JP2018510862A - 官能化f−possモノマー組成物およびその使用 - Google Patents

官能化f−possモノマー組成物およびその使用 Download PDF

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    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic System
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/21Cyclic compounds having at least one ring containing silicon, but no carbon in the ring

Abstract

フッ素化かご型シルセスキオキサン分子構造および/または官能基の分布を生じる少なくとも2つの原料の合成ブレンドを含む官能化F−POSS化合物。【選択図】 図3

Description

関連出願への相互参照
本出願は、本出願と共通の譲受人に譲渡され、FUNCTIONALIZED F-POSS MONOMER COMPOSITIONS AND USES THEREOFと題する、2015年3月9日に出願された同時係属中の米国仮特許出願第62/130,170号の優先権を主張し、その開示はその全体が参照により本明細書に援用される。
本開示は、例示的な実施形態において、フッ素化かご型シルセスキオキサン分子構造および/または官能基の分布を生じる少なくとも2つの原料の合成ブレンドを含む官能化F−POSS化合物に関する。本開示はまた、例示的な実施形態において、このような化合物の作製方法、およびその使用に関する。
フッ素化かご型シルセスキオキサン(fluorinated polyhedral oligomeric silsesquioxane)(「F−POSS」)分子は、周囲に長鎖フッ素化アルキル基を有する酸化ケイ素コア[SiO1.5]からなるかご型シルセスキオキサン(「POSS」)のサブクラスである。F−POSS分子は超疎水性表面および疎油性表面の生成をもたらす最も低い既知の表面エネルギーの1つを有する。F−POSS材料の特徴は、通常、無機ガラス様材料のように作用するシロキシ・ケージを形成するが、マトリックスの頂点に有機R基置換基を有するため、通常とは異なる性質と用途がもたらされることである。以下の式Iを参照されたい。
Figure 2018510862
F−POSS分子は材料科学に応用されている。例えば、超疎水性表面および超疎油性表面は、基材上にキャストされるか、またはポリマーマトリックス中にブレンドされるかのいずれかで、F−POSSを使用して製造されている。例えば、Chhatre, S. S.; Guardado, J. O.; Moore, B. M.; Haddad, T. S.; Mabry, J. M.; McKinley, G. H.; Cohen, R. E. ACS Appl. Mater. Interfaces 2010, 2, 3544‐3554; Mabry, J. M.; Vij, A.; Iacono, S. T.; Viers, B. D. Angew. Chem., Int. Ed. 2008, 47, 4137‐4140; Tuteja, A.; Choi, W.; Mabry, J. M.; McKinely, G. H.; Cohen, R. E. Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A. 2008, 105, S18200/1‐S18200/29;およびTuteja, A.; Choi, W.; Ma, M.; Mabry, J. M.; Mazzella, S. A.; Rutledge, G. C.; McKinley, G. H.; Cohen, R. E. Science 2007, 318, 1618‐1622を参照されたい。
材料に使用する新規な官能化F−POSS化合物を提供することが望まれる。
概要
例示的な実施形態において、以下の式IIの化合物が提供される:
Figure 2018510862
(式中、Rは長鎖フッ素化アルキルであり;RはC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環および5〜7員ヘテロアリールからなる群から選択され、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよく;各Rは、独立して、ハロ(すなわち、任意のハロアルカン、またはハロゲンの少なくとも1個の原子を含むアルカン)、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環、5〜7員ヘテロアリール、−NCO、−OR、−NR、−OC(O)R、−C(O)OR、−C(O)R、−OC(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)ORおよび−NRC(O)NRからなる群から選択され、RがC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環または5〜7員ヘテロアリールである場合、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよく;RおよびRのそれぞれは、独立して、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環および5〜7員ヘテロアリールからなる群から選択され、RおよびR中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよく;各Rは、独立して、ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環、5〜7員ヘテロアリール、−NCO、−OR、−NR、−OC(O)R、−C(O)OR、−C(O)R、−OC(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)ORおよび−NRC(O)NRからなる群から選択され、RがC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環または5〜7員ヘテロアリールである場合、