JP2018515284A - プッシュリリース型カートリッジロッキングを有する毛髪を処置するデバイス - Google Patents

プッシュリリース型カートリッジロッキングを有する毛髪を処置するデバイス Download PDF

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Abstract

本発明は毛髪を処置するデバイスに関し、このデバイスは、2本のアーム(16、18)を含み、この2本のアームが、毛髪を処置するための閉じた構成と、処置対象の毛髪を2本のアーム(16、18)間に取り入れるための開いた構成と、の間で互いに対して移動可能であり、アームのうちの一方(18)が、取外し可能な毛髪処置リフィル(32)を受けるのに適した筐体を含み、毛髪処置リフィル(32)がリフィル本体(36)と、リフィル本体(36)に取り付けられた塗布部材(38)と、を含み、リフィル(32)とアーム(18)との間の接続が、プッシュリリース型のロッキングデバイスによってロックされる。

Description

本発明は、毛髪を処置するデバイスに関し、より詳細には、これに限定されないが、美容製品のリフィルを含む、毛髪を成形するためのもの、特に毛髪を真っ直ぐにする、カールさせる、または縮れさせるためのものに関する。
本発明は、より詳細には、互いに対して移動することができ、かつそのジョー同士の間に毛髪の房を導入する離間構成と、その房を処置する一体移動構成と、を取ることができる2つのジョーを含み、ジョーが、この一体移動構成において房に沿って動作可能であるデバイスに関する。このようなデバイスでは、ジョーは、デバイスの使用中に房の毛髪と接触する2つの加熱要素を担持することが多い。
ヘアストレートナまたはヘアアイロンとも呼ばれることがあるこのタイプのデバイスは、既に多数提案されている。
通常は、ヘアストレートナは、アームを開閉することを可能にするヒンジを援用して互いに接続された2本のアームと、それらのアーム上に配置された少なくとも1つの加熱要素と、からなる。髪の房をスタイリングする動作中に、前記房が開位置にある2本のアームの間に導入され、次いでその髪の房の上に2本のアームを手作業で閉じる。次いで、髪の房に、1つまたは複数の加熱要素によって出力される熱を施した後、2本のアームを開いて、髪の房を取り除く。
特許文献1には、その器具の開閉を可能にするように互いに接続された2本のアームと、少なくとも1つの加熱部材と、毛髪処置デバイスを収容する少なくとも1つの座部と、を含むヘアスタイリング器具であって、毛髪処置デバイスが動作中のヘアケア製品の計量分配を可能にするヘアスタイリング器具が記載されている。この毛髪処置デバイスは、ヘアケア製品を含浸させた支持物質により構成されている。この毛髪処置デバイスは、使い捨てに適している。
特許文献2および特許文献3には、毛髪と接触することによってヘアケア製品を塗布することを可能にするヘアストレートニングデバイスが開示されている。塗布されるヘアケア製品は、取外し可能なリフィルに収容されて塗布される。この取外し可能なリフィルは、ジェル形態のヘアケア製品を収容したタンクと、この製品を計量分配および塗布するためのオリフィスと、を含み、このオリフィスは、タンクの壁面に直接形成されている。リフィルは、ヘアストレートナの2本のアームのうちの一方に配置された筐体に滑動によって導入される。
特許文献4にも、同様に塗布器の筐体内に保持されるケア物質のカートリッジを含む、毛髪にケア物質を塗布する塗布器が開示されている。このカートリッジは、ケア物質を含浸させた多孔性支持体を含む。
特許文献5は、取外し可能な処置剤のカートリッジを備えた毛髪処置器具、とりわけヘアスタイリング器具に関する。処置剤のカートリッジは、実質的に、毛髪または皮膚に当てられる処置剤保持器、とりわけ含浸させた多孔性材料を含み、この保持器は、機械的保持器およびグリップタブを形成するアクセサリに固定される。カートリッジは、毛髪処置器具の筐体内に取り付けられ、この筐体は、処置剤のカートリッジの断面と相補的な断面を有する。
特許文献5に記載される一実施形態によれば、アクセサリは、円筒形の処置剤保持器に通す針の形態である。この針は、グリップタブから離れた端部に、毛髪処置器具に形成された相補的なロッキング筐体と係合するようになされた径方向に延びるロッキングラグを有する。ロッキング筐体は、ロッキングラグを通過させる部分と、カートリッジを取り外す方向に針の形態のアクセサリの長手方向にロッキングラグを阻止する部分とを有し、ロッキングラグは、針の形態のアクセサリの軸の周りでカートリッジを回転させることによって、通過部分からこの阻止部分にアクセスすることができる。カートリッジは、このように、差込み型ロッキングシステムによって器具内に固定される。
国際公開第2009/078046号パンフレット 国際公開第2009/015027号パンフレット 米国特許出願公開第2009/0025247号明細書 国際公開第2013/045331号パンフレット 国際公開第2013/090896号パンフレット
上記の差込み型ロッキングシステムは、処置剤のカートリッジを迅速に器具に取り付け、器具から除去することを可能にする。しかし、このロッキングシステムでは、円形断面のカートリッジおよび筐体を有する必要がある。この円形断面は、処置剤を送り出して毛髪に塗布するのに最適とは考えられない。したがって、ユーザがデバイスにヘアケア製品を容易に再充填し、かつ/または塗布するヘアケア製品を変更することができるように、ヘアケア製品を塗布するデバイスをさらに改良する必要がある。
本発明の1つの主題は、したがって、2本のアームを含み、2本のアームが、毛髪を処置する一体移動構成と処置対象の毛髪をアーム間に導入する離間構成との間で互いに対して移動可能であり、アームのうちの一方が、毛髪を処置する取外し可能なリフィルを受けるように設計された筐体を含み、毛髪処置リフィルが、リフィル本体とリフィル本体に固定された塗布部材(38)とを含み、リフィルとアームの間の接続が、プッシュリリース型のロッキングデバイスによってロックされる、毛髪を処置するデバイスである。
このようなプッシュリリース型ロッキングデバイスにより、例えばユーザが単にリフィル本体を押圧するだけなど、リフィルを特に簡単に解放することができる。さらに、このようなロッキングデバイスは、リフィルの特定の幾何学的形状を指定せず、リフィルの形状に関わらず使用することができる。
好ましくは、本発明によるデバイスは、以下の特徴のうちの1つまたは複数を、単独で、または組み合わせて有する。
