JP2018535056A - 注射デバイス - Google Patents

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Abstract

注射デバイスは、ニードルシールドを有するシリンジを取り付けるように配置された注射器本体と、注射器本体の一端に配置されたキャップ(20)とを含む。キャップは、第1の開端および第2の閉端を有し、かつ外面の1つまたはそれ以上の開口部(212)を含む本体(200)と;本体の外側に配置された係合部材(100)であって、本体の外面の1つまたはそれ以上の対応する開口部を通って内方へ延びるように配置されニードルシールドに係合するように構成された1つまたはそれ以上の突出要素(120)を含む係合部材とを含む。

Description

本発明は、注射デバイスおよび注射デバイスのキャップに関する。
使用者の注射部位に薬剤を投薬するための自動注射器などの注射デバイスが、当技術分野で知られている。そのような注射デバイスは、通常、本体とキャップとを含む。ニードルシリンジが本体内に位置する。キャップは本体に着脱可能に取り付けられて、ニードルシリンジの針を覆う。薬剤を投薬するために、最初にキャップを本体から取り外してニードルシリンジを露出させる。
ニードルシリンジは、通常、ニードルシールド、すなわち、針にぴったりと適合して針を封止し保護するゴムスリーブを所定位置に備える。また、注射のために、ゴムニードルシールドをニードルシリンジから取り外して針を露出させなければならない。その後、針を注射部位でユーザの体内に挿入して薬剤を投薬することができる。
注射デバイスのキャップは、通常、大きく、容易に取り外される。しかしながら、ゴムニードルシールドを保持することが困難であるため、ゴムニードルシールドをニードルシリンジから取り外すことが困難となり得る。ゴムニードルシールドが針に近接しているため、ユーザがニードルシールドを取り外すことを不快に感じる場合がある。
一態様によれば、ニードルシールドを有するシリンジを取り付けるように配置された注射器本体と、注射器本体の一端に配置されたキャップとを含む注射デバイスであって;キャップは、第1の開端および第2の閉端を有し、かつ外面の1つまたはそれ以上の開口部を含む本体と;本体の外側に配置された係合部材であって、本体の外面の1つまたはそれ以上の対応する開口部を通って内方へ延びるように配置されニードルシールドに係合するように構成された1つまたはそれ以上の突出要素を含む係合部材とを含む注射デバイスが提供される。
1つまたはそれ以上の突出要素を、キャップが注射器本体から引き離されたときにニードルシールドに係合するように配置された複数のバーブとして形成してもよい。
1つまたはそれ以上の突出要素を、キャップが注射器本体から引き離されたときにニードルシールドに係合するように配置された複数のフックとして形成してもよい。
係合部材は、本体の周りで外側に配置されたリングを含むことができる。1つまたはそれ以上の突出要素を、リングの平面に対してある角度でリングから内方へ延びるように配置してもよい。
本体は幅狭部分を含むことができ、係合部材のリングを本体の幅狭部分の周りに配置することができる。
本体の開端は、リングの外径よりも大きい外径を有することができる。
本体の開端を圧縮されるように構成してもよく;本体の開端を、本体の開端が圧縮されたときに係合要素のリングを通るように配置してもよい。
本体は、開端から延びる1つまたはそれ以上のスロットを含むことができ、スロットは、本体の開端の圧縮を可能にするように構成される。
本体はゴム材料であってよい。
さらなる態様によれば、注射デバイスと共に使用するキャップであって、第1の開端および第2の閉端を有し、かつ外面の1つまたはそれ以上の開口部を含む本体と、本体の外側に配置された係合部材であって、本体の外面の1つまたはそれ以上の対応する開口部を通って内方へ延びるように配置され注射デバイスのニードルシールドに係合するように構成された1つまたはそれ以上の突出要素を含む係合部材とを含むキャップが提供される。
係合部材は、本体の周りで外側に配置されたリングを含むことができ、1つまたはそれ以上の突出要素を、リングの平面に対してある角度でリングから内方へ延びるように配置してもよい。
1つまたはそれ以上の突出要素を、複数のバーブまたは複数のフックとして形成してもよい。
本体の開端を圧縮されるように構成してもよく;本体の開端を、本体の開端が圧縮されたときに係合要素のリングを通るように配置してもよい。
本体は、開端から延びる1つまたはそれ以上のスロットを含むことができ、スロットは、本体の開端の圧縮を可能にするように構成される。
さらなる態様によれば、注射デバイスのキャップを製造する方法であって、第1の開端および第2の閉端を有し、かつ外面の1つまたはそれ以上の開口部を含む本体を形成すること;本体の外面の1つまたはそれ以上の対応する開口部を通って内方へ延びるように配置され注射デバイスのニードルシールドに係合するように構成された1つまたはそれ以上の突出要素を含む係合部材を形成すること;本体の開端を圧縮し、係合部材の突出要素間に本体の開端を通すこと;および、1つまたはそれ以上の突出要素を本体の1つまたはそれ以上の開口部に通すことを含む方法が提供される。
本発明のこれらおよびその他の態様が、以下で説明する実施形態から明らかになり、これらの態様を実施形態に言及して明瞭にするであろう。
添付図面を参照しながら、本発明の例示的な実施形態について説明する。
キャップが注射デバイスの本体に取り付けられた、本発明による注射デバイスの概略側面図である。 キャップが本体から取り外された、図1Aの注射デバイスの概略側面図である。 本発明の第1の実施形態による、図1Aおよび図1Bの注射デバイスのキャップの等角図である。 図2のキャップの等角図である。 本発明の第2の実施形態による、図1Aおよび図1Bの注射デバイスのキャップの等角図である。 図4のキャップの概略断面側面図である。 製造方法を示すフローチャートである。
本発明の実施形態は、注射デバイスまたは自動注射デバイスの改良されたキャップを提供する。キャップは、注射デバイス内でシリンジのゴムニードルシールドに係合するための、複数の内方へ延びるバーブを有する係合要素を含む。バーブは、キャップが注射デバイスに押し付けられると、ゴムニードルシールドに取り付けられ、キャップがデバイスから取り外されるときに、ゴムニードルシールドをキャップ内で保持する。キャップは、ゴムニードルシールドをシリンジから別個に取り外す必要のない、改良された注射デバイスを提供する。
