相互参照
[0001]本特許出願は、各々が本出願の譲受人に譲渡された、2016年6月7日に出願された、「Flexible Coding Schemes」と題する、Yooらによる米国特許出願第15/175,966号、および2015年7月20日に出願された、「Flexible Coding Schemes」と題する、Yooらによる米国仮特許出願第62/194,687号の優先権を主張する。
[0002]以下は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、フレキシブルコーディング方式(flexible coding schemes)に関する。
[0003]ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなど、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例としては、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムがある。
[0004]これらの多元接続技術は、様々なワイヤレスデバイスが都市、国家、地域、さらには地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されている。例示的な電気通信規格はロングタームエボリューション(LTE(登録商標))である。LTEは、スペクトル効率を改善し、コストを低下させ、サービスを改善し、新しいスペクトルを利用し、他のオープン規格とより良く一体化するように設計される。LTEは、ダウンリンク(DL)上でOFDMAを使用し、アップリンク(UL)上でシングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)を使用し、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用し得る。(LTEシステムを含む)ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはユーザ機器(UE)として知られていることがある、複数の通信デバイスのための通信を各々がサポートする、いくつかの基地局を含み得る。
[0005]いくつかのワイヤレスシステムは、ワイヤレスデータ送信のための前方誤り訂正を可能にし得る、コーディング方式を使用する通信をサポートし得る。コーディング方式は、ターボコードと低密度パリティチェック(LDPC:low density parity check)コードとを含み得る。異なるコーディング方式は、スペクトル効率および計算複雑さにおける差を含む、異なる特性を有し得る。
[0006]ワイヤレス通信システムは、たとえば、ターボコード(TC)および低密度パリティチェック(LDPC)コードなど、複数のコーディング方式をサポートし得る。本システムは、明示的シグナリング、または送信パラメータの暗黙的評価に基づいて、コーディング方式の選択をサポートし得る。送信デバイスは、コーディング方式を選択し、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを符号化し、ワイヤレス接続を介して、符号化されたメッセージを送信し得る。受信デバイスは、符号化されたメッセージを受信し、コーディング方式を識別し、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを復号し得る。
[0007]ワイヤレス通信の方法が説明される。本方法は、ワイヤレス接続のために利用可能な複数のコーディング方式から1つのコーディング方式を選択することと、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを符号化することと、ワイヤレス接続を介して、符号化されたメッセージを送信することとを含み得る。
[0008]ワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、ワイヤレス接続のために利用可能な複数のコーディング方式から1つのコーディング方式を選択するための手段と、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを符号化するための手段と、ワイヤレス接続を介して、符号化されたメッセージを送信するための手段とを含み得る。
[0009]ワイヤレス通信のためのさらなる装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得、命令は、本装置に、ワイヤレス接続のために利用可能な複数のコーディング方式から1つのコーディング方式を選択することと、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを符号化することと、ワイヤレス接続を介して、符号化されたメッセージを送信することとを行わせるためにプロセッサによって実行可能である。
[0010]ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、ワイヤレス接続のために利用可能な複数のコーディング方式から1つのコーディング方式を選択することと、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを符号化することと、ワイヤレス接続を介して、符号化されたメッセージを送信することとを行うために実行可能な命令を含み得る。
[0011]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、コーディング方式の指示をユーザ機器に送信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここにおいて、符号化されたメッセージはダウンリンクメッセージである。追加または代替として、いくつかの例では、コーディング方式の指示は半静的指示または動的指示を備える。
[0012]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、コーディング方式の指示を基地局から受信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここにおいて、メッセージはアップリンクメッセージである。追加または代替として、いくつかの例では、コーディング方式の指示は半静的指示または動的指示を備える。
[0013]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、符号化されたメッセージのための送信パラメータを決定するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここにおいて、コーディング方式を選択することは、送信パラメータに少なくとも部分的に基づく。追加または代替として、いくつかの例では、送信パラメータは、データレート、復号レイテンシバジェット、デバイス能力、またはそれらの組合せを備える。
[0014]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、コーディング方式は、競合ベーススペクトルを使用するワイヤレス接続に少なくとも部分的に基づいて選択される。追加または代替として、いくつかの例では、複数のコーディング方式は、少なくともターボコーディング方式と低密度パリティチェックコーディング方式とを備える。選択されたコーディング方式は、送信時間間隔の第1の部分のためのターボコーディング方式と、送信時間間隔の第2の部分のための低密度パリティチェックコーディング方式とを含み得る。
[0015]ワイヤレス通信の方法が説明される。本方法は、ワイヤレス接続のために利用可能な複数のコーディング方式から1つのコーディング方式を選択することと、複数のコーディング方式が、少なくともターボコーディング方式と低密度パリティチェックコーディング方式とを備える、ワイヤレス接続を介してメッセージを受信することと、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを復号することとを含み得る。
[0016]ワイヤレス通信のための装置が説明される。本装置は、接続のために利用可能な複数のコーディング方式から1つのコーディング方式を選択するための手段と、複数のコーディング方式が、少なくともターボコーディング方式と低密度パリティチェックコーディング方式とを備える、ワイヤレス接続を介してメッセージを受信するための手段と、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを復号するための手段とを含み得る。
[0017]ワイヤレス通信のためのさらなる装置が説明される。本装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得、命令は、本装置に、接続のために利用可能な複数のコーディング方式から1つのコーディング方式を選択することと、複数のコーディング方式が、少なくともターボコーディング方式と低密度パリティチェックコーディング方式とを備える、ワイヤレス接続を介してメッセージを受信することと、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを復号することとを行わせるためにプロセッサによって実行可能である。
[0018]ワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、接続のために利用可能な複数のコーディング方式から1つのコーディング方式を選択することと、複数のコーディング方式が、少なくともターボコーディング方式と低密度パリティチェックコーディング方式とを備える、ワイヤレス接続を介してメッセージを受信することと、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを復号することとを行うために実行可能な命令を含み得る。
[0019]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、コーディング方式の指示をユーザ機器に送信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここにおいて、メッセージはアップリンクメッセージである。追加または代替として、いくつかの例では、コーディング方式の指示は半静的指示または動的指示を備える。
[0020]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、コーディング方式の指示を基地局から受信するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここにおいて、メッセージはダウンリンクメッセージである。追加または代替として、いくつかの例では、コーディング方式の指示は半静的指示または動的指示を備える。
