JP2018518780A - 制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のモジュラ持ち上げユニット12の動作を制御する制御システムを提供する。【解決手段】制御システムは、複数のモジュラ持ち上げユニット12の各々に動力を供給する動力源20を備える。動力源20とモジュラ持ち上げユニット12との間に接続された主制御ボックスが、複数のモジュラ持ち上げユニット12がひとつのグループとして同期制御されるグループモードと、複数のモジュラ持ち上げユニット12のいずれかひとつが他とは独立に制御される個別モードとの2つのモードでシステムを切り替えるモードスイッチ28を備える。グループモードでは、複数のモジュラ持ち上げユニット12の同期動作が、各ユニットを同じ速度で動くように設定することにより達成される。制御システムはさらに、追加電力源と複数の追加モジュラ持ち上げユニットとの間に接続された1以上の追加動力拡張制御ボックス(PECB)13を備える。【選択図】図3
Description
本発明は、複数のモジュラ持ち上げ機を制御する制御システムに関し、特に、限定するものではないが、複数の持ち上げジャッキを使用して建造物構造を持ち上げるための制御システムに関する。
同時係属中の国際特許出願第PCT/AU2014/000224号(その内容は参照により本明細書に組み込まれる)には、多層建造物構造を建設する方法が記載されている。PCT/AU2014/000224の方法では、建造物構造の上層階を最初に地面レベルで建設し、次に必要な高さまで持ち上げ、その後、その下に建造物構造の下層階を建設する。この建設方法は、足場の設置および上層階での建設中の高所作業の必要がないので、建造物構造を建設する際に大幅なコスト削減と安全性の向上を達成する。
建造物構造の上層階の持ち上げは、建造物構造の上層階に取り付けられるようになっている複数の持ち上げジャッキを用い、ジャッキを同時に作動させて、持ち上げ力を上層階に加えることにより達成される。PCT/AU2014/000224に記載された持ち上げジャッキは、各々がモータ/ギアボックス・ユニットを備え、このモータ/ギアボックス・ユニットが、リードスクリューに連動するように接続されて、回転運動をリードスクリューに伝える。リードスクリューの回転速度を制御するための手段もまた、可変速ドライブとして設けられている。この手段により、モータ/ギアボックス・ユニットの速度を、建造物構造を上昇させる時に必要とされる速度に応じて、変化させることができる。ジャッキはまた、緊急時にモータ/ギアボックス・ユニットの回転運動を停止させるための手段を有することができる。ロータリエンコーダをジャッキのモータ/ギアボックス・ユニットに組み込み、モータ/ギアボックス・ユニットの出力軸の位置を監視できるようにすることもできる。
PCT/AU2014/000224はまた、建造物構造の昇降の全プロセスを制御および監視するためのプログラマブルロジックコントローラ(PLC)の設定についても、簡単に説明している。PLCは、リードスクリューの回転速度を制御する手段、モータ/ギアボックス・ユニットの回転運動を停止させる手段、およびロータリエンコーダによるリードスクリューの位置のような、ジャッキのすべての制御要素によって実行される処理を連携させるように設定される。PLCは、ジャッキの各々が他と独立に制御されるようにプログラムされる。各ジャッキを独立して制御することにより、ジャッキと他のジャッキとの間で例えばケーブルやレーザを介して通信する必要がなくなり、建造物構造の上層階を上昇させるプロセスが容易になる。
PCT/AU2014/000224に記載された制御システムは、状況によっては満足に機能していたが、他の用途ではその実装に問題がある。特に、ジャッキが非常に低連動のため、モータが高速で動作する一方で、ジャッキは極少量しか動かなかった。そのような低連動のジャッキに対して有用なフィードバックを得るために、サーボ機構(短縮して「サーボ」ともいう)が、エラー検出、負帰還を提供するために採用された。採用されたサーボ装置はすべて、モータ可変速ドライブ(VSD:Variable Speed Drive)に接続された同期回路基板を有するシャフト取り付け型のエンコーダであった。しかしながら、サーボ装置の非常に高い感度すなわち分解能(1秒当たりのパルス数)は、最小の差異さえも拡大されることを意味していた。組み合わされた一定の変動、および施された各調整が、制御システムにより、過剰補償された。感度が高過ぎるため、可変速ドライブ(VSD)はジャッキ内のモータを非常に短い間隔でオン/オフさせ、その一方で、VSDと同期回路基板は、一致する位置信号を探しまわることになった。ある状況では、このシステムは、非常に不安定となった。
本発明は、建造物構造の上昇中に複数の持ち上げジャッキの動作を同期制御することのできる、より強固で信頼性の高い制御システムを提供することを目的として開発された。しかしながら、制御システムは、他の、複数のモジュラ式持ち上げユニットが同時に操作されて昇降動作を生じさせるような状況においても、有用な用途を見出すことができる。
本明細書中の先行技術への言及は、説明目的のためにのみ提供されており、そのような先行技術がオーストラリアまたは他の場所における一般的な知識の一部であることを認めるものではない。
本発明の1つの側面によると、複数のモジュラ持ち上げユニットの動作を制御する制御システムであって、複数のモジュラ持ち上げユニットと、この複数のモジュラ持ち上げユニットの各々に動力を供給する動力源と、動力源と複数のモジュラ持ち上げユニットとの間に接続された主制御ボックスと、を備え、主制御ボックスは、複数のモジュラ持ち上げユニットがひとつのグループとして同期制御されるグループモードと、複数のモジュラ持ち上げユニットのいずれかひとつが他とは独立に制御される個別モードとの2つのモードでシステムを切り替えるモードスイッチを有し、グループモードでは、複数のモジュラ持ち上げユニットの同期動作が、各ユニットを同じ速度で動くように設定することにより達成される、制御システムが提供される。
好ましくは、各モジュラ持ち上げユニットが、そのユニット内の電気モータの速度を制御する可変速ドライブ(VSD:variable speed drive)を有し、グループモードでは、モジュラ持ち上げユニットの同期移動が、システムのどの部分からのフィードバックも無しに同じ速度でモータを動作させるように各ユニットのVSDを設定することによって達成される。
好ましくは、主制御ボックスが、モードスイッチに動作上結合されて複数のモジュラ持ち上げユニットの各々への電力の供給を制御する主制御装置を有する。典型的には、主制御ボックスが、動力源を三相回路遮断器を介して複数のモジュラ持ち上げユニットに接続する主接触器をさらに有する。好ましくは、主制御ボックスが、複数のモジュラ持ち上げユニットの各々の電気パラメータの監視および記録を行う電力データ自動記録装置(ロガー)をさらに有する。好ましくは、主制御ボックスは、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)である。
好ましくは、複数の動力拡張制御ボックス(PECB:power extension control box)をさらに備え、追加動力源が必要な場合、および/またはモジュラ持ち上げユニットの数が主制御ボックスの収容能力を超えている場合に、複数の動力拡張制御ボックスが各々、追加動力源と複数の追加モジュラ持ち上げユニットとの間に接続される。動力拡張制御ボックスは各々、主制御ボックスの制御下にあることが好ましい。
