JP2019005513A - ロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】ロボットを少量しか製造しない場合でも、そのロボットの頭部や胴部を安価に製造することができ、延いてはロボット1台当りの価格を安価にすることができるロボットを提供する。【解決手段】ロボット1は、胴部5と、胴部5に連結された頭部3とを備える。胴部5および頭部3の外形に沿って配設された骨格の部材を、屈曲形成されたワイヤ状の枠部材によりそれぞれ構成する。柔軟性を有するシート状の頭殻部材11および胴殻部材15により各枠部材の周囲をそれぞれ囲繞する。頭殻部材11および胴殻部材15は、外部に露出する外表面側と、該外表面側とは反対側の裏面側とを有し、外表面側の表面により胴部5および頭部3の外形を構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、頭部および胴部を備えたロボットに関するものである。
特許文献1に示されている従来のロボットは、頭部および胴部を備えている。これらの頭部および胴部は、合成樹脂により構成されており、射出成形や注型成形等により成形されている。
特開2013−90758号公報
しかしながら、頭部や胴部を射出成形や注型成形により成形すると、ロボットを少量しか製造しない場合は、ロボット1台当りの製造コストが高額になるという問題があった。
本発明は、このような問題を解消するためになされたもので、ロボットを少量しか製造しない場合でも、そのロボットの頭部や胴部を安価に製造することができ、延いてはロボット1台当りの価格を安価にすることができるロボットを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係るロボットは、胴部と、該胴部に連結された頭部とを備えたロボットにおいて、前記胴部および前記頭部のうち少なくとも何れか一方の外形に沿って配設された骨格の部材を、屈曲形成されたワイヤ状の枠部材により構成する一方、柔軟性を有するシート状の部材により前記枠部材の周囲を囲繞し、前記シート状の部材は、外部に露出する外表面側と、該外表面側とは反対側の裏面側とを有し、前記外表面側の表面により前記外形を構成したことを特徴とするものである。
請求項2に記載した発明に係るロボットは、請求項1に記載のロボットにおいて、前記シート状の部材は、その厚さ方向に二層の部材を有し、これらの二層の部材は、前記外表面側を構成する表層部材と、前記裏面側を構成する裏層部材とからなり、前記裏層部材は、前記表層部材より厚いことを特徴とするものである。
請求項3に記載した発明に係るロボットは、請求項1または請求項2に記載のロボットにおいて、前記枠部材は、略同一の形状に屈曲形成され、互いに所定の間隔を隔てて配列された複数の枠部材片からなることを特徴とするものである。
請求項4に記載した発明に係るロボットは、請求項3に記載のロボットにおいて、前記複数の枠部材片は、直線状に延びる軸芯の回りに、該軸芯に直交する方向に互いに所定の間隔を隔てて配列されていることを特徴とするものである。
請求項5に記載した発明に係るロボットは、請求項4に記載のロボットにおいて、前記胴部および前記頭部のうち少なくとも頭部の外形に沿って配設された骨格の部材を、屈曲形成されたワイヤ状の枠部材により構成する一方、前記軸芯は、前記頭部の上下方向に沿って延び、前記軸芯に交差する面方向に広がる盤状の支持部材の外周部により前記複数の枠部材片の長手方向中途部がそれぞれ支持され、前記支持部材の面方向中央部は揺動アームの一端部に結着され、前記揺動アームの他端部は、回動軸を介して前記胴部に回動可能に支持され、前記頭部は、駆動装置の駆動力により前記胴部に対して前記回動軸の軸芯回りに相対揺動可能に構成されていることを特徴とするものである。
請求項1記載の発明によれば、ロボットの胴部および頭部のうち少なくとも何れか一方の外形に沿って配設された骨格の部材を、屈曲形成されたワイヤ状の枠部材により構成する一方、柔軟性を有するシート状の部材により枠部材の周囲を囲繞し、そのシート状の部材の表面により外形を構成している。このため、ワイヤ状の枠部材を適宜屈曲することで簡単に所望の立体形状に形成することができる。また、枠部材を屈曲形成するので射出成形や注型成形等のための大掛かりな装置を必要としない分、ロボットを少量しか製造しない場合でも、そのロボットの頭部または胴部を安価に製造することができ、延いてはロボット1台当りの価格を安価にすることができる。
請求項2記載の発明によれば、シート状の部材は、その厚さ方向に二層の部材を有し、これらの二層の部材は、外表面側を構成する表層部材と、裏面側を構成する裏層部材とからなり、裏層部材は表層部材より厚く構成されている。このため、骨格の部材を構成するワイヤ状の枠部材をシート状の部材により囲繞したとき、枠部材の骨張った外形形状が裏層部材により緩和されて丸味を帯び、その結果、表層部材も丸味を帯びるため、頭部または胴部の見栄えを良好にすることができる。
