JP2019003914A - はんだ付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属端子におけるはんだ付け箇所への電線の先端のはんだ付けを、良好な作業性のもとで行う。【解決手段】金属端子220におけるはんだ付け箇所220cに電線10の先端の芯線11をはんだ付けするはんだ付け構造であって、金属端子220を保持する端子側フレーム20と、電線10を保持するとともに、端子側フレーム20に装着される電線側フレーム30と、を備え、電線側フレーム20が、電線10の先端近傍12を、電線側フレーム30が端子側フレーム20に装着された状態において芯線11がはんだ付け箇所220cに位置するように保持する。【選択図】図7

Description

本発明は、金属端子におけるはんだ付け箇所に電線の先端をはんだ付けするはんだ付け構造に関するものである。
従来、電線がはんだ付けされる金属端子を有する電気機器が種々知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1には、このような電気機器の一例として、例えば自動車の燃料タンク内の燃料の液面レベル等を検出する液面レベルセンサが示されている。この液面レベルセンサは、液面の変動とともに上下するフロートにアームで連結されたマグネットの動きを検出するもので、ホールICを内蔵している。そして、液面レベルセンサは、このホールICから延出した板状の金属端子を有し、その金属端子におけるはんだ付け箇所に電線の先端が取り付けられてはんだ付けされる。この液面レベルセンサでは、金属端子への電線の取付けが次のように行われる。即ち、金属端子におけるはんだ付け箇所に設けられた貫通孔に電線の先端を通し、金属端子を囲む周壁に電線を保持させることで取付けが行われ、その状態ではんだ付けが行われる。電線を保持させることで、はんだ付け作業中に電線の先端が金属端子の貫通孔から抜けてしまうといった事態の発生が抑えられている。
特開2014−163880号公報
ここで、上記の液面レベルセンサでは、はんだ付け箇所の貫通孔に電線を手作業で通してはんだ付けを行う必要があり、作業性の面で改善の余地が残されている。尚、ここまで、金属端子におけるはんだ付け箇所に電線の先端をはんだ付けするはんだ付け構造の一例として特許文献1に記載の液面レベルセンサにおけるはんだ付け構造を例示した。そして、この一例としての液面レベルセンサのはんだ付け構造について、はんだ付けにおいて作業性の面で改善の余地が残されている旨を説明した。しかしながら、上述した事情は、液面レベルセンサに限るものではなく、上記のような金属端子におけるはんだ付け箇所に電線の先端をはんだ付けするはんだ付け構造全般について言い得ることである。
従って、本発明は、上記のような事情に着目し、金属端子におけるはんだ付け箇所への電線の先端のはんだ付けを、良好な作業性のもとで行うことができるはんだ付け構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のはんだ付け構造は、金属端子におけるはんだ付け箇所に電線の先端をはんだ付けするはんだ付け構造であって、前記金属端子を保持する端子側フレームと、前記電線を保持するとともに、前記端子側フレームに装着される電線側フレームと、を備え、前記電線側フレームが、前記電線の先端近傍を、前記電線側フレームが前記端子側フレームに装着された状態において前記先端が前記はんだ付け箇所に位置するように保持することを特徴とする。
本発明のはんだ付け構造では、電線の先端近傍を保持させた状態の電線側フレームを端子側フレームに装着することで、同時に、電線の先端をはんだ付け箇所に位置させることができる。これにより、電線よりも大きく取り扱いやすい電線側フレームの端子側フレームへの装着によって、金属端子のはんだ付け箇所に電線の先端を取付けることができる。その後、はんだ付けが行われるが、この時にも電線の先端近傍は保持されたままなので取付け状態が維持され、はんだ付け途中での電線の抜け等も効果的に抑制される。このように、本発明のはんだ付け構造によれば、金属端子におけるはんだ付け箇所への電線の先端のはんだ付けを、良好な作業性のもとで行うことができる。
また、本発明のはんだ付け構造では、はんだ付けが終わった後でも、電線の先端近傍は保持されたままとなる。このため、はんだ付けされた電線が引っ張られたときの引張り荷重が、まず、電線の先端近傍を保持する電線側フレームによって受けられる。これにより、はんだ付け箇所と電線の先端との接続部に伝わり難くなっているので、引張り荷重による電線の外れ等についても抑えることができる。
