JP2018532905A - リストバンド衛生手袋及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、リストバンド衛生手袋に係り、更に詳しくは、衛生手袋を着用した状態で手首部位を引っ張ると、手首部位が伸張されながら、これと同時にバンドが形成されて手首を保持することにより、ずり落ちを防ぐようにしたリストバンド衛生手袋に関する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、リストバンド衛生手袋に係り、更に詳しくは、衛生手袋を着用した状態で手首部位を引っ張ると、手首部位が伸張されながら、これと同時にバンドが形成されて手首を保持することにより、ずり落ちを防ぐようにしたリストバンド衛生手袋に関する。
一般に、家庭や食堂などにおいて食べ物を調理するときに、衛生上、又は各種の調味料などから手を保護する目的で手に着用する衛生手袋は、通常、ビニールによって製造され、2枚のビニールを開いた手の形状に倣って切断し、この切断された線に沿って2枚のビニールを貼り合わせることによって製造される。
このような衛生手袋を嵌めて使用すれば、食べ物が手に付着しないため衛生的であるだけではなく、手袋が薄いビニールによって製作されたものであるため、手袋を手に着用した状態で家事をしてもこれといった不便さがない。
また、衛生手袋は、キムチを作ったり食べ物を調理したりするときに加えて、洗車や整備、掃除及び汚染物の取り扱い、髪の毛の染色やペイント塗り、各種の化学薬品の取り扱いの際に活用される。
しかしながら、従来の衛生手袋(主として、使い捨て)は、手首部位を保持する構成要素がないためずり落ち易いという欠点があり、このように衛生手袋がずり落ちると、食べ物や異物が入って手が汚れてしまうため非常に不便であるだけではなく、フィット感(着用感)が不安定であるため何回も引き上げなければならないという難点があった。
これを解決するために、大韓民国公開実用新案公報実2000−0005663号(公開日:2000年4月6日)には、ビニール手袋の首部位にゴムバンド、接着テープ、又は粘着層を設けてビニール手袋の着用に際してビニール手袋が脱落しないようにした 「使い捨てビニール手袋」が開示され、大韓民国登録実用新案公報第20−0304814号(公告日:2003年2月19)には、使用者が便利に且つ衛生的に使える使い捨てビニール手袋において、首部の途中にゴムバンドを入れ、しわによる脱ぎはめのし易さを図り、かつ、通気孔を穿孔して通風性を保つようにした「ずり落ちの防止のための使い捨て手袋」が公告されている。
それにも拘わらず、これらの工夫は、ビニール手袋の首部分にゴムバンドを入れるための作業工程が複雑であるだけではなく、製造作業それ自体を行い難く、前記ゴムバンドに加えて接着テープ又は粘着層を備えるためにも別途の作業工程が伴われる必要があり、別途の設備が必要になるなどビニール手袋のコストの高騰を伴ってしまい、実効性がなかった。
他の例として、大韓民国登録実用新案第20−0386469号(2005年06月01日)に記載の「手首へのフィット感(着用感)を安定化させた合成樹脂製の使い捨て衛生手袋」においては、手首部の内側に係止部を形成して簡単且つ手軽に製造できながらも、着用後に手首部位をずり落ち難くしたものがある。
しかしながら、この場合もまた、係止部を人為的に形成するための別途のプロセスを経なければならないため、多大なコストや手間がかかり、しかも、煩雑である。
大韓民国登録実用新案第20−0386469号(2005年06月01日)「手首へのフィット感(着用感)を安定化させた合成樹脂製の使い捨て衛生手袋」
本発明は、上述したような従来の技術上の諸問題に鑑みて、これらを解決するために案出されたものであり、衛生手袋を着用するとき、手首部位を引っ張ると、手首部位が伸張されながら、これと同時にバンドが形成されて手首を保持することにより、ずり落ちを防ぐようにしたリストバンド衛生手袋及びその製造方法を提供するところに主な目的がある。