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよく;RおよびRのそれぞれは、独立して、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環および5〜7員ヘテロアリールからなる群から選択され、RおよびR中の各水素原子は、独立して、1つ以上のRで置換されていてもよく;各Rは、独立して、水素、ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環、5〜7員ヘテロアリール、−NCO、−OR10、−NR1011、−OC(O)R10、−C(O)OR10、−C(O)R10、−OC(O)OR10、−C(O)NR1011、−OC(O)NR1011、−NR10C(O)R11、−NR10C(O)OR11および−NR10C(O)NR1011からなる群から選択され、RがC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環、C〜Cシクロアルキルまたは5〜7員ヘテロアリールである場合、R中の各水素は、独立して、ハロ、−NCO、−OR10、−NR1011、−OC(O)R10、−C(O)OR10、−C(O)R10、−OC(O)OR10、−C(O)NR1011、−OC(O)NR1011、−NR10C(O)R11、−NR10C(O)OR11および−NR10C(O)NR1011からなる群から選択される部分で置換されていてもよく;R10およびR11のそれぞれは、独立して、H、C〜Cアルキル、C〜CアルケニルおよびC〜Cアルキニルからなる群から選択され、R10またはR11がC〜Cアルキル、C〜CアルケニルまたはC〜Cアルキニルである場合、R10およびR11中の各水素原子は、独立して、フッ素原子で置換されていてもよく;nは0〜8の整数であり;そして、RおよびRのそれぞれは、独立して、ケイ素原子に共有結合している)。
これらの実施形態のいくつかの態様では、RはC〜Cアルキルであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい。これらの実施形態の別の態様では、Rは−NCO、−OR、−OC(O)R、−C(O)OR、−C(O)Rまたは−OC(O)ORである。これらの実施形態の別の態様では、RはC〜Cアルキルであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい。これらの実施形態の別の態様では、RはC〜Cアルケニルであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい。これらの実施形態の別の態様では、RはC〜Cアルキル、−NCO、−OR、−NR、−OC(O)R、−C(O)OR、−C(O)Rまたは−OC(O)ORである。これらの実施形態の別の態様では、RはC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリールまたは5〜7員ヘテロアリールであり、R中の各水素原子は、独立して、1つ以上のRで置換されていてもよい。これらの実施形態の別の態様では、Rは水素またはC〜Cアルキルであり、RがC〜Cアルキルである場合、Rは−OC(O)R10で置換されていてもよい。これらの実施形態の別の態様では、R10はHまたはC〜Cアルキルであり、R10がC〜Cアルキルである場合、R10中の各水素原子は、独立して、フッ素原子で置換されていてもよい。
これらの実施形態の別の態様では、Rはn−プロピルであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい。これらの実施形態の別の態様では、Rは−OC(O)Rまたは−OC(O)ORである。これらの実施形態の別の態様では、Rは、Rで置換されていてもよい、n−プロピルである。これらの実施形態の別の態様では、Rは−CH=CHであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい。
これらの実施形態の別の態様では、RはC〜Cアルキルである。これらの実施形態の別の態様では、Rはメチルである。
これらの実施形態の別の態様では、Rは−OC(O)Rまたは−C(O)ORである。これらの実施形態の別の態様では、Rは、Rで置換されていてもよい、−CH=CHである。これらの実施形態の別の態様では、RはC〜Cアルキルである。これらの実施形態の別の態様では、Rはメチルである。
これらの実施形態の別の態様では、RはC〜C10アリールであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい。これらの実施形態のいくつかの態様では、RはC〜Cアルキル、C〜Cアルケニルまたは−NCOであり、RがC〜CアルキルまたはC〜Cアルケニルである場合、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい。これらの実施形態の別の態様では、RはC〜Cアルケニルであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい。これらの実施形態の別の態様では、Rは−CH=CHであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい。これらの実施形態の別の態様では、Rはメチルである。これらの実施形態の別の態様では、RはC〜Cアルキルであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい。これらの実施形態の別の態様では、RはC〜C10アリールであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい。これらの実施形態の別の態様では、RはC〜Cアルケニルまたは−NCOであり、RがC〜Cアルケニルである場合、R中の各水素原子は、独立して、ハロ、−NCO、−OR10、−NR1011、−OC(O)R10、−C(O)OR10、−C(O)R10、−OC(O)OR10、−C(O)NR1011、−OC(O)NR1011、−NR10C(O)R11、−NR10C(O)OR11および−NR10C(O)NR11からなる群から選択される部分で置換されていてもよい。
これらの実施形態の別の態様では、Rは−CH=CHである。これらの実施形態の別の態様では、Rは−NCOである。
