JP2018525184A - 血圧測定のための補助デバイス及び血圧測定装置 - Google Patents

血圧測定のための補助デバイス及び血圧測定装置 Download PDF

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Abstract

音声取得部、画像取得部、及び端末デバイスを含む血圧測定のための補助デバイスを開示する。本発明は、更に、血圧測定装置を提供する。本発明の血圧測定補助デバイスでは、画像取得部は、映像及び/又は画像を撮影することによって、水銀柱血圧計上の水銀柱に相当する電子血圧計の画面出力又は圧力値を記録し、圧力画像信号を取得する。音声取得部は、上腕の脈拍を取得し、記録された圧力値及び音に基づいて、聴診法を用いて血圧を求めることができる。従来技術と比較して、本発明は、血圧測定の精度及び利便性を向上させ、これにより、大多数の患者が個別に血圧を測定することができ、正確な測定結果を得ることができる。【選択図】 図8

Description

本発明は、血圧監視の分野に関し、特に、血圧測定装置の補助デバイス及び血圧測定装置に関する。
現在、市販されている血圧計は、主に、聴診法及びオシロメトリック法の2つの測定方法に基づいている。
聴診法は、臨床薬物療法に使用される主な方法である。医師が使用する水銀血圧計は、聴診法に基づいて設計されている。聴診法は、図1に示すように、血圧計のカフブラダを収縮させながら、聴診器を用いて上腕動脈の血流音を聞き、対応する圧力を参照して血圧値を求める方法である。脈動音が最初に聴診器で聞こえたときの水銀柱の高さが収縮期圧である。また、脈動音が突然弱くなり又は聞こえなくなったときの水銀柱の高さが拡張期圧である。聴診法は、その高い測定精度のために、医学分野では、血圧測定のためのゴールドスタンダードとされている。一般に、他のタイプの血圧計の測定精度に関する研究は、水銀血圧計を用いた聴診法と比較して行われている。しかしながら、電子血圧計への聴診法の適用には依然として限界がある。これは、主に、電子デバイスが音を認識する能力が人間の耳に比べて劣っているためである。聴診法では、音の強さ(脈動音の強さ)及び音の周波数(音が脈動音であるか雑音であるか)を判定する必要がある。図2に示すように、聴診法を用いた電子血圧計は、設計が難しく、コストが高く、及び耐雑音性能が劣るために普及していない。使用する水銀(又は他の非水銀媒体)血圧計を使用する聴診法は、便利であるが、ユーザが自ら血圧を測定することは困難であり、測定中に耳及び目を高度に同期させて、音の変化及び対応する圧力値を捕捉する必要があるために、専門的な訓練が必要である。また、データを自動的に記録することもできない。
オシロメトリック法は、対応するカフ圧を参照して、パルス振動波の振幅を測定することによって血圧値を求める方法である。オシロメトリック法の原理は、容易に実現できるので、オシロメトリック法を用いて血圧を測定する電子血圧計が市場の主流製品となっている。例えば、ほとんどのオムロン電子血圧計は、オシロメトリック法を使用している。しかしながら、比較の結果、オシロメトリック法では精度が非常に低い場合があることが多くの研究で指摘されている。米国疾病管理予防センター(CDC)の報告によると、オムロン血圧計の測定誤差は、16mmHg以上に達することがある。オシロメトリック法の精度が低いことは、その測定原理に起因する可能性がある。聴診法では、カフブラダが収縮する際、圧力が収縮期圧に低下するまで血液が流れることができず、ユーザは、血流の脈動音を聞くことができない。一方、オシロメトリック法では、血圧が収縮期圧に低下する前にも、振幅は比較的小さいものの、振動波が存在する。カフが収縮し又はブラダの圧力が低下する間、収縮期圧及び拡張期圧の前後の振動波の振幅の変化は、連続的である。これは、脈動音が無から有に変化する明瞭な境界が存在する聴診法と異なる点である。したがって、オシロメトリック法は、多数の個別のサンプルを介して、振動振幅の変化と血圧値の変化との間に経験的な関連付けを確立することしかできない。多数の個々のサンプルに基づいて確立されたこのような平均的な関連付けは、特定の個人に適用した場合、有効ではないことがあり、このため、人口の特定の割合については、血圧測定の誤差が大きくなってしまう。この誤差は、血圧計の品質ではなく、測定原理の欠陥によるものである。
