JP2018501438A - カートリッジ用ピストン、カートリッジ、及びカートリッジの排気方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、カートリッジ用ピストンに関し、該ピストンは、媒体側と作動側とを有し、好ましくは少なくとも略円筒形の外形を有するピストン本体と、ピストン本体の少なくとも一部に隣接して配置されたピストンカバーと、ピストン本体内及びピストンカバーに隣接して配置された弁とを有し、該ピストン本体は、その外周面の外側領域に配置されたセンタリング部分を含み、該センタリング部分は、少なくとも1つの排気手段を含む。

Description

本発明は、カートリッジ用ピストン、カートリッジ、及びカートリッジの排気方法に関する。
先行技術では、カートリッジからの質量の多種多様な分配方法が知られている。質量は、いわゆる1成分質量であり得、これは、UV光もしくは熱のような外部エネルギー源によって、又は例えば、適用位置の周囲に存在する湿気等に起因して、のいずれかにより引き起こされる化学反応を介して硬化する、単一成分材料を意味する。1成分材料の典型的な用途は、例えば歯科分野又は建築業界において、例えば窓及びコンクリート要素のような製品を結合するため、又は異なる構成要素の間にシールを設けるために、使用され得る。
別の既知のタイプの質量は、多成分質量である。分配される材料は、典型的には、マトリックス材料及び硬化剤である。充填されたカートリッジは、1:1、2:1、4:1及び10:1等と呼ばれる異なる比率で供給され、これらの数字は、分配されるべき2つの材料のそれぞれの量の比を指定する。これらの異なる比の理由は、多種多様な組成物を混合し分配することを可能にするためである。例えば、いくつかの組成物はより多くの硬化剤を必要とし、そしていくつかはより少ない硬化剤を必要とする。また、いくつかの組成物は、より多くの混合を必要とする。組成物がカートリッジを出るときに組成物を混合するように適合された混合チップは、先行技術から知られている。
2成分材料は、典型的には印象材として使用され、歯科印象の形成、補綴修復のためのセメント材料として、試作セメント修復の一時的なセメントとして、又は一時的なクラウンをセメント付けするために使用される。2成分系材料の別の用途は、例えば、経時的に腐食する機械的接合部の代用品として使用されるような建設業界に存在する。接着結合は、窓及びコンクリート要素のような製品を結合するために使用することができる。多成分保護コーティング、例えば湿気バリア、腐食防止及び滑り止めコーティングの使用もますます一般的になってきている。使用することができる流動性材料の例は、例えば、商品名AFFINIS(登録商標)を用いるColtene社により、又は商品名PermaCemを用いるDMG社により供給される。
1成分及び多成分材料は、しばしば非常に高価であり、したがって、特にカートリッジ及び材料が一時使用のためだけでなく、それらが、例えば、数日間、数週間又はさらに数ヵ月間のかなりの期間にわたって複数の時間量、使用され得るように設計されている場合、これらの材料の貯蔵寿命を長くすることが望ましい。
構成要素の貯蔵時間を長くするために、充填されるカートリッジは、そこに貯蔵された質量と反応しない材料で作製されなければならない。さらに、カートリッジは清浄でなければならず、すなわち、特に単一成分の質量の貯蔵に関連して水分残渣などを含んではならない。カートリッジを充填するとき、カートリッジは、典型的には、カートリッジの出口から、カートリッジ内に既に載置されているピストンにより充填されるか、又はピストンを取り付ける前にピストンが通常受け入れられる端部から充填される。
両方の場合において、空気がピストンとそこに貯蔵される材料との間に閉じ込められ得る。この空気は、カートリッジ内に存在する材料の反応をもたらし、したがって、カートリッジ内に存在する材料の貯蔵寿命を低下させる可能性がある。
したがって、本発明の目的は、成分が一旦充填されたカートリッジの貯蔵寿命の改善を容易にするカートリッジを提供することである。本発明の別の目的は、カートリッジからの現存空気の排気を容易にするピストンを提供することである。
この目的は、請求項1に記載のピストンによって満たされる。
したがって、本発明によるピストンは、媒体側と作動側とを有し、該ピストンは、好ましくは、少なくとも実質的に円筒形の外形を有するピストン本体と、ピストン本体の少なくとも一部に隣接して配置されたピストンカバーと、ピストン本体内に配置され、ピストンカバーに隣接する弁とをさらに備え、該ピストン本体は、その外周面の外側領域に配置されたセンタリング部分を備え、該センタリング部分は、少なくとも1つの排気手段を備える。
センタリング部分は、カートリッジ内のピストンの設置を容易にし、これにより、設置に必要な時間、及びまたピストンとカートリッジとの組み合わせ中に遭遇し得る問題の量を低減する。
さらに、センタリング部分は、カートリッジの使用中にスクレーパとして作用することができる。これは、分配及び/又は排気プロセスの間に、ピストンがカートリッジ壁に沿って移動する際に、センタリング部分が質量、特にカートリッジ壁からの質量に存在する粒子を掻き取ることができるためである。
さらに、排気手段は、ピストンをカートリッジに挿入する際に、カートリッジ壁とセンタリング部分との間に閉じ込められた空気の量を減少させ、それにより、ピストンの挿入中に、流動性質量を含むカートリッジは、ほとんど汚染物質に接触することはない。
さらに、センタリング部分における排気手段は、空気が閉じ込められ得るカートリッジ壁とセンタリング部分との間に形成された空間がこれにより排気され得るので、組み立てられたカートリッジからの空気除去を改善する。