他の実施形態では、RはC〜Cアルケニルであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい。これらの実施形態のいくつかの態様では、Rはハロである。
いくつかの実施形態では、前記長鎖フッ素化アルキルは8/2、6/2または4/2である。
他の特徴は、添付の特許請求の範囲と関連して、特定の例示的な実施形態の以下の詳細な説明を読むことによって明らかになる。
図面は、図面を通して同様の参照符号が同一または類似の部分を示す例示的な実施形態を開示する。
図1は、実施例1に従った4/2前駆体(1H,1H,2H,2H−ノナフルオロヘキシルトリエトキシシラン)および3−メタクリルオキシプロピル−トリエトキシシランの合成ブレンドのH NMR分析の分析プロットである。
図2は、実施例2に従った10%の4/2 FPOSS−MA合成ブレンドMMAコポリマーの19F NMR分析の分析プロットである。
図3は、実施例3に従った4/2 FPOSS−MA合成ブレンドMMAコポリマー(8%固形分)に対するガラス上での水の接触角を示す実験のグラフである。
図4は、実施例3に従った4/2 FPOSS−MA合成ブレンドMMAコポリマー(8%固形分)に対するガラス上でのヘキサデカンの接触角を示す実験のグラフである。
定義
本明細書中で使用される場合、「長鎖フッ素化アルキル」という用語は、炭素原子の鎖の結合点から酸化ケイ素コアの任意の頂点のケイ素原子までを数えて炭素原子の最長連続鎖中に5〜12個の炭素原子を有する任意の直鎖または分岐鎖アルキル基であって、その中の少なくとも1個の水素原子がフッ素原子で置換されている前記直鎖または分枝鎖アルキル基を意味する。前記直鎖または分枝鎖アルキル基中の任意の数の水素原子は、本明細書で使用する「長鎖フッ素化アルキル」の意味においてフッ素原子で置換することができる。例えば、鎖中に6個の炭素原子を有する直鎖アルキル基(例えば、ヘキシル基)の末端メチル基は、ペンダント水素原子のそれぞれがフッ素原子で置換され(例えば、トリフルオロメチルとなり)、式−CHCHCHCHCHCFを有する長鎖フッ素化アルキル基となりうる。別の例では、鎖中に6個の炭素原子を有する直鎖アルキル基の最後の2個の炭素原子は、ペンダント水素原子のそれぞれがフッ素原子で置換され(例えば、トリフルオロエチルとなり)、式−CHCHCHCHCFCFを有する長鎖フッ素化アルキル基となりうる。この例示的なパターンは、式−CHCHCHCFCFCF、−CHCHCFCFCFCF、−CHCFCFCFCFCF、および−CFCFCFCFCFCFの「長鎖フッ素化アルキル」基の定義内に続いて含まれ得る。当該技術分野で一般的に知られているように、鎖中の全ての水素原子がフッ素原子で置換されているアルキル基は、「パーフルオロ化」アルキル基として知られている。
炭素原子の最長連続鎖中の炭素原子の全てよりも少ない炭素原子が有する水素原子がフッ素原子で置換されている場合、「長鎖フッ素化アルキル」基は省略形X/Yで特定することができ、Xは炭素原子の鎖の結合点から酸化ケイ素コアの任意の頂点におけるケイ素原子までを数えて炭素原子の最長連続鎖中の末端炭素原子数であり、Yは水素原子がフッ素原子で置換されていない炭素原子の最長連続鎖中の炭素原子の残りの数である。例えば、式−CHCHCFCFCFCFの長鎖フッ素化アルキル基は省略形4/2で示すことができる。他の例示的な長鎖フッ素化アルキル基としては、これらに限定されないが、3/3、6/2、4/4、8/2、6/4などが挙げられる。
F−POSSに関連して省略形X/Yが本明細書で使用される場合、付けられた名称は、酸化ケイ素コアの頂点に結合した基のそれぞれがX/Yで定義された長鎖フッ素化アルキル基タイプであるF−POSS分子を指す。例えば、6/2 F−POSSは、酸化ケイ素コアの頂点におけるR基のそれぞれが本明細書で定義される6/2長鎖フッ素化アルキル基である式IのF−POSS分子を指す。
本明細書で使用される場合、「アルキル」とは、1〜20個の炭素原子(例えば、C〜C20)、好ましくは1〜12個の炭素原子(例えば、C〜C12)、より好ましくは1〜8個の炭素原子(例えば、C〜C)、または1〜6個の炭素原子(例えば、C〜C)、または1〜4個の炭素原子(例えば、C〜C)の、直鎖および分岐鎖基を含む飽和脂肪族炭化水素基を指す。「低級アルキル」は、具体的には、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基を指す。アルキル基の例には、メチル、エチル、プロピル、2−プロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチルなどが含まれる。アルキルは置換されていても置換されていなくてもよい。通常の置換基には、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ脂環式、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、メルカプト、アルキルチオ、アリールチオ、シアノ、ハロ、カルボニル、チオカルボニル、O−カルバミル、N−カルバミル、O−チオカルバミル、N−チオカルバミル、C−アミド、N−アミド、C−カルボキシ、O−カルボキシ、ニトロ、シリル、アミノおよび−NR(式中、RおよびRは、独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、カルボニル、アセチル、スルホニル、トリフルオロメタンスルホニルおよび組み合わされた5員または6員ヘテロ脂環式環からなる群から選択される)などの従来から知られている置換基が含まれる。置換基には、さらに、アルキルに関連して本開示の他の箇所に記載されているものが含まれる。