本発明の一実施形態が適用された電気機器の一例を示す模式図である。 図1に示されている端子側フレームを正面から見た平面図である。 図1に示されている端子側フレームを裏面から見た平面図である。 図1に示されている電線側フレームを正面側から見た平面図である。 図1に示されている電線側フレームを正面側から見た斜視図である。 図1に示されている電線側フレームを裏面側から見た斜視図である。 電線を保持した電線側フレームが端子側フレームに装着される様子を模式的な断面で示す図である。 電線側フレームの端子側フレームへの装着後に電線の先端の芯線が金属端子にはんだ付けされた様子を模式的な断面で示す図である。 金属端子の貫通孔に挿入された電線の先端の芯線が、金属端子の裏面側で貫通孔の開口周囲にはんだ付けされた様子を、図8の領域Ar1の断面で示す図である。 図9に示されている電線の芯線と金属端子とのはんだ付け部分と比較するための比較例を示す図である。 図10に示されている比較例のはんだ付け部分の、模式的な断面を示す図である。 第1の別例における堰き止め構造形成工程及び堰き止め構造を説明する図である。 第2の別例における堰き止め構造形成工程及び堰き止め構造を説明する図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用された電気機器の一例を示す模式図である。この図1には、例えば自動車の燃料タンク内の燃料の液面レベル等を検出する液面レベルセンサにおけるセンサ装置1が示されている。液面レベルセンサは、このセンサ装置1と、液面の変動とともに上下するフロートと、センサ装置1に対して可動状態で取り付けられるとともにフロートにアームで連結されたマグネットと、を備えている。尚、ここでは、液面レベルセンサのセンサ装置1を電気機器の一例として挙げており、液面レベルセンサにおける他の構成要素であるフロートやマグネットについては図示を省略している。
図1に示されているセンサ装置1は、液面の変動とともに上下するフロートにアームで連結されたマグネットの動きを検出するもので、ホールICを内蔵している。そして、センサ装置1は、ホールICを内蔵した装置本体1aと、各々がこのホールICに電気的に接続された3本の電線10を備えている。3本の電線10は、ホールICに対する接地線、信号線、電源線、となっている。3本の電線10のホールICへの接続は、この図1では隠れている3つの金属端子を介して行われる。
センサ装置1の装置本体1aは、金属端子を保持する端子側フレーム20と、3本の電線10を保持するとともに、端子側フレーム20に装着される電線側フレーム30と、を備えている。ホールICは、概ね矩形箱形状を有した端子側フレーム20に内蔵されている。本実施形態では、フロートの動きを伝えるマグネットとしてリング状のマグネットが採用されている。矩形箱形状の端子側フレーム20における一面には、このリング状のマグネットが回転可能に取り付けられる軸状取付け部20aが設けられている。ホールICは、この軸状取付け部20aを中心としたマグネット回転量を検知し、電線10を介して外部の制御装置等に、液面レベルを示す信号としてその検知結果を出力する。以下、端子側フレーム20においてマグネットの軸状取付け部20aが設けられた面を正面、その反対側を裏面、と呼ぶ。
図2は、図1に示されている端子側フレームを正面から見た平面図であり、図3は、図1に示されている端子側フレームを裏面から見た平面図である。
端子側フレーム20は、正面に軸状取付け部20aが設けられてホールICを内蔵し、略矩形箱形状に形成された樹脂製のフレーム本体210を備えている。このフレーム本体210における長辺方向D11の一端側には、厚み方向に貫通した矩形筒状の中空部211が、短辺方向D12に沿って3つ並べられて設けられている。そして、端子側フレーム20では、各中空部211の内部に1つずつ合計で3つの金属端子220が保持されている。各金属端子220に、図1に示されている各電線10が、はんだ付けにより接続される。電線10は、被覆電線であり、その先端の被覆が除去されて芯線が金属端子220にはんだ付けされる。
本実施形態では、各金属端子220が、耐食性の酸化膜で覆われたステンレス製の端子となっている。各金属端子220は、帯板状の端子で、その一端側がフレーム本体210の内部でホールICに接続されている。フレーム本体210は、ホールICに各々が接続された3つの金属端子220の上記の一端側を内蔵するようにインサート成形により形成されている。そして、各金属端子220の他端側が、中空部211における図中下側の内壁211aから中空部211の内部へと突出して露出している。
各金属端子220において中空部211の内部に露出している他端側は、端子本体222と、括れ部223と、で構成されている。端子本体222には、電線10の芯線が挿入される貫通孔221が設けられている。括れ部223は、端子本体222から長辺方向D11に延出し、その延出方向(長辺方向D11)に対する直交断面の面積が、端子本体222における上記の延出方向に対する直交断面の面積よりも狭い狭小部となっている。具体的には、端子本体222から帯状に延出し、短辺方向D12に沿う幅方向の寸法が、端子本体222におけるその幅方向の寸法よりも小さい括れ状の部位となっている。
また、本実施形態では、各金属端子220において括れ部223から更に延出した一端側が、保持構造としてのフレーム本体210に内蔵されて保持される被保持部224となっている。被保持部224は、短辺方向D12に沿う幅方向の寸法が、端子本体222における幅方向の寸法と、括れ部223における幅方向の寸法と、の間の寸法となっている。被保持部224も、中空部211の内部に若干露出しており、この露出した部分で括れ部223に繋がっている。
端子本体222は、金属端子220に直交する方向から見たときの平面視で略正方形に形成されており、その略中央に貫通孔221が設けられている。括れ部223は、端子本体222における内壁211a側の一辺とその内壁211aとの間に位置し、端子本体222から内壁211aへと向かう方向と直交する方向の幅が、上記のように端子本体222よりも狭くなっている。
