JP2019002358A - 内燃機関のプリクリーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】全長を短くしつつダストの排出性能を確保すること。【解決手段】プリクリーナ10は、吸気通路におけるエアクリーナのフィルタエレメントよりも上流側に設けられる。プリクリーナ10は、筒状のケーシング30と、該ケーシング30の中心部と内周面との間にてケーシング30の周方向に間隔をおいて設けられて吸気を旋回させる複数の旋回発生翼26とを備えており、複数の旋回発生翼26によりケーシング30の中心軸線を中心に吸気を旋回させることにより吸気に含まれるダストを遠心分離して除去する。ケーシング30の周壁32には、遠心分離されたダストをケーシング30の外部に排出する排出孔40が形成されている。排出孔40は、ケーシング30の軸線方向に沿って延在する場合に比べて、軸線方向において複数の旋回発生翼26から離間するほど吸気の旋回流の各流線50が上流側にて交差するように軸線方向に対して傾斜して延在している。【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関のプリクリーナに関する。
内燃機関の吸気通路には、吸気に含まれるダストを濾過するエアクリーナが設けられている。また、吸気通路におけるエアクリーナのフィルタエレメントよりも上流側に、吸気に含まれる比較的大きなダストを遠心分離して除去するプリクリーナが設けられているものがある(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプリクリーナは、筒状の外側ケーシングと、外側ケーシングの上流側に設けられて吸気に旋回力を付与する旋回発生部と、外側ケーシングの下流側において同軸上に設けられて外側ケーシングよりも小径の内側ケーシングとを備えている。外側ケーシングの周壁には、軸線方向に沿って延在する排出孔が設けられている。
同文献に記載のプリクリーナでは、吸気が旋回発生部を通過することによって軸線を中心に吸気が旋回される。これにより、吸気に含まれるダストは、遠心力によって外側ケーシングの内周面に向けて移動するとともに、その一部が排出孔を通じて外部に排出される。また、外側ケーシングと内側ケーシングとの間に入り込んだダストは、外側ケーシングの下流側開口と内側ケーシングの外周面との間に連通する排出部を通じて外部に排出される。
特開2003−13816号公報
ところで、特許文献1に記載のプリクリーナのように排出孔がプリクリーナの軸線に沿って延在している場合、旋回力を付与されて外側ケーシングの内周面に向けて旋回しつつ移動するダストは、排出孔の延在方向に対して斜めに進入することとなる。そのため、外側ケーシングの内周面に沿って旋回するダストの略全てを、排出孔を通じて外部に排出させようとすると、排出孔の長さを十分に確保する必要が生じ、プリクリーナの全長を短くする上での制約となる。
本発明の目的は、全長を短くしつつダストの排出性能を確保することのできる内燃機関のプリクリーナを提供することにある。
上記目的を達成するための内燃機関のプリクリーナは、内燃機関の吸気通路におけるエアクリーナのフィルタエレメントよりも上流側に設けられており、筒状のケーシングと、該ケーシングの中心部と内周面との間にて前記ケーシングの周方向に間隔をおいて設けられて吸気を旋回させる複数の旋回発生翼と、を備え、前記複数の旋回発生翼により前記ケーシングの中心軸線を中心に吸気を旋回させることにより吸気に含まれるダストを遠心分離して除去する。前記ケーシングの周壁には、遠心分離されたダストを該ケーシングの外部に排出する排出孔が形成されており、前記排出孔は、前記ケーシングの軸線方向に沿って延在する場合に比べて、前記軸線方向において前記複数の旋回発生翼から離間するほど吸気の旋回流の流線の各々が上流側にて交差するように前記軸線方向に対して傾斜して延在している。
同構成によれば、排出孔が上記態様にて軸線方向に対して傾斜して延在しているため、排出孔が軸線方向に沿って延在している場合と比較して、ケーシングの内周面に沿って旋回するダストの略全てを排出させるために必要とされる排出孔の軸線方向における形成範囲を短くすることができる。
また、吸気の旋回流は排出孔の縁部に衝突することによって減速し、このことに伴って周囲よりも圧力の高い領域が発生する。そして、排出孔の近傍においては、こうした圧力差により、排出孔を通じてケーシングの外部へ向かう空気の流れが生じる。
