JP2018506241A - 音響出力装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、内部に収容空間が設けられたハウジングと、前記ハウジング内に設けられた第1の音響出力部と、前記ハウジング内に前記第1の音響出力部から所定の間隔を隔てて設けられた第2の音響出力部と、を備える音響出力装置を開示する。【選択図】図1

Description

本発明は、音響出力装置に係り、特に、低音帯域及び高音帯域を有する可聴周波数帯域の出力特性を向上させることのできる音響出力装置に関する。
一般に、圧電素子とは、電気的なエネルギーと機械的なエネルギーを互いに切り換える特性を有する素子のことをいう。すなわち、圧電素子は、圧力を加えると電圧が発生し(圧電効果)、電圧を加えると内部の圧力の変化による体積や長さの増減が発生する(逆圧電効果)。圧電素子は、圧電層及びその上部に設けられる電極により構成されて電極を介して圧電層に加えられる電圧に応じて圧力が変わる。
この種の圧電素子を用いて、圧電スピーカー、振動装置などの多種多様な部品を製作することができる。中でも、圧電スピーカーは、圧電素子の機械的な動きを振動板により音響的に変換して所望の周波数帯域の音響を発生させる部品である。このような圧電スピーカーは、既存のダイナミックスピーカーに比べて軽量薄型であり、しかも、電力の消耗が少ないというメリットがあり、これに伴い、小型化・薄型化及び軽量化が求められるスマートフォンなどの電子機器に採用可能である。しかしながら、圧電スピーカーは、高音に強くて低音に弱いため音楽を長時間に亘って聴くことができないという欠点がある。
一方、音楽の再生用にダイナミックスピーカーが汎用されている。ダイナミックスピーカーは、マグネットの磁場内にあるボイスコイルに音声信号電流を流すと、その電流の強さに応じて機械的な力がボイスコイルに働いて運動を引き起こすという原理を利用する。しかしながら、このようなダイナミックスピーカーは、低域音を実現するのに向いているとはいえ、高域音を実現し難いため、高音質を提供するのに限界がある。
大韓民国特許公開第2014−0083860号公報 大韓民国特許登録第10−1212705号公報
本発明は、圧電スピーカーのメリット及びダイナミックスピーカーのメリットを併せ持つ音響出力装置を提供する。
本発明は、低音特性及び高音特性を両方とも向上させることのできる音響出力装置を提供する。
本発明の一態様による音響出力装置は、内部に収容空間が設けられたハウジングと、
前記ハウジング内に設けられた第1の音響出力部と、前記ハウジング内に前記第1の音響出力部から所定の間隔を隔てて設けられた第2の音響出力部と、を備える。
好ましくは、前記ハウジングの所定の領域に形成された少なくとも1つの放出孔を備える。
また、好ましくは、前記第1の音響出力部はダイナミックスピーカーを有し、前記第2の音響出力部は圧電スピーカーを有する。
更に、好ましくは、前記第1及び第2の音響出力部の間に離隔空間が設けられ、前記放出孔は、少なくとも一部が前記離隔空間に対応して形成される。
更にまた、好ましくは、前記ハウジングは、第1の部材と、前記第1の部材を囲繞するように設けられた少なくとも1つの第2の部材と、を有し、前記第2の部材の所定の領域に前記放出孔が形成される。
更にまた、好ましくは、前記第1の部材は、所定の厚さの板状に設けられて、前記第1及び第2の音響出力部を仕切る。
更にまた、好ましくは、前記第1の部材の一方の面上の少なくとも一領域に段差が形成される。
更にまた、好ましくは、前記第1の部材の前記段差に接触されて前記第2の音響出力部が設けられ、これと向かい合う他方の面から離隔されて前記第1の音響出力部が設けられる。
更にまた、好ましくは、前記音響出力装置は、前記第2の部材の内側から突出する少なくとも1つの突出部を更に備える。
更にまた、好ましくは、前記突出部の上側に前記第1の部材が設けられ、前記突出部の下側に前記第1の音響出力部が接触される。
更にまた、好ましくは、前記放出孔は、前記第1の部材と前記第1の音響出力部との間の空間に対応するように形成される。
更にまた、好ましくは、前記放出孔は、前記第1の音響出力部の上部面積の5%〜90%の面積を有するように形成される。
更にまた、好ましくは、前記音響出力装置は、前記第1及び第2の音響出力部とハウジングの少なくとも1つの少なくとも一部に形成されたコーティング層を更に備える。
更にまた、好ましくは、前記第1及び第2の音響出力部は、同じレベルの信号により同時に駆動される。
更にまた、好ましくは、前記第1及び第2の音響出力部は、0.1V〜5.0Vの電圧により駆動される。