図1に示されている電線側フレーム30は、金属端子220にはんだ付けされる3本の電線10を保持するとともに、金属端子220と略直交する装着方向D13に、図2示されている正面側から端子側フレーム20に装着される。
図4は、図1に示されている電線側フレームを正面側から見た平面図であり、図5は、図1に示されている電線側フレームを正面側から見た斜視図であり、図6は、図1に示されている電線側フレームを裏面側から見た斜視図である。図4には、電線側フレーム30のみが示されており、図5及び図6には、電線側フレーム30が3本の電線10とともに示されている。
電線側フレーム30は、まず、端子側フレーム20に装着されて固定されるフレーム本体310を備えている。このフレーム本体310は、端子側フレーム20のフレーム本体210における短辺方向D12に沿って延びる横梁部311と、その両端から、電線側フレーム30の装着方向D13に沿って延出した対向一対のアーム壁312と、を備えている。各アーム壁312の端縁側には係止孔312aが設けられている。他方、図2及び図3に示されているように、端子側フレーム20のフレーム本体210の側面は、左右両端の中空部211と隣り合う部分に、上記のアーム壁312が収まる形状で凹んだアーム受け部212が設けられている。そして、各アーム受け部212における凹みの底から、アーム壁312の係止孔312aに係止する係止爪212aが突出している。
図1に示されているように電線側フレーム30が装着方向D13に端子側フレーム20に装着されると、各アーム壁312が各アーム受け部212に収まり、各係止爪212aが各係止孔312aに係止する。これにより、電線側フレーム30が端子側フレーム20に固定される。この固定状態では、電線側フレーム30のフレーム本体310における横梁部311が、図2や図3に示されているように3つ並んでいる金属端子220の、図中上側を横切ることとなる。この固定状態で、横梁部311の正面は、端子側フレーム20の正面と面一となり、一対のアーム壁312の側面が、端子側フレーム20の側面と面一となる。この状態で、電線側フレーム30に保持された3本の電線10の先端の芯線が、端子側フレーム20に保持されている3つの金属端子220の貫通孔221へと導かれて挿入されている。
図4〜図5に示されているように、電線側フレーム30の横梁部311に、電線10の先端の芯線11の近傍(以下、先端近傍12と呼ぶ)を保持して、金属端子220の貫通孔221へと導く装着方向保持部320が設けられている。装着方向保持部320は、1本の電線10につき1つ、合計で3つ設けられている。各装着方向保持部320は、各電線10の先端近傍12を、電線側フレーム30の端子側フレーム20への装着時に電線10の芯線11が貫通孔221に挿入される位置で装着方向D13に沿って延びるように保持する。
装着方向保持部320は、横梁部311の正面から裏面側へと若干奥まった位置に設けられ、装着方向D13に沿って延びた円柱状の部分で、その周面で横梁部311に繋がっている。そして、電線側フレーム30の端子側フレーム20への装着時に各装着方向保持部320が各金属端子220の貫通孔221の略直上に位置するように、3つの装着方向保持部320が設けられている。各装着方向保持部320の周面において横梁部311とは反対側には、中心へと凹んで電線10の先端近傍12が圧入される圧入溝321が設けられている。装着方向保持部320では、この圧入により、電線10の先端近傍12が、装着方向D13に沿って延びるように保持される。
また、電線側フレーム30には、装着方向保持部320で保持されている先端近傍12よりも芯線11から離れた離隔部分13を、その一部が装着方向D13と交差する交差方向D14に沿って延びるように保持する交差方向保持部330が更に設けられている。そして、この交差方向保持部330は、離隔部分13における以下に説明する2箇所を各々が保持する第1保持部331と第2保持部332とを備えている。
離隔部分13は、図5に示されているように、第1部分131、第2部分132、及び第3部分133からなるクランク形状を有している。第1部分131は、先端近傍12から略直角に曲がって交差方向D14に沿って延びた部分である。第2部分132は、第1部分131から略直角に曲がって装着方向D13に沿って延びた部分である。そして、第3部分133は、第2部分132から略直角に曲がって交差方向D14に沿って延びた部分である。
交差方向保持部330の第1保持部331は、離隔部分13における第1部分131を保持し、交差方向保持部330の第2保持部332は、離隔部分13における第3部分133を保持する。
第1保持部331は、横梁部311の正面から裏面側へと凹んで形成されて上記の第1部分131が圧入される圧入溝となっている。そして、3つの装着方向保持部320から延びてくる第1部分131を保持するように、横梁部311には3つの第1保持部331が設けられている。
他方、第2保持部332は、電線側フレーム30における、図1、図4〜図6に示されている次のような部分に設けられている。
電線側フレーム30では、横梁部311における装着方向保持部320とは反対側の壁面から交差方向D14に延出した交差壁341と、この交差壁341から横梁部311と平行に延出した平行壁342と、からなるL字壁340が3つ設けられている。図1に示されているように、平行壁342は、正面側から裏面側にかけて、交差壁341からの延出高さが漸増した形状を有している。そして、図1及び図6に示されているように、各L字壁340の平行壁342における裏面側の端縁に、第2保持部332が1つずつ設けられている。各第2保持部332は、平行壁342の裏面側の端縁から正面側へと凹んで形成されて上記の第3部分133が圧入される圧入溝となっている。
