JP2019004623A - 複合リレー - Google Patents

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健 長井
Takeshi Nagai
健 長井
克巳 柏木
Katsumi Kashiwagi
克巳 柏木
政史 甲木
Masafumi Katsuki
政史 甲木
林 憲一郎
Kenichiro Hayashi
憲一郎 林
武寿 小田
Taketoshi Oda
武寿 小田
智之 片山
Tomoyuki Katayama
智之 片山
隆司 西山
Takashi Nishiyama
隆司 西山
剛 深野
Takeshi Fukano
剛 深野
尚人 林
Naohito Hayashi
尚人 林
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Abstract

【課題】手動操作を行った操作者を確認することにより、遮断器の不要動作の原因究明に寄与することができ、監視性能の強化を図った複合リレーを提供する。【解決手段】手動操作検知部2は、予め設定された手動操作範囲Bに操作者Aが侵入したことを検知する。手動操作検知部2が手動操作範囲Bへの操作者Aの侵入を検知すると、検知信号を監視用カメラ3に送り、管理用カメラ3は撮影を開始する。撮影データ保存部4は、監視用カメラ3で撮影した画像データ及び撮影した時刻データを保存する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、手動操作に対する監視機能を付与した複合リレーに関する。
一般に、複合リレーは、遮断器の入/切操作指令や高圧主回路のVT二次の電圧、CT二次の電流等を入力することにより、電流・電圧・電力・電力量・力率等を計測する計測機能と、過電流及び不足電圧に対する保護機能を備えている。このような複合リレーは、装置の表側に配置された操作ボタンを押すだけで容易に操作することが可能である。
例えば、複合リレーにおける遮断器の入/切操作については、特定の人物のみが使用できる制限を設けていない場合が多い。仮に、遮断器の入/切操作について使用制限を設けていたとしても、パスワード等で制限していることが大半である。そのため、パスワードを知っていれば、複合リレーの管理者以外の者、具体的には、工事や点検を行う者であっても、複合リレーの操作は可能である。このような複合リレーでは、保護機能によって遮断器が入/切動作した場合、保護機能動作の記録と共に、遮断器の動作記録が残る。また、操作者による手動操作、あるいは制御回路の動作によって、遮断器が入/切動作した場合も、同様に記録が残る。
特開平08―099122号公報
前述したように従来の複合リレーでは、操作者による手動操作、あるいは制御回路の動作によって、遮断器が入/切動作した場合、遮断器の動作記録が残る。しかし、遮断器の動作が、手動操作によるものなのか、それとも制御回路によるものなのかという記録は残されない。
このため、遮断器の不要動作によって事故に発展した場合に、事故原因が手動操作なのか、それとも制御回路による不要動作なのかが分からず、問題になることがある。つまり、従来の複合リレーでは、遮断器の動作記録はあるが、遮断器の動作を招いた要因が手動操作なのか、制御回路による不要動作なのかが記録から判別できない。また、遮断器の動作を招いた要因が手動操作であることが推定できたとしても、誰が複合リレーの手動操作を行ったのかまでは不明のままである。
さらに、複合リレーでは、保護機能の整定値の設定を手動操作によって行うことがある。整定値の変更は、整定値を再設定することなので、整定値の設定に含めるものとする。保護機能の整定値を変えたために、遮断器が不要動作することもある。しかし、整定値設定操作についても、誰が操作したかという記録は残していない。そこで従来から、複合リレーの手動操作が行われた場合、手動操作を実施した操作者が誰であるのか、確かめることが求められている。
本実施形態は、以上の点を解決するために提案されたものであり、手動操作を行った操作者を確認することにより、遮断器の不要動作の原因究明に寄与することができ、監視性能の強化を図った複合リレーを提供することを課題とする。
本実施形態に係る複合リレーは、手動操作可能な複合リレーであって、(1)〜(3)の構成要素を備える。
(1)予め設定された手動操作範囲に操作者が侵入したことを検知する手動操作検知部。
(2)前記手動操作検知部が前記手動操作範囲への操作者の侵入を検知すると、撮影を開始する監視用カメラ。
(3)前記監視用カメラの撮影データを保存する撮影データ保存部。
