JP2018518676A5 - - Google Patents

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Claims (16)

  1. 対象の腎臓の状態を評価するための方法であって、
    前記対象から得られた体液試料に対し、フォリスタチン関連タンパク質3、ベイシジン、カテプシンB、およびテネイシンのうちの1つまたは複数を検出するように構成された1つまたは複数のアッセイ法を実施し1つまたは複数のアッセイ結果を得るステップ、および
    前記アッセイ結果前記対象の腎臓の状態との相関を取るステップ
    を含む方法。
  2. 前記相関を取るステップが、前記対象の腎臓の状態のリスク層別化、診断、ステージ分類、予後診断、分類および監視の内の1つまたは複数を含むか、または
    前記相関を取るステップが、腎臓の状態の1つまたは複数の将来的な変化の可能性を前記対象に割り当てることを含む
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記腎臓の状態における1つまたは複数の将来的な変化が、
    腎機能への将来的な損傷、腎機能の将来的な低下、腎機能の将来的な改善、および将来的な急性腎不全(ARF)の内の1つまたは複数
    前記対象が患う腎損傷と関連する臨床転帰;
    前記体液試料を前記対象から取得した時点から30日、21日、14日、7日、5日、96時間、72時間、48時間、36時間、24時間または12時間以内に多少とも生じる可能性がある、腎臓の状態の変化;あるいは
    前記体液試料を取得した時点から72時間、48時間または24時間以内の腎機能への損傷、腎機能の低下、腎機能の改善、およびARFの内の1つまたは複数;
    を含む、請求項に記載の方法。
  4. 前記アッセイ結果が、フォリスタチン関連タンパク質3の測定濃度、ベイシジンの測定濃度、カテプシンBの測定濃度、およびテネイシンの測定濃度の内の1つまたは複数を含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記相関を取るステップが、複数のアッセイ結果を単一の複合結果に変換する機能を用いて複数のアッセイ結果を組み合わせることを含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記対象は、
    (a)腎前性、腎性または腎後性のARFに対する1つまたは複数の既知のリスクファクターを有する;
    (b)鬱血性心不全、子癇前症、子癇、真性糖尿病、高血圧、冠動脈疾患、タンパク尿、腎不全、正常範囲を下回る糸球体濾過、肝硬変、正常範囲を上回る血清クレアチニン、敗血症、腎機能への損傷、腎機能の低下、もしくはARFの内の1つまたは複数と診断されている;
    (c)大規模な血管手術、冠動脈バイパス、もしくは他の心臓手術を受けているか受けたことがある;あるいは
    (d)NSAID、シクロスポリン、タクロリムス、アミノグリコシド、フォスカネット、エチレングリコール、ヘモグロビン、ミオグロビン、イホスファミド、重金属、メトトレキサート、放射線造影剤、もしくはストレプトゾトシンに曝されている
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記相関を取るステップが、
    前記対象における腎機能への損傷、腎機能の低下、またはARFのうちの1つまたは複数の発生または不発生診断するかそのリスクを割り当てること
    腎機能への損傷、腎機能の低下、もしくはARFを患っている対象において腎機能が改善しているか、または悪化しているか否かを診断するかそのリスクを割り当てること;
    前記対象における腎機能への損傷の発生または不発生を診断するかそのリスクを割り当てること;
    前記対象における腎機能の低下の発生または不発生を診断するかそのリスクを割り当てること;
    前記対象における急性腎不全の発生または不発生を診断するかそのリスクを割り当てること;
    前記対象における腎置換療法の必要性の発生または不発生を診断するかそのリスクを割り当てること;
    前記対象における腎移植の必要性の発生または不発生を診断するかそのリスクを割り当てること;
    急性腎障害もしくは急性腎不全からの将来的な回復を診断するかそのリスクを割り当てること;あるいは
    急性腎障害もしくは急性腎不全の将来的な持続性を診断するかそのリスクを割り当てること;
