JP2018526938A - データ送信方法、基地局および端末装置 - Google Patents

データ送信方法、基地局および端末装置 Download PDF

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Abstract

本発明の実施形態はデータ送信方法、基地局および端末装置を開示する。本発明の実施形態における方法は、基地局によって送信されるランダムアクセス設定情報を端末装置によって受信するステップと、ランダムアクセス設定情報にしたがってランダムアクセスチャネル、基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔を端末装置によって決定するステップであって、Nは2以上である、ステップと、端末装置によって、基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔にしたがって、ランダムアクセスチャネルを介して、ランダムアクセス信号を基地局に送信するステップとを含む。本発明の実施形態はさらに基地局および端末装置を提供する。本発明の実施形態においては、端末装置は、基底周波数および複数の周波数ホッピング間隔にしたがって、ランダムアクセス信号をランダムアクセスチャネルを介して基地局に送信し得る。実際の適用においては、柔軟性が比較的高い。

Description

本発明は通信分野に関し、特にデータ送信方法、基地局および端末装置に関する。
モノのインターネットは認識、コンピューティング、実行および通信の具体的能力を有する様々なデバイスが物理的世界から情報を得るために配置されているネットワークであり、ネットワークは、人とモノとの間またはモノどうしの相互接続を実装するために、情報送信、調整および処理を実装するために利用される。簡潔にいうと、モノのインターネットは、人とモノとの間およびモノどうしの相互接続およびインターワーキングを実装することを意図している。モノのインターネットは、スマートグリッド、インテリジェント農業、インテリジェント輸送および環境モニタリングといった様々な分野に適用されることがある。
移動通信標準化機関3GPP(第三世代パートナーシッププロジェクト、3rd Generation Partnership Project)は、RANにおけるナローバンドのモノのインターネットNB−IoTの対象を提案している(全体会議#69)。シングルキャリア周波数分割多元接続SC−FDMA技術は、NB−IoTのアップリンクに用いられることを計画した。異なるユーザのアップリンクデータが互いに干渉をもたらすことを回避するように基地局側に同時に到達することができることを確保するには、ユーザは、アップリンクデータを送信する前にランダムアクセス手順を行う必要がある。具体的には、ユーザは、ランダムアクセスチャネルを介してランダムアクセス信号を送信する必要がある。
従来技術における、ランダムアクセスチャネルの構造が図1に示されている。ランダムアクセスチャネルにおいては、特定の期間がタイムユニットとして用いられ、2つの周波数f0およびf1が用いられる。端末装置は、各タイムユニット内で1つの周波数だけを用いてランダムアクセス信号を送信し、次の隣接するタイムユニット内では別の周波数を用いてランダムアクセス信号を送信する。つまり、既存のランダムアクセスチャネルには1つの周波数ホッピング間隔「f1−f0」だけが存在する。したがって、実際の適用においては多くの制約がある。
本発明の実施形態の第1の態様は、データ送信方法を提供する。
端末装置は、基地局によって送信されたランダムアクセス設定情報を受信してもよい。端末装置は、ランダムアクセス設定情報にしたがって、ランダムアクセスチャネルと、基底周波数と、N個の周波数ホッピング間隔とを決定し、Nは2以上である。端末装置は、基地局によって送信されるランダムアクセス設定情報を、ランダムアクセス信号を送信する前に毎回受信する必要がなくてよいが、代わりに、以前に受信したランダムアクセス設定情報を用いることが理解されてもよい。
ランダムアクセス設定情報における周波数ホッピング間隔は実際の使用に応じて決定されてもよいが、少なくとも2つの周波数ホッピング間隔が必要である。
基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔を学習した後で、端末装置は、基底周波数および周波数ホッピング間隔にしたがって、各ランダムアクセス信号を送信するときに用いる周波数を決定してもよく、その結果、端末装置は、周波数を用いることにより、ランダムアクセス信号をランダムアクセスチャネルを介して基地局に送信してもよい。
本発明のこの実施形態においては、端末装置は、各タイムユニット内で1つの周波数だけを用いることによりランダムアクセス信号を送信し、次の隣接するタイムユニット内で別の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信する。加えて、複数の周波数ホッピング間隔があり、つまり、端末装置は、基底周波数および複数の周波数ホッピング間隔にしたがってランダムアクセス信号を送信してもよい。実際の適用においては、柔軟性が比較的高い。
可能な設計においては、端末装置は、ランダムアクセス信号をシングルキャリア方式で送信してもよい。この方式においては、ランダムアクセス設定情報はさらに、
周波数ホッピングパターン情報を含んでいてもよく、周波数ホッピングパターン情報は、端末装置がランダムアクセス信号を各タイムユニット内で送信するときに用いられる周波数を表すために用いられ、つまり、周波数ホッピングパターン情報は、ランダムアクセス信号を送信するために用いられる時間および周波数を端末装置に通知するために用いられる。
周波数ホッピングパターン情報にしたがって、端末装置は、第1のタイムユニット内で第1の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第2のタイムユニット内で第2の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第3のタイムユニット内で第3の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第4のタイムユニット内で第4の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信してもよい。
第1のタイムユニット、第2のタイムユニット、第3のタイムユニットおよび第4のタイムユニットは連続的または離散的なタイムユニットであってもよい。
第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数は、基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔にしたがって決定される。
可能な設計においては、基底周波数がf0のとき、N個の周波数ホッピング間隔は第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2を含み、第1の周波数ホッピング間隔Δf1は第2の周波数ホッピング間隔Δf2未満であり、
好ましくは、周波数ホッピングパターン情報によって表される第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数の値は特に、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf2」であり、第3の周波数は「f0+Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf1+Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf2」であり、第3の周波数は「f0−Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf2」であり、第3の周波数は「f0+Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf2」であり、第3の周波数は「f0−Δf1」であり、第4の周波数は「f0−Δf1−Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf1」であり、第3の周波数は「f0+Δf1+Δf2」であり、第4の周波数は「f0+Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf1」であり、第3の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、第4の周波数は「f0−Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf1」であり、第3の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf1」であり、第3の周波数は「f0−Δf1−Δf2」であり、第4の周波数は「f0−Δf2」であってよい。
任意選択的に、周波数ホッピングパターン情報によって表される第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数の値は、上述の内容において示された値に加えて、別のシングルキャリア周波数ホッピングパターンであってもよいが、端末装置が、f0、Δf1およびΔf2にしたがってランダムアクセス信号を送信することができることが条件である。詳細はここでは説明しない。
本発明のこの実施形態においては、f0、Δf1およびΔf2に基づいて、周波数ホッピングパターン情報は、シングルキャリアランダムアクセスチャネルを介して、複数の方式で、ランダムアクセス信号を送信することを端末装置に対して指示するのに用いられてもよい、つまり、ランダムアクセス信号を送信するための最適な周波数値を決定するための複数の選択肢が存在してもよく、それにより多様な解決策を拡充する。加えて、第1のタイムユニット、第2のタイムユニット、第3のタイムユニットおよび第4のタイムユニットが連続的なタイムユニットであるときに、端末装置によって送信されるランダムアクセス信号は、最短期間内においてΔf1およびΔf2を経験することがあり、その結果、Δf1およびΔf2の量は最大である、つまり、各ランダムアクセス信号は2つの周波数ホッピング間隔を経験することを可能とされてもよく、その結果、ランダムアクセス信号の利用効率は実際の適用において改善される。
可能な設計においては、端末装置は、マルチキャリア方式でランダムアクセス信号を送信してもよい。デュアルキャリア方式がここに例として用いられている。この方式においては、ランダムアクセス設定情報は、
周波数ホッピングパターン情報をさらに含んでよく、周波数ホッピングパターン情報は、端末装置がランダムアクセス信号を各タイムユニット内で送信するときに用いられる周波数を表すために用いられる。
周波数ホッピングパターン情報にしたがって、端末装置は、第1のタイムユニット内で第1の周波数および第2の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第2のタイムユニット内で第3の周波数および第4の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信する。
第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットは連続的または離散的なタイムユニットである。
第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数は、基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔にしたがって決定される。
可能な設計においては、基底周波数がf0のとき、N個の周波数ホッピング間隔は第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2を含み、第1の周波数ホッピング間隔Δf1は第2の周波数ホッピング間隔Δf2未満であり、
好ましくは、周波数ホッピングパターン情報によって表される第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数の値は特に、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf1」であり、第3の周波数は「f0+Δf2」であり、第4の周波数は「f0+Δf1+Δf2」であり、または、
第1の周波数は0であり、第2の周波数は「f0+Δf1」であり、第3の周波数は「f0−Δf2」であり、第4の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf1」であり、第3の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf1」であり、第3の周波数は「f0−Δf2」であり、第4の周波数は「f0−Δf2−Δf1」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf2」であり、第3の周波数は「f0+Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf2+Δf1」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf2」であり、第3の周波数は「f0+Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf2」であり、第3の周波数は「f0−Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf2」であり、第3の周波数は「f0−Δf1」であり、第4の周波数は「f0−Δf2−Δf1」であってよい。
任意選択的に、周波数ホッピングパターン情報によって表される第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数の値は、上述の内容において示された値に加えて、別のデュアルキャリア周波数ホッピングパターンであってもよいが、端末装置が、f0、Δf1およびΔf2にしたがってランダムアクセス信号を送信することができることが条件である。詳細はここでは説明しない。
同様に、本発明の実施形態の第1の態様においては、f0、Δf1およびΔf2に基づいて、周波数ホッピングパターン情報は、ランダムアクセス情報をシングルキャリアランダムアクセスチャネルを介して送信することを端末装置に対して指示するために用いられてもよいだけでなく、ランダムアクセス信号をデュアルキャリアランダムアクセスチャネルを介して送信することを端末装置に対して指示するために用いられてもよい。第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットが連続的なタイムユニットであるときに、本発明の実施形態の第1の態様の第4の実装においては、端末装置によって送信されるランダムアクセス信号は、最短期間内においてΔf1およびΔf2を経験することがあり、その結果、Δf1およびΔf2の量は最大である、つまり、各ランダムアクセス信号は2つの周波数ホッピング間隔を経験することを可能とされてもよく、その結果、ランダムアクセス信号の利用効率は改善される。
可能な設計においては、基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔にしたがってランダムアクセス信号をランダムアクセスチャネルを介して基地局に送信した後で、端末装置は、基地局によってフィードバックされる制御情報をさらに受信してもよく、制御情報は送信アドバンスを含み、送信アドバンスは遅延推定値にしたがって基地局によって取得され、遅延推定値はランダムアクセス信号の間の位相差およびN個の周波数ホッピング間隔にしたがって基地局によって取得され、次に、端末装置は、送信アドバンスにしたがってアップリンクデータを送信する。
本発明のこの実施形態について、実際の適用においては、ユーザはアップリンクデータを送信する前にランダムアクセス手順を行う必要がある。具体的には、ユーザは、ランダムアクセス信号をランダムアクセスチャネルを介して送信する必要がある。基地局側は、ランダムアクセス信号を受信し、信号の伝搬時間を推定する。次に、基地局は、タイミングアドバンスを有するアップリンクデータを送信することをユーザに対して要求するために、制御メッセージをユーザに送信する。この場合、送信アドバンスは遅延推定値にしたがって基地局によって取得され、また、遅延推定値はランダムアクセス信号の間の位相差およびN個の間隔にしたがって基地局によって取得されるので、基地局は、送信アドバンスを決定するために、複数の位相差を用いることにより遅延推定値を計算してもよい。比較的大きな周波数ホッピング間隔が遅延推定値の精度を改善することがあり、また、比較的小さな周波数ホッピング間隔が基地局のカバレッジエリアを拡大させることがあるので、複数の周波数ホッピング間隔の方式がこの実施形態において用いられ、その結果実際の適用においては、カバレッジエリアおよび遅延推定値の精度の双方に対して考慮を与えることができる。
可能な設計においては、端末装置は、基地局によって送信されるランダムアクセス設定情報をブロードキャストまたは個別シグナリングの方式で受信してもよい。
本発明のこの実施形態においては、基地局は、複数のチャネルを利用することによりランダムアクセス設定情報を端末装置に送信してもよく、例えば、基地局は、ランダムアクセス設定情報をブロードキャストまたは個別シグナリングの方式で送信し、または、基地局は、別の送信チャネルを用いることによりランダムアクセス信号を送信する、つまり、基地局は、実際の適用状況に応じて最適な送信チャネルを選択してもよい。
本発明の実施形態の第2の態様は、データ送信方法を提供する。
基地局がランダムアクセス設定情報を端末装置に送信する。ランダムアクセス設定情報は、ランダムアクセスチャネル、基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔を表すために用いられ、Nは2以上である、つまり、ランダムアクセス設定情報における周波数ホッピング間隔は、実際の適用状況に応じて決定されてもよいが、少なくとも2つの周波数ホッピング間隔がある。
本発明のこの実施形態においては、端末装置は各タイムユニット内で1つの周波数だけを用いることによりランダムアクセス信号を送信し、次の隣接するタイムユニット内で別の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信する。加えて、複数の周波数ホッピング間隔があり、つまり、端末装置は、基底周波数および複数の周波数ホッピング間隔にしたがってランダムアクセス信号を送信してもよい。実際の適用においては、柔軟性が比較的高い。
可能な設計においては、基地局は端末装置によってシングルキャリア方式で送信されるランダムアクセス信号を受信してもよい。この場合、ランダムアクセス設定情報は、
周波数ホッピングパターン情報をさらに含んでよく、周波数ホッピングパターン情報は、第1のタイムユニット内で第1の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第2のタイムユニット内で第2の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第3のタイムユニット内で第3の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第4のタイムユニット内で第4の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信することを端末装置に対して指示するために用いられる、つまり、周波数ホッピングパターン情報は、ランダムアクセス信号を送信するために利用される時間および周波数を端末装置に通知するために用いられる。
第1のタイムユニット、第2のタイムユニット、第3のタイムユニットおよび第4のタイムユニットは連続的または離散的なタイムユニットである。
第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数は、基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔にしたがって決定される。
可能な設計においては、本発明の実施形態の第2の態様における第2の実装においては、基底周波数がf0のとき、N個の周波数ホッピング間隔は第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2を含み、第1の周波数ホッピング間隔Δf1は第2の周波数ホッピング間隔Δf2未満であり、
好ましくは、周波数ホッピングパターン情報によって表される第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数の値は特に、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf2」であり、第3の周波数は「f0+Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf1+Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf2」であり、第3の周波数は「f0−Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf2」であり、第3の周波数は「f0+Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf2」であり、第3の周波数は「f0−Δf1」であり、第4の周波数は「f0−Δf1−Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf1」であり、第3の周波数は「f0+Δf1+Δf2」であり、第4の周波数は「f0+Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf1」であり、第3の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、第4の周波数は「f0−Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf1」であり、第3の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf1」であり、第3の周波数は「f0−Δf1−Δf2」であり、第4の周波数は「f0−Δf2」であってよい。
任意選択的に、周波数ホッピングパターン情報によって表される第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数の値は、上述の内容において示された値に加えて、別のシングルキャリア周波数ホッピングパターンであってもよいが、端末装置が、f0、Δf1およびΔf2にしたがってランダムアクセス信号を送信することができることが条件である。詳細はここでは説明しない。
本発明のこの実施形態においては、f0、Δf1およびΔf2に基づいて、周波数ホッピングパターン情報は、ランダムアクセス信号を送信する複数の方式を表すために用いられてもよい、つまり、ランダムアクセス信号を送信するための最適な周波数値を決定するための複数の選択肢があってもよく、それにより多様な解決策を拡充する。加えて、第1のタイムユニット、第2のタイムユニット、第3のユニットおよび第4のユニットが連続的なタイムユニットであるときに、端末装置によって送信されるランダムアクセス信号はまた、最短期間内でΔf1およびΔf2を経験することがあり、その結果、Δf1およびΔf2の量は最大である、つまり、各ランダムアクセス信号は2つの周波数ホッピング間隔を経験することを可能とされることもあり、その結果、ランダムアクセス信号の利用効率は実際の適用において改善される。
可能な設計においては、基地局は、端末装置によってマルチキャリア方式で送信されるランダムアクセス信号を受信してもよい。デュアルキャリア方式がここに例として用いられている。この方式において、ランダムアクセス設定情報はさらに、
周波数ホッピングパターン情報を含んでよく、ホッピングパターン情報は、第1のタイムユニット内で第1の周波数および第2の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、かつ、第2のタイムユニット内で第3の周波数および第4の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信することを端末装置に対して指示するために用いられ、つまり、周波数ホッピングパターン情報は、ランダムアクセス信号を送信するために用いられる時間および周波数を端末装置に通知するために用いられる。
第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットは連続的または離散的なタイムユニットである。
第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数は、基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔にしたがって決定される。
可能な設計においては、基底周波数がf0のとき、N個の周波数ホッピング間隔は第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2を含み、第1の周波数ホッピング間隔Δf1は第2の周波数ホッピング間隔Δf2未満であり、
好ましくは、周波数ホッピングパターン情報によって表される第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数の値は特に、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf1」であり、第3の周波数は「f0+Δf2」であり、第4の周波数は「f0+Δf1+Δf2」であり、または、
