JP2018530482A - 延伸可能な流出口を有する可撓性容器 - Google Patents

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Abstract

本開示は、可撓性容器を提供する。一実施形態では、可撓性容器が提供され、第1の複層フィルム及び第2の複層フィルムを含む。各複層フィルムが内部シール層を有する。複層フィルムは、シール層が互いに対向し、第2の複層フィルムが第1の複層フィルム上に重畳されるように配置される。複層フィルムは、共通周縁部に沿ってシールされている。複層フィルムのうちの1つに開口部が存在する。可撓性容器は、開口部を通って延伸する延伸可能な流出口を含む。延伸可能な流出口は、開口部で複層フィルムの内部シール層にシールされているフランジを有する。延伸可能な流出口は、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーから成るか、さもなければエチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーから形成される。【選択図】図1

Description

本開示は、可撓性容器用の付属部を対象とする。
付属部を有する可撓性パウチが知られている。付属部は、可撓性容器または可撓性パウチから流動可能材料を送達するための剛性の注出口である。そのようなパウチはしばしば、「注出パウチ」と称される。
従来の注出パウチは、典型的には、対向する可撓性フィルム間に挟まれ、パウチの周縁部に沿って熱シールされている、カヌー型ベースを有する付属部を含む。したがって、付属部の位置が制約され、注出パウチの縁部に制限される。付属部の制限された外周位置は、注出パウチの注出形状も制限する。さらに、パウチ縁部への付属部のシーリングは、不十分なシールの危険性を低減するために付属部ベースと可撓性フィルムとの間の精密な整列を必要とするため、問題を生じ得る。したがって、必要な精度を欠く製作手順は、高いシール欠陥率に悩まされる。
当該技術分野は、付属部位置がパッケージの周縁部に沿って制限されない可撓性パウチの必要性を認識し、可撓性パウチ製作中の漏損発生率を低減する必要性も認識する。当該技術分野は、周縁部付属部によって提供されるもの以外の代替の注出形状を有する可撓性パウチの必要性をさらに認識する。
本開示は、表面に設置された延伸可能な流出口を備える可撓性容器を提供する。延伸可能な流出口位置は、可撓性容器の周縁部に制限されない。延伸可能な流出口は、伸縮式の流出口設計を有し、改善された流れ方向及び流量の制御を可撓性容器に提供する。
本開示は、可撓性容器を提供する。一実施形態では、可撓性容器が提供され、第1の複層フィルム及び第2の複層フィルムを含む。各複層フィルムが内部シール層を有する。複層フィルムは、シール層が互いに対向し、第2の複層フィルムが第1の複層フィルム上に重畳されるように配置される。複層フィルムは、共通周縁部に沿ってシールされている。複層フィルムのうちの1つに開口部が存在する。可撓性容器は、開口部を通って延伸する延伸可能な流出口を含む。延伸可能な流出口は、開口部で複層フィルムの内部シール層にシールされているフランジを有する。延伸可能な流出口は、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーから成るか、さもなければエチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーから形成される。
本開示は、別の可撓性容器を提供する。一実施形態では、可撓性容器が提供され、前面パネル及び背面パネルを含む。前面パネルは、背面パネル上に重畳される。可撓性容器は、前面パネルと背面パネルとの間に位置する第1のガセットパネル及び対向する第2のガセットパネルを含む。各パネルは、複層フィルムから成る。各複層フィルムは、内部シール層を含む。パネルは、共通周縁部に沿って熱シールされている。開口部は、パネルのうちの1つに存在する。延伸可能な流出口は、開口部を通って延伸する。延伸可能な流出口は、開口部でパネルの内部シール層にシールされているフランジを有する。延伸可能な流出口は、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーから成るか、さもなければエチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーから形成される。
本開示の利点は、製袋充填製作設備とともに利用され得る延伸可能な流出口を有する可撓性容器である。
本開示の利点は、流出口と同じ射出成形操作で作製され、かつ流出口と同じ材料から作製された可撓性弁を有する射出成形された延伸可能な流出口を有する可撓性容器である。
本開示の利点は、液体などの流動可能材料を注出するための改善された流れの制御を提供する延伸可能な流出口を有する可撓性容器である。
本開示の利点は、可撓性容器内に含有された食糧を消費するために、流出口が消費者の口に直接運ばれる状況において、ユーザに対して快適性をもたらすエチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマー延伸可能な流出口である。
本開示の利点は、可撓性容器から内容物を吸引除去するための乳首またはストローとして機能し得る可撓性及び弾性の延伸可能な流出口を有する可撓性容器である。
本開示の利点は、流出口の早期延伸を防止するピールシール接着(PSA)フィルムによって保護される延伸可能な流出口を有する可撓性容器である。PSAは、使用前の延伸可能な流出口に無菌状態も提供し、消費者に対するタンパーエビデント防止として機能する。
本開示の実施形態に従う、可撓性容器の斜視図である。 本開示の実施形態に従う、圧縮構成にある伸張可能な流出口の斜視図である。 本開示の実施形態に従う、伸張構成にある伸張可能な流出口の斜視図である。 伸張構成にある伸張可能な流出口の正面図である。 図2Cの線2D−2Dに沿った伸張可能な流出口の断面図である。 圧縮構成にある伸張可能な流出口の正面図である。 図2Eの線2F−2Fに沿った伸張可能な流出口の断面図である。 図1の可撓性容器の部分斜視図である。 本開示の実施形態に従う、可撓性容器からのシールフィルムの除去の部分斜視図である。 本開示の実施形態に従う、可撓性容器からのシールフィルムの除去の部分斜視図である。 本開示の実施形態に従う、可撓性容器から除去されたシールフィルムの部分斜視図である。 本開示の実施形態に従う、延伸可能な流出口を通して分注されている流動可能材料の斜視図である。 本開示の実施形態に従う、延伸可能な流出口を有する別の可撓性容器の斜視図である。 本開示の実施形態に従う、延伸可能な流出口を通した流動可能材料の分注を示す、図5の可撓性容器の正面図である。
定義
本明細書における元素周期表への全ての参照は、CRC Press,Inc.,2003が出版し、著作権を有する元素周期表を指す。また、族(複数可)への全ての参照は、族の番号付けに関してIUPACシステムを使用するこの元素周期表に反映される族(複数可)である。否定する記載、文脈から暗に、または本技術分野において慣習的でない限り、全ての部及びパーセントは、重量に基づく。米国の特許慣習の目的のため、本明細書で参照されるあらゆる特許、特許出願、または刊行物の内容は、特に合成技術、定義(本明細書で提供される任意の定義と矛盾しない範囲まで)、及び当該術分野における一般知識の開示に関して、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる(またはそのように、それらの同等の米国版が参照により組み込まれる)。
本明細書に開示される数値範囲は、下限値及び上限値からの、それらを含む全ての値を含む。明示的な値(例えば、1、または2、または3から、5、または6、または7まで)を含む範囲について、任意の2つの明示的な値の間のあらゆる下位範囲(例えば、1〜2、2〜6、5〜7、3〜7、5〜6など)も含まれる。
否定する記載、文脈から暗に、または本技術分野において慣習的でない限り、全ての部及びパーセントは、重量に基づき、全ての試験方法は、本開示の出願日の時点で現行のものである。
本明細書で使用される場合、用語「組成物」は、組成物を含む材料の混合物、ならびに反応生成物及び組成物の材料から形成される分解生成物を指す。
用語「含む(comprising)」、「含む(including)」、「含む(having)」、及びそれらの派生語は、任意の追加の構成要素、ステップ、または手順が、本明細書で具体的に開示されているかに関わらず、それらの存在を除外するよう意図されない。曖昧さを避けるために、用語「含む」の使用を通じて主張される全ての組成物は、否定する記載がない限り、任意の追加の添加剤、アジュバント、またはポリマー化合物であるかに関わらず化合物を含み得る。対照的に、用語「から本質的に成る」は、実施可能性に不可欠でないものを除き、任意の次に続く詳説の範囲から、任意の他の構成要素、ステップ、または手順を除外する。用語「から成る」は、具体的に規定または列挙されていない任意の構成要素、ステップ、または手順を除外する。