上記構成のプリクリーナでは、ダストを含む吸気の旋回流が排出孔の延在方向に対して、より90度に近い進入角度にて進入するようになる。このため、旋回流の衝突によって発生する圧力差が大きくなり、ダストがケーシングの外部に排出されやすくなる。また、ケーシングの外部から排出孔を通じてダストが逆流することを適切に阻止することができる。
本発明によれば、全長を短くしつつダストの排出性能を確保することができる。
内燃機関のプリクリーナの第1実施形態について、プリクリーナが設けられたエアクリーナを示す断面図。 同実施形態のプリクリーナを示す斜視図。 図2の3−3線に沿った周壁の断面を示すプリクリーナの斜視図。 比較例の作用を説明するための図であって、プリクリーナの側面図。 同実施形態の作用を説明するための図であって、プリクリーナの側面図。 第2実施形態のプリクリーナを示す斜視図。 図6の7−7線に沿った周壁の断面を示すプリクリーナの斜視図。 第3実施形態のプリクリーナについて、周壁の断面を示す斜視図。 同実施形態のプリクリーナについて、(a)は排出孔を含む周壁の断面を示す斜視図、(b)は(a)のA部を拡大して示す斜視図。 変形例の排出孔及び突出部を示す平面図。
<第1実施形態>
以下、図1〜図5を参照して、内燃機関のプリクリーナの第1実施形態について説明する。
まず、プリクリーナ10が適用される内燃機関のエアクリーナ70の構成について説明する。
図1に示すように、エアクリーナ70は、内燃機関の吸気通路に設けられるものであり、開口72を有する第1のハウジング71と、開口81を有する第2のハウジング80とを備えている。
第1のハウジング71は、開口72を取り囲む周壁73、及び開口72に対向する底壁74を有している。開口72の周縁には、フランジ75が設けられている。周壁73から底壁74にわたる角部には、開口部76が設けられている。
第2のハウジング80は、開口81を取り囲む周壁82、及び開口81に対向する頂壁83を有している。周壁82には、内燃機関の燃焼室に向けて吸気を導出する筒状のアウトレット84が外側に向けて突設されている。開口81の周縁には、フランジ85が設けられている。
第1のハウジング71及び第2のハウジング80は、それらの開口72,81が対向して配置されている。第1のハウジング71と第2のハウジング80との間には、吸気を濾過するためのフィルタエレメント90が介設されている。
フィルタエレメント90は、濾材が襞折りされた濾過部91と、濾過部91の周縁に形成されたシール部92とを有している。第1のハウジング71のフランジ75と第2のハウジング80のフランジ85とによってシール部92が挟持されている。これにより、第2のハウジング80とシール部92との間がシールされている。
第1のハウジング71の開口部76には、プリクリーナ10が組み付けられている。
次に、図2、図3及び図5を参照して、プリクリーナ10の構成について説明する。
なお、図2は、プリクリーナ10の斜視図であり、排出孔40が手前側に向けられた状態を示している。また、図3は、図2の3−3線に沿った断面を示すプリクリーナ10の斜視図であり、図2のプリクリーナ10に対して中心軸線を中心として旋回発生部20側から視て時計回り方向に120度回転された状態を示している。
図2に示すように、プリクリーナ10は、円筒状のケーシング30と、ケーシング30の上流側(同図の左側)に設けられた旋回発生部20とを備えている。旋回発生部20は、ケーシング30の内周面に嵌合された円環状のリング22と、リング22の中心に設けられたノーズコーン24と、ノーズコーン24とリング22との間にてケーシング30の周方向に等間隔にて設けられた複数の旋回発生翼26とを有している。
図2及び図5に示すように、各旋回発生翼26は、互いに同一の形状を有しており、軸線方向に沿って延在する平行部26aと、平行部26aの下流側の端に連なるとともに軸線方向に対して傾斜しつつ下流側に向けて延在する傾斜部26bとを備えている。
図5に示すように、各旋回発生翼26の傾斜部26bのうち最も下流側の部分は、軸線方向に対して所定の迎角αを有している。
図2及び図5に示すように、吸気は、旋回発生部20を通過する際に各旋回発生翼26の平行部26a及び傾斜部26bに沿って流れることにより、ケーシング30の中心軸線(以下、中心軸線C)を中心に旋回されるようになる。
同図において、吸気の旋回流の複数の流線50を破線にて示す。このとき、ダストは空気と共にケーシング30の周壁32の内周面に向けて旋回しつつ軸線方向において旋回発生部20から離間する方向に移動する。
