JP2018512781A - 屋内測位方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の実施形態はモバイル通信技術の分野に関するものであり、詳細には、屋内測位方法及び装置に関するものである。この解決法では、測位サーバが、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号を取得し、測位サーバは、第1の端末の識別情報を受信し、測位サーバは、識別情報に従って第1の端末を決定し、測位サーバは、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従って、第1の端末の鉛直位置情報を決定する。端末が屋内に位置するとき、端末が位置する特定のフロアが決定される場合のみ、測位が意味をなす。この解決法では、端末が屋内に位置するとき、端末の鉛直高度に加えて、端末が位置する特定のフロアが決定される。したがって、測位精度が改善される。

Description

本発明は通信技術の分野に関するものであり、詳細には、屋内測位方法及び装置に関するものである。
現在、モバイル通信技術の発展及びサービス要求の増加によって、モバイル端末の位置に基づく測位サービスが拡大している。測位ベースのサービスは、輸送、物流、公安、緊急サービス、及び日常生活など、多くの分野に関係があり、ナビゲーション、物流管理、交通情報、及びスケジューリングなど、多くのサービスを提供することができる。したがって、本サービスは広く適用されている。
3GPP(3rd Generation Partnership Project、第3世代パートナーシッププロジェクト)プロトコルで規定される測位方法には、E−CID(Enhanced Cell Identification、強化型セル識別)測位方法、及びOTDOA(Observed Time Difference of Arrival、到着時間差観測)測位方法が含まれる。
E−CID測位方法は一般に、セルラモバイル通信に用いられ、容易に実装することができる。この測位方式では、各セルがそれ自体の特定のセル識別番号(セルID)を有する。セルに入ると、モバイル端末は現在のセルに登録する必要があり、その後、測位サーバ上のデータは、対応するセルのセル識別情報を含む。測位サーバは、モバイル端末が位置するセルの収集した識別情報に従って、モバイル端末の位置を決定する。
OTDOAは、一般的な測位方法である。図1に示されるように、モバイル端末は基地局を待ち受けし、RSTD(Reference Signal Time Difference、参照信号時間差)を測定する。1つの測定値が、2つの基地局ごとに求められ、1つの双曲線測位領域が形成される。したがって、3つの基地局に対しては、2つの双曲線測位領域が求められる。境界点を求めることができ、さらなる条件を用いることで、モバイル端末の正確な位置を求めることができる。
対象物に関する水平方向の位置情報及び鉛直方向の位置情報が、測位プロセスにおいて最終的に求められ得る。上述の2つの方法では、屋内シナリオ又は屋外シナリオに関係なく、測位により求められる鉛直方向の全ての位置情報は、モバイル端末の高度(Altitude)及び高度の不確定性(Altitude Uncertainty)である。しかし、モバイル端末が屋内に位置する場合、モバイル端末の高度及び高度の不確定性が、鉛直方向の位置情報を示すのに用いられる場合、測位精度は比較的低い。
結果として、現在の屋内測位方法には、比較的精度が低いという欠点がある。
本発明の実施形態は、従来技術の比較的精度が低いという欠点を克服するために、屋内測位方法及び装置を提供する。
本発明の実施形態において提供される具体的な技術的解決法は以下の通りである。
第1の態様によると、屋内測位方法が提供され、本方法には、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号を測位サーバによって取得する段階と、第1の端末の識別情報を測位サーバによって受信する段階と、識別情報に従い第1の端末を測位サーバによって決定する段階と、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従い第1の端末の鉛直位置情報を測位サーバによって決定する段階とが含まれる。
第1の態様に関連して第1の可能な実施形態では、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号は、第1の基地局が位置するフロアのフロア番号を含み、第1の基地局は第1の端末のサービング基地局であり、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従い第1の端末の鉛直位置情報を測位サーバによって決定する段階は、第1の基地局が位置するフロアのフロア番号を、測位サーバによって第1の端末の鉛直位置情報として用いる段階を含む。
第1の態様に関連して第2の可能な実施形態では、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従い第1の端末の鉛直位置情報を測位サーバによって決定する段階の前に、本方法はさらに、参照信号送信命令メッセージを測位サーバによってN個の基地局に送信する段階であって、参照信号送信命令メッセージは、参照信号を個々にブロードキャストするようN個の基地局に命令するのに用いられ、Nは0より大きい正の整数である、段階と、参照信号受信命令メッセージを測位サーバによって第1の端末に送信する段階であって、参照信号受信命令メッセージは、N個の基地局によりブロードキャストされる複数の参照信号を受信し、N個の参照信号時間差をフィードバックするよう第1の端末に命令するのに用いられ、N個の参照信号時間差は、N個の基地局によりブロードキャストされた複数の参照信号の到着時刻から、参照基地局によりブロードキャストされた参照信号の到着時刻を個々に減算することで求められ、参照基地局はN個の基地局のうちいずれか1つである、段階と、N個の参照信号時間差を測位サーバによって受信する段階と、N個の参照信号時間差に従い、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局を測位サーバによって決定する段階とを含み、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号は、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局が位置するフロアのフロア番号を含み、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従い、第1の端末の鉛直位置情報を測位サーバによって決定する段階は、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局が位置するフロアのフロア番号を、測位サーバによって第1の端末の鉛直位置情報として用いる段階を含む。
第1の態様に関連して第3の可能な実施形態では、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従い、第1の端末の鉛直位置情報を測位サーバによって決定する段階の前に、本方法はさらに、参照信号送信命令メッセージを測位サーバによってM個の基地局に送信する段階であって、参照信号送信命令メッセージは、参照信号を個々にブロードキャストするようM個の基地局に命令するのに用いられ、Mは2より大きい正の整数である、段階と、参照信号受信命令メッセージを測位サーバによって第1の端末に送信する段階であって、参照信号受信命令メッセージは、M個の基地局によりブロードキャストされる複数の参照信号を受信し、M個の参照信号時間差をフィードバックするよう第1の端末に命令するのに用いられ、M個の参照信号時間差は、M個の基地局によりブロードキャストされた複数の参照信号の到着時刻から、参照基地局によりブロードキャストされた参照信号の到着時刻を個々に減算することで求められ、参照基地局はM個の基地局のいずれか1つである、段階と、M個の参照信号時間差を測位サーバによって受信する段階と、M個の基地局により送信されるM個の基地局の鉛直高度を測位サーバによって受信する段階とを含み、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号は、M個の基地局が位置するフロアのフロア番号を含み、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従い、第1の端末の鉛直位置情報を測位サーバによって決定する段階は、M個の基地局の鉛直高度とM個の基地局のフロア番号との間のマッピング関係による第1の関数関係を測位サーバによって取得する段階であって、第1の関数関係は、フロア番号と鉛直高度との間の対応関係を表すのに用いられる、段階と、M個の参照信号時間差に従い、第1の端末の鉛直高度を測位サーバによって計算する段階と、計算により求められる第1の端末の鉛直高度を第1の関数関係に従い測位サーバによってフロア番号に変換し、変換により求められるフロア番号を第1の端末の鉛直位置情報として用いる段階とを含む。
第1の態様に関連して第4の可能な実施形態では、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従い、第1の端末の鉛直位置情報を測位サーバによって決定する段階の前に、本方法はさらに、参照信号送信命令メッセージを測位サーバによってM個の基地局に送信する段階であって、参照信号送信命令メッセージは、参照信号を個々にブロードキャストするようM個の基地局に命令するのに用いられ、Mは2より大きい正の整数である、段階と、参照信号受信命令メッセージを測位サーバによって第1の端末に送信する段階であって、参照信号受信命令メッセージは、M個の基地局によりブロードキャストされる複数の参照信号を受信し、M個の参照信号時間差をフィードバックするよう第1の端末に命令するのに用いられ、M個の参照信号時間差は、M個の基地局によりブロードキャストされた複数の参照信号の到着時刻から、参照基地局によりブロードキャストされた参照信号の到着時刻を個々に減算することで求められ、参照基地局はM個の基地局のいずれか1つである、段階と、M個の参照信号時間差を測位サーバによって受信する段階と、第1の端末により送信されるM個の受信電力を測位サーバによって受信する段階であって、M個の受信電力はM個の基地局によりブロードキャストされる複数の参照信号を受信する第1の端末によって用いられる電力である、段階と、M個の基地局により送信されるM個の基地局の鉛直高度を測位サーバによって受信する段階とを含み、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号は、M個の基地局が位置するフロアのフロア番号を含み、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従い、第1の端末の鉛直位置情報を測位サーバによって決定する段階は、M個の基地局の鉛直高度とM個の基地局のフロア番号との間のマッピング関係による第2の関数関係を測位サーバによって取得する段階であって、第2の関数関係は、フロア番号と鉛直高度との間の対応関係を表すのに用いられる、段階と、M個の参照信号時間差に従い、第1の端末の第1の鉛直高度を測位サーバによって計算する段階と、M個の受信電力に従い、第1の端末の第2の鉛直高度を測位サーバによって計算する段階と、第1の鉛直高度及び第2の鉛直高度に従い、第1の端末の最終的な鉛直高度を測位サーバによって取得する段階と、計算により求められる第1の端末の最終的な鉛直高度を、第2の関数関係に従い測位サーバによってフロア番号に変換し、変換により求められるフロア番号を第1の端末の鉛直位置情報として用いる段階とを含む。
第1の態様の第2から第4の可能な実施形態のいずれか1つに関連して、第5の可能な実施形態では、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号を測位サーバによって取得する段階の前に、本方法はさらに、測位測定要求を測位サーバによって送信する段階を含む。
第2の態様によると、屋内測位方法が提供され、本方法は、基地局が位置するフロアのフロア番号を基地局によって決定する段階と、基地局によってフロア番号を測位サーバに送信する段階とを含む。
第2の態様に関連して第1の可能な実施形態では、本方法はさらに、第1の端末の識別情報を基地局によって測位サーバに送信する段階を含み、基地局は第1の端末のサービング基地局である。