本明細書に記載の薬物送達デバイスは、薬剤を患者に注射するように構成される。例えば、送達は、皮下、筋肉内、または静脈内であり得る。そのようなデバイスは、患者または看護師もしくは医師などの介護者が操作することができ、様々なタイプの安全シリンジ、ペン注射器、または自動注射器を含むことができる。デバイスは、封止されたアンプルを使用前に穿孔する必要のあるカートリッジベースのシステムを含んでもよい。これらの様々なデバイスにより送達される薬剤の量は、約0.5ml〜約2mlであり得る。さらに別のデバイスは、患者の皮膚にある時間(例えば、約5分、15分、30分、60分、または120分)付着して「大量の」薬剤(通常、約2ml〜約10ml)を送達するように構成された大容量デバイス(「LVD」)またはパッチポンプを含むことができる。
特定の薬剤と組み合わせて、本明細書に記載のデバイスを、必要な仕様の範囲内で動作するようにカスタマイズしてもよい。例えば、デバイスを、ある時間(例えば、自動注射器の場合に約3〜約20秒、LVDの場合に約10分〜約60分)以内に薬剤を注射するようにカスタマイズしてもよい。他の仕様としては、低レベルまたは最低レベルの不快感、または人的要因、貯蔵寿命、有効期限、生体適合性、環境への配慮などに関連するある条件などが挙げられる。そのような変化は、例えば、薬物の粘性が約3cP〜約50cPであるなどの様々な要因によって生じ得る。したがって、薬物送達デバイスは、多くの場合、サイズが約25〜約31ゲージの中空針を含む。一般的なサイズは27および29ゲージである。
本明細書に記載の送達デバイスは、1つまたはそれ以上の自動化機能も含む。例えば、針の挿入、薬剤の注射、および針の引き込みのうちの1つまたはそれ以上を自動化することができる。1つまたはそれ以上の自動化工程のためのエネルギーを、1つまたはそれ以上のエネルギー源により提供することができる。エネルギー源としては、例えば、機械、空気圧、化学、または電気エネルギーが挙げられる。例えば、機械エネルギー源としては、エネルギーを蓄えるもしくは放出するばね、てこ、エラストマー、または他の機械的機構が挙げられる。1つまたはそれ以上のエネルギー源を単一のデバイスと組み合わせてもよい。デバイスは、エネルギーをデバイスの1つまたはそれ以上の部材の動きに変換する歯車、弁、または他の機構をさらに含んでもよい。
自動注射器の1つまたはそれ以上の自動化機能を各々、起動機構により起動することができる。そのような起動機構は、ボタン、レバー、ニードルスリーブ、または他の起動部材のうちの1つまたはそれ以上を含むことができる。自動化機能の起動は、一工程または多工程プロセスであってよい。すなわち、ユーザは、1つまたはそれ以上の起動部材を起動して自動化機能を生じさせる必要があり得る。例えば、一工程プロセスでは、ユーザはニードルスリーブを身体に当てて押し下げることにより、薬剤を注射することができる。他のデバイスは、自動化機能の多工程起動を必要とすることがある。例えば、ユーザは、ボタンを押し下げ、ニードルシールドを引き込んで、注射を行う必要があり得る。
加えて、1つの自動化機能の起動により、1つまたはそれ以上の次の自動化機能を起動して、起動シーケンスを形成することができる。例えば、第1の自動化機能の起動により、針の挿入、薬剤の注射、および針の引き込みのうちの少なくとも2つを起動することができる。また、一部のデバイスは、1つまたはそれ以上の自動化機能を生じさせる工程の特定のシーケンスを必要とすることがある。他のデバイスは、独立工程のシーケンスにより動作することがある。
一部の送達デバイスは、安全シリンジ、ペン注射器、または自動注射器のうちの1つまたはそれ以上の機能を含むことができる。例えば、送達デバイスは、薬剤を自動で注射するように構成された機械エネルギー源(通常、自動注射器で見られる)と、用量設定機構(通常、ペン注射器で見られる)とを含むことができる。
本開示の一部の実施形態によれば、例示的な薬物送達デバイス10が図1Aおよび図1Bに示される。前述したように、デバイス10は、薬剤を患者の体内に注射するように構成される。デバイス10はハウジング11を含み、このハウジング11は、通常、注射する薬剤を含むリザーバ(例えば、シリンジ)と、送達プロセスの1つまたはそれ以上の工程を容易にするために必要な部材とを含む。デバイス10はまた、ハウジング11に取り外し可能に取り付けられたキャップアセンブリ12を含むことができる。通常、ユーザは、デバイス10を操作する前にキャップ12をハウジング11から取り外さなければならない。
図示したように、ハウジング11は略円筒形で、長手方向軸Xに沿って略一定の直径を有する。ハウジング11は遠位領域20と近位領域21とを有する。用語「遠位」は注射部位に比較的近い位置を指し、用語「近位」は注射部位から比較的遠い位置を指す。
デバイス10はまた、ハウジング11に連結されたニードルスリーブ13を含み、ハウジング11に対するスリーブ13の動きを可能にすることができる。例えば、スリーブ13は、長手方向軸Xに平行な長手方向に動くことができる。詳細には、スリーブ13の近位方向への動きにより、針17がハウジング11の遠位領域20から延びることができる。
針17の挿入はいくつかの機構によって行うことができる。例えば、針17をハウジング11に対して固定して位置させ、伸長したニードルスリーブ13内に最初に位置させることができる。スリーブ13の遠位端を患者の身体に当て、ハウジング11を遠位方向に動かすことによるスリーブ13の近位運動によって、針17の遠位端が露出する。そのような相対運動により、針17の遠位端が患者の体内へ延びることができる。そのような挿入は、患者がハウジング11をスリーブ13に対して手動で動かすことにより針17が手動で挿入されるため、「手動」挿入と呼ばれる。
別の挿入形態は「自動化されたもの」であり、これにより、針17がハウジング11に対して動く。そのような挿入を、スリーブ13の動きにより、または例えばボタン22などの別の起動形態によりトリガすることができる。図1Aおよび図1Bに示すように、ボタン22はハウジング11の近位端に位置する。しかしながら、他の実施形態では、ボタン22がハウジング11の側面に位置していてもよい。
