JP2018532797A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2018532797A5
JP2018532797A5 JP2018542682A JP2018542682A JP2018532797A5 JP 2018532797 A5 JP2018532797 A5 JP 2018532797A5 JP 2018542682 A JP2018542682 A JP 2018542682A JP 2018542682 A JP2018542682 A JP 2018542682A JP 2018532797 A5 JP2018532797 A5 JP 2018532797A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lonafamib
ritonavir
dose
administered
medicament
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018542682A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018532797A (ja
JP7187315B2 (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority claimed from PCT/US2016/058937 external-priority patent/WO2017079009A1/en
Publication of JP2018532797A publication Critical patent/JP2018532797A/ja
Publication of JP2018532797A5 publication Critical patent/JP2018532797A5/ja
Priority to JP2022191287A priority Critical patent/JP2023022216A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7187315B2 publication Critical patent/JP7187315B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

いくつかの実施形態において、本明細書に記載の処置では、ロナファルニブおよびリトナビルは、単一の単位剤形において一緒に投与される。いくつかの実施形態において、単位剤形は、非晶質ロナファルニブを含む。いくつかの実施形態において、単位剤形は、ロナファルニブ(例えば、非晶質ロナファルニブ)、リトナビル、およびコポリマーを含む。いくつかの実施態様において、コポリマーはポビドンである。
いくつかの実施形態において、本明細書に記載の処置では、ロナファルニブおよびリトナビルは、別個の単位剤形として、ほぼ同時に投与される。
さらに別の態様において、ロナファルニブおよびリトナビルを含む単位剤形が提供される。いくつかの実施形態において、単位剤形は、経口投与のために製剤化される。いくつかの実施形態において、単位剤形は、約1:2(w/w)または約1:4(w/w)の比のロナファルニブおよびリトナビルを含み、単位剤形は経口投与用に製剤化される。いくつかの実施形態において、単位剤形は、ロナファルニブを約25mg〜約100mgの量で含み、リトナビルを約50mg〜約100mgの量で含む。いくつかの実施形態において、単位剤形は、非晶質ロナファルニブを含む。いくつかの実施形態において、単位剤形は、25mgの非晶質ロナファルニブおよび100mgのリトナビルを含む。いくつかの実施形態において、単位剤形は、50mgの非晶質ロナファルニブおよび100mgのリトナビルを含む。いくつかの実施形態において、単位剤形は、ロナファルニブとリトナビルとの混合物、多粒子製剤、または二層製剤を含む。いくつかの実施形態において、単位剤形は、さらにコポリマーを含む。いくつかの実施形態において、コポリマーは、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒプロメロースフタレート、ポリビニルピロリドン−ビニルアセテートコポリマー、ヒプロメロース−アセテート−スクシネート、およびそれらの混合物からなる群から選択される。いくつかの実施態様において、コポリマーはポビドンではない。いくつかの実施態様において、コポリマーはポビドンである。いくつかの実施形態において、ポビドンは、ポピドンK30である。いくつかの実施形態において、単位剤形は、カプセル剤または錠剤として製剤化される。いくつかの実施形態において、ロナファルニブおよびリトナビルの一方または両方は、即時放出のために製剤化される。いくつかの実施形態において、ロナファルニブおよびリトナビルの一方または両方は、制御放出のために製剤化される。
さらに別の態様において、単位剤形のロナファルニブおよびリトナビルを含む医薬パッケージが提供される。
本発明の方法によれば、一部のHDV患者は、多くの場合、肝炎フレアを経験した後、ウイルスを検出できないレベルまでクリアすることによって本明細書における共治療に応答し、その後、HDVレベルが検出可能なレベルに戻らない限り、および戻るまで、処置が中断され得る。他の患者は、ウイルス量の減少および症状の改善を経験するが、ウイルスを検出できないレベルまでクリアすることはないが、治療上の利益を提供する限り、「長期治療」にとどまる。
