JP2018519731A - 低ピーク対平均電力比マルチキャリア波形を有するmc−cdma - Google Patents

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Abstract

無線通信システムにおいてデータを拡散及び送信するための方法、装置、並びにシステムが提供され、その結果、送信される結果の波形は、低いピーク対平均電力比を有し、異なる装置の間の信号衝突を緩和する。データを拡散及び送信するための方法は、等間隔に配置された非ゼロサブキャリア要素を有する低密度の拡散シーケンスでデータを拡散し、拡散シーケンスの等間隔に配置された非ゼロサブキャリア要素に対応するサブキャリア上でマルチキャリア拡散データを生成するステップと、マルチキャリア拡散データを送信するステップとを含む。異なる拡散シーケンスは、異なるユーザ装置に割り当てられることができる。異なる拡散シーケンスは、周波数領域における低密度レベル、周波数領域における低密度パターン、及び/又は時間領域におけるパルスオフセットの点で異なり得る。複数のマルチキャリア拡散データストリームは、ネットワークノードによって受信され得るとともに、逐次干渉除去(SIC)技術を用いて復号され得る。

Description

関連出願への相互参照
この出願は、“Systems and Methods for Partial Collision Multiple Access”と表題が付けられ、2015年5月29日に出願された米国仮特許出願第62/168,437号、及び“MC-CDMA With Low Peak-To-Average Power Ratio Multi-Carrier Waveform”と表題が付けられ、2015年12月2日に出願された米国仮特許出願第62/262,142号の利益を主張する“MC-CDMA With Low Peak-To-Average Power Ratio Multi-Carrier Waveform”と表題が付けられ、2016年5月25日に出願された米国特許出願第15/164,388号の利益を主張し、上記米国出願の全体の内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
技術分野
本開示は、一般に、直交周波数分割多重方式(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDM)のためのマルチキャリア符号分割多元接続(Multi-Carrier Code Division Multiple Access、MC−CDMA)技術に関し、特定の実施例では、シングルキャリアピーク対平均電力比(Peak-to-Average Power Ratio、PAPR)を有するMC−CDMAを使用したOFDMのための方法及びシステムに関する。
PAPRは、無線通信のための波形設計において重要な考慮事項である。ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)ベースの無線通信では、離散フーリエ変換拡散OFDM(Discrete Fourier Transform Spread OFDM、DFT−S−OFDM)が、主に従来のOFDMよりもPAPRが低いため、アップリンク多重アクセス方式として採用されている。PAPRは、マシン型通信(Machine-Type Communication、MTC)、マシンツーマシン(Machine-to-Machine、M2M)、及びモノのインターネット(Internet of Things、IoT)のような、大規模な接続性をサポートする将来のネットワークにおいて、更に重要になる可能性があり、装置は、より多くの電力制限を有し得るとともに長いバッテリ寿命を要求され得る。
DFT−S−OFDMは、各DFT拡散サブバンド信号が巡回畳み込みシングルキャリア波形を使用するために、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single Carrier Frequency Division Multiple Access、SC−FDMA)とも呼ばれる。言い換えれば、シングルキャリア信号は、特に低次変調の場合、従来のOFDM信号よりも低いPAPRを有することがよく知られている。
シングルキャリア伝送のこのより低いPAPR特性は、通常のQAM変調をサブキャリアインデックス変調と組み合わせることによって、更に利用されている。この種のハイブリッド変調の重要な要素は下記の通りである。
1)1個のサブキャリアのみがQAM変調を搬送する。そして
2)残りの情報は、このアクティブなサブキャリア(active subcarrier)のサブキャリアインデックスによって搬送される。
このQAM/サブキャリアインデックスハイブリッド変調の主な動機付けは、低いPAPRを達成するように、シングルキャリア波形を有することである。スループットを増加させるために、サブキャリアインデックス変調が使用され得る。例えば、4個のサブキャリアが与えられると、サブキャリアインデックス変調を使用して搬送されることができる追加の情報ビットの数は2になる。しかし、この方式には下記の2つの欠点がある。
・スループットが限られる:これは、サブキャリアインデックス変調が、特にサブキャリアの数が多い場合に、スペクトル効率の観点から非効率的であるからであり、これが、サブキャリアの数が通常4に制限される理由である。
・SNRが高い場合に、スペクトル効率が失われる:これは、より多くの情報を搬送するためにアクティブなサブキャリア上のQAM次数を増加させることができるが、サブキャリアインデックス変調は、1個のアクティブなサブキャリア上でのみ変調次数を増加させることができるため、この高いSNRを利用することができないからである。
したがって、効率的で高スループットをサポートできるシングルキャリアPAPRを有する多重アクセス技術が必要とされている。
本開示の1つの態様は、無線ネットワークにおいて装置を動作させる方法を提供する。方法において、装置は、拡散シーケンスでデータを拡散し、拡散シーケンスの非ゼロサブキャリア要素に対応するサブキャリア上でマルチキャリア拡散データを生成するとともに、マルチキャリア拡散データを送信する。拡散シーケンスは、低密度の非ゼロサブキャリア要素を有し、隣接する非ゼロサブキャリア要素の間に等間隔を有する。その結果、マルチキャリア拡散データの送信に起因する波形は、従来のシングルキャリア伝送のPAPRに匹敵するPAPRを有することができる。
拡散シーケンスは、それぞれが隣接する非ゼロサブキャリア要素の間にそれぞれの等間隔を有する複数の拡散シーケンスから選択されることができる。複数の拡散シーケンスのうちの拡散シーケンスは、周波数領域における低密度レベル、周波数領域における低密度パターン、及び時間領域におけるパルスオフセットのうちの少なくとも1つにおいて互いに異なる。方法のいくつかの実施例において、拡散シーケンスでデータを拡散し、マルチキャリア拡散データを生成することは、複数の拡散シーケンスから選択されたそれぞれの拡散シーケンスで複数のデータシンボルを拡散することを含む。例えば、それぞれの拡散シーケンスで複数のデータシンボルを拡散することは、第1の拡散シーケンスで第1のデータシンボルを拡散すること、及び第2の拡散シーケンスで第2のデータシンボルを拡散することを含むことができ、第1及び第2の拡散シーケンスは、周波数領域における共通の低密度パターンを共有し、時間領域におけるパルスオフセットにおいて異なる。
いくつかの実施例において、データを拡散するために使用される拡散シーケンスにおける少なくとも1つの非ゼロサブキャリア要素は、複数の拡散シーケンスの中の少なくとも1つの他の拡散シーケンスの1つの非ゼロサブキャリア要素と衝突し、データを拡散するために使用される拡散シーケンスにおける少なくとも1つの他の非ゼロサブキャリア要素は、少なくとも1つの他の拡散シーケンスの1つの非ゼロサブキャリア要素とは異なる。
いくつかの実施例において、拡散シーケンスは、無線ネットワークにおいて利用可能なサブキャリアの数に対応する長さを有する。
いくつかの実施例において、拡散シーケンスでデータを拡散し、マルチキャリア拡散データを生成することは、バイナリデータを符号化して変調されたデータストリームを生成することと、変調されたデータストリームを拡散シーケンスの非ゼロサブキャリア要素にマッピングすることとを含む。例えば、バイナリデータを符号化して変調されたデータストリームを生成することは、バイナリデータにフーリエ変換を適用することを含み得る。
いくつかの実施例において、マルチキャリア拡散データを送信することは、マルチキャリア拡散データを時間領域信号に変換することと、時間領域信号を送信することとを含む。
いくつかの実施例において、拡散シーケンスにおける非ゼロサブキャリア要素の値は1に等しい。
いくつかの実施例において、拡散シーケンスにおける非ゼロサブキャリア要素の数は2より大きい。
いくつかの実施例において、方法は、ユーザ機器(user equipment、UE)において実施される。例えば、この方法は、アップリンクランダムアクセスのためにUEによって使用され得る。
本開示の別の態様は、前述の方法の拡散及び送信機能を提供するように構成されたスプレッダ及び送信機を含む送信機装置を提供する。例えば、いくつかの実施例において、スプレッダは、バイナリデータを符号化して変調されたデータストリームを生成するように構成されたエンコーダと、変調されたデータストリームを拡散シーケンスの非ゼロサブキャリア要素にマッピングするように構成されたマッパとを含む。
本開示の更に別の態様は、無線ネットワークにデータを送信するように構成された通信装置であって、本開示の上記態様による送信機を含む通信装置を提供する。
本開示のさらなる別の態様は、第1の通信装置にデータを拡散するための第1の拡散シーケンスを割り当てて、第1の拡散シーケンスの非ゼロサブキャリア要素に対応するサブキャリア上で第1のマルチキャリア拡散データを生成することと、第2の通信装置にデータを拡散するための第2の拡散シーケンスを割り当てて、第2の拡散シーケンスの非ゼロサブキャリア要素に対応するサブキャリア上で第2のマルチキャリア拡散データを生成することとを含む方法を提供する。低密度の非ゼロサブキャリア要素を有し、隣接する非ゼロサブキャリア要素の間に第1の等間隔を有する、第1の拡散シーケンス。隣接する非ゼロサブキャリア要素の間に第2の等間隔を有する第2の拡散シーケンス。周波数領域における低密度レベル、周波数領域における低密度パターン、及び時間領域におけるパルスオフセットのうちの少なくとも1つにおいて互いに異なる第1及び第2の拡散シーケンス。いくつかの実施例において、第1の等間隔と第2の等間隔は等しい。他の実施例において、第1の等間隔と第2の等間隔は異なる。
いくつかの実施例において、第1の通信装置に第1の拡散シーケンスを割り当てることは、第1の通信装置に第1のグループの拡散シーケンスからの1つ又は複数の拡散シーケンスを割り当てて、1つ又は複数のデータシンボルを拡散することであって、第1のグループにおける各拡散シーケンスが、周波数領域における共通の低密度パターンを共有し、時間領域におけるパルスオフセットにおいて異なる、拡散することを含む。いくつかのそのような実施例において、第2の通信装置に第2の拡散シーケンスを割り当てることは、第2の通信装置に第1のグループからの1つ又は複数の拡散シーケンスを割り当てて、1つ又は複数のデータシンボルを拡散することを含む。他の実施例において、第2の通信装置は、第2のグループの拡散シーケンスからの1つ又は複数の拡散シーケンスを割り当てられて、1つ又は複数のデータシンボルを拡散し、第2のグループにおける各拡散シーケンスは、周波数領域における共通の低密度パターンを共有し、時間領域におけるパルスオフセットにおいて異なり、第1のグループの拡散シーケンスの共通の低密度パターンは、第2のグループの拡散シーケンスの共通の低密度パターンとは異なる。
下記では、添付図面を参照して、実施例が説明されることになる。
本開示の一実施例による通信ネットワークのブロック図である。 本開示の一実施例によるユーザ装置のブロック図である。 本開示の一実施例によるネットワークノードのブロック図である。 本開示の一実施例による、シングルキャリアPAPRを有する低密度シグネチャOFDM(low-density signature OFDM、LDS−OFDM)波形の周波数領域プロットを示す。 本開示の一実施例によるスプレッダを例示するブロック図である。 本開示の一実施例による、異なる低密度レベルを有する2個の拡散シーケンスの周波数領域プロットを示す 本開示の一実施例による、異なる低密度パターンを有する4個の拡散シーケンスの周波数領域プロットを示す。 本開示の一実施例による、マルチシーケンス伝送のための異なる低密度パターン及び/又は時間領域パルスオフセットを有する8個の拡散シーケンスの周波数領域並びに時間領域プロットを示す。
同様の要素及び特徴を示すために、図面全体にわたって同様の参照番号が使用されている。本開示の態様は、例示された実施例と関連して説明されることになるが、本開示をそのような実施例に限定することを意図するものではないことが理解されることになる。
上述のように、DFT−S−OFDM(またはSC−FDMA)は、通常、従来のOFDMよりも低いPAPRを有する。しかしながら、DFT−S−OFDMには、異なる装置の間の信号衝突を緩和するメカニズムがないため、DFT−S−OFDMは、MC−CDMAには適していない。
本開示は、結果として生じる送信される波形が低いPAPRを有し、異なる装置の間の信号衝突を緩和するように、無線通信システムにおいてデータを拡散して送信するための方法、装置、及びシステムを説明する。相補的な受信及び復号方法、装置、並びにシステムが、同様に、拡散シーケンスを生成する方法とともに例示される。いくつかの実施例において、したがって、複数の装置のための無線通信リソースの、より効率的な使用が提供される。
本開示の1つの態様は、本質的にOFDMであるが、しかしシングルキャリアPAPRを有する新しい波形を提供する。場合によっては、この新しい波形は、下記のうちの1つ又は複数を有し得る。