密度は、ASTM D 792に従って測定される。
弾性回復は、次のように測定される。単軸引張での応力−歪み挙動は、21℃で300%分−1の変形率でInstron(商標)万能試験機械を使用して測定される。300%の弾性回復は、ASTM D 1708マイクロ張力標本を使用して、300%の応力までの負荷及び続く無負荷サイクルによって判定される。無負荷サイクル後に負荷が基準線に戻る歪みを使用して、全ての実験に対する回復パーセントを計算する。回復パーセントは、次のように定義される:
回復%=100*(Ef−Es)/Ef
式中、Efは、周期的負荷に対して掛かる歪みであり、Esは、無負荷サイクル後に負荷が基準線に戻る歪みである。
本明細書で用いられる場合、「エチレン系ポリマー」は、(重合可能モノマーの総量に基づいて)50モルパーセント超の重合エチレンモノマーを含むポリマーであり、任意で、少なくとも1つのコモノマーを含み得る。
メルトフローレート(MFR)は、ASTM D 1238、条件280℃/2.16kg(g/10分)に従って測定される。
メルトインデックス(MI)は、ASTM D 1238、条件190℃/2.16kg(g/10分)に従って測定される。
ショアA硬度は、ASTM D 2240に従って測定される。
本明細書で使用される場合、Tmまたは「融点」(プロットされたDSC曲線の形状に関連して、融解ピーク温度とも称される)は典型的には、USP5,783,638に説明される、ポリオレフィンの融点または融解ピークを測定するためのDSC(示差走査熱量測定)技術によって測定される。2つ以上のポリオレフィンを含む多くのブレンドは、1つ以上の融点または融解ピークを有し、多くの個々のポリオレフィンは1つのみの融点または融解ピークを含むことに留意されたい。
用語「熱シール開始温度」は、有意な強度、この場合、2lb/in(8.8N/25.4mm)ののシールを形成するために必要とされる最小シーリング温度を示す。シールは、2.7バール(40psi)のシールバー圧力で0.5秒の滞留時間を用いてTopWave(商標)HT試験器内で実施される。シールされた標本は、10in/分(4.2mm/秒または250mm/分)で、INSTRON(登録商標)Tensiomer内で試験される。
本明細書で用いられる場合、「オレフィン系ポリマー」は、(重合可能モノマーの総量に基づいて)50モルパーセント超の重合オレフィンモノマーを含むポリマーであり、任意で、少なくとも1つのコモノマーを含み得る。オレフィン系ポリマーの非限定的な例としては、エチレン系ポリマー及びプロピレン系ポリマーが挙げられる。
「ポリマー」は、同一の種類または異なる種類であるかに関わらず、重合モノマーによって調製される化合物であり、重合形態が、ポリマーを成す複数及び/もしくは反復「単位」または「構造単位」を提供する化合物である。したがって、一般的な用語ポリマーは、通常1種類のみのモノマーから調製されるポリマーを指すのに用いられる、用語ホモポリマー、及び通常少なくとも2種類のモノマーから調製されるポリマーを指すのに用いられる、用語コポリマーを包含する。それはまた、全ての形態のコポリマー、例えば、ランダムコポリマー、ブロックコポリマーなども包含する。用語「エチレン/α−オレフィンポリマー」及び「プロピレン/α−オレフィンポリマー」は、それぞれ重合エチレンまたはプロピレンと、1つ以上の追加の重合可能α−オレフィンモノマーとから調製される、上に説明するコポリマーを示す。ポリマーはしばしば、1つ以上の特定のモノマー「から作製される」、特定のモノマーもしくはモノマーの種類「に基づく」、または特定のモノマー含有量「を含む」として称されるものの、この文脈において、用語「モノマー」は、非重合種ではなく、特定のモノマーの重合レムナントを指していることが理解されることに留意されたい。一般的に、本明細書におけるポリマーは、対応するモノマーの重合形態である「単位」を有するに基づくものと称される。
「プロピレン系ポリマー」は、(重合可能モノマーの総量に基づいて)50モルパーセント超の重合プロピレンモノマーを含むポリマーであり、任意で、少なくとも1つのコモノマーを含み得る。
本開示は、可撓性容器を提供する。一実施形態では、可撓性容器は、第1の複層フィルム及び第2の複層フィルムを含む。各複層フィルムは、内部シール層を含む。複層フィルムは、シール層が互いに対向し、第2の複層フィルムが第1の複層フィルム上に重畳されるように配置される。複層フィルムは、共通周縁部に沿ってシールされている。複層フィルムのうちの1つに開口部が存在する。延伸可能な流出口は、開口部を通って延伸する。延伸可能な流出口は、開口部でシール層にシールされているフランジを有する。延伸可能な流出口は、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーから成る。
1.可撓性容器
本可撓性容器は、第1の複層フィルム及び第2の複層フィルムを含む。可撓性容器は、2層、3層、4層、5層、もしくは6層、またはそれ以上の複層フィルムを含み得ることが理解される。各複層フィルムは、可撓性であり、少なくとも2つまたは少なくとも3つの層を有する。可撓性複層フィルムは、弾力性、可撓性、変形可能、かつ柔軟である。各複層フィルムの構造及び組成は、同じであっても、異なってもよい。例えば、2つの対向する複層フィルムの各々は、各ウェブが特有の構造及び/もしくは特有の組成、仕上がり、または印刷を有する、別個のウェブから作製されてもよい。あるいは、各複層フィルムは、同じ構造及び同じ組成であってもよい。
一実施形態では、各複層フィルムは、同じ構造及び同じ組成を有する可撓性複層フィルムである。
各可撓性複層フィルムは、(i)共押出複層構造もしくは(ii)積層物、または(iii)(i)及び(ii)の組み合わせであってもよい。一実施形態では、各可撓性複層フィルムは、少なくとも3つの層:シール層、外部層、及びその間の結合層を有する。結合層は、シール層を外部層に接合する。可撓性複層フィルムは、シール層と外部層との間に配設された1つ以上の任意の内部層を含んでもよい。
一実施形態において、可撓性複層フィルムは、少なくとも2つ、または3つ、または4つ、または5つ、または6つ、または7つから8つ、または9つ、または10、または11、またはそれ以上の層を有する、共押出フィルムである。例えば、フィルムを構築するために使用されるいくつかの方法は、キャスト共押出法またはブロー共押出法によるもの、接着積層、押出積層、熱積層、及び蒸着などのコーティングである。これらの方法の組み合わせもまた、可能である。フィルム層は、ポリマー材料に加えて、包装産業において一般的に使用される安定剤、スリップ添加剤、粘着防止添加剤、加工助剤、清澄剤、核剤、顔料または着色剤、ならびに充填剤及び補強剤などの添加剤を含んでもよい。好適な感覚受容特性及びまたは光学特性を有する添加剤及びポリマー材料を選択することが特に有用である。
シール層用の好適なポリマー材料の非限定的な例には、オレフィン系ポリマー(直鎖もしくは分岐鎖の任意のエチレン/C−C10α−オレフィンコポリマーを含む)、プロピレン系ポリマー(プラストマー及びエラストマー、ランダムプロピレンコポリマー、ならびにプロピレンインパクトコポリマーを含む)、エチレン系ポリマー(プラストマーを含む)、低密度ポリエチレン(「LDPE」)、直鎖低密度ポリエチレン(「LLDPE」)、エチレン−アクリル酸もしくはエチレン−メタクリル酸、及びそれらの亜鉛塩、ナトリウム塩、リチウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩とのイオノマー、エチレンビニルアセテートコポリマー、ならびにこれらのブレンドが挙げられる。
外部層用の好適なポリマー材料の非限定的な例としては、積層用の二軸または単軸配向フィルム及び共押出フィルムを作製するのに使用されるものが挙げられる。いくつかの非限定的なポリマー材料の例は、二軸配向ポリエチレンテレフタレート(OPET)、単軸配向ナイロン(MON)、二軸配向ナイロン(BON)、及び二軸配向ポリプロピレン(BOPP)である。構造的利益のためのフィルム層の構築において有用な他のポリマー材料は、ポリプロピレン(プロピレンホモポリマー、ランダムプロピレンコポリマー、プロピレンインパクトコポリマー、及び熱可塑性ポリプロピレン(TPO)など、プロピレン系プラストマー(例えば、VERSIFY(商標)またはVISTAMAX(商標))など)、ポリアミド(ナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン6,66、ナイロン6,12、ナイロン12など)、ポリエチレンノルボルネン、環状オレフィンコポリマー、ポリアクリロニトリル、ポリエステル、コポリエステル(PETGなど)、セルロースエステル、ポリエチレン(HDPEなど)及びエチレンのコポリマー(例えば、DOWLEX(商標)などのエチレンオクテンコポリマー系のLLDPE、これらのブレンド、ならびにこれらの複層の組み合わせである。
