の機構を使用する。
図1では、連続用紙Pの搬送方向を矢印で示している。すなわち、連続用紙Pは、供給側から巻取側に(上流側から下流側に)一方向に搬送される。
連続用紙Pは、搬送方向に帯状に連続するシート状の用紙である。従って、連続用紙Pは、前処理装置103から後処理装置104まで一続きで搬送される。
本実施の形態における第1印刷部101と第2印刷部102は同じ構成を有している。もっとも、第1印刷部101と第2印刷部102は異なる構成でもよい。
インク滴の吐出による画像の形成には、画像が形成される領域の幅以上の印刷幅を有する印刷ヘッドが用いられる。本実施の形態では、例えばインクジェット方式の印刷ヘッドが用いられる。この種の印刷ヘッドはラインヘッドとも呼ばれる。ここでの印刷幅は搬送方向と交差する方向の幅である。
本実施の形態における印刷ヘッドは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4種類に対応し、搬送方向に沿って順番に配置される。なお、上流側から下流側への配列順序は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)に限らない。
また、これら4色以外の色に対応するインク滴を吐出できる印刷ヘッドや同色であっても濃度が異なるインク滴を吐出できる印刷ヘッドを用いてもよい。
また、印刷される画像の下地となる層や印刷された画像の表面を覆う層の形成に使用されるインク滴を吐出する印刷ヘッドを用いてもよい。例えば金、銀、白などの他のインク色を吐出する印刷ヘッドでもよい。また例えば、紫外線硬化型のインク滴を吐出する印刷ヘッドでもよい。
本実施の形態の場合、第1印刷部101内には、連続用紙Pが搬送される空間内に温度センサ101Aと湿度センサ101Bが配置される。同様に、第2印刷部102内には、連続用紙Pが搬送される空間内に温度センサ102Aと湿度センサ102Bが配置される。
温度センサ101A及び102Aと湿度センサ101B及び102Bは、使用環境を特定する情報の一例である温度と湿度の測定に使用される。本実施の形態において、使用環境とは、連続用紙Pが晒される環境をいう。従って、連続用紙Pが搬送される経路上だけでなく、画像形成装置10が設置される部屋やフロアの環境も含まれる。なお、前述した温度や湿度は、インク滴の乾燥に関係する。
本実施の形態の場合、温度センサ101A及び102Aと湿度センサ101B及び102Bによる温度と湿度は逐次計測されており、例えば測定結果が得られるたびに制御装置20に送信される。
本実施の形態の場合、印刷処理の単位である印刷ジョブに対応する画像の印刷が開始される前も、画像の印刷中も、画像の印刷が終了した後も測定動作は継続している。
また、本実施の形態の場合、第1印刷部101内には、インク滴が付着した面とは反対側に接触してインクの乾燥を促進する乾燥器101Cとインク滴が付着した面に赤外線を放射してインクの乾燥を促進するヒーター101Dとが配置される。ここで、乾燥器101Cは例えばドラム型のヒーターであり、その温度は上限を概略100℃とする範囲で調整することができる。赤外線を放射するヒーター101Dは温度上昇の速度が大きい利点を有する。
同様に、第2印刷部102内には、同様の構成の乾燥器102Cとヒーター102Dが配置される。
制御装置20は、印刷ジョブのスケジュール管理、個々の印刷ジョブに対応する画像の印刷動作及び連続用紙Pの搬送動作等を制御する。印刷ジョブは印刷命令の一例である。これら制御機能の詳細については後述する。
本実施の形態における制御装置20は、連続用紙Pの種別(用紙種別)と使用環境の組み合わせに応じた画像形成装置10の動作条件が紐付けられたデータベース20Aを有している。
動作条件は、画像形成装置10を構成する機構の動作を規定する条件であり、例えばインク滴を乾燥させる機構に関する条件(乾燥条件)、連続用紙Pを搬送する機構に関する条件(搬送条件)を含む。
本実施の形態の場合、乾燥条件は、例えばインク滴の乾燥に用いる温度、及び、吐出するインク滴の量を規定する情報の両方又は一方である。
また、本実施の形態の場合、搬送条件は、例えば連続用紙Pに加える張力の大きさ、及び、連続用紙Pの搬送速度の両方又は一方である。
制御装置20は、予め指定された連続用紙Pの種別と測定された温度及び湿度との組み合わせを検索キーに用いてデータベース20Aを検索し、予め定めた条件を満たす動作条件を読み出して(抽出して)画像形成装置10の設定を変更する。
ここでの設定の変更は、例えば印刷ジョブ単位で行う場合に限らず、1つの印刷ジョブによる画像の印刷が実行されている間(例えばインク滴の吐出中)に行ってもよい。もっとも、連続用紙Pの搬送に関する設定の変更である場合には、搬送速度を一時的に低下させている期間に設定の変更を反映させてもよい。
<各装置の構成>
図2は、実施の形態1に係る画像形成装置10と制御装置20のハードウェア構成例を説明する図である。
画像形成装置10は、制御装置20との通信に使用される通信インターフェース(IF)110を有している。図2の場合、通信インターフェース110は、画像形成装置10を構成する第1印刷部101、第2印刷部102、前処理装置103、後処理装置104と、バッファ装置105、106及び107に設けられる通信インターフェースの代表例として表されている。
