JP2016101441A - パートナーロボットおよびその遠隔制御システム - Google Patents

パートナーロボットおよびその遠隔制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】独居老人などの一人暮らしの人との高度のコミュニケーションをなし得るパートナーロボットおよびその遠隔制御システムを提供する。【解決手段】独居老人などの一人暮らしの人とのコミュニケーションをなすパートナーロボットRであって、動作により感情表現がなし得るように構成され、例えば、頭部1を傾動させる頭部傾動機構30と、頭部1を回動させる頭部回動機構36と、胴部3を傾動させる胴部傾動機構40とを備え、頭部傾動動作と、頭部回動動作と、胴部傾動動作との組み合わせにより感情表現をなすものである。【選択図】図3

Description

本発明はパートナーロボットおよびその遠隔制御システムに関する。さらに詳しくは、一人暮らしの高齢者と高度のコミュニケーションをなし得るパートナーロボットおよびその遠隔制御システムに関する。
従来より、一人暮らしの高齢者(以下、独居老人という)の相手をするロボットが種々提案されている。
例えば、特許文献1には、玩具としてだけでなく、人間にとって癒しの効果を有し、かつ、人間とコミュニケーションをとることのできる縫いぐるみロボットが提案されている。
しかしながら、特許文献1の提案に係る縫いぐるみロボットは、触られたときの力加減に応じて腕や脚が動作するという単純なものであるので、すぐに飽きられてしまうという欠点を有している。
なお、人間を目標として攻撃するロボット玩具が、特許文献2に提案されている。
特開2009−291328号公報 実用新案登録第3086859号公報
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、独居老人などの一人暮らしの人との高度のコミュニケーションをなし得るパートナーロボットおよびその遠隔制御システムを提供することを目的としている。
本発明の第1形態は、独居老人などの一人暮らしの人とのコミュニケーションをなすパートナーロボットであって、動作により感情表現がなし得るように構成されてなることを特徴とするパートナーロボットとされる。
本発明の第1形態のパートナーロボットは、頭部を傾動させる頭部傾動機構と、頭部を回動させる頭部回動機構と、胴部を傾動させる胴部傾動機構とを備え、頭部傾動動作と、頭部回動動作と、胴部傾動動作との組み合わせにより感情表現をなすようにされてなるのが好ましい。
本発明の第1形態のパートナーロボットの第1態様は、頭部傾動機構が、頭部を前後動させる頭部前後動機構と、頭部を左右動させる頭部左右動機構とを含み、胴部傾動機構が、胴部を前後動させる胴部前後動機構と、胴部を左右動させる胴部左右動機構とを含むものとされる。
本発明の第1形態のパートナーロボットの第2態様は、頭部傾動機構の駆動モータ、頭部回動機構の駆動モータ、および胴部傾動機構の駆動モータが底部に集約されてなるものとされる。
本発明の第1形態のパートナーロボットの第2態様においては、頭部の傾動動作が駆動ワイヤを介してなされ、胴部の傾動動作が駆動ワイヤを介してなされてなるのが好ましい。その場合、前記駆動ワイヤが、前後動モードで駆動されることにより頭部の前後動がなされ、前記駆動ワイヤが、左右動モードで駆動されることにより頭部の左右動がなされるのがさらに好ましい。
本発明の第1形態のパートナーロボットにおいては、撮像装置と、マイクと、スピーカーと、制御装置とを備えてなるのが好ましい。その場合、撮像装置が胴部正面の内側に配設され、マイクがロボットを載置している台座の正面に配設され、スピーカーが頭部内部に配設されてなるのがさらに好ましい。
また、本発明の第1形態のパートナーロボットにおいては、制御装置が、入力部と、データ格納部と、プログラム格納部と、出力信号生成部と、出力部と、演算処理部とを備え、前記データ格納部には、一人暮らしの人の状態パターンデータと、同人の音声パターンデータと、パートナーロボットの動作パターンデータと、スピーカーから出力される音声パターンデータとが格納され、前記演算処理部は、状態判定手段と、動作パターン選択手段と、音声パターン選択手段とを有し、前記状態判定手段は、撮像装置により撮像された一人暮らしの人の画像と、マイクからの前記一人暮らしの人の音声信号とに基づいて同人の状態を判定し、前記動作パターン選択手段は、前記状態判定手段の判定結果に基づいてパートナーロボットの動作パターンを選択し、前記音声パターン選択手段は、前記状態判定手段の判定結果に基づいてスピーカーから出力される音声パターンデータを選択するのが好ましい。
本発明の第2形態は、パートナーロボットと、遠隔制御装置と、前記パートナーロボットと前記遠隔装置とを接続する通信ネットワークとを備え、前記パートナーロボットは、前記通信ネットワークを介して前記遠隔制御装置との通信が可能、かつ、遠隔制御可能とされた前記請求項のいずれか一項に記載されたパートナーロボットとされ、前記遠隔制御装置は、前記パートナーロボットから送信されてきた一人暮らしの人の画像と、前記一人暮らしの人の音声信号とに基づいて同人の状態を判定し、前記判定結果に基づいてパートナーロボットに動作パターンおよび音声パターンを自動的に指示することを特徴とするパートナーロボットの遠隔制御システムとされる。
本発明の第2形態においては、遠隔制御装置に入力装置と、画像表示装置と、音声出力装置とが付設されてなるのが好ましい。その場合、入力装置からの入力に応答してパートナーロボットに動作パターンおよび音声パターンを指示するするようにされてなるのがさらに好ましい。
本発明は前記の如く構成されているので、独居老人などの一人暮らしの人のパートナーロボットとなることができるという優れた効果を奏する。
本発明の実施形態1に係るパートナーロボットの正面図である。 同側面図である。 同スケルトン図である。 同ブロック図である。 頭部前後動機構の二面図である。 頭部左右動機構の二面図である。 頸部および胴部取付部の概略図である。 頭部回動機構の二面図である。 胴前後動機構の三面図である。 胴左右動機構の三面図である。 同ロボットの制御装置のブロック図である。 同ロボットの動作パターンの一例の概略図であって、「同意している状態」を示すものである。 同ロボットの動作パターンの他の例の概略図であって、「同意していない状態」を示すものである。 同ロボットの動作パターンの他の例の概略図であって、「おじぎをしている状態」を示すものである。 同ロボットの動作パターンの他の例の概略図であって、「理解できない状態」を示すものである。 同ロボットの動作パターンの他の例の概略図であって、「びっくりしている状態」を示すものである。 同ロボットの動作パターンの他の例の概略図であって、「喜んでいる状態」を示すものである。 同ロボットの動作パターンの他の例の概略図であって、「怒っている状態」を示すものである。 