JP2018537075A - 発酵による生物産物の製造のための酵母成長の増強方法、及び該方法のための栄養組成物 - Google Patents
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Abstract
【選択図】図1A
Description
コーンスティープリカーと、少なくとも1種の消泡剤(a)若しくは少なくとも1種の界面活性剤(b)の少なくとも一方、又はそれらの任意の組み合わせとを含む栄養組成物を含有する成長培地中で、少なくとも1種の酵母を培養して、増殖した酵母培養物を得ることと、
発酵基質に増殖した酵母培養物を接種して、発酵可能なバイオマスを生成することと;発酵可能なバイオマスを発酵させて、少なくとも1種の生物産物と未発酵の固体含有物とを含む発酵したバイオマスを生成することと、
少なくとも1種の生物産物の少なくとも一部を固体含有物から分離することと、
を含む、発酵による生物産物の製造方法に関する。
コーンスティープリカーと、
非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、若しくはそれらの任意の組み合わせである少なくとも1種の界面活性剤(a)、若しくは少なくとも1種の消泡剤(b)の少なくとも一方、又はそれらの任意の組み合わせと、
を含む発酵栄養組成物に関する。
コーンスティープリカーと、
少なくとも1種の界面活性剤(a)若しくは少なくとも1種の消泡剤(b)の少なくとも一方、又はそれらの任意の組み合わせと、
酵母培養物と、
糖類と、
を含む液体混合物に関する。
実験的評価は、3種の成分の1種又はその組み合わせを含有する栄養生成物組成物について行った。これらの3種の成分には、以下のものが含まれていた:
コーンスティープリカー:トウモロコシ湿式製粉の副産物として、トウモロコシ可溶性物の粘性濃縮物の形で得られる(Roquette America Inc.社製のSolulys 048K)。
界面活性剤:TWEEN 80(ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート、Harcross Chemicals社、Ivanhoe Industries, Inc.社、Dow Chemicals社、又はBASF社から商業的に入手可能)。
Ivanhoe Industries社、又はClariant社から商業的に入手可能な、ポリグリコールとシリコーンとを含むブレンドである有機消泡剤(XFO-12A)。
酵母細胞成長
種々の栄養組成物を、先に示したトウモロコシエタノールプラント用の調合(酵母増殖用の調合)を使用して評価することで、コーンスティープリカーを消泡剤と組み合わせて、それとは別に消泡剤及び界面活性剤と組み合わせて使用することによる酵母細胞成長に対する効果を、コーンスティープリカーを単独で使用する場合と比べて比較した。
エタノール産生
種々の栄養組成物を、先に示したトウモロコシエタノールプラント用の調合(エタノール発酵用の調合)を使用して評価することで、コーンスティープリカーを消泡剤と組み合わせて、それとは別に消泡剤及び界面活性剤と組み合わせて使用することによるエタノール産生に対する効果を、コーンスティープリカーを単独で使用する場合と比べて比較した。
高重力発酵によるエタノール産生
栄養組成物を、先に示したトウモロコシエタノールプラント用の調合(エタノール発酵用の調合)を使用して評価することで、コーンスティープリカーを消泡剤と組み合わせて使用することによる高重力発酵によるエタノール産生に対する効果を、尿素を使用する場合と比べて比較した。尿素は、ほとんどのトウモロコシエタノールプラントで使用される現行の窒素源である。
高エタノール濃度耐性
配合した栄養組成物を、酵母細胞が高エタノール濃度に耐える能力を改善するそれらの可能性について評価した。
糖利用率
全ての発酵サイクルの終わりに、エタノールプラント管理者は、非常に最小限の残留糖類しかないことを望んでいる。残留糖濃度は、もう一つの発酵の実行の善し悪しの指標である。最小限の残留糖類では、プラントは、より多くのエタノールを生産すると予想される。それというのも、酵母細胞がその糖類を利用して、所望の産物(エタノール)を生産すると推定されるからである。
酵母細胞成長
更なる種々の栄養組成物を、先に示したトウモロコシエタノールプラント用の調合(酵母増殖用の調合)を使用して評価することで、コーンスティープリカーを消泡剤と組み合わせて、それとは別に界面活性剤と組み合わせて、それとは別に消泡剤及び界面活性剤と組み合わせて使用することによる酵母細胞成長に対する効果を、コーンスティープリカー、消泡剤、及び界面活性剤をそれぞれ単独で使用する場合と比べて比較した。
エタノール産生
