JP2003190725A - 気液分離器 - Google Patents

気液分離器

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JP2003190725A
JP2003190725A JP2001391043A JP2001391043A JP2003190725A JP 2003190725 A JP2003190725 A JP 2003190725A JP 2001391043 A JP2001391043 A JP 2001391043A JP 2001391043 A JP2001391043 A JP 2001391043A JP 2003190725 A JP2003190725 A JP 2003190725A
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Yasufumi Sakakibara
康文 榊原
Haruhiko Ueno
晴彦 上野
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Maruyasu Industries Co Ltd
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    • B04CAPPARATUS USING FREE VORTEX FLOW, e.g. CYCLONES
    • B04C3/00Apparatus in which the axial direction of the vortex flow following a screw-thread type line remains unchanged ; Devices in which one of the two discharge ducts returns centrally through the vortex chamber, a reverse-flow vortex being prevented by bulkheads in the central discharge duct
    • B04C3/06Construction of inlets or outlets to the vortex chamber
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D45/00Separating dispersed particles from gases or vapours by gravity, inertia, or centrifugal forces
    • B01D45/12Separating dispersed particles from gases or vapours by gravity, inertia, or centrifugal forces by centrifugal forces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
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    • B04C5/12Construction of the overflow ducting, e.g. diffusing or spiral exits
    • B04C5/13Construction of the overflow ducting, e.g. diffusing or spiral exits formed as a vortex finder and extending into the vortex chamber; Discharge from vortex finder otherwise than at the top of the cyclone; Devices for controlling the overflow
    • B04C2005/133Adjustable vortex finder

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力損失が小さい気液分離器を提供するこ
と。 【解決手段】 気液分離器Aには、円筒状の外筒1の軸
方向両端に、気液分離前の気液2相流体が内部を旋回し
ながら通過可能な円筒状の導入筒2と、気液分離後の気
相が通過可能な円筒状の導出筒3とが同軸的に設けら
れ、外筒1の導入筒2側の軸方向端面位置近傍には、気
液分離後の液相を排出可能な排出筒4が設けられてい
る。導入筒2の流出側開口2aと導出筒3の導出口3a
とは、それぞれが外筒1の軸方向内部に向けてLin及び
Loutだけ突出するように配置され、これらが軸方向に
所定距離Lだけ離れて互いに対向するように配置されて
いる。気液分離器A内を旋回しながら通過する気液2相
流体は、一方向に直線的に流れるため、その流れの方向
が急激に変化させられることがなく、気液分離器A内部
にて発生する圧力損失はサイクロン式の旋回式気液分離
器に比して小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気液2相流体の液
