JP2018531272A6 - Hbvキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンの併用療法 - Google Patents

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本発明は、B型肝炎ウイルス感染を治療するための組成物及び方法へ向けられる。特に、本発明は、B型肝炎ウイルス感染症の治療に使用するためのHBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンの投与を含んでなる併用療法へ向けられる。

Description

本発明は、B型肝炎ウイルス感染を治療するための組成物及び方法へ向けられる。特に、本発明は、B型肝炎ウイルス感染症の治療に使用するためのHBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンの投与を含んでなる併用療法(combination therapy)へ向けられる。
B型肝炎ウイルス(HBV)の慢性感染は、全世界で2億4000万以上の人々が慢性感染している、深刻な公衆衛生問題である。HBVは、ヘパドナウイルス科に属して、240コピーのキャプシド(又はコア)タンパク質を含んでなる正20面体のコアを有する。キャプシドタンパク質の主たる生体機能は、構造タンパク質としてプレゲノムRNAをキャプシドで包むように作用して、未熟なキャプシド粒子を細胞質中に形成することである。この工程は、ウイルスのDNA複製に必須である。肝細胞への侵入に続いて、そのウイルスゲノムは、核の中へ送達されて、そこで一部二本鎖のウイルスゲノムのDNA修復を介して共有結合閉環状DNA(cccDNA)が生成される。次いで、このcccDNAは、ウイルスRNAの転写用の鋳型として役立つ。ウイルスのプレゲノムRNAが他の2つのウイルス成分、キャプシドタンパク質とポリメラーゼと相互作用してキャプシド粒子を生成すると、そこでウイルスのDNA複製が生じる。ウイルスのプレゲノムRNAの逆転写を介してほぼ全長の弛緩型環状DNAが生成されるときに、未熟なキャプシドが成熟したキャプシドになる。キャプシドに包まれたゲノムのほとんどのコピーは、ビリオンの組立て及び分泌のために細胞の脂質とウイルスのエンベロープタンパク質(S、M、及びL)と効率よく会合する。しかしながら、感染性ビリオンより数で大いに優る非感染性の粒子も産生される。これらの空のエンベロープ粒子は、サブウイルス粒子(SVP)と呼ばれる。このS、M、及びLエンベロープタンパク質は、3種の異なる開始コドンを含有する単一のORF(オープンリーディングフレーム)より発現される。この3種のタンパク質は、いずれもそのC末端に226個のアミノ酸配列(Sドメイン)を共有する。HBsAgエピトープを含有するのは、Sドメインである(Lambert, C. & R. Prange.Virol J, 2007, 4, 45)。
多くの観測事実は、いくつかのHBVウイルスタンパク質が、ウイルス認識のシグナル伝達システムと後続してインターフェロン(IFN)抗ウイルス活性に干渉することによって、宿主の初期細胞応答に対抗し得ることを示した。この中でも、HBVの空のサブウイルス粒子の過剰分泌は、慢性感染患者(CHB)において観測される免疫寛容状態の維持へ参画する場合がある。HBsAgや他のウイルス抗原へ永続的に曝露されると、HBV特異的T細胞の枯渇、又は進行性の機能障害をもたらす可能性がある(Kondo et al. Journal of Immunology 1993, 150, 4659-4671; Kondo et al. Journal of Medical Virology 2004, 74, 425-433; Fisicaro et al. Gastroenterology, 2010, 138, 682-93)。さらに、HBsAgについては、単球、樹状細胞(DC)、及びナチュラルキラー(NK)細胞のような免疫細胞の機能を直接的な相互作用によって抑制することが報告されてきた(Op den Brouw et al. Immunology, 2009b, 126, 280-9; Woltman et al. PLoS One, 2011, 6, e15324; Shi et al. J Viral Hepat. 2012, 19, e26-33; Kondo et al. ISRN Gasteroenterology, 2013, Article ID 935295)。
HBVキャプシドタンパク質がHBV複製において本質的な役割を担うことは、十分研究されてきた。組織培養ベースのスクリーニングでは、Bay41−4109、Bay38−7690、及びBay39−5493と命名された化合物が含まれる、ヘテロアリールジヒドロピリミジン類、又はHAPが発見された(Deres K. et al. Science 2003, 893)。これらのHAP類似体は、合成のアロステリックアクチベータとして作用して、コアタンパク質の分解につながる異常なキャプシド生成を引き起こすことができる。HAP類似体はまた、おそらくはキャプシド「呼吸」(個別のサブユニット間結合の一過性の切断)の間に解放される二量体とHAPの相互作用によって、コアタンパク質を組立て前のキャプシドから非キャプシドポリマーへ再構成した。Bay41−4109をHBV感染トランスジェニックマウスモデル又はヒト化マウスモデルへ投与して、HBV DNA低下を伴う生体内(in vivo)効力が実証された(Deres K. et al. Science 2003, 893; Brezillon N. et al. PLoS ONE 2011, e25096)。
B型肝炎に対する他の第一選択治療法は、その乏しい長期応答と副作用によって限界があるものの、IFN−α(インターフェロンアルファ)である。IFN−αは、ウイルス感染症に抗する前線の宿主防御として、インターフェロン活性化遺伝子(ISG)を誘導することが知られているが、これは、ウイルス複製周期の異なる段階で様々なウイルス機能を標的にすることにおいて多様で多面的な役割を担って、それによってウイルス感染を強力に抑制する。加えて、IFN−αは、細胞性免疫に生体内で影響を及ぼすことによって、HBV複製を間接的に阻害することが可能である免疫調節効果を有する(Micco L., et al., J. Hepatol, 2013, 58, 225-233)。IFN投与は、試験管内(in vitro)と生体内でHBV複製を阻害することが示された(Christen V., et al., J. Virol. 2007, 81:159-165; Guan S.H., et al., J. Gastroenterol, 2007, 13:228-235; Wieland S.F., et al., J. Virol., 2000, 74, 4165-4173)ものの、多数の個体(特に、高いウイルス負荷を示すもの)で応答に乏しく、より早期に回避するような、IFN応答に拮抗する機序を進化させた可能性があることを示唆している。一般に、慢性のHBV感染は、自然免疫応答と適応免疫応答の機能不全を特徴とする(Boni C., J. Virol., 2007, 81, 4215-4225)。例えば、HBV被感染のチンパンジーでは、IFN−αが誘導されなかった(Wieland S., et al., Proc. Natl. Acad. Sci. U S A, 2004, 101, 6669-6674)。ペグ化IFN−αで治療すると、臨床試験において持続性ウイルス陰性化の有効性が達成されたのは、HBeAg陽性症例では約30%にすぎず、HBeAg陰性症例では40%であった(Perrillo R., Hepatology, 2009, 49, S103-111; Janssen H.L., et al., Lancet, 2005, 365, 123-129; Lau G.K., et al., N. Engl. J. Med., 2005, 352, 2682-2695)。インターフェロンアルファの抗ウイルス機序と治療される患者間で治療応答が異なる理由については、依然として解明されていない。
HBsAgは、慢性B型肝炎における予後判定と治療応答のバイオマーカーである。HBV感染に対する臨床治癒の判断基準は、HBsAg消失及び/又はセロコンバージョンである。しかしながら、現行の療法では、プラシーボにおいて観測されるものと同等のごく低率のHBsAgクリアランスしか実証されていない(Janssen et al. Lancet, 2005, 365, 123-9; Marcellin et al. N. Engl. J. Med., 2004, 351, 1206-17; Buster et al. Hepatology, 2007, 46, 388-94)。故に、HBsAg消失、及び/又はHBeAg消失、及び/又はHBV DNA低下、及び/又はHBVクリアランス及び/又はセロコンバージョン、及び/又はALTの正常化を誘導すること、及び/又は抗HBの産生を促進することの成功率を高めることを目標とする新たな療法が未充足の医療ニーズにおいて大いに求められている。
本発明は、HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンを医薬的に許容される担体中に含んでなる医薬組成物に関する。
本明細書において、「HBVキャプシドアセンブリ阻害剤」は、式(I)、(II)又は(III)の化合物、又は特許のWO2014/037480、WO2014/184328、及びWO2015/132276に開示される化合物のいずれか1つであり;特に本明細書の「HBVキャプシドアセンブリ阻害剤」は、(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸;(R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステル;(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸;2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸;2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸;3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸;(8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸;又は(8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸;又はその医薬的に許容される塩、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーである。
本明細書の「インターフェロン」は、インターフェロンアルファ、ペグ(peg)インターフェロンアルファ−2a、組換えインターフェロンアルファ−2a、インターフェロンアルファ−2a、ペグインターフェロンアルファ−2b、組換えインターフェロンアルファ−2b、インターフェロンアルファ−2b、グリコシル化インターフェロンアルファ−2b、インターフェロンアルファ−2bXL、組換えインターフェロンアルファ−2c、インターフェロンアルファ−2c、インターフェロンベータ、ペグインターフェロンベータ−1a、インターフェロンベータ−1a、インターフェロンデルタ、ペグインターフェロンラムダ−1、インターフェロンラムダ、インターフェロンオメガ、インターフェロンタウ、ガンマインターフェロン、インターフェロンアルファコン−1、インターフェロンアルファ−nl、インターフェロンアルファ−n3、アルブインターフェロンアルファ−2b、BLX−883、DA−3021、PEG−インファージェン(Infergen)、及びベレロフォン(Belerofon)からなる群より選択される。1つの態様において、インターフェロンは、y−分岐ペグ化組換えヒトインターフェロンアルファ−2b注射剤(又はAmoytop Biotech 製のPai Ge Bin)である。1つの態様において、インターフェロンは、非コンジュゲート型インターフェロンアルファ又はペグ化アルファ型インターフェロンであり;特にインターフェロンは、ロフェロンA、イントロンA、ペガシス、又はペグイントロンであり;より特別には、インターフェロンは、ロフェロンA又はペガシスである。
図1:ロフェロンと化合物1の(50%効果レベルでの)一対チェッカー盤併用についてのFICのアイソボログラム。点(0,1)と点(1,0)を連結する斜線は、相加性(CI=1)を表す。この線より下のデータ点は、相乗作用を示し、上のデータ点は、拮抗作用を示す。示しているのは、3回の独立した実験からの平均値である。 図2:ロフェロンと化合物4の(50%効果レベルでの)一対チェッカー盤併用についてのFICのアイソボログラム。点(0,1)と点(1,0)を連結する斜線は、相加性(CI=1)を表す。この線より下のデータ点は、相乗作用を示し、上のデータ点は、拮抗作用を示す。示しているのは、3回の独立した実験からの平均値である。 図3:PHH細胞における化合物4とペガシスの併用の効果。左パネルは、化合物4とペガシスの対応薬物濃度での存在下におけるHBV DNA阻害プロットであって、阻害百分率は、無処理感染対照(0%阻害としてのVC)と陽性薬物対照(100%阻害としての10nM ETV)に基づいて算出した。右プロットに95%信頼区間データより導かれる相加薬物相互作用を示したが、これは、実験上の定量値より、平均バックグラウンド値に基づいた算出相加相互作用を差し引いたものであって、色付きのピークは、相乗又は拮抗のレベル(相加以上の阻害%)と、相乗的又は拮抗的な相互作用が抗ウイルス活性に影響を及ぼす、対応する薬物濃度を示す。 図4:HepaRG細胞における化合物3とペガシスの併用の効果。左パネルは、化合物3とペガシスの対応薬物濃度での存在下におけるHBV DNA阻害プロットであって、阻害百分率は、無処理感染対照群(0%阻害としてのVC)と陽性薬物対照(100%阻害としての10nM ETV)に基づいて算出した。右プロットに化合物3とペガシスの95%信頼区間データより導かれる相加薬物相互作用を示したが、これは、実験上の定量値より、平均バックグラウンド値に基づいた算出相加相互作用を差し引いたものであって、色付きのピークは、相乗又は拮抗のレベル(相加以上の阻害%)と、相乗的又は拮抗的な相互作用が抗ウイルス活性に影響を及ぼす、対応する薬物濃度を示す。
他に定義しなければ、本明細書において使用するすべての技術及び科学用語は、本発明に関連する当該技術分野の当業者が通常理解するのと同じ意味を有する。
本明細書において使用するように、「C1−6アルキル」という用語は、1〜6個の炭素原子の一価で直鎖又は分岐鎖の飽和炭化水素基を意味する。特別な態様では、C1−6アルキルが1〜6個の炭素原子を有して、より特別な態様では、1〜4個の炭素原子を有する。C1−6アルキルの例には、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、又はtert−ブチルが含まれる。
本明細書において使用するように、「ハロ」又は「ハロゲン」という用語は、本明細書において交換可能的に使用されて、フルオロ、クロロ、ブロモ、又はヨードを意味する。
「ハロC1−6アルキル」という用語は、該C1−6アルキル基の水素原子の少なくとも1個が同じか又は異なるハロゲン原子、特にフルオロ原子に置き換わったC1−6アルキル基を意味する。ハロC1−6アルキルの例には、モノフルオロ−、ジフルオロ−又はトリフルオロ−メチル、−エチル又は−プロピル、例えば、3,3,3−トリフルオロプロピル、2−フルオロエチル、トリフルオロエチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、ジフルオロエチル、又はトリフルオロメチルが含まれる。
本明細書において使用するように、「C1−6アルコキシ」という用語は、C1−6アルキル−O−(ここで「C1−6アルキル」は、上記に定義される通りである)の基;例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、2−ブトキシ、tert−ブトキシ、等を意味する。特別な「C1−6アルコキシ」基は、メトキシとエトキシであって、より特別には、メトキシである。
本明細書において使用するように、「C3−7シクロアルキル」という用語は、3〜7個の炭素原子、特に3〜6個の炭素原子を含有する飽和炭素環、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、等を意味する。特別な「C3−7シクロアルキル」基は、シクロプロピル、シクロペンチル、及びシクロヘキシルである。
