JP2018516188A - コンクリート中へのバッチ処理後cma投与 - Google Patents

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Abstract

本発明は、コンクリート中に添加されるセメント分散剤若しくは他の添加物の添加量効率に対する、コンクリートの製造で使用される砂凝集体、砕岩、砂利及び他の凝集体により運ばれ若しくは運搬される粘土の有害な影響を軽減することに関する。セメント緩和剤(CMA)全体を採石場で若しくは混合プラントで計量することに際して単一の事前の1回添加量で凝集体物質中に導入することの代わりに、本発明は、混合プラントでの初回の計量と作業現場での注入事象の間の搬送の運送部分中に所定のコンクリート調合バッチ中にCMAの総添加量の量の最低51%及び100%まで、並びに最も好ましくは最低75%及び100%までを組合せることを含んでなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリート中で使用される粘土鉱物を含む(clay−bearing)凝集体の処理、並びにより具体的には、コンクリート積荷中に投与される(administered)化学物質添加物及び/若しくは水の添加量(dosage)効率に対する粘土の有害な影響を緩和するための作用剤の制御されたバッチ処理後(post−batching)添加のための自動化コンクリート搬送(delivery)監視方法及び装置に関する。
特許文献1及び2(W.R.Grace&Co.−Conn.により所有される)において、Jardineらは、コンクリート中で使用される分散剤の添加量効率が粘土の存在により低減され得ることを開示した。コンクリート内にセメント粒子を分散させるために使用されるオキシアルキレンポリマーが、コンクリートの作成において使用される砂及び/若しくは他の凝集体に含まれ、もしくはそれらにより運ばれた粘土粒子により吸収される傾向があったことが発見された。
Jardine等は、この粘土の問題を、粘土粒子によって犠牲作用剤のように吸収される所定の化合物の配置により緩和することを提案し、さもなくば粘土粒子はオキシアルキレンセメント分散剤分子を吸収してコンクリート混合物中のセメント粒子分散剤としての機能を利用不能にする。
本発明者は、本明細書で、頭字語「CMA(1種若しくは複数)」を使用して、別の方法で粘土緩和剤と呼ばれる粘土活性修飾剤を指す。
Jardineらは、CMAの添加の順序がCMAの化学的性質に依存したことを教示した。従って、CMAが陽イオン若しくは極性有機分子を含有した場合、該CMAは好ましくは水を粘土に導入する前に粘土に添加された(非特許文献2、要約書、第14−16行を参照されたい)。
四級アミン(例えばポリ四級アミン)のような、粘土に対する非常に高い親和性を有するCMAについて、Jardineらは、こうしたCMAを、水を導入する前、その間若しくは後に粘土鉱物を含む凝集体に添加すべきであり(特許文献2、要約書、第16−20行でを参照されたい)かつ/又はそれらはセメント分散剤を添加すると同時若しくはその前に添加し得た(特許文献2、第6欄、第48−58行でを参照されたい)ことを記述した。
特許文献3(Lafarge S.A.により所有される)において、Jacquetらは、好ましくは高性能流動化剤(superplasticizer)の過剰の使用を予防するために最初に砂に、採石場若しくは生コンクリートプラントで粘土鉱物を含む砂に好ましくは添加されるべきであった不活化剤の使用を教示した。
CMAを使用して採石場で凝集体を処理するという概念は、W.R.Grace&Co.−Conn.により共同所有される特許文献4及び5において更に強調された。
本発明に至るまで、最も効果的なCMS添加様式は、凝集体を水及び/若しくはセメント分散剤と混合する前の、採石場若しくは生コンクリートプラントのいずれかでの、粘土鉱物を含む凝集体への直接添加であったと一般に考えられていた。この別個のかつ事前の
添加は、一方でCMA並びに他方で水及び/若しくはセメント分散剤の間のいかなる競合も回避するとみられた。
セメント分散剤がCMAに比較してはるかにより低い粘土親和性を有した場合であっても、CMAのこの別個のかつ事前の添加は好ましかった。最も重要な目的がコンクリートの流動学的性能及び強度を最大にすることであったからである。
CMAの粘土による吸着が不可逆的であるという仮定もまた従来の思考の基礎となった。その場合、コンクリート搬送過程を迅速に処理するという目的上、セメント分散剤をコンクリート混合物中に導入する前に粘土鉱物を含む凝集体若しくはコンクリートに最初にCMAを導入することが道理にかなっていた。
しかしながら、本発明は根本的に予期されない方法でこの慣習的思考を変える。
米国特許第6,352,952号明細書 米国特許第6,670,415号明細書 米国特許第8,257,490 B2号明細書 第14/395,603号明細書(米国公開第2015/0065614号明細書) 第14/378,158号明細書(米国公開第2015/0065614号明細書)
従来技術のアプローチの欠点を克服するために、本発明は、コンクリートが最初にバッチ処理される混合プラントから、凝集体に含まれる粘土を有するコンクリート混合物の建築現場への運送中の、最低1種の粘土緩和剤(CMA)のバッチ処理後投与(post−batching dosing)を達成するための自動化コンクリート搬送監視工程およびシステムを提供し、それによって、運送中の所望の作業性および化学物質添加物(および/または水)の投与効率(dosage−efficiency)が達成される。
本発明者等は驚くべきことに、運送中の、水、セメント分散剤、空気連行剤、空気排出添加物(air detraining admixture)、または他の化学物質のコンクリート混合物への制御された添加の投与効率がコンクリート混合物中の粘土の存在によって低下すること、またはそうでなければ有害な影響を受けること、それは、例え粘土が、生コンクリート輸送トラックが混合プラントを出発して仕事の現場への搬送における輸送段階(phase)に入る前に、まずCMAで処理されていてもそうであることを見出した。
本発明者等は更に驚くべきことに、バッチ処理後(輸送中の)CMA添加が、投与された全容量(total volume doesd)において、運送段階前のバッチ混合プラントにおけるCMAの一度の前添加(a one−time,upfront dose)に比べて、比較的により効果的である得ることを見出した。効率は、CMA、水、分散剤、空気運行剤、空気排出添加物、又はコンクリートの製造及び搬送操作中のある種のコンクリートの特性若しくは性能パラメータ(例えばスランプ値若しくは他の流動学的値、空気含量など)を維持するために投与されることが必要とされる他の化学物質添加物の総添加量の量を視野に入れて測定される。
本発明のコンクリートへの例示的投与(dosing)方法は:混合プラントからコン
クリートスラリーが搬送されている建設現場への運送中に回転可能なミキサードラム中にある間にコンクリートスラリーのスランプ値をプロセッサ装置を使用する自動化に基づき監視することを含んでなり、該コンクリートスラリーは、セメント結合剤、水、凝集体、及び粘土を含んでなり、粘土は、粘土緩和剤の非存在下で化学物質添加物を吸収し、かつ、セメント分散剤若しくはコンクリートスラリー中に添加される他の化学物質の投与効率を低下させるのに十分な量でコンクリートスラリー中に存在する;ここで、自動化スランプ値監視プロセッサ装置は、(i)測定されるdS/dt値を得るための運送中の時間の期間(t)にわたる回転可能なミキサードラム中のコンクリートスラリーのスランプ値の低下(dS)を測定し、(ii)測定されたdS/dt値をプロセッサ装置によりアクセスされるメモリ位置に保存されている閾値dS/dt値と比較し、並びに(iii)測定されたdS/dt値が保存されている閾値dS/dt値に一致若しくはこれを越える場合を検出し;並びに、それに際して、プロセッサ装置は、測定されたdS/dt値が保存されているdS/dt閾値に一旦一致若しくはこれを越えれば、運送中の回転可能なミキサードラム内のコンクリート中への制御された添加量の粘土緩和剤(CMA)の投与を開始し、投与されるCMAは自動化スランプ値プロセッサ装置により測定されるところのdS/dt値を低下させるのに有効である。