[0021]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、メッセージのための送信パラメータを決定するためのプロセス、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここにおいて、コーディング方式を選択することは、送信パラメータに少なくとも部分的に基づく。追加または代替として、いくつかの例では、送信パラメータは、データレート、復号レイテンシバジェット、デバイス能力、またはそれらの組合せを備える。
[0022]本明細書で説明される方法、装置、または非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、コーディング方式は、競合ベーススペクトルを使用するワイヤレス接続に少なくとも部分的に基づいて選択される。追加または代替として、いくつかの例では、選択されたコーディング方式は、少なくともターボコーディング方式と低密度パリティチェックコーディング方式とを備える。選択されたコーディング方式は、送信時間間隔の第1の部分のためのターボコーディング方式と、送信時間間隔の第2の部分のための低密度パリティチェックコーディング方式とを含み得る。
[0023]本開示の態様は、以下の図を参照して説明される。
[0024]本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式をサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図。
[0025]本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式をサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図。
[0026]本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式をサポートするプロセスフローの一例を示す図。
[0027]本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式をサポートするワイヤレスデバイスのブロック図。
本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式をサポートするワイヤレスデバイスのブロック図。
本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式をサポートするワイヤレスデバイスのブロック図。
[0028]本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式をサポートするデバイスを含むシステムのブロック図。
[0029]本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式をサポートする基地局を含むシステムのブロック図。
[0030]本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式のための方法を示す図。
本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式のための方法を示す図。
本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式のための方法を示す図。
本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式のための方法を示す図。
本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式のための方法を示す図。
本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式のための方法を示す図。
本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式のための方法を示す図。
本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式のための方法を示す図。
詳細な説明
[0031]いくつかのワイヤレスシステムは、ターボコード(TC)および低密度パリティチェック(LDPC)コードなど、コーディング方式を使用して、データ送信におけるエラーを低減または訂正するために、前方誤り訂正(FEC)を適用し得る。たとえば、いくつかのワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)(たとえば、LTEおよび他のタイプのセルラーネットワーク)は、高いスペクトル効率を達成するためにTCを使用する。対照的に、多くのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)(たとえば、WiFi(登録商標))は、より低い計算コストで厳しい復号レイテンシ仕様を満たすためにLDPCを使用する。ワイヤレス通信においてFECのために使用される追加のコーディング方式としては、たとえば、ポーラコード(polar code)、リード−ソロモンコード(Reed-Solomon code)、リード−マラーコード(Reed-Muller code)、および畳み込みコード(convolutional codes)がある。
[0032]異なるタイプのワイヤレス通信システムは、従来、FECのための静的コーディング方式に関連するが、いくつかの場合には、マルチモードワイヤレスデバイスは、FECのための複数のコーディング方法をサポートするハードウェアを含み得る。たとえば、ワイヤレスデバイスは、TCエンコーダ/デコーダを有するLTEモデムと、LDPCエンコーダ/デコーダを有するWLANモデムとを含み得る。これらの場合、いずれのコーディング方式も、いずれかのモデムのためのFECを実装するために使用され得るように、モデムは相互運用可能であり得る。この能力は、異なるタイプのワイヤレス送信に適応するための、コーディング方式の動的トグリング(dynamic toggling)を可能にし得、これは、ワイヤレスデバイスの全体的性能および効率を増加させ得る。したがって、本開示は、コーディング方式がそれによって所与のワイヤレス接続のために識別および選択され得る、技法および選択基準を概説する。
[0033]ワイヤレス接続のためのコーディング方式の選択および使用は、暗黙的に、または接続を介したシグナリングを通して行われ得る。コーディング方式の暗黙的選択は、データ送信のデータレート、復号レイテンシバジェット(decoding latency budget)、ユーザ機器(UE)または基地局能力、あるいはそれらの組合せに基づき得る。シグナリングがコーディング方式の選択を通信するために使用されるとき、あるワイヤレスデバイスが、コーディング方式を選択し、次いで、ダウンリンク(DL)またはアップリンク(UL)許可あるいは他のメッセージ中で、接続に関連する1つまたは複数の他のワイヤレスデバイスに、その選択を示し得る。
[0034]最初に、本開示の態様がワイヤレス通信システムのコンテキストにおいて説明される。次いで、特定の例が、ワイヤレス接続のために利用可能なコーディング方式のセットから1つのコーディング方式を選択することと、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを符号化することと、ワイヤレス接続を介して、符号化されたメッセージを送信することと、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを復号することとについて説明される。本開示のこれらおよび他の態様は、フレキシブルコーディング方式に関係する装置図、システム図、およびフローチャートによってさらに示され、それらを参照しながら説明される。
[0035]本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される「コーディング方式」という用語は、ワイヤレス送信における前方誤り訂正のために物理レイヤにおいて冗長データとともにデータビットがそれによって符号化される、アルゴリズムまたはプロセスを指す。
[0036]本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される「半静的指示」という用語は、a)選択が後続の送信されたメッセージによって変更されるまで有効なままである、コーディング方式の選択をシグナリングするメッセージ、またはb)コーディング方式を選択するためのルールをシグナリングするメッセージ、ここにおいて、ルールは後続の送信されたメッセージによって変更されるまで有効なままである、を指す。
[0037]本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される「動的指示」という用語は、瞬時送信または送信のセットに固有の、あるいは有効期限に関連する、コーディング方式の選択をシグナリングするメッセージを指す。
[0038]図1は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、ユーザ機器(UE)115と、コアネットワーク130とを含む。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100はロングタームエボリューション(LTE)/LTEアドバンスト(LTE−A)ネットワークであり得る。ワイヤレス通信システム100は、TCまたはLDPCコーディング方式など、異なるコーディング方式の動的選択をサポートし得る。
[0039]基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介して、UE115とワイヤレスに通信し得る。各基地局105は、それぞれの地理的カバレージエリア110に対して通信カバレージを与え得る。ワイヤレス通信システム100に示されている通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク(UL)送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され得、各UE115は固定式または移動式であり得る。UE115は、局(STA)、移動局、加入者局、リモートユニット、ワイヤレスデバイス、アクセス端末、ハンドセット、ユーザエージェント、クライアント、またはいくつかの他の好適な用語で呼ばれることもある。UE115は、セルラーフォン、ワイヤレスモデム、ハンドヘルドデバイス、パーソナルコンピュータ、タブレット、パーソナル電子デバイス、マシンタイプ通信(MTC)デバイスまたは他のワイヤレスデバイスであり得る。
[0040]基地局105は、コアネットワーク130とおよび互いと通信し得る。たとえば、基地局105は、バックホールリンク132(たとえば、S1など)を通して、コアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、直接または間接的にのいずれかで(たとえば、コアネットワーク130を通して)バックホールリンク134(たとえば、X2など)を介して互いと通信し得る。基地局105は、UE115との通信のための無線構成およびスケジューリングを実行し得るか、または基地局コントローラ(図示せず)の制御下で動作し得る。いくつかの例では、基地局105は、マクロセル、スモールセル、ホットスポットなどであり得る。基地局105はeノードB(eNB)105と呼ばれることもある。
