JP2018515675A - 炭塵処理法及び組成物 - Google Patents
炭塵処理法及び組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018515675A JP2018515675A JP2017561287A JP2017561287A JP2018515675A JP 2018515675 A JP2018515675 A JP 2018515675A JP 2017561287 A JP2017561287 A JP 2017561287A JP 2017561287 A JP2017561287 A JP 2017561287A JP 2018515675 A JP2018515675 A JP 2018515675A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oxyl
- tetramethylpiperidin
- coal
- bis
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10L—FUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
- C10L5/00—Solid fuels
- C10L5/02—Solid fuels such as briquettes consisting mainly of carbonaceous materials of mineral or non-mineral origin
- C10L5/24—Combating dust during shaping or briquetting; Safety devices against explosion
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10L—FUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
- C10L5/00—Solid fuels
- C10L5/02—Solid fuels such as briquettes consisting mainly of carbonaceous materials of mineral or non-mineral origin
- C10L5/04—Raw material of mineral origin to be used; Pretreatment thereof
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10L—FUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
- C10L5/00—Solid fuels
- C10L5/02—Solid fuels such as briquettes consisting mainly of carbonaceous materials of mineral or non-mineral origin
- C10L5/26—After-treatment of the shaped fuels, e.g. briquettes
- C10L5/32—Coating
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10L—FUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
- C10L2200/00—Components of fuel compositions
- C10L2200/04—Organic compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10L—FUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
- C10L2230/00—Function and purpose of a components of a fuel or the composition as a whole
- C10L2230/08—Inhibitors
- C10L2230/081—Anti-oxidants
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10L—FUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
- C10L2230/00—Function and purpose of a components of a fuel or the composition as a whole
- C10L2230/14—Function and purpose of a components of a fuel or the composition as a whole for improving storage or transport of the fuel
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10L—FUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
- C10L2250/00—Structural features of fuel components or fuel compositions, either in solid, liquid or gaseous state
- C10L2250/04—Additive or component is a polymer
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Geology (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
石炭処理のための方法及び組成物を提供する。石炭自動酸化を阻害するためにニトロキシルラジカル化合物が石炭に添加される。さらに、ニトロキシルラジカル化合物は、一時的な炭塵の広がりを抑制するために、従来の防塵剤と共同して使用され得る。炭塵を処理するのに発泡した処理が望ましい場合に、ニトロキシルラジカル化合物は、両性、非イオン性及び陰イオン性界面活性剤のような種々の泡発生界面活性剤と共に、発泡組成で、共同して使用され得る。
Description
関連出願の相互参照
本出願は、2015年5月25日に出願されたインド特許仮出願番号第2615/CHE/2015号の優先利益を主張する。
本出願は、2015年5月25日に出願されたインド特許仮出願番号第2615/CHE/2015号の優先利益を主張する。
本発明は、一時的な炭塵の広がり及び石炭自動酸化を阻害するために石炭及び石炭堆積山(coal piles)を処理するための方法に関する。
さらに、防塵及び自動酸化処理を適用するために使用される泡状物質の安定性も改善される。
さらに、防塵及び自動酸化処理を適用するために使用される泡状物質の安定性も改善される。
石炭は、炭素質固体化石燃料である。表面又は地下法によって、抽出される(採掘される)。まだ採掘されていないが地中にある、外的状況に曝されている場合も、曝されていない場合もある石炭は、地山(in−situ)石炭と呼ばれる。採掘された石炭は、普通、輸送、取り扱い及び貯蔵のために小さい大きさに粉砕される。この粉砕石炭の通常の大きさは、8インチ(inches)未満(200mm未満)である。本発明は、輸送、取り扱い及び貯蔵の間の、地山(in−situ)石炭及び抽出された(採掘された)石炭の両方を処理する。輸送、取り扱い及び貯蔵の間に、採掘された石炭は、炭塵を生成し得る。炭塵の広がりは、安全上、健康上及び環境上の懸念を引き起こす。炭塵抑制は、石炭堆積山貯蔵又は運搬の間に生じ得る炭塵広がりを最小にすることが望ましい。浮遊する一時的な炭塵微粒子は、炭肺症及びその他の疾病につながり得る。