IV.医薬組成物および単位剤形
別の態様において、本発明は、ロナファルニブおよびリトナビル共治療を提供するための単位剤形および医薬組成物を提供する。いくつかの実施形態において、単位剤形のロナファルニブまたは医薬組成物は非晶質ロナファルニブである。他の実施形態において、ロナファルニブは結晶性である。いくつかの実施形態において、単位剤形のリトナビルまたは医薬組成物は、非晶質リトナビルである。他の実施形態において、リトナビルは結晶性である。いくつかの実施形態において、ロナファルニブおよびリトナビル共投与は、下記セクションVIで述べるように、1つ、2つまたは3つのGI安定化剤の予防的投与と組み合わされる。いくつかの実施形態において、ロナファルニブおよびリトナビル共投与は、下記セクションVで述べるように、インターフェロン共治療と組み合わされる。
ロナファルニブは、50mgおよび75mgのカプセル剤として製造されているが、異なる量のロナファルニブおよびリトナビルの活性成分で剤形を調製することは、本発明が提供し、および本開示に鑑みた当業者の能力の範囲内である。一実施形態において、本発明の医薬製剤は、50〜100mgのリトナビルも存在する形態を含む、25mg、50mg、または75mgのロナファルニブを含有する単位剤形として、経口投与のために製剤化されたロナファルニブを含有する。塩または溶媒和物が用いられる場合、当業者に容易に理解されるように、同等の量が用いられることが要求される。
リトナビルは、100mg錠、100mg軟ゼラチンカプセル剤および80mg/mL経口液剤として市販されているが、異なる量の活性成分および剤形を調製することは、本開示に鑑みた当業者の能力の範囲内である。様々な実施形態において、本発明の方法において有用な単位剤形は、50mgもしくは100mg、または50mg〜100mgのいくらかのリトナビルを含む。塩または溶媒和物が用いられる場合、当業者に容易に理解されるように、同等の量が用いられる。
経口投与に適する医薬製剤および単位剤形は、特に、患者が薬物を自己投与する慢性病態および治療の処置において有用である。しかしながら、上記のように、いくつかの場合(急性感染症および生命の危機にある状態、特に入院を要求するものが挙げられるがこれらに限定されない)において、静脈内製剤が望ましく、本発明はそのような製剤も提供する。本発明は、植物または他の同様の油、合成脂肪酸グリセリド、高級脂肪酸のエステルまたはプロピレングリコールなどの水性または非水性溶媒中に、および所望により、可溶化剤、等張化剤、懸濁化剤、乳化剤、安定化剤および防腐剤などの従来の添加剤と共に、活性医薬物質を溶解、懸濁または乳化させることにより、ロナファルニブおよび/またはリトナビルが本発明による注射用調製物へ製剤化され得る、医薬製剤を提供する。注射または静脈内投与のための単位剤形は、組成物中に、滅菌水、生理食塩水または別の薬理学的に許容される担体中の溶液として含み得る。ロナファルニブおよび/またはリトナビルの単位剤形のための活性医薬成分の適切な量は本明細書で提供される。
ロナファルニブ−リトナビル共製剤
本発明のいくつかの実施形態において、ロナファルニブおよびリトナビルは、同じ単位剤形において患者に送達される(すなわち「共製剤化される」)。例えば、剤形は、ロナファルニブおよびリトナビル(賦形剤および補助剤と共に)を含み得る。限定されないが、ロナファルニブおよびリトナビルは、混合物、多粒子製剤(これはリトナビルを含むマトリックス中でロナファルニブの小さな粒子を含み得る)、二層製剤、錠剤内錠剤製剤などとして提供され得る。共投与のためのそのような形態は、他の薬物(例えば、米国特許出願公開第2009/0142393号明細書および米国特許出願第2008/0021078号明細書、および国際特許公開WO2009/042960号パンフレット参照、それぞれは参照により本明細書に組み込まれる)についてよく知られており、そのような方法論は、適切な単位剤形を調製するために本開示に従って使用することができる。本明細書において提供されるロナファルニブおよびリトナビルを含む液剤製剤はまた、共投与のために用いられ得る。
いくつかの実施形態において、ロナファルニブおよびリトナビルを含む単位剤形または医薬組成物は、約20mg〜約100mg、例えば、約25mg〜約100mg、または約50mg〜約100mgの量でロナファルニブを含み、約50mg〜約100mgの量でリトナビルを含む。いくつかの実施形態において、ロナファルニブは約25mg、約50mg、約75mgまたは約100mgの量で存在し、リトナビルは約50mg、約75mgまたは約100mgの量で存在する。
いくつかの実施形態において、単位剤形または医薬組成物は、経口投与のために製剤化され、約1:2(w/w)または約1:4(w/w)の比のロナファルニブおよびリトナビルを含む。いくつかの実施形態において、単位剤形または医薬組成物は、約1:2(w/w)の比のロナファルニブおよびリトナビルを含む。いくつかの実施形態において、単位剤形または医薬組成物は、約1:4(w/w)の比のロナファルニブおよびリトナビルを含む。いくつかの実施形態において、単位剤形または医薬組成物は、約0.75:1(w/w)の比のロナファルニブおよびリトナビルを含む。
いくつかの実施形態において、単位剤形または医薬組成物は、約1:1:2(w/w)、1:2:3(w/w)、または1:1:5(w/w)の比のロナファルニブ、リトナビルおよびコポリマーを含む。
