JP2018510658A - 食用コラーゲンケーシングのためのエンドクロージャおよびそれを取得するための方法 - Google Patents

食用コラーゲンケーシングのためのエンドクロージャおよびそれを取得するための方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、そのいずれの末端においてもクロージャを有する、食用管状コラーゲンフィルムに関する。該クロージャは、食用の固体のリング状要素により形成され、該要素は、ケーシングの末端部を締付けかつその出口を封止して、ソーセージのスタフィングプロセスの開始時に充填塊を停止させ、それにより、かかるプロセスにおいては、リングが消失した後に、最初に充填されたソーセージをそのさらなる加工のために救済することができる。この食用のクロージング要素は、好ましくはコラーゲンまたはゼラチンをベースとする、食用でありかつ熱可塑性の組成物であることにより特徴づけられる。固体組成物は、低い融解温度を有し、かつ液体状態においては、一定レベルの湿度を含有するコラーゲンフィルムの表面上に接着性となる。液体状態にある該組成物の材料の強い粘着性、並びにその融解温度と凝固温度との非常に狭い差異は、前記材料の溶接が非常に迅速に硬化されるようにする。クロージャは、コラーゲンケーシングのシャーリングの前または後に作製可能であり、本発明はまた、クロージャ要素をケーシング材料上に熱溶接することにより、かかるクロージャを実施するためのプロセスも提供する。

Description

本発明は、食肉ケーシング産業において、および特にシャーリングされたケーシング用のクロージャの分野において応用されるものであり、それは、より簡単な方法でかつあまり多量のケーシング材料を浪費することなく実施でき、スタッフィング時に肉エマルジョンの跳ねるような衝撃に確実に耐え得たものであり、ケーシングチューブの内部の媒体を侵襲せず、かつ各バッチの最初に充填されたソーセージを残りの製造されたソーセージと一緒に回収できるようにした非常に許容できる完成態様を与えることができ、同時にかつとりわけ、食用コラーゲンケーシング市場においては、食用という意味においてケーシングが作製される材料の性質に適合するものであった。それはまた、その製造が、ケーシングがシャーリングされるのと同じ機械においてオンラインで実施することさえもできるような方法で容易に自動化されたクロージャであるべきである。このことが、何故に材料が、ケーシングに対するいかなる破壊も防止するための低い溶融温度とともに、高効率の実用化を得るための高い接着性を必要とするのかの理由である。
フードケーシングの一端を予め閉じておくことは、さらなるスタッフィングプロセスにおいて好首尾に充填するために必須不可欠な工程である。食品ケーシング産業では、様々なエンドクロージャの解決策が、事実上すぐに詰められる殆ど全ての食品ケーシングの製造を仕上げることを称するためにもたらされてきた。この仕上げ段階は、一般に「変換」と称される、幅広い状況の取扱い作業を包含しており、これにおいて、平らにされた形態のケーシングはそれらの天然のコイルから解かれ、その後にシャーリングされるか、或いはその代わりに分割されるか、被覆されるか、コードハンガーループで結ばれるか、弾性締付けネットに収容されるか、または縫い目を縫って縦の縁取りもしくは最終的な封止を生成して、最終的に一端において閉じられる。
明確にするため、本発明者らは以下を定義する:
ケーシングとは、最初と最後の端をもつ、天然または合成のフィルムからなる平滑で可撓性の中空のチューブである。
ケーシングの長さとは、ケーシングの部分、すなわち一続き(ストレッチ)のケーシングである。
一連(ストリング)のケーシングとは、ある長さ、部分、又は一続きの捻じれたケーシングである。
末端とは、ケーシングの最終端に相当する。
ストランドとは、中空丸管を形成する、スティックまたはシャーリングされかつ圧縮されたケーシングである。
口径とは、ストランドまたはスティックなどの中空管の内腔である。
種々の変換操作がケーシングのタイプおよび目的に応じて適用されるが、それらの大部分はケーシングの端の封止を以て完了し、これにより最初に形成されるソーセージの部分を形成することになり、そしてこれがスタッフィング機の充填ホーンを通して一定の速度で進入する肉エマルジョンの最初の衝撃を受けることとなる。封止はそれ故、進入する塊により伝達される運動エネルギーに、開口または破断することなく耐えねばならない。
殆どの閉鎖解決策は、別の外来要素をそれに投入することなく、ケーシング材料自体によって封止を生成することが意図されている。これらの閉鎖プロセスは、簡単なプロセスのように見える;しかしそれらを実施する機械は、実際、高度に複雑である。実際には、設計および組立ての観点から、人の手には容易な操作を機械へ移行しようとすればチャレンジとなり得るということである。
ケーシング材料自体によって作製されるエンドクロージャは、通常、シャーリングされたケーシングのストランドの端から、デシャーリングされた長さのケーシングを使用するが、それは何らかの方法でクランプされ、そしてその後、その自軸の回りに機械的に捻じられてストリングを形成し、それはいずれも結び目が作られ(手動または自動で)、および/またはこれに代えて、絡み合ったもつれたケーシングに圧縮されて、そこで直ちに、充分に中央に置かれたプッシュロッドによってケーシングスティックの口径の内側に戻し置かれる。この先行技術に関連して、またエンドクロージャとしてのシャーリングされたケーシングの最終端における結び目に関係すること、およびそれを製する方法において、例として特許文献1について言及する価値があり、これにおいては、単純な結び目を作るための機械の記載がエンジンの複雑さを示しており、かつこれを開発するコスト、並びに、変換されたシャーリングされたストランドをこの、今度はオフラインでの操作であって、これもまたこの種の多くの機械、さらなるマンパワー、多くの作業面積、専門の作業員、機械のメンテナンス必要とし、かつ偶発的なエンジン故障のリスクを、その結果としての操業停止および効率の低下とともに甘受する、該操作へ変換するためのコストオペレーションの増加についてアイデアを与えている。ポジティブな面によれば、別の方法で起こることとは逆に、結び目が最初に充填されたソーセージの一部として受容されることを可能にするという良い面をもつ利点がある。
別の種類のシーリング操作は、ケーシング材料の性質とは異質のいくつかの要素の使用を含んでおり、それは、圧縮することおよび/または前記末端部分を捻じることにより予め折りたたまれている、ケーシングの末端部分を締めることによって締結を実施するものである。これらの要素は、例えば天然またはプラスチックの線維、プラスチックジップタイ、および金属もしくはプラスチックのクリップから作製された、線維状のコードであってもよい。
充填プロセス中にケーシングに入れられたソーセージの一方または双方の端を閉鎖するための、金属クリップの使用は周知である(特許文献2参照)。このシステムは、リング状のオープンワイヤによって及ぼされる締付け力に基づいており、該ワイヤはらせん状に強く閉じられて、ケーシングのストレッチをクランプして絞扼する。ワイヤの靭性がその自己開裂を防止し、そしてクロージャは強く締結されたまま残る。他方では、ケーシングの変換における金属クリップ、リベット、またはワイヤの使用は、シャーリングされるためのケーシングではなく、むしろまさに肉詰めの特定の様式において使用される予定のものにも適用される。この種のクロージング要素の対象は、食用コラーゲンのものよりも強いフィルム構造をもつ食品ケーシングであり、かつそれは、例えば強化セルロース、非食用コラーゲン、および/またはプラスチックのように、ワイヤリングで留められる際に損傷を受けず、かつ一般に、ウィンナ(Wiener)、ブラートヴルスト(Bratwurst)などのような食用コラーゲンからなるソーセージ用のものよりも口径が大きい。一例を特許文献3において見ることができ、これにおいてクロージャは、長手方向に伸びる複数のプリーツを形成すること、プリーツ部分を圧縮して、前記プリーツ部分に穴(はと目)を形成すること、およびリベット手段を挿入し形成してケーシングハンガーを前記穴付近に配置することにより実施され、同様に、金属クリップに関しては、中でも特許文献4および特許文献5に見ることができる。