請求項3記載の発明によれば、枠部材は、略同一の形状に屈曲形成され、互いに所定の間隔を隔てて配列された複数の枠部材片からなる。このため、枠部材片を1個ずつ製造するようにすれば、小さな製造設備で済むだけでなく、ロボットを少量しか製造しない場合でも1台当たりに必要な枠部材片の数量は少なくないので、前記製造設備を使用して製造する枠部材片の数量は多くなり結果的に枠部材を安価に製造することができる。
請求項4記載の発明によれば、複数の枠部材片は、直線状に延びる軸芯の回りに互いに所定の間隔を隔てて配列されている。このため、頭部または胴部の骨格をなす枠部材を単純な構造で立体的に構成することができる。
請求項5記載の発明によれば、盤状の支持部材の外周部により複数の枠部材片の長手方向中途部がそれぞれ支持され、支持部材の面方向中央部は揺動アームの一端部に結着され、揺動アームの他端部は回動軸を介して胴部に回動可能に支持され、駆動装置の駆動力により胴部に対して回動軸の軸芯回りに頭部が相対揺動可能に構成されている。このため、頭部の中央部に一端部が結着された揺動アームの他端部が回動可能に胴部に支持される結果、頭部は、胴部に対して安定的に支持された状態で相対揺動することができる。
本発明の実施の形態に係るロボットの外観を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係るロボットを、その頭部および胴部の表面部材を取り除いた状態を示す正面図である。 図2に示すロボットを右側方から見た状態を示す右側面図である。 図2に示すロボットを、一部の構成部材を破断して左側方から見た状態を示す左側面図である。 本発明の実施の形態に係るロボットを上方から見た状態を示す上面図である。 図2の矢視A−A線に沿う断面を示す図である。
図2の中央部分を拡大して示す図である。 図3の中央部分を拡大して示す図である。 図4の中央部分を拡大して示す図である。 (1)図は図2の上部を拡大して示す図であり、(2)図は同(1)図で示した部分を破断して示す図である。 図6の中央部分を拡大して示す図である。 (1)図は図1の矢視Bで示す部分を破断し拡大して示す図であり、(2)図は図1の矢視Cで示す部分を破断し拡大して示す図である。 図2の矢視D−D線に沿う断面を示す図である。 図13において断面を示した図の中央部分を拡大して示す図である。 図2の下側の一部分を拡大して示す図である。 図14の矢視E−E線に沿う断面を示す図である。 図2に示すロボットを下方から見た状態を示す底面図である。
以下、本発明に係る実施の形態を図1ないし図17を参照して詳細に説明する。図1において符号1で示すものは、本実施の形態に係るロボットであり、ロボット1は、人間の形態をデフォルメして構成された人型のロボットである。図1はロボット1を正面から見た状態を示し、図1,図2,図5,図6および図17において、矢印Lで示す方向はロボット1を正面から見て左方向を示し、矢印Rで示す方向はロボット1を正面から見て右方向を示す。また、図3および図4において、矢印Fで示す方向はロボット1の前方を示す。以下の説明でロボット1の各構成部材に関して使用する前・後、左・右および上・下の語句は、各構成部材がロボット1に組み付けられた状態において、ロボット1を正面から見たときの各構成部材の方向を指すものとする。なお、各図において、部材が作図上、破断されたり他の部材に一部が隠されて描かれたことで、それが同じ部材であることが分かり難い場合には、同じ部材であることを明確にするために括弧書きで同一の符号を記している。
図1に示すように、ロボット1は、球体状の頭部3と円錐台状の胴部5と脚部7とを備えている。図1に加え図2ないし図4に示すように、頭部3は、該頭部3の骨格を構成する頭部フレーム9と、該頭部フレーム9の周囲を囲繞し、頭部3の外表面部を構成する頭殻部材11とを備えている。頭殻部材11は、本発明でいう「シート状の部材」を構成する。頭殻部材11の表面には、鼻,口,耳,頭髪等の図形(図示せず)および後述する左右一対の目11b,11bが描かれている。胴部5は、該胴部5の骨格を構成する胴部フレーム13と、該胴部フレーム13の周囲を囲繞し、胴部5の外表面部を構成する胴殻部材15とを備えている。胴殻部材15は、本発明でいう「シート状の部材」を構成する。胴殻部材15の表面には、着物等の図柄(図示せず)が描かれている。頭部フレーム9および胴部フレーム13の素材は、鉄またはアルミニウム等の金属で構成されている。
頭部フレーム9は、その上下方向中央部に配設された円盤状の大径プレート17と、該大径プレート17の上面の中央部に固定された円筒状の頭部側保持部材19と、大径プレート17の下方の離間した位置に配置され、大径プレート17の下面の中央部に3本の円管状の下部支柱21を介して固定された円盤状の小径プレート23と、上端部と下端部とが頭部側保持部材19と小径プレート23とにそれぞれ取り付けられた複数の第一枠部材25…と、後述する揺動アーム41とを備えている。大径プレート17は小径プレート23より大きな寸法で形成され、両プレート17,23は、それらの面方向が互いに平行になるように配置されている。
