JP2019000925A - マーキング装置及び位置決め用のマークが形成されたワークの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】マーキング装置及び位置決め用のマークが付されたワークの製造方法において、組み立て後の工程や組み立て精度に影響を与えないように、ワークにマークを付す。
【解決手段】マーキング装置100は、間隔を開けて互いに対向して配置された一対の電極11,12と、間隔を変化させるように一方の電極11を他方の電極12に対して移動させる移動手段20(サーボモータ21、送りねじ22)と、一対の電極11,12の間に1枚のワーク200が配置されて、移動手段20によりワーク200の面に電極11,12を接触させた状態で、一対の電極11,12の間に電流を流して、ワーク200の面に変色したマークMを形成する通電部30と、を備え、電極11,12は、ワーク200に接触する部分が電気抵抗率の大きい材料で形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】マーキング装置100は、間隔を開けて互いに対向して配置された一対の電極11,12と、間隔を変化させるように一方の電極11を他方の電極12に対して移動させる移動手段20(サーボモータ21、送りねじ22)と、一対の電極11,12の間に1枚のワーク200が配置されて、移動手段20によりワーク200の面に電極11,12を接触させた状態で、一対の電極11,12の間に電流を流して、ワーク200の面に変色したマークMを形成する通電部30と、を備え、電極11,12は、ワーク200に接触する部分が電気抵抗率の大きい材料で形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、マーキング装置及び位置決め用のマークが形成されたワークの製造方法に関する。
例えば、自動車のボディに用いられる板金部品を他の部品と、溶接や締結などで組み立てる場合、治具等を使ってその板金部品を所定の位置に位置決めすることが行われている。この場合、例えば、板金部品と治具にそれぞれ位置決めの基準となる孔(基準孔)を形成しておき、板金部品を治具に設置した状態で、両基準孔に位置決め用のピンを通すことで、板金部品を治具の所定位置に位置決めすることができる。また、基準孔が形成された板金部品を位置決め用のピンが設置された治具に嵌めることで、板金部品を治具の所定位置に位置決めすることができる。この場合、基準孔と位置決め用のピンをそれぞれ2つ形成して、板金部品の自由度を拘束するのが一般的である。
ところで、上述した基準孔と位置決め用のピンによる位置決め方法では、2つの基準孔のピッチの誤差を考慮する必要がある。そのため、位置決め用のピンの直径を基準孔の直径に対してある程度小さくすることで、その誤差を吸収させることが行われている。
しかし、このようなピンの直径と基準孔の直径との差は、位置決めの誤差の原因となるため、位置決めの精度を高いレベルで確保するのが難しくなる。また、基準孔を形成することによる製造コストの上昇や、剛性の低下を招くおそれもある。
そこで、基準孔に代えて、インクや塗料等を使って基準となる印(マーク)を描いたり、凹凸形状によって基準となる部位を形作ったりすることが想定される。例えば、単に記号等を板金部品に刻印する技術として、抵抗溶接機の加圧子の端面に、記号等を反転させた凸印を形成し、板金部品に加圧子を押圧することで、記号等を刻印するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、例えば、自動車のボディを塗装する工程では、上塗り塗装の前段階の下地塗装として、塗料浴槽内にボディを浸して塗料浴槽とボディとの間で電流を流すことによりボディに塗料を付着させる電着塗装が行われる。ここで、ボディの板金部品にインクや塗料等の印が形成されていると、そのインクや塗料が塗料浴槽内の塗料と混じってしまい、電着塗装の品質に影響を与えるおそれがある。
また、刻印等の凹凸形状を形成したものは、他の部品等と重ね合わせたとき、凹凸形状のわずかな精度誤差によって、重ね合わせた部品同士の密着性が低下し、組み立て精度に影響を与えるおそれがある。
本発明の第1は、このような事情に鑑みなされたもので、組み立て後の工程や組み立て精度に影響を与えないように、ワークにマークを付すことができるマーキング装置を提供することを目的とする。