本明細書で使用される場合、「シクロアルキル」とは、3〜10員の全炭素単環式環(C〜C10)、および全炭素5員/6員環または6員/6員縮合二環式環(「縮合」環系とは、前記系中の各環が隣接する炭素原子の対を前記系中で互いに共有することを意味する)を指し、前記環の1つ以上は1つ以上の二重結合を含み得るが、前記環のいずれも完全共役パイ電子系を持たない。「シクロアルキル」には、3〜8員の全炭素単環式環(例えば、「C〜Cシクロアルキル」)が含まれる。限定されないが、シクロアルキル基の例として、シクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロペンテン、シクロヘキサン、シクロヘキサジエン、アダマンタン、シクロヘプタン、シクロヘプタトリエンなどが挙げられる。シクロアルキル基は置換されていても置換されていなくてもよい。通常の置換基には、アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ脂環式、ヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ、メルカプト、アルキルチオ、アリールチオ、シアノ、ハロ、カルボニル、チオカルボニル、C−カルボキシ、O−カルボキシ、O−カルバミル、N−カルバミル、C−アミド、N−アミド、ニトロ、アミノおよび−NRが含まれ、RおよびRは上記で定義した通りである。置換基には、さらに、シクロアルキルとの関連で本開示の他の箇所に記載されているものが含まれる。
本明細書で使用される場合、「アルケニル」とは、少なくとも1個の炭素−炭素二重結合(「C=C」)を含むことによってさらに定義される長さが少なくとも2個の炭素原子の、本明細書で定義されるアルキル基を指す。「アルケニル」は、2〜8個の炭素原子および少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を有する基(例えば、「C〜Cアルケニル」)を含む。代表的な例には、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1−、2−または3−ブテニルなどが含まれるが、これらに限定されない。アルケニルはアルキルについて上記のように置換されていてもよいし、またはアルケニルは置換されていなくてもよい。置換基には、さらに、アルケニルに関連して本開示の他の箇所に記載されているものが含まれる。
本明細書で使用される場合、「アルキニル」とは、少なくとも1個の炭素−炭素三重結合(「C≡C」)を含むことによってさらに定義される長さが少なくとも2個の炭素原子の、本明細書で定義されるアルキル基を指す。「アルキニル」は、2〜8個の炭素原子および少なくとも1個の炭素−炭素三重結合を有する基(例えば、「C〜Cアルキニル」)を含む。代表的な例には、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−、2−または3−ブチニルなどが含まれるが、これらに限定されない。アルキニルはアルキルについて上記のように置換されていてもよいし、またはアルキニルは置換されていなくてもよい。置換基には、さらに、アルキニルとの関連で本開示の他の箇所に記載されているものが含まれる。
本明細書で使用される場合、「アリール」とは、完全共役パイ電子系を有する6〜14個の炭素原子(C〜C14)の全炭素単環または縮合環多環式基を指す。アリールは、6〜10個の炭素原子の全炭素単環または縮合環多環式基(例えば、「C〜C10アリール」)を含む。限定されないが、アリール基の例としては、フェニル、ナフタレニルおよびアントラ
セニルが挙げられる。アリール基はアルキルについて上述したように置換されていてもよいし、またはアリールは置換されていなくてもよい。置換基には、さらに、アリールに関連して本開示の他の箇所に記載されているものが含まれる。
本明細書で使用される場合、「ヘテロアリール」とは、N、OおよびSから選択される1、2、3または4個の環ヘテロ原子を含有する5〜12個の環原子の単環または縮合環基を指し、Cである残りの環原子は、さらに、完全共役パイ電子系を有する。「ヘテロアリール」は5〜7個の環原子を有する本明細書で定義される基(例えば、「5〜7員ヘテロアリール」)を含む。限定されない、非置換ヘテロアリール基の例としては、ピロール、フラン、チオフェン、イミダゾール、オキサゾール、チアゾール、ピラゾール、ピリジン、ピリミジン、キノリン、イソキノリン、プリン、テトラゾール、トリアジンおよびカルバゾールが挙げられる。ヘテロアリール基はアルキルについて上述したように置換されていてもよいし、またはヘテロアリールは置換されていなくてもよい。置換基には、さらに、ヘテロアリールに関連して本開示の他の箇所に記載されているものが含まれる。
本明細書で使用される場合、「ヘテロ環」とは、3〜12個の環原子を有する単環式または縮合環基を指し、1または2個の環原子はN、OおよびS(O)(nは0、1または2である)から選択されるヘテロ原子であり、残りの環原子はCである。前記環はまた、1つ以上の二重結合を有していてもよい。しかしながら、前記環は完全共役パイ電子系を持たない。「ヘテロ環」には、5〜7個の環原子を有する本明細書で定義される基(例えば、「5〜7員ヘテロ環」)が含まれる。ヘテロ環基はアルキルについて上述したように置換されていてもよいし、またはヘテロ環は置換されていなくてもよい。置換基はまた、ヘテロ環に関連して本開示の他の箇所に記載されているものを含む。
本明細書で使用される場合、「アルコキシ」とは、−O−(アルキル)基または−O−(シクロアルキル)基の両方を指す。「アルコキシ」は1〜8個の炭素原子を有する基(例えば、「C〜Cアルコキシ」)を含む。アルコキシ基はアルキルについて上述したように置換されていてもよく、またはアルコキシは置換されていなくてもよい。置換基には、さらに、アルコキシに関連して本開示の他の箇所に記載されているものが含まれる。代表的な例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、シクロプロピルオキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシなどが挙げられるが、これらに限定されない。
シルセスキオキサンは、最も一般的には立方体、六角形プリズム、八角形プリズム、十角形プリズムまたは十二角形プリズムである、ケージ様構造を有する。例示的な実施形態では、様々な可能性のあるF−POSSケージ分子構造のうち、立方体様(「T8」)ケージ構造が本発明に関連して提供される。F−POSS分子は、周囲に長鎖フッ素化アルキル基を有する酸化ケイ素コア[SiO1.5]からなる。
例示的な実施形態において、本開示は原材料のブレンドから製造されたF−POSS組成物を提供する。1つの例示的な実施形態では、第1の原料は長鎖フッ素化アルキルトリエトキシシランを含み、第2の原料は官能化トリエトキシシランを含み、前記官能化トリエトキシシランは式RSi(OR(式中、Rは本明細書に定義された通りであり、RはC〜Cアルコキシである)であってもよい。本開示に記載の化合物を調製する方法は、以下のスキームによって表すことができる。
