JP2019002359A - 内燃機関のプリクリーナ - Google Patents
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Abstract
【課題】圧力損失の増大を抑制しつつ、ダストの分離効率を高めること。【解決手段】プリクリーナ10は、エアクリーナのフィルタエレメントよりも上流側に設けられる筒状のケーシング30と、ケーシング30の中心部と内周面との間にてケーシング30の軸線を中心とする周方向に間隔をおいて設けられて軸線を中心に吸気を旋回させる複数の旋回発生翼26と、ケーシング30よりも小径であり、複数の旋回発生翼26よりも下流側に設けられてケーシング30と共に二重管を構成する内筒40とを備え、複数の旋回発生翼26により吸気を旋回させて吸気に含まれるダストを遠心分離することによりケーシング30と内筒40との間を通じてダストを排出する。内筒40の上流側の縁部43には、吸気の旋回流が縁部43に衝突する際の角度が周方向に沿って縁部が延在する場合よりも90度に近づくように周方向に対して傾斜して延在する第1の傾斜部44が設けられている。【選択図】図2
Description
本発明は、内燃機関のプリクリーナに関する。
内燃機関の吸気通路には、吸気に含まれるダストを濾過するエアクリーナが設けられている。また、例えば多塵地域向けの車載内燃機関においては、吸気通路におけるエアクリーナのフィルタエレメントよりも上流側に、吸気に含まれる比較的大きなダストを遠心分離して除去するプリクリーナが設けられているものがある(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプリクリーナは、筒状のケーシングと、ケーシングの上流側に設けられて吸気に旋回力を付与する旋回発生部と、ケーシングの下流側において同軸上に設けられてケーシングよりも小径の内筒とを備えている。
また、ケーシングの周壁には、軸線方向に沿って延在する排出孔が設けられている。
同文献に記載のプリクリーナでは、吸気が旋回発生部を通過することによって軸線を中心に吸気が旋回される。吸気に含まれるダストは、遠心力によってケーシングの内周面に向けて移動するとともに、その一部が排出孔を通じて外部に排出される。また、ケーシングと内筒との間に入り込んだダストは、ケーシングの下流側開口と内筒の外周面との間に連通する排出部を通じて外部に排出される。
同文献に記載のプリクリーナでは、吸気が旋回発生部を通過することによって軸線を中心に吸気が旋回される。吸気に含まれるダストは、遠心力によってケーシングの内周面に向けて移動するとともに、その一部が排出孔を通じて外部に排出される。また、ケーシングと内筒との間に入り込んだダストは、ケーシングの下流側開口と内筒の外周面との間に連通する排出部を通じて外部に排出される。
ところで、プリクリーナにおいては、ケーシングと内筒との間により多くのダストを入り込ませて外部に排出すること、すなわちダストの分離効率を高めることが求められている。ここで、ケーシングに対する内筒の径を相対的に小さくすれば、ケーシングと内筒との間にダストが入り込みやすくなり、ダストの分離効率を高めることができる。しかしながら、この場合には、内筒の径が相対的に小さくされることによって内筒の内周面によって形成される吸気通路が狭くなり、吸気の圧力損失が増大するという背反が生じる。
本発明の目的は、圧力損失の増大を抑制しつつ、ダストの分離効率を高めることのできる内燃機関のプリクリーナを提供することにある。
上記目的を達成するための内燃機関のプリクリーナは、内燃機関の吸気通路におけるエアクリーナのフィルタエレメントよりも上流側に設けられる筒状のケーシングと、前記ケーシングの中心部と内周面との間にて前記ケーシングの軸線を中心とする周方向に間隔をおいて設けられて前記軸線を中心に吸気を旋回させる複数の旋回発生翼と、前記ケーシングよりも小径であり、前記複数の旋回発生翼よりも下流側に設けられて前記ケーシングと共に二重管を構成する内筒と、を備え、前記複数の旋回発生翼により吸気を旋回させて吸気に含まれるダストを遠心分離することにより前記ケーシングと前記内筒との間を通じてダストを排出する。前記内筒の上流側の縁部には、吸気の旋回流が当該縁部に衝突する際の角度が前記周方向に沿って前記縁部が延在する場合よりも90度に近づくように前記周方向に対して傾斜して延在する傾斜部が設けられている。
吸気の旋回流は内筒の上流側の縁部に衝突することによって減速し、これに伴って上記縁部の近傍には、周囲よりも圧力の高い領域が発生する。そして、上記縁部の近傍には、こうした圧力差によってケーシングの径方向外側に向かう空気の流れが生じる。こうした圧力差、吸気の旋回流による遠心力、及び慣性力によって、吸気に含まれるダストがケーシングと内筒との間に入り込む。