セルロース、コラーゲン、またはプラスチックのいずれかからなるシャーリングされたケーシングの変換プロセスの品質管理のために、一般的なプロトコールが普通に行なわれるとすれば、ここで、シャーリングされたケーシングの完成したストランド又はスティックが詰められた箱は、中でも、金属探知機による徹底的な管理に供され、それ故、全てのスティックが、それに取り入れられた金属クリップまたはワイヤを保持する場合には、深刻な不利点に直面することになる。この種の金属クロージャはまた、ボックスの内部を、そこに含まれる湿気のせいで劣化させ、結果としてケーシングスティックの腐敗を生じ得る。
プラスチッククリップは、何人かの筆者らによりこの不利点を克服し得る締付要素として提案されてきた(例えば、特許文献6参照)。この特別な場合には、プラスチッククリップはフィルムヒンジにより連結された2つの要素によって作製され、ヒンジの反対の端において一方を他方の内側にロックして挿入されて、中央において、シャーリングされたケーシングの一方の捻じられた末端部分を非常に堅固にクランプできる。このクリップまたは締付要素は、一方の部分が、一方向に傾斜する三角形の歯を備え、そして他方の部分は、アームが挿入されるときこれらの歯の傾斜をずり上がる可撓性の爪を備えた細穴を有するという意味で、ジップタイと同様の方法で実行する。爪は、ひとたびクリップが閉鎖さればロックされるという方法で、これらの歯の背面がアームの移動を停止するのを保証する。しかしながら、この要素のサイズ、硬さ、および不規則な形状は、それがケーシングの内側のひだを擦りかつそれを破断するかもしれないこと、および同様に、それが充分に焦点を合わされていない方向に投げ出されて、スタッフィングホーンのブレーキリングの上で縺れ、結果としてケーシングを破断し、肉ペーストを流出させて、稼働中のバッチの腐敗をもたらすかもしれないことから、肉充填の圧力により口径から外側に追い出される時点で、相いれないものであり得る。
この種の締結要素が溶融状態でケーシング表面に付着する能力は、それ故、本クロージャのいくつかの実施形態において、スタフィング時にケーシングがまさに肉エマルジョンのプッシングを受けるときに開口の閉鎖をもたらすこととなる、包囲表面上の締付要素の偶発的な滑りを防止するべく正しく機能するための、別の重要な利点ともなり得る。
いかなる場合でも、ソーセージ中の異物の存在は、この物体が飲み込まれるリスク、或いは、望ましくないかまたは有害な化学的分子もしくは物質、例えば可塑剤の、ソーセージへの転移を理由に、消費者および衛生当局によって良くは見られない。このことが、何故、締結要素を作製するプラスチックが、例えば市場にソーセージが届く前に消失するよう、同時に水溶性であったのかにも興味がもたれる理由である。
残念なことに、プラスチックであると同時に、食用であり、水溶性であり、またはプラスチックが溶融状態にあるときに水和された表面上に粘着するという要件を満たし得る、利用可能な合成材料は存在しない。コラーゲンケーシングのコラーゲンマトリックスは、シャーリング操作の時点において水和された状態にあり、ひとたび湿度の安定化に供されれば、その水分含量は12%から30%まで動き得るが、17%未満の水分含量ではコラーゲンフィルムはより脆化して結び目を作る際に破断する傾向があり、かつ他方で24%より高い湿度レベルはフィルム構造を不安定化させ得ることから、平均範囲は17%と24%の間にある。
本発明者らは既に、合成の熱可塑性物質の欠点について議論してきた。天然の熱可塑性ポリマーを探す場合、熱可塑性的手法により成形され得る、天然ポリマー、主としてタンパク質およびポリサッカライドまたはそれらの混合物、に由来するポリマー物質のいくつかの樹脂組成物を見出すことができる。しかしながら、これらの材料を本発明者らのケーシングクロージャに適用するためには、いくつかの困難または障害が見出され:これにおいては、熱可塑性物質はタンパク質をベースとしており、それ故、また高い溶融温度および高い応力が作用される必要がある(熱可塑性樹脂用押出し機)か、或いはまた、それらは水和された表面に(時としてその高い含水率の故に)接着できない。水の代わりに他の可塑剤(例えば、グリセロール)が使用される組成物において、コラーゲンまたは他のタンパク質、例えば植物由来のもの(大豆、グルテンなど)を用いる場合、結果は、優れた機械的性質を有し得るが、得られるのは組成物の熱硬化性の挙動であり(特許文献7参照)、それ故ホットメルトプラスチックとしては使用不可である。食品グレードのホットメルトをクレイムする他のいくつかの例は、例えば、ポリサッカライド、および可塑剤、および補強剤をベースとする特許文献8(食用ホットメルト組成物)において;並びに、食用エチレン酢酸ビニル、粘着付与樹脂、およびパラフィンワックスからなるホットメルト接着性組成物を開示する特許文献9において見出すことができる。これらは全て、水和された表面上への接着剤としては有効ではない。
利用可能な樹脂組成物の他の例の中でも、医薬の封入用のシェルカプセルを製造するために使用されるものがある。乾燥したもしくは液体の薬理学組成物を含有するこれらのカプセルは、ひとたび飲み込まれれば、消化管において溶解されて、活性剤を放出する。
これらのカプセルが製造されるタンパク質性組成物は、主として、変性コラーゲンまたはその加水分解誘導体のいずれか、例えばゼラチンをベースとする。
ゼラチンは、コラーゲンの酸もしくはアルカリ加水分解のいずれかから取得されるタンパク質性製品であって、元の天然の三重ヘリックス構造を失って、アミノ酸α鎖とも称される、ポリペプチド骨格の短い断片のランダムな分布を生じたものであり、かつ500Kダルトン未満の平均分子量を有するものである。したがって、ゼラチンは真の溶液を形成せず;代わりにコロイド溶液またはゾルが形成される。このゾルを冷却すると、ゲルに変換し、そして温めるとそれらはゾルに変換する。ゲル化に際し、ゼラチン分子は固体の三次元構造を形成する。前記分子の間には水が保持され、これらは一定温度未満では種々の物理的結合、主として水素結合により互いに連結して、三次元のポリマーネットワークを生成する。しかしながら、この水は移動可能であり、例えば蒸発し得る。ゲル化プロセスの無限の可逆性は、ゼラチンの、ずば抜けて最重要な技術的特性である。ゲル化能の分析単位は、ブルーム(Bloom)値と称される。ブルームの高いゼラチンは、特徴として高い溶融点およびゲル化点と、最終産物における短いゲル化時間とを有する。市販のゼラチンタイプのブルーム値は、50−300ブルームの範囲内である。50から100gの範囲は低ブルーム、100から200gのものは中程度のブルーム、そして200から300gのものは高ブルームと呼ばれる。
ゼラチンの分子量分布は、用いた加水分解プロセスのタイプおよび強さによって決まる。アルカリ条件の高ブルームゼラチン(タイプBと称される)の場合、分子量分画の大部分は、アルファ鎖に対応する100000g/molの領域にあるのに対し、酸条件のゼラチンは、むしろより広い分布を有する。100000g/molの領域の分子分画は、ゲル強度により高い影響力を持つのに対し、粘性は、主として、200000から400000g/molを超える分子量範囲にあるもの関数である。
例として、特許文献10(−284A)および11(−475A)において開示された組成物は言及する価値があり、これにおいて前記組成物は、低グレードのゼラチンをベースとする。特許文献10では、5%から30%の含水率をもつ(このことが可塑剤として作用する)、150ブルームのゼラチンタイプBをベースとするゼラチン様材料が開示される。より柔軟な製品が所望される場合には、グリセロール、ソルビトール、プロピレングリコールなどといった何らかの食用可塑剤が、ポリマー重量に対し0.5重量%と40重量%の間の範囲の量で、プロセス中に組成物中に取り込まれることが言及されている。特許文献11では、可塑剤代替物とともに、潤滑剤、着色剤、およびゼラチン延長のための他のポリマー物質(エクステンダーと称される)、例えば他のタンパク質またはポリサッカライドガムなどの添加が開示される。またいくつかの架橋剤も含まれている。特許文献12は、射出成形用の組成物に関係しており、それらは一般に親水性であるが、好ましくは、異なるグレードのゼラチンから作製され、それらは、主として植物由来の、天然の他の親水性ポリマーの添加により修飾され得る。