[0041]ワイヤレス通信システム100は、通信の信頼性を改善するための1つまたは複数の方法を採用し得る。これらの方法は、前方誤り訂正(FEC)とハイブリッド自動再送要求(HARQ)とを含み得る。いくつかの場合には、FECは、ターボコード(TC)など、データコーディング方式を使用し得、これは、データ置換(data permutations)と畳み込みコードの組合せを使用し得る。他の場合には、FECは、2部グラフ(bipartite graph)を使用する低密度パリティチェック(LDPC)コードに基づき得る。
[0042]HARQは、(たとえば、巡回冗長検査(CRC)を使用する)誤り検出と、前方誤り訂正(FEC)と、再送信(たとえば、自動再送要求(ARQ))との組合せに基づき得る。HARQは、不良な無線状態(たとえば、信号対雑音状態)において媒体アクセス制御(MAC)レイヤにおけるスループットを改善し得る。HARQでは、(システマティックおよび冗長ビットを含む)不正確に受信されたデータは、データを正常に復号することの全体的尤度を改善するために、バッファに記憶され、後続の送信と組み合わせられ得る。インクリメンタル冗長(IR:Incremental Redundancy)HARQでは、追加の冗長ビットが後続の送信(すなわち、再送信)に追加され、これは、最初の送信と組み合わせられ、コードレートを効果的に低下させ、したがって、正常な復号の可能性を増加させる。チェイス合成(CC:chase combining)HARQでは、同じシステマティックおよび冗長ビットが各再送信において送信され、受信機における信号対雑音比を効果的に増加させ、したがって、正常な復号の可能性を増加させる。HARQでは、再送信は、元のメッセージの送信機が、情報を復号する試みの失敗を示す否定応答(NACK)を受信した後に開始される。送信、応答および再送信のチェーンは、HARQプロセスと呼ばれることがある。いくつかの例では、限られた数のHARQプロセスが所与の通信リンク125のために使用され得る。
[0043]いくつかの場合には、UE115または基地局105は、共有または無認可周波数スペクトルにおいて動作し得る。これらのデバイスは、チャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、通信するより前にクリアチャネルアセスメント(CCA:clear channel assessment)を実行し得る。CCAは、他のアクティブ送信があるかどうかを決定するためのエネルギー検出プロシージャを含み得る。たとえば、デバイスは、電力計の信号強度の変化が、チャネルが占有されることを示すと推論し得る。詳細には、ある帯域幅中に集中し、所定の雑音フロア(noise floor)を超える信号電力が、別のワイヤレス送信機を示し得る。CCAは、チャネルの使用を示す特定のシーケンスの検出をも含み得る。たとえば、別のデバイスが、データシーケンスを送信するより前に特定のプリアンブルを送信し得る。いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は、無認可スペクトルのための異なるコーディング方式、またはコーディング方式の組合せの使用をサポートし得る。
[0044]いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数の拡張コンポーネントキャリア(eCC:enhanced component carrier)を利用し得る。拡張コンポーネントキャリア(eCC)は、他のタイプのコンポーネントキャリアと比較して、フレキシブル帯域幅、異なる送信時間間隔(TTI)、および変更された制御チャネル構成を含む、1つまたは複数の特徴によって特徴づけられ得る。いくつかの場合には、eCCは、(たとえば、複数のサービングセルが準最適なバックホールリンクを有するとき)キャリアアグリゲーション(CA)構成またはデュアル接続性構成に関連し得る。eCCはまた、(たとえば、2つ以上の事業者が、スペクトルを使用することを認可された(licensed)場合)無認可スペクトルまたは共有スペクトル中で使用するために構成され得る。フレキシブル帯域幅によって特徴づけられるeCCは、全帯域幅を監視することが可能でないか、または(たとえば、電力を節約するために)限られた帯域幅を使用することを選好する、UE115によって利用され得る1つまたは複数のセグメントを含み得る。
[0045]いくつかの場合には、eCCは、他のコンポーネントキャリア(CC)とは異なるTTI長を使用し得、これは、他のCCのTTIと比較して低減されたまたは可変のシンボル持続時間の使用を含み得る。いくつかの場合には、シンボル持続時間は同じままであり得るが、各シンボルは別個のTTIを表し得る。いくつかの例では、eCCは、異なるTTI長に関連する複数の階層レイヤを含み得る。たとえば、ある階層レイヤにおけるTTIは均一な1msサブフレームに対応し得るが、第2のレイヤでは、可変長TTIは短い持続時間シンボル期間のバーストに対応し得る。いくつかの場合には、より短いシンボル持続時間も、増加したサブキャリア間隔に関連し得る。低減されたTTI長とともに、eCCは、動的時分割複信(TDD)動作を利用し得る(すなわち、それは、動的条件に従って短いバーストのためにダウンリンク(DL)動作からアップリンク(UL)動作に切り替わり得る)。
[0046]フレキシブル帯域幅および可変TTIは、変更された制御チャネル構成に関連し得る(たとえば、eCCは、DL制御情報のために拡張物理ダウンリンク制御チャネル(ePDCCH)を利用し得る)。たとえば、eCCの1つまたは複数の制御チャネルは、フレキシブル帯域幅使用に適応するために周波数分割多重化(FDM)スケジューリングを利用し得る。他の制御チャネル変更は、(たとえば、発展型マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(eMBMS)スケジューリングのための、または可変長ULおよびDLバーストの長さを示すための)追加の制御チャネルの使用、あるいは異なる間隔で送信される制御チャネルの使用を含む。eCCは、変更されたまたは追加のHARQ関係制御情報をも含み得る。
[0047]いくつかの場合には、セルラーネットワークのeCCは、無認可無線スペクトルまたは他の競合ベース共有スペクトルにおけるチャネル上で実装され得る。無認可または共有スペクトルは、1つまたは複数のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含む、様々な無線アクセス技術の間で共有され得る。異なる無線アクセス技術は、リッスンビフォアトーク構造を使用して、スペクトルへのアクセスを求めて互いに競合し得る。いくつかのワイヤレスデバイスは、同じスペクトル上で複数の無線アクセス技術を使用することが可能であり得る。たとえば、UE115または基地局105は、セルラーモデムとWLANモデムの両方を有し得、その両方が、無認可スペクトルの同じ帯域上で動作し得る。セルラーモデムは、ターボコード(TC)エンコーダ/デコーダを使用し得、WLANモデムは、低密度パリティチェック(LDPC)エンコーダ/デコーダを使用し得る。いくつかの場合には、両方のエンコーダ/デコーダが、いずれのモデムにとっても利用可能であり得る。
[0048]したがって、ワイヤレス通信システム100のいくつかの基地局105およびUE115は、TCおよびLDPCコードなど、複数のコーディング方式をサポートし得る。コーディング方式の選択は、明示的シグナリング、または送信パラメータの暗黙的評価に基づき得る。送信デバイス(UE115または基地局105)は、コーディング方式を選択し、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを符号化し、ワイヤレス接続を介して、符号化されたメッセージを送信し得る。受信デバイス(UE115または基地局105)は、コーディング方式を識別し、ワイヤレス接続を介して、符号化されたメッセージを受信し、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを復号し得る。
[0049]図2は、本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式のためのワイヤレス通信システム200の一例を示す。ワイヤレス通信システム200は、図1を参照しながら説明されたUE115、基地局105のそれぞれの例であり得る、UE115−aと基地局105−aとを含み得る。UE115−aおよび基地局105−aは、それぞれ、第1のコーディング方式を実装する第1のエンコーダ/デコーダ205−a、205−bと、第2の符号化方式を実装する第2のエンコーダ/デコーダ210−b、210−bとを有し得る。基地局105−aは、第1の符号化方式または第2の符号化方式のいずれかを使用してデータを送信し、第1の符号化方式または第2の符号化方式のいずれかを使用してデータを送信および復号するようにUE115−aを構成し得る。図2の残りは、第1および第2の符号化方式としてTCおよびLDPCの例を使用して説明されるが、他のタイプのコーディング方式が、TCおよびLDPCに加えて、またはそれらの代わりに使用され得ることが当業者には明らかであろう。他のコーディング方式の例としては、ポーラコーディング方式、畳み込みコーディング方式などがある。
[0050]いくつかの場合には、TCは、LDPCよりも高いスペクトル効率をサポートし得、LDPCは、TCよりも低いコストおよび低いレイテンシで実装され得る。したがって、無認可周波数スペクトル(たとえば、競合ベース周波数スペクトル)では、TCおよびLDPCのフレキシブルな使用を含めることが適切であり得る。このフレキシビリティは、能力を超えることまたはハードウェアを追加することなしに、TCおよびLDPCの再利用を可能にし得る。エンコーダ/デコーダ205および210など、複数のエンコーダ/デコーダを使用することは、TCおよびLDPCのフレキシブルな使用をサポートし得る。
[0051]いくつかの場合には、UE115−aと基地局105−aとの間の通信リンク125−aに関連する1つまたは複数の送信パラメータに基づいてコーディング方式を選択することが適切であり得る。たとえば、送信パラメータは、スループットまたはレイテンシと相関し得る、したがって、より低いスループットまたはより高いレイテンシのデータ接続の場合にTCが選択され、より高いスループットおよびより低いレイテンシのデータ接続の場合にLDPCが選択される。