リフィル本体は、リフィルをアームに接続するためにアームに形成された相補的な断面を有する溝内に収容されるようになされたリブを形成する、またはその逆に、リフィル本体は、アームに形成された相補的な断面を有するリブを受け入れるようになされた溝を形成する。
アームおよびリフィル本体のうち、一方は、基本的にリフィルを筐体に挿入する方向に延びる突起を形成し、他方は、突起を受ける空洞を有する。
突起は好ましくは少なくとも1つ、より好ましくは2つの、上記の挿入方向に対して直交する方向の肉厚部である、上記の挿入方向のオジー形状(ogee shape)を有する。
受け空洞は、弾性体によって上記の挿入方向に弾性予荷重の掛かった状態で取り付けられる座部の2本のアームによって画定される。
座部の1本または複数本のアームは、弾性であり、リフィルを筐体に挿入したときに弾性体を受けるチャンバの壁面と接触することによって変形することができる。
座部の1本または複数本の弾性アームは、突起に向けて配向された肉厚部を有し、リフィルとアームとの間の接続がロックされたときに、弾性アームの肉厚部が、リフィルを筐体に挿入する方向に見て、突起の肉厚部の後方に位置するようになっている。
アームに固定されたエンドストッパは、リフィル本体を挿入方向に筐体に挿入することができるとともに弾性体を圧縮することができる開位置と、弾性体がリフィル本体をフラップ上に形成されたエンドストッパに押し付ける閉位置と、の間においてアーム上で回転することができるようにして取り付けられたフラップによって形成される。
座部は、リフィルを筐体に挿入する方向に対して直交する方向のラグを形成し、ラグは、リフィルがアームに固定されたときに、リフィルを筐体に挿入する方向に、筐体の壁面のうちの1つに形成されたスロット内に当接して受けられるようになされている。
ラグは、ラグがスロット内に当接している位置から開始して、ユーザがリフィルを筐体に挿入する方向に、リフィル、特にリフィル本体を押圧し、その後リフィル、特にリフィル本体を解放したときに変形するように構成される。
リフィル本体およびアームのうち、一方は、他方に形成される経路に従うようになされたフォロワを含み、経路は、リフィルを筐体に挿入したときの弾性体の作用下で、リフィルを筐体に挿入する方向にフォロワを当接させ、この当接位置を始点とするリフィルへのさらなる圧力を通じてフォロワを解放するように構成される。
経路は基本的に、リフィルを筐体に挿入する方向に配向された第1の部分と、この第1の部分を、リフィルを挿入する方向にフォロワのためのエンドストッパを形成するノッチに接続する第1の屈曲部と、ユーザが再度リフィルを押圧したときに最初はノッチに受けられていたフォロワをフォロワ誘導斜面および第1の部分から出るように方向付けるフォロワ誘導斜面と、を含む。
弾性体は、形状記憶体であり、2つの異なる位置、すなわち
例えばリフィルのアームへの接続をロッキングする位置に対応する圧縮位置と、
例えばリフィルのアームへの接続を解除する位置に対応する弛緩位置と、
を有する。
リフィル本体およびアームのうち、一方は、例えば螺旋状斜面などの斜面およびエンドストッパを形成する、回転対称性を呈し自由に回転することができる部分を有し、他方は、爪および相補的なエンドストッパを含み、リフィルが筐体に挿入された場合に、斜面がエンドストッパを相補的なエンドストッパに対向するように誘導するようになっており、エンドストッパと相補的なエンドストッパとが弾性体の作用下で接触するようになっており、このロッキング位置を始点として、リフィルに上記の挿入方向に圧力が掛かった結果として、爪が斜面と協働して、相補的なエンドストッパに対するエンドストッパの角度をずらすようになっている。
筐体は、リフィルを筐体に挿入する方向に細長い形状である。
塗布部材は、開口を通じて空洞の外に部分的に延びる。
塗布部材は、多孔性材料、特に全てが実質的に同じ方向に配向され、フェルトを形成するように集められ成形された、合成または天然の繊維で構成される。
塗布部材に、製品が含浸している。
本発明の別の態様は、毛髪を処置するデバイスのアームの筐体内に固定されるようになされた、毛髪を処置する製品のリフィルであって、特に、2本のアームを含み、2本のアームが毛髪を処置する一体移動構成と処置対象の毛髪をアーム間に導入する離間構成との間で互いに対して移動可能であり、アームのうちの一方が、リフィルを取外し可能に受けるように設計された筐体を含み、リフィルが、リフィル本体とリフィル本体に固定された塗布部材とを含み、リフィル本体が、プッシュリリース型のロッキングデバイスの雄要素または雌要素を有する毛髪処置デバイスのアームの筐体内に固定されるようになされた、毛髪を処置する製品のリフィルに関する。
好ましくは、本発明によるリフィルは、以下の特徴のうちの1つまたは複数を、単独でまたは組み合わせて有する。
リフィル本体は、リフィルをアームに接続するためにアームに形成された相補的な断面を有する溝内に収容されるようになされたリブを形成する、またはその逆に、リフィル本体は、アームに形成された相補的な断面を有するリブを受け入れるようになされた溝を形成する。
リフィル本体は、アームに形成される経路に従うようになされたフォロワを含み、経路は、リフィルを筐体に挿入したときの弾性体の作用下で、リフィルを筐体に挿入する方向にフォロワを当接させ、この当接位置を始点とするリフィルへのさらなる圧力を通じてフォロワを解放するように構成される。
リフィル本体は、アーム上に形成されたフォロワを受け入れるようになされた経路を含み、経路は、リフィルを筐体に挿入したときの弾性体の作用下で、リフィルを筐体に挿入する方向にフォロワを当接させ、この当接位置を始点とするリフィルへのさらなる圧力を通じてフォロワを解放するように構成される。
経路は基本的に、リフィルを筐体に挿入する方向に配向された第1の部分と、この第1の部分を、リフィルを挿入する方向にフォロワのためのエンドストッパを形成するノッチに接続する第1の屈曲部と、ユーザが再度リフィルを押圧したときに最初はノッチに受けられていたフォロワをフォロワ誘導斜面および第1の部分から出るように方向付けるフォロワ誘導斜面と、を含む。
リフィル本体は、基本的にリフィルを筐体に挿入する方向に延びる突起の形態の、プッシュリリース型のロッキングデバイスの雄要素を有する。
突起は、上記の挿入方向に対して直交する方向に好ましくは少なくとも1つ、より好ましくは2つの肉厚部を有する、上記の挿入方向のオジー形状を有する。
リフィル本体は、アーム上に形成された突起を受ける空洞の形態の、プッシュリリース型のロッキングデバイスの雌要素を形成する。
受け空洞は、弾性体によって上記の挿入方向に弾性予荷重の掛かった状態で取り付けられる座部の2本のアームによって画定される。