第2の態様に関連して第2の可能な実施形態では、本方法はさらに、測位サーバにより送信される参照信号送信命令メッセージを基地局によって受信する段階と、参照信号送信命令メッセージに従い参照信号を基地局によってブロードキャストする段階とを含み、基地局は、第1の端末により送信されるN個の参照信号時間差の中で最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局であり、N個の参照信号時間差は、N個の基地局によりブロードキャストされる複数の参照信号の到着時刻から、参照基地局によりブロードキャストされる参照信号の到着時刻を個々に減算することで求められ、参照基地局はN個の基地局のいずれか1つであり、Nは0より大きい正の整数である。
第2の態様に関連して第3の可能な実施形態では、本方法はさらに、測位サーバにより送信される参照信号送信命令メッセージを基地局によって受信する段階と、参照信号送信命令メッセージに従い参照信号を基地局によってブロードキャストする段階と、基地局の鉛直高度を基地局によって送信する段階とを含む。
第2の態様、又は第2の態様の第1から第3の可能な実施形態のいずれか1つに関連して、第4の可能な実施形態では、フロア番号を基地局によって測位サーバに送信する段階の前に、本方法はさらに、測位サーバにより送信される測位測定要求を基地局によって受信する段階、又は、基地局が受け持つ端末により送信される測位測定要求を基地局によって受信する段階を含む。
第3の態様によると、測位サーバが提供され、測位サーバには、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号を取得するよう構成された取得ユニットと、第1の端末の識別情報を受信するよう構成された受信ユニットと、識別情報に従って第1の端末を決定するよう構成された決定ユニットとが含まれ、決定ユニットはさらに、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従って第1の端末の鉛直位置情報を決定するよう構成される。
第3の態様に関連して第1の可能な実施形態では、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号は、第1の基地局が位置するフロアのフロア番号を含み、第1の基地局は第1の端末のサービング基地局であり、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従って、第1の端末の鉛直位置情報を決定する場合、決定ユニットは特に、第1の基地局が位置するフロアのフロア番号を、第1の端末の鉛直位置情報として用いるよう構成される。
第3の態様に関連して第2の可能な実施形態では、送信ユニットがさらに含まれ、送信ユニットは、参照信号送信命令メッセージをN個の基地局に送信するよう構成され、参照信号送信命令メッセージは、参照信号を個々にブロードキャストするようN個の基地局に命令するのに用いられ、Nは0より大きい正の整数であり、送信ユニットはさらに、参照信号受信命令メッセージを第1の端末に送信するよう構成され、参照信号受信命令メッセージは、N個の基地局によりブロードキャストされる複数の参照信号を受信し、N個の参照信号時間差をフィードバックするよう第1の端末に命令するのに用いられ、N個の参照信号時間差は、N個の基地局によりブロードキャストされる複数の参照信号の到着時刻から、参照基地局によりブロードキャストされる参照信号の到着時刻を個々に減算することで求められ、参照基地局はN個の基地局のうちいずれか1つであり、受信ユニットはさらに、N個の参照信号時間差を受信するよう構成され、決定ユニットはさらに、N個の参照信号時間差に従って最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局を決定するよう構成され、少なくとも1つの基地局が位置するフロアの、取得ユニットにより取得されるフロア番号は、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局が位置するフロアのフロア番号を含み、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従って、第1の端末の鉛直位置情報を決定する場合、決定ユニットは特に、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局が位置するフロアのフロア番号を、第1の端末の鉛直位置情報として用いるよう構成される。
第3の態様に関連して第3の可能な実施形態では、送信ユニットがさらに含まれ、送信ユニットは、参照信号送信命令メッセージをM個の基地局に送信するよう構成され、参照信号送信命令メッセージは、参照信号を個々にブロードキャストするようM個の基地局に命令するのに用いられ、Mは2より大きい正の整数であり、送信ユニットはさらに、参照信号受信命令メッセージを第1の端末に送信するよう構成され、参照信号受信命令メッセージは、M個の基地局によりブロードキャストされる複数の参照信号を受信し、M個の参照信号時間差をフィードバックするよう第1の端末に命令するのに用いられ、M個の参照信号時間差は、M個の基地局によりブロードキャストされた複数の参照信号の到着時刻から、参照基地局によりブロードキャストされた参照信号の到着時刻を個々に減算することで求められ、参照基地局はM個の基地局のいずれか1つであり、受信ユニットはさらに、M個の参照信号時間差を受信するよう構成され、受信ユニットはさらに、M個の基地局により送信されるM個の基地局の鉛直高度を受信するよう構成され、少なくとも1つの基地局が位置するフロアの、取得ユニットにより取得されるフロア番号は、M個の基地局が位置するフロアのフロア番号を含み、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従って、第1の端末の鉛直位置情報を決定する場合、決定ユニットは特に、M個の基地局の鉛直高度とM個の基地局のフロア番号との間のマッピング関係による第1の関数関係であって、フロア番号と鉛直高度との間の対応関係を表すのに用いられる第1の関数関係を取得し、M個の参照信号時間差に従って第1の端末の鉛直高度を計算し、計算により求められる第1の端末の鉛直高度を第1の関数関係に従ってフロア番号に変換し、変換により求められるフロア番号を第1の端末の鉛直位置情報として用いるよう構成される。
第3の態様に関連して第4の可能な実施形態では、送信ユニットがさらに含まれ、送信ユニットは、参照信号送信命令メッセージをM個の基地局に送信するよう構成され、参照信号送信命令メッセージは、参照信号を個々にブロードキャストするようM個の基地局に命令するのに用いられ、Mは2より大きい正の整数であり、送信ユニットはさらに、参照信号受信命令メッセージを第1の端末に送信するよう構成され、参照信号受信命令メッセージは、M個の基地局によりブロードキャストされる複数の参照信号を受信し、M個の参照信号時間差をフィードバックするよう第1の端末に命令するのに用いられ、M個の参照信号時間差は、M個の基地局によりブロードキャストされた複数の参照信号の到着時刻から、参照基地局によりブロードキャストされた参照信号の到着時刻を個々に減算することで求められ、参照基地局はM個の基地局のいずれか1つであり、受信ユニットはさらに、M個の参照信号時間差を受信するよう構成され、受信ユニットはさらに、第1の端末により送信されるM個の受信電力を受信するよう構成され、M個の受信電力は、M個の基地局によりブロードキャストされる複数の参照信号を受信する第1の端末によって用いられる電力であり、受信ユニットはさらに、M個の基地局により送信されるM個の基地局の鉛直高度を受信するよう構成され、少なくとも1つの基地局が位置するフロアの、取得ユニットにより取得されるフロア番号は、M個の基地局が位置するフロアのフロア番号を含み、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従って、第1の端末の鉛直位置情報を決定する場合、決定ユニットは特に、M個の基地局の鉛直高度とM個の基地局のフロア番号との間のマッピング関係による第2の関数関係であって、フロア番号と鉛直高度との間の対応関係を表すのに用いられる第2の関数関係を取得し、M個の参照信号時間差に従って第1の端末の第1の鉛直高度を計算し、M個の受信電力に従って第1の端末の第2の鉛直高度を計算し、第1の鉛直高度及び第2の鉛直高度に従って第1の端末の最終的な鉛直高度を取得し、計算により求められる第1の端末の最終的な鉛直高度を第2の関数関係に従ってフロア番号に変換し、変換により求められるフロア番号を第1の端末の鉛直位置情報として用いるよう構成される。
第3の態様の第2から第4の可能な実施形態のいずれか1つに関連して、第5の可能な実施形態では、送信ユニットはさらに、測位測定要求を送信するよう構成される。
第4の態様によると、基地局が提供され、基地局には、基地局が位置するフロアのフロア番号を決定するよう構成された決定ユニットと、フロア番号を測位サーバに送信するよう構成された送信ユニットとが含まれる。
第4の態様に関連して第1の可能な実施形態では、送信ユニットはさらに、第1の端末の識別情報を測位サーバに送信するよう構成され、基地局は第1の端末のサービング基地局である。
第4の態様に関連して第2の可能な実施形態では、受信ユニットがさらに含まれ、受信ユニットは、測位サーバにより送信される参照信号送信命令メッセージを受信するよう構成され、送信ユニットはさらに、参照信号送信命令メッセージに従って参照信号をブロードキャストするよう構成され、基地局は第1の端末により送信されたN個の参照信号時間差の中で最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局であり、N個の参照信号時間差は、N個の基地局によりブロードキャストされた複数の参照信号の到着時刻から、参照基地局によりブロードキャストされた参照信号の到着時刻を個々に減算することで求められ、参照基地局はN個の基地局のいずれか1つであり、Nは0より大きい正の整数である。
第4の態様に関連して第3の可能な実施形態では、受信ユニットがさらに含まれ、受信ユニットは、測位サーバにより送信される参照信号送信命令メッセージを受信するよう構成され、送信ユニットはさらに、参照信号送信命令メッセージに従って参照信号をブロードキャストするよう構成され、送信ユニットはさらに、基地局の鉛直高度を送信するよう構成される。
第4の態様、又は第4の態様の第1から第3の可能な実施形態のいずれか1つに関連して、第4の可能な実施形態では、受信ユニットはさらに、測位サーバにより送信される測位測定要求を受信する、又は、基地局が受け持つ端末により送信される測位測定要求を受信するよう構成される。
本発明の実施形態は、屋内測位方法を提供する。この解決法では、測位サーバが、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号を取得し、測位サーバは、第1の端末の識別情報を受信し、測位サーバは、識別情報に従って第1の端末を決定し、測位サーバは、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従って、第1の端末の鉛直位置情報を決定する。端末が屋内に位置するとき、端末が位置する特定のフロアが決定される場合のみ、測位が意味をなす。この解決法では、端末が屋内に位置するとき、端末の鉛直高度に加えて、端末が位置する特定のフロアが決定される。したがって、測位精度が改善される。
従来技術におけるOTDOA測位の概略図である。
本発明の一実施形態による屋内測位シナリオの概略図である。
本発明の一実施形態による屋内測位のフローチャートである。
本発明の一実施形態による屋内測位の別のフローチャートである。
本発明の一実施形態による屋内測位の一実施形態である。
本発明の一実施形態による屋内測位の別の実施形態である。
本発明の一実施形態による屋内測位の別の実施形態である。
本発明の一実施形態による測位サーバの概略構造図である。
本発明の一実施形態による測位サーバの別の概略構造図である。
本発明の一実施形態による基地局の概略構造図である。
本発明の一実施形態による基地局の別の概略構造図である。
本発明の実施形態の目的、技術的解決法、利点をより明確にするために、以下に、本発明の実施形態の添付図面を参照して、本発明の実施形態の技術的解決法を明確且つ完全に説明する。説明される実施形態は、本発明の実施形態のいくつかであって、全てではないことは明らかである。当業者が、本発明の実施形態に基づいて、創造的努力をすることなく取得した他の全ての実施形態は、本発明の保護範囲に含まれることになる。