不都合なことに、例えばゼラチンの水溶性ゲルシステムをベースとする樹脂は、コラーゲンのような水和された表面上では充分な接着がなく、また溶融状態では、本発明に記載されたような迅速かつ効率的な操作において正しく実施するようにするための充分な接着性がない。かかる樹脂材料の機械的性質についても、固体状態並びに溶融状態の双方におけるそれらの接着剤としての性能についても、何ら記載されていない。
同様にカプセルに使用されるポリサッカライド組成物は、主要な供給源としてセルロースおよびデンプンの熱可塑性誘導体をベースとするが、他の天然のポリサッカライドおよびそれらの合成誘導体にも由来する。双方の種類のポリマーは、一般に親水性である。完全にHPMCまたはHPCなどのポリサッカライドをベースとし、かつカプセルの射出成形用である熱可塑性組成物は、例えば特許文献13および特許文献14にそれぞれ記載されている。
他方では、ペット用玩具の製造に使用されるタンパク質熱可塑性物質の弾性係数は、明記されている場合、本発明の要件からはかけ離れており、その理由は、特許文献15の例について、そこでは可塑剤および添加剤とともに植物および動物由来のタンパク質の混合物が押出されてプラスチック塊を生じ、それはひとたび冷却されれば900と4000MPaの間の弾性率、および20と40MPaの間の引張強さを有するからである。この組成物が水溶性ではないこともまた強調されるべきである。コラーゲンおよび水をベースとする別のタンパク質性熱可塑性組成物は、飼料用の物品の製造に使用され得るものであり、国際出願(特許文献16)に示されているが、この場合ポリマーは、60℃で少なくとも25%の水中溶解度を有する部分変性コラーゲンであり、押出物は200%の伸長と約20MPaの引張強さとを示す。
天然ポリマーからなる全ての記載された組成物の最も深刻な欠点は、機械的であれ、熱的であれ、粘着的であれ、必要とされる物理的性質と、さらにはクロージャの適用時点およびその後の双方において、閉鎖の有効な締結要素として正しく実行することに関する流動学的性質との妥協を以て完成され得、そして同時に食用および水溶性である、唯一の樹脂を見つけることが困難であることである。通常、天然ポリマーをベースとする樹脂は、高い融合温度を有しており、15%以上の含水率をもつコラーゲンフィルム(食用およびシャーリングされたコラーゲンケーシングの場合)などの湿った表面上では殆どまたは全く接着能をもたず、それ自体で迅速な溶接を確立するような充分な粘着性ももたない。
粘着特性を参照することにより、本発明者らはここに国際出願(特許文献17)について言及する。この文献に加えて、ゼラチンおよびグリセロールまたはフルクトースを含むいくつかの混合物が、固体状態下で濡らされると、ある程度の粘着性に達する。これは、例えば外科手術用ステープラと組合せて作用するための外科手術用ボルスター材料の製造用に提案されており、ここでは、用いたポリペプチド材料、例えばゼラチンの、ポリヒドロキシ材料、例えばグリセロールに対する乾燥重量比が、30:70から70:30の範囲内であることが示されている。この材料が、固体状態で濡らされると、例えばECM(エクストラコラーゲンマトリックス材料)上に接着性となる。しかしながらこの特性は、本発明のクロージャにおいて使用可能な実用的効果はなく、その理由は、コラーゲンケーシングが、それがもつ内在性の含水率がどんなものであれ(少なくとも、本発明において焦点とされる水和の範囲内で)本クロージング要素に対し加湿効果をもたず、それ故、固体状態では本発明の材料が粘着性ではないことからである。
欧州特許出願公開第0294180号明細書 英国特許出願公告第719317号明細書 英国特許出願公告第1062010号明細書 英国特許出願公告第1180067号明細書 独国特許出願公開第10305580号明細書 国際公開第95/05320号 米国特許第8153176号明細書 米国特許第6846502号明細書 日本国特許第57158276号明細書 米国特許第4576284号明細書 米国特許第4591475号明細書 米国特許第4655840号明細書 米国特許第4738817号明細書 メキシコ国特許第2010013731号明細書 米国特許第6379725号明細書 国際公開第2007/104322号 国際公開第2009/045824号
本発明の第1の態様は、以下に示される実施例とともに、その主要な特徴についての以下の記載から明らかとなるような、上記で露呈された全ての要求を満たすクロージャに関する。かかるクロージャは、予めシャッター様の装置により折りたたまれ、および/またはそれに対して捻じられた、ケーシングの非常に短い部分に締結および/または付着する、熱可塑性かつ食用の材料をベースとする非侵襲性の締付要素を用いることにより実施され、これにおいて前記要素は、望ましくはケーシング材料自体と同じ性質のものであり、かつさらに、ソーセージを加工又は調理した後に、飲み込まれるかまたはたとえ消失したときでも安全であると見なされるよう、可食であるとともに温湯中に可溶性である。
本要素の形状およびサイズについては、これは、ひとたびクロージャの一部を形成すれば、穏やかな力を及ぼすことにより充分に中央の位置において、シャーリングされたケーシングのスティックの口径内に導入されかつフィットするよう、好ましくは非常に小さくされるべきであり;該要素はまた、肉の最初の衝撃を受ける際、スティックの内側のひだに対するブラッシングのリスクなしに口径の外へのその圧出を促進し、かつまたスタッフィング機械のブレーキリングをバンピングするのを避ける目的で、断面の放射相称を有するべきである。
かかる要素はまた、捻じれたケーシングのストレッチ上へのその適用を、できる限り簡単な自動化されたシステムへ変換されることも可能な一連の工程において効率的に促進する、いくつかの特徴も有するべきである。これらの特徴の中には、低い溶融温度、液体状態での高い粘着性、および迅速な溶接能などの、いくつかの適切な物理的および機械的性質がある。
本発明のクロージャの締結要素の性能は、2つの相補的な作用形態によって起こり得る:
a)折りたたまれたケーシングのセクションを単に締付することによるものであって、これは可撓性および靭性(増大された弾性率)という特定の物理的性質を必要とし、これにおいてこのシステムは、リング状の要素により及ぼされる締付け力に基づいており、該要素は閉じられ、クランプするべく溶接され、そして、ケーシングのストレッチを非常に強く絞扼して、圧力によるリングの滑りを強く回避すること。
b)そのセクションの表面への接着によるものであり、したがってリング要素の滑りの可能性を回避すること。
それ故、溶融状態におけるこの種の締結要素のケーシング表面への接着能は、本クロージャのいくつかの実施形態において正しく機能するための、別の重要な利点であり、その理由は、スタッフィング時にケーシングが肉エマルジョンのプッシングを受けるまさにその時に、締付要素が包持面の上を偶発的に滑ることが、クロージャの開口をもたらすこととなるからである。しかしながら、それらの個々の重要性はケーシングの種類およびその口径によって異なるとはいえ、接着性および締付能力の双方が本発明のクロージャにおいて相乗効果をもつことは強調されるべきである。水和された表面上でのその接着性のレベルは弱いが、しかしその弾性率は捻じれたケーシングの包持されたストランドに対し強い締付け力を及ぼすには充分に高く、それ故さらなる滑りを回避する、本発明のリング状要素を締付けることにより、小口径が堅く閉鎖されたまま残ることができる場合が起こりうる。