図3に示すように、オシロメトリック法では、一般に振幅係数法(「正規化法」と呼ばれる。)が使用される。この方法では、図3に示すように、脈拍振動信号の振幅値を信号の最大振幅値と比較して正規化し、収縮期圧及び拡張期圧の正規化係数を判定することにより、収縮期圧及び拡張期圧を特定する。ここで、Asは、収縮期圧に対応する脈拍の振幅である。Amは、平均圧力に対応する脈拍の振幅である。Adは、拡張期圧に対応する脈拍の振幅である。As/Amは、収縮期圧Psの正規化値である。Ad/Amは、拡張期圧Pdの正規化値である。Pcは、カフ圧である。水平座標は、収縮中にカフ内の圧力が連続的に低下することを示している。As/Am=C1及びAd/Am=C2は、それぞれ収縮期圧及び拡張期圧の位置に対応する。脈拍の測定された振幅値及び対応する静圧に応じて、収縮期圧Ps、拡張期圧Pd、平均血圧Pmを得ることができる。一般に、収縮期圧の振幅係数は、0.46〜0.64であり、最低血圧の振幅係数は、0.43〜0.73である(http://www.eccn.com/design_2011030416272188.htm参照)。異なる血圧計製造業者は、それぞれ異なる振幅係数を使用するため、同じオシロメトリック法を使用していても、その測定値に大きな差異が生じる可能性がある。また、測定される各個人の振幅係数が異なる場合もあるが、血圧計は、個人毎に異なる係数を使用していない。
被測定者によっては、電子血圧計の測定結果が、聴診法を用いた医師の測定結果と異なる場合もある。統計によれば、約40%の被測定者の測定誤差は、5mmHg以上に達する可能性があり、約15〜20%の被測定者の測定誤差は、10mmHg以上に達する可能性がある。この誤差は、高血圧症の診断及び治療に影響する。更に、異なる電子血圧計製造業者は、異なるアルゴリズムを使用するため、同一の個人の測定結果が血圧計製造業者毎に大きく異なる場合がある。血圧を測定する必要がある被測定者にとって、電子血圧計の精度を判定することは、大きな課題である。医療現場では、通常、ユーザが自らの電子血圧計を病院に持参して、医師が比較を行う。このような作業は、煩雑である。また、人体の血圧は、変動するため、電子血圧計の測定値が医師の測定値と異なる場合、電子血圧計の精度の判定にこの変動が干渉し、影響することがある。電子血圧計が特定のユーザの血圧を正確に測定できるかどうかを判定するためには、図4に示すように、同一時刻に2つの方法(電子血圧計を使用するオシロメトリック法及び医師が使用する聴診法)を別々に用いて、特定のユーザの血圧を測定し、測定結果を記録し、測定結果の差を算出する必要がある。
現在、この2つの方法を用いて設計された血圧計は、それぞれがデータを取得し、計算を行い、この結果を視覚的又は聴覚的にユーザに提示するのみである。血圧測定では、血圧計が直接的に血圧値を判定するか、ユーザが直接的に目又は耳で血圧値を判定する。この結果、ユーザが血圧値を判定する際に役立つ元のデータは、提示されない。
従来技術の問題点に鑑み、本発明で解決すべき技術課題は、血圧測定の精度及び利便性を向上させることができ、患者が個別に血圧を測定でき、正確な測定結果を得ることができる血圧測定の技術的解決策を提供することである。
上述の目的を達成するために、本発明の血圧測定補助デバイスは、音声取得部と、画像取得部と、端末デバイスとを備え、
音声取得部は、血圧測定中に脈拍音信号を取得し、脈拍音信号を端末デバイスに送信するように構成され、
画像取得部は、血圧測定中に圧力画像信号を取得し、圧力画像信号を端末デバイスに送信するように構成され、
端末デバイスは、脈拍音信号及び圧力画像信号を保存するように構成されている。
本発明の好ましい実施形態では、端末デバイスは、脈拍音信号及び圧力画像信号を保存し、脈拍音信号を同期して再生し、圧力画像信号を同期して表示するように構成されている。
また、端末デバイスは、保存モジュールと、表示モジュールと、再生モジュールとを備える。保存モジュールは、脈拍音信号及び圧力画像信号を保存するように構成されている。表示モジュールは、保存モジュールが圧力画像信号を保存するときに圧力画像信号を同期して表示するように構成されている。再生モジュールは、保存モジュールが脈拍音信号を保存するときに脈拍音信号を同期して再生するように構成されている。圧力画像信号の表示及び脈拍音信号の再生は、同期される。
本発明の他の好ましい実施形態において、端末デバイスは、脈拍音信号及び圧力画像信号を保存し、脈拍音信号を脈拍音データに変換し、脈拍音データ及び圧力画像信号を同期して表示する。
更に、端末デバイスは、保存モジュールと、処理モジュールと、表示モジュールとを含む。保存モジュールは、脈拍音信号及び圧力画像信号を保存するように構成されている。処理モジュールは、脈拍音信号を脈拍音データに変換するように構成されている。表示モジュールは、脈拍音データ及び圧力画像信号を同期して表示するように構成されている。
本発明の更に好ましい実施形態において、端末デバイスは、脈拍音信号及び圧力画像信号を保存し、脈拍音信号を脈拍音データに変換し、圧力画像信号を圧力データに変換し、脈拍音データ及び圧力データに基づいて血圧値を取得して表示する。
更に、端末デバイスは、保存モジュールと、処理モジュールと、演算モジュールと、表示モジュールとを備える。保存モジュールは、脈拍音信号及び圧力画像信号を保存するように構成されている。処理モジュールは、脈拍音信号を脈拍音データに変換し、圧力画像信号を圧力データに変換するように構成されている。演算モジュールは、脈拍音データ及び圧力データに基づいて血圧値を取得するように構成されている。表示モジュールは、演算モジュールによって取得された血圧値を表示するように構成されている。
