JP2018525381A5 - - Google Patents

Claims (29)

1. 第１の非細胞透過性タンパク質を第２のタンパク質に結合しているホスホロチオエート核酸を含み、前記ホスホロチオエート核酸が、前記第１の非細胞透過性タンパク質と前記第２のタンパク質の細胞内送達を増強する、細胞透過性コンジュゲート。
2. 前記第２のタンパク質が、第２の非細胞透過性タンパク質である、請求項１に記載の細胞透過性コンジュゲート。
3. 前記ホスホロチオエート核酸が、第２のホスホロチオエート核酸にハイブリダイズした第１のホスホロチオエート核酸を含み、前記第１のホスホロチオエート核酸が、前記第１の非細胞透過性タンパク質に結合し、前記第２のホスホロチオエート核酸が、前記第２のタンパク質に結合している、請求項１に記載の細胞透過性コンジュゲート。
4. 前記第１のホスホロチオエート核酸は、前記第１の非細胞透過性タンパク質に共有結合し、前記第２のホスホロチオエート核酸は、前記第２のタンパク質に共有結合している、請求項３に記載の細胞透過性コンジュゲート。
5. 前記ホスホロチオエート核酸が、第１のリンカーを介して前記第１の非細胞透過性タンパク質に結合しており、第２のリンカーを介して前記第２のタンパク質に結合している、請求項１に記載の細胞透過性コンジュゲート。
6. 前記第１のリンカー及び前記第２のリンカーは、独立して、非共有結合性リンカーである、請求項５に記載の細胞透過性コンジュゲート。
7. 前記ホスホロチオエート核酸が、約１０、２０、３０、４０、５０、６０、７０、８０、９０、１００又はこれ以上の長さの核酸残基である、請求項１に記載の細胞透過性コンジュゲート。
8. 前記ホスホロチオエート核酸が、約２０の長さの核酸残基である、請求項７に記載の細胞透過性コンジュゲート。
9. 前記第１の非細胞透過性タンパク質及び前記第２のタンパク質が、独立して、約２５ｋＤから約７５０ｋＤの分子量を有する、請求項１に記載の細胞透過性コンジュゲート。
10. 前記第１の非細胞透過性タンパク質及び前記第２のタンパク質が、独立して抗体である、請求項１に記載の細胞透過性コンジュゲート。
11. 前記抗体がｓｃＦｖフラグメント、ヒト化抗体又は治療用抗体である、請求項１０に記載の細胞透過性コンジュゲート。
12. 前記第１の非細胞透過性タンパク質又は前記第２のタンパク質が、細胞内標的に結合する、請求項１に記載の細胞透過性コンジュゲート。
13. 前記第１の非細胞透過性タンパク質及び前記第２のタンパク質が、細胞内標的に結合する、請求項１に記載の細胞透過性コンジュゲート。
14. 前記第１の非細胞透過性タンパク質が、前記第２のタンパク質とは異なる細胞内標的に結合する、請求項１３に記載の細胞透過性コンジュゲート。
15. 前記第１の非細胞透過性タンパク質が、前記第２のタンパク質に対して、細胞内標的上の異なるエピトープに結合する、請求項１３に記載の細胞透過性コンジュゲート。
16. 前記細胞内標的が、自己免疫疾患、炎症性疾患、代謝障害、発達障害、心血管疾患、肝疾患、腸疾患、感染症、内分泌疾患、神経学的障害及びがんからなる群から選択される疾患の標的である、請求項１２に記載の細胞透過性コンジュゲート。
17. 前記細胞内標的が、シグナル伝達分子又は転写因子である、請求項１２に記載の細胞透過性コンジュゲート。
18. 前記シグナル伝達分子が、ホスファターゼ又はキナーゼである、請求項１７に記載の細胞透過性コンジュゲート。
19. 前記転写因子が、活性化Ｂ細胞の核因子κ軽鎖エンハンサー（ＮＦｋＢ）タンパク質である、請求項１７に記載の細胞透過性コンジュゲート。
20. 前記第１の非細胞透過性タンパク質がＳＴＡＴ３タンパク質に結合し、前記第２のタンパク質がＮＦｋＢタンパク質に結合する、請求項１７に記載の細胞透過性コンジュゲート。
21. 前記第１の非細胞透過性タンパク質及び前記第２のタンパク質が、前記タンパク質に結合している標識、低分子又は機能性核酸をさらに含む、請求項１に記載の細胞透過性コンジュゲート。
22. 細胞内標的に結合した請求項１に記載の細胞透過性コンジュゲート。
23. 第１の非細胞透過性タンパク質に結合している第１のホスホロチオエート核酸を、第２の非細胞透過性タンパク質に結合している第２のホスホロチオエート核酸にハイブリダイズすることによって、細胞透過性コンジュゲートを作成することを含む、細胞透過性コンジュゲートを作成する方法。
24. 前記ハイブリダイズする前に、
    （ｉ）前記第１の非細胞透過性タンパク質と前記第１のホスホロチオエート核酸とを接触させることによって、第１のタンパク質−ホスホロチオエート核酸複合体を作成することと；
    （ｉｉ）前記第２の非細胞透過性タンパク質と前記第２のホスホロチオエート核酸とを接触させることによって、第２のタンパク質−ホスホロチオエート核酸複合体を作成することと；
    （ｉｉｉ）前記第１のタンパク質−ホスホロチオエート核酸複合体と、前記第２のタンパク質−ホスホロチオエート核酸複合体とを接触させることと
    をさらに含む、請求項２３に記載の方法。
25. 請求項１に記載の細胞透過性コンジュゲートを含む細胞。
26. 請求項１に記載の細胞透過性コンジュゲートと、医薬として許容される担体とを含む医薬組成物。
27. 請求項１に記載の細胞透過性コンジュゲートを含む、細胞に非細胞透過性タンパク質を送達するための医薬組成物。
28. 請求項１に記載の有効量の細胞透過性コンジュゲートを含む、疾患の治療を必要とする被験体の疾患を治療するための医薬組成物。
29. 前記疾患が、自己免疫疾患、発達障害、炎症性疾患、代謝障害、心血管疾患、肝疾患、腸疾患、感染症、内分泌疾患、神経学的障害及びがんからなる群から選択される、請求項２８に記載の医薬組成物。