同ロボットの動作パターンの他の例の概略図であって、「悲しんでいる状態」を示すものである。 同ロボットの演算処理部のブロック図である。 本発明の実施形態2に係るパートナーロボットの正面図である。 同ロボットの正面イメージ図である。 同側面イメージ図である。 同ロボットのスケルトン図である。 同ロボットのブロック図である。 同ロボットの主支持体の正面図である。 同側面図である。 同ロボットの頭部傾動機構の頭部側機構の正面図である。 同側面図である。 同頭部傾動機構の底部側機構の正面図である。 同側面図である。 同頭部傾動機構の頭部傾動ブック体の上傾動板の平面図である。 同ロボットの胴部傾動機構の正面図である。 同側面図である。 同ガイドブロック体の二面図である。 本発明の実施形態3に係る遠隔制御システムのブロック図である。 同システムの遠隔制御装置のブロック図である。 本発明の実施形態4に係る遠隔制御装置のブロック図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
実施形態1
本発明の実施形態1を図1および図2に示す。実施形態1は、パートナーロボット(以下、単にロボットという)Rに関するものとされる。
ロボットRは、図1および図2に示すように、殻状に形成された外殻Sを有する起き上がり小法師状とされ、頭部1と、頸部2と、胴部3と、底部4とを含むものとされ、台座5に載置されている。
ロボットRは、より具体的には、頭部1と頸部2と胴部3と底部4とは殻状の外殻Sからなるものとされ、外殻Sおよび台座5の各内部に収納される内部構成要素6を備え、内部構成要素6を構成するタイマーTにより所定時刻に起動、停止されるようにされてなるものとされる(図3および図4参照)。
頭部1は前後および左右に傾動自在ならびに回動自在とされ、頭部1内部には天辺部分にスピーカーPが配設されている(図4および図6参照)。頭部外殻S1は、底部の一部が切り欠かれた球状とされてなるものとされる。眼Eは、例えば発光ダイオードからなるものとされ、状況に応じて眼球の色彩および光度が変化するようにされている。
頸部2は頸部上部2aと頸部本体2bと蓋2cとを含み、後述する頭部傾動機構30を介して頭部外殻S1内面と接合されて頭部1と一体的に回動可能とされる。頸部外殻S2は、頭部1内部に摺動自在に配設される半球状の頸部外殻上部S2aと、頸部外殻上部S2aの下部の若干後方に偏心させて一体的に形成される円筒状の頸部外殻本体S2bとを含むものとされる。頸部本体外殻S2bの底部には、中央に後述する頭部回動軸36bが貫通するための透孔を有する蓋外殻S2cが設けられて有底状に形成されてなるものされる。なお、蓋外殻S2cは後述する内部構成要素6の頭部回動機構36に装着される。
胴部3は前後および左右に傾動自在とされる。胴部外殻S3は、スカート状の胴部外殻上部S3aと、胴部外殻上部S3a下端から先細球面状に一体的に形成された胴部外殻下部S3bとを含むものとされる。胴部外殻上部S3a上端部に内部構成要素6との係止部材を有するものとされる。
底部4は台座5に載置されてその上半部が胴部3下部にカバーされている。底部外殻S4は、底部中央が切り欠かれた皿状とされ、胴部外殻下部S3bの下半部が摺動自在に配設される。底部外殻S4は、台座5上面に、例えばビス留めにて固定される。
内部構成要素6は、図3に示すように、頭部外殻S1、頸部外殻S2および胴部外殻S3を駆動する駆動機構10と、駆動機構10を制御する制御装置20と、撮像装置Vと、マイクMと、タイマーTとバッテリーBとを含むものとされる。バッテリーBは、駆動機構10および制御装置20へ電力を供給するものとされる。なお、駆動機構10および制御装置20への電力は、外部電源から供給されるようにされてもよい。
駆動機構10は、頭部外殻S1、頸部外殻S2、胴部外殻S3および底部外殻S4の内部に配設される一方、タイマーT、制御装置20およびバッテリーBは台座5内部に配設される。
頭部1を傾動させる頭部傾動機構30は、図4に示すように、頭部1を所定角度範囲内で前後方向に傾動させる頭部前後動機構31と、頭部1を所定角度範囲内で左右方向に傾動させる頭部左右動機構32と、を含むものとされる。本実施形態では、頭部左右動機構32の頭部左右動モータ32aが頭部前後動機構31の頭部前後動体31d内部に配設されるようにされている。また、頭部前後動機構31は、後述する頭部回動機構36の頭部回動板36aに配設されるようにされている(図5、図6および図7参照)。
頭部前後動機構31は、図5に示すように、頭部前後動体支持部材31aと、頭部前後動モータ31bと、減速機構31cと、頭部前後動体31dと、原点センサDとを含むものとされ、頭部前後動体31dが頭部外殻S1内面と適宜手段、具体的には頭部左右動体32bを介して接合されることにより、頭部前後動体31dの前後動に呼応して頭部1が前後動する。また、頭部1の前後動による角度は所定範囲内に制限されている。なお、角度は本実施形態では、前後30度(−30度ないし+30度)の範囲とされている。
頭部前後動体支持部材31aは、底板31fと底板31f両側面に位置する一対の起立板31gとを含むものとされる。底板31fは、後述する頭部回動機構36の頭部回動板36a上面に、例えばボルト・ナット留めにて固着されている。起立板31gは、明瞭には図示はされていないが、幅広の下部と幅狭の上部とを含むものとされ、上部に回動軸31hが軸受を介して回動自在に支持されている。また、上部の頂部は、明瞭には図示はされていないが、円弧状に形成されている。
頭部前後動モータ31bは、エンコーダおよび駆動軸の先端部に減速機構31cの小歯車と噛合する歯車を備えるものとされ、モータ前面が頭部前後動体支持部材31aの一方の起立板31gに適宜手段、例えばボルト留めにて固着されている。
減速機構31cは、前述した小歯車と、小歯車と噛合する大歯車とを有するものとされる。大歯車には頭部前後動体31dの一方の回動軸31hが嵌合されている。
頭部前後動体31dは、図5に示すように、底板31iと、前方に位置し下端部が底板31iに接合される前側板31jと、後方に位置し下端部が底板31iに接合される後側板31kと、側面に位置し前側板31jと後側板31kとを連結する一対の連結板31mとを有するものとされている。連結板31mの側面には軸心を一致させて回動軸31hが外方に向けて配設されている。一方の回動軸31hは、前述したように、頭部前後動体支持部材31aの起立板31gの一方の側面を貫通して大歯車の中心に嵌合されている。また、他方の回動軸31hは、頭部前後動体支持部材31aの起立板31gの他方の側面を貫通して原点センサDの遮蔽板(図示省略)の中心に嵌合されている。
ここで、頭部前後動体31dは、後述する頭部左右動機構32の頭部左右動モータ32aおよび頭部左右動体32dの支持部材としても機能する。つまり、後述する頭部左右動モータ32aが駆動軸を後側板31k側に向けて載置されるとともに、後述する回動軸32cを介して頭部左右動体32dが支持されている。換言すれば、頭部前後動体31dは、頭部左右動機構32の主支持体32mとしても機能する。