端末デバイスは、好ましくは、保存モジュールと、処理モジュールと、演算モジュールと、表示モジュールとを含む。保存モジュールは、脈拍音信号及び圧力画像信号を保存するように構成されている。処理モジュールは、脈拍音信号を脈拍音データに変換し、圧力画像信号を圧力データに変換するように構成されている。演算モジュールは、脈拍音データ及び圧力データに基づいて血圧値を取得するように構成されている。表示モジュールは、脈拍音信号及び圧力画像信号を同期して表示するとともに、演算モジュールによって取得された血圧値を表示するように構成されている。
更に、画像取得部は、端末デバイスに設けられている。
また、音声取得部は、音声受信部と、音声前処理部と、音声送信部とを含む。音声前処理部は、音声受信部に配置され、音声受信部が受信した脈拍音信号は、音声送信部と、音声送信部と、音声送信部の端部に配置された接続部とを用いて、端末デバイスに順次送信される。
この場合、音声送信部は、好ましくは、電線である。
また、音声取得部は、音声受信部と、音声前処理部と、音声送信部とを含む。音声前処理部は、音声送信部に配置され、音声送信部の端部に位置し、音声受信部が受信した脈拍音信号は、音声送信部を介して音声前処理部に送信される。音声前処理部は、音声送信部の端部に設けられた接続部を介して、脈拍音信号を端末デバイスに送信する。
この場合、音声送信部は、好ましくは、中空管である。
また、音声送信部の端部には接続部が設けられ、これにより、音声取得部を端末デバイスに電気的に接続することができる。
更に、本発明は、血圧計と、上述したいずれかの血圧測定補助デバイスとを備える血圧測定装置を提供する。本発明の血圧測定補助デバイスでは、映像及び/又は画像を撮影することによって、画像取得部は、電子血圧計の画面出力又は水銀柱血圧計上の水銀柱に対応する圧力値を記録し、圧力画像信号を取得し、音声取得部は、上腕の脈拍音を取得し、これにより、記録された圧力値及び音声に基づき、聴診法を用いて、血圧を判定することができる。従来技術と比較して、本発明は、血圧測定の精度及び利便性を向上させ、これにより、大多数の患者が個別に血圧を測定し、正確な測定結果を得ることができる。
本発明の血圧測定補助デバイスの動作過程は、以下のとおりである。
(1)ユーザが電子血圧計を使用すると、音声取得部を用いて脈拍である聴診音(コロッコフ(Korotkoff)音)が取得され、この脈拍は、端末デバイスによって記録される。
血圧測定におけるオシロメトリック法及び聴診法の主な違いは、オシロメトリック法では、圧力変動に基づいて血圧を算出し、聴診法では、聴診音に基づいて直接的に血圧が判定される点である。端末デバイスによって音声を記録すれば、電子血圧計を用いて測定を行う場合、端末デバイスによって記録された音声に基づいて血圧を判定することができる。
(2)端末デバイスにおいて、カメラ等の画像取得部の撮影機能を用いて圧力画像信号を撮影する。圧力画像信号又は圧力データは、端末デバイスによって記録される。
聴診法では、血圧を知るために、聴診音が現れたり消えたりする際の対応するカフ圧を知る必要がある。測定において、カフ圧は、通常、血圧計の画面上にリアルタイムに表示される。測定中の血圧計の圧力画像信号(すなわち、圧力データを表示する画像)は、端末デバイスの撮影機能を利用して撮影することができる。音声は、撮影中に記録されるため、血圧計に表示された撮影圧画像信号と、スマートフォンによって記録された聴診音とは、同期している。
(3)聴診音は、グラフィック表示される。
端末デバイスの画面に聴診音をグラフィック表示し、聴診音が現れ、消える位置の判定を補助してもよい。
(4)端末デバイスを用いて、圧力値を画像認識する。
端末デバイスの画像取得部で撮影された圧力データを表示する画像から、画像認識技術を用いて、圧力値を直接的に抽出してもよい。これにより、圧力及び音声を対応させることができる。
(5)端末デバイスの血圧値を手動又は自動判定する。
端末デバイスによって記録された圧力及び音のデータについては、血圧値を手動で判定してもよく、自動で判定してもよい。
本発明の技術的効果は、以下を含む。
(1)音声取得部は、脈拍音信号を取得し、画像取得部は、圧力画像信号を取得し、端末デバイスは、脈拍音信号及び圧力画像信号を保存して同期再生するので、ユーザは、耳に聞こえる脈拍音信号と、目に見える圧力画像信号中の圧力データとに基づいて、個別に圧力値を取得することができる。
(2)音声取得部が脈拍音信号を取得し、画像取得部が圧力画像信号を取得し、端末デバイスが脈拍音信号及び圧力画像信号を保存し、脈拍音信号を脈拍音データに変換し、脈拍音データ及び圧力画像信号を同期して表示するので、ユーザは、目に見える脈拍音データ及び圧力画像信号中の圧力データに基づいて、個別に圧力値を取得することができる。
