JP2018515478A - 慢性創傷治療用の組成物、その製造方法及びそれを用いた慢性創傷治療用のドレッシング材 - Google Patents

慢性創傷治療用の組成物、その製造方法及びそれを用いた慢性創傷治療用のドレッシング材 Download PDF

Info

Publication number
JP2018515478A
JP2018515478A JP2017556937A JP2017556937A JP2018515478A JP 2018515478 A JP2018515478 A JP 2018515478A JP 2017556937 A JP2017556937 A JP 2017556937A JP 2017556937 A JP2017556937 A JP 2017556937A JP 2018515478 A JP2018515478 A JP 2018515478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
treating chronic
growth factor
acid
chronic wound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017556937A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6501913B2 (ja
Inventor
ジョン キム,ヒュン
ジョン キム,ヒュン
ギュ パク,イル
ギュ パク,イル
ジン チョ,ワン
ジン チョ,ワン
ヨル チェ,ファン
ヨル チェ,ファン
ジュ カン,ヨン
ジュ カン,ヨン
Original Assignee
ジェネウェル シーオー.,エルティーディー.
ジェネウェル シーオー.,エルティーディー.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジェネウェル シーオー.,エルティーディー., ジェネウェル シーオー.,エルティーディー. filed Critical ジェネウェル シーオー.,エルティーディー.
Publication of JP2018515478A publication Critical patent/JP2018515478A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6501913B2 publication Critical patent/JP6501913B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/16Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • A61K38/17Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • A61K38/18Growth factors; Growth regulators
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/30Macromolecular organic or inorganic compounds, e.g. inorganic polyphosphates
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/30Macromolecular organic or inorganic compounds, e.g. inorganic polyphosphates
    • A61K47/36Polysaccharides; Derivatives thereof, e.g. gums, starch, alginate, dextrin, hyaluronic acid, chitosan, inulin, agar or pectin
    • A61K47/38Cellulose; Derivatives thereof

Abstract

本発明は、慢性創傷治療用の組成物、その製造方法及びそれを用いた慢性創傷治療用のドレッシング材に係り、さらに詳しくは、多重成長因子を有効成分とし、アニオン系高分子、カチオン系高分子及び架橋剤を含む慢性創傷治療用の組成物、その製造方法及びそれを用いた慢性創傷治療用のドレッシング材に関する。本発明によれば、多重成長因子と結合し、創傷部位において、7日以上分解され難い持続的な効果を有し、体外での細胞培養と移植後の組織再生に適合した物性を有する効果がある。【選択図】 図3