本発明の別の側面によれば、複数のモジュラ持ち上げユニットの動作を制御する制御システムであって複数のモジュラ持ち上げユニットと、複数のモジュラ持ち上げユニットの各々に動力を供給する動力源と、動力源とモジュラ持ち上げユニットとの間に接続された主制御ボックスと、を備え、主制御ボックスは、複数のモジュラ持ち上げユニットがひとつのグループとして同期制御されるグループモードと、複数のモジュラ持ち上げユニットのいずれかひとつが他とは独立に制御される個別モードとの2つのモードで前記システムを切り替えるモードスイッチと、モードスイッチに動作上結合し、制御信号を複数のモジュラ持ち上げユニットの各々に送るとともに、フィードバック信号を複数のモジュラ持ち上げユニットの各々から受信し、グループモードでは、複数のモジュラ持ち上げユニットの各々から受信したフィードバック信号を用いて、複数のモジュラ持ち上げユニットに電力を供給し、複数のモジュラ持ち上げユニットの速度を監視および制御する主制御装置と、を有する制御システムが提供される。
好ましくは、各モジュラ持ち上げユニット(MLU:modular lifting unit)は、そのユニットの持ち上げ位置を感知し、フィードバック信号を前記主制御装置に提供するエンコーダを有する。好ましくは、エンコーダが、MLUのアクチュエータに接続され、有用な負荷位置を監視することができる。典型的には、エンコーダは、所定の分解能に従って、MLU内のモータ/ギアボックスの360°の回転毎に、あらかじめ定められた数のパルスを生成する。典型的には、エンコーダは、静止基準点に対する持ち上げジャッキ上の持ち上げキャリッジの移動を測定するために使用される。好ましくは、エンコーダは、アブソリュートエンコーダまたはインクリメンタルエンコーダである。
各モジュラ持ち上げユニットが、エンコーダから受信したデータを処理してフィードバック信号を生成するMLU制御装置をさらに備えることが有利である。好ましくは、MLU制御装置は、そのモジュラ持ち上げユニットの制御および/またはフィードバック信号の主制御装置への送信のためのMLU制御装置内のアルゴリズムを参照して、そのモジュラ持ち上げユニットの動作を制御する。一態様として、各モジュラ持ち上げユニットは、そのユニット内の電気モータの速度を制御する可変速ドライブ(VSD)を有する。
好ましくは、各モジュラ持ち上げユニットが、持ち上げの前および持ち上げ中に、持ち上げようとする構造体の重量を測定するロードセルをさらに有する。
好ましくは、主制御装置が、各複数のモジュラ持ち上げユニットへの電力の供給を制御するプログラマブルロジックコントローラ(PLC)を有する。典型的には、主制御ボックスは、動力源を三相回路遮断器を介して複数のモジュラ持ち上げユニットに接続する主接触器をさらに有する。
好ましくは、制御システムは、複数の動力拡張制御ボックス(PECB)をさらに備え、追加動力源が必要な場合、および/またはモジュラ持ち上げユニットの数が主制御ボックスの収容能力を超えている場合に、各動力拡張制御ボックスが、追加動力源と複数の追加モジュラ持ち上げユニットとの間に接続される。好ましくは、各PECBは、主制御装置に動作上結合されて各追加モジュラ持ち上げユニットへの動力供給を制御する従制御装置を有する。好ましくは、従制御装置がプログラマブルロジックコントローラ(PLC)である、好ましくは、各PECBが、追加モジュラ持ち上げユニットの各々の電気パラメータの監視および記録を行う電力データ自動記録装置(ロガー)をさらに有する。
主制御装置は、各モジュラ持ち上げユニット(MLU)の実際の位置を監視し、各MLU内のMLU制御装置に指令を送ることによってその持ち上げを調整することが有利である。これにより、制御システムは、速度の調整によって、各モジュラ持ち上げユニットの実際の位置を同期させて制御することができる。
好ましくは、主制御ボックスは、モジュラ持ち上げユニットとの間で無線信号を送受信する無線送受信器をさらに有する。好ましくは、各モジュラ持ち上げユニットが、制御信号を受信し、フィードバック信号を無線で主制御装置に送信する無線送信受信器をさらに備える。好ましくは、各PECBが、主制御ボックスとの間で無線信号を送受信する無線送受信器をさらに備える。
本発明の別の側面によると、主制御ボックスおよび複数の動力拡張制御ボックス(PECB)を介して複数のモジュラ持ち上げユニットの動作を制御する方法であって、各PECBが、主制御ボックスと、追加動力源と複数の追加モジュラ持ち上げユニット(MLU)のそれぞれとの間と、に接続され、この方法が、PECBの数を検出するステップと、各PECBからのフィードバック信号を主制御ボックスに提供するステップと、を含む制御方法が提供される。
好ましくは、動力拡張制御ボックス(PECB)が、現場の発電機または現場の動力ボックスまたは他の動力源などの種々の動力源と、追加モジュラ持ち上げユニットと、の間に接続される。各PECBは、通常、主制御ボックスによって制御される。好ましくは、主制御ボックスは、各PECBに接続されたMLUにそれぞれ通電または非通電するために、各PECB内部の主接触器をオンまたはオフに切り換える。
各PECBは、そのPECB内の主接触器が動作しているかどうかを示すために、1または一連のフィードバック信号を主制御ボックスに送信することが有利である。
好ましくは、各PECBはデータ自動記録装置を有し、このデータ自動記録装置は、他にもあるなかで、引き出された全電流、動作あたりの電圧、電気的切断の量、三相不平衡の状況、などの種々の電気パラメータを記録し、将来の解析のために主制御ボックス内の主制御装置に送られる。
本発明のさらに別の側面によれば、複数のモジュラ持ち上げユニットの動作を動力源とモジュラ持ち上げユニットとの間に接続された主制御ボックスを介して制御する制御方法であって、制御ネットワークに接続されたモジュラ持ち上げユニットの数を検出するステップと、上述の方法にしたがって各モジュラ持ち上げユニットに動力を供給するステップと、複数のモジュラ持ち上げユニットがグループとして同期して制御されるグループモードと、複数のモジュラ持ち上げユニットのいずれか1つが他のユニットとは独立して制御される個別モードと、の2つの制御モードのうちの一方を選択するステップと、主制御装置からの制御信号をモジュラ持ち上げユニットに送り、グループモードでは、複数のモジュラ持ち上げユニットの同期移動を、複数のモジュラ持ち上げユニットの各々から受信するフィードバック信号を用いて、複数のモジュラ持ち上げユニットへの動力供給、監視および制御を行うことにより達成する制御方法が提供される。
好ましくは、各モジュラ持ち上げユニット(MLU)がエンコーダを備え、この方法が、ユニットの持ち上げ位置を感知するステップと、フィードバック信号を主制御装置に提供するステップと、をさらに含む。好ましくは、エンコーダがアブソリュートエンコーダ、またはインクリメントエンコーダである。
本明細書を通じて、文脈が他の意味を要求しない限り、「備える」という語またはその変形の語は、記載された完全体または一群の完全体を含むが、他の完全体または一群の完全体の排除を意味するものではないと理解される。同様に、「好ましくは」という語またはその変形である「好ましい」などの変形は、記載された完全体または一群の完全体が望ましいが、本発明の実施に必須ではないことを意味すると理解される。
本発明の本質は、添付の図面を参照して例示のためのみに与えられる、制御システムのいくつかの特定の実施形態についての以下の詳細な説明から、よりよく理解される。