相を滴化して分離する、気液分離器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、気液2相流体の液相を滴化し
て分離する気液分離器としていわゆるサイクロン式の気
液分離器が知られている。かかるサイクロン式の気液分
離器は、円筒状の容器と、容器の円筒内壁面の接線方向
から気液2相流体を容器内部に導入可能な導入筒と、容
器の中心軸上に設けられ液相が分離された気相を容器内
部から容器外部に導出可能な導出筒と、分離された液相
を容器の下部から容器外部へ排出可能な排出筒とから構
成されている。
【0003】かかるサイクロン式の気液分離器によれ
ば、導入筒から容器内部に導入された気液2相流体に
は、容器の円筒内壁面から容器の中心軸方向に向けて旋
回しながら流れる旋回流が発生する。このときに気液2
相流体に発生する遠心力は、気相より比重が大きい液相
を容器の円筒内壁面へ向け飛散させることにより液相と
気相と分離させる。分離された液相は、容器の円筒内壁
面に衝突することにより滴化されて排出筒から容器外部
へ排出され、他方液相が除去された気相は、容器の中心
軸上に設けられた導出筒から容器外部に導出される。こ
れにより、気液2相流体の気相と液相とは分離される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したサ
イクロン式の気液分離器においては、導入筒から容器内
部に導入された気液2相流体は、旋回流の段階では、主
として容器の周方向の速度成分を有しており、その後容
器の中心軸近傍に集合させられて導出筒の開口部から導
出筒内へ流入される段階では、主として容器の軸方向の
速度成分を有している。従って、かかる周方向の速度成
分から軸方向の速度成分へと流れの方向が急激に変化さ
せられるとき、気液2相流体には、比較的大きな圧力損
失が発生する。
【0005】
【発明の概略】本発明は、上記した問題に対処するため
になされたものであり、圧力損失が小さい気液分離器を
提供することをその課題とする。
【0006】上記した課題を解決するために、本発明に
おいては、気液分離器を、気液分離前の気液2相流体が
内部を旋回しながら通過可能な導入通路と、前記導入通
路の気液2相流体の流出側開口に対して軸方向に所定距
離離れて対向するように設けられて気液分離後の気相が
通過可能な導出口と、前記導入通路の流出側開口を径方
向に所定距離離れた外方から包囲する気液分離可能な外
筒と、前記外筒に設けられて気液分離後の液相を排出可
能な排出筒とを備える構成とした。
【0007】これによれば、導入通路内を旋回しながら
通過してきた気液2相流体が導入通路の流出側開口から
旋回運動を保持されつつ放出されると、気液2相流体に
発生する遠心力により、気相より比重が大きい液相が、
導入通路の流出側開口を径方向に所定距離離れた外方か
ら包囲する外筒の内壁面へ向け飛散されることにより液
相と気相とが分離される。分離された液相は、外筒の内
壁面に衝突することにより滴化されて外筒に設けられた
排出筒から外部へ排出される。他方、液相が除去された
気相は、導入通路の流出側開口に対して軸方向に所定距
離離れて対向するように設けられた導出口から外部に導
出される。これにより、気液2相流体の気相と液相とは
分離される。
【0008】ここで、導入通路の流出側開口と導出口と
は、軸方向に所定距離離れて対向するように設けられて
いるので、気液分離器内部に導入された気液2相流体
は、その流れの方向が急激に変化させられることがな
く、気液分離器内部にて発生する気液2相流体の圧力損
失は前述したサイクロン式の気液分離器に比して小さい
ものとなる。
【0009】ところで、前述したように、導入通路の流
出側開口から旋回運動を保持されつつ放出された気液2
相流体中の液相は、それに発生する遠心力により、外筒
の内壁面へ向け飛散されるところ、飛散された液相の全
てが即座に外筒の内壁面に到達して滴化するとは限られ
ず、その一部が外筒の内壁面の近傍に滞留していること
も考えられる。かかる滞留中の液相は、導出口から外部
へ導出される気相の流れに巻き込まれて気相と共に導出
口から外部へ導出されてしまうことも考えられ、この場
合には、気液分離器の液相回収率が低下することにな
る。
【0010】従って、気液分離器の液相回収率を向上さ
せるためには、上記した本発明において、前記導出口が
前記導出筒に形成されており、前記導出口が前記外筒に
より径方向に所定距離離れた外方から包囲されているよ
うにすると好適である。
【0011】これによれば、導出筒に形成された導出口
が、外筒により径方向に所定距離離れた外方から包囲さ
れているので、少なくとも導出口は、外筒の内壁面より
も径方向内側に位置することになる。従って、上述した
外筒の内壁面の近傍に滞留中の液相は、気相の流れに巻
き込まれて導出口から外部に導出され難くなる。このた
め、気液分離器の液相回収率は向上される。
【0012】また上記した本発明においては、前記導出
筒に形成された前記導出口の開口面積を前記導入通路の
流出側開口の開口面積より小さくすると好適である。
【0013】これによれば、上述した、外筒の内壁面の