第1の実施形態のブロック図 第1の実施形態の正面図 第2の実施形態のブロック図
(第1の実施形態)
(構成)
[全体構成]
以下、本発明の第1の実施形態の構成について、図1及び図2を参照して具体的に説明する。図1に示すように、複合リレー1は、インターネットなどのネットワーク14を介して中央監視装置5に接続されている。
複合リレー1は、操作モードとして、遠方モードと直接モードが設定される。遠方モードとは、中央監視装置5が複合リレー1に制御指令を送り複合リレー1の遠隔操作を行うモードである。直接モードとは、操作者Aが直接、複合リレー1を操作するモードである。直接モードにて行う操作が複合リレー1の手動操作となる。
遠方モードと直接モードは択一的であり、一方のモードが選択されると、他方のモードによる操作は無効となる。例えば、遠方モードが選択されている時、操作ボタン10を操作しても複合リレー1は動作することはない。反対に、直接モードが選択されている時、中央監視装置5からの制御指令が複合リレー1に入力されても、制御部13により複合リレー1が動作することはない。
複合リレー1には、手動操作検知部2と、監視用カメラ3と、撮影データ保存部4と、送受信部6と、故障検知部7と、スピーカ8と、マイク9と、操作ボタン10と、ロック部11と、パスワード設定部12と、制御部13と、表示パネル15とが設けられている。このうち、手動操作検知部2と、監視用カメラ3と、スピーカ8と、マイク9と、操作ボタン10と、表示パネル15とは、複合リレー1の正面部(図1の太線部分)に配置されている。
また、撮影データ保存部4と、送受信部6と、故障検知部7と、ロック部11と、パスワード設定部12と、制御部13とは、複合リレー1の内部に収容されている。以上の複合リレー1の内部に収容される構成要素は、ハードウェアによって構成されてもよいし、ソフトウェアによって構成されてもよい。
[手動操作検知部]
まず、複合リレー1の正面部(図1の太線部分)に配置された構成要素について説明する。手動操作検知部2は、予め設定された手動操作範囲B(図2の二点鎖線)に操作者Aが侵入したことを検知する部分であり、人感センサからなる。人感センサの感応範囲は、複合リレー1の設置場所などに応じて適宜選択自由である。
手動操作範囲Bとは、操作ボタン10の前に位置する操作者Aを含む範囲であり、手動操作検知部2の検知範囲に収まる。手動操作検知部2は、手動操作範囲Bへ操作者Aが侵入し、所定の時間以上、例えば、3秒以上、手動操作範囲Bに操作者Aが留まることを検知すると、検知信号を監視用カメラ3に出力する。
[監視用カメラ]
監視用カメラ3は、手動操作検知部2から検知信号を受け取ると起動し、手動操作範囲Bへ侵入した操作者Aを撮影するデジタルカメラである。監視用カメラ3の撮影範囲は、操作ボタン10を操作する操作者Aの顔を撮影するように設定される。そのため、監視用カメラ3の採用されるレンズとしては広角レンズが好適である。
監視用カメラ3は、操作ボタン10付近で、且つ、操作ボタン10を操作する操作者Aの腕などで操作者Aの顔が隠れない場所に設置される。監視用カメラ3には時計が組み込まれており、撮影した画像データに、撮影時刻の時刻データを付与して撮影データが構成される。つまり、監視用カメラ3は、画像データ及び時刻データを撮影データとして、撮影データ保存部4に送る。
監視用カメラ3は複数台設けても良く、1台は複合リレー1本体に設置し、別の1台は複合リレー1本体から離して設置して、通信機能により複合リレー1側と接続するように構成してもよい。監視用カメラ3を複数台設ける場合には、例えば、複合リレー1本体の正面部分に監視用カメラ3を設置して、これにより操作者Aの顔を正面から撮影するようにする。また、複合リレー1本体の斜め側方付近に別の監視用カメラ3を設置して、操作者Aによって操作される操作ボタン10の操作状況を撮影するようにしてもよい。
[スピーカ、マイク、表示パネル]
スピーカ8及びマイク9は、送受信部6に接続されている。スピーカ8は送受信部6に送られてきた音声データを音声信号として出力し、マイク9は操作者Aの音声を収音する。表示パネル15は、複合リレー1における操作の名称や操作の内容など、必要な情報を表示するための表示部である。
[操作ボタン]
操作ボタン10は、複合リレー1の正面部(図1の太線部分)のほぼ中央に配置されている。これら操作ボタン10を、操作者A(図2の太点線)が手動操作することで、制御部13が複合リレー1を制御する。操作ボタン10による複合リレー1の手動操作としては、例えば、次の5つの手動操作がある。