本発明は、上述した問題を解決するための手段として、互いに物性が異なる内層及び外層の樹脂組成物を2レイヤー成形機を用いて吹き込み成形して内層及び外層の境界面において貼り合わせて積層させ、手首部分を機械加工方向と直交する方向に加圧成形して引っ張ったとき、手首部分が伸張されながらバンドを形成するように構成されたリストバンド衛生手袋であって、前記内層は、スリップ剤及びブロッキング防止剤が含有されているLLDPE 50〜80重量%及びメタロセンポリエチレン(mLLDPE)20〜50重量%からなり、前記外層は、ポリオレフィンエラストマー(POE)5〜15重量%と、メタロセンポリエチレン(mLLDPE)40〜70重量%及び線形低密度ポリエチレン(LLDPE)25〜50重量%からなることを特徴とするリストバンド衛生手袋を提供する。
このとき、目標とする伸び率と、引っ張り力及び引裂強度の確保のために、前記ポリオレフィンエラストマー(POE)は、破断伸び率(Elongationat Break)が900%を超えなければならず、メタロセンポリエチレン(mLLDPE)は、破断伸び率(Elongationat Break)が650%を超えなければならず、前記LLDPEは、MD(Machine Direction)の破断伸び率が750%を超えなければならず、TDの破断伸び率は850%を超えなければならないところにもその特徴がある。
また、本発明は、内層及び外層の2つの層を吹き込み成形しながら境界面を貼り合わせて積層させてリストバンド衛生手袋を製造する方法において、スリップ剤及びブロッキング防止剤が含有されているLLDPE 50〜80重量%及びメタロセンポリエチレン(mLLDPE)20〜50重量%からなる内層樹脂組成物をブレンドする過程と、ポリオレフィンエラストマー(POE)5〜15重量%と、メタロセンポリエチレン(mLLDPE)40〜70重量%及び線形低密度ポリエチレン(LLDPE)25〜50重量%からなる外層樹脂組成物をブレンドする過程と、を含むブレンド段階と、ブレンドが完了すれば、2レイヤー成形機の一方の側のレイヤーを介して内層構成用樹脂組成物が投入される過程と、他方の側のレイヤーを介して外層構成用樹脂組成物が投入される過程と、を含む1次吹き込み成形段階と、前記1次吹き込み成形段階によって内層及び外層が貼り合わせられて積層された中間品を加熱されているモールドに投入して機械加工方向と垂直な方向に間隔を隔てて所定の形状に加圧して加工する2次加工段階と、加工が完了した後、冷却及び熱カットをして梱包する製品化段階と、を含むことを特徴とするリストバンド衛生手袋の製造方法をも提供する。
本発明によれば、衛生手袋を着用した状態で手首部位を引っ張ると、手首部位が伸張されながら、これと同時にバンドが形成されて手首を保持することにより、ずり落ちを防ぐことができるという効果が得られる。
本発明に係るリストバンド衛生手袋の着用例を示す例示図である。 図1に示すように着用した状態で手首部位を引っ張ってバンドを形成した例を示す例示図である。
以下では、本発明に係る好適な実施形態についてより詳細に説明する。
本発明について説明するに先立って、以下の特定の構造若しくは機能的な説明は、単に本発明の概念に伴う実施形態について説明するための目的で例示されたものであり、本発明の概念に伴う実施形態は様々な形態にて実施可能であり、本明細書において説明された実施形態に限定されるものと解釈されてはならない。
また、本発明の概念に伴う実施形態は、様々な変更を加えることができ、様々な形態を有することができ、このような変形は、本発明の思想及び技術範囲に含まれるあらゆる変更物、均等物若しくは代替物を網羅するものと理解されるべきである。
本発明に係るリストバンド衛生手袋は、2レイヤー成形機を介して内層及び外層に注入される組成物を異にするが、内層及び外層に投入された組成物が特定の個所において相互境界部分がブレンドされながら貼り合わせられて積層されるようにし、その過程で外層が内層に比べて相対的に高い伸び率及び引っ張り力を有するようにし、2次加工フィルムの進行に際してモールドの方向を手首部位がフィルムのTD(Transverse Direction)方向に加工されて引っ張ったときに力が集中されながら伸張されて手首の周りに沿ってシワ、すなわち、バンドが形成されるようにして手首を絞めるように構成される。
このため、着用した後に衛生手袋を引っ張ると、外層が伸張されながら手首部位にバンドが形成されながら手首部位が絞められてずり落ち難く、その結果、非常に使い勝手が良くなるという特徴を有する。
