JP2019003188A - 液晶配向膜の製造方法及び液晶表示素子 - Google Patents
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Abstract
Description
△RUV=Ri−Rf 式(1)。
本発明の液晶配向剤は、ポリマー(A)及び溶剤(B)を含む。以下、別々に説明する。
本発明のポリマー(A)は、テトラカルボン酸二無水物組成物(a)及びジアミン組成物(b)を含む混合物により反応して得られる。
本発明に係わるテトラカルボン酸二無水物組成物(a)の好適な具体例としては、(1)脂肪族テトラカルボン酸二無水物化合物、(2)脂環式テトラカルボン酸二無水物化合物、(3)芳香族テトラカルボン酸二無水物化合物又は(4)式(a−1)〜(a−6)を有するテトラカルボン酸二無水物化合物等がある。
一実施例において、本発明のジアミン組成物(b)は、少なくとも式(b−1)に示すジアミン化合物(b1)を含む。別の実施例において、本発明のジアミン組成物(b)は、上記ジアミン化合物(b1)及び式(b−2)に示すジアミン化合物(b2)を含む。上記実施例において、本発明のジアミン組成物(b)は、他のジアミン化合物(b3)を更に含んでもよい。
前記の式(b−2)に示すジアミン化合物(b2)は、下記のように表す。
本発明の他のジアミン化合物(b3)としては、1,2−ジアミノエタン、1,3−ジアミノプロパン、1,4−ジアミノブタン、1,5−ジアミノペンタン、1,6−ジアミノヘキサン、1,7−ジアミノヘプタン、1,8−ジアミノオクタン、1,9−ジアミノノナン、1,10−ジアミノデカン、4,4’−ジアミノヘプタン、1,3−ジアミノ−2,2−ジメチルプロパン、1,6−ジアミノ−2,5−ジメチルヘキサン、1,7−ジアミノ−2,5−ジメチルヘプタン、1,7−ジアミノ−4,4−ジメチルヘプタン、1,7−ジアミノ−3−メチルヘプタン、1,9−ジアミノ−5−メチルノナン、2,11−ジアミノドデカン、1,12−ジアミノオクタデカン、1,2−ビス(3−アミノプロポキシ)エタン、4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタン、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジメチルジシクロヘキシルアミン、1,3−ジアミノシクロヘキサン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、イソホロンジアミン、テトラヒドロジシクロペンタジエンジアミン、トリシクロ(6.2.1.02,7)−ウンデシレンジメチルジアミン、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルアミン)、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルエタン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノベンズアニリド、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、1,5−ジアミノナフタレン、5−アミノ−1−(4’−アミノフェニル)−1,3,3−トリメチルインダン、6−アミノ−1−(4’−アミノフェニル)−1,3,3−トリメチルインダン、ヘキサヒドロ−4,7−メタノインダニレンジメチレンジアミン、3,3’−ジアミノベンゾフェノン、3,4’−ジアミノベンゾフェノン、4,4’−ジアミノベンゾフェノン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(4−アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)シクロヘキサン、1,5−ビス(4−アミノフェノキシメチレン)アダマンタン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、9,9−ビス(4−アミノフェニル)−10−ヒドロアントラセン、9,10−ビス(4−アミノフェニル)アントラセン[9,10−bis(4−aminophenyl)anthracene]、2,7−ジアミノフルオレン、9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン、4,4’−メチレン−ビス(2−クロロアニリン)、4,4’−(p−フェニレンイソプロピリデン)ビスアニリン、4,4’−(m−フェニレンイソプロピリデン)ビスアニリン、2,2’−ビス[4−(4−アミノ−2−トリフルオロメチルフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、4,4’−ビス[(4−アミノ−2−トリフルオロメチル)フェノキシ]−オクタフルオロビフェニル、5−[4−(4−n−ペンチルシクロヘキシル)シクロヘキシル]フェニルメチレン−1,3−ジアミノベンゼン{5−[4−(4−n−pentylcyclohexyl)cyclohexyl]phenylmethylene−1,3−diaminobenzene}、1,1−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]−4−(4−エチルフェニル)シクロヘキサン{1,1−bis[4−(4−aminophenoxy)phenyl]−4−(4−ethyl phenyl)cyclohexane}又は下記式(b−3−1)〜式(b−3−29)に示す他のジアミン化合物を含んでもよいが、それに限定されない。
本発明に係わるポリアミド酸ポリマーの調製は、一般的な方法であってよい。好ましくは、ポリアミド酸ポリマーの調製方法は、下記の工程を含む。テトラカルボン酸二無水物組成物(a)及びジアミン組成物(b)を含む混合物を溶剤に溶解させ、0℃〜100℃の温度条件で重縮合反応を行って1時間〜24時間反応して、上記の反応溶液を蒸発機で減圧蒸留を行い、ポリアミド酸ポリマーが得られる。或いは、上記の反応溶液を大量の不良溶剤に入れ、析出物を得て、減圧乾燥するように析出物に対して乾燥処理を行い、ポリアミド酸ポリマーが得られる。
本発明の液晶配向剤に用いる溶剤は、ポリマー(A)及び他の如何なる成分を反応せずに溶解可能なものであれば、特に制限されなく、好ましくは前記合成ポリアミド酸に用いる溶剤と同様であり、その同時に、前記ポリアミド酸を合成する場合に使用する不良溶剤と併用してもよい。
本発明の効果に影響を与えない範囲で、液晶配向剤には、エポキシ化合物又は官能性基含有のシラン化合物等の添加剤(C)を選択的に添加してもよい。添加剤(C)は、前記液晶配向膜と基板の表面との接着力を向上させるためのものである。添加剤(C)は、単独で使用しても又は複数種類を混合して使用してもよい。
本発明の液晶配向剤の調製方法としては、一般的な混合方法を採用すれば、特に制限されない。例えば、まず、テトラカルボン酸二無水物組成物(a)及びジアミン組成物(b)を均一に混合して、反応してポリマー(A)を形成する。そして、ポリマー(A)に対して、温度0℃〜200℃の条件で溶剤(B)を加え、更に添加剤(C)を選択的に加えてもよく、撹拌装置で溶解まで持続的に撹拌すればよい。好ましくは、20℃〜60℃の温度で、ポリマー(A)を溶剤(B)に加える。
本発明は、また、前記液晶配向剤により製造された液晶配向膜を提供する。
本発明は、また、前記の液晶配向膜を含む液晶表示素子を提供する。
以下、ポリマー(A)の合成例A−1−1〜A−1−12、合成例A−2−1〜A−2−6、比較合成例A’−1−1〜A’−1−4及び比較合成例A’−2−1〜A’−2−2を説明する。上記合成例と比較合成例との各成分の使用比は表1及び表2に示す。
容量500mlの四つ口コニカルフラスコに窒素ガス入口、撹拌器、凝縮管及び温度計を設けて、窒素ガスを導入した。その後、四つ口コニカルフラスコに、1.73g(0.0075mol)ビス(4−アミノフェノキシ)メタン(b1−1と略称)、2.16g(0.02mol)p−ジアミノベンゼン(b3−1と略称)、4.96g(0.025mol)4,4’−ジアミノジフェニルメタン(b3−2と略称)及び80gのN−メチル−2−ピロリジノン(NMPと略称)を加えて、室温で溶解まで撹拌した。そして、9.82g(0.045mol)のピロメリト酸二無水物(a−1と略称)及び20gのNMPを加えて、室温で2時間反応した後で、1.08g(0.005mol)のa−1を20分間ごとに、等量で3回分けて加えた。反応完了後、ポリマーを析出させるために、反応溶液を1500mlの水に入れた。その後、得られたポリマーをろ過して、メタノールで洗浄し濾過する工程を3回繰り返し、真空オーブンに入れて、温度60℃で乾燥させて、ポリマー(A−1−1)を得た。
容量500mlの四つ口コニカルフラスコに窒素ガス入口、撹拌器、凝縮管及び温度計を設けて、窒素ガスを導入した。その後、四つ口コニカルフラスコに、3.23g(0.0125mol)1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)プロパン(b1−2と略称)、6.70g(0.025mol)式(b−2−1)に示すジアミン化合物(b2−1と略称)、2.50g(0.0125mol)4,4’−ジアミノジフェニルエーテル(b3−3と略称)及び80gのNMPを加えて、室温で溶解まで撹拌した。そして、8.82g(0.045mol)の1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物(a−2と略称)及び20gのNMPを加えて、室温で2時間反応した後で、0.99g(0.005mol)のa−2を20分間ごとに、等量で2回分けて加えた。反応完了後、ポリマーを析出させるために、反応溶液を1500mlの水に入れた。その後、得られたポリマーをろ過して、メタノールで洗浄し濾過する工程を3回繰り返し、真空オーブンに入れて、温度60℃で乾燥させて、ポリマー(A−1−2)を得た。