原点センサDは、図示はされていないが、遮蔽板として機能する半円板状部材と、遮蔽板による遮蔽を検知する検知部として機能するフォトイントラプタとを含むものとされ、原点復帰動作における補助信号を出力し、その信号に基づいて原点が決定され、それに基づいて角度制御がなされる。
すなわち、原点センサDは、制御原点を決定するために、電源投入時に一度だけ実施される原点復帰動作において、原点の近傍(原点の目安位置)で作動するようにセットされ、制御原点を基準に角度が制御され、エンコーダによる検出角度に制限を設ける角度制限機能により、動作範囲限界を超えて動作しないようにされている。
なお、本実施形態における他の原点センサDも同様の構成とされ、かつ、角度制限も同様にしてなされている。
頭部左右動機構32は、図6に示すように、頭部左右動モータ32aと、減速歯車32bと、前側の回動軸と後側の回動軸とを含む回動軸32cと、頭部左右動体32dと、主支持体(つまり、前述した頭部前後動体31d)32mと、原点センサDとを含むものとされ、頭部左右動体32dが頭部外殻S1内面と適宜手段を介して接合されることにより、頭部左右動体32dの左右動に呼応して頭部1が左右動する。また、頭部1の左右動による角度は原点センサDにより所定範囲内に制限されている。なお、角度は本実施形態では、左右30度(−30度ないし+30度)の範囲とされている。
頭部左右動モータ32aは、エンコーダおよび駆動軸の先端部に減速歯車32bと噛合する歯車を備えるものとされ、頭部左右動モータ32a前面が頭部前後動体31dの後側板31kに適宜手段、例えばボルト留めにて固着されている。また、駆動軸は後側板起立板32eから突出させられ、その突出部に歯車が装着されている。
頭部左右動体32dは、図6に示すように、前述した後側板起立板32eと、頭部左右動モータ32aの背面(後面)の外方に位置する前側起立板32fと、頭部左右動モータ32aの上面の上方に位置する水平の上板32gとを含むものとされる。前側起立板32fの下部中央には前側の回動軸32cの一端が回動不自在に支持されて内側(頭部左右動モータ側)に向けて突出され、後側起立板32eの下部中央には後側の回動軸32cの一端が回動不自在に支持されている。一方、前側の回動軸32cの他端は前後動体31dの前側板31jに回動自在に支持され、後側の他端は前後動体31dの後側板31kに回動自在に支持されている。
また、前側の回動軸32cの前側起立板32fから外方に向けて突出している端部にはナットが螺着され、後側の回動軸32cの後側起立板32eから外方に向けて突出している端部にはナットが螺着され、前側の回動軸32cおよび後側の回動軸32cの脱落の防止が図られている。
さらに、前側の回動軸32cの前側板31jに配設された原点センサDの検知部(フォトイントラプタ)に対応した個所には遮蔽板が装着され、後側の回動軸32cの頭部左右動モータ32aの駆動軸に装着された歯車に対応した個所には減速歯車32bが前記歯車にかみ合せて装着されている。
頭部左右動体32dの上板32g上面には、頭部外殻取付用部材32hが配設されている。頭部外殻取付用部材32hは適宜手段を介して頭部外殻S1内面と接合されている。また、上板32g上面には、スピーカーPが載置・固定されている。
頸部2は、前述したように、半球面状の頸部上部2aと有底筒状の頸部下部2bとを有し、つまり頸部外殻上部S2aと頸部外殻本体S2bと蓋外殻S2cとを有し、頸部上部2aが頭部1の下部内面に沿うように配設される一方、頸部下端部端面つまり蓋S2cが後述する頭部回動軸36bの頸部載置部材36gに載置されて、例えばボルト・ナット留めにて接合されている(図7参照)。また、頸部2内部には、頭部回動機構36の頭部回動軸36b、より具体的には上部分割体36bUが上下方向に配設され、かつ、上部分割体36bU下端部は鍔状とされて頸部2の蓋2cを介して頸部載置部材36gに、例えばボルト・ナット接合されている。
胴部3は、図7に示すように、上端部に後述する胴取付部材36jに載置される載置部3aおよび上部正面の適宜位置に撮像窓3bを有し、この撮像窓3bに対応させて撮像装置Vが配設されている。また、胴部外殻S3内部には、頭部回動機構36と、胴部前後動機構41および胴部左右動機構42を含む胴部傾動機構40とが配設されている。ロボットRは、胴部前後動機構41および胴部左右動機構42により、起き上がり小法師状の動作するようにされている。
頭部回動機構36は、図8に示すように、前述した頭部回動板36aおよび頭部回動軸36bと、頭部回動モータ36cと、減速歯車36dと、頭部回動軸支持ブロック体36eと、基部ブロック体36fと、原点センサDとを含むものとされ、頸部2下端が頭部回動軸36bと適宜手段を介して接合されることにより、頸部2と前記頭部左右動機構32を介して接合されている頭部1が回動する。また、頭部(頭部1と一体化して回動する頸部2を含む)1の頭部回動機構36による角度は原点センサDにより所定範囲内に制限されている。なお、角度は本実施形態では、左右90度(−90度ないし+90度)の範囲とされている。
頭部回動モータ36cは、エンコーダおよび駆動軸の先端部に減速歯車36dと噛合する歯車を備えるものとされ、前面が基部ブロック体36fの下面に適宜手段、例えばボルト留めにて固着されている。
頭部回動軸36bは、明瞭には図示はされていないが、下端部に減速歯車36dが装着される減速歯車装着部材を有し、減速歯車装着部材の上部に基部ブロック体36fの頭部回動軸36bの貫通部に配設されたスラスト軸受との当接部材を有し、胴部3上端部近傍の中間部に頸部載置部材36gを有し、上端部に頭部回動板36aを有するものとされる。
頸部載置部材36gには、前述したように頸部2の下端部端面、つまり蓋2cが載置されてボルト・ナット留めにて接合され、頭部回動板36aには、前述した頭部前後動機構31が載置される。
また、頭部回動軸36は、明瞭には図示はされていないが、減速歯車装着部材と、前述した頭部回動板36aを有する上部分割体36bUと、頸部載置部材36gを有する下部分割体36bLとからなるものとされ、組み立ての際における便宜が図られている。ここで、下部分割体36bLと上部分割体36bUとは、胴取付部のレベル近傍でフランジ接合にて一体化されている。
頭部回動軸支持ブロック体36eは上端が胴部3上端に対応するようそのレベルが調整され、四角形状とされたベース板36hと、ベース板36hに四角形をなすように配設された4本の支柱36iと、支柱36iの中間部上方に配設された撮像装置支持板36mと、胴部3上端部に対応させて配設された胴取付部材36jと、ベース板36hを基部ブロック体36fから支持する基部ブロック体36fに四角形をなすように配設されたベース板支持支柱36kとを含むものとされる。