Description

本発明は、多重成長因子を搭載可能な高分子複合体で構成される慢性創傷治療用の組成物、その製造方法及びそれを用いた慢性創傷治療用のドレッシング材に係り、さらに詳しくは、複合疾患である慢性創傷において、単一成長因子よりも治療効果を高めることができる慢性創傷治療用の組成物、その製造方法及びそれを用いた慢性創傷治療用のドレッシング材に関する。
高齢化社会への変化、医療技術の発展、期待余命の延長、生活習慣等の変化により、高血圧、糖尿病等のような慢性疾患の発生率が全世界的に増加する傾向にある。慢性疾患によって引き起こされた創傷は、急性創傷に比べて、回復速度が遅く、治癒され難いと知られている。床ずれ、慢性潰瘍(下腿潰瘍、糖尿病性足部潰瘍)等の慢性創傷では、成長因子の発現が減少していることが多いので、以前から、慢性創傷の治癒を誘導するために成長因子を用いることが仮説として立てられており、多くの研究が進行され、その一部は商品化され、臨床的に用いられている。また、上皮細胞成長因子(epidermal growth factor;EGF)と線維芽細胞成長因子(fibroblast growth factor;FGF)を成分とした製品が市販されているが、このような成長因子製品の場合、高価であり、凍結保存のため、使い勝手が悪く、凍結した製品を融解して用いると、生体活性が低下するという短所があった。また、創傷に成長因子製品を使用した後、二次的に創傷被覆材を用いることにより、成長因子の殆どが創傷被覆材に吸収されてしまい、効果が落ちるという問題点があった。
前記成長因子の効果を高めるために、特許文献1には、ポリビニルアルコールハイドロゲルを用いて、上皮細胞成長因子(EGF)を安定化させることにより、持続力を向上させる方法が開示されている。しかしながら、このような方法は、成長因子が水溶液状態で保管されなければならないので、活性が落ちる恐れが高く、安定性が大いに向上することは困難であった。
また、特許文献2には、線維芽細胞成長因子(fibroblast growth factor;FGF)をカルボキシ多糖類との共有結合を形成する方法が開示されており、特許文献3には、ヘパリン模倣高分子(heparin mimicking polymer)に塩基性線維芽細胞成長因子(bFGF)との共有結合を形成させ、成長因子の安定性を向上させる方法が開示されている。
しかしながら、上記した特許文献等は、単一成長因子との結合のみに限られているため、多様な成長因子を要する慢性創傷等の複合疾患を治療するのには困難があった。
日本国登録特許第3761816号公報 米国公開特許第2013‐054300号公報 米国公開特許第2014‐0335045号公報
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、その目的は、多重成長因子が安定的に結合し、慢性創傷にさらに効果的に作用する慢性創傷治療用の組成物及びその製造方法を提供することである。
また、本発明の他の目的は、前記組成物を用いた慢性創傷治療用のドレッシング材を提供することである。
本発明の上記目的及びその他の目的は、後述する本記載内容により全て達成され得る。
上記目的を達成するために、本発明は、多重成長因子を有効成分とし、アニオン系高分子、カチオン系高分子及び架橋剤を含む慢性創傷治療用の組成物及びその製造方法を提供する。
また、本発明は、前記組成物を用いた慢性創傷治療用のドレッシング材を提供する。
本発明によれば、創傷部位において、7日以上分解され難い持続的な効果を有し、体外での細胞培養と移植後の組織再生に適合した物性を有する慢性創傷治療用の組成物、その製造方法及びそれを用いた慢性創傷治療用のドレッシング材を提供することができる。
実施例1乃至3及び比較例1で製造された多重成長因子が搭載された架橋マトリックスの生分解性評価の結果を示すグラフである。 実施例1乃至3及び比較例1、4、5、6で製造された多重成長因子が搭載された架橋マトリックスに含まれた成長因子のインビトロ放出挙動を測定した結果を示すグラフである。 実施例3及び比較例1乃至6で製造された多重成長因子が搭載された架橋マトリックスの慢性創傷治癒性能を評価した結果を示すグラフである。
以下、本発明の好適な実施例について詳述する。
本発明に係る慢性創傷治療用の組成物、その製造方法及びそれを用いた慢性創傷治療用のドレッシング材は、多重成長因子を有効成分とし、アニオン系高分子、カチオン系高分子及び架橋剤を含むことを特徴とする。
成長因子は、約20種のアミノ酸の種類及び配列によって、正電荷と負電荷が等しくなる等電点(Isoelectric Point、PI)が異なるので、中性溶液において、等電点によって成長因子がそれぞれ異なる電荷を帯びることになる。例えば、EGFは、PI値が約4.5〜6を示し、pH7の溶液において負電荷を有し、FGFは、PI値が約9〜11を示し、pH7の溶液において正電荷を有する。負電荷を帯びる成長因子は、CОО基(−CОО)が形成され、NH 基(−NH )を有するカチオン系高分子とイオン結合し、正電荷を帯びる成長因子は、NH 基が形成され、CОО基を形成する高分子とイオン結合する。
前記アニオン系高分子は、一例として、ヒアルロン酸(Hyaluronic acid)、カルボキシメチルセルロース(Carboxymethylcellulose)、ペクチン(Pectin)、カラギーナン(Carrageenan)、アルギン酸(Alginate)、硫酸コンドロイチン(Chondroitin Sulfate)、硫酸デキストラン(Dextran Sulfate)、カラゲナン(Carrageenan)、ポリアクリレート(Polyacrylate)、ポリメタクリル酸(Polymethacrylic acid)、ポリメタクリルレート(polymethacrylate)、ポリアクリル酸(Polyacrylic acid)、ポリスルホン酸(Polysulfonic acid)、ポリりん酸(Polyphosphoric acid)、及びこれらの塩化合物からなる群より選ばれた1種以上であってもよく、好ましくは、ヒアルロン酸、アルギン酸、またはこれらの混合物であってもよい。