本発明者らは、驚くべきことに、上記に述べた全ての要求を満たし得るクロージャ要素が、熱可塑剤として作用し、かつ、組成物の全重量中の水の画分が15%を超えない限り、本質的に乾燥ゼラチンおよび無水グリセロールから作製される、リング状の締付要素であり得ることを見出した。この熱可塑性プラスチック材料は、低温において溶接される性質を有し、粘弾性と塑性挙動との間にある機械的性質を有しており、このことがソーセージの充填プロセスに耐えるに充分な締付け効果を及ぼすと同時に、食用でありかつ水溶性であることを可能にする。
希釈グリセロールを、無水のおよびわずかに水和された状態の双方において取り入れた、ゼラチンの粘弾性挙動およびガラス転移が、YannasおよびTobolsky(Yannas IV,Tobolsky AV.Stress relaxation of anhydrous gelatin rubbers.「J Appl Polymer Sci」、1968年、第12巻、第1号、p.1−8)により、全濃度範囲を通して調べられたが、溶融状態にある、かかる組成物の接着特性に関する系統立った研究については何ら報告されたデータがない。
驚くべきことに、乾燥ゼラチンと無水グリセロールとの混合物は、結果として、非常に低いTg(ガラス転移温度)と比較的低いTm(溶融温度)とによって特徴づけられる、ホットメルトとして作用する熱可塑性固体を生じ、このことは、本発明のクロージャの必要な作用条件には非常に許容され、かつこれにおいて、固体相から液体相への転移が、接着および非接着状態の間の転移の境界を定め、かつこれにおいて、液体相は高い粘着性および粘性を有し、かつこれにおいて、低いTmの結果として固体相への転移が大きな速度で実行され、このことが前記材料の溶接が充分に速く起こることを可能にする。しかしながら、固体樹脂は室温では何ら粘着性をもたない。
その具体的な熱可塑性組成物は、市販の乾燥ゼラチンから作製され、これは90℃と120℃の間の加熱条件下で無水グリセロール中に直接溶解され、かつ、個々の成分のw/w比率が好ましくは2:1と1:3の間にあり、かつ全含水率が組成物の全重量の15%を超えないとすれば、必要な熱的、機械的、および接着的性質をもつ、熱可塑性のまた食用の材料として実行し得る。この材料はまた、水溶性であるが、所望であれば、それを架橋剤と反応させることにより不溶化され得る。
ヤング率において要約される必要かつ所望の機械的性質に加えて、( )は、組成物中のゼラチンとグリセロールの割合を変えることにより調整可能であり;かかる方法において、溶融温度(Tm)および粘着性の双方の狭い変動内で、可撓性または靭性の少ないものから多いものまで広範囲の塑性挙動を得ることが可能であり、このことはクロージングプロセスの効率の観点からそれを非常に有利にする。
機械的性質:それらはポリマーの分子量、およびポリマー/グリセロール比に大いに依存する。
本リング状要素の機械的性質は、破断なく閉鎖されるようにすることに関して、そのクロージング操作中に充分に可撓性でなければならないだけでなく、またスタッフィング操作中にケーシングの内側から空気または肉の応力によって促進される膨張に耐え、かつ包持されたケーシングストレッチの締付けを堅持するよう、適当な弾性(ヤング率)ももたねばならい。リングが弾性ゴムのように膨張応力に負ければ、肉生地はクロージャを通してそれ自体通路を開き、かつ溢出することも可能である。弾性率が高いほど、物質は弾性が低く、逆に弾性率が低いほど、弾性は高い。
固体樹脂は、塑性様の挙動を有し、その性質はポリマー分子量、ブルーム値、および樹脂組成物中のこのポリマーの割合の関数として変化する。分子量およびブルーム値が大きいほど(>150ブルーム)、粘性およびそれ故粘着性は最大となる。
本発明者らは、正しい性能をもち、かつ列挙されたすべての欠点を防止するために、リング材料が便利には少なくとも0.5MPaの、および好ましくは50MPa以下の弾性率をもたねばならないことを見出した。この意味において、最良の結果は、室温条件という温度においてこのグレードのポリマーが熱可塑性組成物に与える最適の粘着性に起因して、高いブルームの、便利には150ブルームより高く、および好ましくは200ブルームより高いゼラチンとの組合せによって得られる。
溶融点:
リングの材料の溶融点、並びにそれによってこの材料がそれ自体で溶接を生成し得る速さもまた、プロセスがひとたび機械へ移行されれば、熱封止クロージャの効率のよい実施のために極めて重要なものであり;低い溶融点はまた、溶融物との接触時にケーシングの完全性に影響を及ぼさないために望ましい。プロセスに関する温度が低い程、用いるシステムはより安全でありまたより簡単でもある。
わずかに水和されたゼラチンの溶融温度は、YannasおよびTobolskyにより、175℃±10℃において確立されている。例えばゼラチンおよびグリセロールからなるもののような2成分組成物は周知であり、これにおいて、固体成分は他方の成分中に溶解され、より低い凝固温度をもつ成分の濃度を増すことで混合物の凝固温度が低下するような方法で、凝固点の低下を受ける。
この樹脂組成物の溶融温度は、ポリマー比(ゼラチン/グリセロール比)によって変わり、かつポリマー比が増すほど高い。しかしながら、塑性と、溶融温度と、この溶融状態における樹脂の接着力と、およびこの材料の接着の迅速な硬化時間に応じて連動した上昇された粘着性との間で、折衷が達成されるべきである。この比が上昇するにつれ、溶融状態にある材料の粘着性もまた増大するが、コラーゲンフィルムの湿った表面へのその接着能は、確かに、組成物の全含水率が低いものほど増加する。
本発明者らは、リングクロージャのプロセスを実行するための最適な温度範囲が40℃と90℃の間であることを見出したが、それは、かかる温度がコラーゲンケーシングの完全性に影響を及ぼさないからである。本発明者らは、1:1あたり、および1:2に近づくにつれ、またはさらに高い、ポリマー/ポリオールの比率が、迅速な溶接の形成を可能にすることを見出したが、その理由は、この割合の範囲内では、機械的性質の幅広い変動が溶融温度の大きな上昇なしに得られるとともに、溶融物の粘着性が高く、2つの表面間の接触の瞬間から、温度のわずかな低下だけで起こる接着の迅速な形成を可能にするからである。この点に関し、本発明者らはまた、ゼラチンが好ましくは、高いブルーム、および特に150ブルームより高く、かつさらに好ましくは約200ブルームから約300ブルームをもつはずであることを示す、重合度の高いものでなければないことも見出した。
粘着性:
接着部の硬化が迅速であるほど、クロージング工程は速く、かつクロージングシステムはより効率的である。
本明細書で用いるとき、用語「粘着性」は、1つの液体物質によって、それ自体から分離するために示される抵抗を指し、非晶質ポリマーのポリマー分散物の場合には、ポリマー分子の分子サイズに、および一時的な結合、主として、ポリマーマトリックス中のかかる分子間の水素結合に、直接に依存する。マトリックス中に分散された分子が大きいほど、分子間の結合の数は大きく、かつ分離するための抵抗は大きい。
ロッキングリングの水溶性:
本発明のクロージャを備えた食用コラーゲンケーシング内のソーセージ製品は、パッケージングの前に調理され得ることから、本発明のクロージャのロッキングリングのベース樹脂における別の重要な因子は、その水溶性である。通常の加工サイクルの間に、温度は70℃よりも高く上昇し、かつリングがサイクルの間に消失すること、または例えばそれらがある種の指標として使用されることになっている場合には、その中に残留することが適当であり得る。したがって表1には、通常の加工条件における各組成物の樹脂材料の溶解度も示されている:
圧力リングは、熱水中に可溶性であり、81.5℃では35分間で水中に完全に可溶化され得る。リングがより長く残留することが所望される場合、ゼラチンを、国際出願第WO207104322A1号において使用されたような部分変性コラーゲンで置換えることが可能であり、或いは当該技術分野において周知のように、共有結合型結合を生成することによりポリマーを不溶化可能なある種の架橋剤を使用することが可能である。かかる架橋剤は、好ましくはアルデヒドなどの、非常に厳密な量の食品グレードのものである。