ベース板36hには、頭部回動軸36bを挿通するための頭部回動軸36bの軸径より大きな内径の貫通孔が頭部回動軸36bに対応させて形成されている。また、ベース板36hには、原点センサDの検知部が配設されている一方、頭部回動軸36bにはフォトイントラプタに対応させて遮蔽板が配設されている。
撮像装置支持板36mには、胴部外殻S3に設けられた撮像窓3bに対応させて撮像装置Vが配設されるとともに、頭部回動軸36bを挿通するための頭部回動軸36bの軸径より内径の大きな貫通孔が頭部回動軸36bに対応させて形成されている。また、貫通孔には軸受が配設され、頭部回動軸36bの円滑な回動が担保されるとともに、頭部回動軸36bの振れが防止されている。
胴取付部材36jは、内径が頸部本体2bの外径より大きくされた概略ドーナツ状とされ、内周部が起立した形態とされている。起立した内周部外側は、胴部3上端部の載置部3aの内周面が当接するものとされ、これにより胴部3の横ずれの防止が図られている。
基部ブロック体36fは直方体状の箱体とされ、上面に頭部回動軸36bの貫通部と、下面に頭部回動モータ36cの駆動軸の貫通部を有している。頭部回動軸36bの貫通部にはスラスト軸受が配設されている。また、基部ブロック体36fの内部には減速歯車36dが配設されて頭部回動軸36bに嵌合されている。図中、符号36nは、接合フランジを示す。
なお、基部ブロック体36fは、後述する胴部前後動機構41の胴部前後動体41aとしても機能する。
胴部前後動機構41は、図9に示すように、前述した胴部前後動体41aと、胴部前後動モータ41bと、減速歯車41cと、支持ブロック体41dと、原点センサDとを含むものとされ、胴部前後動体41aの前後動に呼応して胴部3が前後動する。また、胴部3の前後動による角度は原点センサDにより所定範囲内に制限されている。なお、角度は本実施形態では、前後30度(−30度ないし+30度)の範囲とされている。
胴部前後動モータ41bは、駆動軸の先端部に減速歯車41cと噛合する歯車を備えるものとされ、前面が支持ブロック体41dの右側面側に離隔して配設されたモータ取付部材41eに適宜手段、例えばボルト留めにて固着されている。
胴部前後動体41aは直方体状の箱体、または前面および後面が開放された直方体状の筒体とされて支持ブロック体41dの内部に上部を突出させて回動可能に配設され、胴部前後動体41aの右側面および左側面に回動軸41fを外方に向けて両回動軸の軸心を一致させて有している。右側の回動軸(右回動軸)41fの支持ブロック体41dの右側面から突出している部分には減速歯車41cが装着される一方、左側の回動軸(左回動軸)41fの支持ブロック体41dの左側面から突出している部分には原点センサDの遮蔽板が装着されている。支持ブロック体41dの左側面には、遮蔽板に対応させて検知部が配設されている。
支持ブロック体41dは上面および下面が開放された直方体状の筒型とされ、右側面側に離隔してモータ取付部材41eを有している。また、右側面および左側面の回動軸41fの貫通部には軸受が配設され、右側および左側の回動軸41fを回動可能に支持している。なお、支持ブロック体41dは、胴部左右動体42aとしても機能する。
胴部左右動機構42は、図10に示すように、前述した胴部左右動体42aと、胴部左右動モータ42bと、減速歯車42cと、胴部左右動体支持ブロック体42dと、原点センサDとを含むものとされ、胴部左右動体42aが胴部前後動機構41の支持ブロック体41dと兼用されているところから、胴部左右動体42aの左右動に呼応して胴部3が左右動する。また、胴部3の左右動による角度は原点センサDにより所定範囲内に制限されている。なお、角度は本実施形態では、左右30度(−30度ないし+30度)の範囲とされている。
胴部左右動モータ42bは、駆動軸の先端部に減速歯車42cと噛合する歯車を備えるものとされ、前面が胴部左右動体支持ブロック体42dに例えばボルト留めにて固着されている。
胴部左右動体42aは、上面および下面が開放された筒型とされ、前面および後面の各上部に回動軸42eが両軸心を一致させて外方に突出せさて配設されている。前面から前方に向けて突出させて配設されている回動軸42eは、前部に配設されて胴部左右動体支持ブロック体42dの前部支持板42fに回動自在に支持される一方、後面から後方に向けて突出させて配設されている回動軸42eは、後部に配設されている後部支持板42gに回動自在に支持されている。また、前面から突出している回動軸42eの前面と前部支持板42fとの間に減速歯車42cが装着される一方、後面に配設された回動軸42eの後部支持板42gから突出している端部に原点センサDの遮蔽板が配設されている。
なお、胴部左右動体42aの前面には、明瞭には図示はされていないが、胴左右動モータ42bの駆動軸との干渉を避けるために駆動軸の対応する部分に切欠きが設けられている。
胴部左右動体支持ブロック体42dは、前述したように、前部支持板42fと後部支持板42gとを含むものとされる。各支持板42f,42gは短水平部と長垂直部とを有するL字状とされ、水平部が、例えばボルト留めにて台座5に連結部材を介して固着される一方、垂直部の回動軸貫通部には軸受が配設されている。
底部外殻S4の上部は、胴部外殻S3の下端部によりカバーされている。
台座5の正面露出部にはマイクMが配設されている。また、台座5の内部にはタイマーT、制御装置20およびバッテリーBが配設されている。
制御装置20は、図11に示すように、入力部21と、データ格納部22と、プログラム格納部23と、演算処理部24と、出力信号生成部25と、出力部26とを含むものとされる。
入力部21には、撮像装置Vからの撮像画像、マイクMからの音声が入力される。
データ格納部22には、撮像装置Vにより撮像された画像データ、マイクMからの音声信号、独居老人の状態パターンデータ、独居老人の音声パターンデータ、ロボットRの動作パターンデータ、スピーカーPから出力される音声パターンデータ、演算処理に必要なデータ、その他のデータなどが格納される。
プログラム格納部23には、以下に示すパートナーとしての動作、つまりパートナーモードでの動作を実行するために必要なプログラムなどが格納されている。
図12ないし図19に、ロボットRのパートナーモードでの動作パターンを示す。
図12は、独居老人の話に対し、同意してうなずいている状態を示し、頭部1を前に傾ける動作をするものとされる。
図13は、独居老人の話に対し、同意しないで反対している状態を示し、頭部1を左右に振る動作をするものとされる。
図14は、独居老人に対しておじぎをして挨拶している状態を示し、頭部1と胴部3を前に傾ける動作をするものとされる。
図15は、独居老人からの問いかけに対し、理解できないという状態を示し、頭部1を右または左に傾ける動作をするものとされる。
図16は、独居老人の話に対し、びっくりしている状態を示し、胴部3を後に傾ける仕草をするものとされる。
図17は、独居老人の話に対し、喜んでいる状態を示し、胴部3と頭部1を逆向きに傾ける動作をするものとされる。
図18は、独居老人話に対し、怒っている状態を示し、胴部3を後に傾けた後に前に傾けて頭突きの動作をするものとされる。
図19は、独居老人の話に対し、悲しんでいる状態を示し、胴部3を左に傾けて頭部1を斜め前に傾ける動作をするものとされる。
演算処理部24は、撮像装置Vからの画像データと、マイクMからの音声信号と、独居老人の状態パターンデータと、独居老人の音声パターンデータとに基づいて、独居老人の状態を判定する状態判定手段24aと、状態判定手段24aの判定結果に基づいてロボットRの動作パターンを選択する動作パターン選択手段24bと、状態判定手段24aの判定結果に基づいて音声パターンデータから音声パターンを選択する音声パターン選択手段24cとを有するものとされる(図20参照)。
出力信号生成部25は、演算処理部24により選択された動作パターンに対応したモータの電流の指令値を生成するとともに、音声パターンに対応した音声信号を生成するものとされる。
出力部26は、出力信号生成部25により生成された各信号を各モータおよびスピーカーPに出力するものとされる。
次に、かかる構成とされたロボットRの動作について説明する。
手順1:撮像装置Vにより撮像された独居老人の画像をデータ格納部22に格納されている同人の状態パターンデータとのマッチングを行う。
手順2:マイクMにより収録された独居老人の音声信号とデータ格納部22に格納されている音声パターンデータとのマッチングを行う。
手順3:マッチングの結果に基づいて同人の状態を判定する。
手順4:同人の状態の判定結果に基づいて、ロボットRの動作パターンを選択する。
手順5:選択された動作パターンに対応した指令値を生成する。
手順6:生成された指令値を各動作機構31,32,36,41,42およびスピーカーPに出力する。
このように、本実施形態によれば、ロボットRが使用する独居老人の状態に応じて動作するので、癒し効果が大きい。また、ロボットRが使用する独居老人の状態に対応した動作をするので、パートナーとしての機能を果たすことが可能となる。
実施形態2
本発明の実施形態2に係るロボットRを図21〜図23に示す。実施形態2は実施形態1を改変してなるものであって、駆動機構を改変してロボットRをスマートにしてなるものとされる。また、ロボットRは、商用電源により駆動されるようにされている。
ロボットRは、実施形態1のロボットRと同様に、頭部1と頸部2と胴部3と底部4とを含むものとされ、台座5に載置されている。
ロボットRは、より具体的には、頭部1と頸部2と胴部3と底部4とは殻状の外殻Sからなるものとされ、外殻Sの内部に収納される内部構成要素6を備え、内部構成要素6を構成するタイマーTにより所定時刻に起動、停止されるようにされている(図24および図25参照)。
頭部1は、実施形態1の頭部1とほぼ同様の構成とされている。つまり、頭部1は傾動自在および回動自在とされている。頭部外殻S1は、底部の一部が切り欠かれた球状とされてなるものとされる。また、明瞭には図示はされていないが、頭部外殻S1は分割体とされ、前部を構成する頭部前外殻と、後部を構成する頭部後外殻と、頭部前外殻と頭部後外殻とを中央部で接合する頭部接合外殻とを含むものとされる。
なお、頭部1は、後述するように頸部2により支持されている。
頸部2は、前述したように頭部1支持することにより頭部1と一体化されているので、頭部1と一体的に回動する。頸部外殻S2は、頭部外殻S1内部に配設される半球状の頸部外殻上部S2aと、頸部外殻上部S2a下部の若干前方に偏心させて一体的に形成される円筒状の頸部外殻本体S2bとを含むものとされる。頸部外殻本体S2bの底部には、中央に後述する頭部傾動機構30Aの駆動ワイヤ37eが貫通するための透孔を有する蓋外殻S2cが設けられて有底状に形成されている。
胴部3は襟3eを有する主胴3cと主胴3cの下端に接合される下部胴3dとを含むものとされ、つまり胴部外殻S3は主胴外殻S3cと下部胴外殻S3dとを含むものとされ、底部4と一体化された状態で傾動自在とされている。主胴外殻S3cは円錐台状とされ、上端に襟外殻S3eを有する。下部胴外殻S3dは、上端部に主胴外殻S3cとの嵌合部を有し、下端部に底部外殻S4との嵌合部を有する円錐台状とされるとともに、下部胴3d底部に後述するモータ設置のための底板3d1を有する。
底部4は台座5により傾動可能に支持されて傾動自在とされている。底部外殻S4は半球状とされる。また、底部4底面には所定形状の切欠きが設けられて、後述する胴部傾動機構40Aとの干渉が回避されている。
台座5は、上面に底部受け部5aを有するボックス状体とされる。
内部構成要素6は、駆動機構10Aと、制御装置20Aと、背骨に相当する主支持体50と、マイクMと、スピーカーPと、眼Eと、撮像装置Vと、タイマーTと、を含むものとされる。
スピーカーPおよび眼Eは頭部外殻S1内部に配設され、撮像装置Vは胴部外殻S3内部に配設され、マイクM、タイマーTおよび制御装置20Aは台座5内部に配設されている。なお、制御装置20Aは実施形態1の制御装置20と同様の構成とされている。
主支持体50は、図26および図27に示すように、4本のパイプ51を胴部外殻S3内部中央に正方形状に配設さてなるものとされる。主支持体50の下端は底板3d1に載置され、主支持体50の上端は主胴3cの上端と接合されている。主支持体50の内部には後述する頭部回動機構38の頭部回動軸38bが配設されている。
駆動機構10Aは、図25に示すように、頭部1を傾動させる頭部傾動機構30Aと、頭部1および頸部2を一体的に回動させる頭部回動機構38と、胴部3を傾動させる胴部傾動機構40Aとを含むものとされる。
頭部傾動機構30Aは、図25に示すように、頭部1を前後に傾動させる頭部前後動モードと、頭部1を左右に傾動させる頭部左右動モードとの両動作モードによる動作が可能とされている。また、胴部3を傾動させる胴部傾動機構40Aは、図25に示すように、胴部3を前後に傾動させる胴部前後動機構45と、胴部3を左右に傾動させる胴部左右動機構46とを含むものとされる。
頭部傾動機構30Aは、より具体的には図28ないし図32に示すように、頭部傾動左側モータ37aおよび頭部傾動右側モータ37bと、頭部傾動ブロック体37cと、傾動ブロック体支持部材37dと、駆動ワイヤ37eとを含むものとされる。駆動ワイヤ37eは、図32に示すように、左前駆動ワイヤ37fと、左後駆動ワイヤ37gと、右前駆動ワイヤ37hと、右後駆動ワイヤ37iとを含むものとされる。
頭部傾動左側モータ37aおよび頭部傾動右側モータ37bは、駆動軸に駆動ワイヤの巻き取りおよび巻き出しのためのプーリー37jを備えてなるものとされて、駆動軸を下方に向けて底板3d1に例えばボルト留めにて固着される。また、頭部傾左側モータ37aは左前駆動ワイヤ37fおよび左後駆動ワイヤ37gを駆動するものとされ、頭部傾右側モータ37bは右前駆動ワイヤ37hおよび右後駆動ワイヤ37iを駆動するものとされる。なお、プーリー37jから巻き出された駆動ワイヤ37eは、それぞれ頭部傾動左側モータ37aおよび頭部傾動右側モータ37bに設けられたワイヤガイド37j1にガイドされる。
