JP2018514479A - アセンブリの2枚のシート同士の分離開始方法および装置 - Google Patents
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Abstract
縁部(14)を有する第1のシート(10)、および、第1のシートに除去自在に接合された第2のシート(20)で構成された、シートアセンブリ(2)の分離を開始。シートアセンブリと係合部材(30)を、縁部が係合部材の係合面と接触するように、互いに相対的に移動する工程を含む方法。第1の力を、縁部に対し、係合面で加え、第1の力と反対の第2の力を、第2のシートに加え、それによって、第1および第2の力が、第1のシートの少なくとも1つの部分(4)の、そこに接合された第2のシートの対応する部分からの、最初の分離を引き起こす。
Description
本出願は、米国特許法第119条の下、2015年3月4日出願の米国仮特許出願第62/128,396号の優先権の利益を主張し、その内容は依拠され、全体として参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、シートアセンブリの2枚のシート同士の分離(つまり、別々に分けること)の開始方法および装置に関し、特に、薄いシートと担体の分離開始方法および装置に関する。
超薄ガラス(つまり、300マイクロメートル以下の厚さを有するガラス)を、もっと厚い(400マイクロメートル程度以上の)ガラス用に設計された既存の消費者用電子装置製造工程において処理するには、担体を使って、超薄ガラスを支持するようにしている。電子装置の構造部材を処理する間、超薄ガラスと担体が互いに接合したままであるように、担体は、超薄ガラスに、一時的接合剤で接合されるが、処理完了後には、超薄ガラスと担体は、互いに分離可能である。担体を超薄ガラスから剥離するために、互いの分離が開始される。現在の分離開始方法の1つは、薄い刃(例えば、剃刀刃)を、担体と超薄ガラスの間に押し込むことである。しかしながら、この分離開始方法は、刃によって直接に、および、開始工程中に生成されたガラス片による更なる損傷という形での両方で、担体および/または超薄ガラスを損傷させうる。
本開示によれば、アセンブリの2枚のシート同士、例えば、超薄ガラスと担体との分離を、シートを損傷せずに開始しうる方法および装置が記載される。一態様によれば、1枚のシートの縁部に、シートの主表面に垂直でアセンブリから離れる方向の成分を有する、引き上げる力を加えることによって、分離が開始される。
更なる特徴および利点は、以下の詳細な記載で示され、部分的には、当業者には、記載から容易に明らかであるか、または、記載および添付の図面に例示された様々な態様を実施することにより、分かるだろう。上記概略的記載、および、以下の詳細な記載の両方が、様々な態様を単に例示するものにすぎず、請求された発明の性質および特徴を理解するための概観または枠組みを提供することを意図していると、理解されるべきである。
添付の図面は、本発明の原理の更なる理解のために含まれ、本明細書に組み込まれ、その一部を構成するものである。図面は、1つ以上の実施形態を示し、記載と共に、本発明の原理および動作を例示的に説明する役割を果たす。
以下の詳細な記載では、本発明の様々な原理の完全な理解のために、具体的な詳細を開示する例示的実施形態を示すが、説明のためであって、限定するものではない。しかしながら、本開示の利益を享受した当業者には、本明細書に開示された具体的な詳細からは逸脱した他の実施形態において、本発明を実施してもよいことが、明らかであろう。更に、周知の装置、方法および材料の記載は、本発明の様々な原理の記載を曖昧にしないために、省略しているかもしれない。最後に、類似の構成要素には、可能な限り、類似の参照番号を用いている。
本明細書では、範囲を、「約」1つの特定の値から、および/または、「約」他の特定の値までと、表しうる。そのような範囲が表される場合には、他の実施形態は、その特定の値から、および/または、他の特定の値までの範囲を含む。同様に、「約」を前に付けて、値が、近似値で表される場合には、その特定の値が、他の実施形態を形成するものであると理解されるだろう。更に、各範囲の端点は、他方の端点との関係で、および、他方の端点とは独立に、の両方で重要であると理解されるだろう。
本明細書で使われる方向を表す用語、例えば、上、下、右、左、前、後ろ、最上部、および、底部は、図についてのみ用いられ、絶対的な向きを意味することを意図していない。
そうでないことが明示的に記載されない限りは、本明細書に示された任意の方法が、工程を特定の順序で行うことを要すると解釈されることを、全く意図していない。したがって、方法の請求項が、工程が行われるべき順序を実際に記載していないか、または、請求項または記載中で、工程は特定の順序に限定されると、そうでないことが具体的に記載されていない場合には、どのような点についても、順序が推定されることを、全く意図していない。これは、工程または動作フローの順序についての論理的事項、文法的構成または発音に由来する簡単な意味、および、本明細書に記載された実施形態の数または種類を含む、解釈についての非明示の基準に、適用される。
本明細書で使われているように、単数形で表した場合でも、文脈から、そうでないことが明らかでない限りは、複数の場合を含む。したがって、例えば、「構成要素」と記載した場合には、文脈から、そうでないことが明らかに示されない限りは、そのような構成要素を2つ以上有する態様を含む。
薄いシート、つまり、例えば、300、275、250、225、200、175、150、125、100、75、50、20または10マイクロメートルなど、300マイクロメートル以下の厚さを有するシートを、もっと厚いシートの処理用に設計された既存の機器で処理するには、薄いシートが、担体に一時的に接合されて、特定の処理機器に適切な厚さを有するシートアセンブリが形成される。薄いシートは、例えば、その上に電子装置が組み込まれる、薄いケイ酸塩ガラスシートであってもよく、その場合、電子装置は、ケイ酸塩ガラスの高温処理性能および気密性の利益を享受する(本明細書では、記載を簡単にするために、「ケイ酸塩ガラスシート」を、「ガラスシート」と称する)。処理完了後には薄いシートと担体を互いに分離可能にさせる一時的接合剤で、薄いシートが、担体に接合される。シートアセンブリは、例えば、薄いシート上に電子装置の構成要素を組み込むように処理され、次に、薄いシートが、担体から除去される。薄いシートを、担体から除去するには、薄いシートがガラスシートの場合、局所で、つまり、処理のためにシートが接合された全領域より小さい領域で、分離を開始するのが、有益である。分離が開始されると、薄いガラスシートは、担体から、例えば、物理的レバーまたは他の固定された部材を用いて剥離されうる。薄いガラスシートが担体に接合された領域のうちの一部で、分離を開始することによって、分離開始工程なしで、薄いガラスシートを担体から剥離しようとする場合より、薄いガラスシートを破損するおそれが低下する。つまり、分離を開始するための力は、剥離開始後に、薄いシートの担体からの剥離を続けるための力より大きい。