    を含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記対象がRIFLEステージまたはであり、前記相関を取るステップが、72時間、48時間もしくは24時間以内に前記対象がRIFLEステージ0もしくはRまで回復する可能性を割り当てることを含む;
    前記対象がRIFLEステージIまたはFであり、前記相関を取るステップが、72時間、48時間もしくは24時間以内に前記対象がRIFLEステージ0まで回復する可能性を割り当てることを含む;
    前記対象がRIFLEステージIまたはFであり、前記相関を取るステップが、72時間、48時間もしくは24時間以内に前記対象がRIFLEステージRまで回復する可能性を割り当てることを含む;
    前記対象がRIFLEステージIまたはFであり、前記相関を取るステップが、72時間、48時間もしくは24時間以内に前記対象が持続性のRIFLEステージIもしくはFを有するか発症することになる可能性を割り当てることを含む;
    前記対象がRIFLEステージIまたはFであり、前記相関を取るステップが、72時間、48時間もしくは24時間以内に前記対象が持続性のRIFLEステージIを有するか発症することになる可能性を割り当てることを含む;
    前記対象がRIFLEステージIまたはFであり、前記相関を取るステップが、72時間、48時間もしくは24時間以内に前記対象が持続性のRIFLEステージFを有するか発症することになる可能性を割り当てることを含む;
    前記対象がRIFLEステージFであり、前記相関を取るステップが、72時間、48時間もしくは24時間以内に前記対象が持続性のRIFLEステージFを有するか発症することになる可能性を割り当てることを含む;
    前記対象がRIFLEステージ0であり、前記相関を取るステップが、72時間、48時間もしくは24時間以内に前記対象がRIFLEステージR、IまたはFに達する可能性を割り当てることを含む;
    前記対象がRIFLEステージ0であり、前記相関を取るステップが、72時間以内、48時間もしくは24時間に前記対象がRIFLEステージIまたはFに達する可能性を割り当てることを含む;
    前記対象がRIFLEステージ0であり、前記相関を取るステップが、72時間、48時間もしくは24時間以内に前記対象がRIFLEステージIに達する可能性を割り当てることを含む;
    前記対象がRIFLEステージ0であり、前記相関を取るステップが、72時間、48時間もしくは24時間以内に前記対象がRIFLEステージFに達する可能性を割り当てることを含む;
    前記対象がRIFLEステージ0またはRであり、前記相関を取るステップが、72時間、48時間もしくは24時間以内に前記対象がRIFLEステージIまたはFに達する可能性を割り当てることを含む;
    前記対象がRIFLEステージ0またはRであり、前記相関を取るステップが、72時間、48時間もしくは24時間以内に前記対象がRIFLEステージIに達する可能性を割り当てることを含む;
    前記対象がRIFLEステージ0またはRであり、前記相関を取るステップが、72時間、48時間もしくは24時間以内に前記対象がRIFLEステージFに達する可能性を割り当てることを含む;
    前記対象がRIFLEステージRであり、前記相関を取るステップが、72時間、48時間もしくは24時間以内に前記対象がRIFLEステージIもしくはFに達する可能性を割り当てることを含む;
    前記対象がRIFLEステージRであり、前記相関を取るステップが、72時間、48時間もしくは24時間以内に前記対象がRIFLEステージIに達する可能性を割り当てることを含む;
    前記対象がRIFLEステージRであり、前記相関を取るステップが、72時間、48時間もしくは24時間以内に前記対象がRIFLEステージFに達する可能性を割り当てることを含む;
    前記対象がRIFLEステージ0、R、またはIであり、前記相関を取るステップが、72時間、48時間もしくは24時間以内に前記対象がRIFLEステージFに達する可能性を割り当てることを含む;あるいは
    前記対象がRIFLEステージIであり、前記相関を取るステップが、72時間、48時間もしくは24時間以内に前記対象がRIFLEステージFに達する可能性を割り当てることを含む、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記対象が急性腎不全ではない;