メモリに保存されかつ運送中のCMA添加を開始するためにプロセッサ装置により使用される閾値dS/dt値は、所定のコンクリートバッチのため使用されるところのある種類の粘土鉱物を含む凝集体を処理するために必要とされるCMAの推定される量での経験的証拠若しくは個人の経験に基づくように使用者により選択されうる。例えば、CMAの添加量は、業界で既知のところのメチレンブルー値(MBV)測定(例えばASTM C1777−14を参照されたい)に基づき、又はベルト若しくは他の連続的方法により貯蔵庫若しくはトラックに運搬される凝集物での自動化MBV測定(例えば米国特許第8,561,488号明細書を参照されたい)を使用して、手動で決定し得る。粘土含量は時間もわたり所定の凝集体供給源内で劇的かつランダムに変化し得る。更に、コンクリートプラントはしばしば凝集体のいくつかの供給源を使用し、実務ではトラックごとの粘土含量を追跡するいかなる能力も弱体化させる傾向がある。粘土の量は通常未知であるため、バッチプロセス中にCMA(1種若しくは複数)を正確に添加する能力が著しく妨害される。
あるいは、dS/dt値は、該装置により監視されるところの過去の(historical)スランプ値データに基づき運送中の自動化スランプ値監視装置のプロセッサ装置により計算かつ/若しくは調節され得る。例えば、VERIFI LLCから入手可能なような自動化スランプ値監視装置は、凝集体物質に含まれる粘土の性質、セメントの性質及び反応性、周囲温度、コンクリート温度並びに他の因子のようないずれかの数の変数を考慮するようプログラムし得る。
コンクリートスラリーのスランプ値はまた、空気含量、並びにコンクリート混合中に投与される分散剤及び/若しくは空気制御剤を考慮に入れることによっても監視しかつ調節しうる(例えば、KoehlerとRobertsの米国特許第8,491,717号明細書及び同第8,764,273号明細書(W.R.Grace&Co.−Conn.により所有される)を参照されたい)。
本発明の更なる例示的方法において、スランプ値監視プロセッサ装置は段階(i)、(ii)及び(iii)を反復し、それにより粘土緩和剤が運送中の最低2回の異なる段階で(instance)にコンクリート中に投与される。
なお更なる例示的方法において、スランプ値監視コンピュータプロセッサがコンクリート中に粘土緩和剤(CMA)を投与することを開始し、それにより、コンクリートスラリ
ー中に添加されるCMAの総容量の最低21%及び100%まで、より好ましくは最低51%及び100%まで、並びに最も好ましくは最低81%及び100%までが、コンクリートを回転可能な混合ドラム中にバッチ処理した混合プラントでよりもむしろ運送中に添加される。
更なる例示的態様において、バッチ処理後添加若しくは運送中のコンクリートスラリー中へのCMAの添加は、化学物質添加物(例えばセメント分散剤、具体的には高性能流動化剤)のコンクリートスラリー中への添加に付随しうる。こうした同時添加様式は、CMAの粘土に対する親和性(若しくは粘土上への吸着の速度)が化学物質添加物に比較してはるかにより大きい場合に行うことができる。別の例示的態様において、バッチ処理後CMA添加は、コンクリート中への水及び/又は化学物質添加物(例えばセメント分散剤、空気制御添加物若しくはこれらの混合物)のその後の添加と分離しかつそれに先行することができる。CMA及び化学物質添加物若しくは水のバッチ処理後の別個の添加(1若しくは複数)を反復する場合、ミキサードラムが、CMAの投与量(dose)(若しくは以前に添加されたいずれかの他の化学物質添加物)をコンクリート中に完全に混合されかつコンクリート混合物内の粘土粒子上に吸収される(以下で「ずらされた(staggered)添加」と称される)ことを可能にするのに十分に回転することを可能にすることが好ましい。
本発明はまた、上述されたバッチ処理後CMA添加過程を達成するための自動化コンクリート監視装置も提供する。例えば、上の方法は、W.R.Grace&Co.−Conn.の子会社のVerifi,LLC、米国マサチューセッツ州ケンブリッジから商業的に入手可能であるスランプ値制御装置にプログラムしうる。
本発明者は、CMAの上のバッチ処理後添加(1若しくは複数)(この場合、バッチ処理後コンクリート若しくはモルタル混合中)を、スランプ値若しくは他の性能パラメータを延長するためにプレキャスト若しくはプレストレストコンクリート業界で使用されるパンミキサーのような静止混合機に同様に適用し得ることを企図している。これゆえに、本発明の例示的方法及び装置は、ミキサー(プレキャストコンクリートプラント若しくはプレストレストコンクリートプラントにおける静止混合機のような)中でのCMAのバッチ処理後添加の最低1場合を有することを含んでなり、これにより、コンクリート中に添加されるCMA(1種若しくは複数)の総容量の最低21%及び100%まで、より好ましくは最低51%及び100%まで、並びに最も好ましくは最低81%及び100%までが、コンクリートスラリーを形成するために、水、セメント結合剤及び粘土鉱物を含む凝集体の初期バッチ処理後にコンクリートに添加される。
本発明の更なる利点及び利益を下に更に詳細に記述する。
本発明の更なる利点及び特徴は、例示的態様の以下の詳細な記述を付録として付けられる図面と共に解釈する場合により容易に理解されることができ、ここで、
3種のコンクリート調合の時間(分)にわたるスランプ値(インチ)の図解であり、その2種(点線で示される)は、本発明の教示に従ってCMA(1種若しくは複数)及び「PC」分散剤の混合中にバッチ処理後添加により処理された(混合期間は搬送運送時間に近似する)が、しかしその1種(実線で示される)は、分散剤単独が混合中に添加される従来技術のアプローチに従って処理され; それによりCMA及び分散剤が、相対的に一定のスランプ値/時間挙動を維持するため混合中のずらされた点で添加される、本発明の教示に従って添加されたコンクリートのスランプ値/時間挙動と比較した、CMAで事前に(搬送運送時間に近似する混合期間の前)添加され、次いで分散剤単独を添加した(2本の下向きに傾斜する曲線により具体的に説明される)コンクリート調合の時間にわたるスランプ値の図解であり; CMAのずらされた添加が、比較的大きいCMAの1回添加量が事前にのみ投与されかつ分散剤単独が混合中に添加された一番上の点線の曲線により具体的に説明される従来技術の方法と比較して、比較的より低い累積添加量の量をもたらした、本発明の2つの例示的方法(プロトコル1及び3)の図解であり;並びに 分散剤を含有するコンクリートの混合中のCMA添加がスランプ値低下を阻止しかつ逆転させることを示した、本発明の例示的一方法の図解である。
例示的態様の詳細な記述
本発明は、自動化コンクリート監視方法及び装置(system)を提供し、それらは粘土が化学物質添加物の投与効率に及ぼす有害な影響を低減または回避するためであり、化学物質添加物は例えばセメント分散剤(減水剤若しくは高性能流動化剤とも称される)、空気制御剤(空気連行剤、空気排出添加物を包含する)、水、及びこれらの混合物であり、それらは、生コンクリート(ready−mix)プラント(コンクリートの構成要素が搬送トラックの回転可能なミキサードラムにバッチ処理される)から、コンクリート混合物が搬送(注入)される建築現場まで輸送されるコンクリート混合物中に投与される。