座部のアームは、弾性であり、リフィルを筐体に挿入したときに弾性体を受けるチャンバの壁面と接触することによって変形することができる。
座部の弾性アームは、アーム上に形成された突起に向けて配向された肉厚部を有し、リフィルとアームとの間の接続がロックされたときに、弾性アームの肉厚部が、リフィルを筐体に挿入する方向に見てアーム上の突起の肉厚部の後方に位置するようになっている。
座部は、リフィルを筐体に挿入する方向に対して直交する方向のラグを形成し、ラグは、リフィルがアームに固定されたときに、リフィルを筐体に挿入する方向に、筐体の壁面のうちの1つに形成されたスロット内に当接して受けられるようになされている。
ラグは、ラグがスロット内に当接している位置を始点として、ユーザが、リフィルを筐体に挿入する方向に、リフィル、特にリフィル本体を押圧し、その後、リフィル、特にリフィル本体を解放したときに変形するように構成される。
弾性体は、形状記憶体であり、2つの異なる位置、すなわち
例えばリフィルのアームへの接続をロッキングする位置に対応する圧縮位置と、
例えばリフィルのアームへの接続を解除する位置に対応する弛緩位置と、
を有する。
リフィル本体は、例えば螺旋状斜面などの斜面およびエンドストッパを形成する、回転対称性を呈し自由に回転することができる部分を有し、筐体は、爪および相補的なエンドストッパを含み、リフィルが筐体に挿入されるときに、斜面がエンドストッパを相補的なエンドストッパに対向するように誘導するようになっており、エンドストッパと相補的なエンドストッパとが弾性体の作用下で接触するようになっており、このロッキング位置を始点として、リフィルに上記の挿入方向に圧力が掛かった結果として、爪が斜面と協働して、相補的なエンドストッパに対するエンドストッパの角度をずらすようになっている。
筐体は、例えば螺旋状斜面などの斜面およびエンドストッパを形成する、回転対称性を呈し自由に回転することができる部分を有し、リフィル本体は、爪および相補的なエンドストッパを含み、リフィルが筐体に挿入されるときに、斜面がエンドストッパを相補的なエンドストッパに対向するように誘導するようになっており、エンドストッパと相補的なエンドストッパとが弾性体の作用下で接触するようになっており、このロッキング位置を始点として、リフィルに上記の挿入方向に圧力が掛かった結果として、爪が斜面と協働して、相補的なエンドストッパに対するエンドストッパの角度をずらすようになっている。
リフィル本体は、リフィルを筐体に挿入する方向に細長い形状である。
塗布部材は、開口を介してリフィル本体の外に部分的に延びる。
塗布部材は、多孔性材料、特に全てが実質的に同じ方向に配向され、フェルトを形成するように成形された、合成または天然の繊維で構成される。
塗布部材に、製品が含浸している。
本発明は、以下の非限定的な例示的な実施形態の詳細な説明を読み、添付の図面を検討すれば、より深く理解することができる。
毛髪を処置するデバイス例を示す斜視図である。 図1の毛髪処置デバイスのII-IIに沿った断面図である。 図1および図2に示す毛髪処置デバイスへのリフィル本体のロッキングの一例を示す図である。 図1および図2に示す毛髪処置デバイスへのリフィル本体のロッキングの一例を示す図である。 図1および図2に示す毛髪処置デバイスのハンドピースの1つの代替形態を示す図である。 図5のハンドピースへのリフィル本体のロッキングを示す図である。 図5のハンドピースへのリフィル本体のロッキングを示す図である。 図5のハンドピースへのリフィル本体のロッキングを示す図である。 図5のハンドピースへのリフィル本体のロッキングを示す図である。 図5のハンドピースへのリフィル本体のロッキングを示す図である。 図1および図2のデバイスの1つの代替形態を示す図である。
本明細書の以下では、同一の要素、または同一の機能を有する要素には、同じ参照番号を付す。本明細書の記述を簡潔にするために、それらについて各図面のそれぞれに関連して説明することはせず、異なる例の間の差異についてのみ説明する。
毛髪を処置するデバイスの一例のハンドピース10を、図1および図2に示す。図示の毛髪を処置するデバイスは、例えば、とりわけ閉位置にあるときに接触する、平型の加熱要素を有するヘアストレートナである。
ハンドピース10は、それらのジョーの間に毛髪の房を導入する離間構成(図示略)と毛髪の房を処置する一体移動構成との間を互いに対して移動することができる、2つのジョー12および14を有する。
ジョー12および14は、それぞれ下側アーム16および上側アーム18によって担持される。下側アーム16および上側アーム18は、この例ではヒンジピン20によって互いに対してヒンジ留めされ、このようにしてハンドピース10はトングを形成する。
下側アーム16および上側アーム18は、この場合にはそれぞれ22cmから37cmの間、とりわけ31cmの全長を有する。下側アーム16および上側アーム18は、ヒンジピン20とジョー12、14との間にそれぞれハーフハンドル22、24を画定し、ユーザは、これらを押圧してジョー12、14を一体に移動させることができる。
弾性復帰部材(図では見えない)を設けて、ジョー12、14を離間構成に復帰させることができる。この弾性復帰部材は、例えば、下側アーム16および上側アーム18のヒンジピン20の周りに配置されたばねの形態とすることができる。
もちろん、ジョー12、14は、その他の何らかの方法で互いに対して移動可能にすることもできる。ジョーは、ヒンジの場合のように特に回転によって互いに対して移動可能であるのではなく、平行移動によって互いに対して移動可能であってもよい。ただし、ヒンジによってもたらされる人間工学的動きが好ましい。
ジョー12、14は、互いの間に毛髪を処置する領域を画定し、この領域は、処置対象の毛髪の房を受けるようになっており、ハンドピース10は、処置中にこの房に沿って移動する。ハンドピースは、例えば、この房の毛髪の根元から先端に向かう方向に移動する。
図1および図2の例では、ハンドピース10は、毛髪の処置を実行するための美容製品を蒸気によって塗布し、次いでジョー12、14によってそれぞれ担持された2つの高温表面26、28との接触によって毛髪の熱処置を実行することを可能にする。
図1に示す毛髪上のハンドピース10の移動の方向Dは、下側アーム16および上側アーム18の正中軸に対して実質的に直交している、すなわちヒンジピン20に対して実質的に平行であることが好ましい。
図示の例では、ハンドピース10はリード30によって基地局(図示略)接続され、基地局は、処置中に固定されており、それ自体は電源に接続されている。この基地局は、ハンドピース10に電源を提供し、また水蒸気を生成するための水も供給する。基地局は、ハンドピース10から受信する電気信号を処置する追加の機能を実行することもできる。ハンドピース10を基地局に接続するリード30は、したがって、様々な導電体および水供給管を含むことがある。
