JP2018514193A5 - - Google Patents
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Description
まとめ
3C H5L1抗体は、インビトロで、DENV−2に結合し及び中和し、DENV−1、3、4には、より少ない程度であるが、依然として強力に(mMからnMまでの範囲のEC50で)結合し及び中和する。3CH5L1抗体は、ウイルス粒子全体に結合し、組み換えEタンパク質には効率的に結合しない。3CH5L1抗体は、インビボにおける4つのDENV血清型全てに対する顕著なインビボ有効性を有し、致死のDENV−2株に由来する死から保護する。3CH5L1のFc部位における修飾(例えば、LALA変異)を導入することによって、インビボでの効果を損なうことなく、観察された3CH5L1の低い程度の抗体依存性増強(即ち、ADE)を完全に阻止することができた。観察された4つの血清型に対する有効性及び致死のDENV−2に対する保護は、デングウイルス(即ち、DENV)に対する他の知られた抗体では満たされたい。本技術分野で知られる非常に効力のある中和抗体は、通常1つの血清型に対して特異的である一方で、本明細書に記載される抗体は、複数のDENV血清型に対して中和能を有することが示された。事実、インビボでは、本明細書に記載される抗体は4つのDENV血清型全てに対して効力を示す。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
単離された抗体、又はその抗原結合フラグメントであって、前記抗体は、
(a)配列番号3に示されるCDRH1、又は配列番号3に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRH1配列、
(b)配列番号4に示されるCDRH2、又は配列番号4に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRH2配列、
(c)配列番号5に示されるCDRH3、又は配列番号5に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRH3配列、
からなる群から選択される少なくとも1つのCDRを含む1つの重鎖アミノ酸配列、
又は抗体、若しくはその抗原結合フラグメント
を少なくとも含む単離された抗体、又は抗原結合フラグメント。
[2]
単離された抗体、又はその抗原結合フラグメントであって、前記抗体は、
(a)配列番号6に示されるCDRL1、又は配列番号6に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRL1配列、
(b)配列番号7に示されるCDRL2、又は配列番号7に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRL2配列、
(c)配列番号8に示されるCDRL3、又は配列番号8に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRL3配列、
からなる群から選択される少なくとも1つのCDRを含む1つの軽鎖アミノ酸配列、
又は抗体、若しくはその抗原結合フラグメント
を少なくとも含む単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[3]
前記抗体は、
(a)配列番号3に示されるCDRH1、又は配列番号3に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRH1配列、
(b)配列番号4に示されるCDRH2、又は配列番号4に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRH2配列,
(c)配列番号5に示されるCDRH3、又は配列番号5に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRH3配列、
からなる群から選択される少なくとも1つのCDRを含む1つの重鎖アミノ酸配列、及び
(d)配列番号6に示されるCDRL1、又は配列番号6に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRL1配列、
(e)配列番号7に示されるCDRL2、又は配列番号7に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRL2配列、
(f)配列番号8に示されるCDRL3、又は配列番号8に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRL3配列、
からなる群から選択される少なくとも1つのCDRを含む少なくとも1つの軽鎖アミノ酸配列
又はデングウイルス粒子全体を認識する抗体、若しくはその抗原結合フラグメント
を少なくとも含む[1]又は[2]に記載の抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[4]
単離された抗体、又はその抗原結合フラグメントであって、前記抗体は、
(a)配列番号3に示されるCDRH1、又はそれとは1つ若しくは2つのアミノ酸が異なるCDRH1配列、