「運送(transit)」及び「輸送(transport)」という用語は、生コンクリート搬送トラック(回転可能なミキサードラムを有する)中でコンクリートスラリーを形成するための構成要素のバッチ処理後かつコンクリート混合物が搬送されている建設現場でコンクリートバッチ混合物がミキサードラムから放出される注入事象までの搬送業務の段階を指すのに使用される。
バッチ処理後CMA添加を必要とする本発明の方法は、プレキャスト及びプレストレストコンクリート業界で使用されるであろうところの静止混合機を使用してもまた実践し得る一方、本発明の最も重大な影響は生コンクリートコンクリート業界で感じられるとみられることが考えられる。何故なら運送中に混合ドラム中で回転するコンクリート中に含有される粘土粒子に課される累積的剪断エネルギーが、高性能流動化剤として知られる高価な高範囲減水剤(HRWR)の添加量効率を達成することに関する懸念のより大きな原因であるからである。
本発明はすべての種類の粘土の処理に関する。粘土は、限定されるものでないが、2:1型(スメクタイト系粘土のような)若しくは型1:1(カオリナイトのような)又は2:1:1型(緑泥石のような)の膨潤性粘土を挙げることができる。「粘土」という用語は、層状構造を有するフィロケイ酸塩を包含するケイ酸アルミニウム及び/若しくはマグネシウムを指しているが;しかし、本明細書で使用されるところの「粘土」という用語は、無定形粘土のようなこうした構造を有しない粘土もまた指すことができる。
本発明はまた、ポリオキシアルキレン高性能流動化剤(エチレンオキサイド(「EO」)及び/若しくはプロピレンオキサイド(「PO」)基を含有するもののような)を吸収する粘土に制限されないが、しかしそれはまた、それらの湿潤状態にあるにしろ硬化状態にあるにしろ、建築材料の特性に直接影響する粘土も包含する。砂中に普遍的に見出される粘土は、例えば、モンモリロナイト、イライト、カオリナイト、白雲母及びクロライトを包含する。これらはまた本発明の方法及び組成物にも包含される。
本発明の方法により処理される粘土鉱物を含む砂(clay−bearing−sands)及び/又は砕岩若しくは砂利は、水和可能であろうとそうでなかろうとセメント系材料中で使用することができ、そして、こうしたセメント系材料は、モルタル、コンクリート及びアスファルトを包含し、それらは構造建物及び建設の応用、道路、土台、土木工学の応用、並びにプレキャスト及びプレハブ化の応用で使用しうる。
本明細書で使用されるところの「砂」という用語は、コンクリート、モルタル及びアスファルトのような建築材料のため通常使用される凝集体粒子を意味しかつそれらを指すものとし、並びに、これは、典型的に、0mmと8mmの間、好ましくは2mmと6mmの間の平均の大きさの粒状粒子を伴う。砂凝集体は、カルシウム含有鉱物、シリカ質鉱物若しくはシリカ質石灰岩鉱物を含みうる。こうした砂は天然の砂(例えば、粒子が平滑な表面を有するような、典型的に風化されているガラス、沖積若しくは海洋堆積物由来)でありうるか、又は、機械的破砕機若しくは粉砕装置を使用して作成される「人造」型のものでありうる。
本明細書で使用されるところの「セメント」という用語は、水硬性ケイ酸カルシウム、及び同時粉砕(interground)添加物としての1種若しくはそれ以上の形態の硫酸カルシウム(例えば石膏)よりなるクリンカーを微粉砕することにより製造される水和可能な(hydratable)セメント及びポルトランドセメントを包含する。典型的には、ポルトランドセメントは、ポルトランドセメント、フライアッシュ、粒状高炉スラグ、石灰石、天然のポゾラン、若しくはそれらの混合物のような1種若しくはそれ以上の補助的なセメント系材料と組合せられ、そしてブレンドとして提供される。「セメント系(cementitious)」という用語は、ポルトランドセメントを含んでなるか、又は、そうでなければ微細凝集体(例えば砂)、粗凝集体(例えば砕石、岩、砂利)若しくはそれらの混合物を一緒に保持するための結合剤として機能する物質を指す。
「水和可能な」という用語は、水との化学的相互作用により硬化されるセメント若しくはセメント系材料を指すことを意図している。ポルトランドセメントクリンカーは、水和可能なケイ酸カルシウムから主に構成される部分的溶融塊である。ケイ酸カルシウムは、本質的に、ケイ酸三カルシウム(3CaO・SiO2 セメント化学者の表記で「C3S」)及びケイ酸二カルシウム(2CaO・SiO2、「C2S」)の混合物であり、ここで、前者が、より少ない量のアルミン酸三カルシウム(3CaO・Al23、「C3A」)及び四カルシウムアルミノフェライト(4CaO・Al23・Fe23、「C4AF」)を含む主要な形態である。例えば、Dodson,Vance H.,Concerete
Admixutres(Van Nostrand Reinhold、ニューヨーク州ニューヨーク 1990)、1ページを参照されたい。
「コンクリート」という用語は、水、セメント、砂、通常は砕石、岩若しくは砂利のような粗凝集体、及び任意の化学物質添加物(1種若しくは複数)を含んでなる水和可能なセメント系混合物を指すのに一般に本明細書で使用することができる。
1種若しくはそれ以上の慣習的化学物質添加物を本発明の方法及び組成物中で使用しうることを企図している。これらは、制限なしに、減水剤(リグニンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物(NSFC)、メラミンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物(MSFC)、ポリカルボン酸櫛形高分子(「EO」及び/若しくは「PO」基のようなアルキレンオキシド基を含有する)、グルコン酸塩など);硬化遅延剤;硬化促進剤:空気連行剤;空気排出剤(消泡剤としてもまた知られる);界面活性剤;並びにそれらの混合物を包含する。
添加物のうち、エチレンオキサイド(「EO」)及び/若しくはプロピレンオキサイド(「PO」)基並びにポリカルボン酸基を有するEO−PO系ポリマーが好ましい。本発明の方法及び組成物中での使用に企図されるセメント分散剤は、米国特許第5,393,343号明細書(W.R.Grace&Co.−Conn.に譲渡される)に教示されるポリマーを挙げた、例えばJardineらの米国特許第6,352,952 B1号明細書及び同第6,670,415 B2号明細書に記述されるところのEO−POポリマー及びEO−PO櫛形高分子を包含する。これらポリマーは、W.R.Grace&Co.−Conn.、米国マサチューセッツ州から商品名ADVA(登録商標)のもとで入手可能である。またEO/PO基を含有する別の例示的セメント分散剤ポリマーは、米国特許第4,471,100号明細書に教示されるところの無水マレイン酸及びエチレン性重合可能ポリアルキレンの重合により得られる。加えて、EO/PO基を含有するセメント分散剤ポリマーが米国特許第5,661,206号明細書及び米国特許第6,569,234号明細書に教示されている。これらは慣習的にポリカルボン酸(「PC」)系セメント分散剤と称される。コンクリート内で使用されるこうしたPC分散剤の量は慣習的使用に従うことができる(例えば、セメント系材料の重量に対する活性ポリマーの重量に基づき0.05%ないし0.25%)。
「粘土緩和剤」若しくはCMAという用語は、(1)水性環境内で粘土粒子に対する親和性を有し(例えば、CMAは粘土粒子に物理的にかつ/若しくは化学的に付着する);(2)水和可能なセメント系組成物の添加効率及び/若しくは性能に対する粘土の悪影響を軽減(例えば不活化、減少、減弱、回避)する能力を有し;並びに(3)水和可能なセメント性スラリー、または、(存在すれば水若しくは化学物質分散剤を吸収する粘土の不存在下の)それ自身のペースト環境内で最低限の減水能力を持つか若しくは全く持たない、化学物質を一般的に指して本明細書で用いられる。本発明者は、「最低限の減水能力を持つか若しくは全く持たない」という概念を使用することにより、従来の減水剤、とりわけ、いわゆる高性能流動化剤(通常、同一スランプ値を達成しつつ12%若しくはそれ以上の水を置換するのに有効であると定義される)を包含する中範囲減水剤(MRWR)及び高範囲減水剤(HRWR)と対照的にかつ対比してCMAを定義している。