いくつかの実施形態において、ロナファルニブ、リトナビルおよびコポリマーを含む単位剤形または医薬組成物は、参照により本明細書に組み込まれる、国際出願番号PCT/US2016/028651号に記載の方法に従って調製される。いくつかの実施形態において、単位剤形または医薬組成物は、溶媒(例えば、有機溶媒、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、イソプロピルアルコール、メタノール、エタノール、アセトン、エチルメチルケトン、メチルイソブチルケトン、DMSO、水、またはそれらの混合物)中でロナファルニブ、リトナビル、およびコポリマーの噴霧溶液を提供すること;任意選択により噴霧溶液を濾過して不溶物を除去すること;および噴霧溶液から溶媒を実質的に除去すること、を含む工程によって調製される。いくつかの実施形態において、溶媒は、溶媒の蒸留もしくは完全蒸発、噴霧乾燥、真空乾燥、トレイ乾燥、凍結乾燥もしくは冷凍乾燥、撹拌薄膜乾燥、またはそれらの組み合わせによって除去される。
いくつかの実施形態において、医薬パッケージまたはキットは、単位用量当たり25、50、75、または100mgのロナファルニブ、または単位用量あたり25mg〜100mgの量のロナファルニブを含む単位剤形のロナファルニブ、および単位用量当たり50mgまたは100mgのリトナビル、または単位用量あたり50mg〜100mgの量のリトナビルを含む単位剤形のリトナビルを含む。いくつかの実施形態において、医薬パッケージまたはキットは、インターフェロンの単位剤形を、さらに、またはリトナビルの代わりに、含む。いくつかの実施形態において、薬学的パッケージまたはキットは、単位用量当たり120mcgまたは180mcgインターフェロン(例えば、ペグ化インターフェロンラムダ−1a)を含むインターフェロンの単位剤形を含む。いくつかの実施形態において、医薬パッケージまたはキットは、1つ以上のGI改質薬(例えば、1つ以上の制吐薬、制酸薬(H2受容体アンタゴニストおよびプロトンポンプ阻害剤)または下痢止め薬)の単位剤形をさらに含む。
本発明は、本明細書に広く一般的に記載されている。一般的な開示の範囲内である、より狭い種および亜属のグループもそれぞれ、本発明の一部を形成する。また、本発明の特徴または態様がマーカッシュグループに関して記載される場合、当業者は、本発明はまた、それにより、マーカッシュグループの任意の個別の構成要素、または構成要素の下位グループに関する、と認識するであろう。
本開示は、以下の態様および実施態様を包含する。
[1]
デルタ肝炎ウイルス(HDV)感染を有するヒト患者のHDVウイルス量を減少させる方法であって、少なくとも30日間、ロナファルニブ−リトナビル共治療で患者を処置することを含み、患者が、処置の開始前に少なくとも10 IU/mL血清のベースラインウイルス量を有し、処置が、10 IU/mL血清未満へのウイルス量の減少を生じる、方法。
[2]
処置後に少なくとも1ヶ月間、HDVウイルス量が、10 IU/mL血清未満のままである、[1]に記載の方法。
[3]
処置が、検出レベル未満のHDVウイルス量を生じる、[1]に記載の方法。
[4]
処置後に少なくとも1ヶ月間、HDVウイルス量が、検出レベル未満のままである、[3]に記載の方法。
[5]
患者が、1mL血清当たり10 HDV RNAコピー未満のウイルス量を有すると判定された後、ロナファルニブ−リトナビル共治療での処置が、少なくとも30日間継続する、[1]に記載の方法。
[6]
ロナファルニブが、25mgBIDの用量で投与され、リトナビルが、100mgBIDの用量で投与される、[1]〜[5]]のいずれか一項に記載の方法。
[7]
患者が、少なくとも60日間ロナファルニブ−リトナビル共治療で処置される、[1]〜[6]のいずれか一項に記載の方法。
[8]
患者が、少なくとも90日間ロナファルニブ−リトナビル共治療で処置される、[7]に記載の方法。
[9]
第1の用量でロナファルニブを投与した後、第2の用量でロナファルニブを投与することを含み、第2の用量が第1の用量より低い、[1]〜[8]のいずれか一項に記載の方法。
[10]
肝炎フレアの発生を検出するステップを含む、[1]〜[9]のいずれか一項に記載の方法。
[11]
肝炎フレアが、血清アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)の、200U/Lを超えるレベルへの急激な上昇を特徴とする、[10]に記載の方法。
[12]
患者のB型肝炎ウイルス(HBV)ウイルス量において、少なくとも3logの一過性の増加を検出することを含む、[1]〜[11]のいずれか一項に記載の方法。
[13]
ロナファルニブ−リトナビル共治療が、肝炎フレアの発生を検出する前、または一過性の増加を検出する前に中止される、[10]〜[12]のいずれか一項に記載の方法。
[14]
デルタ型肝炎ウイルス(HDV)およびB型肝炎ウイルス(HBV)に感染した患者における免疫再活性化を誘導する方法であって、少なくとも12週間および/または肝炎フレアが観察されるまで、ロナファルニブ−リトナビル共治療を投与することを含み、ロナファルニブが、50mg〜150mgの範囲の合計1日用量で投与され、リトナビルが100mg〜200mgの範囲の合計1日用量で投与される、方法。
[15]
ロナファルニブ−リトナビル共治療が、10〜24週間の処置後に中止され、ロナファルニブ−リトナビル共治療は少なくとも4週間患者に投与されない、[1]〜[14]のいずれか一項に記載の方法。
