JP2018536497A - コーヒーメーカおよびコーヒーメーカを運転する方法 - Google Patents

コーヒーメーカおよびコーヒーメーカを運転する方法 Download PDF

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Abstract

コーヒーメーカ(1)であって、フィルタ容器(4)の上に設けられた流出装置(7)に湯を供給する装置を備え、フィルタ容器(4)には、グラウンドコーヒーを有するフィルタペーパが挿着可能であり、流出装置(7)は、充填されたフィルタペーパ(20)の中央の領域の上に設けられた中心の流出開口(12)と、充填されたフィルタペーパ(20)の側壁の中央の領域の上に配置された複数の外側の流出開口(13)とを有し、個々の流出開口(12,13,14)を通る湯の通流量は、コーヒー濃度を調整するための少なくとも3つの切換位置を有するセレクトスイッチ(9)を介して制御可能である、コーヒーメーカ(1)において、セレクトスイッチ(9)の全ての切換位置では、湯の少なくとも一部が、充填されたフィルタペーパ(20)の複数の外側の流出開口(13)を通して供給される、コーヒーメーカ(1)。

Description

本発明は、コーヒーメーカであって、フィルタ容器の上に設けられた流出装置に湯を供給する装置を備え、フィルタ容器には、グラウンドコーヒーを有するフィルタペーパが挿着可能であり、流出装置は、充填されたフィルタペーパの中央の領域の上に設けられた中心の流出開口と、充填されたフィルタペーパの側壁の中央の領域の上に配置された複数の外側の流出開口とを有し、個々の流出開口を通る湯の通流量は、コーヒー濃度を調整するための少なくとも3つの切換位置を有するセレクトスイッチを介して制御可能である、コーヒーメーカと、このようなコーヒーメーカを運転する方法とに関する。
コーヒーを抽出する際には、濃度および抽出率を「コーヒーブリューイングコントロールチャート(Coffee Brewing Control Chart)」上に表示できることが公知である。たいていの消費者は、18%〜22%の抽出率を好む。しかし、よりマイルドなまたは熟成度の低いコーヒーもしくはより濃くかつより苦味のあるコーヒーを好む消費者も存在する。米国特許第8495950号明細書(US 8,495,950 B2)には、コーヒーを抽出する方法が開示されている。この方法では、抽出プロセスの最適な見積もりを行う。抽出方法は、抽出率(収率)およびコーヒー濃度(溶解濃度)に関する相互作用から得られた認識に依拠する。
欧州特許第1287772号明細書(EP 1 287 772 B1)には、抽出飲料製造装置が開示されている。この装置では、フィルタ容器の上に複数の通流開口を備えた給水装置が設けられている。一部の通流開口は、フィルタ容器の下側から中央までの領域内の、フィルタ容器内室の投影面の周面輪郭にほぼ対応する、楕円形の周方向線上に位置している。中心の1つの通流開口または外側の複数の通流開口への供給により、コーヒーを抽出する際のコーヒー濃度を調整することができる。しかし、この装置では、不十分な形でしか中間位置にセッティングすることしかできず、コーヒー濃度を再現可能に調整することができる操作補助手段を備え付けることが、ユーザにとって望ましい。
独国実用新案第202014104028号明細書(DE 20 2014 104 028 U1)には、供給部に調節部材が設けられた飲料マシンが開示されている。調節部材は、液体流入部からそれぞれ異なった流出開口までの流体接続を形成するために、様々な切換位置につくことができる。第1の切換位置では、中心の流出開口のみに液体が供給される。別の切換位置では、液体は、中心の流出開口のまわりに中央の円軌道上に配置された複数の第2の流出開口へ導かれる。また、第3の切換位置では、液体を、中心の流出開口のまわりに外側の円軌道上に配置された複数の流出開口へ導くことができる。これにより、たしかに、コーヒー濃度を様々な切換位置により調整することができるが、液体分配器の構造は複雑であり、メンテナンスされかつ洗浄されなければならない多数の流出開口が存在する。さらに、濃いコーヒー用の切換位置では、中心の流出開口のみに液体が供給されるので、グラウンドコーヒーの外側の領域では少ししか湿されず、コーヒー飲料は割合高い苦味を有する、という欠点が存在する。中央の切換位置でも、中央の円軌道上の複数の流出開口を通した液体の供給により、グラウンドコーヒーの均一な湿しは、限定的にしか達成されない。