量的に、CMAは、本発明の目的上、最小限の減水能力を持つか若しくは全く持たず、かつ、0〜10%、及びより好ましくは0〜5%の能力を持って、コンクリートのような水和可能なセメント性組成物の水要求量を減少させる、と定義し得る。言い換えれば、本発明で企図されるところのCMAは、ASTM C494−13で定義されるところのHRWRの標準規格に適合しないとみられる(かつ、好ましくは、コンクリート業界で慣習的に理解されるところの最低12%のはるかに下の減水能力であるとみられる)。
米国特許第6,352,952号明細書及び同第6,670,415号明細書により全般的に記述される一方、本発明での使用に適するとして企図されるCMAは、無機陽イオン、有機陽イオン、粘土により吸収されることが可能な極性有機分子、粘土分散剤(ポリリン酸のような)若しくはそれらの混合物を包含しうる。別の例として、米国特許第8,257,490号明細書)、米国特許出願第11/575,607号明細書(公開第2008/0060556 A1号明細書)及び世界知的所有権機関出願(公開第2010/112784 A1号明細書)(Lafarga S.A.により所有される)において、Jacquetらはジアリルジアルキルアンモニウム、四級化ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート、四級化ジアルキルアミノアルキルでN−置換された(メタ)アクリルアミドのような四級アミン官能基を包含する、凝集体中の粘土を「不活化する」ための組成物を開示した。ジメチルアミン及びエピクロロヒドリンの重縮合により得られる陽イオン性ポリマーもまた包含された。なお他の例は、世界知的所有権機関出願(公開第2009/127893 A2号明細書)(S.P.C.M.SAにより所有される)に記述されるもののような官能性化(ポリ)アミン、70〜250,000の重量平均分子量及び2未満のポリオキシアルキレン基に対するカルボン酸のモル比をもつカルボン酸グラフトポリマー(例えば、W.R.Grace&Co.−Conn.及びL’Beste GAT,Ltdにより共同所有される米国特許公開第2015/0133584号明細書を参照されたい)、米国特許第8,461,245号明細書(W.R.Grace&Co.−Conn.により所有される)及び米国特許出願第13,076,944号明細書(公開第2012/0252953 A1号明細書)に記述されるもののような2種若しくはそれ以上の単量体から作成される陽イオン性コポリマー、世界知的所有権機関出願(公開第2010/040796 A1号明細書)(Construction Research&Technology GMBHにより所有される)に記述されるところのイソシアネートと反応性の最低1個の基をもつ疎水性化合物、イソシアネートと反応性の最低1個の基をもつ親水性化合物、並びに最低2個の反応性イソシアネート基をもつ最後の化合物から形成される化合物を包含する。
本発明での使用に適すると思われるコンクリートスランプ値を監視及び調節するための自動化スランプ監視装置は、W.R.Grace&Co.−Conn.の子会社のVerifi LLC、米国マサチューセッツ州ケンブリッジウィットモアアヴェニュー62から商業的に入手可能である。
スランプ値監視装置はVerifi LLCにより著述された特許文献に多様に開示されている。これらは、Comptonらの米国特許第8,118,473号明細書;Cooleyらの米国特許第8,020,431号明細書;Koehlerらの米国特許第8,491,717号明細書;Cooleyらの米国特許出願第10/599,130号明細書(公開第US 2007/70185636 A1号明細書);Sostaricらの米国特許出願第11/834,002号明細書(公開第US 2009/0037026 A1号明細書);及びKoehlerらの米国特許出願第258,103号明細書(公開第2012/0016523 A1号明細書)を包含する。スランプ値監視装置は、コンクリート混合物をドラム中で回転させるのに必要とされるエネルギーを相関させること(生コンクリート搬送トラック並びにドラム回転センサー上の圧力チャージ及び放出値についてのセンサーを使用して)並びに監視された値をメモリ中に保存されている情報及び/若しくはデータと比較することにより作動する。該装置は、回転可能なミキサードラム中のコンクリート中への水及び/若しくは化学物質添加物の制御された添加を許容する。
本発明者は、本明細書に開示される教示に基づき運送(混合)中の制御されたバッチ処理後CMA添加を達成するために、I.B.B.Rheologie Inc.により所有される第WO 2011/042,880号明細書及び第US 2012/0204625A1号明細書、若しくはSensocreteの米国第US 2011/0077778A1号明細書に記述されるところの応力/歪みプローブセンサーのような他のスランプ値監視装置を使用することが可能でありうることを企図している一方、本発明者は水圧測定を好む。
本発明の例示的装置は、本発明者により本明細書に教示される方法を実施するためにVerifi LLCから商業的に入手可能のような自動化スランプ値監視システムをプログラムすることにより得ることができる。
コンクリートへの本発明の例示的投与(dosing)方法は:混合プラントからコンクリートスラリーが搬送されている建設現場への運送中に回転可能なミキサードラム中にある間に、プロセッサ装置を使用して自動化に基づきコンクリートスラリーのスランプ値を監視することを含んでなり、コンクリートスラリーは、セメント結合剤、水、凝集体、及び粘土を含んでなり、粘土は、粘土緩和剤の非存在下で化学物質添加物を吸収し、かつ
、セメント分散剤若しくはコンクリートスラリー中に添加された他の化学物質添加物の添加効率を低下させるのに十分な量でコンクリートスラリー中に存在する;ここで、自動化スランプ値監視プロセッサ装置は(i)測定されたdS/dt値を得るための運送中の時間の期間(t)にわたる回転可能なミキサードラム中のコンクリートスラリー中のスランプ値の低下(dS)を測定し、(ii)測定されたdS/dt値を、プロセッサ装置によりアクセスされるメモリ位置に保存されている閾値dS/dt値と比較し、そして(iii)測定されたdS/dt値が保存されている閾値dS/dt値に一致する若しくはこれを越える場合を検出し;並びに、それに際して、プロセッサ装置は、測定されたdS/dt値が保存されているdS/dt閾値の値に一旦一致若しくはこれを越えれば、運送の間に回転可能なミキサードラム内のコンクリート中への粘土緩和剤(CMA)の制御された添加量の投与を開始し、投与されるCMAは、自動化スランプ値プロセッサ装置により測定されるところのdS/dt値を低下させるのに有効である。
バッチ混合プラントから搬送(注入)場所へのより長い距離中に、スランプ値監視プロセッサ装置が段階(i)、(ii)及び(iii)を反復して、それにより粘土緩和剤(CMA)を(混合プラントから建設/搬送場所まで輸送されるコンクリートの)運送中のずらされた最低2回若しくはそれ以上の異なる場合にコンクリート中に投与することがより好ましいことができる。
本明細書で使用されるところの「ずらされた」という用語は時間により分離されるCMAの最低2回の添加を意味しておりかつこれを指す。混合物の構成要素若しくは化学物質の性質に依存して、添加の間の時間は、コンクリートが効果的に監視されかつその後投与され得る前にCMAの完全な混合が達成される前の1若しくは数回の完全なドラム回転を必要とし得る。
(いずれかの他の化学物質添加物及び水と一緒の)CMAの一部分を、コンクリートトラックの回転可能なミキサードラム中に導入されるバッチ混合物中に混合プラントで投与し得ることを企図している一方、本発明者は、ほとんど若しくは全部でない場合は少なくとも大部分のCMAを、運送中(搬送トラックが混合プラントを離れかつコンクリートが搬送されている建設現場に向かう期間中)コンクリート積荷(load)中に添加することを好む。