本明細書において使用するように、「複素環式」環又は「ヘテロシクリル」という用語は、窒素、酸素、及び/又はイオウより選択される1、2又は3個の原子を含み得る3〜10個の環原子を含有する、飽和又は部分的に不飽和の単環式又は二環式環を意味する。特に3〜7個の環原子を含有する単環式ヘテロシクリル環の例には、限定されないが、アジリジニル、アゼチジニル、オキセタニル、ピペリジニル、ピペラジニル、アゼピニル、ジアゼパニル、ピロリジニル、モルホリニル、ジヒドロフリル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、及びチオモルホリニルが含まれる。二環式ヘテロシクリルは、二環式縮合環又は二環式架橋環であり得る。二環式ヘテロシクリルの例は、8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、キヌクリジニル、8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、9−アザビシクロ[3.3.1]ノニル、3−オキサ−9−アザビシクロ[3.3.1]ノニル、3−チア−9−アザビシクロ[3.3.1]ノニル、又はジフルオロアザビシクロ[3.2.1]オクチルである。単環式及び二環式ヘテロシクリルは、ハロゲン、C1−6アルキル、シアノ、カルボキシ、カルボキシC1−6アルキルによってさらに置換される可能性がある。
本明細書において使用するように、「ジアステレオマー」という用語は、2個以上のキラル中心があって、それらの分子が互いの鏡像ではない立体異性体を意味する。ジアステレオマーは、異なる物理特性、例えば、融点、沸点、スペクトル特性、活性、及び反応性を有する。
本明細書において使用するように、「エナンチオマー」という用語は、互いに重ね合わせることができない鏡像である、化合物の2つの立体異性体を意味する。
本明細書において使用するように、「医薬的に許容される塩」という用語は、生物学的にも他の点でも望ましくなくはない塩を意味する。医薬的に許容される塩には、酸付加塩と塩基付加塩の両方が含まれる。
本明細書において使用するように、「プロドラッグ」という用語は、生体内で(例えば、投与後対象により生体液又は酵素によって)化合物の薬理学的に活性な形態へ代謝されて所望される薬理効果を産生する、該化合物の形態又は誘導体を意味する。プロドラッグについては、例えば、「ドラッグデザイン及び薬物作用の有機化学(Organic Chemistry of Drug Design and Drug Action)」Richard B. Silverman 著、アカデミック・プレス、サンディエゴ(2004)、第8章「プロドラッグとドラッグデリバリーシステム(Prodrugs and Drug Delivery Systems)(497-558 頁)に記載されている。
「医薬的に許容される酸付加塩」という用語は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、炭酸、リン酸のような無機酸と、そしてギ酸、酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、グルコン酸、乳酸、ピルビン酸、シュウ酸、リンゴ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、アスパラギン酸、アスコルビン酸、グルタミン酸、アントラニル酸、安息香酸、桂皮酸、マンデル酸、エンボン酸、フェニル酢酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、及びサリチル酸といった、脂肪族、脂環式、芳香族、芳香脂肪族、複素環式、カルボン酸、及びスルホン酸の有機酸群より選択される有機酸とともに生成される医薬的に許容される塩を意味する。
「医薬的に許容される塩基付加塩」という用語は、有機塩基又は無機塩基とともに生成される医薬的に許容される塩を意味する。許容される無機塩基の例には、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、及びアルミニウムの塩が含まれる。医薬的に許容される毒性のない有機塩基より誘導される塩には、イソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エタノールアミン、2−ジエチルアミノエタノール、トリメタミン、ジシクロヘキシルアミン、リジン、アルギニン、ヒスチジン、カフェイン、プロカイン、ヒドラバミン、コリン、ベタイン、エチレンジアミン、グルコサミン、メチルグルカミン、テオブロミン、プリン類、ピペリジン(piperizine)、ピペリジン(piperidine)、N−エチルピペリジン、及びポリアミン樹脂といった、一級、二級、及び三級アミン、天然に存在する置換アミンが含まれる置換アミン、環状アミン、及び塩基性イオン交換樹脂の塩類が含まれる。
本明細書において使用するように、「コンボ(combo)」は、併用(combination)を意味する。
本明細書において使用するように,「HBV DNA」は、HBVのDNA材料を意味する。
本明細書において使用するように、「HBsAg」は、B型肝炎(ウイルス)表面抗原を意味する。
本明細書において使用するように、「HBeAg」は、B型肝炎(ウイルス)e抗原を意味する。
本明細書において使用するように、「B型肝炎ウイルス」又は「HBV」は、およそ3,200塩基対の小さな二本鎖DNAゲノムと肝細胞への向性を有する、ヘパドナウイルス科のメンバーを意味する。「HBV」には、多様な哺乳動物(例、ヒト、非ヒト霊長動物、等)と鳥類(アヒル、等)の宿主のいずれにも感染するB型肝炎ウイルスが含まれる。「HBV」には、あらゆる既知のHBV遺伝子型、例えば、血清型A、B、C、D、E、F、及びG;あらゆるHBV血清型又はHBVサブタイプ;あらゆるHBV単離株;HBV変異株、例えば、HBeAg陰性変異株、薬剤耐性HBV変異株(例、ラミブジン耐性変異株;アデホビル耐性突然変異株;テノホビル耐性突然変異株;エンテカビル耐性突然変異株、等)及びその類が含まれる。
本明細書において使用するように、「HBVキャプシドアセンブリ阻害剤」は、正常なHBVキャプシドアセンブリ(例えば、成熟化の間)及び/又は正常なキャプシド分解(disassembly)(例えば、感染力のある間)を阻害する、及び/又は破壊する、及び/又は促進する、及び/又は妨害する、及び/又は遅延させる、及び/又は抑制する、及び/又は変化させる、及び/又はキャプシド安定性を混乱させることによって、異常なキャプシドの形態及び機能を引き起こす化合物を意味する。
「治療有効量」という用語は、対象へ投与されるときに、(i)特別な疾患、状態、又は障害を治療するか又は予防する、(ii)特別な疾患、状態、又は障害の1以上の症状を緩和する、改善する、又は消失させる、又は(iii)本明細書に記載される特別な疾患、状態、又は障害の1以上の症状の発現を予防するか又は遅延させる、本発明の化合物又は分子の量を意味する。治療有効量は、該化合物、治療されている病態、治療される疾患の重症度、対象の年齢及び相対健康度、投与の経路及び形式、担当する医師又は獣医師の判断、及び他の要因に依拠して変動するものである。
「インターフェロン」という用語には、コンジュゲート、例えば、インターフェロンアルファを水溶性ポリマーへ連結させることによって製造し得るインターフェロンアルファ(IFN−α)コンジュゲートがさらに含まれる。そのようなポリマーの非限定的なリストには、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリプロピレングリコール類、ポリオキシエチレン化ポリオール類といった他のポリアルキレンオキシドのホモポリマー、それらの共重合体、それらのブロック共重合体が含まれる。ポリアルキレンオキシドベースのポリマーに代わるものとして、デキストラン、ポリビニルピロリドン類、ポリアクリルアミド類、ポリビニルアルコール類、炭水化物ベースのポリマー、等といった、効果的に非抗原性の材料を使用することができる。このようなインターフェロンアルファ−ポリマーのコンジュゲートについては、米国特許第4,766,106号、米国特許第4,917,888号、欧州特許出願番号:0 236 987、欧州特許出願番号:0 510 356、0 593 868及び0 809 996(ペグ化インターフェロンアルファ−2a)と国際特許公開公報番号:WO95/13090に記載されている。
本明細書において使用するように、「ペグ化(pegylated)」という用語は、1以上のポリエチレングリコール(PEG)分子と1以上のアルファ又はベータ型インターフェロン分子の共有結合性コンジュゲートを意味する。本発明の製剤における使用に好ましいコンジュゲートは、インターフェロン分子あたり1〜4個のPEG分子を有して、より好ましくは、該コンジュゲートは、単一のPEG分子と単一のインターフェロン分子の間のコンジュゲートである。このペグ化インターフェロンは、単一の位置異性体、又はコンジュゲート位置異性体の混合物を含んでよく、例えば、PEG分子は、個々のインターフェロン分子上の異なるアミノ酸残基へ共有結合している。例えば、米国特許第5,951,974号は、PEG−インターフェロンアルファコンジュゲート位置異性体の混合物の製造について記載するが、ここでは、該異性体のいくつかがPEGとインターフェロン分子のヒスチジン残基の間のコンジュゲートであって、この混合物中の他の異性体は、PEGとインターフェロンのリジン残基の間のコンジュゲートであり、そしてなお他の異性体は、PEGとインターフェロン分子のアミノ末端の間のコンジュゲートである。
本発明は、HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンを医薬的に許容される担体中に含んでなる医薬組成物に関する。
本発明の1つの態様において、「HBVキャプシドアセンブリ阻害剤」は、式(I):
[式中:
は、C1−6アルキル又はトリフルオロメチル−C2x−(ここでxは、1、2、3、4、5又は6である)であり;
とRの一方は、C1−6アルキル、シアノ、又はハロゲンによって1回、2回又は3回置換されたフェニルであり;そして他方は、水素又は重水素であり;
は、未置換であるか又はC1−6アルキル、C1−6アルキルスルファニル、ハロゲン又はシクロアルキルによって置換された、フェニル、チアゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、チエニル又はピリジニルであり(ここでC1−6アルキルは、ハロゲンでさらに置換されていてもよい);
Aは、未置換であるか又はC1−6アルキル、重水素、及びハロゲンより選択される基によって置換された、
である]の化合物、又はその医薬的に許容される塩、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーである。
より特別には、本発明によるHBVキャプシドアセンブリ阻害剤は、(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸;(R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステル;又は(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸;又は特許:WO2014/037480に開示される他のあらゆる化合物;又はその医薬的に許容される塩、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーに関する。式(I)の化合物と化合物1、2、及び3は、WO2014/037480に記載される合成手順によって入手することができる。
本発明の別の態様において、HBVキャプシドアセンブリ阻害剤は、式(II):
[式中:
は、C1−6アルキルであり;
は、ハロゲン又はC1−6アルキルによって1回又は2回又は3回置換されたフェニルであり;
は、水素又はC1−6アルキルであり;
は、二環式架橋ヘテロシクリルである]の化合物、又はその医薬的に許容される塩、又は互変異性体、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーである。
より特別には、本発明によるHBVキャプシドアセンブリ阻害剤は、2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸;又は2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸;又は特許:WO2014/184328に開示される他のあらゆる化合物;又はその医薬的に許容される塩、又は互変異性体、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーに関する。式(II)の化合物と化合物8及び9は、WO2014/184328に記載される合成手順によって入手することができる。
本発明の別の態様において、HBVキャプシドアセンブリ阻害剤は、式(III):
[式中:
は、水素、ハロゲン、又はC1−6アルキルであり;
10は、水素又はハロゲンであり;
11は、水素又はハロゲンであり;
12は、C1−6アルキルであり;
13は、水素、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノカルボニル、C1−6アルコキシカルボニル、又はカルボキシであり;
14は、水素、C1−6アルコキシカルボニル、又はカルボキシ−C2m−であり;
Xは、カルボニル又はスルホニルであり;
Yは、−CH−、−O−、又は−N(R15)−であり;
ここでR15は、水素、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、C3−7シクロアルキル−C2m−、C1−6アルコキシカルボニル−C2m−、−C2t−COOH、−ハロC1−6アルキル−COOH、−(C1−6アルコキシ)C1−6アルキル−COOH、−C1−6アルキル−O−C1−6アルキル−COOH、−C3−7シクロアルキル−C2m−COOH、−C2m−C3−7シクロアルキル−COOH、ヒドロキシ−C2t−、カルボキシスピロ[3.3]ヘプチル、又はカルボキシフェニル−C2m−、カルボキシピリジニル−C2m−である;
Wは、−CH−、−C(C1−6アルキル)−、−O−、又はカルボニルであり;
nは、0又は1であり;
mは、0〜7であり;
tは、1〜7である]の化合物、又はその医薬的に許容される塩、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーである。
より特別には、本発明によるHBVキャプシドアセンブリ阻害剤は、3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸;(8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸;又は(8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸;又は特許:WO2015/132276に開示される他のあらゆる化合物;又はその医薬的に許容される塩、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーに関する。式(III)の化合物と化合物4、5、6、7、10及び11は、WO2015/132276に記載される合成手順によって入手することができる。
本発明の別の態様において、インターフェロンとの併用で使用されるHBVキャプシドアセンブリ阻害剤は、特許:WO2008154817、WO2008154819、WO2014029193、WO2015074546、CN103664897、及びCN103664925より選択されるあらゆる化合物である。
本発明による好適なインターフェロンは、当業者に知られた、どの天然に存在するか又は組換えのインターフェロンアルファ、ベータ又はガンマであってもよい。使用し得る天然及び組換えのアルファ−インターフェロン類には、インターフェロンアルファ−n1(例、Surniferon(登録商標)、Surnitomo(登録商標))、インターフェロンアルファ−n3、インターフェロンアルファ−2a(Roferon A(登録商標)、ホフマン・ラ・ロシュ社)、インターフェロンアルファ−2b(Intron A(登録商標)、シェリング・プラウ社)、インターフェロンアルファ−2c(Berofor(登録商標)、ベーリンガーインゲルハイム社)、及びコンセンサス・インターフェロン(Infergen(登録商標)、InterMune 社)が含まれる。好ましいインターフェロンは、インターフェロンアルファ−2aとインターフェロンアルファ−2bである。