結合層用の好適なポリマー材料の非限定的な例には、エチレン−ビニルアセテート(「EVA」)などの官能化エチレン系ポリマー、任意のポリエチレン、エチレン−コポリマー、もしくはポリプロピレンなどのポリオレフィンにグラフトされた無水マレイン酸を有するポリマー、及びエチレンメチルアクリレート(「EMA」)などのエチレンアクリレートコポリマー、グリシジル含有エチレンコポリマー、ともにThe Dow Chemical Companyから入手可能なINTUNE(商標)(PP−OBC)及びINFUSE(商標)(PE−OBC)などのプロピレン及びエチレン系オレフィンブロックコポリマー(OBC)、ならびにこれらのブレンドが挙げられる。
可撓性複層フィルムは、構造的統合性に寄与するか、または特定の特性を提供し得る追加の層を含んでもよい。追加の層は、直接的手段によって、または隣接するポリマー層に対する適切な結合層を使用することによって追加されてもよい。剛性または乳白度などの追加の機械的/光学性能を提供し得るポリマー、及び気体バリア特性または化学物質耐性を提供し得るポリマーが、この構造に追加されてもよい。
任意のバリア層用の好適な材料の非限定的な例には、塩化ビニリデンと、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、または塩化ビニルとのコポリマー(例えば、The Dow Chemical Companyから入手可能なSARAN(商標)樹脂)、ビニルエチレンビニルアルコール(EVOH)、金属箔(アルミニウム箔など)が挙げられる。代替的に、積層物複層フィルムにおいて使用されるとき、BON、OPET、またはOPPなどのフィルム上の蒸着アルミニウムまたは酸化シリコンなどの修正ポリマーフィルムが、バリア特性を得るために使用されてもよい。
一実施形態では、可撓性複層フィルムは、LLDPE(商品名DOWLEX(商標)(The Dow Chemical Company)で販売)、シングルサイトLLDPE(商品名AFFINITY(商標)またはELITE(商標)(The Dow Chemical Company)で販売されるポリマーを含む、実質的に直鎖もしくは直鎖のオレフィンポリマー、例えば、エチレンビニルアセテート(EVA)、VERSIFY(商標)(The Dow Chemical Company)などのプロピレン系ポリマー、グラフト化オレフィン系ポリマー(MAH−グラフト化)、ならびにこれらのブレンドから選定されるシール層を含む。任意の結合層は、エチレン系オレフィンブロックコポリマーPE−OBC(INFUSE(商標)として販売)またはプロピレン系オレフィンブロックコポリマーPP−OBC(INTUNE(商標)として販売)のいずれかから選定される。外部層は、シール層のポリマーの融点よりも高い25℃から、30℃、もしくは40℃、またはそれ以上の融点Tmを有する50重量%超の樹脂(複数可)を含み、外部層ポリマーは、LLDPE(DOWLEX(商標))、VERSIFY(商標)、またはVISTAMAX、ELITE(商標)、MDPE、HDPE、またはプロピレンホモポリマー、プロピレンインパクトコポリマー、もしくはTPOなどのプロピレン系ポリマーなどの樹脂から選定される。
一実施形態において、可撓性複層フィルムは共押出される。
一実施形態では、可撓性複層フィルムは、LLDPE(商品名DOWLEX(商標)(The Dow Chemical Company)で販売)、シングルサイトLLDPE(商品名AFFINITY(商標)またはELITE(商標)(The Dow Chemical Company)で販売されるポリマーを含む、実質的に直鎖もしくは直鎖のオレフィンポリマー、例えば、VERSIFY(商標)(The Dow Chemical Company)などのプロピレン系プラストマーまたはエラストマー、グラフト化オレフィン系ポリマー(MAH−グラフト化)、ならびにこれらのブレンドから選定されるシール層を含む。可撓性複層フィルムはまた、ポリアミドである外部層も含む。
一実施形態では、可撓性複層フィルムは、共押出及び/または積層フィルムであり、シール層は、直鎖もしくは実質的に直鎖のポリマーなどのエチレン系ポリマー、または55℃〜115℃のTm、及び0.865〜0.925g/cm、もしくは0.875〜0.910g/cm、もしくは0.888〜0.900g/cmの密度を有するエチレンと、1−ブテン、1−ヘキセン、もしくは1−オクテンなどのアルファ−オレフィンモノマーとの、シングルサイト触媒された直鎖もしくは実質的に直鎖のポリマーから成る。外部層は、HDPE、LLDPE、OPET、OPP(配向ポリプロピレン)、BOPP、ポリアミド、及びこれらの組み合わせから選定される材料から成る。
一実施形態では、可撓性複層フィルムは、少なくとも5つの層を有する共押出及び/または積層フィルムであり、共押出フィルムは、直鎖もしくは実質的に直鎖のポリマーなどのエチレン系ポリマー、またはエチレンと、1−ブテン、1−ヘキセン、もしくは1−オクテンなどのα−オレフィンコモノマーとのシングルサイト触媒された直鎖もしくは実質的に直鎖のポリマーから成るシール層を有し、エチレン系ポリマーは、55℃〜115℃のTm及び0.865〜0.925g/cm、または0.875〜0.910g/cm、または0.888〜0.900g/cmの密度を有し、最外層は、HDPE、LLDPE、OPET、OPP(配向ポリプロピレン)、BOPP、ポリアミド、及びこれらの組み合わせから選定される材料から成る。
一実施形態では、可撓性複層フィルムは、少なくとも7つの層を有する共押出及び/または積層フィルムである。シール層は、直鎖もしくは実質的に直鎖のポリマーなどのエチレン系ポリマー、またはエチレンと、1−ブテン、1−ヘキセン、もしくは1−オクテンなどのアルファ−オレフィンモノマーとの、シングルサイト触媒された直鎖もしくは実質的に直鎖のポリマーから成り、エチレン系ポリマーは、55℃〜115℃のTm、及び0.865〜0.925g/cm、もしくは0.875〜0.910g/cm、もしくは0.888〜0.900g/cmの密度を有する。外部層は、HDPE、LLDPE、OPET、OPP(配向ポリプロピレン)、BOPP、ポリアミド、及びこれらの組み合わせから選定される材料から成る。
一実施形態では、可撓性複層フィルムは、エチレン系ポリマーを含有する少なくとも2つの層を有する共押出(もしくは積層)5層フィルムまたは共押出(もしくは積層)7層フィルムである。エチレン系ポリマーは、各層が同じであっても、異なってもよい。
一実施形態では、可撓性複層フィルムは、HDPE、LLDPE、OPET、OPP(配向ポリプロピレン)、BOPP、及びポリアミドから選定される材料を含有する少なくとも1つの層を有する、共押出及び/もしくは積層5層、または共押出(もしくは積層)7層フィルムである。
一実施形態では、可撓性複層フィルムは、OPETまたはOPPを含有する少なくとも1つの層を有する共押出及び/もしくは積層5層、または共押出(もしくは積層)7層フィルムである。
一実施形態では、可撓性複層フィルムは、ポリアミドを含有する少なくとも1つの層を有する共押出(もしくは積層)5層、または共押出(もしくは積層)7層フィルムである。
一実施形態では、可撓性複層フィルムは、エチレン系ポリマー、つまり直鎖もしくは実質的に直鎖のポリマー、または90℃〜106℃のTmを有する、エチレンと、1−ブテン、1−ヘキセン、もしくは1−オクテンなどのアルファ−オレフィンモノマーとの、シングルサイト触媒された直鎖もしくは実質的に直鎖のポリマーから成るシール層を有する7層の共押出(もしくは積層)フィルムである。外部層は、170℃〜270℃のTmを有するポリアミドである。フィルムは、40℃〜200℃のΔTm(ΔTm=Tm−Tm)を有する。フィルムは、シール層内のエチレン系ポリマーとは異なる、第2のエチレン系ポリマーから成る内部層(第1の内部層)を有する。フィルムは、外部層内のポリアミドと同一またはそれとは異なるポリアミドから成る内部層(第2の内部層)を有する。7層のフィルムは、100マイクロメートル〜250マイクロメートルの厚さを有する。
一実施形態では、可撓性容器10が、図1〜4に示されるように提供される。可撓性容器10は、第1の複層フィルム12(前面フィルム12)及び第2の複層フィルム14(背面フィルム14)を含む。複層フィルム12、14は、上で先に開示された任意の可撓性複層フィルムであり得る。背面フィルム14は、前面フィルム12上に重畳される。各フィルム12、14は、オレフィン系ポリマーを含有するそれぞれのシール層を有する。前面フィルム12のシール層は、背面フィルム14のシール層に対向する。
可撓性容器10は、ガセットパネル16も含む。ガセットパネル16は、前面フィルム12及び/または背面フィルム14から形成される。ガセットパネル16は、ガセット縁部18を含む。ガセットパネル16は、(1)可撓性容器及びその内容物を漏損することなく支持する構造的統合性、及び(2)転倒することなく直立に立つための可撓性容器に対する安定性(水平表面または実質的に水平の表面などの支持表面上のガセット縁部)を提供する。この意味において、可撓性容器10は、「スタンドアップパウチ」または「SUP」である。