・移動体ユーザ機器(User Equipment、UE)のような各通信装置は、依然として低いPAPRを有しながら、複数の拡散シーケンスを使用することができる。
・拡散シーケンスは、スループットの必要性に応じて、低密度の又は低い密度の非ゼロサブキャリア要素(例えば、50%以下の非ゼロサブキャリア要素)を有することができる。
・装置コードブックの衝突の影響を緩和し、ランダムアクセス装置の数を増やすために、部分的衝突コードブックのプール(コードワード/拡散シーケンスとシグナリングパルスとの両方に関して)が使用されることができる。
図1は、複数のユーザ装置102A、102B、102C、102D、及びネットワークノード104を備える通信ネットワーク100を例示する。ネットワーク100は、下記には限定されないが、ロングタームエボリューション(Long-Term Evolution、LTE)ネットワークなどの第4世代(fourth generation、4G)通信ネットワーク、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)、及び他の無線又は移動通信ネットワークを含む1つ若しくは複数の通信又はデータ標準若しくは技術に従って動作することができる。時にはユーザ機器(user equipment、UE)として知られているユーザ装置102は、一般に、無線送受信ユニット(wireless transmit/receive unit、WTRU)、移動局(mobile station、MS)、スマートフォン、携帯電話、センサ、又は他の無線対応のコンピューティング若しくはモバイル装置などのような無線通信を提供することができる任意の装置である。いくつかの実施例において、ユーザ装置102は、他の主要機能を実行し、通信ネットワーク100においてデータを送信、受信、又は送受信する能力を有するマシンを備える。一実施例において、マシンは、通信ネットワーク100を介してデータを送信及び/又は受信する手段を備えた器具若しくは装置を含むが、しかし、そのような器具若しくは装置は、通常、通信の主目的のためにユーザによって操作されない。本明細書において説明されるシステム及び方法は、同様に、他の低データレート伝送シナリオ、又はスケジュールされないデータ伝送で動作するアプリケーション及び装置に適用され得る、ということが認識されることになる。ネットワークノード104は、基地局(base station、BS)、進化型ノードB(evolved Node B、eNB)、アクセスポイント(access point、AP)、又はネットワーク100におけるユーザ装置102のための送信及び/若しくは受信ポイントとして機能する他のネットワークインタフェースを備えてもよい。ネットワークノード104は、ネットワークノード104と他のリモートネットワーク、ノード、及び装置(図示せず)との間でデータが交換されることを可能にするバックホールネットワーク110に接続される。
図2は、本明細書において説明される方法及びモジュールを実施するためのユーザ装置102の一実施例を示す。装置102は、通信ネットワーク100においてデータを送信及び受信するために、プロセッサ202、メモリ204、電源206、及び無線通信インタフェース208を含むことができ、これらのコンポーネントは、図2において示されるように配置されてもよいし、又は配置されなくてもよい。無線通信インタフェース208は、アンテナ214に結合された送信機210及び受信機212を含む。無線通信インタフェース208の機能は、複数の送信機、受信機、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、及びアンテナコンポーネント若しくはアレイを含む、異なるトランシーバ又はモデムコンポーネントによって実行されてもよい、ということが認識されることになる。一実施例において、ユーザ装置102は、ユーザインタフェース220と、ディスプレイ、オーディオ入力、オーディオ出力、キーパッド、ボタン、マイクロフォン、又は他の入力若しくは出力などの様々な入力/出力(inputs/outputs、I/O)222とを含む。メモリ204は、下記には限定されないが、ビデオ、VoIPコール、ウェブブラウジングデータ、電子メール、及び他のテキスト通信のような異なるサービス及びタイプのデータを送信、受信、処理、及びサポートするための命令を含む、プロセッサ202のためのプログラミング及び/又は命令を記憶することができる。
図3は、本出願の一実施例によるネットワークノード104を例示する。ネットワークノード104は、プロセッサ302、メモリ304,1つ又は複数の通信インタフェース306、308を備えることができる。通信インタフェース306は、バックホールネットワーク110に対する、又はネットワーク100における他のネットワークノード、ゲートウェイ、若しくはリレー(図示せず)に対するデータを送信及び受信するための有線又は無線インタフェースであり得る。無線通信インタフェース308は、本明細書において説明される多元接続システムに従って1つ又は複数のユーザ装置102を相手にデータを送信及び受信するように構成される。無線通信インタフェース308の機能は、複数の送信機、受信機、及びアンテナコンポーネント若しくはアレイを含む、異なるトランシーバ又はモデムコンポーネントによって実行されてもよい、ということが認識されることになる。メモリ304は、データをユーザ装置102へ送信及びユーザ装置102から受信するための命令を含む、プロセッサ302のためのプログラミング及び/又は命令を記憶することができる。ネットワークノード104は、ユーザ装置102の間のデータ伝送をスケジュールするように構成され得るか、又は、ネットワークノード104は、ユーザ装置102からのスケジュールされないデータ伝送をサポートするように構成され得る。
各ユーザ装置102は、所定のコンステレーションマップ及び割り当てられた拡散シーケンスに従ってデータを変調及び拡散することによって、データを送信するように構成される。拡散シーケンスは、ネットワークノード104によって、又はネットワーク100における別の管理若しくはスケジューリングエンティティ(図示せず)によって、ネットワーク100におけるユーザ装置102のグループに予め割り当てられ得る。拡散シーケンスの割り当ては、動的又は半静的シグナリングを通じて行われてもよい。各ユーザ装置102は、割り当てられた拡散シーケンスを使用して、ネットワーク100にアクセスし、ネットワークノード104にデータを送信する。例えば、割り当てられた拡散シーケンスは、アップリンクランダムアクセスのために、ユーザ装置によって使用され得る。割り当てられた拡散シーケンスはネットワークノード104に知られており、受信データを復号するために使用される。一実施例において、ネットワークノード104からユーザ装置102へのデータの伝送のために、拡散シーケンスの相補的な割り当て及び使用が行われる。
MC−CDMAの1つの変形は、低密度シグネチャOFDM(low-density signature OFDM、LDS−OFDM)であり、ここで、MC−CDMAで使用されるシーケンスが低密度であり、その結果、メッセージ通過アルゴリズム(message passing algorithm、MPA)がマルチユーザ復号(multiuser decoding、MUD)のために使用されることができ、それは、受信機の複雑さを単純化することができる。
LDS−OFDMの1つの設計上の考慮点は、各サブキャリア上で衝突する信号の数を最小限にすることである。この考察の主な動機付けは、受信機の複雑さを低減することであるが、しかし、それはシーケンス間干渉を同様に最小限にし、それはシステム性能の観点から望ましい。LDS−OFDMは本質的に非直交システムであるが、シーケンスの直交性を最大限にすることが一般に設計目的である。
シングルキャリア信号のPAPRを達成するためには、送信信号は全てのシグナリングの瞬間において、時間領域パルスを有していなければならない。従来のシングルキャリア信号の場合、各パルスにおいて異なる情報が搬送される。しかしながら、LDS−OFDMの場合、周波数領域の低密度により、各時間領域のパルスは必ずしも固有の情報を搬送するとは限らない。言い換えれば、シグナリングの瞬間ごとにパルスが存在するように、時間領域パルスにおいていくつかの繰り返しが必要になる。下記で示されることになるように、この繰り返しは、隣接する非ゼロサブキャリア要素の間に等間隔を有する低密度の拡散シーケンスを使用することによって、1つの例示的な実施例に従って達成され得る。
図4は、4個のUE102A、102B、102C、及び102Dのための本開示の例示的な実施例によるシングルキャリアPAPRを有するLDS−OFDMの概念を示す。特に、図4は、UE102A、102B、102C、及び102Dのための周波数領域拡散シーケンス400A、400B、400C、及び400Dをそれぞれ示している。拡散シーケンス400A、400B、400C、及び400Dのそれぞれは、6個のサブキャリア要素を有する。各拡散シーケンス400A、400B、400C、400Dにおいて、6個のサブキャリア要素のうちの2つは非ゼロである。特に、拡散シーケンス400Aは、第2及び第4のサブキャリア上の非ゼロサブキャリア要素402A及び402Aを有し、拡散シーケンス400Bは、第1及び第3のサブキャリア上の非ゼロサブキャリア要素402B及び402Bを有し、拡散シーケンス400Cは、第3及び第5のサブキャリア上の非ゼロサブキャリア要素402C及び402Cを有し、拡散シーケンス400Dは、第4及び第6のサブキャリア上の非ゼロサブキャリア要素402D及び40DCを有する。図4において示されるように、UE102Aのための拡散シーケンス400Aは、非ゼロサブキャリア要素402Aが第4のサブキャリア上の非ゼロサブキャリア要素402Dと重複するため、UE102Dのための拡散シーケンス400Dと部分的に衝突する。同様に、UE102Bのための拡散シーケンス400Bは、非ゼロサブキャリア要素402Bが第3のサブキャリア上の非ゼロサブキャリア要素402Cと重複するので、UE102Cのための拡散シーケンス400Cと部分的に衝突する。衝突は、複数のユーザ装置102が同じ又は重複するサブキャリアを使用してデータを送信している場合に発生すると理解されることになる。図4に示される拡散シーケンス間の衝突は、拡散シーケンスがそれらの非ゼロサブキャリア要素の全てより少なく衝突するので、部分的な衝突である。
図4に示す波形と従来のシングルキャリア波形との1つの違いは、周波数領域における低密度が時間領域におけるパルスの繰り返しに対応し、それが結果として得られる信号の低いPAPRを保証することである。
議論を単純化するために、回転されたDFT(rotated DFT、R−DFT)を下記のように定義する。
Figure 2018519731
は、i番目のL×LのR−DFT行列とし、
Figure 2018519731
とする。ここで、iは回転インデックスであり、0≦i≦N/L−1である。
Figure 2018519731
は、
Figure 2018519731
の“k番目の行/n番目の列”エレメントである。Lは、R−DFT行列のサイズであり、(N/L−1)は、回転インデックスの総数を定義する。例えば、L=2及びN=4の場合、式(1)は、
Figure 2018519731
のようになる。ここで、
Figure 2018519731
すなわちi=0、は従来のDFT行列であり、
Figure 2018519731
すなわちi=1、は回転されたDFT行列である。ここで、
Figure 2018519731
変換する回転行列Q,すなわち
Figure 2018519731
は、
Figure 2018519731
である。
2個のDFT行列
Figure 2018519731
の各列は、シーケンスを表す。これらの列/シーケンスをサブキャリア要素にマッピングすることにより、拡散シーケンスが得られることができる。例えば、4個のサブキャリア(K=4)の長さを有する低い密度の拡散シーケンスの第1及び第3のサブキャリア要素に、シーケンスをマッピングすることにより、下記の4個の拡散シーケンスが得られる。
[1 0 1 0]、
[1 0 −1 0]、
[1 0 j 0]、
[1 0 −j 0]
DFT−S−OFDMでは、各QAM変調データシンボルは、W(0)の列によって拡散される。DFT行列の回転に起因して、異なるiのW(i)からの列は完全には相関していない、ということが分かり得る。したがって、上記に列挙した4個のシーケンスは2個の要素で衝突する可能性があるが、シーケンスは、時間領域における部分的にオフセットされたパルスに対応するシーケンスの値に起因して、部分的にしか衝突しない。この特性は、信号検出のために、受信機において、よりランダムな最小2乗平均誤差(minimum mean-square error:MMSE)処理行列を作成するのに役立つ。本開示のいくつかの実施例において、上記のそれらの例のようなDFT値は、拡散シーケンスを生成するために拡散シーケンスのサブキャリア要素にマッピングされ、シングルキャリアPAPRを有するDFT拡散マルチキャリアCDMA(DFT spread multi-carrier CDMA:DFT−S−MC−CDMA)信号を提供する。
図5は、本開示の一実施例による、DFT−S−MC−CDMA用に構成されたスプレッダ500のブロック図を例示する。スプレッダ500は、ユーザ装置102から、又はネットワークノード104から、データを符号化して送信する際に使用されることができる。スプレッダ500は、送信のためのデータを受け取り、拡散シーケンスでデータを拡散してマルチキャリア拡散データを生成するように構成される。スプレッダ500は、バイナリデータを符号化して変調データストリームを生成するように構成されたエンコーダ510と、変調されたデータストリームを拡散シーケンスの非ゼロサブキャリア要素にマッピングするように構成されたマッパ520とを含むことができる。一実施例において、エンコーダ510は、i番目のL×LのR−DFT行列