更なる種々の栄養組成物を、先に示したトウモロコシエタノールプラント用の調合(エタノール発酵用の調合)を使用して評価することで、コーンスティープリカーを消泡剤と組み合わせて、それとは別に消泡剤及び界面活性剤と組み合わせて使用することによるエタノール産生に対する効果を、コーンスティープリカー、消泡剤、及び界面活性剤をそれぞれ単独で使用する場合と比べて比較した。
糖利用率
示されるように、残留糖類の濃度は、発酵の実行性能の指標の1つである。低い残留糖類は、糖類を消費して所望の産物を産生する良好な酵母細胞成長が存在したことを示している。
グリセロール産生
エタノール発酵におけるグリセロール産生の水準は、酵母細胞に対するストレスの水準を示している。更なる種々の栄養組成物を、先に示したトウモロコシエタノールプラント用の調合(エタノール発酵用の調合)を使用して評価することで、コーンスティープリカーを消泡剤と組み合わせて、それとは別に界面活性剤と組み合わせて、それとは別に消泡剤及び界面活性剤と組み合わせて使用することによるグリセロール産生に対する効果を、コーンスティープリカー、消泡剤、及び界面活性剤をそれぞれ単独で使用する場合と比べて比較した。
1. 本発明は、コーンスティープリカーと、少なくとも1種の消泡剤(a)若しくは少なくとも1種の界面活性剤(b)の少なくとも一方、又はそれらの任意の組み合わせとを含む栄養組成物を含有する成長培地中で、少なくとも1種の酵母を培養して、増殖した酵母培養物を得ることを含む、生物産物の製造のための酵母成長の増強方法に関する。
2. 栄養組成物は、少なくとも1種の界面活性剤、例えば、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、又はそれらの任意の組み合わせを含む、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
3. 少なくとも1種の消泡剤が存在し、それは少なくとも1種の有機消泡剤である、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
4. 少なくとも1種の消泡剤は、約1から約5までのHLB値を有する少なくとも1種の界面活性剤である、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
5. 少なくとも1種の有機消泡剤は、ポリグリコール、ポリグリコールとシリコーンとのブレンド、脂肪酸エトキシレート、エトキシル化脂肪アミン、又はそれらの任意の組み合わせである、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
6. 少なくとも1種の界面活性剤は、エトキシル化ソルビタンエステル、グリセリドエトキシレート、エトキシル化ひまし油、アルコールエトキシレート、アルキルフェノールエトキシレート、フェノールエトキシレート、アミドエトキシレート、脂肪酸エトキシレート、脂肪アミンエトキシレート、脂肪アミドエトキシレート、脂肪モノエタノールアミド若しくは脂肪ジエタノールアミド、アルキルグリコシド、ポリエチレングリコール(PEG)、アセチレングリコール、ポリプロピレングリコール(PPG)、ポロキサマー、アルカリ金属アリールスルホン酸塩、エトキシル化脂肪アミド、又はそれらの任意の組み合わせである非イオン性界面活性剤である、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
7. 少なくとも1種の界面活性剤は、エトキシル化ソルビタンエステル(ポリソルベート)である非イオン性界面活性剤である、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
8. 少なくとも1種の界面活性剤は、約2から約39までのHLB値を有する非イオン性界面活性剤である、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
9. 少なくとも1種の界面活性剤は、約7から約25までのHLB値を有する非イオン性界面活性剤である、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
10. 栄養組成物は、該組成物の総固体重量に対して、約1.0重量%から約99.9重量%までのコーンスティープリカーと、約0.1重量%から約50重量%までの少なくとも1種の消泡剤(a)、若しくは0重量%(又は0.1重量%)から約50重量%までの少なくとも1種の界面活性剤(b)の少なくとも一方、又は(a)及び(b)の任意の組み合わせとを含む、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
11. 培養は、混合物の重量に対して、約0.01重量%から約50.00重量%までの少なくとも1種の酵母と、約99.99重量%から約50.00重量%までの栄養組成物とを含有する混合物を培養することを含む、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