すなわち、本発明に係るリストバンド衛生手袋は、内層及び外層からなるが、これらの境界面が混用された状態で融合されて貼り合わせられて積層されたタイプであり、2レイヤーであるとはいえども、二重手袋のように2つの層(内層及び外層)が互いに完全に分離された状態でもないタイプを有する。
したがって、本発明に係るリストバンド衛生手袋は、単一手袋の特性及び二重手袋の特性を併せ持つが、いわば、内層の場合にはスリップ性、開口性(拡開され易い特性)及び腰強さ(こわさ)を確保するように樹脂組成物を造成し、外層の場合には伸張されやすいが、引っ張るときに途切れ難いように伸び率及び引っ張り力を確保するように樹脂組成物を作製して各特性がそれぞれ独立して現れるようにするが、実際には単一手袋のようにまるで一層のように見えるように構成される。
また、本発明に係るリストバンド衛生手袋は、内外の両側に突出するように二重構造のエンボシングを更に形成することにより、開口性及び通気性を増大させ、衛生手袋を着用したときの肌との接触面積を狭め、通常のフィルムに比べて肌触りを柔らかくしながらフィット感(着用感)がよく、しかも、見かけ品質も高くなるように構成される。
このようなリストバンド衛生手袋を実現するために、内層はスリップ剤及びブロッキング防止剤が含有されているLLDPE 50〜80重量%及びメタロセンポリエチレン(mLLDPE)20〜50重量%からなり、外層はポリオレフィンエラストマー(POE)5〜15重量%と、メタロセンポリエチレン(mLLDPE)40〜70重量%及び線形低密度ポリエチレン(LLDPE)25〜50重量%からなるが、具体的な数値の限定事由については後述する。
このようなリストバンド衛生手袋は、下記のようにして製造される。
まず、リストバンド衛生手袋を構成する内層樹脂組成物及び外層樹脂組成物をそれぞれブレンドする段階が行われる。
前記ブレンド段階、すなわち、内層樹脂組成物のブレンド段階及び外層樹脂組成物のブレンド段階においては、上述したように、内層はスリップ剤及びブロッキング防止剤が含有されているLLDPE 50〜80重量%及びメタロセンポリエチレン(mLLDPE)20〜50重量%からなり、外層はポリオレフィンエラストマー(POE)5〜15重量%と、メタロセンポリエチレン(mLLDPE)40〜70重量%及び線形低密度ポリエチレン(LLDPE)25〜50重量%からなるようにブレンドする。
このようにして各層の樹脂組成物が用意されれば、次いで、1次吹き込み成形段階が行われる。
前記1次吹き込み成形段階は、2レイヤー成形機の一方の側のレイヤーを介して内層構成用の樹脂組成物が投入される過程と、他方の側のレイヤーを介して外層構成用の樹脂組成物が投入される過程と、を含む。
このとき、内層構成用の樹脂組成物は、スリップ剤及びブロッキング防止剤が含有されているLLDPE 50〜80重量%及びメタロセンポリエチレン(mLLDPE)20〜50重量%からなる。
ここで、内層構成用の樹脂組成物にスリップ剤及びブロッキング防止剤が含有されているLLDPEを使用する理由は、薄肉に形成されたフィルムの開口性及びスリップ性を極大化させて使い勝手を良くし、外層にポリオレフィンエラストマー(POE)5〜15重量%、メタロセンポリエチレン(mLLDPE)40〜70重量及び線形低密度ポリエチレン(LLDPE)25〜50%重量の組成混合比の原料を適用することにより製品の特性を確保するための破断引っ張り強度及び引裂強度を確保するためである。
このとき、本発明の目的である伸び率と、引っ張り力及び引裂強度の確保のために、ポリオレフィンエラストマー(POE)は、破断伸び率(Elongationat Break)が900%を超えなければならず、メタロセンポリエチレン(mLLDPE)は、破断伸び率(Elongationat Break)が650%を超えなければならず、前記LLDPEは、MD(Machine Direction)の破断伸び率が750%を超えなければならず、TDの破断伸び率は850%を超えなければならない。
もし、このような破断引っ張り強度及び引裂強度の範囲に収まらなければ、加工後に使用するときに引っ張り過ぎ及び引裂過ぎによってひきちぎれ若しくは途切れが発生し、破断伸び率の範囲に収まらなければ、加工後に使用するときに適当な延伸性が得られないためバンドが形成され難くなる。
