JP2018527449A - フルオロエラストマー組成物 - Google Patents
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Abstract
(a)フッ化ビニリデン(VDF)に由来する繰り返し単位および少なくとも1種の追加の(ペル)フッ素化モノマーに由来する繰り返し単位を含むフッ化ビニリデンベースフルオロエラストマー[フルオロエラストマー(A)]であって、
− 1.5〜3.5の多分散性指数(IMWD)を有し、
− 少なくとも3ミリモル/kgおよび多くても6ミリモル/kgの式−CF2CH2OHの極性末端基の量を含み、
− 以下の不等式:
[−CF2CH2OH]+[−CF2H]+[−CF2CH3]+[−OC(O)RH]≦30+(2×106)/Mn
を満たすような量で式−CF2H、−CF2CH3および任意選択で、−OC(O)−RH(RHは、C1〜C6アルキル基である)の鎖末端基をさらに含む、フルオロエラストマー(A)、
(b)少なくとも1種のポリヒドロキシル化硬化剤;
(c)少なくとも1種の促進剤;
(d)2価の金属酸化物からなる群から選択される少なくとも1種の金属酸化物;ならびに
(e)任意選択で、少なくとも1種の金属水酸化物であって、存在する場合、前記金属水酸化物の量は、フルオロエラストマー(A)の100重量部に基づいて、3phr未満である、金属水酸化物
を含む、フルオロエラストマー組成物に関する。
【選択図】図1
Description
本出願は、2015年9月18日に出願された米国仮特許出願第62/220556号に対する優先権を主張するものであり、この出願の全内容はあらゆる目的のために参照により本明細書に援用される。
したがって、本発明は、
(a)フッ化ビニリデン(VDF)に由来する繰り返し単位および少なくとも1種の追加の(ペル)フッ素化モノマーに由来する繰り返し単位を含むフッ化ビニリデンベースフルオロエラストマー[フルオロエラストマー(A)]であって、
− 1.5〜3.5の多分散性指数(IMWD)を有し、
− 少なくとも3ミリモル/kgおよび多くても6ミリモル/kgの式−CF2CH2OHの極性末端基の量を含み、
以下の不等式:
[−CF2CH2OH]+[−CF2H]+[−CF2CH3]+[−OC(O)RH]≦30+(2×106)/Mnを満たすような量で、
− 式−CF2H、−CF2CH3および任意選択で−OC(O)−RH(RHは、C1〜C6アルキル基である)の鎖末端基をさらに含む、フルオロエラストマー(A)、
(b)少なくとも1種のポリヒドロキシル化硬化剤;
(c)少なくとも1種の促進剤;
(d)2価の金属酸化物からなる群から選択される少なくとも1種の金属酸化物;ならびに
(e)任意選択で、少なくとも1種の金属水酸化物であって、存在するならば、前記金属水酸化物の量が、フルオロエエラストマー(A)の100重量部に基づいて、3phr未満である、金属水酸化物
を含む、フルオロエラストマー組成物に関する。
(a)C2〜C8ペルフルオロオレフィン、例えば、テトラフルオロエチレン(TFE)およびヘキサフルオロプロピレン(HFP);
(b)VDFとは異なる水素含有C2〜C8オレフィン、例えば、フッ化ビニル(VF)、トリフルオロエチレン(TrFE)、式CH2=CH−Rf(式中、Rfは、C1〜C6ペルフルオロアルキル基である)のペルフルオロアルキルエチレン;
(c)C2〜C8クロロおよび/またはブロモおよび/またはヨード−フルオロオレフィン、例えば、クロロトリフルオロエチレン(CTFE);
(d)式CF2=CFORf(式中、Rfは、C1〜C6(ペル)フルオロアルキル基、例えば、CF3、C2F5、C3F7である)の(ペル)フルオロアルキルビニルエーテル(PAVE);