したがって、分離を開始して剥離するのを、1つの動作で行おうとすると、開始するためのより高い力が、剥離を続けるためにも使われ、薄いシートまたは担体を破損させたり、または、他の状態で損傷させたりするおそれを増加させることになるであろう。一方、2つの別々に分かれた動作で、最初に、分離を開始し、次に、剥離する場合には、分離の開始は、より高い必要な力で行い、剥離は、もっと低い力で行いうるので、薄いシートまたは担体を破損させたり、または、他の状態で損傷させたりするおそれを低下させるであろう。更に、シートの分離は、1枚のシートの縁部に、シートの主表面に垂直でアセンブリから離れる方向の成分を有する、引き上げる力を加えることによって開始され、引き上げる力は、シートを損傷させたり、シート上に残留物を残したりすることがない係合面によって、加えられる。したがって、アセンブリの2枚のシート、例えば、超薄ガラスと担体を、シートを損傷させることなく分離することができ、それによって、担体を、他の工程で再利用することができると共に、超薄ガラス上に組み込まれた電子装置を損傷せずに、結果的に、装置製造会社にとって、高い歩留まりとなる。
概して、シートアセンブリの分離(別々に分けること)を開始する方法は、シートアセンブリと係合部材とを、互いに相対的に移動する工程を含む。シートアセンブリは、第1のシートおよび第2のシートを含み、第1のシートは、第1の主表面と、第1の主表面と向かい合った第2の主表面と、第1の主表面と第2の主表面の間に、それらに隣接して配置された縁部とを有する。第2のシートは、第2の主表面に、除去自在に接合されている。係合部材は、縁部に第1の力を加えるように縁部と接触する係合面を有し、第1の力は、第1の主表面に垂直である第1の方向の力成分を含む。同時に、第2のシートは、第1の方向と反対の第2の方向の力成分を有する第2の力によって保持され、それによって、第1および第2の力が加えることにより、第1のシートの少なくとも1つの部分の、そこに接合された第2のシートの対応する部分からの、最初の分離(別々に分けること)が引き起こされる。
シートアセンブリの分離(別々に分けること)を開始するための装置は、柔軟な係合面を有する係合部材、および、シートアセンブリを保持するための平坦な支持面を含む。一実施形態において、平坦な支持面は、平坦な支持面が位置する平面が、係合面と線状区分内で交差するように、係合部材に対して配置される。この配置で、シートのうち適切な1枚のシートの縁部が、シートの分離(別々に分けること)を開始するのに用いられる係合面に接触するように、シートアセンブリ(または、係合部材)を、単純に移動しうる。つまり、支持部が、係合部材に対して上記のように配置された状態で、係合部材とシートアセンブリを、単純な一次元または二次元の動作で、互いに相対的に移動でき、シートアセンブリと係合部材の位置合わせを容易にするように、1自由度は、固定される。他の実施形態では、係合部材、係合面、および、シートアセンブリの相対的位置は、(三次元を含み)変えうるものであり、係合面と、シートアセンブリ(特に、アセンブリ中のシートのうち、適切な1枚のシートの縁部)とを、望ましいように接触させる。
図1に示されたように、シートアセンブリ2の一実施形態は、第2のシート20に、一時的に、または、除去自在に接合された第1のシート10を含む。第1のシート10を第2のシート20に一時的に接合するには、従来から知られた多数の方法があり、本開示の概念と共に用いられるものは、特に限定されず、例えば、以下を用いてもよい:第1と第2のシート10、20の間のシリコーン材料―欧州特許出願公開第2025650号明細書を参照、第1と第2のシート10、20の一方または両方上の表面改質層―米国特許出願公開第2014/0170378号明細書を参照、一時的に接合された表面の処理―韓国公開特許第2013044774号公報を参照、または、従来から知られた様々な他の材料および接合剤。他の実施形態によれば、シートアセンブリには、2枚より多い枚数のシートが含まれていてもよい。例えば、シートアセンブリは、互いに積層されて、1つの担体上に、一時的に接合された多数の薄いシート、または、第1の担体に一時的に接合された第1の薄いシート、および、第2の担体に一時的に接合された第2の薄いシートを有し、第1と第2の薄いシートは、電子装置の一部として、互いに永久的に接合されたものである積層体を、含んでいてもよい。後者の場合、2枚の薄いシートは、それぞれの担体上で、別々に処理されて、例えば、LCD表示装置用のTFTバックプレーンおよびカラーフィルターを形成してもよい。次に、2枚の薄いシートは、互いに周囲で永久的に接合され、LCDパネルを形成する。LCDパネルが完成すると、2つの担体は、LCDパネルから除去される。上記の全ての状態において、シート同士の剥離を容易にするために、本明細書に記載するような分離開始工程を用いてもよい。
第1のシート10は、第1の主表面11、第1の主表面11と向かい合うと共に、第1の主表面11に略平行である第2の主表面12、第1の縁部14、および、厚さ16を有する。第1の縁部14は、第1の主表面11と第2の主表面12の間に、それらの両方に隣接して配置されている。第1の縁部14は、第1のシート10の全周に存在している。図1に示された第1の縁部14は、第1の主表面11および第2の主表面12と直角に交わっているが、そうである必要はない。その代わりに、第1の縁部14は、図1Aに示されるように、(非対称または対称に)丸みをつけられていても、湾曲していてもよく、図1Bに示されるように、(非対称または対称に)面取りされていてもよい。第1のシートは、薄いガラスシートでも、担体でもよい。第1のシートが担体の場合には、200マイクロメートル以上の厚さを有するだろう。第1のシートが、薄いガラスシートの場合には、300マイクロメートル以下の厚さを有するだろう。第1のシート10は、例えば、ケイ酸塩ガラス、ホウケイ酸塩ガラス、または、アルミノホウケイ酸塩ガラスなどのガラス、ガラスセラミック、ケイ素、若しくは、ソーダ石灰ケイ酸塩ガラスを含む、任意の適切な材料で作製されていてもよい。第1のシートは、無アルカリガラス、または、アルカリ含有ガラスであってもよい。更に、第1のシート10は、その厚さ方向に延伸する複数の穴または貫通孔を有するインターポーザであってもよい。更に、第1のシート10は、例えば、第一世代(300×400mm)、第二世代(360×465mm)、第三世代、第四世代、第五世代(1100×1300mm)、第六世代、第七世代、第八世代(2200×2500mm)、または、第十世代などの、任意の適切な大きさを有していてもよい。