[0052]可能な送信パラメータの例としては、データレート(たとえば、あらかじめ定義されたしきい値よりも高い公称データレートを有する接続はLDPCを使用し、あらかじめ定義されたしきい値よりも低い公称データレートを有する接続はTCを使用する)、チャネル帯域幅(たとえば、あらかじめ定義されたしきい値よりも高いチャネル帯域幅上での接続はLDPCを使用し、あらかじめ定義されたしきい値よりも低いチャネル帯域幅上での接続はTCを使用する)、変調およびコーディング方式(MCS)(たとえば、あらかじめ定義されたしきい値よりも高いMCSインデックスをもつ接続はLDPCを使用し、あらかじめ定義されたしきい値よりも低いMCSインデックスをもつ接続はTCを使用する)、送信ランク(たとえば、あらかじめ定義されたしきい値よりも高い送信ランクをもつ接続はLDPCを使用し、あらかじめ定義されたしきい値よりも低い送信ランクをもつ接続はTCを使用する)、復号またはACK/NACKタイミングバジェット(たとえば、あらかじめ定義されたしきい値よりも高いバジェットをもつ接続はTCを使用し、あらかじめ定義されたしきい値よりも低いバジェットをもつ接続はLDPCを使用する)がある。
[0053]コーディング方式は、受信機のデコーダ能力、特に、デコーダスループット(すなわち、デコーダが所与の時間においていくつのビットを復号することができるか)に基づいて選択され得る。いくつかの例では、UE115−aは、それのデコーダスループットの指示を基地局105−aにシグナリングし得、基地局105−aは、コーディング方式を選択し、選択されたコーディング方式をUE115−aにシグナリングし得る。
[0054]上記の送信パラメータのためのしきい値の選択は、デバイス能力、リソース利用可能性、およびフィールド状態に基づく、実装形態固有であり得る。いくつかの例は、適切なコーディング方式を選択するために、異なる送信パラメータのためのしきい値の組合せを使用し得る。一例では、TCは、20MHzチャネル帯域幅上でのデータ接続、または(たとえば、あらかじめ定義されたしきい値を下回る)低いMCSインデックスをもつ80MHz帯域幅上でのデータ接続のために使用され得る。この例では、LDPCは、(たとえば、あらかじめ定義されたしきい値にあるかまたはそれを上回る)高いMCSインデックスをもつ80MHzチャネル帯域幅上でのデータ接続のために使用され得る。
[0055]さらに、TCは、インクリメンタル冗長(IR)、チェイス合成(CC)、またはARQとともに使用され得、LDPCは、IRではなくCCまたはARQとともに使用され得る。いくつかの場合には、TCとLDPCとは、1つの送信時間間隔(TTI)において混合され得る。たとえば、ターボコーディング方式は、送信時間間隔の第1の部分のために使用され得、低密度パリティチェックコーディング方式は、送信時間間隔の第2の部分のために使用され得る。いくつかのコードブロック(CB)およびコードワード(CW)(たとえば、空間レイヤ)はTCを使用し得、他のものはLDPCを使用し得る。たとえば、一方のCWは高いMCSを有し、LDPCを使用し得、他方のCWは低いMCSを有し、TCを使用し得る。
[0056]ワイヤレス通信システム200では、接続のためのTCまたはLDPCの選択は、上記の送信パラメータのうちの1つまたは複数を使用して、基地局105−aとUE115−aの両方によって別個に決定され得る。代替的に、基地局105−aまたはUE115−aのうちの一方が、コーディング方式を選択し、明示的シグナリングを使用して、選択されたコーディング方式を他方のデバイスに通知し得る。たとえば、TCを使用すべきなのかLDPCを使用すべきなのかの指示が、ダウンリンク(DL)またはアップリンク(UL)許可中に含まれ得る(たとえば、TCまたはLDPCのいずれかを示すビット)。選択されたコーディング方式は、動的にまたは半静的にシグナリングされ得る。追加または代替として、デバイスのうちの一方は、他方のデバイスが適切なコーディング方式を別個に選択するために使用するための、動的、静的、または半静的選択基準しきい値のセットを、他方のデバイスにシグナリングし得る。
[0057]図3は、本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式のためのプロセスフロー300の一例を示す。プロセスフロー300は、図1〜図2を参照しながら説明されたUE115および基地局105の例であり得る、UE115−bと基地局105−bとを含み得る。UE115−bおよび基地局105−bは、複数のコーディング方式を使用する通信のために構成され得る。プロセスフロー300は、基地局105−bがメッセージを符号化し、UE115−bに送信する一例を示すが、いずれのデバイスも、送信デバイスまたは受信デバイスであり得る。
[0058]305において、基地局105−bおよびUE115−bは、ワイヤレス接続を確立し得る。ワイヤレス接続は、競合ベースまたは無認可周波数スペクトル上で確立され得、1つまたは複数のeCCを含み得る。ワイヤレス接続は、TC、LDPC、または他のコーディング方式など、複数のコーディング方式のフレキシブルな使用をサポートし得る。
[0059]310において、基地局105−bは、ワイヤレス接続のために利用可能なコーディング方式のセット(たとえば、TC方式およびLDPCコーディング方式)から1つのコーディング方式を選択し得る。ワイヤレス接続のために利用可能なコーディング方式は、基地局105−bとUE115−bの両方においてインストールされたハードウェアエンコーダによって定義され得る。いくつかの場合には、UE115−bは、サポートされるコーディング方式のそれのセットを基地局105−bにシグナリングし得、基地局105−bは、基地局105−bとUE115−bの両方によってサポートされるコーディング方式のセットとして、ワイヤレス接続のために利用可能なコーディング方式のセットを決定し得る。
[0060]基地局105−bは、UEに送信されるべきメッセージの送信パラメータを識別し、送信パラメータに基づいてコーディング方式を選択し得る。送信パラメータは、データレート、復号レイテンシバジェットまたはデバイス能力を含み得る。さらに、基地局105−bは、競合ベース(または無認可)スペクトルを使用するワイヤレス接続に基づいて、コーディング方式を選択し得る。
[0061]315において、基地局105−bは、選択されたコーディング方式をUE115−bにシグナリングし得る。信号は、コーディング方式の半静的指示または動的指示を含み得る。コーディング方式を受信すると、UE115−bは、コーディング方式を使用してメッセージ(たとえば、アップリンクメッセージ)を基地局105−bに送信し得る。UE115−bはまた、基地局105−bによって送られたデータパケットを復号するためにコーディング方式を使用し得る。
[0062]いくつかの場合には、基地局105−bは、明示的信号を送らないことがある。すなわち、いくつかの場合には、UE115−bは、送信および復号するために使用されるコーディング方式を暗黙的に決定し得る。暗黙的決定は、図2を参照しながら上記で説明されたように、データレート、チャネル帯域幅、MCS、送信ランク、復号またはACK/NACKタイミングバジェット、あるいはデバイス能力など、1つまたは複数の送信パラメータまたはデバイス制約に基づき得る。
[0063]320において、UE115−bは、図2を参照しながら上記で説明されたように、1つまたは複数の送信パラメータとそれらの関連するしきい値とに基づいて、コーディング方式を識別し得る。いくつかの場合には、コーディング方式はデータ送信より前に識別され得るが、他の場合には、送信は受信され、送信の態様が、コーディング方式を識別するために使用され得る。
[0064]325において、基地局105−bは、選択されたコーディング方式を使用してデータを符号化し得る。330において、基地局105−bは、ワイヤレス接続を介して、符号化されたメッセージを送信し得る。330において、UE115−bは、基地局105−bから受信された符号化されたメッセージを復号し得る。UE115−bは、(基地局105−bによってシグナリングされたかまたは暗黙的に決定された)コーディング方式を使用して、メッセージを復号し得る。ブロック325、330、および335の動作は、UEがブロック325の符号化とブロック330の送信とを実行し、BSがブロック335の復号を実行するように、反転され得ることが、当業者には理解されよう。
[0065]図4は、本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式のために構成されたワイヤレスデバイス400のブロック図を示す。ワイヤレスデバイス400は、図1〜図3を参照しながら説明されたUE115または基地局105の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス400は、受信機405と、フレキシブルコーディング方式モジュール410と、送信機415とを含み得る。ワイヤレスデバイス400はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は互いと通信していることがある。
[0066]受信機405は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連する制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびフレキシブルコーディング方式に関係する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、フレキシブルコーディング方式モジュール410に、およびワイヤレスデバイス400の他の構成要素に受け渡され得る。
[0067]フレキシブルコーディング方式モジュール410は、ターボコーディング方式および低密度パリティチェック(LDPC)コーディング方式を含む、ワイヤレス接続のために利用可能なコーディング方式のセットから1つのコーディング方式を選択し、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを符号化し、ワイヤレス接続を介して、符号化されたメッセージを送信し得る。
[0068]送信機415は、ワイヤレスデバイス400の他の構成要素から受信された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機415は、トランシーバモジュール中で受信機405とコロケートされ得る。送信機415は単一のアンテナを含み得るか、またはそれは複数のアンテナを含み得る。
[0069]図5は、本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式のためのワイヤレスデバイス500のブロック図を示す。ワイヤレスデバイス500は、図1〜図4を参照しながら説明されたワイヤレスデバイス400、UE115または基地局105の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス500は、受信機405−a、フレキシブルコーディング方式モジュール410−a、または送信機415−aを含み得る。ワイヤレスデバイス500はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は互いと通信していることがある。フレキシブルコーディング方式モジュール410−aはまた、コーディング方式選択モジュール505と、エンコーダ/デコーダ510−aおよび510−bと、メッセージングモジュール515とを含み得る。