頭部傾動ブロック体37cは、図28に示すように、上傾動板37kと、下傾動板37mと、上傾動板37kと下傾動板37mとの間に配設されるユニバーサルジョイントUJとを含むものとされる。上傾動板37kの上面に頭部外殻S1との接合部材37nが載置されている。なお、接合部材nは、断面がハット状とされその内部にスピーカーPが配設されている。
上傾動板37kは、図32に示すように、長方形の角が切除された扁平八角形とされ、中心部にユニバーサルジョイントUJの上端が接合され、ユニバーサルジョイントUJの周囲に正方形状に駆動ワイヤ37eの上端が固設されている。つまり、左前駆動ワイヤ37fの上端がユニバーサルジョイントUJの左前側に固着され、右前駆動ワイヤ37hの上端がユニバーサルジョイントUJの右前側に軸対称に固着され、左後駆動ワイヤ37gの上端がユニバーサルジョイントUJの左後側に固着され、右後駆動ワイヤ37iの上端がユニバーサルジョイントUJの右後側に軸対称に固着されている。なお、上傾動板37kの駆動ワイヤ37eの固設箇所には、内側に向けた所定長さの誘導路37pが設けられて駆動ワイヤ37eの上端が固設位置までガイドされている。それにより、駆動ワイヤ37eの動作中のずれ防止が図られている。
下傾動板37mは、傾動ブロック体支持部材37dの上支持板37qに載置・固定されている。例えば、ビス留めにて固定されている。
傾動ブロック体支持部材37dは、上支持板37qと、支持支柱37rと、下支持板37sとを含むものとされる。支持支柱37rは4本のパイプを正方形状に配設してなるものとされ、各上端が上支持板37qの下面と接合され、各下端が下支持板37sの上面と接合されている。また、下支持板37sは頭部回動機構38に支持されている。
しかして、頭部傾動左側モータ37aおよび頭部傾動右側モータ37bを同期させて駆動することにより、頭部1が前後ならびに左右に傾動する。
すなわち、頭部前後動モードにおいて、左前駆動ワイヤ37fおよび右前駆動ワイヤ37hを同時に巻き取る一方、左後駆動ワイヤ37gおよび右後駆動ワイヤ37iを同時に巻き出すことにより、頭部1が前に傾動する。その逆に、頭部前後動モードにおいて、左前駆動ワイヤ37fおよび右前駆動ワイヤ37hを同時に巻き出す一方、左後駆動ワイヤ37gおよび右後駆動ワイヤ37iを同時に巻き取ることにより、頭部1が後に傾動する。
また、頭部左右動モードにおいて、左前駆動ワイヤ37fおよび左後駆動ワイヤ37gを同時に巻き取る一方、右前駆動ワイヤ37hおよび右後駆動ワイヤ37iを巻き出すことにより、頭部1が左に傾動する。その逆に、頭部左右動モードにおいて、左前駆動ワイヤ37fおよび左後駆動ワイヤ37gを同時に巻き出す一方、右前駆動ワイヤ37hおよび右後駆動ワイヤ37iを巻き取ることにより、頭部1が右に傾動する。
頭部回動機構38は、図26および図27に示すように、頭部回動モータ38aと、頭部回動軸38bと、回動力伝達機構38cとを含むものとされる。回動力伝達機構38cは、タイミングベルト38dと、頭部回動モータ38aの駆動軸に装着されたモータ側タイミングプーリー38eと、頭部回動軸38b下端部に装着された回動軸側タイミングプーリー38fとを含むものとされる。
頭部回動軸38bは、中空軸とされてその内部を頭部傾動機構30Aの駆動ワイヤ37eなどが挿通されている。頭部回動軸38bの下端には底板3b1に頭部回動軸38bに対応させて配設されたスラスト軸受と当接する当接部材38gが装着され、中間部には頭部回動軸38bの振れなどを防止するための補強部材38h、例えば鍔を有するブッシュが装着され、上端部には頸部2を支持するための頸部支持部材38iが装着されている。頸部2は、蓋外殻S2cが頸部支持部材38iの上面に載置されて、例えばボルト留めにて頸部支持部材38iに固定される。
しかして、頸部2は頭部傾動機構30Aを介して頭部外殻S1内部と係合されているので、頭部回動軸38bの回動につれて頸部2および頭部1が回動する。
胴部前後動機構45および胴部左右動機構46は同様の構成とされ、図33ないし図35に示すように、胴前後動モータ45aおよび胴左右動モータ46aと、駆動ワイヤ47と、モータ側ワイヤガイド48と、ワイヤガイドブロック体49と、駆動ワイヤ47に張力を与えるスプリングSPとを含むものとされる。
スプリングSPは、明瞭には図示はされていないが、台座5にワイヤガイドブロック体49の外方に位置させて設けられたスプリング取付部材に基端が旋回自在に取り付けられている。
胴部前後動モータ45aおよび胴部左右動モータ46aは、駆動軸に駆動ワイヤ47の巻き取りおよび巻き出しのためのプーリー45b,46bを備えてなるものとされて、底板3d1に例えばボルト留めにて固着される。
駆動ワイヤ47は、図35に示すように、前側駆動ワイヤ47aと後側駆動ワイヤ47bと左側駆動ワイヤ47cと右側駆動ワイヤ47dを含むものとされ、前側駆動ワイヤ47aと後側駆動ワイヤ47bとの協働により胴部3を前後動させ、左側駆動ワイヤ47cと右側ワイヤ47dとの協働により胴部3を左右動させる。
ワイヤガイドブロック体49は胴部前後動機構45および胴部左右動機構46の共用とされ、図35に示すように、胴部前後動部FBおよび胴部左右動部LRが形成されてなるものとされる。より具体的には、ワイヤガイドブロック体49は、図35に示すように、正方形状のワイヤガイド板49aと、ワイヤガイド板49aの各辺内側下方に配設されるワイヤガイドローラー49bとを含むものとされる。ワイヤガイドローラー49bおよびローラー取付部材49cとの干渉を避けるために底部外殻S4中央は所定形状、例えば正方形状に切り欠かれている。
ワイヤガイド板49aは、中央にケーブルを挿通するためやメンテナンスなどのための透孔49dを有し、透孔49dの周囲にワイヤ挿通孔49eを同心円状に前後方向および左右方向に有し、角部にローラー取付部材49cの固定用透孔49fを有し、各辺の中央に固定用突片49gを有するものとされ、固定用突片49gを介して底部外殻S4にボルト・ナット留めされることによりワイヤガイド板49aが底部外殻S4に固定される。ここで、ワイヤガイド板49aの底部外殻S4への固定を容易にするため、固定用突片49gは底部外殻S4のボルト・ナット留め位置における接線と平行となるよう上方に折り曲げられているとともに、先端部が半長穴状に切り欠かれている。
前後方向に設けられたワイヤ挿通孔49eに前側駆動ワイヤ47aおよび後側駆動ワイヤ47bが挿通され、左右方向に設けられたワイヤ挿通孔49eに左側駆動ワイヤ47cおよび右側駆動ワイヤ47dが挿通される。
ワイヤガイドローラー49bは、前側駆動ワイヤ47aをガイドする前側ガイドローラーと、後側駆動ワイヤ47bをガイドする後側ガイドローラーと、左側駆動ワイヤ47cをガイドする左側ガイドローラーと、右側駆動ワイヤ47dをガイドする右側ガイドローラーとを含むものとされる。ワイヤガイドローラー49bは駆動ワイヤ47の横ずれを防止するために断面がV字状とされている。また、ワイヤガイドローラー49bの各端部に設けられた軸は、ワイヤガイド板49aに固定用透孔49fを利用して、例えばビス留めされたガイドローラー取付部材49cに回動可能に取り付けられている。