画像形成装置10は、前処理装置103に対応する構成として、供給ロール103Aの巻き径(直径)を検知する巻き径センサ120と、張力調整機構103Bとを有している。
ここで、巻き径センサ120が検知する物理量は、供給ロール103Aの直径を計算できる物理量であればよく、例えば半径であってもよい。巻き径センサ120は、連続用紙Pの搬出に伴う供給ロール103Aの巻き径の変化を逐次計測して出力する。
画像形成装置10は、第1印刷部101に対応する構成として、画像データを中継するヘッドインタフェース(IF)131と、インク滴を吐出するノズルが形成された複数個のノズルチップで構成されるヘッドユニット132と、連続用紙Pの搬送動作を制御するデータを受信する搬送インターフェース(IF)133と、連続用紙Pを搬送する搬送機構134と、温度センサ101Aと、湿度センサ101Bと、乾燥器101Cと、ヒーター101Dとを有している。
画像形成装置10は、第2印刷部102に対応する構成として、画像データを中継するヘッドインタフェース(IF)141と、インク滴を吐出するノズルが形成された複数個のノズルチップで構成されるヘッドユニット142と、連続用紙Pの搬送動作を制御するデータを受信する搬送インターフェース(IF)143と、連続用紙Pを搬送する搬送機構144と、温度センサ102Aと、湿度センサ102Bと、乾燥器102Cと、ヒーター102Dとを有している。
画像形成装置10は、後処理装置104に対応する構成として、張力調整機構104Bを有している。
制御装置20は、装置全体を制御するMPU(Micro Processing Unit)21と、ファームウェアなどのプログラムを記憶するROM(Read Only Memory)22と、プログラムの実行領域として用いられるRAM(Random Access Memory)23と、画像形成装置10や外部装置との通信に用いられる通信インターフェース(IF)24と、ユーザインターフェース画面の表示や操作入力の受け付けに使用される操作パネル25と、操作パネル25との間でデータを受け渡しするパネルインターフェース(IF)26と、印刷ジョブに対応する画像データ等を記憶するハードディスク装置27とを有している。
ここで、ハードディスク装置27は、データベース20Aの記憶に使用される。
図3は、実施の形態1に係る制御装置20の機能構成例を説明する図である。
図3に示す機能構成は、ファームウェアの実行を通じて実現される。
機能構成の観点から見た制御装置20は、画像データを外部装置から受信する受信部201と、操作パネル25を通じて作業者の操作を受け付ける操作受付部202と、画像形成装置10からセンサデータを受信するセンサデータ受信部203と、動作条件の設定や画像データの割り振り等を管理する処理管理部204と、第1印刷部101と第2印刷部102に割り当てられたページに対応するラスタ画像を生成する画像生成部205と、生成されたラスタ画像を出力する出力制御部206とを有している。
ここでの処理管理部204は設定手段の一例でもある。
本実施の形態の場合、処理管理部204は、連続用紙Pの種別と、測定された温度と、測定された湿度の組み合わせを検索キーに用いてデータベース20Aを検索し、予め定めた条件を満たす動作条件を読み出して第1印刷部101と第2印刷部102に通知する。
図4は、実施の形態1で使用するデータベース20Aのデータ構造の一例を説明する図である。
図4に示すデータベース20Aは、検索キー210と、個々の検索キー210に対応付けられた設定情報220とで構成される。
本実施の形態の場合、検索キー210は、用紙種別211、温度212、湿度213で構成される。温度212と湿度213は予め定めた刻みの組み合わせで与えられる。
図4の例では、1つの用紙種別について2つの設定情報220が登録されている。勿論、これは一例である。
本実施の形態における設定情報220は、第1印刷部101及び第2印刷部102の搬送経路上に配置される乾燥器101C及び102C(図2参照)の設定温度(乾燥器温度221)と、連続用紙Pの印刷面と対向するように配置されるヒーター101D及び102D(図2参照)の設定温度(ヒーター温度222)と、搬送中の連続用紙Pに加える張力(用紙テンション223)と、連続用紙Pの搬送速度(用紙搬送速度224)とで構成される。
図4の例では、乾燥器温度221として40℃、ヒーター温度222として30℃、用紙テンション223として8N、用紙搬送速度224として100m/minの組み合わせ例が示されている。
図3の説明に戻る。
処理管理部204は、検索キー210(図4参照)を用いてデータベース20Aを検索し、検索キー210に紐付けられた設定情報220を読み出して第1印刷部101及び第2印刷部102のそれぞれに通知する。
本実施の形態では、設定情報220の内容が第1印刷部101及び第2印刷部102との間で共通であるが、第1印刷部101用の設定情報220と第2印刷部102用の設定情報220とを別に用意してもよい。