第2のシート20は、第3の主表面23、第3の主表面23と向かい合うと共に、第3の主表面23に略平行である第4の主表面24、第2の縁部22、および、厚さ26を有する。第2の縁部22は、第3の主表面23と第4の主表面24の間に、それらの両方に隣接して配置されている。第2の縁部22は、第2のシート20の全周に存在している。第2の縁部22は、第1の縁部14と、一部で、または、全体に沿って、一致して(つまり、同一面上にあるか、または、位置合わせされて)いてもよい。後者の場合、第1のシート10と第2のシート20は、同じ大きさになるだろう。若しくは、第1のシート10は、第2のシート20より大きいか、第2のシート20より小さくてもよい。したがって、いくつかの場合には、第2の縁部22は、第1の縁部14から、ずれ3を有していてもよい。図1に示されたような、ずれ3は、方向5の方向であるが、その代わりに、ずれ3は、反対の方向7であってもよい。ずれ3は、シートアセンブリ2の全周で同じであってもよいが、そうである必要はない。担体(例えば、第1のシート10)の再利用のためには、薄いシート(例えば、第2のシート20)は、容易に除去できない材料が担体上に積層するのを防ぐ、ずれを有すべきであり、ずれ3は、例えば、方向5に、3mm以下でありうる。ずれが大きすぎると、電子装置の処理からの材料が、担体上に積層し、担体の再利用を難しくするかもしれない。図1に示された第2の縁部22は、第3の主表面23および第4の主表面24と直角に交わっているが、そうである必要はない。その代わりに、第2の縁部22は、図1Aに示されたように、(非対称または対称に)丸みをつけられていても、湾曲していてもよく、図1Bに示されたように、(非対称または対称に)面取りされていてもよい。第2のシートは、薄いガラスシートでも、担体でもよい。第2のシートが担体の場合には、200マイクロメートル以上の厚さを有するだろう。第2のシートが、薄いガラスシートの場合には、300マイクロメートル以下の厚さを有するだろう。厚さ26は、厚さ16と同じでも、厚さ16より厚くても、薄くてもよい。第2のシートは、例えば、ケイ酸塩ガラス、ホウケイ酸塩ガラス、または、アルミノホウケイ酸塩ガラスなどのガラス、ガラスセラミック、ケイ素、若しくは、ソーダ石灰ケイ酸塩ガラスを含む、任意の適切な材料で作製されていてもよい。第2のシートは、無アルカリガラス、または、アルカリ含有ガラスであってもよい。更に、第2のシート20は、その厚さ方向に延伸する複数の穴または貫通孔を有するインターポーザであってもよい。第2のシート20が薄いシートの場合には、第2のシート20は、単一の薄いシート、または、例えば、表示装置などの、例えば、消費者用電子装置などの装置を構成する、もっと大きなシート積層体の一部であってもよい。シート積層体の一部の場合には、積層体中の他のシートも、そのシートから除去されることになる担体に、一時的に接合されていてもよい。
図2は、第1と第2のシート10、20の接合の分離、または、別々に分けることを開始するための装置100を示している。図示されたように、装置は、係合部材30および支持部40を含む。
図2において、係合部材30は、コア31、係合面32、および、(コア31の)直径36を有する、円形の車輪状部材として示されている。更に、係合部材30は、軸34を中心に回転するように載置されている。コア31は、例えば、金属またはプラスチックなどの、特に限定されない任意の適切な堅い材料で作製されていてもよい。
係合面32は、分離を開始するのに十分大きな力を生成するように、第1および第2のシート10、20のうちの1枚の縁部と適切な摩擦量で係合するのを容易にする材料で、作製されている。シートの厚さは1mm未満程度なので、分離を開始するのに適切な摩擦量を発生させるための領域は小さいので、適切な材料の選択が重要である。更に、係合面32の材料は、シート10、20のうちの1枚の縁部と接触した際に、縁部上で、損傷が最小限か、または、全くないか、最小限の粒子を残すか、または、全く残さないか、および、最小限の残留物を残すか、または、全く残さないか、のうち任意の1つ以上の状態となるように提供されてもよく、これらの各状態は、シート10,20を、他の処理で再利用するのを容易にする。したがって、係合面32は、例えば、ブチルゴム、ナイロン、または、ウレタンなどの柔軟な材料で作製されている。例えば、小さな軸の周囲の単純なブチルゴムのOリングが、適しうる。材料のデュロメータ値は、約50から90、例えば、約70でありうる。材料のデュロメータ値が低すぎ、かつ、ずれ3が小さいと、係合面32は、第1のシート10と第2のシート20の両方に接触する傾向があり、シート10、20が、互いに分離されなくなる。50未満のデュロメータ値を有する材料で、ずれ3が1mm以下の状態で試みたが、米国特許出願公開第2014/0170378号明細書の方法で接合されて、400から800mJ/m2のシート間の接合エネルギーを有する第1と第2のシートを、うまく分離できなかった。材料のデュロメータ値が高すぎると、係合面と縁部の間で十分な摩擦を生成するのが難しくなり、結果的に、シートの分離を開始するのに十分な垂直方向の力成分を生成するのが、難しくなる。ここに記載した以外のデュロメータ値は、直径36を調節すると共に、シートアセンブリ2を、係合面32に対して押圧する力を調節することで、機能するかもしれない。他の態様において、材料は、シート上に最小限の量の粒子を残すか、または、全く残さないように選択され、この場合、材料は、非脆性を有するように選択され、例えば、ブチルゴム、ナイロン、または、ウレタンを用いてもよい。他の態様において、材料は、シート上に最小限の量の残量物が残るか、または、全く残らないように選択され、この場合、例えば、ブチルゴム、ナイロン、または、ウレタンを用いてもよい。コア31、および、別に分かれた係合面32を有する代わりに、係合部材30は、全て同じ材料で、一体に作製されていてもよく、材料は、上記のように、シート10、20のうちの1枚と係合するのに適切な材料である。図2に示されたように、係合面32は、係合部材30の全周に備えられていてもよい。他の態様によれば、例えば、図2Aに示されたように、係合面32は、係合部材30の周囲に不連続に置かれた別々に分かれた区分として、配置されていてもよい。更に他の態様によれば、例えば、図2Bに示されたように、係合面32は、係合部材30の幅方向に、1つ以上の別々に分かれた区分32A、32Bとして配置されていてもよく、(係合部材30の幅は、図2の破線44に平行な線に沿って、係合部材30上で測定されるものであり)、この場合、区分は、区分32Aのように、周囲に連続していても、区分32Bのように、周囲に不連続に配置されていてもよい。係合部材30の幅方向について、任意の特定の線上に、1つの区分32Aのみが示されているが、任意の適切な数の区分32Aが、そのように配置されていてもよい。
係合部材30の直径36は、コア31の直径であり、分離すべきシート10、20の厚さに基づいて選択される。シート10、20が、100から500マイクロメートル程度の場合には、直径36は、例えば、1/4から1/2インチ(約6.3から12.7mm、例えば、約10mm)の範囲であってもよい。次に、係合面32は、コアの外面から延伸し、いくつかの例においては、延伸量が、約1.1mmから約2.4mm(約3/64から、約3/32インチ)であってもよい。概して、直径36は、小さい方が好ましく、それは、第1のシート10の縁部14への良好なアクセスを提供し、分離開始方法に関連して後述するように、組み込まれた力制限機構を提供するからである。