この接続において、ピストン本体は、ピストンの形状及びサイズを一般的に画定する部分と考えられることに留意すべきである。
好ましい実施形態では、センタリング部分は、面取りリップ及び円周方向に延びる傾斜面うちの少なくとも1つを含む。
好ましくは円周方向に延びる面取りリップ、及び円周方向に延びる傾斜面のうちの1つを有するセンタリング部分は、ピストンの挿入中にカートリッジの入口開口内にピストンを自動的にセンタリングすることにより、ピストンをカートリッジに挿入し易くする。さらに、ピストンがカートリッジの壁面に対して斜めにならずにカートリッジ内にガイドされることができるように、面取りされたリップ及び/又はピストンの長手方向軸に向かって円周方向に延びる傾斜面によって、カートリッジ壁がカートリッジ内にピストンが挿入されたときに損傷することが回避される。
少なくとも1つの排気手段がスロット、溝及び/又は開口を含むことが好ましい。このような排気手段は、ピストン本体の製造中に射出成形プロセスで容易に製造することができる。さらに、このような排気手段は、センタリング部分とカートリッジ壁との間に閉じ込められた空気の排気を確かに確実にする。
有利には、少なくとも2つ、好ましくは3つの排気手段がセンタリング部分に分けて備えられ、少なくとも2つの排気手段は、好ましくは、外周面の周りに規則的な間隔で分けられる。
少なくとも2つの排気手段を備えることにより、例えばカートリッジ壁とピストンとの間の空間がカートリッジへのピストンの挿入の間、均一に排気されることを確実にする。排気手段を外周面の周りに規則的な間隔で分けることにより、排気が外周面に沿って、特にカートリッジ壁とセンタリング部分との間の空間から均一な状態で行われることを確実にする。
有利には、少なくとも1つの排気手段は、ピストンの排気状態において弁と連通、好ましくはガス流体連通しており、これにより特に、少なくとも1つの排気手段及び弁を介して媒体側と作動側との間で排気が起こる。
この接続通信手段において、ガス、例えば排気手段の一方の側に存在する空気は、排気手段の一方の側から排気手段を介して弁に向かって流れることができる。これにより、例えば、排気手段及び弁を介してピストンの媒体側から空気を除去することができる。
有利には、センタリング部分は、ピストン本体の外側部分に配置され、ピストンの長手方向軸に向かって傾斜した壁を有する。この点で、傾斜壁は、対応するカートリッジ内へのピストンの導入を容易にするためにセンタリング部分の導入手段として機能する。
センタリング部分が、ピストンの外周面を画定する外壁によりピストン本体の外壁に配置されることが好ましい。
ピストンの外壁にセンタリング部分を備えることは、ピストンが対応するカートリッジに挿入されるときにピストンがその外壁を介してセンタリングされることを意味する。これは、ピストンのカートリッジへの導入を有利に促進する。
有利には、少なくとも1つの排気手段は、センタリング部分の領域の外壁を通ってピストンの内壁に向かって延び、少なくとも1つの排気手段が、特に、面取りされたリップと、周方向に延びる傾斜面とを含むセンタリング部分の領域に備えられる。
この点において、少なくとも1つの排気手段が、内壁に向かって、好ましくはピストン本体内に配置された弁に向かって外壁の外周面に存在する空気の流体連通が可能になることが好ましく、ガス例えばピストンの媒体側から作動側への空気を輸送するために、流体連通が、外壁、内壁及び弁を介して外周面から行われる。これにより、充填されたカートリッジに貯蔵される構成要素の貯蔵寿命を、その後、充填されたカートリッジに存在する空気がかなり少ないため、延ばすことができる。
外壁を通って延びるように排気手段を備えることにより、その簡単な製造が可能になる。
好ましくは、少なくとも1つの排気手段は、外壁の一部である密封リップに隣接して配置され、少なくとも1つの排気手段は、好ましくは、その断面が概ねU字形又はV字形の谷の形態を有する。排気手段をシールリップに隣接して配置することは、射出成形において典型的に使用される工具の複雑な型設計を必要としないので、その製造が簡単な設計可能性の1つである。
非常に好ましい実施形態では、少なくとも1つのシール手段が、少なくとも1つの面取りされたリップ内に備えられ、シールリップに隣接して配置された円周方向に延びる傾斜面のうちの少なくとも1つの面取りされたリップを有する。
これは、少なくとも1つの排気手段を備えるセンタリング部分の好ましい設計である。
ピストンの外壁が、次を備える群から選択される部材、少なくとも1つのシール手段、センタリング部分、少なくとも1つの突起、少なくとも1つの凹部、面取りされたリップ、及び少なくとも1つの排気手段のうちの少なくとも1つを備えることが好ましい。このような部材は、ピストンをカートリッジに挿入するのを容易にするために備えられてもよく、突起はピストンをカートリッジ内にガイドするためのスタビライザとして作用し、凹部はカートリッジ内壁とピストン外壁との間の摩擦を減少させるように作用し、ピストンをカートリッジ壁に沿って迅速に移動させることができる。
有利には、ピストンの内壁は、ピストンカバーに隣接して配置され、凹部は、次に外壁に隣接している。
外壁と内壁は、それらの間に、ピストンカバーの一部が延びるピストン凹部が形成されている、空間を有している。この点で、内壁がピストンカバーのための支持体であることが好ましい。
好ましくは、ピストンカバーは、弁の一部を形成する排気ピンを備え、排気ピンは、排気プロセス中にピストン本体に対してピストンカバーと共に移動可能であることが好ましい。これは、本発明によるピストンの弁の有益な設計である。
ピストンカバーは、凹状の中央領域と側部を有する場合には好ましい。