また、本発明の第2は、このような事情に鑑みなされたもので、組み立て後の工程や組み立て精度に影響を与えない位置決め用のマークが形成されたワークの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1は、間隔を開けて互いに対向して配置された一対の電極と、前記間隔を変化させるように、前記一対の電極のうち少なくとも一方の電極を他方の電極に対して移動させる移動手段と、前記一対の電極の間に1枚のワークが配置されて、前記移動手段により前記ワークの面に前記電極を接触させた状態で、前記一対の電極の間に電流を流して、前記ワークの面に変色したマークを形成する通電手段と、を備え、前記電極は、前記ワークに接触する部分が電気抵抗率の大きい材料で形成されているマーキング装置である。
本発明の第2は、一枚の板金製のワークを、間隔を開けて互いに対向して配置された一対の、少なくとも先端部が前記ワークよりも電気抵抗率の大きい材料で形成された電極の間に配置し、前記一対の電極のそれぞれを前記ワークの各面に対応させて接触させ、前記一対の電極の間に電流を流し、その後に前記電極をそれぞれ前記ワークの面から離すことにより、前記ワークの面に位置決め用の変色したマークが形成されたワークを製造する位置決め用マークが形成されたワークの製造方法である。
本発明に係るマーキング装置によれば、組み立て後の工程や組み立て精度に影響を与えないように、ワークにマークを付すことができる。
また、本発明に係る、位置決め用マークが形成されたワークの製造方法によれば、組み立て後の工程や組み立て精度に影響を与えない位置決め用のマークが付されたワークを製造することができる。
以下、本発明に係るマーキング装置の実施形態及び本発明に係る位置決め用マークが形成されたワークの製造方法の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態であるマーキング装置100を示す側面図、図2は図1に示した電極11を示す詳細図、図3,4はそれぞれフローティング機構を説明する、図1相当の側面図、図5はマーキング装置100により、ワーク200にマークMを形成している様子を示す断面図、図6はマーキング装置100により、ワーク200に形成されたマークMを示す平面図である。
<マーキング装置の全体構成>
図1に示したマーキング装置100は、一対の電極10と、移動手段20と、通電部30と、アーム部40と、フローティング機構(イコライズ装置)50と、冷却水系80と、を備えている。
図1に示したマーキング装置100は、一対の電極10と、移動手段20と、通電部30と、アーム部40と、フローティング機構(イコライズ装置)50と、冷却水系80と、を備えている。
アーム部40は、剛性の強いフレームであり、例えば略C字状に形成されている。このC字の一方の端部には、後述する一対の電極10のうち一方の電極12が取り付けられるホルダ42が設けられている。また、C字の他方の端部には、後述する移動手段20が固定されている。なお、通電部30もアーム部40に固定されている。
一対の電極10は、間隔を開けて互いに対向して配置された2つの電極11,12によって構成されている。この一対の電極10の間には、1枚の板金部材であるワーク200が配置される。ワーク200は、例えば自動車のボディに用いられている亜鉛メッキ鋼板である。
電極11は、図2に示すように、ワーク200の面に接する部分である先端部11aと、この先端部11aを支持した本体部11bとを有している。なお、電極12は電極11と同じ構造であるため、以下、電極11について説明した構成等は電極12についても同じであり、図2において、電極12については電極11に対応させてカッコ書きで符号を記載している。
先端部11aは、電気抵抗率の大きい材料で形成されている。この電気抵抗率の大きいというのは、抵抗溶接機の電極としては用いることがない程度に電気抵抗率が大きいことを意味し、例えば、ワーク200と同程度に電気抵抗率が大きい。このような電気抵抗率が大きい材料として、本実施形態では、例えばタングステンカーバイドが適用されている。タングステンカーバイドは超硬合金の一種である。したがって、電極11の、ワーク200に接する部分(先端部11a)は非常に硬い。このように電気抵抗率の大きい材料で形成された電極11,12は、通電したときの抵抗発熱が大きく発熱し易い。
先端部11aは、例えば直径φ5[mm]程度の円柱状に形成されている。先端部11aの先端、すなわち、ワーク200の面に接する端面は、その輪郭形状が真円であり、後述するようにこの端面に接したワーク200に、この端面に対応したマークMを付すために輪郭形状が鮮明に形成されている。先端部11aは、本体部11bに比べて非常に小さく、かつ細く形成されている。
本体部11bは、先端部11aよりも電気抵抗率が小さく、タングステンカーバイドに比べて安価な材料で形成されている。このような材料として、本実施形態では、例えば銅が適用されている。銅は、周知のように金属では導電性がよい。本体部11bは、例えば先端部11aの側の端面が閉じた円筒状に形成されている。この閉じた端面を形成している先端壁11cに、先端部11aが圧入されて先端部11aを支持している。なお、先端部11aは、本体部11bの先端壁11cの内面側には貫通していない。