更にまた、好ましくは、前記第2の音響出力部は、開口が形成された振動素子と、前記振動素子の前記開口上の少なくとも一方の面の上に設けられた圧電素子と、を有する。
更にまた、好ましくは、前記第2の音響出力部から出力される音響が前記第1の音響出力部を介して出力され、前記放出孔を介して放出される音響が前記ハウジングの外部において混ざる。
本発明の他の態様による音響出力装置は、内部に収容空間が設けられたハウジングと、前記ハウジング内に設けられた第1の音響出力部と、前記ハウジング内に前記第1の音響出力部から所定の間隔を隔てて設けられた第2の音響出力部と、前記ハウジングの内部の前記第1及び第2の音響出力部の間に設けられて前記第1及び第2の音響出力部を仕切る仕切り部材と、を備える。
本発明の実施形態による音響出力装置は、ハウジング内にダイナミックスピーカー及び圧電スピーカーを所定の間隔を隔てて設ける。したがって、低音特性に優れたダイナミックスピーカー及び高音特性に優れた圧電スピーカーを1つのハウジング内に設けることにより、可聴周波数帯域における音響特性を向上させることができる。また、ハウジング内に仕切り部材を設けて、ダイナミックスピーカー及び圧電スピーカーを離隔させて仕切ることにより、ダイナミックスピーカー及び圧電スピーカーからそれぞれ出力される音響がハウジングの内部において混ざることなく、ハウジングの外部において混ざるようにして、音質をなお一層向上させることができる。一方、本発明の音響出力装置は、スピーカー及びイヤホンなどにより実現可能である。
本発明の第1の実施形態による音響出力装置の分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態による音響出力装置の組合せ斜視図である。 本発明の第1の実施形態による音響出力装置の組合せ断面図である。 本発明の第2の実施形態による音響出力装置の分解斜視図である。 本発明の第2及び第3の実施形態による音響出力装置の組合せ斜視図である。 本発明の第3の実施形態による音響出力装置の分解斜視図である。 本発明の第3の実施形態による音響出力装置の組合せ断面図である。 ダイナミックスピーカー、圧電スピーカー及び本発明による音響出力装置の特性グラフである。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態について詳細に説明する。しかしながら、本発明は以下に開示される実施形態に何ら限定されるものではなく、異なる様々な形態に具体化され、単にこれらの実施形態は本発明の開示を完全たるものにし、通常の知識を有する者に発明の範囲を完全に知らせるために提供されるものである。
図1は、本発明の第1の実施形態による音響出力装置の分解斜視図であり、図2は、同組合せ斜視図であり、図3は、同組合せ断面図である。
図1と、図2及び図3を参照すると、本発明の第1の実施形態による音響出力装置は、第1の音響出力部100と、第1の音響出力部100の上に設けられる第2の音響出力部200と、第1及び第2の音響出力部100、200を収容するハウジング300と、を備えていてもよい。すなわち、ハウジング300の内部に第1及び第2の音響出力部100、200が所定の間隔を隔てて設けられていてもよい。ここで、第1の音響出力部100は、ボイスコイル140及び振動板150を有し、ボイスコイル140の電流の変化に応じて振動し、これを用いて振動板150を振動させて音響を出力するダイナミックスピーカーを備えていてもよい。なお、第2の音響出力部200は、圧電素子210及び振動素子220を有し、圧電素子210の機械的な動きを振動素子220により音響的に変換する圧電スピーカーを備えていてもよい。
1.第1の音響出力部
第1の音響出力部100は、所定の厚さを有する略円形状に設けられていてもよい。このような第1の音響出力部100は、内側に収容空間が設けられるヨーク110及びフレーム115と、ヨーク110内の収容空間に設けられたマグネット120と、マグネット120の上に設けられたプレート130と、フレーム115の内側からヨーク110とマグネット120との間に設けられるボイスコイル140と、プレート130の上部に設けられ、周縁がフレーム115に固定され、ボイスコイル140が固定される振動板150と、を備えていてもよい。
ヨーク110は所定の高さをもって略円形状に設けられ、フレーム115はヨーク110の上側に所定の高さをもって略円形状に設けられる。このとき、フレーム150の高さは、ヨーク110の高さよりは大きくてもよく、フレーム115の幅は、ヨーク110の幅よりも大きくてもよい。いうまでもなく、フレーム115の高さは、ヨーク110の高さに等しいか、又はそれよりも小さくてもよい。ここで、フレーム115の上側の周縁がハウジング300の少なくとも一領域と接触されてハウジング300内に収容されてもよい。なお、ヨーク110の内側にマグネット120及びプレート130が収容され、フレーム115の内側にボイスコイル140が収容され、振動板150はフレーム115を覆うようにその上側に設けられてもよい。これらのヨーク110及びフレーム115は、マグネット120により形成された磁場をプレート130側に導き、ボイスコイル140にマグネット120による磁気力が最大限に及ぼすようにする。