他の手動または自動化機能としては、薬物の注射または針の引き込みまたはこれらの両方が挙げられる。注射は、栓またはピストン23をシリンジ(図示せず)内の近位位置からシリンジ内のさらに遠位位置へ動かして、薬剤をシリンジから針17に通すプロセスである。一部の実施形態において、駆動ばね(図示せず)は、デバイス10の起動前は圧縮されている。駆動ばねの近位端をハウジング11の近位領域21内に固定することができ、駆動ばねの遠位端を、ピストン23の近位面に圧縮力を加えるように構成することができる。起動後、駆動ばねに蓄えられたエネルギーの少なくとも一部をピストン23の近位面に加えることができる。この圧縮力は、ピストン23に作用してピストン23を遠位方向に動かすことができる。そのような遠位運動は、シリンジ内の液体薬剤を圧縮して針17から押し出すように作用する。
注射後、針17をスリーブ13またはハウジング11内に引き込むことができる。ユーザがデバイス10を患者の身体から取り外したときにスリーブ13が遠位に動くと、引き込みが生じ得る。これは、針17がハウジング11に対して固定して位置したままであるために生じ得る。スリーブ13の遠位端が針17の遠位端を通り過ぎ、針17が覆われると、スリーブ13をロックすることができる。そのようなロッキングは、ハウジング11に対するスリーブ13の近位運動のロッキングを含み得る。
別の形態の針の引き込みは、針17がハウジング11に対して動く場合に生じ得る。そのような動きは、ハウジング11内のシリンジがハウジング11に対して近位方向に動く場合に生じ得る。この近位運動は、遠位領域20に位置する引き込みばね(図示せず)を使用することによって達成される。圧縮された引き込みばねは、起動されると、十分な力をシリンジに供給してシリンジを近位方向に動かすことができる。十分な引き込み後、針17とハウジング11との相対運動を、ロッキング機構によりロックすることができる。加えて、ボタン22またはデバイス10の他の部材を必要に応じてロックすることができる。
図2を参照すると、第1の実施形態による注射デバイスのキャップ20が示される。キャップ20は、キャップ20の本体200とは別個に形成されたバーブ付き係合部材100を含む。図2は、分解状態のキャップ20を示す。
係合部材100は、リング110から延びる複数のバーブ120を有する円筒形リング110として形成される。バーブ120は、ある角度で配置され、円筒形リング110の中心軸に向かって半径方向内方へ延び、かつリング110の平面から離れて軸方向に延びる。係合部材100が注射デバイスの長手方向軸と心合わせされる場合、バーブ120は、円筒形リング110の遠位端面から遠位に、かつ半径方向内方へ延びる。
リング110の外径は、注射デバイスの遠位端の開口部よりも小さく、係合部材100が開口部を通って注射デバイス内に入ることができるようになっている。最接近点におけるバーブ120間の距離によって、係合部材100の内径、すなわち、リング110の長手方向軸上で中心に位置し、かつ最接近点においてバーブ120間に位置する最大円の直径が定まる。係合部材100の内径は、注射デバイスで使用されるシリンジのゴムニードルの外径よりも小さい。
係合部材100は、金属から機械加工され、あるいは、例えば、成形プロセスまたは3D印刷プロセスにより硬質プラスチックから形成される。バーブ120の各々は、バーブの半径方向内端に配置された係合縁部を含む。バーブ120は、延びて三角点で終端するように形成されるため、各係合縁部は、それぞれのバーブの内面に形成された矢印状縁部である。
キャップ20の本体200は、第1の部材210および第2の部材220を含む。第1の部材210は、近位端で開口した中空シリンダである。第1の部材210の遠位端が第2の部材220に取り付けられ、第1の部材210の中空シリンダは第2の部材220により遠位端で閉じられる。シリンダの外径は係合部材100の外径と同じである。本体200の第1の部材210は、注射デバイスの遠位端の開口部を通って注射デバイス内に入ることができる。
第1の部材210の溝部分211は、シリンダの残りの部分の外径よりも小さい外径を有する。溝部分211は、シリンダの長さに沿って、第1の部材210の近位端側に位置する。溝部分211の外径は、係合部材100の内径と同じである。溝部分211の長手方向範囲は、係合部材100のリング110の長手方向範囲と同じである。係合部材100のリング110は、溝部分211に受けられ、リング110の外面は、本体200の第1の部材210の外面と同一平面上に位置する。
第1の部材210は、複数の開口部212をさらに含み、開口部212の数は、係合部材100のバーブ120の数に対応する。開口部212は、溝部分211の遠位端に隣接して配置される。開口部212は、係合部材100のバーブ120と位置合わせされるように、第1の部材210の周囲に沿って離間する。開口部212は、係合部材100のバーブ120を受けるように配置されて、係合部材100のリング110を溝部分211で受けたときに、バーブ120が第1の部材210の開口部212を通ってキャップ20内に入るようになっている。
図3は、組立て状態の第1の実施形態のキャップ20を示す。本体200の第1の部材210は、天然ゴム、合成ゴム、またはこれらの混合物であり得るゴムなどの弾性材料から形成される。組立て中、第1の部材210の中空シリンダは、近位端で圧縮され、係合部材100のリング110を通ることができる。係合部材100は、係合部材100のリング110が本体200の第1の部材210の溝部分211に受けられるまで、本体200の長さに沿って動く。本体200の近位端は、解放されて元の形状に戻る。中空シリンダの近位端は、係合部材100を本体200の第1の部材210の溝部分に保持する。複数のバーブ120は、対応する開口部212を通り、係合部材100の外面は、本体200の外面と同一平面上に位置する。
本体200の第2の部材220は、近位端に開口部を有し遠位端に尖端を有する、ベル形または丸みのある円錐形に形成される。第2の部材220は、開口部から半径方向外方へ延びるリム221をさらに含む。開口部の内径は第1の部材210の外径よりも大きく、第1の部材210が第2の部材220の開口部内に受けられるようになっている。第1の部材210の中空シリンダは、第2の部材220の尖端により遠位端で閉じられる。