ところで、データベース20Aに登録されている検索キー210は代表例に限られている。このため、実際には、測定された温度及び湿度の組み合わせが、データベース20Aに登録されている検索キー210と一致しない可能性がある。
この場合、処理管理部204は、例えば測定された温度とデータベース20Aに用意されている検索キー210の温度212との差分と、測定された湿度とデータベース20Aに用意されている検索キー210の湿度213との差分のそれぞれに重みづけした評価式に基づいて評価スコアを求め、評価スコアが小さくなる温度212と湿度213の組み合わせに対応する設定情報220を選択する。ここでの評価式は予め定めた条件の一例である。重みづけの関係は、作業者が自由に調整できるようにしてもよい。
処理管理部204は、読み出された設定情報220を動作条件として第1印刷部101及び第2印刷部102に設定する又は設定の変更を指示する。
ここでの設定又は設定の変更の指示は、処理管理部204から出力制御部206に出力され、出力制御部206を通じて第1印刷部101及び第2印刷部102に通知される。
なお、処理管理部204における画像データの割り当て処理や画像生成部205におけるラスタ画像の生成処理は既知の技術であるので説明を省略する。
<動作条件の設定動作>
まず、印刷開始前の動作条件の設定動作について説明する。
図5は、実施の形態1における印刷開始前の動作条件の設定動作の一部分を説明するフローチャートである。
図6は、実施の形態1における印刷開始前の動作条件の設定動作の残りの部分を説明するフローチャートである。
これらの動作は、ファームウェアの実行を通じて処理管理部204が実行する。
まず、処理管理部204は、図5に示すように、動作条件の設定として手動設定が選択されているか否かを判定する(ステップS101)。手動設定とは、作業者の手作業による設定をいう。
ここでは、図5を用いて、手動設定を選択した場合の動作を説明する。
ステップS101で肯定結果が得られた場合、連続用紙Pの種別や使用環境に応じた設定情報(動作条件)は、現場の作業者が従前どおり手作業で設定される。
手動設定が選択されているか否かは事前の設定によって判断してもよいし、操作パネル25(図2参照)を通じた作業者による入力を用いて判断してもよい。
次に、処理管理部204は、印刷ジョブを受け付けたか否かを判定する(ステップS102)。この実施の形態では、印刷ジョブが受け付けられるまで(ステップS102で否定結果の間)、判定動作を繰り返す。
印刷ジョブの受け付けを確認すると(ステップS102で肯定結果を得ると)、処理管理部204は、操作パネル25(図2参照)を通じて作業者が入力する設定情報(動作条件)を受け付ける(ステップS103)。
ここでの作業者は、過去の経験等に基づいて、現在の使用環境に適した設定情報を入力する。なお、作業者が入力する設定情報は、データベース20A(図4参照)を構成する設定情報220のデータ項目と同じであるとは限らない。
入力された設定情報(動作条件)は、確認のために操作パネル25(図2参照)に表示される(ステップS104)。
操作パネル25(図2参照)を通じて作業者が表示内容を確認すると、処理管理部204は、作業者によって確認された設定情報(動作条件)を、第1印刷部101、第2印刷部102、前処理装置103、後処理装置104に設定する(ステップS105)。
動作条件の設定が終了すると、画像形成装置10による印刷の実行が開始される(ステップS106)。
この後、操作パネル25(図2参照)の表示内容が切り替わり、処理管理部204は、作業者が設定した設定情報(動作条件)をデータベース20Aに登録するか否かを受け付ける状態になる(ステップS107)。
例えば作業者が「登録しない」のボタンを操作した場合、処理管理部204は、設定情報(動作条件)の設定に関する一連の処理を終了する。
一方、例えば作業者が「登録する」のボタンを操作した場合、処理管理部204は、ステップS103で受け付けた設定情報に、使用環境のデータ(測定された温度と湿度)及び連続用紙Pの種別とを紐付けた情報のデータベース20Aへの登録を実行する(ステップS108)。この後、処理管理部204は、設定情報の設定に関する一連の処理を終了する。
図7は、作業者が登録した設定情報220を含むデータベース20Aのデータ構造の一例を説明する図である。
図7には図4との対応部分に対応する符号を付して示している。
図7のうち破線で囲んで示す最終行の内容が作業者によって登録された内容に該当する。この例では、用紙種別211がA紙であり、温度212がX℃で湿度213がY%の場合に使用する設定情報として、乾燥器温度221を40.1℃、ヒーター温度222を30.5℃、用紙テンション223を7.9N、用紙搬送速度224を100m/minとすることが新たに登録されている。
図7の例では、作業者の登録した検索キー210を構成する項目の内容や設定情報220を構成する項目の内容が、データベース20Aに予め登録されているデータ構造と同じ場合について示しているが、作業者は、既存のデータ構造に限定されずに検索キー210や設定情報220の内容を登録したり、削除することができる。例えば検索キー210として供給ロール103A(図1参照)の径を項目の一つとして加えても良い。