このように1本につき3箇所で電線10を3本保持した電線側フレーム30が、端子側フレーム20に装着方向D13に装着されると、各電線10の先端の芯線11が、各金属端子220の貫通孔221に挿入される。そして、この貫通孔221を含むはんだ付け箇所に芯線11がはんだ付けされる。
図7は、電線を保持した電線側フレームが端子側フレームに装着される様子を模式的な断面で示す図であり、図8は、電線側フレームの端子側フレームへの装着後に電線の先端の芯線が金属端子にはんだ付けされた様子を模式的な断面で示す図である。
上述したように、電線側フレーム30では、電線10の先端近傍12が、装着方向保持部320で装着方向D13に沿って延びるように保持される。そして、電線10の離隔部分13における第1部分131と第3部分133とが、交差方向保持部330における第1保持部331と第2保持部332とで交差方向D14に沿って延びるように保持される。
このとき、端子側フレーム20への電線側フレーム30の装着方向D13は、上述したように金属端子220と略直交する方向となっている。これにより、端子側フレーム20に電線側フレーム30が装着されると、装着方向D13に沿って延びるように保持されている先端近傍12の先の芯線11が、金属端子220と略直交する姿勢で貫通孔221に挿入される。挿入は、3本の電線10について同時に行われる。そして、端子側フレーム20は、3本の電線10の芯線11が3つの金属端子220の貫通孔221に挿入された状態で、一対のアーム壁312それぞれの係止孔312aに端子側フレーム20の係止爪212aが係止することで端子側フレーム20に固定される。
上記のように貫通孔221に挿入された芯線11は、図8に示されているように、貫通孔221を抜けて、金属端子220における電線10の挿入側の表面220aとは反対側の裏面220bから突出する。そして、芯線11は、その裏面220b側で貫通孔221の開口周囲のはんだ付け箇所220cにフラックスと共に供給されるはんだによってはんだ付けされる。
図9は、金属端子の貫通孔に挿入された電線の先端の芯線を、金属端子の裏面側のはんだ付け箇所にはんだ付けするはんだ付け構造を、図8の領域Ar1の断面で示す図である。
この図9に示されているように、また、図2における金属端子220の拡大図にも示されているように、金属端子220の貫通孔221における電線10の挿入側が、貫通孔221の内側221aから開口221bへと向けて拡がった広口形状に形成されている。
更に、図9に示されているように、また、図3における金属端子220の拡大図にも示されているように、金属端子220の裏面220bにおける貫通孔221の開口周囲が凹形状に形成されて、金属端子220におけるはんだ付け箇所220cとなっている。
このはんだ付け箇所220cに電線10の先端の芯線11をはんだ付けする本実施形態のはんだ付け構造は、はんだ付け箇所220cにフラックスと共に溶融状態で供給されるはんだ40と、次のような堰き止め構造220dと、を備えている。堰き止め構造220dは、フラックスと共に溶融状態で供給されるはんだ40を、はんだ付け箇所220cに留めるために堰き止める構造である。本実施形態における堰き止め構造220dは、はんだ付け箇所220cを上記のように凹形状とすることで形成される、はんだ付け箇所220cを、このはんだ付け箇所220cよりも高い壁220d−1で囲んだ構造である。この堰き止め構造220dは、金属端子220の形成時に、プレス加工によりはんだ付け箇所220cを周囲よりも凹ませることで形成される。
以上に説明した本実施形態のはんだ付け構造では、上記の堰き止め構造220dによってはんだ付け箇所220cに留められるフラックスにより、はんだ付け箇所220cにおける酸化膜を高い除去効率のもとで除去することができる。このため厚めの酸化膜により耐食性が付与されたステンレス製の金属端子220についても、高い除去効率のもとで酸化膜が除去され、はんだ付けに際してのはんだ40の濡れ性を向上させることができる。つまり、本実施形態のはんだ付け構造によれば、金属端子220におけるはんだ付け箇所220cへの電線10の先端の芯線11のはんだ付けを、良好な作業性のもとで行うことができる。
また、本実施形態のはんだ付け構造では、上述したように堰き止め構造220dが、はんだ付け箇所220cを、当該はんだ付け箇所220cよりも高い壁220dで囲んだ構造となっている。これにより、良好な作業性のもとで行うはんだ付けを行うための堰き止め構造220dについても、上述したように、プレス加工により容易に形成することができる。
また、本実施形態のはんだ付け構造では、図2及び図3に示されているように、端子本体222と被保持部224との間に上記の狭小部としての括れ部223が介在している。このため、はんだ付けに際し、端子本体222から被保持部224への熱逃げを抑制して一層良好な作業性の下ではんだ付けを行うことができる。
また、本実施形態のはんだ付け構造では、端子本体222と被保持部224との間に上記の狭小部が、上記のように幅狭の括れ部223に形成されていることでその表面積が抑えられる。これにより、括れ部223それ自体からの熱逃げをも抑制して更に良好な作業性の下ではんだ付けを行うことができる。