マグネット120は、ヨーク110の底面に固定される。すなわち、マグネット120の下面は、ヨーク110の内側の底面と接触されて固定される。このようなマグネット120は、ヨーク110の内部の形状に対応する形状に設けられてもよい。例えば、ヨーク110の内側が略円筒状に設けられ、マグネット120は略円柱状に設けられる。このとき、マグネット120の高さは、ヨーク110の高さに等しいか、又はそれよりも小さくてもよい。なお、マグネット120の直径は、ヨーク110の内径よりも小さくてもよい。このため、マグネット120は、ヨーク110の内側にヨーク110の内側壁から所定の間隔を隔てて設けられてもよい。
プレート130は、マグネット120の上面に設けられる。プレート130は、マグネット120の平面の形状と同じ形状に設けられてもよい。すなわち、プレート130は、所定の厚さを有する円形の板状に設けられてもよい。ここで、プレート130は、ヨーク110の内径よりも小さな直径を有し、マグネット120の直径に等しいか、又はそれよりも大きな直径を有するように設けられてもよい。このため、プレート130の外側は、ヨーク110の内側面から所定の間隔を隔てていてもよい。なお、マグネット120及びその上部に設けられたプレート130の高さは、ヨーク110の高さに等しくてもよい。すなわち、プレート130及びヨーク110の上部は面一であってもよい。このようなプレート130は、マグネット120により発生する磁気力線をボイスコイル140側に集束させる。
ボイスコイル140は、振動板150の下面に取り付けられ、フレーム115の内側からヨーク110とマグネット120との間に設けられてもよい。例えば、ボイスコイル140は、プレート130及びマグネット120の一部の高さを囲繞するようにこれらとヨーク110との間に設けられ、上部が振動板150の下面に取り付けられる。このようなボイスコイル140は、持続的に変化しながら入力される電気的な信号により持続的に変化する磁場を形成することにより、マグネット120により形成された磁場との干渉による相互作用により振動する。
振動板150は、周縁がフレーム115の内側に固定されてフレーム115の上側を覆うように設けられる。また、振動板150は、少なくとも一領域が凸状に設けられてもよい。例えば、フレーム115の中心領域に対応する領域が最も高く、そこから外側に向かって低くなる形状に設けられてもよい。すなわち、振動板150は、マグネット120及びプレート130の中心に対応する領域からその外側に向かって低くなる凸状に設けられてもよい。なお、振動板150の最も低い領域の下側にはボイスコイル140が固定されてもよい。
このような第1の音響出力部100は、マグネット120において発生した磁場がマグネット120の上に設けられたプレート130を介して下側のヨーク110に移動し、再びマグネット120に移動する閉回路を形成する。プレート130と下側のヨーク110との間の空間に移動する磁場は、ボイスコイル140に電流が印加されてボイスコイル140が磁性を帯びると、ボイスコイル140の磁力の極性に応じてボイスコイル140を引っ張ったり押し出したりする。すなわち、ボイスコイル140の磁力の極性がプレート130及び下側のヨーク110の磁力の極性と同じであれば、互いに反発してボイスコイル140を押し出してボイスコイル140を前方に移動させ、プレート130及び下側のヨーク110の磁力の極性が異なると、互いに吸引してボイスコイル140を後方に引っ張る。このように、ボイスコイル140が動くと、ボイスコイル140が固定されている振動板150が前後に移動しながら空気を振動させて音を発生させる。
2.第2の音響出力部