第1の周波数は0であり、第2の周波数は「f0+Δf1」であり、第3の周波数は「f0−Δf2」であり、第4の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf1」であり、第3の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf1」であり、第3の周波数は「f0−Δf2」であり、第4の周波数は「f0−Δf2−Δf1」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf2」であり、第3の周波数は「f0+Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf2+Δf1」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf2」であり、第3の周波数は「f0+Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf2」であり、第3の周波数は「f0−Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf2」であり、第3の周波数は「f0−Δf1」であり、第4の周波数は「f0−Δf2−Δf1」であってよい。
任意選択的に、周波数ホッピングパターン情報によって表される第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数の値は、上述の内容において示された値に加えて、別のデュアルキャリア周波数ホッピングパターンであってもよいが、端末装置が、f0、Δf1およびΔf2にしたがってランダムアクセス信号を送信することができることが条件である。詳細はここでは説明しない。
可能な設計においては、端末装置によってランダムアクセスチャネルを介して基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔にしたがって送信されるランダムアクセス信号を受信した後で、基地局は、N個の周波数ホッピング間隔にしたがって少なくとも3つの対象ランダムアクセス信号をさらに決定してもよい。次に、基地局は決定された対象ランダムアクセス信号にしたがって対象ランダムアクセス信号の間の位相差を取得し、次に、位相差に対応する対象遅延推定値を取得し、次に、対象遅延推定値にしたがって送信アドバンスを決定し、最終的に制御情報を端末装置に送信する。制御情報は、送信アドバンスを含む。
本発明のこの実施形態について、実際の適用においては、複数の周波数ホッピング間隔の方式がこの実施形態において用いられており、結果としてカバレッジエリアおよび遅延推定値の精度の双方に対して考慮を与えることができる。
可能な設計においては、基地局がN個の周波数ホッピング間隔にしたがって少なくとも3つの対象ランダムアクセス信号を決定してもよいということは、特に以下のとおりである。
基地局は、第1のランダムアクセス信号、第2のランダムアクセス信号、第3のランダムアクセス信号および第4のランダムアクセス信号を対象ランダムアクセス信号として決定する。
基地局によって受信された第1のランダムアクセス信号の周波数と基地局によって受信された第2のランダムアクセス信号の周波数との間の周波数ホッピング間隔は、第1の周波数ホッピング間隔である。
基地局によって受信された第3のランダムアクセス信号の周波数と基地局によって受信された第4のランダムアクセス信号の周波数との間の周波数ホッピング間隔は、第2の周波数ホッピング間隔である。
第2のランダムアクセス信号および第3のランダムアクセス信号は同一のランダムアクセス信号または異なるランダムアクセス信号である。
可能な設計においては、基地局が決定された少なくとも3つの対象ランダムアクセス信号にしたがって対象ランダムアクセス信号の間の位相差を取得することは、特に以下のとおりである。
基地局は、第1のランダムアクセス信号と第2のランダムアクセス信号との間の第1の位相差を決定し、第3のランダムアクセス信号と第4のランダムアクセス信号との間の第2の位相差を決定する。
基地局が位相差に対応する対象遅延推定値を取得することは、特に以下のとおりである。
基地局は、第1の位相差にしたがって、対応する第1の遅延推定値Tcoarseを決定し、第2の位相差にしたがって、対応する第2の遅延推定値Tfineを決定する。
好ましくは、基地局は、対象遅延推定値Tfinalを、次式:
Figure 2018526938
、および
Figure 2018526938
にしたがって計算してもよく、
step=1/Δf2であり、Zは整数の集合である。
任意選択的に、基地局は、別の式にしたがって、第1の遅延推定値および第2の遅延推定値に基づいて対象遅延推定値を計算してもよい。詳細はここでは説明しない。
本発明の実施形態の第3の態様は、端末装置を提供する。端末装置は、上述の方法の設計における端末装置の挙動を実装する機能を有する。機能はハードウェアによって実装されてもよく、または、対応するソフトウェアを実行することによりハードウェアによって実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、上述の機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアであってもよい。
可能な設計においては、端末装置の構造は、受信機と、送信機と、プロセッサとを含む。受信機は、基地局によって送信されるランダムアクセス設定情報を受信するように構成されている。プロセッサは、受信モジュールによって受信されたランダムアクセス設定情報にしたがって、ランダムアクセスチャネル、基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔を決定するように構成されており、Nは2以上である。送信機は、処理モジュールによって決定された基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔にしたがって、処理モジュールによって決定されたランダムアクセスチャネルを介して、ランダムアクセス信号を基地局に送信するように構成されている。
本発明の実施形態の第4の態様は、基地局を提供する。基地局は、上述の方法の設計における基地局の挙動を実装する機能を有する。機能はハードウェアによって実装されてもよく、または、対応するソフトウェアを実行することによりハードウェアによって実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、上述の機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。
可能な設計においては、基地局の構造は、受信機と、プロセッサと、送信機とを含む。受信機および送信機は、上述の方法に含まれ、および、UEによって送信される情報または命令を受信するために、基地局と端末装置との間の通信をサポートするように構成されている。プロセッサは、基地局が上述の方法における対応する機能を行うことを可能にするように構成されている。送信機は、上述の方法に含まれる情報または命令をUEに送信するために、基地局とUEとの間の通信をサポートするように構成されている。基地局はさらにメモリを含んでよい。メモリは、プロセッサに結合されるように構成され、基地局によって必要とされるプログラム命令およびデータを格納する。
従来技術と比較して、本発明において提供される解決策においては、端末装置は、基地局によって送信されたランダムアクセス設定情報を受信してもよく、ランダムアクセス設定情報は、基底周波数とN個の周波数ホッピング間隔とを含み、基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔にしたがってランダムアクセス信号をランダムアクセスチャネルを介して基地局に送信してもよい。つまり、シングル周波数ホッピング構造を有するランダムアクセスチャネルしかない従来技術とは異なり、本発明は、マルチ周波数ホッピング構造を有するランダムアクセスチャネルを提供する。実際の適用においては、従来技術において説明されたシングル周波数ホッピング構造を有するランダムアクセスチャネルと比較して、本発明において説明されるマルチ周波数ホッピング構造を有するランダムアクセスチャネルはより高い柔軟性を提供する。
従来技術におけるランダムアクセスの模式図である。 本発明の実施形態に係るネットワークシステムアーキテクチャの模式図である。 本発明の実施形態に係るデータ送信方法の実施形態の模式図である。 本発明の実施形態に係るシングルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るシングルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るシングルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るシングルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るシングルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るシングルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るシングルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るシングルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るデータ送信方法の別の実施形態の模式図である。 本発明の実施形態に係るデュアルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るデュアルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るデュアルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るデュアルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るデュアルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るデュアルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るデュアルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るデュアルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係る端末装置の実施形態の模式図である。 本発明の実施形態に係る端末装置の別の実施形態の模式図である。 本発明の実施形態に係る端末装置の別の実施形態の模式図である。 本発明の実施形態に係る端末装置の別の実施形態の模式図である。 本発明の実施形態に係る基地局の実施形態の模式図である。 本発明の実施形態に係る基地局の別の実施形態の模式図である。 本発明の実施形態に係る基地局の別の実施形態の模式図である。 本発明の実施形態に係る基地局の別の実施形態の模式図である。
本発明の実施形態は、データ送信方法、基地局および端末装置を提供し、その結果、カバレッジエリアおよび遅延推定値の精度の双方に対して考慮を与えることができる。
当業者に本発明における技術的解決策をより一層良好に理解させるため、以下、本発明の実施形態における技術的解決策を、本発明の実施形態における添付の図面を参照しつつ明確かつ完全に説明する。明らかに、記載された実施形態は本発明の実施形態のすべてというよりは一部にすぎない。本発明の実施形態に基づいて創作的な取り組みなしに当業者によって得られる他のすべての実施形態は本発明の保護範囲に含まれるべきである。
本発明の明細書、請求項および添付の図面においては、用語「第1の」、「第2の」、「第3の」、「第4の」等(存在する場合)は、類似の対象を区別することを意図したものであるが、必ずしも特定の順序や配列を表すわけではない。このようにして名称を付されたデータは適切な状況においては置き換え可能であり、したがってここに記載された実施形態はここに図示または記載された順序ではない他の順序で実装されることができることを理解すべきである。加えて、用語「を備える」、「を含む」およびそれらの派生形は、非排他的包含をカバーすることを意図しており、例えば、ステップまたはユニットのリストを含むプロセス、方法、システム、製品または装置は必ずしもそれらのステップまたはユニットに限定されるものではないが、明示的にリストに挙げられていない、またはそのようなプロセス、方法、システム、製品または装置に内在的な他のステップもしくはユニットを含んでいてもよい。
本発明は、主としてロングタームエボリューションLTEシステムまたはロングタームエボリューションアドバンストLTE−A(LTE Advanced)システムに適用される。加えて、本発明はまた、別の通信システムに適用されてもよいが、情報を送信することがあるエンティティと情報を受信することがある別のエンティティとが通信システム内に存在していることが条件である。
図2に示すように、基地局および端末装置1ないし端末装置6は通信システムを形成する。通信システムにおいては、基地局および端末装置1ないし端末装置6は、相互にデータを送信してもよい。加えて、端末装置4ないし端末装置6も、通信システムを形成する。通信システムにおいては、端末装置5は、端末装置4ないし端末装置6のうちの1つまたは複数の端末装置に情報を送信してもよい。
前述した背景技術の部分において説明のための一例としてLTEシステムが用いられているが、当業者は、本発明がLTEシステムに適用されるだけではなく、移動体通信向けグローバルシステム(Global System for Mobile Communication,GSM)、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications Systemc,UMTS)、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access,CDMA)システムまたは新たなネットワークシステムのような別の無線通信システムにも適用されることがあることを学ぶはずである。以下、一例としてLTEシステムを用いることにより具体的実施形態について説明する。
本発明のこの実施形態において言及される端末装置は、音声および/またはデータ接続をユーザに提供するデバイス、無線接続機能を有する携帯用機器または無線モデムに接続された別の処理装置であってもよい。無線端末は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network,RAN)を利用して1つまたは複数のコアネットワークと通信を行ってもよい。無線端末は、携帯電話(「セルラー」フォンともいう)およびモバイル端末を有するコンピュータなどのモバイル端末であってもよく、例えば、無線端末は、音声および/またはデータを無線アクセスネットワークとやりとりするポータブル、ポケットサイズ、携帯型、コンピュータ組み込み型または車載モバイル装置であってもよい。例えば、それは、パーソナル通信サービス(PCS,Personal Communication Service)フォン、コードレス電話セット、セッションイニシエーションプロトコル(SIP)フォン、ワイヤレスローカルループ(WLL,Wireless Local Loop)ステーションまたはパーソナルデジタルアシスタント(PDA,Personal Digital Assistant)のようなデバイスであってもよい。無線端末はまた、システム、加入者ユニット(Subscriber Unit)、加入者ステーション(Subscriber Station)、モバイルステーション(Mobile Station)、モバイル端末(Mobile)、リモートステーション(Remote Station)、アクセスポイント(Access Point)、リモート端末(Remote Terminal)、アクセス端末(Access Terminal)、ユーザ端末(User Terminal)、ユーザエージェント(User Agent)、ユーザデバイス(User Device)またはユーザ機器(User Equipment)とよばれてもよい。
複数の端末装置がアップリンクデータを基地局に同時に送信するとき、相互に干渉がもたらされることがある。この観点において、移動通信標準化機関3GPPは、RANにおけるナローバンドのモノのインターネットNB−IoTの対象を提案している(全体会議#69)。周波数分割多元接続SC−FDMA技術は、NB−IoTのアップリンクに用いられることを計画した。この技術においては、異なる端末装置のアップリンクデータが互いに干渉をもたらすことを回避するように基地局側に同時に到達することができることを確保するために、ユーザは、アップリンクデータを送信する前にランダムアクセス手順を行う必要がある。具体的には、ユーザは、ランダムアクセスチャネルを介してランダムアクセス信号を送信する必要がある。
図2に示すように、端末装置1ないし端末装置6は各々、アップリンクデータを基地局に送信する必要がある。アップリンクデータを送信する前に、端末装置1ないし端末装置6は各々、ランダムアクセス手順を行う必要がある、つまり、端末装置1ないし端末装置6の各々がランダムアクセス信号を、ランダムアクセスチャネルを介して、基地局によって表されるランダムアクセス設定情報にしたがって送信する必要がある。基地局によって端末装置に送信されるランダムアクセス設定情報は、少なくとも2つの周波数ホッピング間隔があることを示す。
この実施形態においては、基地局は、単一のキャリアに基づいてランダムアクセス信号を送信するように端末装置に対して指示してもよい、または、複数のキャリアに基づいてランダムアクセス信号を送信するように端末装置に対して指示してもよい。以下、2つのケースについて別個に詳細に説明する。
I.基地局が、ランダムアクセス信号を単一のキャリアに基づいて送信するように端末装置に対して指示する。
図3を参照すると、本発明の実施形態におけるデータ送信方法の実施形態は、以下のステップを含む。
301.基地局が、ランダムアクセス設定情報を端末装置に送信する。
この実施形態においては、ランダムアクセス設定情報を生成した後で、基地局は、ランダムアクセス設定情報を端末装置に送信し、その結果、端末装置は、ランダムアクセス信号をランダムアクセス設定情報にしたがって送信する。
基地局がランダムアクセス設定情報をブロードキャストまたは個別シグナリングの方式で端末装置に送信してもよく、または、別の方式でランダムアクセス設定情報を端末装置に送信してもよいことが理解され得る。これはここでは具体的に限定されない。
ランダムアクセス設定情報は、ランダムアクセスチャネルと、基底周波数f0と、N個の周波数ホッピング間隔とを表すために用いられ、Nは2以上である。
実際の適用においては、上述のパラメータに加えて、ランダムアクセス設定情報はさらに、以下のパラメータの少なくとも1つを含んでもよい。
パラメータ1:ランダムアクセスチャネルフォーマット
パラメータ2:サブキャリアスペーシング
パラメータ3:基本タイムユニットThopの期間
パラメータ4:ランダムアクセスチャネルの総期間または基本タイムユニットThopの量、または、
パラメータ5:周波数ホッピングパターン情報。
ランダムアクセスチャネルフォーマットは、端末装置がランダムアクセス信号をシングル周波数ホッピング間隔の方式で、またはマルチ周波数ホッピング間隔の方式で送信するかを示すために用いられる。
ランダムアクセスチャネルフォーマットが端末装置がシングル周波数ホッピング間隔の方式においてランダムアクセス信号を送信することを表す場合、端末装置がランダムアクセス信号を送信する方式は既存の方式と同一であり、本発明のこの実施形態に関係する範囲内には入らないものであることに留意すべきである。
サブキャリアスペーシングΔfは、特定のランダムアクセスチャネルの基本パラメータにしたがって決定され、一般的には15KHzであり、または別の値、例えば、3.75KHzであってもよい。これはここでは具体的に限定されない。
基本タイムユニットThopの期間は、1つのタイムユニットの特定の期間を表すために用いられる。このパラメータはランダムアクセスチャネルの基本パラメータと関連しており、ここでは具体的に限定されない。
ランダムアクセスチャネルの総期間または基本タイムユニットThopの量は、端末装置がランダムアクセス信号を送信する必要がある特定の期間またはタイムユニットの特定の量を表すために用いられる。このパラメータは、ランダムアクセスチャネルの基本パラメータと関連しており、ここでは具体的に限定されない。
周波数ホッピングパターン情報は、端末装置がランダムアクセス信号を各タイムユニット内で送信するときに用いられる周波数を表すために用いられ、具体的には複数の形式におけるものであってもよい。
この実施形態においては、ランダムアクセス設定情報は、N個の周波数ホッピング間隔を複数の方式で示してもよく、例えば、ランダムアクセス設定情報は、N個の周波数ホッピング間隔の値を直接的に保持しており、または、N個の周波数の値と基底周波数の値との差分にしたがってN個の周波数ホッピング間隔を決定するためにN個の周波数の値を保持している。代替的には、N個の周波数ホッピング間隔は、別の方式で示されてもよい。これはここでは具体的に限定されない。
加えて、N個の周波数ホッピング間隔は特定の値であってもよく、または、特定の複数のサブキャリアスペーシングΔfであってもよい。具体的な形式はここでは限定されない。
本発明のこの実施形態の説明の便宜上、シングルキャリアおよびデュアル周波数ホッピング間隔がこの実施形態における説明のための例として用いられている。デュアル周波数ホッピング間隔は、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2であり、Δf1はΔf2未満である。
基底周波数f0、Δf1およびΔf2に基づいて、特定の周波数ホッピングパターン情報は複数の形式におけるものであってもよい。以下、説明のため幾つかの具体的な例を用いる。図4ないし図11は、8つの比較的共通の周波数ホッピングパターンを示している。
図4における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0+Δf2」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt3内で「f0+Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt4内で「f0+Δf1+Δf2」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図5における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0+Δf2」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt3内で「f0−Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt4内で「f0+Δf2−Δf1」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図6における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0−Δf2」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt3内で「f0+Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt4内で「f0+Δf1−Δf2」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図7における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0−Δf2」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt3内で「f0−Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt4内で「f0−Δf1−Δf2」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図8における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0+Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt3内で「f0+Δf1+Δf2」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt4内で「f0+Δf2」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図9における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0+Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt3内で「f0+Δf1−Δf2」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt4内で「f0−Δf2」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図10における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0−Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt3内で「f0+Δf2−Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt4内で「f0+Δf2」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図11における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0−Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt3内で「f0−Δf1−Δf2」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt4内で「f0−Δf2」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