Figure 2018510862
(式中、R、Rおよびnは本明細書で定義されるとおりであり、Rは任意のアルコキシ、例えばC〜Cアルコキシであってもよい。)前記アルコキシは、前記のスキームの試薬のそれぞれにおいて同一であっても異なっていてもよいことが理解される。本発明の組成物において、分子のブレンドは、例示的な実施形態では、RとRの異なる比を有する分子のガウス分布を形成してもよい。例えば、1つの例示的な実施形態では、前記ブレンドの1つの部分はR:R=8:0のモル比を有するF−POSS分子で形成されていてもよく、換言すれば、8つの頂点の全てがRを有する(例えば、n=8)。別の部分はR:R=7:1のモル比を有していてもよく、換言すれば、頂点のうちの7つはRを有し、1つの頂点はRを有する(例えば、n=7)。別の部分は6:2の比を有する(例えば、n=6)。そして、他の部分は5:3(例えば、n=5)、4:4(例えば、n=4)、3:5(例えば、n=3)、2:6(例えばn=2)、1:7(例えば、n=1)および0:8(例えば、n=0)の比を有する。例示的な実施形態では、R:R比の分布は、一般に、ガウス分布を含む。例示的な実施形態では、比の分布は、各置換基の使用される反応条件および量に基づいて、ある程度まで予め決定され得るか、または調整され得る。
前記の反応は2つの原料に限定されないことはさらに理解される。例えば、第1の原料が長鎖フッ素化アルキルトリエトキシシランを含み、第2の原料が第2の長鎖フッ素化アルキルトリエトキシシランを含み、第3の原料が官能化トリエトキシシランを含む反応が考えられる。あるいは、第1の原料が長鎖フッ素化アルキルトリエトキシシランを含み、第2の原料が第1の官能化トリエトキシシランを含み、第3の原料が第2の官能化トリエトキシシランを含む反応が考えられる。
以下の実施例は、例示のみを目的として記載される。このような実施例に出てくる部および百分率は、他に規定がない限り重量による。
材料
1H,1H,2H,2H−ノナフルオロヘキシルトリエトキシシランはTCI Americaから入手した。3−メタクリルオキシプロピルトリエトキシシランはGelest Inc.から入手した。水中のテトラエチルアンモニウムヒドロキシドはAcros Organicsから入手した(Code 420291000、lot A0322694)。ヘキサフルオロベンゼンはAldrichから入手した(H8706-100G、lot MKBS2573V)。ジエチルエーテルはAcros Organicsから入手した(61508-5000、lot B0527523)。2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)、98%はSigma-Aldrichから入手した。
実施例1:
合成ブレンド4/2 F−POSS−メタクリレート(SB4/2 F−POSS−MA)モノマーの合成−4/2前駆体(1H,1H,2H,2H−ノナフルオロヘキシルトリエトキシシラン)と3−メタクリルオキシプロピル−トリエトキシシランの合成ブレンド
1.8gの4/2 F−POSS前駆体1H,1H,2H,2H−ノナフルオロヘキシルトリエトキシシラン(MW410.35;4.38mmol)および0.18gの3−メタクリルオキシプロピルトリエトキシシラン(MW290.43;0.62mmol)を7:1のモル比で採取した。これに5mLの乾燥THFを添加し、続いて0.0105mLの水中25%テトラエチルアンモニウムヒドロキシド溶液を添加した。この反応混合物を、オービタルシェーカー上で室温で5日間撹拌し、次いで室温でさらに7日間静置した。次いで、得られた反応混合物をロータリーエバポレーターで濃縮し、得られた残渣をジエチルエーテルに溶解し、続いて有機層を水で洗浄し、無水MgSOで乾燥させた。この有機層を再び濃縮し、得られた残渣を50℃で真空乾燥して、1.12gの所望のSB4/2 F−POSS−MAモノマーを粘稠な固形物として得た。
生成物のH NMRは、図1に示すように数滴のクロロホルム−dを用いてヘキサフルオロベンゼンに溶解することによって得られた。
実施例2:
4/2 F−POSS−MA合成ブレンドMMAコポリマーの合成
4つの別々の比較重合反応を、SB4/2 F−POSS−MAモノマーの量を変えて(0、1、5および10重量%で)同一条件下で行った。
反応容器に25mLの4:1のヘキサフルオロベンゼン/THFを充填し、20分間脱気した。この容器に、SB4/2 F−POSS−MAモノマー(メチルメタクリレート・モノマーに基づいて0、1、5および10重量%)、メチルメタクリレート・モノマー(合計バッチサイズ5g)、および20mgの2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)開始剤を添加した。反応を70℃で18時間窒素下で行った。得られた反応液を150mLのヘキサンに注加し、スパチュラで撹拌して凝集塊を破砕した。得られた固体物質を濾過し、ヘキサンで十分に洗浄し、45℃で一晩高真空下で乾燥させた。ポリマーの収量を表1に示す。各ポリマーは、アセトン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、アセトニトリルに可溶であると測定された。前記ポリマーはイソプロパノールに溶解しなかった。19F NMRは、10%の4/2 FPOSS−MA合成ブレンドMMAコポリマーで行った。前記NMRは前記コポリマーへのフッ素の組み込みを示す(図2参照)。
Figure 2018510862
実施例3:
4/2 F−POSS−MA合成ブレンドMMAコポリマーの接触角測定
50mgの各ポリマーを600μLのMEK(83.3mg/mL)に溶解した。4/2 FPOSS−MA合成ブレンドMMAコポリマーのそれぞれは、完全に溶解し透明な溶液となった。次いで、得られたポリマー溶液を、ブレードコーティング(約50μ湿潤フィルム厚さ)によって顕微鏡スライド上にコーティングした。各FPOSS含有コポリマーはコーティングされ乳白色のフィルムを形成した。このコーティングを一晩乾燥させた。水およびヘキサデカンの接触角測定は、Kruss DSA100滴形状分析器を用いて行った(図3および図4参照)。
以下の番号を付した条項は、考慮され、かつ非限定的な実施形態を含む。
条項1.