側部がピストン本体の凹部内に延び、凹部がセンタリング部分に隣接して配置される場合、さらに好ましい。この形状が、容易にそのようなプロセスで製造することができるように、ピストンカバーが、射出成形プロセスで製造される場合、さらに好ましい。
凹面形状の中央領域から離れたピストンカバーの側部が、ピストンカバーに隣接して配置されたピストン本体の側部の形状に適合することがさらに好ましい。それにより、ピストン本体は、ピストンの製造プロセス中のピストンカバー用の金型の一部として有利に使用され得る。
この点で、ピストンとピストンカバーとの両方を射出成形プロセス中に形成することができることに留意すべきである。このプロセスの第1段階の間に、ピストン本体は、鋳型内で及び第1のタイプの材料から作製される。このステップに続いて、ピストン本体にピストンカバーを直接形成する間、第2のタイプの材料からピストンカバーを形成するための鋳型の一部としてピストンカバーに続いて隣接しているピストン本体の側部を使用してピストン本体にピストンカバーを形成することができる。これは、ピストンが、いわゆる2成分射出成形ピストンを形成する射出成形プロセスでそれぞれ形成された2つの部分を備えることを意味する。
センタリング部分が好ましくはピストンカバーを取り囲むように、ピストンカバーがセンタリング部分に隣接して配置されてピストンの端部の少なくとも相当部分を覆うようにピストンカバーが配置されるとさらに好ましい。
ピストンの端部の少なくとも相当部分を覆うようにピストンカバーを備えることにより、ピストンカバーは、ピストン本体の少なくとも相当部分を保護し、カートリッジ内に貯蔵された構成要素と接触しないようにさせる。さらに、それはまた、ピストン本体とピストンカバーとの間に存在する弁が、カートリッジの使用中に塞がれないことを確実にする。
ピストンの別の実施形態では、ピストンカバーは、さらに凹状の中央領域に隣接して配置された側部の長さにわたって延び、第1のチャネルとして凹状の中央領域内に、好ましくはそこに向かって突出する排気手段を含み、第1のチャネルの長さは側部の幅よりも大きい。
ピストンカバーにさらなる排気手段を備えることにより、空気が典型的には凹形状の中央領域によって備えられる空間に閉じ込められるので、流動性質量と凹状の中央領域との間に閉じ込められた空気の量をピストン挿入中に減少させることができる。さらに、凹状中央領域内に突出するように選択された長さを有する排気手段を備えることは、この中央領域内に存在する空気も排気可能であることを意味する。
この点で、ピストンカバーは、典型的には、ピストンの排気プロセスの間に偏向され、凹部領域が使用時に凸状になるように、凹状中央部の曲率が低減されるかもしくは反転さえされる。このように、凹状の領域に以前に存在していた空気を、カートリッジの排気口の凹状の中央領域から単に排気することができ、その場合、さらなる排気手段の基部は変形した凹状の中央領域の基部の下にある。
有利には、さらなる排気手段は、排気溝、排気スロット及び/又は排気開口を備え、及び/又は少なくとも2つのさらなる排気手段が、ピストンカバーに分配されて備えられており、少なくとも2つのさらなる排気手段が、好ましくは、側部の表面にわたって規則的な間隔で分配されている。
上記のさらなる排気手段の設計は、ピストンカバーの製造を容易にし、また、その中に存在する空気の良好な排気を確かに確実にする。
有利には、排気溝は実質的にL字形の断面を有し、L字の第1の肢が第1のチャネルを形成し、L字の第2の肢が、側部の高さにわたって凹部に延びる第2のチャネルを形成する。好ましくは、第1のチャネルの長さは、第2のチャネルの長さと実質的に同じか又はそれより短い。
このようにしてさらなる排気手段を形成することにより、凹状中央領域に存在する空気を、凹状中央領域から空気の排気用に設計された領域に導くことができる。
有利には、媒体側及び作動側を有するピストンは、ピストンカバーが媒体側に配置され、弁が媒体側から離れたピストンカバー側に配置されるように構成され、好ましくは、弁は、作動側から作動させることができるように構成され、及び/又は弁は、作動側のピストン及び/又は弁に配置され及び/又は接続可能なプランジャによって作動されるように構成されている。
作動側のピストンを備えることは、ピストンが有利にその側から作動することを意味する。さらに、作動側は、ピストンに存在する弁を作動させるための機構を含むこともできる。好ましくは、弁は、弁を作動させ、また少なくとも部分的にピストン本体から持ち上げるプランジャによって作動され、ピストンカバーの媒体側に存在する空気が媒体側から、媒体側から離れて載置されたピストンカバーの側部上へそして弁の外に流れる。
さらに、作動側とは異なり、特に作動側とは反対側の媒体側を備えることは、これらを例えば、異なる材料から又は異なる方法で、形成することができることを意味し、それらがそれぞれの側面の特定の用途に合わせて適合されるようになる。例えば、ピストンカバーは、ピストン本体の硬度よりも硬く、カートリッジ内に貯蔵された構成要素と反応しにくい材料で作製することができる。これは、一方で、ピストンの貯蔵寿命を延ばす。他方、シールリップを含むピストン本体は、使用される材料に起因してピストンとカートリッジ壁との間のシールを確かに確実にする、PE(ポリエチレン)などの軟質材料で作製される。これは、特に、ピストンが2成分射出成形ピストンである場合である。
好ましい実施形態では、外周面は、さらに少なくとも1つのシール手段をさらに備える。このようなシール手段は、カートリッジ壁とピストンとの間のシールを確かに確実にし、それによって、シールされたカートリッジに存在する質量の貯蔵寿命の増加を促進する。
有利には、少なくとも1つのシール手段は、シールリップ、Oリングもしくはガスケットを備える。これらのシール手段は、ピストンとカートリッジ壁との間をシールするために使用できるシールの典型的な例である。