係合部材30は、係合部材30を係合面32と共に矢印33の方向に回転させるモータ37に、連結されている。制御部38は、モータ37に連結されて、係合部材の回転を制御する。制御部38は、中央処理装置、プログラマブルロジックコントローラ、または、第1と第2のシート10、20の分離を開始するための係合部材32の操作方法に関連して操作を後述する、他の適切な装置であってもよい。
図2を参照すると、シートアセンブリ2が、係合部材3に対して、第1と第2のシート10、20の分離を開始するように提供されてもよいように、支持部40は、シートアセンブリ2を保持するための平坦な支持面42を含む。支持部40は、係合部材30に対し、平坦な支持面42が位置する平面が、係合部材30と、線状区分44(図2の破線)内で交差するように配置される。この配置で、シート10、20のうち適切な1枚の縁部が、後述するようにシート10、20の分離を開始するのに使用される係合面32と接触するように、シートアセンブリ2(または、係合部材30)を、単純に移動しうる。つまり、支持部40が、係合部材30に対して上記のように配置された状態で、係合部材30とシートアセンブリ2を、単純な一次元または二次元の動作で、互いに相対的に移動でき、シートアセンブリ2と係合部材30の位置合わせを容易にするように、1自由度は、固定される。例えば、図2に示されるように、シートアセンブリ2を、係合部材30の方に、係合部材30と接触するまで、方向7に単純に一次元移動してもよい。いくつかの例によれば、係合部材30の軸34は、固定位置に載置されて、シートアセンブリ2が、支持部40上の止め具(不図示)によって決められた位置に、移動されてもよく、それによって、止め具が、シートアセンブリを、係合面32に対して適切に位置決めされる。他の例によれば、支持部40、および/または、係合部材30の回転軸34は、三次元に移動自在で、例えば、第1の主表面11が、回転軸34に対して、適切なずれ71を有して位置するように、係合部材と係合されるべきシートの縁部の適切な位置合わせが、容易にできるようにしてもよい。支持部、および/または、回転軸の移動は、制御部38によって制御されてもよい。支持部40は、加圧/減圧台であってもよく、例えば、支持部40は、シートアセンブリ2を浮かべて、係合部材30と位置合わせするように移動するために、流体圧力を提供し、次に、シートアセンブリ2を、その位置合わせされた位置で保持するために、減圧を提供する。
ここで、図3および4を参照して、シートアセンブリ2の分離開始方法、つまり、第1のシート10と第2のシート20の分離開始方法を記載する。
シートアセンブリ2は、支持部40の平坦な支持面42によって、例えば、平坦な支持面42から発せられる流体により、支持される。そのようにして、シートアセンブリ2を、図3の左側から、係合面32の方に、係合面32と接触するか、または、略接触するまで、方向7に容易に移動してもよい。シートアセンブリが、係合面32に対し、適切な位置にある場合には、支持部材は、次に、減圧モードに切り替えられて、シートアセンブリ2を、平坦な支持面42に保持しうる。
図3に示されたように、係合部材30は、円形の車輪状部材であってもよく、回転軸34は、第1の主表面11から、距離71だけ、第1の方向61にずれており、平坦な支持面42から、分離の開始が望まれるシートアセンブリ2の厚さ以上である距離72だけ、第1の方向にずれており、シートアセンブリ2の厚さは、第1のシート10の厚さ16、第2のシート20の厚さ26、および、それらの間の任意の接合材料の厚さの合計である。接合材料が米国特許出願公開第2014/0170378号明細書の接合材料のように、無視できるほど薄い厚さを有する場合には、シートアセンブリ2の厚さを計算し、次に、ずれ量の距離72を計算する時に、接合材料の厚さは無視しうる。距離72は、分離の開始が望まれるシートアセンブリ2の予期される厚さに合うように、調節しうるものであり、この距離は、シートアセンブリ2の厚さだけではなく、係合面32と回転軸34の間の距離(この場合、係合部材30の直径36)にも依るものである。より具体的には、引き上げるべきシートの縁部(図3に示されたような、第1のシート10の縁部14)は、回転軸34からの横方向(方向7)の距離が、直径36より短くなるように配置されるべきである。したがって、係合面32は、第1のシート10が、第2のシートと相対的に、引き上げられてもよいように、第1のシート10のみの縁部14に接触する。第2のシートが100マイクロメートル程度で、第1のシートが400マイクロメートル程度の、いくつかの例によれば、第1のシート10は、約1から約3mm引き上げられてもよく、典型的には、主表面11と回転軸34の間の距離、つまり、ずれ距離71と同じであろう。
次に、分離を開始するために、係合部材30を、モータ37によって、方向33に回るように回転させる。適切な回転速度は、毎分1から20回転(RPM)程度である。その範囲で速度が遅くなるほど、シートの縁部に係合するために望ましい摩擦量を生成すること、および、適切な量の垂直方向の力を生成することが、容易になる。更に、その範囲で速度が遅くなるほど、シートアセンブリのシートを破損することがないように、分離の開始を制御するのが、容易になる。例えば、直径36が、1/4から1/2インチ(約6.3から12.7mm、例えば、約10mm)程度で、回転速度が、1から20RPM程度で、ブチルゴムの係合面32で、厚さ16が、500マイクロメートル程度の状態で、シートアセンブリの角部が係合面に提供されると、係合部材30は、約1ポンド(約4.5ニュートン)の力を生成可能で、それは、米国特許出願公開第2014/0170378号明細書に記載のように接合されて、例えば、300から800mJ/m2など、50から800mJ/m2の第1と第2のシート間の接合エネルギーを有する、第1のシートと第2のシートを分離するのに十分な分離開始力である。つまり、回転軸34が上記のようにずれた状態で、係合部材が回転するので、係合面32は、その柔軟性により、縁部14に対し押圧されて、係合面32と縁部14の間に摩擦力を生成する。係合面32が縁部14と摩擦係合した状態で、係合部材30が回転し続けるにつれて、係合部材30は、第1の主表面11に略垂直である第1の方向61の成分51aを有する(係合部材30の接線方向の)第1の力51を発生する。図示されたように、力51は、第1の主表面11に垂直方向である必要はなく、力51の成分51aが、第1のシート10を第2のシート20から分離するための力を発生するのに十分な大きさを有する限り、その成分51aのみが、第1の主表面に略垂直であってもよい。確かに、成分51aに垂直方向の力成分は、係合面32と縁部14の間で、適切な摩擦が発生するのを助ける。しかしながら、成分51aに垂直方向の力成分が大きくなりすぎると、第1のシート10を、第2のシートに対し摺動させる、および/または、第1のシート10を損傷させるという、望ましくない結果を引き起こすかもしれない。