12. 少なくとも1種の酵母は、サッカロマイセス・セレビシエ、サッカロマイセス・パストリアヌス(カールスベルゲンシス)、クルイウェロマイセス・ラクティス、クルイウェロマイセス・フラジリス、フサリウム・オキシスポラム、又はそれらの任意の組み合わせである、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
13. 栄養組成物の添加は、培養をコーンスティープリカーだけを添加して、少なくとも1種の消泡剤を用いずに行った増殖した酵母培養物における酵母濃度と比べて、1グラム当たり少なくとも約3000000個の細胞の増殖した酵母培養物における酵母濃度の増大をもたらす、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
14. 栄養組成物の添加は、培養をコーンスティープリカーだけを添加して、少なくとも1種の界面活性剤及び少なくとも1種の消泡剤を用いずに行った増殖した酵母培養物における酵母濃度と比べて、1グラム当たり少なくとも約3000000個の細胞の増殖した酵母培養物における酵母濃度の増大をもたらす、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
15. 栄養組成物の添加は、培養を同量の上記コーンスティープリカーだけを添加して、少なくとも1種の消泡剤を用いずに行った増殖した酵母培養物における酵母濃度と比べて、単位重量当たりの細胞数を基準として少なくとも約25%以上の増殖した酵母培養物における酵母濃度の増大をもたらす、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
16. 栄養組成物の添加は、培養を同量の上記コーンスティープリカーだけを添加して、少なくとも1種の界面活性剤及び少なくとも1種の消泡剤を用いずに行った増殖した酵母培養物における酵母濃度と比べて、単位重量当たりの細胞数を基準として少なくとも約25%以上の増殖した酵母培養物における酵母濃度の増大をもたらす、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
17. コーンスティープリカーと、少なくとも1種の消泡剤(a)若しくは少なくとも1種の界面活性剤(b)の少なくとも一方、又はそれらの任意の組み合わせとを含む栄養組成物を含有する成長培地中で、少なくとも1種の酵母を培養して、増殖した酵母培養物を得ることと、
発酵基質に増殖した酵母培養物を接種して、発酵可能なバイオマスを生成することと、
発酵可能なバイオマスを発酵させて、少なくとも1種の生物産物と未発酵の固体含有物とを含む発酵したバイオマスを生成することと、
少なくとも1種の生物産物の少なくとも一部を固体含有物から分離することと、
を含む、発酵による生物産物の製造方法。
18. 栄養組成物は、少なくとも1種の界面活性剤、例えば、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、又はそれらの任意の組み合わせを含む、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
19. コーンスティープリカー、少なくとも1種の消泡剤、及び少なくとも1種の界面活性剤は、培養のために添加前に予め混合しておく、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
20. コーンスティープリカー、少なくとも1種の消泡剤、及び任意の少なくとも1種の界面活性剤は、培養のために個別に添加する、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
21. 少なくとも1種の消泡剤が存在し、それは少なくとも1種の有機消泡剤である、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
22. 少なくとも1種の消泡剤は、約1から約5までのHLB値を有する界面活性剤である、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
23. コーンスティープリカーと、少なくとも1種の消泡剤と、少なくとも1種の界面活性剤とを含む追加の栄養組成物を導入することを更に含み、その栄養組成物は発酵可能なバイオマス中に含有される、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