複数のモジュラ持ち上げユニット12を制御するための、本発明に係る制御システムの第一実施形態が、図1および図2に示される。この制御システムは、デイジーチェーン構成で接続された複数のモジュラ持ち上げユニット(MLU:modular lifting unit)12を制御するための主制御ボックス10を備える。オプションとして、この制御システムはまた、複数の電力拡張制御ボックス13を、MLUの数が、主制御ボックス10が電力を分配することができる限界を超えたときに、電力を追加のモジュラ持ち上げユニット12に分配するために備える。各モジュラ持ち上げユニット12は、PCT/AU2014/000224に記載されたものと同様のリフトジャッキを用いることができ、そのユニット内に、電気モータ/ギアボックス16(図1および図2には図示せず)の速度を制御するための可変速ドライブ(VSD:variable speed drive)を備える。各モジュラ持ち上げユニット12はまた、24ボルトのインターフェースリレー18を備える。
この制御システムは、複数のモジュラ持ち上げユニット12(図2参照)に電力を供給するための1以上の電源20と、電源から各MLUに電力を供給するための電源ケーブル26とを備える。ひとつの主制御ボックス10が、それに接続された複数の電源ケーブル12を有することができ、その電源ケーブル12が各々、複数のモジュラ持ち上げユニット12に電力を供給する。1以上の電力拡張制御ボックス13がオプションで採用され、いくつかの電源を使用する必要があるとき、ならびに動作中のMLU12の数が主制御ボックス10の最大収容能力を超えるときに、電力ケーブル26を介して、他のMLUに電力を分配する。この実施形態では、電源20が、複数の415ボルト三相発電機、すなわち電力ボックス20を備える。第1の三相発電機20aは、主制御ボックス10内の415ボルト三相回路遮断器24および主接触器22(図3参照、この図では、主制御ボックス30が主制御ボックス10と同等である)に接続され、電力ケーブル26を介してモジュラ持ち上げユニット12に接続される。各電力拡張制御ボックス(PECB:power extension control box)13には同様に、415ボルトの三相回路遮断器24と主接触器22(図3.1参照、PECB33がPECB13と同等である)が設けられる。各PECB13は、主制御ボックス10の制御下にあることが好ましい。
主制御ボックス10はさらに、複数のモジュラ持ち上げユニットがひとつのグループとして同期制御されるグループモードと、複数のモジュラ持ち上げユニットのいずれかひとつが他とは独立に制御される個別モードと、の2つのモードを切り替えるモードスイッチ28を備える。グループモードでは、モジュラ持ち上げユニットの同期動作が、制御信号(他のいずれかのデバイスからのリミットスイッチ信号および/または他のいずれかの種類の制御信号)以外のシステムのいかなる部分から主制御ボックス10に与えられる速度フィードバックも無しにモータを同じ速度で動作させ、システムがその最大または最小の高さに達した場合にシステムを停止させるように、インターフェースリレー18を介して各ユニットのVSD14を設定することにより達成される。
好ましくは、制御ボックス10が、制御システムを上昇と下降とにそれぞれ切り替える2つの24V直流スイッチ32aおよび32bをさらに備える(図3参照)。グループモードでは、24V直流スイッチが上下にスイッチされると、すべてのモジュラ持ち上げユニット12が同期移動を実行する。個別モードでは、個々のモジュラ持ち上げユニット12を、他のユニットに影響を与えることなく制御することができる。これにより、各モジュラ持ち上げユニットの特定の異なる出発点への較正が可能になる。各モジュラ持ち上げユニット12は異なる負荷(重量)を担持しているので、同一の速度で全モータを動作させるためには、異なる電流が必要とされる。そこで、各ユニット内のVSD14は、負荷に応じて、各モータによって引き出される電流量を変化させる。
VSD14のみを使用して各モジュラ持ち上げユニット12内のモータ16の速度の設定および電流の調整を行うことが、エンコーダ/同期回路基板の感度が高いことによって生じる従来技術の問題を解決し、これにより、VSDに、ジャッキ内のモータを非常に短い間隔でオン、オフに切り替えさせ、その一方で、VSDおよび同期回路基板は、一致する位置信号を探す。しかし、この同期制御は、25mmを超える撓みに耐えることができる建設構造にのみ適する比較的低い精度のものであった。複数のモジュラ持ち上げユニットをより正確に同期制御するため、制御システムの第二実施形態が開発された。
複数のモジュラ持ち上げユニット12を制御するための、本発明に係る制御システムの第二実施形態が、図3および図4に示される。制御システムの第一実施形態と第二実施形態との主な違いは、図3に示すように、第二実施形態の主制御ボックス30に主制御装置36が設けられ、図4に示すように、各モジュラ持ち上げユニット12にエンコーダ38が取り付けられていることである。その他の点では、第二実施形態の制御システムは、実質的に第一実施形態と同等である。そこで、同じ符号を同等の部分を参照するために使用し、詳細について再び説明することはしない。
この実施形態の主制御ボックス30は、各モジュラ持ち上げユニット12への電力供給を制御し、他の機能の中でもモータの速度を制御するため、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)36による主制御装置を備える。危険防止リレー15が、緊急時に緊急停止押ボタン17が押されたときに主制御接触器22をオフに切り替える安全機構を提供する。緊急停止押ボタン17を押すとことで、システムを即時停止させる。起動/再移動押ボタン19は、緊急停止押ボタンが解除され、緊急状態が解消されたとき、危険防止リレー15をリセットする。これが一度行われると、危険防止リレー15は、主接触器22をオンに切り替えると共に、主PLC36に信号を送って、システムが危険状態にはないことを示す。三相変圧器34は、主PLC36および制御システムに、24Vの直流電力を供給する。危険防止リレー15が一度、システムが危険状態にはないことを示すと、主PLC36は、24V直流制御ケーブルを使用すると共に、必要であれば電力拡張制御ボックスを制御して、モジュラ持ち上げユニットに昇降の命令を出すことができる。電力拡張制御スイッチ21が主制御ボックス30内に設けられ、1以上の電力拡張制御ボックス(PECB)33を制御する。
この実施形態のPECB33は、図3.1に示すように、24V直流インターフェースリレー23をさらに備え、この24V直流インターフェースリレー23は、主接触器を、主制御ボックス30内の主PLC36からの指令に応じて、オンまたはオフに切り替える。上述したように、PECB33は、2つ以上の電源が使用されているとき、および/またはモジュラ持ち上げユニット12の数が制御ボックスが処理できる最大容量を超えるときに、電力を分配するために使用される。
モジュラ持ち上げユニットでサーボ装置を使用することに関連する先行技術の問題を克服するため、この実施形態では、主PLC36を使用して、エンコーダ38からの非常に高分解能のフィードバックパルスを解釈し、続いて、VSD14を介してモータ速度を制御する。同期回路基板はパルスのみを解釈することができたが、VSDを介するモータ速度の制御に適切に応答するように構成することはできなかった。これはすべて、非常に高いギア比と、要求される高い移動精度とに起因していた。