前面フィルム12及び背面フィルム14は、共通周縁部20の周りでシールされている。一実施形態では、前面フィルム12、背面フィルム14、及びガセット縁部18は、共通周縁部20に沿って互いに熱シールされている。本明細書で用いられる場合、用語「熱シールプロセス」または「熱シーリング」及び同等の用語は、フィルムの対向する内面(シール層)を接触させ、融解して熱シールを形成するか、または溶着してフィルムを互いに付着させるように、ポリマー材料の2つ以上のフィルムを対向する熱シールバーの間に配置し、フィルムを挟んでいる熱シールバーを互いに向かって動かして、熱及び圧力をフィルムに適用する動作である。熱シーリングは、熱シーリング手順を実施するために、シールバーを互いに向かって及び離して動かすための好適な構成及び機構を含む。
一実施形態では、把手21は、可撓性パウチ10の頂部熱シール23に存在する。さらなる実施形態では、把手21は、切り欠き領域の頂部に沿って付着されるフィルムのフラップを伴う、上部シール23内の側部の切断及び底部の切断によって形成される切り欠き把手である。フラップは、外向きに延在するように折り畳まれ、それにより、可撓性容器10の運搬者さもなければ取扱者の手に把手21による快適性を提供する。
開口部22は、複層フィルムのうちの1つに存在する。開口部22は、延伸可能な流出口24の一部が開口部22を通って延伸し、フランジ28の直径が、開口部22を通過するには大きすぎるように、寸法決めされるか、さもなければ構成される。このようにして、フランジ28は、容器内部に位置し、流出口の残りは、複層フィルムから外向きに延伸する。
2.延伸可能な流出口
延伸可能な流出口24は、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーから成る。延伸可能な流出口24は中空であり、そこを通って延在するチャネル26を有する。延伸可能な流出口24は、近位端にフランジ28、及び遠位端に分注排水口30(または排水口30)を含む。複数の一体的に接続された折り畳み可能なパネル32a〜32eは、フランジ28と排水口30との間に存在する。折り畳み可能なパネルは、複数のヒンジ34によって一体的に接続される。フランジ28、排水口30、折り畳み可能なパネル32a〜32e、及びヒンジ34は、接続され、各々は、同じエチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーから成る。ヒンジ34は、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーの弱くなった領域である。ヒンジ34は、折り畳み可能なパネルを互いに接続し、隣接している折り畳み可能なパネルが、屈曲するか、または互いに対して蝶着して動くことを可能にする。延伸可能な流出口24は、一体化した構成要素である。
一実施形態では、折り畳み可能なパネル32a〜32eは、互いに対して同心円状に配設される。図2Bは、6個の折り畳み可能なパネルを有する延伸可能な流出口24を示すが、可撓性流出口24は、2個、または3個、または4個、または5個から、6個、または7個、または8個、または9個、または10個、またはそれ以上の折り畳み可能なパネルを有し得ることが理解される。ヒンジ34は、折り畳み可能なパネルをそれら自体の上でアコーディオンの様に折り畳むことを可能にし、それにより、パネルを、図2Fに示されるようにアコーディオンの蛇腹に類似して交互に折り畳む。
各折り畳み可能なパネルは個別に、中空管、円柱形、または実質的に円柱形の形状である。図2C〜2Dに示されるように、各折り畳み可能なパネル32a〜32eの直径は、可撓性流出口の近位端(すなわち、フランジ28)から流出口遠位端(すなわち、排水口30)に移動するにつれて減少する。言い換えると、各パネル(円柱)の直径は、フランジ(近位端)から排水口(遠位端)に移動するにつれて、先行するパネル(円柱)よりも小さい。
一実施形態では、図2Dに示されるように、排水口30において直径Aを有する。直径Aは、折り畳み可能なパネル32aの直径Bよりも小さく、直径Bは、折り畳み可能なパネル32bの直径Cよりも小さく、直径Cは、折り畳み可能なパネル32cの直径Dよりも小さく、直径Dは、折り畳み可能なパネル32dの直径Eよりも小さく、直径Eは、折り畳み可能なチャネル32eの直径Fよりも小さく、直径Fは、フランジ28の直径Gよりも小さい。このようにして、折り畳み可能なパネルは、圧縮構成Yにあるとき、互いの中に同心円状に入れ子になる。図2A及び2Fに示されるように、排水口30は、圧縮構成Yにあるとき、同心円状で最も内側のパネルである。図2C及び2Dに示されるように、排水口30が最小直径を有し、フランジ28が最大直径を有する。
延伸可能な流出口24の一部は、開口部22を通って延伸する。フランジ28は、可撓性容器10の内部に位置し、複層フィルムのうちのシール層、この場合は前面フィルム12と接触する。フランジ28は、開口部を画定する前面フィルム12の円周縁部に沿って付着される。フィルムシール層とフランジ28との間の付着は、(i)熱シール、(ii)接着シール、ならびに(iii)(i)及び(ii)の組み合わせによって生じる。
延伸可能な流出口24は、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーから成る。用語「エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマー」は、エチレンと、化学的または物理的特性が異なる2つ以上の重合モノマー単位の複数のブロックまたはセグメントを特徴とする、重合形態の1つ以上の共重合性α−オレフィンコモノマーとを含む、コポリマーである。用語「エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマー」は、2つのブロック(ジブロック)及び3つ以上のブロック(マルチブロック)を有するブロックコポリマーを含む。用語「インターポリマー」及び「コポリマー」は、本明細書において交換可能に使用される。コポリマー中の「エチレン」または「コモノマー」の量を指す場合、それらの重合単位を意味することが理解される。いくつかの実施形態では、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、次の式で表すことができる:
(AB)
式中、nは、少なくとも1、好ましくは、2、3、4、5、10、15、20、30、40、50、60、70、80、90、100、またはそれ以上などの1を超える整数であり、「A」は、ハードブロックまたはセグメントを表し、「B」は、ソフトブロックまたはセグメントを表す。A及びBは、実質的に分岐鎖または実質的に星状の形状ではなく、実質的に直鎖様式または直鎖で連結されているか、または共有結合されていることが好ましい。他の実施形態では、Aブロック及びBブロックは、ポリマー鎖に沿って無作為に分布される。言い換えると、ブロックコポリマーは、通常、以下のような構造を有しない:
AAA−AA−BBB−BB
さらに他の実施形態では、ブロックコポリマーは通常、異なるコモノマー(複数可)を含む第3のタイプのブロックを有しない。さらに他の実施形態では、ブロックA及びブロックBの各々は、ブロック内に実質的に無作為に分布されたモノマーまたはコモノマーを有する。言い換えると、ブロックAまたはブロックBのいずれも、残りのブロックと実質的に異なる組成を有するチップセグメントなどの、はっきりと異なる組成の2つ以上のサブセグメント(またはサブブロック)を含まない。
好ましくは、エチレンは、全ブロックコポリマーの大半のモル分率を含む、すなわち、エチレンは、全ポリマーの少なくとも50モルパーセントを含む。エチレンは、少なくとも60モルパーセント、少なくとも70モルパーセント、または少なくとも80モルパーセントを含むことがより好ましく、全ポリマーの実質的な残部は、少なくとも1つの他のコモノマーを含み、3個以上の炭素原子または4個以上の炭素原子を有するα−オレフィンであることが好ましい。いくつかの実施形態では、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、50モル%〜90モル%のエチレン、または60モル%〜85モル%のエチレン、または65モル%〜80モル%のエチレンを含み得る。多くのエチレン/オクテンマルチブロックコポリマーに関して、組成は、全ポリマーの80モルパーセントを超えるエチレン含量及び全ポリマーの10〜15または15〜20モルパーセントのオクテン含量を含む。
エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、種々の量の「ハード」セグメント及び「ソフト」セグメントを含む。「ハード」セグメントは、エチレンが、ポリマーの重量に基づいて90重量パーセント超、または95重量パーセント、または95重量パーセント超、または98重量パーセント超、最大100重量パーセントの量で存在する、ブロックの重合単位である。言い換えると、ハードセグメント中のコモノマー含量(エチレン以外のモノマーの含量)は、ポリマーの重量に基づいて10重量パーセント未満、または5重量パーセント、または5重量パーセント未満、または2重量パーセント未満であり、ゼロまで低い場合もあり得る。いくつかの実施形態では、ハードセグメントは、エチレンから得られる全てまたは実質的に全ての単位を含む。「ソフト」セグメントは、コモノマー含量(エチレン以外のモノマーの含量)が、ポリマーの重量に基づいて5重量パーセント超、または8重量パーセント超、10重量パーセント超、または15重量パーセント超である、ブロックの重合単位である。いくつかの実施形態では、ソフトセグメント中のコモノマー含量は、20重量パーセント超、25重量パーセント超、30重量パーセント超、35重量パーセント超、40重量パーセント超、45重量パーセント超、50重量パーセント超、または60重量パーセント超であってもよく、最大100重量パーセントであり得る。
ソフトセグメントは、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーの総重量の1重量パーセント〜99重量パーセント、またはエチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーの総重量の5重量パーセント〜95重量パーセント、10重量パーセント〜90重量パーセント、15重量パーセント〜85重量パーセント、20重量パーセント〜80重量パーセント、25重量パーセント〜75重量パーセント、30重量パーセント〜70重量パーセント、35重量パーセント〜65重量パーセント、40重量パーセント〜60重量パーセント、もしくは45重量パーセント〜55重量パーセントでエチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマー中に存在し得る。反対に、ハードセグメントも同様の範囲で存在し得る。ソフトセグメント重量割合及びハードセグメント重量割合は、DSCまたはNMRから得られるデータに基づいて計算することができる。そのような方法及び計算は、例えば、Dow Global Technologies Inc.に譲渡された、Colin L.P.Shan,Lonnie Hazlittらの名前で2006年3月15日に出願された、「Ethylene/α−Olefin Block Inter−polymers」と題された米国特許第7,608,668号において開示されており、この開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。具体的には、ハードセグメント及びソフトセグメントの重量割合ならびにコモノマー含量は、US7,608,668の段落57〜段落63に記載されているように判定され得る。
エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、好ましくは直鎖で結合された(または共有結合された)2つ以上の化学的にはっきりと異なる領域またはセグメント(「ブロック」と称される)を含むポリマー、つまり、ペンダントまたはグラフト様式ではなくむしろ、重合エチレン官能性に関して末端と末端とが結合されている化学的に区別される単位を含むポリマーである。一実施形態では、ブロックは、組み込まれているコモノマーの量もしくは種類、そのような組成のポリマーに起因する密度、結晶化度の量、結晶子径、立体規則性のタイプもしくは程度(アイソタクチックまたはシンジオタクチック)、レジオ規則性もしくはレジオ不規則性、分岐の量(長鎖分岐もしくは過剰分岐を含む)、均質性、または任意の他の化学的もしくは物理的特性において異なる。逐次モノマー添加、流動触媒、またはアニオン重合技法によって生成されるインターポリマーを含む、先行技術のブロックインターポリマーと比較して、本エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、一実施形態では、それらの調製において使用される複数の触媒と組み合わせたシャトリング剤(複数可)の効果による、両方のポリマー多分散性(PDIまたはMw/MnまたはMWD)の固有分布、多分散ブロック長分布、及び/または多分散ブロック数分布を特徴とする。
一実施形態では、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、連続プロセスにおいて生成され、1.7〜3.5、または1.8〜3、または1.8〜2.5、または1.8〜2.2の多分散指数(Mw/Mn)を持つ。バッチまたはセミバッチプロセスにおいて生成される場合、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、1.0〜3.5、または1.3〜3、または1.4〜2.5、または1.4〜2のMw/Mnを持つ。
加えて、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、Poisson分布ではなくむしろ、Schultz−Flory分布に適合するPDI(またはMw/Mn)を持つ。本エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、多分散ブロック分布ならびにブロックサイズの多分散分布の両方を有する。これは、改善された区別可能な物理的特性を有するポリマー生成物の形成をもたらす。多分散ブロック分布の理論的利益は、Potemkin,Physical Review E(1998)57(6),pp.6902−6912及びDobrynin,J.Chem.Phvs.(1997)107(21),pp9234−9238において、既にモデル化及び考察されている。
一実施形態では、本エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、ブロック長の最確分布を持つ。
さらなる実施形態では、本開示のエチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマー、特に連続した溶液重合反応器において作製されるものは、ブロック長の最確分布を持つ。本開示の一実施形態では、エチレンマルチブロックインターポリマーは、次のように定義される:
(A)約1.7〜約3.5のMw/Mn、摂氏温度で少なくとも1つの融点Tm、及びグラム/立方センチメートルの密度dを有し、Tm及びdの数値が、次の関係に対応する:
Tm>−2002.9+4538.5(d)−2422.2(d)、ならびに/または
(B)約1.7〜約3.5のMw/Mnを有し、J/gの融解熱ΔH、及び最も高いDSCピークと最も高い結晶化解析画分(「CRYSTAF」)ピークとの間の温度差と定義される摂氏温度のデルタ数量ΔTを特徴とし、ΔT及びΔHの数値が以下の関係を有する:
ゼロ超から最大130J/gのΔHに関して、ΔT>−0.1299ΔH)+62.81
130J/gを超えるΔHに関して、ΔT≧48℃
ここで、CRYSTAFピークは、累積ポリマーの少なくとも5パーセントを使用して判定され、ポリマーの5パーセント未満が識別可能なCRYSTAFピークを有する場合、CRYSTAF温度が30℃である、ならびに/または
(C)エチレン/α−オレフィンインターポリマーの圧縮成形フィルムを用いて測定される300パーセント歪み及び1サイクルでの弾性回復Reのパーセント、及びグラム/立方センチメートルの密度dを有し、Re及びdの数値が、エチレン/α−オレフィンインターポリマーが架橋相を実質的に含まない場合、以下の関係を満たす:
Re>1481−1629(d)、ならびに/または
(D)TREFを使用して分画される場合、40℃〜130℃で溶出する分子量画分を有し、その画分が、同じ温度間で溶出する同等のランダムエチレンインターポリマー画分のモルコモノマー含量よりも少なくとも5パーセント高いモルコモノマー含量を有することを特徴とし、該同等のランダムエチレンインターポリマーが、同じコモノマー(複数可)を有し、エチレン/α−オレフィンインターポリマーのものの10パーセント以内のメルトインデックス、密度、及びモルコモノマー含量(全ポリマーに基づく)を有する、ならびに/または
(E)25℃での貯蔵弾性率G’(25℃)及び100℃での貯蔵弾性率G’(100℃)を有し、G’(25℃)対G’(100℃)の比率が、約1:1〜約9:1の範囲である。
エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、次のようでもあり得る:
(F)TREFを使用して分画される場合、40℃〜130℃で溶出する分子画分を有し、その画分が、少なくとも0.5及び最大約1のブロックインデックスならびに約1.3を超える分子量分布Mw/Mnを有することを特徴とする、ならびに/または
(G)ゼロ超から最大約1.0の平均ブロックインデックス及び約1.3を超える分子量分布Mw/Mnを有する。
本エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーの調製における使用に適したモノマーは、エチレン及びエチレン以外の1つ以上の追加の重合性モノマーを含む。好適なコモノマーの例には、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、3−メチル−l−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、及び1−エイコセンなどの3〜30個もしくは3〜20個もしくは4〜12個の炭素原子の直鎖または分岐鎖のα−オレフィン、シクロペンテン、シクロヘプテン、ノルボルネン、5−メチル−2−ノルボルネン、テトラシクロドデセン、及び2−メチル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレンなどの3〜30個もしくは3〜20個の炭素原子のシクロ−オレフィン、ブタジエン、イソプレン、4−メチル−1,3−ペンタジエン、1,3−ペンタジエン、1,4−ペンタジエン、1,5−ヘキサジエン、1,4−ヘキサジエン、1,3−ヘキサジエン、1,3−オクタジエン、1,4−オクタジエン、1,5−オクタジエン、1,6−オクタジエン、1,7−オクタジエン、エチリデンノルボルネン、ビニルノルボルネン、ジシクロペンタジエン、7−メチル−1,6−オクタジエン、4−エチリデン−8−メチル−1,7−ノナジエン、及び5,9−ジメチル−1,4,8−デカトリエンなどのジ及びポリオレフィン、ならびに3−フェニルプロペン、4−フェニルプロペン、1,2−ジフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン、及び3,3,3−トリフルオロ−1−プロペンが挙げられる。
一実施形態では、コモノマーは、ブテン、ヘキセン、及びオクテンから選定される。
エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、例えば、参照により本明細書に組み込まれる米国特許第7,858,706号に記載されている鎖シャトリングプロセスを介して生成され得る。具体的には、好適な鎖シャトリング剤及び関連情報は、段落16、39行目〜段落19、44行目に列記されている。好適な触媒は、段落19、45行目〜段落46、19行目に記載されており、好適な共触媒は、段落46、20行目〜段落51、28行目に記載されている。プロセスは、文献全体を通して、具体的には、段落51、29行目〜段落54、56行目に記載されている。プロセスは、例えば、米国特許第7,608,668号、US7,893,166、及びUS7,947,793にも記載されている。
一実施形態では、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、ハードセグメント及びソフトセグメントを有し、次のように定義される:
1.7〜3.5のMw/Mn、摂氏温度で少なくとも1つの融点Tm、及びグラム/立方センチメートルの密度dを有し、Tm及びdの数値が、次の関係に対応する:
Tm<−2002.9+4538.5(d)−2422.2(d)
式中、dは、0.86g/cc、または0.87g/cc、または0.88g/ccから、0.89g/ccであり、
かつ
Tmは、80℃、もしくは85℃、もしくは90℃から、95もしくは99℃、または100℃、もしくは105℃から、110℃、もしくは115℃、もしくは120℃、もしくは125℃である。
一実施形態では、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、エチレン/オクテンマルチブロックコポリマーであり、以下の特性(i)〜(ix)のうちの1つ、いくつか、任意の組み合わせ、または全てを有する:
(i)80℃、もしくは85℃、もしくは90℃から、95もしくは99℃、または100℃、もしくは105℃から、110℃、もしくは115℃、もしくは120℃、もしくは125℃の融解温度(Tm)、
(ii)0.86g/cc、または0.87g/cc、または0.88g/ccから、0.89g/ccの密度、
(iii)50〜85重量%のソフトセグメント及び40〜15重量%のハードセグメント、
(iv)ソフトセグメント中、10モル%、または13モル%、または14モル%、または15モル%から、16モル%、または17モル%、または18モル%、または19モル%、または20モル%のオクテン、
(v)ハードセグメント中、0.5モル%、または1.0モル%、または2.0モル%、または3.0モル%から、4.0モル%、または5モル%、または6モル%、または7モル%、または9モル%のオクテン、
(vi)1g/10分、または2g/10分、または5g/10分、または7g/10分から、10g/10分、または15g/10分から20g/10分のメルトインデックス(MI)、
(vii)65、または70、または71、または72から、73、または74、または75、または77、または79、または80のショアA硬度、
(viii)ASTM D1708に従って測定される場合に、21℃の300%分−1変形率で、50%、または60%から、70%、または80%、または90%の弾性回復(Re)、ならびに
(ix)ブロックの多分散分布及びブロックサイズの多分散分布。
一実施形態では、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、エチレン/オクテンマルチブロックコポリマーである。
本エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、本明細書で開示される2つ以上の実施形態を含み得る。
エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、単独成分であってもよく、または他のオレフィン系ポリマーとブレンドされてもよい。ブレンド成分として好適なオレフィン系ポリマーの非限定的な例には、プロピレン系ポリマー、LDPE、LLDPE、HDPE、及びそれらの組み合わせが挙げられる。
一実施形態では、エチレン/オクテンマルチブロックコポリマーは、The Dow Chemical Company,Midland,Michigan,USAから入手可能な商品名INFUSE(商標)で販売されている。さらなる実施形態では、エチレン/オクテンマルチブロックコポリマーは、INFUSE(商標)9817である。
一実施形態では、エチレン/オクテンマルチブロックコポリマーは、INFUSE(商標)9500である。
一実施形態では、エチレン/オクテンマルチブロックコポリマーは、INFUSE(商標)9507である。
一実施形態では、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーは、115℃、または116℃、または118℃、または120℃から、121℃、または122℃、または123℃、または124℃、または125℃の融解温度Tm1を有する。複層フィルムのシール層(すなわち、前面フィルム12)は、Tm1よりも、10℃、または11℃、または12℃、または13℃、または14℃、または15℃、または17℃、または19℃、または20℃から、21℃、または22℃、または25℃、または27℃、または30℃、または33℃、または35℃、または37℃、または39℃、または40℃低い融解温度Tm2を有するオレフィン系ポリマー(エチレン系ポリマーまたはプロピレン系ポリマー)から成る。延伸可能な流出口ポリマーとシール層ポリマーとの間の融解温度関係は、以下の式1で示される。
式1
出願人は、式1を満たす、Tm1を有するエチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーから成る延伸可能な流出口、及びTm2を有するシール層オレフィン系ポリマーが、強いシール適合性を示すことを発見した。式1を満たすエチレン系ポリマーである複層フィルムシール層へフランジ28の熱シーリングは、予想外に密封シールをもたらす。
一実施形態では、シール層は、式1を満たすエチレン系ポリマーから成る。さらなる実施形態では、シール層エチレン系ポリマーは、100℃未満の熱シール開始温度も有する。なおさらなる実施形態では、シール層エチレン系ポリマーは、80℃、または81℃、または85℃、または90℃から、95℃、または96℃、または98℃、または99℃、または100℃未満の熱シール開始温度を有する。
3.可撓性弁
一実施形態では、延伸可能な流出口24は、可撓性弁36を含む。可撓性弁36は、排水口30内に位置する。
可撓性弁36は、チャネル26を通る流動可能材料の流れを制御する。可撓性弁36の形状は、平面、凸状、または凹状であり得る。可撓性弁36は、0.1mm、または0.2mm、または0.3mm、または0.4mm、または0.5mmから、0.6mm、または0.7mm、または0.8mm、または0.9mm、または1.0mmより少ない、または1.0mmの厚さを有する。
可撓性弁36は、そこを通る流れを可能にするように開いたスリット38を含む。図1及び3は、4個のフラップ40a〜40dを有するスリット38を示すが、スリット38は、2個、または3個、または4個、または5個から、6個、または7個、または8個、または9個、または10個、またはそれ以上のフラップを有し得ることが理解される。