さらに、石炭は、空気に曝露されると、ゆっくりと酸化して、CO2及び熱を形成する。酸化は、水分及び高温の存在下で加速される。酸化は、石炭の発熱量(caloric heating value)を低減し、自然発火又は石炭自己発火を引き起こし得るので有害プロセスである。浮遊する炭塵の存在下で石炭自己発火が起こるいくつかの場合には、炭塵爆発も起こり得る。
石炭は、空気及び水分の侵入を低減し、それによって、酸化プロセスを軽減するために伝統的に堆積山中に貯蔵されてきた。積み重ねることは、石炭酸化を停止するわけではなく、単に、酸化速度を減速する試みである。理想的な石炭堆積山は、空気に曝される石炭の容積に対する表面の割合を低減するのは十分に大きいが、石炭堆積山内に生じた熱が周囲の環境中に消散されるほど十分に小さい。残念ながら、石炭を燃料とする発電設備に存在するものなどの大きな石炭取り扱い設備では、使用される多量の石炭のために、理想的な条件が達成することが難しいものになり、石炭酸化に起因する石炭自己発火のインシデントは、よくあることである。石炭の炎及び炭塵爆発は、人員に重篤な損傷をもたらし、損傷を受けた設備及び消費された石炭の点でコストがかかる。
多くの場合、石炭は、微細炭塵粒子の広がりを抑制するために、又は防塵結合剤の適用において役立つように、水性泡状物質を用いて処理され得る。これらの泡状物質は、例えば、(特許文献1)に示されるように形成され、適用され得る。泡状物質構築及び塵抑制において補助するために、特定の両性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤などの発泡剤が使用され得る。泡状物質の安定性は、適用の際の石炭表面との最大表面積接触にとって重要な特徴である。
全体的に、上記のものなどの石炭貯蔵及び運搬の問題に関して、これらの問題を処理するために多用途製品が望ましく、このような製品はまた、発泡した適用が使用される条件において、泡状物質寿命安定性を増強することが望ましい。
一実施形態では、石炭に、ニトロキシルラジカル化合物(NRC)、アミン官能基を有するタンニン又は第四級アンモニウム化合物が添加される、石炭を処理する方法が提供される。通常、NRCは、石炭に石炭1トン(t)当たり約0.001〜10ポンド(lb)の量で添加され、例示としてまた、石炭1トン(t)当たり約0.005〜1ポンド(lb)のNRCの添加割合が記されている。
いくつかの場合には、石炭に発泡した処理を提供することが望ましく、この関連で、両性、非イオン性及び陰イオン性界面活性剤の群から選択されるものなどの発泡剤が使用され得る。これらの場合には、NRCは、泡状物質安定性及び耐久性を増強するために界面活性剤と共同して使用され得る。一実施形態では、発泡剤は、陰イオン性界面活性剤及びC11−C16アルケニルナトリウムスルホン酸塩などの長鎖C11−C18アルケニルスルホン酸塩を含むものを含有する。
その他の実施形態では、NRCは、防塵剤(dust control agent)(DCA)と共同して使用され得、石炭に適用される。DCAは、例えば、さまざまな異なるポリマーを含み得る。一実施形態では、DCAは、i)エピクロロヒドリン(EPI)/ポリアルキレンポリアミン/アジピン酸ターポリマー;ii)アミノアルキル化ポリアクリルアミド及びiii)第四級アンモニウムポリマー及びコポリマーから選択されるポリマーを含む。
ほとんどの場合には、NRCは、水溶液又は水分散体の形態で石炭に適用される。a)ニトロキシルラジカル(NRC)並びにb)防塵剤及びc)発泡剤のうち1種以上からなる水性組成物が使用され得、これでは、a)及びb)が存在する場合には、1〜5部のa)毎に、1〜100部のb)がある。a)及びc)が存在する場合には、1〜5部のa)毎に、0.01〜10部のc)がある。a)及びb)及びc)の3種すべてが存在する場合には、1〜5部のa)毎に、1〜100部のb)及び0.01〜10部のc)がある。別の実施形態では、組成物は、a)及びb)が存在する場合には、1部のa)毎に、1〜20部のb)がある、上記の成分からなる。a)及びc)が存在する場合には、1部のa)毎に、0.15〜2部のc)がある。a)及びb)及びc)の3種すべてが存在する場合には、1部のa)毎に、1〜20部のb)及び0.15〜2部のc)がある。
本発明の例示的一実施形態では、石炭自動酸化、自己加熱及び自然発火を遅延するために石炭堆積山などの石炭表面を処理するために、ニトロキシルラジカル化合物(NRC)が提供される。その他の実施形態では、微粒子を塊にし、塵の広がりを阻害する、その能力において防塵有効性を改善するために、ニトロキシルラジカル化合物(NRC)が、ポリマーなどのDCAと共同して使用される。
石炭への発泡した適用が望ましい本発明の別の態様では、NRCは、陰イオン性発泡剤と共にDCAに添加される。NRC及び発泡剤は、DCAをともなわずに添加され得る。NRCの発泡剤とともの使用は、泡状物質の品質及び安定性を改善する。
一実施形態では、NRCは以下の化学構造を有し得る。
[式中、
R2、R3、R8、R9は各々互いに独立に、置換又は非置換C1−C18アルキル、C2−C18アルケニル若しくはC2−C18アルキニルであるか、あるいは
R2及びR3並びに/又はR8及びR9は、連結炭素(the linking carbon)と共にC3−C12シクロアルキルラジカルを形成し;
R4、R5、R6、R7は各々互いに独立に、水素、置換又は非置換C1−C18アルキル、C2−C18アルケニル又はC2−C18アルキニルであり;
Xは、−O−、−O−C(O)−、=O、−NR10−又はNR10−C(O)−であり;
R10は、水素、フェニル又は置換若しくは非置換C1−C18アルキルであり;
R1は、水素、フェニル、置換若しくは非置換C1−C18アルキル、C2−C18アルケニル又はC2−C18アルキニルである。]
R2、R3、R8、R9は各々互いに独立に、置換又は非置換C1−C18アルキル、C2−C18アルケニル若しくはC2−C18アルキニルであるか、あるいは
R2及びR3並びに/又はR8及びR9は、連結炭素(the linking carbon)と共にC3−C12シクロアルキルラジカルを形成し;
R4、R5、R6、R7は各々互いに独立に、水素、置換又は非置換C1−C18アルキル、C2−C18アルケニル又はC2−C18アルキニルであり;
Xは、−O−、−O−C(O)−、=O、−NR10−又はNR10−C(O)−であり;
R10は、水素、フェニル又は置換若しくは非置換C1−C18アルキルであり;
R1は、水素、フェニル、置換若しくは非置換C1−C18アルキル、C2−C18アルケニル又はC2−C18アルキニルである。]
別の実施形態では、R2、R3、R8、R9は、各々互いに独立に、置換又は非置換C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル又はC2−C6アルキニルであり、R2及びR3並びに/又はR8及びR9は、連結炭素と共に、C3−C12シクロアルキルラジカルを形成し、R4、R5、R6、R7は各々互いに独立に、水素、置換又は非置換C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル又はC2−C6アルキニルであり、Xは、−O−、−O−C(O)−、=O、−R10−又はR10−C(O)−であり、