好ましくは、エンコーダ38は、モータ/ギアボックス16の後段に配置され、静止点(ジャッキ基部)に対する実際のアクチュエータの高さ(ジャッキのネジ軸)を測定するように改造される。これは、エンコーダがモータシャフトに取り付けられた(かつ同期回路基板が取り付けられた)従来技術の構成との、さらなる相違点である。この実施形態では、制御システムが、有効負荷位置を正確に監視することができる。エンコーダ38からの信号は、1410RPMで動作する三相モータのシャフトからよりはるかに遅い速度で受信される。エンコーダ38からのフィードバック信号を解釈し、モジュラ持ち上げユニット12の位置を決定するための、主PLC36によって実行されるデータ処理機能は、「モータのハンチング」が生じないような速度である。
複数のモジュラ持ち上げユニット42を制御するための、本発明に係る制御システムの第三実施形態が、図5から図8に示される。第一および第二実施形態と同様に、制御システムは、図5に示すように、デイジーチェーン構成で接続された複数のモジュラ持ち上げユニット42を制御するための主制御ボックス40を備える。オプションとして、図5.1および図6に示すように、1以上の電力拡張制御ボックス(PECB)43を設け、追加のMLU42間で電力を分配することもできる。各モジュラ持ち上げユニット(MLU)42は、図8に最も明瞭に示されるように、MLU内の電動モータ/ギアボックス46の速度を制御するための可変速ドライブ(VSD)44を備える。各モジュラ持ち上げユニット42には、24Vインターフェースリレー48およびMLUコントローラ50も取り付けられている。この実施形態では、MLUコントローラが、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)50により実現される。VSD44は、各モジュラ持ち上げユニット42の定速昇降設定速度を制御するために使用される。これが電流の一定引き出しを提供し、その電流が内部パラメータによって正確に監視される。
各モジュラ持ち上げユニット42にはまた、(モータ/ギアボックス46の後段に、)アクチュエータに接続されたエンコーダ52が設けられ、ここで、有効負荷位置を監視することができる。エンコーダ52は、モータ/ギアボックス46の360°の回転毎に、所定の分解能に従って、所定数のパルスを発生する。典型的には、エンコーダ52は、持ち上げジャッキ上の持ち上げキャリッジの移動を、静止基準点に対して測定するために使用される。
好ましくは、エンコーダ52は、アブソリュートエンコーダである。アブソリュートエンコーダは、絶対位置情報を報告する位置フィードバック装置である。アブソリュートエンコーダは、生成されたパルス数によって得た各位置に対して、一意のコードを生成する。電源投入時に、アブソリュートエンコーダは、電源を切っている間に軸を回転させていても、原点復帰サイクルを必要としない。モジュラ持ち上げユニット42は、好ましくは、毎週何度も電源を切る必要のある携帯用持ち上げジャッキである。アブソリュートエンコーダは、この用途に最適な製品である。典型的には、エンコーダ52は、MLU42(持ち上げジャッキ)の基部に固定され、エンコーダの一端は、持ち上げジャッキのねじシャフト上のナットに固定される。シャフトの回転によりシャフト場をナットが上方向に移動し、キャリッジを移動させる。代替的に、エンコーダ52は、磁気テープエンコーダ、リニアエンコーダ、テープドローエンコーダ、ワイヤドローエンコーダ、線形可変差動変圧器、またはMLUが移動した距離を測定可能な任意の他の装置であってもよい。このような装置は、インクリメンタル型でもアブソリュート型でもよく、出力は、デジタル、アナログ、あるいは通信バスを介して行うものでもよい。
全てのモジュラ持ち上げユニット42(持ち上げジャッキ)は、典型的には、持ち上げ前に主PLC60により実行される「零合わせ」機能を必要とする。ギアボックス比は、他の一定の機械加算機構と共に、各持ち上げジャッキの持ち上げキャリッジの動きが確実に同じであることを保証する。
典型的に、エンコーダ52は、持ち上げキャリッジが移動した距離を高分解能で測定することを可能にする。PLC50は、この数を計算し、必要であれば、モジュラ持ち上げユニット42のモータ速度を変更して、ジャッキ位置にわたる不均一な重量分布の問題に対処する。好ましくは、各モジュラ持ち上げユニット42は、持ち上げられる建設構造物の重量を測定するために、ロードセル53も有する(図5および図8参照)。ロードセル53は、各MLU42内に含まれるPLC50にデータを送信し、構造の負荷が各モジュラ持ち上げユニットが運搬できる定格の持ち上げ能力よりも高い場合、PLCは動作を停止する。
ロードセル53はまた、MLU42が運搬する負荷の変化を監視するためにも使用される。このような変化は、MLUが「不健全」または「不具合」になったり、風などの環境要因によって負荷が変化したり、MLUが他のMLUと比較してその位置を維持していない場合に発生する可能性がある。ロードセルを使用して、必要に応じてMLUの位置を調整し、負荷を一定に保つことができる。
分析されるいくつかの可能なシナリオは以下の通り。
・MLUの機械部品が摩耗し、摩擦が発生する。これは、MLUの上昇を維持するためにより高いレベルの電流引き込みを引き起こすが、負荷は同じままである。PLCは、速度、負荷、電流の引き込みおよび位置を測定し、これを分析することによってシナリオを報告するように、プログラムされる。
・複数の周囲のMLUが負荷分担の変化を受ける場合、プログラムされたPLCは、MLU間の負荷の安定性の変化を確認するシナリオについて報告する。プログラムは、各MLUの位置を確認し、各MLUがその位置を他のMLUと比較して維持している場合には、その構造またはMLUの取り付けの不具合を報告する。
・ロードセルのデータが、記録され、時間、重量、合体重量の合計の監視を可能とし、ジャッキを健全に維持するために必要なジャッキ部品のメンテナンス間隔を予測するために分析される。
・MLUの機械部品が摩耗し、摩擦が発生する。これは、MLUの上昇を維持するためにより高いレベルの電流引き込みを引き起こすが、負荷は同じままである。PLCは、速度、負荷、電流の引き込みおよび位置を測定し、これを分析することによってシナリオを報告するように、プログラムされる。
・複数の周囲のMLUが負荷分担の変化を受ける場合、プログラムされたPLCは、MLU間の負荷の安定性の変化を確認するシナリオについて報告する。プログラムは、各MLUの位置を確認し、各MLUがその位置を他のMLUと比較して維持している場合には、その構造またはMLUの取り付けの不具合を報告する。
・ロードセルのデータが、記録され、時間、重量、合体重量の合計の監視を可能とし、ジャッキを健全に維持するために必要なジャッキ部品のメンテナンス間隔を予測するために分析される。
各モジュラ持ち上げユニット42に設けられた無線送受信機54は、他のサブステーション(モジュラ持ち上げユニット42)、電力拡張制御ボックス43および主制御ボックス40との無線通信を可能にする。
各モジュラ持ち上げユニット42内のPLC50は:
・VSD44、アナログネットワークエンコーダ52、およびロードセル53にModbus(登録商標)RTU(遠隔端末装置)ネットワークを提供し、
・エンコーダ52およびVSD44から受信したデータを(PLC内の)アルゴリズムに対して処理して、VSD速度を修正するか、または無線通信を介して主PLC60にデータを送信し、
・他のモジュラ持ち上げユニット42と無線で通信して、データを分析し、それに従って、持ち上げが成功するように動作する。
・VSD44、アナログネットワークエンコーダ52、およびロードセル53にModbus(登録商標)RTU(遠隔端末装置)ネットワークを提供し、
・エンコーダ52およびVSD44から受信したデータを(PLC内の)アルゴリズムに対して処理して、VSD速度を修正するか、または無線通信を介して主PLC60にデータを送信し、
・他のモジュラ持ち上げユニット42と無線で通信して、データを分析し、それに従って、持ち上げが成功するように動作する。