本発明の1つの態様において、本発明による好適なインターフェロンには、限定されないが、Intron A(登録商標)のような組換えインターフェロンアルファ−2b;Roferon A(登録商標)のような組換えインターフェロンアルファ−2a;Betaferon(登録商標)のような組換えインターフェロンベータ−1b;Avonex(登録商標)及びRebif(登録商標)のような組換えインターフェロンベータ−1a;並びに、Imukin(登録商標)のような組換えインターフェロンガンマ−1bが含まれる。組換えインターフェロンアルファ−2a又はアルファ−2bの使用が好ましい。
「インターフェロンアルファ−2a」、「インターフェロンアルファ−2b」及び「インターフェロンベータ−1a」という用語には、Pegasys(登録商標)のようなインターフェロンアルファ−2a、PegIntron(登録商標)のようなインターフェロンアルファ−2b、及びPlegridy(登録商標)のようなインターフェロンベータ−1aのポリエチレングリコール修飾コンジュゲートを意味する、「ペグ化」類似体がさらに含まれると企図される。ペグ化組換えインターフェロンアルファ−2a又はアルファ−2bの使用が好ましい。
本発明の1つの態様において、「インターフェロン」は、非コンジュゲート型インターフェロンアルファ又はそのペグ化コンジュゲートである。
より具体的には、「インターフェロン」は、Roferon A(登録商標)のようなインターフェロンアルファ−2a、Intron A(登録商標)のようなインターフェロンアルファ−2b、Pegasys(登録商標)のようなペグ化インターフェロンアルファ−2a、及びPegIntron(登録商標)のようなペグ化インターフェロンアルファ−2bからなる群よりそれぞれ選択される。
天然又は組換えの供給源よりインターフェロンアルファを入手して単離する工程は、周知である(Pestka, Arch. Biochem. Biophys. 221, 1 (1983);欧州特許第043980号)。
さらにより具体的には、「インターフェロン」は、非コンジュゲート型インターフェロンアルファ−2a(例えば、Roferon A(登録商標))又はペグ化アルファ型インターフェロン(例えば、Pegasys(登録商標))である。
なお別の態様において、上記のペグ化アルファ型インターフェロンは、アルファ−2aインターフェロンである。
本発明の1つの態様において、当該医薬組成物は、HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンを含み、ここでHBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンは、表1より独立的に選択される。
表1.HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンのリスト
より特別には、本発明は、以下の組合せのいずれか1つより選択されるHBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンを医薬的に許容される担体中に含んでなる医薬組成物に関する:
化合物1と化合物12;化合物2と化合物12;
化合物3と化合物12;化合物4と化合物12;
化合物5と化合物12;化合物6と化合物12;
化合物7と化合物12;化合物8と化合物12;
化合物9と化合物12;化合物10と化合物12;
化合物11と化合物12;化合物1と化合物13;
化合物2と化合物13;化合物3と化合物13;
化合物4と化合物13;化合物5と化合物13;
化合物6と化合物13;化合物7と化合物13;
化合物8と化合物13;化合物9と化合物13;
化合物10と化合物13;化合物11と化合物13;
化合物1と化合物14;化合物2と化合物14;
化合物3と化合物14;化合物4と化合物14;
化合物5と化合物14;化合物6と化合物14;
化合物7と化合物14;化合物8と化合物14;
化合物9と化合物14;化合物10と化合物14;
化合物11と化合物14;化合物1と化合物15;
化合物2と化合物15;化合物3と化合物15;
化合物4と化合物15;化合物5と化合物15;
化合物6と化合物15;化合物7と化合物15;
化合物8と化合物15;化合物9と化合物15;
化合物10と化合物15;化合物11と化合物15。
上記の前記組合せの化合物1〜化合物11は、本発明の別の側面である、その対応する医薬的に許容される塩、エナンチオマー、又はジアステレオマーに置き換えることができる。
より具体的には、本発明は、以下の組合せのいずれか1つより選択されるHBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンを医薬的に許容される担体中に含んでなる医薬組成物に関する:
(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸とロフェロンA;
(R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステルとロフェロンA;
(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸とロフェロンA;
3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とロフェロンA;
3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とロフェロンA;
3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とロフェロンA;
4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸とロフェロンA;
2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸とロフェロンA;
2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸とロフェロンA;
(8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸とロフェロンA;
(8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸とロフェロンA;
(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸とイントロンA;
(R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステルとイントロンA;
(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸とイントロンA;
3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とイントロンA;
3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とイントロンA;
3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とイントロンA;
4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸とイントロンA;
2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸とイントロンA;
2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸とイントロンA;
(8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸とイントロンA;
(8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸とイントロンA;
(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸とペガシス;
(R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステルとペガシス;
(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸とペガシス;
3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;
3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;
3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;
4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸とペガシス;
2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸とペガシス;
2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸とペガシス;
(8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸とペガシス;
(8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸とペガシス;
(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸とペガシス;
(R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステルとペガシス;
(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸とペガシス;
3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;
3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;
3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;
4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸とペガシス;
2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸とペガシス;
2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸とペガシス;
(8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸とペガシス;又は
(8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸とペガシス。
本発明の1つの態様において、当該医薬組成物は、医薬的に許容される担体中のHBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンからなる。より特別には、当該組成物は、医薬的に許容される担体中の:
(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸とロフェロンA;
3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とロフェロンA;
3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;又は
(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸とペガシスからなる。
本発明の別の態様では、医薬組成物中に、低分子又は高分子のものを含めて、他のインターフェロン又はHBVキャプシドアセンブリ阻害剤も使用することができる。他のHBVキャプシドアセンブリ阻害剤の例には、限定されないが、Bay41−4109、Bay38−7690、Bay39−5493、GLS4、AT−61、及びAT−130が含まれる。他のインターフェロンの例には、限定されないが、Surniferon、Sumitomo、Berofor、Infergen、Multiferon、Rebif、Avonex、Cinnovex、Betaseron/Betaferon、Imukin、Plegridy、Actimmune、Reiferon Retard、及びPegetronが含まれる。
HBVキャプシドアセンブリ阻害剤及び/又はインターフェロンの典型的な投与量は、製造業者によって推奨される範囲内にあり得て、ある動物モデルにおける試験管内(in vitro)応答によって示される場合は、約1桁分の濃度又は量まで低下させることができる。このように、実際の投与量は、医師の判断、患者の状態、並びに適正な動物モデルの試験管内(in vitro)応答性に基づいた治療法の有効性に依拠するものである。
本発明の別の態様は、HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンをその中において使用することを特徴とする、B型肝炎ウイルス感染の治療又は予防用医薬品を製造するための方法に関する。
本発明のさらなる態様は、HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンが同じ製剤又は異なる製剤において共投与されることを特徴とする、B型肝炎ウイルス感染の治療又は予防用医薬品を製造するための方法に関する。
本発明の目的のために、「共投与する」は、2つの活性薬剤としてのHBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンの別々又は一緒のあらゆる投与を意味し、ここでこの2つの活性薬剤は、併用療法の利益を獲得するために設計される適切な用法(dose regimen)の一部として投与される。このように、この2つの活性薬剤は、同じ医薬組成物の一部としても、別々の医薬組成物においても投与することができる。また、この2つの活性薬剤は、同時に投与しても連続的に投与してもよい。
HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンの医薬組成物は、様々な医薬的に許容される不活性担体とともに、錠剤、カプセル剤、薬用ドロップ剤、トローチ剤、硬キャンディ剤、散剤、スプレー剤、クリーム剤、膏薬剤、坐剤、ゼリー剤、ゲル剤、ペースト剤、ローション剤、軟膏剤、エリキシル剤、シロップ剤、等の形態で投与することができる。そのような剤形の投与は、単回投与又は反復投与で行うことができる。担体には、固体の充填希釈剤、無菌の液体媒体、及び様々な毒性のない有機溶媒が含まれる。そのような剤形の投与は、限定されないが、経口投与、非経口投与、獣医学的投与を介して行うことができる。
本発明のさらなる態様は、HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンが同じ経路又は異なる経路による対象への投与に企図されることを特徴とする、B型肝炎ウイルス感染の治療又は予防用医薬品を製造するための方法に関する。
本発明のさらなる態様は、そのHBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンが非経口又は経口投与による対象への投与に企図されることを特徴とする、B型肝炎ウイルス感染の治療又は予防用医薬品を製造するための方法に関する。
本発明のさらなる態様は、HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンの対象への投与が同時的又は連続的であることを特徴とする、B型肝炎ウイルス感染の治療又は予防用医薬品を製造するための方法に関する。本発明のこの方法のいずれにおいても、薬剤を同時的に投与することは、薬剤を同時にか又は一定の組合せとして一緒に、別々に又は連続的に投与することによって実施することができる。また、本発明のこの方法のいずれにおいても、薬剤の分服的又は連続的な投与は、どの順序でもよい。