本明細書で説明される技術は、様々な通信システム、例えば、現在の2G及び3G通信システム並びに次世代の通信システムに適用することができ、これらの通信システムには、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications、移動通信用グローバルシステム)、CDMA(Code Division Multiple Access、符号分割多元接続)システム、TDMA(Time Division Multiple Access、時分割多元接続)システム、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access Wireless、広帯域符号分割多元接続)システム、FDMA(Frequency Division Multiple Addressing、周波数分割多元接続)システム、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、直交周波数分割多元接続)システム、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)システム、GPRS(General Packet Radio Service、汎用パケット無線サービス)システム、及び別の同様の通信システムなどがある。
以下において、本発明の実施形態が、添付図面を参照して詳細に説明される。本明細書で説明される実施形態は、単に本発明を例示し説明するのに用いられるものであり、本発明を限定することを意図するものではないことを理解されたい。さらに、本願の実施形態及び実施形態の特徴は、これらが互いに対立しない場合において、互いに組み合わせることができる。
以下に、添付図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
屋内測位シナリオの概略図が図2Aに示されている。
図2Bを参照すると、本発明のこの実施形態において、屋内測位手順は以下の通りである。
段階200:測位サーバが、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号を取得する。
本発明のこの実施形態において、フロア番号は、2、3、4などであってよい。具体的には、フロア番号はメッセージで搬送され、フロア番号はフロアインデックスフィールドの値であってよい。
上述の説明によると、測位サーバは、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号を取得する必要がある。しかし、測位サーバがフロア番号を決定するだけで、建物の位置情報を認識しない場合、測位は無意味であり、精度が比較的低い。例えば、基地局Aが位置するフロアのフロア番号が2であることを、基地局Aは測位サーバに伝える。基地局Aが受け持つ端末1では、基地局Aが位置するフロアのフロア番号を端末1の鉛直位置情報として測位サーバが用いる場合、測位サーバは、端末1が2階に位置することしか認識せず、端末1が位置する特定の建物を認識しないので、測位はまだ無意味である。したがって、本発明のこの実施形態において、測位サーバは、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号を取得する必要があるだけでなく、少なくとも1つの基地局の位置の座標情報、例えば(X、Y、Z)を取得する必要もある。このように、測位サーバは、基地局により送信される座標情報に従って、基地局が位置する建物を決定することができ、またフロア番号に従って、端末が位置する特定のフロアを決定することができ、その結果、正確な測位を実施することができる。
しかし、現在のプロトコルには、基地局は、測位が実行された場合、基地局の位置の座標情報を測位サーバに送信する必要があると規定されている。したがって、詳細はここで説明しない。
本発明のこの実施形態において、測位サーバが、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号を取得する必要がある場合、少なくとも1つの基地局の任意の基地局では、基地局は測位測定要求メッセージを受信する必要があり、その結果、基地局は基地局が位置するフロアのフロア番号を送信するために起動することができる。測位測定要求メッセージは、測位サーバにより送信されてよく、又は、基地局が受け持つ端末により送信されてもよい。測位測定要求メッセージが測位サーバにより送信される場合、測位サーバは、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号を取得する前に、測位測定要求メッセージを送信する必要がある。
本発明のこの実施形態において、測位サーバは、測位測定要求をリアルタイムに、又は定期的に送信することができる。
本発明のこの実施形態において、測位測定要求は、E−CID測定開始要求であってよい。
段階210:測位サーバは、第1の端末の識別情報を受信する。
本発明のこの実施形態において、第1の端末の識別情報はTMSI(Temporary Mobile Subscriber Identity、一時的移動体加入者識別情報)であってよく、又は、IMSI(International Mobile Subscriber Identity、国際移動体加入者識別情報)であってよく、又は、もちろん別の形態の情報であってよい。詳細はここで説明しない。
本発明のこの実施形態において、段階200と段階210との間に順序関係はない。すなわち、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号を測位サーバが取得した後に、測位サーバが第1の端末の識別情報を受信することがあってよい。あるいは、測位サーバが第1の端末の識別情報を受信した後に、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号を測位サーバが取得することがあってもよい。
段階220:測位サーバは、識別情報に従って第1の端末を決定する。
段階230:測位サーバは、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従って、第1の端末の鉛直位置情報を決定する。
本発明のこの実施形態において、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号は、第1の基地局が位置するフロアのフロア番号を任意で含む。第1の基地局は、第1の端末のサービング基地局である。
この場合、測位サーバは、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従って、第1の端末の鉛直位置情報を、複数の方式で決定することができる。任意で、第1の基地局が位置するフロアのフロア番号を測位サーバによって第1の端末の鉛直位置情報として用いるという方式が、用いられてよい。
例えば、基地局1、基地局2、及び基地局3という3つの基地局が測位領域に存在する。測位サーバは、測位測定要求を3つの基地局に送信する。基地局1は、端末1から端末10までの10個の端末に対応し、基地局2も、端末11から端末20までの10個の端末に対応し、基地局3も、端末21から端末30までの10個の端末に対応する。基地局1は、基地局1のフロア番号、及び端末1から端末10までの各端末の識別情報を測位サーバに送信する。同様に、基地局2は、基地局2のフロア番号、及び端末11から端末20までの各端末の識別情報を測位サーバに送信し、基地局3は、基地局3のフロア番号、及び端末21から端末30までの各端末の識別情報を測位サーバに送信する。測位サーバは、基地局1のフロア番号を端末1から端末10までの鉛直位置情報として用い、測位サーバは、基地局2のフロア番号を端末11から端末20までの鉛直位置情報として用い、測位サーバは、基地局3のフロア番号を端末21から端末30までの鉛直位置情報として用いる。
上述の説明によると、端末のサービング基地局が位置するフロアのフロア番号が、当該端末の鉛直位置情報として用いられる。しかし、精度が比較的低いので、測位精度をさらに向上させるために、以下の方式がさらに用いられてよい。
少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従って、測位サーバが第1の端末の鉛直位置情報を決定する前に、以下の動作がさらに含まれてよい。つまり、参照信号送信命令メッセージを測位サーバによってN個の基地局に送信する動作であって、参照信号送信命令メッセージは、参照信号を個々にブロードキャストするようN個の基地局に命令するのに用いられ、Nは0より大きい正の整数である、動作と、参照信号受信命令メッセージを測位サーバによって第1の端末に送信する動作であって、参照信号受信命令メッセージは、N個の基地局によりブロードキャストされる複数の参照信号を受信し、N個の参照信号時間差をフィードバックするよう第1の端末に命令するのに用いられ、N個の参照信号時間差は、N個の基地局によりブロードキャストされた複数の参照信号の到着時刻から、参照基地局によりブロードキャストされた参照信号の到着時刻を個々に減算することで求められ、参照基地局はN個の基地局のうちいずれか1つである、動作と、N個の参照信号時間差を測位サーバによって受信する動作と、N個の参照信号時間差に従い、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局を測位サーバによって決定する動作であって、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号は、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局が位置するフロアのフロア番号を含む、動作とである。例えば、基地局1、基地局2、及び基地局3という3つの基地局が測位領域に存在する。基地局1は、端末A及び端末Bに対応する。測位サーバは、3つの基地局全てに参照信号送信命令メッセージを送信する。基地局1、基地局2、及び基地局3はそれぞれ、参照信号送信命令メッセージを受信した後に、参照信号をブロードキャストし始める。測位サーバが端末Aの位置を定める必要がある場合、測位サーバは参照信号受信命令メッセージを端末Aに送信する。参照信号受信命令メッセージを受信した後、端末Aは、基地局1、基地局2、及び基地局3によりそれぞれブロードキャストされる参照信号を受信する。端末Aが、基地局1によりブロードキャストされた参照信号を受信する時間が1秒であり、基地局2によりブロードキャストされた参照信号を受信する時間が2秒であり、基地局3によりブロードキャストされた参照信号を受信する時間が3秒である。参照基地局が基地局3である場合、基地局1によりブロードキャストされ、端末Aにより受信された参照信号の時間差が−2秒であり、基地局2によりブロードキャストされ、端末Aにより受信された参照信号の時間差が−1秒であり、基地局3によりブロードキャストされ、端末Aにより受信された参照信号の時間差は0秒である。したがって、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局が基地局1である。
別の例では、基地局1、基地局2、及び基地局3という3つの基地局が測位領域に存在する。基地局1は、端末A及び端末Bに対応する。測位サーバは、3つの基地局全てに参照信号送信命令メッセージを送信する。基地局1、基地局2、及び基地局3はそれぞれ、参照信号送信命令メッセージを受信した後に、参照信号をブロードキャストし始める。測位サーバが端末Aの位置を定める必要がある場合、測位サーバは参照信号受信命令メッセージを端末Aに送信する。参照信号受信命令メッセージを受信した後、端末Aは、基地局1、基地局2、及び基地局3によりそれぞれブロードキャストされる参照信号を受信する。端末Aが、基地局1によりブロードキャストされた参照信号を受信する時間が1秒であり、基地局2によりブロードキャストされた参照信号を受信する時間が2秒であり、基地局3によりブロードキャストされた参照信号を受信する時間が3秒である。参照基地局が基地局1である場合、基地局1によりブロードキャストされ、端末Aにより受信された参照信号の時間差が0秒であり、基地局2によりブロードキャストされ、端末Aにより受信された参照信号の時間差が1秒であり、基地局3によりブロードキャストされ、端末Aにより受信された参照信号の時間差は2秒である。したがって、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局が基地局1である。