図5に示すように、旋回発生部20を通過した吸気の旋回流の流線50は、ケーシング30の中心軸線Cに対して上記迎角αと略同一の傾斜角度βにて傾斜している。
ケーシング30の周壁32には、上記のように遠心分離されたダストをケーシング30の外部に排出する排出孔40が形成されている。
排出孔40は、軸線方向に沿って延在する場合に比べて、ケーシング30の軸線方向において複数の旋回発生翼26から離間するほど(同図の右側ほど)吸気の旋回流の各流線50が上流側にて交差するように軸線方向に対して傾斜して延在している。
本実施形態では、軸線方向に対する排出孔40の傾斜角度γが、旋回発生翼26の迎角αと同一とされている。これにより、排出孔40の延在方向が吸気の旋回流の各流線50と略直交する(図3参照)。
ただし、吸気の旋回流は下流側ほど減衰することとなり、各流線50と排出孔40の延在方向との直交関係は下流側ほど成立しにくくなる。
そこで、本実施形態では、吸気の旋回流の流線50がケーシング30の内周面を周方向に一周するまでの範囲内に排出孔40が形成されている。
以上の構成を備えるプリクリーナ10は、排出孔40の全体が第1のハウジング71の外方、図1の下方を向くようにして第1のハウジング71に対して組み付けられることにより、エアクリーナ70のインレットを構成する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図5に示すように、排出孔40が上記態様にて軸線方向に対して傾斜して延在しているため、排出孔140が軸線方向に沿って延在している比較例のプリクリーナ110(図4参照)と比較して、ケーシング30の内周面に沿って旋回するダストの略全てを排出させるために必要とされる排出孔40の軸線方向における形成範囲を短くすることができる。
なお、図4に示す比較例のプリクリーナ110は、本実施形態のプリクリーナ10と同一の旋回発生部20を有している。
また、吸気の旋回流は排出孔40の縁部に衝突することによって減速し、このことに伴って周囲よりも圧力の高い領域42が発生する。そして、排出孔40の近傍においては、こうした圧力差により、排出孔40を通じてケーシング30の外部へ向かう空気の流れが生じる。
図3及び図5に示すように、本実施形態のプリクリーナ10では、ダストを含む吸気の旋回流が排出孔40の延在方向に対して、略90度の進入角度にて進入するようになる。このため、比較例のプリクリーナ110のように排出孔140に対する吸気の旋回流の進入角度の小さいものに比べて、旋回流の衝突によって発生する圧力差が大きくなり、ダストがケーシング30の外部に排出されやすくなる。また、ケーシング30の外部から排出孔40を通じてダストが逆流することを適切に阻止することができる。
また、特許文献1に記載のプリクリーナのように外側ケーシングと内側ケーシングとの二重管構造を有するものにおいては、流路が絞られた二重管の間を吸気が流れるために圧力損失が増大するという問題がある。
この点、本実施形態のプリクリーナ10によれば、排出孔40を通じてダストがケーシング30の外部に排出されることから、ケーシング30を二重管構造にしなくて済む。このため、二重管構造を採用することに起因して圧力損失が増大する問題が発生しない。
以上説明した本実施形態に係る内燃機関のプリクリーナによれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)ケーシング30の周壁32には、遠心分離されたダストを該ケーシング30の外部に排出する排出孔40が形成されている。排出孔40は、ケーシング30の軸線方向に沿って延在する場合に比べて、軸線方向において複数の旋回発生翼26から離間するほど複数の旋回発生翼26による旋回流の各流線50が上流側にて交差するように軸線方向に対して傾斜して延在している。
こうした構成によれば、上記作用を奏することから、圧力損失を抑制しながらも、全長を短くしつつダストの排出性能を確保することができる。
(2)複数の旋回発生翼26は共にケーシング30の軸線に対して所定の迎角αを有している。軸線方向に対する排出孔40の傾斜角度γが旋回発生翼26の所定の迎角αと同一とされており、排出孔40の延在方向が旋回流の各流線50と直交する。
こうした構成によれば、複数の旋回発生翼26によりそれぞれ遠心分離されたダストを排出可能な排出孔40の長さを確保しつつ排出孔40の軸線方向の長さを最も短くできる。これにより、ダストの排出性能を確保しつつケーシング30の全長を最も短くできる。
<第2実施形態>