[0070]受信機405−aは、フレキシブルコーディング方式モジュール410−aに、およびワイヤレスデバイス500の他の構成要素に受け渡され得る情報を受信し得る。フレキシブルコーディング方式モジュール410−aは、図4を参照しながら説明された動作を実行し得る。送信機415−aは、ワイヤレスデバイス500の他の構成要素から受信された信号を送信し得る。
[0071]コーディング方式選択モジュール505は、図2〜図3を参照しながら説明されたように、ワイヤレス接続のために利用可能なコーディング方式のセット(たとえば、ターボコーディング方式と低密度パリティチェック(LDPC)コーディング方式とを含むセット)から1つのコーディング方式を選択し得る。コーディング方式選択モジュール505はまた、メッセージのための送信パラメータを決定し、送信パラメータに基づいてコーディング方式を選択し得る。いくつかの例では、送信パラメータは、データレート、復号レイテンシバジェットまたはデバイス能力を含む。いくつかの例では、コーディング方式は、競合ベーススペクトルを使用するワイヤレス接続に基づいて選択され得る。
[0072]エンコーダ/デコーダ510−aまたは510−bは、図2を参照しながら説明されたエンコーダ/デコーダ205−a、205−b、210−a、210−bのうちの1つまたは複数の一例であり得る。エンコーダ/デコーダ510−aまたは510−bは、図2〜図3を参照しながら説明されたように、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを符号化し得る。メッセージングモジュール515は、図2〜図3を参照しながら説明されたように、ワイヤレス接続を介して、符号化されたメッセージを送信し得る。メッセージングモジュール515はまた、ワイヤレス接続を介してメッセージを受信し得、エンコーダ/デコーダ510−aまたは510−bは、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを復号し得る。
[0073]図6は、本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式のためのワイヤレスデバイス400またはワイヤレスデバイス500の構成要素であり得る、フレキシブルコーディング方式410−bのブロック図600を示す。フレキシブルコーディング方式モジュール410−bは、図4〜図5を参照しながら説明されたフレキシブルコーディング方式モジュール410の態様の一例であり得る。フレキシブルコーディング方式モジュール410−bは、コーディング方式選択モジュール505−aと、エンコーダ/デコーダ510−cおよび510−dと、メッセージングモジュール515−aとを含み得る。これらのモジュールの各々は、図5を参照しながら説明された機能を実行し得る。フレキシブルコーディング方式モジュール410−bは、コーディング方式シグナリングモジュール605をも含み得る。
[0074]コーディング方式シグナリングモジュール605は、図2〜図3を参照しながら説明されたように、ダウンリンクメッセージ中でコーディング方式の指示をUEに送信し、ダウンリンクメッセージ中でコーディング方式の指示を基地局から受信し、アップリンクメッセージ中でコーディング方式の指示を基地局に送信し、アップリンクメッセージ中でコーディング方式の指示をUEから受信し得る。いくつかの例では、コーディング方式の指示は半静的指示または動的指示を含む。
[0075]エンコーダ/デコーダ510−cまたは510−dは、図2〜図3を参照しながら説明されたように、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを復号し得る。
[0076]図7は、本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式のために構成されたシステム700の図を示す。システム700は、UE115−cと基地局105−cとを含み得る。UE115−cは、図1、図2および図4〜図6を参照しながら説明されたワイヤレスデバイス400、ワイヤレスデバイス500、またはUE115の一例であり得る。UE115−cは、図4〜図6を参照しながら説明されたフレキシブルコーディング方式モジュール410の一例であり得る、フレキシブルコーディング方式モジュール710を含み得る。UE115−cは、図1を参照しながら説明されたように、(競合ベーススペクトルにおける動作を含む)eCC動作を可能にし得る、eCCモジュール725をも含み得る。
[0077]UE115−cはまた、プロセッサ705と、(ソフトウェア(SW)720を含む)メモリ715と、トランシーバ735と、1つまたは複数のアンテナ740とを含み得、その各々は、(たとえば、バス745を介して)互いと直接または間接的に通信し得る。トランシーバ735は、上記で説明されたように、(1つまたは複数の)アンテナ740あるいはワイヤードリンクまたはワイヤレスリンクを使用して、1つまたは複数のネットワークと通信し得る。たとえば、トランシーバ735は、基地局105−cと双方向に通信し得る。トランシーバ735は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために(1つまたは複数の)アンテナ740に与え、(1つまたは複数の)アンテナ740から受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。UE115−cは単一のアンテナ740を含み得るが、UE115−cはまた、複数のワイヤレス送信をコンカレントに送信または受信することが可能な複数のアンテナ740をも有し得る。
[0078]メモリ715は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ715は、実行されたとき、プロセッサ705に本明細書で説明される様々な機能(たとえば、フレキシブルコーディング方式など)を実行させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア/ファームウェアコード720を記憶し得る。代替的に、コンピュータ実行可能ソフトウェア/ファームウェアコード720は、プロセッサ705によって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)コンピュータに本明細書で説明される機能を実行させ得る。プロセッサ705は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)など)を含み得る。
[0079]図8は、本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式のために構成された1つまたは複数の基地局105を含むシステム800の図を示す。システム800は、図1、図2、および図5〜図7を参照しながら説明されたワイヤレスデバイス400、ワイヤレスデバイス500、または基地局105の一例であり得る、基地局105−dを含み得る。基地局105−dは、図5〜図7を参照しながら説明された基地局フレキシブルコーディング方式モジュール810の一例であり得る、基地局フレキシブルコーディング方式モジュール810を含み得る。基地局105−dは、通信を送信するための構成要素と通信を受信するための構成要素とを含む、双方向音声およびデータ通信のための構成要素をも含み得る。たとえば、基地局105−dは、UE115−dまたはUE115−eと双方向に通信し得る。
[0080]いくつかの場合には、基地局105−dは1つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを有し得る。基地局105−dは、コアネットワーク130へのワイヤードバックホールリンク(たとえば、S1インターフェースなど)を有し得る。基地局105−dはまた、基地局間バックホールリンク(たとえば、X2インターフェース)を介して、基地局105−eおよび基地局105−fなど、他の基地局105と通信し得る。基地局105の各々は、同じまたは異なるワイヤレス通信技術を使用してUE115と通信し得る。いくつかの場合には、基地局105−dは、基地局通信モジュール825を利用して105−eまたは105−fなどの他の基地局と通信し得る。いくつかの例では、基地局通信モジュール825は、基地局105のうちのいくつかの間の通信を行うために、ロングタームエボリューション(LTE)/LTE−Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを与え得る。いくつかの例では、基地局105−dは、コアネットワーク130を通して他の基地局と通信し得る。いくつかの場合には、基地局105−dは、ネットワーク通信モジュール830を通してコアネットワーク130と通信し得る。
[0081]基地局105−dは、プロセッサ805と、(ソフトウェア(SW)820を含む)メモリ815と、トランシーバ835と、(1つまたは複数の)アンテナ840とを含み得、それらの各々は、(たとえば、バスシステム845を介して)直接または間接的に互いと通信していることがある。トランシーバ835は、(1つまたは複数の)アンテナ840を介して、マルチモードデバイスであり得るUE115と双方向に通信するように構成され得る。トランシーバ835(または基地局105−dの他の構成要素)はまた、アンテナ840を介して、1つまたは複数の他の基地局(図示せず)と双方向に通信するように構成され得る。トランシーバ835は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナ840に与え、アンテナ840から受信されたパケットを復調するように構成されたモデムを含み得る。基地局105−dは、各々が1つまたは複数の関連するアンテナ840をもつ、複数のトランシーバ835を含み得る。トランシーバは、図4の組み合わせられた受信機405および送信機415の一例であり得る。
[0082]メモリ815はRAMおよびROMを含み得る。メモリ815は、実行されたとき、プロセッサ805に本明細書で説明される様々な機能(たとえば、フレキシブルコーディング方式、カバレージ拡張技法を選択すること、呼処理、データベース管理、メッセージルーティングなど)を実行させるように構成された命令を含んでいるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェアコード820をも記憶し得る。代替的に、コンピュータ実行可能ソフトウェアコード820は、プロセッサ805によって直接的に実行可能でないことがあるが、たとえば、コンパイルされ実行されたとき、コンピュータに本明細書で説明される機能を実行させるように構成され得る。プロセッサ805は、インテリジェントハードウェアデバイス、たとえば、CPU、マイクロコントローラ、ASICなどを含み得る。プロセッサ805は、エンコーダ、キュー処理モジュール、ベースバンドプロセッサ、無線ヘッドコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)など、様々な専用プロセッサを含み得る。