(b)配列番号4に示されるCDRH2、又はそれとは1つ若しくは2つのアミノ酸が異なるCDRH2配列、
(c)配列番号5に示されるCDRH3、又はそれとは1つ若しくは2つのアミノ酸が異なるCDRH3配列、
からなる群から選択される少なくとも1つのCDRを含む1つの重鎖アミノ酸配列、及び/又は
(a)配列番号6に示されるCDRL1、又はそれとは1つ若しくは2つのアミノ酸が異なるCDRL1配列、
(b)配列番号7に示されるCDRL2、又はそれとは1つ若しくは2つのアミノ酸が異なるCDRL2配列、
(c)配列番号8に示されるCDRL3、又はそれとは1つ若しくは2つのアミノ酸が異なるCDRL3配列、
からなる群から選択される少なくとも1つのCDRを含む少なくとも1つの軽鎖アミノ酸配列
又はデングウイルス粒子全体を認識する抗体、若しくはその抗原結合フラグメント
を少なくとも含む単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[5]
単離された抗体、又はその抗原結合フラグメントであって、前記抗体は、
デングウイルス粒子全体を認識する、
(a)配列番号3に示されるCDRH1、
(b)配列番号4に示されるCDRH2、及び
(c)配列番号5に示されるCDRH3、
からなる群から選択される全てのCDRを含む軽鎖アミノ酸配列
を含む単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[6]
単離された抗体、又はその抗原結合フラグメントであって、前記抗体は、
デングウイルス粒子全体を認識する、
(a)配列番号6に示されるCDRL1、
(b)配列番号7に示されるCDRL2、
(c)配列番号8に示されるCDRL3、
からなる群から選択される全てのCDRを含む軽鎖アミノ酸配列
を含む、単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[7]
単離された抗体、又はその抗原結合フラグメントであって、前記抗体は、
デングウイルス粒子全体を認識する、
(a)配列番号3に示されるCDRH1、
(b)配列番号4に示されるCDRH2、
(c)配列番号5に示されるCDRH3、
からなる群から選択される全てのCDRを含む重鎖アミノ酸配列、及び
(a)配列番号6に示されるCDRL1、
(b)配列番号7に示されるCDRL2、
(c)配列番号8に示されるCDRL3、
からなる群から選択される全てのCDRを含む軽鎖アミノ酸配列
を含む単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[8]
K122、I162、及びS274からなる群から選択される、デングウイルス糖タンパク質のアミノ酸の少なくとも1つを含むエピトープに特異的である抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[9]
前記エピトープが、K122、I162、及びS274からなる群から選択される、デングウイルス糖タンパク質のアミノ酸の少なくとも1つを含む場合、前記エピトープが、G100、W101、K310、W391、及びF392からなる群から選択されるデングウイルス糖タンパク質の少なくとも1つを更に含む[8]に記載の抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[10]
前記エピトープが、G100、W101、K122、I162、S274、K310、W391及びF392からなる群から選択される、デングウイルス糖タンパク質のアミノ酸の少なくとも3つを含む[8]又は[9]に記載の抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[11]
前記抗体は、デングウイルス表面の糖タンパク質への結合よりも、デングウイルス粒子全体により結合することができる[1]〜[10]の何れか1つに記載の抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[12]
前記糖タンパク質は、Eタンパク質である、[1]〜[11]の何れか1つに記載の抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[13]
前記デングウイルス粒子は、DENV血清型1(DENV−1)、DENV血清型2(DENV−2)、DENV血清型3(DENV−3)、及びDENV血清型4(DENV−4)からなる群から選択される少なくとも1つのデングウイルスである[1]〜[12]の何れか1つに記載の抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[14]
前記抗体は、配列番号1に対して少なくとも70%の配列同一性を有するヌクレオチド配列によってコードされる重鎖可変領域を含む、[1]〜[13]の何れか1つに記載の抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[15]
前記抗体は、配列番号1のヌクレオチド配列によってコードされる重鎖可変領域を含む[14]に記載の単離された抗抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[16]