以下、図6及び図7を参照して、内燃機関のプリクリーナの第2実施形態について説明する。
なお、本実施形態において、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付すとともに、第1実施形態と対応する構成については、第1実施形態の符号「**」に「200」を加算した「2**」を付すことにより、重複する説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態のプリクリーナ210は、複数(本実施形態では4つ)の排出孔240が、ケーシング230の周方向に等間隔にて並設されている。各排出孔240は、ケーシング230の軸線方向における同一範囲内に設けられている。
軸線方向に対する各排出孔240の傾斜角度は、第1実施形態の排出孔40の傾斜角度γと同一であり、旋回発生翼26の迎角αと同一とされている。これにより、排出孔240の延在方向が吸気の旋回流の各流線50と略直交する(図7参照)。
こうしたプリクリーナ210は、ケーシング230の下流側の端部が、エアクリーナの第1のハウジングの周壁に設けられた開口部(図示略)に組み付けられる。このため、各排出孔240が第1のハウジングの外部に位置する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態のプリクリーナ210によれば、吸気の旋回流に含まれるダストが、複数の排出孔240のうちいずれか1つを通じて外部に排出される。
以上説明した本実施形態に係る内燃機関のプリクリーナによれば、第1実施形態の効果(1)及び(2)に加えて、新たに以下に示す効果が得られるようになる。
(3)複数の排出孔240が、ケーシング230の周方向に間隔をおいて並設されている。
こうした構成によれば、上記作用を奏することから、ケーシング230の内周面に沿って旋回するダストの略全てを排出させるために必要とされる各排出孔240の軸線方向における形成範囲を短くすることができる。このため、ダストの排出性能を確保しつつ、第1実施形態のケーシング30に比べてケーシング230の全長を短くできる。
<第3実施形態>
以下、図8及び図9を参照して、内燃機関のプリクリーナの第3実施形態について説明する。
図8及び図9に示すように、本実施形態のプリクリーナ310では、各排出孔340における吸気の旋回流の流れ方向の下流側の縁部に整流部360が設けられている点が第2実施形態と相違している。
以下、第2実施形態との相違点について説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付すとともに、第1実施形態と対応する構成については、第1実施形態の符号「**」に「300」を加算した「3**」を付すことにより、重複する説明を省略する。
図8及び図9(a)及び図9(b)に示すように、各整流部360は、径方向内側に向けて突出するとともに排出孔340の延在方向に沿って延在している。各整流部360は、排出孔340の延在方向の両端よりも外側まで延在している。
また、各整流部360における吸気の旋回流の流れ方向の上流側の面には、整流部360の延在方向に沿って凹部362が延設されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態のプリクリーナ310によれば、吸気の旋回流は各整流部360の凹部362に衝突することによって旋回流が減速し、このことに伴って整流部360の上流側に周囲よりも圧力の高い領域が発生する。そして、こうした圧力差により、各排出孔340を通じてケーシング330の外部へ向かう空気の流れが生じる。これにより、ダストがケーシング330の外部に排出されやすくなる。また、ケーシング330の外部から排出孔340を通じてダストが逆流することを適切に阻止することができる。
以上説明した本実施形態に係る内燃機関のプリクリーナによれば、第1実施形態の効果(1)及び(2)、並びに第2実施形態の効果(3)に加えて、新たに以下に示す効果が得られるようになる。
(4)各排出孔340における吸気の旋回流の流れ方向の下流側の縁部には、径方向内側に向けて突出するとともに排出孔340の延在方向に沿って延在する整流部360が設けられている。各整流部360における吸気の旋回流の流れ方向の上流側の面には凹部362が設けられている。
こうした構成によれば、上記作用を奏することから、ダストの排出効果を高めることができる。
<変形例>