第2の音響出力部200は、圧電素子210及び振動素子220を有していてもよい。圧電素子210は、例えば、所定の厚さを有する円板状に設けられてもよい。もちろん、圧電素子210は、円形に加えて、正方形、直方形、楕円形、多角形など様々な形状に設けられてもよい。このような圧電素子210は、基板と、基板の少なくとも一方の面に形成された圧電層と、を有していてもよい。例えば、圧電素子210は、基板の両面に圧電層が形成されたバイモルフタイプに形成されてもよく、基板の一方の面に圧電層が形成されたユニモルフタイプに形成されてもよい。圧電層は、少なくとも1つの層が積層されて形成されてもよいが、好ましくは、複数の圧電層が積層されて形成される。また、圧電層の上部及び下部には、それぞれ電極が形成されてもよい。すなわち、複数の圧電層及び複数の電極が交互に積層されて圧電素子210が実現されてもよい。ここで、圧電層は、例えば、PZT(Pb,Zr,Ti)、NKN(Na,K,Nb)、BNT(Bi,Na,Ti)、ポリマー系の圧電物質を用いて形成してもよい。更に、圧電層は、互いに異なる方向又は同じ方向に分極されて積層されて形成されてもよい。すなわち、基板の一方の面の上に複数の圧電層が形成される場合、各圧電層は、互いに反対の方向又は互いに同じ方向の分極が交互に形成されてもよい。一方、基板は、圧電層が積層された構造を維持しながら振動が発生するような特性を有する物質、例えば、金属、プラスチックなどを用いて形成してもよい。ところが、圧電素子210は、圧電層及び基板を利用しなくてもよいが、例えば、中心部に未分極の圧電層が設けられ、その上部及び下部に互いに異なる方向に分極された複数の圧電層が積層されて圧電素子210が形成されてもよい。一方、圧電素子210の一方の面の上部には、駆動信号が印加される電極パターン(図示せず)が形成されてもよい。電極パターンは、互いに離隔されて少なくとも2以上に形成されてもよく、接続端子(図示せず)と接続されてこれを介して電子機器、例えば、補助モバイル機器から音響信号を入力されてもよい。
振動素子220は略円板状に設けられ、圧電素子210よりも大きく設けられてもよい。また、振動素子220は、中央部に開口が形成され、開口の上に圧電素子210が設けられてもよい。振動素子220の上面には、圧電素子210が接着剤により貼着されてもよい。このような振動素子220は、ポリマー系又はパルプ系物質を用いて形成してもよい。例えば、振動素子220は、樹脂フィルムを用いて形成してもよいが、エチレンプロピレンゴム系、スチレンブタジエンゴム系などヤング率が1MPa〜10GPaであり、しかも、損失係数が大きな材料を用いて形成してもよい。なお、振動素子220は、下側の周縁がハウジング300の内面に接触されてもよい。すなわち、振動素子220とその中央部に接着された圧電素子210がハウジング300内部の空間に設けられてもよい。このような第2の音響出力部200は、所定の信号に基づいて駆動され、高音特性に優れた音響を出力することができる。
一方、第2の音響出力部200は、少なくとも一部にコーティング層(図示せず)が更に形成されてもよい。コーティング層は、パリレン(parylene)などの防水材料を用いて形成してもよい。パリレンは、圧電素子210が振動素子220の上に貼着された状態で、圧電素子210の上面及び側面と、圧電素子210により露出された振動素子220の上面及び側面と、に形成されてもよい。すなわち、パリレンは、圧電素子210及び振動素子220の上面及び側面に形成されてもよい。また、パリレンは、圧電素子210が振動素子220の上に貼着された状態で、圧電素子210の上面及び側面、及び振動素子220の上面、側面及び下面に形成されてもよい。すなわち、パリレンは、圧電素子210及び振動素子220の上面、側面及び下面に形成されてもよい。更に、圧電素子210が振動素子220の中央部に形成された開口の上に設けられる場合、パリレンは圧電素子の上面、側面及び開口により露出された下面の上に形成され、これと同時に、振動素子220の上面、側面及び下面に形成されてもよい。このように、パリレンが圧電素子210及び振動素子220の少なくとも一方の面に形成されることにより、第2の音響出力部200への湿気の浸透を防ぐことができ、しかも、酸化を防ぐことができる。更にまた、ポリマーなどの薄い材質の振動素子220により発生する片振動を改善することができ、振動素子220の硬さの増加による応答速度が向上して深い音響特性を緩和させ、高音域を安定化させることができる。加えて、パリレンのコーティング厚さに応じて共振周波数を調節することができて音圧改善点が調節可能である。もちろん、パリレンは、圧電素子210にのみコーティングされてもよいが、圧電素子210の上面、側面及び下面にコーティングされてもよく、圧電素子210と接続されて圧電素子210に電源を供給するためのFPCB(フレキシブルプリント回路板)にコーティングされてもよい。パリレンが圧電素子210に形成されることにより、圧電素子の水分の浸透を防ぐことができ、しかも、酸化を防ぐことができる。なお、形成厚さを調節することにより、共振周波数を調節することができる。一方、パリレンがFPCB(フレキシブルプリント回路板)の上に形成される場合、FPCB(フレキシブルプリント回路板)との半田付け部、素子接合部において発生する異常音を改善することもできる。