前記抗体は、配列番号2に対して少なくとも70%の配列同一性を有するヌクレオチド配列によってコードされる軽鎖可変領域を含む、[1]〜[15]の何れか1つに記載の単離された抗抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[17]
前記抗体は、配列番号2のヌクレオチド配列によってコードされる軽鎖可変領域を含む[16]に記載の単離された抗抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[18]
前記抗体、又はその抗体結合フラグメントは、配列番号9のアミノ酸配列又は、それとは少なくとも85%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域を含む[1]〜[17]の何れか1つに記載の単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[19]
前記抗体、又はその抗体結合フラグメントは、配列番号10のアミノ酸配列又は、それとは少なくとも85%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む[1]〜[18]の何れか1つに記載の単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[20]
前記抗体がモノクローナル抗体である、上記の何れか1つに記載の単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[21]
前記抗体は、修飾されたIgG1抗体、修飾されたIgG2抗体、修飾されたIgG3抗体、又は修飾されたIgG4抗体である上記の何れか1つに記載の単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[22]
前記修飾は、抗体のFc−ガンマ−受容体(FcγR)への結合を阻止する[21]に記載の単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[23]
治療に用いるための、上記の何れか1つに記載の単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[24]
[1]〜[22]の何れか1つに記載の単離された抗体、又はその抗原結合フラグメントを含む組成物。
[25]
[1]〜[22]の何れか1つに記載の単離された抗体を含むキット。
[26]
[1]〜[22]の何れか1つに記載の単離された抗体、又は[24]に記載の組成物、又は[25]に記載のキットを含むデングウイルス血清型の少なくとも1つに対する受動ワクチン。
[27]
治療対象体におけるデングウイルス感染症の治療方法であって、
[1]〜[22]の何れか1つに記載の単離された抗体又はその抗原結合フラグメント、又は[24]に記載の組成物、又は[26]に記載のワクチンの有効量を前記治療対象体に投与することを含む方法。
[28]
治療対象体におけるデングウイルス感染症を処置するための医薬品の製造における、[1]〜[22]の何れか1つに記載の単離された抗体又はその抗原結合フラグメント、又は[24]に記載の組成物、又は[25]に記載のキット、又は[26]に記載のワクチンの使用。
[29]
試料におけるデングウイルス血清型の少なくとも1つを検出する方法であって、
a.前記試料を、[1]〜[22]の何れか1つに記載の単離された抗体又は[25]に記載のキットの少なくとも1つとともにインキュベーションすること、及び
b.抗体−デングウイルス複合体を検出すること(ここで、前記複合体の存否は、前記試料におけるデングウイルスの存否を意味する)
を含む方法。
[30]
a.[1]〜[22]の何れか1つに記載の単離された抗体、又は抗体フラグメントをコードする核酸配列、
b.配列番号1及び2に示す核酸配列、
c.(a)又は(b)]に記載の何れか1つの配列に相補的な核酸、及び
d.厳しい条件下で、(a)、(b)、又は(c)にハイブリダイズすることができる核酸配列
からなる群から選択される単離された核酸分子。
[31]
[30]に記載の核酸配列を含むベクター。
[32]
[31]に記載のベクターで形質転換した宿主。
[33]
[32]に記載の宿主から抗体を得る工程を含む、[1]〜[22]の何れか1つに記載の抗体、又は抗原結合フラグメントを製造する方法。
3C H5L1抗体は、インビトロで、DENV−2に結合し及び中和し、DENV−1、3、4には、より少ない程度であるが、依然として強力に(mMからnMまでの範囲のEC50で)結合し及び中和する。3CH5L1抗体は、ウイルス粒子全体に結合し、組み換えEタンパク質には効率的に結合しない。3CH5L1抗体は、インビボにおける4つのDENV血清型全てに対する顕著なインビボ有効性を有し、致死のDENV−2株に由来する死から保護する。3CH5L1のFc部位における修飾(例えば、LALA変異)を導入することによって、インビボでの効果を損なうことなく、観察された3CH5L1の低い程度の抗体依存性増強(即ち、ADE)を完全に阻止することができた。観察された4つの血清型に対する有効性及び致死のDENV−2に対する保護は、デングウイルス(即ち、DENV)に対する他の知られた抗体では満たされたい。本技術分野で知られる非常に効力のある中和抗体は、通常1つの血清型に対して特異的である一方で、本明細書に記載される抗体は、複数のDENV血清型に対して中和能を有することが示された。事実、インビボでは、本明細書に記載される抗体は4つのDENV血清型全てに対して効力を示す。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