上記構成によれば、内筒の上流側の縁部に設けられた傾斜部が周方向に対して上記態様にて傾斜して延在するため、縁部が周方向に沿って延在する場合に比べて、吸気の旋回流が当該縁部に衝突する際の角度が90度に近づけられることとなる。このため、吸気の旋回流の衝突によって上記傾斜部の近傍に発生する圧力差が大きくなる。これにより、内筒の径を小さくしなくともダストがケーシングと内筒との間に入り込みやすくなる。
本発明によれば、圧力損失の増大を抑制しつつ、ダストの分離効率を高めることができる。
以下、図1〜図4を参照して、内燃機関のプリクリーナの一実施形態について説明する。
まず、プリクリーナ10が適用される車載内燃機関のエアクリーナ70の構成について説明する。
まず、プリクリーナ10が適用される車載内燃機関のエアクリーナ70の構成について説明する。
図1に示すように、エアクリーナ70は、内燃機関の吸気通路に設けられるものであり、開口72を有する第1のハウジング71と、開口81を有する第2のハウジング80と、第1のハウジング71と第2のハウジング80との間に設けられて吸気を濾過するフィルタエレメント90とを備えている。
第1のハウジング71は、開口72を取り囲む周壁73、及び開口72に対向する底壁74を有している。開口72の周縁には、フランジ75が設けられている。周壁73から底壁74にわたる角部には、開口部76が設けられている。
第2のハウジング80は、開口81を取り囲む周壁82、及び開口81に対向する頂壁83を有している。周壁82には、内燃機関の燃焼室に向けて吸気を導出する筒状のアウトレット84が外側に向けて突設されている。開口81の周縁には、フランジ85が設けられている。
第1のハウジング71及び第2のハウジング80は、それらの開口72,81が互いに対向して配置されている。
フィルタエレメント90は、濾材が襞折りされてなる濾過部91と、濾過部91の周縁に形成された環状のシール部92とを有している。第1のハウジング71のフランジ75と第2のハウジング80のフランジ85とによってシール部92が挟持されている。これにより、第2のハウジング80とシール部92との間がシールされている。
フィルタエレメント90は、濾材が襞折りされてなる濾過部91と、濾過部91の周縁に形成された環状のシール部92とを有している。第1のハウジング71のフランジ75と第2のハウジング80のフランジ85とによってシール部92が挟持されている。これにより、第2のハウジング80とシール部92との間がシールされている。
第1のハウジング71の開口部76には、プリクリーナ10が組み付けられている。
次に、図2及び図3を参照して、プリクリーナ10の構成について説明する。
図2及び図3に示すように、プリクリーナ10は、円筒状のケーシング30と、ケーシング30の上流側(同図の左側)の端部に設けられた旋回発生部20と、ケーシング30よりも小径であり、旋回発生部20よりも下流側に設けられてケーシング30と共に二重管を構成する円筒状の内筒40とを備えている。
次に、図2及び図3を参照して、プリクリーナ10の構成について説明する。
図2及び図3に示すように、プリクリーナ10は、円筒状のケーシング30と、ケーシング30の上流側(同図の左側)の端部に設けられた旋回発生部20と、ケーシング30よりも小径であり、旋回発生部20よりも下流側に設けられてケーシング30と共に二重管を構成する円筒状の内筒40とを備えている。
旋回発生部20は、ケーシング30の内周面に嵌合された円環状のリング22と、リング22の中心に設けられたノーズコーン24と、ノーズコーン24とリング22との間にてケーシング30の中心軸線Cを中心とする周方向(以下、単に周方向と称する。)に等間隔にて設けられた複数の旋回発生翼26とを有している。
各旋回発生翼26は、互いに同一の形状を有しており、ケーシング30の軸線方向(以下、単に軸線方向と称する。)に沿って延在する平行部26aと、平行部26aの下流側に連なるとともに軸線方向に対して傾斜しつつ下流側に向けて延在する傾斜部26bとを備えている。
図3に示すように、各旋回発生翼26の傾斜部26bのうち最も下流側の部分は、軸線方向に対して所定の迎角αを有している。
吸気の旋回流50は、旋回発生部20を通過する際に各旋回発生翼26の平行部26a及び傾斜部26bに沿って流れることにより、ケーシング30の中心軸線Cを中心に旋回されるようになる。