[16]
ロナファルニブ−リトナビル共治療が、10〜14週間の処置後に中止される、[15]に記載の方法。
[17]
ロナファルニブ−リトナビル共治療が、12週間の処置後に中止される、[16]に記載の方法。
[18]
肝炎フレアが、血清アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)の、200U/Lを超えるレベルへの急激な上昇を特徴とする、[14]〜[17]のいずれか一項に記載の方法。
[19]
肝炎フレアが、患者のHBVウイルス量の一過性の増加を伴う、[14]〜[18]のいずれか一項に記載の方法。
[20]
免疫再活性化の後、HDVウイルス量が、少なくとも3log減少する、[14]〜[19]のいずれか一項に記載の方法。
[21]
免疫再活性化の後、HBVウイルス量が、少なくとも2log減少する、[14]〜[20]のいずれか一項に記載の方法。
[22]
HDVウイルス量および/またはHBVウイルス量が、検出できないレベルに減少する、[20]または[21]に記載の方法。
[23]
HDVおよびHBVに感染した患者の免疫再活性化を誘導することが、第1の用量でロナファルニブを投与した後、第2の用量でロナファルニブを投与することを含み、第2の用量が、第1の用量より低い、[14]〜[22]のいずれか一項に記載の方法。
[24]
第1の用量が、少なくとも8週間投与され、第2の用量が、少なくとも2週間、および任意選択により少なくとも4週間投与される、[23]に記載の方法。
[25]
ロナファルニブの第1の用量が、50mgBIDであり、ロナファルニブの第2の用量が、50mgQDである、[23]または[24]に記載の方法。
[26]
ロナファルニブの第1の用量およびロナファルニブの第2の用量が、100mgBIDの用量でリトナビルと組み合わせて投与される、[25]に記載の方法。
[27]
患者が、慢性HBV感染を有し、処置過程が、処置の開始時のベースラインレベルと比較して、患者のHBVウイルス量の減少を生じる、[1]〜[26]のいずれか一項に記載の方法。
[28]
HBVおよびHDVに感染した患者におけるHBVウイルス量を減少させる方法であって、少なくとも12週間、50mg〜150mgの範囲の合計1日用量でロナファルニブを投与し、HBVウイルス量の少なくとも1logの減少を検出することを含む、方法。
[29]
ロナファルニブおよびリトナビルを投与することを含む、[28]に記載の方法。
[30]
患者が、抗ウイルスヌクレオチドまたはヌクレオシド類似体で処置されていない、[28]または[29]に記載の方法。
[31]
処置が、HBVウイルス量の少なくとも2log減少を生じる、[28]〜[30]のいずれか一項に記載の方法。
[32]
患者にインターフェロンを投与することをさらに含む、[1]〜[31]のいずれか一項に記載の方法。
[33]
インターフェロンが、ペグ化インターフェロンラムダである、[32]に記載の方法。
[34]
インターフェロンが、120mcgQWまたは180mcgQWの用量で投与される、[32]または[33]に記載の方法。
[35]
慢性HDV感染を有するヒト患者の肝炎デルタウイルス(HDV)のウイルス量を減少させる方法であって、方法が、患者をロナファルニブ−インターフェロン共治療で少なくとも30日間処置することを含み、共治療が、50mg〜150mgの範囲の合計1日用量でのロナファルニブの経口投与、および120mcg〜180mcgの範囲の合計週用量でのインターフェロンラムダ−1aの経口投与を含む、方法。
[36]
インターフェロンラムダ−1aが、ペグ化インターフェロンラムダ−1aである、[35]に記載の方法。
[37]
ロナファルニブが、25mgBIDの用量で投与される、[35]または[36]に記載の方法。
[38]
ロナファルニブが、50mgBIDの用量で投与される、[35]または[36]に記載の方法。
[39]
処置が、患者の肝機能の改善を生じる、[1]〜[38]のいずれか一項に記載の方法。
[40]
改善された肝機能が、血清アルブミンレベル、ビリルビンレベル、アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)レベル、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)レベル、およびプロトロンビン活性からなる群から選択される1つ以上の肝機能パラメータの改善である、[39]に記載の方法。
[41]
処置が、1つ以上の肝機能パラメータにおいて、HDVまたはB型肝炎ウイルス(HBV)に感染していない健康な対象に特有のレベルへの改善を生じる、[39]または[40]に記載の方法。
[42]
処置が、患者の肝臓移植の必要性を遅らせる、[1]〜[38]のいずれか一項に記載の方法。
[43]
ロナファルニブおよびリトナビルを含む単位剤形であって、ロナファルニブおよびリトナビルが、約1:2(w/w)または約1:4(w/w)の比で存在し、単位剤形が経口投与用に製剤化される、単位剤形。
[44]
ロナファルニブを約25mg〜約100mgの量で含み、リトナビルを約50mg〜約100mgの量で含む、[43]に記載の単位剤形。
[45]
ロナファルニブとリトナビルとの混合物、多粒子製剤、または二層製剤を含む、[43]または[44]に記載の単位剤形。
[46]
カプセル剤または錠剤として製剤化される、[43]〜[45]のいずれか一項に記載の単位剤形。