本体部11bの円筒の内壁面は、開放された端面側(図2において下側)から先端壁11cに向かうにしたがって内径が小さくなるように傾斜したテーパ11dが形成されている。本体部11bは、後述する移動手段20に設けられたホルダ41に対して着脱可能に形成されているが、このテーパ11dは、ホルダ41の外周面に対して摩擦力で固定するために形成されたものである。そして、ホルダ41に対して電極11を着脱する操作を、電極11を軸Y回りに回転等させることなく、電極11に軸Y方向への荷重を掛ける(押圧、引張り)だけで行うことができる。なお、電極12の本体部12bも、電極11の本体部11bと同様に、アーム部40のホルダ42に対して摩擦力で固定される。なお、ホルダ41,42は、電気抵抗率の小さい例えば銅で形成されている。
本体部11bの内側の空間には、後述する冷却水系80の冷却水が流れるようになっていて、この冷却水との熱交換により、高熱になった電極11は冷却される。
移動手段20は、電極11,12の間隔を変化させるように、電極11を電極12に対して移動させる。移動手段20は、具体的には、サーボモータ21と、サーボモータ21の回転方向の変位を軸Y方向の変位に変換する送りねじ22とを備えている。送りねじ22の先端部には、前述したホルダ41が結合されていて、このホルダ41に電極11が取り付けられている。
サーボモータ21が軸Y回りに回転すると、送りねじ22が軸Y方向に移動する。移動手段20は、前述したようにアーム部40に固定されているため、送りねじ22が、アーム部40に対して軸Y方向に移動する。これにより、送りねじ22の先端のホルダ41に取り付けられた電極11がアーム部40に対して軸Y方向に変位し、電極11は、アーム部40に固定された電極12に対して変位する。したがって、電極11,12の間隔を変化させる。
移動手段20は、電極11と電極12とが接するまで、ホルダ41を移動させることができるため、電極11と電極12との間の隙間に配置されたワーク200を電極11,12で挟み、さらに、所定の圧力を掛けることができる。すなわち,移動手段20は、電極11,12により、例えば3000[N]程度の圧力(加圧力)をワーク200に掛けることができる。
通電部30は、商用電源から供給された交流電力を直流電力に変換するダイオードや変圧するトランスを含む電力部33と、電力部33で生成された直流電流(例えば、2000[A]程度)を電極11,12間に流すために電力部33とホルダ41,42とをそれぞれ接続した導電部31,32とを備えている。なお、通電部30は、アーム部40に固定されている。
ホルダ41は、アーム部40に対して送りねじ22の軸Y方向の変位に伴い変位するため、アーム部40に固定された電力部33に対して変位する。したがって、電力部33とホルダ41とを接続した導電部31としては、これら電力部33とホルダ41との相対的な変位を吸収するように、変形可能に形成されたシャントが用いられている。シャントは、厚さが薄い板金部材を複数重ねてU字状に曲げた導電部材であり、U字の両端間の変位をU字の屈曲部の変形によって吸収する。また、シャントは変形の自由度が低いため、断面が丸いため変形の自由度が高い通常のケーブルに比べて、少ない支持部材で設置することができる。
本実施形態においては、シャントの両端を、通電のために導電対象にそれぞれ固定しているだけであり、屈曲部などを別途支持する必要がない。導電部31,32は、電気抵抗率の小さい例えば銅で形成されている。
移動手段20により、1枚のワーク200の各面に電極11,12の先端部11a,12aを接触させた状態で、通電部30は、電力部33で発生した電流を、導電部31,32、ホルダ41,42、電極11,12及びワーク200で形成された電気回路に流すことで、電極11,12とワーク200の各面とが接触した部分に変色したマークを形成する。例えば、ワーク200に電極11,12が接した状態で通電によって熱せられ、その熱せられている状態で電極11,12がワーク200から離れることで、熱せられた部分が空気に触れて、ワーク200のめっきの亜鉛や母材の鋼が酸化し、ワーク200に黒っぽく変色したマークが形成される。
なお、熱せられたワーク200は、温度が400[℃]を超えると酸素と結合し易くなるため、通電によってワーク200を400[℃]以上に熱して、直後に電極11,12をワーク200から離して酸化を促すのが好ましい。したがって、移動手段20は、ワークに電極11,12を接触させた状態で、通電部30により通電が行われた直後に、電極11,12をワーク200から離すように駆動されることが好ましい。