開口部の内径は注射本体の遠位端よりも大きく、注射本体の遠位端を第2の部材220の開口部内に受けることができる。リム221は、開口部の外周に沿って形成され、半径方向外方へ延びる。リム221は楕円形で、キャップ20の両側に2つのハンドルを形成し、ここでリム221の長軸がさらに外方へ延びる。ハンドルに、例えば、小さい突起222または窪みでテクスチャ付けし、ハンドルをより把持しやすくすることができる。
本体200の第2の部材220はゴムから作られ、本体200の第1の部材210と一体部分として形成される。あるいは、第2の部材220を硬質プラスチックから形成して、第1の部材210に結合してもよい。
デバイスの準備をするときに、キャップ20を注射デバイスの遠位端に押し付ける。シリンジを注射デバイス内に配置した後、キャップ20を注射デバイスの遠位端に押し付ける。シリンジは、薬剤リザーバ、針、および針を覆うゴムニードルシールドを含む。ゴムニードルシールドで覆われた針は、注射デバイス内に配置されたときにシリンジの遠位端にあり、注射デバイスの遠位端で開口部内に位置する。
キャップ20が注射デバイスの遠位端に押し付けられると、本体200の第1の部材210と係合部材100とは、注射デバイスの遠位端で開口部に受けられる。第1の部材210の中空シリンダと係合部分とは、注射デバイスの開口部内に配置されたゴムニードルシールドを通り過ぎる。キャップ20の第2の部材220は注射デバイスの遠位端に適合し、デバイスの遠位端の開口部を閉じる。これにより、キャップ20は注射デバイスを封止し、注射デバイスの使用前に針を保護する。
係合部材100のバーブ120は、キャップ20内へ延び、キャップ20が注射デバイスに押し付けられたときにゴムニードルシールドに接触する。係合部材100の内径は、ゴムニードルシールドの外径よりも小さい。しかしながら、係合部材100のバーブ120はキャップ20の遠位端側に傾斜し、ゴムニードルシールドをバーブ120により圧縮して、係合部材100に遠位方向へ通すことができる。
係合部材100は、キャップ20が注射デバイスに押し付けられたときにゴムニードルシールドが係合部材100を部分的に通るように位置する。キャップ20が注射デバイス上にある間、係合部材100のバーブ120はゴムニードルシールドに接触したままとなる。
キャップ20は、注射デバイスの使用前に注射デバイスから取り外される。ユーザはキャップ20の第2の部材220を把持してキャップ20を注射デバイスから引き、またはユーザは第2の部材220のリム221を押してキャップ20を取り外すことができる。
係合部材100のバーブ120はゴムニードルシールドに接触し、注射デバイスの遠位端側に傾斜している。キャップ20が注射デバイスの遠位端から離れるときに、各バーブ120の係合縁部がゴムニードルシールドの外面に係合する。ゴムニードルシールドは係合部材100のバーブ120により保持され、これにより、力を及ぼしてゴムニードルシールドを遠位方向に押す。
キャップ20が注射デバイスから取り外されると、ゴムニードルシールドはキャップ20内に保持され、針から取り外される。したがって、キャップ20が取り外されて、注射デバイスを使用する準備ができると、シリンジの針は露出される。
第1の実施形態による注射デバイスのキャップ20は、キャップ20とゴムニードルシールドとを同時に取り外す手段を提供することにより、注射デバイスの有用性を向上させる。さらに、キャップ20の外観は、従来のキャップ20の外観と同様であり、ゴムニードルシールドを取り外すための追加の開口部は遠位端に必要ない。このように、外観および使用の点で、キャップ20はユーザにとって通常のものに見えるため、ユーザに複雑さをさらに与えることなく、注射デバイスの動作を向上させる。
図4に関し、第2の実施形態による注射デバイスのキャップ30について説明する。説明する要素以外の要素は、第1の実施形態に関して説明したものと略同様である。
キャップ30の本体300は、第1の部材310および第2の部材320を含む。第1の部材310は、近位端で開口した中空シリンダである。第1の部材310の遠位端が第2の部材320に取り付けられ、第1の部材310の中空シリンダは第2の部材320により遠位端で閉じられる。シリンダの外径は係合部材100の内径と同じである。シリンダの長手方向範囲は、係合部材100のリング110の長手方向範囲と同じである。シリンダの近位端で、第1の部材310は、シリンダの外径よりも大きい直径を有する保持要素311をさらに含む。係合部材100のリング110は、第1の部材310のシリンダ上で受けられ、保持要素311により所定位置に保持される。
本体300の第1の部材310は、プラスチック、あるいはゴムから形成される。中空シリンダは、シリンダの近位端から軸方向に延びる2つのスロット313を含む。スロット313は、第1の部材310の周囲の対向点に位置し、第1の部材310の近位端が2つの相等しい部分に分割される。
本体300の第2の部材320は、近位端に開口部を有し遠位端に尖端を有する、丸みのある円錐形に形成される。第2の部材320の近位端は、第1の部材310の外径よりも大きい直径を有するため、第2の部材320は、第1の部材310の遠位端から半径方向外方へ延びた後、第2の部材320の遠位端で尖端に向かって細くなる。最も幅広の点における第2の部材320の外径は、注射デバイスの内径と同じである。本体300の第2の部材320はプラスチックから作られ、本体300の第1の部材310と一体部分として形成される。あるいは、本体300の第1の部材310および第2の部材320を、ゴムの一体部分から形成してもよい。
第2の部材320の近位端は、本体300の第1の部材310から外方へ延び、近位向き端面321を形成する。キャップ30の本体300は、複数の開口部312をさらに含み、開口部312の数は係合部材100のバーブ120の数に対応する。開口部312の各々は、本体300の第1の部材から第2の部材へ延びる。開口部312は、第1の部材310の遠位端で中空シリンダの長さの一部に沿って軸方向に延び、第2の部材320の近位端面321の半径方向範囲の一部にわたって外方へ延びる。開口部312は、係合部材100のバーブ120と位置合わせされるように、本体300の周囲に沿って離間する。開口部312は、係合部材100のバーブ120を受けるように配置されて、係合部材100のリング110を第1の部材310上で受けたときに、バーブ120が本体300の開口部を通ってキャップ30内に入るようになっている。
