JP2018505255A - ケラチン繊維を染色するための、ピラゾロピリジン単位を担持するアゾメチンタイプの化合物の使用 - Google Patents

ケラチン繊維を染色するための、ピラゾロピリジン単位を担持するアゾメチンタイプの化合物の使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、下記式(I)のピラゾロピリジン単位を担持するアゾメチンタイプの染料及び下記式(II)のそれらのロイコ形態、さらにはそれらの光学異性体及び幾何異性体、それらの互変異性体、それらの酸又は塩基付加塩、並びにそれらの溶媒和物から選択される化合物に関する。本発明はまた、ケラチン繊維を染色するためのこれらの特定の化合物の使用にも関する。

Description

本発明は、2つのピラゾロピリジン単位を担持するアゾメチンタイプの新規の化合物、並びにケラチン繊維、特に毛髪などのヒトケラチン繊維を染色するためのその使用に関する。
直接染料を含有する染料組成物でケラチン繊維を染色することは公知の手法である。これらの化合物は、繊維に対して親和性を有する被着色及び発色分子である。例えば、ニトロベンゼンタイプの直接染料、アントラキノン又はニトロピリジン染料、及びアゾ、キサンテン、アクリジン、アジン又はトリアリルメタンタイプの染料を使用することが知られている。
これらの染料は、一般に、ケラチン繊維を同時に明色化することが所望される場合、任意選択で、酸化剤の存在下で繊維に適用される。放置(つけおき、リーブオン(leave-on))時間が経過したら、繊維をすすぎ、任意選択で洗浄及び乾燥させる。
直接染料の使用により得られる着色は、多くの場合、鮮やかな彩色であるが、直接染料をケラチン繊維に結合させる相互作用の性質、並びに繊維の表面及び/又は芯からの脱離が原因で、その染色力は弱く、洗浄若しくは発汗に対して相対持続性は低いため、その着色は、一過性又は半永続的であるにすぎない。これらの直接染料はまた、光化学的攻撃に対する発色団の耐性が低く、時間経過と共に毛髪の着色の消失を招くことから、概して光感受性である。光に対するこれらの染料の感受性は、それらがケラチン繊維内及び/又は繊維上で均一に分布するか又は凝集体として分布するかによって左右される。
同じ結果を達成するために、これらの染料の着色されていない還元形態を使用し、それを酸化剤の存在下でケラチン繊維に適用して、被着色及び発色酸化形態を生成することも可能である。こうして得られた着色は消失した後、1形態から別の形態へと急速に変化することによって再形成され得る。
このように、仏国特許出願第2,917,737号明細書から、ピラゾリノン単位を担持するアゾメチンタイプの化合物及びその還元形態を使用して、消失した後、急速に再形成することができる、ケラチン繊維上での着色を達成することが知られている。
仏国特許出願第2,917,737号明細書
本発明の目標は、ケラチン繊維を可逆的に染色すると同時に、優れた染色特性をもたらす新規の直接染料を提供することである。
特に、本発明の目標の1つは、強力で、色彩鮮やかで、審美的で、多様な色合いを伴う低選択性の着色を達成することを可能にし、毛髪が被り得る様々な攻撃因子、例えば、シャンプー、光、汗及びパーマネントリシェイプなどに対する優れた耐性を示し、しかも容易に消失することができる直接染料を提供することである。
このようにして、出願人は、驚くことに、以下に定義する通りの式(I)のピラゾロピリジン単位を担持するアゾメチンタイプの染料から選択される特定の化合物、及びそれらのロイコ形態(II)、さらにはそれらの光学及び幾何異性体形態並びに互変異性体、それらの酸又は塩基付加塩、並びに水和物などのそれらの溶媒和物が、この目標の達成を可能にすることを見いだした。
従って、本発明の一主題は、下記式(I)のピラゾロピリジン単位を担持するアゾメチンタイプの染料及び下記式(II)のそれらのロイコ形態、さらにはそれらの光学異性体及び幾何異性体、それらの互変異性体、それらの酸又は塩基付加塩、並びに水和物などのそれらの溶媒和物:
Figure 2018505255
から選択される化合物であり、
式(I)及び(II)中:
・Zは、酸素原子又は基−N(R)−を示し;
が、−N(R)−を示すとき、R及びRは、それらが結合する窒素原子と一緒に、任意選択で置換された、任意選択でカチオン性の、5〜8員の、飽和、不飽和若しくは芳香族ヘテロ環を形成することができ;
・R及びRは、各々独立に、以下:
− 水素原子;
− 任意選択で1個又は複数個の非隣接ヘテロ原子、好ましくは酸素で分断され、且つ/又は好ましくはi)ヒドロキシル、ii)任意選択で置換された、5〜8員の、飽和、不飽和若しくは芳香族(ヘテロ)環、iii)−N(R’)R’’、iv)−NR’R’’R’’’(R’、R’’及びR’’’は各々独立に、C〜Cアルキル基を示す)から選択される1つ又は複数の基で、任意選択で置換されたC〜C10アルキルラジカル;
− 任意選択で置換された、飽和、不飽和若しくは芳香族5〜8員(ヘテロ)環基
を示し;
特に、Rは、(ポリ)ヒドロキシ(C〜Cアルキル)、好ましくはヒドロキシ(C〜Cアルキル)基を示し、またZは、酸素原子を示し;
・R、R、R及びRは、各々独立に、以下:
− 水素原子;
− 任意選択で置換されたC〜Cアルキルラジカル、
− −NH、−N(H)−R10、−N(R11)−R12、OH及び−ORから選択される基(ここで、R及びR10は、任意選択で置換された、直鎖若しくは分岐状C〜Cアルキルを示し、R11及びR12は、同じでも異なっていてもよく、任意選択で置換された、直鎖若しくは分岐状C〜Cアルキルを示し、ここで、R11及びR12は、それらが結合する窒素原子と一緒に、任意選択で酸素及び窒素から選択される1個又は複数個の他のヘテロ原子若しくは基を含む、飽和、不飽和若しくは芳香族5〜8員ヘテロ環を形成することが可能であり、このヘテロ環は、任意選択で置換されている)
を示し;
・R、R、R及びRは、隣接するラジカルとペアで、任意選択で置換された、飽和若しくは不飽和又は芳香族(ヘテロ)環を形成することができ;
・R’及びR’は、同じでも異なっていてもよく、以下:
− 水素原子;
− 任意選択で1つ又は複数のヒドロキシルラジカルで置換された、C〜C、好ましくはC〜Cアルキルラジカル;
− C〜Cアルキルカルボキシレートラジカル;
− カルボキシルラジカル
を示し;
・R’は、以下:
− 水素原子;
− C〜Cアルキルラジカル
を示し;
・R’は、以下:
− 水素原子;
− ハロゲン原子;
− 任意選択で、1個又は複数個の非隣接酸素原子及び/又は1つ又は複数の非隣接二価基−N(R’)−で分断され、且つ任意選択で、−OH及び−N(R’)R’から選択される、同じでも異なっていてもよい1つ又は複数のラジカルで置換された直鎖又は分岐状C〜C10アルキルラジカル;
− カルボキシルラジカル;
− C〜C10アルキルカルボキシレート;
− ラジカル−CONR’R’
− C〜C10アルコキシラジカル又はC〜C10(ポリ)ヒドロキシアルコキシラジカル;
− (ポリ)(C〜C10アルコキシ)−(C〜C10アルコキシ)ラジカル;
− ラジカル−O−Ak−N(R’)R’10(ここで、Akは、任意選択で、1個又は複数個の酸素原子及び/又は非隣接二価基−N(R’)−で分断された、直鎖C〜C又は分岐状C〜C二価アルキレンラジカルである)
を示し;
・R’及びR’は、同じでも異なっていてもよく、以下:
− 水素原子;
− 任意選択で1つ又は複数のヒドロキシルラジカルで置換された、C〜Cアルキルラジカル;
を示し;
・R’及びR’10は、同じでも異なっていてもよく、i)直鎖若しくは分岐状C〜Cアルキルラジカル、ii)C〜Cアルケニルラジカル又はiii)C〜Cアルキニルラジカルを示し;
・R’及びR’10は、それらを質量担持する窒素と一緒に、飽和若しくは不飽和5〜8員ヘテロ環を形成することができ、この鎖員の1つは、場合により、酸素原子若しくは窒素原子、又は二価ラジカル−N(R’11)−であり、ここで、R’11は、水素原子、又は任意選択で、−OH、−N(R’)R’及びC〜Cアルキルから選択される1つ又は複数のラジカルで置換された、C〜Cアルキル基を示し;
・R’’は、以下:
− 水素原子;
− 任意選択で酸素原子又は二価基−N(R)−(Rは、水素原子又はC〜Cアルキル基を示す)で分断された、直鎖若しくは分岐状C〜C10アルキルラジカル
を示し;
ここで、式(I)又は(II)の化合物は、陽荷電されている場合、分子の電気的中性を達成するために、カチオン電荷と同数のアニオン対イオンを含むことが理解される。
本発明の化合物は、上に定義した通り、ケラチン繊維を染色するのに有用である。これらは、強力で、色彩鮮やかで、審美的で、多様な色合いでの低選択性着色を達成することを可能にし、容易に消失することができ、且つ/又は消失後、容易に再着色することができる。さらに、染料(I)又は(II)を用いて得られた着色は、毛髪が被り得る様々な攻撃因子、例えば、シャンプー、光、汗及びパーマネントリシェイプなどに対して耐性を示す。
本発明の主題はまた、ケラチン繊維を染色するための、本発明の1つ又は複数の化合物の使用である。
より具体的には、上記化合物は、様々なpH値で、より良好には中性及び塩基性pHで、さらに好ましくは中性pHで、強力な着色を可能にする。
別の主題は、ケラチン繊維の染色に好適な媒体中に、1つまたは複数の本発明の化合物を含む、ケラチン繊維の染色のための組成物である。
本発明の主題はまた、1つまたは複数の本発明の化合物を用いてケラチン繊維を染色する方法である。
さらに、本発明の主題は、本発明の方法を実施するための多区画装置である。
本発明の他の主題、特徴、態様及び利点は、以下の説明及び実施例を読めばさらに明らかになるであろう。
以下の文において、別に指示されない限り、数値の範囲の上下限は、特に、「の間」及び「・・・から・・・までの範囲」という表現の場合、その範囲に含まれる。
本文で用いられる「少なくとも1つの」という表現は、「1つ又は複数の」という表現と同等である。
本発明に関連して、別段記載のない限り、「アルキルラジカル」という用語は、直鎖又は分岐状アルキルラジカルを意味する。
飽和又は不飽和及び任意選択で融合した環は、任意選択で置換することもできる。
アルキルラジカルは、一般に、C〜C10、及び好ましくはC〜Cの飽和、直鎖又は分岐状炭化水素系ラジカル、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル及びヘキシルである。
アルケニルラジカルは、少なくとも1つの二重結合を含む、不飽和、直鎖又は分岐状C〜C10炭化水素系ラジカル、特にC〜Cアルケニルラジカル、例えば、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、2−メチルプロピレン及びデシレンである。
アルキニルラジカルは、少なくとも1つの三重結合を含む、不飽和、直鎖又は分岐状C〜C10炭化水素系ラジカル、特にC〜Cアルキニルラジカルである。
アルコキシラジカルは、上に定義した通りのアルキル、好ましくはC〜C10アルキルを含むアルキル−オキシラジカル、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ及びブトキシである。
アルコキシアルキルラジカルは、好ましくは(C〜C20)アルコキシ(C〜C20)アルキルラジカル、例えば、メトキシメチル、エトキシメチル、メトキシエチル及びエトキシエチルである。
本発明の目的のために、「分断された」という用語は、アルキル基が、前記アルキルの炭素鎖上で、1つ又は複数個のヘテロ原子によって分断されていることを意味する。例として、−Ak−O−Ak’’、−Ak−N(R)−Ak’’、−Ak−O−Ak’−N(R)−Ak’’、−Ak−N(R)−Ak’−N(R)−Ak’’又は−Ak−O−Ak’−O−Ak’’を挙げることができ、ここで、Ak及びAk’は、C〜Cアルキレン基を示し、Ak’’は、C〜Cアルキル基を示す。