ワーク200に変色を起こさせる作用は、上述しためっきの亜鉛や母材の鋼の酸化によるものに限定されない。すなわち、電極11,12に通電することで、ワーク200の表面に変色した部分が形成されれば、その変色のメカニズムはどのようなものであってもよい。このとき、変色後の色は、黒っぽいものに限定されない。変色後の色は、変色前の元のワーク200の色との間で、形成されたマークをカメラやセンサ等の検出手段等で識別できるものであればよく、人間の視覚で識別できる可視光域(周波数帯域)での変色に限定されない。したがって、変色は、近赤外線域や赤外線域での変色や紫外線域での変色であってもよい。なお、検出手段はカメラ等の撮像手段で光学的に識別できるものが好ましい。変色という現象は、光学的に検出するのに適しているからである。
フローティング機構50は、電極11,12の間に配置されたワーク200に対して、電極11,12が接触するときの偏りを防止又は抑制する機構であり、例えば特開2012−6031号の「溶接機のイコライズ装置」として用いられているものと同様である。フローティング機構50は、アーム部40に固定され、送りねじ22の軸Y方向に延びたフローティング軸51と、ロボット400に固定され、フローティング軸51を、軸Y方向に沿って移動可能に支持するブラケット52と、フローティング軸51をブラケット52に対して軸Y方向の、ワーク200に近づく向きに荷重を掛けた状態(付勢した状態)とするばね等の弾性部材53とを備えている。
そして、例えば、図1に示すように、電極11,12間の予め設定された位置にワーク200が配置された状態で、移動手段20が、電極11を電極12に向けて軸Y方向に移動させる。すると、図3に示すように、電極11は、予め設定された位置に配置されたワーク200に突き当たる。
ワーク200は、突き当たり、さらに電極12の方向に変位しようとする電極11に押圧されるが、電極11はワーク200からその反力を受ける。すなわち、電極11を電極12の方向に移動させる移動手段20の駆動力を反力として受ける。移動手段20はアーム部40に固定され、アーム部40にフローティング軸51が固定されているため、移動手段20が受けた反力は、フローティング軸51が受けたことになる。
フローティング機構50の弾性部材53は、この反力よりも弱い弾性力で弾性変形するように設定されているため、フローティング軸51、アーム部40及び移動手段20は、送りねじ22を送り出すことにより移動手段20が受けた反力により、弾性部材53の弾性力に抗して、軸Y方向の電極12とは反対向き(図3において上向き)に変位する。
アーム部40のホルダ42には電極12が取り付けられているため、アーム部40の上方への変位にしたがって電極12も軸Y方向の上方に変位し、図4に示すように、電極12はワーク200の面に接する。これにより、ワーク200には、電極11,12から両面に均等の加圧力を受ける。このようにフローティング機構50は、ワーク200に一方の電極11のみから偏った荷重が作用するのを抑制する。
冷却水系80は、ホルダ41に接続されたホース81,82、ホルダ42に接続されたホース83,84、電力部33に接続されたホース85,86及び、これらホース81〜86の内部を流れる冷却水を有する。ホルダ41に接続された一方のホース81からホルダ41の内部に流れた冷却水は、ホルダ41から電極11の内部を流れて、ホルダ41に接続された他方のホース82から排出される。このとき、冷却水と電極11との間で熱交換が行われて、電極11が冷却される。
同様に、ホルダ42に接続された一方のホース83からホルダ42の内部に流れた冷却水は、ホルダ42から電極12の内部を流れて、ホルダ42に接続された他方のホース84から排出される。このとき、冷却水と電極12との間で熱交換が行われて、電極12が冷却される。また、電力部33に接続された一方のホース85から電力部33の内部に流れた冷却水は、電力部33に接続された他方のホース86から排出される。このとき、冷却水と電力部33との間で熱交換が行われて、電力部33が冷却される。
<マーキング装置の作用>
以上のように構成されたマーキング装置100によると、一枚の板金製のワーク200を、間隔を開けて互いに対向して配置された2つの電極11,12の間に配置し、その状態で、サーボモータ21を動作させて、送りねじ22を電極12に向けて送る。これにより、送りねじ22の先端に取り付けられた電極11が、ワーク200の面に近づき、やがて、電極11の先端部11aがワーク200の面に接する。