図5は、組立て状態にある第2の実施形態のキャップ30を示す。組立て中、第1の部材310の2つの部分は近位端で押し合わされ、係合部材100のリング110を通ることができる。係合部材100は、複数のバーブ120が対応する開口部312を通ってキャップ30内に入り、係合部材100のリング110の遠位端面が第2の部材の近位向き端面321に当接するまで、本体300の長さに沿って動く。本体300の近位端は、解放されて元の形状に戻り、近位端の保持要素311および遠位端の第2の部材320の端面321により、係合部材100が所定位置に保持されるようになっている。
キャップ30が注射デバイスの遠位端に押し付けられると、本体300の第1の部材310と係合部材100とは、注射デバイスの遠位端で開口部に受けられる。第1の部材310の中空シリンダと係合部材100とは、注射デバイスの開口部内に配置されたゴムニードルシールドを通り過ぎる。キャップ30の第2の部材320は、注射デバイスの遠位端内に受けられ、デバイスの遠位端の開口部を塞ぐ。これにより、キャップ30は注射デバイスを封止し、注射デバイスの使用前に針を保護する。
係合部材100のバーブ120は、キャップ30内へ延び、キャップ30が注射デバイスに押し付けられたときにゴムニードルシールドに接触する。係合部材100の内径は、ゴムニードルシールドの外径よりも小さい。しかしながら、係合部材100のバーブ120はキャップ30の遠位端側に傾斜し、ゴムニードルシールドをバーブ120により圧縮して、係合部材100に遠位方向へ通すことができる。
係合部材100は、キャップ30が注射デバイスに押し付けられたときにゴムニードルシールドが係合部材100を部分的に通るように位置する。キャップ30が注射デバイス上にある間、係合部材100のバーブ120はゴムニードルシールドに接触したままとなる。
使用前にキャップ30を注射デバイスから取り外すために、ユーザはキャップ30の第2の部材320を把持してキャップ30を注射デバイスから引くことができる。係合部材100のバーブ120はゴムニードルシールドに接触し、注射デバイスの遠位端側に傾斜している。キャップ30が注射デバイスの遠位端から離れると、各バーブ120の係合縁部がゴムニードルシールドの外面に係合する。ゴムニードルシールドは係合部材100のバーブ120により保持され、これにより、力を及ぼしてゴムニードルシールドを遠位方向に押す。
キャップ30が注射デバイスから取り外されると、ゴムニードルシールドはキャップ30内に保持され、針から取り外される。したがって、キャップ30が取り外されて、注射デバイスを使用する準備ができると、シリンジの針は露出される。
第2の実施形態による注射デバイスのキャップ30は、キャップ30とゴムニードルシールドとを同時に取り外す手段を提供することにより、注射デバイスの有用性を向上させる。さらに、キャップ30の外観は、従来のキャップ30の外観と同様であり、ゴムニードルシールドを取り外すための追加の開口部は遠位端に必要ない。このように、外観および使用の点で、キャップ30はユーザにとって通常のものに見えるため、ユーザに複雑さをさらに与えることなく、注射デバイスの動作を向上させる。
図6に関し、第1または第2の実施形態の注射デバイスのキャップを製造するための製造方法が示される。方法は、工程41で、第1の開端および第2の閉端と、本体の外面の1つまたはそれ以上の開口部とを有する本体を形成する工程を含む。次に、方法は、工程42で、リングと、リングから内方へ延びるように配置された1つまたはそれ以上の突出要素とを含む係合部材を形成する工程を含む。部材が形成されると、方法は、工程43で、本体の開端を圧縮し、本体の開端を係合部材のリングに通すこと、および工程44で、1つまたはそれ以上の突出要素を本体の1つまたはそれ以上の開口部に通すことを含む。
本発明のいくつかの実施形態について図示し説明したが、添付の特許請求の範囲においてその範囲を定義する本発明から逸脱することなく、これらの実施形態に変更を行ってもよいことを当業者は理解するであろう。実施形態の基礎となる原理が両立する場合に、異なる実施形態の様々な構成要素を組み合わせてもよい。
例えば、いずれかの実施形態の係合要素は、1つまたはそれ以上のリングに配置された任意の数のバーブを含んでもよく、あるいは、単一のバーブのみを含んでもよい。係合要素のバーブを、係合要素のリングから内方に向いた複数のフックとして形成してもよい。異なる形の複数の突出要素を使用して、ニードルシールドが確実にしっかりと把持されるようにしてもよい。
本体を、任意の適切な材料から作られた単一部分として、または複数の部材に形成することができる。第2の実施形態の本体は、第1の部材の近位端を圧縮する任意の数のスロットを含んでもよく、または第1の部材の近位端を単一のスロットのみにより圧縮してもよい。
いずれかの実施形態のキャップを、自動針挿入機構、自動薬剤投薬機構、または自動キャップ取外し機構のいずれかを含む自動注射デバイスの一部として使用してもよい。あるいは、キャップは、ニードルシリンジを取り付けてユーザの薬剤送達を支援する手動注射デバイスの一部であってもよい。あるいは、キャップを、ゴムニードルシールドをシリンジから容易に取り外すためのニードルシールド取外しデバイスとして使用してもよい。
用語「薬物」または「薬剤」は、本明細書において同意語として使用され、1つまたはそれ以上の医薬品有効成分または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物と、場合により、薬学的に許容される担体とを含む医薬製剤を示す。医薬品有効成分(「API」)とは、最も広範な言い方で、ヒトまたは動物に生物学的影響を及ぼす化学構造のことである。薬理学では、薬物または薬剤が、疾患の処置、治療、予防、または診断に使用され、またはそれとは別に、身体的または精神的健康を向上させるために使用される。薬物または薬剤は、限られた継続期間、または慢性疾患では定期的に、使用される。