大径プレート17は本発明でいう「盤状の支持部材」を構成し、複数の第一枠部材25…は本発明でいう「ワイヤ状の部材」を構成し、これらの第一枠部材25の1個ずつは本発明でいう「枠部材片」を構成する。各第一枠部材25は、その横断面の形状が円形のワイヤ状の部材からなり、頭部3の上方から見て外側方に向かって湾曲するように円弧状に屈曲形成され、互いに略同一の形状に屈曲形成されている。各第一枠部材25は、頭部3の上下方向に直線状に延びる軸芯O1(図1および図5参照)を中心にして該軸芯O1回りの円周方向(軸芯O1に直交する方向)に互いに所定の間隔を隔てて配列されている。
図5および図6を参照して説明すると、大径プレート17は、前記軸芯O1に交差する面方向(本実施の形態では直交する面方向)に広がる盤状に形成されており、円環状の大径部17aと、該大径部17aの中央部に位置する円形状のハブ部17bと、ハブ部17bから大径部17aに向かって放射状に延びハブ部17bと大径部17aとを連結する複数のスポーク部17c…とを備えている。各スポーク部17cは、軸芯O1回りに等角度間隔で大径部17aに向かって放射状に延びている。
次に、図5に加え図7,図8および図9参照して説明すると、頭部側保持部材19は、その下端部の外周面にそれぞれ2個のリベット33,33により結着された4個のL字状の第一ステー35…を介して大径プレート17のハブ部17bの上面に固定され、大径プレート17の上面に直交する上方向に延びている。大径プレート17のハブ部17bの下面には、それぞれ2個のリベット37,37により結着された4個のL字状の第二ステー39…を介して四角筒状の揺動アーム41の一端部(上端部)が結着され、揺動アーム41は大径プレート17の下面に直交する下方向に延び、揺動アーム41の他端部(下端部)は胴部5に支持されている。
4個のL字状の第一ステー35…の下面と4個のL字状の第二ステー39…の上面との間に大径プレート17のハブ部17bが挟持された状態で、これら第一ステー35…,第二ステー39…およびハブ部17bに、同軸に穿設された各貫通孔にボルト43がそれぞれ挿通され、これらのボルト43にナット45がそれぞれ螺着されることで各第一ステー35…および各第二ステー39…がハブ部17bに締結固定されている。
図10の(1)図および(2)図に示すように、頭部側保持部材19の上端部の外周面には、頭部側保持部材19の軸芯(軸芯O1と一致)に沿う方向に長い複数の長孔47…が該軸芯回りに等角度間隔を隔てて穿設されており、これらの長孔47には、各第一枠部材25の上端部がそれぞれ挿通されている。頭部側保持部材19の上端には、中央部に貫通孔が穿設され頭部側保持部材19の外径寸法と同一の外径を有する円盤状の座金49が載置され、頭部側保持部材19の上端部内には、短い円柱状の係止部材51が挿入されている。係止部材51の下端部の外周に形成された鍔部51aの上面と頭部側保持部材19の各長孔47の上縁との間で各第一枠部材25の上端部がそれぞれ挟持された状態で、座金49の貫通孔に挿通された雄ねじ部材53が、係止部材51の軸芯に沿って刻設された雌ねじ孔に螺着されている。各長孔47に挿通され頭部側保持部材19の上端部内に延びた各第一枠部材25の上端部は、係止部材51の外周面に沿いつつ上方に向かうよう屈曲形成されている。而して、各第一枠部材25の上端部は、各長孔47から抜け出ることなく頭部側保持部材19の上端部に強固に係止される。
各第一枠部材25の長手方向中途部(本実施の形態では長手方向中央部)は、大径プレート17の外周部に、その円周方向に等間隔に穿設された複数の貫通孔にそれぞれ挿通されて支持されている。これらの貫通孔は、各第一枠部材25の外径寸法よりやや大きな内径に形成されている。各第一枠部材25の下端部は、小径プレート23の面方向と直交するように下方に向かって屈曲形成され、小径プレート23の外周部にその円周方向に等間隔に穿設された複数の貫通孔にそれぞれ挿通されている。これらの貫通孔から下方に向かって突出した各第一枠部材25の下端部は、その外周部に円管状の把持部材55(図7,図8および図11参照)が嵌合されたのち縮径方向に緊締されて結着され、小径プレート23の各貫通孔から抜け出ないように構成されている。
而して、各第一枠部材25の長手方向中間部が大径プレート17の外周部により支持される一方、大径プレート17の上面に結着された頭部側保持部材19と、各下部支柱21を介して大径プレート17の下面に結着された小径プレート23とにより各第一枠部材25の上端部と下端部とがそれぞれ支持されている。