以上のように構成されたマーキング装置100によると、一枚の板金製のワーク200を、間隔を開けて互いに対向して配置された2つの電極11,12の間に配置し、その状態で、サーボモータ21を動作させて、送りねじ22を電極12に向けて送る。これにより、送りねじ22の先端に取り付けられた電極11が、ワーク200の面に近づき、やがて、電極11の先端部11aがワーク200の面に接する。
サーボモータ21の動作がさらに続いて電極11が電極12に近づくようにワーク200の面を押圧すると、その反力によりフローティング機構50が動作し、電極12がワーク200に近づき、やがて、電極12の先端部12aもワーク200の面に接する。これにより、ワーク200は電極11,12に挟まれて加圧された状態となる。サーボモータ21は、ワーク200を挟んで加圧する加圧力が、例えば3000[N]程度になるまで動作し、加圧力が3000[N]になった状態で動作を停止する。なお、本実施形態においては、ワーク200を3000[N]で加圧したが、加圧力はワークの材質や厚さ等種類に応じて適宜変えられ、3000[N]に限定されない。
次いで、電力部33が電極11,12間に流す例えば2000[A]のパルス状の電流を発生し、発生した電流は導電部31,32、ホルダ41,42及び電極11,12を通じて、ワーク200に流される。このとき、導電部31,32、ホルダ41,42及び電極11,12の本体部11b,12bは、電気抵抗率が小さい銅で形成されているため、抵抗発熱が少ない。一方、先端部11a,12a及びワーク200は、本体部11b,12bなどに比べて電気抵抗率が大きいため、これら先端部11a,12a及びワーク200は抵抗発熱が大きい。
そして、図5に示すように、先端部11aとワーク200とが接する部分、及び先端部12aとワーク200とが接する部分は、それぞれ例えば400[℃]以上の高い温度で発熱する。この結果、ワーク200の、先端部11aが接した部分200a、及びワーク200の、先端部12aが接した部分200bは、高温により酸素と結合し易い状態となる。そして、通電の直後に、サーボモータ21を動作させて電極11,12をワーク200から離すことで、高温になった部分200a,200bは、空気中の酸素と結合し、酸化する。
ワーク200は、酸化することで、元の色とは異なる色に変色する。したがって、酸化した部分200a,200bは、図6に示すように、周囲の部分とは異なる色に変色して、光学的に識別することが可能なマークMとなる。マークMは、ワーク200の位置決め用のマークとして用いることができる。なお、上述したマーキング装置100の動作は、位置決め用のマークMが形成されたワークの製造方法の一実施形態である。
ここで、ワーク200はワーク200が変形しない程度の加圧力で電極11,12に挟まれる。このため、マークMとしては、凹状の打痕はほとんど形成されない。
したがって、マークMは凹状に変形したものではなく、このワーク200と組み合わされる他のワークと重ね合わされても、その重ね合わせたときの位置合わせの精度(組み立て精度)が悪化するのを防止することができる。しかも、マークMは、塗料やインクで着色したものではないため、マークMを利用した位置決めによって組み立てられたワークの組み立て後における電着塗装など後工程に影響を与えることもない。
本実施形態における電極11,12の先端部11a,12aは、電気抵抗率が大きい超硬合金で形成されているため通電による発熱量を大きくしてワーク200の表面の変色を起こさせ易く、しかも、硬いため耐久性が高い。
本実施形態における電極11,12は、ワーク200に接触する部分を含む先端部11a,12aと、先端部11a,12aを支持するとともに、ホルダ41,42に対して着脱可能に設けられた、先端部11a,12aよりも電気抵抗率が小さい銅で形成された本体部11b,12bと、を有する構造である。したがって、電極11,12の全体を超硬合金で形成したものに比べて、ワーク200に接触する部分である先端部11a,12aの発熱効率を向上させることができる。また、電極11,12の全体を超硬合金で形成したものに比べて、本体部11b,12bに先端部11a,12aより安価な材料を適用することができ、電極11,12のコスト(価格)を抑制することができる。
また、本実施形態における電極11,12は、使用により電極11,12の消耗が一定程度まで進んだときや先端部11a,12aの変形によりマークMの輪郭形状が不鮮明になったとき、輪郭形状が所望の形状でなくなったときなどは、その古い電極11,12をホルダ41,42から取り外して、新しい電極11,12に簡単に交換することができる。