以下に説明されるように、薬物または薬剤は、1つまたはそれ以上の疾患を処置するための、様々なタイプの製剤の少なくとも1つのAPI、またはその組み合わせを含むことができる。APIの例としては、分子量が500Da以下である低分子;ポリペプチド、ペプチド、およびタンパク質(例えばホルモン、成長因子、抗体、抗体フラグメント、および酵素);炭水化物および多糖類;ならびに核酸、二本鎖または一本鎖DNA(裸およびcDNAを含む)、RNA、アンチセンスDNAおよびRNAなどのアンチセンス核酸、低分子干渉RNA(siRNA)、リボザイム、遺伝子、およびオリゴヌクレオチドが含まれ得る。核酸は、ベクター、プラスミド、またはリポソームなどの分子送達システムに組み込まれる。1つまたはそれ以上の薬物の混合物もまた企図される。
用語「薬物送達デバイス」は、薬物または薬剤をヒトまたは動物の体内に投薬するように構成されたあらゆるタイプのデバイスまたはシステムを包含するものである。それだけには限らないが、薬物送達デバイスは、注射デバイス(例えばシリンジ、ペン型注射器、自動注射器、大容量デバイス、ポンプ、潅流システム、または眼内、皮下、筋肉内、もしくは血管内送達にあわせて構成された他のデバイス)、皮膚パッチ(例えば、浸透圧性、化学的、マイクロニードル)、吸入器(例えば鼻用または肺用)、埋め込み型デバイス(例えば、薬物またはAPIコーティングされたステント、カプセル)、または胃腸管用の供給システムとすることができる。ここで説明される薬物は、例えば24以上のゲージ数を有する、例えば皮下針である針を含む注射デバイスでは特に有用であり得る。
薬物または薬剤は、薬物送達デバイスで使用するように適用された主要パッケージまたは「薬物容器」内に含まれる。薬物容器は、例えば、カートリッジ、シリンジ、リザーバ、または1つもしくはそれ以上の薬物の保存(例えば短期または長期保存)に適したチャンバを提供するように構成された他の固体もしくは可撓性の容器とすることができる。例えば、場合によって、チャンバは、少なくとも1日(例えば1日から少なくとも30日まで)の間薬物を収納するように設計される。場合によって、チャンバは、約1カ月から約2年の間薬物を保存するように設計される。保存は、室温(例えば約20℃)または冷蔵温度(例えば約−4℃から約4℃まで)で行うことができる。場合によって、薬物容器は、投与予定の医薬製剤の2つまたはそれ以上の成分(例えばAPIおよび希釈剤、または2つの異なるタイプの薬物)を別々に、各チャンバに1つずつ保存するように構成された二重チャンバカートリッジとすることができ、またはこれを含むことができる。そのような場合、二重チャンバカートリッジの2つのチャンバは、ヒトまたは動物の体内に投薬する前、および/または投薬中に2つまたはそれ以上の成分間で混合することを可能にするように構成される。例えば、2つのチャンバは、これらが(例えば2つのチャンバ間の導管によって)互いに流体連通し、所望の場合、投薬の前にユーザによって2つの成分を混合することを可能にするように構成される。代替的に、またはこれに加えて、2つのチャンバは、成分がヒトまたは動物の体内に投薬されているときに混合することを可能にするように構成される。
本明細書において説明される薬物送達デバイス内に含まれる薬物または薬剤は、数多くの異なるタイプの医学的障害の処置および/または予防に使用される。障害の例としては、例えば、糖尿病、または糖尿病性網膜症などの糖尿病に伴う合併症、深部静脈血栓塞栓症または肺血栓塞栓症などの血栓塞栓症が含まれる。障害の別の例としては、急性冠症候群(ACS)、狭心症、心筋梗塞、がん、黄斑変性症、炎症、枯草熱、アテローム性動脈硬化症および/または関節リウマチがある。APIおよび薬物の例としては、例えば、それだけには限らないが、ハンドブックのRote Liste 2014、主グループ12(抗糖尿病薬物)または主グループ86(腫瘍薬物)、およびMerck Index、第15版などに記載されているものがある。
1型もしくは2型の糖尿病、または1型もしくは2型の糖尿病に伴う合併症の処置および/または予防のためのAPIの例としては、インスリン、例えばヒトインスリン、またはヒトインスリン類似体もしくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)、GLP−1類似体もしくはGLP−1受容体アゴニスト、またはその類似体もしくは誘導体、ジペプチジルペプチダーゼ−4(DPP4)阻害剤、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物、またはそれらの任意の混合物が含まれる。本明細書において使用される用語「類似体」および「誘導体」は、元の物質と構造的に十分に類似しており、それによって同様の機能または活性(例えば治療効果性)を有することができる任意の物質を指す。特に、用語「類似体」は、天然のペプチドの構造、例えばヒトのインスリンの構造から、天然のペプチド中に見出される少なくとも1つのアミノ酸残基を欠失させるおよび/もしくは交換することによって、ならびに/または少なくとも1つのアミノ酸残基を付加することによって式上で得られる分子構造を有するポリペプチドを指す。付加および/または交換されるアミノ酸残基は、コード可能なアミノ酸残基、または他の天然の残基もしくは完全に合成によるアミノ酸残基とすることができる。インスリン類似体は「インスリン受容体リガンド」とも呼ばれる。特に、用語「誘導体」は、1つまたはそれ以上の有機置換基(例えば、脂肪酸)が1つまたはそれ以上のアミノ酸に結合している、天然のペプチドの構造、例えばヒトのインスリンの構造から式上で得られる分子構造を有するポリペプチドを指す。場合により、天然のペプチド中に見出される1つまたはそれ以上のアミノ酸が、欠失され、かつ/もしくはコード不可能なアミノ酸を含む他のアミノ酸によって置換されていてもよく、または、コード不可能なアミノ酸を含むアミノ酸が、天然のペプチドに付加されていてもよい。
インスリン類似体の例としては、Gly(A21),Arg(B31),Arg(B32)ヒトインスリン(インスリングラルギン);Lys(B3),Glu(B29)ヒトインスリン(インスリングルリジン);Lys(B28),Pro(B29)ヒトインスリン(インスリンリスプロ);Asp(B28)ヒトインスリン(インスリンアスパルト);B28位におけるプロリンがAsp、Lys、Leu、Val、またはAlaで置き換えられており、B29位において、LysがProで置換されているヒトインスリン;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28−B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリンおよびDes(B30)ヒトインスリンがある。