24. コーンスティープリカーと、少なくとも1種の消泡剤と、任意に少なくとも1種の界面活性剤とを含む追加の栄養組成物を導入することを更に含み、その栄養組成物は発酵可能なバイオマス中に含有される、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
25. コーンスティープリカー、少なくとも1種の消泡剤、及び任意の少なくとも1種の界面活性剤は、発酵可能なバイオマスに添加する前に予め混合しておく、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
26. コーンスティープリカー、少なくとも1種の消泡剤、及び任意の少なくとも1種の界面活性剤は、発酵可能な塊へと個別に添加する、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
27. 少なくとも1種の生物産物は、エタノール、油、又はそれらの組み合わせである、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
28. 分離は、発酵したバイオマスからエタノールを蒸留することa)、発酵したバイオマスから油を抽出することb)、又はa)及びb)の両方c)を含む、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
29. 栄養組成物の添加は、培養を同量の上記コーンスティープリカーだけを添加して、少なくとも1種の消泡剤を用いずに行った増殖槽及び発酵槽における酵母濃度と比べて、1グラム当たり少なくとも約3000000個の細胞の増殖槽及び発酵槽における酵母濃度の増大をもたらす、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
30. 栄養組成物の添加は、培養を同量の上記コーンスティープリカーだけを添加して、少なくとも1種の界面活性剤及び少なくとも1種の消泡剤を用いずに行った増殖槽及び発酵槽における酵母濃度と比べて、1グラム当たり少なくとも約3000000個の細胞の増殖槽及び発酵槽における酵母濃度の増大をもたらす、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
31. 栄養組成物の添加は、培養を同量のコーンスティープリカーだけを添加して、少なくとも1種の消泡剤及び少なくとも1種の界面活性剤を用いずに行った増殖槽及び発酵槽におけるエタノール濃度と比べて、少なくとも1%重量/容量の発酵したバイオマスにおけるエタノール濃度の増大をもたらす、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
32. 発酵は、30%から40%までの発酵可能な固形分での高重力発酵であり、かつ栄養組成物の添加は、培養を該栄養組成物ではなく同量の尿素を用いて行ったエタノール収率と比べて、少なくとも約2%のエタノール収率の増大をもたらす、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
33. 増殖槽及び発酵槽は、約0.02%重量/容量から約18%重量/容量までのエタノール濃度を有し、かつ栄養組成物の添加は、培養を同量の上記コーンスティープリカーだけを添加して、少なくとも1種の界面活性剤及び少なくとも1種の消泡剤を用いずに行った発酵したバイオマスにおける酵母濃度と比べて、単位重量当たりの細胞数を基準として少なくとも約2.5%の発酵したバイオマスにおける酵母濃度の増大をもたらす、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
34. 栄養組成物の添加は、培養を同量の上記コーンスティープリカーだけを添加して、少なくとも1種の消泡剤を用いずに行った増殖槽及び発酵槽における残留糖濃度と比べて、少なくとも3%重量/容量の発酵したバイオマスにおける残留糖濃度の低減をもたらす、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
35. 培養を、回分式発酵、流加回分式発酵、又は連続式発酵から選択される発酵方式で実施する、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
36. 発酵を、回分式発酵、流加回分式発酵、又は連続式発酵から選択される発酵方式で実施する、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
37. 発酵基質は、穀類、例えばトウモロコシ、コムギ、ライムギ、オオムギ及びモロコシ、リグノセルロース質材料、例えば木材、ヤナギ材及びスイッチグラス、農業残渣、例えばトウモロコシ茎葉、トウモロコシ穂軸、わら及びバガス、サトウキビ、糖蜜、テンサイ、デンプン材料、例えばタピオカ(カッサバ)及びジャガイモ、紙及びパルプ工業廃棄物、藻類、木材、種子、草、又はそれらの任意の組み合わせを含む、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