(e)式CF2=CFOX(式中、Xは、カテナリー酸素原子を含むC1〜C12((ペル)フルオロ)−オキシアルキル、例えば、ペルフルオロ−2−プロポキシプロピル基である)の(ペル)フルオロ−オキシ−アルキルビニルエーテル;
(f)式:
(式中、Rf3、Rf4、Rf5、Rf6は、互いに等しいかまたは異なり、フッ素原子、および1個または2個以上の酸素原子を任意選択で含む、C1〜C6(ペル)フルオロアルキル基、例えば、特に−CF3、−C2F5、−C3F7、−OCF3、−OCF2CF2OCF3から独立して選択される)
を有する(ペル)フルオロジオキソール;好ましくは、ペルフルオロジオキソール;
(g)式:
CFX2=CX2OCF2OR’’f
(式中、R’’fは、直鎖または分岐のC1〜C6(ペル)フルオロアルキル;C5〜C6環状(ペル)フルオロアルキル;および1〜3個のカテナリー酸素原子を含む、直鎖または分岐のC2〜C6(ペル)フルオロオキシアルキルの中から選択され、X2=F、Hであり;好ましくは、X2はFであり、R’’fは、−CF2CF3(MOVE1);−CF2CF2OCF3(MOVE2);または−CF3(MOVE3)である)
を有する(ペル)フルオロ−メトキシ−ビニルエーテル(以下、MOVE)
である。
− 一般式:
(式中、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、互いに等しいかまたは異なり、H、ハロゲン、または1個以上の酸素基を恐らくは含む、C1〜C5の任意選択でハロゲン化された基であり;Zは、酸素原子を任意選択で有する、直鎖もしくは分岐のC1〜C18の任意選択でハロゲン化されたアルキレンもしくはシクロアルキレン基、または(ペル)フルオロポリオキシアルキレン基である)
を有する少なくとも1種のビス−オレフィン[ビス−オレフィン(OF)]に由来する繰り返し単位;
− VDFおよびHFPとは異なる少なくとも1種の(ペル)フッ素化モノマーに由来する繰り返し単位;ならびに
− 少なくとも1種の水素化モノマーに由来する繰り返し単位
の1種以上を含んでもよい。
(式中、jは、2〜10、好ましくは4〜8の整数であり、R1、R2、R3、R4は、互いに等しいかまたは異なり、H、FまたはC1〜5アルキルもしくは(ペル)フルオロアルキル基である);
(式中、Aのそれぞれは、互いにおよび出現するごとに等しいかまたは異なり、F、Cl、およびHから独立して選択され;Bのそれぞれは、互いにおよび出現するごとに等しいかまたは異なり、F、Cl、HおよびORB(ここで、RBは、部分的に、実質的にまたは完全にフッ化または塩素化され得る分岐または直鎖のアルキル基である)から独立して選択され;Eは、エーテル結合が挿入されていてもよい、任意選択でフッ素化された、2〜10個の炭素原子を有する2価の基であり;好ましくはEは、−(CF2)m−基(mは、3〜5の整数である)であり;(OF−2)タイプの好ましいビス−オレフィンは、F2C=CF−O−(CF2)5−O−CF=CF2である);
(式中、E、AおよびBは、上で定義されたものと同じ意味を有し;R5、R6、R7は、互いに等しいかまたは異なり、H、FまたはC1〜5アルキルもしくは(ペル)フルオロアルキル基である)
に従うものからなる群から選択される。
(i)フッ化ビニリデン(VDF)45〜85%;ヘキサフルオロプロペン(HFP)15〜45%;テトラフルオロエチレン(TFE)0〜30%;
(ii)フッ化ビニリデン(VDF)20〜30%;ヘキサフルオロプロペン(HFP)18〜27%;C2〜C8非フッ素化オレフィン(Ol)5〜30%;ペルフルオロアルキルビニルエーテル(PAVE)0〜35%;ビスオレフィン(OF)0〜5%;