R10は、水素、フェニル又は置換若しくは非置換C1−C6アルキルであり、R1は、水素、置換若しくは非置換C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル又はC2−C6アルキニルである。
R10は、水素、フェニル又は置換若しくは非置換C1−C6アルキルであり、R1は、水素、置換若しくは非置換C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル又はC2−C6アルキニルである。
例示的ニトロキシルラジカル化合物(NRC)は、ジアルキルニトロキシルラジカルの誘導体並びに1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オール(4−HT)、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オン、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イルアセテート、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル−2−エチルヘキサノエート、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イルステアレート、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イルベンゾエート、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル 4−tert−ブチルベンゾエート、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)コハク酸塩、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アジパート、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(tetramethypiperidin)−4−イル)セバシン酸塩、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)n−ブチルマロン酸塩、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペラジン−4−イル)フタレート、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジニル−4−イル)イソフタレート、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジニル−4−イル)テレフタレート、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ヘキサヒドロテレフタレート、N,N’−ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アジポアミド、N−1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル−ドデシルコハク酸イミド、1−オキシル−4−メトキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−オキシル−4−アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ブトキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン及び1−オキシル−4−アセトアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンなどの1−オキシル−2,2,6,6−テトラアルキルピペリジン化合物を含有する。一実施形態では、ニトロキシルラジカル化合物は、4HTである。
本発明の一態様では、防塵の広がりが望まれる状況では、ポリマー防塵剤(DCA)が、NRCと共同して使用され得る。これらのポリマー防塵剤は、周知であり、例えば、参照によりその全文が本明細書に組み込まれる米国特許第5,256,444号において論じられている。例示的ポリマーDCAは、i)以下のモノマー:エピクロロヒドリン(epi)、ポリアルキレンポリアミン及びアジピン酸のうち少なくとも2種を有するポリマー、ii)アミノアルキル化ポリアクリルアミドを含むポリマー及びiii)第四級アンモニウムポリマー及びコポリマーである。別の実施形態では、DCAポリマーは、i)以下のモノマー:エピクロロヒドリン(epi)、ポリアルキレンポリアミン及びアジピン酸のうち3種、ii)アミノアルキル化ポリアクリルアミドを含むポリマー及びiii)第四級アンモニウムポリマー及びコポリマーを有する。上記のi)中のこれらのモノマーの例示的メンバーは、ジエチルトリアミン、アジピン酸及びエピクロロヒドリン(epi)であり、DCAのその他の例は、ii)アミノメチル化ポリアクリルアミド及びiii)第四級アミン、ジメチルアミン及びepiの反応生成物を含有することができる。一実施形態では、これらのポリマーの分子量は、100,000〜5,000,000である。別の実施形態では、これらのポリマーの分子量は、300,000〜2,500,000である。
通常、石炭1トン(ton)に基づき、約0.001〜10ポンド(lb)のニトロキシルラジカル化合物が石炭に添加される。その他の実施形態では、NRCは、石炭1トン(ton)当たり0.002〜5ポンド(lb)の量で添加される。その他の実施形態では、NRCは、石炭1トン(ton)当たり0.0035〜2.5ポンド(lb)の量で添加される。その他の実施形態では、NRCは、石炭1トン(ton)当たり0.005〜1.0ポンド(lb)の量で添加される。
石炭への発泡した適用が使用されるこれらの場合には、NRCは、非イオン性のような既知発泡剤、アルキルポリグルコシドのような既知発泡剤、両性のような既知発泡剤、エーテルアミンのような既知発泡剤、又は長鎖アルケニルのような陰イオン性界面活性剤などの既知発泡剤と共同して使用され得る。一実施形態では、発泡剤は、長いアルケニル(C11−C18)鎖を有する陰イオン性界面活性剤である。1つのこのような陰イオン性界面活性剤として、ナトリウムオレフィン(C14−C16)スルホン酸塩がある。
NRCが、DCA及び/又は発泡剤と共同して使用される状況では、組成物は、a)並びにb)及びc)のうち1種以上を含み得る。
a)=NRC
b)=DCA
c)=発泡剤
a)=NRC
b)=DCA
c)=発泡剤
一実施形態では、a)及びb)が存在する場合には、1〜5部のa)毎に、1〜100部のb)がある。a)及びc)が存在する場合には、1〜5部のa)毎に、0.01〜10部のc)がある。a)及びb)及びc)の3種すべてが存在する場合には、1〜5部のa)毎に、1〜100部のb)及び0.01〜10部のc)がある。
別の実施形態では、a)及びb)が存在する場合には、1〜5部のa)毎に、1〜75部のb)がある。a)及びc)が存在する場合には、1〜5部のa)毎に、0.075〜7.5部のc)がある。a)及びb)及びc)の3種すべてが存在する場合には、1〜5部のa)毎に、1〜75部のb)及び0.075〜7.5部のc)がある。
さらに別の実施形態では、a)及びb)が存在する場合には、1〜5部のa)毎に、1〜50部のb)がある。a)及びc)が存在する場合には、1〜5部のa)毎に、0.1〜5部のc)がある。a)及びb)及びc)の3種すべてが存在する場合には、1〜5部のa)毎に、1〜50部のb)及び0.1〜5部のc)がある。