Figure 2018519731
の列値を、受け取られたデータに割り当て、L個のDFT出力値を生成するように構成され、マッパ520は、L個のDFT出力値をK個のサブキャリアにマッピングして、長さKの拡散シーケンスを生成するように構成される。シングルキャリアPAPRを提供するために、L個のDFT出力値のK個のサブキャリアへのマッピングは、拡散シーケンスにおける非ゼロサブキャリア要素の間に等間隔が存在するように行われなければならない。
次いで、マルチキャリア拡散データシーケンスは、逆高速フーリエ変換(inverse fast fourier transform、IFFT)モジュール530によって時間領域信号に変換され得るとともに、パルス成形やサブキャリア変調などの追加の機能を実現し得る送信モジュール540によって、無線媒体を介して送信され得る。
別個のモジュールとして示されているが、エンコーダモジュール及びマッパモジュール510、520は、ハードウェアにおける、ソフトウェアにおける、又はそれらの組み合わせにおける1つの構成要素として実装されてもよい、ということが認識されることになる。モジュール510、520は、通信インタフェース208、308の一部であってもよく、又は、装置102若しくはネットワークノード104内のプロセッサ202、302によって実行されてもよい。
UEスループットごとの適応
従来のMC−CDMAでは、複数の拡散シーケンスを使用することによってスループットが増大されることができる。たとえ各拡散シーケンスが低いPAPRを有するように設計されているとしても、従来のMC−CDMAにおいて複数のシーケンスを同時に使用することは、全体のPAPRを増加させることになる。しかしながら、本明細書において開示されるMC−CDMA技術では、従来のシングルキャリア伝送のPAPRに匹敵するPAPRを有する複数のQAM信号が同時に送信されることができる。
上述のように、マッパ520は、L個のDFT出力値をK個のサブキャリアにマッピングして、長さKの拡散シーケンスを生成するように構成される。DFTのサイズを調整することによって、すなわちLを調整することによって、Lを調整することが拡散シーケンスの低密度レベルを変更するので、装置のスループットが調整されることができる。最大スループットは、L=Kに設定することによって達成される。
UEの多重化
アップリンク(Uplink、UL)MC−CDMAは、たとえUEによって使用される拡散符号が直交している場合であっても、周波数選択性チャネルにおいて非直交である。LDS−OFDMは、部分的衝突拡散符号を用いることにより、この直交性の条件を更に緩和する。
将来の無線ネットワークでは、シグナリングオーバヘッドを節約するために、多くの装置がスケジューリングなしにULリソースにアクセスする可能性があり、それは、潜在的なシーケンス衝突を意味する。しかしながら、周波数選択性に起因して、送信前に完全に相関していたかもしれない衝突シーケンスは、もはや完全には相関していない。さらに、MMSEデコーダを用いても、受信信号電力差及び逐次干渉除去(successive interference cancellation、SIC)によって、シーケンス衝突の場合でもUE信号を首尾よく検出することが可能であり得る。
それにもかかわらず、信号拡散シーケンス設計の観点からは、シーケンス間の最大相関を最小限にし、シーケンス衝突の影響を緩和するために、チャネル変動と受信信号電力差に対する依存度を低減することが一般に好ましい。さらに、シーケンスプールが大きければ大きいほど、シーケンスの衝突確率はより小さくなる。
いくつかの実施例によれば、部分的衝突シーケンスの大きなプールが設計されることができる。いくつかの実施例において、シーケンスプールの下記のパラメータのうちの1つ又は複数が構成可能であり得る。
・低密度レベル−異なるスループットを有するUEは、時間領域における反復レベルに対応する、異なる低密度レベルの拡散シーケンスを使用することができる。
・低密度パターン(周波数領域)−周波数領域における非ゼロサブキャリア要素の衝突として現れる。そして
・パルスオフセット(時間領域)−時間領域におけるパルスオフセットとして現れる。
上記のいずれかの特性における拡散シーケンスの間のあらゆる差異は、シーケンス間の衝突レベルを変化させることになる。上記の特性のうちの1つ又は複数において異なる拡散シーケンスの例は、図6〜図8を参照して下記で説明される。
低密度レベル
異なるユーザ装置は、異なる低密度レベルを有する拡散シーケンスを使用することができる。例えば、図6は、本開示の一実施例による、2個のUE102A及び102Bのための異なる低密度レベルを有する周波数領域拡散シーケンス600A及び600Bを示す。拡散シーケンス600A、600Bのそれぞれは、6個のサブキャリア要素を有する。しかしながら、拡散シーケンス600Aは、第2〜第5のサブキャリア上に4個の非ゼロサブキャリア要素602A、602A、602A、602Aを有し、拡散シーケンス600Bは、第1のサブキャリア及び第3のサブキャリア上に2個の非ゼロサブキャリア要素602B及び602Bを有する。このように、UE102Aのための拡散シーケンス600Aは、UE102Bのための拡散シーケンス600Bの2倍の非ゼロサブキャリアを有し、したがって、UE102Aは潜在的にUE102Bの2倍のスループットを有することができる。拡散シーケンス600Aの非ゼロサブキャリア要素602A、602A、602A、及び602Aの間の等間隔は拡散シーケンス600Bの非ゼロサブキャリア要素602Bと602Bとの間の等間隔とは異なるが、両方の拡散シーケンスにおける隣接する非ゼロサブキャリア要素の間の間隔が一定であるため、拡散シーケンス600A及び600Bの両方は、シングルキャリアPAPRを提供する。具体的には、非ゼロサブキャリア要素602A、602A、602A、及び602Aは、拡散シーケンス600Aにおいて直に隣接するサブキャリアにマッピングされ、非ゼロサブキャリア要素602B及び602Bは、1個の介在するサブキャリアによって分離されるサブキャリアにマッピングされる。他の実施例では、異なる低密度レベルを有する拡散シーケンスは、それらの非ゼロサブキャリア要素の間に同じ等間隔を有することができる。非ゼロサブキャリア要素602A及び60Bは、第3のサブキャリア上で重複するため、UE102Aのための拡散シーケンス600Aは、UE102Bのための拡散シーケンス600Bと部分的に衝突する。拡散シーケンス600Aと600Bとの間の衝突は部分的なものに過ぎないため、受信機は拡散シーケンス600Aと600Bを使用してUE102Aと102Bによって拡散されて送信されたデータを依然として受信し、復号することができる。
低密度パターン
たとえ非ゼロサブキャリア要素の数が同じであっても、異なるUEは、異なる低密度パターンを有する拡散シーケンスを割り当てられることができる。例えば、図7は、本開示の一実施例による、4個のUE102A、102B、102C、及び102Dのための異なる低密度パターンを有する周波数領域拡散シーケンス700A、700B、700C、及び700Dを示す。この例では、拡散シーケンスの各々は、6個のサブキャリア要素を有するとともに、同じ低密度レベルを有し、すなわち、各拡散シーケンスは2個の非ゼロサブキャリア要素を有する。特に、拡散シーケンス700Aは、第2及び第3のサブキャリア上に非ゼロサブキャリア要素702A及び702Aを有し、拡散シーケンス700Bは、第1及び第3のサブキャリア上に非ゼロサブキャリア要素702B及び702Bを有し、拡散シーケンス700Cは、第1及び第5のサブキャリア上に非ゼロサブキャリア要素702C及び702Cを有し、拡散シーケンス700Dは、第3及び第6のサブキャリア上に非ゼロサブキャリア要素702D及び702Dを有する。拡散シーケンス700A、700B、700C、及び700Dは、シングルキャリアPAPRを提供する。図6において示される拡散シーケンス600A及び600Bと同様に、図7に示される拡散シーケンス700A、700B、700C、及び700Dは、それぞれ、それらの非ゼロサブキャリア要素の間に異なる間隔を有する。例えば、拡散シーケンス700Bの非ゼロサブキャリア要素702B及び702Bは、1個の介在するヌル(null)サブキャリア要素によって分離され、非ゼロサブキャリア要素702C及び702Cは、3個のヌルサブキャリア要素によって分離される。図7において示されるように、非ゼロサブキャリア要素702A、702B、及び702Dは、第3のサブキャリア上で重複するので、UE102Aのための拡散シーケンス700A、UE102Bのための拡散シーケンス700B、及びUE102Dのための拡散シーケンス700Dは部分的に衝突する。同様に、非ゼロサブキャリア要素702B及び702Cが第1のサブキャリア上で重複するため、UE102Bのための拡散シーケンス700Bは、UE102Cのための拡散シーケンス700Cと部分的に衝突する。拡散シーケンス700A、700B、700C、及び700Dの間の衝突は部分的なものに過ぎないため、受信機は拡散シーケンス700A、700B、700C、及び700Dを使用してUE102A、102B、102C、及び102Dによって拡散されて送信されたデータを依然として受信し、復号することができる。
パルスオフセット
たとえ同じ低密度レベル及びパターンを有していても、シーケンスの部分的衝突特性は、時間領域において部分的にオフセットされたパルスに対応するシーケンス値を使用することによって達成され得る。上述したように、異なる回転インデックスiのW(i)からの列が完全に相関していないので、パルスオフセットはDFT行列回転によって達成されることができるとともに、異なる回転インデックスによって生成されたパルスは、時間領域において異なる巡回オフセットを有する。図8は、本開示の一実施例による、4個のUE102A、102B、102C、及び102Dによるマルチシーケンス伝送のための、異なる低密度パターン及び/又は時間領域パルスオフセットを有する8個の拡散シーケンス800A、801A、800B、801B、800C、801C、800D、並びに801Dの周波数領域及び時間領域のプロットを示す。UE102A、102B、102C、及び102Dのそれぞれは、2個の拡散シーケンスが割り当てられる。この例では、拡散シーケンスの各々は、4個のサブキャリア要素を有するとともに、同じ低密度レベルを有し、すなわち、各拡散シーケンスは2個の非ゼロサブキャリア要素を有する。UE102Aに割り当てられた拡散シーケンス800A及び801Aと、UE102Cに割り当てられた拡散シーケンス800C及び801Cは、第1のサブキャリア上の第1の非ゼロサブキャリア要素(それぞれ802A、803A、802C、及び803C)、及び第3のサブキャリア上の第2の非ゼロサブキャリア要素(それぞれ802A、803A、802C、及び803C)によって、共通の低密度パターンを共有する。
UE102Bに割り当てられた拡散シーケンス800B及び801Bと、UE102Dに割り当てられた拡散シーケンス800D及び801Dは、拡散シーケンス800A、801A、800C、及び801Cによって共有される低密度パターンとは異なる共通低密度パターンを共有する。特に、拡散シーケンス800B、801B、800D、及び801Dは、それぞれ、第2のサブキャリア上の第1の非ゼロサブキャリア要素(それぞれ802B、803B、802D、及び803D)、及び第4のサブキャリア上の第2の非ゼロサブキャリア要素(それぞれ802B、803B、802D、及び803D)を有する。
図8において示されるように、8個の拡散シーケンス800A、801A、800B、801B、800C、801C、800D、及び801Dは、各サブキャリアが4個の非ゼロサブキャリア要素をその上にマッピングされるように構成される。この実施例では、これらの衝突は、拡散シーケンスの非ゼロサブキャリア要素値が時間領域においてパルスオフセットを提供するように構成されているため、部分的なものに過ぎない。例えば、拡散シーケンス800A、801A、800C、及び801Cの非ゼロサブキャリア要素は、2個のR−DFT行列
Figure 2018519731
の列値で構成されてもよく、上述されたように、
拡散シーケンス800A=[1 0 1 0]、
拡散シーケンス801A=[1 0 −1 0]、
拡散シーケンス800C=[1 0 j 0]、
拡散シーケンス801C=[1 0 −j 0]
である。
上述のサブキャリア要素値を使用することにより、UE102Aに割り当てられた2個の拡散シーケンス800A及び801Aは、互いに対して位相回転を有し、また、同様に互いに対して位相回転を有する、UE102Cに割り当てられた2個の拡散シーケンス800C及び801Cに対して、同様に位相回転を有する。この相対的な位相回転は、たとえ拡散シーケンス800A、801A、800C、及び801Cが周波数領域で重複していても、UE102Aのための時間領域パルス810A及び811Aと、UE102Cのための時間領域パルス810C及び811Cとの間の時間オフセットを生成する。
同様に、2個のR−DFT行列
Figure 2018519731
の列値は、拡散シーケンス800B、801B、800C、及び801Cの非ゼロ要素にマッピングされることができ、
拡散シーケンス800B=[0 1 0 1]、
拡散シーケンス801B=[0 1 0 −1]、
拡散シーケンス800D=[0 1 0 j]、
拡散シーケンス801D=[0 1 0 −j]
である。
ここでもまた、拡散シーケンス800B、801B、800D、及び801Dの間の相対的な位相回転は、たとえ拡散シーケンス800B、801B、800D、及び801Dが周波数領域で重複していても、UE102Bのための時間領域パルス810B及び811Bと、UE102Dのための時間領域パルス810D及び811Dとの間の時間オフセットを生成する。