(iii)フッ化ビニリデン(VDF)60〜75%;ヘキサフルオロプロペン(HFP)10〜25%;テトラフルオロエチレン(TFE)0〜20%;ペルフルオロアルキルビニルエーテル(PAVE)1〜15%
を有するものである。
[−CF2CH2OH]+[−CF2H]+[−CF2CH3]+[−OC(O)RH]≦30+(2×106)/Mn
を満たすような鎖末端の合計数を有する。
(式中、
− Z’は、2価のC1〜C13アルキルまたはアルキリデン基、少なくとも1個の塩素またはフッ素原子で任意選択で置換されたC4〜C13脂環式基、C6〜C13芳香族またはアリールアルキレン基;チオ(−S−)、オキシ(−O−)、カルボニル(−C(O)−)、スルフィニル(−S(O)−)およびスルホニル基(−SO2−)からなる群から選択され;
− xは、0または1であり;
− uは、互いに等しいかまたは異なり、出現するごとに独立して、少なくとも1、好ましくは1または2の整数であり;
− ここで、フェニル環は、塩素、フッ素、臭素;−CHO、C1〜C8アルコキシ基、−COOR10基(ここで、R10は、HまたはC1〜C8アルキル、C6〜C14アリール、C4〜C12シクロアルキルである)からなる群から選択される1個以上の置換基で任意選択で置換され得る)のビスフェノール
が挙げられる。
(式中、
− Qは、窒素、リン、ヒ素、アンチモン、硫黄;好ましくはリンまたは窒素からなる群から選択され;
− XIは、好ましくはハロゲン化物、硫酸塩、酢酸塩、リン酸塩、ホスホン酸塩、水酸化物、アルコキシド、フェネート、ビスフェネートからなる群から選択される、有機または無機アニオンであり;
− nは、XIアニオンの原子価であり;
− R2、R3、R4、R5のそれぞれは、互いに等しいかまたは異なり、独立して、
C1〜C20アルキル基、C6〜C20アリール基、C6〜C20アリールアルキル基、C1〜C20アルケニル基;
塩素、フッ素、臭素から選択されるハロゲン;
シアノ基、式−ORBまたは−COORB(式中、RBは、アルキル、アリール、アリールアルキルまたはアルケニルである)の基
からなる群から選択される、その他からの1つであり;ここで、R2、R3、R4、R5から選択される2個の基は、Qと環状構造を形成してもよく;
但し、Qが硫黄原子である場合、R2、R3、R4、R5基の1個は存在しないことを条件とする)
に従う。
{[P(NR6R7)nR8 4−n]+}qYq−(AP−1)
{[R8 3−r(NR6R7)rP−E−P(NR6R7)rR8 3−r]2+}{Yq−}2/q(AP−2)
(式中、
− R6、R7およびR8のそれぞれは、互いに等しいかまたは異なり、
C1〜C18アルキル基(好ましくはC1〜C12アルキル基);C4〜C7シクロアルキル基;C6〜C18アリール基(好ましくはC6〜C12アリール基);C6〜C18アリールアルキル基(好ましくはC6〜C12アリールアルキル基);
1個または2個以上のヒドロキシル基または酸素エーテル基を含む、C1〜C18オキシアルキル基
からなる群から独立して選択され;
ここで、R6、R7およびR8は、ハロゲン、CN、OH、カルブアルコキシ基を任意選択で有し得;R6およびR7は、窒素原子とヘテロ環式環を形成し得;
− Eは、C1〜C62価アルキレン基、オキシアルキレン基またはC6〜C12アリーレン基であり;
− nは、1〜4の整数であり;
− rは、1〜3の整数であり;
− qは、アニオンYの原子価であり、好ましくは1〜2の整数であり;
− Yは、原子価qを有する有機または無機アニオンであり;Yは、ハロゲン化物、過塩素酸塩、硝酸塩、テトラフルオロホウ酸塩、ヘキサフルオロリン酸塩、シュウ酸塩、酢酸塩、ステアリン酸塩、ハロ酢酸塩、パラ−トルエンスルホン酸塩、フェネート、ビスフェネート、水酸化物から選択され得;Yはまた、錯アニオン、例えば、ZnCl4 2−、CdCl4 2−、NiBr4 2−、HgI3 −であり得る)