このように、作業者の経験や作業者による実際の調整結果を反映した設定情報が使用環境のデータと連続用紙Pの種別情報と紐付けられて登録されることにより、次回以降は少ない作業量でより良好な品質が得られる設定情報(動作条件)の設定が可能になる。
図7の例では、検索キー210の内容が1行目と新たに追加された7行目の内容とが同じである。このような場合は、予め登録されている1行目の内容を上書きしてもよい。換言すると、既存のデータを削除してもよい。
また、検索キー210の内容が同じ場合でも、後述するステップS111(図6参照)において推奨例として複数の設定情報220を列記し、作業者が選択できるようにしてもよい。
図8は、作業者が推奨された設定情報220の内容を修正した場合におけるデータベース20Aのデータ構造の一例を説明する図である。
図8には図4との対応部分に対応する符号を付して示している。
前述の図7の事例では、作業者が設定情報220を新規に登録する場合を想定していたが、図8の事例では、予め処理管理部204によって作業者に推奨値として提示された設定情報220(図4参照)のうち破線で囲んだ乾燥器温度221とヒーター温度222が作業者によって修正された例を示している。
この例では、推奨値として登録されていた乾燥器温度221が40℃から40.1℃に修正され、ヒーター温度222が30℃から30.5℃に修正されている。
このように、事前に用意された設定情報220の内容を現場の作業者の経験に応じて修正できることにより、次回以降は現場の作業者が望む設定情報(動作条件)が提示されるようになる。
続いて、推奨する設定情報が処理管理部204から提示される場合について説明する。
この動作は、ステップS101で否定結果が得られた場合に開始される。
まず、処理管理部204は、図6に示すように、印刷ジョブを受け付けたか否かを判定する(ステップS109)。この実施の形態では、印刷ジョブが受け付けられるまで(ステップS109で否定結果の間)、判定動作を繰り返す。
印刷ジョブの受け付けを確認すると(ステップS109で肯定結果を得ると)、処理管理部204は、用紙種別と各種のセンサで測定されたデータ(測定データ)を取得する(ステップS110)。なお、用紙種別と測定データを総称して環境データともいう。
ここで、用紙種別は、例えば作業者によって事前に入力された情報が使用される。もっとも、印刷ジョブを受け付ける際に、連続用紙Pの種別情報を取得してもよい。
測定データとしての温度と湿度は、温度センサ101A及び102A(図1参照)と湿度センサ101B及び102B(図1参照)から取得される。
この後、処理管理部204は、用紙種別、温度及び湿度を検索キー210(図4参照)に使用してデータベース20Aを検索し、予め定めた条件を満たす設定情報220(図4参照)を読み出す(ステップS111)。
処理管理部204は、用紙種別と、測定された温度と、測定された湿度と、読み出した設定情報220(図4参照)とを推奨する設定として操作パネル25(図2参照)に表示する(ステップS112)。
作業者は、操作パネル25(図2参照)に表示された推奨の設定を確認する。
処理管理部204は、推奨された設定を受け入れる(OK)旨のボタン操作がされたか否かを判定する(ステップS113)。
否定結果が得られた場合、処理管理部204は、前述したステップS103に戻り、作業者による設定情報の入力を受け付ける処理段階に移行する。
一方、肯定結果が得られた場合、処理管理部204は、推奨した設定情報(動作条件)を、第1印刷部101、第2印刷部102、前処理装置103、後処理装置104に設定する(ステップS114)。
動作条件の設定が終了すると、画像形成装置10による印刷が開始される(ステップS115)。
<実施の形態1の効果>
以上説明したように、実施の形態1に係る印刷システム1を用いれば、用紙種別と使用環境に応じた設定情報(動作条件)がデータベース20Aに記憶されているため、画像形成装置10に設けられた温度センサ101A、102A及び湿度センサ101B、102Bから取得される測定値を用いて使用環境に応じた設定情報(動作条件)の推奨値を作業者に対して提示することができる。
この推奨値を用いることで、作業者は使用環境に応じた設定情報(動作条件)を手作業で毎回設定する場合に比して作業負担を軽減することができる。
また、実施の形態1に係る印刷システム1の場合には、現場の作業者の経験を反映した設定情報(動作条件)をデータベース20Aに登録できるため、使用環境が同じである限り、次回以降の設定情報(動作条件)の設定に要する作業負担を軽減することができる。
<実施の形態2>
前述の実施の形態の場合には、印刷ジョブを受け付けた際に測定された温度と湿度を用いて画像形成装置10の設定情報(動作条件)を設定する場合について説明したが、印刷ジョブに基づいた画像の印刷中に使用環境が変化しないとは限らない。特に、連続用紙Pは外気に晒される時間が長く、しかもインクの乾燥時間は使用環境や連続用紙Pの搬送速度等の影響を受ける。
例えば連続用紙Pに対する画像の印刷は1つの印刷ジョブに対して数時間にも及ぶことがあるため、1つの印刷ジョブによる画像の形成中に、画像形成装置10内の温度や湿度が変化する可能性もある。