さらに好ましい別の実施形態では、少なくとも1つのシール手段が、外周面の内側領域でセンタリング部分に隣接して配置され、シール手段のうちの少なくとも1つは、好ましくは、センタリング部分に隣接し、任意に、排気手段の境界は、好ましくは、センタリング部分に隣接する少なくとも1つのシール手段の外側境界に直接隣接している。
センタリング部分に隣接して配置されるようにシール手段を設計することは、より少ない空気をカートリッジ内に閉じ込めることができることを意味し、カートリッジに存在する質量の貯蔵寿命の増加を促進する。さらに、少なくとも1つのシール手段の境界に直接隣接するように排気手段の境界を備えることにより、カートリッジ壁とピストン本体との間に気泡を捕捉せず、できる限り少ない空気しかピストンのカートリッジへの設置の後に捕捉されないことを確実にする。
好ましくは、ピストンカバーは、さらにクラウン、好ましくは凹状の中央領域の中心に配置されたクラウンを備え、クラウンは、特に凸状のクラウンである。
凸状のクラウンがピストンカバーの中央に配置されるとき、クラウンは、凹状の中央領域が実質的に凸形状を有するように変形されるように、ピストンカバーが排気中に偏向され得ることを有利に確実にする。これは、ピストンカバーの少なくとも中央領域が実質的に凸形状になるように偏向され得ることを確実にする凸状のクラウンに起因する。これは、ピストンカバーとカートリッジに貯蔵された媒体との間に以前に閉じ込められた空気が、排気中に凹部の方向にピストンカバーのクラウンから流れ出ることができることを意味する。
この点で、本発明の根本的な目的を解決するために、排気手段及び/又はセンタリング部分を有しないがクラウンを有するピストンを備えることもできることに留意すべきである。このようなピストンは、媒体側と作動側とを有し、好ましくは少なくとも実質的に円筒形の外形を有するピストン本体と、その中央に配置されたクラウンを有するピストンカバーと、ピストン本体内に配置されかつピストンカバーに隣接して配置された弁とを備える。これは、本発明のこの実施形態では、ピストンは、クラウンを有するピストンカバーを備えるが、必ずしもピストン本体の外周面の外側領域に配置されるセンタリング部分を有せず、センタリング部に備えられる排気手段を必ずしも有しないことを意味する。
本発明の別の態様では、これは、本発明による出口と、少なくとも1つのチャンバと、ピストンとを備えるカートリッジに関する。そのようなカートリッジは、カートリッジ内に存在する空気の改善された排気のために、そこに貯蔵される質量の改善された貯蔵寿命を有する。
カートリッジが、少なくとも1つのチャンバの各々に配置されたそれぞれの流動性質量を備えることが好ましい。典型的な分配システムは、2.5ml、5ml、10ml、20ml、50ml及び100ml、500ml及び2500mlを含む容積の範囲から選択された流動性質量の容量を有し、容量は、組み合わされたカートリッジの両方のチャンバの容量である。したがって、好ましい実施形態では、分配システムは、1〜2500ml、より好ましくは1〜500mlの範囲の容量を有する。
本発明の別の側面において、これは、本発明によるカートリッジを排気する方法に関する。本方法は、
― ピストンをカートリッジ内に配置するステップと、
― 弁を作動させるステップと、
― 少なくとも1つの排気手段、ピストン本体に形成された凹部及び弁を介して媒体側の近傍でチャンバ内に存在する空気の排気を引き起こすステップとを備える。
上述の方法を使用してカートリッジを排気することにより、チャンバ内に存在する構成要素のより長い貯蔵寿命を確実にするために、チャンバ内に存在する構成要素とピストンとの間のカートリッジのチャンバ内に存在する空気を除去することを確実にすることができる。
媒体側の近傍のチャンバ内に存在する空気、特に凹状の中央領域の領域に存在する空気の排気もまた、さらなる排気手段を介して引き起こされることがさらに好ましい。
本発明は、以下の図面を参照して実施形態により詳細に下記に説明される。
カートリッジの構成要素の展開図である。 別のカートリッジの構成要素の別の展開図である。 ピストンの図である。 図3aのピストンを通る断面である。 別のピストンを通る断面である。 別のピストンの図である。 別のピストンの図である。 ピストンの別の実施形態の図である。 ピストンの別の実施形態の図である。 ピストンの別の実施形態の図である。
同一もしくは類似の機能を有する特徴については、同じ参照番号を用いて以下で説明される。一実施形態で使用される参照番号に関して与えられた説明は、何か反対のことが述べられていない限り、他の実施形態に関連して同じ参照番号にも適用されることも理解される。
図1は、カートリッジ10の第1の実施形態を示す。カートリッジ10は、出口12と、2つのチャンバ14a、14bと、2つのピストン16a、16bとを備える。キャップ機構18の使用により、カートリッジ10の出口12がシールされる。キャップ機構18は、シールプラグ24を係合するサークリップ22によってカートリッジ10に固定されたキャップ20を備える。出口12は、シールプラグ24を使用することによってシールされる。図1に示すカートリッジ10は、いわゆる1:1カートリッジ10である。
図2は、カートリッジ10の別の実施形態を示す。図1の実施形態とは逆に、図2のカートリッジ10は、いわゆる4:1カートリッジ10を示している。これは、第1のチャンバ14bに貯蔵された材料の容量が第2のチャンバ14aに貯蔵された材料の容量の4倍であることを意味する。
図1及び図2のカートリッジ10の別の相違点は、閉塞キャップ26である。図2の閉塞キャップ26は、いわゆるバヨネット手段27によってカートリッジ10に固定され、図2の閉塞キャップ26及びバヨネット手段27の明瞭な詳細は、EP 0 730 913に開示されており、その内容は参照によって本明細書に含まれる。
