JP2018506132A - 電線束及びその製造方法 - Google Patents

電線束及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018506132A
JP2018506132A JP2017522422A JP2017522422A JP2018506132A JP 2018506132 A JP2018506132 A JP 2018506132A JP 2017522422 A JP2017522422 A JP 2017522422A JP 2017522422 A JP2017522422 A JP 2017522422A JP 2018506132 A JP2018506132 A JP 2018506132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric wire
wire
axis
base
base line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017522422A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6560347B2 (ja
Inventor
榮 一 睦
榮 一 睦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mcc Quanta
Original Assignee
Mcc Quanta
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mcc Quanta filed Critical Mcc Quanta
Publication of JP2018506132A publication Critical patent/JP2018506132A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6560347B2 publication Critical patent/JP6560347B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing conductors or cables
    • H01B13/0036Details
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B7/00Insulated conductors or cables characterised by their form
    • H01B7/02Disposition of insulation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B7/00Insulated conductors or cables characterised by their form
    • H01B7/30Insulated conductors or cables characterised by their form with arrangements for reducing conductor losses when carrying alternating current, e.g. due to skin effect
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/04Fixed inductances of the signal type  with magnetic core
    • H01F17/06Fixed inductances of the signal type  with magnetic core with core substantially closed in itself, e.g. toroid
    • H01F17/062Toroidal core with turns of coil around it
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/24Magnetic cores
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/2823Wires
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing conductors or cables
    • H01B13/02Stranding-up
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B9/00Power cables
    • H01B9/006Constructional features relating to the conductors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/04Fixed inductances of the signal type  with magnetic core
    • H01F17/06Fixed inductances of the signal type  with magnetic core with core substantially closed in itself, e.g. toroid
    • H01F2017/065Core mounted around conductor to absorb noise, e.g. EMI filter
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/2823Wires
    • H01F2027/2838Wires using transposed wires
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02SGENERATION OF ELECTRIC POWER BY CONVERSION OF INFRARED RADIATION, VISIBLE LIGHT OR ULTRAVIOLET LIGHT, e.g. USING PHOTOVOLTAIC [PV] MODULES
    • H02S40/00Components or accessories in combination with PV modules, not provided for in groups H02S10/00 - H02S30/00
    • H02S40/30Electrical components
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)
  • Wire Processing (AREA)
  • Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

電線束及びその製造方法に係り、該電線束は、相互離隔し、平行に固定配列された第1基軸線及び第2基軸線と、第1基軸線と第2基軸線とを第1回転方向または第2回転方向に螺旋パターンに巻く第1電線及び第2電線と、を含み、第1電線及び第2電線が、第1基軸線と第2基軸線との間の中心軸で交差する。