近傍に滞留中の液相が気相の流れに巻き込まれて導出口
から外部に導出され難くなるという作用が一層大きいも
のとなり、気液分離器の液相回収率は一層向上される。
【0014】ところで、液相が外筒の内壁面に到達して
滴化した後の液分は、前述したように外筒に設けられた
排出筒から外部へ排出されるところ、かかる排出効率を
向上させることが好ましい。このため、排出筒を気液分
離器の下側に位置させるように外筒を縦置きに設置して
気液分離器を使用することが考えられる。しかし、当該
気液分離器を搭載するスペースに制約があり、外筒を縦
置きにすることが困難な場合も考えられる。従って、こ
の場合には、外筒を横置きに設置しても、滴化後の液分
の排出効率を向上させることができる気液分離器の提供
が望まれるところである。
【0015】このため、上記した本発明においては、前
記導入通路の流出側開口及び前記導出筒に形成された前
記導出口が共に、前記外筒の軸方向端面位置より所定距
離だけ前記外筒の軸方向内側に配置されており、前記排
出筒が、前記外筒の前記導入通路側の軸方向端面位置近
傍に配置されているようにすると好適である。
【0016】このように、導入通路の流出側開口及び導
出筒に形成された導出口が共に、外筒の軸方向端面位置
より所定距離だけ外筒の軸方向内側に配置されるように
し、かかる所定距離を、外筒の軸方向両端面間距離に対
して、それぞれ調節することにより、外筒の内壁面上で
の圧力分布を、導出筒側から導入通路側に向けて徐々に
低下させることができる条件が存在することが実験的に
判明している。
【0017】従って、この条件によれば、外筒の内壁面
に付着している滴化した液分は、積極的に導入通路側に
移行させられることになり、当該液分は、外筒の導入通
路側の軸方向端面位置近傍に配置されている排出筒から
積極的に排出させられる。このため、外筒を横置きに設
置しても、滴化後の液分の排出効率が向上される。
【0018】また、上記した本発明においては、前記導
出口が前記外筒自体に形成されているようにしてもよ
い。これによれば、上述したような導出筒を設ける必要
がないので、部品点数の削減により、製造コストが低減
される。
【0019】ところで、導入通路の流出側開口から旋回
運動を保持されつつ放出された気液2相流体の液相の回
収効率を向上させるためには、流出側開口から放出され
る段階での当該液相の旋回速度成分をより大きくさせ、
当該液相に働く遠心力をより大きいものにすることが好
ましい。
【0020】従って、流出側開口から放出される段階で
の当該液相の旋回速度成分をより大きくさせるために
は、上記した本発明において、前記導入通路内に、気液
2相流体に旋回流を発生させるための所定のピッチでね
じられた細幅板を設けることが好適である。
【0021】これによれば、導入通路内に導入された気
液2相流体は、導入通路内に設けられた所定のピッチで
ねじられた細幅板を通過する際に、旋回速度成分を付与
される。従って、導入通路の流出側開口に比較的近い位
置において気液2相流体に旋回速度成分が付与されるこ
とになるので、導入通路の流出側開口に到達する段階に
おける気液2相流体の旋回速度成分は、当該旋回速度成
分が付与された段階から大きく減速されることはなく、
大きい値に維持される。また、導入通路内に導入された
段階から既に気液2相流体に旋回速度成分が付与されて
いる場合には、当該細幅板を通過する際に気液2相流体
の旋回速度成分が一層加速されることになり、導入通路
の流出側開口から放出される段階での気液2相流体の旋
回速度成分はさらに大きな値になる。
【0022】さらには、気液2相流体は、導入通路内に
おいて所定のピッチでねじられた細幅板を通過する際に
一方向に直線的に流れることになるので、導入通路内に
おいて旋回速度成分が付与される段階においても、その
圧力損失は小さいものとなる。
【0023】ところで、前述したサイクロン式の気液分
離器等の旋回式気液分離器を使用しても、気液2相流体
中に存在する液相の全てを回収できるわけではない。従
って、少しでもその回収率を向上させるため、2つの当
該気液分離器を直列に接続して、1段目の気液分離器に
おいて回収しきれなかった液相を2段目の気液分離器に
よって極力回収できるようにすることが考えられる。し
かし、前述したように、サイクロン式の気液分離器等
は、その内部での気液2相流体の圧力損失が大きく、こ
れを直列に接続すれば、一層その圧力損失が助長される
ことになる。
【0024】従って、2つの気液分離器を直列に2段接
続する場合における気液2相流体の圧力損失を少しでも
小さくするためには、1段目に、少なくとも気液2相流
体に旋回流を発生させることにより気液2相流体の気相
と液相とを分離可能な旋回式気液分離器を使用し、その
1段目の旋回式気液分離器を通過後の気液2相流体が旋
回しながら通過可能な前記旋回式気液分離器の流出筒
が、上記した本発明に係る2段目としての気液分離器の
前記導入通路に接続されているようにすると好適であ
る。
【0025】これによれば、前述したように、少なくと
も2段目としての本発明に係る気液分離器は、サイクロ
ン式等の旋回式気液分離器よりも圧力損失が小さいの