閉塞キャップ26、キャップ機構18及び図1及び図2に示すカートリッジ10の比率は、カートリッジ10及び/又は前記カートリッジ10を使用して分配される材料の特定の用途に応じて、任意に組み合わせることができる。図2から明らかなように、図2のカートリッジのチャンバ14a、14bの容量は異なるので、チャンバ14a、14b内に使用されるピストン16a、16bの外径、すなわちサイズもまた異なる。
図3aは、ピストン16の概略図を示す。ピストン16は、略円筒形状のピストン本体28と、ピストンカバー30とを備える。ピストンカバー30は、ピストン本体28の第1の端部32の少なくとも相当部分を覆う。ピストン本体28は、第1の端部32に円周方向に延びる面取りリップ34aの形態のセンタリング部分34をさらに備える。リップ34aは、ピストン16がカートリッジ10に取り付けられ、排気プロセスが実行されるとリップ34aとチャンバ壁(図示せず)との間に存在する空気の排気を可能にするために、そこに備えられた3つの排気スロット36を有する。ピストン16のシールリップ38を介して空気等がカートリッジ10に出入りすることを防止するために、リップ34の下にカートリッジ10とピストン16との間を効果的にシールするシールリップ38が載置される。
明らかなように、シール手段38はセンタリング部分34に隣接している。さらに、排気スロット36の境界は、好ましくは、センタリング部分34に隣接する少なくとも1つのシール手段38の境界に直接隣接している。これは、空気がセンタリングリップ34とカートリッジ壁との間の空間から確実に排気できるように排気手段36が載置されることを確実にする。示されている図では、排気スロット36は、その断面において略U字形の谷の形態を有する。勿論、他の種類の形状、例えばV字形の谷又はセンタリング部分を通って延びる単純な貫通穴など、排気スロット36のために選択することができる。
ピストン16をカートリッジ10に挿入すると、センタリング部分34すなわち面取りされたリップ34aは、カートリッジ壁に近い領域からカートリッジ壁に存在する材料及び粒子を除去するのに役立つ(当然、材料には粒子が含まれる)。
さらに、センタリング部分34は、カートリッジ10のチャンバ14内でのピストン16のセンタリングを確実にし、チャンバ14への挿入時にシールリップ38が損傷するのを防ぎ、したがって、場合によって破損したシールリップ38により引き起こされる組み立てられたカートリッジ10の漏れを回避する。
この点で、ピストンカバー30は、典型的には、ピストン本体28とは異なる材料で作製されていることに留意すべきである。ピストンカバー30の材料は、例えば、PEを含んでもよく、ピストン本体28のピストンの材料は、例えば、PA(ポリアミド)を含んでもよい。
ピストンカバー30は、いわゆる排気溝40と、プレートの形状を有するとみなすことができる凹状の中央領域42とを有する。排気溝40は、凹状の中央領域42からの空気の除去を容易にするために備えられている。排気溝40は、ピストンカバー30の中央領域に略隣接するだけでなく、ピストンカバー30の周方向に延びる側部44周方向に沿ってピストン本体28内に形成された凹部46内に下方にも突出する。このように、排気溝40は、その断面において実質的にL字形を有すると考えることができる。
図3aのピストンカバー30の排気溝40は、実質的にL形状の断面を有し、L字の第1の肢が第1のチャネル43を形成し、L字の第2の肢が、側部44の高さにわたって凹部46内に延びる第2のチャネル45を形成する。第1のチャネル43の長さは、第2のチャネル45の長さと実質的に同じか又はそれより短い。
図3bは、図3aの切断線A−Aに沿った図3aのピストン16を通る断面を示す。分かるように、ピストンカバー30は、ピストン本体28の周方向に延びる凹部46内に延びている。さらに、ピストンカバー30は、ピストン本体28の第1の端部32に媒体側50を有し、ピストンカバー30は、媒体側50から離れてピストンカバー30の側部上に、別の側部48を有する。別の側部48は、ピストン本体28の第1の端部32の形状の実質的部分と相補的な形状を有する。ピストンカバー30は、ピストンカバー30とピストン本体32との間に配置された弁54の一部を形成する、いわゆる排気ピン52を有する。排気ピン52の中心もピストン16の長手方向軸Iを形成する。ピストン本体28の第1の端部32は、ピストンカバー30の少なくとも一部がピストン16の非排気状態で支持される内壁33を備える。さらに、排気溝40の第2のチャネル45は、ピストン内壁33の領域のピストンカバーを通り延びる。
ピストン16をカートリッジ10に取り付けると、排気ピン52を作動させることができ、それによってピストンカバー30をピストン本体28から効果的に持ち上げ、ピストンカバー30とピストン本体28との間にそのときに存在する空間(図示せず)内及び第2のチャネル45がピストン本体28とピストンカバー30との間に形成された空間に導く内壁33に隣接する領域内の空気の流れを可能にする。これにより、弁54を介して、カートリッジ10のピストン16の媒体側50からの排気を可能にする。
この持ち上げにおいて、凹状の中央領域42は偏向され、凹状度が小さくなり、場合によっては凸状になる。この場合(図示せず)、排気溝40の下側の境界は、少なくともピストン16の排気動作中、凹状の中央領域42が含む平面内に少なくとも実質的に位置しているか、交差している。
排気ピン52の長さがより長く選択されると、ピストンカバー30をピストン本体28からさらに持ち上げることができる。これにより、ピストン16を介してカートリッジ10から空気が排気されるため備えられた空間が拡大される。しかしながら、排気ピン52は、ピストンカバー30がピストン本体28から取り外されてピストン本体28上で交換することができず、弁54を再び閉鎖することができないほど長くすることはできない。