上述した8つの周波数ホッピングパターンにおいては、t1、t2、t3およびt4は連続したタイムユニットであり、それにより、端末装置によって送信されるランダムアクセス信号は最短期間内においてΔf1およびΔf2を経験することがあり、その結果、Δf1およびΔf2の量は最大である。つまり、このようにして、各ランダムアクセス信号は、可能なかぎり2つの周波数ホッピング間隔を経験することを可能とされていてもよく、したがって、各周波数ホッピング間隔に対応する遅延の推定計算において用いられてもよく、これにより、ランダムアクセス信号の利用効率が改善される。タイムユニットt4の後の4つの連続したタイムユニットにおいては、t5およびt1内において用いられる周波数が同一であり、t6およびt2内において用いられる周波数が同一であり、t7およびt3内において用いられる周波数が同一であり、t8およびt4内において用いられる周波数が同一である。類推により、4つのタイムユニットは、ランダムアクセス信号を送信するための1サイクルとして用いられる。詳細はここでは説明しない。
代替的には、タイムユニットt4の後の4つの連続したタイムユニット内で用いられる周波数は、t1、t2、t3およびt4内において用いられる周波数と同一ではなくてもよいことに留意すべきである。これはここでは具体的に限定されない。
実際の適用においては、代替的には、t1、t2、t3およびt4は離散的なタイムユニットに設定されてもよく、または、より多いまたはより少ないタイムユニットが含まれてもよいが、端末装置がf0、Δf1およびΔf2にしたがってランダムアクセス信号を送信することができることが条件であることが理解され得る。これはここでは具体的に限定されない。
上述の8つの周波数ホッピングパターンに加えて、実際の適用においては、より多くの周波数ホッピングパターンがさらに設計されてもよいが、端末装置がf0、Δf1およびΔf2にしたがってランダムアクセス信号を送信することができることが条件であることに留意すべきである。これはここでは具体的に限定されない。
302.端末装置は、ランダムアクセス信号を基地局に送信する。
この実施形態においては、基地局により送信されるランダムアクセス設定情報を受信した後で、端末装置は、基底周波数f0、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2を読み取ってもよく、ステップ301において説明したパラメータ1ないしパラメータ5をさらに学習してもよい。
端末装置は、ランダムアクセス設定情報によって表されるように、図4ないし図11における周波数ホッピングパターンのうちの1つにしたがって、ランダムアクセス信号を基地局に送信してもよい。
303.基地局が、端末装置によって送信されたランダムアクセス信号にしたがって対象ランダムアクセス信号を決定する。
ランダムアクセス信号を端末装置から受信した後で、基地局は、Δf1およびΔf2にしたがって、ランダムアクセス信号のうちの対象ランダムアクセス信号を決定してもよい。
少なくとも3つの対象ランダムアクセス信号が必要とされることに留意すべきである。本発明のこの実施形態において提供される技術的解決策をよりよく説明するために、以下では、4つの対象ランダムアクセス信号を説明のための例として利用する。対象ランダムアクセス信号は、第1のランダムアクセス信号と、第2のランダムアクセス信号と、第3のランダムアクセス信号と、第4のランダムアクセス信号とを含む。
第1のランダムアクセス信号を送信するために端末装置によって用いられる周波数と第2のランダムアクセス信号を送信するために端末装置によって用いられる周波数との周波数ホッピング間隔はΔf1であり、第3のランダムアクセス信号を送信するために端末装置によって用いられる周波数と第4のランダムアクセス信号を送信するために端末装置によって用いられる周波数との周波数ホッピング間隔はΔf2である。
第2のランダムアクセス信号および第3のランダムアクセス信号は、同一のランダムアクセス信号であってもよく、または、異なるランダムアクセス信号であってもよいことが理解されてもよい。これはここでは具体的に限定されない。
つまり、対象ランダムアクセス信号を選択するときに、基地局は、ランダムアクセス信号を送信するために端末装置によって用いられる周波数の間の差分、つまり周波数ホッピング間隔を考慮する必要があり、Δf1およびΔf2にしたがって対象ランダムアクセス信号を決定する必要がある。
この実施形態においては、基地局は、端末装置によって用いられる周波数ホッピングパターンをまず決定し、次に、Δf1およびΔf2にしたがって対象ランダムアクセス信号を決定してもよい。以下では説明のため幾つかの例を用いる。
端末装置によって利用される周波数ホッピングパターンは、図4に示す周波数ホッピングパターンであると仮定する。この場合、基地局によって決定され得る対象ランダムアクセス信号は以下のとおりである。
第1のランダムアクセス信号は、周波数「f0+Δf1」でのランダムアクセス信号であり、
第2のランダムアクセス信号は、周波数f0でのランダムアクセス信号であり、
第3のランダムアクセス信号は、また、周波数f0でのランダムアクセス信号であり、
第4のランダムアクセス信号は、周波数「f0+Δf2」でのランダムアクセス信号であり、または、
第1のランダムアクセス信号は、周波数「f0+Δf1+Δf2」でのランダムアクセス信号であり、
第2のランダムアクセス信号は、周波数「f0+Δf2」でのランダムアクセス信号であり、
第3のランダムアクセス信号はまた、周波数「f0+Δf2」でのランダムアクセス信号であり、
第4のランダムアクセス信号は、周波数f0でのランダムアクセス信号である。
代替的には、より多くの決定方式があってもよいが、第1のランダムアクセス信号を送信するために端末装置によって用いられる周波数と、第2のランダムアクセス信号を送信するために端末装置によって用いられる周波数との間の周波数ホッピング間隔がΔf1であり、第3のランダムアクセス信号を送信するために端末装置によって用いられる周波数と第4のランダムアクセス信号を送信するために端末装置によって用いられる周波数との間の周波数ホッピング間隔がΔf2であることが条件である。これはここでは具体的に限定されない。
別の周波数ホッピングパターンにおいては、基地局が対象ランダムアクセス信号を決定する方式は類似したものである。詳細についてはここでは再度説明しない。
304.基地局が対象ランダムアクセス信号の間の位相差を取得する。
本発明のこの実施形態においては、基地局が、対象ランダムアクセス信号を決定した後で対象ランダムアクセス信号にしたがってランダムアクセス信号の間の位相差を決定してもよいということは、具体的には以下のとおりである。
基地局は、第1のランダムアクセス信号と第2のランダムアクセス信号との間の第1の位相差を決定してもよく、
基地局は、第3のランダムアクセス信号と第4のランダムアクセス信号との間の第2の位相差を決定してもよい。
305.基地局が位相差に対応する対象遅延推定値Tfinalを取得する。
本発明のこの実施形態においては、基地局が、第1の位相差と第2の位相差とを決定した後で2つの位相差にしたがう計算によって、対応する対象遅延推定値を取得してもよいということは、具体的には以下のとおりである。
基地局は、第1の位相差にしたがって、対応する第1の遅延推定値Tcoarseを決定し、
基地局は、第2の位相差にしたがって、対応する第2の遅延推定値Tfineを決定する。
具体的には、基地局は、θ=2π・Δf・Tを用いてランダムアクセス信号の遅延推定値を推定してもよく、θは位相差であり、θ∈[0,2π)であり、Tは遅延であり、Δfは周波数ホッピング間隔である。
計算によりTfineおよびTcoarseを取得した後で、基地局は、次式:
Figure 2018526938
および
Figure 2018526938
にしたがって対象遅延推定値Tfinalを計算する。Tstep=1/Δf2であり、Zは整数の集合である。
式(2)は、|Tcoarse−(Tfine+kTstep)|が最小化されたときのkの値を計算するために用いられる。
上述の式にしたがって対象遅延推定値を計算することに加えて、基地局は、TfineおよびTcoarseに基づいて、別の計算式にしたがって対象遅延推定値をさらに計算してもよいことに留意すべきである。これはここでは具体的に限定されない。
306.基地局が対象遅延推定値Tfinalにしたがって送信アドバンスXを決定する。
基地局は、対象遅延推定値Tfinalにしたがって送信アドバンスXを決定してもよい。送信アドバンスX=Tfinal/2であることに留意すべきであり、送信アドバンスXと対象遅延推定値Tfinalとの関係は別の関数によって表現されてもよいことに留意すべきである。これはここでは具体的に限定されない。
307.基地局が制御情報を端末装置に送信する。
基地局は、制御情報を端末装置に送信してもよい。送信アドバンスXにしたがってアップリンクデータを基地局に送信することを端末装置に対して指示するために、制御情報は決定された送信アドバンスXを含むことに留意すべきである。
308.端末装置が送信アドバンスXにしたがってアップリンクデータを送信する。
基地局によって送信された制御情報を受信した後で、端末装置は、送信アドバンスXに従ってアップリンクデータを基地局に送信してもよい。
本発明のこの実施形態においては、シングルキャリアおよびデュアル周波数ホッピング間隔が説明のための例として用いられている。端末装置は、基地局により送信されるランダムアクセス設定情報を受信してもよい。ランダムアクセス設定情報は、基底周波数f0と、周波数ホッピング間隔Δf1およびΔf2とを含む。ランダムアクセス設定情報は、周波数ホッピングパターン情報をさらに含んでおり、これは、端末装置がランダムアクセス信号を送信するときに用いられる特定の周波数を表すために用いられる。次に、端末は、上述の8つの周波数ホッピングパターンによって表されるように、ランダムアクセス信号をランダムアクセスチャネルを介して基地局に送信してもよい。本発明のこの実施形態については、実際の適用においては、ユーザはアップリンクデータを送信する前にランダムアクセス手順を行う必要がある。具体的には、ユーザは、ランダムアクセス信号をランダムアクセスチャネルを介して送信する必要がある。基地局側は、ランダムアクセス信号を受信し、信号の伝搬時間を推定する。次に、基地局は、タイミングアドバンスを有するアップリンクデータを送信することをユーザに対して要求するために、制御メッセージをユーザに送信する。この場合、送信アドバンスXは、対象遅延推定値Tfinalにしたがって基地局により取得され、対象遅延推定値Tfinalは、ランダムアクセス信号の間の位相差にしたがって基地局により取得される、つまり、基地局は、送信アドバンスを決定するために複数の位相差を用いることにより遅延推定値を計算してもよい。比較的大きな周波数ホッピング間隔は、遅延推定値の精度を改善し得るし、比較的小さな周波数ホッピング間隔は、基地局のカバレッジエリアを拡大し得る。したがって、この実施形態における複数の周波数ホッピング間隔の使用された態様においては、実際の適用においてカバレッジエリアと遅延推定値の精度との双方に対して考慮を与えることができる。
実際の適用においては、単一のキャリアを利用して、ランダムアクセス信号を送信することに加えて、端末装置は、ランダムアクセス信号をマルチキャリア方式でさらに送信してもよい。説明は以下のとおりである。
II.基地局が、複数のキャリアに基づいてランダムアクセス信号を送信することを端末装置に対して指示する。
図12を参照すると、本発明の実施形態におけるデータ送信方法の実施形態は、以下のステップを含む。
1201.基地局がランダムアクセス設定情報を端末装置に送信する。
この実施形態においては、ランダムアクセス設定情報におけるパラメータ1ないしパラメータ4は図3に示す実施形態におけるパラメータ1ないしパラメータ4と同一である。詳細についてはここでは再度説明しない。
デュアルキャリアおよびデュアル周波数ホッピング間隔は、この実施形態における説明のための例として用いられている。デュアル周波数ホッピング間隔は、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2であり、Δf1はΔf2未満である。
基底周波数f0、Δf1およびΔf2に基づいて、特定の周波数ホッピングパターン情報は、複数の形式におけるものであってもよい。以下では説明のため幾つかの具体例を用いる。図13ないし図20は、8つの比較的共通の周波数ホッピングパターンを示している。
図13における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0および「f0+Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0+Δf2」および「f0+Δf1+Δf2」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図14における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0および「f0+Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0−Δf2」および「f0+Δf1−Δf2」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図15における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0および「f0−Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0+Δf2−Δf1」および「f0+Δf2」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図16における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0および「f0−Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0−Δf2」および「f0−Δf2−Δf1」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図17における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0および「f0+Δf2」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0+Δf1」および「f0+Δf2+Δf1」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図18における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0および「f0−Δf2」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0+Δf1」および「f0+Δf1−Δf2」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図19における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0および「f0+Δf2」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0−Δf1」および「f0+Δf2−Δf1」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図20における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0および「f0−Δf2」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0−Δf1」および「f0−Δf2−Δf1」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
上述した8つの周波数ホッピングパターンにおいては、t1およびt2は連続したタイムユニットであり、その結果端末装置によって送信されるランダムアクセス信号は最短期間内にΔf1およびΔf2を経験することがあり、したがって、最大量のΔf1およびΔf2がある。つまり、このようにして、各ランダムアクセス信号は、可能なかぎり2つの周波数ホッピング間隔を経験することを可能とされてもよく、したがって、各周波数ホッピング間隔に対応する遅延の推定計算において用いられてもよく、これにより、ランダムアクセス信号の利用効率が改善される。
上述の8つの周波数ホッピングパターンに加えて、実際の適用においては、より多くの周波数ホッピングパターンがさらに設計されてもよいが、端末装置がf0、Δf1およびΔf2にしたがってランダムアクセス信号を送信できることが条件であることに留意すべきである。これはここでは具体的に限定されない。
実際の適用においては、代替的には、t1およびt2は、離散的なタイムユニットに設定されてもよいが、端末装置がf0、Δf1およびΔf2にしたがってランダムアクセス信号を送信できることが条件であることに留意すべきである。これはここでは具体的に限定されない。
1202.端末装置がランダムアクセス信号を基地局に送信する。
この実施形態においては、基地局により送信されるランダムアクセス設定情報を受信した後で、端末装置は、基底周波数f0、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2を読み取ってもよく、ステップ1201において説明したパラメータ1ないしパラメータ5をさらに学習してもよい。
端末装置は、ランダムアクセス設定情報に表されるように、図13ないし図20における周波数ホッピングパターンのいずれか1つにしたがって、ランダムアクセス信号を基地局に送信してもよい。
ステップ1203、ステップ1204、ステップ1205、ステップ1206、ステップ1207およびステップ1208はそれぞれ上述の実施形態におけるステップ303、ステップ304、ステップ305、ステップ306、ステップ307およびステップ308と類似する。詳細についてはここでは再度説明しない。
この実施形態と上述の実施形態との相違点は以下のとおりである。本発明のこの実施形態においては、デュアルキャリアおよびデュアル周波数ホッピング間隔が説明のための例として用いられる、つまり、端末装置は、1つのタイムユニット内で2つの異なる周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信してもよい。他方、この実施形態によってもたらされる有益な効果は、上述の実施形態によってもたらされるものと同じである。つまり、比較的大きな周波数ホッピング間隔が遅延推定値の精度を改善し得るし、比較的小さな周波数ホッピング間隔が基地局のカバレッジエリアを増大させ得る。したがって、この実施形態においてデュアルキャリアおよびデュアル周波数ホッピング間隔の用いられた方式においては、カバレッジエリアおよび遅延推定値の精度の双方に対して考慮を与えることができる。他方、デュアルキャリア方式が用いられるので、つまり、端末装置も1つのタイムユニット内で2つの異なる周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信してもよいので、本発明のこの実施形態において、上述の実施形態と比較したときにシステム全体のキャパシティが拡張される。
以上、本発明の実施形態におけるデータ送信方法について説明したが、以下では本発明の実施形態における端末装置について説明する。
I.基地局が、単一のキャリアに基づいてランダムアクセス信号を送信することを端末装置に対して指示する。
詳細については、図21を参照されたい。本発明の実施形態における端末装置の実施形態は、受信モジュール2101と、処理モジュール2102と、送信モジュール2103とを含む。
受信モジュール2101は、基地局により送信されるランダムアクセス設定情報を受信するように構成されている。
処理モジュール2102は、受信モジュール2101によって受信されたランダムアクセス設定情報にしたがって、ランダムアクセスチャネル、基底周波数f0、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2を決定するように構成され、第1の周波数ホッピング間隔Δf1は第2の周波数ホッピング間隔Δf2未満である。
受信モジュール2101によって受信されるランダムアクセス設定情報は、周波数ホッピングパターン情報をさらに含んでおり、周波数ホッピングパターン情報は、端末装置がランダムアクセス信号を各タイムユニット内で送信するときに用いられる周波数を表すために用いられる。
送信モジュール2103は、受信モジュール2101によって受信された周波数ホッピングパターン情報にしたがって、第1のタイムユニット内で第1の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第2のタイムユニット内で第2の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第3のタイムユニット内で第3の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第4のタイムユニット内で第4の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信するように構成されている。第1のタイムユニット、第2のタイムユニット、第3のタイムユニットおよび第4のタイムユニットは、連続的または離散的なタイムユニットである。第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数は、基底周波数f0、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2にしたがって決定される。第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数の具体的な値は、図4ないし図12に示すシングルキャリア周波数ホッピングパターンのいずれか1つによって表される値であってもよい。詳細についてはここでは再度説明しない。
受信モジュール2101はさらに、基地局によってフィードバックされる制御情報を受信するように構成され、制御情報は送信アドバンスを含み、送信アドバンスは遅延推定値にしたがって基地局により取得され、遅延推定値は、送信モジュール2103によって送信されるランダムアクセス信号の間の位相差、ならびに処理モジュール2102によって決定される基底周波数f0、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2にしたがって、基地局により決定される。
送信モジュール2103はさらに、受信モジュール2101によって受信された送信アドバンスにしたがって、アップリンクデータを送信するように構成されている。
図22を参照すると、受信モジュール2101に対応するエンティティ装置は受信機2201であり、処理モジュール2102に対応するエンティティ装置はプロセッサ2202であり、送信モジュールに対応するエンティティ装置は送信機2203である。
II.基地局が、ランダムアクセス信号を複数のキャリアに基づいて送信することを端末装置に対して指示する。
詳細については、図23を参照されたい。本発明の実施形態における端末装置の別の実施形態は、受信モジュール2301と、処理モジュール2302と、送信モジュール2303とを含む。
受信モジュール2301および処理モジュール2302はそれぞれ機能の点から受信モジュール2201および処理モジュール2202と類似のものである。詳細についてはここでは再度説明しない。
受信モジュール2301によって受信されるランダムアクセス設定情報は、
周波数ホッピングパターン情報をさらに含み、周波数ホッピングパターン情報は、端末装置がランダムアクセス信号を各タイムユニット内で送信するときに用いられる周波数を表すために用いられる。
送信モジュール2303は、受信モジュール2301によって受信された周波数ホッピングパターン情報にしたがって、第1のタイムユニット内で第1の周波数および第2の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第2のタイムユニット内で第3の周波数および第4の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信するように構成されている。第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットは、連続的または離散的なタイムユニットである。第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数は、基底周波数f0、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2にしたがって決定される。第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数の具体的な値は図13ないし図20に示すデュアルキャリア周波数ホッピングパターンのいずれか1つによって表される値であってもよい。詳細についてはここでは再度説明しない。
受信モジュール2301はさらに、基地局によってフィードバックされる制御情報を受信するように構成され、制御情報は送信アドバンスを含み、送信アドバンスは、遅延推定値にしたがって基地局によって取得され、遅延推定値は、送信モジュール2303によって送信されるランダムアクセス信号の位相差、ならびに処理モジュール2302によって決定される基底周波数f0、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2にしたがって、基地局によって決定される。