制御システムはさらに、図6に示すように、モジュラ持ち上げユニット42の各々に電力を供給する1または複数の電源56と、主制御ボックス40およびPECB43からモジュラ持ち上げユニット42の各々に電力を供給する電力ケーブル58とを備える。この実施形態では、電源は、415ボルトの三相交流発電機56、あるいは、必要に応じて、他の発電機および電力ボックス56a,56bなどのいくつかの他の動力源を備える。三相交流発電機56aは、主制御ボックス40内の415ボルト三相回路遮断器62および主接触器64に接続される(図7参照)。主制御ボックス40は、主接触器64を作動させ、電力ケーブル58を介して、各モジュラ持ち上げユニット42内のモータに、415ボルト三相電力を供給する。主制御ボックス40はまた、典型的には、ひと組のモジュラ持ち上げユニット(MLU)の電気的パラメータを監視および保存するための電力データロガー(自動記録装置)75を有する。
他の発電機および電力ボックス56b,56cは、それぞれの電力拡張制御ボックス(PECB)43(図7.1参照)内のそれぞれ415ボルト三相回路遮断器62および主接触器64に接続される。PECB43は、電力を供給する必要のある複数の追加のモジュラ持ち上げユニットおよび/またはMLUの合計電流消費が、主制御ボックス40の現在の容量よりも大きい場合に、使用される。各電力拡張制御ボックス43はまた、主制御装置40とデータを送受信するための主接触器64および従PLC61を有する。電源が、従PLC61および制御システムに、24Vの直流電力を供給する。PECB43は、主接触器64を作動させ、電力ケーブル58を介して、各モジュラ持ち上げユニット42内のモータに、415ボルト三相電力を供給する。PECB43はまた、典型的には、ひと組のモジュラ持ち上げユニット(MLU)42の電気的パラメータを監視および保存するための電力データロガー75を有する。
制御システム(24V直流)は、典型的には、包括的緊急停止押ボタン17を介した機械的安全システムを有し、これが、主制御ボックス40の電気容器内に収容される。緊急停止が全て正しい位置にあれば、起動ボタン19および主接触器64により24ボルト直流が始動し、主接触器64が、モジュラ持ち上げユニット42内の各モータに415V直流三相電力を供給する。
主制御ボックス40はまた、モジュラ持ち上げユニット42の各々への電力の供給を制御する主制御装置を、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)60として備える。三相変圧器66は、主PLC60および制御システムのための24V直流電力を供給する。制御ボックス40はさらに、システムを2つのモード、すなわち、複数のモジュラ持ち上げユニット42がひとつのグループとして同期して制御されるグループモードと、モジュラ持ち上げユニット42のいずれかひとつが他のユニットとは独立に制御されるグループモードとで切り替えるモードスイッチ68を備える。モジュラ持ち上げユニット42およびPECB43の各々と無線通信するため、主制御ボックス40には、無線送受信器70が設けられることが好ましい。
主PLC60は、各モジュラ持ち上げユニット42の実際の位置を監視し、各ユニットのVSD44に命令を送信することによって速度を調整する。これにより、制御システムは、速度の調整を介して、各モジュラ持ち上げユニット(MLU)42の動作位置を同期させて制御することができる。制御信号は、図5に示すように、各モジュラ持ち上げユニット42から無線で受信され、各モジュラ持ち上げユニット42に無線で送信される。各MLU42内のVSD44は、負荷に応じて各モータによって引き出される電流量を変化させる。VSD速度は、各MLU42に搭載されたMLUコントローラ(PLC)50によって設定される。各MLUコントローラ50は、そのエンコーダ52を介してMLUの位置を監視する。MLUコントローラ50は、図8に示すように、オンボードVSD44を従装置(スレーブ)として制御する。各MLU42内の各MLUコントローラ(PLC)50は、主制御ボックス40内の主コントローラ(PLC)60に対する従装置として動作する。これにより、各MLU42の、保守、コンポーネントの健全性、データログ、位置、負荷、応答の監視において、少なからぬ多用性が可能となる。主制御装置60と複数のサブステーションMLU制御装置50とのこの組合せが、制御システムを、総SCADA(supervisory control and data acquisition)として有効に動作させることができる。
好ましくは、主制御ボックス40が、制御システムをそれぞれ上下に切り替える2つの24V直流スイッチ72a,72bをさらに備える。グループモードでは、全てのモジュラ持ち上げユニット42が、24V直流スイッチが上下に切り替えられたとき、同期移動を実行する。個別モードでは、個々のモジュラ持ち上げユニット42が、他のユニットに影響を与えることなく制御される。これにより、各モジュラ持ち上げユニットを特定の異なる出発点へ較正することができる。
主制御ボックス40には、必要に応じてPLC60をプログラムし、再構成することを可能にするヒューマンマシンインタフェース(HMI)74、例えばタッチスクリーンが設けられる(図5および図7参照)ことが有利である。好ましくは、各モジュラ持ち上げユニット42にも、HMI55が設けられる。
HMIのタッチスクリーンにより、制御システムの様々なコンポーネント(PLC、VSD、エンコーダ、ロードセル)の意味のある制御パラメータを表示することができる。ユーザは、タッチスクリーンをタップし、必要に応じて特定の制御パラメータを調整したり、内部エラーをローカルにリセットしたりすることができる。グラフィックボタンを作成して押ボタンを模倣することもできるが、ユーザは、HMIタッチスクリーンでボタンのページを作成する選択肢も有している。
この実施形態の制御システムを試験して得られた精度は、全負荷と無負荷付のサブステーション(MLU42)で、約0.1mmの誤差であった。さらに、この制御システムの主な利点の1つは、水平面での持ち上げを非常に高い精度で制御する能力である。試験では、すべてのMLU間で、±0.6mmの精度が確認されている。
複数のモジュラ持ち上げユニット42を制御するための、本発明に係る制御システムの第三実施形態のための代替トポロジが、図10および図11に示される。この代替トポロジ内の同様の部分には図6および図7と同様の参照符号が付されており、詳細な説明は省略する。この代替トポロジでは、制御システムは、図10に示すように、デイジーチェーン構成で接続された複数のモジュラ持ち上げユニット42を制御するための主制御ボックス80を備える。三相交流発電機56aが、主制御ボックス80(図11参照)内の主接触器64を介して、415V三相回路遮断器62に接続される。主制御装置80は、主接触装置64を作動させ、主接触装置64は、電力ケーブル58aを介して、各モジュラ持ち上げユニット42内のモータに、415V三相電力を供給する。主制御ボックス80はまた、典型的には、一組のモジュラ持ち上げユニット(MLU)の電気的パラメータを監視および保存するための電力データロガー75を有する。データロガー75は、人出された総電流、動作当たりの電圧、電気的切断の量、三相不平衡の状況などの様々な電気パラメータを記録し、将来の解析のために主制御装置(PLC)60に送られる。