吸気の旋回流50は、旋回発生部20を通過する際に各旋回発生翼26の平行部26a及び傾斜部26bに沿って流れることにより、ケーシング30の中心軸線Cを中心に旋回されるようになる。
このとき、ダストは空気と共にケーシング30の周壁32の内周面に向けて旋回しつつ軸線方向において旋回発生部20から離間する方向に移動する。
吸気の旋回流50は、ケーシング30の中心軸線Cに対して上記迎角αと略同一の傾斜角度βにて傾斜している。
吸気の旋回流50は、ケーシング30の中心軸線Cに対して上記迎角αと略同一の傾斜角度βにて傾斜している。
内筒40は、周壁41と、周壁41の下流側の端に設けられてケーシング30の内周面に連結されたフランジ部42とを有している。
内筒40の上流側の縁部43は、周方向に間隔をおいて設けられた複数(本実施形態では12)の第1の傾斜部44と、周方向において隣り合う第1の傾斜部44同士の間に介在する第2の傾斜部45とを有しており、全体としてジグザグ形状をなしている。各第1の傾斜部44は、吸気の旋回流が当該縁部43に衝突する際の角度が周方向に沿って縁部が延在する場合よりも90度に近づくように周方向に対して傾斜して延在している。
内筒40の上流側の縁部43は、周方向に間隔をおいて設けられた複数(本実施形態では12)の第1の傾斜部44と、周方向において隣り合う第1の傾斜部44同士の間に介在する第2の傾斜部45とを有しており、全体としてジグザグ形状をなしている。各第1の傾斜部44は、吸気の旋回流が当該縁部43に衝突する際の角度が周方向に沿って縁部が延在する場合よりも90度に近づくように周方向に対して傾斜して延在している。
本実施形態では、各第1の傾斜部44がいずれも同一の形状及び大きさを有しており、周方向に対する各第1の傾斜部44の傾斜角度γが、上記所定の迎角αと同一とされている。
また、各第2の傾斜部45がいずれも同一の形状及び大きさを有しており、各第2の傾斜部45と当該第2の傾斜部45に隣り合う第1の傾斜部44とが直交している。
ケーシング30の周壁32の下部における内筒40の周壁41と対向する部分には、上記のように遠心分離されてケーシング30と内筒40との間に入り込んだダストを外部へ排出する排出孔34が設けられている。ケーシング30の外側には、周知の排塵弁60が取り付けられている(図1参照)。排塵弁60は、排出孔34を通じて排出されたダストを収容するとともに車両振動などにより開弁することでダストを外部に排出する。
ケーシング30の周壁32の下部における内筒40の周壁41と対向する部分には、上記のように遠心分離されてケーシング30と内筒40との間に入り込んだダストを外部へ排出する排出孔34が設けられている。ケーシング30の外側には、周知の排塵弁60が取り付けられている(図1参照)。排塵弁60は、排出孔34を通じて排出されたダストを収容するとともに車両振動などにより開弁することでダストを外部に排出する。
以上の構成を備えるプリクリーナ10は、排出孔34が下方を向くようにして第1のハウジング71に対して組み付けられることにより、エアクリーナ70のインレットを構成する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図3に示すように、吸気の旋回流は内筒40の上流側の縁部43に衝突することによって減速し、これに伴って上記縁部43の近傍には、周囲よりも圧力の高い領域が発生する。そして、上記縁部43の近傍には、こうした圧力差によってケーシング30の径方向外側に向かう空気の流れが生じる。こうした圧力差、吸気の旋回流による遠心力、及び慣性力によって、吸気に含まれるダストがケーシング30と内筒40との間に入り込む。
図3に示すように、吸気の旋回流は内筒40の上流側の縁部43に衝突することによって減速し、これに伴って上記縁部43の近傍には、周囲よりも圧力の高い領域が発生する。そして、上記縁部43の近傍には、こうした圧力差によってケーシング30の径方向外側に向かう空気の流れが生じる。こうした圧力差、吸気の旋回流による遠心力、及び慣性力によって、吸気に含まれるダストがケーシング30と内筒40との間に入り込む。
本実施形態のプリクリーナ10によれば、内筒40の上流側の縁部43に設けられた第1の傾斜部44が周方向に対して前述した態様にて傾斜して延在するため、吸気の旋回流が当該縁部43に衝突する際の角度が略90度となる。このため、吸気の旋回流の衝突によって上記第1の傾斜部44の近傍に発生する圧力差が大きくなる。これにより、内筒40の内径を小さくしなくともダストがケーシング30と内筒40との間に入り込みやすくなる(以上、作用1)。