この例では、長さ4(K=4)の4個の拡散シーケンスが2個の低密度パターンに対して生成されている。非ゼロサブキャリア要素値は、R−DFT行列の列値に基づいており、その結果、共通の低密度パターンを共有する結果として得られる拡散シーケンスは、時間領域において異なるパルスオフセットを有する。より一般的には、図7において示されたそれらの例のように、任意の数の異なる低密度パターンが定義されることができ、各低密度パターンはコードブックに対応するものと見なされることができる。各コードブックは、R−DFT行列の列値に対応する拡散シーケンス値の非ゼロサブキャリア要素を割り当てることによって異なるパルスオフセット(周波数領域における位相回転)から生成される、複数の拡散シーケンス(又はコードワード)からなる。
別の例として、シーケンス当たり2個の非ゼロサブキャリア要素を有する8個の拡散シーケンスのコードブックの場合(L=2、及びN=8)、式(1)は、下記の4個のR−DFT行列をもたらす。
Figure 2018519731
4個のサブキャリア(K=4)の長さを有する低い密度の拡散シーケンスの第2及び第4のサブキャリア要素に、上記の4個のR−DFT行列からの列/シーケンスをマッピングすると、下記の8個の拡散シーケンスが得られる。
Figure 2018519731
R−DFT行列に基づく拡散シーケンスの前述の例は、2個の非ゼロサブキャリア要素を有し、すなわち、それらは、L=2であるR−DFT行列に基づいている。しかしながら、本開示の他の実施例は、2個より多い非ゼロサブキャリア要素を有する拡散シーケンスを提供する。例えば、L=3及びN=6を設定することにより、式(1)は下記のようになる。
Figure 2018519731
Figure 2018519731
の6個の列における3個の要素を、6個のサブキャリア(K=6)の長さを有する低い密度の拡散シーケンスの第1、第3、及び第5のサブキャリア要素にマッピングすると、下記の6個の拡散シーケンスが得られる。
Figure 2018519731
コードブック内のコードワードは、データレートを高めるために単一のUEによって使用されることができるか、又はより多くの接続されたUEをサポートするために異なるUEによって使用されることができる。例えば、拡散シーケンス800A、801A、800C、及び801Cを含むコードブックは、UE102A及び102Cの両方が、第1及び第3のサブキャリア上でサポートされることを可能にする。UE102A及び102Cのそれぞれに2個の拡散シーケンスを割り当てることは、潜在的にUE102A及び102Cのデータレートを2倍にすることができる。
図4、及び図6〜図8において示される例示的な拡散シーケンスは、4又は6個のサブキャリア要素を含む。より一般的には、拡散シーケンスは、4個以上のサブキャリア要素を含むことができる。例えば、いくつかの実施例において、拡散シーケンスは、8個のサブキャリア要素、16個のサブキャリア要素、又はそれ以上を含むことができる。さらに、異なるUEは、異なる長さの拡散シーケンスを使用することができる。例えば、いくつかのUEは、高スループットをサポートするために、16個のサブキャリア要素の長さを有する拡散シーケンスを使用することができ、他のUEは、8個のサブキャリア要素の長さを有する拡散シーケンスを使用することができる。
受信機の検出
本明細書において開示されるMC−CDMA技術のために企図されるアプリケーションの1つは、アップリンクランダムアクセスである。アップリンクランダムアクセスでは、異なるユーザ装置102が、同じ無線リソースに同時にアクセスすることができる。一実施例において、本明細書において開示されるMC−CDMA送信方式に従ってユーザ装置102によって送信されるデータは、ネットワークノード104によって受信されて復号され得る。ネットワークノード104は、それぞれが割り当てられた(複数の)拡散シーケンスに従ってデータを送信している異なる装置102から、複数のデータ送信を受信することができる。本明細書において開示されるMC−CDMA送信方式では、ネットワーク負荷が軽い又は中程度である場合、受信データは、連続干渉除去(successive interference cancellation、SIC)復号を使用して復号され得る。ネットワーク負荷が高い場合、MPA又はMMSEのような他の復号方式が使用されることができる。
いくつかの実施例において、受信機は、信号検出のために下記の機能を実行することができる。
1)衝突のあるサブキャリアでは、MMSE受信機又はMPA受信機が使用されることができる。
2)次に、IDFT逆拡散、QAMデマッピング、及びFEC復号を使用して、送信を復号することができる。
3)SICが首尾よく復号された送信を除去するために使用されることができ、そして残りの送信のためにステップ1)及び2)が繰り返される。
図7から、例えば、ネットワークノード104の受信機は、この例では、このサブキャリア上で他のデータ要素が送信されないので、拡散シーケンス700Cに関連する信号の第5のサブキャリア上のデータ要素を最初に復号することができる、ということが認識されることになる。このデータ要素が分かれば、同じデータ要素が拡散シーケンス700Cの2個の非ゼロサブキャリア要素702C及び702Cに拡散されているので、拡散シーケンス700Cに関連する信号の第1のサブキャリア上のデータ要素が同様に分かる。図7において示されるように、拡散シーケンス700Bに関連する信号は、同様に、第1のサブキャリア上にデータ要素を有する。拡散シーケンス700Cに関連する信号の第1のサブキャリア上のデータ要素が決定されているので、その干渉の影響を除去することができる。拡散シーケンス700Cに関連する信号の第1のサブキャリア上の衝突要素の干渉の影響が除去されると、拡散シーケンス700Bに関連する信号の第1のサブキャリア上のデータ要素の更なる復号が行われる。このようにして、部分的衝突拡散シーケンス700B及び700Cが2個の異なるUEによって使用される場合に、拡散シーケンス700Cに関連する信号のデータ要素を首尾よく復号すること、及び、次いで2個の拡散シーケンスの部分的な衝突によって引き起こされる干渉を除去することは、拡散シーケンス700Bに関連する信号のデータ要素を首尾よく復号する可能性を改善することができる。下記には限定されないが、SIC復号順序を決定するために受信電力などの他の要因が使用されることができる、ということが認識されることになる。
いくつかの実施例において、ネットワークノード104は、部分的に衝突したデータシーケンスを受信して、復号するために、MMSEとSIC復号との組み合わせを適用することができる。図7において例示される実施例では、拡散シーケンス700Bに関連する信号の第1のサブキャリア上のデータ要素と衝突する、拡散シーケンス700Cに関連する信号の第1のサブキャリア上のデータ要素を復号するために、MMSEデコーダが使用され得る。その結果は、拡散シーケンス700Cに関連する信号の第5のサブキャリア上のデータ要素の結果(衝突のない)と組み合わされて、デコーダの能力を向上させることができる。したがって、MMSE復号は、他のユーザ信号との衝突が最も少ない信号に適用されることができる。部分的衝突シーケンス設計に起因するSIC及び拡散シーケンスのインタレース構造の使用により、1つの信号の各首尾よい復号は、他の復号されていない信号の復号を単純化することができる。
SICを備えたMMSEは、複数の受信アンテナを有するシステムにおいて実施されることができる。そのような実施例において、システムは、アクセスリソースブロックに低密度にマッピングされ、したがってユーザ間の衝突をランダム化する、DFT−拡散信号によって、マルチユーザ多入力多出力(Multiple-User Multiple-Input and Multiple-Output、MU−MIMO)/DFT−S−OFDMシステムとして動作する。
上記の教示に照らして、本開示の多数の変更及び変形が可能である。したがって、添付の請求項の範囲において、本開示は、本明細書において具体的に説明されるものとは別の方法で実施され得る、ということが理解されるべきである。
さらに、主として方法、器具、及び機器の文脈で説明されているが、例えば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体に記憶された命令の形態など、他の実装形態が同様に考えられる。
関連出願への相互参照
この出願は、“Systems and Methods for Partial Collision Multiple Access”と表題が付けられ、2015年5月29日に出願された米国仮特許出願第62/168,437号、及び“MC-CDMA With Low Peak-To-Average Power Ratio Multi-Carrier Waveform”と表題が付けられ、2015年12月2日に出願された米国仮特許出願第62/262,142号の利益を主張する“MC-CDMA With Low Peak-To-Average Power Ratio Multi-Carrier Waveform”と表題が付けられ、2016年5月25日に出願された米国特許出願第15/164,388号の利益を主張し、上記米国出願の全体の内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
技術分野
本開示は、一般に、直交周波数分割多重方式(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDM)のためのマルチキャリア符号分割多元接続(Multi-Carrier Code Division Multiple Access、MC−CDMA)技術に関し、特定の実施例では、シングルキャリアピーク対平均電力比(Peak-to-Average Power Ratio、PAPR)を有するMC−CDMAを使用したOFDMのための方法及びシステムに関する。
PAPRは、無線通信のための波形設計において重要な考慮事項である。ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)ベースの無線通信では、離散フーリエ変換拡散OFDM(Discrete Fourier Transform Spread OFDM、DFT−S−OFDM)が、主に従来のOFDMよりもPAPRが低いため、アップリンク多重アクセス方式として採用されている。PAPRは、マシン型通信(Machine-Type Communication、MTC)、マシンツーマシン(Machine-to-Machine、M2M)、及びモノのインターネット(Internet of Things、IoT)のような、大規模な接続性をサポートする将来のネットワークにおいて、更に重要になる可能性があり、装置は、より多くの電力制限を有し得るとともに長いバッテリ寿命を要求され得る。
DFT−S−OFDMは、各DFT拡散サブバンド信号が巡回畳み込みシングルキャリア波形を使用するために、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single Carrier Frequency Division Multiple Access、SC−FDMA)とも呼ばれる。言い換えれば、シングルキャリア信号は、特に低次変調の場合、従来のOFDM信号よりも低いPAPRを有することがよく知られている。
シングルキャリア伝送のこのより低いPAPR特性は、通常のQAM変調をサブキャリアインデックス変調と組み合わせることによって、更に利用されている。この種のハイブリッド変調の重要な要素は下記の通りである。
1)1個のサブキャリアのみがQAM変調を搬送する。そして
2)残りの情報は、このアクティブなサブキャリア(active subcarrier)のサブキャリアインデックスによって搬送される。
このQAM/サブキャリアインデックスハイブリッド変調の主な動機付けは、低いPAPRを達成するように、シングルキャリア波形を有することである。スループットを増加させるために、サブキャリアインデックス変調が使用され得る。例えば、4個のサブキャリアが与えられると、サブキャリアインデックス変調を使用して搬送されることができる追加の情報ビットの数は2になる。しかし、この方式には下記の2つの欠点がある。
・スループットが限られる:これは、サブキャリアインデックス変調が、特にサブキャリアの数が多い場合に、スペクトル効率の観点から非効率的であるからであり、これが、サブキャリアの数が通常4に制限される理由である。
・SNRが高い場合に、スペクトル効率が失われる:これは、より多くの情報を搬送するためにアクティブなサブキャリア上のQAM次数を増加させることができるが、サブキャリアインデックス変調は、1個のアクティブなサブキャリア上でのみ変調次数を増加させることができるため、この高いSNRを利用することができないからである。
したがって、効率的で高スループットをサポートできるシングルキャリアPAPRを有する多重アクセス技術が必要とされている。
本開示の1つの態様は、無線ネットワークにおいて装置を動作させる方法を提供する。方法において、装置は、拡散シーケンスでデータを拡散し、拡散シーケンスの非ゼロサブキャリア要素に対応するサブキャリア上でマルチキャリア拡散データを生成するとともに、マルチキャリア拡散データを送信する。拡散シーケンスは、低密度の非ゼロサブキャリア要素を有し、隣接する非ゼロサブキャリア要素の間に等間隔を有する。その結果、マルチキャリア拡散データの送信に起因する波形は、従来のシングルキャリア伝送のPAPRに匹敵するPAPRを有することができる。
拡散シーケンスは、それぞれが隣接する非ゼロサブキャリア要素の間にそれぞれの等間隔を有する複数の拡散シーケンスから選択されることができる。複数の拡散シーケンスのうちの拡散シーケンスは、周波数領域における低密度レベル、周波数領域における低密度パターン、及び時間領域におけるパルスオフセットのうちの少なくとも1つにおいて互いに異なる。方法のいくつかの実施例において、拡散シーケンスでデータを拡散し、マルチキャリア拡散データを生成することは、複数の拡散シーケンスから選択されたそれぞれの拡散シーケンスで複数のデータシンボルを拡散することを含む。例えば、それぞれの拡散シーケンスで複数のデータシンボルを拡散することは、第1の拡散シーケンスで第1のデータシンボルを拡散すること、及び第2の拡散シーケンスで第2のデータシンボルを拡散することを含むことができ、第1及び第2の拡散シーケンスは、周波数領域における共通の低密度パターンを共有し、時間領域におけるパルスオフセットにおいて異なる。