で、2段ともを含めた全体としてみた場合、サイクロン
式等の旋回式気液分離器を直列に2段接続する場合より
も、圧力損失が小さくなる。
【0026】この場合、上記した本発明に係る2段目と
しての気液分離器の前記導入通路が、1段目としての前
記旋回式気液分離器の流出筒に形成されているようにす
ると好適である。これによれば、1段目としての旋回式
気液分離器の流出筒を有効に利用して、本発明に係る2
段目としての気液分離器の導入通路を構成することがで
きるので、部品点数の削減により、製造コストが低減さ
れる。
【0027】また、上記した本発明においては、前記導
入通路の流出側開口の近傍形状が流出側に向けて末広が
りの形状であることが望ましい。これによれば、導入通
路内にて気液2相流体から分離された液相が外筒の内壁
面へ向けてより飛散しやすくなる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面に基づいて説明する。まず、図1〜図4を用い
て、本発明の第1実施形態に係る気液分離器Aの構成に
ついて説明する。
【0029】図1は、本発明の第1実施形態に係る気液
分離器Aの概略が示された一部断面図である。図1にお
いて、円筒状を呈した外筒1の左端には、気液2相流体
が通過可能な円筒状の導入筒2が、外筒1の蓋1aを介
して溶接等により外筒1に気密的且つ同軸的に一体固設
されている。また、外筒1の右端には、気液分離後の気
相が通過可能な円筒状の導出筒3が、外筒1の蓋1bを
介して溶接等により外筒1に気密的且つ同軸的に一体固
設されている。従って、これら導入筒2と導出筒3とは
互いに同軸的に配置されている。なお、これら外筒1、
導入筒2、導出筒3等は、横置きに設置されている。
【0030】導入筒2の気液2相流体の流出側開口2a
は、外筒1の軸方向左端面位置より所定距離Linだけ外
筒1の軸方向内側に配置されている。また、導入筒2の
流出側開口2aの近傍の形状は、流出側に向けて末広が
りの形状であり、流出側に向けて拡径されたテーパ面
(面取り)が形成されている。なお、導入筒2の流出側
開口2aの近傍の形状は、流出側に向けて拡管してラッ
パ形状としてもよい。また、導出筒3に形成された気液
分離後の気相が通過可能な導出口3aは、外筒1の軸方
向右端面位置より所定距離Loutだけ外筒1の軸方向内
側に配置されている。その結果、これら流出側開口2a
と導出口3aとは、外筒1の軸方向に所定距離Lだけ離
れて同軸的に対向するように配置されている。また、こ
れら導入筒2の流出側開口2aと導出筒3の導出口3a
とは、外筒1の内壁面1cより、径方向に所定距離Kだ
け離れた外方から包囲されるように配置されている。
【0031】また、外筒1には、その導入筒2側の軸方
向端面(軸方向左端面)位置の近傍に、気液分離後の液
相を排出可能な排出筒4が気密的に一体固設されてい
る。
【0032】導入筒2の気液2相流体の流入側(図1に
おいて右側)端部には、所定長のゴムホース6を介して
フランジ部5aを有する円筒状の流入筒5が気密的に接
続されている。これら導入筒2、ゴムホース6及び流入
筒5にて、導入通路7が構成されている。
【0033】図2は、本発明の第1実施形態に係る気液
分離器Aの外筒1、導入筒2、導出筒3、及び排出筒4
の部位が示された正面図である。なお、図2において、
図1のおける各構成と対応する各構成については、図1
における符号と同一の符号を付してあり、その説明を省
略する(以下の図3〜図9においても同様とする。)。
【0034】図2に示されるように、導入筒2の流入側
端部(図2における先端部)には、ゴムホース6を気密
的に接続しやすいように、フランジ部2bが形成されて
いる。同様に、導出筒3及び排出筒4の図2における先
端部には、それぞれ、フランジ部3b及びフランジ部4
aが形成されており、これら導出筒3及び排出筒4に接
続される図示しない接続部品との接続部における気密性
を向上させている。
【0035】図3は、本発明の第1実施形態に係る気液
分離器Aの外筒1、導入筒2、導出筒3、及び排出筒4
の部位が示された下断面図である。図3に示されるよう
に、導入筒2の外径と導出筒3の外径とは同一である
が、導出筒3の導出口3aは、導出筒3の他の部分の内
径よりも若干絞られている。従って、導出筒3の導出口
3aの直径Doutは、導入筒2の流出側開口2aの直径
Dinよりも小さくなっており、導出筒3の導出口3aの
開口面積は、導入筒2の流出側開口2aの開口面積より
も小さくなっている。
【0036】図4は、本発明の第1実施形態に係る気液
分離器Aの導入通路7の一部を構成している流入筒5の
詳細が示された正面図である。図4に示されるように、
円筒状の流入筒5の内部には、気液2相流体に旋回流を
発生させるための所定のピッチでねじられた細幅板8が
固設されている。かかる細幅板8は、樹脂を用いて射出
成形により作製されても、金属を用いてプレス加工によ
り作製されてもよい。さらに、細幅板8は、金属を用い
て形状の自由度が要求される場合(例えば、プレス加工
では形状が満足されないような場合)には、鋳造により
作製されてもよい。なお、図4においては、細幅板8は
1ピッチ分のみのものが示されているが、これに限られ
