JP2018501198A - 特定の防腐剤系を含む低pH組成物 - Google Patents

特定の防腐剤系を含む低pH組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、一次界面活性剤または一次アニオン界面活性剤としてのアシルグルタメートの塩を含み、かつ特定の防腐剤系をさらに含む組成物に関する。

Description

本発明は、パーソナルケア組成物に関する。当該組成物は、pHが低い水性の、等方性のパーソナルケア組成物である。当該組成物は好ましくは、低刺激性である(例えば、より刺激性の組成物と比較して、ゼインの低い溶解パーセントによって定義される)。好ましくは、当該組成物は、泡容量が良好であり(多くの消費者にとって、クレンジングのシグナルとなる)、そして安定している。好ましくは、当該組成物は透明であり、pHが約5.1以下、好ましくは約5.0以下である(通常、組成物のpHは、約3から約5.0であり得る)。このpHレベルにて、優れた防腐を実現する特定の防腐剤系を用いることができる一方で、より高いpHにて一般に用いられる他の防腐剤系に関連する規制問題を回避することができる。本発明の防腐剤系は、より高いpH範囲にて機能しない。
合成洗剤、例えばカチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤が、パーソナルケア洗浄組成物に広く用いられている。アニオン界面活性剤は通常、優れたクレンジング性および起泡性を示すので、典型的には、そのような組成物に組み込まれる。しかしながら、アニオン界面活性剤は、皮膚に刺激性である傾向もある。
消費者は、より低刺激性の組成物(すなわち、皮膚および皮膚タンパク質に対して刺激性ではない組成物)を所望するので、一部のアニオン界面活性剤を、他の界面活性剤(例えば、非イオン界面活性剤および/または両性界面活性剤)と置き換えることが知られている。別のアプローチとして、アニオン界面活性剤に、両性化合物またはカチオン化合物を伴わせて、界面活性剤複合体を生成するものがある(米国特許第4443362号参照)。多くの場合、これらの組成物は、起泡性能および/またはクレンジング性能が劣っている。
低刺激性を実現するための別のアプローチは、より低刺激性であるアニオン界面活性剤を用いることである。用いられ得るそのような低刺激性のアニオン界面活性剤として、N−アシルアミノ酸およびその塩がある。論文「Surface Active N−Acylglutamate:Preparation of Long Chain N−Acylglutamic Acid」(M.Takehaka et al.;Journal of the American Oil Chemists Society,Vol.49,p.157 ff)は、特公昭39−29444号(1964)を引用しており、これに従えば、アシルグルタメートが、他のアニオン界面活性剤、例えばアルキルベンゼンスルホネートによって引き起こされる皮膚炎症を和らげると言われている。
Schmucker et al.の米国特許第6703427号に見られるように、このようなアシルアミノ酸は、一次アニオン界面活性剤の刺激性を軽減するための共界面活性剤と考えられている。Schmucker et al.自身によって、界面活性剤クレンジング系中の一次界面活性剤(「一次界面活性剤」は、全界面活性剤の50%以上のレベルにて存在するものである)として(本発明の組成物にとって好ましい状態)、または一次アニオン界面活性剤として(「一次アニオン界面活性剤」として、界面活性剤は、全アニオン界面活性剤の50%以上にて存在する;しかしながら、アニオン界面活性剤以外の界面活性剤は、合計で、全界面活性剤系の50%超を構成してもよいし、系の50%未満を構成してもよい)、このような界面活性剤は、同じ組成物中の他のアニオン界面活性剤の使用と比較して、起泡および/またはクレンジングが不十分であると予想されている。さらに、アシルアミノ酸は、分子が沈殿する傾向があるため、より低いpH範囲にて可溶化することは困難である。ゆえに、アシルアミノ酸、例えばグルタメートを低pHにて用いることは通常考えられなかったであろうし、典型的に、グルタメート塩は約5.5以下のpHにて沈殿してしまう。したがって、このようなグルタメート塩分子は、等方性の液体(良好な透明性を確保するには可溶性が必要とされる)への、あらゆるレベルでの使用について、考えられなかったであろう。特に、これは、一次界面活性剤としての、または一次アニオン界面活性剤としての使用であって、同時に、グルタメートの量が、存在する他の単一のあらゆる界面活性剤と等しい、またはそれを超える、好ましくはそれを超える場合の使用について、考えられなかったであろう。すなわち、本発明に従えば、グルタメート塩が一次アニオン界面活性剤であるが、非アニオン界面活性剤の総和がアニオン界面活性剤の総和よりも大きいならば、グルタメート塩は、存在する他のあらゆる界面活性剤と等しい、またはそれを超える量で存在しなければならない。グルタメート塩は、一次界面活性剤として存在することが好ましい。