従って、本発明の例示的態様において、スランプ値監視コンピュータプロセッサがコンクリート中に粘土緩和剤(CMA)を投与することを開始し、それにより、コンクリートスラリー中に添加されるCMAの総容量の最低21%及び100%まで、より好ましくは最低51%及び100%まで、並びに最も好ましくは最低81%及び100%までが、コンクリートを回転可能な混合ドラム中に(例えば1回若しくはそれ以上の「バッチ処理後」添加(1若しくは複数)として)計量された混合プラントでよりはむしろ運送中に添加される。
他の例示的態様において、ミキサードラム中に含有される所定のコンクリート積荷中に添加されるCMAの累積的総量の一部分が混合プラントで添加され、バッチ処理プラントで添加されている該部分は、好ましくは、搬送されている特定のバッチ処理されたコンクリート混合物中に投与されるCMAの累積的総量の79%以下、より好ましくは49%以下、及び最も好ましくは19%以下(若しくは0%(none)さえ)を含んでなる。
後に続く実施例に示されることができるとおり、所定のバッチ処理されたコンクリート混合物中に投与されるCMAの総累積量が、(運送)中にずらされた間隔で投与されるバッチ処理後添加量により低減され得たことを発見することは、本発明者にとって予期されずかつ驚くことであった。
本発明の他の態様において、本発明者はコンクリートの水和状態を考慮に入れることを好み、その結果、該装置は粘土効果による時間(t)にわたるスランプ値の低下(dS)についてより正確に監視し得る。コンクリート水和状態の一追跡方法は、回転可能なミキサードラム内のコンクリート調合の温度を測定すること(コンクリートの水和挙動がその発熱挙動に反映されるため)、及びプロセッサがアクセス可能なメモリ位置に保存されている閾値dS/dtを調節することである。従って、本発明の更なる例示的方法及び装置において、該コンクリート添加法は、運送中にコンクリートスラリーの温度を測定すること及び温度データを得ること、並びに保存されている閾値dS/dt値を得られた温度データに基づき調節することを更に含んでなる。
本発明の更なる例示的方法及び装置は、更に、運送中のコンクリートスラリーの空気含量を測定すること及び空気含量データを得ること、並びに保存されている閾値dS/dt値を得られた空気含量データに基づき調節することを含んでなる。例えば、コンクリートスラリーの混入された空気含量は、AIRtracTM製品名の下でCiDRA、コネチカット州ウォリンフォードから商業的に入手可能なソーナーに基づく空気測定製品を使用して測定しうる。
「スランプ値」という用語は本明細書で使用され、コンクリートの技術分野で既知のところの標準的12インチスランプコーンを使用するコンクリートの垂直落下のインチでの測定値を指すが、しかし、この用語がコンクリートの他の流動学的パラメータを指すことができ、その結果この用語が反転されたコーンから放出される場合に鋼プラント上に放出される高度に流動性のコンクリートの水平の広がりを指す「スランプ流」を指すことができることが、平均的なコンクリートの当業者に明らかであろう。例えば、W.R.Grace&Co.−Conn.の子会社であるVERIFI LLCにより所有されるKoehlerらの米国特許第8818561号明細書を参照されたい。
本発明の自動化監視方法及び装置で使用される回転可能なコンクリートミキサードラムは、好ましくは、ミキサードラムの回転中にコンクリートスラリーを撹拌するための最低2枚の混合ブレードが螺旋状に据え付けられている内壁を有するべきであり、そしてそれにより水及び/若しくは化学物質添加物をコンクリート積荷中に混合するために有効である。本発明により教示されるバッチ処理後CMA添加は、最低1種の他の化学物質添加物(例えば、好ましくはポリカルボン酸系のような高性能流動化添加物を含むセメント分散剤)と同時に投与することができ、そして、化学物質のこうした同時投与は、少なくとも化学物質が完全にミキサードラムによって混合されているコンクリート全体に亘って均一に混合されるためとみなされる時間に対応する期間、離間して実行されるべきである。
CMA、及びセメント分散剤のような別の化学物質添加物をバッチ処理後添加により同時に投与することがおそらく最も便宜的である一方、別個のタンク及び分散装置を使用する場合にCMAを他の化学物質添加物(1種若しくは複数)と別個に注入することが可能である。従って、本発明の別の例示的態様において、コンクリートスラリー中への1回若しくはそれ以上のバッチ処理後CMA添加後に、自動化スランプ値監視プロセッサ装置が、水、最低1種の化学物質添加物若しくはそれらの混合物のコンクリートスラリー中への1回若しくはそれ以上の制御された添加を開始する。
更なる例示的態様において、該コンクリート投与方法及び装置は、コンクリートスラリー中への(CMAに加えて)制御された量の最低1種の他の化学物質添加物の別個の添加を開始するために自動化スランプ値監視プロセッサ装置を使用し、該最低1種の化学物質添加物は、セメント分散剤(最も好ましくは高性能流動化剤)、空気運行剤、空気排出添加物若しくはそれらの混合物よりなる群から選択される。
本発明の例示的方法及び装置において、コンクリートスラリーの運送中のバッチ処理後添加に使用されるCMAは、好ましくは、四級アミン及びポリ四級アミン並びにそれらの誘導体;ジメチルアミンとエピクロロヒドリンの重縮合物;カルボン酸グラフトポリマー;官能性化(ポリ)アミン若しくはそれらの混合物よりなる群から選択される。適するCMA化学の例は、米国特許第6,352,952号明細書及び同第6,670,415号明細書(W.R.Grace&Co.−Conn.により所有される)、並びに米国特許第8,257,490号明細書、第11/575,612号明細書(公開第2007/0287794 A1号明細書)、米国特許出願第11/575,607号明細書(公開第2008/0060556 A1号明細書)、及び世界知的所有権機関出願(公開第WO2010/112784 A1号明細書)(Lafarge S.A.により所有される)に記述される四級アミン化合物を包含する。ジメチルアミンとエピクロロヒドリンの重縮合物並びに官能性化(ポリ)アミンに基づく適するCMAは第WO2009/127893 A1号明細書(SNF SAS及びSPCM SAにより所有される)に記述されている。他の適するCMA化学は、米国特許第8,461,245号明細書(W.R.Grace&Co.−Conn.により所有される)及び米国特許出願第13/076,944号明細書(公開第2012/0252953 A1号明細書)に記述されるところのカルボン酸グラフトポリマーを包含する。別の適するCMAは、米国特許公開第US 2015/0133584号明細書(W.R.Grace&Co.−Conn.及びL’Beste GAT LTD.により共同所有される)に記述されるところのカルボン酸グラフトポリマーである。別のCMAは、第US 2015/0065614号明細書(W.R.Grace&Co.−Conn.により共同所有される)にKuoらにより記述されるところのアミン化合物をエポキシ化合物と反応させることにより形成される官能性化ポリアミンである。別の適するCMAは、第WO 2010/040796 A1号明細書(Construction Research&Technology GMBHにより所有される)に記述されるところのイソシアネートと反応性の最低1個の基をもつ疎水性化合物により形成される。