この代替構成では、MLU42間で電力を分配するための1または複数の電力拡張制御ボックス(PECB)の代わりに、主制御ボックスには、複数の拡張接触器84および拡張415V三相回路遮断器82が設けられる。各PECB内の従PLCの代わりに、主制御装置(PLC)60が拡張接触器84を直接に起動し、この拡張接触器84が、複数の追加の現場の電力ボックスまたは三相発電機56b,56c,56cなどからの415V三層電力を、複数のモジュラ持ち上げユニット(MLU)42の各々のモータに、電源ケーブル58b、58c、58d等を介して供給する。電力データロガー75はまた、拡張接触器84の各々に接続され、追加のMLU42の様々な電気パラメータを監視し記録する。
次に、上記の制御システムを使用して複数のモジュラ持ち上げユニットの動作を制御する方法を、図9から図9.3を参照して説明する。図9から図9.3は、本発明に係る制御システムの第二および第三実施形態における主制御装置(PLC30または60)にプログラムされたソフトウェアによって実行される方法ステップを、フローチャート形式で示す。
制御システムがオンに切り換えられると、ステップ100でPLC30または60が起動される。このとき制御システムは、オペレータに、現在の動作ステップ102で使用または必要とされる電力拡張制御ボックス(PECB)があるかどうかを尋ねる。答えが肯定的であれば、システムは接触器をオンに切り替え、ステップ104でネットワークの走査を開始して、何台のPECBが切り替えられ接続されているかを見つける。X台のPECBがまだ接続されていない場合(Xは、制御システムおよびMLUの用途に応じて予め設定された数)、ステップ105で必要な調整が行われる。ステップ106においてX個のPECBが接続されたことが検出されると、システムは、ステップ108においてMLUを起動する。次いで、システムは、ステップ110においてネットワーク(有線または無線)の走査を開始し、何台のモジュラ持ち上げユニット(MLU)12または42がネットワークに接続されているかを検出する。X台のMLUがまだ接続されていない場合(Xは、制御システムおよびMLUの適用に応じて予め設定された数であり、典型的に建造物構造を持ち上げるためにはX=4が最低限)には、ステップ111で必要な調整が行われる。ステップ112においてX台のMLUがネットワークに接続されていると判定されると、オペレータは、ステップ109においてPLCをマニュアルまたはローカル制御モードにする。オペレータは、工程を、ステップ113において各MLU12または42の開始高さを調整する工程に進める(図9.1参照)。PLCは、各MLUのロードセルに問い合わせて、ステップ114で、そのMLUの負荷が安全な作業負荷内にあるかどうかを検査する。MLUのいずれかに過負荷がかかっている場合(ステップ116で判断)には、PLCは、負荷がそのMLUの安全な限度内に収まるように調整が行われる(ステップ118)まで、さらなる動作を中断する。このときの調整は、負荷を分散させるために、持ち上げ作業にMLUを追加する場合を含む。
すべてのMLUが安全な作業負荷内で動作し、開始高さが調整されている場合(ステップ113)、MLUが全て同じ基準線の高さで動作開始することを確実にするため、各MLU内のエンコーダの開始位置が、ステップ115で零位置に設定される。次に、ステップ117で、この作業で要求される持ち上げ高さが、オペレーテタにより、HMIタッチスクリーンを介してPLCに入力される。ステップ119において、PLCは、全てのMLUの検出された開始高さに基づいて、システムが設定された持ち上げ高さに達することができるかどうかを判断する。達することができないと判断された場合、ステップ113でMLUの開始高さを再調整する必要があるかもしれない。設定された持ち上げ高さに問題がなければ、オペレータは、ステップ120で、持ち上げパラメータを設定する。持ち上げパラメータには、各MLUの実際の持ち上げ位置、風の条件、負荷、制御モード、およびモータパラメータなどの要因が含まれる。
ステップ120で全ての持ち上げパラメータが入力されると、オペレータは、ステップ122において、PLCが自動(グループ)モードを実行できるようにする(図9.2参照)。同時に、(ステップ124において)PLCは、データ自動記録動作を開始し、ステップ129(図9.3参照)において、持ち上げ動作からの全てデータが自動的に記録され、PLCによってその内部メモリに格納される。このデータは、バックアップのために、会社のメインサーバに送信することもできる。このデータは、持ち上げ作業の記録として保持され、持ち上げ中の異常または重大な事象について分析される。
自動グループモードにおいて、PLCは、ステップ126において持ち上げ動作を開始し、ネットワーク内のすべての構成要素の動作を監視し続ける。これは、各MLU内のエンコーダからの、そのMLUの実際の持ち上げ位置の表示地を提供するフィードバック信号を受信することを含む。ステップ128において、動作パラメータのいずれかが設定値からずれそうか、あるいは実際にずれていることが検出されると、PLCは、ステップ130において、異常を説明することのできるシナリオを分析し、ステップ132において、その問題を修正しようと試みる。しかしながら、状況を継続的に監視し、ステップ134において状況が安全ではないと判断した場合、ステップ136において、持ち上げ動作を一時停止する。
ステップ133において、潜在的に安全でない状況が修正されているか否かを調べ、操作を再開始することが安全である場合にのみ(ステップ135)、ステップ138において、持ち上げ動作を継続する。一方、ステップ134において、状況が依然として安全であると判定された場合、PLCは、ステップ138において、予め設定された持ち上げ高さまで持ち上げ動作を継続する。
ステップ140においてMLUが予め設定された持ち上げ高さに達したことを検出すると、ステップ142において、持ち上げ動作を終了する。
上述した実施形態の各々において、モジュラ持ち上げユニット(MLU)は、PCT/AU2014/000224に記載されているものと同様に、電動モータにより動力が供給される持ち上げジャッキである。しかし、MLUは、どのような適切な持ち上げ装置であってもよく、上述した実施形態の電動持ち上げジャッキに限定されないことが理解される。例えば、MLUは、水圧式または空気圧式の持ち上げジャッキであってもよく、この場合、MLU用の動力源としては、コンプレッサが用いられる。
以上で制御システムのいくつかの実施形態を詳細に説明したが、上述した実施形態は、以下を含む先行技術に対して、多くの利点を提供することが明らかである。
(i)複数の持ち上げジャッキ(モジュラ持ち上げユニット)を使用する建設構造物の正確かつ安定的な持ち上げ、
(ii)持ち上げ中に建造物構造が偏りを受けることがないことを確実にするための、モジュラ持ち上げユニットの同期動作中の改善された制御、
(iii)水平面の持ち上げを非常に高い精度、例えば全MLU間で±0.6mmの精度、で制御する能力。
(iv)サーボ装置よりもむしろモジュラ持ち上げユニットにおけるアブソリュートエンコーダまたはインクリメンタルエンコーダおよびオンボードコントローラの使用による制御システムのより安定な動作、
(v)モジュラ持ち上げユニット間、および主制御ボックスとモジュラ持ち上げユニットとの間の無線通信の使用による、より汎用性のある実装。
(i)複数の持ち上げジャッキ(モジュラ持ち上げユニット)を使用する建設構造物の正確かつ安定的な持ち上げ、
(ii)持ち上げ中に建造物構造が偏りを受けることがないことを確実にするための、モジュラ持ち上げユニットの同期動作中の改善された制御、
(iii)水平面の持ち上げを非常に高い精度、例えば全MLU間で±0.6mmの精度、で制御する能力。
(iv)サーボ装置よりもむしろモジュラ持ち上げユニットにおけるアブソリュートエンコーダまたはインクリメンタルエンコーダおよびオンボードコントローラの使用による制御システムのより安定な動作、