本発明の別の態様は、そのHBVキャプシドアセンブリ阻害剤が式(I)、式(II)又は式(III)の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー、又はジアステレオマーであることを特徴とする、B型肝炎ウイルス感染の治療又は予防用組成物の医薬品を製造するための方法に関する。特に、そのHBVキャプシドアセンブリ阻害剤は、(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸;(R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステル;(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸;2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸;2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸;3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸;(8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸;又は(8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸;又はその医薬的に許容される塩、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーである。
本発明の別の態様は、そのインターフェロンが非コンジュゲート型インターフェロンアルファ又はペグ化アルファ型インターフェロンであり;特にインターフェロンは、ロフェロンA、イントロンA、ペガシス、又はペグイントロンであり;より特別には、インターフェロンは、ロフェロンA又はペガシスであることを特徴とする、B型肝炎ウイルス感染の治療又は予防用医薬品を製造するための方法に関する。
本発明の別の態様は、医薬品において使用されるHBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンが医薬的に許容される担体中の(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸とロフェロンA;3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とロフェロンA;3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;又は(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸とペガシスであることを特徴とする、B型肝炎ウイルス感染の治療又は予防用医薬品を製造するための方法に関する。
本発明の別の態様は、HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンを含んでなる容器を含んでなるキットに関し、前記キットは、無菌希釈剤をさらに含み得る。
本発明のさらなる態様は、前記キットに関し、ここで該キットは、B型肝炎ウイルス感染の治療又は予防のための方法としてのHBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンの併用治療法の使用について指示する印字説明書を含んでなる添付文書をさらに含み得る。
本発明の別の態様は、前記キットに関し、ここでHBVキャプシドアセンブリ阻害剤は、(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸;(R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステル;(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸;2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸;2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸;3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸;(8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸;又は(8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸;又はその医薬的に許容される塩、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーである。
本発明の別の態様は、そのインターフェロンが非コンジュゲート型インターフェロンアルファ又はペグ化アルファ型インターフェロンであり;特にインターフェロンは、ロフェロンA、イントロンA、ペガシス、又はペグイントロンであり;より特別には、インターフェロンは、ロフェロンA又はペガシスであることを特徴とする、前記キットに関する。
本発明の別の態様は、容器中で使用されるHBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンが、医薬的に許容される担体中の:(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸とロフェロンA;3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とロフェロンA;3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;又は(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸とペガシスであることを特徴とする、前記キットに関する。本発明の別の態様は、有効な第一量のHBVキャプシドアセンブリ阻害剤、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー、又はジアステレオマー;及び、第二量のインターフェロンでの対象への投与を含んでなる、B型肝炎ウイルス感染の治療又は予防のための方法に関し、ここでHBVキャプシドアセンブリ阻害剤は、(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸;(R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステル;(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸;2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸;2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸;3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸;(8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸;又は(8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸;又はその医薬的に許容される塩、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーである。
本発明の別の態様は、有効な第一量のHBVキャプシドアセンブリ阻害剤、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー、又はジアステレオマー;及び、第二量のインターフェロンでの対象への投与を含んでなる、B型肝炎ウイルス感染の治療又は予防のための方法に関し、ここでそのインターフェロンは、非コンジュゲート型インターフェロンアルファ又はペグ化アルファ型インターフェロンであり;特にインターフェロンは、ロフェロンA、イントロンA、ペガシス、又はぺグイントロンであり;より特別には、インターフェロンは、ロフェロンA又はペガシスである。
本発明の別の態様は、B型肝炎ウイルス感染の治療又は予防のための方法に関し、ここで対象において使用されるHBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンは、医薬的に許容される担体中の(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸とロフェロンA;3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とロフェロンA;3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;又は(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸とペガシスである。
本発明の別の態様は、上記に言及した医薬組成物の、抗ウイルス医薬品としての、特にB型肝炎ウイルス感染の治療又は予防用医薬品としての使用に関する。
本発明の別の態様は、HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンの、抗ウイルス医薬品、特にB型肝炎ウイルス感染の治療又は予防用医薬品としての上記に言及した医薬組成物の製造のための使用に関する。
本発明は、以下の実施例を参照することによってより完全に理解されよう。しかしながら、それらは、本発明の範囲を制限するものとして解釈してはならない。
略語
3TC ラミブジン
CI 併用指数
CL 信頼限界
CTG Cell Titer Glo
dHepaRG 分化HepaRG細胞
DMSO ジメチルスルホキシド
ETV エンテカビル
FBS 胎仔ウシ血清
FIC 分画阻害濃度
FRG Fah−/−Rag2−/−Il2rg−/−
GE ゲノム当量
HBV B型肝炎ウイルス
IC50 50%阻害濃度
IU/mL 1ミリリットル当たりの国際単位
μM マイクロモル濃度
min 分
nM ナノモル濃度
PBS リン酸緩衝化生理食塩水
PEG ポリエチレングリコール
PHH 初代ヒト肝細胞
qPCR リアルタイム定量ポリメラーゼ連鎖反応
SD 標準偏差
sec 秒
UDG ウラシルDNAグリコシラーゼ
材料と方法
ウイルスと細胞
HepG2.2.15細胞
10% FBS、1% Pen/Strep(Gibco,#15140)及びG−418(250μg/mL)を補充したDMEM+GlutamaxI培地(Gibco,#21885)においてHepG2.2.15細胞を培養して、感染性HBV(遺伝子型D)の産生に使用した。3つのT175フラスコからの90%集密細胞をトリプシン処理して、1つのコラーゲンコート済みハイパーフラスコ(550mL)へ移した。この細胞が集密になったならば、培地を1% DMSOと2.5% FBSを含むDMEM+Glutamax I培地へ変更した。この細胞がやや過集密になったならば、MEM非必須アミノ酸(6mL,Gibco,#11140)、P/S(6mL)、ピルビン酸ナトリウム(6mL)、DMSO(9mL)、及びFBS(10mL)(いずれも培地500mLあたりの量)を補充したDMEM/F12+Glutamax I培地(Gibco,#31331)へ培地を変更した。培地を3日ごとに変更して、上清を2週間採取した。上清よりPEG沈殿によってウイルスを濃縮して、qPCRによって力価(ゲノム当量(GE)/mL)を決定した。簡潔に言えば、上清を40% PEG溶液と4:1の比で混合し、シェーカー上にて4℃で一晩インキュベートしてから、50mLファルコン試験管を使用して4℃で1時間、3724g(RCF)で遠心分離した。この上清を捨てて、この試験管を再使用して、PEG沈殿された上清がすべて処理されるまで、この遠心分離工程を新たな上清で繰り返した。ペレットをウィリアムE培地(Gibco,#22551)において1mlにつき10〜10ゲノム当量(GE)の濃度で再懸濁させて、−80℃で冷凍保存した。DNAコピー数の計算は、既知濃度のHBVプラスミド希釈液より作成した標準曲線に基づいた。
HepaRG細胞
HepaRG細胞(Biopredic International, サン・グレゴワール、フランス)を作業用(working)増殖培地(50mL HepaRG増殖サプリメント(Biopredic 製)、5mL Glutamax−I(Gibco,#35050)、及び5mL Pen/Strepを含む500mLウイリアムE培地)において2週間培養した。2週後、1.8% DMSOを含有する分化培地(50mL HepaRG増殖サプリメント(Biopredic 製)、5mL Pen/Strep、5mL Glutamax−I、及び9mL DMSOを含む500mLウイリアムE培地)へ培地を変更した。培地は、2週まで週2回変更した。完全に分化したならば、細胞をトリプシン処理して、分化培地中のコラーゲン処理済み(collagenated)96ウェルプレート(100μL中50,000個の細胞/ウェル)又は24ウェルプレート(500μL中300,000個の細胞/ウェル)の中へ播いた。細胞をこのプレートにおいて少なくとも5日間培養した後で、それらをHBVに感染させた。
PHH細胞
本試験における感染用のHBV陽性血清は、HBV患者血清(遺伝子型B、e陰性)で感染させたFRGマウス(WuxiApptec,#34459)より入手する。FRGマウスに1×10 GE HBVを尾静脈より注射した。接種後30日目に、体外灌流装置を使用する、コラゲナーゼとの2工程灌流でPHHを単離して、生体外(ex vivo)併用処理用にPHHをコラーゲン処理済み24ウェルプレートに播いた。
データ解析と計算モデル
アイソボログラムモデル
併用実験の結果は、Craig et al.(Craig J, Duncan I, Whittaker L and Roberts N. (1990). Antiviral synergy between inhibitors of HIV proteinase and reverse transcriptase[HIVプロテイナーゼ阻害剤と逆転写酵素阻害剤の間の抗ウイルス相乗効果]Antiviral. Chem. Chemother. 4: 161-166)によって記載されるモデルを使用して解析した。化合物について、単独使用と他剤との併用でのEC50値を入手した。これら2つの値を関連付けて、それらの間の相乗/相加/拮抗の度合いについて記載するために、分画阻害濃度(FIC)を初めに計算して、アイソボログラムを作成するために使用した。簡潔に言えば、FICは、薬物の併用時のEC50の、薬物のそれ自身のEC50に対する比である:
FIC=比[EC50(併用):EC50(単独)]
次いで、2種の化合物のFICを加えることによって得られる併用指数(CI)を使用して、併用において使用した化合物間の効果について記載した。CI<1は、相乗作用を意味し、CI=1は、相加作用を意味し、そしてCI>1は、拮抗作用を意味する。
CalcuSyn モデル
各実験は、少なくとも同一3検体(triplicate)で実施して、独立的に3回実施した。DNAコピー数に基づくHBV複製の平均阻害パーセントをすべての実験より算出して、Chou and Talalay (Chou TC (2006). Theoretical basis, experimental design, and computerized simulation of synergism and antagonism in drug combination studies[薬物併用試験における相乗作用及び拮抗作用の基礎理論、実験設計、及びコンピュータ化シミュレーション] Pharmacol. Rev., 58: 621-681)によって記載された Loewe 相加性モデルに基づく Calcusyn ソフトウェア(CalcuSyn バージョン 2.11,Biosoft,ケンブリッジ、イギリス)を使用して解析した。この CalcuSyn 評価では、濃度比が一定である3つの斜線に由来する、チェッカー盤プレートからの各線の薬物併用についてのデータを使用した(表2中の太線で強調する)。第一工程では、このプログラムにより、それぞれの薬物又は薬物併用についての用量−効果曲線をメジアン効果プロットへ変換する。次いで、それぞれの併用実験についての併用指数(CI)を以下の計算式(互いに非排他的な相互作用の場合)によって計算した:
[(D)1/(Dx)1]+[(D)2/(Dx)2]+[(D)1(D)2/(Dx)1(Dx)2]