ハロゲン原子は、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素原子である。
「アルキルカルボニル」ラジカルは、既に定義した通りのアルキル、好ましくはC〜C10アルキルを含むアルキル−カルボニルラジカル、例えば、アセチル又はプロピオニルなどである。
「アルコキシカルボニル」ラジカルは、既に定義した通りのアルキルを含む−O−C(O)−アルキルラジカル、例えば、酢酸塩、プロピオン酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、グルコン酸塩及び乳酸塩である。
「アルキル」、「アルケニル」、「環状」又は「シクロアルキル」ラジカルは、これらが置換されているとき、下記のものから選択される、少なくとも1個の炭素原子によって担持される少なくとも1つの置換基で置換されている:1)ハロゲン原子、以下:2)ヒドロキシ;3)オキソ;4)C〜Cアルコキシ;5)C〜C10アルコキシカルボニル;6)C〜C10アルキルカルボニル;7)(ポリ)ヒドロキシ(C〜C)アルキル;8)(ポリ)ヒドロキシ(C〜C)アルコキシ;9)アミノ;10)第4級アンモニウム−NR’R’’R’’’、M(ここで、R’、R’’及びR’’’は、同じでも異なっていてもよく、水素原子、又はC〜Cアルキル基を示し;Mは、アニオン対イオン、好ましくはハロゲン化物を示す);11)5又は6員ヘテロシクロアルキル;12)任意選択でC〜Cアルキルラジカル、好ましくはメチルで置換された、任意選択でカチオン性の5又は6員ヘテロアリール、好ましくはイミダゾリウム;13)任意選択で少なくとも以下:i)ヒドロキシル基、ii)1つ又は2つのC〜Cアルキルラジカルで置換されたアミノ(前記アルキルラジカルは、それらが結合する窒素原子と一緒に、任意選択で少なくとも1つの他の窒素若しくは非窒素ヘテロ原子を含む、飽和若しくは不飽和5〜7員ヘテロ環を形成することができる);iii)第4級アンモニウム−NR’R’’R’’’、M(ここで、R’、R’’及びR’’’は、同じでも異なっていてもよく、水素原子、又はC〜Cアルキル基を示し;Mは、アニオン対イオン、好ましくはハロゲン化物を示す)、iv)任意選択でC〜Cアルキルラジカル、好ましくはメチルで置換された、任意選択でカチオン性の5若しくは6員ヘテロアリール、好ましくはイミダゾリウムを担持する1つ又は2つの同じ若しくは異なるC〜Cアルキルラジカルで置換されたアミノ;14)アシルアミノ(−NR−C(O)−R’)(ここで、ラジカルRは、水素原子、又は任意選択で少なくとも1つのヒドロキシル基を担持するC〜Cアルキルラジカルであり、ラジカルR’は、C〜Cアルキルラジカルである);15)カルバモイル((R)N−C(O)−)(ここで、ラジカルRは、同じでも異なっていてもよく、水素原子、又は任意選択で少なくとも1つのヒドロキシル基を担持するC〜Cアルキルラジカルである);16)アルキルスルホニルアミノ(R’−S(O)−N(R)−)(ここで、ラジカルRは、水素原子、又は任意選択で少なくとも1つのヒドロキシル基を担持するC〜Cアルキルラジカルであり、ラジカルR’は、C〜Cアルキルラジカル、フェニルラジカルである);17)アミノスルホニル((R)N−S(O)−)(ここで、ラジカルRは、同じでも異なっていてもよく、水素原子、又は任意選択で少なくとも1つのヒドロキシル基を担持するC〜Cアルキルラジカルである);18)酸性又は塩化形態のカルボキシル(好ましくは、アルカリ金属で塩化されているか、又は置換若しくは非置換アンモニウム);19)シアノ;20)ニトロ;21)ニトロソ;22)任意選択で1つ又は複数のヒドロキシル基で置換されたフェノキシ;23)任意選択で1つ又は複数のヒドロキシル基で置換されたフェニルカルボニルオキシ;24)任意選択で1つ又は複数のヒドロキシル基で置換されたフェニルオキシカルボニル;及び25)任意選択で1つ又は複数のヒドロキシル基で置換されたフェニル基。
「アリール」、「ヘテロ環状」、若しくは「ヘテロアリール」ラジカル又はアリール、ヘテロアリール若しくはラジカルのヘテロ環状部分は、これらが置換されているとき、下記のものから選択される、少なくとも1個の炭素原子によって担持される少なくとも1つの置換基で置換されている:1)ハロゲン;2)任意選択で下記の基:i)ヒドロキシル、ii)C〜Cアルコキシ、iii)(ポリ)ヒドロキシ(C〜C)アルコキシ、iv)アシルアミノ、v)任意選択で少なくとも1つのヒドロキシル基を担持する2つの同じ又は異なるC〜Cアルキルラジカルで置換されたアミノ(あるいは、これら2つのラジカルは、それらが結合する窒素原子と一緒に、任意選択で別の窒素若しくは非窒素ヘテロ原子を含む、飽和若しくは不飽和5〜7員、好ましくは5若しくは6員ヘテロ環を形成することができる)から選択される1つ又は複数のラジカルで置換された、C〜C10アルキル、好ましくはC〜Cアルキル;3)ヒドロキシル;4)C〜Cアルコキシ;5)C〜C10アルコキシカルボニル;6)C〜C10アルキルカルボニルオキシ;7)(ポリ)ヒドロキシ(C〜C)アルコキシ;8)アミノ;9)5又は6員ヘテロシクロアルキル;10)任意選択で(C〜C)アルキルラジカル、好ましくはメチルで置換された、任意選択でカチオン性の5又は6員ヘテロアリール、好ましくはイミダゾリウム;11)任意選択で少なくとも以下:i)ヒドロキシル、ii)1つ又は2つのC〜Cアルキルラジカルで置換されたアミノ(前記アルキルラジカルは、それらが結合する窒素原子と一緒に、任意選択で少なくとも1つの他の窒素若しくは非窒素ヘテロ原子を含む、飽和若しくは不飽和5〜7員ヘテロ環を形成することができる);iii)第4級アンモニウム−NR’R’’R’’’、M(ここで、R’、R’’及びR’’’は、同じでも異なっていてもよく、水素原子、又はC〜Cアルキル基を示し;Mは、アニオン対イオン、好ましくはハロゲン化物を示す);iv)任意選択でC〜Cアルキルラジカル、好ましくはメチルで置換された、任意選択でカチオン性の5又は6員ヘテロアリール、好ましくはイミダゾリウムを担持する1つ又は2つの同じ若しくは異なるC〜Cアルキルラジカルで置換されたアミノ;12)第4級アンモニウム−NR’R’’R’’’、M(ここで、R’、R’’、R’’’及びMは、既に定義した通りである);13)アシルアミノ(−N(R)−C(O)−R’)(ここで、ラジカルRは、水素原子、又は任意選択で少なくとも1つのヒドロキシル基を担持するC〜Cアルキルラジカルであり、ラジカルR’は、C〜Cアルキルラジカルである);14)カルバモイル((R)N−C(O)−)(ここで、ラジカルRは、同じでも異なっていてもよく、水素原子、又は任意選択で少なくとも1つのヒドロキシル基を担持するC〜Cアルキルラジカルである);15)アルキルスルホニルアミノ(R’S(O)−N(R)−)(ここで、ラジカルRは、水素原子、又は任意選択で少なくとも1つのヒドロキシル基を担持するC〜Cアルキルラジカルを示し、ラジカルR’は、C〜Cアルキルラジカル、フェニルラジカルを示す);16)アミノスルホニル((R)N−S(O)−)(ここで、ラジカルRは、同じでも異なっていてもよく、水素原子、又は任意選択で少なくとも1つのヒドロキシル基を担持するC〜Cアルキルラジカルを示す);17)酸性又は塩化形態のカルボキシル(好ましくは、アルカリ金属で塩化されているか、又は置換若しくは非置換アンモニウム);18)シアノ;19)ニトロ;20)ニトロソ;21)ポリハロアルキル、好ましくはトリフルオロメチル;22)カルボキシル;23)任意選択で1つ又は複数のヒドロキシル基で置換されたフェニルカルボニルオキシ;24)任意選択で1つ又は複数のヒドロキシル基で置換されたフェニルオキシカルボニル;25)任意選択で1つ又は複数のヒドロキシル基又はアルコキシ基で置換されたフェニル;並びに26)フェノキシ。
「任意選択で置換されたアミノ」という用語は、1つ又は2つの1)任意選択で少なくとも以下:i)ヒドロキシル基、ii)1つ又は2つのC〜Cアルキルラジカルで置換されたアミノ基(前記アルキルラジカル又は2つのアルキルラジカルは、それらが結合する窒素原子と一緒に、任意選択で少なくとも1つの他の窒素若しくは非窒素ヘテロ原子を含む、飽和若しくは不飽和の、任意選択で置換された5〜7員ヘテロ環を形成する)を担持する同じ又は異なるC〜Cアルキルラジカル;2)−C(O)(アルキル)(このアルキル基は場合により置換されている);3)−C(O)O(アルキル)(このアルキル基は場合により置換されている);4)−C(O)NH(アルキル)(このアルキル基は場合により置換されている);5)−SO(アルキル)(このアルキル基は場合により置換されている)を担持し得るアミノ基を意味する。
「環状」ラジカルは、融合若しくは非融合、飽和若しくは不飽和、芳香族若しくは非芳香族、単環式若しくは多環式ラジカルであり、4〜30個の炭素環員、好ましくは5〜15個の炭素原子を含み、任意選択で、既に定義した通りの1つ又は複数の原子又は基、特に、1つ又は複数のアルキル、アルコキシ、カルボキシル、ヒドロキシル、アミン若しくはオキソ基で置換されている。
「アリール」ラジカルは、融合若しくは非融合、単環式若しくは多環式炭素系ラジカルであり、好ましくは6〜20個の炭素原子を含み、その少なくとも1つの環は、芳香族であり;好ましくは、フェニル、ビフェニル、ナフチル、インデニル、アントラセニル及びテトラヒドロナフチルラジカルから選択され;より好ましくは、本発明のアリールラジカルは、フェニルラジカルである。
「ヘテロ環」ラジカルは、融合若しくは非融合、飽和若しくは不飽和、芳香族若しくは非芳香族、単環式若しくは多環式の、任意選択でカチオン性の、4〜30員、好ましくは5〜15員ラジカルであり、少なくとも1つの環において、少なくとも1つの環員が、特にO、N、及びSから選択されるヘテロ原子であり、好ましくは1〜6個のヘテロ原子、特にO又はNを含み、任意選択で、既に定義した通りの1つ又は複数の原子又は基、特に、1つ又は複数のアルキル、アルコキシ、カルボキシル、ヒドロキシル、アミン若しくはオキソ基で置換されている。
「ヘテロアリール」ラジカルは、融合若しくは非融合、好ましくは5〜22員単環式若しくは多環式ラジカルであり、窒素、酸素及びイオウ原子から選択される1〜6個のヘテロ原子を含み、その少なくとも1つの環は、芳香族であり;好ましくは、ヘテロアリールラジカルは、アクリジニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾビストリアゾリル、ベンゾピラゾリル、ベンゾピリダジニル、ベンゾキノリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾキサゾリル、ピリジル、テトラゾリル、ジヒドロチアゾリル、イミダゾピリジル、イミダゾリル、インドリル、イソキノリル、ナフトイミダゾリル、ナフトオキサゾリル、ナフトピラゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、オキサゾロピリジル、フェナジニル、フェノキサゾリル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリリル、ピラゾリルトリアジル、ピリジル、ピリジノイミダゾリル、ピロリル、キノリル、テトラゾリル、チアジアゾリル、チアゾリル、チアゾロピリジル、チアゾイルイミダゾリル、チオピリリル、トリアゾリル、キサンチル及びこれらのアンモニウム塩から選択される。