前記アニオン系高分子は、一例として、重量平均分子量が10,000〜5,000,000g/mol、50,000〜4,500,000g/mol、または100,000〜4,000,000g/molであり、この範囲内で架橋剤による架橋効果がある。
前記アニオン系高分子は、39.8〜98.9重量%、44.6〜94.0重量%、または49.4〜89.0重量%で含まれてもよく、この範囲内で、マトリックスの表面を均一に形成することができる効果がある。
前記カチオン系高分子は、一例として、コラーゲン(Collagen)、ゼラチン(Gelatin)、キチン(Chitin)、キトサン(Chitosan)、フィブリン(Fibrin)、ポリエチレンイミン(Polyethyleneimine)、ポリエチレンイミン誘導体、ポリプロピレンイミン(Polypropyleneimine)、ポリプロピレンイミン誘導体、ポリリジン(Polylysine)、プロタミン(Protamine)、ポリアミドアミン(polyamideamine)、ポリブレン(Polybrene)、及びこれらの塩化合物からなる群より選ばれた1種以上であってもよく、好ましくは、コラーゲン、キトサン、またはこれらの混合物である。
前記カチオン系高分子は、一例として、重量平均分子量が1,000〜500,000g/mol、5,000〜450,000g/mol、または10,000〜400,000g/molであり、この範囲内で架橋剤による架橋効果がある。
前記カチオン系高分子は、0.9〜59.9重量%、4.9〜54.9重量%、または9.9〜49.0重量%で含まれてもよく、この範囲内で細胞成長を増加させる効果がある。
前記アニオン系高分子及び前記カチオン系高分子は、一例として、重量比が50〜95:50〜5、60〜90:40〜10、または65〜85:35〜15であり、この範囲内で、アニオン系及びカチオン系高分子で構成された支持体の物理的強度に優れ、ドレッシング材としての使用が適しており、取扱いが容易であるという効果がある。
前記アニオン系高分子、カチオン系高分子及び架橋剤により、架橋支持体、すなわち架橋マトリックスが製造され、この場合、安全性に優れ、複合疾患の治療に有用であるという効果がある。
前記アニオン系及びカチオン系高分子は、前記架橋剤により架橋され、体内安全性が大いに向上する。前記アニオン系高分子及びカチオン系高分子の混合溶液に架橋剤を混合し、一定の大きさの型枠に入れて凍結乾燥した後、洗浄過程を経て架橋マトリックスに製造し、またはアニオン系及びカチオン系高分子で構成された支持体を製造してから、架橋剤溶液に浸漬して架橋した後、洗浄過程を経て架橋マトリックスに製造することができる。
前記架橋剤は、一例として、エチレングリコールジグリシジルエーテル(ethylene glycol diglycidyl ether;EGDGE)、ブタンジオールジグリシジルエーテル(1,4‐butandiol diglycidyl ether;BDDE)、ヘキサンジオールジグリシジルエーテル(1,6‐hexandiol diglycidyl ether)、プロピレングリコールジグリシジルエーテル(Propylene glycol diglycidyl ether)、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル(Polypropylene glycol diglycidyl ether)、ジグリセロールポリグリシジルエーテル(diglycerol polyglycidyl ether)、EDC(1‐エチル‐3‐(3‐ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド)、及びヘキサメチレンジイソシアネート(Hexamethylene diisocyanate;HMDI)からなる群より選ばれた1種以上である。
前記架橋剤は、0.099〜40.93重量%、0.496〜37.49重量%、または0.98〜33.33重量%で含まれてもよく、この範囲内で、体液に溶解されず、体液を吸収することができ、創傷から発生する滲出物を吸収する効果がある。
前記多重成長因子は、2種類以上の成長因子を称する用語である。
前記多重成長因子は、一例として、上皮細胞成長因子(Epidermal Growth Factor;EGF)、線維芽細胞成長因子(Fibroblast Growth Factor;FGF)、形質転換成長因子(Transforming Growth Factor;TGF)、血管内皮成長因子(Vascular Endothelial Growth Factor;VEGF)、コロニー刺激因子(Colony Stimulating Factor;CSF)、及び血小板由来増殖因子(Platelet Derived Growth Factor;PDGF)からなる群より選ばれた2種以上を含んでもよく、好ましくは、EGF及びFGFであり、この場合、創傷部位において持続的な効果を有し、体外での細胞培養と移植後の組織再生に優れた効果がある。
前記多重成長因子は、0.00058〜0.175重量%、0.003〜0.156重量%、または0.006〜0.133重量%で含まれてもよく、この範囲内で慢性創傷への治療効果に優れる。
前記多重成長因子は、両成長因子間の混合比が、一例として、1〜9:9〜1、2〜8:8〜2、または3〜7:7〜3であり、この範囲内で慢性創傷への治療効果に優れる。
前記多重成長因子、特にEGF及びFGFが搭載された架橋マトリックスは、創傷部位に成長因子が持続的に作用するように水和状態を維持し、7日以上創傷部位に存在する効果がある。