ることはなく、2ピッチ分以上に渡り軸方向にねじられ
た細幅板8が使用されていてもよいことはいうまでもな
い。
【0037】以上、図1〜図4を用いて、本発明の第1
実施形態に係る気液分離器Aの構成について説明した。
次に、この気液分離器Aの作動について説明する。
【0038】燃料電池における化学反応の結果等により
発生する気液2相流体は、気液分離器Aの導入通路7の
一部を構成する流入筒5のフランジ部5aから流入筒5
内部に流入される。流入筒5内部に流入された気液2相
流体には、流入筒5の内部に設けられている所定のピッ
チでねじられた細幅板8を通過することにより、旋回流
が発生する。
【0039】旋回流を伴った気液2相流体は、導入通路
7の一部を構成するゴムホース6を介して、導入筒2内
部に旋回しながら導入される。導入筒2内部に旋回しな
がら導入された気液2相流体が導入筒2の流出側開口2
aから旋回運動を保持しつつ放出されると、気液2相流
体に発生する遠心力により、気相より比重が大きい液相
が、導入筒2の流出側開口2aを径方向に所定距離Kだ
け離れた外方から包囲する外筒1の内壁面1cへ向け飛
散されることにより液相と気相とが分離される。このと
き、導入筒2の流出側開口2aの近傍の形状が流出側に
向けて末広がりの形状とされているため、導入通路7内
にて気液2相流体から分離された液相が外筒1の内壁面
1cへ向けてより飛散しやすくなる。そして、分離され
た液相は、外筒1の内壁面1cに衝突することにより滴
化されて外筒1に設けられた排出筒4から外部へ排出さ
れる。他方液相が除去された気相は、導出筒3の導出口
3aから外部に導出される。
【0040】以上、本発明の第1実施形態に係る気液分
離器Aの作動について説明した。本発明の第1実施形態
に係る気液分離器Aによれば、以下の作用効果を奏す
る。
【0041】まず、導入筒2の流出側開口2aと導出筒
3の導出口3aとは、軸方向に所定距離Lだけ離れて対
向するように設けられているので、気液分離器A内部に
導入された気液2相流体は、その流れの方向が急激に変
化させられることがなく、気液分離器A内部にて発生す
る気液2相流体の圧力損失はサイクロン式の旋回式気液
分離器に比して小さいものとなる。
【0042】また、導出筒3に形成された導出口3a
が、外筒1により径方向に所定距離Kだけ離れた外方か
ら包囲されているので、導出口3aは、外筒1の内壁面
1cよりも径方向内側に位置することになる。さらに
は、導出筒3に形成された導出口3aの開口面積(直径
Doutに対応)が導入筒2の流出側開口2aの開口面積
(直径Dinに対応)より小さく設定されている。従っ
て、外筒1の内壁面1cの近傍に滞留している液相は、
気相の流れに巻き込まれて導出筒3の導出口3aから外
部に導出され難くなる。このため、気液分離器Aの液相
回収率は向上される。
【0043】さらには、導入筒2の流出側開口2aが外
筒1の軸方向端面位置より所定距離Linだけ外筒1の軸
方向内側に配置されており、導出筒3に形成された導出
口3aが、外筒1の軸方向端面位置より所定距離Lout
だけ外筒1の軸方向内側に配置されているとともに、排
出筒4が、外筒1の導入筒2側の軸方向端面位置近傍に
配置されている。ここで、かかる所定距離Lin,Lout
が、それぞれ所定距離L及び所定距離Kとの相対的な関
係において適切に設定されれば、外筒1の内壁面1c上
での圧力分布を、導出筒3側から導入筒2側に向けて徐
々に低下させることができる条件が存在することが実験
的に判明している。従ってこの条件によれば、外筒1の
内壁面1cに付着している滴化した液分は、積極的に導
入筒2側に移行させられることになり、当該液分は、外
筒1の導入筒2側の軸方向端面位置近傍に配置されてい
る排出筒4から積極的に排出させられる。このため、外
筒1を横置きに設置しても、滴化後の液分の排出効率が
向上される。
【0044】また、気液2相流体は、導入通路7の一部
を構成している流入筒5内に設けられている細幅板8を
通過する際に、一方向に直線的に流れることになるの
で、その際の圧力損失は小さいものとなる。加えて、こ
の場合は、大柄であり、かつ圧力損失の比較的大きいサ
イクロン式の旋回式気液分離器が省略されることになる
ので、システム全体として見れば、圧力損失が小さく、
かつコンパクトになる。
【0045】さらに、導入通路7のゴムホース6を必要
十分な長さに設定することにより、気液2相流体が流入
筒5を通過した直後に、多量に発生する微細な液滴(ミ
スト)を回収することができる。すなわち、ゴムホース
6を必要十分な長さとすれば、気液2相流体が通過する
際に、浮遊している多量のミストがゴムホース6の内壁
面に移動できる時間を確保することができる。これによ
り、ミストをゴムホース6の内壁面上にて滴化すること
ができて、同滴下した液分を気液分離器Aにより容易に
回収することができる。なお、ゴムホース6は、直線形
状に限られることなく、湾曲形状であってもよい。
【0046】以上、本発明の第1実施形態に係る気液分
離器Aについて説明した。なお、この気液分離器Aの導
入通路7の構成については、図5〜図7に示すように種
々の構成が考えられる。
【0047】図5は、気液分離器Aの導入通路7の第1