以下を含む、式を有する化合物:
Figure 2018510862
(式中、Rは長鎖フッ素化アルキルであり;RはC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環および5〜7員ヘテロアリールからなる群から選択され、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよく;各Rは、独立して、ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環、5〜7員ヘテロアリール、−NCO、−OR、−NR、−OC(O)R、−C(O)OR、−C(O)R、−OC(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)ORおよび−NRC(O)NRからなる群から選択され、RがC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環または5〜7員ヘテロアリールである場合、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよく;RおよびRのそれぞれは、独立して、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環および5〜7員ヘテロアリールからなる群から選択され、RおよびR中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよく;各Rは、独立して、ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環、5〜7員ヘテロアリール、−NCO、−OR、−NR、−OC(O)R、−C(O)OR、−C(O)R、−OC(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)ORおよび−NRC(O)NRからなる群から選択され、RがC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環または5〜7員ヘテロアリールである場合、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよく;RおよびRのそれぞれは、独立して、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環および5〜7員ヘテロアリールからなる群から選択され、RおよびR中の各水素原子は、独立して、1つ以上のRで置換されていてもよく;各Rは、独立して、水素、ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環、5〜7員ヘテロアリール、−NCO、−OR10、−NR1011、−OC(O)R10、−C(O)OR10、−C(O)R10、−OC(O)OR10、−C(O)NR1011、−OC(O)NR1011、−NR10C(O)R11、−NR10C(O)OR11および−NR10C(O)NR1011からなる群から選択され、RがC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環、C〜Cシクロアルキルまたは5〜7員ヘテロアリールである場合、R中の各水素は、独立して、ハロ、−NCO、−OR10、−NR1011、−OC(O)R10、−C(O)OR10、−C(O)R10、−OC(O)OR10、−C(O)NR1011、−OC(O)NR1011、−NR10C(O)R11、−NR10C(O)OR11および−NR10C(O)NR1011からなる群から選択される部分で置換されていてもよく;R10およびR11のそれぞれは、独立して、H、C〜Cアルキル、C〜CアルケニルおよびC〜Cアルキニルからなる群から選択され、R10またはR11がC〜Cアルキル、C〜CアルケニルまたはC〜Cアルキニルである場合、R10およびR11中の各水素原子は、独立して、フッ素原子で置換されていてもよく;nは0〜8の整数であり;そして、RおよびRのそれぞれは、独立して、ケイ素原子に共有結合している)。
条項2.
はC〜Cアルキルであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい、条項1に記載の化合物。
条項3.
は−NCO、−OR、−OC(O)R、−C(O)OR、−C(O)Rまたは−OC(O)ORである、条項1に記載の化合物。
条項4.
はC〜Cアルキルであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい、条項1に記載の化合物。
条項5.
はC〜Cアルケニルであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい、条項1に記載の化合物。
条項6.
はC〜Cアルキル、−NCO、−OR、−NR、−OC(O)R、−C(O)OR、−C(O)Rまたは−OC(O)ORである、条項1に記載の化合物。
条項7.
はC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリールまたは5〜7員ヘテロアリールであり、R中の各水素原子は、独立して、1つ以上のRで置換されていてもよい、条項1に記載の化合物。
条項8.
は水素またはC〜Cアルキルであり、R
〜Cアルキルである場合、Rは−OC(O)R10で置換されていてもよい、条項1に記載の化合物。
条項9.
10はHまたはC〜Cアルキルであり、R10がC〜Cアルキルである場合、R10中の各水素原子は、独立して、フッ素原子で置換されていてもよい、条項1に記載の化合物。
条項10.
はn−プロピルであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい、条項1に記載の化合物。
条項11.
は−OC(O)Rまたは−OC(O)ORである、条項10に記載の化合物。
条項12.
は、Rで置換されていてもよい、n−プロピルである、条項10に記載の化合物。
条項13.
は−CH=CHであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい、条項10に記載の化合物。
条項14.
はC〜Cアルキルである、条項13に記載の化合物。
条項15.
はメチルである、条項14に記載の化合物。
条項16.
は−OC(O)Rまたは−C(O)ORである、条項1に記載の化合物。
条項17.
は、Rで置換されていてもよい、−CH=CHである、条項1に記載の化合物。
条項18.
はC〜Cアルキルである、条項17に記載の化合物。
条項19.
はメチルである、条項18に記載の化合物。
条項20.