一実施形態では、可撓性弁36は、延伸可能な流出口24と一体的であり、可撓性弁36は、他の流出口構成要素と同じエチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーから成るか、さもなければ、それから形成される。
4.シールフィルム
一実施形態では、可撓性容器10は、シールフィルム42を含む。シールフィルム42は、可撓性フィルムであり、延伸可能な流出口が圧縮構成Yにあるとき、延伸可能な流出口24を覆う。シールフィルム42は、オレフィン系ポリマーフィルムであり、接着材料が適用された内側表面を含む。圧縮構成Yにあるとき、延伸可能な流出口24は、前面フィルム12の外側表面と同一平面、または実質的に同一平面である最も外側の表面46(図2E、2F)を有する。シールフィルム42の内側表面は、図1及び3Aに示されるように、圧縮された流出口に接着剤により付着される。このようにして、シールフィルム42は、使用前の流出口の全てまたは実質的に全てを覆い、可撓性容器10の使用準備が整うまで延伸可能な流出口24を塵、汚染物質、及び他の異物から保護する。シールフィルム42は、流出口の偶発的な漏損も防ぎ、閉鎖部になり得る。
一実施形態では、シールフィルム42は、LLDPEから成り、接着材料がその内側表面に適用される。シールフィルム42に適したLLDPEの非限定的な例は、The Dow Chemical Companyから入手可能なDowlex2049である。
一実施形態では、シールフィルム42は、タブ44を含む。この実施形態では、シールフィルム42は、感圧ピールシールフィルムである。タブ44は、接着材料を含まないシールフィルム内側表面上の領域である。図3A〜3Dに示されるように、可撓性容器10からタブ44を引っ張ること、さもなければ剥離することは、排水口30を圧縮構成Yから延伸構成Zに持ち上げる。可撓性容器10からシールフィルム42の除去または剥離は、使用者の手によって実施され得る。「延伸構成」では、折り畳み可能なパネルの全てが、折り畳まれていない。延伸可能な流出口24は、複数の「部分的に延伸した構成」を有することができ、それにより、流出口24は、圧縮構成にはならず、1つ以上の折り畳み可能なパネルが折り畳まれていることが理解される。いったん延伸可能な流出口24が延伸構成Zになると、シールフィルム42が排水口30から除去され、可撓性容器10の使用準備が整う。
一実施形態では、使用者の手48によって可撓性容器10に適用される圧搾力は、図4に示されるように、可撓性弁36のスリット38を開き、可撓性容器の内部から流動可能材料50を分注するのに十分である。
一実施形態では、延伸構成Zにある延伸可能な流出口24の長さは、20mm、または40mm、または60mm、または80mm、または100mmから、120mm、または140mm、または160mm、または180mm、または200mmである。
5.閉鎖部
一実施形態では、延伸可能な流出口24は、閉鎖部を含み得る。排水口30は、ネジまたは閉鎖部を受容するための他の構造を含み得る。閉鎖部は、排水口30と係合するように構成される。好適な閉鎖部の非限定的な例には、スクリューキャップ、フリップトップキャップ、スナップキャップ、タンパーエビデント注出口、垂直ツイストキャップ、水平ツイストキャップ、無菌キャップ、vitopプレス、圧迫式栓、押し込み式栓、レバーキャップ、conro付属接続部、及び他のタイプの取り外し可能な(及び任意に再閉鎖可能な)閉鎖部が挙げられる。
一実施形態では、延伸可能な流出口は、「後方栓(back plug)」閉鎖部を含む」。「後方栓閉鎖部は、延伸可能な流出口24の近接断面に貼付される。後方栓閉鎖部は、流出口が圧縮構成Yにあるとき、延伸可能な流出口24を完全に閉鎖する。
図1〜4は、スタンドアップパウチとして可撓性容器10を示すが、本可撓性容器は、箱型パウチ、ピローパウチ、流出口がkシールされたパウチ、流出口側にガセットが付いたパウチであってもよい。延伸可能な流出口は、可撓性容器の表面、裏面、側面、及びガセット表面を含む、任意のフィルム表面上に取り付けられ得ることが理解される。
本可撓性容器10は、把手を伴って、または伴わずに形成され得る。
一実施形態では、可撓性容器10は、0.05リットル(L)、または0.1L、または0.25L、または0.5L、または0.75L、または1.0L、または1.5L、または2.5L、または3L、または3.5L、または4.0L、または4.5L、または5.0Lから、6.0L、または7.0L、または8.0L、または9.0L、または10.0L、または20L、または30Lの容積を有する。
6.可撓性容器
本開示は、別の可撓性容器を提供する。一実施形態では、可撓性容器110は、図5〜6に示されるように提供される。可撓性容器110は、前面パネル112、背面パネル114、第1のガセットパネル116、及び第2のガセットパネル118の4つのパネルを有する。4つのパネル112、114、116、118は、それぞれ、頂部区分120及び底部区分122を形成する。ガセットパネル116、118は、互いに対向している。ガセットパネル116、118は、可撓性容器110が空であるか、または完全に崩壊した構成にあるとき、内向きに折り畳まれる。容器110が逆さになるとき、可撓性容器110に関連する頂部位置及び底部位置は変化する。しかしながら、一貫性を保つため、延伸可能な流出口124に隣接する把手は、上部把手125(または頂部把手125)と称され、反対側の把手は、下部把手127(または底部把手127)と称されるだろう。
4つのパネル112、114、116、118は各々、可撓性複層フィルムの別個のウェブから構成され得る。可撓性複層フィルムは、上で先に開示された任意の可撓性複層フィルムであり得る。複層フィルムの各ウェブの組成及び構造は、同じであっても、異なってもよい。あるいは、フィルムの1つのウェブを使用して、全4つのパネルならびに頂部区分及び底部区分を作製することができる。さらなる実施形態では、2つ以上のウェブを使用して、各パネルを作製することができる。
一実施形態では、複層フィルムの4つのウェブ、それぞれのパネル112、114、116、及び118の各々に対して複層フィルムの1つのウェブが提供される。パネルの各複層フィルムの構造及び組成物は、同じである。前面パネル112は、背面パネル114上に重畳され、ガセットパネル116、118は、前面パネルと背面パネルとの間に位置する。パネルの内部シール層は、互いに面する。前面パネル112、背面パネル114、第1のガセットパネル116、及び第2のガセットパネル118の縁部は、整列され、共通周縁部を形成する。各パネルの縁部は、隣接するパネルに熱シールされており、外周シール141を形成する。
頂部区分120及び底部区分122を形成するために、複層フィルムの4つのパネルは、それぞれの末端で一緒に合流し、一緒にシールされている。例えば、頂部区分120は、頂端部144で一緒にシールされているパネル112、114、116、118の延長部によって画定され得る。同様に、底部区分122は、底端部146で一緒にシールされているパネル112、114、116、118の延長部によって画定され得る。図5に示されるように、底端部146のパネル112、114、116、118のテーパ部分は、可撓性容器110がスタンドアップパウチまたは「SUP」であるのに十分な支持、安定性、及び構造を提供する。
可撓性容器110は、パネルのうちの1つ、この場合は、前面パネル112に開口部121を含む。延伸可能な流出口124は、開口部121を通って延伸する。延伸可能な流出口124は、開口部121で前面パネル112の内部シール層にシールされているフランジ128を有する。延伸可能な流出口124は、先に開示されたように、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーから成る。
延伸可能な流出口124は、上で先に開示された任意の延伸可能な流出口(例えば、延伸可能な24など)であり得る。延伸可能な流出口124は、チャネル126、フランジ128、排水口130、折り畳み可能なパネル132、ヒンジ134、可撓性弁136、スリット138、及びフラップ140を含む。
可撓性容器110は、上で先に開示されるように、延伸可能な流出口124を覆うためのシールフィルムを含み得る。
一実施形態では、シールフィルムは、上部把手125の裏側に付着され得る。シールフィルムは、上で先に開示された任意のシールフィルムであり得る。ユーザが把手125を持ち上げるとき、上向きの揚力は、流出口を圧縮構成Yから延伸構成Zに動かす。言い換えると、上部把手125を持ち上げると、シールフィルムが圧縮された流出口から剥離され、流出口も延伸する。
一実施形態では、延伸可能な流出口124は、可撓性容器からの流動可能材料の制御された注出を可能にする。図6に示されるように、使用者は、上部把手125を一方の手150で握持し、下部把手127を他方の手152で握持して、可撓性容器110を逆さにし、完全に延伸された流出口124からの流動可能材料154の放出の方向を正確に制御することができる。