パラメータ測定:
プラスチックの引張特性:
引張試験は、伸び計Contact MO 0217−2コード(ISO 9513に準拠するクラス1未満)と自己締結クランプとを具備した、万能引張試験機コードZWICK MO 02/17(ISO 7500−1およびISO 9513に準拠する少なくともクラス1)において、ISO 527−2:2012/5A/50に準拠し、試験速度50mm/minで実施した。50mmのグリップ間隔を使用した。パンチングにより5Aタイプの供試体を取得した。試験に先立ち、供試体をテストチャンバ内で、23±2℃および50±10%RH(相対湿度)条件において16時間コンディショニングした(23±2℃および50±10%RHであった)。
メルトフローインデックス:
溶融された熱可塑性プラスチックの粘性率を測定するために使用した;このパラメータは、温度による熱可塑性化合物の粘着性の変動を評価するために選ばれた。試験は、UNE EN ISO 1133−1:2012に示されたようなMC02/16コードの流速計を用いて実施した。本発明者らは、長さ0.025±8.000mmおよび口径2.095±0.005mmのノズルを用いた。ピストンによって移動される距離は、30mmであった。前溶融時間は5分間であった。試験条件は:a)温度 120、100、および80;b)荷重 試料1:2については1.2、5.0、および21.6。切断時間は適用せず。
示差走査熱量計(DSC)による熱転移の測定:
測定は、Perkin−Elmer Pyris Diamond MO01/21コード熱量計で、ISO 11357:1997に準拠し、アルミニウムるつぼにおいておよび窒素流下で、5と10mgの間の個々の試料を用いて実施した。キャリブレーション用のパターンには、インジウムおよび亜鉛を使用した。結果は、2回の測定の平均である。測定された値は、2回目の走査についてのものである。テストパラメータは:a)初期温度=−60℃;b)最終温度=150℃;d)加熱速度=20/min:d)冷却速度=20/minであった。
接着性:
接着性は、85%RHの人工気候室においてケーシングが12%、21%、および35%の水分含量を得るまで平衡化された、フラットケーシングのシートについて試験した。種々の樹脂を鋼板において溶融し、それらを、予めコンディショニングされた溶融フィルムがその上に延在するケーシングシート上に、幅約3cm、および長さ約10cmに射出成形した。それらを5分間冷却させ、動力計で90°において測定して剥離強度を試験した。
室温における粘着性は、人の指への粘着剤の粘着性によって判定された。
残留水分:
組成物の調製においては、見かけの水分含量は、ゼラチン粉末をオーブン内で大気圧において105℃で24時間乾燥させた後に測定される(が試験される)。得られたデータは、市販のゼラチンおよびグリセロールからの2成分組成物における残留水分量を計算するための基礎を提供する。しかしながら、それが前記残留量の組成物において変化する(減少)場合には、乾燥プロセスは10-3mmHg真空圧下で、25から105℃の温度において実施される。計算は、試験供試体の対象物の重量を取入れることにより実施される。
作成されている記載を補うため、および本発明の特徴をその好ましい実際の実施形態に従ってより良く理解する目的で、一組の図面が前記記載の不可欠の部分(一体部分)として添付されており、これにおいて、以下のものが例示的および非限定的な特徴とともに描かれている。
注入成形により成形された、長手方向のV字型の開口を備えたいくつかのワーム型の中空のロッドを示す図である。 ワームが、いかにしてその断面がV字型である長手方向の溝を備えて成形されたかを示す図であり、該溝は軸穴に達して、ワームから横方向に切り離された任意の断片が「c」において開口するリング形状を有するようにする。図2aは、食用および水溶性の熱可塑性組成物から作製された、固体のリング状要素である締付要素を示しており、これは、中央空洞へつながる滑らかにカーブしたV字型の入口ギャップを有しており、一方図2bは、別の実施形態を示しており、これにおいてリング状要素は、ケーシングの捻じれた部分にリングが強力な締付作用を及ぼすことを可能にするある割合のゼラチン/グリセロールから作製されるとともに、同じ組成の材料が、捻じれたケーシングのストリングのフィッティングに続くほんの少しの短い時間の間に、リングが破断することなく開かれるようにする充分な弾性挙動を有する。 3つの図を示す図であり、これにおいて:図3aは、その軸がストランドの軸と一致しているロッドの末端に設置された、フォーセプスにより捕捉されるシャーリングされたケーシングストランドの一端を示す。ロッドは後退し、5cmを超えない長さのケーシングをアンシャーリングするためにそれを引張る。直ちにシャッター(電動アイリス絞り)がそのブレードを閉鎖して、図3bに示したように、プリーツされた部分(その約10mm)との接続部位とフォーセプスを把持する点との間の一点において、アンシャーリングされたケーシングを圧潰する。さらに、シャッターの閉鎖時に、フォーセプスロッドがその軸上で回転してケーシングの残りのセクションを捻じり、図3cに示したように、シャーリングされたケーシングのストランドの軸方向に、長さ約3cmのストリング(string)を生成する。 環状形態を生成するべく可動クランプによって閉鎖される、熱可塑性材料のオープンリングを示す図である。 図3aの詳細図を示す図である。 本発明のプロセスの連続的な斜視図を示す図である。 本発明のプロセスの連続的な斜視図を示す図である。 本発明のプロセスの連続的な斜視図を示す図である。 本発明のプロセスの連続的な斜視図を示す図である。 その最終的に取得されるスティックを示す図である。
クロージャの好ましい実施形態
クロージャの好ましくかつ最も簡単な実施形態においては、本発明のクロージャは、締付要素によって捻じられかつクランプされた、短い長さのケーシングによって作製される。締付要素は、食用かつ水溶性の熱可塑性組成物から作製された、固体のリング状要素であり、これは、中央空洞へつながる滑らかにカーブしたV字型の入口ギャップを有し(図2a参照)、そこに、ケーシングの予め圧縮され、および/または捻じられた部分が、楔形の部品でそれを押すことによって配置されることとなる。
リングは、プラスチックを成形する当該技術分野において既知の任意の方法によって製造可能であり、リングユニットの供給プロセスの機械加工性を促進するべく、ホッチキスの止金のように、ストランドまたはロッドで弱く縫合することにより互いに連結された複数の反復要素(リング)へ繋ぎ合わされ(図1に示されるように)、かつ全てのリングが個々の使用の前に開口されるような方法において生じ得る。
熱可塑性組成物
本熱可塑性組成物は、乾燥ゼラチン、無水グリセロール、および水を含んでなる。水の含有率は、市販のゼラチンを乾燥させた後に残留する水の残量(その初期の水中含有量は通常10%と13%の間で変動する)に相当するものであり、かつ実際にはゼラチンの架橋を避けるためだけに利用できるものはない。組成物の水の含有率は15%未満であり、かつ好ましくは1%と10%の間、および最も好ましくは2%と3%の間である。
上記で露呈された全てのことから、最も適切なゼラチンは、150より高いブルーム、好ましくは200と300ブルームの間である食品グレードのものであり;これは、このグレードのゼラチンの分子量分布はより大きい分子に対応することから、得られた樹脂に対する高い粘着性を与えるものである。関連する特徴をもつ市販のゼラチンの一例は、8−30メッシュ、200−300ブルーム、粘性率25−55で、水分含量8,5−12.0%の、Gelita AG、ドイツ、からのタイプAまたはBの1つ(f.e.Gelita Hardgel,G.RXL,G.Avdanced,G.PAなど)であり;もう1つは、同じ特徴の範囲内で、水分含量10.5%の、Junca Gelatines(Mikel Junca Gelatines,Banyoles,Gerona)であり、これは以下の実施例において使用される。組成物の含水率の減少は、オーブン内での乾燥保存によりさらに実施されるであろう。