単離された抗体、又はその抗原結合フラグメントであって、前記抗体は、
(a)配列番号3に示されるCDRH1、又は配列番号3に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRH1配列、
(b)配列番号4に示されるCDRH2、又は配列番号4に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRH2配列、
(c)配列番号5に示されるCDRH3、又は配列番号5に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRH3配列、
からなる群から選択される少なくとも1つのCDRを含む1つの重鎖アミノ酸配列、
又は抗体、若しくはその抗原結合フラグメント
を少なくとも含む単離された抗体、又は抗原結合フラグメント。
[2]
単離された抗体、又はその抗原結合フラグメントであって、前記抗体は、
(a)配列番号6に示されるCDRL1、又は配列番号6に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRL1配列、
(b)配列番号7に示されるCDRL2、又は配列番号7に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRL2配列、
(c)配列番号8に示されるCDRL3、又は配列番号8に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRL3配列、
からなる群から選択される少なくとも1つのCDRを含む1つの軽鎖アミノ酸配列、
又は抗体、若しくはその抗原結合フラグメント
を少なくとも含む単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[3]
前記抗体は、
(a)配列番号3に示されるCDRH1、又は配列番号3に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRH1配列、
(b)配列番号4に示されるCDRH2、又は配列番号4に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRH2配列,
(c)配列番号5に示されるCDRH3、又は配列番号5に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRH3配列、
からなる群から選択される少なくとも1つのCDRを含む1つの重鎖アミノ酸配列、及び
(d)配列番号6に示されるCDRL1、又は配列番号6に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRL1配列、
(e)配列番号7に示されるCDRL2、又は配列番号7に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRL2配列、
(f)配列番号8に示されるCDRL3、又は配列番号8に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRL3配列、
からなる群から選択される少なくとも1つのCDRを含む少なくとも1つの軽鎖アミノ酸配列
又はデングウイルス粒子全体を認識する抗体、若しくはその抗原結合フラグメント
を少なくとも含む[1]又は[2]に記載の抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[4]
単離された抗体、又はその抗原結合フラグメントであって、前記抗体は、
(a)配列番号3に示されるCDRH1、又はそれとは1つ若しくは2つのアミノ酸が異なるCDRH1配列、
(b)配列番号4に示されるCDRH2、又はそれとは1つ若しくは2つのアミノ酸が異なるCDRH2配列、
(c)配列番号5に示されるCDRH3、又はそれとは1つ若しくは2つのアミノ酸が異なるCDRH3配列、
からなる群から選択される少なくとも1つのCDRを含む1つの重鎖アミノ酸配列、及び/又は
(a)配列番号6に示されるCDRL1、又はそれとは1つ若しくは2つのアミノ酸が異なるCDRL1配列、
(b)配列番号7に示されるCDRL2、又はそれとは1つ若しくは2つのアミノ酸が異なるCDRL2配列、
(c)配列番号8に示されるCDRL3、又はそれとは1つ若しくは2つのアミノ酸が異なるCDRL3配列、
からなる群から選択される少なくとも1つのCDRを含む少なくとも1つの軽鎖アミノ酸配列
又はデングウイルス粒子全体を認識する抗体、若しくはその抗原結合フラグメント
を少なくとも含む単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[5]
単離された抗体、又はその抗原結合フラグメントであって、前記抗体は、
デングウイルス粒子全体を認識する、
(a)配列番号3に示されるCDRH1、