送信モジュール2303はさらに、受信モジュール2301によって受信された送信アドバンスにしたがってアップリンクデータを送信するように構成されている。
図24を参照すると、受信モジュール2301に対応するエンティティ装置は受信機2401であり、処理モジュール2302に対応するエンティティ装置はプロセッサ2402であり、送信モジュール2303に対応するエンティティ装置は送信機2403である。
以上、本発明の実施形態における端末装置について説明したが、以下、本発明の実施形態における基地局について説明する。
I.基地局が、単一のキャリアに基づいてランダムアクセス信号を送信することを端末装置に対して指示する。
図25を参照すると、本発明の実施形態における基地局の実施形態は、送信モジュール2501と、受信モジュール2503と、処理モジュール2502とを含む。
送信モジュール2501は、ランダムアクセス設定情報を端末装置に送信するように構成され、ランダムアクセス設定情報は、ランダムアクセスチャネル、基底周波数f0、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2を表すために用いられ、第1の周波数ホッピング間隔Δf1は第2の周波数ホッピング間隔Δf2未満である。
送信モジュール2501によって送信されるランダムアクセス設定情報は、
周波数ホッピングパターン情報をさらに含み、周波数ホッピングパターン情報は、第1のタイムユニット内で第1の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第2のタイムユニット内で第2の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第3のタイムユニット内で第3の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第4のタイムユニット内で第4の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。第1のタイムユニット、第2のタイムユニット、第3のタイムユニットおよび第4のタイムユニットは連続的または離散的なタイムユニットである。第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数は、基底周波数f0、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2にしたがって決定される。第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数の具体的な値は、図4ないし図12に示すシングルキャリア周波数ホッピングパターンのいずれか1つによって表される値であってもよい。詳細についてはここでは再度説明しない。
受信モジュール2503は、送信モジュール2501によって送信されるランダムアクセス設定情報によって表されるランダムアクセスチャネルを介して送信されるとともに、送信モジュール2501によって送信されたランダムアクセス設定情報によって表される、基底周波数f0と、第1の周波数ホッピング間隔Δf1と、第2の周波数ホッピング間隔Δf2とに従って端末装置によって送信されるランダムアクセス信号を受信するように構成されている。
処理モジュール2502は特に、
第1のランダムアクセス信号と、第2のランダムアクセス信号と、第3のランダムアクセス信号と、第4のランダムアクセス信号とを、対象ランダムアクセス信号として決定し、
受信モジュール2503によって受信される第1のランダムアクセス信号の周波数と、受信モジュール2503によって受信される第2のランダムアクセス信号の周波数との間の周波数ホッピング間隔は第1の周波数ホッピング間隔Δf1であり、
受信モジュール2503によって受信される第3のランダムアクセス信号の周波数と、受信モジュール2503によって受信される第4のランダムアクセス信号の周波数と、の間の周波数ホッピング間隔は第2の周波数ホッピング間隔Δf2であり、
受信モジュール2503によって受信される第2のランダムアクセス信号および受信モジュール2503によって受信される第3のランダムアクセス信号は同一のランダムアクセス信号または異なるランダムアクセス信号であり、
受信モジュール2503によって受信された第1のランダムアクセス信号と受信モジュール2503によって受信された第2のランダムアクセス信号との間の第1の位相差を決定し、かつ受信モジュール2503によって受信された第3のランダムアクセス信号と、受信モジュール2503によって受信された第4のランダムアクセス信号との間の第2の位相差を決定し、
第1の位相差にしたがって、対応する第1の遅延推定値Tcoarseを決定し、かつ第2の位相差にしたがって、対応する第2の遅延推定値Tfineを決定し、
次式:
Figure 2018526938
および
Figure 2018526938
にしたがって対象遅延推定値Tfinalを計算するように構成され、Tstep=1/Δf2であり、Zは整数の集合である。
図26を参照すると、送信モジュール2501に対応するエンティティ装置は送信機2601であり、受信モジュール2503に対応するエンティティ装置は受信機2603であり、処理モジュール2502に対応するエンティティ装置はプロセッサ2602である。
II.基地局が、複数のキャリアに基づいてランダムアクセス信号を送信することを端末装置に対して指示する。
図27を参照すると、本発明の実施形態における端末装置の別の実施形態は、送信モジュール2701と、受信モジュール2703と、処理モジュール2702とを含む。
送信モジュール2701は、ランダムアクセス設定情報を端末装置に送信するように構成され、ランダムアクセス設定情報は、ランダムアクセスチャネルと、基底周波数f0、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2を表すために用いられ、第1の周波数ホッピング間隔Δf1は第2の周波数ホッピング間隔Δf2未満である。
送信モジュール2701によって送信されるランダムアクセス設定情報は、
周波数ホッピングパターン情報をさらに含み、周波数ホッピングパターン情報は、第1のタイムユニット内で第1の周波数および第2の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第2のタイムユニット内で第3の周波数および第4の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットは連続的または離散的なタイムユニットである。第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数は、基底周波数f0、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2にしたがって決定される。第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数の具体的な値は、図13ないし図20に示すデュアルキャリア周波数ホッピングパターンのいずれか1つによって表される値であってもよい。詳細についてはここでは再度説明しない。
受信モジュール2703および処理モジュール2702はそれぞれ機能の点から受信モジュール2503および処理モジュール2502と類似する。詳細についてはここでは再度説明しない。
図28を参照すると、送信モジュール2701に対応するエンティティ装置は、送信機2801であり、受信モジュール2703に対応するエンティティ装置は受信機2803であり、処理モジュール2702に対応するエンティティ装置はプロセッサ2802である。
便宜的かつ簡潔な説明の目的で、上述のシステム、装置およびユニットの詳細な動作プロセスについては、上述の方法の実施形態における対応するプロセスが参照されてもよいことは当業者によって明確に理解されることがあり、ここでは再度説明しない。
本出願において提供される幾つかの実施形態においては、開示されたシステム、装置および方法が他の方式において実装されてもよいことが理解されるべきである。例えば、記載された装置の実施形態は単なる例である。例えば、ユニット区分は、単なる論理的機能の区分であり、実際の実装においては他の区分であってもよい。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントが組み合わされまたは別のシステムに統合されてもよく、または、いくつかの特徴は無視されもしくは行われなくてもよい。加えて、表示されたまたは論じられた相互結合もしくは直接的結合または通信接続は、いくつかのインタフェースを利用して実装されてもよい。装置またはユニット間の間接的結合または通信接続は、電子的、機械的または他の形式において実装されてもよい。
別個のパーツとして記載されているユニットは、物理的に別個のものであってもなくてもよく、ユニットとして表示されるパーツは、物理ユニットであってもなくてもよく、1つの位置に配置されていてもよく、複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。ユニットの一部または全部が、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要求に応じて選択されてもよい。
加えて、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、または、ユニットの各々が物理的に単独で存在していてもよく、または、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。統合されたユニットはハードウェアの形態で実装されてもよく、または、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。
統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装されかつ独立の製品として販売または使用されるとき、統合されたユニットはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されてもよい。そのような理解に基づいて、本発明の技術的解決策は本質的に、または先行技術に寄与する部分、または技術的解決策の全てもしくは一部は、ソフトウェア製品の形態で実装されてもよい。ソフトウェア製品は記憶媒体に格納され、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワーク装置であってもよい)に対して本発明の実施形態に記載された方法のステップの全部またはいくつかを実行するよう指示するためのいくつかの命令を含む。前述した記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリーメモリ(ROM,Read−Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM,Random Access Memory)、磁気ディスク、または光ディスクのようなプログラムコードを格納可能な任意の媒体を含む。
上述の実施形態は単に本発明の技術的解決策を説明することを意図しており、本発明を限定するためのものではない。本発明は上述の実施形態を参照して詳細に説明されたが、当業者は、本発明の実施形態の技術的解決策の趣旨および範囲を逸脱することなく、依然として上述の実施形態において記載された技術的解決策に対する変更をし、または、その技術的特徴の幾つかに対して等価的な置換を行ってもよいことを理解すべきである。
本発明は通信分野に関し、特にデータ送信方法、基地局および端末装置に関する。
モノのインターネットは認識、コンピューティング、実行および通信の具体的能力を有する様々なデバイスが物理的世界から情報を得るために配置されているネットワークであり、ネットワークは、人とモノとの間またはモノどうしの相互接続を実装するために、情報送信、調整および処理を実装するために利用される。簡潔にいうと、モノのインターネットは、人とモノとの間およびモノどうしの相互接続およびインターワーキングを実装することを意図している。モノのインターネットは、スマートグリッド、インテリジェント農業、インテリジェント輸送および環境モニタリングといった様々な分野に適用されることがある。
移動通信標準化機関3GPP(第三世代パートナーシッププロジェクト、3rd Generation Partnership Project)は、RANにおけるナローバンドのモノのインターネットNB−IoTの対象を提案している(全体会議#69)。シングルキャリア周波数分割多元接続SC−FDMA技術は、NB−IoTのアップリンクに用いられることを計画した。異なるユーザのアップリンクデータが互いに干渉をもたらすことを回避するように基地局側に同時に到達することができることを確保するには、ユーザは、アップリンクデータを送信する前にランダムアクセス手順を行う必要がある。具体的には、ユーザは、ランダムアクセスチャネルを介してランダムアクセス信号を送信する必要がある。
従来技術における、ランダムアクセスチャネルの構造が図1に示されている。ランダムアクセスチャネルにおいては、特定の期間がタイムユニットとして用いられ、2つの周波数f0およびf1が用いられる。端末装置は、各タイムユニット内で1つの周波数だけを用いてランダムアクセス信号を送信し、次の隣接するタイムユニット内では別の周波数を用いてランダムアクセス信号を送信する。つまり、既存のランダムアクセスチャネルには1つの周波数ホッピング間隔「f1−f0」だけが存在する。したがって、実際の適用においては多くの制約がある。
本発明の実施形態の第1の態様は、データ送信方法を提供する。
端末装置は、基地局によって送信されたランダムアクセス設定情報を受信してもよい。端末装置は、ランダムアクセス設定情報にしたがって、ランダムアクセスチャネルと、基底周波数と、N個の周波数ホッピング間隔とを決定し、Nは2以上である。端末装置は、基地局によって送信されるランダムアクセス設定情報を、ランダムアクセス信号を送信する前に毎回受信する必要がなくてよいが、代わりに、以前に受信したランダムアクセス設定情報を用いることが理解されてもよい。
ランダムアクセス設定情報における周波数ホッピング間隔は実際の使用に応じて決定されてもよいが、少なくとも2つの周波数ホッピング間隔が必要である。
基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔を学習した後で、端末装置は、基底周波数および周波数ホッピング間隔にしたがって、各ランダムアクセス信号を送信するときに用いる周波数を決定してもよく、その結果、端末装置は、周波数を用いることにより、ランダムアクセス信号をランダムアクセスチャネルを介して基地局に送信してもよい。
本発明のこの実施形態においては、端末装置は、各タイムユニット内で1つの周波数だけを用いることによりランダムアクセス信号を送信し、次の隣接するタイムユニット内で別の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信する。加えて、複数の周波数ホッピング間隔があり、つまり、端末装置は、基底周波数および複数の周波数ホッピング間隔にしたがってランダムアクセス信号を送信してもよい。実際の適用においては、柔軟性が比較的高い。
可能な設計においては、端末装置は、ランダムアクセス信号をシングルキャリア方式で送信してもよい。この方式においては、ランダムアクセス設定情報はさらに、
周波数ホッピングパターン情報を含んでいてもよく、周波数ホッピングパターン情報は、端末装置がランダムアクセス信号を各タイムユニット内で送信するときに用いられる周波数を表すために用いられ、つまり、周波数ホッピングパターン情報は、ランダムアクセス信号を送信するために用いられる時間および周波数を端末装置に通知するために用いられる。
周波数ホッピングパターン情報にしたがって、端末装置は、第1のタイムユニット内で第1の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第2のタイムユニット内で第2の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第3のタイムユニット内で第3の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第4のタイムユニット内で第4の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信してもよい。
第1のタイムユニット、第2のタイムユニット、第3のタイムユニットおよび第4のタイムユニットは連続的または離散的なタイムユニットであってもよい。
第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数は、基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔にしたがって決定される。
可能な設計においては、基底周波数がf0のとき、N個の周波数ホッピング間隔は第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2を含み、第1の周波数ホッピング間隔Δf1は第2の周波数ホッピング間隔Δf2未満であり、
好ましくは、周波数ホッピングパターン情報によって表される第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数の値は特に、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf2」であり、第3の周波数は「f0+Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf1+Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf2」であり、第3の周波数は「f0−Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf2」であり、第3の周波数は「f0+Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf2」であり、第3の周波数は「f0−Δf1」であり、第4の周波数は「f0−Δf1−Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf1」であり、第3の周波数は「f0+Δf1+Δf2」であり、第4の周波数は「f0+Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf1」であり、第3の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、第4の周波数は「f0−Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf1」であり、第3の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf1」であり、第3の周波数は「f0−Δf1−Δf2」であり、第4の周波数は「f0−Δf2」であってよい。
任意選択的に、周波数ホッピングパターン情報によって表される第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数の値は、上述の内容において示された値に加えて、別のシングルキャリア周波数ホッピングパターンであってもよいが、端末装置が、f0、Δf1およびΔf2にしたがってランダムアクセス信号を送信することができることが条件である。詳細はここでは説明しない。
本発明のこの実施形態においては、f0、Δf1およびΔf2に基づいて、周波数ホッピングパターン情報は、シングルキャリアランダムアクセスチャネルを介して、複数の方式で、ランダムアクセス信号を送信することを端末装置に対して指示するのに用いられてもよい、つまり、ランダムアクセス信号を送信するための最適な周波数値を決定するための複数の選択肢が存在してもよく、それにより多様な解決策を拡充する。加えて、第1のタイムユニット、第2のタイムユニット、第3のタイムユニットおよび第4のタイムユニットが連続的なタイムユニットであるときに、端末装置によって送信されるランダムアクセス信号は、最短期間内においてΔf1およびΔf2を経験することがあり、その結果、Δf1およびΔf2の量は最大である、つまり、各ランダムアクセス信号は2つの周波数ホッピング間隔を経験することを可能とされてもよく、その結果、ランダムアクセス信号の利用効率は実際の適用において改善される。
可能な設計においては、端末装置は、マルチキャリア方式でランダムアクセス信号を送信してもよい。デュアルキャリア方式がここに例として用いられている。この方式においては、ランダムアクセス設定情報は、
周波数ホッピングパターン情報をさらに含んでよく、周波数ホッピングパターン情報は、端末装置がランダムアクセス信号を各タイムユニット内で送信するときに用いられる周波数を表すために用いられる。
周波数ホッピングパターン情報にしたがって、端末装置は、第1のタイムユニット内で第1の周波数および第2の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第2のタイムユニット内で第3の周波数および第4の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信する。
第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットは連続的または離散的なタイムユニットである。
第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数は、基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔にしたがって決定される。
可能な設計においては、基底周波数がf0のとき、N個の周波数ホッピング間隔は第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2を含み、第1の周波数ホッピング間隔Δf1は第2の周波数ホッピング間隔Δf2未満であり、
好ましくは、周波数ホッピングパターン情報によって表される第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数の値は特に、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf1」であり、第3の周波数は「f0+Δf2」であり、第4の周波数は「f0+Δf1+Δf2」であり、または、
第1の周波数は 0であり、第2の周波数は「f0+Δf1」であり、第3の周波数は「f0−Δf2」であり、第4の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf1」であり、第3の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf1」であり、第3の周波数は「f0−Δf2」であり、第4の周波数は「f0−Δf2−Δf1」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf2」であり、第3の周波数は「f0+Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf2+Δf1」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf2」であり、第3の周波数は「f0+Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf2」であり、第3の周波数は「f0−Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf2」であり、第3の周波数は「f0−Δf1」であり、第4の周波数は「f0−Δf2−Δf1」であってよい。
任意選択的に、周波数ホッピングパターン情報によって表される第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数の値は、上述の内容において示された値に加えて、別のデュアルキャリア周波数ホッピングパターンであってもよいが、端末装置が、f0、Δf1およびΔf2にしたがってランダムアクセス信号を送信することができることが条件である。詳細はここでは説明しない。
同様に、本発明の実施形態の第1の態様においては、f0、Δf1およびΔf2に基づいて、周波数ホッピングパターン情報は、ランダムアクセス信号をシングルキャリアランダムアクセスチャネルを介して送信することを端末装置に対して指示するために用いられてもよいだけでなく、ランダムアクセス信号をデュアルキャリアランダムアクセスチャネルを介して送信することを端末装置に対して指示するために用いられてもよい。第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットが連続的なタイムユニットであるときに、本発明の実施形態の第1の態様の第4の実装においては、端末装置によって送信されるランダムアクセス信号は、最短期間内においてΔf1およびΔf2を経験することがあり、その結果、Δf1およびΔf2の量は最大である、つまり、各ランダムアクセス信号は2つの周波数ホッピング間隔を経験することを可能とされてもよく、その結果、ランダムアクセス信号の利用効率は改善される。
可能な設計においては、基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔にしたがってランダムアクセス信号をランダムアクセスチャネルを介して基地局に送信した後で、端末装置は、基地局によってフィードバックされる制御情報をさらに受信してもよく、制御情報は送信アドバンスを含み、送信アドバンスは遅延推定値にしたがって基地局によって取得され、遅延推定値はランダムアクセス信号の間の位相差およびN個の周波数ホッピング間隔にしたがって基地局によって取得され、次に、端末装置は、送信アドバンスにしたがってアップリンクデータを送信する。