容量500mlの四つ口コニカルフラスコに窒素ガス入口、撹拌器、凝縮管及び温度計を設けて、窒素ガスを導入した。その後、四つ口コニカルフラスコに、3.58g(0.0125mol)1,5−ビス(4−アミノフェノキシ)ペンタン(b1−3と略称)、5.95g(0.03mol)のb3−2、0.50g(0.0025mol)のb3−3及び80gのNMPを加えて、室温で溶解まで撹拌した。そして、11.21g(0.05mol)の2,3,5−トリカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物(a−3と略称)及び20gのNMPを加えて、室温で2時間反応した後で、0.99g(0.005mol)のb3−2を20分間ごとに、等量で3回分けて加えた。反応完了後、ポリマーを析出させるために、反応溶液を1500mlの水に入れた。その後、得られたポリマーをろ過して、メタノールで洗浄し濾過する工程を3回繰り返し、真空オーブンに入れて、温度60℃で乾燥させて、ポリマー(A−1−3)を得た。
容量500mlの四つ口コニカルフラスコに窒素ガス入口、撹拌器、凝縮管及び温度計を設けて、窒素ガスを導入した。その後、四つ口コニカルフラスコに、3.14g(0.01mol)の1,7−ビス(3−アミノフェノキシ)ヘプタン(b1−4と略称)、8.40g(0.025mol)式(b−2−4)に示すジアミン化合物(b2−2と略称)、1.08g(0.010mol)のb3−1及び80gのNMPを加えて、室温で溶解まで撹拌した。そして、10.91g(0.05mol)のa−1及び20gのNMPを加えて、室温で2時間反応した後で、0.54g(0.005mol)のb3−1を20分間ごとに、等量で3回分けて加えた。反応完了後、ポリマーを析出させるために、反応溶液を1500mlの水に入れた。その後、得られたポリマーをろ過して、メタノールで洗浄し濾過する工程を3回繰り返し、真空オーブンに入れて、温度60℃で乾燥させて、ポリマー(A−1−4)を得た。
容量500mlの四つ口コニカルフラスコに窒素ガス入口、撹拌器、凝縮管及び温度計を設けて、窒素ガスを導入した。その後、四つ口コニカルフラスコに、4.60g(0.02mol)ビス(2−アミノフェノキシ)メタン(b1−5と略称)、5.94g(0.03mol)のb3−2及び60gのNMPを加えて、室温で溶解まで撹拌した。そして、10.30g(0.0525mol)のa−2及び20gのNMPを加えて、室温で1時間反応した後で、20gのNMPを加えて、室温で1時間反応した。反応完了後、ポリマーを析出させるために、反応溶液を1500mlの水に入れた。その後、得られたポリマーをろ過して、メタノールで洗浄し濾過する工程を3回繰り返し、真空オーブンに入れて、温度60℃で乾燥させて、ポリマー(A−1−5)を得た。
容量500mlの四つ口コニカルフラスコに窒素ガス入口、撹拌器、凝縮管及び温度計を設けて、窒素ガスを導入した。その後、四つ口コニカルフラスコに、6.45g(0.025mol)1,3−ビス(2−アミノフェノキシ)プロパン(b1−6と略称)、3.24g(0.010mol)式(b−2−14)に示すジアミン化合物(b2−3と略称)、4.92g(0.015mol)式(b−2−19)に示すジアミン化合物(b2−4と略称)及び60gのNMPを加えて、室温で溶解まで撹拌した。そして、11.21g(0.05mol)のa−3及び20gのNMPを加えて、室温で1時間反応した後で、20gのNMPを加えて、室温で1時間反応した。反応完了後、ポリマーを析出させるために、反応溶液を1500mlの水に入れた。その後、得られたポリマーをろ過して、メタノールで洗浄し濾過する工程を3回繰り返し、真空オーブンに入れて、温度60℃で乾燥させて、ポリマー(A−1−6)を得た。