本発明で使用することができるヘテロ環ラジカルの中でも、とりわけ、フリル、ピラニル、ピロリル、ピペラジニル、ピペリジル、モルホリニル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル及びチエニル基を挙げることができる。好ましくは、ヘテロ環基は、ベンゾフリル、クロメニル、キサンテニル、インドリル、イソインドリル、キノリル、イソキノリル、クロマニル、イソクロマニル、インドリニル、イソインドリニル、クマリニル又はイソクマリニル基などの融合ヘテロアリール基であり、これらの基は、場合により、特に1つ又は複数の非隣接ヒドロキシル基で置換されている。
「ヘテロシクロアルキル」ラジカルは、既に定義した通り、ヘテロ環ラジカル、例えば、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、ピペラジニル、ピペリジル又はモルホリニルである。
シクロアルキルラジカルは、既に定義した通りの環状ラジカル、好ましくは飽和C〜C単環式ラジカル、例えば、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシルである。シクロアルキルラジカルは、特にアルキル、アルコキシ、カルボン酸、ヒドロキシル、アミン及びケトン基で置換され得る。
用語「アニオン対イオン」という用語は、染料のカチオン電荷を平衡させる有機又は無機酸塩から得られるアニオン又はアニオン性基を意味し;より具体的には、アニオン対イオンは、下記のものから選択される:i)塩化物又は臭化物などのハロゲン化物;ii)硝酸塩;iii)C〜Cアルキルスルホン酸塩:Alk−S(O)、例えば、メタンスルホン酸塩又はメシレート及びエタンスルホン酸塩などのスルホン酸塩;iv)アリールスルホン酸塩:Ar−S(O)、例えば、ベンゼンスルホン酸塩及びトルエンスルホン酸塩又はトシレートなど;v)クエン酸塩;vi)コハク酸塩;vii)酒石酸塩;viii)乳酸塩;ix)硫酸アルキル:Alk−O−S(O)O、例えば、硫酸メチル及び硫酸エチル;x)硫酸アリール:Ar−O−S(O)O、例えば、硫酸ベンゼン及び硫酸トルエン;xi)硫酸アルコキシ:Alk−O−S(O)、例えば、硫酸メトキシ及び硫酸エトキシ;xii)硫酸アリールオキシ:Ar−O−S(O)、xiii)リン酸塩O=P(OH)−O、O=P(O−OH O=P(O、HO−[P(O)(O)]−P(O)(O(ここで、wは整数である);xiv)酢酸塩;xv)トリフラート;並びにxvi)テトラフルオロホウ酸塩などのホウ酸塩、xvii)二硫酸塩(O=)S(O又はSO 2−及び一硫酸塩HSO
有機又は無機酸塩から得られるアニオン対イオンは、分子の電気的中性を確実にする;従って、アニオンが、いくつかのアニオン性電荷を含む場合には、同じアニオンが、同じ分子中のいくつかのカチオン性基の電気的中性のために役立ち得るか、又はそうでなければ、いくつかの分子の電気的中性のために役立ち得る;例えば、2つのカチオン性発色団を含む式(I)のジスルフィド染料は、2つの「一価」アニオン対イオン又は1つの「二価」アニオン対イオン、例えば、(O=)S(O又はO=P(O−OHのいずれかを含み得る。
及びRによって形成される含窒素ヘテロ環は、1個又は複数個の他のヘテロ原子、特に、N、O及びSから選択されるヘテロ原子、1つ又は複数の基S(O)、S(O)及びC(O)、並びにこれらの組合せを含有し得る。前記ヘテロ環は、さらに、前述したように置換されていてもよい。
上の式(I)及び(II)において、R及び/又はRが、置換されたアルキルラジカルを示すとき、置換基は、特に、ハロゲン原子、−OH、−OR、−NH、−N(H)R10又は−N(R11)R12ラジカル、任意選択でN、S及びOから選択されるヘテロ原子を含む飽和若しくは不飽和環状基から選択され、ここで、上記環自体が場合により置換されており、同じでも異なっていてもよいR、R10、R11及びR12は、既に定義した通りである。
本発明の特定の実施形態によれば、上の式(I)又は(II)の化合物は、Zが、酸素原子、ラジカル−N(R)−、又はRと一緒にヘテロ環を形成するラジカル−N(R)−を示し、ラジカルRは、場合により、水素原子、C〜Cアルキルラジカル、並びにヒドロキシルラジカル、アミノラジカル、(C〜C)アルキルアミノラジカル、ジ(C〜C)アルキルアミノラジカル、又はそれ自体が含窒素ヘテロ環、例えば、ピペラジニル、イミダゾリル、ピロリジニル、ピリジル、モルホリニル若しくはピペリジルで置換されているC〜Cアルキルラジカルで置換されたC〜Cアルキルラジカルから選択されるような化合物である。
この実施形態によれば、Zは、酸素原子又はラジカル−N(H)−、より好ましくは酸素原子を示す。
別の実施形態によれば、Zは、Rと一緒に、任意選択で、特に1つ又は複数のC〜Cアルキル基、例えば、メチルで置換された、任意選択でカチオン性のヘテロ環、例えば、ピペラジニル、ピペラジニウム、イミダゾリル、ピロリジニル、ピリジル、モルホリニル、モルホリニウム、ピペリジル又はピペリジニウム、好ましくはピペラジニル又はピペラジニウムを形成するラジカル−NR−を示す。
本発明によれば、ラジカルRは、C〜Cアルキルラジカル、1つ又は複数のヒドロキシル基で置換されたC〜Cアルキルラジカル、(ジ)(C〜C)アルキルアミノ基などの1つ又は複数のアミノ基で置換されたC〜Cアルキルラジカル、含窒素ヘテロ環、例えば、ピペラジニル、イミダゾリル、ピロリジニル、ピリジル、モルホリニル若しくはピペリジルで置換されたC〜Cアルキルラジカルから選択され得る。
好ましくは、ラジカルRは、C〜Cアルキルラジカル、ヒドロキシル基で置換されたC〜Cアルキルラジカル、ジメチルアミノなどの(ジ)(C〜C)アルキルアミノで置換されたC〜Cアルキルラジカル、イミダゾリル、ピロリジニル、ピペリジル、モルホリニル及びピペラジニルから選択される含窒素ヘテロ環で置換されたC〜Cアルキルラジカルを示す。
さらに好ましくは、ラジカルRは、C〜Cアルキルラジカル、ヒドロキシル基で置換されたC〜Cアルキルラジカル、ジメチルアミノ又はジメチルアミノプロピルなどの(ジ)(C〜Cアルキル)アミノで置換されたC〜Cアルキルラジカルを示す。
一実施形態によれば、Rは、ヒドロキシエチルラジカルなどのヒドロキシル基で置換されたC〜Cアルキルラジカル、又はジメチルアミノエチル若しくはジメチルアミノプロピルなどの(ジ)(C〜Cアルキル)アミノで置換されたC〜Cアルキルラジカルを示す。
及びRが一緒に、それらが結合される窒素原子と共にヘテロ環を形成する特定の実施形態によれば、ヘテロ環は、イミダゾール、ピペラジン、ピロリジン、ピペリジン及びモルホリンから選択することができ、ここで、これらのヘテロ環は、場合により置換されているか、又は置換されていない。
、R、R及びRが、置換されたアルキルラジカルを示すとき、このアルキルラジカルは、特に、−OH、−OR、−NH、−N(H)R10及び−N(R11)R12から選択される基で置換されていてもよく、ここで、R、R10、R11及びR12は、同じでも異なっていてもよく、既に定義した通りである。
例として、メチル、エチル、ヒドロキシエチル、アミノエチル、プロピル及びブチルラジカルを挙げることができる。
本発明の特定の実施形態によれば、式(I)及び(II)の化合物は、R、R、R及びRが独立に、水素原子、又はメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル若しくはtert−ブチルなどのC〜Cアルキルラジカルを示すような化合物である。
本発明の特定の実施形態によれば、式(I)及び(II)の化合物は、R、R、R及びRが、水素原子を示すような化合物である。
本発明の特定の実施形態によれば、式(I)及び(II)の化合物は、R’及びR’が独立に、水素原子、又は任意選択で1つ又は複数のヒドロキシルラジカルで置換された、C〜C、好ましくはメチルなどのC〜Cアルキルラジカルを示すような化合物である。
本発明の好ましい実施形態によれば、式(I)及び(II)の化合物は、R’及びR’が独立に、水素原子、又はメチルなどのC〜Cアルキルラジカルを示すような化合物である。
本発明の特定の実施形態によれば、式(I)及び(II)の化合物は、R’が、水素原子又はC〜Cアルキルラジカル、好ましくは水素原子を示すような化合物である。
特定の実施形態によれば、式(I)及び(II)の化合物は、R’が、以下:水素原子;−OH及び−N(R’)R’から選択される、同じでも異なっていてもよい1つ又は複数のラジカルで任意選択で置換された直鎖若しくは分岐状C〜Cアルキルラジカル;C〜Cヒドロキシアルコキシラジカル;ラジカル−O−Ak−N(R’)R’10(ここで、Akは、直鎖若しくは分岐状、好ましくは直鎖二価C〜Cアルキレンラジカルを示し、
・R’及びR’は、独立に、水素原子、又は任意選択でヒドロキシルラジカルで置換されたC〜Cアルキルラジカルを示し、
・R’及びR’10は、独立に、直鎖又は分岐状C〜Cアルキルラジカルを示し;あるいは、
・R’及びR’10は、それらを担持する窒素原子と一緒に、飽和若しくは不飽和5〜8員ヘテロ環を形成し、この鎖員の1つは、場合により、酸素若しくは窒素原子、又はラジカルNR’11であり、ここで、R’11は、水素原子、又は任意選択で−OH、−NR’R’及びC〜Cアルキルから選択される1つ又は複数のラジカルで置換された、C〜Cアルキル基を示す)
を示すような化合物である。
本発明の好ましい実施形態によれば、式(I)及び(II)の化合物は、R’が、以下:i)水素原子;ii)任意選択でヒドロキシルラジカルで置換された、直鎖若しくは分岐状C〜Cアルキルラジカル;iii)C〜Cヒドロキシアルコキシラジカル;iv)ラジカル−O−Ak−NR’R’10(ここで、Akは、直鎖二価C〜Cアルキレンラジカルを示し、
・R’及びR’10は、独立に、飽和の、直鎖若しくは分岐状C〜Cアルキルラジカルを示すか;あるいは、
・R’及びR’10は、それらを担持する窒素原子と一緒に、ピロリジニル、モルホリニル、イミダゾリル、ピペラジニル及びピペリジルから選択されるヘテロ環を形成し、前記ヘテロ環は、任意選択で、−OH及びメチルなどのC〜Cアルキルから選択される1つ又は複数のラジカルで置換されている;好ましくは、前記ヘテロ環は、任意選択で、メチルなどのC〜Cアルキル基で置換されている)
を示すような化合物である。
本発明の特定の実施形態によれば、式(I)及び(II)の化合物は、R’が、以下:水素原子;直鎖C〜Cアルキルラジカル;C1〜6ヒドロキシアルコキシラジカル;ラジカル−O−Ak−N(R’)R’10(ここで、Akは、直鎖C〜C二価アルキレンラジカルを示し、R’は、R’10、及びそれらを担持する窒素原子と一緒に、ピロリジニル、モルホリニル、イミダゾリル、ピペラジニル若しくはピペリジルヘテロ環を形成し、前記ヘテロ環は、任意選択で、メチルなどの1つ又は複数のC〜Cアルキルラジカルで置換されている)
を示すような化合物である。
本発明の別の特定の実施形態によれば、式(I)及び(II)の化合物は、R’’が、以下:水素原子又は直鎖C〜Cアルキルラジカル、好ましくは水素原子又はメチルなどの飽和直鎖C〜Cアルキルラジカルを示すような化合物である。
さらに好ましくは、本発明の化合物は、式(I)及び(II)の化合物、さらにはそれらの光学異性体、幾何異性体及び互変異性体形態、それらの酸又は塩基付加塩、並びに水和物などの溶媒和物:
Figure 2018505255
から選択され、
式(I)及び(II)中:
=Oであるとき、R=−CHCHOH、−CHCHN(CH、−CHCHCHN(CHであり、
=−N(R)−で、且つRが、水素原子を示すとき、R=−CHCHN(CH、−CHCHCHN(CHであり、
R’、R、R、R及びRは、水素原子を示し、
R’、R’及びR’’は、同じでも異なっていてもよく、水素原子又はメチルラジカルを示し、
R’は、水素原子若しくはメチル、エチル、−O−(CH−OH、−O−(CH−OH、−O−(CH−Het又は−O−(CH−Hetラジカルを示し、ここで、Hetは、ピロリジニル若しくはモルホリノ若しくはイミダゾリル又はN−メチルピペラジノ若しくはピペリジノ基を表す。