すなわち、
(1)遮断器の入/切操作、
(2)遠方モードから直接モードへの変更操作、
(3)複合リレー1の整定値設定操作、
(4)監視用カメラ3のロック操作
(5)パスワードの設定操作である。
操作ボタン10は、図1及び図2では、便宜的に2つだけ示したが、具体的な構成や設置数などは適宜選択自由である。例えば、上記の5つの操作に対応して5つのボタンを5つ設けてもよい。また、遮断器の入/切操作用のボタンを2つ設けて、一方を遮断器の入操作を行うためのボタンとし、他方を遮断器の切操作を行うためのボタンとしてもよい。
また、遠方モードから直接モードへの変更操作用のボタンを2つ設けて、一方を遠方モードを選択するためのボタンとし、他方を直接モードを選択するためのボタンとしてもよい。さらには、手動操作の種類を順次切り換えるための切換ボタンと、具体的な操作内容、例えば整定値を確定するための確定ボタンとを別々に設けるようにしてもよい。
[撮影データ保存部]
続いて、複合リレー1の内部に収容される構成要素について説明する。撮影データ保存部4は、複合リレー1の内部に組み込まれるフラッシュメモリなどからなる。撮影データ保存部4は、監視用カメラ3から送られてきた画像データを、時刻データと共に保存する記憶部である。
[送受信部]
送受信部6は、インターネットなどのネットワーク14を介して中央監視装置5側とデータ通信を行う部分である。データの通信速度は、適宜選択可能であり、データ量が大きければ通信量を落とすなどして、データ渋滞が起きないように設定される。送受信部6は、撮影データ保存部4から監視用カメラ3の撮影データ(画像データと時刻データ)を受け取り、故障検知部7から監視用カメラ3の故障データを受け取り、マイク9から操作者Aの音声データを受け取る。送受信部6は、受け取ったこれらのデータを中央監視装置5側へ送信する。つまり、送受信部6は、撮影データ送信部、故障データ送信部及び音声データ送信部の役割を果たす。
送受信部6は、中央監視装置5側から、遠方モードを採用した時の各種の制御指令を受け取る。送受信部6は中央監視装置5からの制御指令を制御部13に送る。さらに、送受信部6は、中央監視装置5側から、監視用カメラ3の撮影指令、ロック部11のロック操作指令、音声データを受信する。
つまり、送受信部6は、撮影指令受信部、ロック操作指令受信部及び音声データ受信部の役割を果たす。中央監視装置5から受信される音声データとは、中央監視装置5側にいる管理者などの音声データがある。中央監視装置5側から送られた音声データは、スピーカー8から出力される。
[故障検知部、ロック部]
故障検知部7とは、監視用カメラ3の故障を検出して、監視用カメラ3の故障データを送受信部6に送る部分である。ロック部11とは、監視用カメラ3にロック指令を送り、監視用カメラ3の撮影機能をロックする部分である。ロック部11は、操作ボタン10の手動操作により、監視用カメラ3の撮影機能をロックすることが可能である。また、ロック部11は、中央監視装置5側から送られてくるロック指令によって、監視用カメラ3の撮影機能をロックすることも可能である。
[パスワード設定部、制御部]
パスワード設定部12とは、複合リレー1の操作及び設定変更の制限を行うパスワードを設定する部分である。パスワードの変更は、パスワードを再設定することなので、パスワードの設定に含めるものとする。制御部13は、複合リレー1における操作や設定を制御する部分であり、操作が行われた時の時刻データなども管理するようになっている。
(作用と効果)
以上述べたように、第1の実施形態の複合リレー1では、手動操作検知部2と、監視用カメラ3と、撮影データ保存部4を設けている。そのため、予め設定された手動操作範囲Bへ操作者Aが侵入すると、手動操作検知部2が操作者Aの侵入を検知して、検知信号を監視用カメラ3に送り、監視用カメラ3は操作者の撮影を開始する。
したがって、操作者Aが手動操作を開始する時点では、監視用カメラ3は起動状態となり、手動操作範囲Bへ侵入した操作者Aを確実に撮影する。また、監視用カメラ3は、手動操作範囲Bへ操作者Aが侵入していなければ、撮影を行うことが無い。したがって、撮影データ保存部4の記憶領域を無駄に使うことがなく、複合リレー1にて行われる手動操作を効率良く監視することができる。なお、監視用カメラ3の設置は、設置するだけで操作者Aを撮影可能であることがアピールするので、操作者Aに操作を慎重に行わせる心理的な要因となる。その結果、複合リレー1の誤操作を抑えることが期待できる。