変形例の概略が示された図である。図5に示されるよう
に、第1変形例においては、導入通路7には、ゴムホー
ス6の代わりに、両端にフランジ部9a及び9bを有す
る接続筒9が設けられ、かかる接続筒9のフランジ部9
aと細幅板8が収容された流入筒5のフランジ部5aと
がボルト及びナット等の接続部材にて気密的に接合さ
れ、接続筒9のフランジ部9bと導入筒2に形成された
フランジ部2cとがボルト及びナット等の接続部材にて
気密的に接合されることにより、導入通路7が構成され
ている。
【0048】図6は、気液分離器Aの導入通路7の第2
変形例の概略が示された図である。図6に示されるよう
に、第2変形例においては、導入通路7には、両端にフ
ランジ部9a及び9bを有さない接続筒9が、細幅板8
が収容された流入筒5と導入筒2との間に設けられ、か
かる接続筒9の左端部と流入筒5の右端部とがゴムホー
ス10にて気密的に接合され、かかる接続筒9の右端部
と導入筒2の左端部とがゴムホース11にて気密的に接
合されることにより、導入通路7が構成されている。
【0049】図7は、気液分離器Aの導入通路7の第3
変形例の概略が示された図である。図7に示されるよう
に、第3変形例においては、導入通路7には、ゴムホー
ス6が設けられておらず、導入筒2の外筒1からの突出
長が長くされ、かかる導入筒2内に、細幅板8が収容さ
れた流入筒5が収容されることにより、導入通路7が構
成されている。
【0050】また、この気液分離器Aの導入筒2及び導
出筒3の部位の構成についても、図8(a)〜(d)に
示すように種々の構成が考えられる。
【0051】図8(a)は、本発明の第1実施形態に係
る気液分離器Aの導入筒2及び導出筒3の部位の第1変
形例が示された図である。図8(a)においては、導入
筒2については図1の態様と同様であるが、導出筒3の
導出口3aが外筒1の軸方向内部に向けて延在しておら
ず、導出口3aが外筒1の蓋1bの軸方向位置に存在す
る点で、図1の態様と相違する。
【0052】また、図8(b)は、本発明の第1実施形
態に係る気液分離器Aの導入筒2及び導出筒3の部位の
第2変形例が示された図である。図8(b)において
は、導入筒2及び導出筒3が存在する点については図1
の態様と同様であるが、導入筒2の流出側開口2aが外
筒1の軸方向内部に向けて延在しておらず、流出側開口
2aが外筒1の蓋1aの軸方向位置に存在する点、並び
に、導出筒3の導出口3aが外筒1の軸方向内部に向け
て延在しておらず、導出口3aが外筒1の蓋1bの軸方
向位置に存在する点が相違する。
【0053】図8(a)及び(b)の態様によれば、所
定距離Lin,Lout,L,及びKとの間の相対的な関係
が適切に設定されなくなる可能性があるので、前述し
た、外筒1の内壁面1c上での圧力分布を導出筒3側か
ら導入筒2側に向けて徐々に低下させることができると
いう効果が期待されなくなる可能性が高い。従って、こ
の場合は、排出筒4が下側になるように外筒1を縦置き
に設置して、滴化後の液分が自重で落下させられるよう
にすることで、滴化後の液分の排出効率が向上される。
【0054】図8(c)は、本発明の第1実施形態に係
る気液分離器Aの導入筒2及び導出筒3の部位の第3変
形例が示された図である。図8(c)においては、導入
筒2については図1の態様と同様であるが、導出筒3が
存在せず、外筒1の一部を構成するリング状の蓋1bの
内径部にて導出口3aが構成されている点で、図1の態
様と相違する。
【0055】図8(d)は、本発明の第1実施形態に係
る気液分離器Aの導入筒2及び導出筒3の部位の第4変
形例が示された図である。図8(d)においては、導入
筒2については図1の態様と同様であるが、導出筒3の
みならず蓋1bも存在せず、外筒1の内壁面1cにて導
出口3aが構成されている点で、図1の態様と相違す
る。
【0056】図8(c)及び(d)の態様によれば、図
8(a)及び(b)の態様と同様、所定距離Lin,Lou
t,L,及びKとの間の相対的な関係が適切に設定され
なくなる可能性があるので、前述した、外筒1の内壁面
1c上での圧力分布を導出筒3側から導入筒2側に向け
て徐々に低下させることができるという効果が期待され
なくなる可能性が高い。従って、この場合も、排出筒4
が下側になるように外筒1を縦置きに設置して、滴化後
の液分が自重で落下させられるようにすることで、滴化
後の液分の排出効率が向上される。また、この場合、導
出筒3を設ける必要がないので、部品点数の削減によ
り、製造コストが低減される。
【0057】上記した第1実施形態においては、気液分
離器Aの導入筒2に流入筒5とゴムホース6を通して気
液2相流体が導入されるようにしたが、流入筒5より上
流側(フランジ部5a側)に、図1の仮想線にて示した
サイクロン式の旋回式気液分離器Bが1段目に直列的に
介装されるようにして実施することも可能である。
【0058】サイクロン式の旋回式気液分離器Bは、円
筒状の容器100と、容器100の円筒内壁面の接線方
向から気液2相流体を容器100内部に導入可能な導入
筒101と、容器100の中心軸上に設けられ液相が分
離された気相を容器100内部から容器100外部に導