また、本実施形態のはんだ付け構造は、上記のはんだ付けに先立って、はんだ付け箇所220cに電線10の先端の芯線11を導く構造として、図1〜図8を参照して説明したように、端子側フレーム20と、電線側フレーム30と、を備えている。本実施形態では、電線側フレーム30が、電線10の先端近傍12を、電線側フレーム30が端子側フレーム20に装着された状態において芯線11がはんだ付け箇所220dの貫通孔221に位置するように保持する。
図10は、図9に示されている電線の芯線と金属端子とのはんだ付け部分と比較するための比較例を示す図である。図11は、図10に示されている比較例のはんだ付け部分の、模式的な断面を示す図である。
これらの図10及び図11に示されている比較例では、本実施形態とは異なり、金属端子510を保持する端子側フレーム520とは別に電線530を保持するフレームが設けられていない。この比較例では、金属端子510に設けられた貫通孔511に電線530の先端531を通し、金属端子510を囲む周壁521に設けられた2箇所の電線保持部521aに電線530を保持させた状態で、はんだ付け作業が行われる。この比較例では、金属端子510の貫通孔511に電線530を手作業で通してはんだ付けを行う必要があり、電線530の取付けにおいて作業性の面で改善の余地が残されている。
この比較例に対し、本実施形態のはんだ付け構造では、電線10の先端近傍12を保持させた状態の電線側フレーム30を端子側フレーム20に装着することで、同時に、電線10の芯線11をはんだ付け箇所220cに位置させることができる。これにより、電線10よりも大きく取り扱いやすい電線側フレーム30の端子側フレーム20への装着によって、はんだ付け箇所220cに電線10の芯線11を取付けることができる。その後、はんだ付けが行われるが、この時にも電線10の先端近傍12は保持されたままなので取付け状態が維持され、はんだ付け途中での電線10の抜け等も効果的に抑制される。このように、本実施形態のはんだ付け構造によれば、金属端子220におけるはんだ付け箇所220cへの電線10の芯線11のはんだ付けを、良好な作業性のもとで行うことができる。
また、本実施形態のはんだ付け構造では、はんだ付けが終わった後でも、電線10の先端近傍12は保持されたままとなる。このため、はんだ付けされた電線10が引っ張られたときの引張り荷重が、まず、電線10の先端近傍12及び離隔部分13を保持する電線側フレーム30によって受けられる。これにより、はんだ付け箇所220cと電線10の芯線11との接続部に引張り荷重が伝わり難くなっているので、引張り荷重による電線10の外れ等についても抑えることができる。
ここで、本実施形態のはんだ付け構造では、電線側フレーム30が、図7に示されているように装着方向保持部320を備えている。装着方向保持部320は、電線10の先端近傍12を、端子側フレーム20に対する電線側フレーム30の装着方向D13に沿って延びるように保持する。これにより、電線側フレーム30の装着と同時に電線10の芯線11をはんだ付け箇所220cに高い精度で位置させることができる。
また、本実施形態のはんだ付け構造では、電線側フレーム30が交差方向保持部330を備えている。交差方向保持部330は、電線10において先端近傍12よりも芯線11から離れた離隔部分13を、その一部が装着方向D13と交差する交差方向D14に沿って延びるように保持する。これにより、上記の引張荷重が、上記の先端近傍12よりも更に芯線11から離れた離隔部分13を保持する交差方向保持部330で受けられる。これにより、上記の引張荷重がはんだ付けによる接続部により伝わり難くなっており、はんだ付けの耐久性や信頼性について一層の向上が図られている。
また、本実施形態のはんだ付け構造では、離隔部分13が、第1部分131と第2部分132と第3部分133とからなるクランク形状を有している。そして、交差方向保持部330が、第1部分131を保持する第1保持部331と第3部分133を保持する第2保持部332とを備えている。このはんだ付け構造では、クランク形状を有する離隔部分13において、相互間に装着方向D13に沿って延びた第2部分132を挟んで交差方向D14に沿って延びた上記の2箇所の部分が各々保持される。これにより、上記の引張荷重がはんだ付けによる接続部に一層伝わり難くなっており、はんだ付けの耐久性や信頼性について更なる向上が図られている。
また、本実施形態のはんだ付け構造では、はんだ付け箇所220cに貫通孔221が形成され、この貫通孔221に電線10の芯線11が挿入された状態ではんだ付け箇所220cにはんだ付けされる。電線側フレーム30は、端子側フレーム20に、金属端子220と略直交する装着方向D13に装着される。そして、装着方向保持部320は、電線10の先端近傍12を、電線側フレーム30が端子側フレーム20に装着された状態において芯線11が貫通孔221に挿入された状態となる位置で、装着方向D13に沿って延びるように保持する。これにより、電線10の芯線11は、金属端子220と略直交する方向に、貫通孔221へと挿入される。その状態ではんだ付けが行われるので、電線10の芯線11には外周方向について万遍なくはんだが盛られることとなり、その結果、はんだ付けの作業効率が向上するとともに、はんだ形状がバランスのとれた外観の良好な末広がりの形状となる。