ピストン16は、周方向に延びる外壁57によって形成された外周面56を有し、外壁57と内壁33との間に凹部46が形成されている。
図3bの外壁57に対応する外周面56は、実質的に円筒形の外形を有し、その外側領域に面取りされたセンタリングリップ34を有し、センタリングリップ34はシールリップ38に隣接している。シールリップ38は、そこに一度取り付けられたカートリッジ10に対してピストン16をシールするように構成される。第1の端部32から外周面56の外郭に続いて、第1の凹部58がシールリップ38に隣接している。この第1の凹部58は、次に第2の凹部62に隣接する第1の安定化突起60に隣接している。ピストン16の第2の端部64は、第2の凹部62に隣接する別の安定化突起64を有する。安定化突起60、64は、分配動作中にピストン16がカートリッジ壁に沿って移動するとき、これを安定化するため備えられる。これにより、ピストン16がカートリッジ壁に沿ってできるだけ均一に移動することが確実にされる。
ピストン本体28は、その第2の端部64に作動側68を有する。作動側68は、媒体側50から離れて載置される。作動側68は、排気ピン52を作動させるためにプランジャ(図示せず)が導入され得る中央凹部70を備える。作動側68は、さらにカートリッジ10内に存在する構成要素を出口12を介して分配するために、ピストン16をカートリッジ内で移動させることができる。プランジャは、分配動作中に弁54に係合すべきではなく、そうでなければ、カートリッジ10内に存在する構成要素が、ピストン16(図示せず)の作動側68を介してカートリッジ10の外部に漏れ出る可能性がある。
図4は、別のピストン16を通る断面を示す。このピストン16は、第1の突起60と第2の凹部62との間の第1の突起60の領域に載置された第2のシール手段72を含む。この第2のシール手段72は、ピストン16の周りに周方向に延びるOリング72の形態で備えられる。このようなシールOリングは、特に大容量のカートリッジ、例えば、100mlを超え2000mlまでの容量を有するカートリッジ10の連続的シールを確実にするため有利に使用される。これらのOリング72は、ピストン16がそのような大きなチャンバ14内でより確実に移動でき、依然として適切なシールを有することを確実にするので、ピストン16がカートリッジ10のチャンバ14内で一定距離移動すると特に便利である。
図5A及び5Bは、別のピストン16の種々の図を示す。ピストンカバー30は、7つの排気溝40を有する。これらの排気溝40は、ピストンカバー30において実質的に等間隔に離間されている。この例では、隣接する排気溝40の間の角度間隔約60度に達する。
この点において、各排気溝40の間の角度間隔が、長手方向軸Iに対して30°〜120°の範囲で選択されることが好ましいことに留意すべきである。この間隔が特に、ピストン16を用いた排気用途のために有利であることが分かっている。
図5Bは、面取りされたリップ34a内に存在する3つの排気スロット36を明確に認識できるピストン16の別の図を示す。各排気スロット36間の間隔は、ピストン16の長手方向軸Iに対して約120度だけ離間されている。
この点において、各排気スロット36の間の角度間隔が30°〜180°の範囲で選択されることが好ましいことに留意すべきである。この間隔は、ピストン16の排気用途に特に有利であることが分かっている。
図6a〜図6cは、別のピストン16を示す。図3a〜図4に開示されたピストン16とは対照的に、図6a〜図6cのピストンカバー30は、その中央に凸形状のクラウン74を有する略凹状の中央領域を有する。
クラウン74は、ピストン16の排気中に、ピストンの少なくとも凹状の中央領域が偏向されたときに、凹状の中央領域が、ピストンカバーに対してピストン16の相対的な改善された排気挙動を可能にするために、実質的に完全な凸状になることを確実にする。
これは、弁54の領域に著しい厚さを有するピストンカバー30に起因する。この厚さは、図3a〜図4の凹状の中央領域30のセンタリング部分が排気中に実質的に凸形状に偏向することがなく、したがって、ピストン16の排気中にそのときにある中央の凹型ポケットに空気が閉じ込められる可能性がある。この空気ポケットは、ピストンカバー30が図6a〜図6cに開示されている形状を有する場合、実質的に回避される。図6bは、Yにおいて矢印で示した線に沿った排気手段の図を示し、図6cは、その線に沿ったピストン16の断面を示す。
本発明は2成分系に関して記述されているが、単一のチャンバ14又は3つ以上のチャンバ14を有するカートリッジ10は、本明細書に記載されたピストン16を用いて提供することも当然可能である。ピストン設計は、同軸カートリッジ10においても使用することが可能である。次に、中央ピストン16を、例えば、図3a及び図3bに示すように構成することもでき、同軸に延びるピストンを、先行技術に従って構成してもよいし、前述の機構と類似の機構を採用してもよい。
この場合、第1の中央ピストンが備えられ、同の軸カートリッジ(図示せず)に挿入されたときに外側の同軸ピストンによって取り囲まれる。外側の同軸ピストンは、第1及び第2のセンタリング部分を有する。第1のセンタリング部分は、外側同軸ピストンの中央領域に配置され、第2のセンタリング部分は、外側の同軸ピストンの外周面に配置される。