Description

本発明は、電線束及びその製造方法に関する。
エネルギーは、それがいかなる形態でも、その発生(generation)、収集、輸送、保存、さらに便利な形態への変換または転換、さらに使用という数段階を経て、生じたエネルギーを消費者が利用する。エネルギーは、前記各段階において、または一段階から他の段階に移るとき、数十パーセント(%)から数パーセント(%)の損失が発生し、われわれは、それを甘受するしかないということが事実である。このように、エネルギーは、エントロピー法則によって、徐々に使用不可能な低質の形態(低い温度の熱)に変わり、ついには宇宙空間に分散され、それは、すなわち、エネルギー損失と共に、環境破壊の原因になる。
電気エネルギーも、発生、変換、及び空間の一地点から他の地点への移動の過程において、損失が発生し、それを最小化させるということは、コスト節減側面及び環境保護という観点において、非常に重要である。
本発明が解決しようとする技術的課題は、電源からキャリア(電荷)をいち早く取り出して迅速に移動させることができる電線束、及びその製造方法を提供するところにある。
本発明の一実施形態による電線束は、相互離隔して平行に固定配列された第1基軸線及び第2基軸線;前記第2基軸線を第1回転方向に回転し、前記第1基軸線を前記第1回転方向と反対方向である第2回転方向に回転し、前記第1基軸線と前記第2基軸線とをかわるがわる螺旋パターンに巻く第1電線;及び前記第1基軸線を、前記第1回転方向に回転し、前記第2基軸線を、前記第2回転方向に回転し、前記第1基軸線と前記第2基軸線とをかわるがわる螺旋パターンに巻く第2電線;を含み、前記第1電線及び前記第2電線が、前記第1基軸線と前記第2基軸線との間の中心軸で交差する。
前記第1基軸線、第2基軸線、第1電線及び第2電線のうち少なくとも1本の電線は、電流が流れないダミー(dummy)線でもある。
前記ダミー線は、導体、不導体、半導体、可燃性素材または可溶性素材からもなる。
前記第1基軸線、第2基軸線、第1電線及び第2電線の太さは、互いに異なってもよい。
前記第1基軸線及び前記第2基軸線は、前記第1基軸線または前記第2基軸線の太さの10倍以内の間隔で離隔される。
前記第1基軸線、第2基軸線、第1電線及び第2電線の外部をカバーする被覆材をさらに含んでもよい。
前記第1基軸線、第2基軸線、第1電線及び第2電線それぞれは、単芯線または多芯線でもある。
本発明の一実施形態による電線束の製造方法は、相互離隔して平行に固定配列された第1基軸線及び第2基軸線を提供する段階と、第1電線が、前記第1基軸線及び第2基軸線のうち離隔距離が遠い第2基軸線を、第1回転方向に螺旋回転する段階と、前記第1電線と反対側の第2電線が、前記第1電線と交差し、前記第1基軸線を、前記第1回転方向に螺旋回転する段階と、前記第1電線が、前記第1基軸線を、前記第1回転方向と反対方向である第2回転方向に螺旋回転する段階と、前記第2電線が、前記第1電線と交差し、前記第2基軸線を、前記第2回転方向に螺旋回転する段階と、を含む。
前記第1基軸線、第2基軸線、第1電線及び第2電線の太さは、互いに異なってもよい。
前記第1基軸線及び前記第2基軸線は、前記第1基軸線または前記第2基軸線の太さの10倍以内の間隔で離隔される。
前記第1基軸線、第2基軸線、第1電線及び第2電線のうち少なくとも1本の電線は、電流が流れないダミー(dummy)線でもある。
前記ダミー線は、導体、不導体、半導体、可燃性素材または可溶性素材からもなる。
前記方法は、前記ダミー線が可燃性素材からなるとき、前記可燃性素材を燃焼させてダミー線を除去する段階をさらに含んでもよい。
前記方法は、前記ダミー線が可溶性素材からなるとき、前記可溶性素材を溶解させ、ダミー線を除去する段階をさらに含んでもよい。
本発明の一実施形態による電力システムは、前記電線束;前記電線束が巻かれた磁性部材、または前記電線束を環状または円筒状に覆い包んだ磁性部材;前記磁性部材及び電線束を収容する絶縁容器;外部電源と電気的に接続する入力端子;及び負荷と電気的に接続する出力端子;を含む。
本発明の実施形態による電線束は、電源からキャリアをいち早く取り出して迅速に移動させることにより、電力増産及び伝送効率を高めることができる。
本発明の一実施形態による電線束を示した図面である。 図1の電線束を製造する方法を示す図面である。 図1の電線束を製造する方法を示す図面である。 図1の電線束を製造する方法を示す図面である。 図1の電線束を製造する方法を示す図面である。 図1の電線束において、A−A’断面を示す図面である。 本発明の他の実施形態による電線束を示す図面である。 図4の電線束を構成する電線の回転方向を示した図面である。 図4の電線束を構成する電線の回転方向を示した図面である。 図4の電線束の一部断面を示した図面である。 図4の電線束の一部断面を示した図面である。 本発明の他の実施形態による電線束を示す図面である。 図7の電線束を構成する電線の回転方向を示した図面である。 図7の電線束を構成する電線の回転方向を示した図面である。 図7の電線束を製造する方法を示した図面である。 図7の電線束を製造する方法を示した図面である。 図7の電線束を製造する方法を示した図面である。 図7の電線束を製造する方法を示した図面である。 本発明の他の実施形態による電線束を示す図面である。
本発明の一実施形態による電線束は、相互離隔して平行に固定配列された第1基軸線及び第2基軸線;前記第2基軸線を第1回転方向に回転し、前記第1基軸線を、前記第1回転方向と反対方向である第2回転方向に回転し、前記第1基軸線と前記第2基軸線とをかわるがわる螺旋パターンに巻く第1電線;及び前記第1基軸線を、前記第1回転方向に回転し、前記第2基軸線を、前記第2回転方向に回転し、前記第1基軸線と前記第2基軸線とをかわるがわる螺旋パターンに巻く第2電線;を含み、前記第1電線及び前記第2電線が、前記第1基軸線と前記第2基軸線との間の中心軸で交差する。
以下、本発明の望ましい実施形態について詳細に説明する。以下、説明の便宜のために、電流が流れる1本の筋を電線(wire)とし、前記電線を撚って形成した全体構成を電線束(wire bundle)とする。しかし、それらは、説明の便宜のために決めたものであり、本発明の思想は、それらに限定されるものではない。また、図面に図示された線の厚みや、構成要素の大きさなどは、説明の明瞭性及び便宜性のために誇張されて図示されてもいる。