例えばユーザが特定の構成要素を始動できるようにするために、ユーザインタフェース(図示略)がハンドピース10上に存在していてもよいし、存在しなくてもよい。
美容製品は、押圧要素34と接触する、2本のアーム16、18のうちの一方、この場合では上側アーム18によって担持されるリフィル32によって塗布される。押圧要素34は、この場合には下側アーム16に形成される筐体内に取外し可能に受けられる。この押圧要素は、この場合には、その筐体内で移動可能である。リフィル32は、リフィルの挿入方向に細長い形状を有する上側アーム18に形成される筐体内に受けられる。
リフィル32が配置されるアームとは反対のアームは、水蒸気出口を有してもよく、好ましくは櫛も有してもよい。好ましくは、特に毛髪を真っ直ぐにしようとするときには、このデバイスは、毛髪と接触するようになされた加熱要素を含み、またはさらに好ましくは、各アームに配置された2つの加熱要素を含む。この1つまたは複数の加熱要素はそれぞれ、熱の良導体である材料で構成される、毛髪と接触する高温表面を画定するプレートを含むことができ、この表面の温度は、例えば95℃以上であり、さらに好ましくは90℃から230℃の間である。また、好ましくはデバイスに導入された毛髪の房への製品の塗布は、蒸気を当てる段階、および/または1つまたは複数の加熱要素によって真っ直ぐにする段階の前に、櫛で梳いた後に実行する。したがって、アーム間に導入された毛髪は、蒸気および加熱要素にさらされる前に房をデバイスのアーム間で移動させながら、塗布部材と接触させることができる。
リフィル32(またはカートリッジ)は、本体36と、リフィル32が器具に固定されたときに塗布部材38が処置領域内に延びる毛髪と接触することができるように本体に受けられた塗布部材38と、を含む。
本体36は、塗布部材38を受ける開口46によって外側に向かって開いている凹部44を有する。より具体的には、塗布部材は、処置対象の毛髪の房と接触することができるように、凹部44から突出する。
リフィル32の本体36は凹部44内に突出して、毛髪の房への美容製品の塗布中にも塗布部材38を凹部44内の適所に維持する結合レリーフ48を含むことができる。
結合レリーフ48は、本体36と一体成形することができる。本体36および結合レリーフ48は、とりわけ熱可塑性材料、なかでもポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド(PA)、エラストマ、またはそれらの混合物、特にPBTとPETの混合物で構成することができる。
塗布部材は、例えば多孔性材料、とりわけ全てが実質的に同じ方向に配向され、フェルトを形成するように成形された合成繊維または天然繊維で構成される。この塗布部材に、製品を含浸させる。
リフィル32は、下側アーム16または上側アーム18のいずれか(この場合は上側アーム18)に接続することができる。リフィル32は、任意の手段によってアーム18に接続され、アーム18は、そのために設けられた筐体内にリフィルを受ける。とりわけ、図2に示すように、リフィル32は、リフィルのその筐体内への挿入方向に、本体36のリブ40をアーム18に形成された相補的な断面を有する溝42内に滑入させることによって受けられる。この接続により、アーム18に対する、とりわけハンドピース10の移動方向Dに対するリフィル32の相対位置を保証する。変形形態では、リブをアーム18に形成し、溝を本体36に形成することもできる。
リフィル32とアーム18の間の接続をロックするために、リフィル32は、この場合には、プッシュプッシュ(プッシュリリース)型のロッキングデバイスの雄部50を備え、アーム18は、プッシュプッシュ型のロッキングデバイスの対応する雌部52を備える。
プッシュプッシュ型またはプッシュリリース型のロッキングデバイスは、
雄要素を雌要素に対して1つの方向に1つの向きに単純に相対的に平行移動させることによって雄要素を雌要素に対してロックすることができ、
雄要素を雌要素に対して同じ方向に同じ向きに相対的に平行移動させることによって雄要素を雌要素からロック解除することができる、
システムであると理解される。
例えば、雄要素は、雌要素に向かう方向および向きに押すことによってロックおよびロック解除することができる。
好ましくは、ロッキングおよびロック解除は、その他のいかなる操作も、あるいは雄要素の雌要素に対するその他のいかなる相対移動も行わずに、雄要素を同じ1つの方向および同じ1つの向きに押すことからなる。
雌要素に対する雄要素のロッキングとは、雌要素に対する雄要素の相対移動が不可能である、または少なくともロッキングシステムによって防止されるという意味として理解される。このようなシステムを単独で使用して、リフィルをアームに接続することもできる。ただし、アームに対するリフィルの接続のより高い安定性を確保するためには、このロッキングデバイスに加えて、接続デバイス(この場合では、リブ40と溝42の協働)を使用する。
このようなプッシュプッシュロッキングデバイスは、従来技術の文書で既知のデバイスと比較して、リフィル32のハンドピース10の接続のロッキングおよびロック解除を大幅に容易にする。
プッシュプッシュロッキングデバイスの1つの第1の例を、図3および図4に示す。図3はロック解除位置、図4はロック位置である。
これらの図面に示す場合では、プッシュプッシュ型のロッキングデバイスの雄要素50は、基本的にリフィル32の一端に配置された、基本的にリフィル32をアーム18に挿入する方向に延びる突起54からなる。この場合の突起54は、対称なバルジ(bulge)56を有するオジー形(ogee shape)の断面(またはきのこの傘の形状の断面)を有する。バルジ56は、リフィルをその筐体に挿入する方向に対して直交する方向に肉厚部を形成する。
アーム18に固定される雌要素52は、それ自体は、突起54を受ける要素58(あるいは受けスライドまたは座部)を含む。この場合のこの受け要素58は、可撓性の、すなわち変形可能な2本の対称なアーム60を含む。これらの対称アーム60も、それぞれの自由端の近傍に、バルジ(bulge)62を有する。このバルジ62も、リフィルとアームの間の接続がロックされる位置に、リフィルを筐体に挿入する方向に対して直交する方向に肉厚部を形成し、この肉厚部は、雄要素の突起54の方を向いている。この受け要素58は、アーム18に固定された、またはこのアーム18に直接形成されたフレーム構造64に対して、弾性予荷重の掛かった状態で取り付けられる。このフレーム構造64は、特に受け要素58および雄要素の突起54の一部分を少なくとも部分的に受けるようになされた空洞66を形成する。この空洞66は、この場合には、実質的に直方体の形態であり、ショルダ68を備える。