一実施形態では、可撓性容器110は、0.05リットル(L)、または0.1L、または0.25L、または0.5L、または0.75L、または1.0L、または1.5L、または2.5L、または3L、または3.5L、または4.0L、または4.5L、または5.0Lから、6.0L、または7.0L、または8.0L、または9.0L、または10.0L、または20L、または30Lの容積を有する。
一実施形態では、可撓性容器10及び/または可撓性容器110は、LLDPE、LDPE、HDPE、及びそれらの組み合わせなどのエチレン系ポリマーから選定される層材料を用いる可撓性の複数の層フィルムから成る90重量%〜100重量%のエチレン系ポリマーの複層フィルム、ならびにエチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーから成る付属部10から作製される。重量パーセントは、可撓性容器の総重量に基づく(内容物を含まない)。90重量%〜100重量%のエチレン系ポリマーから作製される可撓性容器は、容易に再生利用可能であるという点において有利である。
本可撓性容器は、液体食糧(飲料など)、油、塗料、潤滑油、化学物質、液体中の固体の懸濁液、及び固体粒子状物質(粉末、細粒、粒状固体)を含むが、これらに限定されない、流動可能物質の貯蔵に好適である。好適な液体の非限定的な例には、シャンプー、コンディショナー、液体石鹸、ローション、ゲル、クリーム、香油、及び日焼け止めなどの液体パーソナルケア製品が挙げられる。他の好適な液体には、家庭用ケア/清掃製品及び自動車ケア製品が挙げられる。他の液体には、調味料(ケチャップ、マスタード、マヨネーズ)及び乳児食品などの液体食品が挙げられる。
本可撓性容器は、高粘度であり、放出のための容器に対して圧搾力の適用を必要とする流動可能物質の貯蔵に好適である。そのような圧搾可能かつ流動可能な物質の非限定的な例には、潤滑油、バター、マーガリン、石鹸、シャンプー、動物飼料、ソース、及び乳児食品が挙げられる。
限定するものではなく、例として、本開示の実施例が提供される。
実施例1
延伸可能な流出口は、The Dow Chemical Companyから入手可能な商品名Infuse(商標)9817で販売されているエチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーから射出成形される。Versify(商標)4301プロピレンランダムコポリマーを使用して延伸可能な流出口を射出成形する試みは、緩慢な射出成形サイクル、及び金型から抜出されるときの重度の部分的な奇形により失敗した。
実施例1の延伸可能な流出口の構造は、図2A〜2Fに示される延伸可能な流出口24の構造と同じ、または実質的に同じである。実施例1の延伸可能な流出口の寸法は、以下の表1に提供される。
延伸可能な流出口は、(i)排水口30の底端部に位置する可撓性弁(流出口1)、及び(2)排水口30の頂部に位置する可撓性弁(流出口2)を用いて、2つの型で作製される(単純な一回きりの「補充」パッケージタイプの用途)。
延伸可能な流出口は、以下の表2に列記されるフィルム構造(フィルム1)を用いて作製される、予め作製されたスタンドアップパウチに取り付けられる。フィルム1は、複数の用途に対して丈夫なフィルムであるように設計される。
延伸可能な流出口の取り付け手順:
1.メスを使用して前面フィルムに直径35mmの開口孔を開ける。
2.頂部上で閉じられた排水口を有する流出口(流出口2)を、孔を中心にしてパッケージの内部に位置付けて、延伸可能な流出口を完全に封入するのに十分な高さを有する金属リングで支持する。
3.フランジ28(外径42mm、内径32mm)と全く同じ寸法の金属管の小断面を130℃に加熱し、パッケージの外側に、すなわち、パッケージフィルムに3〜5秒間手で押し付ける。
4.フィルム1の一部を、取り外し可能なラベル用途で一般的に使用されるRobond(商標)8915感圧接着剤でコーティングすることによって、シールフィルムを予め調製する。シールフィルムの2つの端部はコーティングせず、タブを形成し、タブを使用してシールフィルムを手で簡単に取り外すことができる。シールフィルムを、延伸可能な流出口の縁部及び中央断面にしっかりと付着する。
5.排水口の縁部を、130℃に熱した棒に3〜5秒間手で押し付けることによってシールフィルムに溶着し、延伸可能な流出口の適切な機能を確実にする。この作業は、流出口の選択された構成によっては、工業規模の作業では必要とされないだろう。
可撓性容器の使用
延伸可能な流出口の使用は、図3A〜Fの一連の図面で見ることができる。
1.圧縮構成Yにある延伸可能な流出口は、空のSUPの全厚に干渉しない。
2.シールフィルムのコーティングされずに残された側部のタブは、可撓性容器表面から手で簡単に剥がすことができる。
3.排水口の縁部はシールフィルムに溶着されているため、流出口全体は、その完全な延伸構成Zに容易に引き出される。
4.さらなる小さい力は、排水口からシールフィルムを取り除いて排水口を露出するのに十分である。
本開示は、本明細書に包含される実施形態及び例示に限定されないが、以下の特許請求の範囲に入る、実施形態の一部及び様々な実施形態の要素の組み合わせを含む、それらの実施形態の修正された形態を含むよう特に意図される。

Claims (15)

  1. 可撓性容器であって、
    第1の複層フィルム及び第2の複層フィルムであって、各複層フィルムが内部シール層を備え、前記複層フィルムが、前記シール層が互いに対向し、前記第2の複層フィルムが前記第1の複層フィルム上に重畳されるように配置され、共通周縁部に沿ってシールされている、複層フィルムと、
    前記複層フィルムのうちの1つにある開口部と、
    前記開口部を通って延伸し、前記開口部で前記複層フィルムの前記内部シール層にシールされているフランジを有する延伸可能な流出口であって、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーを含む、延伸可能な流出口と、を備える、可撓性容器。
  2. 前記エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーが、115℃〜125℃の融解温度Tm1を有し、各シール層が、融解温度Tm2を有するオレフィン系ポリマーを含み、Tm2が、Tm1より10℃〜40℃低い、請求項1に記載の可撓性容器。
  3. 前記延伸可能な流出口が、
    排水口と、
    前記フランジを前記排水口に一体的に接続する複数の折り畳み可能なパネルと、を備える、請求項1に記載の可撓性容器。
  4. 前記延伸可能な流出口が、チャネルを画定し、前記延伸可能な流出口が、
    前記チャネルを横切って延在し、そこを通る流れを可能にするように開いたスリットを有する可撓性弁であって、前記エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーを含む、可撓性弁を含む、請求項1に記載の可撓性容器。
  5. 前記可撓性弁が、前記排水口内に位置する、請求項4に記載の可撓性容器。
  6. 前記可撓性弁が、前記延伸可能な流出口と一体的である、請求項4または5のいずれか1項に記載の可撓性容器。
  7. 前記延伸可能な流出口が、各折り畳み可能なパネルが折り畳まれている圧縮構成を有し、
    シールフィルムが、前記圧縮構成にある前記可撓性流出口上に接着剤により付着される、請求項1に記載の可撓性容器。
  8. 前記延伸可能な流出口が、各パネルが折り畳まれていない延伸構成を有する、請求項1に記載の可撓性容器。
  9. 前記排水口と係合する閉鎖部を備える、請求項3〜8のいずれか1項に記載の可撓性容器。
  10. 前記延伸可能な流出口が、射出成形された流出口である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の可撓性容器。
  11. 可撓性容器であって、
    前面パネルが背面パネル上に重畳された、前記前面パネル及び前記背面パネルと、
    前記前面パネルと前記背面パネルとの間に位置する第1のガセットパネル及び第2のガセットパネルであって、各パネルが、複層フィルムから成り、各複層フィルムが内部シール層を備え、前記パネルが、共通周縁部に沿って熱シールされている、第1のガセットパネル及び第2のガセットパネルと、
    パネルのうちの1つにある開口部と、
    前記開口部を通って延伸し、前記開口部で前記パネルの前記内部シール層にシールされているフランジを有する、延伸可能な流出口であって、エチレン/α−オレフィンマルチブロックコポリマーを含む、延伸可能な流出口とを備える、可撓性容器。
  12. 前記延伸可能な流出口が、前記前面パネル内に位置する、請求項11に記載の可撓性容器。
  13. 前記延伸可能な流出口が、前記可撓性容器の頂部区分内に位置する、請求項11または12のいずれか1項に記載の可撓性容器。
  14. 上部把手を備える、請求項11〜13のいずれか1項に記載の可撓性容器。
  15. 下部把手を備える、請求項11〜14のいずれか1項に記載の可撓性容器。
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