上述のことは、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局が端末Aに対して決定されるプロセスを説明するものである。最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局が端末Bに対して決定されるプロセスは、端末Aに対するプロセスと同様である。詳細はここで再度説明しない。
この場合、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従って、測位サーバが第1の端末の鉛直位置情報を決定するとき、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局が位置するフロアのフロア番号を、測位サーバによって第1の端末の鉛直位置情報として用いるという方式が用いられてよい。
上述の例は、なお説明のために用いられる。端末Aに関して、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局が基地局1であると決定される場合、基地局1が位置するフロアのフロア番号が端末Aの鉛直位置情報として用いられる。同様に、端末Bに関して、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局が基地局2であると決定される場合、基地局2が位置するフロアのフロア番号が端末Bの鉛直位置情報として用いられる。
本発明のこの実施形態において、N個の参照信号時間差に従って、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局を測位サーバによって決定する段階は、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号を測位サーバによって取得する段階の前又は後に実行されてよい。N個の参照信号時間差に従って、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局を測位サーバによって決定する段階が、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号を測位サーバによって取得する段階の前に実行される場合、N個の参照信号時間差に従って、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局を決定した後に、測位サーバは、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局が位置するフロアのフロア番号を取得することだけが必要とされる。
N個の参照信号時間差に従って、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局を測位サーバによって決定する段階が、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号を測位サーバによって決定する段階の後に実行される場合、N個の参照信号時間差に従って、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局を決定した後に、測位サーバは、少なくとも1つの基地局が位置するフロアの取得したフロア番号において、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局が位置するフロアのフロア番号を捜す。
N個の参照信号時間差に従って、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局を測位サーバによって決定する段階と、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号を測位サーバによって取得する段階との間の順序は、比較的自由に決められるので、ここでは特に限定しない。
同様に、測位精度をさらに向上させるために、以下の方式がさらに用いられてよい。
少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従って、測位サーバが第1の端末の鉛直位置情報を決定する前に、以下の動作がさらに含まれてよい。つまり、参照信号送信命令メッセージを測位サーバによってM個の基地局に送信する動作であって、参照信号送信命令メッセージは、参照信号を個々にブロードキャストするようM個の基地局に命令するのに用いられ、Mは2より大きい正の整数である、動作と、参照信号受信命令メッセージを測位サーバによって第1の端末に送信する動作であって、参照信号受信命令メッセージは、M個の基地局によりブロードキャストされる複数の参照信号を受信し、M個の参照信号時間差をフィードバックするよう第1の端末に命令するのに用いられ、M個の参照信号時間差は、M個の基地局によりブロードキャストされた複数の参照信号の到着時刻から、参照基地局によりブロードキャストされた参照信号の到着時刻を個々に減算することで求められ、参照基地局はM個の基地局のうちいずれか1つである、動作と、M個の参照信号時間差を測位サーバによって受信する動作と、M個の基地局により送信されるM個の基地局の鉛直高度を測位サーバによって受信する動作であって、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号は、M個の基地局が位置するフロアのフロア番号を含む、動作とである。
例えば、基地局1、基地局2、及び基地局3という3つの基地局が測位領域に存在する。基地局1は、端末A及び端末Bに対応する。測位サーバは、3つの基地局全てに参照信号送信命令メッセージを送信する。基地局1、基地局2、及び基地局3はそれぞれ、参照信号送信命令メッセージを受信した後に、参照信号をブロードキャストし始める。測位サーバが端末Aの位置を定める必要がある場合、測位サーバは参照信号受信命令メッセージを端末Aに送信する。参照信号受信命令メッセージを受信した後、端末Aは、基地局1、基地局2、及び基地局3によりそれぞれブロードキャストされる参照信号を受信する。端末Aが、基地局1によりブロードキャストされた参照信号を受信する時間が1秒であり、基地局2によりブロードキャストされた参照信号を受信する時間が2秒であり、基地局3によりブロードキャストされた参照信号を受信する時間が3秒である。参照基地局が基地局3である場合、基地局1によりブロードキャストされ、端末Aにより受信された参照信号の時間差が−2秒であり、基地局2によりブロードキャストされ、端末Aにより受信された参照信号の時間差が−1秒であり、基地局3によりブロードキャストされ、端末Aにより受信された参照信号の時間差は0秒である。測位サーバは、3つの参照信号時間差である、−2秒、−1秒、及び0秒を受信し、測位サーバはさらに、3つの基地局により送信される3つの基地局に鉛直高度を受信する。少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号は、3つの基地局が位置するフロアのフロア番号を含む。
この場合、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従って、測位サーバが第1の端末の鉛直位置情報を決定するとき、以下の方式が任意で用いられてよい。つまり、M個の基地局の鉛直高度とM個の基地局のフロア番号との間のマッピング関係による第1の関数関係であって、フロア番号と鉛直高度との間の対応関係を表すのに用いられる第1の関数関係を測位サーバによって取得し、M個の参照信号時間差に従い、第1の端末の鉛直高度を測位サーバによって計算し、計算により求められる第1の端末の鉛直高度を第1の関数関係に従い測位サーバによってフロア番号に変換し、変換により求められるフロア番号を第1の端末の鉛直位置情報として用いる方式である。
例えば、基地局1の鉛直高度が100メートル、フロア番号が1であり、基地局2の鉛直高度が103メートル、フロア番号が2であり、基地局3の鉛直高度が106メートル、フロア番号が3である。基地局1及び基地局2に従って、鉛直高度/フロア番号=(103−100)/(2−1)=3を求めることができ、基地局2と基地局3に従って、鉛直高度/フロア番号=(106−103)/(3−2)=3を求めることができ、基地局1及び基地局3に従って、鉛直高度/フロア番号=(106−100)/(3−1)=3を求めることができる。したがって、鉛直高度/フロア番号は(3+3+3)/3=3であると求めることができ、第1の関数関係はy=3x+bとなってよく、ここでyは鉛直高度であり、xはフロア番号である。基地局1、基地局2、又は基地局3のいずれか1つの鉛直高度及びフロア番号を第1の関数関係に代入することで、bが97であると求めることができる。したがって、第1の関数関係はy=3x+97である。
別の例では、基地局1の鉛直高度が100メートル、フロア番号が1であり、基地局2の鉛直高度が106メートル、フロア番号が2であり、基地局3の鉛直高度が109メートル、フロア番号が3である。基地局1及び基地局2に従って、鉛直高度/フロア番号=(106−100)/(2−1)=6を求めることができ、基地局2と基地局3に従って、鉛直高度/フロア番号=(109−106)/(3−2)=3を求めることができ、基地局1及び基地局3に従って、鉛直高度/フロア番号=(109−100)/(3−1)=4.5を求めることができる。したがって、鉛直高度/フロア番号は(6+3+4.5)/3=4.5であると求めることができ、第1の関数関係はy=4.5x+bとなってよく、ここでyは鉛直高度であり、xはフロア番号である。基地局1の鉛直高度及びフロア番号を第1の関数関係に代入することで、bが95.5であると求めることができ、基地局2の鉛直高度及びフロア番号を第1の関数関係に代入することで、bが97であると求めることができ、基地局3の鉛直高度及びフロア番号を第1の関数関係に代入することで、bが95.5であると求めることができる。したがって、bは(95.5+95.5+97)/3=96であり、第1の関数関係はy=4.5x+96である。
したがって、第1の関数関係を求めた後、第1の端末の鉛直高度が120メートルであるならば、y=120を第1の関数関係に代入することで、xが5.3であると求めることができ、5.3のフロア番号は6に切り上げられてよい。第1の端末の鉛直高度が118.5メートルの場合、y=118.5を第1の関数関係に代入することで、xが5であると求めることができる。
本発明のこの実施形態において、M個の参照信号時間差に従って第1の端末の鉛直高度を計算することは、現在用いられている比較的一般的な技術である。詳細はここで説明しない。
同様に、測位精度をさらに向上させるために、以下の方式がさらに用いられてよい。
少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従って、測位サーバが第1の端末の鉛直位置情報を決定する前に、以下の動作がさらに含まれてよい。つまり、参照信号送信命令メッセージを測位サーバによってM個の基地局に送信する動作であって、参照信号送信命令メッセージは、参照信号を個々にブロードキャストするようM個の基地局に命令するのに用いられ、Mは2より大きい正の整数である、動作と、参照信号受信命令メッセージを測位サーバによって第1の端末に送信する動作であって、参照信号受信命令メッセージは、M個の基地局によりブロードキャストされる複数の参照信号を受信し、M個の参照信号時間差をフィードバックするよう第1の端末に命令するのに用いられ、M個の参照信号時間差は、M個の基地局によりブロードキャストされた複数の参照信号の到着時刻から、参照基地局によりブロードキャストされた参照信号の到着時刻を個々に減算することで求められ、参照基地局はM個の基地局のうちいずれか1つである、動作と、M個の参照信号時間差を測位サーバによって受信する動作と、第1の端末により送信されるM個の受信電力を測位サーバによって受信する動作であって、M個の受信電力は、M個の基地局によりブロードキャストされる複数の参照信号を受信する第1の端末よって用いられる電力である、動作と、M個の基地局により送信されるM個の基地局の鉛直高度を測位サーバによって受信する動作であって、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号は、M個の基地局が位置するフロアのフロア番号を含む、動作とである。