本発明の更なるコンクリート投与方法及び装置において、(i)コンクリートスラリー中へのCMAの最低2回の添加の前及び後;(ii)コンクリートスラリー中への最低1種の化学物質添加物の最低2回の添加の前及び後のコンクリートスラリーの時間(例えば運送歴)、並びに(iii)(i)及び(ii)の双方の運送歴にわたるスランプ値を、プロセッサ装置によりアクセス可能であるメモリ位置に保存しうる。例えば(i)及び(ii)双方の運送歴を、図1−3に具体的に説明される様式でノートパソコン若しくはスマートフォンのようなPalmデバイスの画面若しくはモニタ上に図解で具体的に説明しうる。CMAの添加後のコンクリートの挙動を図4に示されるとおり見ることができる。
本発明の更なる例示的監視方法及び装置において、コンクリートを監視するプロセッサ装置を、時間にわたるスランプ値の変化のわずかな漸次的変化を検出しかつこれに対応し得るように時間にわたるスランプ値の正確な示度を確認するために、多様な他の追加工程を組み込むようプログラムしうる。
例えば、コンクリートスランプ値に影響を及ぼす温度のような水和因子を確認するための工程段階を、時間にわたるコンクリートスランプ値の低下(dS/dt値)について検出することの正確性を増大させるために考慮に入れてもよい。
別の例として、コンクリートスラリーの空気含量を監視するための工程段階もまた考慮に入れることができ、それはスランプ値の低下はコンクリート中の空気含量の低下と対応しうるからであるが、とは言え、コンクリート業界における一般的実務は、スランプ値と空気含量の間の確実な対応が常に真実というわけではないという知見を示唆している。し
かしながら、米国特許第8,491,717号明細書及び同第8,764,273号明細書(W.R.Grace&Co.−Conn.により所有される)において、KoehlerとRobertsは、流動性を改変する添加物(例えばポリカルボン酸ポリマーセメント分散剤)及び空気制御剤(例えば空気運行剤)双方の添加を同時に追跡するための装置を開示している。これゆえに、本発明の更なる例示的方法及び装置は、コンクリート積荷中にCMAを投与することとともに分散剤及び空気制御剤双方の添加の監視を含んでなる。
コンクリートスラリー積荷を監視しかつコンクリート中にCMAを投与する場合の温度、空気含量因子若しくは双方を考慮に入れるための例示的一手順を以下の段階に記述する。装置を、コンクリート積荷のスランプ値を測定し、自動化スランプ値監視装置中に使用者により入力された「目標」スランプ値とこれを比較するようプログラムし、そして、測定されたスランプ値と「目標」スランプ値の間の差違を、該差違が装置の使用者若しくはプログラマーにより予め決められている「スランプ値の許容値」の値を越えるかどうかに依存して該装置が一連の工程段階を自動的に開始し得るように比較し、後の一連の段階は、スランプ値低下の速度が予め決められた閾値を超える場合に開始される:
a.コンクリートスラリーのスランプ値を測定する。
b.目標スランプ値−測定されたスランプ値>スランプ値の許容値(例えば0.5”)の場合、段階(c)に継続し、それ以外は段階(a)に戻る。
c.スランプ値低下速度を測定する。
d.スランプ値低下速度−目標スランプ値低下速度>スランプ値低下速度の許容値(例えば1”/hr閾値)の場合、段階(e)に継続し、それ以外は段階(n)に飛ぶ。
e.コンクリート温度及び温度の変化の速度を測定する。
f.温度及び変化の速度が水和により引き起こされるスランプ値低下を示さない場合、段階(g)に継続する。
g.コンクリートの空気及び空気の変化の速度を測定する。
h.空気及び変化の速度が空気により引き起こされるスランプ値低下を示さない場合、段階(i)に継続する。
i.現在の段階のCMA投与回数が許容される最大(例えば3回)を越える場合、段階(n)に飛び、それ以外は段階(j)に継続する。
j.(例えば、MBVにより測定される粘土含量に基づき、若しくは以前の投与量の調節に基づく)CMAの投与量を添加する。CMA投与回数を1だけ増加させる。
k.CMAをコンクリート中に完全に混合するのに必要とされる時間に基づき、X数字のドラム回転を待機する。
l.スランプ値低下速度を測定する。
m.スランプ値低下速度が低下しない場合、投与されるべきCMAの投与量を増大し、そして段階(j)に戻る。
n.高範囲減水剤を添加してスランプ値をスランプ値目標内にもたらし、そして段階(o)に継続する。
o.コンクリートのトラック積荷中に分散剤を混合するのに必要とされる時間に基づいてY数字の回転を待機し、そして段階(a)に戻る。
本発明のなお更なる一態様において、自動化スランプ値装置を、ポリカルボン酸高範囲減水添加物がミキサードラム中に含有されるコンクリートスラリー中に投与された後にコンクリートスラリー中のスランプ値増加について監視するようプログラムし、その結果、プロセッサ装置が、監視されるスランプ値が投与されるHRWRの量について、さもなければ期待されるであろうとおり増大しないことを検出した場合、プロセッサ装置を、閾値(dS/dt)を調節するか、若しくはミキサードラム中に投与されるべきCMAの量を調節(例えば増大)するか、又は双方にプログラムし得る。従って、本発明の更なる例示的一方法は、更に:ポリカルボン酸高範囲減水(HRWR)添加物を運送中にコンクリートスラリー中に添加すること;ポリカルボン酸高範囲減水添加物の添加直後の時間のある期間にわたるコンクリートスラリーのスランプ値の増大(dS)について監視してHRWRの前記添加後の期間のdS値を得ること;並びに得られたdS値を、プロセッサ装置によりアクセスされるメモリ位置に保存されている第二の閾値dS値と比較すること;得られたdS値が、メモリ位置に保存されている保存されている第二の閾値dS値に一致する若しくはこれを越えることに失敗する場合を検出すること;並びに、第二の閾値dS値が一致しないことの検出に際して、請求項1の(ii)に記述される保存されている閾値dS/dt値を調節するか、コンクリートスラリー中に投与されるべき粘土緩和剤(CMA)の制御された投与量を調節するか、若しくは双方、を含んでなる。
自動化スランプ値監視装置は、PC分散剤の粘土への更なる吸着を予防するように、CMA検出閾値及び/若しくはミキサードラム中に投与されるべきCMA投与の量を調節するよう、上述された様式でプログラムし得る。好ましくは、指示若しくはアラームが、所定のコンクリートバッチ積荷がこの修正を必要としたという事実を誰かに警告するために、オペレーター、中央制御事務所(コンクリートミキサートラック若しくはスランプ値監視装置について)に対し、自動化スランプ値監視装置により開始されるとみられる。
本発明は制限された数の態様を使用して本明細書に記述される一方、これら特定の態様は本明細書に別の方法で記述及び特許請求されるところの本発明の範囲を制限することを意図していない。記述される態様からの改変及び変法が存在する。より具体的には、以下の実施例は特許請求される本発明の態様の特定の一具体的説明として示される。本発明は実施例に述べられる特定の詳細に制限されないことが理解されるべきである。
実施例中の全部の部分及びパーセンテージは、本明細書及び下に示されうるとおり、別の方法で明記されない限り乾燥重量パーセンテージである。
本実施例において、371kg/m3のセメント、860kg/m3の砂、1009kg/m3の石、0.2%固形物/砂のナトリウムモンモリロナイト粘土、178kg/m3の水、0.14%固形物/セメントの高範囲減水剤(HRWR)及び8%固形物/粘土の粘土緩和剤(CMA)を含有する高範囲減水コンクリート調合デザインを使用した。HWRWはADVACAST(登録商標)575の商標の下でGrace Construction Products、米国マサチューセッツ州ケンブリッジから商業的に入手可能である。
混合プロトコルを、0.0396m3のコンクリートを使用して実験室スケールのパンミキサー中で実施した。最初に、石、砂及び水を高速で1分間混合し;その後セメントを添加しかつ高速で1分間混合し;その後HRWR+CMAを添加しかつ高速で2分間混合した。最初の混合サイクル後にコンクリートをスランプ値について試験した。試験後、コンクリートを高速で追加の5分間混合しかつ化学物質の添加を行った。コンクリートを高速で別の2分間混合しかつスランプ値について試験した。この工程を、合計4回の化学物質添加及び対応するスランプ値測定についてもう2回反復した。