ここで(Dx)と(Dx)は、各薬物が単独使用される場合にx効果を有する薬物1と薬物2の各用量であって、(D)と(D)は、薬物1と薬物2が併用使用される場合に同じx効果を有する薬物1と薬物2の各用量である。このソフトウェアは、CIを50%、75%、及び90%の併用抗ウイルス効果で計算する。併用効果の評定は、全体CI値(50%、75%、及び90%の効果レベルでのCI値の平均)に基づいて、以下のようにした:CI値<0.7:相乗作用、0.7〜0.9:軽度〜中等度の相乗作用、0.9〜1.1:相加作用、1.1〜1.5:軽度〜中等度の拮抗作用、及び>1.5:拮抗作用(Chou TC (2006). Theoretical basis, experimental design, and computerized simulation of synergism and antagonism in drug combination studies[薬物併用試験における相乗作用及び拮抗作用の基礎理論、実験設計、及びコンピュータ化シミュレーション] Pharmacol. Rev., 58: 621-681)。薬物のEC50の近似比を網羅して含める3つの異なる一定の薬物比で薬物併用について解析した。
MacSynergy モデル
各実験は、少なくとも同一3検体で実施した。DNAコピー数に基づくHBV複製の平均阻害パーセントをすべての実験より算出して、MacSynergy TM II 文書(Mark Neal Prichard, ミシガン州立大学、アメリカによる)を使用して解析した。
このプログラムは、2つの化合物のブリス(Bliss)独立モデルでの3次元的な検証を可能にする。反復(replicate)データより信頼限界を決定する。この95%信頼レベルが理論上の相加表面に重ならなければ、2つの薬物間の相互作用は、相加から有意に異なる。その相互作用が単に相加的であれば、生じる表面は、上記に計算される0%阻害での水平面として現れるだろう。この平面上のどのピークも、相乗作用を示唆するだろう。同様に、この平面のどのくぼみ(depression)も、拮抗作用を示唆することになる。実験の用量−応答表面付近の信頼区間を使用して該データについて統計学的に評価して、そのピークの量を計算して、産生された相乗作用の量を定量するために使用する。
実施例1.HepaRG細胞におけるロフェロンとの併用試験
分化HepaRG細胞のHBV感染のために、培地を除去して、4% PEG−8000とウイルスストック(20〜30GE/細胞)を含有する新たな分化培地(120μL/ウェル)を加えた。細胞を37℃で16〜20時間培養した後で培地を除去し、細胞をPBSで4回洗浄して、新たな分化培地(120μL/ウェル)を加えた。感染後4日目に、培地を除去して、100μLの新たな分化培地を各ウェルへ加えた。15μLの未希釈化合物(最大試験濃度の400倍の濃度)から始めて、薬物Aと薬物Bの3倍系列希釈液(5μL 化合物に対して10μL DMSO)を100% DMSO(HBVキャプシドアセンブリ阻害剤)又は培地(ロフェロン)において調製した。次いで、表2に示す設計に従ったチェッカー盤形式で、96ウェルプレートにおいて990μLの培地(1.3% DMSOを含有する)へ5μLの薬物Aと薬物Bの希釈液を加えた。その100μLを1.8%の最終DMSO濃度でdHepaRG細胞へ加えた。試験した濃度範囲は、薬物A(化合物1又は化合物4)では100nM〜1.23nMであって、薬物B(ロフェロン)では30IU/mL〜0.04IU/mLであった。感染後7日目に培地を化合物入りの新たな培地に交換して、感染後11日目に細胞上清を採取して、HBV DNA抽出のために直接使用するか又は−20℃で保存した。下記に記載の細胞生存率アッセイを使用して、この細胞の細胞生存率を決定した。
表2.ロフェロンとの併用についての平面レイアウト
DNA抽出とqPCR
MagNA Pure 96(ロシュ)ロボットを使用して、dHepaRG細胞上清よりHBV DNAを抽出した。この上清の100μLをプロセッシングカートリッジにおいて200μLの MagNA Pure 96 external lysis buffer(ロシュ、カタログ番号:06374913001)と混合して、10分間インキュベートした。次いで、「Mag NA Pure 96 DNA and Viral Nucleic Acid Small Volume Kit」(ロシュ、カタログ番号:06543588001)と「Viral NA Plasma SV external lysis 2.0」プロトコルを使用して、DNAを抽出した。DNA溶出量は、50μLであった。
抽出したHBV DNAの定量は、Taqman qPCR 機器(ViiA7,life technologies)を使用して実施した。それぞれのDNA試料について、PCRにおいて同一2検体で検査した。10μLの TaqMan Gene Expression Master Mix(Applied Biosystems,カタログ番号:4369016)、0.5μLの PrimeTime XL qPCR プライマー/プローブ(IDT)、及び4.5μLの蒸留水を384ウェルプレートに含有する15μLのPCRマスターミックス(mastermix)へ5μLのDNA試料を加えて、以下の設定を使用してPCRを実施した:UDGインキュベーション(50℃で2分)、酵素活性化(95℃で10分)、及びPCR(変性のために95℃で15秒、そしてアニーリング及び伸長のために60℃で1分を40サイクル)。DNAコピー数は、ViiA7 ソフトウェアによって、HBVプラスミドDNA標準曲線に基づいてC値より計算した。
TaqMan プライマー及びプローブ(IDT)の配列
フォワードコアプライマー(F3_コア):CTG TGC CTT GGG TGG CTT T (配列番号1)
リバースプライマー(R3_コア):AAG GAA AGA AGT CAG AAG GCA AAA(配列番号2)
Taqman プローブ(P3_コア):56-FAM/AGC TCC AAA/ZEN/TTC TTT ATA AGG GTC GAT GTC CAT G/3IABkFQ(配列番号3)
細胞生存率アッセイ
感染後11日目に、CellTiter−Glo(登録商標)Luminescent Cell Viability Assay(プロメガ、カタログ番号:G7572)を使用して、HBV感染させて処理したHepaRG細胞の細胞生存率を決定した。この細胞の各ウェルへ100μLのCTG試薬を加え、10分間インキュベートして、各ウェルの80μLを新たな白色96ウェルプレートへ移した。Envision リーダー(パーキンエルマー)を使用して、発光(0.2秒)を測定した。
併用試験
化合物1とロフェロンの間の相互作用について、CalcuSyn ソフトウェアを使用して解析した。試験及び計算の結果を表3、表4、及び表5に示す。3種の異なる濃度比についての全体CIは、0.41と0.66の間であったので、化合物1とロフェロンの併用は、相乗的である。
化合物1とロフェロンの間の相互作用については、アイソボログラムモデルを使用しても解析した(図1)。化合物1とロフェロンの併用についてのFIC値を、実験ごとに一方を他方に対してプロットした。この解析は、ほとんどのCI値が<1であることを示した。故に、化合物1とロフェロンの併用は、相乗的である。
化合物4とロフェロンの間の相互作用について、CalcuSyn ソフトウェアを使用して解析した。試験及び計算の結果を表3、表4、及び表5に示す。3種の異なる濃度比についての全体CIは、0.69と0.77の間であったので、化合物4とロフェロンの併用は、中等度に相乗的である。
化合物4とロフェロンの間の相互作用については、アイソボログラムモデルを使用しても解析した(図2)。化合物4とロフェロンの併用についてのFIC値を、実験ごとに一方を他方に対してプロットした。この解析は、ほとんどのCI値が<1であることを示した。故に、化合物4とロフェロンの併用は、相乗的である。
上記併用の中で、細胞生存率に有意な影響を及ぼすものはなかった。
表3.併用試験に使用した個々の化合物についての平均EC50±SD値
表3に示す結果は、HBV感染HepaRG細胞における個々の化合物についてのn回の独立した実験からの平均EC50±SD値である。
表4.併用試験に使用した個々の化合物についての細胞毒性分析
表4に示す結果は、HBV感染HepaRG細胞を処理するために使用した個々の化合物の最大濃度でのn回の独立した実験における平均細胞生存率(%)±SDである。細胞毒性分析を行って、抗ウイルス活性に干渉する可能性がある細胞毒性効果を薬物が(高濃度でも)示さないことを確認した。
表5.一対チェッカー盤併用についての CalcuSyn ベースの併用指数(HBV DNA)
HBV感染HepaRG細胞を異なる薬物併用で処理して、CalcuSyn ソフトウェアを使用して、HBV DNAに対する効果について評価して、その計算結果を表5に示した。このアッセイでは、3TCと3TCの併用を相加作用の対照として使用した。
実施例2.PHH細胞におけるペガシスとの併用試験
HBV感染FRGマウスよりPHH細胞を単離して、生体外(ex vivo)併用処理用のコラーゲン処理済み24ウェルプレートに播いて、翌日、HBV感染PHHを化合物4とペガシスの連続併用で処理した。該化合物は、初めにDMSOで連続的に希釈して最終濃度の100倍としてから、培地でさらに希釈した。ペガシスは、培地で連続的に希釈して最終濃度の100倍としてから、培地でさらに希釈した。DMSOの培地中の最終濃度は、2%であった。0日目〜6日目に、HBV感染PHH細胞を化合物4(B1:3μM,B2:300nM,B3:30nM,B4:3nM)で6日間単独処理し、10nM ETV(E)を対照として使用した。培地には化合物4を2日ごとに補充して、培養上清を毎回採取した。6日目より、そのPHH細胞をペガシス(A3:0.03IU/mL,A2:0.3IU/mL,A1:3IU/mL)と化合物4(B1:3μM,B2:300nM,B3:30nM,B4:3nM,対照として10nM ETV)でさらに24日間処理して、このときその培地は、上記化合物を2日ごとに補充して、培養上清を分析用に毎回採取した。平面レイアウト(同一3検体)は、表6のように従った。
表6.PHH細胞におけるペガシスとの併用のための平面レイアウト
DNA抽出とqPCR
血清中のDNAは、QIAamp 96 DNA Blood Kit を用いてマニュアルに従って単離して、リアルタイムPCR(Fast Real-Time PCR System,ABI)によって定量した。96ウェルプレートにおいて12.5μLのマスターミックス、1μLのHBVプライマー(フォワード/リバース)、0.5μLのHBV特異的プローブを含有する15μLのPCRマスターミックスへ10μLのDNA試料を加えて、HBVプラスミドDNAをDNAコピー数計算の標準として使用した。qPCRは、95℃で10分間、次いで95℃で15秒間、60℃で1分間のサイクルを40サイクルで実施した。
TaqMan プライマー及びプローブの配列:
フォワードプライマー:5’-GTGTCTGCGGCGTTTTATCA-3’(配列番号4)
リバースプライマー:5’-GACAAACGGGCAACATACCTT-3’(配列番号5)
プローブ:FAM 5’-CCTCTKCATCCTGCTGCTATGCCTCATC-3’Tamra(配列番号6)
併用試験
化合物4とペガシスを併用することのHBV DNAに対する抗HBV活性について検証して、MacSynergy II を使用して化合物4とペガシスの間の相互作用について解析すると(図3)、生じる表面は、相乗作用を示唆する平面より上のピークを示して、対数体積は9.79であるので、化合物4とペガシスの併用は、相乗的である。
実施例3.HepaRG細胞におけるペガシスとの併用試験
dHepaRG細胞を24ウェルプレートに播いて、HBV感染に先立って7日間回復させて、4% PEG−8000を含有する分化培地(300μL/ウェル)中のHBVウイルス(200GE/細胞)をdHepaRG細胞へ16時間加えてから、この細胞をPBSで3回洗浄して新たな分化培地を加え、培地を3日ごとに補充した。ウイルス感染後13日目に、HBV感染dHepaRG細胞を化合物3とペガシスの連続併用で処理した。該化合物は、初めにDMSOで連続的に希釈して最終濃度の100倍としてから、培地でさらに希釈した。ペガシスは、培地で連続的に希釈して最終濃度の100倍としてから、培地でさらに希釈した。DMSOの培地中の最終濃度は、2%であった。13日目から、HBV感染HepaRG細胞を化合物3(B1:100nM,B2:20nM,B3:5nM)で5日間単独処理し、10nM ETV(E)を対照として使用した。培地は、化合物を含めて2.5日ごとに補充して、培養上清を毎回採取した。5日間の単独処理の後で、dHepaRG細胞をペガシス(A1:3IU/mL,A2:0.3IU/mL,A3:0.03IU/mL)と化合物3(B1:100nM,B2:20nM,B3:5nM,対照としてETV)でさらに10日間処理して、その培地は、上記化合物を2.5日ごとに補充して、培養上清を分析用に毎回採取した。平面レイアウト(同一3検体)は、表7のように従った。
表7.HepaRG細胞におけるペガシスとの併用のための平面レイアウト
DNA抽出とqPCR
指定時の培養上清中のDNAは、MagNA pure 96 機器 を用いてマニュアルに従って単離して、リアルタイムPCR(Light Cucler 480 II,ロシュ)によって定量した。384ウェルプレートにおいて10μLのマスターミックス、0.5μLのHBVプライマー(フォワード/リバース)、0.25μLのHBV特異的プローブ、及び3.75μLのddHOを含有する15μLのPCRマスターミックスへ5μLのDNA試料を加えて、HBVプラスミドDNAをDNAコピー数計算の標準に使用した。PCRは、95℃で10分間、次いで95℃で15秒間、60℃で1分間のサイクルを40サイクルで実施した。
TaqMan プライマー及びプローブの配列:
フォワードプライマー:5’-AAGAAAAACCCCGCCTGTAA-3’(配列番号7)
リバースプライマー:5’-CCTGTTCTGACTACTGCCTCTCC-3’(配列番号8)
プローブ:5‘-TAMRA+CCTGATGTGATGTTCTCCATGTTCAGC+BHQ2-3’(配列番号9)
併用試験:
化合物3とペガシスを併用することのHBV DNAに対する抗HBV活性について検証して、MacSynergy II を使用して化合物3とペガシスの間の相互作用について解析すると(図4)、生じる表面は、相乗作用を示唆する平面より上のピークを示して、対数体積は12.98であるので、化合物3とペガシスの併用は、相乗的である。
併用試験:
化合物3とペガシスを併用することのHBV DNAに対する抗HBV活性について検証して、MacSynergy II を使用して化合物3とペガシスの間の相互作用について解析すると(図4)、生じる表面は、相乗作用を示唆する平面より上のピークを示して、対数体積は12.98であるので、化合物3とペガシスの併用は、相乗的である。
本明細書は以下の発明の開示を包含する:
[1]HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンを医薬的に許容される担体中に含んでなる医薬組成物。
[2]HBVキャプシドアセンブリ阻害剤が式(I):
[式中:
は、C 1−6 アルキル又はトリフルオロメチル−C 2x −(ここでxは、1、2、3、4、5又は6である)であり;
とR の一方は、C 1−6 アルキル、シアノ、又はハロゲンによって1回、2回又は3回置換されたフェニルであり;そして他方は、水素又は重水素であり;
は、未置換であるか又はC 1−6 アルキル、C 1−6 アルキルスルファニル、ハロゲン又はシクロアルキルによって置換された、フェニル、チアゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、チエニル又はピリジニルであり(ここでC 1−6 アルキルは、ハロゲンでさらに置換されていてもよい);
Aは、未置換であるか又はC 1−6 アルキル、重水素、及びハロゲンより選択される基によって置換された、
である]の化合物、又はその医薬的に許容される塩、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーである、[1]に記載の医薬組成物。
[3]HBVキャプシドアセンブリ阻害剤が:
(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸;
(R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステル;又は