(3)音声取得部が脈拍音信号を取得し、画像取得部が圧力画像信号を取得し、端末デバイスが脈拍音信号及び圧力画像信号を保存し、脈拍音信号を脈拍音データに変換し、圧力画像信号を圧力データに変換し、脈拍音データ及び圧力データに基づいて血圧値を取得して表示するので、ユーザは、端末デバイスに表示された結果に基づいて血圧値を直接知ることができ、又は目に見える脈拍音データ及び圧力データに基づいて、個別に圧力値を取得することができる。
(4)音声取得部及び端末デバイスを用いて、聴診法に基づいて、通常の電子血圧計で測定した血圧値を取得することができる。聴診法は、非侵襲的血圧測定のゴールデンスタンダードである。したがって、取得された血圧値を用いて、特定のユーザについて、特定の電子血圧計の測定精度を評価することができる。
(5)本発明の血圧測定補助デバイスは、電子血圧計、血圧計、及び水銀柱ミリメートルを基準とする水銀血圧計に適用可能である。
以下、本発明の目的、特徴及び効果を十分に明瞭にするために、添付の図面を参照して、本発明の概念、具体的な構造、及び達成される技術的効果について説明する。
図1は、オシロメトリック法における脈拍の振幅とカフ圧との対応関係を示す図である。 図2は、カフ内で生成された小さなパルスを示す図である。 図3は、正規化された値の折れ線グラフ図である。 図4は、異なる血圧測定装置の間の聴診法とオシロメトリック法との絶対値差の対照図である。 図5は、本発明の特定の実施形態に基づく上腕電子血圧計の概略図である。 図6は、本発明の特定の実施形態に基づくスマートフォンの概略図である。 図7は、本発明の特定の実施形態に基づく音声取得部の概略図である。 図8は、本発明の実施形態3に基づくAPPの操作インタフェースの概略図である。
実施形態1
本実施形態では、血圧計及び血圧測定補助デバイスを備える血圧測定装置を提供する。本実施形態の血圧測定補助デバイスは、主に、ユーザが測定に既存の血圧計製品を使用した場合、元のデータを取得できず、したがって、血圧を個別に測定することができず、正確な測定結果を得ることができないという問題を解決する。本実施形態では、ホスト1、空気管2、カフブラダ3を含む上腕電子血圧計(図5参照)を使用する。ホスト1は、ボタン11及びタッチ表示画面12を備えている。なお、本発明は、上腕電子血圧計に限定されない。これに代えて、水銀圧脈拍計、手首電子血圧計、及び他の測定部分のための他の血圧計を使用することができる。
本実施形態の血圧測定補助デバイスは、音声取得部と、画像取得部と、端末デバイスとを備える。音声取得部は、血圧測定中に脈拍音信号を取得し、脈拍音信号を端末デバイスに送信するように構成されている。画像取得部は、血圧測定中に圧力画像信号を取得し、圧力画像信号を端末デバイスに送信するように構成されている。
本実施形態の端末デバイスは、脈拍音信号及び圧力画像信号を保存し、脈拍音信号を同期して再生し、圧力画像信号を同期して表示する。具体的には、本実施形態の端末デバイスは、保存モジュールと、表示モジュールと、再生モジュールとを備えている。保存モジュールは、脈拍音信号及び圧力画像信号を保存するように構成されている。表示モジュールは、保存モジュールが圧力画像信号を保存する際、圧力画像信号を同期して表示するように構成されている。再生モジュールは、保存モジュールが脈拍音信号を保存する際、脈拍音信号を同期して再生するように構成されている。圧力画像信号の表示及び脈拍音信号の再生は、同期される。本実施形態の端末デバイスは、スマートフォン(図6参照)である。これに代えて、他の実施形態では、端末デバイスは、コンピュータ、タブレットコンピュータ、リストバンド、時計、又はウェアラブルデバイス等のインテリジェントデバイスであってもよい。
本実施形態の画像取得部は、端末デバイスに設けられ、例えば、カメラ等、画像を撮影可能な部分であってもよい。本実施形態における音声取得部は、音声受信部と、音声前処理部と、音声送信部とを含む。音声送信部の端部には、接続部(例えば、ヘッドフォンプラグ)が設けられており、これにより音声取得部を端末デバイスに電気的に接続することができる。具体的には、図7に示すように、この実施形態の音声取得部は、聴診ヘッドであり、聴診ヘッド4及びマイクロフォン5を含む。マイクロフォン5は、音声送信部6に挿入され、音声送信部6の端部に位置する。ヘッドフォンプラグ7は、マイクロフォン5に直接接続されている。また、音声送信部6は、ゴム管等の中空管であり、これにより聴診ヘッド4で受信された脈拍音信号がゴム管内の空気振動によってマイクロフォン5に送信され、マイクロフォン5は、ヘッドフォンプラグを使用して脈拍音信号を端末デバイスに送信する。
これに代えて、他の実施形態では、マイクロフォン5を聴診ヘッドに配置してもよい。この場合、音声送信部6は、電線であり、聴診ヘッド4で受信された脈拍音信号は、マイクロフォン5、電線、及びヘッドフォンプラグ7を用いてスマートフォンに順次的に送信される。
これに代えて、他の実施形態では、聴診器をスマートフォンに無線接続してもよい。例えば、脈拍音信号は、ブルートゥース(登録商標)を使用してスマートフォンに送信してもよい。
実施形態2