したがって、本発明の課題は、水の供給の制御を介して、コーヒー濃度を再現可能に調整することができる、コーヒーメーカおよびコーヒーメーカを運転する方法を提供することである。
この課題は、請求項1の特徴を備えたコーヒーメーカと、請求項11の特徴を備えた方法とにより解決される。
本発明によるコーヒーメーカでは、流出装置は、充填されたフィルタペーパの中央の領域の上に設けられた中心の流出開口と、充填されたフィルタペーパの側壁の中央の領域の上に配置された、好ましくは楕円形または環状の円軌道上に配置された複数の外側の流出開口とを有する。この場合、個々の流出開口を通る湯の通流量は、コーヒー濃度を調整するための少なくとも3つの切換位置を有するセレクトスイッチを介して制御することができる。セレクトスイッチの全ての切換位置では、湯の少なくとも一部が、充填されたフィルタペーパの複数の外側の流出開口を通して供給される。これにより、セレクトスイッチを「ミディアム」の抽出濃度または「ストロング」の抽出濃度にセッティングする際に、フィルタペーパの縁領域をグラウンドコーヒーが十分には通流しないことが回避される。さらに、湯を外側の流出開口を通して供給することにより、コーヒー飲料の苦味が低減される。コーヒー飲料の作成に関する利点の他に、この構造は、設けなければならない流出開口の数をより少なくし、これによりメンテナンス作業および洗浄作業が低減される、という利点をももたらす。
好適な態様では、流出装置は、湯を複数の流出開口へ導くための複数の通路を有し、セレクトスイッチにより、個々の流出開口に対する通流量を制御することができる。その際、外側の流出開口に対する湯の通流量を、セレクトスイッチの位置に応じてより少なくまたはより多くすることができる。
セレクトスイッチの切換位置が「ストロング」にあるとき、好ましくは、中心の流出開口は優先的に、外側の流出開口はよりわずかな程度で、たとえば3:1または4:1の比で通流される。これにより、コーヒー飲料はより高い濃度で作成される。なぜならば、中央の領域における供給により、グラウンドコーヒーの渦動および比較的長い接触時間がもたらされるからである。水を縁領域に供給することにより、より均一な湿しおよび苦味の低減がもたらされる。セレクトスイッチの切換位置が「ストロング」にあるとき、350μm〜450μmのグラウンドコーヒーの平均粒径および1リットルあたり60gのグラウンドコーヒーの分量の場合、抽出率は、好ましくは22%を上回る。これにより、濃いコーヒーおよび少し苦味のあるコーヒーを愛飲するユーザは、切換位置を相応に選択することができる。
セレクトスイッチの切換位置が「ミディアム」にあるとき、350μm〜450μmの平均粒径および1リットルあたり60gのグラウンドコーヒーの分量の場合、抽出率は、好ましくは18%〜22%の範囲内にある。この範囲は、大半のコーヒー愛飲者により好まれる。なぜならば、コーヒーは、十分な濃度およびほんのわずかな苦味を有するからである。
切換位置「ミディアム」における最適な抽出結果のために、グラウンドコーヒーは、好ましくは特に均一に通流される。このために、流出装置は、フィルタペーパの底面の継ぎ目または底面の折り目の上に、中心の流出開口に加えて、中心の流出開口に対して外側の流出開口に対するよりも小さい間隔で配置された、少なくとも2つの別の中間の流出開口を有する。これにより、外側の流出開口と中間の流出開口との間の領域も良好に通流され、この場合、任意に、中心の流出開口は、少なくとも2つの別の中間の流出開口を使用する際に遮断されてもよい。好ましくは、流出装置は、中心の流出開口および外側の流出開口の他に、中心の流出開口のそれぞれ反対側に設けられた、2つの中間の流出開口しか有しない。
セレクトスイッチの切換位置が「マイルド」にあることにより、流出装置を介して、350μm〜450μmのグラウンドコーヒーの平均粒径および1リットルあたり60gのグラウンドコーヒーの分量の場合、抽出率が18%を下回ることを達成することができる。このことは、マイルドなコーヒーを愛飲するユーザに有利となる。この場合、セレクトスイッチの相応する切換位置では、外側の流出開口のみが通流されてよく、これにより、グラウンドコーヒーとの接触時間は比較的短い。