前記慢性創傷治療用の組成物は、安定化剤、賦形剤、等張化剤、保湿剤、pH調整剤、抗酸化剤、抗菌剤、及び抗炎症剤からなる群より選ばれた1種以上をさらに含んでもよい。
本発明に係る慢性創傷治療用の組成物は、ドレッシング材として用いられ得る。
本発明に係る慢性創傷治療用組成物の製造方法は、蒸留水に酸成分を加え、pH3.0〜5.0に調節した後、カチオン系高分子を投入し、混合溶液(I)を製造する段階と、前記混合溶液(I)に塩基成分を投入し、pH6.0〜8.0に調節した後、アニオン系高分子を投入し、混合溶液(2)に製造する段階と、前記混合溶液(2)に架橋剤を混合し、架橋して架橋マトリックスに製造する段階と、前記架橋マトリックスに多重成長因子を投入して凍結した後、凍結乾燥し、成長因子が搭載された架橋マトリックスを製造する段階と、を含む。
前記多重成長因子は、一例として、上皮細胞成長因子(Epidermal Growth Factor;EGF)、線維芽細胞成長因子(Fibroblast Growth Factor;FGF)、形質転換成長因子(Transforming Growth Factor;TGF)、血管内皮成長因子(Vascular Endothelial Growth Factor;VEGF)、コロニー刺激因子(Colony Stimulating Factor;CSF)、及び血小板由来増殖因子(Platelet Derived Growth Factor;PDGF)からなる群より選ばれた2種以上を含んでもよく、好ましくはEGF及びFGFであり、この場合、創傷部位において持続的な効果を有し、体外での細胞培養と移植後の組織再生に優れた効果がある。
前記混合溶液(I)を製造する段階においてカチオン系高分子を、前記混合溶液(2)を製造する段階においてアニオン系高分子を含み、混合後、ホモジナイザーにてホモジナイズする。
前記酸成分は、塩酸、硫酸、リン酸、及び硝酸からなる群より選ばれた1種以上であってもよい。
前記塩基性成分は、水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化カリウム、及び水酸化アンモニウムからなる群より選ばれた1種以上であってもよい。
前記アニオン系高分子は、一例として、濃度4〜10mg/g、4.5〜9.5mg/g、または5〜9mg/gで含まれ、この範囲内で、マトリックスの表面を均一に形成する効果がある。
前記カチオン系高分子は、一例として、濃度0.1〜6mg/g、0.5〜5.5mg/g、または1〜5mg/gで含まれ、この範囲内で細胞成長を増加させる効果がある。
前記アニオン系高分子及び前記カチオン系高分子は、重量比が50〜95:50〜5,60〜90:40〜10、または65〜85:35〜15であり、この範囲内で、アニオン系及びカチオン系高分子で構成された支持体の物理的強度に優れ、ドレッシング材としての使用が適しており、取扱いが容易であるという効果がある。
前記混合溶液(2)に架橋剤を混合し、25〜35℃で3〜24時間の間、架橋して架橋マトリックスを製造する。
前記架橋剤は、一例として、濃度0.01〜7mg/g、0.5〜6mg/g、または0.1〜5mg/gで含まれ、この範囲内で、体液に溶解されず、体液を吸収することができ、創傷から発生する滲出物を吸収する効果がある。
前記架橋マトリックスに多重成長因子を投入し、成長因子が搭載された架橋マトリックスを製造する。
前記多重成長因子は、一例として、濃度0.1〜30μg/g、0.5〜25μg/g、または1.0〜20μg/gで含まれ、この範囲内で慢性創傷への治療効果に優れる。
前記多重成長因子の両成長因子間の重量比は、一例として、1〜9:9〜1、2〜8:8〜2、または3〜7:7〜3であり、この範囲内で慢性創傷への治療効果に優れる。
前記成長因子が搭載された架橋マトリックスを一定形態の型枠に注入後、−85℃〜−75℃で4〜12時間の間凍結した後、凍結乾燥器において、温度−40〜−10℃で12〜35時間の間乾燥する。
以下、本発明の理解を助けるために好適な実施例を提示するが、これらの実施例は本発明を例示するものに過ぎず、本発明の範疇及び技術思想の範囲内で種々の変更及び修正を加えることが可能であることは当業者にとって明らかであり、これらの変形及び修正が添付の特許請求の範囲に属することも当然のことである。
実施例1
蒸留水100mlに塩酸または硫酸を加え、pH4.0にし、コラーゲン(重量平均分子量:300,000g/mol)を、酸水溶液基準に濃度1mg/gとなる量で混合し、ホモジナイザーを用いて混合溶液(I)を製造した。前記混合溶液(I)に水酸化ナトリウムを投入し、pH7.0〜8.0に調節した後、ヒアルロン酸(重量平均分子量:1,500,000g/mol)を、酸水溶液基準に濃度9mg/gとなる量で混合し、ホモジナイザーを用いて混合溶液(2)を製造した。前記混合溶液(2)に架橋剤として1,4‐ブタンジオールジグリシジルエーテルを濃度5mg/g(固形粉に対して)で混合し、30℃で12時間の間架橋させ、架橋マトリックスを製造した。前記架橋マトリックスに、EGFとFGFを、5:5の重量の割合で合計5μg/gとなる量で投入して混合した後、一定形態の型枠に注入した。前記型枠を−80℃で6時間の間凍結した後、凍結乾燥器において、温度−20℃で24時間の間乾燥し、多重成長因子が搭載された架橋マトリックスを製造した。
実施例2
前記実施例1において、コラーゲンを最終濃度に対して2mg/gとなる量で、またヒアルロン酸を最終濃度に対して8mg/gとなる量で用いることを除いては、前記実施例1と同様にして、多重成長因子が搭載された架橋マトリックスを製造した。
実施例3
前記実施例1において、コラーゲンを最終濃度に対して5mg/gとなる量で、またヒアルロン酸を最終濃度に対して5mg/gとなる量で用いることを除いては、前記実施例1と同様にして、多重成長因子が搭載された架橋マトリックスを製造した。