このようなパリレンは、圧電素子210又は振動素子220の材質及び特性に応じて厚さを異ならせてコーティングしてもよいが、圧電素子210又は振動素子220の厚さよりも薄く形成されてもよく、例えば、0.1μm〜10μmの厚さに形成されてもよい。このようにパリレンをコーティングするために、例えば、パリレンを気化器(Vaporizer)において1次的に加熱して気化させてダイマー(dimer)状態にした後、2次的に加熱してモノマー(Monomer)状態で熱分解させ、パリレンを冷却させると、パリレンはモノマー状態からポリマー状態に変換されて第2の音響出力部200の少なくとも一方の面の上にコーティングされてもよい。一方、パリレンなどの防水層は、第2の音響出力部200の少なくとも一部だけではなく、第1の音響出力部100及びハウジング200の少なくとも一部にコーティングされてもよい。
3.ハウジング
ハウジング300は略円筒状に設けられ、側面の少なくとも一部が切り欠かれた形状に設けられてもよい。すなわち、ハウジング300は、少なくとも方向に開放された略円筒状に設けられ、側面の少なくとも一部が切り欠かれた形状に設けられてもよい。例えば、ハウジング300は上下貫通状に設けられてもよく、内部の所定の領域が閉塞され、そこから上部及び下部が開放された形状に設けられてもよい。上下貫通状のハウジング300は、所定の厚さの略リング状を有する第1の部材310と、第1の部材310の所定の領域から上側及び下側に向かって設けられた少なくとも1つの第2の部材320と、を有していてもよい。すなわち、リング状の第1の部材310を囲繞するように第2の部材320が設けられてもよい。もちろん、第1の部材310が円板状に設けられると、第1の部材310から上部及び下部が開放された形状のハウジング300が実現されてもよい。また、第2の部材320は、第1の部材310の外部に所定の間隔を隔てて設けられてもよい。例えば、所定の幅を有する4つの第2の部材320が所定の間隔を隔てて設けられてもよい。このとき、第2の部材320の間の間隔は、第2の部材320の幅に等しいか、又はそれよりも小さくてもよい。例えば、第2の部材320の間の間隔は、第2の部材320の幅の10%〜100%であってもよい。本発明の実施形態においては、第2の部材320の幅及び間隔が等しい場合が開示されている。すなわち、所定の幅を有する第2の部材320が第2の部材320の幅に等しい間隔で複数設けられてもよい。一方、第2の部材320の内側には、突出部321が設けられてもよい。すなわち、第2の部材320の内壁から内側に向かって突出するように突出部321が設けられてもよい。また、突出部321の上に第1の部材310が載置されてもよい。これらの第1の部材310及び第2の部材320は、別々に製作された後に第2の部材320の突出部321の上に第1の部材310が載置されるように貼り合わせられてもよく、第1の部材310及び第2の部材320が一体に製作されてもよい。いうまでもなく、突出部321が設けられず、第1の部材310の外側が第2の部材320の内側に接触されるように貼り合わせられてもよく、一体に製作されてもよい。このようなハウジング300は、第1の部材310の上面に第2の音響出力部200、すなわち、圧電スピーカーの振動素子220が接触されてもよく、第2の部材320の突出部321の下側には、第1の音響出力部100、すなわち、ダイナミックスピーカーが接触されてもよい。すなわち、第1の部材310及び突出部321を間に挟んで第1の音響出力部100及び第2の音響出力部200が所定の間隔を隔てて設けられてもよい。いうまでもなく、第2の部材320の内側に突出部321が設けられず、第2の部材320の内壁に第1の部材310が貼着される場合、リング状の第1の部材310の上面に振動素子220が貼着され、第1の部材310の下面に第1の音響出力部100が貼着されてもよい。すなわち、第1の音響出力部100及び第2の音響出力部200が第1の部材310の厚さに見合う分だけ離隔されて向かい合ってもよい。更に、第1の音響出力部100及び第2の音響出力部200が所定の間隔を隔てており、第2の部材320の間の領域の少なくとも一部が放出孔330として働いてもよい。すなわち、第1の音響出力部100及び第1の部材310が所定の間隔を隔てており、これらの間の空間に対応するように放出孔330が設けられてもよい。放出孔330は、第1の音響出力部100の上部面積の5%〜90%の大きさを有するように形成されてもよい。すなわち、放出孔330は、少なくとも1つ以上形成されてもよいが、放出孔330の全体の面積が第1の音響出力部100の上部面積、すなわち、振動板150の面積の5%〜90%になるように形成されてもよい。