(b)配列番号4に示されるCDRH2、及び
(c)配列番号5に示されるCDRH3、
からなる群から選択される全てのCDRを含む軽鎖アミノ酸配列
を含む単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[6]
単離された抗体、又はその抗原結合フラグメントであって、前記抗体は、
デングウイルス粒子全体を認識する、
(a)配列番号6に示されるCDRL1、
(b)配列番号7に示されるCDRL2、
(c)配列番号8に示されるCDRL3、
からなる群から選択される全てのCDRを含む軽鎖アミノ酸配列
を含む、単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[7]
単離された抗体、又はその抗原結合フラグメントであって、前記抗体は、
デングウイルス粒子全体を認識する、
(a)配列番号3に示されるCDRH1、
(b)配列番号4に示されるCDRH2、
(c)配列番号5に示されるCDRH3、
からなる群から選択される全てのCDRを含む重鎖アミノ酸配列、及び
(a)配列番号6に示されるCDRL1、
(b)配列番号7に示されるCDRL2、
(c)配列番号8に示されるCDRL3、
からなる群から選択される全てのCDRを含む軽鎖アミノ酸配列
を含む単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[8]
K122、I162、及びS274からなる群から選択される、デングウイルス糖タンパク質のアミノ酸の少なくとも1つを含むエピトープに特異的である抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[9]
前記エピトープが、K122、I162、及びS274からなる群から選択される、デングウイルス糖タンパク質のアミノ酸の少なくとも1つを含む場合、前記エピトープが、G100、W101、K310、W391、及びF392からなる群から選択されるデングウイルス糖タンパク質の少なくとも1つを更に含む[8]に記載の抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[10]
前記エピトープが、G100、W101、K122、I162、S274、K310、W391及びF392からなる群から選択される、デングウイルス糖タンパク質のアミノ酸の少なくとも3つを含む[8]又は[9]に記載の抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[11]
前記抗体は、デングウイルス表面の糖タンパク質への結合よりも、デングウイルス粒子全体により結合することができる[1]〜[10]の何れか1つに記載の抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[12]
前記糖タンパク質は、Eタンパク質である、[1]〜[11]の何れか1つに記載の抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[13]
前記デングウイルス粒子は、DENV血清型1(DENV−1)、DENV血清型2(DENV−2)、DENV血清型3(DENV−3)、及びDENV血清型4(DENV−4)からなる群から選択される少なくとも1つのデングウイルスである[1]〜[12]の何れか1つに記載の抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[14]
前記抗体は、配列番号1に対して少なくとも70%の配列同一性を有するヌクレオチド配列によってコードされる重鎖可変領域を含む、[1]〜[13]の何れか1つに記載の抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[15]
前記抗体は、配列番号1のヌクレオチド配列によってコードされる重鎖可変領域を含む[14]に記載の単離された抗抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[16]
前記抗体は、配列番号2に対して少なくとも70%の配列同一性を有するヌクレオチド配列によってコードされる軽鎖可変領域を含む、[1]〜[15]の何れか1つに記載の単離された抗抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[17]
前記抗体は、配列番号2のヌクレオチド配列によってコードされる軽鎖可変領域を含む[16]に記載の単離された抗抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[18]
前記抗体、又はその抗体結合フラグメントは、配列番号9のアミノ酸配列又は、それとは少なくとも85%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域を含む[1]〜[17]の何れか1つに記載の単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[19]
前記抗体、又はその抗体結合フラグメントは、配列番号10のアミノ酸配列又は、それとは少なくとも85%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む[1]〜[18]の何れか1つに記載の単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[20]