また、本実施形態のマーキング装置100でワークに形成されたマークMは、ワーク200を他の部品と溶接や締結などで組み立てる場合の位置決めの基準として、位置決めの工程で形成されてもよい。この場合、例えば、図6に示すように、マークMが形成されたワーク200をカメラで撮像し、得られた画像から、画像処理装置によってマークMを認識し、マークMの外周輪郭線(本実施形態では円)Moをエッジ検出等の処理で抽出し、抽出された円の輪郭線に基づいて、円の中心点Mcを算出し、その中心点Mcを、ワーク200の位置決め用の基準の位置として設定することができる。
本実施形態のマーキング装置100でワークに形成されたマークMは、ワーク200の表面と裏面との同じ位置にそれぞれ形成されるため、ワーク200が表面のマークMが視認できない姿勢や状況の場合には、裏面のマークMを利用して位置決めを行うことができ、ワーク200が裏面のマークMが視認できない姿勢や状況の場合には、表面のマークMを利用して位置決めを行うことができるため、利便性の高いマークMを形成することができる。
なお、マーキング装置100で必要とされる電気(加圧力の発生用)、電流(通電流の発生用)及び冷却水(冷却水系用)は、抵抗溶接機が配置されている溶接工程に既に完備されているため、このマーキング装置100は、溶接工程や溶接工程に隣接した前工程に配備されると、製造工程をより効率的に運用することができる。なお、マーキング装置100は、溶接工程や溶接工程に隣接した前工程に配備されるものに限定されない。
<変形例>
本発明に係るマーキング装置は、上述した実施形態のマーキング装置100に限定されない。例えば、このマーキング装置100は、アーム部40がC字状に形成されているが、本発明に係るマーキング装置は、アーム部はC字状ではなく、X字状に形成されたものであってもよい。また、アーム部の形状としては、C字状やX字状のものに限定されない。また、本実施形態のマーキング装置100は、ロボット400に保持されるものに限定されず、床置きの定置式のものであってもよい。
本発明に係るマーキング装置は、上述した実施形態のマーキング装置100に限定されない。例えば、このマーキング装置100は、アーム部40がC字状に形成されているが、本発明に係るマーキング装置は、アーム部はC字状ではなく、X字状に形成されたものであってもよい。また、アーム部の形状としては、C字状やX字状のものに限定されない。また、本実施形態のマーキング装置100は、ロボット400に保持されるものに限定されず、床置きの定置式のものであってもよい。
本実施形態のマーキング装置100は、マーキング装置100の全体がロボット400により移動されるため、フローティング機構50によって移動されるアーム部40の移動量が既知である場合は、ロボット400に、その既知の移動量だけマーキング装置100を移動させるように予めティーチングしておくことで、マーキング装置100はフローティング機構50を備えなくてもよい。
ただし、ワーク200の寸法の個体差などの予めのティーチングで対応できない誤差を有するワーク200に対しては、ロボット400による移動に加えて、フローティング機構50による位置の調整を行うことで、その誤差を適切に吸収して、位置決め用のマークMを精度よく形成することができるため、精度の信頼性を向上させる観点により、フローティング機構50を備えることが好ましい。
本実施形態の、位置決め用のマークMが形成されたワーク200の製造方法は、本実施形態のマーキング装置100を用いた例であるが、本発明に係る位置決め用マークが形成されたワークの製造方法は、本発明に係るマーキング装置を使った製造方法に限定されない。
本発明に係るマーキング装置及び本発明に係る位置決め用マークが形成されたワークの製造方法における電極としては、タングステンカーバイド以外の他の種類の超硬合金を適用してもよい。超硬合金の電極であれば、発熱とワークへの加圧の繰り返しによっても、ワークに形成されるマークの輪郭が不鮮明になり難い耐久性を有する。
なお、本発明に係るマーキング装置及び本発明に係る位置決め用マークが形成されたワークの製造方法における電極は、電気抵抗率が大きい材料で形成されたものであればよく、超硬合金で形成されたものに限定されない。
本実施形態における電極11,12は、ワーク200の面に接触する部分を含む先端部11a,12aがタングステンカーバイドで、この先端部を支持する本体部11b,12bが、タングステンカーバイドよりも安価で、電気抵抗率がタングステンカーバイドに比べて小さく、かつ良好な導電性を有する銅で形成されているものに限定されない。したがって、本発明における電極は、本体部も含めて全体がタングステンカーバイドで形成されていてもよいし、先端部に超硬合金を用いない電極としてもよい。