いくつかの実施例において、データを拡散するために使用される拡散シーケンスにおける少なくとも1つの非ゼロサブキャリア要素は、複数の拡散シーケンスの中の少なくとも1つの他の拡散シーケンスの1つの非ゼロサブキャリア要素と衝突し、データを拡散するために使用される拡散シーケンスにおける少なくとも1つの他の非ゼロサブキャリア要素は、少なくとも1つの他の拡散シーケンスの1つの非ゼロサブキャリア要素とは異なる。
いくつかの実施例において、拡散シーケンスは、無線ネットワークにおいて利用可能なサブキャリアの数に対応する長さを有する。
いくつかの実施例において、拡散シーケンスでデータを拡散し、マルチキャリア拡散データを生成することは、バイナリデータを符号化して変調されたデータストリームを生成することと、変調されたデータストリームを拡散シーケンスの非ゼロサブキャリア要素にマッピングすることとを含む。例えば、バイナリデータを符号化して変調されたデータストリームを生成することは、バイナリデータにフーリエ変換を適用することを含み得る。
いくつかの実施例において、マルチキャリア拡散データを送信することは、マルチキャリア拡散データを時間領域信号に変換することと、時間領域信号を送信することとを含む。
いくつかの実施例において、拡散シーケンスにおける非ゼロサブキャリア要素の値は1に等しい。
いくつかの実施例において、拡散シーケンスにおける非ゼロサブキャリア要素の数は2より大きい。
いくつかの実施例において、方法は、ユーザ機器(user equipment、UE)において実施される。例えば、この方法は、アップリンクランダムアクセスのためにUEによって使用され得る。
本開示の別の態様は、前述の方法の拡散及び送信機能を提供するように構成されたスプレッダ及び送信機を含む送信機装置を提供する。例えば、いくつかの実施例において、スプレッダは、バイナリデータを符号化して変調されたデータストリームを生成するように構成されたエンコーダと、変調されたデータストリームを拡散シーケンスの非ゼロサブキャリア要素にマッピングするように構成されたマッパとを含む。
本開示の更に別の態様は、無線ネットワークにデータを送信するように構成された通信装置であって、本開示の上記態様による送信機を含む通信装置を提供する。
本開示のさらなる別の態様は、第1の通信装置にデータを拡散するための第1の拡散シーケンスを割り当てて、第1の拡散シーケンスの非ゼロサブキャリア要素に対応するサブキャリア上で第1のマルチキャリア拡散データを生成することと、第2の通信装置にデータを拡散するための第2の拡散シーケンスを割り当てて、第2の拡散シーケンスの非ゼロサブキャリア要素に対応するサブキャリア上で第2のマルチキャリア拡散データを生成することとを含む方法を提供する。第1の拡散シーケンスは、低密度の非ゼロサブキャリア要素を有し、隣接する非ゼロサブキャリア要素の間に第1の等間隔を有する。第2の拡散シーケンスは、隣接する非ゼロサブキャリア要素の間に第2の等間隔を有する。第1及び第2の拡散シーケンスは、周波数領域における低密度レベル、周波数領域における低密度パターン、及び時間領域におけるパルスオフセットのうちの少なくとも1つにおいて互いに異なる。いくつかの実施例において、第1の等間隔と第2の等間隔は等しい。他の実施例において、第1の等間隔と第2の等間隔は異なる。
いくつかの実施例において、第1の通信装置に第1の拡散シーケンスを割り当てることは、第1の通信装置に第1のグループの拡散シーケンスからの1つ又は複数の拡散シーケンスを割り当てて、1つ又は複数のデータシンボルを拡散することであって、第1のグループにおける各拡散シーケンスが、周波数領域における共通の低密度パターンを共有し、時間領域におけるパルスオフセットにおいて異なる、拡散することを含む。いくつかのそのような実施例において、第2の通信装置に第2の拡散シーケンスを割り当てることは、第2の通信装置に第1のグループからの1つ又は複数の拡散シーケンスを割り当てて、1つ又は複数のデータシンボルを拡散することを含む。他の実施例において、第2の通信装置は、第2のグループの拡散シーケンスからの1つ又は複数の拡散シーケンスを割り当てられて、1つ又は複数のデータシンボルを拡散し、第2のグループにおける各拡散シーケンスは、周波数領域における共通の低密度パターンを共有し、時間領域におけるパルスオフセットにおいて異なり、第1のグループの拡散シーケンスの共通の低密度パターンは、第2のグループの拡散シーケンスの共通の低密度パターンとは異なる。
下記では、添付図面を参照して、実施例が説明されることになる。
本開示の一実施例による通信ネットワークのブロック図である。 本開示の一実施例によるユーザ装置のブロック図である。 本開示の一実施例によるネットワークノードのブロック図である。 本開示の一実施例による、シングルキャリアPAPRを有する低密度シグネチャOFDM(low-density signature OFDM、LDS−OFDM)波形の周波数領域プロットを示す。 本開示の一実施例によるスプレッダを例示するブロック図である。 本開示の一実施例による、異なる低密度レベルを有する2個の拡散シーケンスの周波数領域プロットを示す 本開示の一実施例による、異なる低密度パターンを有する4個の拡散シーケンスの周波数領域プロットを示す。 本開示の一実施例による、マルチシーケンス伝送のための異なる低密度パターン及び/又は時間領域パルスオフセットを有する8個の拡散シーケンスの周波数領域並びに時間領域プロットを示す。
同様の要素及び特徴を示すために、図面全体にわたって同様の参照番号が使用されている。本開示の態様は、例示された実施例と関連して説明されることになるが、本開示をそのような実施例に限定することを意図するものではないことが理解されることになる。
上述のように、DFT−S−OFDM(またはSC−FDMA)は、通常、従来のOFDMよりも低いPAPRを有する。しかしながら、DFT−S−OFDMには、異なる装置の間の信号衝突を緩和するメカニズムがないため、DFT−S−OFDMは、MC−CDMAには適していない。
本開示は、結果として生じる送信される波形が低いPAPRを有し、異なる装置の間の信号衝突を緩和するように、無線通信システムにおいてデータを拡散して送信するための方法、装置、及びシステムを説明する。相補的な受信及び復号方法、装置、並びにシステムが、同様に、拡散シーケンスを生成する方法とともに例示される。いくつかの実施例において、したがって、複数の装置のための無線通信リソースの、より効率的な使用が提供される。
本開示の1つの態様は、本質的にOFDMであるが、しかしシングルキャリアPAPRを有する新しい波形を提供する。場合によっては、この新しい波形は、下記のうちの1つ又は複数を有し得る。
・移動体ユーザ機器(User Equipment、UE)のような各通信装置は、依然として低いPAPRを有しながら、複数の拡散シーケンスを使用することができる。
・拡散シーケンスは、スループットの必要性に応じて、低密度の又は低い密度の非ゼロサブキャリア要素(例えば、50%以下の非ゼロサブキャリア要素)を有することができる。
・装置コードブックの衝突の影響を緩和し、ランダムアクセス装置の数を増やすために、部分的衝突コードブックのプール(コードワード/拡散シーケンスとシグナリングパルスとの両方に関して)が使用されることができる。
図1は、複数のユーザ装置102A、102B、102C、102D、及びネットワークノード104を備える通信ネットワーク100を例示する。ネットワーク100は、下記には限定されないが、ロングタームエボリューション(Long-Term Evolution、LTE)ネットワークなどの第4世代(fourth generation、4G)通信ネットワーク、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)、及び他の無線又は移動通信ネットワークを含む1つ若しくは複数の通信又はデータ標準若しくは技術に従って動作することができる。時にはユーザ機器(user equipment、UE)として知られているユーザ装置102は、一般に、無線送受信ユニット(wireless transmit/receive unit、WTRU)、移動局(mobile station、MS)、スマートフォン、携帯電話、センサ、又は他の無線対応のコンピューティング若しくはモバイル装置などのような無線通信を提供することができる任意の装置である。いくつかの実施例において、ユーザ装置102は、他の主要機能を実行し、通信ネットワーク100においてデータを送信、受信、又は送受信する能力を有するマシンを備える。一実施例において、マシンは、通信ネットワーク100を介してデータを送信及び/又は受信する手段を備えた器具若しくは装置を含むが、しかし、そのような器具若しくは装置は、通常、通信の主目的のためにユーザによって操作されない。本明細書において説明されるシステム及び方法は、同様に、他の低データレート伝送シナリオ、又はスケジュールされないデータ伝送で動作するアプリケーション及び装置に適用され得る、ということが認識されることになる。ネットワークノード104は、基地局(base station、BS)、進化型ノードB(evolved Node B、eNB)、アクセスポイント(access point、AP)、又はネットワーク100におけるユーザ装置102のための送信及び/若しくは受信ポイントとして機能する他のネットワークインタフェースを備えてもよい。ネットワークノード104は、ネットワークノード104と他のリモートネットワーク、ノード、及び装置(図示せず)との間でデータが交換されることを可能にするバックホールネットワーク110に接続される。
図2は、本明細書において説明される方法及びモジュールを実施するためのユーザ装置102の一実施例を示す。装置102は、通信ネットワーク100においてデータを送信及び受信するために、プロセッサ202、メモリ204、電源206、及び無線通信インタフェース208を含むことができ、これらのコンポーネントは、図2において示されるように配置されてもよいし、又は配置されなくてもよい。無線通信インタフェース208は、アンテナ214に結合された送信機210及び受信機212を含む。無線通信インタフェース208の機能は、複数の送信機、受信機、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、及びアンテナコンポーネント若しくはアレイを含む、異なるトランシーバ又はモデムコンポーネントによって実行されてもよい、ということが認識されることになる。一実施例において、ユーザ装置102は、ユーザインタフェース220と、ディスプレイ、オーディオ入力、オーディオ出力、キーパッド、ボタン、マイクロフォン、又は他の入力若しくは出力などの様々な入力/出力(inputs/outputs、I/O)222とを含む。メモリ204は、下記には限定されないが、ビデオ、VoIPコール、ウェブブラウジングデータ、電子メール、及び他のテキスト通信のような異なるサービス及びタイプのデータを送信、受信、処理、及びサポートするための命令を含む、プロセッサ202のためのプログラミング及び/又は命令を記憶することができる。
図3は、本出願の一実施例によるネットワークノード104を例示する。ネットワークノード104は、プロセッサ302、メモリ304,1つ又は複数の通信インタフェース306、308を備えることができる。通信インタフェース306は、バックホールネットワーク110に対する、又はネットワーク100における他のネットワークノード、ゲートウェイ、若しくはリレー(図示せず)に対するデータを送信及び受信するための有線又は無線インタフェースであり得る。無線通信インタフェース308は、本明細書において説明される多元接続システムに従って1つ又は複数のユーザ装置102を相手にデータを送信及び受信するように構成される。無線通信インタフェース308の機能は、複数の送信機、受信機、及びアンテナコンポーネント若しくはアレイを含む、異なるトランシーバ又はモデムコンポーネントによって実行されてもよい、ということが認識されることになる。メモリ304は、データをユーザ装置102へ送信及びユーザ装置102から受信するための命令を含む、プロセッサ302のためのプログラミング及び/又は命令を記憶することができる。ネットワークノード104は、ユーザ装置102の間のデータ伝送をスケジュールするように構成され得るか、又は、ネットワークノード104は、ユーザ装置102からのスケジュールされないデータ伝送をサポートするように構成され得る。
各ユーザ装置102は、所定のコンステレーションマップ及び割り当てられた拡散シーケンスに従ってデータを変調及び拡散することによって、データを送信するように構成される。拡散シーケンスは、ネットワークノード104によって、又はネットワーク100における別の管理若しくはスケジューリングエンティティ(図示せず)によって、ネットワーク100におけるユーザ装置102のグループに予め割り当てられ得る。拡散シーケンスの割り当ては、動的又は半静的シグナリングを通じて行われてもよい。各ユーザ装置102は、割り当てられた拡散シーケンスを使用して、ネットワーク100にアクセスし、ネットワークノード104にデータを送信する。例えば、割り当てられた拡散シーケンスは、アップリンクランダムアクセスのために、ユーザ装置によって使用され得る。割り当てられた拡散シーケンスはネットワークノード104に知られており、受信データを復号するために使用される。一実施例において、ネットワークノード104からユーザ装置102へのデータの伝送のために、拡散シーケンスの相補的な割り当て及び使用が行われる。
MC−CDMAの1つの変形は、低密度シグネチャOFDM(low-density signature OFDM、LDS−OFDM)であり、ここで、MC−CDMAで使用されるシーケンスが低密度であり、その結果、メッセージ通過アルゴリズム(message passing algorithm、MPA)がマルチユーザ復号(multiuser decoding、MUD)のために使用されることができ、それは、受信機の複雑さを単純化することができる。