また、温度や湿度は同じでも、印刷時間が長くなると、前処理装置103に設置された供給ロール103Aの巻き径は徐々に小さくなり、供給ロール103Aの重量も軽くなる。重量が軽くなれば、供給ロール103Aの回転速度が上がって引き出される連続用紙Pが増え、結果として連続用紙Pに撓みが生じ易くなる。
そこで、本実施の形態では、印刷ジョブに基づいた画像の形成中に画像形成装置10の設定情報(動作条件)を逐次制御できる仕組みを搭載する印刷システム1(図1参照)について説明する。
なお、本実施の形態における基本的な装置構成や処理機能の構成は実施の形態1と同じである。
図9は、実施の形態2におけるデータベース20Aのデータ構造の一例を示す図である。
図9には図4との対応部分に対応する符号を付して示している。
図9の場合には、検索キー210を構成する項目の1つとして供給ロール103Aの巻き径214が加えられている。この例の場合、巻き径214が1mの場合には用紙テンション223として8Nを加えること、巻き径214が0.5mの場合には用紙テンション223として8.1Nを加えることが登録されている。
図10は、実施の形態2における処理管理部204が印刷ジョブに基づく画像の形成中に実行する処理動作を説明するフローチャートである。
ここで、処理管理部204は、印刷ジョブが終了したか否かを判定する(ステップS201)。
否定結果が得られた場合(画像の形成が継続している場合)、処理管理部204は、測定データ(例えば温度212、湿度213、巻き径214)に変化があるか判定する(ステップS202)。
変化が検知されない場合、現在の設定情報を用いればよいので、処理管理部204は、否定結果を得てステップS201に戻る。
一方、変化が検知された場合、処理管理部204は、用紙種別、測定された温度、湿度及び巻き径を検索キー210(図9参照)に使用してデータベース20Aを検索し、予め定めた条件を満たす設定情報220(図9参照)を読み出す(ステップS203)。
本実施の形態の場合、処理管理部204は、読み出した設定情報(動作条件)を、第1印刷部101、第2印刷部102、前処理装置103、後処理装置104に設定又は変更する(ステップS204)。
この後、処理管理部204は、再びステップ201に戻る。なお、ステップS201で肯定結果が得られた場合、処理管理部204は、一連の動作を終了する。
以上説明したように、実施の形態2に係る印刷システム1を用いれば、用紙種別と使用環境に応じた設定情報(動作条件)がデータベース20Aに記憶されているため、画像の形成動作中の使用環境の変化に応じて画像形成装置10に設定する設定情報(動作条件)を逐次変更することができる。
これにより、1つの印刷ジョブに基づく画像の形成中に使用環境が変化しても形成される画像の品質を安定させることができる。
なお、用紙テンション223の変更に伴う搬送状態の変動のために連続用紙Pに印刷される画像の品質が低下する可能性がある場合には、連続用紙Pの搬送速度を一時的に減速し、減速している間に用紙テンション223を調整し、その後、減速前の速度に戻してもよい。
減速前の搬送速度は第1の搬送速度の一例であり、減速後の搬送速度は第2の搬送速度の一例である。
<実施の形態3>
<システム全体の構成>
図11は、実施の形態3に係るワークフローシステム1000の概略構成を説明する図である。
図11には図1との対応部分に対応する符号を付して示している。
図11に示すように、本実施の形態に係るワークフローシステム1000は、システム全体における印刷の進捗を管理する上位装置30と、連続用紙Pに画像を印刷する1つ又は複数の印刷システム1A、1B…1Nとで構成されている。
以下では、印刷システム1A、1B…1Nを総称する場合、印刷システム1ということがある。なお、ワークフローシステム1000は画像形成システムの一例であり、上位装置30は制御手段及び設定手段の一例でもある。
上位装置30は、いわゆるコンピュータとして構成され、個々の印刷システム1A、1B…1Nを構成する制御装置20と個別に通信する。
上位装置30は、個々の印刷システム1のデータベース20Aを統合した統合データベース30Aを有している。
本実施の形態における上位装置30は、この統合データベース30Aを参照し、個々の印刷システム1の動作条件を個別に制御する。
また、上位装置30は、装置構成や使用環境が共通する印刷システム1に対する現場の作業者が設定した設定情報(動作条件)を参照し、他の印刷システム1の動作条件も個別に制御する。
図12は、実施の形態3に係る上位装置30のハードウェア構成例を説明する図である。
上位装置30は、ワークフローシステム1000全体を制御するMPU(Micro Processing Unit)31と、ファームウェアなどのプログラムを記憶するROM(Read Only Memory)32と、プログラムの実行領域として用いられるRAM(Random Access Memory)33と、印刷システム1や外部装置との通信に用いられる通信インターフェース(IF)34と、ユーザインターフェース画面の表示や操作入力の受け付けに使用される操作パネル35と、操作パネル35との間でデータを受け渡しするパネルインターフェース(IF)36と、印刷ジョブに対応する画像データ等を記憶するハードディスク装置37とを有している。