前記抗体がモノクローナル抗体である、上記の何れか1つに記載の単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[21]
前記抗体は、修飾されたIgG1抗体、修飾されたIgG2抗体、修飾されたIgG3抗体、又は修飾されたIgG4抗体である上記の何れか1つに記載の単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[22]
前記修飾は、抗体のFc−ガンマ−受容体(FcγR)への結合を阻止する[21]に記載の単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[23]
治療に用いるための、上記の何れか1つに記載の単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
[24]
[1]〜[22]の何れか1つに記載の単離された抗体、又はその抗原結合フラグメントを含む組成物。
[25]
[1]〜[22]の何れか1つに記載の単離された抗体を含むキット。
[26]
[1]〜[22]の何れか1つに記載の単離された抗体、又は[24]に記載の組成物、又は[25]に記載のキットを含むデングウイルス血清型の少なくとも1つに対する受動ワクチン。
[27]
治療対象体におけるデングウイルス感染症の治療方法であって、
[1]〜[22]の何れか1つに記載の単離された抗体又はその抗原結合フラグメント、又は[24]に記載の組成物、又は[26]に記載のワクチンの有効量を前記治療対象体に投与することを含む方法。
[28]
治療対象体におけるデングウイルス感染症を処置するための医薬品の製造における、[1]〜[22]の何れか1つに記載の単離された抗体又はその抗原結合フラグメント、又は[24]に記載の組成物、又は[25]に記載のキット、又は[26]に記載のワクチンの使用。
[29]
試料におけるデングウイルス血清型の少なくとも1つを検出する方法であって、
a.前記試料を、[1]〜[22]の何れか1つに記載の単離された抗体又は[25]に記載のキットの少なくとも1つとともにインキュベーションすること、及び
b.抗体−デングウイルス複合体を検出すること(ここで、前記複合体の存否は、前記試料におけるデングウイルスの存否を意味する)
を含む方法。
[30]
a.[1]〜[22]の何れか1つに記載の単離された抗体、又は抗体フラグメントをコードする核酸配列、
b.配列番号1及び2に示す核酸配列、
c.(a)又は(b)]に記載の何れか1つの配列に相補的な核酸、及び
d.厳しい条件下で、(a)、(b)、又は(c)にハイブリダイズすることができる核酸配列
からなる群から選択される単離された核酸分子。
[31]
[30]に記載の核酸配列を含むベクター。
[32]
[31]に記載のベクターで形質転換した宿主。
[33]
[32]に記載の宿主から抗体を得る工程を含む、[1]〜[22]の何れか1つに記載の抗体、又は抗原結合フラグメントを製造する方法。
Claims (33)
- 単離された抗体、又はその抗原結合フラグメントであって、前記抗体は、
(a)配列番号3に示されるCDRH1、又は配列番号3に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRH1配列、
(b)配列番号4に示されるCDRH2、又は配列番号4に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRH2配列、
(c)配列番号5に示されるCDRH3、又は配列番号5に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRH3配列、
からなる群から選択される少なくとも1つのCDRを含む1つの重鎖アミノ酸配列、及び
(a)配列番号6に示されるCDRL1、又は配列番号6に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRL1配列、
(b)配列番号7に示されるCDRL2、又は配列番号7に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRL2配列、
(c)配列番号8に示されるCDRL3、又は配列番号8に対して少なくとも70%の配列同一性を有するCDRL3配列、
からなる群から選択される少なくとも1つのCDRを含む1つの軽鎖アミノ酸配列
を少なくとも含み、
前記抗体、若しくはその抗原結合フラグメントは、デングウイルス粒子の全体を認識する、
単離された抗体、又は抗原結合フラグメント。 - 単離された抗体、又はその抗原結合フラグメントであって、前記抗体は、
(a)配列番号3に示されるCDRH1、又はそれとは1つ若しくは2つのアミノ酸が異なるCDRH1配列、
(b)配列番号4に示されるCDRH2、又はそれとは1つ若しくは2つのアミノ酸が異なるCDRH2配列、
(c)配列番号5に示されるCDRH3、又はそれとは1つ若しくは2つのアミノ酸が異なるCDRH3配列、
からなる群から選択される少なくとも1つのCDRを含む1つの重鎖アミノ酸配列、及び