に従う。
(式中、
− Ar’のそれぞれは、互いに等しいかまたは異なり、任意選択で置換されたアリール基、好ましくは任意選択で置換されたフェニル基または任意選択で置換されたナフチル基であり;
− R10およびR11のそれぞれは、互いに等しいかまたは異なり、−H、−CN、C1−C〜8アルキル基、−O−C(O)−R12基、−C(O)−R12基、−NR13−C(O)−R12基(R12は、C1〜C6(シクロ)アルキル基であり、R13は、HまたはC1〜C6(シクロ)アルキル基である)からなる群から独立して選択され、
R10およびR11は、P=C結合の炭素原子と一緒に環式基を恐らくは形成する)
に従う。
[(R14)3P=N=P(R14)3]+}zXz−(I)
(式中、
− R14は、出現するごとに互いに等しいかまたは異なり、O、N、S、ハロゲンからなる群から選択されるヘテロ原子を含む1個または2個以上の基を任意選択で含む、C1〜C12炭化水素基からなる群から選択され;
− Xは、原子価z(zは、整数、一般に1または2である)のアニオンである)
に従う。
の1,1−ジフェニル−1−ベンジル−N−ジエチル−ホスホラミンの塩である。
調製実施例1
460rpmで動作する機械式撹拌機を備えた22リットルの反応器に、14.5lの脱イオン水および39gの酢酸エチルを導入した。反応器を加熱し、85℃の設定点温度に維持し;次いで、フッ化ビニリデン(VDF)(78.5モル%)とヘキサフルオロプロペン(HFP)(21.5モル%)との混合物を添加して、20バールの最終圧力に到達させた。次いで、開始剤として19gの過硫酸アンモニウム(APS)を導入した。VDF(78.5モル%)とHFP(21.5モル%)とのガス状混合物の合計6600gまでの連続供給によって、圧力を20バールの設定点に維持した。次いで、反応器を冷却し、通気させ、ラテックスを回収した。ラテックスを硫酸アルミニウムで処理し、水相から分離させ、脱塩水で洗浄し、対流オーブン中90℃で16時間乾燥させた。NMRによる得られたポリマーの組成およびGPCによる分子量分布を、表1に要約する。
460rpmで動作する機械式撹拌機を備えた22リットルの反応器に、14.5lの脱イオン水および27gの酢酸エチルを導入した。反応器を加熱し、85℃の設定点温度に維持し;次いで、フッ化ビニリデン(VDF)(78.5モル%)とヘキサフルオロプロペン(HFP)(21.5モル%)との混合物を添加して、20バールの最終圧力に到達させた。次いで、開始剤として16gの過硫酸アンモニウム(APS)を導入した。VDF(78.5モル%)とHFP(21.5モル%)とのガス状混合物の合計で6600gまでの連続供給によって、圧力を20バールの設定点に維持した。次いで、反応器を冷却し、通気させ、ラテックスを回収した。ラテックスを硫酸アルミニウムで処理し、水相から分離させ、脱塩水で洗浄し、対流オーブン中90℃で16時間乾燥させた。NMRによる得られたポリマーの組成およびGPCによる分子量分布を、表1に要約する。
460rpmで動作する機械式撹拌機を備えた22リットルの反応器に、14.5lの脱イオン水および15gの酢酸エチルを導入した。反応器を加熱し、85℃の設定点温度に維持し;次いで、フッ化ビニリデン(VDF)(78.5モル%)とヘキサフルオロプロペン(HFP)(21.5モル%)との混合物を添加して、20バールの最終圧力に到達させた。次いで、開始剤として13gの過硫酸アンモニウム(APS)を導入した。VDF(78.5モル%)とHFP(21.5モル%)とのガス状混合物の合計で6600gまでの連続供給によって、圧力を20バールの設定点に維持した。次いで、反応器を冷却し、通気させ、ラテックスを回収した。ラテックスを硫酸アルミニウムで処理し、水相から分離させ、脱塩水で洗浄し、対流オーブン中90℃で16時間乾燥させた。NMRによる得られたポリマーの組成およびGPCによる分子量分布を、表1に要約する。