第1のセンタリング部分は、必ずしもそうである必要はないが、例えば、図3a〜4に開示されたピストンの排気手段と同じように構成された少なくとも1つの排気手段を備えることができる。第2のセンタリング部分は、例えば図3a〜図4に開示されたピストンのような少なくとも1つの排気手段を備える。このように同軸ピストンは、同軸カートリッジに挿入されたときに、同軸カートリッジの中央隔壁を受けるように適合された、貫通孔を有し、例えば略環形状であり、次に中央ピストンを受け入れるように適合されている。
次に、外側の同軸ピストンのピストンカバーは、第1と第2の凹部の間の第1と第2のセンタリング部分の間に延び、環状に延びる排気ピンを備えることができる。このピストンのピストンカバーは、その平面図においてリングの形状を有し、凹状の中央領域はまた、平面図においてリング状の形状を有し、第1及び第2のセンタリング部分の間に延びる。このピストンの底面図において、弁は、リング状の形状を有し、ピストンを排気するためにリング状のプランジャによって動作させることができる。
参照番号リスト、
10 カートリッジ
12 出口
14,14a,14b チャンバ
16,16a,16b ピストン
18 キャップ機構
20 キャップ
22 サークリップ
24 シールプラグ
26 閉塞キャップ
27 バヨネット手段
28 ピストン本体
30 ピストンカバー
32 第1の端部
33 内壁
34 センタリング部分
34a 面取りされたリップ
36 排気スロット
38 シールリップ
40 排気溝
42 凹状中央領域
43 第1のチャネル
44 側部
45 第2のチャネル
46 凹部
48 側部
50 媒体側
52 排気ピン
54 弁
56 外周面
57 外壁
58 第1の凹部
60 突起
62 第2の凹部
64 第2の端部
66 突起
68 作動側
70 中央凹部
72 Oリング/シール手段
74 クラウン

I 長手方向軸
Y 排気手段の図

Claims (27)

  1. カートリッジ(10)用ピストン(16)であって、媒体側(50)及び作動側(68)を有し、好ましくは少なくとも略円筒形の外形を有するピストン本体(28)と、前記ピストン本体(28)の少なくとも一部に隣接して配置されるピストンカバー(30)と、前記ピストン本体(28)内に配置され、前記ピストンカバー(30)に隣接して配置される弁(54)とを備え、前記ピストン本体(28)は、その外周面(56)の外側領域に配置されたセンタリング部分(34)を備え、前記センタリング部分(34)は、少なくとも1つの排気手段(36)を備える、ピストン(16)。
  2. 前記センタリング部分(34)が、面取りされたリップ及び円周方向に延びる傾斜面のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のピストン(16)。
  3. 前記少なくとも1つの排気手段(36)が、スロット、溝及び/又は開口を含む、請求項1又は請求項2に記載のピストン(16)。
  4. 前記少なくとも1つの排気手段(36)が、ピストン(16)の排気状態で前記弁(54)と連通、好ましくはガス流体連通しており、これにより特に、前記少なくとも1つの排気手段(36)及び前記弁(54)を介して前記媒体側(50)と前記作動側(68)との間で排気が起こるようにする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のピストン(16)。
  5. 前記センタリング部分(34)が、前記ピストン本体(28)の外側部分に配置され、前記ピストン(16)の長手方向軸(I)に向かって傾斜した壁を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のピストン(16)。
  6. 前記センタリング部分(34)が、前記ピストン本体の外壁(57)に配置され、前記外壁(57)が、好ましくは、前記ピストンの前記外周面(56)を画定し、前記ピストンの外壁(57)が、好ましくは、少なくとも1つのシール手段(38、72)、少なくとも1つの突起(60、66)、少なくとも1つの凹部(58、62)、面取りされたリップ(34a)、及び前記少なくとも1つの排気手段(36)を含む群から選択された部材のうちの少なくとも1つをさらに備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載のピストン(16)。
  7. 前記少なくとも1つの排気手段(36)が、前記センタリング部分(34)の領域内の前記外壁(57)を通って前記ピストン(16)の内壁(33)に向かって延び、前記センタリング部分(34)の前記領域に提供される前記少なくとも1つの排気手段(36)が特に、面取りされたリップ及び円周方向に延びる傾斜面のうちの少なくとも1つを含み、前記少なくとも1つの排気手段(36)が、前記内壁(33)に向かって、好ましくは前記ピストン本体(28)内に配置された前記弁(54)に向かって、前記外壁(57)の前記外周面(56)に存在する空気の流体連通を許容し、これにより前記外周面(56)から、前記外壁(57)、前記内壁(33)及び前記弁(54)を介して流体連通が起こるようにする、請求項6に記載のピストン(16)。
  8. 前記少なくとも1つの排気手段(36)が、前記外壁(57)の一部であるシールリップ(38)に隣接して配置され、前記少なくとも1つの排気手段(36)が好ましくは、その断面に略U字形又はV字形の谷の形態を有する、請求項6又は請求項7に記載のピストン(16)。
  9. 前記ピストン(16)の前記内壁(33)が、前記ピストンカバー(30)及び凹部(46)に隣接して配置され、前記凹部(46)が今度は、前記外壁(57)に隣接する、請求項7又は請求項8に記載のピストン(16)。
  10. 前記ピストンカバー(30)が、前記弁(54)の一部を形成する排気ピン(52)を含み、前記排気ピン(52)が、好ましくは、排気プロセス中に前記ピストン本体(28)に対して前記ピストンカバー(30)と共に移動され得る、請求項1〜9のいずれか一項に記載のピストン(16)。