小径プレート23の中央部は、略円形状の開口23aが形成されており、該開口23aの周縁の近傍にその円周方向に等間隔に3つの貫通孔が穿設され、これらの3つの貫通孔に対向する大径プレート17のハブ部17bの位置にも3つの貫通孔が穿設されている。それぞれ3つの貫通孔が穿設された大径プレート17の部位と小径プレート23の部位との間には下部支柱21がそれぞれ配置され、大径プレート17および小径プレート23のそれぞれの3つの貫通孔に挿通されたボルト57が、下部支柱21の両端部内にそれぞれ形成された雌ねじ孔にそれぞれ螺着されている。これにより、大径プレート17と小径プレート23とは、これらの間に下部支柱21が挟持された状態で強固に結着され一体化される。
大径プレート17の前部の下面に結着されたブラケット59には、人間の音声を集音する集音マイク61が固定され、該集音マイク61の前端面が対向する頭殻部材11は、円形に切り欠かれて開口11a(図1参照)が形成され、該開口11aの上方には、楕円形状の左右一対の目11b,11bが描かれている。
一方、胴部フレーム13は、その上部に配設された円盤状の上側プレート63と、該上側プレート63の上面の中央部に固定された円環状の胴部側保持部材65と、上側プレート63の下方の離間した位置に配置され該上側プレート63の下面における外周寄りの部位に4本の円管状のベース支柱管67を介して固定された円盤状のベースプレート69と、上端部と下端部とが胴部側保持部材65とベースプレート69とにそれぞれ組み付けられた複数の第二枠部材71…とを備えている。上側プレート63はベースプレート69より大きな寸法で形成され、両プレート63,69は、それらの面方向が互いに平行になるように配置されている。
複数の第二枠部材71…は本発明でいう「ワイヤ状の部材」を構成し、これらの第二枠部材71の1個ずつは本発明でいう「枠部材片」を構成する。各第二枠部材71は、その横断面の形状が円形のワイヤ状の部材からなり、胴部5の上方から見て外側方に向かって張り出すように略コ字状に屈曲形成されている。各第二枠部材71は、互いに略同一の形状に屈曲形成されており、胴部5の上方から見て外側方に向かって湾曲するように円弧状に屈曲形成され上下方向に延びる中間部分と、該中間部分の上端部から胴部側保持部材65に向かって延びる上側部分と、前記中間部分の下端部からベースプレート69に向かって延びる下側部分とを備えている。各第二枠部材71は、鉛直方向に直線状に延びる軸芯O2(図1および図17参照)を中心にして該軸芯O2回りの円周方向(軸芯O2に直交する方向)に互いに所定の間隔を隔てて配列されている。
頭部3と胴部5とのそれぞれの外表面部を構成する頭殻部材11と胴殻部材15とは、それぞれ柔軟性を有するシート状の部材(例えば、樹脂材または紙材の部材)からなり、これらのシート状の部材は、図12の(1)図および(2)図に示すように、厚さ方向に表層部材73aと裏層部材73bとの二層で構成されている。表層部材73aはその外表面が頭殻部材11や胴殻部材15の外部に露出する表面側を構成する一方、表層部材73aの裏面に沿って裏層部材73bが配設されている。裏層部材73bは、表層部材73aより厚く弾力性を有する素材により構成されている。表層部材73aおよび裏層部材73bは、一定の長さを有する一対の円弧状の曲線同士をそれらの長手方向中央部同士が互いに離間する方向に湾曲した状態で対向させた形状に形成された複数の短冊状の部材片で構成され、それらの部材片の円弧状の外縁部同士を接着剤等により接合することで頭殻部材11および胴殻部材15を球体状や円錐台状の立体的な形状に形成することができる。
なお、表層部材73aと裏層部材73bとは接着剤により接合してもよいし、接着剤により接合せずに、頭部フレーム9や胴部フレーム13の周囲を裏層部材73bにより囲繞したのち、裏層部材73bの表面を表層部材73aにより単に被覆するようにしてもよい。裏層部材73bの素材としては、例えば多孔性樹脂材やゴム材を挙げることができる。多孔性樹脂材としては、例えば、ポリウレタンスポンジやシリコンスポンジ等の発泡化した種々の樹脂材を挙げることができる。
裏層部材73bが表層部材73aより厚く弾力性を有することで、頭部フレーム9や胴部フレーム13が頭殻部材11や胴殻部材15により囲繞されたとき、各第一枠部材25や各第二枠部材71の骨張った外形形状が裏層部材73bにより緩和されて丸味を帯び、その結果、表層部材73aも丸味を帯びるため、頭部3や胴部5の見栄えが良好になる。
胴部側保持部材65は、上側プレート63の上面に直交する上方向に延びる円筒状の保持部材本体65aと、該保持部材本体65aの外径寸法と略同一の内径寸法の開口を中央に有し、保持部材本体65aの下端部に溶接により結着された円盤状の鍔部材65b(図9,図13ないし図16参照)とを備えている。該鍔部材65bの円周方向に等間隔に穿設された4個の貫通孔と、これらの貫通孔と対向する上側プレート63の位置に穿設された4個の貫通孔とにボルト75(図9,図14,図15および図16参照)がそれぞれ上方から挿通され、上側プレート63の貫通孔から突出した各ボルト75の下端部にナット77(図9,図15および図16参照)が螺着されている。これにより、上側プレート63の上面に胴部側保持部材65が強固に固定される。