本実施形態の電極11,12は、ワーク200の両面にそれぞれ対応して設けられていて、いずれの電極11,12も、先端部11a,12aが超硬合金で形成されているが、一方の電極11(又は電極12)にのみ超硬合金を用いたものであってもよい。すなわち、ワーク200の2つの面のうち、位置決め用のマークMを形成しようとする面が1面だけであるときは、その位置決め用のマークMを形成しようとする側の面に接触する電極11(又は電極12)だけを超硬合金で形成し、他方の面(位置決め用のマークMを形成しない側の面)に接触する電極12(又は電極11)は、超硬合金の電極であってもよいし、超硬合金以外の材料で形成された電極であってもよい。
図7は、先端部11a,12aが本体部11b,12bの内側に貫通した構造の電極11,12を示す、図2相当の断面図である。本実施形態のマーキング装置100における電極11,12は、図2に示すように、先端部11a,12aが本体部11b,12bの内側に貫通していない構造であり、この構造により、本体部11b,12bの内側を流れる冷却水が先端部11a,12aの側に漏れるのを完全に防止している。しかし、電極11,12は、例えば図7に示すように、先端部11a,12aが本体部11b,12bの内側に貫通している構造であってもよい。
このように構成された電極11,12は、本体部11b,12bの内側を流れる冷却水が先端部11a,12aに直接接するため、先端部11a,12aを冷却する性能を向上させることができる。
この構造の場合、先端部11a,12aの軸部分をテーパ11e,12eで形成することで、先端部11a,12aを本体部11b,12bに圧入したとき、先端部11a,12aと本体部11b,12bとの間の密着程度が向上し、両者の間からの水漏れを効果的に防止することができる。
図8は、3ピース構造の電極11,12を示す、図2相当の断面図である。本実施形態のマーキング装置100における電極11,12は、先端部11a,12aと本体部11b,12bとの2つのピースで構成されたものであるが、例えば図8に示すように、本体部11b,12bが、本体11j,12jとキャップ11i,12iとの2つのピースで構成され、先端部11a,12aと合わせて3つのピースで構成されたものであってもよい。
この電極11,12の先端部11a,12aは、円柱の軸Y方向の中央部に、半径方向に張り出した鍔11h,12hが形成されている。そして、この鍔11h、12hを挟んだ軸Y方向の一方の柱状部11g,12gが、本体11j、12jの先端面側から内側の空間(冷却水路)に挿入されて、鍔11h,12hが本体11j,12jの端面に載った状態に配置されている。この状態で、中心に、鍔11h、12hを挟んだ軸Y方向の他方の柱状部11f,12fを通過させる中心穴が形成されたキャップ11i,12iが、柱状部11f,12fの先端側から被せられている。
そして、キャップ11i,12iの内面側が軸Y方向に鍔11h,12hに接した状態で、キャップ11i,12iの内周面に形成されたねじが、本体11j,12jの外周面に形成されたねじに締結されている。これにより、先端部11a,12aは、鍔11h,12hが本体11j,12jとキャップ11i,12iとに挟まれた状態で本体部11b,12bに支持される。ここで、鍔11h,12hを挟んで形成されている柱状部11f,12fと柱状部11g,12gとは同じ形状である。
このように形成された電極11,12は、キャップ11i,12iを取り外すことにより、先端部11a,12aを本体部11b,12bから着脱することができる。しかも、先端部11a,12aは、上下を反対にして2つの柱状部11f,12f、柱状部11g,12gを、ワーク200に接する部分として用いることができるため、電極11,12の交換頻度を少なくすることができる。
また、本体11j,12jの内側を流れる冷却水は、図7に示した電極11,12と同様に、先端部11a,12aに直接接するため、先端部11a,12aを冷却する性能を向上させることができる。
なお、本体11j,12jの内側を流れる冷却水は、本体11j,12jと先端部11a,12aの鍔11h,12hとの間で止められるため、外部には漏れないが、本体11j,12jの冷却水路に挿入された柱状部11g,12gと冷却水路との間に、Oリング等の水密部材を設けた構成とするのがより好ましい。
本実施形態におけるサーボモータ21及び送りねじ22は、一対の対向した電極11,12を相対的に移動させる移動手段の一例であるが、本発明における移動手段は、サーボモータに限定されず、例えばエアシリンダなどの他のアクチュエータを適用することもできる。