[47]
ロナファルニブおよびリトナビルの一方または両方が、即時放出のために製剤化される、[43]〜[46]のいずれか一項に記載の単位剤形。
[48]
ロナファルニブおよびリトナビルの一方または両方が、制御放出のために製剤化される、[43]〜[46]のいずれか一項に記載の単位剤形。
[49]
ロナファルニブおよびリトナビルを1:4または1:2の比で含む、液体製剤。

Claims (49)

  1. デルタ肝炎ウイルス(HDV)感染を有するヒト患者のHDVウイルス量を減少させるための、ロナファルニブおよびリトナビルを含む医薬であって、ロナファルニブおよびリトナビルを、少なくとも30日間ロナファルニブ−リトナビル共治療として投与して、患者を処置、患者が、処置の開始前に少なくとも10IU/mL血清のベースラインウイルス量を有し、処置が、10IU/mL血清未満へのウイルス量の減少を生じる、医薬
  2. 処置後に少なくとも1ヶ月間、HDVウイルス量が、10IU/mL血清未満のままである、請求項1に記載の医薬
  3. 処置が、検出レベル未満のHDVウイルス量を生じる、請求項1に記載の医薬
  4. 処置後に少なくとも1ヶ月間、HDVウイルス量が、検出レベル未満のままである、請求項3に記載の医薬
  5. 患者が、1mL血清当たり10HDV RNAコピー未満のウイルス量を有すると判定された後、ロナファルニブ−リトナビル共治療での処置を少なくとも30日間継続する、請求項1に記載の医薬
  6. ロナファルニブが、25mgBIDの用量で投与され、リトナビルが、100mgBIDの用量で投与される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の医薬
  7. 患者が、少なくとも60日間ロナファルニブ−リトナビル共治療で処置される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の医薬
  8. 患者が、少なくとも90日間ロナファルニブ−リトナビル共治療で処置される、請求項7に記載の医薬
  9. 第1の用量でロナファルニブを投与した後、第2の用量でロナファルニブを投与、第2の用量が、第1の用量より低い、請求項1〜8のいずれか一項に記載の医薬
  10. 肝炎フレアの発生を検出しながら投与される、請求項1〜9のいずれか一項に記載の医薬
  11. 肝炎フレアが、血清アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)の、200U/Lを超えるレベルへの急激な上昇を特徴とする、請求項10に記載の医薬
  12. 患者のB型肝炎ウイルス(HBV)ウイルス量において、少なくとも3logの一過性の増加を検出しながら投与される、請求項1〜11のいずれか一項に記載の医薬
  13. ロナファルニブ−リトナビル共治療が、肝炎フレアの発生を検出する前、または一過性の増加を検出する前に中止される、請求項10〜12のいずれか一項に記載の医薬
  14. デルタ型肝炎ウイルス(HDV)およびB型肝炎ウイルス(HBV)に感染した患者における免疫再活性化を誘導するための、ロナファルニブおよびリトナビルを含む医薬であって、ロナファルニブおよびリトナビルを、少なくとも12週間および/または肝炎フレアが観察されるまで、ロナファルニブ−リトナビル共治療として投与、ロナファルニブが、50mg〜150mgの範囲の合計1日用量で投与され、リトナビルが、100mg〜200mgの範囲の合計1日用量で投与される、医薬
  15. ロナファルニブ−リトナビル共治療が、10〜24週間の処置後に中止され、ロナファルニブ−リトナビル共治療が、少なくとも4週間患者に投与されない、請求項1〜14のいずれか一項に記載の医薬
  16. ロナファルニブ−リトナビル共治療が、10〜14週間の処置後に中止される、請求項15に記載の医薬
  17. ロナファルニブ−リトナビル共治療が、12週間の処置後に中止される、請求項16に記載の医薬
  18. 肝炎フレアが、血清アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)の、200U/Lを超えるレベルへの急激な上昇を特徴とする、請求項14〜17のいずれか一項に記載の医薬
  19. 肝炎フレアが、患者のHBVウイルス量の一過性の増加を伴う、請求項14〜18のいずれか一項に記載の医薬
  20. 免疫再活性化の後、HDVウイルス量が、少なくとも3log減少する、請求項14〜19のいずれか一項に記載の医薬
  21. 免疫再活性化の後、HBVウイルス量が、少なくとも2log減少する、請求項14〜20のいずれか一項に記載の医薬
  22. HDVウイルス量および/またはHBVウイルス量が、検出できないレベルに減少する、請求項20または21に記載の医薬
  23. HDVおよびHBVに感染した患者の免疫再活性化誘導において、第1の用量でロナファルニブを投与した後、第2の用量でロナファルニブを投与、第2の用量が、第1の用量より低い、請求項14〜22のいずれか一項に記載の医薬
  24. 第1の用量が、少なくとも8週間投与され、第2の用量が、少なくとも2週間、および任意選択により少なくとも4週間投与される、請求項23に記載の医薬
  25. ロナファルニブの第1の用量が、50mgBIDであり、ロナファルニブの第2の用量が、50mgQDである、請求項23または24に記載の医薬