ここで、ハードディスク装置37は、統合データベース30Aの記憶に使用される。
図13は、実施の形態3に係る上位装置30の機能構成例を説明する図である。
図13に示す機能構成は、ファームウェアの実行を通じて実現される。
機能構成の観点から見た上位装置30は、印刷ジョブを受信する受信部301と、操作パネル35を通じて作業者の操作を受け付ける操作受付部302と、印刷システム1からセンサデータを受信するセンサデータ受信部303と、設定情報(動作条件)の設定や印刷ジョブのスケジューリング等を管理するワークフロー管理部304と、設定情報(動作条件)や印刷ジョブを送信する送信部305とを有している。
本実施の形態の場合、ワークフロー管理部304は、印刷システム1からデータベース20A(図4参照)を収集して統合データベース30Aに登録すると共に、個々の印刷システム1から通知されるセンサデータを用いて統合データベース30Aを検索し、個々の印刷システム1に応じた設定情報(動作条件)を通知する。
統合データベース30Aはデータベースの一例である。
図14は、実施の形態3で使用する統合データベース30Aのデータ構造の一例を説明する図である。
図14に示す統合データベース30Aは、検索キー310と、個々の検索キー310に対応付けられた設定情報320とで構成される。
本実施の形態の場合、検索キー310は、印刷システム1を特定する情報と、印刷システム1が設置されている場所を特定する情報(例えばフロア情報、エリア情報)と、用紙種別211(図4参照)と、温度212(図4参照)と、湿度213(図4参照)とで構成される。
図14の例では、印刷システム1A、1B、…1Nについての情報が登録されている。
一方、設定情報320の内容は、データベース20A(図4参照)側の設定情報220と同じである。
<動作条件の設定動作>
図15は、実施の形態3における動作条件の設定動作を説明するフローチャートである。
この動作は、ファームウェアの実行を通じてワークフロー管理部304が実行する。
まず、ワークフロー管理部304は、下位装置として動作する印刷システム1から、データベース情報(データベース20Aの情報)を取得する(ステップS201)。この情報の取得は逐次実行される。
例えば情報の取得は、ワークフロー管理部304が管理し、印刷システム1に対して保持しているデータベース情報の送信を要求してもよい。また、データベース20Aの登録内容に変化が生じた場合に、印刷システム1が自発的に上位装置30に送信してもよい。
次に、ワークフロー管理部304は、印刷システム1から受信したデータベース情報を上位装置30側の統合データベース30Aに登録する(ステップS202)。
なお、前段の処理の後又は前段の処理と並行して、ワークフロー管理部304は、受け付けた印刷ジョブを時間軸上に配列した印刷スケジュールを生成する。印刷スケジュールは、個々の印刷システム1について生成される。
ワークフロー管理部304は、この印刷スケジュールに基づいて印刷ジョブの送信先を特定する(ステップS203)。
印刷ジョブの送信に先立って、ワークフロー管理部304は、送信先の印刷システム1から用紙種別、測定データ等を取得する(ステップS204)。実施の形態1の場合と同じく、例えば温度や湿度の測定値が取得される。
次に、ワークフロー管理部304は、取得した用紙種別、温度及び湿度を検索キー310(図14参照)に使用して統合データベース30Aを検索し、予め定めた条件を満たす設定情報320(図14参照)を読み出す(ステップS205)。
この後、ワークフロー管理部304は、送信対象である印刷ジョブに、読み出した設定情報320(図14参照)を紐付ける(ステップS206)。
続いて、ワークフロー管理部304は、紐付けた印刷ジョブと設定情報320(図14参照)を該当する印刷システム1に通知する(ステップS207)。
図16は、実施の形態3におけるワークフローシステム1000内のデータの受け渡しの一例を説明する図である。
図16の例では、印刷システム1Aから上位装置30に対してデータベース情報、用紙種別、測定データが送信され、その後、これらの情報に基づいて上位装置30が統合データベース30Aを参照し、印刷ジョブと設定情報を紐付けて印刷システム1Aに送信している。なお、印刷システム1A内では、制御装置20が画像形成装置10に設定情報(動作条件)を設定し、その後、印刷ジョブを指示する。この後、印刷システム1は待機中から印刷中に変化する。
<実施の形態3の効果>
以上説明したように、実施の形態3に係るワークフローシステム1000では、上位装置30が複数の印刷システム1に印刷ジョブの実行を指示すると共に、各印刷システム1の動作条件を用紙種別と使用環境に応じて決定する。
また、本実施の形態3の場合には、複数のデータベースを一括して管理するため、共通する装置構成を有する他の印刷システム1について現場の作業者が登録した設定情報も集約される。このため、装置構成が共通する他の印刷システム1のデータベースであっても、より良好な印刷結果が得られる設定情報を他の印刷システム1に対しても指示することが可能になる。