38. 発酵基質は、トウモロコシを含む、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の方法。
39. コーンスティープリカーと、
非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、若しくはそれらの任意の組み合わせ等の少なくとも1種の界面活性剤(a)、若しくは少なくとも1種の消泡剤(b)の少なくとも一方、又はそれらの任意の組み合わせと、
を含む発酵栄養組成物。
40. 少なくとも1種の消泡剤が少なくとも1種の有機消泡剤である、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の発酵栄養組成物。
41. 少なくとも1種の有機消泡剤は、ポリグリコール、ポリグリコールとシリコーンとのブレンド、脂肪酸エトキシレート、エトキシル化脂肪アミン、又はそれらの任意の組み合わせである、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の発酵栄養組成物。
42. 少なくとも1種の界面活性剤は、エトキシル化ソルビタンエステル、グリセリドエトキシレート、エトキシル化ひまし油、アルコールエトキシレート、アルキルフェノールエトキシレート、フェノールエトキシレート、アミドエトキシレート、脂肪酸エトキシレート、脂肪アミンエトキシレート、脂肪アミドエトキシレート、脂肪モノエタノールアミド若しくは脂肪ジエタノールアミド、アルキルグリコシド、ポリエチレングリコール(PEG)、アセチレングリコール、ポリプロピレングリコール(PPG)、ポロキサマー、アルカリ金属アリールスルホン酸塩、エトキシル化脂肪アミド、又はそれらの任意の組み合わせである非イオン性界面活性剤である、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の発酵栄養組成物。
43. 少なくとも1種の界面活性剤は、エトキシル化ソルビタンエステル(ポリソルベート)である非イオン性界面活性剤である、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の発酵栄養組成物。
44. 少なくとも1種の界面活性剤は、約7から約25までのHLB値を有する非イオン性界面活性剤であり、かつ少なくとも1種の有機消泡剤は、約1から約5までのHLB値を有する界面活性剤である、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の発酵栄養組成物。
45. 栄養組成物の総固体重量に対して、約1.0重量%から約99.9重量%までのコーンスティープリカーと、約0.1重量%から約50重量%までの少なくとも1種の消泡剤と、約0.1重量%から約50重量%までの少なくとも1種の界面活性剤とを含む、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の発酵栄養組成物。
46. コーンスティープリカー、酵母培養、糖類と、
少なくとも1種の界面活性剤(a)若しくは少なくとも1種の消泡剤(b)の少なくとも一方、又はそれらの任意の組み合わせと、
を含む液体混合物。
47. 少なくとも1種の消泡剤は、有機消泡剤であり、かつ少なくとも1種の界面活性剤は、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、又はそれらの任意の組み合わせである、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の液体混合物。
48. 少なくとも1種の有機消泡剤は、約1から約5までのHLB値を有する界面活性剤であり、かつ少なくとも1種の界面活性剤は、約7から約25までのHLB値を有する非イオン性界面活性剤である、任意の上記又は下記の実施形態/特徴/態様に記載の液体混合物。
Yeast Cell Count @ 7hr 7時間時点での酵母細胞数
Milion cells per gram 1グラム当たりの細胞数(×1000000)
Treatment 処理
図3
EtOH - 40hr EtOH−40時間
Conc., %wt 濃度、重量%
Treatment 処理
図4
High gravity fermentation 高重力発酵
% Ethanol エタノール(%)
No Dose 供与なし
Dose 1X 供与量1X
Dose 2X 供与量2X
Treatment Dose 処理剤の供与量
図5
Yeast Cell Concentration, @ 48 hrs 48時間時点での酵母細胞濃度
Optical density, 600 nm 光学密度、600nm