一実施形態では、a)及びb)が存在する場合には、1部のa)毎に、1〜20部のb)がある。a)及びc)が存在する場合には、1部のa)毎に、0.15〜2部のc)がある。a)及びb)及びc)の3種すべてが存在する場合には、1部のa)毎に、1〜20部のb)及び0.15〜2部のc)がある。
一実施形態では、水性組成物は、その中に上記のa):b):c)成分を有し、組成物の残部は、水及びおそらくは、その他の微量成分を含む。
NRC及びその他の成分は、地山(in−situ)石炭又は抽出された(採掘された)石炭に、輸送、取り扱い又は貯蔵の間に、採掘場所で、又は任意のターミナル、ドック、貯蔵場、貯炭場、発電設備若しくはその他の石炭利用施設などのその後の場所で適用され得る。石炭への適用には、水性スプレーが使用されることが多い。一実施形態では、NRCは、それ自体で、又は泡状物質として適用されるDCAと組み合わせて、若しくは組み合わせずに適用される。発泡した適用のためには、上記のものなどの発泡剤は、NRCと組み合わせて使用される。
石炭自動酸化阻害
炭塵自己発火の阻害において材料の有効性を評価するために、石炭自己加熱試験を実施した。これは、既知量及び流れの空気を供給しながら、石炭試料を所定の温度に加熱する加速試験法である。この方法は、自然石炭酸化を加速し、石炭が熱暴走状態に到達することにつながる。
石炭試料:
約250ミクロンに粉砕した石炭
約250ミクロンに粉砕した石炭
溶液及び適用:
化学物質を、水中の2種の異なる濃度、0.5%及び2%で調製する。化学物質を、すべての石炭試料に同一量の湿度(4%)が添加されるような割合で石炭に適用する。
化学物質を、水中の2種の異なる濃度、0.5%及び2%で調製する。化学物質を、すべての石炭試料に同一量の湿度(4%)が添加されるような割合で石炭に適用する。
測定:
石炭試料の温度を、測定し、記録をとる。石炭試料が、熱暴走(通常、200Fで)に到達する時間を記録する。処理された石炭試料対ブランク及び水分のみの試料の熱暴走までの時間の遅延を使用して、抗酸化効力を評価する。
石炭試料の温度を、測定し、記録をとる。石炭試料が、熱暴走(通常、200Fで)に到達する時間を記録する。処理された石炭試料対ブランク及び水分のみの試料の熱暴走までの時間の遅延を使用して、抗酸化効力を評価する。
手順:
石炭試料を50gに秤量する。所望の化学物質(又は水分ブランク)を石炭に滴加して適用する。ステンレス鋼スパチュラを使用して、石炭を溶液と十分に混合する。試料を均質まで混合し、次いで、反応容器に移す。試験装置は、反応容器を設置するための6スロットを有する矩形容器(反応チャンバー)からなり、自動温度ロガーに接続する。反応チャンバーは、ヒーターを有し、加熱用シリコンオイルで満たされている。オイルバスの要求温度を設定し、反応容器をチャンバー中に設置する。次いで、エアフローを開始する。反応チャンバー加熱が始まり、石炭試料の加熱を開始する。熱電対をオイルバス中に設置して、オイルバスの設定温度を測定し、データ獲得システムにおいてバス温度を連続的に記録する。各反応容器に、異なる点で2つの熱電対を提供し、温度データを連続的に記録する。処理された試料と共に、対照として1つのブランク石炭試料及び1つの水分ブランク試料を含める。石炭が熱暴走に達するまで、データを連続的に記録する。
石炭試料を50gに秤量する。所望の化学物質(又は水分ブランク)を石炭に滴加して適用する。ステンレス鋼スパチュラを使用して、石炭を溶液と十分に混合する。試料を均質まで混合し、次いで、反応容器に移す。試験装置は、反応容器を設置するための6スロットを有する矩形容器(反応チャンバー)からなり、自動温度ロガーに接続する。反応チャンバーは、ヒーターを有し、加熱用シリコンオイルで満たされている。オイルバスの要求温度を設定し、反応容器をチャンバー中に設置する。次いで、エアフローを開始する。反応チャンバー加熱が始まり、石炭試料の加熱を開始する。熱電対をオイルバス中に設置して、オイルバスの設定温度を測定し、データ獲得システムにおいてバス温度を連続的に記録する。各反応容器に、異なる点で2つの熱電対を提供し、温度データを連続的に記録する。処理された試料と共に、対照として1つのブランク石炭試料及び1つの水分ブランク試料を含める。石炭が熱暴走に達するまで、データを連続的に記録する。
塵制御改善
装置:
塵モニター−実験室規模塵モニターは、サンプリングチャンバー中に滴加された材料の塵レベルを調べるために白色光を使用する。
装置:
塵モニター−実験室規模塵モニターは、サンプリングチャンバー中に滴加された材料の塵レベルを調べるために白色光を使用する。
基質(substrate):
研究するのに十分な塵を作製するための石炭試料、サイズフラクションの混合物(mixture of size fractions)
研究するのに十分な塵を作製するための石炭試料、サイズフラクションの混合物(mixture of size fractions)
手順:
各生成物の種々の濃度の溶液を調製する。各試料の均一粒径分布を確実にするために、スピニングリフラーを用いて未処理石炭基質試料を調製する。石炭に生成物を適用する。140Fで30分間試料を乾燥させる。室温に30分間冷却する。試料を塵モニター中に通し、塵値を記録する。報告された値は、「塵面積+最大」(Dust Area + Max)であり、これは、試料について記録された最大塵レベルに添加され、30秒にわたって測定された試料の曲線下部の積分された面積である。より低い塵面積+最大値は、優れた防塵を示す。
各生成物の種々の濃度の溶液を調製する。各試料の均一粒径分布を確実にするために、スピニングリフラーを用いて未処理石炭基質試料を調製する。石炭に生成物を適用する。140Fで30分間試料を乾燥させる。室温に30分間冷却する。試料を塵モニター中に通し、塵値を記録する。報告された値は、「塵面積+最大」(Dust Area + Max)であり、これは、試料について記録された最大塵レベルに添加され、30秒にわたって測定された試料の曲線下部の積分された面積である。より低い塵面積+最大値は、優れた防塵を示す。
これらの実施例では、既知防塵剤、すなわち、水性アミノメチル化ポリアクリルアミド(「C2」と表される)に加えて、任意の防塵剤を伴わずに、石炭にEX−1、すなわち、4HTを添加した。防塵改善は、以下の表2及び3に示されている。
表2は、石炭に4HT単独が添加される場合、水に対して、塵生成に対して負の影響を有することを示す。4HTが、C2に、既知ポリマー防塵剤(DCA)の補助剤として添加される場合には、DCAの塵低減性能を相乗的に改善する。
表3は、C2に、既知ポリマー防塵剤(DCA)の補助剤として添加される4HTの低投与量が、DCAの塵低減性能を相乗的に改善することを示す。
泡状物質安定性−4HTを、既知発泡剤、「C4」、陰イオン性界面活性剤、ナトリウムオレフィン(C14−C16)スルホン酸塩に添加し、泡状物質安定性に対するその効果を調べた。
溶液:
周囲温度(72°F)の200mLの溶液
周囲温度(72°F)の200mLの溶液
装置:
50mL目盛りが付いているWaring市販ブレンダー(モデル7011G)
50mL目盛りが付いているWaring市販ブレンダー(モデル7011G)
測定:
最大泡状物質高さ(25mLに最も近いものの)
[1/2寿命(秒で)]−[100mLの溶液が液相に流れて戻るまでの時間]
最大泡状物質高さ(25mLに最も近いものの)
[1/2寿命(秒で)]−[100mLの溶液が液相に流れて戻るまでの時間]
手順:
200mLの溶液をブレンダー中に注ぎ入れた。ブレンダーを低速で30秒間作動させた。次いで、ブレンダーを、試料の半量(100mL)が液体状態に戻るまで静置させた。[液体]−[泡状物質]界面が、100mLマークを達成するまでに経過した時間の量を、「泡状物質1/2寿命」として記録した。結果は、表3及び4に示されている。