監視用カメラ3が撮影した撮影データは撮影データ保存部4に保存される。撮影データには、撮影した時の時刻データも含まれている。したがって、複合リレー1の管理者が、撮影時の時刻データと、複合リレー1の操作が行われた時の時刻データ(制御部13にて管理されている)とを照合しつつ、撮影データ保存部4に保存された撮影データを調べる。その結果、誰が、どの操作ボタン10を操作したのかを、正確に突き止めることができる。
操作ボタン10による手動操作としては、既に述べたように、(1)遮断器の入/切操作、(2)モード変更操作、(3)整定値設定操作、(4)監視用カメラ3のロック操作、(5)パスワード設定操作の5つがある。監視用カメラ3の撮影データに基づいて、これらの操作のうち、どれが誰により行われたのかが判明することで、遮断器の不要動作の原因究明に寄与することが可能となり、監視性能の強化を図ることができる。
(1)監視用カメラ3の撮影データに基づいて、行われた手動操作が、遮断器の入/切操作であることが判明すれば、事故が起きた場合に、事故原因は手動操作による遮断器の不要動作であることが即座に分かる。しかも、本実施形態では、監視用カメラ3の撮影データに基づいて、遮断器の入/切操作を行った操作者が誰であるのかも明らかである。したがって、遮断器の不要動作の原因究明を容易に行うことができ、複合リレー1の監視性能が向上する。
(2)監視用カメラ3の撮影データに基づいて、行われた手動操作が、遠方モードから直接モードへの変更操作であることが判明すれば、手動操作が実施可能な状況を誰が作り出したのかが明らかになる。したがって、遮断器の入/切操作を行った者とモード変更操作を行った者が異なる人物であったとしても、手動操作に至るまでの経緯が判明する。その結果、優れた信頼性を持って複合リレー1の監視を行うことができる。
(3)監視用カメラ3の撮影データに基づいて、行われた手動操作が、保護機能の整定値設定操作であると判明すれば、遮断器の不要動作が起きた場合に、その原因が整定値設定操作にあるということが明確になる。しかも、本実施形態では、保護機能の整定値設定操作を行った操作者が誰なのか分かっているので、遮断器の不要動作の原因究明が容易となり、複合リレー1の監視性能が向上する。
(4)監視用カメラ3の撮影データに基づいて、行われた手動操作が、監視用カメラ3のロック操作であると判明すれば、監視用カメラ3の撮影をロックさせた操作者Aを特定することが可能である。そのため、複合リレー1の管理者は、その操作者Aに対して監視用カメラ3の撮影をロックさせた事情や理由などを尋ねることができる。したがって、複合リレー1の管理者は操作者Aの行動を適正に管理することが可能となり、複合リレー1の監視性能を高めることができる。
(5)監視用カメラ3の撮影データに基づいて、行われた手動操作が、パスワード設定操作であると判明すれば、パスワードの設定を行った操作者Aを特定することができる。そのため、複合リレー1の管理者は、パスワードを変更した操作者Aに対し、パスワードの変更理由などを確認することができる。したがって、正規の管理者以外の者がパスワードを変更することを抑止することができ、複合リレー1の監視性能を高めることができる。
第1の実施形態では、送受信部6が、撮影データ保存部4から監視用カメラ3の撮影データ(画像データと時刻データ)を受け取り、この撮影データを中央監視装置5側へ送信することができる。したがって、中央監視装置5側で複合リレー1からの撮影データを効率良く管理することが可能であり、監視性能がより向上する。
第1の実施形態では、故障検知部7を備えているので、故障検知部7が監視用カメラ3の故障を検出して、監視用カメラ3の故障データを送受信部6に送ると、送受信部6は監視用カメラ3の故障データを中央監視装置5に送信する。そのため、監視用カメラ3が故障したという事態を、中央監視装置5側で把握することができる。
したがって、中央監視装置5側から複合リレー1の管理者に対し、監視用カメラ3の故障を通知することができ、複合リレー1の管理者は監視用カメラ3の故障を直ちに修理するよう手配することが可能である。その結果、監視用カメラ3による複合リレー1の監視性能が低下するおそれがない。
第1の実施形態では、マイク9によって操作者Aの音声データを集音して、送受信部6が操作者Aの音声データを中央監視装置5に送信する。また、送受信部6が中央監視装置5側の作業者の音声データを中央監視装置5から受信してスピーカー8から出力する。すなわち、複合リレー1と中央監視装置5との間で、音声のやり取りを行うことができる。その結果、中央監視装置5側からの指示をリアルタイムで複合リレー1の前にいる作業者に伝えることができ、複合リレー1のメンテナンス作業や設定変更作業を、スムーズ且つ安全に実施することが可能である。