最初の実施例において、第一の場合の化学物質の各添加の量は、50グラムのすすぎ水を伴う0.026%固形物/セメントのHRWRのみであった。第二及び第三の場合において、各添加の量は同一量のHRWRであったが、しかし追加の1.5%固形物/粘土の量のCMAを伴った。2種の異なるCMAを第二及び第三の場合に使用した。第一のCMAは、70〜250,000の重量平均分子量及び2未満のポリオキシアルキレン基に対するカルボン酸のモル比をもつカルボン酸グラフトポリマーであり(例えば米国特許公開第2015/0133584号明細書(W.R.Grace&Co.−Conn.及びL
’Beste GAT,Ltd.により共同所有される));一方、第二のCMAは、世界知的所有権機関出願(公開第WO 2009/127893 A1号明細書)(S.P.C.M.SAにより所有される)に記述されるもののような官能性化(ポリ)アミンであった。
結果を時間(分)に対するスランプ値(インチ)としてプロットし、そして図1に示す。
化学物質の添加の時間は14分、24分及び34分でであった。図1に示されるとおり、初回混合後のいずれかのCMAで各PC添加を補充することは、驚くべきことにスランプ値及び従ってHRWRの効率を改良する。理論に束縛されずに、本発明者は、これが、コンクリート混合工程中に、より多くの粘土表面が、撹拌されるコンクリートスラリー内で発生する高剪断力により形成されることを示唆していると考える。とりわけ、CMA 1及びCMA 2が独力でセメント分散能力を有しないことが考えられるためである。更に、双方の種類のCMA化学は類似の挙動を示し、化学特異的であるものでなく;粘土現象を更に示している。
本実施例において同一の混合物デザイン及び混合プロトコルを使用した。しかしながら、使用された初回CMAは場合に依存して異なった。場合1−事前に0.13%固形物/セメントのHRWR及び8%固形物/粘土のCMA 2、その後の添加中の0.026%固形物/セメントのHRWR(混合中の添加でCMAなし)。場合2−事前に0.13%固形物/セメントのHRWR及び8%固形物/粘土のCMA 2、その後の添加中に0.026%固形物/セメントのHRWR及び1.5%固形物/粘土のCMA 2。場合3−事前に0.13%固形物/セメントのHRWR及び12.5%固形物/粘土のCMA 2、その後の添加中に0.026%固形物/セメントのHRWR(混合中の添加でCMAなし)。場合3は場合2で添加されるCMA 2の総量を表すが、しかし事前に添加されかつ混合中の添加を伴わない。
結果を時間(分)に対するスランプ値(インチ)としてプロットし、そして図2に示す。
化学物質の添加の時間はそれぞれ14分、24分及び34分でであった。以前に見られたとおり、初回混合後のCMAの添加は驚くべきことにスランプ値及び従ってHRWRの効率を改良する。加えて、CMA添加を初回バッチ処理後に(及び従って事前の添加としてでなく)行うことが好ましい(場合2及び3を比較して)。
本実施例において、同一の混合物デザインを使用したがしかし異なる混合プロトコルを用いた。10分ごとの化学物質添加に対する一代替、実験室ミキサーを回転するのに必要とされるトルクを時間にわたり監視した。スランプ値が低下する際により多くのトルクが必要とされる。添加量を、トルクレベルが所定のスランプ値に対応する所定の限界を超えた場合に投与した。従って、スランプ値はある時間後に維持され、添加量は異なる方法について変動可能である。
3種の異なる添加プロトコルを比較した。全3種のプロトコルについて、0.12%固形物/セメントというHRWRの1回添加量を事前に使用した。第一のプロトコルは10%固形物/粘土のCMAの事前の1回添加量を伴った。その後の1回添加量は一定に保ったが、しかしトルクレベルが53%(モーターの定格トルクの%)を越えた時に依存して異なる時間で搬送した。これら添加は、0.01%固形物/セメントのHRWRの1回添
加量及び0.8%固形物/粘土のCMA 1の1回添加量よりなった。第二のプロトコルは16%固形物/粘土のCMA 1の事前の1回添加量を伴った。これは第一のプロトコルで使用されたCMA 1の総量に対応した。その後の1回添加量は0.01%固形物/セメントのHRWRの1回添加量(混合中の添加でCMAなし)のみを伴った。最後のプロトコルはCMA 1の事前の1回添加量を伴わなかった。その後の添加において、第一のプロトコルに類似の0.01%固形物/セメントのHRWRの1回添加量及び0.8%固形物/粘土のCMA 1の1回添加量を使用した。
時間にわたりコンクリート中に導入されるところの化学物質添加物の累積添加量の量(固形物/セメントに換算された)をプロットしかつ図3に示す。
54分の終了時にスランプ値を測定した。全3種のプロトコルが同一のスランプ値を有した。見ることができるとおり、全3種のプロトコルは同一の終了スランプ値を維持する一方、CMAの全部を混合期間中のみに添加する最後のプロトコルは、添加される化学物質の総量の最も効率的な使用を示す。この場合に、CMAを事前のみに添加する(すなわちコンクリートの輸送中でない)従来技術の方法と比較した場合、本発明のずらされた添加プロトコルを使用して添加される全化学物質に関して11%の減少が存在する。
最後の実施例として、現場試験を、Verifi LLC(Grace Construction Productsの一部門、米国マサチューセッツ州ケンブリッジウィットモアアヴェニュー62)により商業的に供給されるVerifi(登録商標)スランプ値監視装置を装備された7.65立方メートルの生コンクリートトラックを用い実施した。
試験のポイントはバッチ処理後にCMAを添加することがスランプ値低下の速度に影響し得ることを示すことであった。357kg/m3のセメント、89kg/m3の飛散灰、1053kg/m3の砂、696kg/m3の石、153kg/m3の水及び0.15%固形物/セメントの高範囲減水剤(HRWR)の形態のセメント分散剤を含有する高範囲減水コンクリート調合デザインを使用した。砂を、メチレンブルーの吸収に基づきナトリウムモンモリロナイト同等粘土含量を測定するASTM C1777に従って試験した。砂はおよそ1.0%のナトリウムモンモリロナイト同等粘土含量を含有した。粘土緩和剤は計量プロセス中に事前に添加しなかった。
トラックに、水の大部分、次いで石及び砂、次いでセメント及び飛散灰並びに最後に残存する水とともにHRWRを計量した。バッチ処理後、ドラム速度を3rpmに設定した。VERIFI(登録商標)監視装置により、正規化された圧(水圧チャージ圧と水圧放出圧の間の差である)並びにドラム速度の双方を監視した。
図4に示されるとおり、コンクリートを計量した後およそ25分後(UTC時間=19:38)、コンクリート調合を回転させるのに必要とされる正規化された水圧が上昇することを開始し、スランプ値低下の増大を示した。UTC時間=19:41に、1.89リットルのCMA 1をドラムに添加した。これはおよそ1.3%固形物/粘土となるとみられる(初期粘土含量)。結果として、圧増加(すなわちスランプ値低下)の速度は低下し、そして実際の圧力が減少することを開始した。CMA 1はスランプ値低下速度に影響することが可能であった。発明された方法に従い、UTC=19:45に、セメント分散剤(例えばHRWR)を添加してスランプ値を適正目標にもたらした。該装置を、コンクリートスランプ値を監視しかつ所望のスランプ値目標が満たされない場合を検出するようプログラムする。
図4から、混合中にCMAを添加することがスランプ値低下を遅らせかつなお逆転することさえできることが明らかである。
前述の実施例及び態様は具体的説明の目的上のみ提示され、そして本発明の範囲を制限することを意図していない。

Claims (22)