「付加塩」という用語は、式(I)及び/又は(II)の化合物の生理学的に許容される有機若しくは無機酸の塩を意味する。
式(I)のピラゾロピリジン単位を担持するアゾメチンタイプの染料及び式(II)の化合物に対応するロイコ化合物は、任意選択で、強無機酸、例えば、HCl、HBr、HI、HSO若しくはHPO、又は有機酸、例えば、酢酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸、ベンゼンスルホン酸、パラ−トルエンスルホン酸、ギ酸若しくはメタンスルホン酸で塩化することができる。
さらに、本発明に関連して使用することができる付加塩は、以下に定義する通りの塩基化剤、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物、アンモニア水、アミン又はアルカノールアミンといった化粧品として許容される塩基との付加塩から選択することもできる。
本発明に関連して、「式(I)及び/又は(II)の誘導体」という用語は、メソメリー、互変若しくは光学又は幾何異性体形態の全てを意味する。
これらは、溶媒和物、例えば、エタノール又はイソプロパノールなどの直鎖若しくは分岐状アルコールの水和物又は溶媒和物の形態であってもよい。
本発明は、特に、色彩鮮やか及び/又は自然及び/又は根本から毛先まで均質であり、しかも毛髪が被り得る様々な攻撃因子、とりわけ、シャンプー及び光などに耐える強力な着色を迅速に達成することを可能にし、この着色は、特に還元性媒体中で、具体的には酸性pHで、及び温度の低下により、消失することができ、その後、特に酸化媒体中で、とりわけアルカリpHで、温度の上昇により、急速に再形成することができる。
式(II)のロイコタイプの化合物は、無色か又は淡く着色され、対応する式(I)のピラゾロピリジン単位を担持するアゾメチンタイプ誘導体は、被着色且つ発色種である。酸化剤を添加することによって、式(II)の化合物の構造を改変して、式(I)の化合物を得ることができ、また、逆に、還元剤を添加することによって、式(I)の化合物の構造を改変して、式(II)の化合物を得ることも可能である。この構造の改変は、pH及び/又は温度を変更することにより促進され得る。従って、式(II)の化合物の形成は、酸性pH及び/又は温度低下により促進されるのに対し、式(I)の化合物の形成は、塩基性pH及び/又は温度上昇によって促進される。こうした挙動は、特に、ケラチン繊維の着色を容易に改変することを可能にする。
本発明の(I)のピラゾロピリジン単位を担持するアゾメチンタイプの染料及び/又は(II)の例として、以下に示す化合物:
Figure 2018505255
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並びにそれらの異性体、互変異性体、メソマー、溶媒和物及び付加塩を挙げることができる。
好ましくは、式(I)のピラゾロピリジン単位を担持するアゾメチンタイプの染料は、化合物1〜4及び7〜32、さらにはそれらの異性体、メソマー、互変異性体、溶媒和物及び付加塩、並びに対応するロイコ化合物から選択される。
本発明の別の主題は、下記のスキーム:
Figure 2018505255
に従って、既に定義した通りの式(I)及び(II)の化合物を調製する方法であり、この方法は、以下:
− 第1段階で、3位にアミノ基を含むピラゾロ[1,5−a]ピリジン化合物A1を、5位がフリーで、4位にアミノ基を含むインドール化合物A2と反応させるが、
好ましくは、この反応は、i)水又は水/C〜C10アルコール(例えば、エタノール)の混合物などの極性プロトン性溶媒中、ii)且つ/又は、特に水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウムなどの炭酸塩鉱物、若しくは酢酸塩から選択される、下に定義する通りの1種又は複数種の塩基化剤の存在下で、iii)且つ/又は、過酸化物若しくは過硫酸塩などの化学酸化剤の存在下で、iv)且つ/又は、室温、すなわち25℃から溶媒の還流温度までの温度、好ましくは室温で実施し;次に、
− 第2段階で、反応媒体を5分〜48時間、より具体的には、反応を室温で実施する場合、30分〜24時間の時間にわたり攪拌下に維持し;続いて、
− 反応生成物(I)を任意選択で再結晶化、濾過又はクロマトグラフィーなどの標準的技術により精製するものであり;
− 一変形によれば、一旦精製した化合物(I)を、グラファイト上に担持された水素による接触還元などの還元剤を用いて、又はパラジウム若しくはニッケルなどの遷移金属を用いて、あるいは、水素化物若しくはホウ化水素、又はトリグリコール酸誘導体での還元により還元して、ロイコ化合物(II)を取得し;これに続き、任意選択で、前述した標準的技術による精製のステップを実施して、ロイコ化合物(II)を取得するものであり;
− 別の変形によれば、化合物(I)を精製せずに、前述した還元剤を用いて還元して、ロイコ化合物(II)を取得し、これに続き任意選択で、前述した標準的技術による精製のステップを実施する。
より具体的には、式(I)及び/又は(II)の化合物は、以下に記載する手順に従って取得することができる。
反応器内で、化合物A1を室温にて水及び/又はエタノール中に溶解させる。次に、化合物A2を添加した後、酸化剤の存在下で、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム又はアンモニウムなどの炭酸塩鉱物、又は酢酸といった塩基を添加する。酸化剤は、空気、過酸化水素水溶液又はいずれか他の化学酸化剤であってよい。最後の2つの試薬を添加するとすぐに反応媒体は着色される。こうして得られた反応媒体を30分〜24時間の時間をかけて攪拌する。形成された生成物を濾過した後、水で、次に任意選択で、イソプロピルエーテルで洗浄する。粉末形態で回収した化合物を真空下20℃で一定重量まで乾燥させる。沈殿がない場合、溶媒を蒸発させることにより、上記の反応で得られた化合物を回収し、任意選択で、シリカカラムで精製する。NMR分光学及び/又は質量分析により、特性決定を実施する。
本発明の主題はさらに、ケラチン繊維を染色するための組成物であり、これは、特に毛髪などのケラチン繊維を染色するのに好適な媒体中に、既に定義した通りの式(I)及び/又は(II)の化合物から選択される少なくとも1つの化合物、さらにまた、光学異性体、幾何異性体及び互変異性体、並びにそれらの酸又は塩基付加塩、及び水和物などのそれらの溶媒和物を含む。
本発明の特定の実施形態によれば、既に定義した通りの式(I)又は(II)の化合物は、組成物の総量に対して、0.01質量%〜15重量%、より具体的には、0.05質量%〜10質量%を占める。
本発明に関連して有用な染料組成物はさらに、酸化塩基を含む。この酸化塩基は、酸化染着に通常使用されている酸化塩基、例えば、パラ−フェニレンジアミン、ビス(フェニル)アルキレンジアミン、パラ−アミノフェノール、オルトアミノフェノール及びヘテロ環塩基から選択される。
パラ−フェニレンジアミンの中でも、特に挙げることができる例は、以下を含む:パラ−フェニレンジアミン、パラ−トリレンジアミン、2−クロロ−パラ−フェニレンジアミン、2,3−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、2,6−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、2,6−ジエチル−パラ−フェニレンジアミン、2,5−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ジエチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ジプロピル−パラ−フェニレンジアミン、4−アミノ−N,N−ジエチル−3−メチルアニリン、N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)−パラ−フェニレンジアミン、4−N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノ−2−メチルアニリン、4−N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノ−2−クロロアニリン、2−β−ヒドロキシエチル−パラ−フェニレンジアミン、2−フルオロ−パラ−フェニレン−ジアミン、2−イソプロピル−パラ−フェニレンジアミン、N−(β−ヒドロキシプロピル)−パラ−フェニレンジアミン、2−ヒドロキシメチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ジメチル−3−メチル−パラ−フェニレンジアミン、N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル)−パラ−フェニレンジアミン、N−(β,γ−ジヒドロキシプロピル)−パラ−フェニレンジアミン、N−(4’−アミノフェニル)−パラ−フェニレンジアミン、N−フェニル−パラ−フェニレンジアミン、2−β−ヒドロキシエチルオキシ−パラ−フェニレンジアミン、2−β−アセチルアミノエチルオキシ−パラ−フェニレンジアミン、N−(β−メトキシエチル)−パラ−フェニレンジアミン、4−アミノフェニルピロリジン、2−チエニル−パラ−フェニレン−ジアミン、2−β−ヒドロキシエチルアミノ−5−アミノトルエン、2−(2,5−ジアミノフェニル)エタノール、2−(メトキシメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン、3(−2,5−ジアミノフェニル)プロパン−1−オール及び1−{3−[(4−アミノフェニル)アミノ]プロピル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム塩化物、並びにそれらの酸付加塩。
上に挙げたパラ−フェニレンジアミンの中でも、パラ−フェニレンジアミン、パラ−トリレンジアミン、2−イソプロピル−パラ−フェニレンジアミン、2−β−ヒドロキシエチル−パラ−フェニレンジアミン、2−β−ヒドロキシエチルオキシ−パラ−フェニレンジアミン、2,6−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、2,6−ジエチル−パラ−フェニレンジアミン、2,3−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)−パラ−フェニレンジアミン、2−クロロ−パラ−フェニレンジアミン、2−β−アセチルアミノエチルオキシ−パラ−フェニレンジアミン、2−(2,5−ジアミノフェニル)エタノール、2−(メトキシメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン、3(−2,5−ジアミノフェニル)プロパン−1−オール及び1−{3−[(4−アミノフェニル)アミノ]プロピル}−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム塩化物、並びにそれらの酸付加塩が特に好ましい。
ビス(フェニル)アルキレンジアミンの中でも、挙げることができる例として、以下:N,N’−ビス(β−ヒドロキシエチル)−N,N’−ビス(4’−アミノフェニル)−1,3−ジアミノプロパノール、N,N’−ビス(β−ヒドロキシエチル)−N,N’−ビス(4’−アミノフェニル)エチレンジアミン、N,N’−ビス(4’−アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N’−ビス(β−ヒドロキシエチル)−N,N’−ビス(4’−アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N’−ビス(4−メチルアミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N’−ビス(エチル)−N,N’−ビス(4’−アミノ−3’−メチルフェニル)エチレンジアミン及び1,8−ビス(2,5−ジアミノフェノキシ)−3,6−ジオキサオクタン、並びにそれらの酸付加塩がある。