受け要素58は、空洞66に収容されたばね70によって、空洞66内に予荷重の掛かった状態で取り付けられる。ばね70は、受け要素58を空洞66から退出させるように付勢する。受け要素58の退出位置は、空洞66の壁面への受け要素の当接状態によって規定することができる。
受け要素58は、ばね70の作用によって、プッシュプッシュ型のデバイスがロック位置にあるときに、フレーム構造64の壁面に形成された溝74に当接することができるができるラグ72(図4に示す)をさらに備える。溝74は、リフィルを筐体に挿入する方向に実質的に延びることが好ましい。
このプッシュプッシュ型のロッキングデバイスが作用する方法は、以下の通りである。
ロッキングデバイスの雄要素の突起54が、挿入方向Tに平行移動して、受け要素58内に、すなわちこの受け要素58の2本の対称アーム60の間に導入される。突起54が引き続き挿入方向Tに押し込まれ、受け要素のアーム60が屈曲して、フレーム構造64によって形成される空洞66の縁部と接触する。その間、受け要素58のアームのバルジ62が、挿入方向Tにおいて雄要素の突起54のバルジ56の後方に位置決めされる。受け要素のアーム60が屈曲することにより、突起54をより良好に誘導することができ、したがって雄要素50を雌要素52に対してより良好に誘導することができる。ここで、この雄要素50を押す動作は、ばね70の復帰力の作用に反して行われることに留意されたい。
雄要素50は、その後、受け要素58のラグ72が溝74内に完全に受けられるまで引き続き押し込まれる。その後、雄要素を解放する。雄要素は、ばね70によってラグ72が溝74の端部76(挿入方向Tに見たときの端部)に当接しており、かつこの位置で受け要素58のアーム60が屈曲して突起54を捕捉しているので、適所に保持される。特に、受け要素58のアーム60のバルジ62は、リフィルを筐体に挿入する方向Tに突起54のバルジ56と当接する。
雄要素50を雌要素52からロック解除するためには、例えば受け要素58のアーム60が空洞66を画定するフレーム構造によって形成されるショルダに当接するまで、雄要素50を、再度挿入方向に同じ向きに押す。これで、ばね70に、ラグ72と溝74の端部76との間の接触によって形成される可能性がある、エンドストッパを克服するのに十分な荷重をかけることができる。雄要素50を解放する際に、ばね70は受け要素58に押圧力を印加して、ラグ72が溝74の底部と接触して変形し、エンドストッパを形成することができないようにする。受け要素は、挿入方向Tに反対向きに移動して、受け要素58のアーム60が解放されて再度展開し、これにより雄要素50の突起54を解放する。
このプッシュプッシュ型のロッキングデバイスの代替として、受け要素に弾性的に荷重をかけるために使用されるばね70またはその他の任意の弾性要素を、形状記憶要素とすることもできる。特に、ばね70は2つの異なる位置を有することができる。すなわち、
リフィルのアームへの接続をロックする位置に対応する圧縮位置と、
リフィルのアームへの接続を解除する位置に対応する弛緩位置と、である。
この場合には、受け要素58が固定されたフレーム構造に形成された溝の底部と協働するようになされたエンドストッパを形成しない可能性がある。ばね70は、単純にリフィルを筐体に挿入する方向に押すことによって1つの位置から他方の位置に切り替わることができる。この接続のロッキングは、ばねが、突起が受け要素に捕捉される一定の形状を有することによって実現される。特に、受け要素のアームのバルジと突起の協働により、突起が受け要素から抜け落ちることが防止される。
図5および図6aから図6eは、リフィルをハンドピースにロックするために使用することができるプッシュプッシュ型の別のロッキングデバイスを示す図である。
このプッシュプッシュ型のロッキングデバイスでは、受け要素が、フレーム構造の溝の底部に当接するようになされたラグを含まない可能性がある。これは、この場合には、エンドストッパがハンドピースのアームに固定されたペグ(またはフォロワ)76上に生成され、リフィルの本体(場合によってはリブ40の表面)に形成される経路78内に収容されるからである。
ペグ76は、ハンドピース10のアーム上にその一端が回転する自由度を有して取り付けられるZ字型構成要素によって形成される。このZ字型構成要素の反対側の端部(または自由端部)は、リフィル上に形成される経路78内に収容されるようになされており、図6aから図6eではリフィルをアームに形成された筐体に挿入した後の状態で示してある。この経路の形状について、リフィルのアームへの接続のロッキングおよびロック解除を示す図6aから図6eを参照して、以下で説明する。
最初に、経路78は、リフィルを筐体に挿入する方向Tと平行に延びる第1の部分781を含む。この部分により、誘導するリフィル(図6a)を、ペグ76をこの経路78に入れることができる経路78の一端から挿入することができる。
この第1の部分781は、屈曲部782(図6b)に開いており、この屈曲部により、リフィルを筐体に挿入しているユーザに、ユーザがリフィルの所望の位置に到達したことを通知することができる。この屈曲部782は、図6bおよび図6cに点線で示すように、リフィルがその筐体を超えて挿入されないようにするエンドストッパ、すなわちペグ76が屈曲部に当接することによってユーザが容易に認識することができるエンドストッパを実質的に形成している。
ユーザは、次いで、リフィル本体に掛けている圧力を解除する。すると、ばね70がリフィル32をわずかに押し戻し、それによりペグ76は、ばね70の作用に反してリフィルを筐体に挿入する方向のペグ76のエンドストッパを形成するノッチ783(図6c)まで、屈曲部782に従う。ペグ76がノッチ783に収容されているこの位置で、リフィル32とアームとの間の接続がロックされる。
ユーザは、次いで、リフィルを挿入する方向および向きに、リフィルを再度押す。ユーザは、これによりペグ76をノッチ783から退出させ、ペグ76は、経路78の斜面784に接触する(図6d)。この斜面784により、ペグ76を、ノッチ783の外へ、また第1の部分781の外へ、第1の部分781と平行な第2の部分785に向かって誘導することができる(図6e)。これを実現するために、斜面784は、カートリッジを筐体に挿入する方向にノッチ783と対向して延びている。