  26. ロナファルニブの第1の用量およびロナファルニブの第2の用量が、100mgBIDの用量でリトナビルと組み合わせて投与される、請求項25に記載の医薬
  27. 患者が、慢性HBV感染を有し、処置過程が、処置の開始時のベースラインレベルと比較して、患者のHBVウイルス量の減少を生じる、請求項1〜26のいずれか一項に記載の医薬
  28. HBVおよびHDVに感染した患者におけるHBVウイルス量を減少させるための、ロナファルニブを含む医薬であって、ロナファルニブが、少なくとも12週間50mg〜150mgの範囲の合計1日用量で投され、HBVウイルス量の少なくとも1logの減少検出される医薬
  29. 患者が、リトナビルもまた投与される、請求項28に記載の医薬
  30. 患者が、抗ウイルスヌクレオチドまたはヌクレオシド類似体で処置されていない、請求項28または29に記載の医薬
  31. 処置が、HBVウイルス量の少なくとも2logの減少を生じる、請求項28〜30のいずれか一項に記載の医薬
  32. 患者が、インターフェロンもまた投与される、請求項1〜31のいずれか一項に記載の医薬
  33. インターフェロンが、ペグ化インターフェロンラムダである、請求項32に記載の医薬
  34. インターフェロンが、120mcgQWまたは180mcgQWの用量で投与される、請求項32または33に記載の医薬
  35. 慢性HDV感染を有するヒト患者のデルタ型肝炎ウイルス(HDV)のウイルス量を減少させるための、ロナファルニブおよびリトナビルを含む医薬であって、ロナファルニブおよびインターフェロンを、少なくとも30日間ロナファルニブ−インターフェロン共治療として投与して、患者を処置ロナファルニブが、50mg〜150mgの範囲の合計1日用量で経口投与されインターフェロンラムダ−1aが、120mcg〜180mcgの範囲の合計週用量で経口投与される医薬
  36. インターフェロンラムダ−1aが、ペグ化インターフェロンラムダ−1aである、請求項35に記載の医薬
  37. ロナファルニブが、25mgBIDの用量で投与される、請求項35または36に記載の医薬
  38. ロナファルニブが、50mgBIDの用量で投与される、請求項35または36に記載の医薬
  39. 処置が、患者の肝機能の改善を生じる、請求項1〜38のいずれか一項に記載の医薬
  40. 肝機能の改善が、血清アルブミンレベル、ビリルビンレベル、アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)レベル、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)レベル、およびプロトロンビン活性からなる群から選択される1つ以上の肝機能パラメータの改善である、請求項39に記載の医薬
  41. 処置が、1つ以上の肝機能パラメータにおいて、HDVまたはB型肝炎ウイルス(HBV)に感染していない健康な対象に特有のレベルへの改善を生じる、請求項39または40に記載の医薬
  42. 処置が、患者の肝臓移植の必要性を遅らせる、請求項1〜38のいずれか一項に記載の医薬
  43. ロナファルニブおよびリトナビルを含む、単位剤形であって、ロナファルニブおよびリトナビルが、約1:2(w/w)または約1:4(w/w)の比で存在し、単位剤形が、経口投与のために製剤化される、単位剤形
  44. ロナファルニブを約25mg〜約100mgの量で含み、リトナビルを約50mg〜約100mgの量で含む、請求項43に記載の単位剤形
  45. ロナファルニブとリトナビルとの混合物、多粒子製剤、または二層製剤を含む、請求項43または44に記載の単位剤形
  46. カプセル剤または錠剤として製剤化される、請求項43〜45のいずれか一項に記載の単位剤形
  47. ロナファルニブおよびリトナビルの一方または両方が、即時放出のために製剤化される、請求項43〜46のいずれか一項に記載の単位剤形
  48. ロナファルニブおよびリトナビルの一方または両方が、制御放出のために製剤化される、請求項43〜46のいずれか一項に記載の単位剤形
  49. ロナファルニブおよびリトナビルを1:4または1:2の比で含む、液体製剤。
JP2018542682A 2015-11-04 2016-10-26 デルタ型肝炎ウイルス感染の処置 Active JP7187315B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022191287A JP2023022216A (ja) 2015-11-04 2022-11-30 デルタ型肝炎ウイルス感染の処置

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201562251026P 2015-11-04 2015-11-04
US62/251,026 2015-11-04
US201662297740P 2016-02-19 2016-02-19
US62/297,740 2016-02-19
US201662321623P 2016-04-12 2016-04-12
US62/321,623 2016-04-12
PCT/US2016/058937 WO2017079009A1 (en) 2015-11-04 2016-10-26 Treatment of hepatitis delta virus infection