この場合、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従って、測位サーバが第1の端末の鉛直位置情報を決定するとき、以下の方式が任意で用いられてよい。つまり、M個の基地局の鉛直高度とM個の基地局のフロア番号との間のマッピング関係による第2の関数関係であって、フロア番号と鉛直高度との間の対応関係を表すのに用いられる第2の関数関係を測位サーバによって取得し、M個の参照信号時間差に従い、第1の端末の第1の鉛直高度を測位サーバによって計算し、M個の受信電力に従い、第1の端末の第2の鉛直高度を測位サーバによって計算し、第1の鉛直高度及び第2の鉛直高度に従い、第1の端末の最終的な鉛直高度を測位サーバによって取得し、計算により求められる第1の端末の最終的な鉛直高度を、第2の関数関係に従い測位サーバによってフロア番号に変換し、変換により求められるフロア番号を第1の端末の鉛直位置情報として用いる方式である。
本発明のこの実施形態において、第2の関数の決定方式は、第1の関数の決定方式と同様である。詳細は再度ここで説明しない。
例えば、第2の関数関係はy=3x+97であり、ここでxはフロア番号であり、yは第1の端末の鉛直高度である。計算により求められる第1の鉛直高度が105メートルであり、計算により求められる第2の鉛直高度が107メートルである場合、第1の鉛直高度及び第2の鉛直高度の平均値である106メートルが、第1の端末の最終的な鉛直高度として用いられてよい。この場合、最終的な鉛直高度である106メートルを第2の関数関係に代入することで、フロア番号が3であると求めることができる。
別の例では、第2の関数関係はy=3x+97であり、ここでxはフロア番号であり、yは第1の端末の鉛直高度である。計算により求められる第1の鉛直高度が105メートルであり、計算により求められる第2の鉛直高度が107メートルである場合、第1の鉛直高度に第1の重み値80%を乗じることで求められる積と、第2の鉛直高度に第2の重み値20%を乗じることで求められる積との合計である105.4メートルが、第1の端末の最終的な鉛直高度として用いられてよい。この場合、最終的な鉛直高度である105.4メートルを第2の関数関係に代入することで、フロア番号が2.8であると求めることができ、この2.8というフロア番号は3に切り上げられて、第1の端末の鉛直位置情報として用いられる。
したがって、本発明のこの実施形態において、端末が屋内に位置している場合、測位サーバは、端末の鉛直高度に加えて、端末が位置する特定のフロアのフロア番号を決定することができ、その結果、屋内の測位精度が向上する。
図3を参照すると、本発明のこの実施形態において、上述の方法の実施形態に対応する、基地局側の屋内測位手順は以下の通りである。
段階300:基地局は、基地局が位置するフロアのフロア番号を決定する。
本発明のこの実施形態において、フロア番号は、2、3、4などであってよい。具体的には、フロア番号はメッセージで搬送され、フロア番号はフロアインデックスフィールドの値であってよい。
上述の説明によると、基地局は、基地局が位置するフロアのフロア番号を送信する。しかし、測位サーバがフロア番号を決定するだけで、建物の位置情報を認識しない場合、測位は無意味であり、精度が比較的低い。例えば、基地局Aが位置するフロアのフロア番号が2であることを、基地局Aが測位サーバに伝える場合、基地局Aが受け持つ端末1について、測位サーバは、端末1が2階に位置することしか認識せず、建物の特定の位置を認識しないので、測位はまだ無意味である。したがって、本発明のこの実施形態において、基地局は、基地局が位置するフロアのフロア番号を測位サーバに送信する必要があるだけでなく、基地局の位置の座標情報、例えば(X、Y、Z)を送信する必要もある。このように、測位サーバは、基地局により送信される座標情報に従って、基地局が位置する建物を決定することができ、またフロア番号に従って、端末が位置する特定のフロアを決定することができ、その結果、正確な測位を実施することができる。
しかし、現在のプロトコルには、基地局は、測位が実行された場合、基地局の位置の座標情報を測位サーバに送信する必要があると規定されている。したがって、詳細はここで説明しない。
段階310:基地局はフロア番号を測位サーバに送信する。
さらに本発明のこの実施形態において、本方法は、第1の端末の識別情報を基地局によって測位サーバに送信するという動作をさらに含むことができ、ここで基地局は第1の端末のサービング基地局である。
この場合、測位サーバは、第1の端末の鉛直位置情報としてフロア番号を用いることができる。
さらに本発明のこの実施形態において、本方法は以下の動作をさらに含むことができる。つまり、測位サーバにより送信される参照信号送信命令メッセージを基地局によって受信する動作と、参照信号送信命令メッセージに従い、参照信号を基地局によってブロードキャストする動作であって、基地局は、第1の端末により送信されたN個の参照信号時間差の中で最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局であり、N個の参照信号時間差は、N個の基地局によりブロードキャストされた複数の参照信号の到着時刻から、参照基地局によりブロードキャストされた参照信号の到着時刻を個々に減算することで求められ、参照基地局はN個の基地局のうちいずれか1つであり、Nは0より大きい正の整数である、動作とである。
この場合、測位サーバは、第1の端末の鉛直位置情報としてフロア番号も用いることができる。さらに本発明のこの実施形態において、本方法は、以下の動作をさらに含むことができる。つまり、測位サーバにより送信される参照信号送信命令メッセージを基地局によって受信する動作と、参照信号送信命令メッセージに従い、参照信号を基地局によってブロードキャストする動作と、基地局の鉛直高度を基地局によって送信する動作である。
基地局は、起動メッセージを受信した後にのみ、フロア番号を送信する。さらに本発明のこの実施形態において、基地局がフロア番号を測位サーバに送信する前に、以下の動作がさらに含まれてよい。つまり、測位サーバにより送信される測位測定要求を基地局によって受信する動作、又は、基地局が受け持つ端末により送信される測位測定要求を基地局によって受信する動作である。
すなわち、測位サーバにより送信される測位測定要求は、フロア番号を送信するよう基地局を起動するメッセージとして用いられてよい。あるいは、基地局が受け持つ端末により送信される測位測定要求は、フロア番号を送信するよう基地局を起動するメッセージとして用いられてよい。
したがって、基地局は、基地局が位置するフロアのフロア番号を測位サーバに送信し、測位サーバは、受信したフロア番号に従って、端末の鉛直位置情報を決定することができる。このように、測位サーバは、端末の位置の鉛直高度だけを端末の鉛直位置情報として用いることが回避され、その結果、測位精度が向上する。
図4Aに示されるように、本発明のこの実施形態をより良く理解するために、以下に具体的な適用シナリオを示し、一例を用いて、屋内測位のために鉛直高度を決定するプロセスを説明する。
段階40:測位サーバは、測位領域内の3つの基地局全てに測位測定要求を送信する。
この段階における3つの基地局はそれぞれ、基地局A、基地局B、及び基地局Cである。
段階41:基地局Aは、基地局Aが位置するフロアのフロア番号と、基地局Aが受け持つ端末の識別情報とを測位サーバに送信し、基地局Bは、基地局Bが位置するフロアのフロア番号と、基地局Bが受け持つ端末の識別情報とを測位サーバに送信し、基地局Cは、基地局Cが位置するフロアのフロア番号と、基地局Cが受け持つ端末の識別情報とを測位サーバに送信する。
段階42:受信した識別情報内のいずれかの識別情報に対応する端末に対して、測位サーバは、当該端末のサービング基地局のフロア番号を当該端末の鉛直位置情報として用いる。
上述の説明によると、端末のサービング基地局のフロア番号は、当該端末の鉛直位置情報として直接用いられる。もちろん、図4Bに示されるように、別の決定方式が存在してよい。
段階400:測位サーバは、測位領域内の3つの基地局全てに測位測定要求を送信する。
この段階における3つの基地局はそれぞれ、基地局A、基地局B、及び基地局Cである。
段階410:基地局Aは、基地局Aが位置するフロアのフロア番号と、基地局Aが受け持つ端末の識別情報とを測位サーバに送信し、第1の参照信号をブロードキャストし、基地局Bは、基地局Bが位置するフロアのフロア番号と、基地局Bが受け持つ端末の識別情報とを測位サーバに送信し、第2の参照信号をブロードキャストし、基地局Cは、基地局Cが位置するフロアのフロア番号と、基地局Cが受け持つ端末の識別情報とを測位サーバに送信し、第3の参照信号をブロードキャストする。
段階420:基地局により送信されるフロア番号と端末の識別情報を受信した後に、測位サーバは、各識別情報により識別された各端末に命令メッセージを送る。
段階430:3つの基地局が受け持つ各端末では、命令メッセージを受信した後、第1の参照信号、第2の参照信号、及び第3の参照信号を受信し、3つの参照信号時間差を取得し、その後、取得した3つの参照信号時間差を測位サーバに送信する。
段階440:測位サーバは、端末により送信された3つの参照信号時間差に従って最短到着時間を有する参照信号を決定し、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局が位置するフロア番号を端末の鉛直高度情報として用いる。
上述の説明によると、最短到着時間を有する参照信号は、端末により送信される参照信号時間差に従って決定され、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局のフロア番号は、端末の鉛直高度情報として用いられる。もちろん、図4Cに示されるように、別の決定方式がさらに存在してよい。
段階4000:測位サーバは、測位領域内の3つの基地局全てに測位測定要求を送信する。
この段階における3つの基地局はそれぞれ、基地局A、基地局B、及び基地局Cである。
段階4100:基地局Aは、基地局Aが位置するフロアのフロア番号と、基地局Aの高度情報と、基地局Aが受け持つ端末の識別情報とを測位サーバに送信し、第1の参照信号をブロードキャストし、基地局Bは、基地局Bが位置するフロアのフロア番号と、基地局Bの高度情報と、基地局Bが受け持つ端末の識別情報とを測位サーバに送信し、第2の参照信号をブロードキャストし、基地局Cは、基地局Cが位置するフロアのフロア番号と、基地局Cの高度情報と、基地局Cが受け持つ端末の識別情報とを測位サーバに送信し、第3の参照信号をブロードキャストする。
段階4200:基地局により送信されるフロア番号、高度情報、及び端末の識別情報を受信した後に、測位サーバは第1の関数関係を決定する。
段階4300:3つの基地局が受け持つ各端末では、命令メッセージを受信した後、第1の参照信号、第2の参照信号、及び第3の参照信号を受信し、3つの参照信号時間差を取得し、その後、取得した3つの参照信号時間差を測位サーバに送信する。
段階4400:測位サーバは、端末により送信される3つの参照信号時間差に従って鉛直高度を計算する。
段階4500:測位サーバは、第1の関数関係に従って鉛直高度をフロア番号に変換し、変換により求められるフロア番号を端末の鉛直位置情報として用いる。
図5Aを参照すると、上述の対応する方法の技術的解決法に基づいて、本発明の実施形態は測位サーバを提供する。測位サーバは、取得ユニット50と、受信ユニット51と、決定ユニット52とを含む。
取得ユニット50は、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号を取得するよう構成される。
受信ユニット51は、第1の端末の識別情報を受信するよう構成される。
決定ユニット52は、識別情報に従って第1の端末を決定するよう構成される。
決定ユニット52はさらに、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従って、第1の端末の鉛直位置情報を決定するよう構成される。
本発明のこの実施形態において、取得ユニット50により取得されるフロア番号は、2、3、4などであってよい。具体的には、フロア番号はメッセージで搬送され、フロア番号はフロアインデックスフィールドの値であってよい。