200mLの溶液をブレンダー中に注ぎ入れた。ブレンダーを低速で30秒間作動させた。次いで、ブレンダーを、試料の半量(100mL)が液体状態に戻るまで静置させた。[液体]−[泡状物質]界面が、100mLマークを達成するまでに経過した時間の量を、「泡状物質1/2寿命」として記録した。結果は、表3及び4に示されている。
表3から、泡状物質安定性が、C4、陰イオン性界面活性剤への4HTの添加、及びC4のC2との組合せへの4HTの添加によって改善されたことがわかる。表4から、4HTは、その自身の有意な発泡特性を有さないことがわかる。驚くべきことに、4HTのC4との組合せは、泡状物質安定性に関して相乗作用を提供した。
種々の硬度の水中でさらなる試験を行った。これらの試験は、軟水(CaCO3として40ppm)、中程度の水(CaCO3として80ppm Ca)及び極めて硬水(CaCO3として600ppm Ca)で調べた。硬度の変化は、安定な泡状物質生成に影響を及ぼし得る。表5に示されるように、これらの硬度レベルの3種すべてで、C4(0.3.%又は0.5%)の4HT(種々の濃度)との組合せは、泡状物質安定性を改善した。
Claims (27)
- 石炭を処理する方法であって、前記石炭にニトロキシルラジカル化合物(NRC)を添加することを含む方法。
- NRCが以下の化学構造:
R2、R3、R8、R9は各々互いに独立に、置換又は非置換C1−C18アルキル、C2−C18アルケニル若しくはC2−C18アルキニルであるか、あるいは
R2及びR3並びに/又はR8及びR9は、連結炭素(the linking carbon)と一緒に、C3−C12シクロアルキルラジカルを形成し、
R4、R5、R6、R7は各々互いに独立に、水素、置換又は非置換C1−C18アルキル、C2−C18アルケニル又はC2−C18アルキニルであり、
Xは、−O−、−O−C(O)−、=O、−NR10−又はNR10−C(O)−であり、
R10は、水素、フェニル又はC1−C18アルキルであり、
R1は、水素、フェニル、置換又は非置換C1−C18アルキル、C2−C18アルケニル又はC2−C18アルキニルである。]
を有する請求項1に記載の方法。 - 前記NRCが石炭1トン(ton)当たり約0.001〜10ポンド(lb)の量で前記石炭に添加される請求項1に記載の方法。
- 前記NRCが、ジアルキルニトロキシルラジカル、1−オキシル−2,2,6,6−テトラアルキルピペリジン化合物、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オール(4−HT)、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オン、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イルアセテート、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル−2−エチルヘキサノエート、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イルステアレート、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イルベンゾエート、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル 4−tert−ブチルベンゾエート、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)コハク酸塩、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アジパート、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(tetramethypiperidin)−4−イル)セバシン酸塩、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)n−ブチルマロン酸塩、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペラジン−4−イル)フタレート、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)イソフタレート、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジニル−4−イル)テレフタレート、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ヘキサヒドロテレフタレート、N,N’−ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アジポアミド、N−1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル−ドデシルコハク酸イミド、1−オキシル−4−メトキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−オキシル−4−アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ブトキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン及び1−オキシル−4−アセトアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン及びその誘導体からなる群から選択される請求項1に記載の方法。
- 前記NRCが1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オール(4HT)である請求項4に記載の方法。
- 両性、非イオン性及び陰イオン性界面活性剤から選択される発泡剤を前記石炭に添加することをさらに含む請求項1に記載の方法。
- 前記発泡剤が陰イオン性界面活性剤を含む請求項6に記載の方法。
- 前記陰イオン性界面活性剤がアルカンスルホン酸塩又はアルケニルスルホン酸塩を含む請求項7に記載の方法。
- 防塵剤(DCA)を前記石炭に添加することをさらに含む請求項1に記載の方法。
- 前記DCAがポリマーを含む請求項9に記載の方法。
- 前記ポリマーが、i)エピクロロヒドリン、ポリアルキレンポリアミン及びアジピン酸モノマーのうち2種以上を含有するポリマー、ii)アミノアルキル化ポリアクリルアミド並びにiii)第四級アンモニウムポリマー又はコポリマーからなる群から選択されるメンバーである請求項10に記載の方法。
- 前記i)エピクロロヒドリン、ポリアルキレンポリアミン及びアジピン酸モノマーのうち2種以上を含有するポリマーが、ジエチルトリアミン、アジピン酸及びエピクロロヒドリンモノマーを含み、前記ii)アミノアルキル化ポリアクリルアミドが、アミノメチル化ポリアクリルアミドを含み、前記iii)第四級アンモニウムポリマー又はコポリマーが、第四級アミン、ジメチルアミン及びエピクロロヒドリン(epicholohydrin)の反応生成物を含む請求項11に記載の方法。
- a)ニトロキシルラジカル組成物(NRC)並びにb)防塵剤及びc)発泡剤のうち1種以上を含む組成物であって、a)及びb)が存在する場合には、1〜5部のa)毎に、1〜100部のb)があり、a)及びc)が存在する場合には、1〜5部のa)毎に、0.01〜10部のc)があり、a)及びb)及びc)の3種すべてが存在する場合には、1〜5部のa)毎に、1〜100部のb)及び0.01〜10部のc)がある組成物。
- NRCが、以下の化学構造:
R2、R3、R8、R9は各々互いに独立に、置換又は非置換C1−C18アルキル、C2−C18アルケニル若しくはC2−C18アルキニルであるか、あるいは