図6
Total Residual Sugars - 40 hr 総残留糖類−40時間
図7
Yeast Cell Count at 25 hr 25時間時点での酵母細胞数
Million cells per mL 1 mL当たりの細胞数(×1000000)
Treatments 処理
図8
Ethanol Concentration at 64 hrs 64時間時点でのエタノール濃度
Conc., %wt 濃度、重量%
図9
Residual Sugars at 64 hr 64時間時点での残留糖類
Conc., %wt 濃度、重量%
Treatments 処理
図10
Glycerol Concentration at 64 hr 64時間時点でのグリセロール濃度
Conc., %wt 濃度、重量%
Treatments 処理
Claims (48)
- コーンスティープリカーと、少なくとも1種の消泡剤(a)若しくは少なくとも1種の界面活性剤(b)の少なくとも一方、又はそれらの任意の組み合わせとを含む栄養組成物を含有する成長培地中で、少なくとも1種の酵母を培養して、増殖した酵母培養物を得ることを含む、生物産物の製造のための酵母成長の増強方法。
- 前記栄養組成物は、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、又はそれらの任意の組み合わせである少なくとも1種の界面活性剤を含む、請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも1種の消泡剤が存在し、それは少なくとも1種の有機消泡剤である、請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも1種の消泡剤は、1から5までのHLB値を有する少なくとも1種の界面活性剤である、請求項3に記載の方法。
- 前記少なくとも1種の有機消泡剤は、ポリグリコール、ポリグリコールとシリコーンとのブレンド、脂肪酸エトキシレート、エトキシル化脂肪アミン、又はそれらの任意の組み合わせである、請求項3に記載の方法。
- 前記少なくとも1種の界面活性剤は、エトキシル化ソルビタンエステル、グリセリドエトキシレート、エトキシル化ひまし油、アルコールエトキシレート、アルキルフェノールエトキシレート、フェノールエトキシレート、アミドエトキシレート、脂肪酸エトキシレート、脂肪アミンエトキシレート、脂肪アミドエトキシレート、脂肪モノエタノールアミド若しくは脂肪ジエタノールアミド、アルキルグリコシド、ポリエチレングリコール(PEG)、アセチレングリコール、ポリプロピレングリコール(PPG)、ポロキサマー、アルカリ金属アリールスルホン酸塩、エトキシル化脂肪アミド、又はそれらの任意の組み合わせである非イオン性界面活性剤である、請求項2に記載の方法。
- 前記少なくとも1種の界面活性剤は、エトキシル化ソルビタンエステル(ポリソルベート)である非イオン性界面活性剤である、請求項2に記載の方法。
- 前記少なくとも1種の界面活性剤は、2から39までのHLB値を有する非イオン性界面活性剤である、請求項2に記載の方法。
- 前記少なくとも1種の界面活性剤は、7から25までのHLB値を有する非イオン性界面活性剤である、請求項2に記載の方法。
- 前記栄養組成物は、該組成物の総固体重量に対して、1.0重量%から99.9重量%までのコーンスティープリカーと、0.1重量%から50重量%までの少なくとも1種の消泡剤(a)、若しくは0.1重量%から50重量%までの少なくとも1種の界面活性剤(b)の少なくとも一方、又は(a)及び(b)の任意の組み合わせとを含む、請求項2に記載の方法。
- 前記培養は、混合物の重量に対して、0.01重量%から50.00重量%までの前記少なくとも1種の酵母と、99.99重量%から50.00重量%までの前記栄養組成物とを含有する混合物を培養することを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記少なくとも1種の酵母は、サッカロマイセス・セレビシエ、サッカロマイセス・パストリアヌス(カールスベルゲンシス)、クルイウェロマイセス・ラクティス、クルイウェロマイセス・フラジリス、フサリウム・オキシスポラム、又はそれらの任意の組み合わせである、請求項1に記載の方法。
- 前記栄養組成物の添加は、培養をコーンスティープリカーだけを添加して、少なくとも1種の消泡剤を用いずに行った増殖した酵母培養物における酵母濃度と比べて、1グラム当たり少なくとも約3000000個の細胞の増殖した酵母培養物における酵母濃度の増大をもたらす、請求項1に記載の方法。
- 前記栄養組成物の添加は、培養をコーンスティープリカーだけを添加して、少なくとも1種の界面活性剤及び少なくとも1種の消泡剤を用いずに行った増殖した酵母培養物における酵母濃度と比べて、1グラム当たり少なくとも約3000000個の細胞の増殖した酵母培養物における酵母濃度の増大をもたらす、請求項2に記載の方法。