(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸、又はその医薬的に許容される塩、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーである、[1]又は[2]に記載の医薬組成物。
[4]HBVキャプシドアセンブリ阻害剤が式(II):
[式中:
は、C 1−6 アルキルであり;
は、ハロゲン又はC 1−6 アルキルによって1回、2回又は3回置換されたフェニルであり;
は、水素又はC 1−6 アルキルであり;
は、二環式架橋ヘテロシクリルである]の化合物、又はその医薬的に許容される塩、又は互変異性体、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーである、[1]に記載の医薬組成物。
[5]HBVキャプシドアセンブリ阻害剤が、2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸;2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸、又はその医薬的に許容される塩、又は互変異性体、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーである、[1]又は[4]に記載の医薬組成物。
[6]HBVキャプシドアセンブリ阻害剤が式(III):
[式中:
は、水素、ハロゲン、又はC 1−6 アルキルであり;
10 は、水素又はハロゲンであり;
11 は、水素又はハロゲンであり;
12 は、C 1−6 アルキルであり;
13 は、水素、ヒドロキシC 1−6 アルキル、アミノカルボニル、C 1−6 アルコキシカルボニル、又はカルボキシであり;
14 は、水素、C 1−6 アルコキシカルボニル、又はカルボキシ−C 2m −であり;
Xは、カルボニル又はスルホニルであり;
Yは、−CH −、−O−、又は−N(R 15 )−であり;
ここでR 15 は、水素、C 1−6 アルキル、ハロC 1−6 アルキル、C 3−7 シクロアルキル−C 2m −、C 1−6 アルコキシカルボニル−C 2m −、−C 2t −COOH、−ハロC 1−6 アルキル−COOH、−(C 1−6 アルコキシ)C 1−6 アルキル−COOH、−C 1−6 アルキル−O−C 1−6 アルキル−COOH、−C 3−7 シクロアルキル−C 2m −COOH、−C 2m −C 3−7 シクロアルキル−COOH、ヒドロキシ−C 2t −、カルボキシスピロ[3.3]ヘプチル、又はカルボキシフェニル−C 2m −、カルボキシピリジニル−C 2m −である;
Wは、−CH −、−C(C 1−6 アルキル) −、−O−、又はカルボニルであり;
nは、0又は1であり;
mは、0〜7であり;
tは、1〜7である]の化合物、又はその医薬的に許容される塩、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーである、[1]に記載の医薬組成物。
[7]HBVキャプシドアセンブリ阻害剤が、
3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;
3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;
3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;
4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸;
(8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸;
(8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸、又はその医薬的に許容される塩、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーである、[1]又は[6]に記載の医薬組成物。
[8]インターフェロンが非コンジュゲート型(non-conjugated)インターフェロンアルファ又はペグ化(pegylated)アルファ型インターフェロンであり;特にインターフェロンは、ロフェロン(Roferon)A、イントロン(Intron)A、ペガシス(Pegasys)、又はペグイントロン(PegIntron)であり;より特別には、インターフェロンは、ロフェロンA又はペガシスである、[1]〜[7]のいずれかに記載の方法。
[9]医薬的に許容される担体中のHBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンからなる、[1]に記載の医薬組成物。
[10]医薬的に許容される担体中の、
(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸とロフェロンA;
(R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステルとロフェロンA;
(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸とロフェロンA;
3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とロフェロンA;
3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とロフェロンA;
3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とロフェロンA;
4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸とロフェロンA;
2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸とロフェロンA;
2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸とロフェロンA;
(8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸とロフェロンA;
(8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸とロフェロンA;
(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸とイントロンA;
(R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステルとイントロンA;
(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸とイントロンA;
3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とイントロンA;
3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とイントロンA;
3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とイントロンA;
4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸とイントロンA;
2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸とイントロンA;
2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸とイントロンA;
(8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸とイントロンA;
(8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸とイントロンA;
(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸とペガシス;
(R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステルとペガシス;
(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸とペガシス;
3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;
3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;
3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;
4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸とペガシス;
2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸とペガシス;
2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸とペガシス;
(8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸とペガシス;
(8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸とペガシス;
(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸とペガシス;
(R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステルとペガシス;
(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸とペガシス;
3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;
3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;
3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;
4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸とペガシス;
2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸とペガシス;
2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸とペガシス;
(8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸とペガシス;又は
(8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸とペガシスからなる、[1]又は[9]に記載の医薬組成物。
[11]医薬的に許容される担体中の、
(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸とロフェロンA;
3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とロフェロンA;
3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;又は
(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸とペガシスからなる、[1]又は[8]に記載の医薬組成物。
[12]HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンがその中で使用されることを特徴とする、B型肝炎ウイルス感染の治療又は予防用医薬品を製造するための方法。
[13]HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンが同じ製剤又は異なる製剤において共投与される、[12]に記載の方法。
[14]HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンが同じ経路又は異なる経路による対象への投与に企図される、[12]又は[13]に記載の方法。
[15]HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンが非経口投与又は経口投与による対象への投与に企図される、[12]〜[14]のいずれかに記載の方法。
[16]投与が同時的又は連続的である、[12]〜[15]のいずれかに記載の方法。
[17]HBVキャプシドアセンブリ阻害剤が、式(I)、式(II)又は式(III)の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー、又はジアステレオマーである、[12]〜[16]のいずれかに記載の方法。
[18]HBVキャプシドアセンブリ阻害剤が、
(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸;
(R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステル;
(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸;
2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸;
2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸;
3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;
3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;
3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;
4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸;
(8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸;又は
(8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー、又はジアステレオマーである、[12]〜[17]のいずれかに記載の方法。
[19]インターフェロンが非コンジュゲート型インターフェロンアルファ又はペグ化アルファ型インターフェロンであり;特にインターフェロンは、ロフェロンA、イントロンA、ペガシス、又はペグイントロンであり;より特別には、インターフェロンは、ロフェロンA又はペガシスである、[12]〜[18]のいずれかに記載の方法。
[20]医薬品において使用されるHBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンが、医薬的に許容される担体中の:
(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸とロフェロンA;
3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とロフェロンA;
3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;又は
(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸とペガシスである、[12]〜[19]のいずれかに記載の方法。
[21]HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンを含んでなる容器を含んでなるキット。
[22]無菌希釈剤をさらに含んでなる、[21]に記載のキット。
[23]B型肝炎ウイルス感染の治療又は予防のための方法としてのHBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンの併用治療法の使用について指示する印字説明書を含んでなる添付文書をさらに含んでなる、[21]又は[22]に記載のキット。
[24]HBVキャプシドアセンブリ阻害剤が、
(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸;
(R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステル;