(v)モジュラ持ち上げユニット間、および主制御ボックスとモジュラ持ち上げユニットとの間の無線通信の使用による、より汎用性のある実装。
当業者あれば容易に明らかなように、本発明の基本的な発明概念から逸脱することなく、既に説明したものに加えて、上述の実施形態に様々な変更および改良を加えることができる。例えば、好ましい実施形態の持ち上げジャッキではなく、他のタイプのモジュラ持ち上げユニットを使用することができる。また、好ましい実施形態のプログラマブルロジックコントローラ(PLC)ではなく、他のタイプのデータ処理装置を主制御装置およびMLU制御装置に採用することもできる。したがって、本発明の範囲は、上述の特定の実施形態に限定されるものではないと認識される。
本発明の別の側面によると、主制御ボックスおよび複数の動力拡張制御ボックス(PECB)を介して複数のモジュラ持ち上げユニットの動作を制御する方法であって、各PECBが、主制御ボックスと、追加動力源と複数の追加モジュラ持ち上げユニット(MLU)のそれぞれとの間と、に接続され、この方法が、動力を各MLUに主制御ボッックスから直接あるいはPECBのひとつから間接に供給するステップと、PECBの数を検出するステップと、各PECBからのフィードバック信号を主制御ボックスに提供するステップと、を含む制御方法が提供される。
Claims (38)
- 複数のモジュラ持ち上げユニットの動作を制御する制御システムであって、
複数のモジュラ持ち上げユニットと、
前記複数のモジュラ持ち上げユニットの各々に動力を供給する動力源と、
前記動力源と前記複数のモジュラ持ち上げユニットとの間に接続された主制御ボックスと、
を備え、
前記主制御ボックスは、前記複数のモジュラ持ち上げユニットがひとつのグループとして同期制御されるグループモードと、前記複数のモジュラ持ち上げユニットのいずれかひとつが他とは独立に制御される個別モードとの2つのモードで前記システムを切り替えるモードスイッチを有し、
前記グループモードでは、前記複数のモジュラ持ち上げユニットの同期動作が、各ユニットを同じ速度で動くように設定することにより達成される、
制御システム。 - 請求項1に記載の制御システムにおいて、前記複数のモジュラ持ち上げユニットは各々、そのユニット内の電気モータの速度を制御する可変速ドライブ(VSD:variable speed drive)を有し、グループモードでは、前記複数のモジュラ持ち上げユニットの同期移動が、前記システムのどの部分からのフィードバックも無しに同じ速度でモータを動作させるように各ユニットのVSDを設定することによって達成される、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項1または2に記載の制御システムにおいて、前記主制御ボックスは、前記モードスイッチに動作上結合されて前記複数のモジュラ持ち上げユニットの各々への電力の供給を制御する主制御装置を有する、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項3に記載の制御システムにおいて、前記主制御ボックスは、前記電力源を三相回路遮断器を介して前記複数のモジュラ持ち上げユニットに接続する主接触器をさらに有する、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項3に記載の制御システムにおいて、前記主制御ボックスは、前記複数のモジュラ持ち上げユニットの各々の電気パラメータの監視および記録を行う電力データ自動記録器をさらに有する、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項3に記載の制御システムにおいて、前記主制御ボックスは、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)である、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項1に記載の制御システムにおいて、複数の動力拡張制御ボックス(PECB:power extension control box)をさらに備え、追加動力源が必要な場合、および/または前記モジュラ持ち上げユニットの数が前記主制御ボックスの収容能力を超えている場合に、前記複数の動力拡張制御ボックスが各々、追加動力源と複数の追加モジュラ持ち上げユニットとの間に接続される、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項7に記載の制御システムにおいて、前記動力拡張制御ボックスはそれぞれ、前記主制御ボックスの制御下にある、ことを特徴とする制御システム。
- 複数のモジュラ持ち上げユニットの動作を制御する制御システムであって
複数のモジュラ持ち上げユニットと、
前記複数のモジュラ持ち上げユニットの各々に動力を供給する動力源と、
前記動力源と前記複数のモジュラ持ち上げユニットとの間に接続された主制御ボックスと、
を備え、
前記主制御ボックスは、
前記複数のモジュラ持ち上げユニットがひとつのグループとして同期制御されるグループモードと、前記複数のモジュラ持ち上げユニットのいずれかひとつが他とは独立に制御される個別モードとの2つのモードで前記システムを切り替えるモードスイッチと、
前記モードスイッチに動作上結合し、制御信号を前記複数のモジュラ持ち上げユニットの各々に送るとともに、フィードバック信号を前記複数のモジュラ持ち上げユニットの各々から受信し、前記グループモードでは、前記複数のモジュラ持ち上げユニットの各々から受信したフィードバック信号を用いて、前記複数のモジュラ持ち上げユニットに動力を供給し、前記複数のモジュラ持ち上げユニットの速度を監視および制御する主制御装置と、
を有する、
制御システム。 - 請求項9に記載の制御システムにおいて、前記複数のモジュラ持ち上げユニット(MLU)は各々、そのユニットの持ち上げ位置を感知し、フィードバック信号を前記主制御装置に提供するエンコーダを有する、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項10に記載の制御システムにおいて、前記エンコーダは、モジュラ持ち上げユニットのアクチュエータに接続され、有用な負荷位置を監視することができる、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項11に記載の制御システムにおいて、前記エンコーダは、所定の分解能に従って、モジュラ持ち上げユニット内のモータ/ギアボックスの360°の回転毎に、あらかじめ定められた数のパスルを生成する、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項12に記載の制御システムにおいて、前記エンコーダは、静止基準点に対する持ち上げジャッキ上の持ち上げキャリッジの移動を測定するために使用される、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項10から13のいずれか1項に記載の制御システムにおいて、前記エンコーダは、アブソリュート形エンコーダまたはインクリメント形エンコーダである、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項10に記載の制御システムにおいて、前記複数のモジュラ持ち上げユニットは各々、前記エンコーダから受信したデータを処理してフィードバック信号を生成するMLU制御装置をさらに備える、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