LDS−OFDMの1つの設計上の考慮点は、各サブキャリア上で衝突する信号の数を最小限にすることである。この考察の主な動機付けは、受信機の複雑さを低減することであるが、しかし、それはシーケンス間干渉を同様に最小限にし、それはシステム性能の観点から望ましい。LDS−OFDMは本質的に非直交システムであるが、シーケンスの直交性を最大限にすることが一般に設計目的である。
シングルキャリア信号のPAPRを達成するためには、送信信号は全てのシグナリングの瞬間において、時間領域パルスを有していなければならない。従来のシングルキャリア信号の場合、各パルスにおいて異なる情報が搬送される。しかしながら、LDS−OFDMの場合、周波数領域の低密度により、各時間領域のパルスは必ずしも固有の情報を搬送するとは限らない。言い換えれば、シグナリングの瞬間ごとにパルスが存在するように、時間領域パルスにおいていくつかの繰り返しが必要になる。下記で示されることになるように、この繰り返しは、隣接する非ゼロサブキャリア要素の間に等間隔を有する低密度の拡散シーケンスを使用することによって、1つの例示的な実施例に従って達成され得る。
図4は、4個のUE102A、102B、102C、及び102Dのための本開示の例示的な実施例によるシングルキャリアPAPRを有するLDS−OFDMの概念を示す。特に、図4は、UE102A、102B、102C、及び102Dのための周波数領域拡散シーケンス400A、400B、400C、及び400Dをそれぞれ示している。拡散シーケンス400A、400B、400C、及び400Dのそれぞれは、6個のサブキャリア要素を有する。各拡散シーケンス400A、400B、400C、400Dにおいて、6個のサブキャリア要素のうちの2つは非ゼロである。特に、拡散シーケンス400Aは、第2及び第4のサブキャリア上の非ゼロサブキャリア要素402A及び402Aを有し、拡散シーケンス400Bは、第1及び第3のサブキャリア上の非ゼロサブキャリア要素402B及び402Bを有し、拡散シーケンス400Cは、第3及び第5のサブキャリア上の非ゼロサブキャリア要素402C及び402Cを有し、拡散シーケンス400Dは、第4及び第6のサブキャリア上の非ゼロサブキャリア要素402D及び40DCを有する。図4において示されるように、UE102Aのための拡散シーケンス400Aは、非ゼロサブキャリア要素402Aが第4のサブキャリア上の非ゼロサブキャリア要素402Dと重複するため、UE102Dのための拡散シーケンス400Dと部分的に衝突する。同様に、UE102Bのための拡散シーケンス400Bは、非ゼロサブキャリア要素402Bが第3のサブキャリア上の非ゼロサブキャリア要素402Cと重複するので、UE102Cのための拡散シーケンス400Cと部分的に衝突する。衝突は、複数のユーザ装置102が同じ又は重複するサブキャリアを使用してデータを送信している場合に発生すると理解されることになる。図4に示される拡散シーケンス間の衝突は、拡散シーケンスがそれらの非ゼロサブキャリア要素の全てより少なく衝突するので、部分的な衝突である。
図4に示す波形と従来のシングルキャリア波形との1つの違いは、周波数領域における低密度が時間領域におけるパルスの繰り返しに対応し、それが結果として得られる信号の低いPAPRを保証することである。
議論を単純化するために、回転されたDFT(rotated DFT、R−DFT)を下記のように定義する。
Figure 2018519731
は、i番目のL×LのR−DFT行列とし、
Figure 2018519731
とする。ここで、iは回転インデックスであり、0≦i≦N/L−1である。
Figure 2018519731
は、
Figure 2018519731
の“k番目の行/n番目の列”エレメントである。Lは、R−DFT行列のサイズであり、(N/L−1)は、回転インデックスの総数を定義する。例えば、L=2及びN=4の場合、式(1)は、
Figure 2018519731
のようになる。ここで、
Figure 2018519731
すなわちi=0、は従来のDFT行列であり、
Figure 2018519731
すなわちi=1、は回転されたDFT行列である。ここで、
Figure 2018519731
変換する回転行列Q,すなわち
Figure 2018519731
は、
Figure 2018519731
である。
2個のDFT行列
Figure 2018519731
の各列は、シーケンスを表す。これらの列/シーケンスをサブキャリア要素にマッピングすることにより、拡散シーケンスが得られることができる。例えば、4個のサブキャリア(K=4)の長さを有する低い密度の拡散シーケンスの第1及び第3のサブキャリア要素に、シーケンスをマッピングすることにより、下記の4個の拡散シーケンスが得られる。
[1 0 1 0]、
[1 0 −1 0]、
[1 0 j 0]、
[1 0 −j 0]
DFT−S−OFDMでは、各QAM変調データシンボルは、W(0)の列によって拡散される。DFT行列の回転に起因して、異なるiのW(i)からの列は完全には相関していない、ということが分かり得る。したがって、上記に列挙した4個のシーケンスは2個の要素で衝突する可能性があるが、シーケンスは、時間領域における部分的にオフセットされたパルスに対応するシーケンスの値に起因して、部分的にしか衝突しない。この特性は、信号検出のために、受信機において、よりランダムな最小2乗平均誤差(minimum mean-square error:MMSE)処理行列を作成するのに役立つ。本開示のいくつかの実施例において、上記のそれらの例のようなDFT値は、拡散シーケンスを生成するために拡散シーケンスのサブキャリア要素にマッピングされ、シングルキャリアPAPRを有するDFT拡散マルチキャリアCDMA(DFT spread multi-carrier CDMA:DFT−S−MC−CDMA)信号を提供する。
図5は、本開示の一実施例による、DFT−S−MC−CDMA用に構成されたスプレッダ500のブロック図を例示する。スプレッダ500は、ユーザ装置102から、又はネットワークノード104から、データを符号化して送信する際に使用されることができる。スプレッダ500は、送信のためのデータを受け取り、拡散シーケンスでデータを拡散してマルチキャリア拡散データを生成するように構成される。スプレッダ500は、バイナリデータを符号化して変調データストリームを生成するように構成されたエンコーダ510と、変調されたデータストリームを拡散シーケンスの非ゼロサブキャリア要素にマッピングするように構成されたマッパ520とを含むことができる。一実施例において、エンコーダ510は、i番目のL×LのR−DFT行列
Figure 2018519731
の列値を、受け取られたデータに割り当て、L個のDFT出力値を生成するように構成され、マッパ520は、L個のDFT出力値をK個のサブキャリアにマッピングして、長さKの拡散シーケンスを生成するように構成される。シングルキャリアPAPRを提供するために、L個のDFT出力値のK個のサブキャリアへのマッピングは、拡散シーケンスにおける非ゼロサブキャリア要素の間に等間隔が存在するように行われなければならない。
次いで、マルチキャリア拡散データシーケンスは、逆高速フーリエ変換(inverse fast fourier transform、IFFT)モジュール530によって時間領域信号に変換され得るとともに、パルス成形やサブキャリア変調などの追加の機能を実現し得る送信モジュール540によって、無線媒体を介して送信され得る。
別個のモジュールとして示されているが、エンコーダモジュール及びマッパモジュール510、520は、ハードウェアにおける、ソフトウェアにおける、又はそれらの組み合わせにおける1つの構成要素として実装されてもよい、ということが認識されることになる。モジュール510、520は、通信インタフェース208、308の一部であってもよく、又は、装置102若しくはネットワークノード104内のプロセッサ202、302によって実行されてもよい。
UEスループットごとの適応
従来のMC−CDMAでは、複数の拡散シーケンスを使用することによってスループットが増大されることができる。たとえ各拡散シーケンスが低いPAPRを有するように設計されているとしても、従来のMC−CDMAにおいて複数のシーケンスを同時に使用することは、全体のPAPRを増加させることになる。しかしながら、本明細書において開示されるMC−CDMA技術では、従来のシングルキャリア伝送のPAPRに匹敵するPAPRを有する複数のQAM信号が同時に送信されることができる。
上述のように、マッパ520は、L個のDFT出力値をK個のサブキャリアにマッピングして、長さKの拡散シーケンスを生成するように構成される。DFTのサイズを調整することによって、すなわちLを調整することによって、Lを調整することが拡散シーケンスの低密度レベルを変更するので、装置のスループットが調整されることができる。最大スループットは、L=Kに設定することによって達成される。
UEの多重化
アップリンク(Uplink、UL)MC−CDMAは、たとえUEによって使用される拡散符号が直交している場合であっても、周波数選択性チャネルにおいて非直交である。LDS−OFDMは、部分的衝突拡散符号を用いることにより、この直交性の条件を更に緩和する。
将来の無線ネットワークでは、シグナリングオーバヘッドを節約するために、多くの装置がスケジューリングなしにULリソースにアクセスする可能性があり、それは、潜在的なシーケンス衝突を意味する。しかしながら、周波数選択性に起因して、送信前に完全に相関していたかもしれない衝突シーケンスは、もはや完全には相関していない。さらに、MMSEデコーダを用いても、受信信号電力差及び逐次干渉除去(successive interference cancellation、SIC)によって、シーケンス衝突の場合でもUE信号を首尾よく検出することが可能であり得る。
それにもかかわらず、信号拡散シーケンス設計の観点からは、シーケンス間の最大相関を最小限にし、シーケンス衝突の影響を緩和するために、チャネル変動と受信信号電力差に対する依存度を低減することが一般に好ましい。さらに、シーケンスプールが大きければ大きいほど、シーケンスの衝突確率はより小さくなる。
いくつかの実施例によれば、部分的衝突シーケンスの大きなプールが設計されることができる。いくつかの実施例において、シーケンスプールの下記のパラメータのうちの1つ又は複数が構成可能であり得る。
・低密度レベル−異なるスループットを有するUEは、時間領域における反復レベルに対応する、異なる低密度レベルの拡散シーケンスを使用することができる。
・低密度パターン(周波数領域)−周波数領域における非ゼロサブキャリア要素の衝突として現れる。そして
・パルスオフセット(時間領域)−時間領域におけるパルスオフセットとして現れる。
上記のいずれかの特性における拡散シーケンスの間のあらゆる差異は、シーケンス間の衝突レベルを変化させることになる。上記の特性のうちの1つ又は複数において異なる拡散シーケンスの例は、図6〜図8を参照して下記で説明される。
低密度レベル
異なるユーザ装置は、異なる低密度レベルを有する拡散シーケンスを使用することができる。例えば、図6は、本開示の一実施例による、2個のUE102A及び102Bのための異なる低密度レベルを有する周波数領域拡散シーケンス600A及び600Bを示す。拡散シーケンス600A、600Bのそれぞれは、6個のサブキャリア要素を有する。しかしながら、拡散シーケンス600Aは、第2〜第5のサブキャリア上に4個の非ゼロサブキャリア要素602A、602A、602A、602Aを有し、拡散シーケンス600Bは、第1のサブキャリア及び第3のサブキャリア上に2個の非ゼロサブキャリア要素602B及び602Bを有する。このように、UE102Aのための拡散シーケンス600Aは、UE102Bのための拡散シーケンス600Bの2倍の非ゼロサブキャリアを有し、したがって、UE102Aは潜在的にUE102Bの2倍のスループットを有することができる。拡散シーケンス600Aの非ゼロサブキャリア要素602A、602A、602A、及び602Aの間の等間隔は拡散シーケンス600Bの非ゼロサブキャリア要素602Bと602Bとの間の等間隔とは異なるが、両方の拡散シーケンスにおける隣接する非ゼロサブキャリア要素の間の間隔が一定であるため、拡散シーケンス600A及び600Bの両方は、シングルキャリアPAPRを提供する。具体的には、非ゼロサブキャリア要素602A、602A、602A、及び602Aは、拡散シーケンス600Aにおいて直に隣接するサブキャリアにマッピングされ、非ゼロサブキャリア要素602B及び602Bは、1個の介在するサブキャリアによって分離されるサブキャリアにマッピングされる。他の実施例では、異なる低密度レベルを有する拡散シーケンスは、それらの非ゼロサブキャリア要素の間に同じ等間隔を有することができる。非ゼロサブキャリア要素602A及び60は、第3のサブキャリア上で重複するため、UE102Aのための拡散シーケンス600Aは、UE102Bのための拡散シーケンス600Bと部分的に衝突する。拡散シーケンス600Aと600Bとの間の衝突は部分的なものに過ぎないため、受信機は拡散シーケンス600Aと600Bを使用してUE102Aと102Bによって拡散されて送信されたデータを依然として受信し、復号することができる。
低密度パターン