R2及びR3並びに/又はR8及びR9は、連結炭素と一緒に、C3−C12シクロアルキルラジカルを形成し、
R4、R5、R6、R7は各々互いに独立に、水素、置換又は非置換C1−C18アルキル、C2−C18アルケニル又はC2−C18アルキニルであり、
Xは、−O−、−O−C(O)−、=O、−NR10−又はNR10−C(O)−であり、
R10は、水素、フェニル又はC1−C18アルキルであり、
R1は、水素、フェニル、置換又は非置換C1−C18アルキル、C2−C18アルケニル又はC2−C18アルキニルである。]
を有する請求項13に記載の組成物。 - 前記a)NRCが、ジアルキルニトロキシルラジカル、1−オキシル−2,2,6,6−テトラアルキルピペリジン化合物、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オール(4−HT)、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−オン、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イルアセテート、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル−2−エチルヘキサノエート、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イルステアレート、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イルベンゾエート、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル 4−tert−ブチルベンゾエート、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)コハク酸塩、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アジペート、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(tetramethypiperidin)−4−イル)セバシン酸塩、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)n−ブチルマロン酸塩、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペラジン−4−イル)フタレート、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)イソフタレート、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)テレフタレート、ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)ヘキサヒドロテレフタレート、N,N’−ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)アジポアミド、N−1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル−ドデシルコハク酸イミド、1−オキシル−4−メトキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1−オキシル−4−アミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ブトキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン及び1−オキシル−4−アセトアミノ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン及びその誘導体からなる群から選択される請求項13に記載の組成物。
- 前記NRCが、1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(tetramethypiperidin)−4−オール(4HT)である請求項15に記載の組成物。
- 発泡剤が、両性、非イオン性及び陰イオン性界面活性剤から選択される請求項13に記載の組成物。
- 発泡剤が、陰イオン性界面活性剤を含む請求項17に記載の組成物。
- 陰イオン性界面活性剤が、アルカンスルホン酸塩又はアルケニルスルホン酸塩を含む請求項18に記載の組成物。
- 前記防塵剤がポリマーを含む請求項13に記載の組成物。
- 前記ポリマーが、i)エピクロロヒドリン、ポリアルキレンポリアミン及びアジピン酸モノマーのうち2種以上を含有するポリマー、ii)アミノアルキル化ポリアクリルアミド及びiii)第四級アンモニウムポリマー又はコポリマーからなる群から選択されるメンバーである請求項20に記載の組成物。
- 前記i)エピクロロヒドリン、ポリアルキレンポリアミン及びアジピン酸モノマーのうち2種以上を含有するポリマーが、ジエチルトリアミン、アジピン酸及びエピクロロヒドリンモノマーを含み、前記ii)アミノアルキル化ポリアクリルアミドが、アミノメチル化ポリアクリルアミドを含み、iii)第四級アンモニウムポリマー又はコポリマーが、第四級アミン、ジメチルアミン及びエピクロロヒドリン(epicholohydrin)の反応生成物を含む請求項21に記載の組成物。
- 石炭及びa)ニトロキシルラジカル組成物(NRC)並びにb)防塵剤及びc)発泡剤のうち1種以上を含む組成物であって、a)及びb)が存在する場合には、1〜5部のa)毎に、1〜100部のb)があり、a)及びc)が存在する場合には、1〜5部のa)毎に、0.01〜10部のc)があり、a)及びb)及びc)の3種すべてが存在する場合には、1〜5部のa)毎に、1〜100部のb)及び0.01〜10部のc)があり、a)が、石炭1トン(ton)当たり約0.001〜10ポンド(lb)の量で存在する組成物。
- 石炭を処理する方法であって、第四級アンモニウム化合物を前記石炭に添加することを含む方法。
- 第四級アンモニウム化合物が第四級アミン/ジメチルアミン/エピクロロヒドリンである請求項24に記載の方法。
- 石炭を処理する方法であって、アミン官能基を有するタンニンを前記石炭に添加することを含む方法。
- アミン官能基を有するタンニンがタンニン/モノエタノールアミン/ホルムアルデヒドである請求項26に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IN2615/CHE/2015 | 2015-05-25 | ||
IN2615CH2015 | 2015-05-25 | ||
PCT/US2016/029519 WO2016191019A2 (en) | 2015-05-25 | 2016-04-27 | Coal dust treatment methods and compositions |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018515675A true JP2018515675A (ja) | 2018-06-14 |
Family
ID=56322273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017561287A Pending JP2018515675A (ja) | 2015-05-25 | 2016-04-27 | 炭塵処理法及び組成物 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20180346834A1 (ja) |