保持部材本体65aの下端部の外周面には、保持部材本体65aの軸芯(軸芯O2と一致)に沿う方向に長い複数の長孔79…(図15および図16参照)が該軸芯回りに等角度間隔を隔てて穿設されており、これらの長孔79には、各第二枠部材71の上側部分の先端部がそれぞれ挿通されている。各長孔79に挿通された各第二枠部材71の先端部は、保持部材本体65aの内周面に沿いつつ上方に向かうよう屈曲形成されている。而して、各第二枠部材71の上端部は、各長孔79から抜け出ることなく胴部側保持部材65の上端部に強固に係止される。
各第二枠部材71の長手方向中途部は、上側プレート63の外周縁部にその円周方向に等間隔にU字状に切り欠き形成された複数の凹部81(図13参照)にそれぞれ係合されている。各第二枠部材71の下側部分の先端部は、下方に向かって屈曲形成され、ベースプレート69の外周部にその円周方向に等間隔に穿設された複数の貫通孔にそれぞれ挿通されている。これらの貫通孔から下方に向かって突出した各第二枠部材71の先端部は、その外周部に把持部材55(図2,図3,図4および図17参照)が嵌合されたのち縮径方向に緊締されて結着され、ベースプレート69の各貫通孔から抜け出ないように構成されている。
ベースプレート69の外周寄りの4箇所で、かつ、互いに離間した位置にそれぞれ貫通孔が穿設され、これらの4つの貫通孔に対向するベースプレート69の位置にも4つの貫通孔が穿設されている。それぞれ4つの貫通孔が穿設された上側プレート63の部位とベースプレート69の部位との間にそれぞれ配置されたベース支柱管67の管内と、上側プレート63およびベースプレート69のそれぞれの4つの貫通孔とにシャフト83が挿通され、該シャフト83の両端部に刻設された雄ねじ部にナット85がそれぞれ螺着されている。これにより、上側プレート63とベースプレート69とは、これらの間にベース支柱管67が挟持された状態で強固に結着され一体化される。
胴部側保持部材65の保持部材本体65a内で、かつ、上側プレート63の上面の中央部には、四角柱状の前後一対の基部材87,87(図14および図16参照)が水平方向(前後方向)に互いに離間して平行に設置されている。各基部材87の両端部には、貫通孔が鉛直方向にそれぞれ穿設され、これらの4つの貫通孔に対向する上側プレート63の位置にも4つの貫通孔が穿設されている。各基部材87および上側プレート63の各貫通孔にボルト89がそれぞれ挿通され、各ボルト89の下端部に刻設された雄ねじ部にナット91がそれぞれ螺着されている。
頭部3の揺動アーム41を支持し、頭殻部材11内の中央部近傍まで上端部が延出された四角柱状の左右一対のアーム支持部材93,93の下端部がそれぞれ一対の基部材87,87の間に挟持され、これらの下端部の互いに上下方向に離間した2箇所には、水平方向(前後方向)に延びる雌ねじ孔がそれぞれ形成されている。これらの雌ねじ孔に対向する各基部材87の部位には貫通孔が水平方向(前後方向)にそれぞれ穿設され、これらの貫通孔にそれぞれ挿通されたボルト95(図14および図16参照)が各アーム支持部材93の下端部の雌ねじ孔に螺着されている。これにより、一対のアーム支持部材93,93が一対の基部材87,87に強固に結着される。
一対のアーム支持部材93,93の長手方向中途部(各アーム支持部材93の上端寄り)には、水平方向(左右方向)に貫通孔が穿設され、該貫通孔には回動軸97(図7ないし図9および図11)が挿通されて結着されている。該回動軸97を介して揺動アーム41の下端部が一対のアーム支持部材93,93に回動可能に支持されている。これにより、回動軸97の軸芯回りに揺動アーム41が揺動することで、回動軸97の軸芯回りに頭部3が前後方向に揺動する。揺動アーム41は、上下方向に延びる主アーム部41aと、該主アーム部41aの下端部に溶接により結着された副アーム部41b(図8,図9および図11参照)とを備え、該副アーム部41bは主アーム部41aの長手方向に直交する後方に向かって延びている。
上側プレート63の下面の中央寄りには、図15に示すようにボルト99とナット101との螺合締結によりL字状のブラケット103が結着され、該ブラケット103には電動モータ105が結着されている。該電動モータ105の回転軸105aには、図9および図15に示すように、平板状の揺動プレート107が結着され、その結着された部位から前方に向かって延出された揺動プレート107の前端部には、上下方向に延びるリンク部材109の下端部のピロボールジョイント111が回動可能に連結され、該リンク部材109の上端部のピロボールジョイント111が、前記揺動アーム41の副アーム部41bの後端部に回動可能に連結されている。リンク部材109は、その長手方向中途部が、胴部側保持部材65の保持部材本体65a内と、上側プレート63の中央部の後部寄りに穿設された開口63a(図14参照)とを通り抜けて配設されている。また、上側プレート63の中央部の前部寄りには、開口63aと略同一の形状を有する開口63bが形成され、集音マイク61に接続された電線(図示せず)が開口63bを通り抜けて配線され、後述する制御装置139に電気的に接続されている。