電気の発生、すなわち、発電及びその移動には、多くの微視的変数、及びその結果である巨視的変数がある。特に、太陽光発電において、電力の発生と移動との過程は、化学反応の外挿(extrapolation)、そのうちでも、不均一化学反応(heterogeneousreactions)と描写することができ、電気エネルギーの流れは、移動現象論の一部として取り扱うことができる。
太陽光発電としては、太陽から入射された光陽子(photon)は、半導体表面に衝突し、励起子(exciton)を形成する。該励起子は、絶縁体や半導体において、伝導帯に励起された電子と、充満帯に残っている正孔とが、クーロン(Coulomb)引力によって結合して一対になり、中性の準粒子になることを示す。該励起子は、外部からクーロン引力に相当するエネルギーを得れば、自由電子と正孔とに解離(分離)される。該過程は、下記数式1ないし数式3のように示すことができる。
Figure 2018506132
Figure 2018506132
Figure 2018506132
ここで、Pは、光陽子であり、Sは、半導体表面の1つの位置(site)であり、Hは、正孔であり、Eは、自由電子であり、Xは、正孔と電子との一対によって活性化されている中間体、すなわち、励起子であり、Nは、正孔(H)と自由電子(E)とが再結合して形成された中性粒子である。数式1から分かるように、光陽子(P)は、半導体表面(S)に投射されて禁止帯幅以上のエネルギーを有する正孔(H)と電子(E)とを形成する。数式2から分かるように、生成された正孔(H)と自由電子(E)は、直ちに励起子(X)になり、励起子(X)は、さらに正孔(H)と自由電子(E)とに容易に分離される。正孔(H)と自由電子(E)との濃度が高くなれば、さらに励起子(X)に戻る。すなわち、可逆過程である。数式3から分かるように、正孔(H)と自由電子(E)とが結合し、中性粒子(N)を形成するが、それは、電子と正孔との再結合であり、非可逆過程である。
一般的な反応条件において、正孔(H)と自由電子(E)との生成速度が非常に速いために、数式1及び数式2の反応システムは、それらで飽和され、数式3のような再結合も迅速になされる。正孔(H)と自由電子(E)との平均寿命を、瞬間(例えば、何十ナノ秒)というのも、そのためである。
しかし、反応システムにおいて、正孔(H)と自由電子(E)とが励起子(X)に戻る前、また正孔(H)と自由電子(E)とが中性粒子(N)になる前、正孔(H)及び/または自由電子(E)を除去することができるならば、励起子(X)からさらに多くの正孔(H)と自由電子(E)とをさらに高速で生産することができる。ここで、自由電子(E)の流れが電流である。
該反応システムを抜け出た自由電子は、電極を介して電線に移動するが、そのとき自由電子の移動は、反応システムにおいてよりは、はるかに単純なメカニズムで動き、移動現象論の拡張として処理することができる。
ここで、いかなる方法により、自由電子(E)が再結合し、消滅する前に、自由電子(E)を反応システムからいち早く取り出し、他の環境の他の空間、すなわち、電線に移動させるかが問題になる。
本発明の実施形態は、自由電子と正孔とを生成して早期に取り出し、さらに自由電子を迅速に(電線束)に移動させることができる電線束を提供する。
図1は、本発明の一実施形態による電線束を示した図面であり、図2Aないし図2Dは、図1の電線束を製造する方法を示す図面であり、図3は、図1の電線束において、A−A’断面を示す図面である。
図1に図示された一実施形態による電線束10は、3本の電線11,12,13を撚って形成される。各電線は、絶縁体によって被覆された線でもある。該電線は、銅、銀、金、アルミニウムなどの金属、またはそれらの合金によっても形成され、該電線は、その太さが互いに同じであっても、互いに異なっていてもよい。3本の電線のうち少なくとも1本の電線は、(+)線であり、残りの電線は、(−)線でもある。
電線束10の3本の電線11,12,13それぞれは、時計回り方向または反時計回り方向に、隣接電線を螺旋回転しながら隣接電線と相互交差する。
前記3本の電線を撚る方法は、次の通りである。
図2Aを参照すれば、3本の電線11,12,13が並んで配列されている。
図2Bに図示されているように、左側端に位置した第1電線11を、第2電線12を飛び越え、第2電線12と第3電線13との間に位置するように渡し込む。
次に、図2Cに図示されているように、第1電線11の反対側、すなわち、右側端に位置した第3電線13を、第1電線11を飛び越え、第2電線12と第1電線11との間に位置するように渡し込む。
次に、図2Dに図示されているように、左側端に位置した第2電線12を、第3電線13を飛び越え、第1電線11と第3電線13との間に位置するように渡し込む。
すなわち、前記過程は、いずれか1つの端に位置した電線を、残り2本の電線間に位置させる動作を反復するのである。
前述のような方法によって電線を撚れば、図2Dのように、左側から順に第3電線13、第2電線12、第1電線11が配列される。すなわち、最初に配列された電線の順序と正反対になる。
図2Bないし図2Dの過程をさらに反復すれば、最初の配列順序である第1電線11、第2電線12、第3電線13の順序に電線が配列される。図2Bないし図2Dの順序に電線を撚ることにより、図1のように、複数本の電線が相互交差しながら、規則的な撚り形状を有することになる。また、電線の配置が規則的な撚りによって周期的に反復される。
図1に図示された電線束10は、電線11,12,13それぞれが他の電線を引き寄せることにより、外部構造物なしに、自立的に乱れることなく形態を維持することができる。
図1は、説明の便宜のために、電線11,12,13が相互間隔を維持するように図示されているが、図3に図示されているように、電線11,12,13は、相互交差しながらコンタクトすることができる。
図4は、本発明の他の実施形態による電線束を示す図面であり、図5A及び図5Bは、図4の電線束を構成する電線の回転方向を示した図面であり、図6A及び図6Bは、図4の電線束の一部断面を示した図面である。