挙げることができるパラ−アミノフェノールとして、例えば、パラ−アミノフェノール、4−アミノ−3−メチルフェノール、4−アミノ−3−フルオロフェノール、4−アミノ−3−ヒドロキシメチルフェノール、4−アミノ−2−メチルフェノール、4−アミノ−2−ヒドロキシメチルフェノール、4−アミノ−2−メトキシメチルフェノール、4−アミノ−2−アミノメチルフェノール、4−アミノ−2−(β−ヒドロキシエチルアミノメチル)フェノール及び4−アミノ−2−フルオロフェノール、並びにそれらの酸付加塩がある。
オルト−アミノフェノールの中でも、挙げることができる例として、2−アミノフェノール、2−アミノ−5−メチルフェノール、2−アミノ−6−メチルフェノール及び5−アセトアミド−2−アミノフェノール、並びにそれらの酸付加塩がある。
ヘテロ環塩基の中でも、挙げることができる例として、ピリジン誘導体、ピリミジン誘導体及びピラゾール誘導体、並びに欧州特許出願第1 792 903号及び同第1 792 606号明細書に記載のピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1−オンタイプの誘導体及びピラゾロピリジンタイプの誘導体がある。
ピリジン誘導体の中でも、例えば、英国特許第1 026 978号及び同第1 153 196号明細書に記載の化合物、例えば、2,5−ジアミノピリジン、2−(4−メトキシフェニル)アミノ−3−アミノピリジン、2,3−ジアミノ−6−メトキシピリジン、2−(β−メトキシエチル)アミノ−3−アミノ−6−メトキシピリジン及び3,4−ジアミノピリジン、並びにそれらの酸付加塩が挙げられる。
ピリミジン誘導体として、例えば、独国特許第2 359 399号明細書;日本国特許第88−169 571号明細書;日本国特許第05 163 124号明細書;欧州特許第0 770 375号明細書又は国際公開第96/15765号パンフレットに記載の化合物、例えば、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、4−ヒドロキシ−2,5,6−トリアミノピリミジン、2−ヒドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、2,4−ジヒドロキシ−5,6−ジアミノピリミジン及び2,5,6−トリアミノピリミジン、並びにピラゾロピリミジン誘導体、例えば、仏国特許出願第2 750 048号明細書に記載のものなどを挙げることができ、それらの中でも、ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミン、2,5−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミン、ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,5−ジアミン、2,7−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,5−ジアミン、3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−オール、3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−オール、2−(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)エタノール、2−(7−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イルアミノ)エタノール、2−[(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール、2−[(7−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール、5,6−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミン、2,6−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミン、2,5,−N7,N7−テトラメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミン及び3−アミノ−5−メチル−7−イミダゾリルプロピルアミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン、並びにそれらの酸付加塩、さらには、互変異性平衡が存在すれば、それらの互変異性型を挙げることができる。
挙げることができるピラゾール誘導体として、独国特許第3 843 892号及び同第4 133 957号明細書、並びに国際公開第94/08969号、同第94/08970号パンフレット、仏国特許出願第2 733 749号明細書及び独国特許第195 43 988号明細書に記載の化合物、例えば、4,5−ジアミノ−1−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−(β−ヒドロキシエチル)ピラゾール、3,4−ジアミノ−ピラゾール、4,5−ジアミノ−1−(4’−クロロベンジル)ピラゾール、4,5−ジアミノ−1,3−ジメチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−ジメチル−1−フェニルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−メチル−3−フェニルピラゾール、4−アミノ−1,3−ジメチル−5−ヒドラジノピラゾール、1−ベンジル−4,5−ジアミノ−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−tert−ブチル−1−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−tert−ブチル−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−(β−ヒドロキシエチル)−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチル−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチル−3−(4’−メトキシフェニル)−ピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチル−3−ヒドロキシメチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−ヒドロキシメチル−1−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−ヒドロキシメチル−1−イソプロピルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−メチル−1−イソプロピルピラゾール、4−アミノ−(2’−アミノエチル)−アミノ−1,3−ジメチルピラゾール、3,4,5−トリアミノピラゾール、1−メチル−3,4,5−トリアミノピラゾール、3,5−ジアミノ−1−メチル−4−メチルアミノピラゾール、及び3,5−ジアミノ−4−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−1−メチルピラゾール、並びにそれらの酸付加塩がある。
ピラゾロ[1,2a]ピラゾール−1−オンタイプの誘導体として、2,3−ジアミノ−6,7−ジヒドロ,1H−5H−ピラゾロ[1,2a]ピラゾール−1−オンが挙げられる。
本発明に関連して有用な染料組成物は、ケラチン繊維を染色するのに一般に使用されている1種又は複数種のカプラーを含んでもよい。これらのカプラーとして、特に、メタ−フェニレンジアミン、メタ−アミノフェノール、メタ−ジフェノール、ナフタレン系カプラー及びヘテロ環カプラーが挙げられる。
挙げることができる例として、以下:2−メチル−5−アミノフェノール、5−N−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−2−メチルフェノール、6−クロロ−2−メチル−5−アミノフェノール、3−アミノフェノール、1,3−ジヒドロキシベンゼン、1,3−ジヒドロキシ−2−メチルベンゼン、4−クロロ―1,3−ジヒドロキシベンゼン、2,4−ジアミノ−1−(β−ヒドロキシエチルオキシ)ベンゼン、2−アミノ−4−(β−ヒドロキシエチルアミノ)−1−メトキシベンゼン、1,3−ジアミノベンゼン、1,3−ビス(2,4−ジアミノフェノキシ)プロパン、3−ウレイドアニリン、3−ウレイド−1−ジメチルアミノベンゼン、セサモール、1−β−ヒドロキシエチルアミノ−3,4−メチレンジオキシベンゼン、α−ナフトール、2−メチル−1−ナフトール、6−ヒドロキシインドール、4−ヒドロキシインドール、4−ヒドロキシ−N−メチルインドール、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、6−ヒドロキシベンゾモルホリン、3,5−ジアミノ−2,6−ジメトキシピリジン、1−N−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−3,4−メチレンジオキシベンゼン及び2,6−ビス(β−ヒドロキシエチルアミノ)トルエン、並びにそれらの酸付加塩を含む。
一般に、本発明に関連して、酸化塩基及びカプラーのために使用することができる酸との付加塩は、特に、塩酸塩、水素酸塩、硫酸塩、クエン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、乳酸塩、トシレート、ベンゼンスルホン酸塩、リン酸塩及び酢酸塩から選択される。
これらが本発明の染料組成物中に存在する場合、酸化塩基は、一般に、組成物の総質量に対して、0.001質量%〜10質量%、より好ましくは0.005質量%〜6質量%の範囲の量で存在する。
カプラーが存在する場合、これらは、一般に、組成物の総質量に対して、好ましくは0.001%〜10%、より好ましくは0.005質量%〜6質量%の量で存在する。
本発明に関連して、有用である染料組成物は、任意選択で、ケラチン繊維を染色するのに通常使用されている少なくとも1種の別の直接染料を含んでもよい。これは、カチオン及びナニオン種から選択してよい。
挙げることができる非限定的例は、単独又は混合物としてのニトロベンゼン染料、アゾ、アゾメチン、メチン、テトラアザペンタメチン、アントラキノン、ナフトキノン、ベンゾキノン、フェノチアジン、インジゴイド、キサンテン、フェナントリジン及びフタロシアニン染料、トリアリルメタン系染料並びに天然染料を含む。
これは、例えば、下記の赤色又は橙色のニトロベンゼン染料:1−ヒドロキシ−3−ニトロ−4−N−(γ−ヒドロキシプロピル)アミノベンゼン、N−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−3−ニトロ−4−アミノベンゼン、1−アミノ−3−メチル−4−N−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−6−ニトロベンゼン、1−ヒドロキシ−3−ニトロ−4−N−(β−ヒドロキシエチル)−アミノベンゼン、1,4−ジアミノ−2−ニトロベンゼン、1−アミノ−2−ニトロ−4−メチルアミノベンゼン、N−(β−ヒドロキシエチル)−2−ニトロ−パラ−フェニレンジアミン、1−アミノ−ニトロ−4−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−5−クロロベンゼン、2−ニトロ−4−アミノジフェニルアミン、1−アミノ−3−ニトロ−6−ヒドロキシベンゼン、1−(β−アミノエチル)アミノ−2−ニトロ−4−(β−ヒドロキシエチルオキシ)−ベンゼン、1−(β,γ−ジヒドロキシプロピル)オキシ−3−ニトロ−4−(β−ヒドロキシエチル)アミノベンゼン、1−ヒドロキシ−3−ニトロ−4−アミノベンゼン、1−ヒドロキシ−2−アミノ−4,6−ジニトロベンゼン、1−メトキシ−3−ニトロ−4−(β−ヒドロキシエチル)アミノベンゼン、2−ニトロ−4’−ヒドロキシジフェニル−アミン及び1−アミノ−2−ニトロ−4−ヒドロキシ−5−メチルベンゼンから選択することができる。