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022191287A Division JP2023022216A (ja) 2015-11-04 2022-11-30 デルタ型肝炎ウイルス感染の処置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2018532797A JP2018532797A (ja) 2018-11-08
JP2018532797A5 true JP2018532797A5 (ja) 2019-12-05
JP7187315B2 JP7187315B2 (ja) 2022-12-12

Family

ID=58662606

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018542682A Active JP7187315B2 (ja) 2015-11-04 2016-10-26 デルタ型肝炎ウイルス感染の処置
JP2022191287A Pending JP2023022216A (ja) 2015-11-04 2022-11-30 デルタ型肝炎ウイルス感染の処置

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022191287A Pending JP2023022216A (ja) 2015-11-04 2022-11-30 デルタ型肝炎ウイルス感染の処置

Country Status (9)

Country Link
EP (2) EP3858352A1 (ja)
JP (2) JP7187315B2 (ja)
KR (1) KR20180073652A (ja)
CN (1) CN108367001A (ja)
CY (1) CY1123849T1 (ja)
DK (1) DK3370723T3 (ja)
ES (1) ES2844629T3 (ja)
HU (1) HUE054191T2 (ja)
WO (1) WO2017079009A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11311519B2 (en) 2014-05-01 2022-04-26 Eiger Biopharmaceuticals, Inc. Treatment of hepatitis delta virus infection
US10076512B2 (en) 2014-05-01 2018-09-18 Eiger Biopharmaceuticals, Inc. Treatment of hepatitis delta virus infection
DK3285768T3 (da) 2015-04-21 2021-01-25 Eiger Biopharmaceuticals Inc Farmaceutiske sammensætninger omfattende lonafarnib og ritonavir
WO2017143253A1 (en) 2016-02-19 2017-08-24 Eiger Biopharmaceuticals, Inc. Treatment of hepatitis delta virus infection with interferon lambda
AU2019325693A1 (en) * 2018-08-23 2021-03-11 Eiger Biopharmaceuticals, Inc. Treatment of hepatitis delta virus infection with interferon lambda

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6936694B1 (en) 1982-05-06 2005-08-30 Intermune, Inc. Manufacture and expression of large structural genes
US5382657A (en) 1992-08-26 1995-01-17 Hoffmann-La Roche Inc. Peg-interferon conjugates
US5951974A (en) 1993-11-10 1999-09-14 Enzon, Inc. Interferon polymer conjugates
US5981709A (en) 1997-12-19 1999-11-09 Enzon, Inc. α-interferon-polymer-conjugates having enhanced biological activity and methods of preparing the same
US6627223B2 (en) 2000-02-11 2003-09-30 Eurand Pharmaceuticals Ltd. Timed pulsatile drug delivery systems
EP1668031B1 (en) 2003-08-07 2008-03-12 ZymoGenetics, Inc. Homogeneous preparations of il-29
US20080021078A1 (en) 2006-07-18 2008-01-24 Horizon Therapeutics, Inc. Methods and medicaments for administration of ibuprofen