図4に図示された一実施形態による電線束20は、3本の電線21,22,23のうち一部、例えば、1本の電線22が、軸になる電線(以下、「基軸線」とする)でもある。電線束20は、中心に位置する基軸線22と、基軸線22の右側及び左側にそれぞれ配列された第1電線21及び第2電線23を含む。3本の電線それぞれは、絶縁体によって被覆された電線でもある。該電線は、銅、銀、金、アルミニウムなどの金属、またはそれらの合金からも形成され、該電線は、その太さが、互いに同一であっても、互いに異なっていてもよい。3本の電線のうち少なくとも1本の電線は、(+)線であり、残りの電線は、(−)線でもある。
基軸線22は、中心軸CTに固定され、第1電線21及び第2電線23それぞれは、基軸線22をかわるがわる螺旋回転して相互交差する。それにより、第1電線21及び第2電線23と基軸線22は、物理的に結合する。
第1電線21は、時計回り方向に、基軸線22を螺旋回転する。第2電線23は、反時計回り方向に、基軸線22を螺旋回転する。以下では、説明の便宜のために、電線束20を前面から見たときを例として説明する。
図5Aを参照すれば、第1電線21は、基軸線22周囲を、時計回り方向に、螺旋回転しながら巻く。すなわち、第1電線21は、電線束20の位置aから、位置b、位置cに、すなわち、右から左に基軸線22の前を過ぎて螺旋回転し、基軸線22の前に位置し(21a)、次に、位置cから、位置d、位置eに、すなわち、左から右に基軸線22の後を過ぎて螺旋回転し、基軸線22の後に位置する(21b)回転パターンを周期的に反復する。
図5Bを参照すれば、第2電線23は、基軸線22周囲を反時計回り方向に螺旋回転しながら巻く。すなわち、第2電線23は、電線束20の位置aから、位置b、位置cに、すなわち、左から右に基軸線22の前を過ぎて螺旋回転し、基軸線22の前に位置し(23a)、次に、位置cから、位置d、位置eに、すなわち、右から左に基軸線22の後を螺旋回転し、基軸線22の後に位置する(23b)回転パターンを周期的に反復する。
図6Aは、電線束20の位置bでの断面図であり、第1電線21、基軸線22及び第2電線23の相対的位置を示す。図6Aから分かるように、第1電線21及び第2電線23が基軸線22の前に位置する(21a,23a)とき、第1電線21は、基軸線22と第2電線23との間に位置し、第2電線23と交差する。
図6Bは、電線束20の位置dでの断面図であり、第1電線21、基軸線22及び第2電線23の相対的位置を示す。図6Bから分かるように、第1電線21及び第2電線23が基軸線22の後に位置する(21b,23b)とき、第2電線23は、基軸線22と第1電線21との間に位置し、第1電線21と交差する。
基軸線22、または第1電線21及び第2電線23のうちには、ダミー(dummy)線が含まれてもよい。該ダミー線は、電流が流れない電線であり、導体、不導体、半導体または可燃性素材からもなる。また、該ダミー線は、可溶性素材からもなる。該ダミー線が可燃性素材からなる場合には、可燃性素材を燃焼させ、該ダミー線を除去することができる。該ダミー線が可溶性素材からなる場合には、可溶性素材を溶解させ、該ダミー線を除去することができる。
図4は、説明の便宜のために、電線21,22,23が相互間隔を維持するように図示されているが、電線21,22,23は、相互交差しながらコンタクトすることができる。
図7は、本発明の他の実施形態による電線束30を示す図面であり、図8A及び図8Bは、図7の電線束30を構成する電線の回転方向を示した図面であり、図9Aないし図9Dは、図7の電線束30を製造する方法を示した図面である。
図7に図示された一実施形態による電線束30は、4本の電線31,32,33,34を撚って形成される。各電線は、絶縁体によって被覆された電線でもある。該電線は、銅、銀、金、アルミニウムなどの金属、またはそれらの合金によっても形成され、該電線は、その太さが、互いに同一であっても、互いに異なっていてもよい。
4本の電線31,32,33,34のうち一部、例えば、2本の電線32,33は、基軸線でもある。基軸線32及び33は、所定距離を置いて配列されている。基軸線32及び33間の距離は、該基軸線をなす電線自体の太さの10倍以内でもある。例えば、第1基軸線32及び第2基軸線33間の距離は、第1基軸線32または第2基軸線33の太さの10倍以内でもある。4本の電線31,32,33,34のうち少なくとも1本の電線は、(+)線であり、残りの電線は、(−)線でもある。
第1基軸線32及び第2基軸線33は、平行に配列され、第1基軸線32が第2基軸線33の左側に位置する。第1基軸線32及び第2基軸線33は、それぞれ中心軸32CT及び中心軸33CTに固定され、第1電線31及び第2電線34それぞれは、第1基軸線32及び第2基軸線33をかわるがわる螺旋回転する。第1電線31及び第2電線34は、第1基軸線32及び第2基軸線33間で交差する。第1電線31及び第2電線34は、中心軸CTで交差することができる。それにより、第1電線31及び第2電線34と、第1基軸線32及び第2基軸線33は、物理的に結合する。中心軸33CTは、第1基軸線32及び第2基軸線33の中心に対応する。
以下では、説明の便宜のために、電線束30を前面から見たときを例として説明する。
図8Aは、第1電線31の回転パターンについて説明する図面であり、図8Bは、第2電線34の回転パターンについて説明する図面である。
図8Aを参照すれば、第1電線31は、第1基軸線32周囲を、時計回り方向に螺旋回転し、第2基軸線33周囲を反時計回り方向に螺旋回転しながら巻く。すなわち、第1電線31は、電線束30の位置aから、位置b、位置cに、すなわち、左側から中心軸CTに、第1基軸線32の後を過ぎて螺旋回転し、第1基軸線32の後に位置し(31a)、次に、位置cから、位置d、位置eに、すなわち、中心軸CTから右側に、第2基軸線33の前を過ぎて螺旋回転し、第2基軸線33の前に位置する(31b)。次に、第1電線31は、電線束30の位置eから、位置f、位置gに、すなわち、右側から中心軸CTに、第2基軸線33の後を過ぎて螺旋回転し、第2基軸線33の後に位置し(31c)、次に、位置gから、位置h、位置iに、すなわち、中心軸CTから左側に、第1基軸線32の前を過ぎて螺旋回転し、第1基軸線32の前に位置する(31d)。