    前記対象が、前記体液試料が取得された時点よりも前に決定されたベースライン値に比べて1.5倍以上の血清クレアチニンの増加を経験したことがない
    前記対象の尿量が、前記体液試料が取得された時点に先立つ6時間にわたって、少なくとも0.5ml/kg/時間である;
    前記対象が、前記体液試料が取得された時点よりも前に決定されたベースライン値に比べて0.3mg/dL以上の血清クレアチニンの増加を経験したことがない;
    前記対象が、(i)前記体液試料が取得された時点よりも前に決定されたベースライン値に比べて1.5倍以上の血清クレアチニンの増加を経験したことがなく、(ii)尿量が、前記体液試料が取得された時点に先立つ6時間にわたって、少なくとも0.5ml/kg/時間であり、(iii)前記体液試料が取得された時点よりも前に決定されたベースライン値に比べて0.3mg/dL以上の血清クレアチニンの増加を経験したことがない;
    前記対象が、(i)前記体液試料が取得される時点よりも前に決定されたベースライン値に比べて1.5倍以上の血清クレアチニンの増加を経験したことがなく、(ii)尿量が、前記体液試料が取得された時点に先立つ12時間にわたって、少なくとも0.5ml/kg/時間であり、(iii)前記体液試料が取得された時点よりも前に決定されたベースライン値に比べて0.3mg/dL以上の血清クレアチニンの増加を経験したことがない;
    前記対象が、前記体液試料が取得された時点よりも前に決定されたベースライン値に比べて2倍以上の血清クレアチニンの増加を経験したことがない;または
    前記対象の尿量が、前記体液試料が取得された時点に先立つ12時間にわたって、少なくとも0.5ml/kg/時間である;
    前記対象が、(i)前記体液試料が取得された時点よりも前に決定されたベースライン値に比べて2倍以上の血清クレアチニンの増加を経験したことがなく、(ii)尿量が、前記体液試料が取得された時点に先立つ12時間にわたって、少なくとも0.5ml/kg/時間である;
    前記対象が、前記体液試料が取得された時点よりも前に決定されたベースライン値に比べて3倍以上の血清クレアチニンの増加を経験したことがない;
    前記対象の尿量が、前記体液試料が取得された時点に先立つ24時間にわたって、少なくとも0.3ml/kg/時間であり、前記対象が、前記体液試料が取得された時点に先立つ12時間にわたって無尿を経験したことがない;または
    前記対象が、(i)前記体液試料が取得された時点よりも前に決定されたベースライン値に比べて3倍以上の血清クレアチニンの増加を経験したことがなく、(ii)尿量が、前記体液試料が取得された時点に先立つ24時間にわたって、少なくとも0.3ml/kg/時間であり、前記体液試料が取得された時点に先立つ12時間にわたって無尿を経験したことがない;
    前記対象が急性腎不全である;
    前記対象が、前記体液試料が取得された時点よりも前に決定されたベースライン値に比べて1.5倍以上の血清クレアチニンの増加を経験したことがある;
    前記対象の尿量が、前記体液試料が取得された時点に先立つ6時間にわたって、0.5ml/kg/時間未満である;または
    前記対象が、前記体液試料が取得された時点よりも前に決定されたベースライン値に比べて0.3mg/dL以上の血清クレアチニンの増加を経験したことがある;
    前記対象が、(i)前記体液試料が取得された時点よりも前に決定されたベースライン値に比べて1.5倍以上の血清クレアチニンの増加を経験したことがあり、(ii)尿量が、前記体液試料が取得された時点に先立つ6時間にわたって、0.5ml/kg/時間未満であり、(iii)前記体液試料が取得された時点よりも前に決定されたベースライン値に比べて0.3mg/dL以上の血清クレアチニンの増加を経験したことがある;
    前記対象が、前記体液試料が取得された時点よりも前に決定されたベースライン値に比べて2倍以上の血清クレアチニンの増加を経験したことがある;または
    前記対象の尿量が、前記体液試料が取得された時点に先立つ12時間にわたって、0.5ml/kg/時間未満である;
    前記対象が、(i)前記体液試料が取得された時点よりも前に決定されたベースライン値に比べて2倍以上の血清クレアチニンの増加を経験したことがあり、(ii)尿量が、前記体液試料が取得された時点に先立つ12時間にわたって、0.5ml/kg/時間未満である;
    前記対象が、前記体液試料が取得された時点よりも前に決定されたベースライン値に比べて3倍以上の血清クレアチニンの増加を経験したことがある;または