容量500mlの四つ口コニカルフラスコに窒素ガス入口、撹拌器、凝縮管及び温度計を設けて、窒素ガスを導入した。その後、四つ口コニカルフラスコに、2.58g(0.01mol)のb1−2、4.29g(0.015mol)のb1−3、5.01g(0.025mol)のb3−3及び80gのNMPを加えて、室温で溶解まで撹拌した。そして、10.91g(0.05mol)のa−1及び20gのNMPを加えて、60℃で1時間反応した後で、氷浴によって40℃まで降温して30分間反応し、また氷浴で室温まで降温して30分間反応した。反応完了後、ポリマーを析出させるために、反応溶液を1500mlの水に入れた。その後、得られたポリマーをろ過して、メタノールで洗浄し濾過する工程を3回繰り返し、真空オーブンに入れて、温度60℃で乾燥させて、ポリマー(A−1−7)を得た。
容量500mlの四つ口コニカルフラスコに窒素ガス入口、撹拌器、凝縮管及び温度計を設けて、窒素ガスを導入した。その後、四つ口コニカルフラスコに、9.43g(0.03mol)のb1−4、1.76g(0.005mol)式(b−2−23)に示すジアミン化合物(b2−5と略称)、1.62g(0.015mol)のb3−1及び80gのNMPを加えて、室温で溶解まで撹拌した。そして、9.81g(0.05mol)のa1−2及び20gのNMPを加えて、60℃で1時間反応した後で、氷浴によって40℃まで降温して30分間反応し、また氷浴で室温まで降温して30分間反応した。反応完了後、ポリマーを析出させるために、反応溶液を1500mlの水に入れた。その後、得られたポリマーをろ過して、メタノールで洗浄し濾過する工程を3回繰り返し、真空オーブンに入れて、温度60℃で乾燥させて、ポリマー(A−1−8)を得た。
容量500mlの四つ口コニカルフラスコに窒素ガス入口、撹拌器、凝縮管及び温度計を設けて、窒素ガスを導入した。その後、四つ口コニカルフラスコに、8.05g(0.035mol)のb1−1、1.48g(0.005mol)式(b−2−28)に示すジアミン化合物(b2−6と略称)、1.98g(0.010mol)のb3−2及び80gのNMPを加えて、室温で溶解まで撹拌した。そして、9.53g(0.0425mol)のa−3及び20gのNMPを加えて、60℃で1時間反応した後で、氷浴によって40℃まで降温して30分間反応した後で、また氷浴によって室温まで降温し、1.12g(0.005mol)のa−3を10分間ごとに、等量で3回分けて加えた。反応完了後、ポリマーを析出させるために、反応溶液を1500mlの水に入れた。その後、得られたポリマーをろ過して、メタノールで洗浄し濾過する工程を3回繰り返し、真空オーブンに入れて、温度60℃で乾燥させて、ポリマー(A−1−9)を得た。
容量500mlの四つ口コニカルフラスコに窒素ガス入口、撹拌器、凝縮管及び温度計を設けて、窒素ガスを導入した。その後、四つ口コニカルフラスコに、3.45g(0.015mol)のb1−1、5.16g(0.020mol)のb1−2、1.13g(0.0035mol)のb2−3、2.00g(0.010mol)のb3−3及び80gのNMPを加えて、室温で溶解まで撹拌した。そして、9.82g(0.045mol)のa−1及び20gのNMPを加えて、60℃で1時間反応した後で、氷浴によって40℃まで降温して30分間反応した後で、また氷浴によって室温まで降温し、1.08g(0.005mol)のa−1を10分間ごとに、等量で4回分けた。反応完了後、ポリマーを析出させるために、反応溶液を1500mlの水に入れた。その後、得られたポリマーをろ過して、メタノールで洗浄し濾過する工程を3回繰り返し、真空オーブンに入れて、温度60℃で乾燥させて、ポリマー(A−1−10)を得た。
容量500mlの四つ口コニカルフラスコに窒素ガス入口、撹拌器、凝縮管及び温度計を設けて、窒素ガスを導入した。その後、四つ口コニカルフラスコに、11.45g(0.04mol)のb1−3、0.27g(0.0025mol)のb3−1及び80gのNMPを加えて、室温で溶解まで撹拌した。そして、3.27g(0.015mol)のa−1、6.86g(0.035mol)のa−2及び20gのNMPを加えて、60℃で1時間反応した後で、氷浴によって40℃まで降温して30分間反応した後で、また氷浴によって室温まで降温し、0.54g(0.005mol)のb3−1を10分間ごとに、等量で3回分けて加えた。反応完了後、ポリマーを析出させるために、反応溶液を1500mlの水に入れた。その後、得られたポリマーをろ過して、メタノールで洗浄し濾過する工程を3回繰り返し、真空オーブンに入れて、温度60℃で乾燥させて、ポリマー(A−1−11)を得た。
容量500mlの四つ口コニカルフラスコに窒素ガス入口、撹拌器、凝縮管及び温度計を設けて、窒素ガスを導入した。その後、四つ口コニカルフラスコに、13.35g(0.0425mol)のb1−4、1.34g(0.004mol)のb2−2及び80gのNMPを加えて、室温で溶解まで撹拌した。そして、11.21g(0.05mol)のa1−3及び20gのNMPを加えて、60℃で1時間反応した後で、氷浴によって40℃まで降温して30分間反応した後で、また氷浴によって室温まで降温し、1.57g(0.005mol)のb1−4を10分間ごとに、等量で3回分けて加えた。反応完了後、ポリマーを析出させるために、反応溶液を1500mlの水に入れた。その後、得られたポリマーをろ過して、メタノールで洗浄し濾過する工程を3回繰り返し、真空オーブンに入れて、温度60℃で乾燥させて、ポリマー(A−1−12)を得た。