図8Bを参照すれば、第2電線34は、第1基軸線32周囲を反時計回り方向に螺旋回転し、第2基軸線33周囲を、時計回り方向に、螺旋回転しながら巻く。すなわち、第2電線34は、電線束30の位置aから、位置b、位置cに、すなわち、右側から中心軸CTに、第2基軸線33の前を過ぎて螺旋回転し、第2基軸線33の前に位置し(34a)、次に、位置cから、位置d、位置eに、すなわち、中心軸CTから左側に、第1基軸線32の後を過ぎて螺旋回転し、第1基軸線32の後に位置する(34b)。次に、第2電線34は、電線束30の位置eから、位置f、位置gに、すなわち、左側から中心軸CTに、第1基軸線32の前を過ぎて螺旋回転し、第1基軸線32の前に位置し(34c)、次に、位置gから、位置h、位置iに、すなわち、中心軸CTから右側に、第2基軸線33の後を過ぎて螺旋回転し、第2基軸線33の後に位置する(34d)。
前記4本の電線を撚る方法は、次の通りである。
まず、第1基軸線32及び第2基軸線33が、中心軸CTを基準に相互離隔し、平行に固定配列される。
図9Aに図示されているように、左側端に位置した第1電線31は、離隔距離がさらに遠い第2基軸線33を反時計回り方向6に螺旋回転し、第1基軸線32の前を過ぎて左側に渡し込まれる。
次に、図9Bに図示されているように、第1電線31の反対側、すなわち、右側端に位置した第2電線34は、第1電線31と交差し、離隔距離がさらに遠い第1基軸線32を反時計回り方向7に螺旋回転する。第2電線34は、第1基軸線32を螺旋回転し、さらに第1電線31と交差し、第2基軸線33の後を過ぎて右側に渡し込まれる。
次に、図9Cに図示されているように、第1電線31は、第1基軸線32を時計回り方向8に螺旋回転し、第2基軸線33の前を過ぎて右側に渡し込まれる。
次に、図9Dに図示されているように、第2電線34は、第2基軸線33を時計回り方向9に螺旋回転する。第2電線34は、第2基軸線33を螺旋回転し、第1電線31と交差し、第1基軸線32の後を過ぎて左側に渡し込まれる。
図9Aないし図9Dの過程によって、第1電線31と第2電線34は、互いにかわるがわる反復的に、それぞれ中心軸32CT及び中心軸33CTに固定された第1基軸線32及び第2基軸線33を螺旋回転しながら撚られる。それによって、図7のように、複数本の電線が相互交差しながら規則的な撚り形状を有することになる。また、電線の配置が規則的な撚りによって周期的に反復される。螺旋パターンに撚られることによる回転形態は、楕円形、三角形などの多様な形状を有することができる。
図示されていないが、背面から見たときは、図7と反対に、第1基軸線32が第2基軸線33の右側に位置する。それによって、第1電線31は、第1基軸線32を左から右に螺旋回転し、第1基軸線32の前、外側、後の順序に、第1基軸線32を巻き、第2基軸線33を右から左に螺旋回転し、第2基軸線33の前、外側、後の順序に、第2基軸線32を巻く。第2電線34は、第1基軸線32を左から右に螺旋回転し、第1基軸線32の後、外側、前の順序に、第1基軸線32を巻き、第2基軸線33を右から左に螺旋回転し、第2基軸線33の後、外側、前の順序に、第2基軸線32を巻く。
前述の実施形態では、第1電線31が先に回転し、次に第2電線34が回転する過程を反復的に行うように説明した。しかし、本発明の実施形態は、それに限定されるものではなく、第2電線34が先に回転し、次に第1電線31が回転する過程を反復的に遂行してもよい。
図7に図示された電線束30は、電線31,32,33,34それぞれが、他の電線を引き寄せることにより、外部構造物なしに自立的に乱れることなく形態を維持することができる。
図7は、説明の便宜のために、電線31,32,33,34が相互間隔を維持するように図示されているが、電線31,32,33,34は、相互交差しながらコンタクトすることができる。
第1基軸線32及び第2基軸線33、または第1電線31及び第2電線34のうちには、ダミー線が含まれてもよい。該ダミー線は、電流が流れない電線であり、導体、不導体、半導体または可燃性素材からもなる。また、該ダミー線は、可溶性素材からもなる。該ダミー線が可燃性素材からなる場合には、可燃性素材を燃焼させ、該ダミー線を除去することができる。該ダミー線が可溶性素材からなる場合には、可溶性素材を溶解させ、該ダミー線を除去することができる。
図10は、本発明の他の実施形態による電線束を示す図面である。
図10に図示された一実施形態による電線束40は、5本の電線41,42,43,44,45を撚って形成される。各電線は、絶縁体によって被覆された電線でもある。該電線は、銅、銀、金、アルミニウムなどの金属、またはそれらの合金によっても形成され、該電線は、その太さが互いに同一であっても、互いに異なっていてもよい。
5本の電線41,42,43,44,45のうち一部、例えば、3本の電線42,43,44は、基軸線でもある。基軸線42,43,44は、所定距離を置いて一列に配列されている。sに配列されてもよい。例えば、基軸線42,43,44の配置断面が、三角形、円形、楕円形、多角形、∞形、ピーナッツ形のような多角形を帯びてもよい。基軸線42,43,44間の距離は、基軸線をなす電線自体の太さの10倍以内でもある。例えば、第1基軸線42及び第2基軸線43間の距離は、第1基軸線42または第2基軸線43の太さの10倍以内でもある。第2基軸線43及び第3基軸線44間の距離は、第2基軸線43または第3基軸線44の太さの10倍以内でもある。5本の電線41,42,43,44,45のうち少なくとも1本の電線は、(+)線であり、残りの電線は、(−)線でもある。
基軸線42,43,44それぞれは、自体の中心軸に固定され、2本の第1電線41及び第2電線45は、立体的及び規則的に基軸線42ないし44に対して撚られるように形成される。第1電線41は、3本の基軸線42ないし44のうち2本の基軸線42,43を螺旋回転する。第2電線45は、3本の基軸線42ないし44のうち2本の基軸線43,44を螺旋回転する。
第1電線41は、最も近接した第1基軸線42の後を過ぎ、中央に位置した第2基軸線43を、前から後に反時計回り方向に螺旋回転し、第1基軸線42を、前から後に時計回り方向に螺旋回転する。
第2電線45は、最も近接した第3基軸線44の前を過ぎ、中央に位置した第2基軸線43を、後から前に反時計回り方向に螺旋回転し、第3基軸線44を、後から前に時計回り方向に螺旋回転する。
第1電線41と第2電線45は、第2基軸線44を共通して螺旋回転し、互いに交差しない。