本実施形態では、血圧計及び血圧測定補助デバイスを備える血圧測定装置を提供する。本実施形態の血圧測定補助デバイスは、主に、ユーザが測定に既存の血圧計製品を使用した場合、元のデータを取得できず、したがって、血圧を個別に測定することができず、正確な測定結果を得ることができないという問題を解決する。本実施形態では、ホスト1、空気管2、カフブラダ3を含む上腕電子血圧計(図5参照)を使用する。ホスト1は、ボタン11及びタッチ表示画面12を備えている。なお、本発明は、上腕電子血圧計に限定されない。これに代えて、水銀圧脈拍計、手首電子血圧計、及び他の測定部分のための他の血圧計を使用することができる。
本実施形態の血圧測定補助デバイスは、音声取得部と、画像取得部と、端末デバイスとを備える。音声取得部は、血圧測定中に脈拍音信号を取得し、脈拍音信号を端末デバイスに送信するように構成されている。画像取得部は、血圧測定中に圧力画像信号を取得し、圧力画像信号を端末デバイスに送信するように構成されている。
本実施形態の端末デバイスは、脈拍音信号及び圧力画像信号を保存し、脈拍音信号を脈拍音データに変換し、脈拍音データ及び圧力画像信号を同期して表示する。具体的には、本実施形態の端末デバイスは、保存モジュールと、処理モジュールと、表示モジュールとを備えている。保存モジュールは、脈拍音信号及び圧力画像信号を保存するように構成されている。処理モジュールは、脈拍音信号を脈拍音データに変換するように構成されている。表示モジュールは、脈拍音データ及び圧力画像信号を同期して表示するように構成されている。本実施形態の端末デバイスは、スマートフォン(図6参照)である。これに代えて、他の実施形態では、端末デバイスは、コンピュータ、タブレットコンピュータ、リストバンド、時計、又はウェアラブルデバイス等のインテリジェントデバイスであってもよい。
本実施形態の画像取得部は、端末デバイスに設けられ、例えば、カメラ等、画像を撮影可能な部分であってもよい。本実施形態における音声取得部は、音声受信部と、音声前処理部と、音声送信部とを含む。音声送信部の端部には、接続部(例えば、ヘッドフォンプラグ)が設けられており、これにより音声取得部を端末デバイスに電気的に接続することができる。具体的には、図7に示すように、この実施形態の音声取得部は、聴診ヘッドであり、聴診ヘッド4及びマイクロフォン5を含む。マイクロフォン5は、音声送信部6に挿入され、音声送信部6の端部に位置する。ヘッドフォンプラグ7は、マイクロフォン5に直接接続されている。また、音声送信部6は、ゴム管等の中空管であり、これにより聴診ヘッド4で受信された脈拍音信号がゴム管内の空気振動によってマイクロフォン5に送信され、マイクロフォン5は、ヘッドフォンプラグを使用して脈拍音信号を端末デバイスに送信する。
これに代えて、他の実施形態では、マイクロフォン5を聴診ヘッドに配置してもよい。この場合、音声送信部6は、電線であり、聴診ヘッド4で受信された脈拍音信号は、マイクロフォン5、電線、及びヘッドフォンプラグ7を用いてスマートフォンに順次的に送信される。
これに代えて、他の実施形態では、聴診器をスマートフォンに無線接続してもよい。例えば、脈拍音信号は、ブルートゥース(登録商標)を使用してスマートフォンに送信してもよい。
実施形態3
本実施形態では、血圧計及び血圧測定補助デバイスを備える血圧測定装置を提供する。本実施形態の血圧測定補助デバイスは、主に、ユーザが測定に既存の血圧計製品を使用した場合、元のデータを取得できず、したがって、血圧を個別に測定することができず、正確な測定結果を得ることができないという問題を解決する。本実施形態では、ホスト1、空気管2、カフブラダ3を含む上腕電子血圧計(図5参照)を使用する。ホスト1は、ボタン11及びタッチ表示画面12を備えている。なお、本発明は、上腕電子血圧計に限定されない。これに代えて、水銀圧脈拍計、手首電子血圧計、及び他の測定部分のための他の血圧計を使用することができる。
本実施形態の血圧測定補助デバイスは、音声取得部と、画像取得部と、端末デバイスとを備える。音声取得部は、血圧測定中に脈拍音信号を取得し、脈拍音信号を端末デバイスに送信するように構成されている。画像取得部は、血圧測定中に圧力画像信号を取得し、圧力画像信号を端末デバイスに送信するように構成されている。
本実施形態の端末デバイスは、脈拍音信号及び圧力画像信号を保存し、脈拍音信号を脈拍音データに変換し、圧力画像信号を圧力データに変換し、脈拍音データ及び圧力データに基づいて、血圧値を取得して表示する。具体的には、本実施形態の端末デバイスは、保存モジュールと、処理モジュールと、演算モジュールと、表示モジュールとを備えている。保存モジュールは、脈拍音信号及び圧力画像信号を保存するように構成されている。処理モジュールは、脈拍音信号を脈拍音データに変換し、圧力画像信号を圧力データに変換するように構成されている。演算モジュールは、脈拍音データ及び圧力データに基づいて血圧値を取得するように構成されている。表示モジュールは、演算モジュールによって取得された血圧値を表示するように構成されている。本実施形態の端末デバイスは、スマートフォン(図6参照)である。これに代えて、他の実施形態では、端末デバイスは、コンピュータ、タブレットコンピュータ、リストバンド、時計、又はウェアラブルデバイス等のインテリジェントデバイスであってもよい。