容量500mlの四つ口コニカルフラスコに窒素ガス入口、撹拌器、凝縮管及び温度計を設けて、窒素ガスを導入した。その後、四つ口コニカルフラスコに、1.73g(0.0075mol)のb1−1、2.68g(0.01mol)のb2−1、6.94g(0.035mol)のb3−2及び80gのNMPを加えて、室温で溶解まで撹拌した。そして、8.82g(0.045mol)のa−2及び20gのNMPを加えた。室温で2時間反応した後で、0.99g(0.005mol)のa−2を20分間ごとに、等量で3回分けて加えた。反応完了後、97gのNMP、2.55gの無水酢酸及び7.91gのピリジンを加え、60℃まで昇温し、且つ持続的に2時間撹拌して、イミド化反応を行った。反応完了後、ポリマーを析出させるために、反応溶液を1500mlの水に入れた。その後、得られたポリマーをろ過して、メタノールで洗浄し濾過する工程を3回繰り返し、真空オーブンに入れて、温度60℃で乾燥させて、ポリマー(A−2−1)を得た。
容量500mlの四つ口コニカルフラスコに窒素ガス入口、撹拌器、凝縮管及び温度計を設けて、窒素ガスを導入した。その後、四つ口コニカルフラスコに、2.58g(0.010mol)のb1−2、2.16g(0.020mol)のb3−1、3.00g(0.015mol)のb3−3及び80gのNMPを加えて、室温で溶解まで撹拌した。そして、10.91g(0.05mol)のa−1及び20gのNMPを加えた。室温で2時間反応した後で、1.00g(0.005mol)のb3−3を20分間ごとに、等量で3回分けて加えた。反応完了後、97gのNMP、2.55gの無水酢酸及び7.91gのピリジンを加え、60℃まで昇温し、且つ持続的に4時間撹拌して、イミド化反応を行った。反応溶液を1500mlの水に注いで、ポリマーを析出させるために。その後、得られたポリマーをろ過して、メタノールで洗浄し濾過する工程を3回繰り返し、真空オーブンに入れて、温度60℃で乾燥させて、ポリマー(A−2−2)を得た。
容量500mlの四つ口コニカルフラスコに窒素ガス入口、撹拌器、凝縮管及び温度計を設けて、窒素ガスを導入した。その後、四つ口コニカルフラスコに、3.58g(0.0125mol)のb1−3、8.40g(0.025mol)のb2−2、2.48g(0.0125mol)のb3−2及び60gのNMPを加えて、室温で溶解まで撹拌した。そして、10.30g(0.0525mol)のa−2及び20gのNMPを加えた。室温で1時間反応した後で、20gのNMPを加えて、室温で2時間反応した。反応完了後、97gのNMP、5.1gの無水酢酸及び11.86gのピリジンを加え、50℃まで昇温し、且つ持続的に2時間撹拌して、イミド化反応を行った。反応完了後、ポリマーを析出させるために、反応溶液を1500mlの水に入れた。その後、得られたポリマーをろ過して、メタノールで洗浄し濾過する工程を3回繰り返し、真空オーブンに入れて、温度60℃で乾燥させて、ポリマー(A−2−3)を得た。
容量500mlの四つ口コニカルフラスコに窒素ガス入口、撹拌器、凝縮管及び温度計を設けて、窒素ガスを導入した。その後、四つ口コニカルフラスコに、2.86g(0.010mol)のb1−3、6.28g(0.020mol)のb1−4、0.97g(0.003mol)のb2−3、3.00g(0.015mol)のb3−3及び80gのNMPを加えて、室温で溶解まで撹拌した。そして、11.21g(0.05mol)のa−3及び20gのNMPを加えて、60℃で1時間反応した後で、氷浴によって40℃まで降温して1時間反応し、また氷浴によって室温まで降温し1時間反応した。反応完了後、97gのNMP、5.1gの無水酢酸及び11.86gのピリジンを加え、50℃まで昇温し、且つ持続的に4時間撹拌して、イミド化反応を行った。反応完了後、ポリマーを析出させるために、反応溶液を1500mlの水に入れた。その後、得られたポリマーをろ過して、メタノールで洗浄し濾過する工程を3回繰り返し、真空オーブンに入れて、温度60℃で乾燥させて、ポリマー(A−2−4)を得た。