このようにリフィル32に掛けている圧力を解除することにより、ユーザは、ばね70がリフィル32を押すことができるようにする。この場合には、ペグ76は、ペグ76を解放することができ、それによりリフィルとアームの間の接続のロッキングを解除することができる経路78の第2の端部まで第2の部分785に従う。
まだ説明していないさらに別の例によれば、リフィル本体は、回転対称性を呈し、リフィルをその筐体に挿入する方向に対して平行な軸の周りを自由に回転する部分を有する。回転対称性を呈するこの部分は、特に円筒形、管状、円錐形、または円錐台形とすることができる。この部分は、例えば螺旋状斜面などの斜面およびエンドストッパを形成する。エンドストッパは、回転対称性を呈するこの部分の限られた角度部分にわたって延びることが好ましい。アーム自体は、斜面と協働するようになされた爪と、リフィル本体に形成されたエンドストッパと相補的なエンドストッパと、を含む。したがって、リフィルの筐体への挿入中に、爪と斜面とが協働して、リフィルのエンドストッパをアームに形成された相補的なエンドストッパに対向するように誘導して、リフィルとアームの間の接続のロッキング位置で、そのエンドストッパと相補的なエンドストッパとが弾性体の作用により接触するようにする。このロッキング位置から開始して、リフィルを挿入方向にさらに押すのに続いて、爪と斜面とが協働して、リフィルのエンドストッパの角度をアームの相補的なエンドストッパからずらす。押す動作を止めると、ばね70が、リフィルをアーム中の筐体から押し出し、それによりリフィルとアームとの間の接続のロッキングを解除する。
図7は、毛髪を処置するデバイスの一例のハンドピースのさらに別の代替形態100を示す図である。
この代替形態では、リフィルは、雄要素の突起が雌要素の受け要素に捕捉されるまで、ばね70の作用に反してその筐体内に挿入される。この場合では、アーム18上にフラップ80が設けられ、このフラップ80は、このようなリフィルの筐体への挿入を可能にする開位置を有する。
雄要素が雌要素の受け要素に捕捉されると、ユーザはフラップ80を折り畳んで閉位置にして、ばね70がリフィルをその筐体から押し出すのを防止する機械的エンドストッパを形成する。この位置で、ばね70は、フラップ80上に形成されたまたはフラップ80によって構成されるエンドストッパに対して、リフィルを弾性的に押し付ける。これを行うために、フラップ80は、アーム18上にピボットにより取り付けられて、この場合には、リフィル32をその筐体に挿入する方向に対して平行な軸の周りで枢動する。
リフィルとアームとの間の接続をロック解除するためには、ユーザは、リフィルを筐体に挿入したときと同じ方向に同じ向きにリフィルを再度押し、フラップ80を持ち上げる。このようにしてリフィルを解放することにより、ユーザは、ばね70がリフィル32を筐体から押し出すことができるようにする。
本発明は、リフィルが筐体の底部、すなわち使用位置に位置しているときにリフィルをロックするという利点を提供する。
より単純な要素である雄要素をリフィルの本体に組み込み、より複雑である雌要素をデバイスのアームに一体化して、リフィルの製造コストを削減することが好ましい。ただし、逆の構成(雄要素がデバイスのアームにあり、雌要素がリフィルにある)も考えられる。
提案する解決策は、ユーザが操作しなければならない特定のロッキングボタンなしで済ますことも可能にする。このデバイスは、したがって、ユーザに非常に評価される、よりすっきりした外観を呈する。本発明は、より簡単に洗浄することができる器具を提供することも可能にする。
提案する解決策は、非常に信頼性も高い。プッシュリリース型のロッキングデバイスは、ユーザに非常に評価される技術的特徴をカートリッジ固定機能に与える。このロッキングデバイスは、さらに、互換性のあるカートリッジしか毛髪処置デバイスと共に使用できないことをユーザに保証して、互換性のないカートリッジではそうはならないこともある、毛髪の最適な処置を実現し、かつ/または器具が正しく動作できるように保証することに寄与する。
本発明は、上記に説明した例示的な実施形態に限定されず、図示しない変形形態では、これらの実施形態の特徴を互いに組み合わせることもできる。
さらに、ロッキングデバイスをロック位置に維持する上記の機械的エンドストッパは、磁気的要素、特に磁石で置き換えて、機械的エンドストッパを形成する代わりに2つの磁石の間の引力を用いるようにすることもできる。
「含む」という表現は、「少なくとも1つを含む」と同義であるものとして理解されるものとする。
10 ハンドピース
12 ジョー
14 ジョー
16 下側アーム
18 上側アーム
20 ヒンジピン
32 リフィル
36 リフィル本体
38 塗布部材
50 雄要素
52 雌要素
54 突起
58 受け要素
60 アーム
66 空洞
70 ばね
74 溝
72 ラグ
74 スロット
76 フォロワ

Claims (38)

  1. 2本のアーム(16、18)を含み、前記2本のアームが、毛髪を処置する一体移動構成と処置対象の毛髪を前記アーム間に導入する離間構成との間を互いに対して移動可能であり、前記アームのうちの一方(18)が、前記毛髪を処置する取外し可能なリフィル(32)を受けるように設計された筐体を含み、前記毛髪処置リフィル(32)がリフィル本体(36)と、前記リフィル本体(36)に固定された塗布部材(38)と、を含み、前記リフィル(32)と前記アーム(18)との間の接続が、プッシュリリース型のロッキングデバイスによってロックされる、毛髪を処置するデバイス。
  2. 前記リフィル本体(36)が、前記アーム(18)に形成された相補的な断面を有する溝(42)内に収容されるようになされたリブ(40)を形成して、前記リフィル(32)を前記アーム(18)に接続するか、またはその逆に、前記リフィル本体が、前記アームに形成された相補的な断面を有するリブを受け入れるようになされた溝を形成する、請求項1に記載の毛髪を処置するデバイス。
  3. 前記アーム(18)および前記リフィル本体(36)のうち、一方が、基本的に前記リフィル(32)を前記筐体に挿入する方向(T)に延びる突起(54)を形成し、他方が、前記突起を受ける空洞を有する、請求項1または2に記載の毛髪を処置するデバイス。
  4. 前記突起(54)が好ましくは少なくとも1つ、より好ましくは2つの、前記挿入方向に対して直交する方向の肉厚部(56)である、前記挿入方向(T)のオジー形状を有する、請求項3に記載の毛髪を処置するデバイス。
  5. 前記受け空洞が、弾性体(70)によって前記挿入方向(T)に弾性予荷重の掛かった状態で取り付けられる座部(58)の2本のアーム(60)によって画定される、請求項3または4に記載の毛髪を処置するデバイス。