本発明によるコーヒーメーカを運転する、本発明による方法では、セレクトスイッチのセッティングを介して、個々の流出開口への液体供給を制御する。
以下に、本発明を、添付の図面に関する態様に基づき詳説する。
本発明によるコーヒーメーカを示す斜視図である。 図1に示したコーヒーメーカを示す分解斜視図である。 図1に示したコーヒーメーカの流出装置を示す図である。 図1に示したコーヒーメーカの流出装置を示す図である。 図1に示したコーヒーメーカの流出装置を示す図である。 図1に示したコーヒーメーカの流出装置を示す図である。 セッティング「ストロング」におけるコーヒーメーカの流出装置を示す図である。 セッティング「ストロング」におけるコーヒーメーカの流出装置を示す図である。 セッティング「ストロング」におけるコーヒーメーカの流出装置を示す図である。 セッティング「ストロング」におけるコーヒーメーカの流出装置を示す図である。 セッティング「ストロング」におけるコーヒーメーカの流出装置を示す図である。 セッティング「ストロング」におけるコーヒーメーカの流出装置を示す図である。 セッティング「ミディアム」におけるコーヒーメーカの流出装置を示す図である。 セッティング「ミディアム」におけるコーヒーメーカの流出装置を示す図である。 セッティング「ミディアム」におけるコーヒーメーカの流出装置を示す図である。 セッティング「ミディアム」におけるコーヒーメーカの流出装置を示す図である。 セッティング「ミディアム」におけるコーヒーメーカの流出装置を示す図である。 セッティング「ミディアム」におけるコーヒーメーカの流出装置を示す図である。 セッティング「マイルド」におけるコーヒーメーカの流出装置を示す図である。 セッティング「マイルド」におけるコーヒーメーカの流出装置を示す図である。 セッティング「マイルド」におけるコーヒーメーカの流出装置を示す図である。 セッティング「マイルド」におけるコーヒーメーカの流出装置を示す図である。 セッティング「マイルド」におけるコーヒーメーカの流出装置を示す図である。 セッティング「マイルド」におけるコーヒーメーカの流出装置を示す図である。 コーヒーメーカのセレクトスイッチのセッティングに依存したコーヒー濃度を示すグラフである。
コーヒーメーカ1は、ハウジング2を有する。このハウジング2に接してまたはハウジング2内には、新鮮な水のためのタンクと、加熱装置とが設けられている。ハウジング2には、フィルタ容器4が設けられている。このフィルタ容器4には、円錐台状のフィルタペーパが挿着可能である。フィルタ容器4の下には、抽出したてのコーヒーのためのポット5が設けられている。このポット5は、保温プレート6上に置かれている。
ハウジング2の上面には、取外し可能な蓋3が位置する。この蓋3には、セレクトスイッチ9のための開口8が設けられている。セレクトスイッチ9を回すことにより、抽出されるコーヒーの濃度を調整することができる。
図2を見ると、蓋3の下には、湯の流出装置7が設けられている。この流出装置7は、セレクトスイッチ9を介して制御することができる。
図3A〜図3Dには、流出装置7が詳細に図示されている。流出装置7は、アーム11を有する。このアーム11には、湯のための、管状の流入部10が設けられている。湯は、流入部10からアーム11内に設けられた通路15を通って通路16および17へ流れ、その後、流出開口12,13,14を通ってフィルタ容器4内へ流れる。本態様では、中心の流出開口12は、その下に配置された、グラウンドコーヒーで充填されたフィルタペーパの中央の領域の上に位置している。一方、中心の流出開口12のまわりに円形または楕円形の円軌道上に配置された外側の流出開口13は、充填されたフィルタペーパの側壁の下方または中間の領域の上に配置されている。この外側の流出開口13の配置に関しては、欧州特許第1287772号明細書(EP 1 287 772 B1)を参照されたい。この場合、楕円形の配置とは異なって、外側の流出開口を円形の配置としてもよい。また、流出装置7の下面には、さらに2つの中間の流出開口14が位置する。これらの中間の流出開口14は、中心の流出開口12とともに一直線上に位置する。本態様では、中央の流出開口12のそれぞれ反対側に、1つの中間の流出開口14がそれぞれ位置する。中間の流出開口14は、その下に配置されたフィルタペーパの底面の継ぎ目または底面の折り目の上に位置決めされている。