容量500mlの四つ口コニカルフラスコに窒素ガス入口、撹拌器、凝縮管及び温度計を設けて、窒素ガスを導入した。その後、四つ口コニカルフラスコに、8.05g(0.035mol)のb1−1、1.62g(0.015mol)のb3−1及び80gのNMPを加えて、室温で溶解まで撹拌した。そして、2.94g(0.015mol)のa−2、6.73g(0.030mol)のa−3及び20gのNMPを加えて、60℃で1時間反応した後で、氷浴によって40℃まで降温して30分間反応した後で、また氷浴によって室温まで降温し、1.12g(0.005mol)のa−3を10分間ごとに、等量で3回分けて加えた。反応完了後、97gのNMPを加え、7.65gの無水酢酸及び19.78gのピリジン、50℃まで昇温し、且つ持続的に4時間撹拌して、イミド化反応を行った。反応完了後、ポリマーを析出させるために、反応溶液を1500mlの水に入れた。その後、得られたポリマーをろ過して、メタノールで洗浄し濾過する工程を3回繰り返し、真空オーブンに入れて、温度60℃で乾燥させて、ポリマー(A−2−5)を得た。
容量500mlの四つ口コニカルフラスコに窒素ガス入口、撹拌器、凝縮管及び温度計を設けて、窒素ガスを導入した。その後、四つ口コニカルフラスコに、10.97g(0.0425mol)のb1−2、0.82g(0.0025mol)のb2−4及び80gのNMPを加えて、室温で溶解まで撹拌した。そして、10.91g(0.05mol)のa−1及び20gのNMPを加えて、60℃で1時間反応した後で、氷浴によって40℃まで降温して30分間反応した後で、また氷浴によって室温まで降温し、1.29g(0.005mol)のb1−2を10分間ごとに、等量で4回分けた。反応完了後、97gのNMP、7.65gの無水酢酸及び19.78gのピリジンを加えて、50℃まで昇温し、且つ持続的に4時間撹拌して、イミド化反応を行った。反応完了後、ポリマーを析出させるために、反応溶液を1500mlの水に入れた。その後、得られたポリマーをろ過して、メタノールで洗浄し濾過する工程を3回繰り返し、真空オーブンに入れて、温度60℃で乾燥させて、ポリマー(A−2−6)を得た。
容量500mlの四つ口コニカルフラスコに窒素ガス入口、撹拌器、凝縮管及び温度計を設けて、窒素ガスを導入した。その後、四つ口コニカルフラスコに、6.7g(0.025mol)と略称b2−1、2.48g(0.0125mol)b3−2、2.50g(0.0125mol)b3−3及び80gのNMPを加えて、室温で溶解まで撹拌した。そして、8.82g(0.045mol)のa−2及び20gのNMPを加えて、室温で2時間反応した後で、0.99g(0.005mol)のa−2を20分間ごとに、等量で3回分けて加えた。反応完了後、ポリマーを析出させるために、反応溶液を1500mlの水に入れた。その後、得られたポリマーをろ過して、メタノールで洗浄し濾過する工程を3回繰り返し、真空オーブンに入れて、温度60℃で乾燥させて、ポリマー(A’−1−1)を得た。
容量500mlの四つ口コニカルフラスコに窒素ガス入口、撹拌器、凝縮管及び温度計を設けて、窒素ガスを導入した。その後、四つ口コニカルフラスコに、8.40g(0.025mol)b2−2、1.08g(0.01mol)のb3−1、1.98g(0.01mol)b3−2及び80gのNMPを加えて、室温で溶解まで撹拌した。そして、10.91g(0.05mol)のa−1及び20gのNMPを加えて、室温で2時間反応した後で、0.54g(0.005mol)のb3−1を20分間ごとに、等量で3回分けて加えた。反応完了後、ポリマーを析出させるために、反応溶液を1500mlの水に入れた。その後、得られたポリマーをろ過して、メタノールで洗浄し濾過する工程を3回繰り返し、真空オーブンに入れて、温度60℃で乾燥させて、ポリマー(A’−1−2)を得た。
容量500mlの四つ口コニカルフラスコに窒素ガス入口、撹拌器、凝縮管及び温度計を設けて、窒素ガスを導入した。その後、四つ口コニカルフラスコに、加える3.24g(0.010mol)b2−3、4.92g(0.015mol)b2−4、2.7g(0.025mol)b3−1及び60gのNMP、室温で溶解まで撹拌した。そして、11.21g(0.05mol)のa−3及び20gのNMPを加えて、室温で1時間反応した後で、20gのNMPを加えて、室温で1時間反応した。反応完了後、ポリマーを析出させるために、反応溶液を1500mlの水に入れた。その後、得られたポリマーをろ過して、メタノールで洗浄し濾過する工程を3回繰り返し、真空オーブンに入れて、温度60℃で乾燥させて、ポリマー(A’−1−3)を得た。