上述の説明によると、取得ユニット50は、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号を取得する必要がある。しかし、取得ユニット50がフロア番号を決定するだけで、建物の位置情報を取得しない場合、測位は無意味であり、精度が比較的低い。例えば、基地局Aが位置するフロアのフロア番号が2であることを、基地局Aは測位サーバに伝える。基地局Aが受け持つ端末1では、基地局Aが位置するフロアのフロア番号を端末1の鉛直位置情報として決定ユニット52が用いる場合、決定ユニット52は、端末1が2階に位置することしか認識せず、端末1が位置する特定の建物を認識しないので、測位はまだ無意味である。したがって、本発明のこの実施形態において、取得ユニット50は、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号を取得する必要があるだけでなく、少なくとも1つの基地局の位置の座標情報、例えば(X、Y、Z)を取得する必要もある。このように、決定ユニット52は、基地局により送信される座標情報に従って、基地局が位置する建物を決定することができ、またフロア番号に従って、端末が位置する特定のフロアを決定することができ、その結果、正確な測位を実施することができる。
本発明のこの実施形態において、取得ユニット50が、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号を取得する場合、基地局は測位測定要求メッセージを受信する必要があり、その結果、基地局は基地局が位置するフロアのフロア番号を送信するために起動することができる。測位測定要求メッセージは、測位サーバにより送信されてよく、又は、基地局が受け持つ端末により送信されてもよい。測位測定要求メッセージが測位サーバにより送信される場合、測位サーバはさらに送信ユニット53を含むことができ、送信ユニット53は、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号が取得される前に、測位測定要求メッセージを送信する必要がある。
本発明のこの実施形態において、少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号は、第1の基地局が位置するフロアのフロア番号を任意で含んでよく、第1の基地局は第1の端末のサービング基地局であってよい。
少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従って第1の端末の鉛直位置情報を決定する場合、決定ユニット52は特に、第1の基地局が位置するフロアのフロア番号を、第1の端末の鉛直位置情報として用いるよう構成される。
上述の説明によると、決定ユニット52は、端末のサービング基地局が位置するフロアのフロア番号を端末の鉛直位置情報として用いる。しかし、精度が比較的低いので、測位精度をさらに向上させるために、以下の方式がさらに用いられてよい。
さらに本発明のこの実施形態において、送信ユニット53がさらに含まれてよく、送信ユニット53は参照信号送信命令メッセージをN個の基地局に送信するよう構成され、参照信号送信命令メッセージは、参照信号を個々にブロードキャストするようN個の基地局に命令するのに用いられ、Nは0より大きい正の整数である。
送信ユニット53はさらに、参照信号受信命令メッセージを第1の端末に送信するよう構成され、参照信号受信命令メッセージは、N個の基地局によりブロードキャストされる複数の参照信号を受信し、N個の参照信号時間差をフィードバックするよう第1の端末に命令するのに用いられ、N個の参照信号時間差は、N個の基地局によりブロードキャストされた複数の参照信号の到着時刻から、参照基地局によりブロードキャストされた参照信号の到着時刻を個々に減算することで求められ、参照基地局はN個の基地局のうちいずれか1つである。
受信ユニット51はさらに、N個の参照信号時間差を受信するよう構成される。
決定ユニット52はさらに、N個の参照信号時間差に従って、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局を決定するよう構成される。
少なくとも1つの基地局が位置し、取得ユニット50により取得されるフロアのフロア番号は、最短到着時間を有する参照信号の対応する基地局が位置するフロアのフロア番号を含む。
少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従って第1の端末の鉛直位置情報を決定する場合、決定ユニット52は特に、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局が位置するフロアのフロア番号を、第1の端末の鉛直位置情報として用いるよう構成される。
同様に、測位精度をさらに向上させるために、以下の方式がさらに用いられてよい。
さらに本発明のこの実施形態において、送信ユニット53がさらに含まれてよく、送信ユニット53は参照信号送信命令メッセージをM個の基地局に送信するよう構成され、参照信号送信命令メッセージは、参照信号を個々にブロードキャストするようM個の基地局に命令するのに用いられ、Mは2より大きい正の整数である。
送信ユニット53はさらに、参照信号受信命令メッセージを第1の端末に送信するよう構成され、参照信号受信命令メッセージは、M個の基地局によりブロードキャストされる複数の参照信号を受信し、M個の参照信号時間差をフィードバックするよう第1の端末に命令するのに用いられ、M個の参照信号時間差は、M個の基地局によりブロードキャストされた複数の参照信号の到着時刻から、参照基地局によりブロードキャストされた参照信号の到着時刻を個々に減算することで求められ、参照基地局はM個の基地局のうちいずれか1つである。
受信ユニット51はさらに、M個の参照信号時間差を受信するよう構成される。
受信ユニット51はさらに、M個の基地局により送信されるM個の基地局の鉛直高度を受信するよう構成される。
少なくとも1つの基地局が位置するフロアの、取得ユニット50により取得されるフロア番号は、M個の基地局が位置するフロアのフロア番号を含む。
少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従って、第1の端末の鉛直位置情報を決定する場合、決定ユニット52は特に、M個の基地局の鉛直高度とM個の基地局のフロア番号との間のマッピング関係による第1の関数関係であって、フロア番号と鉛直高度との間の対応関係を表すのに用いられる第1の関数関係を取得し、M個の参照信号時間差に従って第1の端末の鉛直高度を計算し、計算により求められる第1の端末の鉛直高度を第1の関数関係に従ってフロア番号に変換し、変換により求められるフロア番号を第1の端末の鉛直位置情報として用いるよう構成される。
同様に、測位精度をさらに向上させるために、以下の方式がさらに用いられてよい。
さらに本発明のこの実施形態において、送信ユニット53がさらに含まれてよく、送信ユニット53は参照信号送信命令メッセージをM個の基地局に送信するよう構成され、参照信号送信命令メッセージは、参照信号を個々にブロードキャストするようM個の基地局に命令するのに用いられ、Mは2より大きい正の整数である。
送信ユニット53はさらに、参照信号受信命令メッセージを第1の端末に送信するよう構成され、参照信号受信命令メッセージは、M個の基地局によりブロードキャストされる複数の参照信号を受信し、M個の参照信号時間差をフィードバックするよう第1の端末に命令するのに用いられ、M個の参照信号時間差は、M個の基地局によりブロードキャストされた複数の参照信号の到着時刻から、参照基地局によりブロードキャストされた参照信号の到着時刻を個々に減算することで求められ、参照基地局はM個の基地局のうちいずれか1つである。
受信ユニット51はさらに、M個の参照信号時間差を受信するよう構成される。
受信ユニット51はさらに、第1の端末により送信されるM個の受信電力を受信するよう構成され、M個の受信電力は、M個の基地局によりブロードキャストされる複数の参照信号を受信する第1の端末により用いられる電力である。
受信ユニット51はさらに、M個の基地局により送信されるM個の基地局の鉛直高度を受信するよう構成される。
少なくとも1つの基地局が位置するフロアの、取得ユニット50により取得されるフロア番号は、M個の基地局が位置するフロアのフロア番号を含む。
少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号に従って、第1の端末の鉛直位置情報を決定する場合、決定ユニット52は特に、M個の基地局の鉛直高度とM個の基地局のフロア番号との間のマッピング関係による第2の関数関係であって、フロア番号と鉛直高度との間の対応関係を表すのに用いられる第2の関数関係を取得し、M個の参照信号時間差に従って第1の端末の第1の鉛直高度を計算し、M個の受信電力に従って第1の端末の第2の鉛直高度を計算し、第1の鉛直高度及び第2の鉛直高度に従って第1の端末の最終的な鉛直高度を取得し、計算により求められる第1の端末の最終的な鉛直高度を、第2の関数関係に従ってフロア番号に変換し、変換により求められるフロア番号を第1の端末の鉛直位置情報として用いるよう構成される。
さらに本発明のこの実施形態において、送信ユニット53は測位測定要求を送信するようさらに構成される。
本発明のこの実施形態において、図5Bに示されるように、受信ユニット51により実行される動作は受信機500により実行されてよく、送信ユニット53により実行される動作は送信機510により実行されてよく、取得ユニット50及び決定ユニット52により実行される動作はプロセッサ520により実行されてよい。
図6Aを参照すると、上述の対応する方法の技術的解決法に基づいて、本発明の実施形態は基地局を提供する。基地局は、決定ユニット60及び送信ユニット61を含む。
決定ユニット60は、基地局が位置するフロアのフロア番号を決定するよう構成される。
送信ユニット61は、フロア番号を測位サーバに送信するよう構成される。
さらに本発明のこの実施形態において、送信ユニット61はさらに、第1の端末の識別情報を測位サーバの送信するよう構成され、基地局は第1の端末のサービング基地局である。
このシナリオでは、測位サーバは、基地局が位置するフロアのフロア番号を第1の端末の鉛直位置情報として用いることができる。
さらに本発明のこの実施形態において、受信ユニット62がさらに含まれてよく、受信ユニット62は、測位サーバにより送信される参照信号送信命令メッセージを受信するよう構成される。
送信ユニット61はさらに、参照信号送信命令メッセージに従って参照信号をブロードキャストするよう構成される。
基地局は、第1の端末により送信されるN個の参照信号時間差の中で最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局であり、N個の参照信号時間差は、N個の基地局によりブロードキャストされた参照信号の到着時刻から、参照基地局によりブロードキャストされた参照信号の到着時刻を個々に減算することで求められ、参照基地局はN個の基地局のうちいずれか1つであり、Nは0より大きい正の整数である。
このシナリオでは、測位サーバは、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局が位置するフロアのフロア番号を、第1の端末の鉛直位置情報として用いることができる。
さらに本発明のこの実施形態において、受信ユニット62がさらに含まれてよく、受信ユニット62は、測位サーバにより送信される参照信号送信命令メッセージを受信するよう構成される。
送信ユニット61はさらに、参照信号送信命令メッセージに従って参照信号をブロードキャストするよう構成される。
送信ユニット61はさらに、基地局の鉛直高度を送信するよう構成される。
このシナリオでは、測位サーバは、各基地局が位置するフロアのフロア番号に従って、第1の端末の鉛直位置情報を決定することができる。
さらに本発明のこの実施形態において、受信ユニット62はさらに、測位サーバにより送信される測位測定要求を受信する、又は、基地局が受け持つ端末により送信される測位測定要求を受信するよう構成される。
本発明のこの実施形態において、図6Bに示されるように、決定ユニット60により実行される動作はプロセッサ600により実行されてよく、送信ユニット61により実行される動作は送信機610により実行されてよく、受信ユニット62により実行される動作は受信機620により実行されてよい。