  11. 少なくとも2つの排気手段(36)が、前記センタリング部分(34)に分配されて備えられ、前記少なくとも2つの排気手段(36)が、好ましくは、前記外周面(56)の周りに規則的な間隔で分配されている、請求項1〜10のいずれか一項に記載のピストン(16)。
  12. 前記ピストンカバー(30)が、凹状の中央領域(42)と側部(44)とを含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載のピストン(16)。
  13. 前記側部(44)が、前記ピストン本体(28)の凹部(46)内に延び、前記凹部(46)が、前記センタリング部分(34)に隣接して配置されている、請求項12に記載のピストン(16)。
  14. 前記凹状の中央領域(42)から離れた前記ピストンカバー(30)の側面が、前記ピストンカバー(30)に隣接して配置された前記ピストン本体(28)の前記側面の形状に適合される、請求項12又は請求項13に記載のピストン(16)。
  15. 前記ピストンカバー(30)が、前記ピストン(16)の端部(32)の少なくとも相当部分を覆うように配置され、前記ピストンカバー(30)が、前記センタリング部分(34)が好ましくは前記ピストンカバー(30)を取り囲むように、前記センタリング部分(34)に隣接して配置されている、請求項12〜14のいずれか一項に記載のピストン(16)。
  16. 前記ピストンカバー(30)が、前記凹状の形状の中央領域に隣接して配置された前記側部(44)の長さにわたって延び、第1のチャネルとして凹状の中央領域(42)内に、好ましくはそこに向かって突出するさらなる排気手段(40)を備え、前記第1のチャネルの長さが前記側部(42)の幅よりも大きい、請求項12〜15のいずれか一項に記載のピストン(16)。
  17. 前記さらなる排気手段(40)が、排気溝、排気スロット及び/もしくは排気開口を含み、かつ/又は前記少なくとも2つのさらなる排気手段(40)が、前記ピシトンカバー(30)に分配されて備えられ、前記少なくとも2つのさらなる排気手段(40)が、好ましくは、前記凹状の中央領域(42)の表面にわたって規則的な間隔で分配されている、請求項16に記載のピストン(16)。
  18. 前記さらなる排気手段(40)が、略L形状の断面を有し、前記L字の第1の肢が前記第1のチャネル(43)を形成し、前記L字の第2の肢が、前記側部(44)の高さにわたって前記凹部(46)内に延びる第2のチャネル(45)を形成し、好ましくは、前記第1のチャネル(43)の長さが、前記第2のチャネル(45)の長さと実質的に同じか又はそれより短い、請求項13に従属する場合の請求項16に記載のピストン(16)。
  19. 前記ピストンカバー(30)が、前記媒体側(50)に配置され、前記弁(54)が、前記媒体側(50)から離れて前記ピストンカバー(30)の側部に配置され、そして前記弁(54)が、好ましくは、作動側(68)から作動可能であるように構成され、
    かつ/あるいは
    前記弁(54)が、前記作動側(68)の前記ピストン(16)及び/又は前記弁(54)に配置されかつ/又は接続可能なプランジャの手段によって作動されるように構成されている、請求項1〜18のいずれか一項に記載のピストン(16)。
  20. 前記外周面(56)が、少なくとも1つのシール手段(38、72)をさらに備える、請求項1〜19のいずれか一項に記載のピストン(16)。
  21. 前記少なくとも1つのシール手段(38、72)が、シールリップ(38)、Oリングもしくはガスケットを含む、請求項20に記載のピストン(16)。
  22. 前記少なくとも1つのシール手段(38)が、前記外周面(56)の内側領域において前記センタリング部分(34)に隣接して配置され、前記シール手段(38)のうちの少なくとも1つが、好ましくは、センタリング部分(34)に隣接し、任意に、前記排気手段(36)の境界が、好ましくは、前記センタリング部分(34)に隣接する前記少なくとも1つのシール手段(38)の外側境界に直接隣接する、請求項20又は請求項21に記載のピストン(16)。
  23. 前記ピストンカバー(30)が、クラウン(74)、好ましくは前記凹状の中央領域(30)の中央に配置されたクラウン(74)をさらに備え、前記クラウン(74)が特に、凸状のクラウンである、請求項1〜22のいずれか一項に記載のピストン(16)。
  24. カートリッジ(10)であって、出口(12)と、少なくとも1つのチャンバ(14a、14b)と、請求項1〜23のいずれか一項に記載のピストン(16)とを備える、カートリッジ(10)。
  25. 前記少なくとも1つのチャンバ(14a、14b)のそれぞれに配置されたそれぞれの流動性質量をさらに含む、請求項24に記載のカートリッジ(10)。
  26. 請求項24又は請求項25に記載のカートリッジ(10)の排気方法であって、
    ― 前記ピストン(16)を前記カートリッジ(10)内に配置するステップと、
    ― 前記弁(54)を作動させるステップと、
    ― 前記少なくとも1つの排気手段(36)、前記ピストン本体(28)に形成された凹部(46)及び弁(54)を介して前記媒体側(50)の近傍で前記チャンバ(14a、14b)内に存在する空気の排気を引き起こすステップと、を含む、方法。
  27. 前記媒体側(50)の近傍で前記チャンバ(14a、14b)内に存在する空気、特に、凹状の中央領域(52)に存在する空気の前記排気もまた、さらなる排気手段(40)を介して引き起こされる、請求項26に記載の方法。
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