    前記対象の尿量が、前記体液試料が取得された時点に先立つ24時間にわたって、0.3ml/kg/時間未満であるか、前記対象が、前記体液試料が取得された時点に先立つ12時間にわたって無尿である;あるいは
    前記対象が、(i)前記体液試料が取得された時点よりも前に決定されたベースライン値に比べて3倍以上の血清クレアチニンの増加を経験したことがあり、(ii)尿量が、前記体液試料が取得された時点に先立つ12時間にわたって、0.3ml/kg/時間未満であるか、前記対象が、前記体液試料が取得された時点に先立つ12時間にわたって無尿である;
    請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記相関を取るステップが、
    72時間以内に前記対象が(i)1.5倍以上の血清クレアチニンの増加を経験、(ii)尿量が6時間にわたって0.5ml/kg/時間未満であり、(iii)0.3mg/dL以上の血清クレアチニンの増加を経験する、可能性;
    48時間以内に前記対象が(i)1.5倍以上の血清クレアチニンの増加を経験し、(ii)尿量が6時間にわたって0.5ml/kg/時間未満であり、(iii)0.3mg/dL以上の血清クレアチニンの増加を経験する、可能性;
    24時間以内に前記対象が(i)1.5倍以上の血清クレアチニンの増加を経験し、(ii)尿量が6時間にわたって0.5ml/kg/時間未満であり、(iii)0.3mg/dL以上の血清クレアチニンの増加を経験する、可能性;
    72時間以内に前記対象が1.5倍以上の血清クレアチニンの増加を経験する可能性;
    72時間以内に前記対象の尿量が6時間にわたって0.5ml/kg/時間未満である可能性;
    72時間以内に前記対象が0.3mg/dL以上の血清クレアチニンの増加を経験する可能性;
    48時間以内に前記対象が1.5倍以上の血清クレアチニンの増加を経験する可能性;
    48時間以内に前記対象の尿量が6時間にわたって0.5ml/kg/時間未満である可能性;
    48時間以内に前記対象が0.3mg/dL以上の血清クレアチニンの増加を経験する可能性;
    24時間以内に前記対象が1.5倍以上の血清クレアチニンの増加を経験する可能性;
    24時間以内に前記対象の尿量が6時間にわたって0.5ml/kg/時間未満である可能性;
    24時間以内に前記対象が0.3mg/dL以上の血清クレアチニンの増加を経験する可能性;
    72時間以内に前記対象が(i)2倍以上の血清クレアチニンの増加を経験し、(ii)尿量が12時間にわたって0.5ml/kg/時間未満であり、(iii)0.3mg/dL以上の血清クレアチニンの増加を経験する、可能性;
    48時間以内に前記対象が(i)2倍以上の血清クレアチニンの増加を経験し、(ii)尿量が12時間にわたって0.5ml/kg/時間未満であり、(iii)0.3mg/dL以上の血清クレアチニンの増加を経験する、可能性;
    24時間以内に前記対象が(i)2倍以上の血清クレアチニンの増加を経験し、(ii)尿量が12時間にわたって0.5ml/kg/時間未満であり、(iii)0.3mg/dL以上の血清クレアチニンの増加を経験する、可能性;
    72時間以内に前記対象が2倍以上の血清クレアチニンの増加を経験する可能性;
    72時間以内に前記対象の尿量が12時間にわたって0.5ml/kg/時間未満である可能性;
    48時間以内に前記対象が2倍以上の血清クレアチニンの増加を経験する可能性;
    48時間以内に前記対象の尿量が12時間にわたって0.5ml/kg/時間未満である可能性;
    24時間以内に前記対象が2倍以上の血清クレアチニンの増加を経験する可能性;
    24時間以内に前記対象の尿量が12時間にわたって0.5ml/kg/時間未満である可能性;
    72時間以内に前記対象が(i)3倍以上の血清クレアチニンの増加を経験し、(ii)尿量が24時間にわたって0.3ml/kg/時間未満であり、12時間にわたって無尿である、可能性;
    48時間以内に前記対象が(i)3倍以上の血清クレアチニンの増加を経験し、(ii)尿量が24時間にわたって0.3ml/kg/時間未満であり、12時間にわたって無尿である、可能性;
    24時間以内に前記対象が(i)3倍以上の血清クレアチニンの増加を経験し、(ii)尿量が24時間にわたって0.3ml/kg/時間未満であり、12時間にわたって無尿である、可能性;