本発明のこの実施形態について、実際の適用においては、ユーザはアップリンクデータを送信する前にランダムアクセス手順を行う必要がある。具体的には、ユーザは、ランダムアクセス信号をランダムアクセスチャネルを介して送信する必要がある。基地局側は、ランダムアクセス信号を受信し、信号の伝搬時間を推定する。次に、基地局は、タイミングアドバンスを有するアップリンクデータを送信することをユーザに対して要求するために、制御情報をユーザに送信する。この場合、送信アドバンスは遅延推定値にしたがって基地局によって取得され、また、遅延推定値はランダムアクセス信号の間の位相差およびN個の周波数ホッピング間隔にしたがって基地局によって取得されるので、基地局は、送信アドバンスを決定するために、複数の位相差を用いることにより遅延推定値を計算してもよい。比較的大きな周波数ホッピング間隔が遅延推定値の精度を改善することがあり、また、比較的小さな周波数ホッピング間隔が基地局のカバレッジエリアを拡大させることがあるので、複数の周波数ホッピング間隔の方式がこの実施形態において用いられ、その結果実際の適用においては、カバレッジエリアおよび遅延推定値の精度の双方に対して考慮を与えることができる。
可能な設計においては、端末装置は、基地局によって送信されるランダムアクセス設定情報をブロードキャストまたは個別シグナリングの方式で受信してもよい。
本発明のこの実施形態においては、基地局は、複数のチャネルを利用することによりランダムアクセス設定情報を端末装置に送信してもよく、例えば、基地局は、ランダムアクセス設定情報をブロードキャストまたは個別シグナリングの方式で送信し、または、基地局は、別の送信チャネルを用いることによりランダムアクセス設定情報を送信する、つまり、基地局は、実際の適用状況に応じて最適な送信チャネルを選択してもよい。
本発明の実施形態の第2の態様は、データ送信方法を提供する。
基地局がランダムアクセス設定情報を端末装置に送信する。ランダムアクセス設定情報は、ランダムアクセスチャネル、基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔を表すために用いられ、Nは2以上である、つまり、ランダムアクセス設定情報における周波数ホッピング間隔は、実際の適用状況に応じて決定されてもよいが、少なくとも2つの周波数ホッピング間隔がある。
本発明のこの実施形態においては、端末装置は各タイムユニット内で1つの周波数だけを用いることによりランダムアクセス信号を送信し、次の隣接するタイムユニット内で別の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信する。加えて、複数の周波数ホッピング間隔があり、つまり、端末装置は、基底周波数および複数の周波数ホッピング間隔にしたがってランダムアクセス信号を送信してもよい。実際の適用においては、柔軟性が比較的高い。
可能な設計においては、基地局は端末装置によってシングルキャリア方式で送信されるランダムアクセス信号を受信してもよい。この場合、ランダムアクセス設定情報は、
周波数ホッピングパターン情報をさらに含んでよく、周波数ホッピングパターン情報は、第1のタイムユニット内で第1の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第2のタイムユニット内で第2の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第3のタイムユニット内で第3の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第4のタイムユニット内で第4の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信することを端末装置に対して指示するために用いられる、つまり、周波数ホッピングパターン情報は、ランダムアクセス信号を送信するために利用される時間および周波数を端末装置に通知するために用いられる。
第1のタイムユニット、第2のタイムユニット、第3のタイムユニットおよび第4のタイムユニットは連続的または離散的なタイムユニットである。
第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数は、基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔にしたがって決定される。
可能な設計においては、本発明の実施形態の第2の態様における第2の実装においては、基底周波数がf0のとき、N個の周波数ホッピング間隔は第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2を含み、第1の周波数ホッピング間隔Δf1は第2の周波数ホッピング間隔Δf2未満であり、
好ましくは、周波数ホッピングパターン情報によって表される第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数の値は特に、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf2」であり、第3の周波数は「f0+Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf1+Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf2」であり、第3の周波数は「f0−Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf2」であり、第3の周波数は「f0+Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf2」であり、第3の周波数は「f0−Δf1」であり、第4の周波数は「f0−Δf1−Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf1」であり、第3の周波数は「f0+Δf1+Δf2」であり、第4の周波数は「f0+Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf1」であり、第3の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、第4の周波数は「f0−Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf1」であり、第3の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf1」であり、第3の周波数は「f0−Δf1−Δf2」であり、第4の周波数は「f0−Δf2」であってよい。
任意選択的に、周波数ホッピングパターン情報によって表される第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数の値は、上述の内容において示された値に加えて、別のシングルキャリア周波数ホッピングパターンであってもよいが、端末装置が、f0、Δf1およびΔf2にしたがってランダムアクセス信号を送信することができることが条件である。詳細はここでは説明しない。
本発明のこの実施形態においては、f0、Δf1およびΔf2に基づいて、周波数ホッピングパターン情報は、ランダムアクセス信号を送信する複数の方式を表すために用いられてもよい、つまり、ランダムアクセス信号を送信するための最適な周波数値を決定するための複数の選択肢があってもよく、それにより多様な解決策を拡充する。加えて、第1のタイムユニット、第2のタイムユニット、第3のタイムユニットおよび第4のタイムユニットが連続的なタイムユニットであるときに、端末装置によって送信されるランダムアクセス信号はまた、最短期間内でΔf1およびΔf2を経験することがあり、その結果、Δf1およびΔf2の量は最大である、つまり、各ランダムアクセス信号は2つの周波数ホッピング間隔を経験することを可能とされることもあり、その結果、ランダムアクセス信号の利用効率は実際の適用において改善される。
可能な設計においては、基地局は、端末装置によってマルチキャリア方式で送信されるランダムアクセス信号を受信してもよい。デュアルキャリア方式がここに例として用いられている。この方式において、ランダムアクセス設定情報はさらに、
周波数ホッピングパターン情報を含んでよく、ホッピングパターン情報は、第1のタイムユニット内で第1の周波数および第2の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、かつ、第2のタイムユニット内で第3の周波数および第4の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信することを端末装置に対して指示するために用いられ、つまり、周波数ホッピングパターン情報は、ランダムアクセス信号を送信するために用いられる時間および周波数を端末装置に通知するために用いられる。
第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットは連続的または離散的なタイムユニットである。
第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数は、基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔にしたがって決定される。
可能な設計においては、基底周波数がf0のとき、N個の周波数ホッピング間隔は第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2を含み、第1の周波数ホッピング間隔Δf1は第2の周波数ホッピング間隔Δf2未満であり、
好ましくは、周波数ホッピングパターン情報によって表される第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数の値は特に、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf1」であり、第3の周波数は「f0+Δf2」であり、第4の周波数は「f0+Δf1+Δf2」であり、または、
第1の周波数は 0であり、第2の周波数は「f0+Δf1」であり、第3の周波数は「f0−Δf2」であり、第4の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf1」であり、第3の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf1」であり、第3の周波数は「f0−Δf2」であり、第4の周波数は「f0−Δf2−Δf1」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf2」であり、第3の周波数は「f0+Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf2+Δf1」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf2」であり、第3の周波数は「f0+Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0+Δf2」であり、第3の周波数は「f0−Δf1」であり、第4の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、または、
第1の周波数はf0であり、第2の周波数は「f0−Δf2」であり、第3の周波数は「f0−Δf1」であり、第4の周波数は「f0−Δf2−Δf1」であってよい。
任意選択的に、周波数ホッピングパターン情報によって表される第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数の値は、上述の内容において示された値に加えて、別のデュアルキャリア周波数ホッピングパターンであってもよいが、端末装置が、f0、Δf1およびΔf2にしたがってランダムアクセス信号を送信することができることが条件である。詳細はここでは説明しない。
可能な設計においては、端末装置によってランダムアクセスチャネルを介して基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔にしたがって送信されるランダムアクセス信号を受信した後で、基地局は、N個の周波数ホッピング間隔にしたがって少なくとも3つの対象ランダムアクセス信号をさらに決定してもよい。次に、基地局は決定された対象ランダムアクセス信号にしたがって対象ランダムアクセス信号の間の位相差を取得し、次に、位相差に対応する対象遅延推定値を取得し、次に、対象遅延推定値にしたがって送信アドバンスを決定し、最終的に制御情報を端末装置に送信する。制御情報は、送信アドバンスを含む。
本発明のこの実施形態について、実際の適用においては、複数の周波数ホッピング間隔の方式がこの実施形態において用いられており、結果としてカバレッジエリアおよび遅延推定値の精度の双方に対して考慮を与えることができる。
可能な設計においては、基地局がN個の周波数ホッピング間隔にしたがって少なくとも3つの対象ランダムアクセス信号を決定してもよいということは、特に以下のとおりである。
基地局は、第1のランダムアクセス信号、第2のランダムアクセス信号、第3のランダムアクセス信号および第4のランダムアクセス信号を対象ランダムアクセス信号として決定する。
基地局によって受信された第1のランダムアクセス信号の周波数と基地局によって受信された第2のランダムアクセス信号の周波数との間の周波数ホッピング間隔は、第1の周波数ホッピング間隔である。
基地局によって受信された第3のランダムアクセス信号の周波数と基地局によって受信された第4のランダムアクセス信号の周波数との間の周波数ホッピング間隔は、第2の周波数ホッピング間隔である。
第2のランダムアクセス信号および第3のランダムアクセス信号は同一のランダムアクセス信号または異なるランダムアクセス信号である。
可能な設計においては、基地局が決定された少なくとも3つの対象ランダムアクセス信号にしたがって対象ランダムアクセス信号の間の位相差を取得することは、特に以下のとおりである。
基地局は、第1のランダムアクセス信号と第2のランダムアクセス信号との間の第1の位相差を決定し、第3のランダムアクセス信号と第4のランダムアクセス信号との間の第2の位相差を決定する。
基地局が位相差に対応する対象遅延推定値を取得することは、特に以下のとおりである。
基地局は、第1の位相差にしたがって、対応する第1の遅延推定値Tcoarseを決定し、第2の位相差にしたがって、対応する第2の遅延推定値Tfineを決定する。
好ましくは、基地局は、対象遅延推定値Tfinalを、次式:
Figure 2018526938
および
Figure 2018526938
にしたがって計算してもよく、
step=1/Δf2であり、Zは整数の集合である。
任意選択的に、基地局は、別の式にしたがって、第1の遅延推定値および第2の遅延推定値に基づいて対象遅延推定値を計算してもよい。詳細はここでは説明しない。
本発明の実施形態の第3の態様は、端末装置を提供する。端末装置は、上述の方法の設計における端末装置の挙動を実装する機能を有する。機能はハードウェアによって実装されてもよく、または、対応するソフトウェアを実行することによりハードウェアによって実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、上述の機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアであってもよい。
可能な設計においては、端末装置の構造は、受信機と、送信機と、プロセッサとを含む。受信機は、基地局によって送信されるランダムアクセス設定情報を受信するように構成されている。プロセッサは、受信モジュールによって受信されたランダムアクセス設定情報にしたがって、ランダムアクセスチャネル、基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔を決定するように構成されており、Nは2以上である。送信機は、処理モジュールによって決定された基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔にしたがって、処理モジュールによって決定されたランダムアクセスチャネルを介して、ランダムアクセス信号を基地局に送信するように構成されている。
本発明の実施形態の第4の態様は、基地局を提供する。基地局は、上述の方法の設計における基地局の挙動を実装する機能を有する。機能はハードウェアによって実装されてもよく、または、対応するソフトウェアを実行することによりハードウェアによって実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、上述の機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。
可能な設計においては、基地局の構造は、受信機と、プロセッサと、送信機とを含む。受信機および送信機は、上述の方法に含まれ、および、UEによって送信される情報または命令を受信するために、基地局と端末装置との間の通信をサポートするように構成されている。プロセッサは、基地局が上述の方法における対応する機能を行うことを可能にするように構成されている。送信機は、上述の方法に含まれる情報または命令をUEに送信するために、基地局とUEとの間の通信をサポートするように構成されている。基地局はさらにメモリを含んでよい。メモリは、プロセッサに結合されるように構成され、基地局によって必要とされるプログラム命令およびデータを格納する。
従来技術と比較して、本発明において提供される解決策においては、端末装置は、基地局によって送信されたランダムアクセス設定情報を受信してもよく、ランダムアクセス設定情報は、基底周波数とN個の周波数ホッピング間隔とを含み、基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔にしたがってランダムアクセス信号をランダムアクセスチャネルを介して基地局に送信してもよい。つまり、シングル周波数ホッピング構造を有するランダムアクセスチャネルしかない従来技術とは異なり、本発明は、マルチ周波数ホッピング構造を有するランダムアクセスチャネルを提供する。実際の適用においては、従来技術において説明されたシングル周波数ホッピング構造を有するランダムアクセスチャネルと比較して、本発明において説明されるマルチ周波数ホッピング構造を有するランダムアクセスチャネルはより高い柔軟性を提供する。
従来技術におけるランダムアクセスの模式図である。 本発明の実施形態に係るネットワークシステムアーキテクチャの模式図である。 本発明の実施形態に係るデータ送信方法の実施形態の模式図である。 本発明の実施形態に係るシングルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るシングルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るシングルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るシングルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るシングルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るシングルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るシングルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るシングルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るデータ送信方法の別の実施形態の模式図である。 本発明の実施形態に係るデュアルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るデュアルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るデュアルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るデュアルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るデュアルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るデュアルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るデュアルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係るデュアルキャリア周波数ホッピングパターンの模式図である。 本発明の実施形態に係る端末装置の実施形態の模式図である。 本発明の実施形態に係る端末装置の別の実施形態の模式図である。 本発明の実施形態に係る端末装置の別の実施形態の模式図である。 本発明の実施形態に係る端末装置の別の実施形態の模式図である。 本発明の実施形態に係る基地局の実施形態の模式図である。 本発明の実施形態に係る基地局の別の実施形態の模式図である。 本発明の実施形態に係る基地局の別の実施形態の模式図である。 本発明の実施形態に係る基地局の別の実施形態の模式図である。
本発明の実施形態は、データ送信方法、基地局および端末装置を提供し、その結果、カバレッジエリアおよび遅延推定値の精度の双方に対して考慮を与えることができる。
当業者に本発明における技術的解決策をより一層良好に理解させるため、以下、本発明の実施形態における技術的解決策を、本発明の実施形態における添付の図面を参照しつつ明確かつ完全に説明する。明らかに、記載された実施形態は本発明の実施形態のすべてというよりは一部にすぎない。本発明の実施形態に基づいて創作的な取り組みなしに当業者によって得られる他のすべての実施形態は本発明の保護範囲に含まれるべきである。
本発明の明細書、請求項および添付の図面においては、用語「第1の」、「第2の」、「第3の」、「第4の」等(存在する場合)は、類似の対象を区別することを意図したものであるが、必ずしも特定の順序や配列を表すわけではない。このようにして名称を付されたデータは適切な状況においては置き換え可能であり、したがってここに記載された実施形態はここに図示または記載された順序ではない他の順序で実装されることができることを理解すべきである。加えて、用語「を備える」、「を含む」およびそれらの派生形は、非排他的包含をカバーすることを意図しており、例えば、ステップまたはユニットのリストを含むプロセス、方法、システム、製品または装置は必ずしもそれらのステップまたはユニットに限定されるものではないが、明示的にリストに挙げられていない、またはそのようなプロセス、方法、システム、製品または装置に内在的な他のステップもしくはユニットを含んでいてもよい。
本発明は、主としてロングタームエボリューションLTEシステムまたはロングタームエボリューションアドバンストLTE−A(LTE Advanced)システムに適用される。加えて、本発明はまた、別の通信システムに適用されてもよいが、情報を送信することがあるエンティティと情報を受信することがある別のエンティティとが通信システム内に存在していることが条件である。
図2に示すように、基地局および端末装置1ないし端末装置6は通信システムを形成する。通信システムにおいては、基地局および端末装置1ないし端末装置6は、相互にデータを送信してもよい。加えて、端末装置4ないし端末装置6も、通信システムを形成する。通信システムにおいては、端末装置5は、端末装置4ないし端末装置6のうちの1つまたは複数の端末装置に情報を送信してもよい。
前述した背景技術の部分において説明のための一例としてLTEシステムが用いられているが、当業者は、本発明がLTEシステムに適用されるだけではなく、移動体通信向けグローバルシステム(Global System for Mobile Communication,GSM)、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System,UMTS)、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access,CDMA)システムまたは新たなネットワークシステムのような別の無線通信システムにも適用されることがあることを学ぶはずである。以下、一例としてLTEシステムを用いることにより具体的実施形態について説明する。
本発明のこの実施形態において言及される端末装置は、音声および/またはデータ接続をユーザに提供するデバイス、無線接続機能を有する携帯用機器または無線モデムに接続された別の処理装置であってもよい。無線端末は、無線アクセスネットワーク(RAN)を利用して1つまたは複数のコアネットワークと通信を行ってもよい。無線端末は、携帯電話(「セルラー」フォンともいう)およびモバイル端末を有するコンピュータなどのモバイル端末であってもよく、例えば、無線端末は、音声および/またはデータを無線アクセスネットワークとやりとりするポータブル、ポケットサイズ、携帯型、コンピュータ組み込み型または車載モバイル装置であってもよい。例えば、それは、パーソナル通信サービス(PCS,Personal Communication Service)フォン、コードレス電話セット、セッションイニシエーションプロトコル(SIP)フォン、ワイヤレスローカルループ(WLL,Wireless Local Loop)ステーションまたはパーソナルデジタルアシスタント(PDA,Personal Digital Assistant)のようなデバイスであってもよい。無線端末はまた、システム、加入者ユニット(Subscriber Unit)、加入者ステーション(Subscriber Station)、モバイルステーション(Mobile Station)、モバイル端末(Mobile)、リモートステーション(Remote Station)、アクセスポイント(Access Point)、リモート端末(Remote Terminal)、アクセス端末(Access Terminal)、ユーザ端末(User Terminal)、ユーザエージェント(User Agent)、ユーザデバイス(User Device)またはユーザ機器(User Equipment)とよばれてもよい。