上記のように、支持部40は、第2の力52を発生する減圧によって、シートアセンブリ2を、平坦な支持面42に保持し、第2の力52は、第1の方向61と反対(図3に示されたように、第4の主平面24に略垂直)の第2の方向62に、シートアセンブリ2に対して作用する成分を有する。力52は、第4の主表面24に、略垂直に示されているが、そうである必要はなく、力52の成分が、第1のシート10を第2のシート20から分離するための力を発生するのに十分な大きさを有する限り、その成分のみが、第1の主表面に略垂直であってもよい。力51、52は、反対方向に作用する成分を有し、更に、それらは、シートアセンブリの別々のシート10、20に作用するので、力51,52は、第1と第2のシート10、20の少なくとも一部の分離、または、別々に分けることを開始するであろう。図4は、第1のシート10の一部が、第1のシート10が第2のシート20に接合された全領域より狭い領域4で、第2のシートの対応する部分から分離された、シートアセンブリ2を示している。つまり、第1と第2のシート10、20は、領域6では、接合されたままである。しかしながら、領域4で分離が開始された後、シート10、20は、残りの領域6では、開始する力より小さい剥離する力によって、互いに剥離されてもよく、それは、例えば、吸引カップ、または、他の吸引装置など、シートと係合して引っ張るために適切な装置と共に、物理的レバーまたは固定された部材によって行われてもよい。次に、シート10、20は、完全に互いに分離されるように剥離されてもよい。
ずれ71、72、および、直径36が適切に選択された状態で、シート10が引き上げられるとすぐに、シート10は、車輪状部材(つまり、係合部材30)の最上部の方に移動するので、力51(および、垂直方向の成分51a)が低下する。その代わりに、制御部38を用いて、分離が開始された後は、第1のシート10に加わる力を低下させるように、係合面32の移動を低下または停止させてもよい。例えば、制御部38は、モータ37への負荷低下を感知して、係合面32の移動を停止する指示を受け取ってもよい。どちらの場合においても、分離開始後に、第1のシート10に加わる力が低下され、第2のシート20からの分離開始後に、第1のシートが、破損、または、他の状態で損傷する可能性を低下させる。
本発明の上記実施形態、特に、任意の「好適な」実施形態は、実施可能な例にすぎず、本発明の様々な原理の明確な理解のために示したものにすぎないということを、重視すべきである。本発明の精神、および、様々な原理から実質的に逸脱することなく、本発明の上記実施形態に、多くの変形および変更を行ってもよい。本明細書では、そのような変更および変形の全てが、本開示および本発明の範囲に含まれ、下記請求項によって保護されることを意図する。
例えば、係合面は、縁部に、シートアセンブリの角部8で接触して示されたが、そうである必要はない。その代わりに、係合面は、例えば、約1/4インチ(約6.3mm)など、約1インチ(25.4mm)までの距離9だけ、角部から離れた位置で、縁部に接触してもよい。距離9は、第1のシート10と第2のシート20の間の接合エネルギーに依るものであろうし、距離9は、領域4が、接触点から第1のシート10と第2のシート20が互いに接合された領域の角部8に達するであろう範囲に、保たれるべきである。更に、シートアセンブリの周囲の1つの位置での開始後に、シートアセンブリと係合部材は、互いに移動され、例えば、シートアセンブリの周囲の任意の残りの角部から約1インチ(25.4mm)内の1つ以上の追加の点で、開始を行うようにしてもよい。係合面が、縁部に、シートアセンブリの角部から離れすぎた点で接触すると、シート同士が分離されないか、または、係合面によって係合されたシートが、破損、または、他の状態で損傷されるであろう。1つ以上の領域4が、シートアセンブリ2の周囲に提供された後は、シート同士が、完全に別々に分けられるように、互いに剥離してもよい。
シートアセンブリの角部8を直角で示したが、つまり、第1の主表面11を矩形で示したが、更なる例としては、そうである必要はない。その代わりに、シートアセンブリの角部は、第1のシート10および第2のシート20の一方または両方で、面取りされていてもよく、それによって、主表面11、23が、多角形であってもよい。更に、第1および第2のシート10、20の両方が、面取りを有する場合に、面取りは、同じ構成である必要はない、つまり、主表面11、23は、同じ多角形形状である必要はない。
円形の車輪状部材を図示したが、更なる例としては、そうである必要はない。その代わりに、例えば、係合部材は、完全な円形ではないカムローブ状の車輪状部材であってもよく、2つの車輪状部材の間で駆動されるベルトであってもよく、軸を中心に枢動するレバーであってもよく、または、指状部材であってもよい。上記のような回転速度(例えば、直径36が、6.3から12.7mm程度で、係合面32が、直径から、1.1から2.4mm程度、延伸し、回転速度が、1から20RPM程度)を、ベルトの線速度で表すと、約0.5mm/秒から約18.3mm/秒と同等である。どのような場合も、係合部材の重要な一態様は、シートアセンブリから除去すべきシートの縁部に対し、そのシートを損傷することなく作用するように配置された、係合面を有するということである。シートの縁部に作用することによって、係合面は、シートの主表面を損傷しにくくなり、除去したシートを、他のアセンブリで再利用してもよい。つまり、係合面は、除去されたシートの主表面への損傷を避けており、そのような損傷は、除去されたシートの強度の低下、および/または、除去されたシートの他のシートへの接合性能の低下、および/または、除去されたシートに接合された他のシート上に消費者用電子装置を形成する工程間に、位置合わせ操作を行う場合に、除去されたシートの透過性の低下に、つながるかもしれない。
上記のように、シートアセンブリ2を係合部材30に相対的に位置決めした後に、係合部材30の回転が開始されたが、更なる例としては、そうである必要はない。その代わりに、係合部材30を、回転させ、回転したままの状態で、シートアセンブリ2を、係合面32の方に、係合面32と接触するまで、方向7に移動してもよい。
本明細書および図面で開示した様々な特徴は、任意の、および、全ての組合せで使用されうると理解されるべきである。制限するものではない例として、様々な特徴を、以下の態様に示したように組み合わせてもよい。
第1の態様によれば、シートアセンブリの分離開始方法において、
a.第1の主表面と、第1の主表面に向い合った第2の主表面と、第1の主表面と第2の主表面の間に、かつ、第1の主表面と第2の主表面に隣接して配置された第1の縁部とを含む第1のシート、および、第2の主表面に除去自在に接合された第2のシートを含む、シートアセンブリと、係合面を有する係合部材とを、互いに相対的に移動する工程と、
b.第1の縁部を、係合面に接触させる工程と、
c.第1の主表面に垂直である第1の方向の力成分を含む第1の力を、第1の縁部に、係合面で加える工程と、
d.第1の方向と反対の第2の方向の力成分を含む第2の力を、第2のシートに加える工程と、を有し、
第1および第2の力を加えることにより、第1のシートの少なくとも1つの部分の、接合された第2のシートの対応する部分からの分離を開始させる方法が、提供される。