(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸;
2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸;
2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸;
3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;
3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;
3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;
4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸;
(8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸;又は
(8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸、又はその医薬的に許容される塩、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーである、[21]〜[23]のいずれかに記載のキット。
[25]インターフェロンが非コンジュゲート型インターフェロンアルファ又はペグ化アルファ型インターフェロンであり;特に、インターフェロンは、ロフェロンA、イントロンA、ペガシス、又はぺグイントロンであり;より特別には、インターフェロンは、ロフェロンA又はペガシスである、[21]〜[24]のいずれかに記載のキット。
[26]容器中で使用されるHBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンが、医薬的に許容される担体中の:
(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸とロフェロンA;
3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とロフェロンA;
3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;又は
(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸とペガシスである、[21]〜[25]のいずれかに記載のキット。
[27]有効な第一量のHBVキャプシドアセンブリ阻害剤、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー、又はジアステレオマー;及び、第二量のインターフェロン;又はその逆での対象への投与を含んでなる、B型肝炎ウイルス感染の治療又は予防のための方法。
[28]HBVキャプシドアセンブリ阻害剤が、
(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸;
(R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステル;
(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸;
2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸;
2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸;
3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;
3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;
3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;
4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸;
(8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸;又は
(8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸、又はその医薬的に許容される塩、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーである、[27]に記載の方法。
[29]インターフェロンが非コンジュゲート型インターフェロンアルファ又はペグ化アルファ型インターフェロンであり;特に、インターフェロンは、ロフェロンA、イントロンA、ペガシス、又はぺグイントロンであり;より特別には、インターフェロンは、ロフェロンA又はペガシスである、[27]又は[28]に記載の方法。
[30]対象において使用されるHBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンが、医薬的に許容される担体中の:
(S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸とロフェロンA;
3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とロフェロンA;
3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;又は
(2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸とペガシスである、[27]〜[29]のいずれかに記載の方法。
[31][1]〜[11]に記載の医薬組成物の、抗ウイルス医薬品としての、特にB型肝炎ウイルス感染の治療又は予防用医薬品としての使用。
[32]HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンの、抗ウイルス医薬品、特にB型肝炎ウイルス感染の治療又は予防用医薬品としての[1]〜[11]に記載の医薬組成物の製造のための使用。
[33]本明細書の上記に記載のような発明。

Claims (33)

  1. HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンを医薬的に許容される担体中に含んでなる医薬組成物。
  2. HBVキャプシドアセンブリ阻害剤が式(I):
    [式中:
    は、C1−6アルキル又はトリフルオロメチル−C2x−(ここでxは、1、2、3、4、5又は6である)であり;
    とRの一方は、C1−6アルキル、シアノ、又はハロゲンによって1回、2回又は3回置換されたフェニルであり;そして他方は、水素又は重水素であり;
    は、未置換であるか又はC1−6アルキル、C1−6アルキルスルファニル、ハロゲン又はシクロアルキルによって置換された、フェニル、チアゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、チエニル又はピリジニルであり(ここでC1−6アルキルは、ハロゲンでさらに置換されていてもよい);
    Aは、未置換であるか又はC1−6アルキル、重水素、及びハロゲンより選択される基によって置換された、
    である]の化合物、又はその医薬的に許容される塩、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーである、請求項1に記載の医薬組成物。
  3. HBVキャプシドアセンブリ阻害剤が:
    (S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸;
    (R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステル;又は
    (2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸、又はその医薬的に許容される塩、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーである、請求項1又は請求項2に記載の医薬組成物。
  4. HBVキャプシドアセンブリ阻害剤が式(II):
    [式中:
    は、C1−6アルキルであり;
    は、ハロゲン又はC1−6アルキルによって1回、2回又は3回置換されたフェニルであり;
    は、水素又はC1−6アルキルであり;
    は、二環式架橋ヘテロシクリルである]の化合物、又はその医薬的に許容される塩、又は互変異性体、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーである、請求項1に記載の医薬組成物。
  5. HBVキャプシドアセンブリ阻害剤が、2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸;2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸、又はその医薬的に許容される塩、又は互変異性体、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーである、請求項1又は請求項4に記載の医薬組成物。
  6. HBVキャプシドアセンブリ阻害剤が式(III):
    [式中:
    は、水素、ハロゲン、又はC1−6アルキルであり;
    10は、水素又はハロゲンであり;
    11は、水素又はハロゲンであり;
    12は、C1−6アルキルであり;
    13は、水素、ヒドロキシC1−6アルキル、アミノカルボニル、C1−6アルコキシカルボニル、又はカルボキシであり;
    14は、水素、C1−6アルコキシカルボニル、又はカルボキシ−C2m−であり;
    Xは、カルボニル又はスルホニルであり;
    Yは、−CH−、−O−、又は−N(R15)−であり;
    ここでR15は、水素、C1−6アルキル、ハロC1−6アルキル、C3−7シクロアルキル−C2m−、C1−6アルコキシカルボニル−C2m−、−C2t−COOH、−ハロC1−6アルキル−COOH、−(C1−6アルコキシ)C1−6アルキル−COOH、−C1−6アルキル−O−C1−6アルキル−COOH、−C3−7シクロアルキル−C2m−COOH、−C2m−C3−7シクロアルキル−COOH、ヒドロキシ−C2t−、カルボキシスピロ[3.3]ヘプチル、又はカルボキシフェニル−C2m−、カルボキシピリジニル−C2m−である;
    Wは、−CH−、−C(C1−6アルキル)−、−O−、又はカルボニルであり;
    nは、0又は1であり;
    mは、0〜7であり;
    tは、1〜7である]の化合物、又はその医薬的に許容される塩、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーである、請求項1に記載の医薬組成物。
  7. HBVキャプシドアセンブリ阻害剤が、
    3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;
    3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;
    3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;
    4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸;
    (8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸;
    (8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸、又はその医薬的に許容される塩、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーである、請求項1又は請求項6に記載の医薬組成物。
  8. インターフェロンが非コンジュゲート型(non-conjugated)インターフェロンアルファ又はペグ化(pegylated)アルファ型インターフェロンであり;特にインターフェロンは、ロフェロン(Roferon)A、イントロン(Intron)A、ペガシス(Pegasys)、又はペグイントロン(PegIntron)であり;より特別には、インターフェロンは、ロフェロンA又はペガシスである、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 医薬的に許容される担体中のHBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンからなる、請求項1に記載の医薬組成物。
  10. 医薬的に許容される担体中の、
    (S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸とロフェロンA;
    (R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステルとロフェロンA;
    (2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸とロフェロンA;
    3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とロフェロンA;
    3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とロフェロンA;
    3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とロフェロンA;
    4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸とロフェロンA;
    2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸とロフェロンA;
    2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸とロフェロンA;
    (8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸とロフェロンA;
    (8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸とロフェロンA;
    (S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸とイントロンA;
    (R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステルとイントロンA;
    (2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸とイントロンA;
    3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とイントロンA;
    3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とイントロンA;
    3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とイントロンA;
    4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸とイントロンA;
    2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸とイントロンA;
    2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸とイントロンA;
    (8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸とイントロンA;
    (8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸とイントロンA;
    (S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸とペガシス;
    (R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステルとペガシス;