項15に記載の制御システムにおいて、前記MLU制御装置は、そのモジュラ持ち上げユニットの制御および/またはフィードバック信号の前記主制御装置への送信のための前記MLU制御装置内のアルゴリズムを参照して、そのモジュラ持ち上げユニットの動作を制御する、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項9に記載の制御システムにおいて、前記複数のモジュラ持ち上げユニットは各々、そのユニット内の電気モータの速度を制御する可変速ドライブ(VSD)を有する、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項10に記載の制御システムにおいて、前記複数のモジュラ持ち上げユニットは各々、持ち上げの前および持ち上げ中に、持ち上げようとする構造体の重量を測定するロードセルをさらに有する、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項9に記載の制御システムにおいて、前記主制御装置は、前記複数のモジュラ持ち上げユニットの各々への電力の供給を制御するプログラマブルロジックコントローラ(PLC)を有する、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項19に記載の制御システムにおいて、前記主制御ボックスは、前記動力源を三相回路遮断器を介して前記複数のモジュラ持ち上げユニットに接続する主接触器をさらに有する、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項9に記載の制御システムにおいて、複数の動力拡張制御ボックス(PECB)をさらに備え、追加動力源が必要な場合、および/または前記モジュラ持ち上げユニットの数が前記主制御ボックスの収容能力を超えている場合に、前記複数の動力拡張制御ボックスが各々、追加動力源と複数の追加モジュラ持ち上げユニットとの間に接続される、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項21に記載の制御システムにおいて、複数の動力拡張制御ボックス(PECB)は各々、前記主制御装置に動作上結合されて前記追加のモジュラ持ち上げユニットの各々への電力供給を制御する従制御装置を有する、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項22に記載の制御システムにおいて、前記従制御装置がプログラマブルロジックコントローラ(PLC)である、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項22に記載の制御システムにおいて、前記動力拡張制御ボックスは各々、前記追加のモジュラ持ち上げユニットの各々の電気パラメータの監視および記録を行う電力データ自動記録器をさらに有する、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項15に記載の制御システムにおいて、前記主制御装置は、各モジュラ持ち上げユニット(MLU)の実際の位置を監視し、各MLU内のMLU制御装置に指令を送ることによってその持ち上げを調整する、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項15に記載の制御システムにおいて、前記制御システムは、速度の調整によって、各モジュラ持ち上げユニットの実際の位置を同期させて制御する、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項9に記載の制御システムにおいて、前記主制御ボックスは、前記モジュラ持ち上げユニットとの間で無線信号を送受信する無線送受信機をさらに有する、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項27に記載の制御システムにおいて、各モジュラ持ち上げユニットは、制御信号を受信し、フィードバック信号を前記主制御装置に無線で送信する無線送受信機をさらに有する、ことを特徴とする制御システム。
- 請求項21に記載の制御システムにおいて、前記動力拡張制御ボックスは各々、前記主制御ボックスおよび前記追加のモジュラ持ち上げユニットとの間で無線信号を送受信する無線送受信機をさらに備える、ことを特徴とする制御システム。
- 主制御ボックスおよび複数の動力拡張制御ボックス(PECB)を介して複数のモジュラ持ち上げユニットの動作を制御する方法であって、
前記動力拡張制御ボックスは各々、前記主制御ボックスと、追加動力源と複数の追加モジュラ持ち上げユニット(MLU)のそれぞれとの間と、に接続され、
前記方法は、
PECBの数を検出するステップと、
各PECBからのフィードバック信号を主制御ボックスに提供するステップと、
を含む
制御方法。 - 請求項20に記載の制御方法において、前記動力拡張制御ボックス(PECB)は、現場の発電機または現場の動力ボックスまたは他の動力源などの種々の動力源と、前記追加モジュラ持ち上げユニットと、の間に接続される、ことを特徴とする制御方法。
- 請求項31に記載の制御方法において、各PECBは、前記主制御ボックスによって制御される、ことを特徴とする制御方法。
- 請求項32に記載の制御方法において、前記主制御ボックスは、各PECBに接続されたMLUをそれぞれ活性化または非活性化するために、各PECB内部の主接触器をオンまたはオフに切り替える、ことを特徴とする制御方法。
- 請求項32に記載の制御方法において、各PECBは、そのPECB内の主接触器が動作しているかどうかを示すために、1または一連のフィードバック信号を主制御ボックスに送信する、ことを特徴とする制御方法。
- 請求項30に記載の制御方法において、各PECBはデータ自動記録器を有し、このデータ自動記録器は、他にもあるなかで、引き出された総電流、動作あたりの電圧、電気的切断の量、三相不平衡の状況、などの種々の電気パラメータを記録し、将来の解析のために主制御ボックス内の主制御装置に送られる、ことを特徴とする制御方法。
- 複数のモジュラ持ち上げユニットの動作を動力源と前記モジュラ持ち上げユニットとの間に接続された主制御ボックスを介して制御する制御方法であって、
制御ネットワークに接続されたモジュラ持ち上げユニットの数を検出するステップと、
前記方法にしたがって各モジュラ持ち上げユニットに動力を供給するステップと、
前記複数のモジュラ持ち上げユニットがグループとして同期して制御されるグループモードと、前記複数のモジュラ持ち上げユニットのいずれか1つが他のユニットとは独立して制御される個別モードと、の2つの制御モードのうちの一方を選択するステップと、
前記主制御装置からの制御信号を前記モジュラ持ち上げユニットに送り、グループモードでは、前記複数のモジュラ持ち上げユニットの同期移動を、前記複数のモジュラ持ち上げユニットの各々から受信するフィードバック信号を用いて、前記複数のモジュラ持ち上げユニットへの動力供給、監視および制御を行うことにより達成する
制御方法。 - 請求項36に記載の制御方法において、前記複数のモジュラ持ち上げユニット(MLU)は各々エンコーダを備え、前記ユニットの持ち上げ位置を感知するステップと、フィードバック信号を前記主制御装置に提供するステップと、をさらに含むことを特徴とする制御方法。
- 請求項37に記載の制御方法において、前記エンコーダは、アブソリュート形エンコーダまたはインクリメント形エンコーダである、ことを特徴とする制御方法。
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