EP (1) | EP3303525A2 (ja) |
JP (1) | JP2018515675A (ja) |
KR (1) | KR20180012296A (ja) |
CN (1) | CN107835850A (ja) |
AU (1) | AU2016266725B2 (ja) |
CA (1) | CA2986900A1 (ja) |
WO (1) | WO2016191019A2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020111724A (ja) * | 2019-01-16 | 2020-07-27 | ミサン アールアンドシー | 泡原液形態の多機能性有煙炭用自然発火抑制剤 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102301244B1 (ko) * | 2021-03-29 | 2021-09-10 | 주식회사 블루오션에코 | 석탄의 자연발화 방지제 및 자연발화 방지방법 |
KR102560877B1 (ko) * | 2021-08-18 | 2023-07-28 | 황성규 | 석탄의 자연발화 방지제 |
Family Cites Families (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4400220A (en) | 1974-11-27 | 1983-08-23 | Cole Jr Howard W | Suppression of respirable dust with foam |
GB1592157A (en) * | 1976-12-09 | 1981-07-01 | British American Tobacco Co | Tobacco-smoke filters |
US4426409A (en) * | 1982-07-02 | 1984-01-17 | Nalco Chemical Company | Cationic polymers for use in freeze protection of coals and minerals |
US4558080A (en) * | 1984-01-24 | 1985-12-10 | Dearborn Chemical Company | Stable tannin based polymer compound |
US4650598A (en) * | 1985-03-18 | 1987-03-17 | Calgon Corporation | Method and emulsions for the control of dust |
US5296007A (en) * | 1986-11-17 | 1994-03-22 | Ensci Inc. | Process for removing sulfur from coal |
US5256444A (en) * | 1990-08-29 | 1993-10-26 | Betz Laboratories, Inc. | Method for suppressing dust emissions from bulk solids |
US5183575A (en) * | 1991-08-29 | 1993-02-02 | Betz Laboratories, Inc. | Methods for the flocculation of coal fines and insoluble metals in coal mine waters |
CN1058422A (zh) * | 1991-08-30 | 1992-02-05 | 天津市煤建公司三厂 | 用火柴直接点燃的烧烤炭 |
US5576056A (en) * | 1995-01-20 | 1996-11-19 | Betzdearborn Inc. | Composition and method for inhibiting coal oxidation |
US5777890A (en) * | 1996-01-11 | 1998-07-07 | Betzdearborn Inc. | Control of moisture addition to bulk solids |
US5648116A (en) * | 1996-01-17 | 1997-07-15 | Betzdearborn Inc. | Methods for suppressing dust emissions |
US20020010267A1 (en) * | 1999-03-09 | 2002-01-24 | Symyx Technologies, Inc., A Delaware Corporation | Block copolymers |
DE60006268T2 (de) * | 1999-09-15 | 2004-08-05 | Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. | Polimerischen stabilisatoren mit hoher affinität zur pulpen |
AU2003217549B2 (en) * | 2002-02-15 | 2009-03-05 | Hazen Research, Inc. | Dry dust control materials |
US20050161234A1 (en) * | 2004-01-27 | 2005-07-28 | Umit Turunc | Method for suppression and prevention of coal fires |
AU2009326839B2 (en) * | 2008-12-08 | 2014-11-13 | Illinois Tool Works Inc. | Stone dusting |
US20120171561A1 (en) * | 2009-09-18 | 2012-07-05 | Nec Corporation | Polymer radical material-activated carbon-conductive material composite, method for producing conductive material composite, and electricity storage device |
CN103615279B (zh) * | 2013-11-27 | 2016-03-30 | 安徽淮河化工股份有限公司 | 一种煤矿用泡沫除尘剂 |
CN103883347B (zh) * | 2014-03-26 | 2016-08-24 | 辽宁工程技术大学 | 一种用于煤矿井下的多功能液体泡沫及其使用方法 |
-
2016
- 2016-04-27 US US15/576,114 patent/US20180346834A1/en not_active Abandoned
- 2016-04-27 WO PCT/US2016/029519 patent/WO2016191019A2/en unknown
- 2016-04-27 CN CN201680030579.3A patent/CN107835850A/zh active Pending
- 2016-04-27 CA CA2986900A patent/CA2986900A1/en not_active Abandoned
- 2016-04-27 JP JP2017561287A patent/JP2018515675A/ja active Pending