連結されたリングのロッドの調製
組成物は、周知のプロセスにより、Rheomex 302のような単軸スクリュー押出機、またはKrupp Werner & Pfleiderer ZSK25などの同方向回転二軸スクリュー押出機の内側でホモジナイズされ得、該押出機の内側では、圧力上昇が起き、かつ混合物が内部を移動するとき混合物に対する剪断力の上昇が生じる一方、温度はゼラチン様組成物の溶融温度を有意に超えて上昇する。当業者に周知のように、このプロセスは、押出機のジャケットの制御冷却により、温度の上昇を調整するのに適している。内側温度は80℃と120℃の間で変化し得る。可塑化プロセスの間の押出機の内側の圧力は、通常、次の工程の射出成形における圧力に対して低い。塊の可塑化の間の圧力は、一般に、組成物のポリマー/ポリオール比に依存して、20と75バールの間にある。可塑化された樹脂は、直接または好ましくは次の工程のいずれかにおいて、通常のプロセスにより、金型の空洞または複数の空洞内へ射出成形され得る。ひとたび可塑化の工程が終了すれば、塊は、個々の直径が2から4mmである通常の丸穴を備えた金型を通して、エンドレスストランドへ押出される。その後ストランドは冷却され、そして通常の造粒機で顆粒化される。顆粒は、次の操作の射出成形へ通され、これにおいて押出機の内側の圧力は、70から120バールまで上昇し、最終的に、連結したリングのロッドまたはワームの形態をもつ固体が取得され、これは冷却後、ひとたび金型が開かれれば金型から排出され得る。
言うまでもなく、射出成形操作は連続したリングのワームだけでなく、個々のリングを製造するためにも使用可能であるが、選択は、閉鎖機がその最高の性能のためにどのように設計されているかに依存するであろう。
成形固体ボディの残留含水率を変化させる(減少)ためには、このプロセスは、オーブン内で10-3mmHg真空圧下で、25から105℃の温度において行われることとなる。水和レベルの計算は、乾燥プロセスの前後の供試体の重量を取入れること、および原料についての試験成績書から導き出される出発含水率を想定することにより実施される。
ワームは、ケーシングのシャーリングされたストランドの口径の直径に依存して、数センチメートルの長さと、6と8mmの間の外径とを有し得る。ワームの長手方向の穴(軸穴)の直径は、1と4mmの間の範囲であり、また包持されるべき捻じられたケーシングのコードの厚さに依存する。ワームは、その断面がV字型である長手方向の溝を備えて成形されており、該溝は軸穴に達して、ワームから横方向に切り離された任意の断片が、図2で示したように、「c」において開口するリング形状を有するようにする。開口(1)(ギャップ)は、通路であり捻じられたコードの折りたたまれたストレッチが、それによりファスナーリング穴へフィットされていく。
リング
本発明の1つの締付要素またはリングは、一元的に製造されるよりは、むしろ成形されたワーム型の予備形成物から切り離され得(図1)、そこから断面切断によって複数のリングが取得されることとなる。上記に述べたように、ワーム型の予備形成物は、リングをはめた様相をそれに与える、均等な一連の絞りによって促進される、分節した外観を有する。
リングは、ゼラチンをベースとする食用樹脂熱可塑性組成物から作製され、ひとたび折りたたまれたケーシングストレッチを包持して配置されれば、以下の本質的な特性を示すことができる:
a)溶融状態において接触表面(湿った状態でも)に充分に接着して、ケーシング材料上の要素の締結を確保し、それ故この要素が材料を滑り落ちるのを避けるようにすること、
b)それが締結するケーシングの捻じれた/圧縮された部分に対し、充分な締付けの半径方向張力を及ぼすことに関し、充分な弾性(しかし過度に靭性ではない)を有すること、および
c)安全かつ食用であるとともに水溶性であること。
好ましい実施形態においては、このリング状要素は、リングがケーシングの捻じれた部分の上に強い締付け効果を及ぼすことを可能にするのには充分に高い、10MPaより高く、さらに好ましくは20MPaより高い弾性を組成物に与えるある割合のゼラチン/グリセロールから作製されるとともに、同じ組成の材料が、ケーシングの捻じれたストリングのはめ込みに続くほんの少しの短い時間の間にリングが破断することなく開口されるようにする、充分な弾性挙動を有する(図2b参照)。
別の好ましい実施形態においては、締付要素は上記に記載されたものに類似した固体のリング状要素であり、これはケーシングの予め圧縮された部分の周りに配置される以前は開いており(図2a参照)、次いでケーシング材料に密着して固く静止させるために、閉鎖およびヒートシールされる。このことは全て、リングを作製する熱可塑性組成物が、低温で加熱すること、およびまた迅速な溶接−硬化を有することにより、それ自体で溶接可能であるという事実による。
このc字型のリングの開口(1)は、これによりリングが、折りたたまれたおよび/または捻じられたケーシングのストレッチ上にフィットされる通路であり、すなわちそれによりケーシングストレッチがリング中央に向けて進入する場所である。ひとたびこのケーシングのストレッチがリングの中央空洞にフィットすれば、これは機械的に閉鎖される。クロージング操作は、それ自体で、c字型リングの今結合された端をヒートシーリングすること、ならびに包持されたケーシングのストレッチの上にリングを溶接することを実行する。
熱可塑性材料の開いたリングが環状形態を生成するべく可動クランプ(図4)により閉鎖されているとき、その開口の2つの相対する部分は予め、少なくとも1つの接触表面を融解するのに充分な温度に加熱されている、楔形の金属要素との接触により溶融され;次いで双方の表面はそれらが接触するまで接近され、そしてこの時点で重要なことは、閉鎖を強制するクランプによって及ぼされる圧迫とともに、最初の接触温度をわずかに低下させることが、完全な硬化(溶接硬化)の前にリングが開くのを防止するのに既に充分に強い、固まろうとしている材料のこの溶接の粘着性を迅速に上昇させること、およびひとたび形成されたばかりのリングをクランプが放出すると、クランピングの早期のゆるみが起こるのを回避することである。
クロージング操作の進行
クロージング操作は、以下のように起こるサイクルである:
a)シャーリングされたケーシングストランドの一端は、その軸がストランドの軸と一致しているロッドの末端に設置された、フォーセプス(図3a、示されず)により捕捉される。ロッドは後退し、5cmを超えない長さのケーシングをアンシャーリングするためにそれを引張る。直ちにシャッター(電動アイリス絞り)がそのブレードを閉鎖して、アンシャーリングされたケーシング(図3b)を、そのプリーツされた部分(その約10mm)との接続部位とフォーセプスを把持する点との間の一点において圧潰する。
b)シャッターの閉鎖時に、フォーセプスロッドがその軸上で回転してケーシングの残りのセクションを捻じり、シャーリングされたケーシングのストランドの軸方向に(図3c)、長さ約3cmのストリング(string)を生成する。
c)開かれたc字型のロッキングリングが、新たに生成されたケーシングのストリングの下で、上向きに(図4a)移動される。リングは、あるタイプの開いた締付けグリップにより、その機能がリングを閉鎖しかつ同時にストリングを切断することであるトング型装置の開口部の内側にクランプされていく。リングは、V字型の開口を上にして上昇して、ケーシングのストリングをその軸穴の内側にフィットさせる。クリップのリフティングの停止は、リングとストリングの双方の軸が丁度一致したときに起こる。
d)ロッキングリングが上昇する一方、プッシュロッドが下降して、リングの内側の空洞にケーシングのストリングを押付ける(図7)。ロッドの端は鋼で作製されており、平らな楔セクションおよびまっすぐな縁をその末端に有しており、樹脂リングを融解するのに充分な温度に予め加熱されている。ロッド軸は、リングリフティングの方向および軸の双方に一致する。リングの軸穴にコードがフィットする一方、プッシュロッドは、結合されるべき相対する表面の層を、少なくとも片側により、しかし好ましくは両側により、接触および融解させてリングを封止する。