さらに、別の直接染料を黄色及び黄緑色ニトロベンゼン直接染料から選択することもできる。挙げることができる例として、以下から選択される化合物がある:1−β−ヒドロキシエチルオキシ−3−メチルアミノ−4−ニトロベンゼン、1−メチルアミノ−2−ニトロ−5−(β,γ−ジヒドロキシプロピル)オキシベンゼン、1−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−2−メトキシ−4−ニトロベンゼン、1−(β−アミノエチル)アミノ−2−ニトロ−5−メトキシベンゼン、1,3−ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノ−4−ニトロ−6−クロロベンゼン、1−アミノ−2−ニトロ−6−メチルベンゼン、1−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−2−ヒドロキシ−4−ニトロベンゼン、N−(β−ヒドロキシエチル)−2−ニトロ−4−トリフルオロメチルアニリン、4−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−3−ニトロベンゼンスルホン酸、4−エチルアミノ−3−ニトロ安息香酸、4−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−3−ニトロクロロベンゼン、4−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−3−ニトロメチルベンゼン、4−(β,γ−ジヒドロキシプロピル)アミノ−3−ニトロトリフルオロメチルベンゼン、1−(β−ウレイドエチル)アミノ−4−ニトロベンゼン、1,3−ジアミノ−4−ニトロベンゼン、1−ヒドロキシ−2−アミノ−5−ニトロベンゼン、1−アミノ−2−[トリス(ヒドロキシル−メチル)メチル]アミノ−5−ニトロベンゼン、1−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−2−ニトロベンゼン及び4−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−3−ニトロベンズアミド。
また、青色又は紫色ニトロベンゼン直接染料、例えば、1−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−4−N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノ−2−ニトロベンゼン、1−(γ−ヒドロキシプロピル)アミノ−4−N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノ−2−ニトロベンゼン、1−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−4−(N−メチル−N−β−ヒドロキシエチル)アミノ−2−ニトロベンゼン、1−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−4−(N−エチル−N−β−ヒドロキシエチル)アミノ−2−ニトロベンゼン、1−(β,γ−ジヒドロキシプロピル)アミノ−4−(N−エチル−N−β−ヒドロキシエチル)アミノ−2−ニトロベンゼン、並びに下記の式(III)の2−ニトロ−パラ−フェニレンジアミンも挙げることができる:
Figure 2018505255
(式中、
・Rは、C〜Cアルキルラジカル又はβ−ヒドロキシエチル、β−ヒドロキシプロピル若しくはγ−ヒドロキシプロピルラジカルを示し;
・R及びRは、同じでも異なっていてもよく、β−ヒドロキシエチル、β−ヒドロキシプロピル、γ−ヒドロキシプロピル又はβ,γ−ジヒドロキシプロピルラジカルを示し、ここで、ラジカルR、R若しくはRの少なくとも1つは、γ−ヒドロキシプロピルラジカルを示し、R及びRは、Rが、仏国特許第2 692 572号明細書に記載されているものなどのγ−ヒドロキシプロピルラジカルであるとき、同時にβ−ヒドロキシエチルラジカルを示すことはできない)。
本発明に従って使用することができるアゾ直接染料としては、国際公開第95/15144号、同第95/01772号パンフレット、欧州特許第714954号明細書、仏国特許第2 822 696号、同第2 825 702号、同第2 825 625号、同第2 822 698号、同第2 822 693号、同第2 822 694号、同第2 829 926号、同第2 807 652号明細書、国際公開第02/078660号、同第02/100834号、同第02/100369号パンフレット、並びに仏国特許第2 844 269号明細書に記載されているカチオン系アゾ染料を挙げることができる。
これらの化合物のうち、とりわけ下記の染料を挙げることができる:1,3−ジメチル−2−[[4−(ジメチルアミノ)フェニル]アゾ]−1H−イミダゾリウムハロゲン化物、1,3−ジメチル−2−[(4−アミノフェニル)アゾ]−1H−イミダゾリウムハロゲン化物、1−メチル−4−[(メチルフェニルヒドラゾノ)メチル]−ピリジニウムハロゲン化物又は硫酸アルキル。
アゾ直接染料として、さらに、カラーインデックスインターナショナル(Colour Index International)第3版に記載されている下記の染料も挙げることができる:ディスパースレッド(Disperse Red)17、アシッドイエロー(Acid Yellow)9、アシッドブラック(Acid Black)1、ベーシックレッド(Basic Red)22、ベーシックレッド(Basic Red)76、ベーシックイエロー(Basic Yellow)57、ベーシックブラウン(Basic Brown)16、アシッドイエロー(Acid Yellow)36、アシッドオレンジ(Acid Orange)7、アシッドレッド(Acid Red)33、アシッドレッド(Acid Red)35、ベーシックブラウン(Basic Brown)17、アシッドイエロー(Acid Yellow)23、アシッドオレンジ(Acid Orange)24、ディスパースブラック(Disperse Black)9。
また、1−(4’−アミノジフェニルアゾ)−2−メチル−4−ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノベンゼン及び4−ヒドロキシ−3−(2−メトキシフェニルアゾ)−1−ナフタレンスルホン酸も挙げることができる。
キノン直接染料として、下記の染料:ディスパースレッド(Disperse Red)15、ソルベントバイオレット(Solvent Violet)13、アシッドバイオレット(Acid Violet)43、ディスパースバイオレット(Disperse Violet)1、ディスパースバイオレット(Disperse Violet)4、ディスパースブルー(Disperse Blue)1、ディスパースバイオレット(Disperse Violet)8、ディスパースブルー(Disperse Blue)3、ディスパースレッド(Disperse Red)11、アシッドブルー(Acid Blue)62、ディスパースブルー(Disperse Blue)7、ベーシックブルー(Basic Blue)22、ディスパースバイオレット(Disperse Violet)15、ベーシックブルー(Basic Blue)99、並びに下記の化合物:1−N−メチルモルホリニウムプロピルアミノ−4−ヒドロキシアントラキノン、1−アミノプロピルアミノ−4−メチルアミノアントラキノン、1−アミノプロピルアミノアントラキノン、5−β−ヒドロキシエチル−1,4−ジアミノアントラキノン、2−アミノエチルアミノアントラキノン、1,4−ビス(β,γ−ジヒドロキシプロピルアミノ)アントラキノンを挙げることができる。
アジン染料として、下記の化合物:ベーシックブルー(Basic Blue)17、ベーシックレッド(Basic Red)2が挙げられる。
本発明に従って使用することができるトリアリルメタン染料として、下記の化合物:ベーシックグリーン(Basic Green)1、アシッドブルー(Acid Blue)9、ベーシックバイオレット(Basic Violet)3、ベーシックバイオレット(Basic Violet)14、ベーシックブルー(Basic Blue)7、アシッドバイオレット(Acid Violet)49、ベーシックブルー(Basic Blue)26、アシッドブルー(Acid Blue)7が挙げられる。
本発明に従って使用することができるインドアミン染料として、下記の化合物:2−β−ヒドロキシエチルアミノ−5−[ビス(β−4’−ヒドロキシエチル)アミノ]アニリノ−1,4−ベンゾキノン、2−β−ヒドロキシエチルアミノ−5−(2’−メトキシ−4’−アミノ)アニリノ−1,4−ベンゾキノン、3−N−(2’−クロロ−4’−ヒドロキシ)−フェニルアセチルアミノ−6−メトキシ−1,4−ベンゾキノンイミン、3−N(3’−クロロ−4’−メチルアミノ)−フェニルウレイド−6−メチル−1,4−ベンゾキノンイミン及び3−[4’−N−(エチルカルバミル−メチル)アミノ]フェニルウレイド−6−メチル−1,4−ベンゾキノンイミンを挙げることができる。
本発明に従って使用することができるテトラアザペンタメチンタイプの染料として、下記の化合物:2−((E)−{(E)−[(1,3−ジメチル−1,3−ジヒドロ−2H−イミダゾール−2−イリデン)ヒドラゾノ]メチル}ジアゼニル)−1,3−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウム塩化物;2−{(E)−[(1Z)−N−(1,3−ジメチル−1,3−ジヒドロ−2H−イミダゾール−2−イリデン)エタンヒドラゾノイル]ジアゼニル}−1,3−ジメチル−1H−イミダゾール−3−イウム塩化物;4−メトキシ−2−((E)−{(1E)−1−[(2E)−(4−メトキシ−1−メチルピリジン−2(1H)−イリデン)ヒドラゾノ]エチル}ジアゼニル)−1−メチルピリジニウム塩化物;1−メチル−2−((E)−{(1E)−1−[(2E)−(1−メチルピリジン−2(1H)−イリデン)ヒドラゾノ]エチル}ジアゼニル)−ピリジニウム塩化物;1−(2−ヒドロキシエチル)−2−[(E)−((1E)−1−{(2E)−[1−(2−ヒドロキシエチル)−ピリジン−2(1H)−イリデン)ヒドラゾノ}エチル)ジアゼニル]ピリジニウム塩化物;1−メチル−2−((E)−{(E)−[(2Z)−(1−メチルピリジン−2(1H)−イリデン)ヒドラゾノ]メチル}ジアゼニル)−ピリジニウム塩化物;1−(2−ヒドロキシエチル)−2−[(E)−((E)−{(2E)−[1−(2−ヒドロキシエチル)−ピリジン−2(1H)−イリデン)ヒドラゾノ}メチル)ジアゼニル]ピリジニウム酢酸塩を挙げることができる。
本発明に従って使用することができる別の天然直接染料として、ローソン(Lawsone)、ユグロン(juglone)、アリザリン、プルプリン、カルミン酸、ケルメス酸、プルプロガリン、プロトカテキュアルデヒド(protocatechaldehyde)、インジゴ、イサチン、クルクミン、スピヌロシン及びアピゲニジンが挙げられる。また、これらの天然染料を含む抽出物又は煎じ汁、特にヘナを基材とする湿布又はエキスを使用してもよい。