複数の端末装置がアップリンクデータを基地局に同時に送信するとき、相互に干渉がもたらされることがある。この観点において、移動通信標準化機関3GPPは、RANにおけるナローバンドのモノのインターネットNB−IoTの対象を提案している(全体会議#69)。周波数分割多元接続SC−FDMA技術は、NB−IoTのアップリンクに用いられることを計画した。この技術においては、異なる端末装置のアップリンクデータが互いに干渉をもたらすことを回避するように基地局側に同時に到達することができることを確保するために、ユーザは、アップリンクデータを送信する前にランダムアクセス手順を行う必要がある。具体的には、ユーザは、ランダムアクセスチャネルを介してランダムアクセス信号を送信する必要がある。
図2に示すように、端末装置1ないし端末装置6は各々、アップリンクデータを基地局に送信する必要がある。アップリンクデータを送信する前に、端末装置1ないし端末装置6は各々、ランダムアクセス手順を行う必要がある、つまり、端末装置1ないし端末装置6の各々がランダムアクセス信号を、ランダムアクセスチャネルを介して、基地局によって表されるランダムアクセス設定情報にしたがって送信する必要がある。基地局によって端末装置に送信されるランダムアクセス設定情報は、少なくとも2つの周波数ホッピング間隔があることを示す。
この実施形態においては、基地局は、単一のキャリアに基づいてランダムアクセス信号を送信するように端末装置に対して指示してもよい、または、複数のキャリアに基づいてランダムアクセス信号を送信するように端末装置に対して指示してもよい。以下、2つのケースについて別個に詳細に説明する。
I.基地局が、ランダムアクセス信号を単一のキャリアに基づいて送信するように端末装置に対して指示する。
図3を参照すると、本発明の実施形態におけるデータ送信方法の実施形態は、以下のステップを含む。
301.基地局が、ランダムアクセス設定情報を端末装置に送信する。
この実施形態においては、ランダムアクセス設定情報を生成した後で、基地局は、ランダムアクセス設定情報を端末装置に送信し、その結果、端末装置は、ランダムアクセス信号をランダムアクセス設定情報にしたがって送信する。
基地局がランダムアクセス設定情報をブロードキャストまたは個別シグナリングの方式で端末装置に送信してもよく、または、別の方式でランダムアクセス設定情報を端末装置に送信してもよいことが理解され得る。これはここでは具体的に限定されない。
ランダムアクセス設定情報は、ランダムアクセスチャネルと、基底周波数f0と、N個の周波数ホッピング間隔とを表すために用いられ、Nは2以上である。
実際の適用においては、上述のパラメータに加えて、ランダムアクセス設定情報はさらに、以下のパラメータの少なくとも1つを含んでもよい。
パラメータ1:ランダムアクセスチャネルフォーマット
パラメータ2:サブキャリアスペーシング
パラメータ3:基本タイムユニットThopの期間
パラメータ4:ランダムアクセスチャネルの総期間または基本タイムユニットThopの量、または、
パラメータ5:周波数ホッピングパターン情報。
ランダムアクセスチャネルフォーマットは、端末装置がランダムアクセス信号をシングル周波数ホッピング間隔の方式で、またはマルチ周波数ホッピング間隔の方式で送信するかを示すために用いられる。
ランダムアクセスチャネルフォーマットが端末装置がシングル周波数ホッピング間隔の方式においてランダムアクセス信号を送信することを表す場合、端末装置がランダムアクセス信号を送信する方式は既存の方式と同一であり、本発明のこの実施形態に関係する範囲内には入らないものであることに留意すべきである。
サブキャリアスペーシングΔfは、特定のランダムアクセスチャネルの基本パラメータにしたがって決定され、一般的には15KHzであり、または別の値、例えば、3.75KHzであってもよい。これはここでは具体的に限定されない。
基本タイムユニットThopの期間は、1つのタイムユニットの特定の期間を表すために用いられる。このパラメータはランダムアクセスチャネルの基本パラメータと関連しており、ここでは具体的に限定されない。
ランダムアクセスチャネルの総期間または基本タイムユニットThopの量は、端末装置がランダムアクセス信号を送信する必要がある特定の期間またはタイムユニットの特定の量を表すために用いられる。このパラメータは、ランダムアクセスチャネルの基本パラメータと関連しており、ここでは具体的に限定されない。
周波数ホッピングパターン情報は、端末装置がランダムアクセス信号を各タイムユニット内で送信するときに用いられる周波数を表すために用いられ、具体的には複数の形式におけるものであってもよい。
この実施形態においては、ランダムアクセス設定情報は、N個の周波数ホッピング間隔を複数の方式で示してもよく、例えば、ランダムアクセス設定情報は、N個の周波数ホッピング間隔の値を直接的に保持しており、または、N個の周波数の値と基底周波数の値との差分にしたがってN個の周波数ホッピング間隔を決定するためにN個の周波数の値を保持している。代替的には、N個の周波数ホッピング間隔は、別の方式で示されてもよい。これはここでは具体的に限定されない。
加えて、N個の周波数ホッピング間隔は特定の値であってもよく、または、特定の複数のサブキャリアスペーシングΔfであってもよい。具体的な形式はここでは限定されない。
本発明のこの実施形態の説明の便宜上、シングルキャリアおよびデュアル周波数ホッピング間隔がこの実施形態における説明のための例として用いられている。デュアル周波数ホッピング間隔は、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2であり、Δf1はΔf2未満である。
基底周波数f0、Δf1およびΔf2に基づいて、特定の周波数ホッピングパターン情報は複数の形式におけるものであってもよい。以下、説明のため幾つかの具体的な例を用いる。図4ないし図11は、8つの比較的共通の周波数ホッピングパターンを示している。
図4における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0+Δf2」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt3内で「f0+Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt4内で「f0+Δf1+Δf2」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図5における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0+Δf2」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt3内で「f0−Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt4内で「f0+Δf2−Δf1」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図6における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0−Δf2」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt3内で「f0+Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt4内で「f0+Δf1−Δf2」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図7における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0−Δf2」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt3内で「f0−Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt4内で「f0−Δf1−Δf2」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図8における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0+Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt3内で「f0+Δf1+Δf2」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt4内で「f0+Δf2」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図9における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0+Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt3内で「f0+Δf1−Δf2」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt4内で「f0−Δf2」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図10における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0−Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt3内で「f0+Δf2−Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt4内で「f0+Δf2」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図11における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0−Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt3内で「f0−Δf1−Δf2」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt4内で「f0−Δf2」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
上述した8つの周波数ホッピングパターンにおいては、t1、t2、t3およびt4は連続したタイムユニットであり、それにより、端末装置によって送信されるランダムアクセス信号は最短期間内においてΔf1およびΔf2を経験することがあり、その結果、Δf1およびΔf2の量は最大である。つまり、このようにして、各ランダムアクセス信号は、可能なかぎり2つの周波数ホッピング間隔を経験することを可能とされていてもよく、したがって、各周波数ホッピング間隔に対応する遅延の推定計算において用いられてもよく、これにより、ランダムアクセス信号の利用効率が改善される。タイムユニットt4の後の4つの連続したタイムユニットにおいては、t5およびt1内において用いられる周波数が同一であり、t6およびt2内において用いられる周波数が同一であり、t7およびt3内において用いられる周波数が同一であり、t8およびt4内において用いられる周波数が同一である。類推により、4つのタイムユニットは、ランダムアクセス信号を送信するための1サイクルとして用いられる。詳細はここでは説明しない。
代替的には、タイムユニットt4の後の4つの連続したタイムユニット内で用いられる周波数は、t1、t2、t3およびt4内において用いられる周波数と同一ではなくてもよいことに留意すべきである。これはここでは具体的に限定されない。
実際の適用においては、代替的には、t1、t2、t3およびt4は離散的なタイムユニットに設定されてもよく、または、より多いまたはより少ないタイムユニットが含まれてもよいが、端末装置がf0、Δf1およびΔf2にしたがってランダムアクセス信号を送信することができることが条件であることが理解され得る。これはここでは具体的に限定されない。
上述の8つの周波数ホッピングパターンに加えて、実際の適用においては、より多くの周波数ホッピングパターンがさらに設計されてもよいが、端末装置がf0、Δf1およびΔf2にしたがってランダムアクセス信号を送信することができることが条件であることに留意すべきである。これはここでは具体的に限定されない。
302.端末装置は、ランダムアクセス信号を基地局に送信する。
この実施形態においては、基地局により送信されるランダムアクセス設定情報を受信した後で、端末装置は、基底周波数f0、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2を読み取ってもよく、ステップ301において説明したパラメータ1ないしパラメータ5をさらに学習してもよい。
端末装置は、ランダムアクセス設定情報によって表されるように、図4ないし図11における周波数ホッピングパターンのうちのいずれか1つにしたがって、ランダムアクセス信号を基地局に送信してもよい。
303.基地局が、端末装置によって送信されたランダムアクセス信号にしたがって対象ランダムアクセス信号を決定する。
ランダムアクセス信号を端末装置から受信した後で、基地局は、Δf1およびΔf2にしたがって、ランダムアクセス信号のうちの対象ランダムアクセス信号を決定してもよい。
少なくとも3つの対象ランダムアクセス信号が必要とされることに留意すべきである。本発明のこの実施形態において提供される技術的解決策をよりよく説明するために、以下では、4つの対象ランダムアクセス信号を説明のための例として利用する。対象ランダムアクセス信号は、第1のランダムアクセス信号と、第2のランダムアクセス信号と、第3のランダムアクセス信号と、第4のランダムアクセス信号とを含む。
第1のランダムアクセス信号を送信するために端末装置によって用いられる周波数と第2のランダムアクセス信号を送信するために端末装置によって用いられる周波数との周波数ホッピング間隔はΔf1であり、第3のランダムアクセス信号を送信するために端末装置によって用いられる周波数と第4のランダムアクセス信号を送信するために端末装置によって用いられる周波数との周波数ホッピング間隔はΔf2である。
第2のランダムアクセス信号および第3のランダムアクセス信号は、同一のランダムアクセス信号であってもよく、または、異なるランダムアクセス信号であってもよいことが理解されてもよい。これはここでは具体的に限定されない。
つまり、対象ランダムアクセス信号を選択するときに、基地局は、ランダムアクセス信号を送信するために端末装置によって用いられる周波数の間の差分、つまり周波数ホッピング間隔を考慮する必要があり、Δf1およびΔf2にしたがって対象ランダムアクセス信号を決定する必要がある。
この実施形態においては、基地局は、端末装置によって用いられる周波数ホッピングパターンをまず決定し、次に、Δf1およびΔf2にしたがって対象ランダムアクセス信号を決定してもよい。以下では説明のため幾つかの例を用いる。
端末装置によって利用される周波数ホッピングパターンは、図4に示す周波数ホッピングパターンであると仮定する。この場合、基地局によって決定され得る対象ランダムアクセス信号は以下のとおりである。
第1のランダムアクセス信号は、周波数「f0+Δf1」でのランダムアクセス信号であり、
第2のランダムアクセス信号は、周波数f0でのランダムアクセス信号であり、
第3のランダムアクセス信号は、また、周波数f0でのランダムアクセス信号であり、
第4のランダムアクセス信号は、周波数「f0+Δf2」でのランダムアクセス信号であり、または、
第1のランダムアクセス信号は、周波数「f0+Δf1+Δf2」でのランダムアクセス信号であり、
第2のランダムアクセス信号は、周波数「f0+Δf2」でのランダムアクセス信号であり、
第3のランダムアクセス信号はまた、周波数「f0+Δf2」でのランダムアクセス信号であり、
第4のランダムアクセス信号は、周波数f0でのランダムアクセス信号である。
代替的には、より多くの決定方式があってもよいが、第1のランダムアクセス信号を送信するために端末装置によって用いられる周波数と、第2のランダムアクセス信号を送信するために端末装置によって用いられる周波数との間の周波数ホッピング間隔がΔf1であり、第3のランダムアクセス信号を送信するために端末装置によって用いられる周波数と第4のランダムアクセス信号を送信するために端末装置によって用いられる周波数との間の周波数ホッピング間隔がΔf2であることが条件である。これはここでは具体的に限定されない。
別の周波数ホッピングパターンにおいては、基地局が対象ランダムアクセス信号を決定する方式は類似したものである。詳細についてはここでは再度説明しない。
304.基地局が対象ランダムアクセス信号の間の位相差を取得する。
本発明のこの実施形態においては、基地局が、対象ランダムアクセス信号を決定した後で対象ランダムアクセス信号にしたがってランダムアクセス信号の間の位相差を決定してもよいということは、具体的には以下のとおりである。
基地局は、第1のランダムアクセス信号と第2のランダムアクセス信号との間の第1の位相差を決定してもよく、
基地局は、第3のランダムアクセス信号と第4のランダムアクセス信号との間の第2の位相差を決定してもよい。
305.基地局が位相差に対応する対象遅延推定値Tfinalを取得する。
本発明のこの実施形態においては、基地局が、第1の位相差と第2の位相差とを決定した後で2つの位相差にしたがう計算によって、対応する対象遅延推定値を取得してもよいということは、具体的には以下のとおりである。
基地局は、第1の位相差にしたがって、対応する第1の遅延推定値Tcoarseを決定し、
基地局は、第2の位相差にしたがって、対応する第2の遅延推定値Tfineを決定する。
具体的には、基地局は、θ=2π・Δf・Tを用いてランダムアクセス信号の遅延推定値を推定してもよく、θは位相差であり、θ∈[0,2π)であり、Tは遅延であり、Δfは周波数ホッピング間隔である。
計算によりTfineおよびTcoarseを取得した後で、基地局は、次式:
Figure 2018526938
および
Figure 2018526938
にしたがって対象遅延推定値Tfinalを計算する。Tstep=1/Δf2であり、Zは整数の集合である。
式(2)は、|Tcoarse−(Tfine+kTstep)|が最小化されたときのkの値を計算するために用いられる。
上述の式にしたがって対象遅延推定値を計算することに加えて、基地局は、TfineおよびTcoarseに基づいて、別の計算式にしたがって対象遅延推定値をさらに計算してもよいことに留意すべきである。これはここでは具体的に限定されない。
306.基地局が対象遅延推定値Tfinalにしたがって送信アドバンスXを決定する。
基地局は、対象遅延推定値Tfinalにしたがって送信アドバンスXを決定してもよい。送信アドバンスX=Tfinal/2であることに留意すべきであり、送信アドバンスXと対象遅延推定値Tfinalとの関係は別の関数によって表現されてもよいことに留意すべきである。これはここでは具体的に限定されない。
307.基地局が制御情報を端末装置に送信する。
基地局は、制御情報を端末装置に送信してもよい。送信アドバンスXにしたがってアップリンクデータを基地局に送信することを端末装置に対して指示するために、制御情報は決定された送信アドバンスXを含むことに留意すべきである。
308.端末装置が送信アドバンスXにしたがってアップリンクデータを送信する。
基地局によって送信された制御情報を受信した後で、端末装置は、送信アドバンスXに従ってアップリンクデータを基地局に送信してもよい。
本発明のこの実施形態においては、シングルキャリアおよびデュアル周波数ホッピング間隔が説明のための例として用いられている。端末装置は、基地局により送信されるランダムアクセス設定情報を受信してもよい。ランダムアクセス設定情報は、基底周波数f0と、周波数ホッピング間隔Δf1およびΔf2とを含む。ランダムアクセス設定情報は、周波数ホッピングパターン情報をさらに含んでおり、これは、端末装置がランダムアクセス信号を送信するときに用いられる特定の周波数を表すために用いられる。次に、端末は、上述の8つの周波数ホッピングパターンによって表されるように、ランダムアクセス信号をランダムアクセスチャネルを介して基地局に送信してもよい。本発明のこの実施形態については、実際の適用においては、ユーザはアップリンクデータを送信する前にランダムアクセス手順を行う必要がある。具体的には、ユーザは、ランダムアクセス信号をランダムアクセスチャネルを介して送信する必要がある。基地局側は、ランダムアクセス信号を受信し、信号の伝搬時間を推定する。次に、基地局は、タイミングアドバンスを有するアップリンクデータを送信することをユーザに対して要求するために、制御情報をユーザに送信する。この場合、送信アドバンスXは、対象遅延推定値Tfinalにしたがって基地局により取得され、対象遅延推定値Tfinalは、ランダムアクセス信号の間の位相差にしたがって基地局により取得される、つまり、基地局は、送信アドバンスを決定するために複数の位相差を用いることにより遅延推定値を計算してもよい。比較的大きな周波数ホッピング間隔は、遅延推定値の精度を改善し得るし、比較的小さな周波数ホッピング間隔は、基地局のカバレッジエリアを拡大し得る。したがって、この実施形態における複数の周波数ホッピング間隔の使用された態様においては、実際の適用においてカバレッジエリアと遅延推定値の精度との双方に対して考慮を与えることができる。
実際の適用においては、単一のキャリアを利用して、ランダムアクセス信号を送信することに加えて、端末装置は、ランダムアクセス信号をマルチキャリア方式でさらに送信してもよい。説明は以下のとおりである。
II.基地局が、複数のキャリアに基づいてランダムアクセス信号を送信することを端末装置に対して指示する。
図12を参照すると、本発明の実施形態におけるデータ送信方法の実施形態は、以下のステップを含む。
1201.基地局がランダムアクセス設定情報を端末装置に送信する。
この実施形態においては、ランダムアクセス設定情報におけるパラメータ1ないしパラメータ4は図3に示す実施形態におけるパラメータ1ないしパラメータ4と同一である。詳細についてはここでは再度説明しない。
デュアルキャリアおよびデュアル周波数ホッピング間隔は、この実施形態における説明のための例として用いられている。デュアル周波数ホッピング間隔は、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2であり、Δf1はΔf2未満である。
基底周波数f0、Δf1およびΔf2に基づいて、特定の周波数ホッピングパターン情報は、複数の形式におけるものであってもよい。以下では説明のため幾つかの具体例を用いる。図13ないし図20は、8つの比較的共通の周波数ホッピングパターンを示している。
図13における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0および「f0+Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0+Δf2」および「f0+Δf1+Δf2」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図14における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0および「f0+Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0−Δf2」および「f0+Δf1−Δf2」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図15における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0および「f0−Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0+Δf2−Δf1」および「f0+Δf2」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図16における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0および「f0−Δf1」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0−Δf2」および「f0−Δf2−Δf1」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図17における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0および「f0+Δf2」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0+Δf1」および「f0+Δf2+Δf1」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図18における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0および「f0−Δf2」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0+Δf1」および「f0+Δf1−Δf2」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図19における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0および「f0+Δf2」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0−Δf1」および「f0+Δf2−Δf1」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