セレクトスイッチ9を介して、流出開口12,13または14への湯の供給を制御することができる。このために、流出装置7内には、外側の通路17が位置する。この外側の通路17は、外側の流出開口13への供給を可能にする。外側の通路17の他に、中間の通路16が設けられている。この中間の通路16は、中心の流出開口12および中間の流出開口14への供給を制御する。供給される水量は、セレクトスイッチ9を介して調整することができる。このセレクトスイッチ9は、切換要素18に作用する。この切換要素18は、通路16および17への水の供給を制御するために、相応の壁要素および閉鎖要素を備えている。
図4A〜図4Fでは、セレクトスイッチ9は、抽出位置「ストロング」にある。この切換位置では、湯は流出装置7を介して流れ、優先的に、湯は中心の流出開口12を通ってフィルタペーパ20内へ導かれる。このフィルタペーパ20内には、グラウンドコーヒー(コーヒー粉)21が充填されている。湯の別の一部は、外側の流出開口13を通って流れるので、グラウンドコーヒー21は外側でも湿らされ、コーヒー飲料の苦味が高くなりすぎることが回避される。グラウンドコーヒー21の大体真ん中に湯を導くことにより、グラウンドコーヒー21は中央の領域において十分に渦動させられ、比較的濃いコーヒーが抽出される。抽出結果は、22%を上回る。
図5A〜図5Fでは、セレクトスイッチ9の「ミディアム」のセッティングが示されている。セレクトスイッチ9の切換により、湯は、依然として外側の開口13を通って流れるが、中心の流出開口12を通る代わりに、さらに2つの中間の流出開口14を通って流れる。この切換により、グラウンドコーヒー21はより一層均一に湿らされ、グラウンドコーヒー21の中央の領域における渦動は、いくらかより小さくなる。図5Eおよび図5Fの概略図には、実質的に真っ直ぐな上面を有するグラウンドコーヒー21が図示されている。一方、図4Eおよび図4Fには、中央での水の流出により生じた中央の凹みが図示されている。
図6A〜図6Fでは、セレクトスイッチ9のセッティングが「マイルド」に設定されている。セレクトスイッチ9のこのセッティングでは、湯は、専ら外側の開口13を通って、フィルタペーパ20を備えたフィルタ容器4内へ流れるので、グラウンドコーヒー21を主に外側の領域において湿らす。外側の領域では、グラウンドコーヒー21の充填高さは、鉛直方向で見て、傾斜して延在している側壁により、中央の領域における充填高さよりも低い。これにより、よりマイルドなコーヒーが抽出され、抽出率は、セレクトスイッチ9の別のセッティングの場合よりも低く、特に18%よりも低い。
上記で説明した流出装置7の試験を行った。その際、様々な種類のグラウンドコーヒーを試験に使用した。この試験では、商品名「メリタ アウスレーゼ(Melitta Auslese)」で販売されているコーヒー豆を用いて、まず粒径分布および平均粒径を特定した。なぜならば、これらは、抽出率に影響を与えるからである。求められた粒径分布は、以下の表により明らかである。
大部分のグラウンドコーヒーは、125μm〜500μmの粒径を有する。このことは、他の製造業者の製品にも該当する。その結果、約433μmの平均粒径が得られる。このグラウンドコーヒーは、抽出率を特定する試験に使用され、その際、グラウンドコーヒーは、60g/lの分量で、フィルタペーパ20に充填され、その後、セレクトスイッチ9の切換位置に関連して抽出率が測定された。
図7に示されているように、セレクトスイッチ9のセッティングを介して、抽出結果に影響を及ぼすことができる。たいていのコーヒー愛飲者は、セレクトスイッチ9を「ミディアム」のポジションにセッティングすることにより達成される、18%〜22%の抽出率を好む。ポジション「ストロング」にセッティングする場合、抽出率は22%を上回り、所望されたある程度の苦味を引き出すことができる。これに対して、よりマイルドなコーヒーを抽出すべき場合、抽出率は18%を下回る。したがって、セレクトスイッチ9のセッティングにより、再現可能な抽出率を得ることができる。
1 コーヒーメーカ
2 ハウジング
3 蓋
4 フィルタ容器
5 ポット
6 保温プレート
7 流出装置
8 開口
9 セレクトスイッチ
10 流入部
11 アーム
12 流出開口
13 流出開口
14 流出開口
15 通路
16 通路
17 通路
18 切換要素