また、本実施形態のはんだ付け構造では、上記の貫通孔221における電線10の挿入側が広口形状に形成されている。これにより、電線側フレーム30の装着時に電線10の芯線11が貫通孔221へと挿入され易い。このように、本実施形態のはんだ付け構造によれば、作業性の一層の向上が図られることとなる。
また、本実施形態のはんだ付け構造では、端子側フレーム20が、金属端子220を3つ保持しており、電線側フレーム30が、金属端子220と一対一に対応するように電線10を3本保持する。これにより、電線側フレーム30で保持された3本の電線10が、端子側フレーム20における3つの金属端子220に、端子側フレーム20の装着により同時に挿入される。このため、各金属端子220に電線10が挿入された状態で、後は順番にはんだ付けを行うことができるので、作業性の一層の向上が図られることとなる。
次に、本実施形態のはんだ付け構造におけるはんだ付け方法について、若干重複する内容もあるが改めて説明する。
本実施形態のはんだ付け方法は、金属端子220におけるはんだ付け箇所220cに電線10の芯線11をはんだ付けする方法であって、堰き止め構造形成工程と、電線セット工程と、はんだ供給工程と、を備えている。
堰き止め構造形成工程は、はんだ付け箇所220cの周囲に、はんだ付け箇所220cにフラックスと共に溶融状態で供給されるはんだ40を、はんだ付け箇所220cに留めるために堰き止める堰き止め構造220dを形成する工程である。図9に示されているように、本実施形態では、堰き止め構造220dは、はんだ付け箇所220cを、このはんだ付け箇所220cよりも高い壁220d−1で囲んだ構造である。本実施形態における堰き止め構造形成工程では、この堰き止め構造220dは、金属端子220の形成時に、プレス加工によりはんだ付け箇所220cを周囲よりも凹ませることで形成される。この堰き止め構造形成工程は、金属端子220の製造時に行われる。
本実施形態における堰き止め構造形成工程は、金属端子220に対する加工により、はんだ付け箇所220cの周囲に堰き止め構造620dを作り込む工程となっている。
ここで、堰き止め構造形成工程及び、それによって形成される堰き止め構造は、本実施形態の堰き止め構造形成工程及び堰き止め構造220dに限られるものではなく、次のような別例であってもよい。
図12は、第1の別例における堰き止め構造形成工程及び堰き止め構造を説明する図である。この図12には、図9に示されている模式的な断面図と同等な断面図が示されている。尚、図12では、図9に示されている構成要素と同等な構成要素については、図9と同じ符号が付されており、以下では、これらの構成要素についての重複説明を割愛する。
この第1の別例における堰き止め構造620dも、図9の堰き止め構造220dと同様に、はんだ付け箇所220cを、このはんだ付け箇所220cよりも高い壁620d−1で囲んだ構造である。ただし、第1の別例における堰き止め構造620dでは、この壁620d−1が、金属端子220の裏面220bから、はんだ付け箇所220cの外周を囲むように突出したリブ状の壁となっている。そして、この第1の別例における堰き止め構造620dを形成する堰き止め構造形成工程は、プレス加工によってはんだ付け箇所220cの外周を囲む部位を盛り上げることで上記の壁620d−1を形成する工程である。第1の別例における堰き止め構造形成工程も、金属端子220の製造時に行われる。
この第1の別例における堰き止め構造形成工程は、上述した実施形態における堰き止め構造形成工程と同様、金属端子220に対する加工により、はんだ付け箇所220cの周囲に堰き止め構造620dを作り込む工程となっている。
以上に説明した第1の別例における堰き止め構造620dによっても、その後のはんだ供給工程によってはんだ40と共に供給されるフラックスが、堰き止め構造620dによって堰き止められる。これにより、高い除去効率のもとではんだ付け箇所220cにおける酸化膜が除去され、はんだ付けに際してのはんだの濡れ性を向上させることができる。
図13は、第2の別例における堰き止め構造形成工程及び堰き止め構造を説明する図である。この図13にも、図9に示されている模式的な断面図と同等な断面図が示されている。また、図13でも、図9に示されている構成要素と同等な構成要素については、図9と同じ符号が付されており、以下では、これらの構成要素についての重複説明を割愛する。
この第2の別例における堰き止め構造720dも、図9の堰き止め構造220dと同様に、はんだ付け箇所220cを、このはんだ付け箇所220cよりも高い壁720d−1で囲んだ構造である。ただし、第2の別例における堰き止め構造720dでは、この壁720d−1が、金属端子220とは別体に作製されたリング状の治具となっている。そして、この第1の別例における堰き止め構造720dを形成する堰き止め構造形成工程は、金属端子220の裏面220bに、はんだ付け箇所220cの外周を囲むように治具としての壁720d−1を載置する工程となっている。この壁720d−1の載置により、堰き止め構造720dが形成される。第2の別例における堰き止め構造形成工程は、はんだ付けの際に行われる。
この第2の別例における堰き止め構造形成工程は、上述した実施形態や第1の別例の堰き止め構造形成工程と異なり、堰き止め構造720dとして、はんだ付け箇所220cを囲む壁治具を配置する工程となっている。