図20における周波数ホッピングパターンは、ランダムアクセス信号をタイムユニットt1内でf0および「f0−Δf2」を用いることにより送信し、ランダムアクセス信号をタイムユニットt2内で「f0−Δf1」および「f0−Δf2−Δf1」を用いることにより送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。
上述した8つの周波数ホッピングパターンにおいては、t1およびt2は連続したタイムユニットであり、その結果端末装置によって送信されるランダムアクセス信号は最短期間内にΔf1およびΔf2を経験することがあり、したがって、最大量のΔf1およびΔf2がある。つまり、このようにして、各ランダムアクセス信号は、可能なかぎり2つの周波数ホッピング間隔を経験することを可能とされてもよく、したがって、各周波数ホッピング間隔に対応する遅延の推定計算において用いられてもよく、これにより、ランダムアクセス信号の利用効率が改善される。
上述の8つの周波数ホッピングパターンに加えて、実際の適用においては、より多くの周波数ホッピングパターンがさらに設計されてもよいが、端末装置がf0、Δf1およびΔf2にしたがってランダムアクセス信号を送信できることが条件であることに留意すべきである。これはここでは具体的に限定されない。
実際の適用においては、代替的には、t1およびt2は、離散的なタイムユニットに設定されてもよいが、端末装置がf0、Δf1およびΔf2にしたがってランダムアクセス信号を送信できることが条件であることに留意すべきである。これはここでは具体的に限定されない。
1202.端末装置がランダムアクセス信号を基地局に送信する。
この実施形態においては、基地局により送信されるランダムアクセス設定情報を受信した後で、端末装置は、基底周波数f0、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2を読み取ってもよく、ステップ1201において説明したパラメータ1ないしパラメータ5をさらに学習してもよい。
端末装置は、ランダムアクセス設定情報に表されるように、図13ないし図20における周波数ホッピングパターンのいずれか1つにしたがって、ランダムアクセス信号を基地局に送信してもよい。
ステップ1203、ステップ1204、ステップ1205、ステップ1206、ステップ1207およびステップ1208はそれぞれ上述の実施形態におけるステップ303、ステップ304、ステップ305、ステップ306、ステップ307およびステップ308と類似する。詳細についてはここでは再度説明しない。
この実施形態と上述の実施形態との相違点は以下のとおりである。本発明のこの実施形態においては、デュアルキャリアおよびデュアル周波数ホッピング間隔が説明のための例として用いられる、つまり、端末装置は、1つのタイムユニット内で2つの異なる周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信してもよい。他方、この実施形態によってもたらされる有益な効果は、上述の実施形態によってもたらされるものと同じである。つまり、比較的大きな周波数ホッピング間隔が遅延推定値の精度を改善し得るし、比較的小さな周波数ホッピング間隔が基地局のカバレッジエリアを増大させ得る。したがって、この実施形態においてデュアルキャリアおよびデュアル周波数ホッピング間隔の用いられた方式においては、カバレッジエリアおよび遅延推定値の精度の双方に対して考慮を与えることができる。他方、デュアルキャリア方式が用いられるので、つまり、端末装置も1つのタイムユニット内で2つの異なる周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信してもよいので、本発明のこの実施形態において、上述の実施形態と比較したときにシステム全体のキャパシティが拡張される。
以上、本発明の実施形態におけるデータ送信方法について説明したが、以下では本発明の実施形態における端末装置について説明する。
I.基地局が、単一のキャリアに基づいてランダムアクセス信号を送信することを端末装置に対して指示する。
詳細については、図21を参照されたい。本発明の実施形態における端末装置の実施形態は、受信モジュール2101と、処理モジュール2102と、送信モジュール2103とを含む。
受信モジュール2101は、基地局により送信されるランダムアクセス設定情報を受信するように構成されている。
処理モジュール2102は、受信モジュール2101によって受信されたランダムアクセス設定情報にしたがって、ランダムアクセスチャネル、基底周波数f0、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2を決定するように構成され、第1の周波数ホッピング間隔Δf1は第2の周波数ホッピング間隔Δf2未満である。
受信モジュール2101によって受信されるランダムアクセス設定情報は、周波数ホッピングパターン情報をさらに含んでおり、周波数ホッピングパターン情報は、端末装置がランダムアクセス信号を各タイムユニット内で送信するときに用いられる周波数を表すために用いられる。
送信モジュール2103は、受信モジュール2101によって受信された周波数ホッピングパターン情報にしたがって、第1のタイムユニット内で第1の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第2のタイムユニット内で第2の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第3のタイムユニット内で第3の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第4のタイムユニット内で第4の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信するように構成されている。第1のタイムユニット、第2のタイムユニット、第3のタイムユニットおよび第4のタイムユニットは、連続的または離散的なタイムユニットである。第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数は、基底周波数f0、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2にしたがって決定される。第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数の具体的な値は、図4ないし図12に示すシングルキャリア周波数ホッピングパターンのいずれか1つによって表される値であってもよい。詳細についてはここでは再度説明しない。
受信モジュール2101はさらに、基地局によってフィードバックされる制御情報を受信するように構成され、制御情報は送信アドバンスを含み、送信アドバンスは遅延推定値にしたがって基地局により取得され、遅延推定値は、送信モジュール2103によって送信されるランダムアクセス信号の間の位相差、ならびに処理モジュール2102によって決定される基底周波数f0、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2にしたがって、基地局により決定される。
送信モジュール2103はさらに、受信モジュール2101によって受信された送信アドバンスにしたがって、アップリンクデータを送信するように構成されている。
図22を参照すると、受信モジュール2101に対応するエンティティ装置は受信機2201であり、処理モジュール2102に対応するエンティティ装置はプロセッサ2202であり、送信モジュール2103に対応するエンティティ装置は送信機2203である。
II.基地局が、ランダムアクセス信号を複数のキャリアに基づいて送信することを端末装置に対して指示する。
詳細については、図23を参照されたい。本発明の実施形態における端末装置の別の実施形態は、受信モジュール2301と、処理モジュール2302と、送信モジュール2303とを含む。
受信モジュール2301および処理モジュール2302はそれぞれ機能の点から受信モジュール2201および処理モジュール2202と類似のものである。詳細についてはここでは再度説明しない。
受信モジュール2301によって受信されるランダムアクセス設定情報は、
周波数ホッピングパターン情報をさらに含み、周波数ホッピングパターン情報は、端末装置がランダムアクセス信号を各タイムユニット内で送信するときに用いられる周波数を表すために用いられる。
送信モジュール2303は、受信モジュール2301によって受信された周波数ホッピングパターン情報にしたがって、第1のタイムユニット内で第1の周波数および第2の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第2のタイムユニット内で第3の周波数および第4の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信するように構成されている。第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットは、連続的または離散的なタイムユニットである。第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数は、基底周波数f0、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2にしたがって決定される。第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数の具体的な値は図13ないし図20に示すデュアルキャリア周波数ホッピングパターンのいずれか1つによって表される値であってもよい。詳細についてはここでは再度説明しない。
受信モジュール2301はさらに、基地局によってフィードバックされる制御情報を受信するように構成され、制御情報は送信アドバンスを含み、送信アドバンスは、遅延推定値にしたがって基地局によって取得され、遅延推定値は、送信モジュール2303によって送信されるランダムアクセス信号の位相差、ならびに処理モジュール2302によって決定される基底周波数f0、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2にしたがって、基地局によって決定される。
送信モジュール2303はさらに、受信モジュール2301によって受信された送信アドバンスにしたがってアップリンクデータを送信するように構成されている。
図24を参照すると、受信モジュール2301に対応するエンティティ装置は受信機2401であり、処理モジュール2302に対応するエンティティ装置はプロセッサ2402であり、送信モジュール2303に対応するエンティティ装置は送信機2403である。
以上、本発明の実施形態における端末装置について説明したが、以下、本発明の実施形態における基地局について説明する。
I.基地局が、単一のキャリアに基づいてランダムアクセス信号を送信することを端末装置に対して指示する。
図25を参照すると、本発明の実施形態における基地局の実施形態は、送信モジュール2501と、受信モジュール2503と、処理モジュール2502とを含む。
送信モジュール2501は、ランダムアクセス設定情報を端末装置に送信するように構成され、ランダムアクセス設定情報は、ランダムアクセスチャネル、基底周波数f0、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2を表すために用いられ、第1の周波数ホッピング間隔Δf1は第2の周波数ホッピング間隔Δf2未満である。
送信モジュール2501によって送信されるランダムアクセス設定情報は、
周波数ホッピングパターン情報をさらに含み、周波数ホッピングパターン情報は、第1のタイムユニット内で第1の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第2のタイムユニット内で第2の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第3のタイムユニット内で第3の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第4のタイムユニット内で第4の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。第1のタイムユニット、第2のタイムユニット、第3のタイムユニットおよび第4のタイムユニットは連続的または離散的なタイムユニットである。第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数は、基底周波数f0、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2にしたがって決定される。第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数の具体的な値は、図4ないし図12に示すシングルキャリア周波数ホッピングパターンのいずれか1つによって表される値であってもよい。詳細についてはここでは再度説明しない。
受信モジュール2503は、送信モジュール2501によって送信されるランダムアクセス設定情報によって表されるランダムアクセスチャネルを介して送信されるとともに、送信モジュール2501によって送信されたランダムアクセス設定情報によって表される、基底周波数f0と、第1の周波数ホッピング間隔Δf1と、第2の周波数ホッピング間隔Δf2とに従って端末装置によって送信されるランダムアクセス信号を受信するように構成されている。
処理モジュール2502は特に、
第1のランダムアクセス信号と、第2のランダムアクセス信号と、第3のランダムアクセス信号と、第4のランダムアクセス信号とを、対象ランダムアクセス信号として決定し、
受信モジュール2503によって受信される第1のランダムアクセス信号の周波数と、受信モジュール2503によって受信される第2のランダムアクセス信号の周波数との間の周波数ホッピング間隔は第1の周波数ホッピング間隔Δf1であり、
受信モジュール2503によって受信される第3のランダムアクセス信号の周波数と、受信モジュール2503によって受信される第4のランダムアクセス信号の周波数と、の間の周波数ホッピング間隔は第2の周波数ホッピング間隔Δf2であり、
受信モジュール2503によって受信される第2のランダムアクセス信号および受信モジュール2503によって受信される第3のランダムアクセス信号は同一のランダムアクセス信号または異なるランダムアクセス信号であり、
受信モジュール2503によって受信された第1のランダムアクセス信号と受信モジュール2503によって受信された第2のランダムアクセス信号との間の第1の位相差を決定し、かつ受信モジュール2503によって受信された第3のランダムアクセス信号と、受信モジュール2503によって受信された第4のランダムアクセス信号との間の第2の位相差を決定し、
第1の位相差にしたがって、対応する第1の遅延推定値Tcoarseを決定し、かつ第2の位相差にしたがって、対応する第2の遅延推定値Tfineを決定し、
次式:
Figure 2018526938
および
Figure 2018526938
にしたがって対象遅延推定値Tfinalを計算するように構成され、Tstep=1/Δf2であり、Zは整数の集合である。
図26を参照すると、送信モジュール2501に対応するエンティティ装置は送信機2601であり、受信モジュール2503に対応するエンティティ装置は受信機2603であり、処理モジュール2502に対応するエンティティ装置はプロセッサ2602である。
II.基地局が、複数のキャリアに基づいてランダムアクセス信号を送信することを端末装置に対して指示する。
図27を参照すると、本発明の実施形態における基地局の別の実施形態は、送信モジュール2701と、受信モジュール2703と、処理モジュール2702とを含む。
送信モジュール2701は、ランダムアクセス設定情報を端末装置に送信するように構成され、ランダムアクセス設定情報は、ランダムアクセスチャネルと、基底周波数f0、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2を表すために用いられ、第1の周波数ホッピング間隔Δf1は第2の周波数ホッピング間隔Δf2未満である。
送信モジュール2701によって送信されるランダムアクセス設定情報は、
周波数ホッピングパターン情報をさらに含み、周波数ホッピングパターン情報は、第1のタイムユニット内で第1の周波数および第2の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第2のタイムユニット内で第3の周波数および第4の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信することを端末装置に対して指示するために用いられる。第1のタイムユニットおよび第2のタイムユニットは連続的または離散的なタイムユニットである。第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数は、基底周波数f0、第1の周波数ホッピング間隔Δf1および第2の周波数ホッピング間隔Δf2にしたがって決定される。第1の周波数、第2の周波数、第3の周波数および第4の周波数の具体的な値は、図13ないし図20に示すデュアルキャリア周波数ホッピングパターンのいずれか1つによって表される値であってもよい。詳細についてはここでは再度説明しない。
受信モジュール2703および処理モジュール2702はそれぞれ機能の点から受信モジュール2503および処理モジュール2502と類似する。詳細についてはここでは再度説明しない。
図28を参照すると、送信モジュール2701に対応するエンティティ装置は、送信機2801であり、受信モジュール2703に対応するエンティティ装置は受信機2803であり、処理モジュール2702に対応するエンティティ装置はプロセッサ2802である。
便宜的かつ簡潔な説明の目的で、上述のシステム、装置およびユニットの詳細な動作プロセスについては、上述の方法の実施形態における対応するプロセスが参照されてもよいことは当業者によって明確に理解されることがあり、ここでは再度説明しない。
本出願において提供される幾つかの実施形態においては、開示されたシステム、装置および方法が他の方式において実装されてもよいことが理解されるべきである。例えば、記載された装置の実施形態は単なる例である。例えば、ユニット区分は、単なる論理的機能の区分であり、実際の実装においては他の区分であってもよい。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントが組み合わされまたは別のシステムに統合されてもよく、または、いくつかの特徴は無視されもしくは行われなくてもよい。加えて、表示されたまたは論じられた相互結合もしくは直接的結合または通信接続は、いくつかのインタフェースを利用して実装されてもよい。装置またはユニット間の間接的結合または通信接続は、電子的、機械的または他の形式において実装されてもよい。
別個のパーツとして記載されているユニットは、物理的に別個のものであってもなくてもよく、ユニットとして表示されるパーツは、物理ユニットであってもなくてもよく、1つの位置に配置されていてもよく、複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。ユニットの一部または全部が、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要求に応じて選択されてもよい。
加えて、本発明の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、または、ユニットの各々が物理的に単独で存在していてもよく、または、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。統合されたユニットはハードウェアの形態で実装されてもよく、または、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。
統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装されかつ独立の製品として販売または使用されるとき、統合されたユニットはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されてもよい。そのような理解に基づいて、本発明の技術的解決策は本質的に、または先行技術に寄与する部分、または技術的解決策の全てもしくは一部は、ソフトウェア製品の形態で実装されてもよい。ソフトウェア製品は記憶媒体に格納され、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワーク装置であってもよい)に対して本発明の実施形態に記載された方法のステップの全部またはいくつかを実行するよう指示するためのいくつかの命令を含む。前述した記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリーメモリ(ROM,Read−Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM,Random Access Memory)、磁気ディスク、または光ディスクのようなプログラムコードを格納可能な任意の媒体を含む。
上述の実施形態は単に本発明の技術的解決策を説明することを意図しており、本発明を限定するためのものではない。本発明は上述の実施形態を参照して詳細に説明されたが、当業者は、本発明の実施形態の技術的解決策の範囲を逸脱することなく、依然として上述の実施形態において記載された技術的解決策に対する変更をし、または、その技術的特徴の幾つかに対して等価的な置換を行ってもよいことを理解すべきである。

Claims (28)

  1. 端末装置によって、基地局により送信されるランダムアクセス設定情報を受信するステップと、
    前記端末装置によって、前記ランダムアクセス設定情報にしたがって、ランダムアクセスチャネル、基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔を決定するステップであって、Nは2以上である、ステップと、
    前記端末装置によって、前記基底周波数および前記N個の周波数ホッピング間隔にしたがって、ランダムアクセス信号を、前記ランダムアクセスチャネルを介して、前記基地局に送信するステップと、
    を含むデータ送信方法。
  2. 前記ランダムアクセス設定情報は、
    周波数ホッピングパターン情報をさらに含み、前記周波数ホッピングパターン情報は、前記端末装置がランダムアクセス信号を各タイムユニット内で送信するときに用いられる周波数を表すために用いられ、
    前記端末装置によって、前記基底周波数および前記N個の周波数ホッピング間隔にしたがって、ランダムアクセス信号を、前記ランダムアクセスチャネルを介して、前記基地局に送信する前記ステップが、
    前記端末装置によって、前記周波数ホッピングパターン情報にしたがって、第1のタイムユニット内で第1の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信すること、第2のタイムユニット内で第2の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信すること、第3のタイムユニット内で第3の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信すること、および第4のタイムユニット内で第4の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信することを含み、
    前記第1のタイムユニット、前記第2のタイムユニット、前記第3のタイムユニットおよび前記第4のタイムユニットは連続的または離散的なタイムユニットであり、
    前記第1の周波数、前記第2の周波数、前記第3の周波数および前記第4の周波数は、前記基底周波数および前記N個の周波数ホッピング間隔にしたがって決定される、
    請求項1に記載のデータ送信方法。
  3. 前記基底周波数がf0のとき、前記N個の周波数ホッピング間隔は第1の周波数ホッピング間隔Δf1と第2の周波数ホッピング間隔Δf2とを含み、前記第1の周波数ホッピング間隔Δf1は前記第2の周波数ホッピング間隔Δf2未満であり、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf1+Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0−Δf1−Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf1+Δf2」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、前記第4の周波数は「f0−Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf1−Δf2」であり、前記第4の周波数は「f0−Δf2」である、
    請求項2に記載のデータ送信方法。
  4. 前記ランダムアクセス設定情報は、
    周波数ホッピングパターン情報をさらに含み、前記周波数ホッピングパターン情報は、前記端末装置がランダムアクセス信号を各タイムユニット内で送信するときに用いられる周波数を表すために用いられ、
    前記端末装置によって、前記基底周波数および前記N個の周波数ホッピング間隔にしたがって、ランダムアクセス信号を、前記ランダムアクセスチャネルを介して、前記基地局に送信する前記ステップが、
    前記端末装置によって、前記周波数ホッピングパターン情報にしたがって、第1のタイムユニット内で第1の周波数および第2の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信すること、および第2のタイムユニット内で第3の周波数および第4の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信することを含み、