実施例4
前記実施例1において、架橋剤として1,4‐ブタンジオールジグリシジルエーテルの代わりに、EDCを用いることを除いては、前記実施例1と同様にして、多重成長因子が搭載された架橋マトリックスを製造した。
実施例5
前記実施例1において、架橋剤として1,4‐ブタンジオールジグリシジルエーテルの代わりに、HMDIを用いることを除いては、前記実施例1と同様にして、多重成長因子が搭載された架橋マトリックスを製造した。
比較例1
前記実施例1において、架橋剤を用いていないことを除いては、前記実施例1と同様にして、多重成長因子が搭載された架橋マトリックスを製造した。
比較例2
前記実施例1において、EGF単独で5μg/gとなるような量で用いることを除いては、前記実施例1と同様にして、成長因子が搭載された架橋マトリックスを製造した。
比較例3
前記実施例1において、FGF単独で5μg/gとなるような量で用いることを除いては、前記実施例1と同様にして、成長因子が搭載された架橋マトリックスを製造した。
比較例4
前記実施例1において、ヒアルロン酸とコラーゲンの代わりに、デキストランを1mg/gとなる量で用いることを除いては、前記実施例1と同様にして、成長因子が搭載された架橋マトリックスを製造した。
比較例5
前記実施例1において、ヒアルロン酸とコラーゲンの代わりに、ヒアルロン酸を10mg/gとなる量で用いることを除いては、前記実施例1と同様にして、成長因子が搭載された架橋マトリックスを製造した。
比較例6
前記実施例1において、ヒアルロン酸とコラーゲンの代わりに、コラーゲンを10mg/gとなる量で用いることを除いては、前記実施例1と同様にして、成長因子が搭載された架橋マトリックスを製造した。
実験例
実験例1.多重成長因子が搭載された架橋マトリックスの生分解性の評価
実施例1、2、3及び比較例1で製造した多重成長因子が搭載された架橋マトリックスを、2×2cmの大きさに切り出した後、ディッシュに入れた。ここに、ヒアルロニダーゼ(Hyaluronidase)200Unitとコラゲナーゼ(Collagena s e)200Unitを投入したリン酸緩衝液(PBS)20mlを前記ディッシュに入れ、37℃、50rpmで保管し、1、3、7、14、21日となる時点で、多重成長因子が搭載された架橋マトリックスの変化した大きさを測定し、図1に示した。
実験の結果、架橋されていないマトリックス(比較例1)は、速く分解され、1日以前に全て分解されたが、架橋された多重成長因子が搭載された架橋マトリックス(実施例1〜3)は、7日以上維持されることが確認された。
実験例2.架橋形成度の評価
架橋形成度を吸収能を通じて評価した。実施例3〜5で製造された多重成長因子が搭載された架橋マトリックスを一定の大きさに切り出し、初期重量を測定した後、ディッシュに入れ、蒸留水を充分に吸収させた後の重量を測定した。吸収能は、下記の式1によって計算し、その結果を表1に示す。
(式1)
吸収能=(蒸留水吸収後の重量(mg)−初期重量(mg))/初期重量(mg)
実験の結果、実施例3〜5は、水分により溶け難く、水分を吸収することが確認された。したがって、本発明の組成物は、創傷面で安定した形態で維持され、滲出物の吸収及び水分環境を維持することができ、慢性創傷の回復に有利な環境を提供することができる。
これに対して、架橋剤が用いられなかった比較例1は、水に直ちに溶解されてしまい、測定が不可能であった。
実験例3.多重成長因子の安全性の評価
実施例1、2及び3と比較例1、4、5及び6で製造された多重成長因子が搭載された架橋マトリックスに含まれた成長因子のインビトロ(in vitro)放出挙動を測定した。実施例1と比較例1、4、5及び6で製造された多重成長因子が搭載された架橋マトリックスを直径30mmの円形に切り出し、フランツセル(Franz Cell)に装着した。フランツセルにリン酸緩衝液14mlを満たし、37℃で50rpmで撹拌した。1、3、7、14、21、28日目に1mlをサンプリングし、リン酸緩衝液1mlをさらに投入した。
ELISA kitでEGF、FGFの定量分析を行い、その結果を図2に示す。
実験の結果、実施例1で製造された多重成長因子が搭載された架橋マトリックスは、比較例1、4、5及び6で製造されたマトリックスに比べて、成長因子が長期間持続的に放出されることが確認された。このため、本発明に係る組成物は、成長因子の持続性を向上させることにより、慢性創傷においてより効果的に作用し、創傷の回復速度を向上させることができる。
実験例4.慢性創傷動物モデルでの創傷治癒性能の評価
実施例3及び比較例1〜6で製造された多重成長因子が搭載された架橋マトリックスの慢性創傷治癒性能を評価した。慢性創傷モデルを具現するために、ストレプトゾトシン(streptozotocin;STZ)を用いた1型糖尿病モデルを開発し、1型糖尿病モデルを誘導するために、6週齢マウスを1週間安定化させてから、12時間節食後、STZを200mg/kgで腹腔内注射した。注射後、1週間の間、毎日血糖を測定して、糖尿病が誘発された実験動物を選別し、背中部位の中央に直径1cmの深傷(deep wound;筋膜層まで除去)を誘発した後、創傷収縮(wound contraction)を防ぐために、シリコンリングを用いて縫合糸で縫合した後、傷の大きさを測定した。7日と14日後、創傷の面積変化率により治癒性能を評価し、その結果を図3に示す。
実験の結果、多重成長因子(EGF、FGF)がマトリックスと安定的に結合した実施例3において、最も速い創傷回復速度を示した。時間の経過にもかかわらず、多重成長因子が持続的に放出され、14日では、実施例3が比較例1〜6に比べて創傷面積が顕著に減少した。
したがって、多重成長因子は、カチオン系及びアニオン系高分子とのイオン結合により持続性を向上させ、単一成長因子に比べて、多重成長因子が慢性創傷における創傷の回復速度を増加させることができる。