さらに、アシルグルタメート(特に断りのない限り、グルタメートの塩という意味で用語「グルタメート」または「アシルグルタメート」を、発明者らは用いる)を一次界面活性剤として、または一次アニオン界面活性剤(ここで、グルタメートは、存在する他の単一のあらゆる界面活性剤と等しい、またはそれを超える量で同時に存在する)として用いることは、考えられなかったであろう。なぜなら、グルタメートは、他の界面活性剤ほど容易に構造化(例えば、自己構造化)しないので、粒子および他の有益剤を懸濁させるのをより困難にする虞があるためである。出願人が同時係属出願において注目しているように、外因的な構造化剤で構造化する一方で、特に低いpH(例えば、6.5以下、好ましくは6.0以下)にて、比較的透明な、等方性の液体を維持する方法は、容易には明らかではない。本発明の組成物のpHは、約5.1以下である。出願人は、グルタメートが一次界面活性剤(定義上、一次アニオン界面活性剤)であり、かつ特定の構造化ポリマーが用いられて、液体の構造が強化される一方で、所望の透明性が(6.5以下、好ましくは6.0以下、好ましくは4.0から6.0の低pHにて)維持される組成物に関する同時係属出願を出願した。出願人は、上述したものに類似するが、構造化剤に関して重点を置いていない点で僅かに広い第2の同時係属出願を出願した。
アシルグルタメート界面活性剤は、優れた起泡をもたらすタイプのアニオン界面活性剤ではないため、(低pHにて)容易に可溶化しないため、そして他のアニオン物質と同様に自己構造化しないため、そのような界面活性剤は、グルタメートの量が、存在する他の単一のいかなる界面活性剤と等しい、またはそれを超える場合に、低pH(pH6.5以下)の液体クレンジング組成物における、一次界面活性剤としての、または一次アニオン界面活性剤としての使用について、考慮されなかったであろう。特に、アシルグルタメート界面活性剤は、良好な安定性および透明性の値を維持する能力を保持しながらの、水性クレンジング組成物中の一次または一次アニオン界面活性剤としての使用について考えられなかったであろう。
本出願において、さらに低いpHが考えられている。本出願は、より高いpHにて効果的に機能することにはならない特定の防腐剤系の使用を考える。本発明の系は、より高いpHにて用いられる多くの防腐剤が、禁止されている、またはいつか禁止されるかもしれない管区における規制問題と関連するので、所望される。
予想外にも、出願人は、低pHで水系の等方性組成物(透明で且つ安定のままでいる)であって、アシルグルタメートが、一次界面活性剤(好適な系);または、一次アニオン界面活性剤であり、存在する他の単一のあらゆる界面活性剤と等しい、もしくはそれを超える量で同時に存在し、そしてさらに、注目される特定の防腐剤系を使用し得る組成物の配合をたてることが可能であることを見出した。好ましくは、組成物のpHは、約5.1以下である。より好ましくは、pHは3から5.1である。より好ましくは、pHは3.5から5.0、さらにより好ましくは4.0から5.0である。好ましくは、組成物は、目に見えて透明(等方性)である。好ましくは、組成物は、単相(等方性である単相)の、透明な組成物であり、透明性は、550nmの波長にて測定された場合に1.0以下、好ましくは0.5以下(例えば0.01〜0.5)、より好ましくは0.2以下である吸光度の値によって定義される。
さらに、出願人は、より短い鎖のグルタメートの量(全グルタメートのパーセントとして)が、(良好な泡を確保するために)最小限に抑えられ、かつグルタメートの、共界面活性剤に対するパーセントが最大にされる(共界面活性剤の使用コストを節約する一方で、驚くべきことに、pHの低い、透明な、一相の、等方性の組成物を維持する)と、好ましい組成物が見られることを見出した。好ましい系において、グルタメートは、一次界面活性剤である(全界面活性剤の50%以上、好ましくは55%以上のレベルで存在する)。グルタメートおよび特定の共界面活性剤を含む好ましい系もまた開示している。
同時係属出願において、出願人は、特定のポリマーが用いられて、安定した、等方性の液体が、比較的低いpH(6.5以下のpH、好ましくは6.0以下のpH、好ましくは5.5以下のpH)にて形成される一方でまた、定義されたレベルの透明性を維持することをさらに確実にすることができる組成物を開示している。そのような安定かつ透明な組成物は、グルタメートが一次界面活性剤または一次アニオン界面活性剤である一方で、存在する他の単一のあらゆる界面活性剤と等しい、またはそれを超える量で同時に存在する系において形成されるとは、予想されなかったであろう。第2の同時係属出願は、そのような特定の構造化ポリマーに言及していないという点で、僅かに広い。