駆動ワイヤ47は、プーリー45b,46bから巻き出された後に駆動モータ側に設けられたモータ側ワイヤガイド48のガイド孔およびワイヤ挿通孔49eを通されてワイヤガイド板49aの下方に導かれ、ついでワイヤガイドローラー49bにガイドされて台座5に配設されているスプリングSPに結合される。
しかして、胴部前後動モータ45aが駆動されて前側駆動ワイヤ47aおよび後側駆動ワイヤ47bが駆動されることにより胴部3が前後動し、また胴部左右動モータ46aが駆動されて左側駆動ワイヤ47cおよび右側駆動ワイヤ47dが駆動されることにより胴部3が左右動する。
このように、本実施形態においは、駆動モータが全て底部4に配設されているので頭部1が軽くなる。その結果、頭部1の傾動動作の応答性がよくなるという実施形態1では得られない効果が得られる。
実施形態3
本発明の実施形態3を図36に示す。
実施形態3は、ロボットRと、ロボットRを遠隔制御する遠隔制御装置100とを含む遠隔制御システム(以下、単にシステムという)RSに関するものとされ、ロボットRを遠隔制御によりパートナー動作させる。
ロボットRは、実施形態1のロボットRを改変してなるものとされ、遠隔制御装置100との通信をなす送信部201と受信部202とを有する通信手段200が付加され、ロボットRが遠隔制御装置100により遠隔操作可能とされている。
遠隔制御装置100は、ネットワークN、例えばインターネットを介してロボットRを遠隔制御するものとされる。
遠隔制御装置100は、具体的には図37に示すように、データベース101と、送信部111と受信部112とを含む通信手段110と、音声信号を文字データに変換する音声・文字変換手段120と、変換された文字データに対しあらかじめ設定されたキーワードを参照して独居老人の心理状態を分析する心理状態分析手段130と、分析された心理状態に対応した応答メッセージをサンプルメッセージを参照して作成する応答メッセージ作成手段140と、応答メッセージを音声信号に変換する文字・音声変換手段150と、ロボットRに設けられた撮像装置Vにより撮像されて送信されてきた画像をデータベース101の画像とのパターンマッチングをして独居老人の状態を判定する状態判定手段160と、判定された独居老人の状態に対応したロボットRの動作をデータベース101に格納されている動作パターンデータを参照しながら策定するロボット動作策定手段170と、ロボット動作策定手段170により策定されたロボット動作に対する動作指令を作成するロボット動作指令生成手段180とを有し、ロボットRにパートナー動作をさせるものとされる。
なお、かかる各手段含む遠隔制御装置100は、通信機能を有するパソコンを中心に構成され、同パソコンに各機能を実現するプログラムを格納することにより実現される。
次に、かかる構成とされた遠隔制御システムRSにおけるロボットRの遠隔制御について説明する。
手順21:ロボットRは、遠隔制御装置100からの指令に応答して撮像装置Vにより独居老人を撮像するとともにマイクMにより音声を収録する。
手順22:ロボットRは、撮像装置Vにより撮像した画像およびマイクMにより収録した音声を遠隔制御装置100に送信する。
手順23:遠隔制御装置100は、受信した独居老人の画像および音声から独居老人の状態を判定する。
手順24:遠隔制御装置100は、判定した独居老人の状態に応じた音声を含むロボットRの動作を策定する。
手順25:遠隔制御装置100は、策定したロボットRの動作に応じたロボット動作指令を生成する。
手順26:遠隔制御装置100は、生成したロボット動作指令をロボットRに送信する。
手順27:ロボットRは、受信したロボット動作指令に対応した動作指令値を生成する。
手順28:ロボットRは、生成した動作指令値に基づいて動作する。例えば、「今日は、誕生日ですね。誕生日おめでとうございます。」との音声をスピーカーPから流すとともに、図17に示す喜びの動作をする。
このように、本実施形態によれば、遠隔制御装置100によりロボットRを遠隔制御しているので、ロボットRの大型化を回避しながらより独居老人の状態に対応した動作をロボットRにさせることができる。
また、データ格納部の格納容量に特に制限を設ける必要がないので、独居老人のきめ細かな状態データを格納でき、よりきめ細かな対応が可能となる。
実施形態4
本発明の実施形態4を図38に示す。実施形態4は実施形態3を改変してなるものであって、遠隔制御装置100にモニターとしての画像表示装置Gと、キーボードなどの入力装置Iと、音声出力装置Kとを付設するとともに、遠隔制御装置100内部に画像表示装置G、音声出力装置Kおよび入力装置Iとの信号の遣り取り司る入出力処理手段103を付加してなるものとされる。
このように、本実施形態においては、画像表示装置Gと音声出力装置Kと入力装置Iとを遠隔制御装置100に付設しているので、介護福祉士などの介護関係者が画像表示装置Gにより表示された独居老人の動作や、音声出力装置Kにより出力された声などを参考にしながら、入力装置Iを介してロボット動作策定手段により策定された動作を修正することができるので、きめ細かな対応が可能となる。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明はかかる実施形態に限定されるもののではなく、種々改変が可能である。
例えば、本実施形態では撮像装置Vは胴部3正面に一台設けられているが、胴部3の左右に設けられるようにされてもよい。
本発明はロボット産業および介護産業に適用できる。
1 頭部
2 頸部
2a 頸部上部
2b 頸部本体
3 胴部
3a 載置部
3b 撮像窓
3c 主胴
3d 下部胴
3d1 底板
3e 襟
4 底部
5 台座
5a 底部受け部
6 内部構成要素
10 駆動機構
10A 駆動機構
20 制御装置
20A 制御装置
21 入力部
22 データ格納部
23 プログラム格納部
24 演算処理部
24a 状態判定手段
24b 動作パターン選択手段
24c 音声パターン選択手段
25 出力信号生成部
26 出力部
30 頭部傾動機構
30A 頭部傾動機構
31 頭部前後動機構
31a 頭部前後動体支持部材
31b 頭部前後動モータ
31c 減速機構
31d 頭部前後動体
31f 底板
31g 起立板
31h 回動軸
31i 底板
31j 前側板
31k 後側板
31m 連結板
32 頭部左右動機構
32a 頭部左右動モータ
32b 減速歯車
32c 回動軸
32d 頭部左右動体
32e 後側起立板
32f 前側起立板
32g 上板
32h 頭部外殻取付用部材
32m 主支持体
36 頭部回動機構
36a 頭部回動板
36b 頭部回動軸
36bU 上部分割体
36bL 下部分割体
36c 頭部回動モータ
36d 減速歯車