(a)配列番号6に示されるCDRL1、又はそれとは1つ若しくは2つのアミノ酸が異なるCDRL1配列、
(b)配列番号7に示されるCDRL2、及び
(c)配列番号8に示されるCDRL3、又はそれとは1つ若しくは2つのアミノ酸が異なるCDRL3配列、
からなる群から選択される少なくとも1つのCDRを含む少なくとも1つの軽鎖アミノ酸配列
を少なくとも含み、
前記抗体、若しくはその抗原結合フラグメントは、デングウイルス粒子全体を認識する、
単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。 - 前記抗体は、
(a)配列番号3に示されるCDRH1、又は配列番号3に対して少なくとも80%の配列同一性を有するCDRH1配列、
(b)配列番号4に示されるCDRH2、又は配列番号4に対して少なくとも80%の配列同一性を有するCDRH2配列,
(c)配列番号5に示されるCDRH3、又は配列番号5に対して少なくとも80%の配列同一性を有するCDRH3配列、
からなる群から選択される少なくとも1つのCDRを含む1つの重鎖アミノ酸配列、及び
(d)配列番号6に示されるCDRL1、又は配列番号6に対して少なくとも80%の配列同一性を有するCDRL1配列、
(e)配列番号7に示されるCDRL2、
(f)配列番号8に示されるCDRL3、又は配列番号8に対して少なくとも80%の配列同一性を有するCDRL3配列、
からなる群から選択される少なくとも1つのCDRを含む少なくとも1つの軽鎖アミノ酸配列
を少なくとも含み、
前記抗体、若しくはその抗原結合フラグメントは、デングウイルス粒子全体を認識する、
請求項1又は2に記載の単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。 - 単離された抗体、又はその抗原結合フラグメントであって、前記抗体は、
(a)配列番号3に示されるCDRH1、
(b)配列番号4に示されるCDRH2、
(c)配列番号5に示されるCDRH3、
からなる群から選択される少なくとも1つのCDRを含む1つの重鎖アミノ酸配列、及び
(a)配列番号6に示されるCDRL1、
(b)配列番号7に示されるCDRL2、
(c)配列番号8に示されるCDRL3、
からなる群から選択される少なくとも1つのCDRを含む少なくとも1つの軽鎖アミノ酸配列
を少なくとも含み、
前記抗体、若しくはその抗原結合フラグメントは、デングウイルス粒子全体を認識する、
単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。 - 単離された抗体、又はその抗原結合フラグメントであって、前記抗体は、
デングウイルス粒子全体を認識する、
(a)配列番号3に示されるCDRH1、
(b)配列番号4に示されるCDRH2、及び
(c)配列番号5に示されるCDRH3、
からなる群から選択される全てのCDRを含む軽鎖アミノ酸配列
を含む単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。 - 単離された抗体、又はその抗原結合フラグメントであって、前記抗体は、
デングウイルス粒子全体を認識する、
(a)配列番号6に示されるCDRL1、
(b)配列番号7に示されるCDRL2、
(c)配列番号8に示されるCDRL3、
からなる群から選択される全てのCDRを含む軽鎖アミノ酸配列
を含む、単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。 - 単離された抗体、又はその抗原結合フラグメントであって、前記抗体は、
デングウイルス粒子全体を認識する、
(a)配列番号3に示されるCDRH1、
(b)配列番号4に示されるCDRH2、
(c)配列番号5に示されるCDRH3、
からなる群から選択される全てのCDRを含む重鎖アミノ酸配列、及び
(a)配列番号6に示されるCDRL1、
(b)配列番号7に示されるCDRL2、
(c)配列番号8に示されるCDRL3、
からなる群から選択される全てのCDRを含む軽鎖アミノ酸配列
を含む単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。 - 前記抗体は、K122、I162、及びS274からなる群から選択される、デングウイルス糖タンパク質のアミノ酸の少なくとも1つを含むエピトープに特異的である、請求項1〜7の何れか1項に記載の抗体、又はその抗原結合フラグメント。
- 前記エピトープが、K122、I162、及びS274からなる群から選択される、デングウイルス糖タンパク質のアミノ酸の少なくとも1つを含む場合、前記エピトープが、G100、W101、K310、W391、及びF392からなる群から選択されるデングウイルス糖タンパク質の少なくとも1つを更に含む請求項8に記載の抗体、又はその抗原結合フラグメント。
- 前記エピトープが、G100、W101、K122、I162、S274、K310、W391及びF392からなる群から選択される、デングウイルス糖タンパク質のアミノ酸の少なくとも3つを含む請求項8又は9に記載の抗体、又はその抗原結合フラグメント。
- 前記抗体は、デングウイルス表面の糖タンパク質への結合よりも、デングウイルス粒子全体により結合することができる請求項1〜10の何れか1項に記載の抗体、又はその抗原結合フラグメント。