[0083]基地局通信モジュール825は他の基地局105との通信を管理し得る。いくつかの場合には、通信管理モジュールは、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、基地局通信モジュール825は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のためのUE115への送信のためのスケジューリングを協調させ得る。
[0084]ワイヤレスデバイス400、ワイヤレスデバイス500、フレキシブルコーディング方式モジュール410、システム700およびシステム800の構成要素は、適用可能な機能の一部または全部をハードウェアで実行するように適応された少なくとも1つのASICを用いて、個々にまたはまとめて実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、少なくとも1つのIC上で実行され得る。他の例では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る、他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または別のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的または部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に組み込まれた命令を用いて実装され得る。
[0085]図9は、本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式のための方法900を示すフローチャートを示す。方法900の動作は、図1〜図8を参照しながら説明されたように、UE115または基地局105などのデバイスあるいはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法900の動作は、図4〜図7を参照しながら説明されたようにフレキシブルコーディング方式モジュール410によって実行され得る。いくつかの例では、デバイスは、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、デバイスは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
[0086]ブロック905において、デバイスは、図2〜図3を参照しながら説明されたように、ワイヤレス接続のために利用可能なコーディング方式のセットから1つのコーディング方式を選択する。利用可能なコーディング方式のセットは、ターボコーディング方式とLDPCコーディング方式とを含み得る。いくつかの例では、ブロック905の動作は、図5を参照しながら説明されたように、コーディング方式選択モジュール505によって実行され得る。
[0087]ブロック910において、デバイスは、図2〜図3を参照しながら説明されたように、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを符号化する。いくつかの例では、ブロック910の動作は、図5を参照しながら説明されたように、エンコーダ/デコーダ510−aまたは510−bによって実行され得る。
[0088]ブロック915において、デバイスは、図2〜図3を参照しながら説明されたように、ワイヤレス接続を介して、符号化されたメッセージを送信する。いくつかの例では、ブロック915の動作は、図5を参照しながら説明されたように、メッセージングモジュール515によって実行され得る。
[0089]図10は、本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式のための方法1000を示すフローチャートを示す。方法1000の動作は、図1〜図8を参照しながら説明されたように、基地局105などのデバイスまたはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1000の動作は、図4〜図7を参照しながら説明されたようにフレキシブルコーディング方式モジュール410によって実行され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。方法1000はまた、図9の方法900の態様を組み込み得る。
[0090]ブロック1005において、基地局105は、図2〜図3を参照しながら説明されたように、ワイヤレス接続のために利用可能な複数のコーディング方式から1つのコーディング方式を選択する。複数のコーディング方式は、少なくともターボコーディング方式とLDPCコーディング方式とを備え得る。いくつかの例では、ブロック1005の動作は、図5を参照しながら説明されたように、コーディング方式選択モジュール505によって実行され得る。
[0091]ブロック1010において、基地局105は、図2〜図3を参照しながら説明されたように、コーディング方式の指示をUEに送信し、ここにおいて、メッセージはダウンリンクメッセージである。いくつかの例では、ブロック1010の動作は、図6を参照しながら説明されたように、コーディング方式シグナリングモジュール605によって実行され得る。
[0092]ブロック1015において、基地局105は、図2〜図3を参照しながら説明されたように、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを符号化する。いくつかの例では、ブロック1015の動作は、図5を参照しながら説明されたように、エンコーダ/デコーダ510−aまたは510−bによって実行され得る。
[0093]ブロック1020において、基地局105は、図2〜図3を参照しながら説明されたように、ワイヤレス接続を介して、符号化されたメッセージを送信する。いくつかの例では、ブロック1020の動作は、図5を参照しながら説明されたように、メッセージングモジュール515によって実行され得る。
[0094]図11は、本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式のための方法1100を示すフローチャートを示す。方法1100の動作は、図1〜図8を参照しながら説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1100の動作は、図4〜図7を参照しながら説明されたようにフレキシブルコーディング方式モジュール410によって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにUE115の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。方法1100はまた、図9〜図10の方法900、および1000の態様を組み込み得る。
[0095]ブロック1105において、UE115は、図2〜図3を参照しながら説明されたように、ダウンリンクメッセージ中でコーディング方式の指示を基地局から受信する。いくつかの例では、ブロック1105の動作は、図6を参照しながら説明されたように、コーディング方式シグナリングモジュール605によって実行され得る。
[0096]ブロック1110において、UE115は、図2〜図3を参照しながら説明されたように、指示に基づいて、ワイヤレス接続のために利用可能なコーディング方式のセットから1つのコーディング方式を選択する。コーディング方式のセットは、ターボコーディング方式とLDPCコーディング方式とを含み得る。いくつかの例では、ブロック1110の動作は、図5を参照しながら説明されたように、コーディング方式選択モジュール505によって実行され得る。
[0097]ブロック1115において、UE115は、図2〜図3を参照しながら説明されたように、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを符号化する。いくつかの例では、ブロック1115の動作は、図5を参照しながら説明されたように、エンコーダ/デコーダ510−aまたは510−bによって実行され得る。
[0098]ブロック1120において、UE115は、図2〜図3を参照しながら説明されたように、ワイヤレス接続を介して、符号化されたメッセージを送信する。いくつかの例では、ブロック1120の動作は、図5を参照しながら説明されたように、メッセージングモジュール515によって実行され得る。
[0099]図12は、本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式のための方法1200を示すフローチャートを示す。方法1200の動作は、図1〜図8を参照しながら説明されたように、UE115または基地局105などのデバイスあるいはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1200の動作は、図4〜図7を参照しながら説明されたようにフレキシブルコーディング方式モジュール410によって実行され得る。いくつかの例では、デバイスは、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、デバイスは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。方法1200はまた、図9〜図11の方法900、1000、および1100の態様を組み込み得る。
[0100]ブロック1205において、デバイスは、図2〜図3を参照しながら説明されたように、メッセージのための送信パラメータを決定する。いくつかの例では、ブロック1205の動作は、図5を参照しながら説明されたように、コーディング方式選択モジュール505によって実行され得る。
[0101]ブロック1210において、デバイスは、図2〜図3を参照しながら説明されたように、送信パラメータに基づいて、ワイヤレス接続のために利用可能なコーディング方式のセットから1つのコーディング方式を選択する。コーディング方式のセットは、ターボコーディング方式とLDPCコーディング方式とを含み得る。いくつかの例では、ブロック1210の動作は、図5を参照しながら説明されたように、コーディング方式選択モジュール505によって実行され得る。
[0102]ブロック1215において、デバイスは、図2〜図3を参照しながら説明されたように、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを符号化する。いくつかの例では、ブロック1215の動作は、図5を参照しながら説明されたように、エンコーダ/デコーダ510−aまたは510−bによって実行され得る。
[0103]ブロック1220において、デバイスは、図2〜図3を参照しながら説明されたように、ワイヤレス接続を介して、符号化されたメッセージを送信する。いくつかの例では、ブロック1220の動作は、図5を参照しながら説明されたように、メッセージングモジュール515によって実行され得る。