a.第1の主表面と、第1の主表面に向い合った第2の主表面と、第1の主表面と第2の主表面の間に、かつ、第1の主表面と第2の主表面に隣接して配置された第1の縁部とを含む第1のシート、および、第2の主表面に除去自在に接合された第2のシートを含む、シートアセンブリと、係合面を有する係合部材とを、互いに相対的に移動する工程と、
b.第1の縁部を、係合面に接触させる工程と、
c.第1の主表面に垂直である第1の方向の力成分を含む第1の力を、第1の縁部に、係合面で加える工程と、
d.第1の方向と反対の第2の方向の力成分を含む第2の力を、第2のシートに加える工程と、を有し、
第1および第2の力を加えることにより、第1のシートの少なくとも1つの部分の、接合された第2のシートの対応する部分からの分離を開始させる方法が、提供される。
第2の態様によれば、第1のシートの少なくとも1つの部分を、第2のシートの対応する部分から分離した後に、第1の力を低下させる工程を更に有する、第1の態様の方法が、提供される。
第3の態様によれば、係合面が、柔軟な材料、ブチルゴム、ナイロン、または、ウレタンの少なくとも1つで作製されている、第1または第2の態様の方法が、提供される。
第4の態様によれば、係合面が、50から90のデュロメータ値を有する材料で作製されている、第1から第3の態様のいずれか1つの方法が、提供される。
第5の態様によれば、係合面が、残留物と粒子のいずれも第1のシート上に残さない、非脆性材料で作製されたものである、第1から第4の態様のいずれか1つの方法が、提供される。
第6の態様によれば、第1の力を加える工程が、係合部材を回転させる工程を含むものである、第1から第5の態様のいずれか1つの方法が、提供される。
第7の態様によれば、係合面が縁部に接触する前に、係合面が、0.5から18.3mm/秒の速度で、縁部と相対的に移動するように、係合部材を回転させる工程を更に有する、第6の態様の方法が、提供される。
第8の態様によれば、第1のシートの少なくとも1つの部分が、第2のシートの対応する部分から、最初に分離された後に、係合部材の回転を減速させる工程を更に有する、第6または第7の態様の方法が、提供される。
第9の態様によれば、係合部材の回転軸が、第1の主表面から、第1の方向にずれている、第6から第8の態様のいずれか1つの方法が、提供される。
第10の態様によれば、係合部材が、車輪状部材である、第6から第9の態様のいずれか1つの方法が、提供される。
第11の態様によれば、車輪状部材が、6.3から12.7mmの直径を有し、方法は、係合部材を、毎分1から20回転の速度で回転させる工程を更に有する、第10の態様の方法が、提供される。
第12の態様によれば、係合面は、車輪状部材の全周に、連続して配置されている、第10または第11の態様の方法が、提供される。
第13の態様によれば、車輪状部材の周囲に、不連続に配置された複数の係合面を更に有する、第10または第11の態様の方法が、提供される。
第14の態様によれば、車輪状部材の幅方向に、不連続に配置された複数の係合面を更に有する、第10から第13の態様のいずれか1つの方法が、提供される。
第15の態様によれば、第1の縁部を、係合面と、シートアセンブリの角部から25.4mm以内で接触させる工程を更に有する、第1から第14の態様のいずれか1つの方法が、提供される。
第16の態様によれば、第1のシートが、第2のシートより厚いものである、第1から第15の態様のいずれか1つの方法が、提供される。
第17の態様によれば、第1のシートが、第2のシートより薄いものである、第1から第15の態様のいずれか1つの方法が、提供される。
第18の態様によれば、第1のシートが、200マイクロメートル以上の厚さを有するものである、第1から第17の態様のいずれか1つの方法が、提供される。
第19の態様によれば、第2のシートが、300マイクロメートル以下の厚さを有するものである、第1から第18の態様のいずれか1つの方法が、提供される。
第20の態様によれば、シートアセンブリが、3mm以下の厚さを有するものである、第1から第19の態様のいずれか1つの方法が、提供される。
第21の態様によれば、第1のシートが、ケイ酸塩ガラスである、第1から第20の態様のいずれか1つの方法が、提供される。
第22の態様によれば、第2のシートが、ケイ酸塩ガラスである、第1から第21の態様のいずれか1つの方法が、提供される。
第23の態様によれば、第1と第2の主表面が、互いに平行である、第1から第22の態様のいずれか1つの方法が、提供される。
第24の態様によれば、第2のシートが、第3の主表面、第3の主表面と向かい合った第4の主表面、および、第3の主表面と第4の主表面の間に、かつ、第3の主表面と第4の主表面に隣接して配置された第2の縁部を含み、更に、第2の縁部が、第1の縁部と一致するものである、第1から第23の態様のいずれか1つの方法が、提供される。
第25の態様によれば、第2のシートが、第3の主表面と、第3の主表面と向かい合った第4の主表面と、第3の主表面と第4の主表面の間に、かつ、第3の主表面と第4の主表面に隣接して配置された第2の縁部とを含み、更に、第2の縁部が、第1の縁部から、係合面から離れる方向にずれている、第1から第24の態様のいずれか1つの方法が、提供される。
第26の態様によれば、縁部のずれが、3mm以下である、第25の態様の方法が、提供される。
第27の態様によれば、縁部が、湾曲しているものである、第1から第26の態様のいずれか1つの方法が、提供される。
第28の態様によれば、縁部が、面取りされたものである、第1から第27の態様のいずれか1つの方法が、提供される。
第29の態様によれば、縁部が、第1および/または第2の主表面と直角に交わっている、第1から第28の態様のいずれか1つの方法が、提供される。
第30の態様によれば、
シートアセンブリの分離開始装置において、
a.柔軟な係合面を有する係合部材と、
b.シートアセンブリを保持するための平坦な支持面であって、平坦な支持面が位置する平面が、係合面と線状区分内で交差するように、係合部材に対して配置された支持面とを備えた装置が、提供される。
シートアセンブリの分離開始装置において、
a.柔軟な係合面を有する係合部材と、
b.シートアセンブリを保持するための平坦な支持面であって、平坦な支持面が位置する平面が、係合面と線状区分内で交差するように、係合部材に対して配置された支持面とを備えた装置が、提供される。
第31の態様によれば、回転軸を更に有し、係合面が、回転軸を中心に進行するものである、第30の態様の装置が、提供される。
第32の態様によれば、係合部材に連結されて、係合面を進行させるモータを、更に含む、第30または第31の態様の装置が、提供される。
第33の態様によれば、モータに連結された制御部を、更に含み、制御部は、モータへの負荷低下を指示を受け取るとモータを減速させるように、構成されたものである、第32の態様の装置が、提供される。
第34の態様によれば、回転軸が、平坦な支持面が位置する平面から、分離が開始されるべきシートアセンブリの厚さ以上の距離だけ、ずれているものである、第31から第33の態様のいずれか1つの装置が、提供される。