  6. 前記座部(58)の前記1本または複数本のアーム(60)が弾性であり、前記リフィル(32)を前記筐体内に挿入したときに、前記弾性体(70)を受けるチャンバ(66)の壁面と接触することによって変形することができる、請求項5に記載の毛髪を処置するデバイス。
  7. 前記座部(58)の前記1本または複数本の弾性アーム(60)が、前記突起(54)に向けて配向された肉厚部(62)を有し、これにより前記リフィル(32)と前記アーム(18)との間の接続がロックされた場合に、前記弾性アーム(60)の前記肉厚部(62)が、前記リフィル(32)を前記筐体に挿入する方向(T)に見て、前記突起(54)の前記肉厚部(56)の後方に位置する、請求項4および5または6に記載の毛髪を処置するデバイス。
  8. 前記アームに固定されたエンドストッパがフラップ(80)によって形成されており、前記フラップは、前記リフィル本体(36)を挿入方向(T)に前記筐体内に挿入することができるとともに弾性体を圧縮することができる開位置と、前記弾性体が前記リフィル本体(36)を前記フラップ(80)上に形成されたエンドストッパに押し付ける閉位置と、の間を前記アーム(18)上で回転することができるように取り付けられている、請求項1から7のいずれか一項に記載の毛髪を処置するデバイス。
  9. 前記座部が、前記リフィル(32)を前記筐体内に挿入する方向(T)に対して直交した方向のラグ(72)を形成し、前記ラグ(72)が、前記リフィル(32)が前記アームに固定された場合に、前記リフィルを前記筐体内に挿入する方向(T)において、前記筐体の壁面のうちの1つに形成されたスロット(74)内に当接して受けられるようになされている、請求項1から7のいずれか一項に記載の毛髪を処置するデバイス。
  10. 前記ラグ(72)は、前記ラグ(72)が前記スロット(74)内に当接している位置を始点として、ユーザが、前記リフィル(32)を前記筐体内に挿入する方向(T)に、前記リフィル(32)、特に前記リフィル本体(36)を押圧し、その後、前記リフィル(32)、特に前記リフィル本体(36)を解放した場合に変形するように構成される、請求項9に記載の毛髪を処置するデバイス。
  11. 前記リフィル本体(36)および前記アーム(18)のうち、一方が、他方に形成される経路(78)に従うようになされたフォロワ(76)を含み、前記経路が、前記リフィル(32)を前記筐体内に挿入した場合に、前記弾性体の作用下で前記リフィル(32)を前記筐体内に挿入する方向(T)に前記フォロワ(76)を当接させ、この当接位置を始点とした前記リフィル(32)へのさらなる圧力通じて前記フォロワ(76)を解放するように構成される、請求項1から7のいずれか一項に記載の毛髪を処置するデバイス。
  12. 前記経路(78)が、基本的に前記リフィルを前記筐体内に挿入する方向(T)に配向された第1の部分(781)と、前記リフィル(32)を挿入する方向(T)に前記フォロワ(76)のためのエンドストッパを形成するノッチ(783)に前記第1の部分(781)を接続する第1の屈曲部(782)と、ユーザが再度リフィル(32)を押圧した場合に、最初は前記ノッチ(783)に受けられていた前記フォロワ(76)をフォロワ(76)誘導斜面(784)および前記第1の部分(781)から出るように方向付けるフォロワ(76)誘導斜面(784)と、を含む、請求項11に記載の毛髪を処置するデバイス。
  13. 前記弾性体が、形状記憶体であり、2つの異なる位置、すなわち
    それらのうちの一方の位置である、例えば前記リフィルの前記アームへの接続をロッキングする位置に対応する圧縮位置と、
    それらのうちの他方の位置である、例えば前記リフィルの前記アームへの接続を解除する位置に対応する弛緩位置と、
    を有する、請求項1から7のいずれか一項に記載の毛髪を処置するデバイス。
  14. 前記リフィル本体および前記アームのうち、一方が、例えば螺旋状斜面などの斜面およびエンドストッパを形成する、回転対称性を呈し自由に回転することができる部分を有し、他方が、爪および相補的なエンドストッパを含み、前記リフィルが前記筐体内に挿入される場合に、前記斜面が前記エンドストッパを前記相補的なエンドストッパに対向するように誘導し、前記エンドストッパと前記相補的なエンドストッパとが、前記弾性体の作用下で接触し、このロッキング位置を始点として、前記リフィルに前記挿入方向に圧力が掛かった結果として、前記爪が前記斜面と協働して、前記相補的なエンドストッパに対する前記エンドストッパの角度をずらす、請求項1から7のいずれか一項に記載の毛髪を処置するデバイス。
  15. 前記筐体が、前記リフィル(32)を前記筐体内に挿入する方向(T)に細長い形状である、請求項1から14のいずれか一項に記載の毛髪を処置するデバイス。
  16. 前記塗布部材(38)が、開口を通じて前記空洞の外に部分的に延びる、請求項1から15のいずれか一項に記載の毛髪を処置するデバイス。
  17. 前記塗布部材(38)が多孔性材料、特に全てが実質的に同じ方向に配向され、フェルトを形成するように成形された、合成または天然の繊維で形成される、請求項1から16のいずれか一項に記載の毛髪を処置するデバイス。
  18. 前記塗布部材(38)は製品を含浸している、請求項1から17のいずれか一項に記載の毛髪を処置するデバイス。
  19. 毛髪を処置するデバイスのアームの筐体内に固定されるようになされた、毛髪を処置する製品のリフィルであって、特に毛髪処置デバイスは2本のアーム(16、18)を含み、前記2本のアームが、毛髪を処置する一体移動構成と、処置対象の毛髪を前記アーム間に導入する離間構成と、の間を互いに対して移動可能であり、前記アームのうちの一方(18)が、前記リフィル(32)を取外し可能に受けるように設計された筐体を含み、前記リフィル(32)がリフィル本体(36)と、前記リフィル本体(36)に固定された塗布部材(38)と、を含み、前記リフィル本体(36)が、プッシュリリース型のロッキングデバイスの雄要素または雌要素を有する、毛髪を処置する製品のリフィル。
  20. 前記リフィル本体(36)が、前記アーム(18)に形成された相補的な断面を有する溝(42)内に収容されるようになされたリブ(40)を形成して、前記リフィル(32)を前記アーム(18)に接続するか、またはその逆に、前記リフィル本体が、前記アームに形成された相補的な断面を有するリブを受け入れるようになされた溝を形成する、請求項19に記載のリフィル。