[0104]図13は、本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式のための方法1300を示すフローチャートを示す。方法1300の動作は、図1〜図8を参照しながら説明されたように、UE115または基地局105あるいはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1300の動作は、図4〜図7を参照しながら説明されたようにフレキシブルコーディング方式モジュール410によって実行され得る。いくつかの例では、デバイスは、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、デバイスは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。方法1300はまた、図9〜図12の方法900、1000、1100、および1200の態様を組み込み得る。
[0105]ブロック1305において、デバイスは、図2〜図3を参照しながら説明されたように、ワイヤレス接続のために利用可能なコーディング方式のセットから1つのコーディング方式を選択する。コーディング方式のセットは、ターボコーディング方式と低密度パリティチェック(LDPC)コーディング方式とを含み得る。いくつかの例では、ブロック1305の動作は、図5を参照しながら説明されたように、コーディング方式選択モジュール505によって実行され得る。
[0106]ブロック1310において、デバイスは、図2〜図3を参照しながら説明されたように、ワイヤレス接続を介してメッセージを受信する。いくつかの例では、ブロック1310の動作は、図5を参照しながら説明されたように、メッセージングモジュール515によって実行され得る。
[0107]ブロック1315において、デバイスは、図2〜図3を参照しながら説明されたように、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを復号する。いくつかの例では、ブロック1315の動作は、図5を参照しながら説明されたように、エンコーダ/デコーダ510−aまたは510−bによって実行され得る。
[0108]図14は、本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式のための方法1400を示すフローチャートを示す。方法1400の動作は、図1〜図8を参照しながら説明されたように、基地局105またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1400の動作は、図4〜図7を参照しながら説明されたようにフレキシブルコーディング方式モジュール410によって実行され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明される機能を実行するように基地局105の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。方法1400はまた、図9〜図13の方法900、1000、1100、1200、および1300の態様を組み込み得る。
[0109]ブロック1405において、基地局105は、図2〜図3を参照しながら説明されたように、接続のために利用可能な複数のコーディング方式から1つのコーディング方式を選択する。コーディング方式のセットは、ターボコーディング方式とLDPCコーディング方式とを含み得る。いくつかの例では、ブロック1405の動作は、図5を参照しながら説明されたように、コーディング方式選択モジュール505によって実行され得る。
[0110]ブロック1410において、基地局105は、図2〜図3を参照しながら説明されたように、コーディング方式の指示をUEに送信し、ここにおいて、コーディング方式は、UEによってアップリンクメッセージのために適用されるべきである。いくつかの例では、ブロック1410の動作は、図6を参照しながら説明されたように、コーディング方式シグナリングモジュール605によって実行され得る。
[0111]ブロック1415において、基地局105は、図2〜図3を参照しながら説明されたように、ワイヤレス接続を介してメッセージを受信する。いくつかの例では、ブロック1415の動作は、図5を参照しながら説明されたように、メッセージングモジュール515によって実行され得る。
[0112]ブロック1420において、基地局105は、図2〜図3を参照しながら説明されたように、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを復号する。いくつかの例では、ブロック1420の動作は、図5を参照しながら説明されたように、エンコーダ/デコーダ510−aまたは510−bによって実行され得る。
[0113]図15は、本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式のための方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、図1〜図8を参照しながら説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1500の動作は、図4〜図7を参照しながら説明されたようにフレキシブルコーディング方式モジュール410によって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにUE115の機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。方法1500はまた、図9〜図14の方法900、1000、1100、1200、1300、および1400の態様を組み込み得る。
[0114]ブロック1505において、UE115は、図2〜図3を参照しながら説明されたように、コーディング方式の指示を基地局から受信し、ここにおいて、メッセージはダウンリンクメッセージである。いくつかの例では、ブロック1505の動作は、図6を参照しながら説明されたように、コーディング方式シグナリングモジュール605によって実行され得る。
[0115]ブロック1510において、UE115は、図2〜図3を参照しながら説明されたように、接続のために利用可能な複数のコーディング方式から1つのコーディング方式を選択する。複数のコーディング方式は、少なくともターボコーディング方式とLDPCコーディング方式とを含み得る。いくつかの例では、ブロック1510の動作は、図5を参照しながら説明されたように、コーディング方式選択モジュール505によって実行され得る。
[0116]ブロック1515において、UE115は、図2〜図3を参照しながら説明されたように、ワイヤレス接続を介してメッセージを受信する。いくつかの例では、ブロック1515の動作は、図5を参照しながら説明されたように、メッセージングモジュール515によって実行され得る。
[0117]ブロック1520において、UE115は、図2〜図3を参照しながら説明されたように、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを復号する。いくつかの例では、ブロック1520の動作は、図5を参照しながら説明されたように、エンコーダ/デコーダ510−aまたは510−bによって実行され得る。
[0118]図16は、本開示の様々な態様による、フレキシブルコーディング方式のための方法1600を示すフローチャートを示す。方法1600の動作は、図1〜図8を参照しながら説明されたように、UE115または基地局105などのデバイスあるいはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1600の動作は、図4〜図7を参照しながら説明されたようにフレキシブルコーディング方式モジュール410によって実行され得る。いくつかの例では、デバイスは、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、デバイスは、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。方法1600はまた、図9〜図15の方法900、1000、1100、1200、1300、1400、および1500の態様を組み込み得る。
[0119]ブロック1605において、デバイスは、図2〜図3を参照しながら説明されたように、メッセージのための送信パラメータを決定する。いくつかの例では、ブロック1605の動作は、図5を参照しながら説明されたように、コーディング方式選択モジュール505によって実行され得る。
[0120]ブロック1610において、デバイスは、図2〜図3を参照しながら説明されたように、送信パラメータに基づいて、接続のために利用可能なコーディング方式のセットから1つのコーディング方式を選択する。複数のコーディング方式は、少なくともターボコーディング方式とLDPCコーディング方式とを含み得る。いくつかの例では、ブロック1610の動作は、図5を参照しながら説明されたように、コーディング方式選択モジュール505によって実行され得る。
[0121]ブロック1615において、デバイスは、図2〜図3を参照しながら説明されたように、ワイヤレス接続を介してメッセージを受信する。いくつかの例では、ブロック1615の動作は、図5を参照しながら説明されたように、メッセージングモジュール515によって実行され得る。
[0122]ブロック1620において、デバイスは、図2〜図3を参照しながら説明されたように、選択されたコーディング方式を使用してメッセージを復号する。いくつかの例では、ブロック1620の動作は、図5を参照しながら説明されたように、エンコーダ/デコーダ510−aまたは510−bによって実行され得る。
[0123]したがって、方法900、1000、1100、1200、1300、1400、1500、および1600は、フレキシブルコーディング方式を与え得る。方法900、1000、1100、1200、1300、1400、1500、および1600は可能な実装形態について説明していること、ならびに動作およびステップは、他の実装形態が可能であるように、並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ることに留意されたい。いくつかの例では、方法900、1000、1100、1200、1300、1400、1500、および1600のうちの2つまたはそれ以上からの態様が組み合わせられ得る。
[0124]本明細書の説明は、例を与えるものであり、特許請求の範囲に記載される範囲、適用可能性、または例を限定するものではない。本開示の範囲から逸脱することなく、説明された要素の機能および構成において変更が行われ得る。様々な例は、適宜に様々なプロシージャまたは構成要素を省略、置換、または追加し得る。また、いくつかの例に関して説明された特徴は、他の例において組み合わせられ得る。