本実施形態では、2本の電線41,45が相互交差する部分がないように撚りを形成した。しかし、本発明は、それに限定されるものではなく、電線41,45が相互交差しながら、基軸線42ないし44に撚られもする。
基軸線42ないし44、または第1電線41及び第2電線45のうちには、ダミー線が含まれてもよい。該ダミー線は、前述のように、電流が流れない電線であり、導体、不導体、半導体、可燃性素材または可溶性素材からもなる。該ダミー線が可燃性素材からなる場合には、可燃性素材を燃焼させてダミー線を除去することができる。該ダミー線が可溶性素材からなる場合には、可溶性素材を溶解させ、該ダミー線を除去することができる。
前述の一実施形態の電線束10ないし40両端のターミナルは、2個の端子、すなわち、(+)端子及び(−)端子からもなる。前記端子は、基軸線、及び基軸線に撚られている電線のまとまりからもなり、各端子は、電線束に含まれた全体電線の一部を含むように多様な組み合わせによっても決定されることができる。例えば、各端子は、電線束に含まれた全体電線の半分ずつを含んでもよい。もし基軸線が2本、基軸線を巻く追加電線が2本である場合、(+)端子は、1本の基軸線と1本の電線とのまとまりからもなり、(−)端子は、残り1本の基軸線、及び残りの電線のまとまりからもなる。もし基軸線が3本、追加電線が2本である場合、(+)端子及び(−)端子は、それぞれ1本の基軸線と、1本の追加電線とのまとまりからなり、残り1本の基軸線は、ダミー線からもなる。
前述の一実施形態による電線束10ないし40は、プラスチックやゴムからなる被覆材を巻き、電線束の形態維持、及び電線束と外部との相互干渉を防ぐことができる。
前述の実施形態による電線束10ないし40を構成する各基軸線及び電線は、単芯線(solid core wire)または多芯線(stranded wire)でもある。
以下の表1は、本発明の一実施形態による電線束を使用して効果を測定した実験データである。
Figure 2018506132
前記データ測定には、Shinsungソーラー社の250W多結晶太陽光モジュールと、EKO社のIVテスター(Model MP170)とを使用した。
同一条件(日射量、温図28℃)において、比較例の電線と、本発明の一実施形態による電線束(図7に図示された電線束)とを使用し、250W多結晶太陽光モジュールの電力生産量を比較した。本発明の一実施形態による電線束を使用する場合、比較例のケーブルに比べ、電流(A)は、約8%上昇し、電圧(V)は、約50%上昇し、約61%の電力生産量の増加を示した。
前記表1で分かるように、本発明の一実施形態による電線束を使用する場合、従来のケーブルに比べ、電力増産が可能であった。
前述の本発明の実施形態による1本または複数本の基軸線、基軸線周囲の撚り、及び接触による追加の1本の電線からなる電線束によって、電流を迅速に流し、本発明の実施形態による電線束と連結された電源で起こる電気動力学(electro-kinetics)的作用にも関与または干渉し、さらに多くの自由電子を電線に載せる役割を行う。
前述の実施形態による電線束を利用して、伝送効率を高めることができる理論的背景は、本出願人が初めて名付けた、化学動力学(chemical kinetics)と電気学(electrical science)との理論及び方法論を結合した電気動力学(electro-kinetics)、マクスウェル方程式(Maxwell’s equations)、電気発生源による輸送ラインの最大許容量や飽和容量などの存在、そして電流が流れる電線の電磁気的相互作用などの概念において、その可能性を求めることができるであろう。
本発明の実施形態による電線束は、太陽光発電、微生物発電、燃料電池発電などに適用することができる。特に、本発明の実施形態による複数本の電線によって形成された電線束は、太陽光発電分野でさらに著しい効果を示すことができる。
例えば、太陽光発電によって生じる電力を、本発明の実施形態による電線束を利用して蓄電池に伝送する場合、太陽電池側で生成された電気をさらに効率的に移動させることができるために、生産された電力を効率的に蓄電池に伝送することができる。
p−n接合物質に太陽光が照射されれば、キャリア(carrier)が生じるが、前記キャリアを移動させることが、太陽光発電の概念である。このとき、太陽光の照射によって、p−n接合物質内にキャリア数が増加すれば、さらなるキャリア発生の効率は低下してしまう。従って、生じたキャリアを迅速に外部に伝送して除去することが必要である。ところで、前記キャリアのうち、自由電子の移動速度、すなわち、ドリフト速度(drift velocity)は、一般の通念とは異なり、非常に遅い(例えば、1m移動にかかる時間が1時間10分ほどである)。
従って、本発明の実施形態による電線束を使用すれば、前述のさまざまな理論により、電子移動の加速効果を期待することができ、それによって、p−n接合物質内に、新たに発生したキャリアを迅速に除去することにより、発電効率を高めることができる。
また、本発明の実施形態による電線束は、フェライト、パーマロイ(permalloy)、ケイ素鋼板など透磁率が高い磁性材料によって形成された磁性部材を磁芯とし、本発明による電線束を数回ないし数十回巻いたり、本発明の実施形態による電線束を、環状または円筒状の磁性材料によって形成された磁性部材で覆い包む電力システム形態に適用されたりもする。そのような電力システムは、本発明による電線束と磁性部材とを一空間に収容することができる絶縁性容器を具備し、入力側は、電源側と接続することができる入力端子を具備し、出力側は、負荷側と接続することができる出力端子を具備することができる。
前述の本発明の詳細な説明と図面は、本発明の例示的なものであり、それらは、本発明について説明するための目的に使用されたものであり、意味限定や、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために使用されたものではない。従って、以上で説明した内容を介して、当業者であるならば、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で、多様な変更及び修正が可能でるということが分かるであろう。従って、本発明の技術的保護範囲は、明細書の詳細な説明に記載された内容に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって決められるものである。