US8067033B2 (en) 2007-11-30 2011-11-29 Horizon Pharma Usa, Inc. Stable compositions of famotidine and ibuprofen
US20090087483A1 (en) 2007-09-27 2009-04-02 Sison Raymundo A Oral dosage combination pharmaceutical packaging
US20110313009A1 (en) 2008-07-17 2011-12-22 Horizon Pharma Usa, Inc. Nsaid dose unit formulations with h2-receptor antagonists and methods of use
WO2011088126A2 (en) 2010-01-13 2011-07-21 Eiger Biopharmaceuticals, Inc. Treatment of viral infection with prenyltransferase inhibitors
EP3137078B1 (en) * 2014-05-01 2019-03-20 Eiger Biopharmaceuticals, Inc. Treatment of hepatitis delta virus infection
DK3285768T3 (da) * 2015-04-21 2021-01-25 Eiger Biopharmaceuticals Inc Farmaceutiske sammensætninger omfattende lonafarnib og ritonavir

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018532797A5 (ja)
KR101174966B1 (ko) 철이 발병에 관여하는 간질환의 치료
TW200412960A (en) Potent inhibitor of HCV serine protease
JP2008530124A (ja) フラビウイルス感染症を処置または予防するための組成物および方法
JP2012502956A (ja) Hcvの大環状阻害剤とヌクレオシドの相乗性組み合わせ剤
KR20050044587A (ko) B형 간염 바이러스 감염 치료용 포스포네이트뉴클레오타이드 유사체의 용도
EP3197430A1 (en) Long acting pharmaceutical compositions
MX2010013522A (es) Uso de telaprevir en combinacion con interferon pegilado y ribavirina para tratar el virus de la hepatitis c.
JP2017514911A5 (ja)
RU2371195C2 (ru) Способ лечения вирусных инфекций
Lefebvre et al. Anti-fibrotic and anti-inflammatory activity of the dual CCR2 and CCR5 antagonist cenicriviroc in a mouse model of NASH: 30
JP3127484B2 (ja) 肝炎治療薬
RU2002105485A (ru) Применение микофенолята мофетила в сочетании с ПЭГ-интерфероном-α (ПЭГ-IFN-α)
Wedemeyer et al. 96 weeks of pegylated-Interferon-alpha-2a plus tenofovir or placebo for the treatment of hepatitis delta: the HIDIT-2 study: 31
SK283417B6 (sk) Farmaceutický prostriedok, spôsob jeho prípravy a použitie
WO2022079739A1 (en) Fixed dose compositions of cabotegravir and rilpivirine
EP3999069B1 (en) Synergistic effect of eyp001 and pegylated ifn-alpha for the treatment of hbv infection
US20190381034A1 (en) Pharmaceutical composition and method for acute on chronic liver failure and related liver diseases
EA046230B1 (ru) Синергическое действие eyp001 и ifn при лечении инфекции hbv
WO2012144619A1 (ja) 経口投与用慢性肝疾患治療剤
TW202120081A (zh) 採用iap抑制劑的治療方法
RU2021130472A (ru) Твердые фармацевтические композиции для лечения hcv
CN101180053A (zh) 铁在发病机制中发挥作用的肝病的治疗
JPWO2021094563A5 (ja)
MXPA06001695A (en) Method of treating viral infections