- 2016-04-27 AU AU2016266725A patent/AU2016266725B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2016-04-27 EP EP16734487.8A patent/EP3303525A2/en not_active Withdrawn
- 2016-04-27 KR KR1020177037078A patent/KR20180012296A/ko unknown
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020111724A (ja) * | 2019-01-16 | 2020-07-27 | ミサン アールアンドシー | 泡原液形態の多機能性有煙炭用自然発火抑制剤 |
JP7197461B2 (ja) | 2019-01-16 | 2022-12-27 | ミサン アールアンドシー | 泡原液形態の多機能性有煙炭用自然発火抑制剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN107835850A (zh) | 2018-03-23 |
WO2016191019A2 (en) | 2016-12-01 |
AU2016266725B2 (en) | 2020-05-07 |
KR20180012296A (ko) | 2018-02-05 |
US20180346834A1 (en) | 2018-12-06 |
CA2986900A1 (en) | 2016-12-01 |
AU2016266725A1 (en) | 2017-11-30 |
EP3303525A2 (en) | 2018-04-11 |
WO2016191019A3 (en) | 2017-01-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2018515675A (ja) | 炭塵処理法及び組成物 | |
BR112015012300B1 (pt) | compostos inibidores de hidrato de gás beta-amino éster, composição compreendendo estes e método para inibir a formação de aglomerados de hidrato | |
AU2016203005B2 (en) | A treatment fluid containing a corrosion inhibitor of a weak base | |
US6284936B2 (en) | Styrene monomer polymerization inhibition using substituted dihydroxyarenes and nitroxides | |
KR102006439B1 (ko) | 포원액 형태의 다기능성 유연탄용 자연발화억제제 | |
BRPI0608905A2 (pt) | método para aumentar estabilidade de uma resina termoplástica na presença de água, tubo para transportar água | |
Pandya et al. | A novel emulsified acid system for stimulation of very high-temperature carbonate reservoirs | |
MX2014006405A (es) | Composicion de aditivo a base de amina para el control y la inhibicion de la polimerizacion de estireno, y metodo de uso de la misma. | |
US10160897B2 (en) | Earth metal peroxide fluidized compositions | |
CN107083064A (zh) | 一种高填充量无卤阻燃硅橡胶的制备方法 | |
Qiu et al. | Synergistic flame retardancy of bis (1‐methoxy‐2, 2, 6, 6‐tetramethylpiperidin‐4‐yl) sebacate and aluminium hypophosphite/melamine hydrobromide in PP | |
TW438849B (en) | Polytriazine derivatives containing polyalkyl-piperidinyloxy or polyalkylpiperidinylamino groups | |
Gijsman et al. | Aliphatic amines for use as long-term heat stabilizers for polypropylene | |
Thuechart et al. | The effect of kaolin clay on fire retardancy and thermal degradation of intumescent flame retardant (IFR)/natural rubber composite | |
KR102625026B1 (ko) | 커피찌꺼기를 이용한 친환경 자연발화억제제 및 이의 사용방법 | |
US10967211B2 (en) | Dry powder fire-fighting composition | |
Radzlan et al. | The effect of lime and primary emulsifier on the rheological behaviour of palm fatty acid distillate (PFAD) biodiesel-based drilling fluid | |
Estevão et al. | Structure–property relationship in intumescent polymeric formulations containing waste zeolite-based material as a synergistic agent | |
US20140100319A1 (en) | Bonding or binding agents for soil stabilization or modification and methods of their preparation | |
CN108424756A (zh) | 一种解堵抑堵剂及其应用和稠油开采中解堵抑堵的方法 | |
CN103555404B (zh) | 一种电共轭液 | |
Adewunmi et al. | Evaluation of alkaline treated fly ash as a demulsifier for crude oil emulsions | |
BR112017012882A2 (pt) | composição lubrificante de inibição de adsorção, método de inibição de adsorção e inibidor de adsorção de a-olefina | |
RU2454488C1 (ru) | Ингибитор коррозии в минерализованных сероводородсодержащих нефтепромысловых средах | |
JPH07252439A (ja) | 透明な、膨張性難燃性コーテイング組成物 |