  1. 混合プラントからコンクリートスラリーが搬送されている建設現場への運送中に回転可能なミキサードラム中にある間に、プロセッサ装置を使用して自動的にコンクリートスラリーのスランプ値を監視することであって、該コンクリートスラリーはセメント結合剤、水、凝集体、及び粘土を含んでなり、粘土は、粘土緩和剤の非存在下で化学物質添加物を吸収し、かつ、コンクリートスラリー中に添加されたセメント分散剤若しくは他の化学物質添加物の投与効率を低下させるのに十分な量でコンクリートスラリー中に存在する、
    を含んでなるコンクリートへの投与方法であって;
    ここで、自動化スランプ監視プロセッサ装置が
    (i)運送中の時間の期間(t)にわたる回転可能なミキサードラム中のコンクリートスラリーのスランプ値の低下(dS)を測定して、測定されたdS/dt値を得、
    (ii)測定されたdS/dt値を、プロセッサ装置によりアクセスされるメモリ位置に保存されている閾値dS/dt値と比較し、及び
    (iii)測定されたdS/dt値が保存されている閾値dS/dt値に一致する若しくはこれを越える場合を検出し;並びに
    それに際して、プロセッサ装置が、測定されたdS/dt値が保存されているdS/dt閾値に一旦一致若しくはこれを越えれば、運送中に回転可能なミキサードラム内のコンクリート中への粘土緩和剤(CMA)の制御された投与量の投与を開始し、投与されるCMAは自動化スランプ値プロセッサ装置により測定されるところのdS/dt値を低下させるのに有効である、
    上記方法。
  2. スランプ値監視プロセッサ装置が段階(i)、(ii)及び(iii)を反復し、それにより粘土緩和剤が運送中に最低2回のずらされた場合にコンクリート中に投与される、請求項1に記載のコンクリートへの投与方法。
  3. スランプ監視コンピュータプロセッサがコンクリート中に粘土緩和剤(CMA)を投与することを開始し、それにより、コンクリートスラリー中に添加されるCMAの総容量の最低21%及び100%までが、コンクリートが回転可能な混合ドラム中にバッチ処理された混合プラントでよりもむしろ運送中に投与される、請求項2に記載のコンクリートへの投与方法。
  4. スランプ値監視コンピュータプロセッサが、コンクリート中に粘土緩和剤(CMA)を投与することを開始し、それにより、コンクリートスラリー中に添加されるCMAの総容量の最低51%及び100%までが、コンクリートが回転可能な混合ドラム中にバッチ処理された混合プラントでよりもむしろ運送中に投与される、請求項2に記載のコンクリートへの投与方法。
  5. スランプ値監視コンピュータプロセッサが、コンクリート中に粘土緩和剤(CMA)を投与することを開始し、それにより、コンクリートスラリー中に添加されるCMAの総容量の最低81%及び100%までが、コンクリートが回転可能な混合ドラム中にバッチ処理された混合プラントでよりもむしろ運送中に投与される、請求項2に記載のコンクリートへの投与方法。
  6. 運送中の最低2回の異なる場合にCMAに加え最低1種の他の化学物質添加物を運送中にコンクリート中に投与することを更に含んでなる、請求項1に記載のコンクリートへの投与方法。
  7. 最低1種の他の化学物質添加物が、中範囲減水剤若しくは高範囲減水剤から選択される
    セメント分散剤である、請求項6に記載のコンクリートへの投与方法。
  8. セメント分散剤が運送中の最低2回のずらされた場合にCMAと同時に投与される、請求項7に記載のコンクリートへの投与方法。
  9. セメント分散剤が、CMAが運送中の最低2回のずらされた場合に投与される後に投与される、請求項7に記載のコンクリートへの投与方法。
  10. 運送中のコンクリートスラリーの温度を測定すること及び温度データを得ること、並びに保存されている閾値dS/dt値を得られた温度データに基づき調節することを更に含んでなる、請求項1に記載のコンクリートへの投与方法。
  11. コンクリートスラリーの空気含量を運送中に監視しかつ空気含量データを得、そして保存されている閾値dS/dt値の調節が得られた空気含量データに基づく、請求項1に記載のコンクリートへの投与方法。
  12. 回転可能なミキサードラムが、ミキサードラムの回転中にコンクリートスラリーを撹拌するための最低2枚の混合ブレードを螺旋状に据え付けられている内壁を有する、請求項1に記載のコンクリートへの投与方法。
  13. コンクリートスラリー中へのCMAの最低2回のバッチ処理後の投与のそれぞれの後に、自動化スランプ値監視プロセッサ装置が、コンクリートスラリー中への制御された量の水若しくはCMA以外の最低1種の化学物質添加物の添加を開始する、請求項2に記載のコンクリートへの投与方法。
  14. 自動化スランプ値監視プロセッサ装置が、コンクリートスラリー中への制御された量の最低1種の化学物質添加物の別個の添加を開始し、該最低1種の化学物質添加物は、セメント分散剤、空気運行剤、空気排出添加物及びそれらの混合物よりなる群から選択される、請求項13に記載のコンクリーへの投与方法。
  15. (i)コンクリートスラリー中へのCMAの最低2回の添加の前及び後;(ii)コンクリートスラリー中への最低1種の化学物質添加物の最低2回の添加の前及び後のコンクリートスラリーの運送歴、並びに(i)及び(ii)双方の運送歴を、プロセッサがアクセス可能なメモリ中に保存することを更に含んでなる、請求項14に記載のコンクリートへの投与方法。
  16. (i)及び(ii)双方の運送歴を図解で具体的に説明することを更に含んでなる、請求項15に記載のコンクリートへの投与方法。
  17. CMAが、四級アミン、ポリ四級アミン、ジメチルアミンとエピクロロヒドリンの重縮合物、官能性化アミン、カルボン酸グラフトポリマー、陽イオン性コポリマー並びにそれらの混合物及び誘導体よりなる群から選択される、請求項1に記載のコンクリートへの投与方法。
  18. ミキサードラム中に含有される所定のコンクリート積荷中に添加されるCMAの累積的総量の一部分が混合プラントで添加され、バッチ処理プラントで添加される該部分がCMAの累積的総量の49パーセント以下を含んでなる、請求項1に記載のコンクリートへの投与方法。
  19. CMAが、新鮮なコンクリート中に単独で投与される場合に粘土の非存在下でそれ自体
    最低限の減水能力を持つか若しくは全く持たない(ASTM C494−13中の減水剤についての標準規格に従って)、請求項1に記載のコンクリートへの投与方法。
  20. ポリカルボン酸高範囲減水剤(HRWR)添加物を運送中にコンクリートスラリー中に添加すること;
    ポリカルボン酸高範囲減水添加物の添加直後の時間の期間にわたるコンクリートスラリーのスランプ値の増加(dS)を監視して、HRWRの前記添加後の期間のdS値を得ること;及び
    得られたdS値を、プロセッサ装置によりアクセスされるメモリ位置に保存されている第二の閾値dS値と比較すること;
    得られたdS値がメモリ位置に保存されている第二の閾値dS値に一致若しくはこれを越えることに失敗する場合を検出すること;並びに、第二の閾値dS値に一致しないことの検出に際して、
    請求項1に記載の(ii)に記述される保存されている閾値dS/dt値を調節すること、コンクリートスラリー中に投与されるべき粘土緩和剤(CMA)の制御された投与量を調節すること、若しくは双方
    を更に含んでなる、請求項1に記載のコンクリートへの投与方法。
  21. ミキサー中で最低2回の場合に粘土緩和剤(CMA)を投与することであって、コンクリート中に添加される総CMAの最低21%〜100%を、ミキサー中でコンクリートスラリーを形成するために水、セメント結合剤及び粘土鉱物を含む凝集体の初回バッチ処理後に添加することを含んでなる、投与方法。
  22. 請求項1に記載の方法を達成するようプログラムされているプロセッサ装置を有する自動化スランプ値監視装置。
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