  21. 前記リフィル本体(36)が、前記アーム(18)に形成される経路(78)に従うようになされたフォロワ(76)を含み、前記経路が、前記リフィル(32)を前記筐体内に挿入した場合に、弾性体の作用下で前記リフィル(32)を前記筐体内に挿入する方向(T)に前記フォロワ(76)を当接させ、この当接位置を始点とした前記リフィル(32)へのさらなる圧力を通じて前記フォロワ(76)を解放するように構成される、請求項19または20に記載のリフィル。
  22. 前記リフィル本体(36)が、前記アーム上に形成されたフォロワ(76)を受け入れるようになされた経路(78)を含み、前記経路が、前記リフィル(32)を前記筐体内に挿入した場合に、弾性体の作用下で前記リフィル(32)を前記筐体内に挿入する方向(T)に前記フォロワ(76)を当接させ、この当接位置を始点とした前記リフィル(32)へのさらなる圧力を通じて前記フォロワ(76)を解放するように構成される、請求項19または20に記載のリフィル。
  23. 前記経路(78)が、基本的に前記リフィルを前記筐体内に挿入する方向(T)に配向された第1の部分(781)と、前記リフィル(32)を挿入する方向(T)に前記フォロワ(76)のためのエンドストッパを形成するノッチ(783)にこの第1の部分(781)を接続する第1の屈曲部(782)と、ユーザが再度リフィル(32)を押圧した場合に、最初は前記ノッチ(783)に受けられていた前記フォロワ(76)をフォロワ(76)誘導斜面(784)および前記第1の部分(781)から出るように方向付けるフォロワ(76)誘導斜面(784)と、を含む、請求項21または22に記載のリフィル。
  24. 前記リフィル本体(36)が、基本的に前記リフィル(32)を前記筐体内に挿入する方向(T)に延びる突起(54)の形態の、プッシュリリース型のロッキングデバイスの雄要素を有する、請求項19から23のいずれか一項に記載のリフィル。
  25. 前記突起(54)が好ましくは少なくとも1つ、より好ましくは2つの、前記挿入方向に対して直交する方向の肉厚部(56)である、前記挿入方向(T)のオジー形状を有する、請求項24に記載のリフィル。
  26. 前記リフィル本体(36)が、前記アーム上に形成された突起を受ける空洞の形態の、プッシュリリース型のロッキングデバイスの雌要素を形成する、請求項19から23のいずれか一項に記載のリフィル。
  27. 前記受け空洞が、弾性体(70)によって前記挿入方向(T)に弾性予荷重の掛かった状態で取り付けられる座部(58)の2本のアーム(60)によって画定される、請求項26に記載のリフィル。
  28. 前記座部(58)の前記アーム(60)が弾性であり、前記リフィル(32)を前記筐体内に挿入した場合に前記弾性体(70)を受けるチャンバ(66)の壁面と接触することによって変形することができる、請求項27に記載のリフィル。
  29. 前記座部(58)の前記弾性アーム(60)が、前記アーム上に形成された突起(54)に向けて配向された肉厚部(62)を有し、これにより、前記リフィル(32)と前記アーム(18)との間の接続がロックされた場合に、前記弾性アーム(60)の前記肉厚部(62)が、前記リフィル(32)を前記筐体内に挿入する方向(T)に見て、前記アーム上の前記突起(54)の前記肉厚部(56)の後方に位置する、請求項27または28に記載のリフィル。
  30. 前記座部が、前記リフィル(32)を前記筐体内に挿入する方向(T)に対して直交した方向のラグ(72)を形成し、前記ラグ(72)が、前記リフィル(32)が前記アームに固定された場合に、前記リフィルを前記筐体内に挿入する方向(T)において、前記筐体の壁面のうちの1つに形成されたスロット(74)内に当接して受けられるようになされている、請求項27から29のいずれか一項に記載のリフィル。
  31. 前記ラグ(72)は、前記ラグ(72)が前記スロット(74)内に当接している位置を始点として、ユーザが、前記リフィル(32)を前記筐体に挿入する方向(T)に、前記リフィル(32)、特に前記リフィル本体(36)を押圧し、その後、前記リフィル(32)、特に前記リフィル本体(36)を解放した場合に変形するように構成される、請求項30に記載のリフィル。
  32. 前記弾性体が、形状記憶体であり、2つの異なる位置、すなわち
    それらのうちの一方の位置である、例えば前記リフィルの前記アームへの接続をロッキングする位置に対応する圧縮位置と、
    それらのうちの他方の位置である、例えば前記リフィルの前記アームへの接続を解除する位置に対応する弛緩位置と、
    を有する、請求項27から31のいずれか一項に記載のリフィル。
  33. 前記リフィル本体が、例えば螺旋状斜面などの斜面およびエンドストッパを形成する、回転対称性を呈し自由に回転することができる部分を有し、前記筐体が、爪および相補的なエンドストッパを含み、前記リフィルが前記筐体内に挿入される場合に、前記斜面が前記エンドストッパを前記相補的なエンドストッパに対向するように誘導し、前記エンドストッパと前記相補的なエンドストッパとが前記弾性体の作用下で接触し、このロッキング位置を始点として、前記リフィルに前記挿入方向に圧力が掛かった結果として、前記爪が前記斜面と協働して、前記相補的なエンドストッパに対する前記エンドストッパの角度をずらす、請求項27から32のいずれか一項に記載のリフィル。
  34. 前記筐体が、例えば螺旋状斜面などの斜面およびエンドストッパを形成する、回転対称性を呈し自由に回転することができる部分を有し、前記リフィル本体が、爪および相補的なエンドストッパを含み、前記リフィルが前記筐体内に挿入される場合に、前記斜面が前記エンドストッパを前記相補的なエンドストッパに対向するように誘導し、前記エンドストッパと前記相補的なエンドストッパとが前記弾性体の作用下で接触し、このロッキング位置を始点として、前記リフィルに前記挿入方向に圧力が掛かった結果として、前記爪が前記斜面と協働して、前記相補的なエンドストッパに対する前記エンドストッパの角度をずらす、請求項27から32のいずれか一項に記載のリフィル。
  35. 前記リフィル本体が、前記リフィル(32)を前記筐体内に挿入する方向(T)に細長い形状である、請求項19から34のいずれか一項に記載のリフィル。
  36. 前記塗布部材(38)が、開口を通じて前記リフィル本体の外に部分的に延びる、請求項19から35のいずれか一項に記載のリフィル。
  37. 前記塗布部材(38)が多孔性材料、特に全てが実質的に同じ方向に配向され、フェルトを形成するように成形された、合成または天然の繊維で形成される、請求項19から36のいずれか一項に記載のリフィル。
  38. 前記塗布部材(38)は製品を含浸している、請求項19から37のいずれか一項に記載のリフィル。
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