以上に説明した第2の別例における堰き止め構造720dによっても、その後のはんだ供給工程によってはんだ40と共に供給されるフラックスが、堰き止め構造720dによって堰き止められる。これにより、高い除去効率のもとではんだ付け箇所220cにおける酸化膜が除去され、はんだ付けに際してのはんだの濡れ性を向上させることができる。尚、この第2の別例における堰き止め構造720dは、金属端子220よりも酸化膜が厚めに形成されて、はんだ40に対する親和性がより低い材料で形成されており、はんだ付けの後に、型抜きされて金属端子220の裏面220bから除去される。
以上で、堰き止め構造形成工程及び堰き止め構造の別例についての説明を終了し、図1〜図9を参照した本実施形態のはんだ付け方法についての説明に戻る。
本実施形態では、上述したように金属端子220の作製時に堰き止め構造形成工程が行われ、その後の、はんだ付けの際に、電線セット工程及びはんだ供給工程が行われる。電線セット工程は、はんだ付け箇所220cに電線10の芯線11を、はんだ付け可能な状態にセットする工程であり、具体的には、上述したように、3本の電線10を保持させた電線側フレーム30を端子側フレーム20に装着する工程となっている。これにより、各電線10の芯線11がはんだ付け箇所220cの貫通孔221に挿入される。はんだ供給工程は、はんだ付け箇所220cにはんだ40を溶融状態でフラックスと共に供給してはんだ付けを行う工程である。この工程により、フラックスではんだ付け箇所220cの酸化膜を除去しつつはんだ付けが行われる。
上述した2つの別例及び本実施形態のはんだ付け方法では、はんだ付けに際しはんだ付け箇所220cの周囲に形成される堰き止め構造220d,620d,720dにより、はんだ40と共に供給されるフラックスがはんだ付け箇所220cに留められる。フラックスは金属表面の酸化膜を除去する役割を果たすが、上記のようにはんだ付け箇所220cに留められることから、はんだ付け箇所220cにおける酸化膜を高い除去効率のもとで除去することができる。このため、厚めの酸化膜により耐食性が付与されたステンレス製の金属端子220であっても、高い除去効率のもとではんだ付け箇所220cにおける酸化膜がフラックスによって除去され、はんだ付けに際してのはんだの濡れ性を向上させることができる。つまり、これらのはんだ付け方法によれば、金属端子220におけるはんだ付け箇所220cへの電線10の芯線11のはんだ付けを、良好な作業性のもとで行うことができる。
ここで、第1の別例及び本実施形態はんだ付け方法では、堰き止め構造形成工程が、金属端子220に対する加工により、はんだ付け箇所220cの周囲に堰き止め構造220d,620dを作り込む工程となっている。これにより、フラックスと共に溶融状態で供給されるはんだをはんだ付け箇所220cに安定的に留めることができ、その結果、はんだ付けを、一層良好な作業性のもとで行うことができる。
また、これらのはんだ付け方法では、堰き止め構造形成工程が、堰き止め構造220d,620dとして、はんだ付け箇所220cを、このはんだ付け箇所220cよりも高い壁220d−1,620d−1で囲んだ構造を形成する工程となっている。ここにいう「はんだ付け箇所よりも高い壁で囲んだ構造」は、プレス加工により、はんだ付け箇所220cを周囲よりも凹ませる、あるいは、はんだ付け箇所220cの周囲を壁状に盛り上げること等で容易に形成することができる。つまり、上記のはんだ付け方法によれば、はんだ付けを、更に良好な作業性のもとで行うことができる。
ここで、上述した第2の別例では、堰き止め構造形成工程が、堰き止め構造720dとして、はんだ付け箇所220cを囲む壁治具を配置する工程となっている。この第2の別例によれば、予め壁治具を用意しておきさえすれば、堰き止め構造720を容易に形成することができるので、はんだ付けを、一層良好な作業性のもとで行うことができる。
以上に説明した実施形態及び2つの別例は、何れも本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、これらの実施形態や別例に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明のはんだ付け方法やはんだ付け構造の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
例えば、上述した実施形態及び2つの別例では、はんだ付け構造が適用された電気機器の一例として、液面レベルセンサのセンサ装置1の装置本体1aが例示されている。しかしながら、ここにいう電気機器はこれに限るものはなく、金属端子におけるはんだ付け箇所に電線の先端はんだ付けするはんだ付け構造を有する電気機器であれば、その具体的な態様を問うものではない。
また、上述した実施形態及び2つの別例では、端子側フレームの一例として、3つの金属端子220を保持する端子側フレーム20が例示され、電線側フレームの一例として、装着方向保持部320を3つ備えた電線側フレーム30が例示されている。しかしながら、端子側フレームや電線側フレームはこれに限るものはなく、各フレームにおける金属端子や装着方向保持部は、互いに一対一に対応していればその具体的な数を問うものではない。ただし、上述した実施形態のように、端子側フレームで複数の金属端子を保持し、電線側フレームに複数の装着方向保持部を設けることで、はんだ付けについて作業性の向上が図られる点は上述した通りである。