上述したように、内層樹脂組成物及び外層樹脂組成物をこのように構成すれば、通常、一般的な衛生手袋フィルムが機械方向(MD)に加工された後に延伸の制限によって手首部位が伸張されずにひきちぎれてしまって加工性及び使い勝手が劣っていたという限界を克服することができる。
換言すれば、これは、従来の技術上の諸問題において現れた問題を解決するためのフィルム物性の条件であり、手首部分を引っ張ったときにバンドがひきちぎれることなく安全に形成できる程度(3〜10cm)の引っ張り及び伸び率が必要であり、手で引っ張るときに引きちぎれ難いように上述した物性の条件を満たさなければならない。
特に、メタロセンポリエチレン(mLLDPE)の引裂強度TD17 g/umは、従来の引きちぎれ易さの問題を解決する上で重要な物性データの造成条件である。
上記の安全性の条件を確認するために、メタロセンポリエチレン(mLLDPE)の特性を下記のようにして検証した。
メタロセンポリエチレン(mLLDPE)の破断点の引っ張り強度MD470、TD470 kgf/cm、引裂強度MD7.5、TD17 gfに従来のポリエチレンの混合比に伴う物性の変化を測定して物性差を検証した。
[実験1]メタロセンポリエチレン(mLLDPE)+ポリエチレン10%をブレンドしたフィルムの物性:
破断点の引っ張り強度MD450、TD410 kgf/cm、引裂強度MD6.5、TD17.3 gf
[実験2]メタロセンポリエチレン(mLLDPE)+ポリエチレン20%をブレンドしたフィルムの物性:
破断点の引っ張り強度MD380、TD370 kgf/cm、引裂強度MD6.2、TD16.3 gf
[実験3]メタロセンポリエチレン(mLLDPE)+ポリエチレン30%をブレンドしたフィルムの物性:
破断点の引っ張り強度MD360、TD350 kgf/cm、引裂強度MD5.2、TD16.0 gf
したがって、[実験1]の場合、メタロセンポリエチレン(mLLDPE)ベース物性に比べて破断点の引っ張り強度MD−20、TD−60 kgf/cm及び引裂強度MD−1、TD+0.3 gfの差が生じ、[実験2]の場合、メタロセンポリエチレン(mLLDPE)ベース物性に比べて破断点の引っ張り強度MD−90、TD−100kgf/cm、及び引裂強度MD−1.3、TD−0.7 gfの差が生じ、[実験3]の場合、メタロセンポリエチレン(mLLDPE)ベース物性に比べて破断点の引っ張り強度MD−110、TD−120kgf/cm、及び引裂強度MD−2.0、TD−1.0 gfの差が生じた。
したがって、メタロセンポリエチレン(mLLDPE)への、従来より基本ベースとして用いられてきたポリエチレン物性の含有量の比率に応じて、破断点の引っ張り強度及び引裂強度の減少比を確認することができた。
これを通じて、従来の方式とは異なる物性のメタロセンポリエチレン(mLLDPE)及びポリオレフィンエラストマー(POE)の適当な比率の混合を通じて従来の技術の限界を克服し、且つ、問題を解決することができるということを確認することができた。
このようなそれぞれの樹脂組成物が投入されれば、各樹脂組成物は各レイヤーに沿って移動していて、2つのレイヤーが接続される個所において融合される。
しかしながら、互いに物性が異なるため、互いに接触される個所において一部のみが融合されて貼り合わせられて積層され、残りの部位はそれぞれの物性をそのまま持ったままで吹き込まれる。
このため、貼り合わせられて積層される部分は物性が互いに混ざっており、貼り合わせられて積層された境界部を基点としてそれぞれ内側及び外側への遠距離に達するほど、それぞれの特性がそれぞれ独立して存在する。
次いで、2次加工段階が行われる。
前記2次加工段階は、モールドに熱を加えた状態でTD、すなわち、MDに垂直な方向に間隔を隔てて所定の形状に加圧する(押し付ける)過程を含む。
このようにして加工すれば、加圧された部分は密度が高くなりながら伸び率及び延伸に制限を受けることになり、加圧されていない部分はTD方向への伸び率及び延伸特性、すなわち、初期値をそのまま持っていることになる。
次いで、冷却及び熱カットをした後に梱包する通常の製品化段階が行われる。