いうまでもなく、放出孔330は、第1の音響出力部100の上部面積に対して10%〜60%の大きさに形成することが好ましく、15%〜30%の大きさに形成することが更に好ましい。放出孔330を介して第1の音響出力部100からの音響が放出される。このため、第2の音響出力部200からの音響は外部に直接的に放出され、第1の音響出力部100からの音響はハウジング300の放出孔330を介して放出されて両音響がハウジング300の外部において混ざって音質をなお一層向上させることができる。一方、音響出力装置は、車両用スピーカー、家庭用スピーカーなどのスピーカー又はアンプとイヤホンにより製作されてもよい。音響出力装置がカーネル型イヤホンなどのイヤホンにより製作される場合、このようなハウジング300は、略耳に嵌入可能な大きさに製作されてもよい。このとき、第2の音響出力部200から耳に嵌入可能である。このため、まず、第2の音響出力部200からの音響が出力された後、次いで、第1の音響出力部100からの音響が出力されて耳の中で両音響が混ざることになる。いうまでもなく、第1の音響出力部100から耳に嵌入されてもよく、この場合であっても耳の中で両音響が混ざることになる。更にまた、本発明は、ハウジング300の内側に互いに離隔されるように第1の音響出力部100及び第2の音響出力部200を嵌入して製作してもよく、第1の音響出力部100が嵌入されたハウジング300の一部と、第2の音響出力部200が嵌入されたハウジング300の他の一部とを組み合わせて音響出力装置を製作してもよい。例えば、第1の部材310の厚さを両分し、第1の部材310の下側の第1の厚さを囲繞して放出孔330が形成されるように第2の部材320の一部を形成した第1のハウジングの内側に第1の音響出力部100を嵌入し、第1の部材310の上側の第2の厚さを囲繞するように第2の部材320の一部を形成した第2のハウジングの内側に第2の音響出力部200を嵌入した後、第1及び第2のハウジングを組み合わせて音響出力装置を製作してもよい。一方、本発明の音響出力装置は、0.1V〜5.0Vの低電圧駆動が可能であり、好ましくは、0.1V〜2.0V、更に好ましくは、0.1V〜0.5Vの低電圧駆動が可能である。特に、イヤホンに適用される場合、0.1V〜0.2Vの低電圧駆動が可能であり、好ましくは、0.1V〜0.18Vの低電圧駆動が可能である。すなわち、第2の音響出力部200の圧電素子210は、複数の圧電層が積層され、各圧電層の間に内部電極が形成されるが、圧電層が5μm〜20μmの厚さに形成されるので、第2の音響出力部200は低電圧駆動が可能である。通常の圧電スピーカーの駆動電圧が5V以上であるのに対し、本発明による第2の音響出力部200は別途の圧電スピーカー用増幅器を用いなくても0.1V〜0.5Vの低電圧駆動が可能であり、これにより、ダイナミックスピーカーと組み合わせて低電圧駆動が可能である。加えて、本発明の音響出力装置は、第1及び第2の音響出力部100、200に同じ信号が印加されて同時に駆動されてもよい。すなわち、信号源から供給される信号が第1の音響出力部100にそのまま印加され、帯域フィルターを通過して第2の音響出力部200に印加されて第1及び第2の音響出力部100、200に低周波及び高周波帯域の信号がそれぞれ印加されてもよいが、本発明は、第1及び第2の音響出力部100、200に同じレベルの信号が同時に印加されてもよい。
図4は、本発明の第2の実施形態による音響出力装置の分解斜視図であり、図5は、本発明の第2及び第3の実施形態による音響出力装置の組合せ斜視図であり、図6は、本発明の第3の実施形態による音響出力装置の分解斜視図であり、図7は、本発明の第3の実施形態による音響出力装置の組合せ断面図である。
図4から図7を参照すると、本発明の第2及び第3の実施形態による音響出力装置は、ボイスコイル140及び振動板150を有する第1の音響出力部100と、第1の音響出力部100の上側に設けられ、圧電素子210及び振動素子220を有する第2の音響出力部200と、第1及び第2の音響出力部100、200を収容するハウジング300と、を備えていてもよい。このとき、本発明の第2及び第3の実施形態は、振動素子220の下側に圧電素子210が設けられて第2の音響出力部200、すなわち、圧電スピーカーが実現されてもよい。また、ハウジング300の第2の部材320の所定の領域に放出孔330が形成される。このとき、図4に示すように、第1の部材310はリング状に設けられてもよく、図6及び図7に示すように、第1の部材310aが板状に設けられてもよい。更に、板状の第1の部材310aは、所定の領域に高低差が形成されてもよい。例えば、第1の部材310aの上側周縁に沿って段差が形成されて高低差が形成されてもよい。