これらが存在する場合、組成物中の追加的染料の含有率は、一般に、組成物の質量に対して0.001質量%〜20質量%、好ましくは0.01質量%〜10質量%の範囲である。
染料支持体とも呼ばれる、染色に好適な媒体は、一般に、水、又は水と、十分に水溶性ではない化合物を溶解させるための少なくとも1種の有機溶媒の混合物を含む。
より具体的には、有機溶媒は、2〜10炭素原子を含む、直鎖又は分岐状で、好ましくは飽和モノアルコール又はジオール、例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ヘキシレングリコール(2−メチル−2,4−ペンタンジオール)、ネオペンチルグリコール及び3−メチル−1,5−ペンタンジオール;芳香族アルコール、例えば、ベンジルアルコール及びフェニルエチルアルコール;グリコール若しくはグリコールエーテル、例えば、エチレングリコールモノメチル、モノエチル及びモノブチルエーテル、プロピレングリコール又はそれらのエーテル、例えば、プロピレングリコール、ブチレングリコール若しくはジプロピレングリコールモノメチルエーテル;さらにまた、特にC〜Cの、ジエチレングリコールアルキルエーテル、例えば、ジエチレングリコールモノエチルエーテル若しくはモノブチルエーテルから、単独で又は混合物として選択される。
前述した一般的溶媒は、もし存在すれば、通常、組成物の総質量に対して1質量%〜40質量%、好ましくは5質量%〜30質量%を占める。
本発明に関連して有用な染料組成物は、さらに、毛髪染料組成物に一般に使用されている様々なアジュバント、例えば、アニオン、カチオン、ノニオン性、両性若しくは双性イオン性界面活性剤又はそれらの混合物、アニオン、カチオン、ノニオン性、両性若しくは双性イオン性ポリマー又はそれらの混合物、無機又は有機増粘剤、並びにとりわけアニオン、カチオン、ノニオン性及び両性ポリマー会合性増粘剤、抗酸化剤、浸透剤、隔離剤、芳香剤、バッファー、分散剤、コンディショニング剤、例えば揮発性若しくは非揮発性、修飾若しくは非修飾シリコーン、塗膜形成剤、セラミド、保存料及び乳白剤を含有してもよい。
前述したアジュバントは、一般に、組成物の質量に対してそれぞれ0.01質量%〜20質量%の範囲で存在する。
言うまでもなく、当業者であれば、本発明に関連して有用な染料組成物に固有に備わる有利な特性が、考慮される添加による有害な影響を受けない、又は実質的に受けないように、上記の任意選択の追加化合物を注意して選択するであろう。
本発明に関連して有用な染料組成物のpHは、一般に、約3〜12であり、好ましくは、約5〜11である。これは、ケラチン繊維を染色するのに通常使用されている酸化又は塩基化剤を用いて、あるいは、標準的バッファー系を用いて、所望の値に調節することができる。上記の範囲内でのpHの変更によって、化合物(I)又は(II)の形成を促進する。
酸化剤の中でも、挙げることができる例として、無機酸、例えば、塩酸、硝酸若しくは硫酸、又は有機酸、例えば、酢酸、酒石酸、クエン酸若しくは乳酸などの少なくとも1つのカルボン酸官能基、スルホン酸官能基、ホスホン酸官能基又はリン酸官能基を含む化合物がある。
塩基化剤の中でも、挙げることができる例として、アンモニア水、アルカリ炭酸塩、アルカノールアミン、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン及びトリエタノールアミン、さらにはそれらの誘導体、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、並びに下記の式(IV)の化合物:
Figure 2018505255
(式中、Wは、任意選択でヒドロキシル基又はC〜Cアルキルラジカルで置換されたプロピレン残基であり;Ra、Rb、Rc及びRdは、同じでも異なっていてもよく、水素原子又はC〜Cアルキル若しくはC〜Cヒドロキシアルキルラジカルを示す)
がある。
式(I)の化合物は、大気酸素との反応、又は酸化剤の作用により、式(II)のロイコ化合物から取得することができ、酸化剤は、当技術分野で一般に使用されている任意の化学酸化剤であってよい。従って、これは、過酸化水素、過酸化尿素、アルカリ金属臭素酸塩、過ホウ酸塩及び過硫酸塩などの過酸基塩、並びに酵素から選択することができ、酵素としては、ペルオキシダーゼ、ウリカーゼなどの2−電子オキシドレダクターゼ、及びラッカーゼなどの4−電子オキシゲナーゼが挙げられる。酸化剤は、過酸化水素であるのが好ましい。
酸化剤はまた、ケラチン繊維の同時明色化(明色化染色)を達成するために、及び/又は組成物が、酸化塩基若しくはカプラーを含有する場合にも必要となる。
本発明の組成物は、任意選択で、少なくとも1種のこうした酸化剤を含み得る。
本発明の染料組成物中に酸化剤が存在する場合、その量は、好ましくは組成物の総質量に対して5質量%〜100質量%、より好適には50質量%〜100質量%である。
本発明に関連して有用な染料組成物は、液体、クリーム若しくはゲルなどの様々な形態、又はケラチン繊維、特にヒトの毛髪を染色するのに好適ないずれか他の形態であってよい。
得られる着色は、ケラチン繊維に適用される化合物に左右される。着色は、これらの化合物の全てが、ピラゾロピリジン単位を担持するアゾメチンタイプの染料の形態をしているとき、すなわち、式(I)のものであるとき、より強力である。式(I)の化合物から式(II)の化合物の形成を促進することによって、着色の強度をその消失まで低減することができる。
本発明による染色方法は、上に定義した通りの少なくとも1つの染料組成物をケラチン繊維に適用するステップを含む。
酸化剤を使用するとき、それは、本発明の組成物中に存在してもよい。また、酸化剤は、前処理又は後処理として、個別に適用してもよい。
本発明の組成物の適用に続いて、任意選択ですすぎのステップを実施してもよい。
染料組成物の放置時間は、一般に、3〜60分、好ましくは5〜40分、さらに好ましくは10〜30分である。
一般に使用されている適用温度は、室温、好ましくは25〜55℃である。
以下の実施例は、本発明を説明する上で役立つが、限定的性質を呈示するものではない。
実施例1:2−[(3−{[4−イミノ−2,3,7−トリメチル−1,4−ジヒドロ−5H−インドール−5−イリデン]アミノ}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)オキシ]エタノール塩酸塩の合成
Figure 2018505255
気泡発生器を備えた2リットルの一口丸底フラスコに、39.60g(172.17mmol)の2−[(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)オキシ]エタノール塩酸塩を導入し、80mlのエタノールと80mlの水から成る混合物中に溶解させる。
この溶液に、30g(172.17mmol)の2,3,7−トリメチル−1H−インドール−4−アミン、80ml(860.85mmol)のアンモニアの20%水溶液及び93ml(860.85mmol)の過酸化水素の30%水溶液を添加する。
続いて、溶液を室温で24時間攪拌する。形成された濃褐色の沈殿物を濾過により単離し、水で洗浄してから、乾燥剤の存在下、30℃の真空デシケータ内で一定重量まで乾燥させる。
濃褐色の粉末の形態をした生成物が得られる。
分光分析から、2−[(3−{[4−イミノ−2,3,7−トリメチル−1,4−ジヒドロ−5H−インドール−5−イリデン]アミノ}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)オキシ]エタノール塩酸塩の取得が明らかにされる。
実施例2:2−[(3−{[4−イミノ−7−トリメチル−1,4−ジヒドロ−5H−インドール−5−イリデン]アミノ}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)オキシ]エタノール塩酸の合成
Figure 2018505255
気泡発生器を備えた250mlの一口丸底フラスコに、30mlの水と10mlのエタノールの混合物を導入した後、87.18mgの2−[(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)オキシ]エタノール塩酸塩と55.5mgの7−メチル−1H−インドール−4−アミンを添加する。
この溶液に、4mlのアンモニアの20%水溶液と4mlの20容量過酸化水素水溶液を添加する。
続いて、溶液を室温で24時間攪拌する。形成された濃い色の沈殿物を濾過により単離し、水で洗浄してから、乾燥剤の存在下、30℃の真空デシケータ内で一定重量まで乾燥させる。
黒色の粉末の形態をした生成物が得られる。
分光分析から、2−[(3−{[4−イミノ−7−メチル−1,4−ジヒドロ−5H−インドール−5−イリデン]アミノ}ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)オキシ]エタノールの取得が明らかにされる。
実施例3:中性pHでの染色の例
下記の染料組成物を、下の表に表示する成分を用いて調製し、また、具体的に、上の実施例1及び2で合成した染料を示す。
Figure 2018505255
(1)上の実施例1又は2で合成した染料:
Figure 2018505255
(2)pH7染料支持体
96°エチルアルコール 20.8g
40質量%の水溶液としてのジエチレントリアミン五酢酸の五ナトリウム 0.48gAM*
60質量%の水溶液としての(C〜C10アルキル)ポリグリコシド 3.6gAM
ベンジルアルコール 2.0g
8エチレンオキシド単位を含むポリエチレングリコール 3.0g
NaHPO 0.28g
KHPO 0.46g
AM:活性物質
各組成物を、90%の白髪を含む1房の灰色の毛髪に適用した。30分の放置時間後、髪の房をすすぎ、標準的シャンプーで洗浄し、再度すすいだ後、乾燥させた。
得られた色合いを下の表に記載する。
Figure 2018505255
酸化剤の存在下での着色の場合:使用時に、前述した組成物の各々を同質量の20容量過酸化水素水溶液(100グラムの総質量に対し6質量%)と混合した。最終pH7を取得する。
得られた色合いを下の表に記載する。
Figure 2018505255
実施例4:塩基性媒体中での染色の例
下記の染料組成物を以下の調製した。
Figure 2018505255
(3):pH9.5染料支持体
96°エチルアルコール 20.8g
40%水溶液としてのジエチレントリアミン五酢酸の五ナトリウム塩 0.48g AM
60質量%水溶液としてのC〜C10アルキルポリグリコシド 3.6g AM
ベンジルアルコール 2.0g
8単位のエチレンオキシドを含むポリエチレングリコール 3.0g
NHCl 4.32g
20%NHを含むアンモニア水 2.94g
AM:活性物質
得られた各混合物を、90%の白髪を含む灰色の毛髪の束に適用した。30分の放置時間後、髪の束をすすぎ、標準的シャンプーで洗浄し、再度すすいだ後、乾燥させた。
染毛を肉眼で評価し、及び/又は測定する。
得られた色合いを下の表に記載する。
Figure 2018505255
酸化剤の存在下での染色の場合:使用時に、前述した組成物の各々を同質量の20容量過酸化水素水溶液と混合した。最終pH9.5を取得する。
酸化媒体中での染色の場合:使用時に、前述した組成物の各々を同質量の20容量過酸化水素水溶液と混合した。最終pH9.5を取得する。
得られた色合いを下の表に記載する。
Figure 2018505255
毛髪の房の色彩をCIE L* a* b*系で、Minolta Spectrophotometer CM2600D比色計(スペキュラー成分を含む、光源D65、角度10°)を用いて評価した。