インスリン誘導体の例としては、例えば、B29−N−ミリストイル−des(B30)ヒトインスリン;Lys(B29)(N−テトラデカノイル)−des(B30)ヒトインスリン(インスリンデテミル、Levemir(登録商標))、B29−N−パルミトイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−ミリストイルヒトインスリン;B29−N−パルミトイルヒトインスリン;B28−N−ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28−N−パルミトイル−LysB28ProB29ヒトインスリン;B30−N−ミリストイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30−N−パルミトイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29−N−(N−パルミトイル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−ω−カルボキシヘプタデカノイル−γ−L−グルタミル−des(B30)ヒトインスリン(インスリンデグルデク、Tresiba(登録商標))、B29−N−(N−リトコリル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)−des(B30)ヒトインスリン、およびB29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンがある。
GLP−1、GLP−1類似体およびGLP−1受容体アゴニストの例としては、例えば、リキシセナチド(Lyxumia(登録商標)、エキセナチド(エキセンディン−4、Dyetta(登録商標)、Bydureon(登録商標)、アメリカドクトカゲの唾液腺によって産生される39アミノ酸ペプチド)、リラグルチド(Victoza(登録商標))、セマグルチド、タスポグルチド、アルビグルチド(Syncria(登録商標))、デュラグルチド(Trulicity(登録商標))、rエキセンディン−4、CJC−1134−PC、PB−1023、TTP−054、ラングレナチド/HM−11260C、CM−3、GLP−1エリゲン(Eligen)、ORMD−0901、NN−9924、NN−9926、NN−9927、ノデキセン(Nodexen)、ビアドール(Viador)−GLP−1、CVX−096、ZYOG−1、ZYD−1、GSK−2374697、DA−3091、MAR−701、MAR709、ZP−2929、ZP−3022、TT−401、BHM−034、MOD−6030、CAM−2036、DA−15864、ARI−2651、ARI−2255、エキセナチド−XTENおよびグルカゴン−Xtenがある。
オリゴヌクレオチドの例としては、例えば:家族性高コレステロール血症の処置のためのコレステロール低下アンチセンス治療薬である、ミポメルセンナトリウム(Kynamro(登録商標))がある。
DPP4阻害剤の例としては、ビルダグリプチン、シタグリプチン、デナグリプチン、サキサグリプチン、ベルベリンがある。
ホルモンの例としては、ゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン(ソマトロピン)、デスモプレシン、テルリプレシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、ロイプロレリン、ブセレリン、ナファレリン、およびゴセレリンなどの、脳下垂体ホルモンまたは視床下部ホルモンまたは調節性活性ペプチドおよびそれらのアンタゴニストが含まれる。
多糖類の例としては、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリン、もしくは超低分子量ヘパリン、またはそれらの誘導体、または上述の多糖類の硫酸化形態、例えば、ポリ硫酸化形態、および/または、薬学的に許容されるそれらの塩が含まれる。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容される塩の例としては、エノキサパリンナトリウムがある。ヒアルロン酸誘導体の例としては、ハイランG−F20(Synvisc(登録商標))、ヒアルロン酸ナトリウムがある。
本明細書において使用する用語「抗体」は、免疫グロブリン分子またはその抗原結合部分を指す。免疫グロブリン分子の抗原結合部分の例には、抗原を結合する能力を保持するF(ab)およびF(ab’)フラグメントが含まれる。抗体は、ポリクローナル、モノクローナル、組換え型、キメラ型、非免疫型またはヒト化、完全ヒト型、非ヒト型(例えばネズミ)、または一本鎖抗体とすることができる。いくつかの実施形態では、抗体はエフェクター機能を有し、補体を固定することができる。いくつかの実施形態では、抗体は、Fc受容体と結合する能力が低く、または結合することはできない。例えば、抗体は、アイソタイプもしくはサブタイプ、抗体フラグメントまたは変異体とすることができ、これはFc受容体との結合を支持せず、例えば、突然変異した、または欠失したFc受容体結合領域を有する。用語の抗体はまた、四価二重特異性タンデム免疫グロブリン(TBTI)および/または交差結合領域の配向性を有する二重可変領域抗体様結合タンパク質(CODV)に基づく抗体結合分子を含む。
用語「フラグメント」または「抗体フラグメント」は、全長抗体ポリペプチドを含まないが、抗原と結合することができる全長抗体ポリペプチドの少なくとも一部分を依然として含む、抗体ポリペプチド分子(例えば、抗体重鎖および/または軽鎖ポリペプチド)由来のポリペプチドを指す。抗体フラグメントは、全長抗体ポリペプチドの切断された部分を含むことができるが、この用語はそのような切断されたフラグメントに限定されない。本発明に有用である抗体フラグメントは、例えば、Fabフラグメント、F(ab’)フラグメント、scFv(一本鎖Fv)フラグメント、直鎖抗体、単一特異性抗体フラグメント、または二重特異性、三重特異性、四重特異性および多重特異性抗体(例えば、ダイアボディ、トリアボディ、テトラボディ)などの多重特異性抗体フラグメント、一価抗体フラグメント、または二価、三価、四価および多価抗体などの多価抗体フラグメント、ミニボディ、キレート組換え抗体、トリボディまたはバイボディ、イントラボディ、ナノボディ、小モジュラー免疫薬(SMIP)、結合ドメイン免疫グロブリン融合タンパク質、ラクダ化抗体、およびVHH含有抗体を含む。抗原結合抗体フラグメントのさらなる例が当技術分野で知られている。