また、本実施形態のプリクリーナ10によれば、各第2の傾斜部45と当該第2の傾斜部45に隣り合う第1の傾斜部44とが直交している。このため、各第2の傾斜部45が、当該第2の傾斜部45に隣り合う第1の傾斜部44に衝突する吸気の旋回流50の流線に沿って延在することとなり、吸気の旋回流が第1の傾斜部44に衝突する前に第2の傾斜部45に衝突することを抑制できる。これにより、吸気の旋回流が第1の傾斜部44に衝突するまでの圧力損失を低減でき、ケーシング30の径方向外側に向かう空気の流れを強めることができる(以上、作用2)。
ところで、上記特許文献1に記載のプリクリーナのように、内筒の上流側の縁部が全周にわたって中心軸線Cに直交する面上に位置する場合には、以下の不都合が生じるおそれがある。
すなわち、吸気の旋回流は、内筒の上流側の縁部に衝突した後に同縁部の下流側において内筒から剥離してリング状の渦流となる。吸気の流速が速くなると、こうした渦流の発生に伴って、上記縁部の近傍において流速の遅い領域と、反対に流速の速い領域とが生じることとなり、空気が局所的に圧縮及び膨脹を繰り返すことで空気の疎密波が生じ、吸気騒音(異音)が発生する。
特に、上述したように内筒の上流側の縁部が全周にわたって中心軸線Cに直交する面上に位置する場合には、渦流の発生する位置が軸線方向において一致することから、各渦流による吸気騒音が同時に発生するために、吸気騒音の音圧レベルが大きくなりやすい。
この点、本実施形態のプリクリーナ10によれば、図4に示すように、内筒40の上流側の縁部43に対する各旋回流50A,50B,50Cの衝突位置が軸線方向において分散される。このため、各渦流52A,52B,52Cの発生位置が軸線方向において分散され、各渦流52A,52B,52Cによる吸気騒音の発生時期がずれることとなる(以上、作用3)。
以上説明した本実施形態に係る内燃機関のプリクリーナによれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)内筒40の上流側の縁部43には、吸気の旋回流が当該縁部43に衝突する際の角度が周方向に沿って縁部が延在する場合よりも90度に近づくように周方向に対して傾斜して延在する第1の傾斜部44が設けられている。
(1)内筒40の上流側の縁部43には、吸気の旋回流が当該縁部43に衝突する際の角度が周方向に沿って縁部が延在する場合よりも90度に近づくように周方向に対して傾斜して延在する第1の傾斜部44が設けられている。
こうした構成によれば、上記作用1を奏することから、圧力損失の増大を抑制しつつ、ダストの分離効率を高めることができる。
また、上記構成によれば、上記作用3を奏することから、内筒40の上流側の縁部43への旋回流50の衝突に起因して発生する吸気騒音の音圧レベルを低減することができる。
また、上記構成によれば、上記作用3を奏することから、内筒40の上流側の縁部43への旋回流50の衝突に起因して発生する吸気騒音の音圧レベルを低減することができる。
(2)複数の旋回発生翼26の各々はケーシング30の軸線方向に対して所定の迎角αを有している。周方向に対する第1の傾斜部44の傾斜角度γが所定の迎角αと同一とされている。
こうした構成によれば、吸気の旋回流が当該縁部43に衝突する際の角度が略90度となるため、吸気の旋回流の衝突によって上記第1の傾斜部44の近傍に発生する圧力差を最大化できる。したがって、上記効果(1)をより確実に奏することができる。
(3)複数の第1の傾斜部44が周方向に間隔をおいて且つ軸線方向における同一の位置に設けられている。縁部43は、複数の第1の傾斜部44と、周方向において隣り合う第1の傾斜部44同士の間に介在する第2の傾斜部45とを有しており、全体としてジグザグ形状をなしている。
こうした構成によれば、吸気の旋回流を全周にわたって第1の傾斜部44に衝突させることができ、ケーシング30の径方向外側に向かう空気の流れを全周にわたって発生させることができる。したがって、上記効果(1)をより確実に奏することができる。
(4)各第2の傾斜部45と当該第2の傾斜部45に隣り合う第1の傾斜部44とが直交している。
こうした構成によれば、上記作用2を奏することから、上記効果(1)をより確実に奏することができる。
こうした構成によれば、上記作用2を奏することから、上記効果(1)をより確実に奏することができる。
<変形例>