Claims (19)

  1. 多重成長因子を有効成分とし、アニオン系高分子、カチオン系高分子及び架橋剤を含むことを特徴とする慢性創傷治療用の組成物。
  2. 多重成長因子0.00058〜0.175重量%、アニオン系高分子39.8〜98.9重量%、カチオン系高分子0.9〜59.9重量%、及び架橋剤0.099〜40.93重量%を含むことを特徴とする請求項1に記載の慢性創傷治療用の組成物。
  3. 前記アニオン系高分子は、ヒアルロン酸(Hyaluronic acid)、カルボキシメチルセルロース(Carboxymethylcellulose)、ペクチン(Pectin)、カラゲニン(carrageenin)、アルギン酸(Alginate)、硫酸コンドロイチン(Chondroitin Sulfate)、硫酸デキストラン(Dextran Sulfate)、カラゲナン(Carrageenan)、ポリアクリレート(polyacrylate)、ポリメタクリル酸(Polymethacrylic acid)、ポリメタクリルレート(polymethacrylate)、ポリアクリル酸(Polyacrylic acid)、ポリスルホン酸(Polysulfonic acid)、ポリりん酸(Polyphosphoric acid)、及びこれらの塩化合物からなる群より選ばれた1種以上であることを特徴とする請求項1に記載の慢性創傷治療用の組成物。
  4. 前記アニオン系高分子は、重量平均分子量が10,000〜5,000,000g/molであることを特徴とする請求項1に記載の慢性創傷治療用の組成物。
  5. 前記カチオン系高分子は、コラーゲン(Collagen)、ゼラチン(Gelatin)、キチン(Chitin)、キトサン(Chitosan)、フィブリン(Fibrin)、ポリエチレンイミン(Polyethyleneimine)、ポリエチレンイミン誘導体、ポリプロピレンイミン(Polypropyleneimine)、ポリプロピレンイミン誘導体、ポリリジン(Polylysine)、プロタミン(Protamine)、ポリアミドアミン(polyamideamine)、ポリブレン(Polybrene)、及びこれらの塩化合物からなる群より選ばれた1種以上であることを特徴とする請求項1に記載の慢性創傷治療用の組成物。
  6. 前記カチオン系高分子は、重量平均分子量が1,000〜500,000g/molであることを特徴とする請求項1に記載の慢性創傷治療用の組成物。
  7. 前記アニオン系高分子及び前記カチオン系高分子は、重量比が50〜95:50〜5であることを特徴とする請求項1に記載の慢性創傷治療用の組成物。
  8. 前記架橋剤は、エチレングリコールジグリシジルエーテル(ethylene glycol diglycidyl ether;EGDGE)、ブタンジオールジグリシジルエーテル(1,4‐butandiol diglycidyl ether;BDDE)、ヘキサンジオールジグリシジルエーテル(1,6‐hexandiol diglycidyl ether)、プロピレングリコールジグリシジルエーテル(Propylene glycol diglycidyl ether)、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル(Polypropylene glycol diglycidyl ether)、ジグリセロールポリグリシジルエーテル(diglycerol polyglycidyl ether)、EDC(1‐エチル‐3‐(3‐ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド)、及びヘキサメチレンジイソシアネート(Hexamethylene diisocyanate)からなる群より選ばれた1種以上であることを特徴とする請求項1に記載の慢性創傷治療用の組成物。
  9. 前記多重成長因子は、上皮細胞成長因子(Epidermal Growth Factor;EGF)、線維芽細胞成長因子(Fibroblast Growth Factor;FGF)、形質転換成長因子(Transforming Growth Factor;TGF)、血管内皮成長因子(Vascular Endothelial Growth Factor;VEGF)、コロニー刺激因子(Colony Stimulating Factor;CSF)、及び血小板由来増殖因子(Platelet Derived Growth Factor;PDGF)からなる群より選ばれた2種以上であることを特徴とする請求項1に記載の慢性創傷治療用の組成物。
  10. 前記多重成長因子は、両成長因子間の重量比が、1〜9:9〜1であることを特徴とする請求項9に記載の慢性創傷治療用の組成物。
  11. 前記アニオン系高分子とカチオン系高分子は、前記架橋剤で架橋され、架橋支持体を形成することを特徴とする請求項1に記載の慢性創傷治療用の組成物。
  12. 前記組成物に、安定化剤、賦形剤、等張化剤、保湿剤、pH調整剤、抗酸化剤、抗菌剤、及び抗炎症剤からなる群より選ばれた1種以上をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の慢性創傷治療用の組成物。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載の慢性創傷治療用の組成物がドレッシング材として用いられることを特徴とする慢性創傷治療用の組成物。
  14. 蒸留水に酸成分を加え、pH3.0〜5.0にした後、カチオン系高分子を投入し、混合溶液(I)を製造する段階と、
    前記混合溶液(I)に塩基成分を投入し、pH6.0〜8.0に調節した後、アニオン系高分子を投入し、混合溶液(2)に製造する段階と、
    前記混合溶液(2)に架橋剤を混合し、架橋して架橋マトリックスに製造する段階と、
    前記架橋マトリックスに多重成長因子を投入して凍結した後、凍結乾燥し、成長因子が搭載された架橋マトリックスを製造する段階と、を含むことを特徴とする慢性創傷治療用組成物の製造方法。
  15. 前記酸成分は、塩酸、硫酸、リン酸、及び硝酸からなる群より選ばれた1種以上であり、前記塩基性成分は、水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化カリウム、及び水酸化アンモニウムからなる群より選ばれた1種以上であることを特徴とする請求項14に記載の慢性創傷治療用組成物の製造方法。
  16. 前記アニオン系高分子は、濃度が4〜10mg/gであることを特徴とする請求項14に記載の慢性創傷治療用組成物の製造方法。
  17. 前記カチオン系高分子は、濃度が0.1〜6mg/gであることを特徴とする請求項14に記載の慢性創傷治療用組成物の製造方法。
  18. 前記架橋剤は、濃度が0.01〜7mg/gであることを特徴とする請求項14に記載の慢性創傷治療用組成物の製造方法。
  19. 前記多重成長因子は、濃度が0.1〜30μg/gであることを特徴とする請求項14に記載の慢性創傷治療用組成物の製造方法。
JP2017556937A 2015-04-30 2015-05-04 慢性創傷治療用の組成物、その製造方法及びそれを用いた慢性創傷治療用のドレッシング材 Active JP6501913B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2015-0061656 2015-04-30
KR1020150061656A KR101777910B1 (ko) 2015-04-30 2015-04-30 만성창상 치료용 조성물, 이의 제조방법 및 이를 이용한 만성창상 치료용 드레싱재
PCT/KR2015/004473 WO2016175358A1 (ko) 2015-04-30 2015-05-04 만성창상 치료용 조성물, 이의 제조방법 및 이를 이용한 만성창상 치료용 드레싱재