本実施形態の画像取得部は、端末デバイスに設けられ、例えば、カメラ等、画像を撮影可能な部分であってもよい。本実施形態における音声取得部は、音声受信部と、音声前処理部と、音声送信部とを含む。音声送信部の端部には、接続部(例えば、ヘッドフォンプラグ)が設けられており、これにより音声取得部を端末デバイスに電気的に接続することができる。具体的には、図7に示すように、この実施形態の音声取得部は、聴診ヘッドであり、聴診ヘッド4及びマイクロフォン5を含む。マイクロフォン5は、音声送信部6に挿入され、音声送信部6の端部に位置する。ヘッドフォンプラグ7は、マイクロフォン5に直接接続されている。また、音声送信部6は、ゴム管等の中空管であり、これにより聴診ヘッド4で受信された脈拍音信号がゴム管内の空気振動によってマイクロフォン5に送信され、マイクロフォン5は、ヘッドフォンプラグを使用して脈拍音信号を端末デバイスに送信する。
これに代えて、他の実施形態では、マイクロフォン5を聴診ヘッドに配置してもよい。この場合、音声送信部6は、電線であり、聴診ヘッド4で受信された脈拍音信号は、マイクロフォン5、電線、及びヘッドフォンプラグ7を用いてスマートフォンに順次的に送信される。
これに代えて、他の実施形態では、聴診器をスマートフォンに無線接続してもよい。例えば、脈拍音信号は、ブルートゥース(登録商標)を使用してスマートフォンに送信してもよい。
実施形態4
本実施形態では、血圧計及び血圧測定補助デバイスを備える血圧測定装置を提供する。本実施形態の血圧測定補助デバイスは、主に、ユーザが測定に既存の血圧計製品を使用した場合、元のデータを取得できず、したがって、血圧を個別に測定することができず、正確な測定結果を得ることができないという問題を解決する。本実施形態では、ホスト1、空気管2、カフブラダ3を含む上腕電子血圧計(図5参照)を使用する。ホスト1は、ボタン11及びタッチ表示画面12を備えている。なお、本発明は、上腕電子血圧計に限定されない。これに代えて、水銀圧脈拍計、手首電子血圧計、及び他の測定部分のための他の血圧計を使用することができる。
本実施形態の血圧測定補助デバイスは、音声取得部と、画像取得部と、端末デバイスとを備える。音声取得部は、血圧測定中に脈拍音信号を取得し、脈拍音信号を端末デバイスに送信するように構成されている。画像取得部は、血圧測定中に圧力画像信号を取得し、圧力画像信号を端末デバイスに送信するように構成されている。
本実施形態の端末デバイスは、脈拍音信号及び圧力画像信号を保存し、脈拍音信号を脈拍音データに変換し、圧力画像信号を圧力データに変換し、脈拍音データ及び圧力データに基づいて、血圧値を取得して表示する。具体的には、本実施形態の端末デバイスは、保存モジュールと、処理モジュールと、演算モジュールと、表示モジュールとを備えている。保存モジュールは、脈拍音信号及び圧力画像信号を保存するように構成されている。処理モジュールは、脈拍音信号を脈拍音データに変換し、圧力画像信号を圧力データに変換するように構成されている。演算モジュールは、脈拍音データ及び圧力データに基づいて血圧値を取得するように構成されている。表示モジュールは、脈拍音信号及び圧力画像信号を同期して表示するとともに、演算モジュールにより取得された血圧値を表示するように構成されている。本実施形態の端末デバイスは、スマートフォン(図6参照)である。これに代えて、他の実施形態では、端末デバイスは、コンピュータ、タブレットコンピュータ、リストバンド、時計、又はウェアラブルデバイス等のインテリジェントデバイスであってもよい。
本実施形態の画像取得部は、端末デバイスに設けられ、例えば、カメラ等、画像を撮影可能な部分であってもよい。本実施形態における音声取得部は、音声受信部と、音声前処理部と、音声送信部とを含む。音声送信部の端部には、接続部(例えば、ヘッドフォンプラグ)が設けられており、これにより音声取得部を端末デバイスに電気的に接続することができる。具体的には、図7に示すように、この実施形態の音声取得部は、聴診ヘッドであり、聴診ヘッド4及びマイクロフォン5を含む。マイクロフォン5は、音声送信部6に挿入され、音声送信部6の端部に位置する。ヘッドフォンプラグ7は、マイクロフォン5に直接接続されている。また、音声送信部6は、ゴム管等の中空管であり、これにより聴診ヘッド4で受信された脈拍音信号がゴム管内の空気振動によってマイクロフォン5に送信され、マイクロフォン5は、ヘッドフォンプラグを使用して脈拍音信号を端末デバイスに送信する。
これに代えて、他の実施形態では、マイクロフォン5を聴診ヘッドに配置してもよい。この場合、音声送信部6は、電線であり、聴診ヘッド4で受信された脈拍音信号は、マイクロフォン5、電線、及びヘッドフォンプラグ7を用いてスマートフォンに順次的に送信される。