[0125]本明細書で説明された技法は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)、および他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。符号分割多元接続(CDMA)システムは、CDMA2000、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。IS−2000リリース0およびAは、一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS−856(TIA−856)は、一般に、CDMA2000 1xEV−DO、高速パケットデータ(HRPD:High Rate Packet Data)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標):Wideband CDMA)およびCDMAの他の変形態を含む。時分割多元接続(TDMA)システムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)などの無線技術を実装し得る。直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E−UTRA:Evolved UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)の一部である。3GPP(登録商標)ロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE−a)は、E−UTRAを使用するユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)の新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)、LTE、LTE−a、およびモバイル通信用グローバルシステム(GSM)は、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP:3rd Generation Partnership Project)と称する団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明された技法は、上述のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術に使用され得る。ただし、本明細書の説明では、例としてLTEシステムについて説明し、上記の説明の大部分においてLTE用語が使用されるが、本技法はLTE適用例以外に適用可能である。
[0126]本明細書で説明されたようなネットワークを含む、LTE/LTE−aネットワークでは、発展型ノードB(eNB)という用語は、概して、基地局を表すために使用され得る。本明細書で説明された1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、異なるタイプの発展型ノードB(eNB)が様々な地理的領域に対してカバレージを与える異機種LTE/LTE−aネットワークを含み得る。たとえば、各eNBまたは基地局は、マクロセル、スモールセル、または他のタイプのセルに対して通信カバレージを与え得る。「セル」という用語は、コンテキストに応じて、基地局、基地局に関連するキャリアまたはコンポーネントキャリア、あるいはキャリアまたは基地局のカバレージエリア(たとえば、セクタなど)を表すために使用され得る3GPP用語である。
[0127]基地局は、トランシーバ基地局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の好適な用語を含み得るか、あるいはそのように当業者によって呼ばれることがある。基地局のための地理的カバレージエリアは、カバレージエリアの一部分を構成するセクタに分割され得る。本明細書で説明された1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、異なるタイプの基地局(たとえば、マクロセル基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。本明細書で説明されたUEは、マクロeNB、スモールセルeNB、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。異なる技術のための重複する地理的カバレージエリアがあり得る。
[0128]マクロセルは、概して、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、マクロセルと同じまたは異なる(たとえば、認可、無認可などの)周波数帯域内で動作し得る、低電力基地局である。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセルと、フェムトセルと、マイクロセルとを含み得る。ピコセルは、たとえば、小さい地理的エリアをカバーし得、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。また、フェムトセルは、小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーし得、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)中のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスを与え得る。マクロセルのためのeNBはマクロeNBと呼ばれることがある。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNBまたはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セル(たとえば、コンポーネントキャリア)をサポートし得る。UEは、マクロeNB、スモールセルeNB、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。
[0129]本明細書で説明された1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は近似的に時間的に整列され得る。非同期動作の場合、基地局は異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は時間的に整列されないことがある。本明細書で説明された技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
[0130]本明細書で説明されたダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。たとえば、図1および図2のワイヤレス通信システム100および200を含む、本明細書で説明された各通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを含み得、ここで、各キャリアは、複数のサブキャリアからなる信号(たとえば、異なる周波数の波形信号)であり得る。各変調された信号は、異なるサブキャリア上で送られ得、制御情報(たとえば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、ユーザデータなどを搬送し得る。本明細書で説明された通信リンク(たとえば、図1の通信リンク125)は、周波数分割複信(FDD)動作を使用して(たとえば、対スペクトルリソースを使用して)または時分割複信(TDD)動作を使用して(たとえば、不対スペクトルリソースを使用して)双方向通信を送信し得る。周波数分割複信(FDD)(たとえば、フレーム構造タイプ1)およびTDD(たとえば、フレーム構造タイプ2)のためのフレーム構造が定義され得る。
[0131]添付の図面に関して本明細書に記載された説明は、例示的な構成について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入るすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用される「例示的」という用語は、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明された技法の理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実施され得る。いくつかの事例では、説明される例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形式で示される。
[0132]添付の図では、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、それらの同様の構成要素同士を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のいずれにも適用可能である。
[0133]本明細書で説明された情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0134]本明細書の開示に関して説明された様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、デジタル信号プロセッサ(DSP)とマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)としても実装され得る。
[0135]本明細書で説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示の範囲内および添付の特許請求の範囲内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、上記で説明された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」あるいは「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙)中で使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つの列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的列挙を示す。
[0136]コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む通信媒体と、非一時的コンピュータ記憶媒体との両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM(登録商標))、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を含むことができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
[0137]本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように与えられた。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示された原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。