出可能な流出筒103と、分離された液相を容器100
の下部から容器100外部へ排出可能な排出筒102と
から構成されている。なお、これら容器100等は、縦
置きに設置されている。
【0059】このようにサイクロン式の旋回式気液分離
器Bを1段目とし、気液分離器Aを2段目とした実施形
態では、燃料電池における化学反応の結果等により発生
する気液2相流体は、まず、1段目としてのサイクロン
式の旋回式気液分離器Bの導入筒101に導入される。
導入筒101から容器100内部に導入された気液2相
流体には、容器100の円筒内壁面から容器100の中
心軸方向に向けて旋回しながら流れる旋回流が発生す
る。
【0060】このとき、気液2相流体に発生する遠心力
は、気相より比重が大きい液相を容器100の円筒内壁
面へ向け飛散させることにより液相と気相とを分離させ
る。分離された液相は、容器100の円筒内壁面に衝突
することにより滴化されて排出筒102から容器100
外部へ排出され回収される。他方、液相が除去された気
相は、容器100の中心軸上に設けられた流出筒103
から旋回速度成分を残しつつ容器100外部に導出され
る。これにより、気液2相流体の気相と液相とは分離さ
れる。
【0061】しかし、かかるサイクロン式の旋回式気液
分離器Bを使用しても、気液2相流体中に存在する液相
のすべてを回収できるわけではなく、実際には、流出筒
103から容器100外部へ排出される気相には、液相
が混合されている。従って、実際には、流出筒103か
らは、旋回速度成分を有する気液2相流体が容器100
外部に向けて導出される。導出筒103から導出され
た、旋回速度成分を有する気液2相流体は、2段目とし
ての気液分離器Aの内部にて、上記実施形態と同様に、
気相と液相とが再び分離される。
【0062】従って、かかる実施形態すなわちサイクロ
ン式の旋回式気液分離器Bを1段目とし気液分離器Aを
2段目とした実施形態では、1段目としてのサイクロン
式の旋回式気液分離器Bにおいて回収しきれなかった気
液2相流体の液相を、直列的に配置された2段目として
の気液分離器Aによって回収できるので、全体としてみ
ると、気液2相流体の液相の回収率が向上される。
【0063】すなわち、サイクロン式の旋回式気液分離
器Bから導出された旋回速度成分を有する気液2相流体
は、流入筒5を通過する際に、その旋回速度成分が一層
加速されることになり、導入通路7の一部を構成する導
入筒2の流出側開口2aから放出される段階での気液2
相流体の旋回速度成分はさらに大きな値となる。よっ
て、その際に気液2相流体の液相に作用する遠心力は大
きいものとなり、気液2相流体の液相の回収効率が向上
される。
【0064】また、2段目としての気液分離器Aは、サ
イクロン式の旋回式気液分離器Bよりも圧力損失が小さ
いので、2段とも含めた全体として見た場合、サイクロ
ン式の旋回式気液分離器Bを直列に2段接続するより
も、圧力損失が小さくなる。
【0065】次に、図9を用いて、本発明の第2実施形
態に係る気液分離器Aの構成について説明する。図9
は、本発明の第2実施形態に係る気液分離器Aの概略が
示された断面図である。図9において、図1に示された
第1実施形態との最も大きな相違点は、2段目としての
気液分離器Aの導入通路7が、1段目としてのサイクロ
ン式の旋回式気液分離器Bの流出筒103にて兼用され
ている点である。
【0066】これによれば2段目としての気液分離器A
の導入通路7を省略することができるので、部品点数の
削減により、製造コストが低減される。また、2段目と
しての気液分離器Aと、1段目としてのサイクロン式の
旋回式気液分離器Bとが直接接続されているので、装置
全体としての軸方向長さが短縮される。この第2実施形
態の作用効果については、第1実施形態のものとほぼ同
様であるので、ここではその詳細な説明を省略する。
【0067】以上、本発明の第1実施形態及び第2実施
形態について説明したが、本発明の実施形態は、これら
に限定されるものではなく、特許請求の範囲に含まれる
範囲内にて適宜変更されることができることはいうまで
もない。
【0068】上記した図1の実施形態においては、導入
通路7の一部を構成している流入筒5の内部に設けられ
ている細幅板8を省略してもよい。この場合には、図1
にて仮想線で示したサイクロン式の旋回式気液分離器B
のみが、気液2相流体に旋回速度成分を付与することに
なる。この場合においても、1段目としてのサイクロン
式の旋回式気液分離器Bによって回収しきれなかった気
液2相流体の液相が、2段目としての気液分離器Aによ
り回収可能とされるため、気液2相流体の液相の回収効
率が向上されることに変わりはない。
【0069】さらには、本発明の第2実施形態において
は、サイクロン式の旋回式気液分離器Bの流出筒103
の内部に第1実施形態における細幅板8を設けるように
してもよい。この場合には、1段目としてのサイクロン
式の気液分離器Bを通過した後の気液2相流体の旋回速
度成分が、流出筒103内にてさらに加速されることに
なるので、2段目としての気液分離器A内における遠心
力による気液分離作用がより大きくなり、気液分離器A