グルタメートが広く開示されている様々な組成物が開示されてきた。
Sako et al.の米国特許第6284230号では、グルタメートが含まれる広範な数の界面活性剤を、一次アニオン界面活性剤として用いることができると広く言われている。しかしながら、実施例から、グルタメートが用いられる場合(実施例I〜V)、これが一次界面活性剤でもなければ(実施例I〜Vにおいては硫酸アンモニウムである)、一次アニオン界面活性剤でもないことは明らかである。実施例VIでは、サルコシネート(単一のカルボン酸基を有する異なるアシルアミノ酸)が一次界面活性剤である。2つのカルボン酸基を有するアシルアミノ酸(グルタメート等)は決して、一次界面活性剤としても、存在する他の単一のあらゆる界面活性剤と等しい、またはそれを超える量でグルタメートが用いられる一次アニオン界面活性剤としても、用いられていない。
米国特許出願公開第2004/0258807号および米国特許出願公開第2011/016506号は、広くグルタメートを開示している参考文献の他の2つの例であるが、ここでも、グルタメートは決して、一次界面活性剤としても、組成物中に存在する他の単一のあらゆる界面活性剤と等しい、またはそれを超える量でグルタメートが同時に存在する一次アニオン界面活性剤としても、用いられていないことは明らかである。
米国特許出願公開第2005/034895号のシャンプー組成物は、界面活性剤、微生物制御剤、レオロジ添加剤、コンディショニング剤、および可溶化剤を含む。界面活性剤組成物として、グルタメートと他の界面活性剤の混合物が挙げられるが(実施例2〜5参照)、グルタメートは決して、一次界面活性剤でも、組成物中の他の単一のあらゆる界面活性剤と等しい、またはそれを超える量でこれが用いられる一次アニオンでもない。
国際公開第2010/069500号は、実施例1において、3.5%グルタメート、3.5%サルコシネート、8.5%ベタイン、および2.5%グルコシドを有する組成物、組成物Eを開示している。この組成物において、グルタメートは、一次アニオン界面活性剤である(アニオン界面活性剤の50%のレベルにて存在する)が、存在する他の単一のあらゆる界面活性剤に等しい、またはそれを超える量で存在しない(例えば、ベタインが、存在する最大の単一の界面活性剤である)。また、一次界面活性剤でもない。
本発明は、記載したように、グルタメートが一次界面活性剤(好ましい実施形態)であるか;または、一次界面活性剤として存在する一方で、組成物中に存在する他の単一のあらゆる界面活性剤と等しい、もしくはそれを超える量で、好ましくはそれを超える量で同時に用いられることを必要とする。そのような系では、特定の防腐剤系が用いられ得るほど、pHが十分に低い。上記の理由から、そのような系の形成は、考えられなかったであろう。なぜなら、グルタメートが(特に一次界面活性剤として)そのような比較的多量に用いられるような系は、透明(等方性)であり、起泡が良好であり、かつ安定している組成物の形成を損なうと考えられたであろうからである。
米国特許第4443362号 米国特許第6703427号 米国特許第6284230号 米国特許出願公開第2004/0258807号 米国特許出願公開第2011/016506号 米国特許出願公開第2005/034895号 国際公開第2010/069500号
「Surface Active N−Acylglutamate:Preparation of Long Chain N−Acylglutamic Acid」(M.Takehaka et al.;Journal of the American Oil Chemists Society,Vol.49,p.157 ff)
本発明は:
1)0.5〜35%の界面活性剤系であって、アニオン界面活性剤が、総組成物の0.5〜25重量%、好ましくは1〜15重量%にて存在し、
a)アシルグルタメートの塩が、存在する全界面活性剤の50%以上にて存在し(「一次界面活性剤」);または
b)アニオン界面活性剤の50%以上のレベルにて存在する(好ましくは、アシルグルタメートの塩は、アニオン界面活性剤の50重量%超、より好ましくは総アニオン界面活性剤の60重量%超を構成する)と同時に、組成物中に存在する他の単一のあらゆる界面活性剤と等しい、またはそれを超える量で存在する(「一次アニオン界面活性剤」)、界面活性剤系と;
2)0から20重量%、好ましくは0.5から15重量%の、非イオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、および両性界面活性剤、ならびにそれらの混合物からなる群から選択される共界面活性剤(好ましくは、共界面活性剤は、両性界面活性剤を含み、さらに非イオン界面活性剤を含んでいてもよく;好ましくは、両性は、総組成物の1〜10重量%を構成する)と;
3)任意に、0から30%、好ましくは0.1〜10%、より好ましくは0.1〜5%の、皮膚または毛髪の有益剤と;