460rpmで動作する機械式撹拌機を備えた22リットルの反応器に、14.5lの脱イオン水および75gの酢酸エチルを導入した。反応器を加熱し、85℃の設定点温度に維持し;次いで、フッ化ビニリデン(VDF)(78.5モル%)とヘキサフルオロプロペン(HFP)(21.5モル%)との混合物を添加して、20バールの最終圧力に到達させた。次いで、開始剤として27gの過硫酸アンモニウム(APS)を導入した。VDF(78.5モル%)とHFP(21.5モル%)とのガス状混合物の合計で6600gまでの連続供給によって、圧力を20バールの設定点に維持した。次いで、反応器を冷却し、通気させ、ラテックスを回収した。ラテックスを硫酸アルミニウムで処理し、水相から分離させ、脱塩水で洗浄し、対流オーブン中90℃で16時間乾燥させた。NMRによる得られたポリマーの組成およびGPCによる分子量分布を、表1に要約する。
460rpmで動作する撹拌機を備えた22リットルの水平反応器に、14.5lの水、および600の平均分子量を有する、式:CF2ClO(CF2−CF(CF3)O)n(CF2O)mCF2COOH(式中、n/m=10である)の31mlのペルフルオロポリオキシアルキレンと、31mlの30体積%NH4OH水溶液と、63mlの脱塩水と、450の平均分子量を有し、式:CF3O(CF2CF(CF3)O)n(CF2O)mCF3(n/m=20である)の20mlのGALDEN(登録商標)D02ペルフルオロポリエーテルとを混合することによって予め得られた、145mlのマイクロエマルションを導入した。反応器を122℃まで加熱し、次いで、気相の以下の組成:VDF=53モル%、HFP=47モル%を有するまで、モノマーを供給することによって37相対バールの圧力にした。30gのジ−tert−ブチルペルオキシド(DTBP)の供給によって、反応が開始し、VDF=78.5モル%、HFP=21.5モル%により形成された混合物を供給することによって重合全体の間、圧力を一定に保つ。酢酸エチル連鎖移動剤(16g)を、VDF消費に応じて段階的に添加した。4,600gに相当する予め固定した量のモノマー混合物が反応した後、反応を止めた。次いで、ラテックスを、電解質剤(硫酸アルミニウム)を使用することによって凝析させ、洗浄し、80℃で24時間乾燥させた。
フルオロエラストマーを、オープンミルで以下の表に詳述される添加剤と配合した。プラークおよびOリング(サイズクラス=214)を加圧金型中で硬化させ、次いで以下に特定される条件(時間、温度)で空気循環オーブン中で後処理した。
M50は、50%の伸びにおけるMPa単位での引張り強度であり、
M100は、100%の伸びにおけるMPa単位での引張り強度であり、
T.S.は、MPa単位での引張り強さであり、
E.B.は、%単位での破断点伸びである。
ML=最小トルク(ポンド×インチ)
MH=最大トルク(ポンド×インチ)
ΔM=MH−ML(ポンド×インチ)
tS2=スコーチ時間、MLから2単位上昇するための時間(秒);
t’90=90%の硬化状態までの時間(秒)。
− 高い硬化速度が発明化合物について達成される一方で、4Cの比較の実施例は、フルオロエラストマー(A)中式−CF2CH2OHの極性末端基の量を6ミリモル/kgの限界を超えて増加させることは、前記硬化速度に悪影響を与える;
− より高いM50およびM100値を有する改善された機械的特性が、本発明のフルオロエラストマー組成物によって達成される;
− より低い圧縮永久歪み値により明らかなとおりに、改善されたシーリング特性が、本発明のフルオロエラストマー組成物によって達成される。