容量500mlの四つ口コニカルフラスコに窒素ガス入口、撹拌器、凝縮管及び温度計を設けて、窒素ガスを導入した。その後、四つ口コニカルフラスコに、8.05g(0.035mol)のb1−1、1.48g(0.005mol)のb2−6、1.98g(0.010mol)のb3−2及び80gのNMPを加えて、室温で溶解まで撹拌した。そして、10.64g(0.0475mol)のa−3及び20gのNMPを加えて、60℃で2時間反応した。反応完了後、ポリマーを析出させるために、反応溶液を1500mlの水に入れた。その後、得られたポリマーをろ過して、メタノールで洗浄し濾過する工程を3回繰り返し、真空オーブンに入れて、温度60℃で乾燥させて、ポリマー(A’−1−4)を得た。
容量500mlの四つ口コニカルフラスコに窒素ガス入口、撹拌器、凝縮管及び温度計を設けて、窒素ガスを導入した。その後、四つ口コニカルフラスコに、1.73g(0.0075mol)のb1−1、2.68g(0.01mol)のb2−1、6.94g(0.035mol)のb3−2及び80gのNMPを加えて、室温で溶解まで撹拌した。そして、9.81g(0.05mol)のa−2及び20gのNMPを加えた。室温で2時間反応した後で、97gのNMP、2.55gの無水酢酸及び7.91gのピリジンを加えて、60℃まで昇温し、且つ持続的に2時間撹拌して、イミド化反応を行った。反応完了後、ポリマーを析出させるために、反応溶液を1500mlの水に入れた。その後、得られたポリマーをろ過して、メタノールで洗浄し濾過する工程を3回繰り返し、真空オーブンに入れて、温度60℃で乾燥させて、ポリマー(A’−2−1)を得た。
容量500mlの四つ口コニカルフラスコに窒素ガス入口、撹拌器、凝縮管及び温度計を設けて、窒素ガスを導入した。その後、四つ口コニカルフラスコに、0.97g(0.003mol)b2−3、5.95g(0.030mol)のb3−2、3.00g(0.015mol)のb3−3及び80gのNMPを加えて、室温で溶解まで撹拌した。そして、10.91g(0.05mol)のa−1及び20gのNMPを加えて、60℃で1時間反応した後で、氷浴によって40℃まで降温して1時間反応し、また氷浴によって室温まで降温し1時間反応した。反応完了後、97gのNMP、2.55gの無水酢酸及び7.91gのピリジンを加えて、60℃まで昇温し、且つ持続的に4時間撹拌して、イミド化反応を行った。反応溶液を1500mlの水に注いで、ポリマーを析出させるために。その後、得られたポリマーをろ過して、メタノールで洗浄し濾過する工程を3回繰り返し、真空オーブンに入れて、温度60℃で乾燥させて、ポリマー(A’−2−2)を得た。
実施例1
実施例1は、100重量部のポリマー(A−1−1)と800重量部のN−メチル−2−ピロリジノン(B−1)とを室温で混合させて、実施例1の液晶配向剤を製造した。実施例1の液晶配向剤の具体的な組成及び後の評価結果は、表3に示す。
上記実施例1により得られた液晶配向剤を、スピンコートによって画素電極を有し且つ能動層がIGZOである薄膜トランジスタの基材に形成した。前記画素電極は、1対のITO電極(電極幅:10μm、電極間隔:10μm、電極高度:50nm)を有するIPS駆動用電極である。前記ITO電極は、それぞれくし歯状の形状を有し、且つ互いのくし歯状部分が離間して噛み合うように配置される。その後、80℃の加熱板に2分間プリベーク処理し、230℃で20分間ポストベーク処理して、膜厚100nmの塗膜を得た。そして、配向処理した後で、液晶配向膜を有する薄膜トランジスタの基材を形成した。なお、対向基材として画素電極が形成されていない高4μmの柱状のスペーサーを有するガラス基板に対しても同様に塗膜を形成し、且つ同様に配向処理を行って別の液晶配向膜を得た。その後、前記2枚の基材を1組として、2枚の基材の摩擦方向を180度で反対するように貼りついた後で、減圧注入法によって液晶MLC−2041(Merck会社製造)を注入し、且つ紫外線固化ゲルによって液晶注入口を封止して、紫外線ランプによる光で紫外線固化ゲルを固化させて、実施例1の液晶表示素子になった。
実施例2〜18及び比較例1〜6は、実施例1と同一の方法を使用するが、実施例2〜18及び比較例1〜6では、液晶配向剤におけるポリマー、溶剤、添加剤及び/又はその使用量を変えることに異なった。実施例2〜18及び比較例1〜6の液晶配向剤の具体的な組成及び評価結果については、表3及び表4を参照されたい。
比較例7も、実施例2と同じような方法を使用するが、比較例7の液晶配向膜により調製された薄膜トランジスタの基材の能動層は低温多結晶シリコン(Low Temperature Poly−silicon;LTPS)であることに異なった。比較例7の具体的な組成及び評価結果については、表4を参照されたい。
1.抵抗光安定性