はC〜C10アリールであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい、条項1に記載の化合物。
条項21.
はC〜Cアルキル、C〜Cアルケニルまたは−NCOであり、RがC〜CアルキルまたはC〜Cアルケニルである場合、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい、条項1に記載の化合物。
条項22.
はC〜Cアルケニルであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい、条項21に記載の化合物。
条項23.
は−CH=CHであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい、条項21に記載の化合物。
条項24.
はメチルである、条項21に記載の化合物。
条項25.
はC〜Cアルキルであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい、条項21に記載の化合物。
条項26.
はC〜C10アリールであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい、条項21に記載の化合物。
条項27.
はC〜Cアルケニルまたは−NCOであり、RがC〜Cアルケニルである場合、R中の各水素原子は、独立して、ハロ、−NCO、−OR10、−NR1011、−OC(O)R10、−C(O)OR10、−C(O)R10、−OC(O)OR10、−C(O)NR1011、−OC(O)NR1011、−NR10C(O)R11、−NR10C(O)OR11および−NR10C(O)NR11からなる群から選択される部分で置換されていてもよい、条項21に記載の化合物。
条項28.
は−CH=CHである、条項27に記載の化合物。
条項29.
は−NCOである、条項27に記載の化合物。
条項30.
はC〜Cアルケニルであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい、条項1に記載の化合物。
条項31.
はハロである、条項30に記載の化合物。
条項32.
前記長鎖フッ素化アルキルは8/2、6/2または4/2である、条項1に記載の化合物。
複数の例示的な実施形態のみを上記に詳細に説明したが、当業者は、新規の教示および利点から実質的に逸脱することなく、例示的な実施形態において多くの変更が可能であることを容易に理解するであろう。したがって、そのような変更の全ては添付の特許請求の範囲で定義される本開示の範囲内に含まれることが意図される。
特定の実施形態に関連して方法、装置およびシステムを説明してきたが、本明細書の実施形態は全ての点で限定的ではなく例示的であるように意図されているため、前記範囲が説明した特定の実施形態に限定されることは意図されていない。
特に明記しない限り、本明細書に記載した任意の方法は、その工程が特定の順序で実施されることを必要とするものと解釈されることを意図するものではない。したがって、方法の請求項はその工程の後に続くべき順序を実際に列挙していない場合、または請求項もしくは説明にそれらの工程が特定の順序に限定されるべきであることが別途明記されていない場合は、いかなる点でも、順序が推測されることを意図するものではない。
前記明細書および添付の請求の範囲で使用される場合、単数形「a」、「an」および「前記(the)」は、文脈上他に明確に指示されない限り、複数の指示対象を含む。
範囲は、本明細書では、「約」ある特定の値から、および/または「約」別の特定の値と表現されうる。そのような範囲が表されるとき、別の実施形態では、1つの特定の値から、および/または他の特定の値を含む。同様に、先行する「約」を使用することで、値が近似値として表現される場合、特定の値が別の実施形態を形成することが理解される。さらに、範囲のそれぞれの終点は、他方の終点に関して、および他方の終点とは無関係の両方で意味があることがさらに理解される。
「任意の」または「任意に」は、後に記載される事象または状況が起こっても起こらなくてもよいこと、および前記説明は前記事象または状況が起こる場合および起こらない場合を含むことを意味する。
本明細書の説明および特許請求の範囲を通して、「含む」という単語および「含んでいる」および「含み」などの単語の変形は、「含むがこれ(ら)に限定されない」ことを意味し、例えば、他の添加剤、構成要素、整数または工程を排除することを意図しない。「例示的」または「説明的」という単語は「の一例」を意味し、好ましいまたは理想的な実施形態の指示を伝えることを意図するものではない。「例えば、(などの)」は制限的な意味ではなく、解説のために使用している。
開示された方法、装置およびシステムを実行するために使用できる構成要素が開示される。これらおよびその他の構成要素は本明細書に開示されており、これらの構成要素の組み合わせ、サブセット、相互作用、グループなどが開示されているが、これらのそれぞれの様々な個別のおよび集合的な組み合わせおよび順列の特定の参照は明示的に開示されない可能性があるが、それぞれは全ての方法、装置およびシステムについて、具体的に考慮され、本明細書に記載されている。これは、開示された方法における工程を含むが、これらに限定されない、本出願の全ての態様に適用される。したがって、実行可能な追加の工程が多岐に渡る場合、これらの追加の工程のそれぞれは、開示された方法の任意の特定の実施形態または実施形態の組み合わせで実行できることが理解される。
本明細書に言及されたいずれの特許、出願および刊行物も、その全体が参照により援用されることにさらに留意されるべきである。

Claims (32)

  1. 以下を含む、式を有する化合物:
    Figure 2018510862
    (式中、
    は長鎖フッ素化アルキルであり;
    はC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環および5〜7員ヘテロアリールからなる群から選択され、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよく;
    各Rは、独立して、ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環、5〜7員ヘテロアリール、−NCO、−OR、−NR、−OC(O)R、−C(O)OR、−C(O)R、−OC(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)ORおよび−NRC(O)NRからなる群から選択され、RがC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環または5〜7員ヘテロアリールである場合、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよく;
    およびRのそれぞれは、独立して、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環および5〜7員ヘテロアリールからなる群から選択され、RおよびR中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよく;