各アーム支持部材93の上端部には、前後方向に延びる平板状の左右一対のストッパープレート113,113(図7,図8,図9および図11参照)がそれぞれ取り付けられている。詳細には、各アーム支持部材93の上端部に一対の雌ねじ孔が水平方向(左右方向)それぞれ形成され、これらの一対の雌ねじ孔にそれぞれ対向する一対の貫通孔が各ストッパープレート113の長手方向中央部に穿設され、これらの貫通孔にそれぞれ挿通されたボルト115が各アーム支持部材93の上端部の各雌ねじ孔に螺着されて各アーム支持部材93の上端部に各ストッパープレート113が結着されている。各ストッパープレート113における前端部同士および後端部同士は、丸棒状の一対の横架部材117によりそれぞれ連結され、各横架部材117の外周部には、弾力性を有する素材(例えばゴム材)からなる円管状の緩衝部材119がそれぞれ嵌合されている。
上側プレート63には、胴部側保持部材65の鍔部材65bの周囲を囲むように円形状の6個の開口63c…(図13参照)が鍔部材65bの外周近傍に形成され、上側プレート63の左右方向両端部には、凹状の切欠き121がそれぞれ形成されている。各切欠き121の左右方向に平行に延びる縁部には左右一対のブラケット123,123の一端部がそれぞれ溶接により結着され、各ブラケット123の他端部には、丸棒状の左右一対の上肢125,125の一端部が回動可能に連結されている。詳細には、各ブラケット123の他端部と各上肢125の一端部とに貫通孔がそれぞれ前後方向に穿設され、これらの貫通孔にそれぞれ挿通されたボルト127に一対のナット129,129がそれぞれ螺着されて各ボルト127の軸芯回りに回動可能に各上肢125が各ブラケット123に連結されている。各上肢125の他端部を手で把持して上下に移動させることで、各ボルト127の軸芯回りの各上肢125の回動位置をそれぞれ別個に適宜変更することができる。
ベースプレート69の下面には、脚部7を構成する3個のキャスター131…が取り付けられている。詳細には、ベースプレート69の外周近傍に、周方向に等間隔に3個の貫通孔が上下方向に穿設され、これらの貫通孔には、下方から3個のキャスター131…の支持軸131aがそれぞれ挿通されている。ベースプレート69の貫通孔から上方に突出した各支持軸131aには、それらの外周部に刻設された雄ねじ部にナット133がそれぞれ螺着されている。これにより、ベースプレート69の下面に各キャスター131が強固に結着され、各キャスター131の転動車131bが支持軸131aの軸芯回りに回動可能で、かつ、床面上を転動可能に構成されている。ロボット1の胴部5を手で押すことでロボット1を所望の方向に向かって床面上を移動させることができる。
ベースプレート69の上面には、人間の音声や人工的な各種の音を発生するスピーカー135と、外部の電源に電線137を介して電気的に接続される制御装置139(図2ないし図4参照)とが固定されている。上述した集音マイク61,電動モータ105およびスピーカー135はそれぞれ電線(図示せず)を介して制御装置139に電気的に接続されている。制御装置139には、各種のデータやプログラムが記憶された記憶部を備えている。ベースプレート69の外周寄りに穿設された円形状の開口には、図17に示すようにグロメット141が嵌合され、該グロメット141の中央に十文字に切り欠かれた切欠部141aから電線137が外部に延出され外部の電源に接続される。
また、ベースプレート69は、その中央部を挟んで矩形状の左右一対の開口69a,69aが形成され、これらの開口69aをベースプレート69の上面側からそれぞれ塞ぐように平板状のパンチングメタル143(図14および図17参照)が載置され、ベースプレート69の下方から挿通された4本のボルト145…にナット147がそれぞれ螺着されることでベースプレート69の上面にパンチングメタル143が結着されている。各パンチングメタル143には、無数の小さな孔が穿設されており、これらの無数の小さな孔を介して胴殻部材15内と外部とが連通される。制御装置139が作動しているときに発熱して胴殻部材15内の温まった空気が上昇して胴殻部材15の上部の開口から抜け出るのに伴って各パンチングメタル143の無数の小さな孔から外部の低温の空気が流入するので、胴殻部材15内の温度が過度に高温にならずに済む。
<ロボット1の作動>
次に、本実施の形態に係るロボット1の作動の一例について詳述する。