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・上記実施形態では、各第1の傾斜部44をいずれも同一の形状及び大きさを有するものとするとともに、各第2の傾斜部45をいずれも同一の形状及び大きさを有するものとしたが、第1の傾斜部の各々の形状や大きさを互いに異ならせてもよいし、第2の傾斜部の各々の形状や大きさを互いに異ならせてもよい。また、第1の傾斜部及び第2の傾斜部の数を適宜変更してもよい。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・上記実施形態では、各第1の傾斜部44をいずれも同一の形状及び大きさを有するものとするとともに、各第2の傾斜部45をいずれも同一の形状及び大きさを有するものとしたが、第1の傾斜部の各々の形状や大きさを互いに異ならせてもよいし、第2の傾斜部の各々の形状や大きさを互いに異ならせてもよい。また、第1の傾斜部及び第2の傾斜部の数を適宜変更してもよい。
・第2の傾斜部の各々と当該第2の傾斜部に隣り合う第1の傾斜部とのなす角度を90度よりも大きくしてもよいし、90度よりも小さくしてもよい。
・第1の傾斜部と第2の傾斜部とで構成される角部や隅部を円弧形状にすることもできる。
・第1の傾斜部と第2の傾斜部とで構成される角部や隅部を円弧形状にすることもできる。
・上記実施形態では、内筒40の上流側の縁部43が複数の第1の傾斜部44と複数の第2の傾斜部45とからなるものとしたが、例えば内筒の上流側の縁部の一部に、周方向に沿って延在する部分を設けるようにしてもよい。
・周方向に対する第1の傾斜部の傾斜角度γは旋回発生翼の迎角αと同一でなくともよく、迎角αに対して±20°の範囲内に設定することが好ましい。このように第1の傾斜部の傾斜角度γを設定すれば、吸気の旋回流50の衝突によって第1の傾斜部の近傍に発生する圧力差を好適に大きくすることができ、内筒の径を小さくしなくともダストがケーシングと内筒との間に入り込みやすくなる。
10…プリクリーナ、20…旋回発生部、22…リング、24…ノーズコーン、26…旋回発生翼、26a…平行部、26b…傾斜部、30…ケーシング、32…周壁、34…排出孔、40…内筒、41…周壁、42…フランジ部、43…縁部、44…第1の傾斜部、45…第2の傾斜部、50,50A〜50C…旋回流、52A〜52C…渦流、60…排塵弁、70…エアクリーナ、71…第1のハウジング、72…開口、73…周壁、74…底壁、75…フランジ、76…開口部、80…第2のハウジング、81…開口、82…周壁、83…頂壁、84…アウトレット、85…フランジ、90…フィルタエレメント、91…濾過部、92…シール部。
Claims (4)
- 内燃機関の吸気通路におけるエアクリーナのフィルタエレメントよりも上流側に設けられる筒状のケーシングと、
前記ケーシングの中心部と内周面との間にて前記ケーシングの軸線を中心とする周方向に間隔をおいて設けられて前記軸線を中心に吸気を旋回させる複数の旋回発生翼と、
前記ケーシングよりも小径であり、前記複数の旋回発生翼よりも下流側に設けられて前記ケーシングと共に二重管を構成する内筒と、を備え、
前記複数の旋回発生翼により吸気を旋回させて吸気に含まれるダストを遠心分離することにより前記ケーシングと前記内筒との間を通じてダストを排出するプリクリーナにおいて、
前記内筒の上流側の縁部には、吸気の旋回流が当該縁部に衝突する際の角度が前記周方向に沿って前記縁部が延在する場合よりも90度に近づくように前記周方向に対して傾斜して延在する傾斜部が設けられている、
内燃機関のプリクリーナ。 - 前記複数の旋回発生翼の各々は前記ケーシングの軸線方向に対して所定の迎角を有しており、
前記周方向に対する前記傾斜部の傾斜角度が前記所定の迎角と同一とされている、
請求項1に記載の内燃機関のプリクリーナ。 - 前記傾斜部を第1の傾斜部とするとき、
複数の前記第1の傾斜部が前記周方向に間隔をおいて且つ前記軸線方向における同一の位置に設けられており、
前記縁部は、複数の前記第1の傾斜部と、前記周方向において隣り合う前記第1の傾斜部同士の間に介在する第2の傾斜部とを有しており、全体としてジグザグ形状をなしている、
請求項1または請求項2に記載の内燃機関のプリクリーナ。 - 前記複数の旋回発生翼の各々は前記ケーシングの軸線方向に対して所定の迎角を有しており、
前記周方向に対する前記第1の傾斜部の各々の傾斜角度が前記所定の迎角と同一とされており、
前記第2の傾斜部の各々と当該第2の傾斜部に隣り合う前記第1の傾斜部とが直交している、
請求項3に記載の内燃機関のプリクリーナ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2022003241A (ja) * | 2020-06-23 | 2022-01-11 | トヨタ紡織株式会社 | プリクリーナ |
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