- 前記栄養組成物の添加は、培養を同量の前記コーンスティープリカーだけを添加して、少なくとも1種の消泡剤を用いずに行った増殖した酵母培養物における酵母濃度と比べて、単位重量当たりの細胞数を基準として少なくとも約25%以上の増殖した酵母培養物における酵母濃度の増大をもたらす、請求項1に記載の方法。
- 前記栄養組成物の添加は、培養を同量の前記コーンスティープリカーだけを添加して、少なくとも1種の界面活性剤及び少なくとも1種の消泡剤を用いずに行った増殖した酵母培養物における酵母濃度と比べて、単位重量当たりの細胞数を基準として少なくとも約25%以上の増殖した酵母培養における酵母濃度の増大をもたらす、請求項2に記載の方法。
- コーンスティープリカーと、少なくとも1種の消泡剤(a)若しくは少なくとも1種の界面活性剤(b)の少なくとも一方、又はそれらの任意の組み合わせとを含む栄養組成物を含有する成長培地中で、少なくとも1種の酵母を培養して、増殖した酵母培養物を得ることと、
発酵基質に前記増殖した酵母培養物を接種して、発酵可能なバイオマスを生成することと、
前記発酵可能なバイオマスを発酵させて、少なくとも1種の生物産物と未発酵の固体含有物とを含む発酵したバイオマスを生成することと、
前記少なくとも1種の生物産物の少なくとも一部を前記固体含有物から分離することと、
を含む、発酵による生物産物の製造方法。 - 前記栄養組成物は、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、又はそれらの任意の組み合わせである少なくとも1種の界面活性剤を含む、請求項17に記載の方法。
- 前記コーンスティープリカー、前記少なくとも1種の消泡剤、及び前記少なくとも1種の界面活性剤は、培養のために添加前に予め混合しておく、請求項17に記載の方法。
- 前記コーンスティープリカー、前記少なくとも1種の消泡剤、及び前記少なくとも1種の界面活性剤は、培養のために個別に添加する、請求項17に記載の方法。
- 前記少なくとも1種の消泡剤が存在し、それは少なくとも1種の有機消泡剤である、請求項17に記載の方法。
- 前記少なくとも1種の消泡剤は、1から5までのHLB値を有する界面活性剤である、請求項21に記載の方法。
- コーンスティープリカーと、少なくとも1種の消泡剤と、少なくとも1種の界面活性剤とを含む追加の栄養組成物を導入することを更に含み、その栄養組成物は前記発酵可能なバイオマス中に含有される、請求項17に記載の方法。
- コーンスティープリカーと、少なくとも1種の消泡剤と、任意に少なくとも1種の界面活性剤とを含む追加の栄養組成物を導入することを更に含み、その栄養組成物は前記発酵可能なバイオマス中に含有される、請求項18に記載の方法。
- 前記コーンスティープリカー、前記少なくとも1種の消泡剤、及び任意の前記少なくとも1種の界面活性剤は、発酵可能なバイオマスに添加する前に予め混合しておく、請求項24に記載の方法。
- 前記コーンスティープリカー、前記少なくとも1種の消泡剤、及び任意の前記少なくとも1種の界面活性剤は、発酵可能な塊へと個別に添加する、請求項24に記載の方法。
- 前記少なくとも1種の生物産物は、エタノール、油、又はそれらの組み合わせである、請求項17に記載の方法。
- 前記分離は、前記発酵したバイオマスからエタノールを蒸留することa)、前記発酵したバイオマスから油を抽出することb)、又はa)及びb)の両方c)を含む、請求項17に記載の方法。
- 前記栄養組成物の添加は、培養を同量の前記コーンスティープリカーだけを添加して、少なくとも1種の消泡剤を用いずに行った増殖槽及び発酵槽における酵母濃度と比べて、1グラム当たり少なくとも約3000000個の細胞の増殖槽及び発酵槽における酵母濃度の増大をもたらす、請求項17に記載の方法。
- 前記栄養組成物の添加は、培養を同量の前記コーンスティープリカーだけを添加して、少なくとも1種の界面活性剤及び少なくとも1種の消泡剤を用いずに行った増殖槽及び発酵槽における酵母濃度と比べて、1グラム当たり少なくとも約3000000個の細胞の増殖槽及び発酵槽における酵母濃度の増大をもたらす、請求項18に記載の方法。
- 前記栄養組成物の添加は、培養を同量の前記コーンスティープリカーだけを添加して、少なくとも1種の消泡剤及び少なくとも1種の界面活性剤を用いずに行った増殖槽及び発酵槽におけるエタノール濃度と比べて、少なくとも1%重量/容量の前記発酵したバイオマスにおけるエタノール濃度の増大をもたらす、請求項17に記載の方法。
- 前記発酵は、30%から40%までの発酵可能な固形分での高重力発酵であり、かつ前記栄養組成物の添加は、培養を該栄養組成物ではなく同量の尿素を用いて行ったエタノール収率と比べて、少なくとも約2%のエタノール収率の増大をもたらす、請求項17に記載の方法。