これに代えて、他の実施形態では、聴診器をスマートフォンに無線接続してもよい。例えば、脈拍音信号は、ブルートゥース(登録商標)を使用してスマートフォンに送信してもよい。
本実施形態における端末デバイスの保存、処理、演算、表示等の機能は、端末デバイスにインストールされるアプリケーション(APP)によって実現してもよい。
本実施形態における血圧測定装置の使用プロセスは、以下の通りである。
まず、使用時に聴診器のヘッドフォンプラグをスマートフォンに差し込む。血圧計の測定プロセスは、通常の血圧計の測定プロセスと同である。血圧計は、膨張及び収縮を制御する。聴診器は、血圧計のカフブラダ内に固定され、上腕動脈に密着し、聴診音(脈拍)を取得する。そして、スマートフォンのAPPを起動する。図8は、APPの操作インタフェースを示している。スマートフォン上のカメラを電子血圧計の表示画面に向け、血圧測定の間、血圧計の表示画面上の画像及び聴診器の音の記録を開始する。スマートフォン内のAPPは、画像データ及び音声データを処理し、例えば、音の強さの振幅を表示し、画像認識に基づいて圧力読取値を取得し、更に血圧を判定する。
スマートフォン内のAPPは、更にデータ分析を実行することができ、音声データ及び圧力画像信号を同じタイムライン上に表示する。図8において、図中左側の縦線14は、聴診法により判定される収縮期圧に相当する。図の右側の縦線15は、拡張期圧に対応する時点を示す。したがって、時刻に対応させることができる画像及びここに表示される圧力値は、収縮期圧及び拡張期圧である。データが再生されると、中央の縦線16は、音の再生の進行と共に移動する。縦線16が通過する音の強さの振幅曲線は、ユーザが耳に聞こえる音をより正確に判別するための補助となる。
APPにおいて、音声信号は、時間領域、周波数領域、又はこの両方でグラフィック表示してもよい。グラフは、折れ線グラフに限らず、棒グラフ等であってもよい。更に、音の再生プロセスの間、一時停止、再開、及び2つの時点の間のループ再生の設定等の操作を実行できるように設定することができる。
更に、ユーザは、APPが脈拍音データ及び圧力画像信号を同じタイムライン上にグラフィック表示した結果に基づいて、聴診法を用いて、血圧値を手動で判定してもよい。また、APPは、オシロメトリック法を用いて、圧力データに基づいて血圧値を算出してもよい。オシロメトリック法で使用されるパラメータ(例えば、振幅パラメータ法におけるC1及びC2)は、操作インタフェース(図示せず)を使用することによって直接的に調整することができる。通常のユーザは、ある一回の測定で正確であると判定された血圧値(例えば、聴診法を用いて手動で測定された血圧値)を入力することで設定を行ってもよい。専用のAPPを使用して、入力された血圧値と、オシロメトリック法を用いて判定された血圧値とを比較し、比較結果に応じてパラメータを調整することによって、専門家なしでパラメータを調整することができる。これに代えて、聴診法を用いて判定された血圧値に基づいて、オシロメトリック法で使用されるパラメータ(例えば、C1及びC2)を自動的に較正してもよい。この較正は、例えば、一定時間後の自動較正等、定期的に設定することができる。このパラメータの調整は、個々の状況についての較正であり、これにより一般的な電子血圧計の直説的な読出値よりも測定精度が高くなる。更に、較正の後、聴診器を使用することなく(血圧値を判定するために聴診法を使用することなく)、比較的正確な血圧値を取得することができる。
前述のインタフェース機能の実装は、全て、従来技術で実施可能な範囲内にある。前提となるデータソースによって、データ処理及び表示、例えば、データ相関分析、及び動的要素の画像への追加の手法は、様々であり、実際の要求に応じて更に設計及び/又は改良を行うことができる。
本実施形態の血圧測定装置は、通常の電子血圧計と同様に使用でき、1回のクリックだけで測定を開始でき、血圧計は、カフブラダを自動的に膨張及び収縮させ、測定データを同期して記録する。測定後、オシロメトリック法及び/又は聴診法を用いて判定された血圧値が自動的に表示される。これに代えて、記録された圧力画像信号(又は圧力データ)及び音声データを端末デバイス(例えば、実施形態のスマートフォン)で再生し、聴診法を用いて手動で血圧値を判定してもよい。
以上、本発明の好ましい具体的な実施形態について詳細に説明した。当業者は、創造的な努力なしに、本発明の概念に従って多くの修正及び変更を行うことができる。したがって、従来技術及び本発明の概念に基づく論理的分析、推論、又は限定された実験によって当業者によって想到される技術的解決策は、全て、特許請求の範囲によって判定される保護範囲内に含まれる。

Claims (15)

  1. 音声取得部と、画像取得部と、端末デバイスとを備える血圧測定補助デバイスであって、
    前記音声取得部は、血圧測定中に脈拍音信号を取得し、前記脈拍音信号を前記端末デバイスに送信するように構成され、
    前記画像取得部は、血圧測定中に圧力画像信号を取得し、前記圧力画像信号を前記端末デバイスに送信するように構成され、