前記2次加工段階を経ると、本発明に係るリストバンド衛生手袋が完成段階に至るが、衛生手袋を引っ張ったときに主として手首部位に引っ張り力が集中され、これにより、加圧されていない部位は容易に延伸されて伸張されるが、加圧された部分の延伸量は相対的に少ないため、加圧された形状、すなわち、バンド状の延伸量が少ない部分が表出されながらバンドが生成される。
しかしながら、バンド部分が全く弾性を持っていないわけではないため、伸張に伴う復元弾性及び外層のポリオレフィンエラストマーの優れた弾性によって手首部位を絞める バンド効果が得られる。
本発明に係るリストバンド衛生手袋のバンドの生成有無を確認するために、内層樹脂組成物及び外層樹脂組成物を表1のように配合して試製品を製作し、これらの手首部位を引っ張って確認した。
Figure 2018532905
実験を行ったところ、発明材は、手首部位にバンドが生成されたが、比較材1、2においてはバンドが生成されなかっただけではなく、途切れが発生し易かった。
これを通じて、本発明に係るリストバンド衛生手袋は、既存のように複雑な過程を経たり、特殊な形状物を備えるために種々の機序を経たりしなくても、非常に手軽にバンドを自体的に形成することができて、非常に使い勝手が良くなるということを確認することができて、その効用性が急増することが期待される。
本発明に係るリストバンド衛生手袋は、家庭や食堂などにおいて食べ物を調理するときに、衛生上、又は各種の調味料などから手を保護するときに容易に使用することができる。

Claims (3)

  1. 互いに物性が異なる内層及び外層の樹脂組成物を2レイヤー成形機を用いて吹き込み成形して内層及び外層の境界面において貼り合わせて積層させ、手首部分を機械加工方向と直交する方向に加圧成形して引っ張ったとき、 手首部分が伸張されながらバンドを形成するように構成されたリストバンド衛生手袋であって、
    前記内層は、スリップ剤及びブロッキング防止剤が含有されているLLDPE 50〜80重量%及びメタロセンポリエチレン(mLLDPE)20〜50重量%からなり、
    前記外層は、ポリオレフィンエラストマー(POE)5〜15重量%と、メタロセンポリエチレン(mLLDPE)40〜70重量%及び線形低密度ポリエチレン(LLDPE)25〜50重量%からなることを特徴とするリストバンド衛生手袋。
  2. 目標とする伸び率と、引っ張り力及び引裂強度の確保のために、前記ポリオレフィンエラストマー(POE)は、破断伸び率(Elongationat Break)が900%を超えなければならず、メタロセンポリエチレン(mLLDPE)は、破断伸び率(Elongationat Break)が650%を超えなければならず、前記LLDPEは、MD(Machine Direction)の破断伸び率が750%を超えなければならず、TDの破断伸び率は850%を超えなければならないことを特徴とする請求項1に記載のリストバンド衛生手袋。
  3. 内層及び外層の2つの層を吹き込み成形しながら境界面を貼り合わせて積層させてリストバンド衛生手袋を製造する方法において、
    スリップ剤及びブロッキング防止剤が含有されているLLDPE 50〜80重量%及びメタロセンポリエチレン(mLLDPE)20〜50重量%からなる内層樹脂組成物をブレンドする過程と、ポリオレフィンエラストマー(POE)5〜15重量%と、メタロセンポリエチレン(mLLDPE)40〜70重量%及び線形低密度ポリエチレン(LLDPE)25〜50重量%からなる外層樹脂組成物をブレンドする過程と、を含むブレンド段階と、
    ブレンドが完了すれば、2レイヤー成形機の一方の側のレイヤーを介して内層構成用樹脂組成物が投入される過程と、他方の側のレイヤーを介して外層構成用樹脂組成物が投入される過程と、を含む1次吹き込み成形段階と、
    前記1次吹き込み成形段階によって内層及び外層が貼り合わせられて積層された中間品を加熱されているモールドに投入して機械加工方向と垂直な方向に間隔を隔てて所定の形状に加圧して加工する2次加工段階と、
    加工が完了した後、冷却及び熱カットをして梱包する製品化段階と、
    を含むことを特徴とするリストバンド衛生手袋の製造方法。
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