Claims (16)
- (a)フッ化ビニリデン(VDF)に由来する繰り返し単位および少なくとも1種の追加の(ペル)フッ素化モノマーに由来する繰り返し単位を含むフッ化ビニリデンベースフルオロエラストマー[フルオロエラストマー(A)]であって、
− 1.5〜3.5の多分散性指数(IMWD)を有し、
− 少なくとも3ミリモル/kgおよび多くても6ミリモル/kgの式−CF2CH2OHの極性末端基の量を含み、
− 以下の不等式:
[−CF2CH2OH]+[−CF2H]+[−CF2CH3]+[−OC(O)RH]≦30+(2×106)/Mnを満たすような量で式−CF2H、−CF2CH3、および任意選択で、−OC(O)−RH(RHは、C1−C6アルキル基である)の鎖末端基をさらに含む、フルオロエラストマー(A)、
(b)少なくとも1種のポリヒドロキシル化硬化剤;
(c)少なくとも1種の促進剤;
(d)2価の金属酸化物からなる群から選択される少なくとも1種の金属酸化物;ならびに
(e)任意選択で、少なくとも1種の金属水酸化物であって、前記金属水酸化物の量は、存在する場合、フルオロエラストマー(A)の100重量部に基づいて、3phr未満である、金属水酸化物
を含む、フルオロエラストマー組成物。 - 前記フルオロエラストマー(A)が、前記フルオロエラストマーの全繰り返し単位に対して、VDFに由来する少なくとも15モル%、好ましくは少なくとも20モル%、より好ましくは少なくとも35モル%の繰り返し単位を含み、および/または前記フルオロエラストマー(A)が、前記フルオロエラストマーの全繰り返し単位に対して、VDFに由来する多くても85モル%、好ましくは多くても80モル%、より好ましくは多くても78モル%の繰り返し単位を含む、請求項1に記載のフルオロエラストマー組成物。
- 前記フルオロエラストマー(A)に含まれる繰り返し単位がそれに由来する、(ペル)フッ素化モノマーが、特に、
(a)C2〜C8ペルフルオロオレフィン、例えば、テトラフルオロエチレン(TFE)およびヘキサフルオロプロピレン(HFP);
(b)VDFとは異なる水素含有C2〜C8オレフィン、例えば、フッ化ビニル(VF)、トリフルオロエチレン(TrFE)、式CH2=CH−Rf(式中、Rfは、C1〜C6ペルフルオロアルキル基である)のペルフルオロアルキルエチレン;
(c)C2〜C8クロロおよび/またはブロモおよび/またはヨード−フルオロオレフィン、例えば、クロロトリフルオロエチレン(CTFE);
(d)式CF2=CFORf(式中、Rfは、C1〜C6(ペル)フルオロアルキル基、例えば、CF3、C2F5、C3F7である)の(ペル)フルオロアルキルビニルエーテル(PAVE);
(e)式CF2=CFOX(式中、Xは、カテナリー酸素原子を含むC1〜C12((ペル)フルオロ)−オキシアルキル、例えば、ペルフルオロ−2−プロポキシプロピル基である]の(ペル)フルオロ−オキシ−アルキルビニルエーテル;
(f)式:
(式中、Rf3、Rf4、Rf5、Rf6は、互いに等しいかまたは異なり、フッ素原子、および1個または2個以上の酸素原子を任意選択で含む、C1〜C6(ペル)フルオロアルキル基、例えば、特に−CF3、−C2F5、−C3F7、−OCF3、−OCF2CF2OCF3の中から独立して選択される)
を有する(ペル)フルオロジオキソール;好ましくは、ペルフルオロジオキソール;
(g)式:
CFX2=CX2OCF2OR’’f
(式中、R’’fは、直鎖または分岐のC1〜C6(ペル)フルオロアルキル;C5〜C6環状(ペル)フルオロアルキル;および1〜3個のカテナリー酸素原子を含む、直鎖または分岐のC2〜C6(パー)フルオロオキシアルキルの中から選択され、X2=F、Hであり;好ましくは、X2はFであり、R’’fは、−CF2CF3(MOVE1)、−CF2CF2OCF3(MOVE2);または−CF3(MOVE3)である)