    前記第1のタイムユニットおよび前記第2のタイムユニットは連続的または離散的なタイムユニットであり、
    前記第1の周波数、前記第2の周波数、前記第3の周波数および前記第4の周波数は、前記基底周波数および前記N個の周波数ホッピング間隔にしたがって決定される、
    請求項1に記載のデータ送信方法。
  5. 前記基底周波数がf0のとき、前記N個の周波数ホッピング間隔は第1の周波数ホッピング間隔Δf1と第2の周波数ホッピング間隔Δf2とを含み、前記第1の周波数ホッピング間隔Δf1は前記第2の周波数ホッピング間隔Δf2未満であり、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf2」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf1+Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数は0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf2」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf2」であり、前記第4の周波数は「f0−Δf2−Δf1」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf2+Δf1」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0−Δf2−Δf1」である、
    請求項4に記載のデータ送信方法。
  6. 前記端末装置によって、前記基底周波数および前記N個の周波数ホッピング間隔にしたがって、ランダムアクセス信号を、前記ランダムアクセスチャネルを介して、前記基地局に送信する前記ステップの後に、前記方法はさらに、
    前記端末装置によって、前記基地局によりフィードバックされる制御情報を受信するステップであって、前記制御情報は送信アドバンスを含み、前記送信アドバンスは、遅延推定値にしたがって前記基地局によって取得され、前記遅延推定値は、前記ランダムアクセス信号の間の位相差および前記N個の周波数ホッピング間隔にしたがって前記基地局によって取得される、ステップと、
    前記端末装置によって、前記送信アドバンスにしたがってアップリンクデータを送信するステップとを含む、
    請求項1ないし5のいずれか一項に記載のデータ送信方法。
  7. 端末装置によって、基地局により送信されるランダムアクセス設定情報を受信する前記ステップが、
    前記端末装置によって、前記基地局によりブロードキャストまたは個別シグナリングの方式で送信される前記ランダムアクセス設定情報を受信することを含む、
    請求項6に記載のデータ送信方法。
  8. 基地局によって、ランダムアクセス設定情報を端末装置に送信するステップであって、前記ランダムアクセス設定情報は、ランダムアクセスチャネル、基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔を表すために用いられ、Nは2以上である、ステップと、
    前記基地局によって、前記基底周波数および前記N個の周波数ホッピング間隔にしたがって、前記ランダムアクセスチャネルを介して前記端末装置によって送信されるランダムアクセス信号を受信するステップと、
    を含むデータ送信方法。
  9. 前記ランダムアクセス設定情報は、
    周波数ホッピングパターン情報をさらに含み、前記周波数ホッピングパターン情報は、第1のタイムユニット内で第1の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信すること、第2のタイムユニット内で第2の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信すること、第3のタイムユニット内で第3の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信すること、および第4のタイムユニット内で第4の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信することを前記端末装置に対して指示するために用いられ、
    前記第1のタイムユニット、前記第2のタイムユニット、前記第3のタイムユニットおよび前記第4のタイムユニットは連続的または離散的なタイムユニットであり、
    前記第1の周波数、前記第2の周波数、前記第3の周波数および前記第4の周波数は、前記基底周波数および前記N個の周波数ホッピング間隔にしたがって決定される、
    請求項8に記載のデータ送信方法。
  10. 前記基底周波数がf0のとき、前記N個の周波数ホッピング間隔は第1の周波数ホッピング間隔Δf1と第2の周波数ホッピング間隔Δf2とを含み、前記第1の周波数ホッピング間隔Δf1は前記第2の周波数ホッピング間隔Δf2未満であり、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf1+Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0−Δf1−Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf1+Δf2」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、前記第4の周波数は「f0−Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf1−Δf2」であり、前記第4の周波数は「f0−Δf2」である、
    請求項9に記載のデータ送信方法。
  11. 前記ランダムアクセス設定情報はさらに、
    周波数ホッピングパターン情報を含み、前記周波数ホッピングパターン情報は、第1のタイムユニット内で第1の周波数および第2の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信すること、および第2のタイムユニット内で第3の周波数および第4の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信することを前記端末装置に対して指示するために用いられ、
    前記第1のタイムユニットおよび前記第2のタイムユニットは連続的または離散的なタイムユニットであり、
    前記第1の周波数、前記第2の周波数、前記第3の周波数および前記第4の周波数は、前記基底周波数および前記N個の周波数ホッピング間隔にしたがって決定される、
    請求項8に記載のデータ送信方法。
  12. 前記基底周波数がf0のとき、前記N個の周波数ホッピング間隔は第1の周波数ホッピング間隔Δf1と第2の周波数ホッピング間隔Δf2とを含み、前記第1の周波数ホッピング間隔Δf1は前記第2の周波数ホッピング間隔Δf2未満であり、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf2」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf1+Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf2」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf2」であり、前記第4の周波数は「f0−Δf2−Δf1」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf2+Δf1」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0−Δf2−Δf1」である、
    請求項11に記載のデータ送信方法。
  13. 前記基底周波数および前記N個の周波数ホッピング間隔にしたがって前記ランダムアクセスチャネルを介して前記端末装置によって送信されるランダムアクセス信号を前記基地局によって受信する前記ステップの後で、前記方法が、
    前記基地局によって、前記N個の周波数ホッピング間隔にしたがって少なくとも3つの対象ランダムアクセス信号を決定するステップと、
    前記基地局によって、前記決定された対象ランダムアクセス信号にしたがって、前記対象ランダムアクセス信号の間の位相差を取得するステップと、
    前記基地局によって、前記位相差に対応する対象遅延推定値を取得するステップと、
    前記基地局によって、前記対象遅延推定値にしたがって送信アドバンスを決定するステップと、
    前記基地局によって、制御情報を前記端末装置に送信するステップであって、前記制御情報は前記送信アドバンスを含むステップと、
    をさらに含む、請求項8ないし12のいずれか一項に記載のデータ送信方法。
  14. 前記基地局によって、前記N個の周波数ホッピング間隔にしたがって少なくとも3つの対象ランダムアクセス信号を決定する前記ステップが、
    前記基地局によって、第1ランダムアクセス信号、第2ランダムアクセス信号、第3ランダムアクセス信号および第4ランダムアクセス信号を前記対象ランダムアクセス信号として決定することを含み、
    前記基地局によって受信された前記第1ランダムアクセス信号の周波数と前記基地局によって受信された前記第2ランダムアクセス信号の周波数との間の周波数ホッピング間隔が前記第1の周波数ホッピング間隔であり、
    前記基地局によって受信された前記第3ランダムアクセス信号の周波数と前記基地局によって受信された前記第4ランダムアクセス信号の周波数との間の周波数ホッピング間隔が前記第2の周波数ホッピング間隔であり、
    前記第2ランダムアクセス信号および前記第3ランダムアクセス信号は同一のランダムアクセス信号または異なるランダムアクセス信号であり、
    前記基地局によって、前記決定された対象ランダムアクセス信号にしたがって、前記対象ランダムアクセス信号の間の位相差を取得する前記ステップが、
    前記基地局によって、前記第1ランダムアクセス信号と前記第2ランダムアクセス信号との間の第1位相差を決定することと、前記第3ランダムアクセス信号と前記第4ランダムアクセス信号との間の第2位相差を決定することとを含み、
    前記基地局によって、前記位相差に対応する対象遅延推定値を取得する前記ステップが、
    前記基地局によって、前記第1位相差にしたがって、対応する第1遅延推定値Tcoarseを決定することと、前記第2位相差にしたがって、対応する第2遅延推定値Tfineを決定することと、
    前記基地局によって、次式:
    Figure 2018526938
    および
    Figure 2018526938
    にしたがって、前記対象遅延推定値Tfinalを計算することと、を含み、Tstep=1/Δf2であり、Zは整数の集合である、請求項13に記載のデータ送信方法。
  15. 基地局によって送信されるランダムアクセス設定情報を受信するように構成された受信モジュールと、
    前記受信モジュールによって受信される前記ランダムアクセス設定情報にしたがって、ランダムアクセスチャネル、基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔を決定するように構成され、Nは2以上である、処理モジュールと、
    前記処理モジュールによって決定された前記基底周波数および前記N個の周波数ホッピング間隔にしたがって、ランダムアクセス信号を、前記処理モジュールによって決定された前記ランダムアクセスチャネルを介して、前記基地局に送信するように構成された送信モジュールと、
    を備えた端末装置。
  16. 前記受信モジュールによって受信される前記ランダムアクセス設定情報は、
    周波数ホッピングパターン情報をさらに含み、前記周波数ホッピングパターン情報は、前記端末装置がランダムアクセス信号を各タイムユニット内で送信するときに用いられる周波数を表すために用いられ、
    前記送信モジュールが特に、
    前記受信モジュールによって受信された前記周波数ホッピングパターン情報にしたがって、第1のタイムユニット内で第1の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第2のタイムユニット内で第2の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第3のタイムユニット内で第3の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第4のタイムユニット内で第4の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信するように構成され、前記第1のタイムユニット、前記第2のタイムユニット、前記第3のタイムユニットおよび前記第4のタイムユニットは連続的または離散的なタイムユニットであり、前記第1の周波数、前記第2の周波数、前記第3の周波数および前記第4の周波数は、前記基底周波数および前記N個の周波数ホッピング間隔にしたがって決定される、
    請求項15に記載の端末装置。
  17. 前記処理モジュールによって決定された前記基底周波数がf0のとき、前記処理モジュールによって決定された前記N個の周波数ホッピング間隔は第1の周波数ホッピング間隔Δf1と第2の周波数ホッピング間隔Δf2とを含み、前記第1の周波数ホッピング間隔Δf1は前記第2の周波数ホッピング間隔Δf2未満であり、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf1+Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0−Δf1−Δf2」であり、または
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf1+Δf2」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、前記第4の周波数は「f0−Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf1−Δf2」であり、前記第4の周波数は「f0−Δf2」である、
    請求項16に記載の端末装置。
  18. 前記受信モジュールによって受信される前記ランダムアクセス設定情報が、
    周波数ホッピングパターン情報をさらに含み、前記周波数ホッピングパターン情報は前記端末装置がランダムアクセス信号を各タイムユニット内で送信するときに用いられる周波数を表すために用いられ、
    前記送信モジュールが特に、
    前記受信モジュールによって受信された前記周波数ホッピングパターン情報にしたがって、第1のタイムユニット内で第1の周波数および第2の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第2のタイムユニット内で第3の周波数および第4の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信するように構成され、前記第1のタイムユニットおよび前記第2のタイムユニットは連続的または離散的なタイムユニットであり、前記第1の周波数、前記第2の周波数、前記第3の周波数および前記第4の周波数は、前記基底周波数および前記N個の周波数ホッピング間隔にしたがって決定される、
    請求項15に記載の端末装置。
  19. 前記処理モジュールによって決定された前記基底周波数がf0のとき、前記処理モジュールによって決定された前記N個の周波数ホッピング間隔は第1の周波数ホッピング間隔Δf1と第2の周波数ホッピング間隔Δf2とを含み、前記第1の周波数ホッピング間隔Δf1は前記第2の周波数ホッピング間隔Δf2未満であり、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf2」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf1+Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数は0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf2」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf2」であり、前記第4の周波数は「f0−Δf2−Δf1」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf2+Δf1」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0−Δf2−Δf1」である、
    請求項18に記載の端末装置。
  20. 前記受信モジュールがさらに、
    前記基地局によってフィードバックされる制御情報を受信するように構成され、前記制御情報は送信アドバンスを含み、前記送信アドバンスは遅延推定値にしたがって前記基地局により取得され、前記遅延推定値は、前記送信モジュールによって送信される前記ランダムアクセス信号の間の位相差および前記処理モジュールによって決定された前記N個の周波数ホッピング間隔にしたがって前記基地局によって取得され、
    前記送信モジュールがさらに、前記受信モジュールによって受信された前記送信アドバンスにしたがってアップリンクデータを送信するように構成されている、
    請求項15ないし19のいずれか一項に記載の端末装置。
  21. ランダムアクセス設定情報を端末装置に送信するように構成された送信モジュールであって、前記ランダムアクセス設定情報は、ランダムアクセスチャネル、基底周波数およびN個の周波数ホッピング間隔を表すために用いられ、Nは2以上である、送信モジュールと、
    前記送信モジュールによって送信される前記ランダムアクセス設定情報によって表される前記ランダムアクセスチャネルを介して送信され、前記送信モジュールによって送信される前記ランダムアクセス設定情報によって表される前記基底周波数および前記N個の周波数ホッピング間隔にしたがって前記端末装置によって送信されるランダムアクセス信号を受信するように構成された受信モジュールと、
    を備えた基地局。
  22. 前記送信モジュールによって送信される前記ランダムアクセス設定情報は、
    周波数ホッピングパターン情報をさらに含み、前記周波数ホッピングパターン情報は、第1のタイムユニット内で第1の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第2のタイムユニット内で第2の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第3のタイムユニット内で第3の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第4のタイムユニット内で第4の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信することを前記端末装置に対して指示するために用いられ、
    前記第1のタイムユニット、前記第2のタイムユニット、前記第3のタイムユニットおよび前記第4のタイムユニットは連続的または離散的なタイムユニットであり、
    前記第1の周波数、前記第2の周波数、前記第3の周波数および前記第4の周波数は、前記基底周波数および前記N個の周波数ホッピング間隔にしたがって決定される、
    請求項21に記載の基地局。
  23. 前記送信モジュールによって送信される前記ランダムアクセス設定情報によって表される前記基底周波数がf0のとき、前記送信モジュールによって送信される前記ランダムアクセス設定情報によって表される前記N個の周波数ホッピング間隔は第1の周波数ホッピング間隔Δf1と第2の周波数ホッピング間隔Δf2とを含み、前記第1の周波数ホッピング間隔Δf1は前記第2の周波数ホッピング間隔Δf2未満であり、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf1+Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0−Δf1−Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf1+Δf2」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、前記第4の周波数は「f0−Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf1−Δf2」であり、前記第4の周波数は「f0−Δf2」である、
    請求項22に記載の基地局。
  24. 前記送信モジュールによって送信される前記ランダムアクセス設定情報は、
    周波数ホッピングパターン情報をさらに含み、前記周波数ホッピングパターン情報は、第1のタイムユニット内で第1の周波数および第2の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信し、第2のタイムユニット内で第3の周波数および第4の周波数を用いることによりランダムアクセス信号を送信することを前記端末装置に対して指示するために用いられ、
    前記第1のタイムユニットおよび前記第2のタイムユニットは連続的または離散的なタイムユニットであり、
    前記第1の周波数、前記第2の周波数、前記第3の周波数および前記第4の周波数は、前記基底周波数および前記N個の周波数ホッピング間隔にしたがって決定される、
    請求項21に記載の基地局。
  25. 前記送信モジュールによって送信される前記ランダムアクセス設定情報によって表される前記基底周波数がf0のとき、前記送信モジュールによって送信される前記ランダムアクセス設定情報によって表される前記N個の周波数ホッピング間隔は第1の周波数ホッピング間隔Δf1と第2の周波数ホッピング間隔Δf2とを含み、前記第1の周波数ホッピング間隔Δf1は前記第2の周波数ホッピング間隔Δf2未満であり、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf2」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf1+Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf2」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf2」であり、前記第4の周波数は「f0−Δf2−Δf1」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf2+Δf1」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0+Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf1−Δf2」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0+Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0+Δf2−Δf1」であり、または、
    前記第1の周波数はf0であり、前記第2の周波数は「f0−Δf2」であり、前記第3の周波数は「f0−Δf1」であり、前記第4の周波数は「f0−Δf2−Δf1」である、
    請求項24に記載の基地局。
  26. 前記基地局が処理モジュールをさらに備え、
    前記処理モジュールが、
    前記N個の周波数ホッピング間隔にしたがって少なくとも3つの対象ランダムアクセス信号を決定し、
    前記決定された対象ランダムアクセス信号にしたがって前記対象ランダムアクセス信号の間の位相差を取得し、
    前記位相差に対応する対象遅延推定値を取得し、
    前記対象遅延推定値にしたがって送信アドバンスを決定する
    ように構成されている、請求項21ないし25のいずれか一項に記載の基地局。
  27. 前記送信モジュールがさらに、
    制御情報を前記端末装置に送信するように構成され、前記制御情報は前記送信アドバンスを含む、請求項26に記載の基地局。
  28. 前記処理モジュールが特に、
    第1ランダムアクセス信号、第2ランダムアクセス信号、第3ランダムアクセス信号および第4ランダムアクセス信号を前記対象ランダムアクセス信号として決定し、
    前記受信モジュールによって受信される前記第1ランダムアクセス信号の周波数と前記受信モジュールによって受信される前記第2ランダムアクセス信号の周波数との間の周波数ホッピング間隔が前記第1の周波数ホッピング間隔であり、
    前記受信モジュールによって受信される前記第3ランダムアクセス信号の周波数と前記受信モジュールによって受信される前記第4ランダムアクセス信号の周波数との間の周波数ホッピング間隔が前記第2の周波数ホッピング間隔であり、
    前記第2ランダムアクセス信号および前記第3ランダムアクセス信号は同一のランダムアクセス信号または異なるランダムアクセス信号であり、
    前記第1ランダムアクセス信号と前記第2ランダムアクセス信号との間の第1位相差を判定し、前記第3ランダムアクセス信号と前記第4ランダムアクセス信号との間の第2位相差を判定し、
    前記第1位相差にしたがって、対応する第1遅延推定値Tcoarse、を決定し、前記第2位相差にしたがって、対応する第2遅延推定値Tfineを決定し、次式:
    Figure 2018526938
    および
    Figure 2018526938
    にしたがって前記対象遅延推定値Tfinalを計算するように構成され、Tstep=1/Δf2であり、Zは整数の集合である、
    請求項27に記載の基地局。
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