e)プッシュロッドが再び除去され、−リングを担持するクランプ(図8)が閉じ、片側により、接触表面を一緒にかつケーシングの捻じれたコード上に融着すること、および同時に他方により、その余分な端の切断を生じる。クリップは、2から5秒間まで変化し得る予め決められた時間にわたり、中程度のかつ連続した力をリングに及ぼす。この溶接時間の後、クランプが開き、その休止位置へ落下し、そこで次のクランピングリングが装填される。
f)直ちにシャッターが開かれる。リングは閉鎖され、溶接がまたそこに埋め込まれたガットセクション上に、かつさらなるオプションの工程において作用する。
g)クロージャは、ケーシングのシャーリングされたバーの内側(口径)へ押し込まれる。
本発明の別の変法
本発明においては、ケーシングのクロージャ操作を実施した後に、ケーシングが裏返されるか、或いはクロージャをスティックの内腔に導入して、リングクロージャがスティックの内腔にあるようにしてもよいこと(欧州特許出願公開第2266410号明細書の図13のようにリングは14と印された箇所を包囲する)も考慮される。スタッフィングの後、本発明のクロージャはソーセージの外表面に、またはソーセージに接する表面において、さらに残留してもよい。この場合、一部のクロージャは調理後に残留し得るが、クロージャは食用であるため、このことは何ら問題を生じない。
本発明のリングは、必ずしも丸型でなく、六角形などの他の形態であってもよい。また、リングは必ずしも食用である必要もなく(他のケーシングに適用され得る)、可溶性である必要もない。
実施例I:組成物の種々の試料の調製
組成物の実施形態用には、Junca M.(Girona、スペイン)の240から260ブルーム、平均的粒径(0.3から0.8mm、20−50メッシュ、この場合は特に35メッシュに相当)、見かけの水分含量13%の、食品グレードのゼラチン乾燥粉末が使用されてきた。高い比率の組成物を取得するため、2:1と1:2.5の間のGel/Gly比を採用し、各場合に、残留水分量13%の市販のゼラチン100部を、適切な部の無水グリセロールと組合せて、以下の表に示したような種々の見かけの水分含量をもつ組成物を生じる:
ポリオールは、Sigma−Aldrichからの食品グレードの無水グリセリンである。組成物は、ゼラチンを市販のグリセロール中で、激しい攪拌および80と120℃の間で変化する温度によって直接溶解することにより作製される。表Xに示された得られた比率は、無水の純粋な生成物の重量比を指す。
Figure 2018510658
実施例II:溶融温度の測定
異なる組成比をもつ実施例1で作製された試料から、示差走査熱量計(DSC)の技術により、熱転移が測定された。平均的な結果を表に示す:
Figure 2018510658
実施例III:流動性指数の測定
Figure 2018510658
適用される温度の低下に関するゼラチンとグリセロールの比率の双方の変動の結果として、流動における劇的な変化が(したがって粘性およびそれ故粘着性の増加が)、明らかに見られる。このことは、本発明のファスナーリングクロージャの、その実施時における、すなわち、比較的低い環境温度および迅速な溶接の固着における、最高の溶接性能のために最適な組成物が何であるかについてアイデアを与える。
実施例IV:弾性率の測定
実施例1からの種々の試料の引張特性は、プラスチック成形および押出しの引張特性を測定するための試験条件を規定する、ASTM法D638−10(ISO−527−2と同等)により、これにドッグボーン形状の供試体を用いるISO 527−1に示された一般原理に基づき推定された。(ドッグボーン形状の供試体試験を用いて。)結果は、表IVに列記される。
Figure 2018510658
表において、比率1対2への移行の間の弾性率値の劇的な変化が観察できる。
実施例V:接着性の測定
実施例1による全ての供試体から作製された供試体について、接着性を試験した。これに加えて、そのポリマー/希釈剤(ゼラチン/グリセロール)の含有率が2:1の比率に相当し、かつその残留水分量が9%であった一量の組成物を、オーブン内で60℃および10-3mmHgの真空圧下で、6%;3%、1.5%、および0.5%のいくつかの含水率を達成するまで乾燥させた(それぞれ試料A7からA10を生じた)。
Figure 2018510658
非常に少量の水をもつ組成物がひとたび溶融すれば、特に樹脂中のポリマーの量が多い程、その天然の接着性を改善することもまた注目される。
非剥離性とは、樹脂のフィルムを、それが溶融によりそこへ注入成形されたガットの表面から剥がそうとする際に、ひとたび冷却され固化された樹脂フィルムが、それから分離されるよりもむしろ、ガットから材料を引剥がしかつ引きずることができることを意味する。
実施例VI:ゼラチンおよびグリセロールの封止/締結リングのいくつかのロッドの射出成形による調製
図1の図面に描かれているような、長手方向のV字型の開口を備えたいくつかの中空のワーム型ロッドを、射出成形により成形した。押出された樹脂材料の出発組成物は、200ブルームのゼラチン(Junca);グリセロール(Sigma−Aldrichからの食品グレードのグリセロール)、および残余量の水により生成され、混合物中の各成分の最終割合は、試料A4およびA8に対応した。これらの要素の寸法は、全ての組成について、一方では長さ20cm、直径8mmで直径2mmの中央空洞を備え;他方では直径12mmで直径4mmの中央空洞を備えていた。
材料を可塑化し、単軸スクリュー押出機により、約50−100バールの圧力範囲で、87℃と104℃の範囲内の温度において、ポリマー加工産業において広く適用されるように押出した。可塑化された材料はそれぞれ直径2mmの6つの口径をもつ切断面が丸い金型を通して押出された。冷却された継目なしのストランドを、次に通常の造粒機で顆粒化した。顆粒を用いて、通常の射出成形機においてワーム形状のロッドを製造した。塊を、ステンレス鋼の金型内へ1000−1200バールの圧力範囲においてそのように注入し、成形片を金型から取出した。スティックをラック上に設置して、含水量が2%と3%の間になるまで乾燥させた。最終的なスティックは、可撓性でありかつ靭性であった。
このスティックから、8mmのいくつかの短い長さのもの(25)を、カッターを用いた断面切断によって取得した。各断片の断面は、オープンリング形状またはc−字型のリングを有する。このc−字型のリングの開口は、それによってリングが、折りたたまれおよび/または捻じられたケーシングストレッチ中に埋め込まれる通路である。
実施例VII:クロージャの実施形態;閉鎖されたケーシングのスタフィング、および得られたソーセージをそのクロージャとともに調理することの試験
クロージャの性能を試験するため、2つのサイズの食用コラーゲンケーシングが選択された:すなわち、口径21ではA2、A4、およびA8と称される組成物からなる小さいリング(直径8mm)が適用され;かつ口径28には、同じ組成物からの12mmリングが適用された。
全ての場合に、プリーツされたスティックを手動により、以下のように封止した:約2インチのケーシングのデシャーリングに取り掛かり、次いで手動のシャッターを用いて、シャーリングされたスティックの開始点から1インチ以内に展開するケーシングを圧潰した。ケーシングの残部は、ひとたびシャッターブレードによって保持されれば、捻じられて、口径21のケーシング用には直径約2ミリメートルの、また口径28のものには直径約4ミリメートルのストリングを形成した。
Figure 2018510658