を有する(ペル)フルオロ−メトキシ−ビニルエーテル(以下、MOVE)
である、請求項1または2に記載のフルオロエラストマー組成物。 - 前記フルオロエラストマー(A)が、VDFに由来する繰り返し単位に加えて、前記フルオロエラストマーの全繰り返し単位に対して、HFPに由来する繰り返し単位を少なくとも10モル%、好ましくは少なくとも12モル%、より好ましくは少なくとも15モル%の量で、および/または前記フルオロエラストマーの全繰り返し単位に対して、多くても45モル%、好ましくは多くても40モル%、より好ましくは多くても35モル%の量で含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のフルオロエラストマー組成物。
- 前記フルオロエラストマー(A)が、VDFおよびHFPに由来する繰り返し単位に加えて、以下:
− 一般式:
(式中、R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、互いに等しいかまたは異なり、H、ハロゲン、または1個以上の酸素基を恐らくは含む、C1〜C5の任意選択でハロゲン化された基であり;Zは、酸素原子を任意選択で有する、直鎖もしくは分岐のC1〜C18の任意選択でハロゲン化されたアルキレンもしくはシクロアルキレン基、または(ペル)フルオロポリオキシアルキレン基である)
を有する少なくとも1種のビス−オレフィン[ビス−オレフィン(OF)]に由来する繰り返し単位;
− VDFおよびHFPとは異なる少なくとも1種の(ペル)フッ素化モノマーに由来する繰り返し単位;ならびに
− 少なくとも1種の水素化モノマーに由来する繰り返し単位
の1つ以上を含む、請求項4に記載のフルオロエラストマー組成物。 - フルオロエラストマー(A)が、以下の組成(モル%単位)を有するもの:
(i)フッ化ビニリデン(VDF)45〜85%;ヘキサフルオロプロペン(HFP)15〜45%;テトラフルオロエチレン(TFE)0〜30%;
(ii)フッ化ビニリデン(VDF)20〜30%;ヘキサフルオロプロペン(HFP)18〜27%;C2〜C8非フッ素化オレフィン(Ol)5〜30%;ペルフルオロアルキルビニルエーテル(PAVE)0〜35%;ビス−オレフィン(OF)0〜5%;
(iii)フッ化ビニリデン(VDF)60〜75%;ヘキサフルオロプロペン(HFP)10〜25%;テトラフルオロエチレン(TFE)0〜20%;ペルフルオロアルキルビニルエーテル(PAVE)1〜15%
からなる群から選択される、請求項5に記載のフルオロエラストマー組成物。 - フルオロエラストマー(A)が、少なくとも3.5ミリモル/kg、および/または好ましくは多くても5ミリモル/kgの式−CF2CH2OHの極性末端基の量を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載のフルオロエラストマー組成物。
- 前記ポリヒドロキシル化硬化剤が、ジヒドロキシ、トリヒドロキシおよびテトラヒドロキシベンゼン、ナフタレンまたはアントラセン;式(B):
[式中、
− Z’は、少なくとも1個の塩素またはフッ素原子で任意選択で置換された、2価のC1〜C13アルキルまたはアルキリデン基、C4〜C13脂環式基、C6〜C13芳香族またはアリールアルキレン基;チオ(−S−)、オキシ(−O−)、カルボニル(−C(O)−)、スルフィニル(−S(O)−)およびスルホニル基(−SO2−)からなる群から選択され;
− xは、0または1であり;
− uは、互いに等しいかまたは異なり、出現するごとに独立して、少なくとも1、好ましくは1または2の整数であり;