第35の態様によれば、ずれが、6mm未満である、第34の装置が、提供される。
第36の態様によれば、係合部材が、車輪状部材であり、モータが、車輪状部材に連結されて、車輪状部材を回転させるものである、第32から第35の態様のいずれか1つの装置が、提供される。
第37の態様によれば、係合面が、車輪状部材の全周に、連続して配置されたものである、第36の態様の装置が、提供される。
第38の態様によれば、車輪状部材の周囲に不連続に配置された複数の係合面を更に有するものである、第36または第37の態様の装置が、提供される。
第39の態様によれば、車輪状部材の幅方向に、不連続に配置された複数の係合面を更に有するものである、第36から第38の態様のいずれか1つの装置が、提供される。
第40の態様によれば、車輪状部材の直径が、約6.3から約12.7mmである、第36から第39の態様のいずれか1つの装置が、提供される。
第41の態様によれば、柔軟な係合面が、ブチルゴム、ナイロン、または、ウレタンで作製された、第30から第40の態様のいずれか1つの装置が、提供される。
第42の態様によれば、柔軟な係合面が、50から90のデュロメータ値を有する、第30から第41の態様のいずれか1つの装置が、提供される。
第43の態様によれば、柔軟な係合面が、非脆性を有する、第30から第42の態様のいずれか1つの装置が、提供される。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
シートアセンブリの分離開始方法において、
第1の主表面と、前記第1の主表面に向い合った第2の主表面と、該第1の主表面と前記第2の主表面の間に、かつ、該第1の主表面と該第2の主表面に隣接して配置された第1の縁部とを含む第1のシート、および、該第2の主表面に除去自在に接合された第2のシートを含む、シートアセンブリと、係合面を有する係合部材とを、互いに相対的に移動する工程と、
前記第1の縁部を、前記係合面に接触させる工程と、
前記第1の主表面に垂直である第1の方向の力成分を含む第1の力を、前記第1の縁部に、前記係合面で加える工程と、
前記第1の方向と反対の第2の方向の力成分を含む第2の力を、前記第2のシートに加える工程と、
を有し、
前記第1および第2の力を加えることにより、前記第1のシートの少なくとも1つの部分の、接合された前記第2のシートの対応する部分からの最初の分離を引き起こす、方法。
シートアセンブリの分離開始方法において、
第1の主表面と、前記第1の主表面に向い合った第2の主表面と、該第1の主表面と前記第2の主表面の間に、かつ、該第1の主表面と該第2の主表面に隣接して配置された第1の縁部とを含む第1のシート、および、該第2の主表面に除去自在に接合された第2のシートを含む、シートアセンブリと、係合面を有する係合部材とを、互いに相対的に移動する工程と、
前記第1の縁部を、前記係合面に接触させる工程と、
前記第1の主表面に垂直である第1の方向の力成分を含む第1の力を、前記第1の縁部に、前記係合面で加える工程と、
前記第1の方向と反対の第2の方向の力成分を含む第2の力を、前記第2のシートに加える工程と、
を有し、
前記第1および第2の力を加えることにより、前記第1のシートの少なくとも1つの部分の、接合された前記第2のシートの対応する部分からの最初の分離を引き起こす、方法。
実施形態2
前記第1のシートの前記少なくとも1つの部分を、前記第2のシートの前記対応する部分から分離した後に、前記第1の力を低下させる工程を更に有する、実施形態1に記載の方法。
前記第1のシートの前記少なくとも1つの部分を、前記第2のシートの前記対応する部分から分離した後に、前記第1の力を低下させる工程を更に有する、実施形態1に記載の方法。
実施形態3
前記係合面が、柔軟な材料、ブチルゴム、ナイロン、または、ウレタンの少なくとも1つで作製されている、実施形態1または2に記載の方法。
前記係合面が、柔軟な材料、ブチルゴム、ナイロン、または、ウレタンの少なくとも1つで作製されている、実施形態1または2に記載の方法。
実施形態4
前記係合面が、50から90のデュロメータ値を有する材料で作製されている、実施形態1から3のいずれか1つに記載の方法。
前記係合面が、50から90のデュロメータ値を有する材料で作製されている、実施形態1から3のいずれか1つに記載の方法。
実施形態5
前記第1の力を加える工程は、前記係合部材を回転させる工程を含むものである、実施形態1から4のいずれか1つに記載の方法。
前記第1の力を加える工程は、前記係合部材を回転させる工程を含むものである、実施形態1から4のいずれか1つに記載の方法。
実施形態6
前記第1のシートの前記少なくとも1つの部分が、前記第2のシートの前記対応する部分から、最初に分離された後に、前記係合部材の回転を減速させる工程を更に有する、実施形態5に記載の方法。
前記第1のシートの前記少なくとも1つの部分が、前記第2のシートの前記対応する部分から、最初に分離された後に、前記係合部材の回転を減速させる工程を更に有する、実施形態5に記載の方法。
実施形態7
前記係合部材の回転軸が、前記第1の主表面から、前記第1の方向にずれている、実施形態5または6に記載の方法。
前記係合部材の回転軸が、前記第1の主表面から、前記第1の方向にずれている、実施形態5または6に記載の方法。
実施形態8
前記係合部材が、6.3から12.7mmの直径を有する車輪状部材であって、
前記係合部材を、毎分1から20回転の速度で回転させる工程を更に有する、実施形態5から7のいずれか1つに記載の方法。
前記係合部材が、6.3から12.7mmの直径を有する車輪状部材であって、
前記係合部材を、毎分1から20回転の速度で回転させる工程を更に有する、実施形態5から7のいずれか1つに記載の方法。
実施形態9
前記第1の縁部を、前記係合面と、前記シートアセンブリの角部から25.4mm以内で接触させる工程を更に有する、実施形態1から8のいずれか1つに記載の方法。
前記第1の縁部を、前記係合面と、前記シートアセンブリの角部から25.4mm以内で接触させる工程を更に有する、実施形態1から8のいずれか1つに記載の方法。
実施形態10
前記第2のシートが、第3の主表面と、前記第3の主表面と向かい合った第4の主表面と、前記第3の主表面と前記第4の主表面の間に、かつ、該第3の主表面と該第4の主表面に隣接して配置された第2の縁部とを含み、
更に、前記第2の縁部が、前記第1の縁部から、前記係合面から離れる方向にずれている、実施形態1から9のいずれか1つに記載の方法。
前記第2のシートが、第3の主表面と、前記第3の主表面と向かい合った第4の主表面と、前記第3の主表面と前記第4の主表面の間に、かつ、該第3の主表面と該第4の主表面に隣接して配置された第2の縁部とを含み、
更に、前記第2の縁部が、前記第1の縁部から、前記係合面から離れる方向にずれている、実施形態1から9のいずれか1つに記載の方法。
実施形態11
前記縁部のずれが、3mm以下である、実施形態10に記載の方法。
前記縁部のずれが、3mm以下である、実施形態10に記載の方法。
実施形態12
シートアセンブリの分離開始装置において、
柔軟な係合面を有する係合部材と、