Claims (15)

  1. 相互離隔し、平行に固定配列された第1基軸線及び第2基軸線と、
    前記第2基軸線を第1回転方向に回転し、前記第1基軸線を、前記第1回転方向と反対方向である第2回転方向に回転し、前記第1基軸線と前記第2基軸線とをかわるがわる螺旋パターンに巻く第1電線と、
    前記第1基軸線を、前記第1回転方向に回転し、前記第2基軸線を、前記第2回転方向に回転し、前記第1基軸線と前記第2基軸線とをかわるがわる螺旋パターンに巻く第2電線と、を含み、
    前記第1電線及び前記第2電線が、前記第1基軸線と前記第2基軸線との間の中心軸で交差する電線束。
  2. 前記第1基軸線、第2基軸線、第1電線及び第2電線のうち少なくとも1本の電線は、電流が流れないダミー線であることを特徴とする請求項1に記載の電線束。
  3. 前記ダミー線は、導体、不導体、半導体、可燃性素材または可溶性素材からなることを特徴とする請求項2に記載の電線束。
  4. 前記第1基軸線、第2基軸線、第1電線及び第2電線の太さは、互いに異なることを特徴とする請求項1に記載の電線束。
  5. 前記第1基軸線及び前記第2基軸線は、前記第1基軸線または前記第2基軸線の太さの10倍以内の間隔で離隔されていることを特徴とする請求項1に記載の電線束。
  6. 前記第1基軸線、第2基軸線、第1電線及び第2電線の外部をカバーする被覆材をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の電線束。
  7. 前記第1基軸線、第2基軸線、第1電線及び第2電線それぞれは、単芯線または多芯線であることを特徴とする請求項1に記載の電線束。
  8. 相互離隔し、平行に固定配列された第1基軸線及び第2基軸線を提供する段階と、
    第1電線が、前記第1基軸線及び第2基軸線のうち離隔距離が遠い第2基軸線を、第1回転方向に螺旋回転する段階と、
    前記第1電線と反対側の第2電線が、前記第1電線と交差し、前記第1基軸線を、前記第1回転方向に螺旋回転する段階と、
    前記第1電線が、前記第1基軸線を、前記第1回転方向と反対方向である第2回転方向に螺旋回転する段階と、
    前記第2電線が、前記第1電線と交差し、前記第2基軸線を、前記第2回転方向に螺旋回転する段階と、を含む電線束製造方法。
  9. 前記第1基軸線、第2基軸線、第1電線及び第2電線の太さは、互いに異なることを特徴とする請求項8に記載の電線束製造方法。
  10. 前記第1基軸線及び前記第2基軸線は、前記第1基軸線または前記第2基軸線の太さの10倍以内の間隔で離隔されたことを特徴とする請求項8に記載の電線束製造方法。
  11. 前記第1基軸線、第2基軸線、第1電線及び第2電線のうち少なくとも1本の電線は、電流が流れないダミー線であることを特徴とする請求項8に記載の電線束製造方法。
  12. 前記ダミー線は、導体、不導体、半導体、可燃性素材または可溶性素材からなることを特徴とする請求項11に記載の電線束製造方法。
  13. 前記ダミー線が可燃性素材からなるとき、
    前記可燃性素材を燃焼させてダミー線を除去することを特徴とする請求項12に記載の電線束製造方法。
  14. 前記ダミー線が可溶性素材からなるとき、
    前記可溶性素材を溶解させ、ダミー線を除去することを特徴とする請求項12に記載の電線束製造方法。
  15. 請求項1ないし7のうちいずれか1項に記載の電線束と、
    前記電線束が巻かれた磁性部材、または前記電線束を環状または円筒状に覆い包んだ磁性部材と、
    前記磁性部材及び電線束を収容する絶縁容器と、
    外部電源と電気的に接続する入力端子と、
    負荷と電気的に接続する出力端子と、を含む電力システム。
JP2017522422A 2014-12-18 2015-01-20 電線束及びその製造方法 Active JP6560347B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2014-0183294 2014-12-18
KR1020140183294 2014-12-18
PCT/KR2015/000578 WO2016098941A1 (ko) 2014-12-18 2015-01-20 전선속 및 이의 제조방법