用語「相補性決定領域」または「CDR」は、特異的抗原認識を仲介する役割を主に担う重鎖および軽鎖両方のポリペプチドの可変領域内の短いポリペプチド配列を指す。用語「フレームワーク領域」は、CDR配列ではなく、CDR配列の正しい位置決めを維持して抗原結合を可能にする役割を主に担う重鎖および軽鎖両方のポリペプチドの可変領域内のアミノ酸配列を指す。フレームワーク領域自体は、通常、当技術分野で知られているように、抗原結合に直接的に関与しないが、特定の抗体のフレームワーク領域内の特定の残基が、抗原結合に直接的に関与することができ、またはCDR内の1つまたはそれ以上のアミノ酸が抗原と相互作用する能力に影響を与えることができる。
抗体の例としては、アンチPCSK−9mAb(例えばアリロクマブ)、アンチIL−6mAb(例えばサリルマブ)、およびアンチIL−4mAb(例えばデュピルマブ)がある。
本明細書において説明される任意のAPIの薬学的に許容される塩もまた、薬物送達デバイスにおける薬物または薬剤の使用に企図される。薬学的に許容される塩は、例えば酸付加塩および塩基性塩である。
当業者は、本明細書に記載の医薬品有効成分、製剤、装置、方法、システム、および実施形態の様々な構成要素を、本発明の全範囲および精神から逸脱することなく修正(追加および/または除去)してもよく、本発明はそのような修正およびそのあらゆる等価物を包含するものであることを理解するであろう。

Claims (15)

  1. 注射デバイス(10)であって;
    ニードルシールドを有するシリンジを取り付けるように配置された注射器本体(11)と;
    該注射器本体の一端に配置されたキャップ(20)とを含み;
    ここで、該キャップは、
    第1の開端および第2の閉端を有し、かつ外面の1つまたはそれ以上の開口部(212)を含む本体(200)と;
    該本体の外側に配置された係合部材(100)であって、本体の外面の1つまたはそれ以上の対応する開口部を通って内方へ延びるように配置されニードルシールドに係合するように構成された1つまたはそれ以上の突出要素(120)を含む係合部材と
    を含む前記注射デバイス。
  2. 1つまたはそれ以上の突出要素は、キャップが注射器本体から引き離されたときにニードルシールドに係合するように配置された複数のバーブ(120)として形成される、請求項1に記載の注射デバイス。
  3. 1つまたはそれ以上の突出要素は、キャップが注射器本体から引き離されたときにニードルシールドに係合するように配置された複数のフックとして形成される、請求項1に記載の注射デバイス。
  4. 係合部材は、本体の周りで外側に配置されたリング(110)を含み、1つまたはそれ以上の突出要素は、リングの平面に対してある角度でリングから内方へ延びるように配置される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の注射デバイス。
  5. 本体は幅狭部分(211)を含み、係合部材のリングは本体の幅狭部分の周りに配置される、請求項4に記載の注射デバイス。
  6. 本体の開端はリングの外径よりも大きい外径を有する、請求項5に記載の注射デバイス。
  7. 本体の開端は圧縮されるように構成され;本体の開端は、該本体の開端が圧縮されたときに係合要素のリングを通るように配置される、請求項6に記載の注射デバイス。
  8. 本体は、開端から延びる1つまたはそれ以上のスロット(313)を含み、該スロットは、本体の開端の圧縮を可能にするように構成される、請求項7に記載の注射デバイス。
  9. 本体はゴム材料である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の注射デバイス。
  10. 注射デバイスと共に使用するキャップ(20)であって、
    第1の開端および第2の閉端を有し、かつ外面の1つまたはそれ以上の開口部(212)を含む本体(200)と、
    該本体の外側に配置された係合部材(100)であって、本体の外面の1つまたはそれ以上の対応する開口部を通って内方へ延びるように配置され注射デバイスのニードルシールドに係合するように構成された1つまたはそれ以上の突出要素(120)を含む係合部材と
    を含む前記キャップ。
  11. 係合部材は、本体の周りで外側に配置されたリング(110)を含み、1つまたはそれ以上の突出要素は、リングの平面に対してある角度でリングから内方へ延びるように配置される、請求項10に記載のキャップ。
  12. 1つまたはそれ以上の突出要素は、複数のバーブまたは複数のフックとして形成される、請求項11に記載のキャップ。
  13. 本体の開端は圧縮されるように構成され;本体の開端は、本体の開端が圧縮されたときに係合要素のリングを通るように配置される、請求項11または12に記載のキャップ。
  14. 本体は、開端から延びる1つまたはそれ以上のスロット(313)を含み、該スロットは、本体の開端の圧縮を可能にするように構成される、請求項13に記載のキャップ。
  15. 注射デバイスのキャップを製造する方法であって、
    第1の開端および第2の閉端を有し、かつ外面の1つまたはそれ以上の開口部を含む本体を形成すること;
    本体の外面の1つまたはそれ以上の対応する開口部を通って内方へ延びるように配置され注射デバイスのニードルシールドに係合するように構成された1つまたはそれ以上の突出要素を含む係合部材を形成すること;
    本体の開端を圧縮し、係合部材の突出要素間に本体の開端を通すこと;および
    1つまたはそれ以上の突出要素を本体の1つまたはそれ以上の開口部に通すこと
    を含む前記方法。
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