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018515478A true JP2018515478A (ja) 2018-06-14
JP6501913B2 JP6501913B2 (ja) 2019-04-17

Family

ID=57199196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017556937A Active JP6501913B2 (ja) 2015-04-30 2015-05-04 慢性創傷治療用の組成物、その製造方法及びそれを用いた慢性創傷治療用のドレッシング材

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6501913B2 (ja)
KR (1) KR101777910B1 (ja)
CN (1) CN107708722A (ja)
WO (1) WO2016175358A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022505767A (ja) * 2018-10-24 2022-01-14 ソムニオ グローバル ホールディングス,エルエルシー 機能的な創傷治療ドレッシング材

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108066805B (zh) * 2016-11-17 2021-06-01 大连敏慧精益科技有限公司 一种ε-聚赖氨酸仿生抑菌膜及其制备和应用
KR20180076063A (ko) * 2016-12-27 2018-07-05 (주) 삼보 덱스트란 기반의 창상피복재 및 그 제조방법
KR102218427B1 (ko) * 2017-09-20 2021-02-22 차의과학대학교 산학협력단 단백질 약물을 포함하는 코아세르베이트 조성물 및 이를 포함하는 창상 치료제
KR102350526B1 (ko) * 2018-08-16 2022-01-17 (주)메디제이 응집성이 개선된 창상피복재 조성물의 제조 방법
CN113174092B (zh) * 2021-05-17 2022-10-25 西安交通大学 透明质酸-ε-聚赖氨酸盐酸盐的聚离子复合物、制备方法及应用