- 前記糖タンパク質は、Eタンパク質である、請求項1〜11の何れか1項に記載の抗体、又はその抗原結合フラグメント。
- 前記デングウイルス粒子は、DENV血清型1(DENV−1)、DENV血清型2(DENV−2)、DENV血清型3(DENV−3)、及びDENV血清型4(DENV−4)からなる群から選択される少なくとも1つのデングウイルスである請求項1〜12の何れか1項に記載の抗体、又はその抗原結合フラグメント。
- 前記抗体は、配列番号1に対して少なくとも90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列によってコードされる重鎖可変領域を含む、請求項1〜13の何れか1項に記載の抗体、又はその抗原結合フラグメント。
- 前記抗体は、配列番号1のヌクレオチド配列によってコードされる重鎖可変領域を含む請求項14に記載の単離された抗抗体、又はその抗原結合フラグメント。
- 前記抗体は、配列番号2に対して少なくとも90%の配列同一性を有するヌクレオチド配列によってコードされる軽鎖可変領域を含む、請求項1〜15の何れか1項に記載の単離された抗抗体、又はその抗原結合フラグメント。
- 前記抗体は、配列番号2のヌクレオチド配列によってコードされる軽鎖可変領域を含む請求項16に記載の単離された抗抗体、又はその抗原結合フラグメント。
- 前記抗体、又はその抗体結合フラグメントは、配列番号9のアミノ酸配列又は、それとは少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む重鎖可変領域を含む請求項1〜17の何れか1項に記載の単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
- 前記抗体、又はその抗体結合フラグメントは、配列番号10のアミノ酸配列又は、それとは少なくとも90%の配列同一性を有するアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む請求項1〜18の何れか1項に記載の単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
- 前記抗体がモノクローナル抗体である、上記請求項の何れか1項に記載の単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
- 前記抗体は、修飾されたIgG1抗体、修飾されたIgG2抗体、修飾されたIgG3抗体、又は修飾されたIgG4抗体である上記請求項の何れか1項に記載の単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
- 前記修飾は、抗体のFc−ガンマ−受容体(FcγR)への結合を阻止する請求項21に記載の単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
- 治療に用いるための、上記請求項の何れか1項に記載の単離された抗体、又はその抗原結合フラグメント。
- 請求項1〜22の何れか1項に記載の単離された抗体、又はその抗原結合フラグメントを含む組成物。
- 請求項1〜22の何れか1項に記載の単離された抗体を含むキット。
- 請求項1〜22の何れか1項に記載の単離された抗体、又は請求項24に記載の組成物、又は請求項25に記載のキットを含むデングウイルス血清型の少なくとも1つに対する受動ワクチン。
- 治療対象体におけるデングウイルス感染症の治療方法であって、
請求項1〜22の何れか1項に記載の単離された抗体又はその抗原結合フラグメント、又は請求項24に記載の組成物、又は請求項25に記載のキット、又は請求項26に記載のワクチンの有効量を前記治療対象体に投与することを含む方法。 - 治療対象体におけるデングウイルス感染症を処置するための医薬品の製造における、請求項1〜22の何れか1項に記載の単離された抗体又はその抗原結合フラグメント、又は請求項24に記載の組成物、又は請求項25に記載のキット、又は請求項26に記載のワクチンの使用。
- 試料におけるデングウイルス血清型の少なくとも1つを検出する方法であって、
a.前記試料を、請求項1〜22の何れか1項に記載の単離された抗体又は請求項25に記載のキットの少なくとも1つとともにインキュベーションすること、及び
b.抗体−デングウイルス複合体を検出すること(ここで、前記複合体の存否は、前記試料におけるデングウイルスの存否を意味する)
を含む方法。 - a.請求項1〜22の何れか1項に記載の単離された抗体、又は抗体フラグメントをコードする核酸配列、
b.配列番号1及び2に示す核酸配列、
c.(a)又は(b)に記載の何れか1つの配列に相補的な核酸、及び
d.厳しい条件下で、(a)、(b)、又は(c)にハイブリダイズすることができる核酸配列
からなる群から選択される単離された核酸分子。 - 請求項30に記載の核酸配列を含むベクター。
- 請求項31に記載のベクターを含む宿主細胞。
- 請求項32に記載の宿主細胞から抗体を得る工程を含む、請求項1〜22の何れか1項に記載の抗体、又は抗原結合フラグメントを製造する方法。
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