    72時間以内に前記対象が3倍以上の血清クレアチニンの増加を経験する可能性;
    72時間以内に前記対象の尿量が24時間にわたって0.3ml/kg/時間未満であり、12時間にわたって無尿である、可能性;
    48時間以内に前記対象が3倍以上の血清クレアチニンの増加を経験する可能性;
    48時間以内に前記対象の尿量が24時間にわたって0.3ml/kg/時間未満であり、12時間にわたって無尿である、可能性;
    24時間以内に前記対象が3倍以上の血清クレアチニンの増加を経験する可能性;あるいは
    24時間以内に前記対象の尿量が24時間にわたって0.3ml/kg/時間未満であり、12時間にわたって無尿である、可能性;
    の内の1つまたは複数を割り当てることを含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記体液試料が尿試料、血液試料、血清試料または血漿試料である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. i)前記体液試料を、フォリスタチン関連タンパク質3、ベイシジン、カテプシンB、およびテネイシンの内の1つまたは複数特異的に結合する1種または複数の試薬と接触させ、(ii)尿試料中のフォリスタチン関連タンパク質3、ベイシジン、カテプシンB、およびテネイシンの内の1つまたは複数の存在を示す1つまたは複数のアッセイ結果を生成し、(iii)前記アッセイ結果に基づいて前記対象を、現在のもしくは将来的な急性腎障害または現在のもしくは将来的な急性腎不全の既知の素因を有する個体の所定の亜集団に割り当てる、アッセイ装置中に前記体液試料を導入することをさらに含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法によって特定された急性腎障害または急性腎不全のリスクがある対象を処置するのに使用するための治療法であって、腎置換療法の開始、腎臓に損傷を与えることが知られている化合物送達の中止、腎臓に損傷を与えることが知られている処置の遅延または回避、および利尿薬の投与の改変、の内の1つまたは複数を含む、治療法
  14. 前記対象が現時点で急性腎障害または急性腎不全を患っておらず、前記アッセイ結果が前記対象を将来的な急性腎障害または将来的な急性腎不全の既知の素因を有する個体の所定の亜集団に割り当てるために使用される
    前記対象が、21日、14日、7日、5日、96時間、72時間、48時間、36時間、24時間、および12時間からなる群から選択される期間以内の急性腎障害または急性腎不全の素因を有する;
    前記対象が、現時点で急性腎障害または急性腎不全を患っており、前記アッセイ結果が、前記対象を、急性腎障害または急性腎不全から回復しない素因を有する個体の所定の亜集団に割り当てるために使用される;
    前記対象が、21日、14日、7日、5日、96時間、72時間、48時間、36時間、24時間、および12時間からなる群から選択される期間以内に急性腎障害または急性腎不全から回復しない素因を有する;
    前記対象が、急性腎障害または急性腎不全の将来的な持続性の素因を有する;あるいは
    前記対象が、21日、14日、7日、5日、96時間、72時間、48時間、36時間、24時間、および12時間からなる群から選択される期間にわたる急性腎障害または急性腎不全の将来的な持続性の素因を有する;
    請求項13に記載の治療法
  15. 対象における腎損傷の評価のための、フォリスタチン関連タンパク質3、ベイシジン、カテプシンB、およびテネイシンの内の1つまたは複数の使用
  16. ォリスタチン関連タンパク質3、ベイシジン、カテプシンB、およびテネイシンの内の1つまたは複数を検出するように構成された1つまたは複数のアッセイを実施するための試薬、および
    前記アッセイの実施結果とフォリスタチン関連タンパク質3、ベイシジン、カテプシンB、およびテネイシンの内の1つまたは複数の濃度との相関を取るための1つまたは複数の符号化較正曲線を含む装置であって、前記較正曲線の濃度範囲がフォリスタチン関連タンパク質3、ベイシジン、カテプシンB、およびテネイシンの内の1つまたは複数の正常濃度ヒトの急性腎障害を示すフォリスタチン関連タンパク質3、ベイシジン、カテプシンB、およびテネイシンの内の1つまたは複数の閾値濃度を含む装置、
    を含むキット。
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