たとえ非ゼロサブキャリア要素の数が同じであっても、異なるUEは、異なる低密度パターンを有する拡散シーケンスを割り当てられることができる。例えば、図7は、本開示の一実施例による、4個のUE102A、102B、102C、及び102Dのための異なる低密度パターンを有する周波数領域拡散シーケンス700A、700B、700C、及び700Dを示す。この例では、拡散シーケンスの各々は、6個のサブキャリア要素を有するとともに、同じ低密度レベルを有し、すなわち、各拡散シーケンスは2個の非ゼロサブキャリア要素を有する。特に、拡散シーケンス700Aは、第2及び第3のサブキャリア上に非ゼロサブキャリア要素702A及び702Aを有し、拡散シーケンス700Bは、第1及び第3のサブキャリア上に非ゼロサブキャリア要素702B及び702Bを有し、拡散シーケンス700Cは、第1及び第5のサブキャリア上に非ゼロサブキャリア要素702C及び702Cを有し、拡散シーケンス700Dは、第3及び第6のサブキャリア上に非ゼロサブキャリア要素702D及び702Dを有する。拡散シーケンス700A、700B、700C、及び700Dは、シングルキャリアPAPRを提供する。図6において示される拡散シーケンス600A及び600Bと同様に、図7に示される拡散シーケンス700A、700B、700C、及び700Dは、それぞれ、それらの非ゼロサブキャリア要素の間に異なる間隔を有する。例えば、拡散シーケンス700Bの非ゼロサブキャリア要素702B及び702Bは、1個の介在するヌル(null)サブキャリア要素によって分離され、非ゼロサブキャリア要素702C及び702Cは、3個のヌルサブキャリア要素によって分離される。図7において示されるように、非ゼロサブキャリア要素702A、702B、及び702Dは、第3のサブキャリア上で重複するので、UE102Aのための拡散シーケンス700A、UE102Bのための拡散シーケンス700B、及びUE102Dのための拡散シーケンス700Dは部分的に衝突する。同様に、非ゼロサブキャリア要素702B及び702Cが第1のサブキャリア上で重複するため、UE102Bのための拡散シーケンス700Bは、UE102Cのための拡散シーケンス700Cと部分的に衝突する。拡散シーケンス700A、700B、700C、及び700Dの間の衝突は部分的なものに過ぎないため、受信機は拡散シーケンス700A、700B、700C、及び700Dを使用してUE102A、102B、102C、及び102Dによって拡散されて送信されたデータを依然として受信し、復号することができる。
パルスオフセット
たとえ同じ低密度レベル及びパターンを有していても、シーケンスの部分的衝突特性は、時間領域において部分的にオフセットされたパルスに対応するシーケンス値を使用することによって達成され得る。上述したように、異なる回転インデックスiのW(i)からの列が完全に相関していないので、パルスオフセットはDFT行列回転によって達成されることができるとともに、異なる回転インデックスによって生成されたパルスは、時間領域において異なる巡回オフセットを有する。図8は、本開示の一実施例による、4個のUE102A、102B、102C、及び102Dによるマルチシーケンス伝送のための、異なる低密度パターン及び/又は時間領域パルスオフセットを有する8個の拡散シーケンス800A、801A、800B、801B、800C、801C、800D、並びに801Dの周波数領域及び時間領域のプロットを示す。UE102A、102B、102C、及び102Dのそれぞれは、2個の拡散シーケンスが割り当てられる。この例では、拡散シーケンスの各々は、4個のサブキャリア要素を有するとともに、同じ低密度レベルを有し、すなわち、各拡散シーケンスは2個の非ゼロサブキャリア要素を有する。UE102Aに割り当てられた拡散シーケンス800A及び801Aと、UE102Cに割り当てられた拡散シーケンス800C及び801Cは、第1のサブキャリア上の第1の非ゼロサブキャリア要素(それぞれ802A、803A、802C、及び803C)、及び第3のサブキャリア上の第2の非ゼロサブキャリア要素(それぞれ802A、803A、802C、及び803C)によって、共通の低密度パターンを共有する。
UE102Bに割り当てられた拡散シーケンス800B及び801Bと、UE102Dに割り当てられた拡散シーケンス800D及び801Dは、拡散シーケンス800A、801A、800C、及び801Cによって共有される低密度パターンとは異なる共通低密度パターンを共有する。特に、拡散シーケンス800B、801B、800D、及び801Dは、それぞれ、第2のサブキャリア上の第1の非ゼロサブキャリア要素(それぞれ802B、803B、802D、及び803D)、及び第4のサブキャリア上の第2の非ゼロサブキャリア要素(それぞれ802B、803B、802D、及び803D)を有する。
図8において示されるように、8個の拡散シーケンス800A、801A、800B、801B、800C、801C、800D、及び801Dは、各サブキャリアが4個の非ゼロサブキャリア要素をその上にマッピングされるように構成される。この実施例では、これらの衝突は、拡散シーケンスの非ゼロサブキャリア要素値が時間領域においてパルスオフセットを提供するように構成されているため、部分的なものに過ぎない。例えば、拡散シーケンス800A、801A、800C、及び801Cの非ゼロサブキャリア要素は、2個のR−DFT行列
Figure 2018519731
の列値で構成されてもよく、上述されたように、
拡散シーケンス800A=[1 0 1 0]、
拡散シーケンス801A=[1 0 −1 0]、
拡散シーケンス800C=[1 0 j 0]、
拡散シーケンス801C=[1 0 −j 0]
である。
上述のサブキャリア要素値を使用することにより、UE102Aに割り当てられた2個の拡散シーケンス800A及び801Aは、互いに対して位相回転を有し、また、同様に互いに対して位相回転を有する、UE102Cに割り当てられた2個の拡散シーケンス800C及び801Cに対して、同様に位相回転を有する。この相対的な位相回転は、たとえ拡散シーケンス800A、801A、800C、及び801Cが周波数領域で重複していても、UE102Aのための時間領域パルス810A及び811Aと、UE102Cのための時間領域パルス810C及び811Cとの間の時間オフセットを生成する。
同様に、2個のR−DFT行列
Figure 2018519731
の列値は、拡散シーケンス800B、801B、800C、及び801Cの非ゼロ要素にマッピングされることができ、
拡散シーケンス800B=[0 1 0 1]、
拡散シーケンス801B=[0 1 0 −1]、
拡散シーケンス800D=[0 1 0 j]、
拡散シーケンス801D=[0 1 0 −j]
である。
ここでもまた、拡散シーケンス800B、801B、800D、及び801Dの間の相対的な位相回転は、たとえ拡散シーケンス800B、801B、800D、及び801Dが周波数領域で重複していても、UE102Bのための時間領域パルス810B及び811Bと、UE102Dのための時間領域パルス810D及び811Dとの間の時間オフセットを生成する。
この例では、長さ4(K=4)の4個の拡散シーケンスが2個の低密度パターンに対して生成されている。非ゼロサブキャリア要素値は、R−DFT行列の列値に基づいており、その結果、共通の低密度パターンを共有する結果として得られる拡散シーケンスは、時間領域において異なるパルスオフセットを有する。より一般的には、図7において示されたそれらの例のように、任意の数の異なる低密度パターンが定義されることができ、各低密度パターンはコードブックに対応するものと見なされることができる。各コードブックは、R−DFT行列の列値に対応する拡散シーケンス値の非ゼロサブキャリア要素を割り当てることによって異なるパルスオフセット(周波数領域における位相回転)から生成される、複数の拡散シーケンス(又はコードワード)からなる。
別の例として、シーケンス当たり2個の非ゼロサブキャリア要素を有する8個の拡散シーケンスのコードブックの場合(L=2、及びN=8)、式(1)は、下記の4個のR−DFT行列をもたらす。
Figure 2018519731
4個のサブキャリア(K=4)の長さを有する低い密度の拡散シーケンスの第2及び第4のサブキャリア要素に、上記の4個のR−DFT行列からの列/シーケンスをマッピングすると、下記の8個の拡散シーケンスが得られる。
Figure 2018519731
R−DFT行列に基づく拡散シーケンスの前述の例は、2個の非ゼロサブキャリア要素を有し、すなわち、それらは、L=2であるR−DFT行列に基づいている。しかしながら、本開示の他の実施例は、2個より多い非ゼロサブキャリア要素を有する拡散シーケンスを提供する。例えば、L=3及びN=6を設定することにより、式(1)は下記のようになる。
Figure 2018519731
Figure 2018519731
の6個の列における3個の要素を、6個のサブキャリア(K=6)の長さを有する低い密度の拡散シーケンスの第1、第3、及び第5のサブキャリア要素にマッピングすると、下記の6個の拡散シーケンスが得られる。
Figure 2018519731
コードブック内のコードワードは、データレートを高めるために単一のUEによって使用されることができるか、又はより多くの接続されたUEをサポートするために異なるUEによって使用されることができる。例えば、拡散シーケンス800A、801A、800C、及び801Cを含むコードブックは、UE102A及び102Cの両方が、第1及び第3のサブキャリア上でサポートされることを可能にする。UE102A及び102Cのそれぞれに2個の拡散シーケンスを割り当てることは、潜在的にUE102A及び102Cのデータレートを2倍にすることができる。
図4、及び図6〜図8において示される例示的な拡散シーケンスは、4又は6個のサブキャリア要素を含む。より一般的には、拡散シーケンスは、4個以上のサブキャリア要素を含むことができる。例えば、いくつかの実施例において、拡散シーケンスは、8個のサブキャリア要素、16個のサブキャリア要素、又はそれ以上を含むことができる。さらに、異なるUEは、異なる長さの拡散シーケンスを使用することができる。例えば、いくつかのUEは、高スループットをサポートするために、16個のサブキャリア要素の長さを有する拡散シーケンスを使用することができ、他のUEは、8個のサブキャリア要素の長さを有する拡散シーケンスを使用することができる。
受信機の検出
本明細書において開示されるMC−CDMA技術のために企図されるアプリケーションの1つは、アップリンクランダムアクセスである。アップリンクランダムアクセスでは、異なるユーザ装置102が、同じ無線リソースに同時にアクセスすることができる。一実施例において、本明細書において開示されるMC−CDMA送信方式に従ってユーザ装置102によって送信されるデータは、ネットワークノード104によって受信されて復号され得る。ネットワークノード104は、それぞれが割り当てられた(複数の)拡散シーケンスに従ってデータを送信している異なる装置102から、複数のデータ送信を受信することができる。本明細書において開示されるMC−CDMA送信方式では、ネットワーク負荷が軽い又は中程度である場合、受信データは、連続干渉除去(successive interference cancellation、SIC)復号を使用して復号され得る。ネットワーク負荷が高い場合、MPA又はMMSEのような他の復号方式が使用されることができる。
いくつかの実施例において、受信機は、信号検出のために下記の機能を実行することができる。
1)衝突のあるサブキャリアでは、MMSE受信機又はMPA受信機が使用されることができる。
2)次に、IDFT逆拡散、QAMデマッピング、及びFEC復号を使用して、送信を復号することができる。
3)SICが首尾よく復号された送信を除去するために使用されることができ、そして残りの送信のためにステップ1)及び2)が繰り返される。
図7から、例えば、ネットワークノード104の受信機は、この例では、このサブキャリア上で他のデータ要素が送信されないので、拡散シーケンス700Cに関連する信号の第5のサブキャリア上のデータ要素を最初に復号することができる、ということが認識されることになる。このデータ要素が分かれば、同じデータ要素が拡散シーケンス700Cの2個の非ゼロサブキャリア要素702C及び702Cに拡散されているので、拡散シーケンス700Cに関連する信号の第1のサブキャリア上のデータ要素が同様に分かる。図7において示されるように、拡散シーケンス700Bに関連する信号は、同様に、第1のサブキャリア上にデータ要素を有する。拡散シーケンス700Cに関連する信号の第1のサブキャリア上のデータ要素が決定されているので、その干渉の影響を除去することができる。拡散シーケンス700Cに関連する信号の第1のサブキャリア上の衝突要素の干渉の影響が除去されると、拡散シーケンス700Bに関連する信号の第1のサブキャリア上のデータ要素の更なる復号が行われる。このようにして、部分的衝突拡散シーケンス700B及び700Cが2個の異なるUEによって使用される場合に、拡散シーケンス700Cに関連する信号のデータ要素を首尾よく復号すること、及び、次いで2個の拡散シーケンスの部分的な衝突によって引き起こされる干渉を除去することは、拡散シーケンス700Bに関連する信号のデータ要素を首尾よく復号する可能性を改善することができる。下記には限定されないが、SIC復号順序を決定するために受信電力などの他の要因が使用されることができる、ということが認識されることになる。
いくつかの実施例において、ネットワークノード104は、部分的に衝突したデータシーケンスを受信して、復号するために、MMSEとSIC復号との組み合わせを適用することができる。図7において例示される実施例では、拡散シーケンス700Bに関連する信号の第1のサブキャリア上のデータ要素と衝突する、拡散シーケンス700Cに関連する信号の第1のサブキャリア上のデータ要素を復号するために、MMSEデコーダが使用され得る。その結果は、拡散シーケンス700Cに関連する信号の第5のサブキャリア上のデータ要素の結果(衝突のない)と組み合わされて、デコーダの能力を向上させることができる。したがって、MMSE復号は、他のユーザ信号との衝突が最も少ない信号に適用されることができる。部分的衝突シーケンス設計に起因するSIC及び拡散シーケンスのインタレース構造の使用により、1つの信号の各首尾よい復号は、他の復号されていない信号の復号を単純化することができる。