- 増殖槽及び発酵槽は、0.02%重量/容量から18%重量/容量までのエタノール濃度を有し、かつ前記栄養組成物の添加は、培養を同量の前記コーンスティープリカーだけを添加して、少なくとも1種の界面活性剤及び少なくとも1種の消泡剤を用いずに行った前記発酵したバイオマスにおける酵母濃度と比べて、単位重量当たりの細胞数を基準として少なくとも約2.5%の前記発酵したバイオマスにおける酵母濃度の増大をもたらす、請求項18に記載の方法。
- 前記栄養組成物の添加は、培養を同量の前記コーンスティープリカーだけを添加して、少なくとも1種の消泡剤を用いずに行った増殖槽及び発酵槽における残留糖濃度と比べて、少なくとも3%重量/容量の前記発酵したバイオマスにおける残留糖濃度の低減をもたらす、請求項17に記載の方法。
- 培養を、回分式発酵、流加回分式発酵、又は連続式発酵から選択される発酵方式で実施する、請求項17に記載の方法。
- 発酵を、回分式発酵、流加回分式発酵、又は連続式発酵から選択される発酵方式で実施する、請求項17に記載の方法。
- 前記発酵基質は、穀類、例えばトウモロコシ、コムギ、ライムギ、オオムギ及びモロコシ、リグノセルロース質材料、例えば木材、ヤナギ材及びスイッチグラス、農業残渣、例えばトウモロコシ茎葉、トウモロコシ穂軸、わら及びバガス、サトウキビ、糖蜜、テンサイ、デンプン材料、例えばタピオカ(カッサバ)及びジャガイモ、紙及びパルプ工業廃棄物、藻類、木材、種子、草、又はそれらの任意の組み合わせを含む、請求項17に記載の方法。
- 前記発酵基質は、トウモロコシを含む、請求項17に記載の方法。
- i)コーンスティープリカーと、
ii)非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、若しくはそれらの任意の組み合わせである少なくとも1種の界面活性剤(a)、若しくは少なくとも1種の消泡剤(b)の少なくとも一方、又はそれらの任意の組み合わせと、
を含む発酵栄養組成物。 - 前記少なくとも1種の消泡剤が存在し、それは少なくとも1種の有機消泡剤である、請求項39に記載の発酵栄養組成物。
- 前記少なくとも1種の有機消泡剤は、ポリグリコール、ポリグリコールとシリコーンとのブレンド、脂肪酸エトキシレート、エトキシル化脂肪アミン、又はそれらの任意の組み合わせである、請求項39に記載の発酵栄養組成物。
- 前記少なくとも1種の界面活性剤は、エトキシル化ソルビタンエステル、グリセリドエトキシレート、エトキシル化ひまし油、アルコールエトキシレート、アルキルフェノールエトキシレート、フェノールエトキシレート、アミドエトキシレート、脂肪酸エトキシレート、脂肪アミンエトキシレート、脂肪アミドエトキシレート、脂肪モノエタノールアミド若しくは脂肪ジエタノールアミド、アルキルグリコシド、ポリエチレングリコール(PEG)、アセチレングリコール、ポリプロピレングリコール(PPG)、ポロキサマー、アルカリ金属アリールスルホン酸塩、エトキシル化脂肪アミド、又はそれらの任意の組み合わせである非イオン性界面活性剤である、請求項39に記載の発酵栄養組成物。
- 前記少なくとも1種の界面活性剤は、エトキシル化ソルビタンエステル(ポリソルベート)である非イオン性界面活性剤である、請求項39に記載の発酵栄養組成物。
- 前記少なくとも1種の界面活性剤は、7から25までのHLB値を有する非イオン性界面活性剤であり、かつ前記少なくとも1種の有機消泡剤は、1から5までのHLB値を有する界面活性剤である、請求項39に記載の発酵栄養組成物。
- 前記栄養組成物の総固体重量に対して、1.0重量%から99.9重量%までのコーンスティープリカーと、0.1重量%から50重量%までの少なくとも1種の消泡剤と、0.1重量%から50重量%までの少なくとも1種の界面活性剤とを含む、請求項39に記載の発酵栄養組成物。
- コーンスティープリカー、酵母培養物、及び糖類と、
少なくとも1種の界面活性剤(a)若しくは少なくとも1種の消泡剤(b)の少なくとも一方、又はそれらの任意の組み合わせと、
を含む液体混合物。 - 前記少なくとも1種の消泡剤は、有機消泡剤であり、かつ前記少なくとも1種の界面活性剤は、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、又はそれらの任意の組み合わせである、請求項46に記載の液体混合物。
- 前記少なくとも1種の有機消泡剤は、1から5までのHLB値を有する界面活性剤であり、かつ前記少なくとも1種の界面活性剤は、7から25までのHLB値を有する非イオン性界面活性剤である、請求項47に記載の液体混合物。
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