ロボット1に向かって人間が話しかけると、集音マイク61によって人間の音声が集音され、その音声信号が制御装置139に入力される。人間が話しかけた言葉の内容が、制御装置139の記憶部に予め記憶された言葉のデータと一致するか否かが制御装置139で判定され、一致していると判定された場合は、その言葉のデータに関連付けられた指令信号が制御装置139から発信される。例えば、その発信された指令信号が電動モータ105を作動させるものである場合は、その指令信号に基づき制御装置139が電動モータ105を作動させる。電動モータ105が作動すると、電動モータ105の回転軸105aの駆動力が、リンク部材109を介して頭部フレーム9の揺動アーム41に伝達されて頭部3が前後方向に揺動する。このとき、揺動アーム41が前後方向に揺動して各緩衝部材119に当接するので、回動軸97の軸芯回りに頭部3が回動するときの回動角度が規制されると共に各緩衝部材119に揺動アーム41が当接する際の衝撃が緩和される。この結果、電動モータ105の駆動力により動く各部材が損傷する虞はなく、頭部3が衝撃的に揺動する虞もない。
頭部3が前後方向に揺動する動作が、予め設定された時間だけ行われたか否かが制御装置139で判定され、その時間が経過したと判定された場合は、電動モータ105を揺動する動作が制御装置139により停止される。
次に、人間が話しかけた言葉の内容に基づき制御装置139から発信された信号が、スピーカー135から人間の音声や人工的な各種の音を発生させるものである場合は、その指令信号に基づき、制御装置139の記憶部に予め記憶された人間の音声や人工的な各種の音のデータから該当するデータを選択し、その選択したデータの音声または音を制御装置139がスピーカー135から発生させる。人間の音声をスピーカー135から発生させることで、ロボット1に向かって話しかけた人間と会話を行うことができる。
以上で、本実施の形態におけるロボット1の作動に関する説明を終了する。
上述したような本実施の形態によれば、第一枠部材25や第二枠部材71のようなワイヤ状の枠部材を適宜屈曲することで簡単に所望の立体形状に形成することができる。また、ワイヤ状の枠部材を屈曲形成するので射出成形や注型成形等のための大掛かりな装置を必要としない分、ロボット1を少量しか製造しない場合でも、そのロボット1の頭部3または胴部5を安価に製造することができ、延いてはロボット1台当りの価格を安価にすることができる。
また、本実施の形態によれば、骨格の部材を構成する第一枠部材25および第二枠部材71がシート状の頭殻部材11および胴殻部材15によりそれぞれ囲繞されたとき、第一枠部材25および第二枠部材71の骨張った外形形状が頭殻部材11および胴殻部材15の裏層部材73bにより緩和されて丸味を帯び、その結果、表層部材73aも丸味を帯びるため、頭部3または胴部5の見栄えを良好にすることができる。
また、本実施の形態によれば、各第一枠部材25および各第二枠部材71をそれぞれ1個ずつ製造するようにすれば、小さな製造設備で済むだけでなく、ロボット1を少量しか製造しない場合でも1台当たりに必要な第一枠部材25および第二枠部材71のそれぞれの数量は少なくない。このため、前記製造設備を使用して製造する第一枠部材25および第二枠部材71のそれぞれの数量は多くなり結果的にそれらを安価に製造することができる。
また、本実施の形態によれば、第一枠部材25および第二枠部材71を軸芯O1,O2回りにそれぞれ互いに所定の間隔を隔てて配列することで頭部フレーム9および胴部フレーム13を構成したので、両フレーム9,13を単純な構造で立体的に構成することができる。
また、本実施の形態によれば、各第一枠部材25の長手方向中間部が大径プレート17の外周部により支持される一方、大径プレート17の上面に結着された頭部側保持部材19と、各下部支柱21を介して大径プレート17の下面に結着された小径プレート23とにより各第一枠部材25の上端部と下端部とがそれぞれ支持されている。これにより、各第一枠部材25の上端部と下端部とこれらの中間部とが大径プレート17により支持されるため、各第一枠部材25が大径プレート17によりバランス良く支持される。この結果、頭部3の中央部に位置する大径プレート17の面方向中央部に揺動アーム41の上端部が結着されると共に揺動アーム41の下端部が回動可能に胴部5に支持されることで、頭部3は、胴部5に対して安定的に支持された状態で相対揺動することができる。
上述した実施の形態は本発明を説明するための一例であり、本発明は、前記の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲と明細書との全体から読み取れる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更後のロボットもまた、本発明の技術的範囲に含まれるものである。
例えば、上述した実施の形態では、人型のロボットの例を示したが、これに替えて、犬,猫,熊,猪または豚等の動物の形態をデフォルメして構成されたロボットでもよい。