SICを備えたMMSEは、複数の受信アンテナを有するシステムにおいて実施されることができる。そのような実施例において、システムは、アクセスリソースブロックに低密度にマッピングされ、したがってユーザ間の衝突をランダム化する、DFT−拡散信号によって、マルチユーザ多入力多出力(Multiple-User Multiple-Input and Multiple-Output、MU−MIMO)/DFT−S−OFDMシステムとして動作する。
第1の例によれば、無線ネットワークにおいて装置を動作させる方法は、拡散シーケンスでデータを拡散し、拡散シーケンスの非ゼロサブキャリア要素に対応するサブキャリア上でマルチキャリア拡散データを生成するステップであって、拡散シーケンスが、低密度の非ゼロサブキャリア要素を有し、隣接する非ゼロサブキャリア要素の間に等間隔を有する、ステップと、マルチキャリア拡散データを送信するステップとを含む。
第2の例によれば、送信機装置は、拡散シーケンスでデータを拡散し、拡散シーケンスの非ゼロサブキャリア要素に対応するサブキャリア上でマルチキャリア拡散データを生成するように構成されたスプレッダであって、拡散シーケンスが、低密度の非ゼロサブキャリア要素を有し、隣接する非ゼロサブキャリア要素の間に等間隔を有する、スプレッダと、マルチキャリア拡散データを送信するように構成された送信機とを含む。
第3の例によれば、方法は、第1の通信装置にデータを拡散するための第1の拡散シーケンスを割り当てて、第1の拡散シーケンスの非ゼロサブキャリア要素に対応するサブキャリア上で第1のマルチキャリア拡散データを生成するステップであって、第1の拡散シーケンスが、低密度の非ゼロサブキャリア要素を有し、隣接する非ゼロサブキャリア要素の間に第1の等間隔を有する、ステップと、第2の通信装置にデータを拡散するための第2の拡散シーケンスを割り当てて、第2の拡散シーケンスの非ゼロサブキャリア要素に対応するサブキャリア上で第2のマルチキャリア拡散データを生成するステップであって、第2の拡散シーケンスが、隣接する非ゼロサブキャリア要素の間に第2の等間隔を有する、ステップとを含み、第1及び第2の拡散シーケンスは、周波数領域における低密度レベル、周波数領域における低密度パターン、及び時間領域におけるパルスオフセットのうちの少なくとも1つにおいて互いに異なる。
第4の例によれば、前述の例のいずれかは、第1の拡散シーケンスで第1のデータシンボルを拡散することと、第2の拡散シーケンスで第2のデータシンボルを拡散することとを更に含み、第1及び第2の拡散シーケンスは、周波数領域における共通の低密度パターンを共有し、時間領域におけるパルスオフセットにおいて異なる。
第5の例によれば、前述の例のいずれかにおいて、拡散シーケンスにおける非ゼロサブキャリア要素の値は1に等しい。
第6の例によれば、前述の例のいずれかにおいて、第1の等間隔と第2の等間隔は異なる。
第7の例によれば、前述の例のいずれかにおいて、第1の拡散シーケンスにおける非ゼロサブキャリア要素の数は2より大きい。
第8の例によれば、前述の例のいずれかにおいて、拡散シーケンスは、無線ネットワークにおいて利用可能なサブキャリアの数に対応する長さを有する。
上記の教示に照らして、本開示の多数の変更及び変形が可能である。したがって、添付の請求項の範囲において、本開示は、本明細書において具体的に説明されるものとは別の方法で実施され得る、ということが理解されるべきである。
さらに、主として方法、器具、及び機器の文脈で説明されているが、例えば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体に記憶された命令の形態など、他の実装形態が同様に考えられる。

Claims (32)

  1. 無線ネットワークにおいて装置を動作させる方法であって、当該方法が、
    拡散シーケンスでデータを拡散し、前記拡散シーケンスの非ゼロサブキャリア要素に対応するサブキャリア上でマルチキャリア拡散データを生成するステップであって、前記拡散シーケンスが、低密度の非ゼロサブキャリア要素を有し、隣接する非ゼロサブキャリア要素の間に等間隔を有する、ステップと、
    前記マルチキャリア拡散データを送信するステップとを含む、方法。
  2. 前記拡散シーケンスが、複数の拡散シーケンスの中から選択され、前記複数の拡散シーケンスのうちの各拡散シーケンスが、隣接する非ゼロサブキャリア要素の間にそれぞれの等間隔を有し、前記複数の拡散シーケンスのうちの前記拡散シーケンスが、
    前記周波数領域における低密度レベル、
    前記周波数領域における低密度パターン、及び
    前記時間領域におけるパルスオフセット
    のうちの少なくとも1つにおいて互いに異なる、請求項1に記載の方法。
  3. 拡散シーケンスでデータを拡散し、マルチキャリア拡散データを生成するステップが、前記複数の拡散シーケンスからのそれぞれの拡散シーケンスで複数のデータシンボルのそれぞれを拡散するステップを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記複数の拡散シーケンスからのそれぞれの拡散シーケンスで複数のデータシンボルのそれぞれを拡散するステップが、
    第1の拡散シーケンスで第1のデータシンボルを拡散するステップと、
    第2の拡散シーケンスで第2のデータシンボルを拡散するステップとを含み、
    前記第1及び第2の拡散シーケンスが、前記周波数領域における共通の低密度パターンを共有し、前記時間領域におけるパルスオフセットにおいて異なる、請求項3に記載の方法。
  5. 前記データを拡散するために使用される前記拡散シーケンスにおける少なくとも1つの非ゼロサブキャリア要素が前記複数の拡散シーケンスにおける少なくとも1つの他の拡散シーケンスの1つの非ゼロサブキャリア要素と衝突し、前記データを拡散するために使用される前記拡散シーケンスにおける少なくとも1つの他の非ゼロサブキャリア要素が前記複数の拡散シーケンスにおける少なくとも1つの他の拡散シーケンスの1つの非ゼロサブキャリア要素とは異なる、請求項2に記載の方法。
  6. 前記拡散シーケンスが前記無線ネットワークにおいて利用可能なサブキャリアの数に対応する長さを有する、請求項1に記載の方法。
  7. 拡散シーケンスでデータを拡散し、マルチキャリア拡散データを生成するステップが、
    バイナリデータを符号化して変調されたデータストリームを生成するステップと、
    前記変調されたデータストリームを前記拡散シーケンスの非ゼロサブキャリア要素にマッピングするステップとを含む、請求項1に記載の方法。
  8. バイナリデータを符号化して変調されたデータストリームを生成するステップが、前記バイナリデータにフーリエ変換を適用するステップを含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記マルチキャリア拡散データを送信するステップが、
    前記マルチキャリア拡散データを時間領域信号に変換するステップと、
    前記時間領域信号を送信するステップとを含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記拡散シーケンスにおける前記非ゼロサブキャリア要素の値が1に等しい、請求項1に記載の方法。
  11. 前記拡散シーケンスにおける非ゼロサブキャリア要素の数が2より大きい、請求項1に記載の方法。
  12. ユーザ機器(UE)において実施される、請求項1に記載の方法。
  13. 送信機装置であって、
    拡散シーケンスでデータを拡散し、前記拡散シーケンスの非ゼロサブキャリア要素に対応するサブキャリア上でマルチキャリア拡散データを生成するように構成されたスプレッダであって、前記拡散シーケンスが、低密度の非ゼロサブキャリア要素を有し、隣接する非ゼロサブキャリア要素の間に等間隔を有する、スプレッダと、
    前記マルチキャリア拡散データを送信するように構成された送信機とを備える、送信機装置。
  14. 前記拡散シーケンスが、複数の拡散シーケンスの中から選択され、前記複数の拡散シーケンスのうちの各拡散シーケンスが、隣接する非ゼロサブキャリア要素の間にそれぞれの等間隔を有し、前記複数の拡散シーケンスのうちの前記拡散シーケンスが、
    前記周波数領域における低密度レベル、
    前記周波数領域における低密度パターン、及び
    前記時間領域におけるパルスオフセット
    のうちの少なくとも1つにおいて互いに異なる、請求項13に記載の送信機装置。
  15. 前記スプレッダが、前記複数の拡散シーケンスからのそれぞれの拡散シーケンスで複数のデータシンボルのそれぞれを拡散するように構成される、請求項14に記載の送信機装置。
  16. 前記スプレッダが、
    第1の拡散シーケンスで第1のデータシンボルを拡散するとともに、
    第2の拡散シーケンスで第2のデータシンボルを拡散するように構成され、
    前記第1及び第2の拡散シーケンスが、前記第1及び第2の拡散シーケンスが、前記周波数領域における共通の低密度パターンを共有し、前記時間領域におけるパルスオフセットにおいて異なる、請求項15に記載の送信機装置。
  17. 前記データを拡散するために使用される前記拡散シーケンスにおける少なくとも1つの非ゼロサブキャリア要素が、前記複数の拡散シーケンスにおける少なくとも1つの他の拡散シーケンスの1つの非ゼロサブキャリア要素と衝突し、前記データを拡散するために使用される前記拡散シーケンスにおける少なくとも1つの他の非ゼロサブキャリア要素が前記複数の拡散シーケンスにおける少なくとも1つの他の拡散シーケンスの1つの非ゼロサブキャリア要素とは異なるように、前記スプレッダが構成される、請求項14に記載の送信機装置。
  18. 前記拡散シーケンスが前記無線ネットワークにおいて利用可能なサブキャリアの数に対応する長さを有するように、前記スプレッダが構成される、請求項13に記載の送信機装置。
  19. 前記スプレッダが、
    バイナリデータを符号化して変調されたデータストリームを生成するように構成されたエンコーダと、
    前記変調されたデータストリームを前記拡散シーケンスの非ゼロサブキャリア要素にマッピングするように構成されたマッパとを備える、請求項13に記載の送信機装置。
  20. 前記エンコーダが、前記バイナリデータにフーリエ変換を適用するように構成される、請求項19に記載の送信機装置。
  21. 前記送信機が、
    前記マルチキャリア拡散データを時間領域信号に変換するとともに、
    前記時間領域信号を送信するように構成される、請求項13に記載の送信機装置。
  22. 前記拡散シーケンスにおける前記非ゼロサブキャリア要素の値が1に等しい、請求項13に記載の送信機装置。
  23. 前記拡散シーケンスにおける非ゼロサブキャリア要素の数が2より大きい、請求項13に記載の送信機装置。
  24. 無線ネットワークにデータを送信するように構成された通信装置であって、請求項13に記載の送信機装置を備える、通信装置。
  25. 方法であって、
    第1の通信装置にデータを拡散するための第1の拡散シーケンスを割り当てて、前記第1の拡散シーケンスの非ゼロサブキャリア要素に対応するサブキャリア上で第1のマルチキャリア拡散データを生成するステップであって、前記第1の拡散シーケンスが、低密度の非ゼロサブキャリア要素を有し、隣接する非ゼロサブキャリア要素の間に第1の等間隔を有する、ステップと、
    第2の通信装置にデータを拡散するための第2の拡散シーケンスを割り当てて、前記第2の拡散シーケンスの非ゼロサブキャリア要素に対応するサブキャリア上で第2のマルチキャリア拡散データを生成するステップであって、前記第2の拡散シーケンスが、隣接する非ゼロサブキャリア要素の間に第2の等間隔を有する、ステップとを含み、
    前記第1及び第2の拡散シーケンスが、
    前記周波数領域における低密度レベル、
    前記周波数領域における低密度パターン、及び
    前記時間領域におけるパルスオフセット
    のうちの少なくとも1つにおいて互いに異なる、方法。
  26. 前記第1の等間隔と前記第2の等間隔が等しい、請求項25に記載の方法。
  27. 前記第1の等間隔と前記第2の等間隔が異なる、請求項25に記載の方法。
  28. 第1の通信装置にデータを拡散するための第1の拡散シーケンスを割り当てるステップが、前記第1の通信装置に第1の複数の拡散シーケンスからの1つ又は複数の拡散シーケンスを割り当てて、1つ又は複数のデータシンボルを拡散するステップであって、前記第1の複数の拡散シーケンスにおける各拡散シーケンスが、前記周波数領域における共通の低密度パターンを共有し、前記時間領域におけるパルスオフセットにおいて異なる、ステップを含む、請求項25に記載の方法。
  29. 第2の通信装置にデータを拡散するための第2の拡散シーケンスを割り当てて、第2のマルチキャリア拡散データを生成するステップが、前記第2の通信装置に前記第1の複数の拡散シーケンスからの1つ又は複数の拡散シーケンスを割り当てて、1つ又は複数のデータシンボルを拡散するステップを含む、請求項28に記載の方法。
  30. 第2の通信装置にデータを拡散するための第2の拡散シーケンスを割り当てて、第2のマルチキャリア拡散データを生成するステップが、前記第2の通信装置に第2の複数の拡散シーケンスからの1つ又は複数の拡散シーケンスを割り当てて、1つ又は複数のデータシンボルを拡散するステップであって、前記第2の複数の拡散シーケンスにおける各拡散シーケンスが、前記周波数領域における共通の低密度パターンを共有し、前記時間領域におけるパルスオフセットにおいて異なる、ステップを含み、前記第1の複数の拡散シーケンスの前記共通の低密度パターンが、前記第2の複数の拡散シーケンスの前記共通の低密度パターンとは異なる、請求項28に記載の方法。
  31. 前記拡散シーケンスにおける前記非ゼロサブキャリア要素の値が1に等しい、請求項25に記載の方法。
  32. 前記第1の拡散シーケンスにおける非ゼロサブキャリア要素の数が2より大きい、請求項25に記載の方法。
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