第1の実施形態では、送受信部6が中央監視装置5から監視用カメラ3の撮影指令を受け取ることで、監視用カメラ3の遠隔操作が可能である。そのため、手動操作検知部2が手動操作範囲Bへの操作者Aの侵入を検知しなくても、複合リレー1の管理者は、中央監視装置5側から所望のタイミングで監視用カメラ3を起動させ、複合リレー1の周囲の状況を撮影することができる。したがって、複合リレー1の管理者は、撮影データに基づいて、複合リレー1の周囲の状況を随時確認することができる。これにより、複合リレー1の監視性能が一層向上する。
また、第1の実施形態では、送受信部6が中央監視装置5から監視用カメラ3のロック指令を受け取り、これを監視用カメラ3に送ることで、あるいは、操作ボタン10の手動操作を行うことで、監視用カメラ3の撮影をロックさせることができる。このため、保守メンテナンス等、複合リレー1の試験に際して、手動操作検知部2が手動操作範囲Bへ試験員が侵入したことを検知しても、監視用カメラ3は撮影を行うことがない。したがって、監視用カメラ3が無駄な撮影を行うことが無く、撮影データが増大して、撮影データ保存部4の容量を圧迫することもない。
(第2の実施形態)
(構成)
以下、本発明の第2の実施形態の構成について、図3を参照して具体的に説明する。第2の実施形態の基本的な構成は、上記第1の実施形態の構成と同様である。そのため、図3では、第2の実施形態の主要な構成要素だけを示す。なお、同一の構成要素に関しては同一符号を付して説明は省略する。
図3に示すように、第2の実施形態には、認証部16と、手動操作許諾部17と、認証用カメラ18と、警報部19と、が設けられている。認証部16は、操作者Aの顔や静脈といった認証用データを、認証用カメラ18にて撮影することで取り込み、操作者Aの認証を行う部分である。認証用カメラ18は、操作者Aを撮影するカメラであり、第1の実施形態における監視用カメラ3を利用するようにしてもよい。
手動操作許諾部17は、認証部16で認証された操作者Aに対し手動操作を許諾する部分であり、許諾情報を制御部13に出力する。許諾情報の具体的な内容は、適宜選択可能である。例えば、操作ボタン10による手動操作として、(1)遮断器の入/切操作、(2)モード変更操作、(3)整定値設定操作、(4)監視用カメラ3のロック操作、(5)パスワード設定操作の5つあるとする。このとき、ある操作者には全ての手動操作(1)〜(5)の全てを許諾するように設定し、別の操作者には手動操作(1)〜(3)を許諾するように設定し、また別の操作者には手動操作(5)だけを許諾するように設定てもよい。
制御部13は、手動操作許諾部17からの許諾情報に基づいて、許諾を受けている操作者と手動操作の種類とが一致していれば、その手動操作を行うように制御する。警報部19は、認証部16で認証されない操作者Aが手動操作を行おうとすると、インターネットなどのネットワーク14を介して中央監視装置5に警報を送信する。認証されない操作者Aが手動操作を行おうとしていることが把握できるのであれば、警報の具体的な内容は適宜選択可能である。
(作用と効果)
第2の実施形態の複合リレー1では、認証部16と、手動操作許諾部17と、認証用カメラ18と、警報部19とを設けているため、認証された操作者だけが手動操作を行うことができる。すなわち、手動操作を行った操作者を確認することができ、遮断器の不要動作の原因究明が可能となり、監視性能の強化を図ることができる。
このとき、手動操作を許可されてない操作者が手動操作を行おうとした時に、警報を外部へ送信することが可能である。したがって、第2の実施形態では、いわゆるIoT ( Internet of Things)技術を利用して、複合リレー1と顔認証などの認証システムとを連動させて、セキュアなシステムを構築することが可能であり、優れた防犯性を発揮することができる。
(他の実施形態)
本発明のいくつかの複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
ネットワーク14を介して、複数の複合リレー1と中央監視装置5とを接続したシステムを構築して、中央監視装置5が複数の複合リレー1から集約的に撮影データを受け取るようにしてもよい。例えば、監視用カメラ3が撮影した撮影データを、ネットワーク14を介して各複合リレー1から中央監視装置5に送信し、中央監視装置5側で確認するようにしてもよい。このような実施形態によれば、中央監視装置5側で、複数の複合リレー1の撮影データを、集中的に効率良く管理することが可能である。