すなわち、周縁に所定の幅に設けられ、高さの大きな第1の領域と、周縁の内側に設けられ、これよりも高さの小さな第2の領域と、を有するように第1の部材310aが板状に設けられてもよい。ここで、第1の領域は、周縁に沿って、例えば、リング状に形成されてもよく、少なくとも2以上が離隔されて形成されてもよい。更にまた、第1の部材310aの第2の領域は圧電素子210よりも大きく設けられてもよい。すなわち、圧電素子210が第1の領域の上に接触されないように、圧電素子210は振動素子220よりも小さく、且つ、第2の領域よりも小さく設けられてもよい。このような板状の第1の部材310aの段差、すなわち、第1の領域の上に第2の音響出力部200の振動素子220が接触され、第1の部材310aの第2の領域と振動素子220との間に共鳴空間が設けられて圧電素子210が配置されてもよい。更にまた、第1の部材310aが板状に設けられることにより、第1の部材310aが第1及び第2の音響出力部100、200を仕切ることになる。すなわち、板状の第1の部材310aが第1及び第2の音響出力部100、200の仕切り部材として用いられてもよい。第1及び第2の音響出力部100、200が仕切り部材、すなわち、板状の第1の部材310aにより仕切られることにより、第1及び第2の音響出力部100、200から出力される音響がハウジング300内において混ざることなく、出力される。一方、このようにリング状の第1の部材310又は板状の第1の部材310aを囲繞するように所定の領域に放出孔330が形成された少なくとも1つの第2の部材320が設けられてもよい。例えば、第2の部材320は1つ設けられ、第2の部材320の所定の領域は上下方向に切開される。切開領域には、第2の音響出力部200に信号を供給する信号ラインが設けられてもよい。このとき、第2の部材320の切開された領域の幅、すなわち、第2の部材320の末端間の間隔が第2の部材320幅の1%〜5%であってもよい。加えて、第2の部材320の上側に少なくとも1つの放出孔330が形成される。放出孔330は、第1の部材310、310aの下側に且つ所定の高さに所定の間隔を隔てて、例えば、4つ形成され、第1の音響出力部100の第2の領域の高さに形成されてもよい。すなわち、放出孔330により第1の音響出力部100の第2の領域が少なくとも一部露出されてもよい。なお、放出孔330は、例えば、第2の部材320の幅の20%〜80%の幅に形成されてもよく、好ましくは、50%の幅に形成される。そして、放出孔330は、第1の音響出力部100の上部面積、すなわち、振動板150の面積の5%〜90%の面積を有するように形成されてもよい。いうまでもなく、放出孔330は、第1の音響出力部100の上部面積に対して10%〜60%の面積を有するように形成することが好ましく、15%〜30%の面積を有するように形成することが更に好ましい。一方、第1の部材310が円板状に設けられると、第1及び第2の音響出力部100、200の空間を仕切ることができ、これにより、第1及び第2の音響出力部100、200からそれぞれ出力される音響がハウジング300内において混ざることを防ぐことができる。
上述したように、本発明の実施形態による音響出力装置は、第1の音響出力部100及び第2の音響出力部200がハウジング300内に設けられてもよく、低音出力特性及び高音出力特性を両方とも向上させることができる。すなわち、低音特性に優れた第1の音響出力部100、すなわち、ダイナミックスピーカー及び高音特性に優れた第2の音響出力部200、すなわち、圧電スピーカーをハウジング300内に設けることにより、可聴周波数帯域における音響特性を向上させることができる。また、ハウジング300内の第1及び第2の音響出力部100、200の間に所定の離隔空間を設け、ハウジング300の少なくとも一領域に放出孔330を形成することにより、第1の音響出力部100から離隔空間に出力される音響を外部に放出することができる。すなわち、第2の音響出力部200から音響が出力された後、第1の音響出力部100から放出孔330を介して音響が出力されてハウジング300の外部において両音響が混ざることになる。両音響がハウジング300の外部において混ざることにより、ハウジング300内において音響が混ざる場合に比べて音質をなお一層向上させることができる。