また、上述した実施形態及び2つの別例では、耐食性の酸化膜で覆われた金属端子の一例としてステンレス製の金属端子220が例示されている。しかしながら、上記の金属端子はこれに限るものではなく、その具体的な材質を問うものではない。
また、上述した実施形態及び2つの別例では、狭小部の一例として、幅狭の括れ状に形成された括れ部223が例示されている。しかしながら、狭小部はこれに限るものではなく、端子本体からの延出方向に対する直交断面の面積が小さい形状であれば、例えば厚みを薄く形成したもの等であってもよい。
また、上述した実施形態及び2つの別例では、はんだ付け箇所の一例として、貫通孔221が形成され、その貫通孔221に電線10の先端の芯線11が挿入されてはんだ付けされるはんだ付け箇所220cが例示されている。この例では、電線10を保持した電線側フレーム30が、金属端子220と略直交する装着方向D13に端子側フレーム20に装着される。しかしながら、はんだ付け箇所は、上記のように貫通孔が形成されたものに限るものではない。はんだ付け箇所は、例えば、貫通孔が形成されていない金属端子の平坦面であり、この平坦面に沿って電線の先端の芯線が載置されるもの等であってもよい。この場合、電線を保持した電線側フレームは、例えば、金属端子の平坦面に略平行な装着方向に端子側フレームに装着される形態が一例として挙げられる。このとき、電線の先端の芯線は、平坦面に略平行にスライド移動してこの平坦面の上に載置される等といった手法により、はんだ付け箇所に位置付けられる。
1 センサ装置
10 電線
11 芯線(先端)
12 先端近傍
13 離隔部分
20 端子側フレーム
30 電線側フレーム
40 はんだ
131 第1部分
132 第2部分
133 第3部分
210 フレーム本体
220 金属端子
220a 表面
220b 裏面
220c,620c,720c はんだ付け箇所
220d,620d,720d 堰き止め構造
220d−1,620d−1,720d−1 壁
221 貫通孔
221a 内側
221b 開口
222 端子本体
223 括れ部
310 フレーム本体
311 横梁部
312 アーム壁
320 装着方向保持部
321 圧入溝
330 交差方向保持部
331 第1保持部
332 第2保持部
340 L字壁
341 交差壁
342 平行壁
D11 長辺方向
D12 短辺方向
D13 装着方向
D14 交差方向

Claims (7)

  1. 金属端子におけるはんだ付け箇所に電線の先端をはんだ付けするはんだ付け構造であって、
    前記金属端子を保持する端子側フレームと、
    前記電線を保持するとともに、前記端子側フレームに装着される電線側フレームと、を備え、
    前記電線側フレームが、前記電線の先端近傍を、前記電線側フレームが前記端子側フレームに装着された状態において前記先端が前記はんだ付け箇所に位置するように保持することを特徴とするはんだ付け構造。
  2. 前記電線側フレームが、前記電線の先端近傍を、前記端子側フレームに対する当該電線側フレームの装着方向に沿って延びるように保持する装着方向保持部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のはんだ付け構造。
  3. 前記電線側フレームが、前記電線において前記装着方向保持部で保持されている前記先端近傍よりも前記先端から離れた離隔部分を、少なくともその一部が前記装着方向と交差する交差方向に沿って延びるように保持する交差方向保持部を更に備えていることを特徴とする請求項2に記載のはんだ付け構造。
  4. 前記離隔部分が、前記先端近傍から略直角に曲がって前記交差方向に沿って延びた第1部分と、該第1部分から略直角に曲がって前記装着方向に沿って延びた第2部分と、該第2部分から略直角に曲がって前記交差方向に沿って延びた第3部分と、からなるクランク形状を有しており、
    前記交差方向保持部が、前記離隔部分における前記第1部分を保持する第1保持部と、前記離隔部分における前記第3部分を保持する第2保持部と、を備えていることを特徴とする請求項3に記載のはんだ付け構造。
  5. 前記金属端子が、板状で前記はんだ付け箇所に貫通孔が形成され、該貫通孔に電線の先端が挿入された状態で当該はんだ付け箇所にはんだ付けされるものであり、
    前記電線側フレームが、前記端子側フレームに、前記金属端子と略直交する方向を前記装着方向として装着され、
    前記装着方向保持部は、前記電線の前記先端近傍を、前記電線側フレームが前記端子側フレームに装着された状態において前記先端が前記貫通孔に挿入された状態となる位置で、前記装着方向に沿って延びるように保持することを特徴とする請求項2〜4のうち何れか一項に記載のはんだ付け構造。
  6. 前記金属端子の前記貫通孔における前記電線の挿入側が、前記貫通孔の内側から開口へと向けて拡がった広口形状に形成されていることを特徴とする請求項5に記載のはんだ付け構造。
  7. 前記端子側フレームが、前記金属端子を複数保持しており、前記電線側フレームが、複数の前記金属端子と一対一に対応するように前記電線を複数本保持することを特徴とする請求項1〜6のうち何れか一項に記載のはんだ付け構造。
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