直ちに各組成のリングクロージャを、指示された通りのサイズを選択することによって適用した。各組成および各直径のリングの半分を、85℃に加熱された錫メッキ用の、頭部が台形の熱アプリケータを用いてメモリーに記載された通りに封止した。アプリケータを用いて、まずケーシングストリングをリングの中央穴へ押入れ;ひとたびフィットすれば、アプリケータの側面がリングの継目面に接触され、これにより表面層の即座の融着を生じ;次に熱アプリケータの除去に取り掛かり、このプロセスはリングの閉鎖と同時に起こる。ひとたびリングの融着面が相互接着すれば、2秒未満で閉鎖圧を除去できるような、充分な粘着力をもつ溶接が形成された。リング上の圧力を除去した後、それらは閉鎖されたままで締付けリングを形成した。リングの他の半分は、溶接されなかったが、その中央穴にケーシングのフィティングした後に押し込まれただけであった、
シャーリングおよび封止されたケーシングのスティックは、ソーセージ肉塊を用いて、Robby Vemag 2型の機械で、80ポーション/分の速度において、充填機のブレーキコントロールを用いてスタッフィングされた。
スタッフィングプロセスの結果は、表VIに示された通りであった。前記結果に反映されるように、組成物A2で作製されかつ未封止のリングは、それらの直径に依存して、相対的にスタッフィングプロセスに耐えることができ、それ故、それらが適用される個々の口径に従って、より大きいものが開口に対しより抵抗性である。組成物A2で作製された小さいリングの場合には、低い弾性率に加えて、それらのより薄い壁厚もまた、スタッフィングプロセスの間にそれらのいくらかを開口させるのに都合がよく、それ故こうした場合にはそれらの熱封止を使用することが有利である。
続いてソーセージは、90℃で4時間の単純なサイクルでのベーキングのため、ハンガーに吊るされた。全ての場合、最初のソーセージ、すなわちリングのキャリアは、調理サイクルの出発点まで、その完全性を充分に維持した。このサイクル時間の間に、肉塊は凝集され、かつソーセージはその形状をサイクルの終わりまで維持した。この時間の間、全ての最初のソーセージのシーリングリングは、徐々に溶解されて、サイクルが終わる前に消失した。最終結果は、良好なクロージング性能についてだけでなく、クロージャを保持するソーセージを、そうでないものと同じ方法で使用することの真の可能性からも満足のいくものであった。

Claims (18)

  1. エンドクロージャを有する、食用コラーゲンフィルムで作製される食品用の管状ケーシングであって;前記エンドクロージャは、そのセクションが、前記ケーシングのストレッチがその内側の通路にブロッキングを及ぼすような方法で、その軸に向けて半径方向に圧縮され、および/または捻じられている、ある長さの前記ケーシングからなり;かつここで、前記圧縮された/捻じられたケーシングのストレッチは、固体のリング状要素によって包囲され、締結され、かつ締付されたまま残り、前記要素は、コラーゲンケーシングの包囲された部分へ完全にまたは部分的に溶接され、かつこれにおいて、前記リングが、食用であることを特徴とする熱可塑性物質によって製される、該管状ケーシング。
  2. 前記管状ケーシングがシャーリングされる、請求項1に記載の管状ケーシング。
  3. 前記リングの熱可塑性材料が、タンパク質、ポリサッカライド、またはそれらの混合物をベースとする、食用熱可塑性組成物である、請求項1または2に記載の管状ケーシング。
  4. 前記クロージングリングの熱可塑性組成物が、固体状態において、23℃および50%RHの環境条件において測定される、0.5から50MPaの範囲にあるヤング率を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の管状ケーシング。
  5. 前記クロージングリングの熱可塑性組成物が、40℃と98℃の間の溶融温度(Tm)を有する、請求項4に記載の管状ケーシング。
  6. 前記クロージングリングの熱可塑性および食用材料が、非架橋であり、かつ乾燥ゼラチンおよびポリオールの混合物を含んでなる水溶性のタンパク質性熱可塑性組成物であって、これにおいて水分重量が前記組成物の全重量の0.5%から15%の間、好ましくは1%と5%の間、および最も好ましくは2%と3%の間の範囲にある、請求項1から5のいずれか1項に記載の管状ケーシング。
  7. 前記クロージングリングの熱可塑性および食用材料が、架橋されかつ水不溶性の組成物である、請求項6に記載の管状ケーシング。
  8. 前記ゼラチンが150より高いブルーム値を有する、請求項6または7に記載の管状ケーシング。
  9. 前記ポリオールがグリセロールである、請求項6から8のいずれか1項に記載の管状ケーシング。
  10. 前記クロージングリングのタンパク質性熱可塑性組成物が、固体状態において、23℃および50%RHの環境条件において測定される、0.5から50MPaの範囲にあるヤング率を有する、請求項6から9のいずれか1項に記載の管状ケーシング。
  11. 前記クロージングリングのタンパク質性熱可塑性組成物が、40℃と98℃の間の融解温度(Tm)を有する、請求項6,8,9、および10のいずれか1項に記載の管状ケーシング。
  12. 前記クロージングリングの熱可塑性および食用材料が、デンプン、メチルセルロース、ヒドロキシルメチルセルロース、ヒドロキシルプロピルメチルセルロース、およびそれらの混合物からなる群から選択される他のものと混合された、マイクロファイバおよびナノファイバを含む、セルロースファイバーを含んでなる、ポリサッカライドベースの熱可塑性組成物である、請求項1から5のいずれか1項に記載の管状ケーシング。
  13. 前記クロージングリングのポリサッカライド熱可塑性組成物が、固体状態において、23℃および50%RHの環境条件において測定される、10から50MPaの範囲にあるヤング率を有する、請求項12に記載の管状ケーシング。
  14. 前記クロージングリングのポリサッカライド熱可塑性組成物が、40℃と98℃の間の融解温度(Tm)を有する、請求項13に記載の管状ケーシング。
  15. 請求項1から14のいずれか1項に記載のエンドクロージャを有する、食用コラーゲンフィルムからなるシャーリングされた管状ケーシングのスティック。
  16. エンドクロージャを取得するための方法であって、請求項1から14のいずれか1項に記載の前記エンドクロージャが、以下の工程:
    a)ある長さの滑らかな又はデシャーリングされた管状ケーシングを提供すること、
    b)請求項1から12のいずれか1項に記載の熱可塑性および食用組成物から作製される、成形されたc字型のオープンリングのストックを、記載および図面に従って提供すること、
    c)(a)からのケーシングの長さの短い末端のストレッチをクランプしかつ捻じって、短いストランドを形成すること;
    d)ポイント(c)において取得された捻じられたストランドを、該ストランドの長軸がリング穴の軸と一致するまで、リングの入口ギャップを通してC字型のオープンリングの内側にプッシングしかつ挿入すること;またはこれに代えて
    e)捻じられたストランドをポイント(d)に従って、リング穴の内側にフィットされるまでプッシングしかつ挿入すること、およびプッシング要素により、少なくとも片側において加熱源を適用すること;次いで、前記プッシング要素を引き上げること、および同時にc字型のリングを双方の先端の相対する面が接触するまで固く閉鎖して、それらの間の接触部、並びに該リングと今その中に閉じ込められた捻じられたケーシングのストランドとの間の接触部を溶接すること;
    f)リングに対する閉鎖圧を0,5から5秒間の間維持すること、および閉鎖圧を開放して、そのように形成されたクロージャを放出すること;
    g)ストランドの残留する末端を切断すること;および
    h)リング状のエンドクロージャを、シャーリングされたストランドの口径の内側に挿入すること、
    によって特徴づけられる、該方法。
  17. 前記工程(g)が、工程(e)と同時に行われる、請求項16に記載の方法。
  18. 請求項1から17のいずれか1項に記載のエンドクロージャを有する、食用コラーゲンフィルムから製された管状ケーシング内にエンケースされた、フードスタッフ。
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