− ここで、フェニル環は、塩素、フッ素、臭素;−CHO,C1〜C8アルコキシ基、−COOR10基(ここで、R10は、HまたはC1〜C8アルキル、C6〜C14アリール、C4〜C12シクロアルキルである)からなる群から選択される1個以上の置換基で任意選択で置換され得る]のビスフェノールからなる群から選択される、請求項1から7のいずれか一項に記載のフルオロエラストマー組成物。 - 前記ポリヒドロキシル化硬化剤の量が、前記フルオロエラストマー(A)の重量に対して、少なくとも0.5phr、好ましくは少なくとも1phr、および/または一般に多くても15phr、好ましくは多くても10phrである、請求項1から8のいずれか一項に記載のフルオロエラストマー組成物。
- 前記促進剤が、有機オニウム化合物、アミノ−ホスホニウム誘導体、ホスホラン、イミン化合物からなる群から選択され、ならびに/または前記促進剤の量が、前記フルオロエラストマー(A)の重量に対して、少なくとも0.05phr、好ましくは少なくとも0.1phr、および/もしくは一般に多くても10phr、好ましくは多くても5phrである、請求項1から9のいずれか一項に記載のフルオロエラストマー組成物。
- 前記金属酸化物が、ZnO、MgO、PbO、およびそれらの混合物からなる群から選択され、MgOが好ましく、ならびに/または前記金属酸化物の量が、前記フルオロエラストマー(A)の重量に対して、少なくとも0.5phr,好ましくは少なくとも1phr、および/もしくは一般に多くても25phr、好ましくは多くても15phr、より好ましくは多くても10phrである、請求項1から10のいずれか一項に記載のフルオロエラストマー組成物。
- 請求項1から11のいずれか一項に記載のフルオロエラストマー組成物であって、フッ素化界面活性剤を実質的に含まず、これは、前記フッ素化界面活性剤が、非存在であるか、または前記フルオロエラストマー(A)の重量に対して、100ppmを超えない、好ましくは50ppmを超えない、より好ましくは10ppmを超えない量で含まる、のいずれかを意味する、フルオロエラストマー組成物。
- 請求項1から12のいずれか一項に記載のフルオロエラストマー組成物を製造するための方法であって、(a)フルオロエラストマー(A);(b)少なくとも1種のポリヒドロキシル化硬化剤;(c)少なくとも1種の促進剤;(d)2価の金属酸化物からなる群から選択される少なくとも1種の金属酸化物;および(e)任意選択で、少なくとも1種の金属水酸化物であって、存在する場合、前記金属水酸化物の量は、フルオロエラストマー(A)の100重量部に基づいて、3phr未満である、金属水酸化物を混合するステップを含む、方法。
- 前記フルオロエラストマー組成物が、フッ素化界面活性剤を実質的に含まない、請求項13に記載の方法であって、フルオロ界面活性剤の非存在下および任意選択で、式RH’OC(O)RH(RH and RH’は、C1〜C6アルキル基である)の連鎖移動剤の存在下で加硫酸塩ラジカル開始剤により開始される水性エマルション重合によって前記フルオロエラストマー(A)を生成させ、前記フルオロエラストマー(A)を凝析および乾燥により回収し、請求項13で詳述されたのと同じものを混合するステップを含む、方法。
- 請求項1から12のいずれか一項に記載のフルオロエラストマー(A)を含む組成物を使用するステップを含む、造形物品を二次加工するための方法。
- 請求項1から12のいずれか一項に記載のフルオロエラストマー組成物を成形し、および硬化させることによって得られる硬化物品であって、好ましくはパイプ、継手、Oリング、およびホースである、硬化物品。
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