本発明は、本発明の実施形態による、方法、デバイス(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明されている。コンピュータプログラム命令は、フローチャート及び/又はブロック図の各工程及び/又は各ブロック、並びにフローチャート及び/又はブロック図の工程及び/又はブロックの組み合わせを実装するのに用いることができることを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、機械を生み出すために、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、又はその他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサに提供されてよく、これにより、コンピュータ、又はその他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサにより実行される命令は、フローチャートの1つ又は複数の工程、及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックに特定の機能を実装する装置を生み出す。
コンピュータ又はその他のプログラム可能なデータ処理デバイスに、特定の方式で機能するよう命令することが可能なこれらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ可読メモリに格納することもでき、その結果、コンピュータ可読メモリに格納された命令は、命令装置を含む製品を生み出す。命令装置は、フローチャートの1つ又は複数の工程、及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックに特定の機能を実装する。
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は別のプログラム可能なデータ処理デバイス上に読み込むこともでき、その結果、一連の動作及び段階が、コンピュータ又は別のプログラム可能なデバイス上で実行され、これにより、コンピュータ実装処理が生み出される。したがって、コンピュータ又は別のプログラム可能なデバイス上で実行される命令は、フローチャートの1つ又は複数の工程、及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックに特定の機能を実装する段階を提供する。
本発明の実施形態が説明されたが、当業者は基本的な発明のコンセプトを認識すると、これらの実施形態に変更及び修正を行うことができる。したがって、ここに添付した特許請求の範囲は、上述の実施形態、並びに本発明の範囲内に含まれる全ての変更及び修正を含むものと解釈されることが意図されている。
本明細書で説明される技術は、様々な通信システム、例えば、現在の2G及び3G通信システム並びに次世代の通信システムに適用することができ、これらの通信システムには、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications、移動通信用グローバルシステム)、CDMA(Code Division Multiple Access、符号分割多元接続)システム、TDMA(Time Division Multiple Access、時分割多元接続)システム、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access、広帯域符号分割多元接続)システム、FDMA(Frequency Division Multiple Access、周波数分割多元接続)システム、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、直交周波数分割多元接続)システム、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)システム、GPRS(General Packet Radio Service、汎用パケット無線サービス)システム、及び別の同様の通信システムなどがある。
段階440:測位サーバは、端末により送信された3つの参照信号時間差に従って最短到着時間を有する参照信号を決定し、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局が位置するフロアのフロア番号を端末の鉛直高度情報として用いる。

Claims (22)

  1. 屋内測位方法であって、
    少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号を測位サーバによって取得する段階と、
    第1の端末の識別情報を前記測位サーバによって受信する段階と、
    前記識別情報に従い前記第1の端末を前記測位サーバによって決定する段階と、
    前記少なくとも1つの基地局が位置する前記フロアの前記フロア番号に従い、前記第1の端末の鉛直位置情報を前記測位サーバによって決定する段階とを
    備える方法。
  2. 前記少なくとも1つの基地局が位置する前記フロアの前記フロア番号は、第1の基地局が位置するフロアのフロア番号を含み、前記第1の基地局は前記第1の端末のサービング基地局であり、
    前記少なくとも1つの基地局が位置する前記フロアの前記フロア番号に従って前記第1の端末の鉛直位置情報を前記測位サーバによって前記決定する段階は、前記第1の基地局が位置する前記フロアの前記フロア番号を、前記測位サーバによって前記第1の端末の前記鉛直位置情報として用いる段階を含む、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つの基地局が位置する前記フロアの前記フロア番号に従い前記第1の端末の鉛直位置情報を前記測位サーバによって前記決定する段階の前に、
    参照信号送信命令メッセージを前記測位サーバによってN個の基地局に送信する段階であって、前記参照信号送信命令メッセージは、参照信号を個々にブロードキャストするよう前記N個の基地局に命令するのに用いられ、Nは0より大きい正の整数である、段階と、
    参照信号受信命令メッセージを前記測位サーバによって前記第1の端末に送信する段階であって、前記参照信号受信命令メッセージは、前記N個の基地局によりブロードキャストされる複数の参照信号を受信して、N個の参照信号時間差をフィードバックするよう前記第1の端末に命令するのに用いられ、前記N個の参照信号時間差は、前記N個の基地局によりブロードキャストされた前記複数の参照信号の到着時刻から、参照基地局によりブロードキャストされた参照信号の到着時刻を個々に減算することで求められ、前記参照基地局は前記N個の基地局のうちいずれか1つである、段階と、
    前記N個の参照信号時間差を前記測位サーバによって受信する段階と、
    前記N個の参照信号時間差に従い、最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局を前記測位サーバによって決定する段階と
    をさらに備え、
    前記少なくとも1つの基地局が位置する前記フロアの前記フロア番号は、前記最短到着時間を有する前記参照信号に対応する前記基地局が位置するフロアのフロア番号を含み、
    前記少なくとも1つの基地局が位置する前記フロアの前記フロア番号に従い、前記第1の端末の鉛直位置情報を前記測位サーバによって前記決定する段階は、
    前記最短到着時間を有する前記参照信号に対応する前記基地局が位置する前記フロアの前記フロア番号を、前記測位サーバによって前記第1の端末の前記鉛直位置情報として用いる段階を含む、
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記少なくとも1つの基地局が位置する前記フロアの前記フロア番号に従い、前記第1の端末の鉛直位置情報を前記測位サーバによって前記決定する段階の前に、
    参照信号送信命令メッセージを前記測位サーバによってM個の基地局に送信する段階であって、前記参照信号送信命令メッセージは、参照信号を個々にブロードキャストするよう前記M個の基地局に命令するのに用いられ、Mは2より大きい正の整数である、段階と、
    参照信号受信命令メッセージを前記測位サーバによって前記第1の端末に送信する段階であって、前記参照信号受信命令メッセージは、前記M個の基地局によりブロードキャストされる複数の参照信号を受信し、M個の参照信号時間差をフィードバックするよう前記第1の端末に命令するのに用いられ、前記M個の参照信号時間差は、前記M個の基地局によりブロードキャストされた前記複数の参照信号の到着時刻から、参照基地局によりブロードキャストされた参照信号の到着時刻を個々に減算することで求められ、前記参照基地局は前記M個の基地局のいずれか1つである、段階と、
    前記M個の参照信号時間差を前記測位サーバによって受信する段階と、
    前記M個の基地局により送信される前記M個の基地局の鉛直高度を前記測位サーバによって受信する段階とを
    さらに備え、
    前記少なくとも1つの基地局が位置する前記フロアの前記フロア番号は、前記M個の基地局が位置するフロアのフロア番号を含み、
    前記少なくとも1つの基地局が位置する前記フロアの前記フロア番号に従い、前記第1の端末の鉛直位置情報を前記測位サーバによって前記決定する段階は、
    前記M個の基地局の前記鉛直高度と前記M個の基地局の前記フロア番号との間のマッピング関係による第1の関数関係を前記測位サーバによって取得する段階であって、前記第1の関数関係は、フロア番号と鉛直高度との間の対応関係を表すのに用いられる、段階と、
    前記M個の参照信号時間差に従い、前記第1の端末の鉛直高度を前記測位サーバによって計算する段階と、
    計算により求められる前記第1の端末の前記鉛直高度を前記第1の関数関係に従い前記測位サーバによってフロア番号に変換し、変換により求められる前記フロア番号を前記第1の端末の前記鉛直位置情報として用いる段階と
    を含む、
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記少なくとも1つの基地局が位置する前記フロアの前記フロア番号に従い、前記第1の端末の鉛直位置情報を前記測位サーバによって前記決定する段階の前に、
    参照信号送信命令メッセージを前記測位サーバによってM個の基地局に送信する段階であって、前記参照信号送信命令メッセージは、参照信号を個々にブロードキャストするよう前記M個の基地局に命令するのに用いられ、Mは2より大きい正の整数である、段階と、
    参照信号受信命令メッセージを前記測位サーバによって前記第1の端末に送信する段階であって、前記参照信号受信命令メッセージは、前記M個の基地局によりブロードキャストされる複数の参照信号を受信して、M個の参照信号時間差をフィードバックするよう前記第1の端末に命令するのに用いられ、前記M個の参照信号時間差は、前記M個の基地局によりブロードキャストされた前記複数の参照信号の到着時刻から、参照基地局によりブロードキャストされた参照信号の到着時刻を個々に減算することで求められ、前記参照基地局は前記M個の基地局のいずれか1つである、段階と、
    前記M個の参照信号時間差を前記測位サーバによって受信する段階と、
    前記第1の端末により送信されるM個の受信電力を前記測位サーバによって受信する段階であって、前記M個の受信電力は、前記M個の基地局によりブロードキャストされる前記複数の参照信号を受信する前記第1の端末により用いられる電力である、段階と、
    前記M個の基地局により送信される前記M個の基地局の鉛直高度を前記測位サーバによって受信する段階とを
    さらに備え、
    前記少なくとも1つの基地局が位置する前記フロアの前記フロア番号は、前記M個の基地局が位置するフロアのフロア番号を含み、
    前記少なくとも1つの基地局が位置する前記フロアの前記フロア番号に従い、前記第1の端末の鉛直位置情報を前記測位サーバによって前記決定する段階は、
    前記M個の基地局の前記鉛直高度と前記M個の基地局の前記フロア番号との間のマッピング関係による第2の関数関係を前記測位サーバによって取得する段階であって、前記第2の関数関係は、フロア番号と鉛直高度との間の対応関係を表すのに用いられる、段階と、
    前記M個の参照信号時間差に従い、前記第1の端末の第1の鉛直高度を前記測位サーバによって計算する段階と、
    前記M個の受信電力に従い、前記第1の端末の第2の鉛直高度を前記測位サーバによって計算する段階と、
    前記第1の鉛直高度及び前記第2の鉛直高度に従い、前記第1の端末の最終的な鉛直高度を前記測位サーバによって取得する段階と、
    計算により求められる前記第1の端末の前記最終的な鉛直高度を、前記第2の関数関係に従い前記測位サーバによってフロア番号に変換し、変換により求められる前記フロア番号を前記第1の端末の前記鉛直位置情報として用いる段階と