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・整流部360の凹部を省略することもできる。この場合、例えば図10に示すように、排出孔440及び整流部460を、これらの延在方向の中央部が吸気の旋回流の下流側に突出するように湾曲させることもできる。こうした構成によれば、第3実施形態の整流部360の凹部362と同様な作用効果を奏することができる。すなわち、吸気の旋回流を整流部460に衝突させることによって周囲よりも圧力の高い領域を発生させることでダストの排出性能を高めることができる。このとき、排出孔440の下流側の縁部における延在方向の両端を結ぶ仮想直線Vが旋回流の流線50と直交するように排出孔440及び整流部460を設けることが、周囲よりも圧力の高い領域を確実に発生させる上で好ましい。
・軸線方向に対する排出孔の傾斜角度γは、迎角αと同一でなくてもよく、迎角α±20度の範囲内であれば、第1実施形態の効果(1)に準じた効果を奏することができる。
・ケーシングの外側に、排出孔を通じて排出されたダストを一時的に収容するとともに排出可能な排塵弁を設けるようにしてもよい。
・本発明を、特許文献1に記載のプリクリーナのような二重管構造を有するものに対して適用することもできる。この場合、例えば第1実施形態のケーシング30の内部に同ケーシング30よりも小径の内側ケーシングを設けるようにすればよい。
・本発明に係るプリクリーナは、上記各実施形態のようにケーシングの一端側に設けられた旋回発生部20を通じて導入された吸気を他端側から導出するものに限定されない。例えば、ケーシングの一端側の外周部に設けられた旋回発生部を通じて導入された吸気をケーシングの内部で反射させるとともに同一端側の内周部に設けられた導出口を通じて導出するプリクリーナに対して本発明を適用することもできる。
10、110,210,310…プリクリーナ、20…旋回発生部、22…リング、24…ノーズコーン、26…旋回発生翼、26a…平行部、26b…傾斜部、30,130,230,330…ケーシング、32,132,232,332…周壁、40,140,240,340,440…排出孔、42…圧力の高い領域、50…流線、70…エアクリーナ、71…第1のハウジング、72…開口、73…周壁、74…底壁、75…フランジ、76…開口部、80…第2のハウジング、81…開口、82…周壁、83…頂壁、84…アウトレット、85…フランジ、90…フィルタエレメント、91…濾過部、92…シール部、360、460…整流部、362…凹部。

Claims (5)

  1. 内燃機関の吸気通路におけるエアクリーナのフィルタエレメントよりも上流側に設けられるプリクリーナであって、筒状のケーシングと、該ケーシングの中心部と内周面との間にて前記ケーシングの周方向に間隔をおいて設けられて吸気を旋回させる複数の旋回発生翼と、を備え、前記複数の旋回発生翼により前記ケーシングの中心軸線を中心に吸気を旋回させることにより吸気に含まれるダストを遠心分離して除去するプリクリーナにおいて、
    前記ケーシングの周壁には、遠心分離されたダストを該ケーシングの外部に排出する排出孔が形成されており、
    前記排出孔は、前記ケーシングの軸線方向に沿って延在する場合に比べて、前記軸線方向において前記複数の旋回発生翼から離間するほど吸気の旋回流の流線の各々が上流側にて交差するように前記軸線方向に対して傾斜して延在している、
    内燃機関のプリクリーナ。
  2. 前記複数の旋回発生翼は共に前記ケーシングの軸線方向に対して所定の迎角を有しており、
    前記軸線方向に対する前記排出孔の傾斜角度が前記所定の迎角と同一とされており、
    前記排出孔の延在方向が前記旋回流の流線の各々と直交する、
    請求項1に記載の内燃機関のプリクリーナ。
  3. 複数の前記排出孔が、周方向に間隔をおいて並設されている、
    請求項1または請求項2に記載の内燃機関のプリクリーナ。
  4. 前記排出孔における前記旋回流の流れ方向の下流側の縁部には、径方向内側に向けて突出するとともに前記排出孔の延在方向に沿って延在する整流部が設けられている、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の内燃機関のプリクリーナ。
  5. 前記整流部における前記旋回流の流れ方向の上流側の面には凹部が設けられている、
    請求項4に記載の内燃機関のプリクリーナ。
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