<実施の形態4>
本実施の形態では、ワークフローシステム1000を構成する複数の印刷システム1のうちの1つでエラーが発生した場合の動作について説明する。
図17は、実施の形態4に係るワークフローシステム1000でエラーが発生した場合の動作の概要を説明する図である。
図17には図11との対応部分に対応する符号を付して示している。
図17では、印刷中にエラーが発生した印刷システム1Aに代えて、印刷システム1Aと共通の装置構成を有する印刷システム1Bに印刷を引き継ぐ場合のデータの流れを表している。
図17の例では、印刷中の印刷システム1Aから上位装置30にエラー通知が発せられ、エラー通知を受信した上位装置30から印刷システム1Bに印刷ジョブが通知され、その後、制御装置20が画像形成装置10に印刷ジョブを転送している。
なお、印刷システム1Bは、印刷ジョブの通知により待機中から印刷中に切り替わっている。
また、印刷システム1Bに通知される印刷ジョブには、印刷システム1Bの設定情報(動作条件)が紐付けられている。
図18は、実施の形態4におけるワークフロー管理部304の動作を説明するフローチャートである。
この動作は、ワークフロー管理部304が、下位装置として動作する印刷システム1からエラー通知を受信した場合に実行される。
ワークフロー管理部304は、エラー通知のあった印刷システム1と装置構成が同じ他の印刷システム1を検索する(ステップS301)。ここで、装置構成が同じとは、第1印刷部101、第2印刷部102、前処理装置103及び後処理装置104のいずれもが同じ装置であることを意味する。
次に、ワークフロー管理部304は、同じ装置構成があるか判定する(ステップS302)。
否定結果が得られた場合、印刷ジョブを引き継ぐことができないので、ワークフロー管理部304は処理を終了する。この場合、エラーが発生した印刷システム1の修理を作業者に促す。
ステップS302で肯定結果が得られた場合、すなわちエラーを起こした印刷システム1と同じ装置構成を有する他の印刷システム1がある場合、ワークフロー管理部304は、エラーを起こした印刷システム1と同じ装置構成を有する他の印刷システム1とが同じ空間に設置されているか判定する(ステップS303)。
肯定結果が得られた場合、エラーを起こした印刷システム1と他の印刷システム1は、互いに使用環境が共通する可能性が高い。
そこで、ワークフロー管理部304は、エラー通知のあった印刷システム1の設定情報(動作条件)を印刷ジョブに紐付けて該当する他の印刷システム1に通知し、印刷ジョブの引継ぎを完了する(ステップS304)。
一方、ステップS303で否定結果が得られた場合、エラーを起こした印刷システム1と他の印刷システム1との間で使用環境の共通性は認められない。
そこで、ワークフロー管理部304は、同じ装置構成を有する他の印刷システムから測定データを取得し、対応する設定情報(動作条件)を統合データベース30Aから読み出す(ステップS305)。
その後、ワークフロー管理部304は、該当する他の印刷システム1に通知する(ステップS306)。
<実施の形態5>
本実施の形態では、ワークフローシステム1000を構成する複数の印刷システム1を用いて印刷ジョブを並列実行する例を説明する。
図19は、実施の形態5に係るワークフローシステム1000で印刷ジョブを並列実行する場合の動作の概要を説明する図である。
図19には図11との対応部分に対応する符号を付して示している。
図19では、2台の印刷システム1(印刷システム1Aと印刷システム1B)を用いて印刷ジョブを並列実行する場合のデータの流れを表している。
図19の例では、上位装置30が2台の印刷システム1を選択し、それぞれに印刷ジョブと設定情報を通知し、その後、制御装置20が画像形成装置10に印刷ジョブを転送している。
図20は、実施の形態5におけるワークフロー管理部304の動作を説明するフローチャートである。
この動作は、印刷ジョブの並列実行をワークフロー管理部304が受け付けた場合に実行される。
まず、ワークフロー管理部304は、同じ装置構成を有する印刷システム1を検索する(ステップS401)。
次に、ワークフロー管理部304は、同じ装置構成があるか判定する(ステップS402)。
否定結果が得られた場合、並列印刷を実行できないので、ワークフロー管理部304は処理を終了する。
ステップS402で肯定結果が得られた場合、すなわち同じ装置構成を有する印刷システム1がある場合、ワークフロー管理部304は、それらの印刷システム1が同じ空間に設置されているか判定する(ステップS403)。
肯定結果が得られた場合、複数の印刷システム1は、互いに使用環境が共通する可能性が高い。
そこで、ワークフロー管理部304は、並列印刷の対象に選択した印刷システム1に対して同じ設定情報(動作条件)を印刷ジョブに紐付けて通知する(ステップS404)。これにより並列印刷が実行される。
一方、ステップS403で否定結果が得られた場合、複数の印刷システム1の間で、使用環境の共通性は期待できない。
そこで、ワークフロー管理部304は、並列印刷の対象に選択した複数の印刷システム1のそれぞれについて、個々の印刷システム1の測定データに対応する設定情報(動作条件)を統合データベース30Aから読み出す(ステップS405)。