    前記端末デバイスは、前記脈拍音信号及び前記圧力画像信号を保存するように構成されている血圧測定補助デバイス。
  2. 請求項1において、前記端末デバイスは、前記脈拍音信号及び前記圧力画像信号を保存し、前記脈拍音信号を同期して再生し、前記圧力画像信号を同期して表示するように構成されている血圧測定補助デバイス。
  3. 請求項2において、前記端末デバイスは、保存モジュールと、表示モジュールと、再生モジュールとを備え、前記保存モジュールは、前記脈拍音信号及び前記圧力画像信号を保存するように構成され、前記表示モジュールは、前記保存モジュールが前記圧力画像信号を保存するときに前記圧力画像信号を同期的に表示するように構成され、前記再生モジュールは、前記保存モジュールが前記脈拍音信号を保存するときに前記脈拍音信号を同期して再生するように構成され、前記圧力画像信号の表示と脈拍音信号の再生とが同期される血圧測定補助デバイス。
  4. 請求項1において、前記端末デバイスは、前記脈拍音信号及び圧力画像信号を保存し、前記脈拍音信号を脈拍音データに変換し、前記脈拍音データ及び前記圧力画像信号を同期して表示する血圧測定補助デバイス。
  5. 請求項4において、前記端末デバイスは、保存モジュールと、処理モジュールと、表示モジュールとを備え、前記保存モジュールは、前記脈拍音信号及び前記圧力画像信号を保存するように構成され、前記処理モジュールは、前記脈拍音信号を脈拍音データに変換するように構成され、前記表示モジュールは、前記脈拍音データ及び前記圧力画像信号を同期して表示するように構成されている血圧測定補助デバイス。
  6. 請求項1において、前記端末デバイスは、前記脈拍音信号及び前記圧力画像信号を保存し、前記脈拍音信号を脈拍音データに変換し、前記圧力画像信号を圧力データに変換し、前記脈拍音データ及び前記圧力データに基づいて血圧値を取得して表示する血圧測定補助デバイス。
  7. 請求項6において、前記端末デバイスは、保存モジュールと、処理モジュールと、演算モジュールと、表示モジュールとを備え、前記保存モジュールは、前記脈拍音信号及び前記圧力画像信号を保存するように構成され、前記処理モジュールは、前記脈拍音信号を脈拍音データに変換し、前記圧力画像信号を圧力データに変換するように構成され、前記演算モジュールは、前記脈拍音データ及び前記圧力データに基づいて前記血圧値を取得するように構成され、前記表示モジュールは、前記演算モジュールによって取得された血圧値を表示するように構成されている血圧測定補助デバイス。
  8. 請求項6において、前記端末デバイスは、保存モジュールと、処理モジュールと、演算モジュールと、表示モジュールとを備え、前記保存モジュールは、前記脈拍音信号及び前記圧力画像信号を保存するように構成され、前記処理モジュールは、前記脈拍音信号を脈拍音データに変換し、前記圧力画像信号を圧力データに変換するように構成され、前記演算モジュールは、前記脈拍音データ及び前記圧力データに基づいて前記血圧値を取得するように構成され、前記表示モジュールは、前記脈拍音信号及び圧力画像信号を同期して表示するとともに、前記演算モジュールにより取得された血圧値を表示するように構成されている血圧測定補助デバイス。
  9. 請求項1乃至8いずれか一項において、前記画像取得部は、前記端末デバイス内に設けられている血圧測定補助デバイス。
  10. 請求項1乃至8いずれか一項において、前記音声取得部は、音声受信部と、音声前処理部と、音声送信部とを備え、前記音声前処理部は、前記音声受信部に配置され、前記音声受信部が受信した前記脈拍音信号は、前記音声送信部と、前記音声送信部と、前記音声送信部の端部に配置された接続部とを用いて、前記端末デバイスに順次送信される血圧測定補助デバイス。
  11. 請求項10において、前記音声送信部は、電線である血圧測定補助デバイス。
  12. 請求項1乃至8いずれか一項において、前記音声取得部は、音声受信部と、音声前処理部と、音声送信部とを備え、前記音声前処理部は、前記音声送信部に配置され、前記音声送信部の端部に位置し、前記音声受信部が受信した前記脈拍音信号は、前記音声送信部を介して前記音声前処理部に送信され、前記音声前処理部は、前記音声送信部の端部に設けられた接続部を介して、前記脈拍音信号を前記端末デバイスに送信する血圧測定補助デバイス。
  13. 請求項12において、前記音声送信部は、中空管である血圧測定補助デバイス。
  14. 請求項10において、前記音声送信部の端部に前記接続部が設けられ、これにより、前記音声取得部を前記端末デバイスに電気的に接続することができる血圧測定補助デバイス。
  15. 血圧計と、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の血圧計用補助デバイスとを備える血圧測定装置。
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