また、複数の複合リレー1から中央監視装置5が集約的に受け取るデータとしては、撮影データ以外にも、各複合リレー1の診断データ、更新やメンテナンスに関するデータ等を含めるようにしてもよい。例えば、複合リレー1に、遮断部の開閉回数から遮断器の寿命を診断する診断部を設けておき、この診断部の診断データを中央監視装置5へ送るようにしてもよい。
また、複合リレー1に、更新推奨時期やメンテナンス時期を判定する時期判定部を設けておき、この時期判定部による時期判定データを中央監視装置5へ送るようにしてもよい。さらに、複合リレー1に警報部を設けておき、この警報部では、診断部による診断データや時期判定部による時期判定データを、遮断器の寿命レベル、更新時期の到来又はメンテナンス時期の到来を知らせる警報として、中央監視装置5へ送るようにしてもよい。
1…複合リレー
2…手動操作検知部
3…監視用カメラ
4…データ保存部
5…中央監視装置
6…データ送受信部
7…故障検知部
8…スピーカ
9…マイク
10…手動操作ボタン
11…ロック部
12…パスワード設定部
13…制御部
14…ネットワーク
15…表示パネル
16…認証部
17…手動操作許諾部
18…認証用カメラ
19…警報部
A…操作者
B…手動操作範囲

Claims (15)

  1. 手動操作可能な複合リレーであって、
    予め設定された手動操作範囲に操作者が侵入したことを検知する手動操作検知部と、
    前記手動操作検知部が前記手動操作範囲への操作者の侵入を検知すると、撮影を開始する監視用カメラと、
    前記監視用カメラの撮影データを保存する撮影データ保存部と、
    を備えた複合リレー。
  2. 前記撮影データを中央監視装置に送る撮影データ送信部を備えた請求項1に記載の複合リレー。
  3. 前記手動操作範囲に、遮断器の入/切操作を行うための操作ボタンを配置した請求項1又は2に記載の複合リレー。
  4. 操作モードとして、遠方から操作の入力を受け付ける遠方モードと、操作者から直接、操作の入力を受け付ける直接モードとを設定し、前記遠方モードと前記直接モードを変更可能な複合リレーであり、
    前記手動操作範囲に、遠方モードから直接モードへの変更操作を行うための操作ボタンを配置した請求項1〜3のいずれかに記載の複合リレー。
  5. 前記手動操作範囲に、複合リレーの整定値設定操作を行うための操作ボタンを配置した請求項1〜4のいずれかに記載の複合リレー。
  6. 前記監視用カメラの撮影機能をロックするロック部を備えた請求項1〜5のいずれかに記載の複合リレー。
  7. 前記手動操作範囲に、前記ロック部のロック操作を行うための操作ボタンを配置した請求項6に記載の複合リレー。
  8. 中央監視装置から前記ロック部のロック操作指令を受信するロック操作指令受信部を備えた請求項6又は7に記載の複合リレー。
  9. 複合リレーの操作及び設定変更の制限を行うパスワードを設定するパスワード設定部を備え、
    前記手動操作範囲に、前記パスワード設定部によるパスワードの設定操作を行うための操作ボタンを配置した請求項1〜8のいずれかに記載の複合リレー。
  10. 中央監視装置から前記監視用カメラの撮影指令を受信する撮影指令受信部を備え、
    前記監視用カメラは前記撮影指令に従って撮影を行う請求項1〜9のいずれかに記載の複合リレー。
  11. 前記監視用カメラの故障を検知する故障検知部と、
    前記故障検知部が前記監視用カメラの故障を検知すると、検知結果を中央監視装置へ送る故障データ送信部と、
    を備えた請求項1〜10のいずれかに記載の複合リレー。
  12. 中央監視装置からの音声データを受信する音声データ受信部と、
    前記音声データを音声信号として出力するスピーカと、
    を備えた請求項1〜11のいずれかに記載の複合リレー。
  13. マイクと、
    前記マイクで集音した音声を音声データとして中央監視装置へ送る音声データ送信部と、
    を備えた請求項1〜12のいずれかに記載の複合リレー。
  14. 手動操作可能な複合リレーであって、
    予め登録された操作者の認証を行う認証部と、
    前記認証部で認証された操作者に手動操作を許諾する手動操作許諾部と、
    を備えた記載の複合リレー。
  15. 前記認証部で認証されない操作者が手動操作を行おうとすると警報を外部へ送信する警報部を備えた請求項14に記載の複合リレー。
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