    (2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸とペガシス;
    3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;
    3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;
    3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;
    4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸とペガシス;
    2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸とペガシス;
    2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸とペガシス;
    (8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸とペガシス;
    (8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸とペガシス;
    (S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸とペガシス;
    (R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステルとペガシス;
    (2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸とペガシス;
    3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;
    3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;
    3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;
    4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸とペガシス;
    2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸とペガシス;
    2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸とペガシス;
    (8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸とペガシス;又は
    (8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸とペガシスからなる、請求項1又は請求項9に記載の医薬組成物。
  11. 医薬的に許容される担体中の、
    (S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸とロフェロンA;
    3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とロフェロンA;
    3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;又は
    (2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸とペガシスからなる、請求項1又は請求項8に記載の医薬組成物。
  12. HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンがその中で使用されることを特徴とする、B型肝炎ウイルス感染の治療又は予防用医薬品を製造するための方法。
  13. HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンが同じ製剤又は異なる製剤において共投与される、請求項12に記載の方法。
  14. HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンが同じ経路又は異なる経路による対象への投与に企図される、請求項12又は請求項13に記載の方法。
  15. HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンが非経口投与又は経口投与による対象への投与に企図される、請求項12〜請求項14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 投与が同時的又は連続的である、請求項12〜請求項15のいずれか一項に記載の方法。
  17. HBVキャプシドアセンブリ阻害剤が、式(I)、式(II)又は式(III)の化合物、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー、又はジアステレオマーである、請求項12〜請求項16のいずれか一項に記載の方法。
  18. HBVキャプシドアセンブリ阻害剤が、
    (S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸;
    (R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステル;
    (2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸;
    2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸;
    2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸;
    3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;
    3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;
    3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;
    4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸;
    (8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸;又は
    (8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー、又はジアステレオマーである、請求項12〜請求項17のいずれか一項に記載の方法。
  19. インターフェロンが非コンジュゲート型インターフェロンアルファ又はペグ化アルファ型インターフェロンであり;特にインターフェロンは、ロフェロンA、イントロンA、ペガシス、又はペグイントロンであり;より特別には、インターフェロンは、ロフェロンA又はペガシスである、請求項12〜請求項18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 医薬品において使用されるHBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンが、医薬的に許容される担体中の:
    (S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸とロフェロンA;
    3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とロフェロンA;
    3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;又は
    (2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸とペガシスである、請求項12〜請求項19のいずれか一項に記載の方法。
  21. HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンを含んでなる容器を含んでなるキット。
  22. 無菌希釈剤をさらに含んでなる、請求項21に記載のキット。
  23. B型肝炎ウイルス感染の治療又は予防のための方法としてのHBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンの併用治療法の使用について指示する印字説明書を含んでなる添付文書をさらに含んでなる、請求項21又は請求項22に記載のキット。
  24. HBVキャプシドアセンブリ阻害剤が、
    (S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸;
    (R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステル;
    (2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸;
    2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸;
    2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸;
    3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;
    3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;
    3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;
    4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸;
    (8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸;又は
    (8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸、又はその医薬的に許容される塩、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーである、請求項21〜請求項23のいずれか一項に記載のキット。
  25. インターフェロンが非コンジュゲート型インターフェロンアルファ又はペグ化アルファ型インターフェロンであり;特に、インターフェロンは、ロフェロンA、イントロンA、ペガシス、又はぺグイントロンであり;より特別には、インターフェロンは、ロフェロンA又はペガシスである、請求項21〜請求項24のいずれか一項に記載のキット。
  26. 容器中で使用されるHBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンが、医薬的に許容される担体中の:
    (S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸とロフェロンA;
    3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とロフェロンA;
    3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;又は
    (2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸とペガシスである、請求項21〜請求項25のいずれか一項に記載のキット。
  27. 有効な第一量のHBVキャプシドアセンブリ阻害剤、又はその医薬的に許容される塩、エナンチオマー、又はジアステレオマー;及び、第二量のインターフェロン;又はその逆での対象への投与を含んでなる、B型肝炎ウイルス感染の治療又は予防のための方法。
  28. HBVキャプシドアセンブリ阻害剤が、
    (S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸;
    (R)−6−((S)−2−カルボキシ−4,4−ジフルオロ−ピロリジン−1−イルメチル)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロ−ピリミジン−5−カルボン酸メチルエステル;
    (2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸;
    2−[(1R,3S,5S)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸;
    2−[(1S,3R,5R)−8−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−6,6−ジフルオロ−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル]酢酸;
    3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;
    3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;
    3−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸;
    4−[(8aS)−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−3,3−ジメチル−ブタン酸;
    (8S,8aR)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸;又は
    (8R,8aS)−2−tert−ブチル−7−[[(4R)−4−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−8−カルボン酸、又はその医薬的に許容される塩、又はエナンチオマー、又はジアステレオマーである、請求項27に記載の方法。
  29. インターフェロンが非コンジュゲート型インターフェロンアルファ又はペグ化アルファ型インターフェロンであり;特に、インターフェロンは、ロフェロンA、イントロンA、ペガシス、又はぺグイントロンであり;より特別には、インターフェロンは、ロフェロンA又はペガシスである、請求項27又は請求項28に記載の方法。
  30. 対象において使用されるHBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンが、医薬的に許容される担体中の:
    (S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−メトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−モルホリン−3−カルボン酸とロフェロンA;
    3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とロフェロンA;
    3−[(8aS)−7−[[(4S)−5−エトキシカルボニル−4−(3−フルオロ−2−メチル−フェニル)−2−チアゾール−2−イル−1,4−ジヒドロピリミジン−6−イル]メチル]−3−オキソ−5,6,8,8a−テトラヒドロ−1H−イミダゾ[1,5−a]ピラジン−2−イル]−2,2−ジメチル−プロパン酸とペガシス;又は
    (2R,3S)−4−[(R)−6−(2−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−5−エトキシカルボニル−2−チアゾール−2−イル−3,6−ジヒドロ−ピリミジン−4−イルメチル]−2−メチル−モルホリン−3−カルボン酸とペガシスである、請求項27〜請求項29のいずれか一項に記載の方法。
  31. 請求項1〜請求項11に記載の医薬組成物の、抗ウイルス医薬品としての、特にB型肝炎ウイルス感染の治療又は予防用医薬品としての使用。
  32. HBVキャプシドアセンブリ阻害剤とインターフェロンの、抗ウイルス医薬品、特にB型肝炎ウイルス感染の治療又は予防用医薬品としての請求項1〜請求項11に記載の医薬組成物の製造のための使用。
  33. 本明細書の上記に記載のような発明。
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