36e 頭部回動軸支持ブロック体
36f 基部ブロック体
36g 頸部載置部材
36h ベース板
36i 支柱
36j 胴取付部材
36k ベース板支持支柱
36m 撮像装置支持板
37a 頭部傾動左側モータ
37b 頭部傾動右側モータ
37c 頭部傾動ブロック体
37d 傾動ブロック体支持部材
37e 駆動ワイヤ
37f 左前駆動ワイヤ
37g 左後駆動ワイヤ
37h 右前駆動ワイヤ
37i 右後駆動ワイヤ
37j プーリー
37j1 ワイヤガイド
37k 上傾動板
37m 下傾動板
37n 接合部材
37p 誘導路
37q 上支持板
37r 支持支柱
37s 下支持板
38 頭部回動機構
38a 頭部回動モータ
38b 頭部回動軸
38c 回動力伝達機構
38d タイミングベルト
38e モータ側タイミングプーリー
38f 回動軸側タイミングプーリー
38g 当接部材
38h 補強部材
38i 頸部支持部材
39 頭部回動機構
40 胴部傾動機構
40A 胴部傾動機構
41 胴部前後動機構
41a 胴部前後動体
41b 胴部前後動モータ
41c 減速歯車
41d 支持ブロック体
41e モータ取付部材
41f 回動軸
42 胴部左右動機構
42a 胴部左右動体
42b 胴部左右動モータ
42c 減速歯車
42d 胴部左右動体支持ブロック体
42e 回動軸
42f 前部支持板
42g 後部支持板
45 胴部前後動機構
45a 胴部前後動モータ
45b プーリー
46 胴部左右動機構
46a 胴部左右動モータ
46b プーリー
47 駆動ワイヤ
47a 前側駆動ワイヤ
47b 後側駆動ワイヤ
47c 左側駆動ワイヤ
47d 右側駆動ワイヤ
48 モータ側ワイヤガイド
49 ワイヤガイドブロック体
49a ワイヤガイド板
49b ワイヤガイドローラー
49c ローラー取付部材
49d 透孔
49e ワイヤ挿通孔
49f 固定用透孔
49g 固定用突片
50 主支持体
51 パイプ
100 遠隔制御装置
101 データベース
103 入出力処理手段
110 通信手段
111 送信部
112 受信部
120 音声・文字変換手段
130 心理状態分析手段
140 応答メッセージ作成手段
150 文字・音声変換手段
160 状態判定手段
170 ロボット動作策定手段
180 ロボット動作指令生成手段
200 通信手段
201 送信部
202 受信部
R ロボット
B バッテリー
S 外殻
S1 頭部外殻
S2 頸部外殻
S2a 頸部外殻上部
S2b 頸部外殻本体
S3 胴部外殻
S3a 胴部外殻上部
S3b 胴部外殻下部
S3c 主胴外殻
S3d 下部胴外殻
S3e 襟外殻
S4 底部外殻
D 原点センサ
E 眼
M マイク
P スピーカー
T タイマー
V 撮像装置
RS 遠隔制御システム
N ネットワーク
G 画像表示装置
I 入力装置
K 音声出力装置
UJ ユニバーサルジョイント
SP スプリング
FB 胴前後動部
LR 胴左右動部

Claims (12)

  1. 独居老人などの一人暮らしの人とのコミュニケーションをなすパートナーロボットであって、
    動作により感情表現がなし得るように構成されてなることを特徴とするパートナーロボット。
  2. 頭部を傾動させる頭部傾動機構と、頭部を回動させる頭部回動機構と、胴部を傾動させる胴部傾動機構とを備え、
    頭部傾動動作と、頭部回動動作と、胴部傾動動作との組み合わせにより感情表現をなすようにされてなることを特徴とする請求項1記載のパートナーロボット。
  3. 頭部傾動機構が、頭部を前後動させる頭部前後動機構と、頭部を左右動させる頭部左右動機構とを含み、
    胴部傾動機構が、胴部を前後動させる胴部前後動機構と、胴部を左右動させる胴部左右動機構とを含む
    ことを特徴とする請求項2記載のパートナーロボット。
  4. 頭部傾動機構の駆動モータ、頭部回動機構の駆動モータ、および胴部傾動機構の駆動モータが底部に集約されてなることを特徴とする請求項2記載のパートナーロボット。
  5. 頭部の傾動動作が駆動ワイヤを介してなされ、胴部の傾動動作が駆動ワイヤを介してなされてなることを特徴とする請求項4記載のパートナーロボット。
  6. 前記駆動ワイヤが、前後動モードで駆動されることにより頭部の前後動がなされ、前記駆動ワイヤが、左右動モードで駆動されることにより頭部の左右動がなされることを特徴とする請求項5記載のパートナーロボット。
  7. 撮像装置と、マイクと、スピーカーと、制御装置とを備えてなることを特徴とする請求項1記載のパートナーロボット。
  8. 撮像装置が胴部正面の内側に配設され、マイクがロボットを載置している台座の正面に配設され、スピーカーが頭部内部に配設されてなることを特徴とする請求項7記載のパートナーロボット。
  9. 制御装置が、入力部と、データ格納部と、プログラム格納部と、出力信号生成部と、出力部と、演算処理部とを備え、
    前記データ格納部には、一人暮らしの人の状態パターンデータと、同人の音声パターンデータと、パートナーロボットの動作パターンデータと、スピーカーから出力される音声パターンデータとが格納され、
    前記演算処理部は、状態判定手段と、動作パターン選択手段と、音声パターン選択手段とを有し、
    前記状態判定手段は、撮像装置により撮像された一人暮らしの人の画像と、マイクからの前記一人暮らしの人の音声信号とに基づいて同人の状態を判定し、
    前記動作パターン選択手段は、前記状態判定手段の判定結果に基づいてパートナーロボットの動作パターンを選択し、
    前記音声パターン選択手段は、前記状態判定手段の判定結果に基づいてスピーカーから出力される音声パターンデータを選択する
    ことを特徴とする請求項7記載のパートナーロボット。
  10. パートナーロボットと、遠隔制御装置と、前記パートナーロボットと前記遠隔装置とを接続する通信ネットワークとを備え、
    前記パートナーロボットは、前記通信ネットワークを介して前記遠隔制御装置との通信が可能、かつ、遠隔制御可能とされた前記請求項のいずれか一項に記載されたパートナーロボットとされ、
    前記遠隔制御装置は、前記パートナーロボットから送信されてきた一人暮らしの人の画像と、前記一人暮らしの人の音声信号とに基づいて同人の状態を判定し、前記判定結果に基づいてパートナーロボットに動作パターンおよび音声パターンを自動的に指示する
    ことを特徴とするパートナーロボットの遠隔制御システム。
  11. 遠隔制御装置に入力装置と、画像表示装置と、音声出力装置とが付設されてなることを特徴とする請求項10記載のパートナーロボットの遠隔制御システム。
  12. 入力装置からの入力に応答してパートナーロボットに動作パターンおよび音声パターンを指示するするようにされてなることを特徴とする請求項11記載のパートナーロボットの遠隔制御システム。
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