本実施形態におけるサーボモータ21及び送りねじ22は、一方の電極11を、固定された他方の電極12に向けて移動させる移動手段の一例であるが、本発明における移動手段は、一方の電極だけを移動させるものに限定されず、両方の電極を移動させるものであってもよい。すなわち、本発明における移動手段は、一対の電極を、相対的に近づける向きと、相対的に遠ざける向きとに移動させるものであれば、一方の電極だけを移動させるものであるか又は2つの電極を移動させるものであるかの別を問わない。また、移動手段が、2つの電極を移動させるものである場合、2つの電極を移動させるタイミングは同時であるか否かも問わず、1つずつ交互に移動させるものでもよい。
11,12 電極
20 移動手段
21 サーボモータ
22 送りねじ
30 通電部
33 電力部
40 アーム部
80 冷却水系
100 マーキング装置
200 ワーク
400 ロボット
M マーク
Y 軸
20 移動手段
21 サーボモータ
22 送りねじ
30 通電部
33 電力部
40 アーム部
80 冷却水系
100 マーキング装置
200 ワーク
400 ロボット
M マーク
Y 軸
Claims (5)
- 間隔を開けて互いに対向して配置された一対の電極と、
前記間隔を変化させるように、前記一対の電極のうち少なくとも一方の電極を他方の電極に対して移動させる移動手段と、
前記一対の電極の間に1枚のワークが配置されて、前記移動手段により前記ワークの面に前記電極を接触させた状態で、前記一対の電極の間に電流を流して、前記ワークの面に変色したマークを形成する通電手段と、を備え、
前記電極は、前記ワークに接触する部分が電気抵抗率の大きい材料で形成されているマーキング装置。 - 前記電気抵抗率の大きい材料が超硬合金である請求項1に記載のマーキング装置。
- 前記電極は、前記ワークに接触する部分を含む先端部と、前記先端部を支持するとともにホルダに対して着脱可能に設けられた、前記先端部よりも電気抵抗率が小さい材料で形成された本体部と、を有する請求項1又は2に記載のマーキング装置。
- 前記マークは、検出手段で検出されて、位置決め工程における基準の位置として形成される請求項1から3のうちいずれか1項に記載のマーキング装置。
- 一枚の板金製のワークを、間隔を開けて互いに対向して配置された一対の、少なくとも先端部が前記ワークよりも電気抵抗率の大きい材料で形成された電極の間に配置し、
前記一対の電極のそれぞれを前記ワークの各面に対応させて接触させ、
前記一対の電極の間に電流を流し、その後に前記電極をそれぞれ前記ワークの面から離すことにより、前記ワークの面に位置決め用の変色したマークが形成されたワークを製造する位置決め用マークが形成されたワークの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017115854A JP2019000925A (ja) | 2017-06-13 | 2017-06-13 | マーキング装置及び位置決め用のマークが形成されたワークの製造方法 |
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ID=65005036
Family Applications (1)
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JP2017115854A Pending JP2019000925A (ja) | 2017-06-13 | 2017-06-13 | マーキング装置及び位置決め用のマークが形成されたワークの製造方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020145171A1 (ja) | 2019-01-08 | 2020-07-16 | 関西ペイント株式会社 | 水性塗料組成物 |
CN116577836A (zh) * | 2023-07-14 | 2023-08-11 | 济宁联威车轮制造有限公司 | 一种汽车零部件冲压钣金检测装置及检测方法 |
-
2017
- 2017-06-13 JP JP2017115854A patent/JP2019000925A/ja active Pending
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WO2020145171A1 (ja) | 2019-01-08 | 2020-07-16 | 関西ペイント株式会社 | 水性塗料組成物 |
CN116577836A (zh) * | 2023-07-14 | 2023-08-11 | 济宁联威车轮制造有限公司 | 一种汽车零部件冲压钣金检测装置及检测方法 |
CN116577836B (zh) * | 2023-07-14 | 2023-09-15 | 济宁联威车轮制造有限公司 | 一种汽车零部件冲压钣金检测装置及检测方法 |
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