シートアセンブリを保持するための平坦な支持面であって、前記平坦な支持面が位置する平面が、前記係合面と線状区分内で交差するように、前記係合部材に対して配置された支持面と、
を備えた、装置。
シートアセンブリの分離開始装置において、
柔軟な係合面を有する係合部材と、
シートアセンブリを保持するための平坦な支持面であって、前記平坦な支持面が位置する平面が、前記係合面と線状区分内で交差するように、前記係合部材に対して配置された支持面と、
を備えた、装置。
実施形態13
回転軸を更に有し、前記係合面が、前記回転軸を中心に進行するものである、実施形態12に記載の装置。
回転軸を更に有し、前記係合面が、前記回転軸を中心に進行するものである、実施形態12に記載の装置。
実施形態14
前記回転軸が、前記平坦な支持面が位置する前記平面から、分離が開始されるべきシートアセンブリの厚さ以上の距離だけ、ずれている、実施形態13に記載の装置。
前記回転軸が、前記平坦な支持面が位置する前記平面から、分離が開始されるべきシートアセンブリの厚さ以上の距離だけ、ずれている、実施形態13に記載の装置。
実施形態15
前記係合部材が、車輪状部材であって、
前記車輪状部材に連結されて、該車輪状部材を回転させるモータを、更に有する、実施形態12から14のいずれか1つに記載の装置。
前記係合部材が、車輪状部材であって、
前記車輪状部材に連結されて、該車輪状部材を回転させるモータを、更に有する、実施形態12から14のいずれか1つに記載の装置。
実施形態16
前記車輪状部材の直径が、約6.3から約12.7mmである、実施形態15に記載の装置。
前記車輪状部材の直径が、約6.3から約12.7mmである、実施形態15に記載の装置。
実施形態17
前記柔軟な係合面が、ブチルゴム、ナイロン、または、ウレタンで作製された、実施形態12から16のいずれか1つに記載の装置。
前記柔軟な係合面が、ブチルゴム、ナイロン、または、ウレタンで作製された、実施形態12から16のいずれか1つに記載の装置。
実施形態18
前記柔軟な係合面が、50から90のデュロメータ値を有する、実施形態12から17のいずれか1つに記載の装置。
前記柔軟な係合面が、50から90のデュロメータ値を有する、実施形態12から17のいずれか1つに記載の装置。
実施形態19
前記柔軟な係合面が、非脆性を有する、実施形態12から18のいずれか1つに記載の装置。
前記柔軟な係合面が、非脆性を有する、実施形態12から18のいずれか1つに記載の装置。
2 シートアセンブリ
8 角部
10 第1のシート
11 第1の主表面
12 第2の主表面
14 第1の縁部
20 第2のシート
22 第2の縁部
23 第3の主表面
24 第4の主表面
30 係合部材
31 コア
32 係合面
34 軸
37 モータ
38 制御部
40 支持部
42 支持面
100 分離開始装置
8 角部
10 第1のシート
11 第1の主表面
12 第2の主表面
14 第1の縁部
20 第2のシート
22 第2の縁部
23 第3の主表面
24 第4の主表面
30 係合部材
31 コア
32 係合面
34 軸
37 モータ
38 制御部
40 支持部
42 支持面
100 分離開始装置
Claims (15)
- シートアセンブリの分離開始方法において、
第1の主表面と、前記第1の主表面に向い合った第2の主表面と、該第1の主表面と前記第2の主表面の間に、かつ、該第1の主表面と該第2の主表面に隣接して配置された第1の縁部とを含む第1のシート、および、該第2の主表面に除去自在に接合された第2のシートを含む、シートアセンブリと、係合面を有する係合部材とを、互いに相対的に移動する工程と、
前記第1の縁部を、前記係合面に接触させる工程と、
前記第1の主表面に垂直である第1の方向の力成分を含む第1の力を、前記第1の縁部に、前記係合面で加える工程と、
前記第1の方向と反対の第2の方向の力成分を含む第2の力を、前記第2のシートに加える工程と、
を有し、
前記第1および第2の力を加えることにより、前記第1のシートの少なくとも1つの部分の、接合された前記第2のシートの対応する部分からの最初の分離を引き起こす、方法。 - 前記第1のシートの前記少なくとも1つの部分を、前記第2のシートの前記対応する部分から分離した後に、前記第1の力を低下させる工程を更に有する、請求項1に記載の方法。
- 前記第1の力を加える工程は、前記係合部材を回転させる工程を含むものである、請求項1または2に記載の方法。
- 前記第1のシートの前記少なくとも1つの部分が、前記第2のシートの前記対応する部分から、最初に分離された後に、前記係合部材の回転を減速させる工程を更に有する、請求項3に記載の方法。
- 前記係合部材の回転軸が、前記第1の主表面から、前記第1の方向にずれている、請求項3または4に記載の方法。
- 前記係合部材が、6.3から12.7mmの直径を有する車輪状部材であって、
前記係合部材を、毎分1から20回転の速度で回転させる工程を更に有する、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。 - 前記第1の縁部を、前記係合面と、前記シートアセンブリの角部から25.4mm以内で接触させる工程を更に有する、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
- 前記第2のシートが、第3の主表面と、前記第3の主表面と向かい合った第4の主表面と、前記第3の主表面と前記第4の主表面の間に、かつ、該第3の主表面と該第4の主表面に隣接して配置された第2の縁部とを含み、
更に、前記第2の縁部が、前記第1の縁部から、前記係合面から離れる方向にずれている、請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。 - 前記縁部のずれが、3mm以下である、請求項8に記載の方法。
- シートアセンブリの分離開始装置において、
柔軟な係合面を有する係合部材と、
シートアセンブリを保持するための平坦な支持面であって、前記平坦な支持面が位置する平面が、前記係合面と線状区分内で交差するように、前記係合部材に対して配置された支持面と、
を備えた、装置。 - 回転軸を更に有し、前記係合面が、前記回転軸を中心に進行するものであり、
前記回転軸が、前記平坦な支持面が位置する前記平面から、分離が開始されるべきシートアセンブリの厚さ以上の距離だけ、ずれている、請求項10に記載の装置。 - 前記係合部材が、車輪状部材であって、
前記車輪状部材に連結されて、該車輪状部材を回転させるモータを、更に有し、
前記車輪状部材の直径が、約6.3から約12.7mmである、請求項10または11に記載の装置。 - 前記柔軟な係合面が、ブチルゴム、ナイロン、または、ウレタンで作製された、請求項10から12のいずれか1項に記載の装置。
- 前記柔軟な係合面が、50から90のデュロメータ値を有する、請求項10から13のいずれか1項に記載の装置。
- 前記柔軟な係合面が、非脆性を有する、請求項10から14のいずれか1項に記載の装置。
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