    を含む、
    請求項1に記載の方法。
  6. 少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号を測位サーバによって前記取得する段階の前に、
    測位測定要求を前記測位サーバによって送信する段階をさらに備える、
    請求項3から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 屋内測位方法であって、
    基地局が位置するフロアのフロア番号を前記基地局によって決定する段階と、
    前記フロア番号を前記基地局によって測位サーバに送信する段階と
    を備える方法。
  8. 第1の端末の識別情報を前記基地局によって前記測位サーバに送信する段階をさらに備え、前記基地局は前記第1の端末のサービング基地局である、
    請求項7に記載の方法。
  9. 前記測位サーバにより送信される参照信号送信命令メッセージを前記基地局によって受信する段階と、
    前記参照信号送信命令メッセージに従い、参照信号を前記基地局によってブロードキャストする段階と
    をさらに備え、
    前記基地局は、第1の端末により送信されたN個の参照信号時間差の中で最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局であり、前記N個の参照信号時間差は、N個の基地局によりブロードキャストされた複数の参照信号の到着時刻から、参照基地局によりブロードキャストされた参照信号の到着時刻を個々に減算することで求められ、前記参照基地局は前記N個の基地局のいずれか1つであり、Nは0より大きい正の整数である、
    請求項7に記載の方法。
  10. 前記測位サーバにより送信される参照信号送信命令メッセージを前記基地局によって受信する段階と、
    前記参照信号送信命令メッセージに従い、参照信号を前記基地局によってブロードキャストする段階と、
    前記基地局の鉛直高度を前記基地局によって送信する段階と
    をさらに備える
    請求項7に記載の方法。
  11. 前記フロア番号を前記基地局によって測位サーバに前記送信する段階の前に、
    前記測位サーバにより送信される前記測位測定要求を前記基地局によって受信する段階、又は、
    前記基地局が受け持つ端末により送信される測位測定要求を前記基地局によって受信する段階をさらに備える、
    請求項7から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 少なくとも1つの基地局が位置するフロアのフロア番号を取得するよう構成された取得ユニットと、
    第1の端末の識別情報を受信するよう構成された受信ユニットと、
    前記識別情報に従って前記第1の端末を決定するよう構成された決定ユニットと
    を備え、
    前記決定ユニットはさらに、前記少なくとも1つの基地局が位置する前記フロアの前記フロア番号に従って、前記第1の端末の鉛直位置情報を決定するよう構成される、
    測位サーバ。
  13. 前記少なくとも1つの基地局が位置する前記フロアの前記フロア番号は、第1の基地局が位置するフロアのフロア番号を含み、前記第1の基地局は前記第1の端末のサービング基地局であり、
    前記少なくとも1つの基地局が位置する前記フロアの前記フロア番号に従って、前記第1の端末の前記鉛直位置情報を決定する場合、前記決定ユニットは特に、
    前記第1の基地局が位置する前記フロアの前記フロア番号を前記第1の端末の前記鉛直位置情報として用いるよう構成される、
    請求項12に記載の測位サーバ。
  14. 送信ユニットをさらに備え、
    前記送信ユニットは、参照信号送信命令メッセージをN個の基地局に送信するよう構成され、前記参照信号送信命令メッセージは、参照信号を個々にブロードキャストするよう前記N個の基地局に命令するのに用いられ、Nは0より大きい正の整数であり、
    前記送信ユニットはさらに、参照信号受信命令メッセージを前記第1の端末に送信するよう構成され、前記参照信号受信命令メッセージは、前記N個の基地局によりブロードキャストされる複数の参照信号を受信して、N個の参照信号時間差をフィードバックするよう前記第1の端末に命令するのに用いられ、前記N個の参照信号時間差は、前記N個の基地局によりブロードキャストされた前記複数の参照信号の到着時刻から、参照基地局によりブロードキャストされた参照信号の到着時刻を個々に減算することで求められ、前記参照基地局は前記N個の基地局のいずれか1つであり、
    前記受信ユニットはさらに、前記N個の参照信号時間差を受信するよう構成され、
    前記決定ユニットはさらに、前記N個の参照信号時間差に従って最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局を決定するよう構成され、
    前記少なくとも1つの基地局が位置する前記フロアの、前記取得ユニットにより取得される前記フロア番号は、前記最短到着時間を有する前記参照信号に対応する前記基地局が位置するフロアのフロア番号を含み、
    前記少なくとも1つの基地局が位置する前記フロアの前記フロア番号に従って、前記第1の端末の前記鉛直位置情報を決定する場合、前記決定ユニットは特に、
    前記最短到着時間を有する前記参照信号に対応する前記基地局が位置する前記フロアの前記フロア番号を、前記第1の端末の前記鉛直位置情報として用いるよう構成される、
    請求項12に記載の測位サーバ。
  15. 送信ユニットをさらに備え、
    前記送信ユニットは、参照信号送信命令メッセージをM個の基地局に送信するよう構成され、前記参照信号送信命令メッセージは、参照信号を個々にブロードキャストするよう前記M個の基地局に命令するのに用いられ、Mは2より大きい正の整数であり、
    前記送信ユニットはさらに、参照信号受信命令メッセージを前記第1の端末に送信するよう構成され、前記参照信号受信命令メッセージは、前記M個の基地局によりブロードキャストされる複数の参照信号を受信して、M個の参照信号時間差をフィードバックするよう前記第1の端末に命令するのに用いられ、前記M個の参照信号時間差は、前記M個の基地局によりブロードキャストされた前記複数の参照信号の到着時刻から、参照基地局によりブロードキャストされた参照信号の到着時刻を個々に減算することで求められ、前記参照基地局は前記M個の基地局のいずれか1つであり、
    前記受信ユニットはさらに、前記M個の参照信号時間差を受信するよう構成され、
    前記受信ユニットはさらに、前記M個の基地局により送信される前記M個の基地局の鉛直高度を受信するよう構成され、
    前記少なくとも1つの基地局が位置する前記フロアの、前記取得ユニットにより取得される前記フロア番号は、前記M個の基地局が位置するフロアのフロア番号を含み、
    前記少なくとも1つの基地局が位置する前記フロアの前記フロア番号に従って、前記第1の端末の前記鉛直位置情報を決定する場合、前記決定ユニットは特に、
    前記M個の基地局の前記鉛直高度と前記M個の基地局の前記フロア番号との間のマッピング関係による第1の関数関係であって、フロア番号と鉛直高度との間の対応関係を表すのに用いられる前記第1の関数関係を取得し、
    前記M個の参照信号時間差に従って前記第1の端末の鉛直高度を計算し、
    計算により求められる前記第1の端末の前記鉛直高度を前記第1の関数関係に従ってフロア番号に変換し、変換により求められる前記フロア番号を前記第1の端末の前記鉛直位置情報として用いるよう構成される、
    請求項12に記載の測位サーバ。
  16. 送信ユニットをさらに備え、
    前記送信ユニットは、参照信号送信命令メッセージをM個の基地局に送信するよう構成され、前記参照信号送信命令メッセージは、参照信号を個々にブロードキャストするよう前記M個の基地局に命令するのに用いられ、Mは2より大きい正の整数であり、
    前記送信ユニットはさらに、参照信号受信命令メッセージを前記第1の端末に送信するよう構成され、前記参照信号受信命令メッセージは、前記M個の基地局によりブロードキャストされる複数の参照信号を受信し、M個の参照信号時間差をフィードバックするよう前記第1の端末に命令するのに用いられ、前記M個の参照信号時間差は、前記M個の基地局によりブロードキャストされた前記複数の参照信号の到着時刻から、参照基地局によりブロードキャストされた参照信号の到着時刻を個々に減算することで求められ、前記参照基地局は、前記M個の基地局のいずれか1つであり、
    前記受信ユニットはさらに、前記M個の参照信号時間差を受信するよう構成され、
    前記受信ユニットはさらに、前記第1の端末により送信されるM個の受信電力を受信するよう構成され、前記M個の受信電力は、前記M個の基地局によりブロードキャストされる前記複数の参照信号を受信する前記第1の端末によって用いられる電力であり、
    前記受信ユニットはさらに、前記M個の基地局により送信される前記M個の基地局の鉛直高度を受信するよう構成され、
    前記少なくとも1つの基地局が位置する前記フロアの、前記取得ユニットにより取得される前記フロア番号は、前記M個の基地局が位置するフロアのフロア番号を含み、
    前記少なくとも1つの基地局が位置する前記フロアの前記フロア番号に従って、前記第1の端末の前記鉛直位置情報を決定する場合、前記決定ユニットは特に、
    前記M個の基地局の前記鉛直高度と前記M個の基地局の前記フロア番号との間のマッピング関係による第2の関数関係であって、フロア番号と鉛直高度との間の対応関係を表すのに用いられる前記第2の関数関係を取得し、
    前記M個の参照信号時間差に従って前記第1の端末の第1の鉛直高度を計算し、
    前記M個の受信電力に従って前記第1の端末の第2の鉛直高度を計算し、
    前記第1の鉛直高度及び前記第2の鉛直高度に従って前記第1の端末の最終的な鉛直高度を取得し、
    計算により求められる前記第1の端末の前記最終的な鉛直高度を、前記第2の関数関係に従ってフロア番号に変換し、変換により求められる前記フロア番号を前記第1の端末の前記鉛直位置情報として用いるよう構成される、
    請求項12に記載の測位サーバ。
  17. 前記送信ユニットはさらに、測位測定要求を送信するよう構成される
    請求項14から16のいずれか一項に記載の測位サーバ。
  18. 基地局が位置するフロアのフロア番号を決定するよう構成された決定ユニットと、
    前記フロア番号を測位サーバに送信するよう構成された送信ユニットと
    を備える
    基地局。
  19. 前記送信ユニットはさらに、第1の端末の識別情報を前記測位サーバに送信するよう構成され、前記基地局は前記第1の端末のサービング基地局である、
    請求項18に記載の基地局。
  20. 受信ユニットをさらに備え、
    前記受信ユニットは、前記測位サーバにより送信される参照信号送信命令メッセージを受信するよう構成され、
    前記送信ユニットはさらに、前記参照信号送信命令メッセージに従って参照信号をブロードキャストするよう構成され、
    前記基地局は、第1の端末により送信されたN個の参照信号時間差の中で最短到着時間を有する参照信号に対応する基地局であり、前記N個の参照信号時間差は、N個の基地局によりブロードキャストされた複数の参照信号の到着時刻から、参照基地局によりブロードキャストされた参照信号の到着時刻を個々に減算することで求められ、前記参照基地局は前記N個の基地局のうちいずれか1つであり、Nは0より大きい正の整数である、
    請求項18に記載の基地局。
  21. 受信ユニットをさらに備え、前記受信ユニットは、前記測位サーバにより送信される参照信号送信命令メッセージを受信するよう構成され、
    前記送信ユニットはさらに、前記参照信号送信命令メッセージに従って参照信号をブロードキャストするよう構成され、
    前記送信ユニットはさらに、前記基地局の鉛直高度を送信するよう構成される、
    請求項18に記載の基地局。
  22. 前記受信ユニットはさらに、
    前記測位サーバにより送信される前記測位測定要求を受信する、又は、
    前記基地局が受け持つ端末により送信される測位測定要求を受信するよう構成される、
    請求項20又は21に記載の基地局。
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