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005152298A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Techno Surg:Kk マトリックスとその製造方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5034375A (en) * 1988-08-10 1991-07-23 Institute Of Molecular Biology, Inc. Process of wound healing using PDGF and EGF
KR100366439B1 (ko) 2000-02-21 2003-01-09 주식회사 대웅 상피세포 성장인자를 유효성분으로 하는 안정한 약제학적조성물
US7494669B2 (en) * 2001-02-28 2009-02-24 Carrington Laboratories, Inc. Delivery of physiological agents with in-situ gels comprising anionic polysaccharides
JP2004161684A (ja) * 2002-11-13 2004-06-10 Nitto Denko Corp 生理活性物質含有創傷治癒用フィルム製剤
KR20080104932A (ko) * 2007-05-29 2008-12-03 금오공과대학교 산학협력단 키토산, 생분해성 고분자 및 세포성장인자를 함유하는나노섬유 부직포
CN102120033A (zh) * 2011-03-07 2011-07-13 温州医学院 促口腔额面部多种创伤修复的复合生长因子的胶原蛋白缓释载体材料及其制备方法
JP5780818B2 (ja) * 2011-04-21 2015-09-16 オリンパス株式会社 駆動装置およびそれを用いた画像装置
JP5935181B2 (ja) * 2012-04-24 2016-06-15 カオシュン メディカル ユニヴァーシティ 創傷治癒用の生体材料およびその調製

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005152298A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Techno Surg:Kk マトリックスとその製造方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
ACTA BIOMATERIALIA, vol. Vol.9, JPN6018041064, 2013, pages 7093 - 7114 *

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022505767A (ja) * 2018-10-24 2022-01-14 ソムニオ グローバル ホールディングス,エルエルシー 機能的な創傷治療ドレッシング材
JP7419362B2 (ja) 2018-10-24 2024-01-22 ソムニオ グローバル ホールディングス,エルエルシー 機能的な創傷治療ドレッシング材

Also Published As

Publication number Publication date
KR101777910B1 (ko) 2017-09-13
CN107708722A (zh) 2018-02-16
KR20160129459A (ko) 2016-11-09
JP6501913B2 (ja) 2019-04-17
WO2016175358A1 (ko) 2016-11-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018515478A (ja) 慢性創傷治療用の組成物、その製造方法及びそれを用いた慢性創傷治療用のドレッシング材
Yuan et al. A physicochemical double cross-linked multifunctional hydrogel for dynamic burn wound healing: shape adaptability, injectable self-healing property and enhanced adhesion
Gao et al. In situ formation of injectable hydrogels for chronic wound healing
Feng et al. Chitosan-based functional materials for skin wound repair: Mechanisms and applications
US11383005B2 (en) In-situ cross-linkable polymeric compositions and methods thereof
Zeng et al. Design the molecule structures to achieve functional advantages of hydrogel wound dressings: Advances and strategies
Lu et al. Recent advances of on-demand dissolution of hydrogel dressings
CN108904875B (zh) 一种促进慢性创面愈合的抗菌自愈合水凝胶辅料及其制备方法和应用
Wang et al. Shape-recoverable hyaluronic acid–waterborne polyurethane hybrid cryogel accelerates hemostasis and wound healing
JP2007521937A (ja) タンパク質ポリマーおよび多機能スペーサーを含む創傷被覆材
Li et al. Biomaterials releasing drug responsively to promote wound healing via regulation of pathological microenvironment
KR20100044162A (ko) 손상 회복 조성물 및 방법
Hua et al. Moldable and removable wound dressing based on dynamic covalent cross-linking of thiol-aldehyde addition
Ye et al. Keratin-based wound dressings: From waste to wealth
Bochani et al. Injectable antibacterial gelatin-based hydrogel incorporated with two-dimensional nanosheets for multimodal healing of bacteria-infected wounds
Zhang et al. The dual delivery of growth factors and antimicrobial peptide by PLGA/GO composite biofilms to promote skin-wound healing
Xu et al. Advanced polymer hydrogels that promote diabetic ulcer healing: mechanisms, classifications, and medical applications
Mittal et al. A new, bioactive, antibacterial‐eluting, composite graft for infection‐free wound healing
Yan et al. Extracellular vesicle biopotentiated hydrogels for diabetic wound healing: The art of living nanomaterials combined with soft scaffolds
CN113274543A (zh) 一种新型黏附抗菌温度耐受功能水凝胶制备方法及应用
CN101912633A (zh) 一种透明质酸海绵及其制备方法
CN1970092A (zh) 磺胺嘧啶盐高分子水凝胶敷料及其制备方法
Yang et al. Gelatin-based dynamic response antioxidant, anti-inflammatory multifunctional hydrogel for enhanced diabetic wound repair
CN113855851B (zh) 一种水凝胶及其制备方法和应用
Surowiecka et al. Hydrogels in burn wound management—a review. Gels. 2022; 8: 122

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6501913

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250