このL* a* b*系では、3つのパラメータは、それぞれ、L*:色彩強度、a*:緑/赤色軸、及びb*:青/黄色軸を示す。強度については、値が低いほど、色彩は暗く、且つ濃くなる。
結果を以下の表に記載する。
Figure 2018505255

Claims (15)

  1. 下記式(I)のピラゾロピリジン単位を担持するアゾメチンタイプの染料及び下記式(II)のそれらのロイコ形態、さらにはそれらの光学及び幾何異性体、それらの互変異性体、それらの酸又は塩基付加塩、並びに水和物などのそれらの溶媒和物:
    Figure 2018505255
    から選択される化合物
    (式(I)及び(II)中:
    ・Zは、酸素原子又は基−N(R)−を示し;
    が、−N(R)−を示すとき、R及びRは、それらが結合する窒素原子と一緒に、任意選択で置換された、5〜8員の、飽和、不飽和若しくは芳香族ヘテロ環を形成することができ;
    ・R及びRは、各々独立に、以下:
    − 水素原子;
    − 任意選択で1個又は複数個の非隣接ヘテロ原子、好ましくは酸素で分断され、且つ/又は好ましくはi)ヒドロキシル、ii)任意選択で置換された、5〜8員の、飽和、不飽和若しくは芳香族(ヘテロ)環、iii)−N(R’)R’’、iv)−NR’R’’R’’’(R’、R’’及びR’’’は各々独立に、C〜Cアルキル基を示す)から選択される1つ又は複数の基で、任意選択で置換されたC〜C10アルキルラジカル;
    − 任意選択で置換された、飽和、不飽和若しくは芳香族5〜8員(ヘテロ)環基
    を示し;
    ・R、R、R及びRは、各々独立に、以下:
    − 水素原子、
    − 任意選択で置換されたC〜Cアルキルラジカル、
    − −NH、−N(H)−R10、−N(R11)−R12、OH及び−ORから選択される基(ここで、R及びR10は、任意選択で置換された、直鎖若しくは分岐状C〜Cアルキルを示し、R11及びR12は、同じでも異なっていてもよく、任意選択で置換された、直鎖若しくは分岐状C〜Cアルキルを示し、ここで、R11及びR12は、それらが結合する窒素原子と一緒に、任意選択で酸素及び窒素から選択される1個又は複数個の他のヘテロ原子若しくは基を含む、飽和、不飽和若しくは芳香族5〜8員ヘテロ環を形成することが可能であり、前記ヘテロ環は、任意選択で置換されている)
    を示し;
    ・R、R、R及びRは、隣接するラジカルとペアで、任意選択で置換された、飽和若しくは不飽和又は芳香族(ヘテロ)環を形成することができ;
    ・R’及びR’は、同じでも異なっていてもよく、以下:
    − 水素原子;
    − 任意選択で1つ又は複数のヒドロキシルラジカルで置換された、C〜C、好ましくはC〜Cアルキルラジカル;
    − C〜Cアルキルカルボキシレートラジカル;
    − カルボキシルラジカル
    を示し;
    ・R’は、以下:
    − 水素原子;
    − C〜Cアルキルラジカル
    を示し;
    ・R’は、以下:
    − 水素原子;
    − ハロゲン原子;
    − 任意選択で、1個又は複数個の非隣接酸素原子及び/又は1つ又は複数の非隣接二価基−N(R’)−で分断され、且つ任意選択で、−OH及び−N(R’)R’から選択される、同じでも異なっていてもよい1つ又は複数のラジカルで置換された直鎖又は分岐状C〜C10アルキルラジカル;
    − カルボキシルラジカル;
    − C〜C10アルキルカルボキシレート;
    − ラジカル−CONR’R’
    − C〜C10アルコキシラジカル又はC〜C10(ポリ)ヒドロキシアルコキシラジカル;
    − (ポリ)(C〜C10アルコキシ)−(C〜C10アルコキシ)ラジカル;
    − ラジカル−O−Ak−N(R’)R’10(ここで、Akは、任意選択で、1個又は複数個の酸素原子及び/又は非隣接二価基−N(R’)−で分断された、直鎖C〜C又は分岐状C〜C二価アルキレンラジカルである)
    を示し;
    ・R’及びR’は、同じでも異なっていてもよく、以下:
    − 水素原子;
    − 任意選択で1つ又は複数のヒドロキシルラジカルで置換された、C〜Cアルキルラジカル;
    を示し;
    ・R’及びR’10は、同じでも異なっていてもよく、i)直鎖若しくは分岐状C〜Cアルキルラジカル、ii)C〜Cアルケニルラジカル又はiii)C〜Cアルキニルラジカルを示し;
    ・R’及びR’10は、それらを担持する窒素と一緒に、飽和若しくは不飽和5〜8員ヘテロ環を形成することができ、この鎖員の1つは、場合により、酸素原子若しくは窒素原子、又は二価ラジカル−N(R’11)−であり、ここで、R’11は、水素原子、又は任意選択で、−OH、−N(R’)R’及びC〜Cアルキルから選択される1つ又は複数のラジカルで置換された、C〜Cアルキル基を示し;
    ・R’’は、以下:
    − 水素原子;
    − 任意選択で酸素原子又は二価基−N(R)−(Rは、水素原子又はC〜Cアルキル基を示す)で分断された、直鎖若しくは分岐状C〜C10アルキルラジカル
    を示し;
    ここで、式(I)又は(II)の化合物は、陽荷電されている場合、分子の電気的中性を達成するために、カチオン電荷と同数のアニオン対イオンを含むことが理解される)。
  2. が、酸素原子又はラジカル−N(H)−を示すことを特徴とする、請求項1に記載の化合物。
  3. が、C〜Cアルキルラジカル、ヒドロキシル基で置換されたC〜Cアルキルラジカル、ジメチルアミノなどの(ジ)(C〜C)アルキルアミノで置換されたC〜Cアルキルラジカル、イミダゾリル、ピロリジニル、ピペリジル、モルホリニル及びピペラジニルから選択される含窒素ヘテロ環で置換されたC〜Cアルキルラジカルを示すことを特徴とする、請求項1又は2に記載の化合物。
  4. 、R、R及びRが、独立に、水素原子又はC〜Cアルキルラジカルを示すことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
  5. R’及びR’が、独立に、水素原子、又は任意選択で1つ又は複数のヒドロキシルラジカルで置換された、C〜Cアルキルラジカルを示すことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
  6. R’が、水素原子又はC〜Cアルキルラジカルを示すことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
  7. R’が、以下:i)水素原子;ii)任意選択でヒドロキシルラジカルで置換された、直鎖若しくは分岐状C〜Cアルキルラジカル;iii)C〜Cヒドロキシアルコキシラジカル;iv)ラジカル−O−Ak−NR’R’10(ここで、Akは、直鎖二価C〜Cアルキレンラジカルを示し、
    ・R’及びR’10は、独立に、飽和の、直鎖若しくは分岐状C〜Cアルキルラジカルを示すか;あるいは、
    ・R’及びR’10は、それらを担持する窒素原子と一緒に、ピロリジニル、モルホリニル、イミダゾリル、ピペラジニル及びピペリジルから選択されるヘテロ環を形成し、前記ヘテロ環は、任意選択で、−OH及びC〜Cアルキルから選択される1つ又は複数のラジカルで置換されている)
    を示すことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
  8. R’’が、以下:水素原子又は直鎖C〜Cアルキルラジカルを示すことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。
  9. 式(I)及び(II)の化合物、さらにはそれらの光学異性体、幾何異性体及び互変異性体、それらの酸又は塩基付加塩、並びに水和物などの溶媒和物:
    Figure 2018505255
    (式(I)及び(II)中:
    =Oの場合、R=−CHCHOH、−CHCHN(CH、−CHCHCHN(CHであり、
    =−N(R)−で、且つRが、水素原子を示す場合、R=−CHCHN(CH、−CHCHCHN(CHであり、
    R’、R、R、R及びRは、水素原子を示し、
    R’、R’及びR’’は、同じでも異なっていてもよく、水素原子又はメチルラジカルを示し、
    R’は、水素原子若しくはメチル、エチル、−O−(CH−OH、−O−(CH−OH、−O−(CH−Het又は−O−(CH−Hetラジカルを示し、ここで、Hetは、ピロリジニル若しくはモルホリノ若しくはイミダゾリル又はN−メチルピペラジノ若しくはピペリジノ基を表す)
    から選択されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
  10. 染色に適した媒体中に、請求項1〜9のいずれか1項に記載の1つ又は複数の化合物を含む、ケラチン繊維を染色するための組成物。
  11. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物が、前記組成物の総質量に対して、0.01質量%〜15質量%、好ましくは0.05質量%〜10質量%の範囲の量で存在することを特徴とする、請求項10に記載の組成物。
  12. 1種又は複数種の酸化剤をさらに含むことを特徴とする、請求項10又は11に記載の組成物。
  13. ケラチン繊維を染色するための、請求項1〜9のいずれか1項に記載の1つ又は複数の化合物の使用。
  14. ケラチン繊維を染色するための方法であって、請求項10〜12のいずれか1項に記載の少なくとも1つの染料組成物をこれらの繊維に適用することを特徴とする方法。
  15. 下記のスキーム:
    Figure 2018505255
    に従い、請求項1〜9のいずれか1項に記載の式(I)及び(II)の化合物を調製する方法であって、これは:
    − 第1段階で、3位にアミノ基を含むピラゾロ[1,5−a]ピリジン化合物A1を、5位がフリーで、4位にアミノ基を含むインドール化合物A2と反応させるが、
    好ましくは、この反応は、i)水又は水/C〜C10アルコール(例えば、エタノール)の混合物などの極性プロトン性溶媒中、ii)且つ/又は、特に水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウムなどの炭酸塩鉱物、若しくは酢酸塩から選択される、以下に定義する通りの1種又は複数種の塩基化剤の存在下で、iii)且つ/又は、過酸化物若しくは過硫酸塩などの化学酸化剤の存在下で、iv)且つ/又は、室温、すなわち25℃から溶媒の還流温度までの温度、好ましくは室温で行い;次に、
    − 第2段階で、前記反応媒体を5分〜48時間、より具体的には、前記反応を室温で行う場合、30分〜24時間の時間にわたり攪拌下に維持し;続いて、
    − 前記反応生成物(I)を任意選択で再結晶化、濾過又はクロマトグラフィーなどの標準的技術により精製するものであり;
    − 一変形によれば、一旦精製した化合物(I)を、グラファイト上に担持された水素による接触還元などの還元剤を用いて、又はパラジウム若しくはニッケルなどの遷移金属を用いて、あるいは、水素化物若しくはホウ化水素、又はトリグリコール酸誘導体での還元により還元して、ロイコ化合物(II)を取得し;これに続き、任意選択で、前述した標準的技術による精製のステップを行って、前記ロイコ化合物(II)を取得するものであり;
    − 別の変形によれば、化合物(I)を精製せずに、前述した還元剤を用いて還元して、前記ロイコ化合物(II)を取得し、これに続き任意選択で、前述した標準的技術による精製のステップを行って、前記ロイコ化合物(II)を取得する、方法。
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