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018506132A true JP2018506132A (ja) 2018-03-01
JP6560347B2 JP6560347B2 (ja) 2019-08-14

Family

ID=56126811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017522422A Active JP6560347B2 (ja) 2014-12-18 2015-01-20 電線束及びその製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10475557B2 (ja)
JP (1) JP6560347B2 (ja)
WO (1) WO2016098941A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016098941A1 (ko) * 2014-12-18 2016-06-23 목영일 전선속 및 이의 제조방법
CN115440477B (zh) * 2022-10-13 2024-06-07 湖南名巨电子科技有限公司 一体式线共模环形电感器及其封装方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010073315A1 (ja) * 2008-12-24 2010-07-01 菅間 リエ 伝送装置
US20110114361A1 (en) * 2008-11-20 2011-05-19 Mok Young Il High conductivity wire and method of manufacturing the same

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3249686A (en) * 1962-09-12 1966-05-03 Eduard Hobrecker G M B H Wire netting for use as electric conductor
US3275966A (en) * 1964-01-13 1966-09-27 Westinghouse Electric Corp Electrical transformer having a woven winding
US3708608A (en) * 1971-01-20 1973-01-02 D Wyman Electric power cord and method of making
JP4131686B2 (ja) * 2003-07-10 2008-08-13 沖電線株式会社 反射型サージ抑制ケーブル
JP2008235976A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Sumitomo Electric Ind Ltd 電力線通信装置並びにチョークコイル付き電源コード及びその製造方法
US20110148541A1 (en) * 2008-09-11 2011-06-23 Toru Sugama Transmission medium
KR20100055987A (ko) * 2008-11-18 2010-05-27 현대모비스 주식회사 차량용 램프
AU2015201169A1 (en) * 2014-04-10 2015-10-29 Medical Energetics Ltd. Double helix conductor with counter-rotating fields
WO2016098941A1 (ko) * 2014-12-18 2016-06-23 목영일 전선속 및 이의 제조방법

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110114361A1 (en) * 2008-11-20 2011-05-19 Mok Young Il High conductivity wire and method of manufacturing the same
WO2010073315A1 (ja) * 2008-12-24 2010-07-01 菅間 リエ 伝送装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016098941A1 (ko) 2016-06-23
US20180268966A1 (en) 2018-09-20
US10475557B2 (en) 2019-11-12
JP6560347B2 (ja) 2019-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107210368B (zh) 钙钛矿太阳能电池模块
Vayssieres et al. One‐dimensional quantum‐confinement effect in α‐Fe2O3 ultrafine nanorod arrays
JP2023171928A (ja) 太陽電池アセンブリ
JP6560347B2 (ja) 電線束及びその製造方法
JP2009253289A (ja) 光起電装置
WO2014118959A1 (ja) 熱電変換素子および熱電変換モジュール
JP2010118491A (ja) 光電変換装置および電子機器
US8916773B2 (en) High conductivity wire and method of manufacturing the same
Zhu et al. Construction of Bi2Fe4O9/red phosphorus heterojunction for rapid and efficient photo‐reduction of Cr (VI)
US20190115278A1 (en) Heat dissipation using nanoscale materials
KR102130097B1 (ko) 전선속 및 이의 제조방법
US20120048329A1 (en) Charge-coupled photovoltaic devices
US9391218B2 (en) Voltaic cell powered by radioactive material
Kim et al. Energy materials for energy conversion and storage: focus on research conducted in Korea
EP3078067B1 (en) Solar paint material and painting system using the same
KR20120137097A (ko) 나노와이어를 이용한 발전 장치
KR20120131301A (ko) 태양전지 모듈
CN207896930U (zh) 一种光伏组件
JP2016086117A (ja) 太陽電池、太陽電池パネル及び太陽電池フィルム
KR101435428B1 (ko) 태양전지구조체 및 상기 태양전지구조체를 포함하는 태양전지
US20230063504A1 (en) Energy Conversion Device, Apparatus and Related Methods
Rahman et al. Fractal topologies for efficient solar energy harvesting systems
JP2007250743A (ja) 光電変換素子の製造方法及び光電変換装置の製造方法
WO2019123664A1 (ja) 伝送媒体
CN105261664A (zh) 光电转换阵列

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190529

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190718

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6560347

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250