20 フィルタペーパ
21 グラウンドコーヒー

Claims (11)

  1. コーヒーメーカ(1)であって、
    フィルタ容器(4)の上に設けられた流出装置(7)に湯を供給する装置を備え、
    前記フィルタ容器(4)には、グラウンドコーヒーを有するフィルタペーパが挿着可能であり、前記流出装置(7)は、グラウンドコーヒーで充填された前記フィルタペーパ(20)の中央の領域の上に設けられた中心の流出開口(12)と、充填された前記フィルタペーパ(20)の側壁の中間の領域の上に配置された複数の外側の流出開口(13)とを有し、個々の流出開口(12,13,14)を通る湯の通流量は、コーヒー濃度を調整するための少なくとも3つの切換位置を有するセレクトスイッチ(9)を介して制御可能である、コーヒーメーカ(1)において、
    前記セレクトスイッチ(9)の全ての切換位置では、湯の少なくとも一部が、充填された前記フィルタペーパ(20)の上に複数の前記外側の流出開口(13)を通して供給されることを特徴とする、コーヒーメーカ(1)。
  2. 前記流出装置(7)は、湯を前記流出開口(12,13,14)へ導くための複数の通路(15,16,17)を有し、前記セレクトスイッチ(9)により、個々の前記流出開口(12,13,14)に対する通流量が制御可能であることを特徴とする、請求項1記載のコーヒーメーカ。
  3. 前記セレクトスイッチ(9)の切換位置が「ストロング」にあるとき、前記中心の流出開口(12)が通流されるだけではなく、複数の前記外側の流出開口(13)もわずかに通流されることを特徴とする、請求項1または2記載のコーヒーメーカ。
  4. 前記セレクトスイッチ(9)の切換位置が「ストロング」にあるとき、350μm〜450μmの平均粒径および1リットルあたり60gのグラウンドコーヒーの分量の場合、抽出率は22%を上回ることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載のコーヒーメーカ。
  5. 前記セレクトスイッチ(9)の切換位置が「ミディアム」にあるとき、350μm〜450μmのグラウンドコーヒーの平均粒径および1リットルあたり60gのグラウンドコーヒーの分量の場合、抽出率は18%〜22%の範囲内にあることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載のコーヒーメーカ。
  6. 前記流出装置(7)は、前記フィルタペーパ(20)の底面の継ぎ目(22)または底面の折り目の上に、前記中心の流出開口(12)に加えて、少なくとも2つの別の中間の流出開口(14)を有することを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載のコーヒーメーカ。
  7. 前記セレクトスイッチ(9)の切換位置が「ミディアム」にあるとき、少なくとも2つの前記中間の流出開口(14)は、グラウンドコーヒーを均一に湿すために通流されることを特徴とする、請求項6記載のコーヒーメーカ。
  8. 前記中心の流出開口(12)および複数の前記外側の流出開口(13)の他に、前記中心の流出開口(12)のそれぞれ反対側に設けられた、2つの中間の流出開口(14)しか有しないことを特徴とする、請求項6または7記載のコーヒーメーカ。
  9. 前記セレクトスイッチ(9)の切換位置が「マイルド」にあるとき、350μm〜450μmのグラウンドコーヒーの平均粒径および1リットルあたり60gのグラウンドコーヒーの分量の場合、抽出率は18%を下回ることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載のコーヒーメーカ。
  10. 前記セレクトスイッチ(9)の切換位置が「マイルド」にあるとき、前記外側の流出開口(13)のみが通流されることを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項記載のコーヒーメーカ。
  11. 請求項1から10までのいずれか1項記載のコーヒーメーカ(1)を運転する方法において、グラウンドコーヒーの抽出率は、セレクトスイッチをセッティングすることにより制御可能である、コーヒーメーカ(1)を運転する方法。
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