また、上述した実施の形態のロボット1では、頭部3および胴部5の双方とも、骨格の部材をワイヤ状の枠部材により構成すると共に、シート状の部材により該枠部材の周囲を囲繞して外形を構成する例を示したが、そのような構成は、頭部3または胴部5のうち何れか一方のみに採用してもよい。一方のみに採用することでも、その分、ロボット1を安価に製造することができるのは言うまでもない。
また、上述した実施の形態のロボット1では、各第一枠部材25および各第二枠部材71は、それぞれ単一の軸芯O1およびO2回りに互いに所定の角度間隔を隔ててそれぞれ配列された例を示した。これに替えて、互いに離間した平行な2以上の軸芯全体を1つの滑らかな輪形で囲繞するような配列で、かつ、各軸芯の近傍の配列では各軸芯回りに互いに所定の角度間隔を隔てながら各第一枠部材25や各第二枠部材71をそれぞれ配置するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態のロボット1では、第一枠部材25と第二枠部材71とをそれぞれ複数ずつ使用して頭部フレーム9と胴部フレーム13とをそれぞれ構成する例を示したが、これに替えて、ロボット1台当たりに使用する第一枠部材25や第二枠部材71の個数をそれぞれ減らすと共に、これらの1本当たりの長さを長くして適宜屈曲形成し、頭部フレーム9と胴部フレーム13とをそれぞれ構成するようにしてもよい。さらに個数を減らして、第一枠部材25や第二枠部材71をそれぞれ1本の長尺なワイヤ状の部材で構成し、それらを切断することなく適宜屈曲形成して頭部フレーム9や胴部フレーム13をそれぞれ構成するようにしてもよい。
また、上述したロボット1では、電動モータ105によりリンク部材109を往復移動させることで胴部5に対して頭部3を相対揺動させる例を示したが、これに替えて、シリンダと該シリンダ内に進退可能に挿入されたピストンとを備え、圧力源から供給される空気または作動油等の流体の圧力を利用して前記シリンダに対して前記ピストンを進退させる流体シリンダ装置によりリンク部材109を往復移動させるようにしてもよい。この場合は、前記流体シリンダ装置が本発明でいう「駆動装置」を構成する。
また、上述した実施の形態のロボット1では、電線137を介して外部の電源から制御装置139に電力を供給する例を示したが、これに替えて、ロボット1の頭部3内または胴部5内のうち少なくとも何れか一方に二次電池を配設し、該二次電池から制御装置139に電力を供給するようにしてもよい。
1 ロボット
3 頭部
5 胴部
11 頭殻部材(シート状の部材)
15 胴殻部材(シート状の部材)
17 大径プレート(盤状の支持部材)
25 第一枠部材(ワイヤ状の枠部材、枠部材片)
41 揺動アーム
71 第二枠部材(ワイヤ状の枠部材、枠部材片)
73a 表層部材
73b 裏層部材
97 回動軸
105 電動モータ(駆動装置)
O1 軸芯
O2 軸芯

Claims (5)

  1. 胴部と、該胴部に連結された頭部とを備えたロボットにおいて、
    前記胴部および前記頭部のうち少なくとも何れか一方の外形に沿って配設された骨格の部材を、屈曲形成されたワイヤ状の枠部材により構成する一方、
    柔軟性を有するシート状の部材により前記枠部材の周囲を囲繞し、
    前記シート状の部材は、外部に露出する外表面側と、該外表面側とは反対側の裏面側とを有し、前記外表面側の表面により前記外形を構成したことを特徴とするロボット。
  2. 請求項1に記載のロボットにおいて、
    前記シート状の部材は、その厚さ方向に二層の部材を有し、これらの二層の部材は、前記外表面側を構成する表層部材と、前記裏面側を構成する裏層部材とからなり、
    前記裏層部材は、前記表層部材より厚いことを特徴とするロボット。
  3. 請求項1または請求項2に記載のロボットにおいて、
    前記枠部材は、略同一の形状に屈曲形成され、互いに所定の間隔を隔てて配列された複数の枠部材片からなることを特徴とするロボット。
  4. 請求項3に記載のロボットにおいて、
    前記複数の枠部材片は、直線状に延びる軸芯の回りに、該軸芯に直交する方向に互いに所定の間隔を隔てて配列されていることを特徴とするロボット。
  5. 請求項4に記載のロボットにおいて、
    前記胴部および前記頭部のうち少なくとも頭部の外形に沿って配設された骨格の部材を、屈曲形成されたワイヤ状の枠部材により構成する一方、
    前記軸芯は、前記頭部の上下方向に沿って延び、
    前記軸芯に交差する面方向に広がる盤状の支持部材の外周部により前記複数の枠部材片の長手方向中途部がそれぞれ支持され、
    前記支持部材の面方向中央部は揺動アームの一端部に結着され、
    前記揺動アームの他端部は、回動軸を介して前記胴部に回動可能に支持され、
    前記頭部は、駆動装置の駆動力により前記胴部に対して前記回動軸の軸芯回りに相対揺動可能に構成されていることを特徴とするロボット。
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