内における液相の回収率が一層向上されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る気液分離器Aの
概略が示された一部断面図である。
【図2】 本発明の第1実施形態に係る気液分離器Aの
外筒1、導入筒2、導出筒3及び排出筒4の部位が示さ
れた正面図である。
【図3】 本発明の第1実施形態に係る気液分離器Aの
外筒1、導入筒2、導出筒3及び排出筒4の部位が示さ
れた下断面図である。
【図4】 本発明の第1実施形態に係る気液分離器Aの
導入通路7の一部を構成している流入筒5の詳細が示さ
れた正面図である。
【図5】 本発明の第1実施形態に係る気液分離器Aの
導入通路7の第1変形例の概略が示された図である。
【図6】 本発明の第1実施形態に係る気液分離器Aの
導入通路7の第2変形例の概略が示された図である。
【図7】 本発明の第1実施形態に係る気液分離器Aの
導入通路7の第3変形例の概略が示された図である。
【図8】 (a)は、本発明の第1実施形態に係る気液
分離器Aの導入筒2及び導出筒3の部位の第1変形例が
示された図であり、(b)は、その第2変形例が示され
た図であり、(c)は、その第3変形例が示された図で
あり、(d)は、その第4変形例が示された図である。
【図9】 本発明の第2実施形態に係る気液分離器Aの
概略が示された断面図である。
【符号の説明】
1…外筒、1a,1b…蓋、1c…内壁面、2…導入
筒、2a…流出側開口、3…導出筒、3a…導出口、4
…排出筒、5…流入筒、6…ゴムホース、7・・・導入通
路、8…細幅板、103…流出筒、A…気液分離器、B
…サイクロン式の旋回式気液分離器。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気液分離前の気液2相流体が内部を旋回
    しながら通過可能な導入通路と、前記導入通路の気液2
    相流体の流出側開口に対して軸方向に所定距離離れて対
    向するように設けられて気液分離後の気相が通過可能な
    導出口と、前記導入通路の流出側開口を径方向に所定距
    離離れた外方から包囲する気液分離可能な外筒と、前記
    外筒に設けられて気液分離後の液相を排出可能な排出筒
    とを備えている気液分離器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された気液分離器におい
    て、前記導出口が導出筒に形成されており、前記導出口
    が前記外筒により径方向に所定距離離れた外方から包囲
    されていることを特徴とする気液分離器。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された気液分離器におい
    て、前記導出筒に形成された前記導出口の開口面積が前
    記導入通路の流出側開口の開口面積より小さいことを特
    徴とする気液分離器。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載された気液分離器
    において、前記導入通路の流出側開口及び前記導出筒に
    形成された前記導出口が共に、前記外筒の軸方向端面位
    置より所定距離だけ前記外筒の軸方向内側に配置されて
    おり、前記排出筒が、前記外筒の前記導入通路側の軸方
    向端面位置近傍に配置されていることを特徴とする気液
    分離器。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載された気液分離器におい
    て、前記導出口が前記外筒自体に形成されていることを
    特徴とする気液分離器。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のうちのいずれか
    一項に記載された気液分離器において、前記導入通路内
    には、気液2相流体に旋回流を発生させるための所定の
    ピッチでねじられた細幅板が設けられていることを特徴
    とする気液分離器。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のうちのいずれか
    一項に記載された気液分離器において、気液2相流体が
    旋回しながら通過可能な旋回式気液分離器の流出筒に前
    記導入通路が接続されていることを特徴とする気液分離
    器。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項6のうちのいずれか
    一項に記載された気液分離器において、気液2相流体が
    旋回しながら通過可能な旋回式気液分離器の流出筒に前
    記導入通路が形成されていることを特徴とする気液分離
    器。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のうちのいずれか
    一項に記載された気液分離器において、前記導入通路の
    流出側開口の近傍形状が流出側に向けて末広がりの形状
    であることを特徴とする気液分離器。
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