上記液晶配向剤をプリンタ(日本写真印刷株式会社(Nissha Co., Ltd.)製、規格S15−036)によってそれぞれITO(indium tin oxide)により構成されたくし歯状にパターニングされた画素電極を有するガラス基板に塗布して、プレコーティング層を形成した。その後、ガラス基板を加熱板に置き、温度100℃、時間5分間の条件でプリベーク処理を行った。次に、循環オーブンで、温度220℃、時間30分間の条件でポストベーク処理を行って、上面に膜厚100nmの液晶配向膜が形成されたガラス基板を得、抵抗光安定性を測量するための検査セルであった。
△RUV=Ri−Rf (1)
◎:△RUV <300GΩ。
○:300GΩ≦△RUV<400GΩ。
△:400GΩ≦△RUV<500GΩ。
×:500GΩ≦△RUV。
実施例1〜18及び比較例1〜7により製造された液晶表示素子を、それぞれ3Vの直流電圧で30分間印加して、電気測量機器(TOYO Corporation製;規格Model 6254)によって液晶表示素子の電圧解除後の蓄積電圧(VR1)及び電圧解除後の15分間の蓄積電圧(VR2)を測量し、下記式(IV)に基づいて蓄積電荷除去勾配(VS)を算出し、下記基準によって評価を行った。
◎:75%<VS≦80%。
○:70%<VS≦75%。
△:65%<VS≦70%。
×:VS≦65%。
110:基板
120:画素電極
130:液晶配向膜
200:液晶表示素子
210:第1のセル
212:薄膜トランジスタの基材
214:画素電極
216:第1の液晶配向膜
220:第2のセル
222:第2の基板
226:第2の液晶配向膜
230:液晶セル
Claims (11)
- 液晶配向剤を薄膜トランジスタの基材に塗布してプレコーティング層を形成し、また前記プレコーティング層に対してプリベーク処理、ポストベーク処理及び配向処理を行うことで前記液晶配向膜を製造する液晶配向膜の製造方法において、
前記薄膜トランジスタの基材は、材料が酸化インジウムガリウム亜鉛(Indium Gallium Zinc Oxide;IGZO)である能動層を含み、且つ前記液晶配向剤は、
テトラカルボン酸二無水物組成物(a)及びジアミン組成物(b)を含む混合物により反応して得られ、且つ前記ジアミン組成物(b)は式(b−1)に示すジアミン化合物(b1)を含む
溶剤(B)と、を含み、
前記液晶配向膜の抵抗光安定性△RUVは、500GΩより小さく、且つ下記の工程により測定される液晶配向膜の製造方法:
(i)基板、前記基板における画素電極及び前記画素電極における前記液晶配向膜により組成される検査セルを提供する工程;
(ii)イオン密度測定システムを使用し、周波数0.01Hz及び振幅10Vの電圧にし、前記検査セルに流れる電流及び対応する電圧によって、前記検査セルの第1の抵抗Riを測量し、前記電流は3.16nAであり、且つ23℃の温度及び50%の湿度で前記第1の抵抗Riを測量する工程;
(iii)照度6mW/cm2の白色発光ダイオードによって前記検査セルを300秒間も照射して前記検査セルの第2の抵抗Rfを測量する工程;及び
(iv)下記式(1)に基づいて前記抵抗光安定性(△RUV)を算出する工程:
△RUV=Ri−Rf 式(1)。
により測定される液晶配向膜の製造方法。 - 前記液晶配向膜の前記抵抗光安定性△RUVは、400GΩより小さい請求項1に記載の液晶配向膜の製造方法。
- 前記液晶配向膜の前記抵抗光安定性△RUVは、300GΩより小さい請求項1に記載の液晶配向膜の製造方法。
- 前記式(b−2)のジアミン化合物(b2)において、前記R1はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基又はアセチルアミノ基を表す請求項4に記載の液晶配向膜の製造方法。
- 前記ジアミン組成物(b)の合計モル数100molに対して、前記式(b−1)により示す前記ジアミン化合物(b1)の使用量は15〜95molである請求項1に記載の液晶配向膜の製造方法。
- 前記ジアミン組成物(b)の合計モル数100molに対して、前記式(b−2)により示す前記ジアミン化合物(b2)の使用量は5〜50molである請求項4に記載の液晶配向膜の製造方法。
- 前記ジアミン化合物(b1)と前記ジアミン化合物(b2)とのモル比[(b1)/(b2)]は、0.5〜10.0である請求項4に記載の液晶配向膜の製造方法。
- 前記ポリマー(A)の使用量の合計100重量部に対して、前記溶剤(B)の使用量は800〜4000重量部である請求項1に記載の液晶配向膜の製造方法。
- 前記薄膜トランジスタの基材は、
第1の基板と、
前記第1の基板に設けられ、それぞれゲート絶縁層、前記能動層、ソース及びドレインを含む複数の薄膜トランジスタセルと、
を含む請求項1に記載の液晶配向膜の製造方法。 - 請求項1〜10の何れか1項に記載の液晶配向膜の製造方法により製造された液晶配向膜を含む液晶表示素子。
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