その後、ワークフロー管理部304は、並列印刷の対象に選択した複数の印刷システムのそれぞれに対し、読み出された設定情報(動作条件)を印刷ジョブに紐付けて通知する(ステップS406)。これにより並列印刷が実行される。
<他の実施の形態>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1、1A、1B、1N…印刷システム、10…画像形成装置、20…制御装置、20A…データベース、30…上位装置、30A…データベース、101…第1印刷部、101A…温度センサ、101B…湿度センサ、101C…乾燥機、101D…ヒーター、102…第2印刷部、102A…温度センサ、102B…湿度センサ、102C…乾燥機、102D…ヒーター、103…前処理装置、103A…供給ロール、103B…張力調整機構、104…後処理装置、104A…巻取ロール、104B…張力調整機構、120…巻き径センサ、204…処理管理部、304…ワークフロー管理部、1000…ワークフローシステム

Claims (18)

  1. 帯状に連続する記録材に液滴を用いて画像を形成する画像形成手段と、
    画像の形成中に逐次計測される使用環境の情報と前記記録材の種別とに基づいて、前記画像形成手段の動作条件を画像の形成中に逐次制御する制御手段と
    を有する画像形成システム。
  2. 前記制御手段は、帯状に連続する前記記録材の供給側に位置する供給ロールの巻き径の変化に応じて前記動作条件を制御する、請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記制御手段は、前記動作条件として、画像の形成に使用される液滴の乾燥条件を制御する、請求項1に記載の画像形成システム。
  4. 前記動作条件は、前記記録材に吐出される液滴の乾燥に用いる温度、及び、前記記録材に吐出される液滴の量を規定する情報の両方又は一方である、請求項3に記載の画像形成システム。
  5. 前記制御手段は、前記動作条件として、帯状に連続する前記記録材の搬送条件を制御する、請求項1に記載の画像形成システム。
  6. 前記搬送条件は、前記記録材に加える張力の大きさ、及び、当該記録材の搬送速度の両方又は一方である、請求項5に記載の画像形成システム。
  7. 前記制御手段は、第1の搬送速度より遅い第2の搬送速度の期間に、前記記録材に加える張力の大きさを制御する、請求項6に記載の画像形成システム。
  8. 前記制御手段は、作業者による前記動作条件への調整を受け付ける、請求項1に記載の画像形成システム。
  9. 前記制御手段は、調整後の前記動作条件をデータベースに登録する、請求項8に記載の画像形成システム。
  10. 前記制御手段は、1つの印刷命令に基づく液滴の吐出中に前記逐次制御を実行する、請求項1に記載の画像形成システム。
  11. 帯状に連続する記録材に液滴を用いて画像を形成する画像形成手段と、
    帯状に連続する前記記録材の種別と、前記画像形成手段の使用環境の情報とを組み合わせた情報に、動作条件を紐付けて記憶するデータベースと、
    測定された使用環境の情報を用いて前記データベースを検索し、前記画像形成手段の動作条件を設定する設定手段と
    を有する画像形成システム。
  12. 前記設定手段は、測定された使用環境の情報を用いて前記データベースに登録されている使用環境の情報を選択し、選択された使用環境の情報に紐付けられている前記動作条件を前記画像形成手段の動作条件とする、請求項11に記載の画像形成システム。
  13. 前記設定手段は、前記動作条件として、画像の形成に使用される液滴の乾燥を制御する条件を設定する、請求項11に記載の画像形成システム。
  14. 液滴の乾燥を制御する前記条件は、前記記録材に吐出される液滴の乾燥に用いる温度、及び、当該記録材に吐出される液滴の量を規定する情報の両方又は一方である、請求項13に記載の画像形成システム。
  15. 前記設定手段は、前記動作条件として、帯状に連続する前記記録材の搬送を制御する条件を設定する、請求項11に記載の画像形成システム。
  16. 前記記録材の搬送を制御する前記条件は、当該記録材に加える張力の大きさ、及び、当該記録材の搬送速度の両方又は一方である、請求項15に記載の画像形成システム。
  17. コンピュータに、
    帯状に連続する記録材に液滴を用いて画像を形成中に逐次計測される使用環境の情報と当該記録材の種別とに基づいて、当該記録材に画像を形成する画像形成手段の動作条件を画像の形成中に逐次制御する機能
    を実行させるためのプログラム。
  18. コンピュータに、
    帯状に連続する記録材の種別と、当該記録材に液滴を用いて画像を形成する画像形成手段の使用環境の情報とを組み合わせた情報に、当該画像形成手段の動作条件を紐付けて記憶するデータベースを、測定された使用環境の情報を用いて検索し、当該画像形成手段の動作条件を抽出する機能
    を実行させるためのプログラム。
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