    各Rは、独立して、ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環、5〜7員ヘテロアリール、−NCO、−OR、−NR、−OC(O)R、−C(O)OR、−C(O)R、−OC(O)OR、−C(O)NR、−OC(O)NR、−NRC(O)R、−NRC(O)ORおよび−NRC(O)NRからなる群から選択され、RがC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環または5〜7員ヘテロアリールである場合、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよく;
    およびRのそれぞれは、独立して、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環および5〜7員ヘテロアリールからなる群から選択され、RおよびR中の各水素原子は、独立して、1つ以上のRで置換されていてもよく;
    各Rは、独立して、水素、ハロ、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環、5〜7員ヘテロアリール、−NCO、−OR10、−NR1011、−OC(O)R10、−C(O)OR10、−C(O)R10、−OC(O)OR10、−C(O)NR1011、−OC(O)NR1011、−NR10C(O)R11、−NR10C(O)OR11および−NR10C(O)NR1011からなる群から選択され、RがC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリール、C〜Cシクロアルキル、5〜7員ヘテロ環、C〜Cシクロアルキルまたは5〜7員ヘテロアリールである場合、R中の各水素は、独立して、ハロ、−NCO、−OR10、−NR1011、−OC(O)R10、−C(O)OR10、−C(O)R10、−OC(O)OR10、−C(O)NR1011、−OC(O)NR1011、−NR10C(O)R11、−NR10C(O)OR11および−NR10C(O)NR1011からなる群から選択される部分で置換されていてもよく;
    10およびR11のそれぞれは、独立して、H、C〜Cアルキル、C〜CアルケニルおよびC〜Cアルキニルからなる群から選択され、R10またはR11がC〜Cアルキル、C〜CアルケニルまたはC〜Cアルキニルである場合、R10およびR11中の各水素原子は、独立して、フッ素原子で置換されていてもよく;
    nは0〜8の整数であり;そして、
    およびRのそれぞれは、独立して、ケイ素原子に共有結合している)。
  2. はC〜Cアルキルであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物。
  3. は−NCO、−OR、−OC(O)R、−C(O)OR、−C(O)Rまたは−OC(O)ORである、請求項1に記載の化合物。
  4. はC〜Cアルキルであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物。
  5. はC〜Cアルケニルであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物。
  6. はC〜Cアルキル、−NCO、−OR、−NR、−OC(O)R、−C(O)OR、−C(O)Rまたは−OC(O)ORである、請求項1に記載の化合物。
  7. はC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、C〜C10アリールまたは5〜7員ヘテロアリールであり、R中の各水素原子は、独立して、1つ以上のRで置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物。
  8. は水素またはC〜Cアルキルであり、RがC〜Cアルキルである場合、Rは−OC(O)R10で置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物。
  9. 10はHまたはC〜Cアルキルであり、R10がC〜Cアルキルである場合、R10中の各水素原子は、独立して、フッ素原子で置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物。
  10. はn−プロピルであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物。
  11. は−OC(O)Rまたは−OC(O)ORである、請求項10に記載の化合物。
  12. は、Rで置換されていてもよい、n−プロピルである、請求項10に記載の化合物。
  13. は−CH=CHであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい、請求項10に記載の化合物。
  14. はC〜Cアルキルである、請求項13に記載の化合物。
  15. はメチルである、請求項14に記載の化合物。
  16. は−OC(O)Rまたは−C(O)ORである、請求項1に記載の化合物。
  17. は、Rで置換されていてもよい、−CH=CHである、請求項1に記載の化合物。
  18. はC〜Cアルキルである、請求項17に記載の化合物。
  19. はメチルである、請求項18に記載の化合物。
  20. はC〜C10アリールであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物。
  21. はC〜Cアルキル、C〜Cアルケニルまたは−NCOであり、RがC〜CアルキルまたはC〜Cアルケニルである場合、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物。
  22. はC〜Cアルケニルであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい、請求項21に記載の化合物。
  23. は−CH=CHであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい、請求項21に記載の化合物。
  24. はメチルである、請求項21に記載の化合物。
  25. はC〜Cアルキルであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい、請求項21に記載の化合物。
  26. はC〜C10アリールであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい、請求項21に記載の化合物。
  27. はC〜Cアルケニルまたは−NCOであり、RがC〜Cアルケニルである場合、R中の各水素原子は、独立して、ハロ、−NCO、−OR10、−NR1011、−OC(O)R10、−C(O)OR10、−C(O)R10、−OC(O)OR10、−C(O)NR1011、−OC(O)NR1011、−NR10C(O)R11、−NR10C(O)OR11および−NR10C(O)NR11からなる群から選択される部分で置換されていてもよい、請求項21に記載の化合物。
  28. は−CH=CHである、請求項27に記載の化合物。
  29. は−NCOである、請求項27に記載の化合物。
  30. はC〜Cアルケニルであり、R中の各水素原子は、独立して、Rで置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物。
  31. はハロである、請求項30に記載の化合物。
  32. 前記長鎖フッ素化アルキルは8/2、6/2または4/2である、請求項1に記載の化合物。


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