図8は、ダイナミックスピーカー、圧電スピーカー、及び本発明による音響出力装置の特性グラフである。ここで、Aは、ダイナミックスピーカーの特性グラフであり、Bは、圧電スピーカーの特性グラフであり、Cは、ダイナミックスピーカー及び圧電スピーカーがハウジング内において組み合わせられた本発明の一実施形態による音響出力装置の特性グラフである。図8に示すように、ダイナミックスピーカーAは、約7kHzの音域までの特性、すなわち、低音特性には非常に優れているが、7kHzを超える音域においては、圧電スピーカーBに比べて約20dB〜30dBの減衰現象が発生する。このため、ダイナミックスピーカーは、高音特性に劣ることが分かる。また、圧電スピーカーBは、8kHz以上の中高域特性には非常に優れているが、特に、3kHz以下の音域においては30dB以上の減衰現象が発生して、低音特性に劣ることが分かる。しかしながら、本発明の一実施形態による音響出力装置Cは、20kHzまでの可聴周波数において全体的な音響特性に優れていることが分かる。すなわち、本発明の音響出力装置は、約1.5kHzまでの音響特性はダイナミックスピーカーAと略同じであり、それ以上の音響特性は圧電スピーカーCよりも優れていることが分かる。
一方、本発明の技術的思想は前記実施形態に基づいて具体的に記述されたが、前記実施形態はその説明のためのものに過ぎず、その制限のためのものではないということに留意すべきである。なお、本発明の技術分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術思想の範囲内において様々な実施形態が採用可能であるということが理解できる筈である。

Claims (18)

  1. 内部に収容空間が設けられたハウジングと、
    前記ハウジング内に設けられた第1の音響出力部と、
    前記ハウジング内に前記第1の音響出力部から所定の間隔を隔てて設けられた第2の音響出力部と、
    を備える音響出力装置。
  2. 前記ハウジングの所定の領域に形成された少なくとも1つの放出孔を備える請求項1に記載の音響出力装置。
  3. 前記第1の音響出力部はダイナミックスピーカーを備え、前記第2の音響出力部は圧電スピーカーを備える請求項2に記載の音響出力装置。
  4. 前記第1及び第2の音響出力部の間に離隔空間が設けられ、前記放出孔は、少なくとも一部が前記離隔空間に対応して形成された請求項3に記載の音響出力装置。
  5. 前記ハウジングは、第1の部材と、前記第1の部材を囲繞するように設けられた少なくとも1つの第2の部材と、を有し、前記第2の部材の所定の領域に前記放出孔が形成された請求項4に記載の音響出力装置。
  6. 前記第1の部材は、所定の厚さの板状に設けられて、前記第1及び第2の音響出力部を仕切る請求項5に記載の音響出力装置。
  7. 前記第1の部材の一方の面上の少なくとも一領域に段差が形成された請求項6に記載の音響出力装置。
  8. 前記第1の部材の前記段差に接触されて前記第2の音響出力部が設けられ、これと向かい合う他方の面から離隔されて前記第1の音響出力部が設けられる請求項7に記載の音響出力装置。
  9. 前記第2の部材の内側から突出する少なくとも1つの突出部を更に備える請求項8に記載の音響出力装置。
  10. 前記突出部の上側に前記第1の部材が設けられ、前記突出部の下側に前記第1の音響出力部が接触される請求項9に記載の音響出力装置。
  11. 前記放出孔は、前記第1の部材と前記第1の音響出力部との間の空間に対応するように形成される請求項10に記載の音響出力装置。
  12. 前記放出孔は、前記第1の音響出力部の上部面積の5%〜90%の面積を有するように形成された請求項11に記載の音響出力装置。
  13. 前記第1及び第2の音響出力部とハウジングの少なくとも1つの少なくとも一部に形成されたコーティング層を更に備える請求項12に記載の音響出力装置。
  14. 前記第1及び第2の音響出力部は、同じレベルの信号により同時に駆動される請求項13に記載の音響出力装置。
  15. 前記第1及び第2の音響出力部は、0.1V〜5.0Vの電圧により駆動される請求項14に記載の音響出力装置。
  16. 前記第2の音響出力部は、開口が形成された振動素子と、前記振動素子の前記開口上の少なくとも一方の面の上に設けられた圧電素子と、を有する請求項15に記載の音響出力装置。
  17. 前記第2の音響出力部から出力される音響が前記第1の音響出力部を介して出力され、前記放出孔を介して放出される音響が前記ハウジングの外部において混ざる請求項1乃至請求項16のうちのいずれか一項に記載の音響出力装置。
  18. 内部に収容空間が設けられたハウジングと、前記ハウジング内に設けられた第1の音響出力部と、前記ハウジング内に前記第1の音響出力部から所定の間隔を隔てて設けられた第2の音響出力部と、前記ハウジングの内部の前記第1及び第2の音響出力部の間に設けられて前記第1及び第2の音響出力部を仕切る仕切り部材と、を備える音響出力装置。
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