4)0.01から1重量%の、pKaが約4.0から5.5である有機酸と;
5)残部の水と
を含む組成物であって、
pHが、約5.1以下であり、好ましくはpHが約5.0以下であり、より好ましくはpHが約3から約5.1、さらにより好ましくは3.5から5、より好ましくは4.0から5.0である組成物に関する。
任意選択的な成分(3)の油または皮膚軟化剤の使用に関して、出願人は第1に、本発明は、それ自体が一次界面活性剤または一次アニオン界面活性剤としてのアシルグルタメートに基づく、界面活性剤シャーシとして定義され得ることに注目する。界面活性剤シャーシは好ましくは、安定した、単相の、等方性の、光学的に透明な組成物である。しかしながら、任意選択的な特定の成分(例えば、特定の油または皮膚軟化剤)が界面活性剤シャーシに添加される場合、これらは、安定した、等方性の界面活性剤シャーシと完全に混和し得ず、生じた完全な配合物を異方性にする場合がある(例えば、組成物はもはや「透明」でない)。
ゆえに、本発明は、油も皮膚軟化剤も含有しない;または十分に少ない量の油もしくは皮膚軟化剤を含有する;また上述のように異方性にならないように、界面活性剤シャーシと混和性である油もしくは皮膚軟化剤を含有する完全な配合物を含み得る。当該配合物は、定義された波長にて1.0以下の吸光度の値によって定義されるような透明(等方性)である、安定した、単相の組成物である。
本発明の組成物は好ましくは、非混和性の有益剤を含んでよい。本発明はまた、異方性である(光学的に透明ではない)完全な配合物であって、(1)好ましくは光学的に透明である、安定した、単相の界面活性剤シャーシと;(2)完全な最終配合物を異方性とするのに十分な量で存在する任意選択的な(1つまたは複数の)成分との組み合わせから形成される完全な配合物を含む。安定した、単相の、光学的に透明な界面活性剤シャーシから形成されない異方性の最終配合物は、本発明の一部とはみなされない。詳細には、例えば皮膚軟化剤または油の添加前に異方性である組成物は、本発明の一部ではない。
好ましくは、本発明の組成物(完全な配合時に等方性であるか、シャーシ形成時に等方性であり、かつ、ある有益剤の添加直後に異方性であるかを問わない)は、単相の、等方性の系であり、またはこれから形成される。好ましくは、組成物(ここでも、最終組成物として、または潜在的に異方性を形成する有益剤の添加前の等方性シャーシとして)は、光学的透明性を維持する。好ましくは、組成物(等方性の最終組成物または等方性のシャーシとして)は、本明細書に定義される、光学的透明性を維持する単相の系である。好ましくは、単相の、光学的に透明な系は、安定しており、1ヶ月以上、好ましくは最大約1年の期間にわたって、周囲条件下(約25℃)で単一の、光学的に透明な相を維持する。
本発明の典型的な好ましい組成物において、グルタメート界面活性剤の量は、他の全ての界面活性剤と等しい、またはそれを超える(「一次界面活性剤」);これはまた、アニオン界面活性剤の50%以上にて、かつ同時に、他の単一のあらゆる界面活性剤と等しい、またはそれを超える量で存在してもよい(「一次アニオン界面活性剤」)。アニオン界面活性剤以外の界面活性剤の合計が、界面活性剤系の50%を超えても、グルタメートは、他の単一のあらゆる界面活性剤以上の量で存在しなければならない。しかしながら、グルタメートは、一次界面活性剤であることが好ましい。用いられるグルタメートの量を最大にし、かつ共界面活性剤の使用を最小限に抑えることもまた好ましい。
本発明の一部の組成物は、0から10重量%、好ましくは0.1から10重量%、より好ましくは0.5から7重量%の構造化剤を含有してよい。そのような構造化剤として、クレンザーの粘度および安定性を高めるためのカチオン性ポリマー、アニオン性ポリマー、両性ポリマー、または非イオン性ポリマーであり得る水溶性ポリマーであっても水分散性ポリマーであってもよく、そして炭水化物ガム;変性デンプン顆粒および非変性デンプン顆粒;ポリアクリレートポリマー、ポリアクリレートコポリマー、メタクリレートポリマーおよびメタクリレートコポリマー;カチオン変性多糖類、カチオン変性セルロース、および合成カチオン性ポリマーが含まれるカチオン性ポリマーからなる群から選択される。本出願人の同時係属出願には、安定性の利益の向上を定義する特定のポリマーが開示されている。示されるように、構造化剤は、存在する必要はないが、組成物の安定化、および懸濁、とりわけ油溶性皮膚軟化剤の懸濁の補助に好ましい。関連する同時係属出願において、出願人は、驚くべきことに、安定している比較的透明な(等方性の)液体を全て、定義された低いpH範囲にて維持する特定の構造化剤を含む組成物を特許請求している。
本発明の組成物は、水溶性または油溶性の、皮膚または毛髪の有益剤を含んでよい。これらは、総組成物の0〜30重量%、好ましくは0.1〜20重量%、より好ましくは0.1〜10重量%のレベルにて存在してよい。一部の組成物は、水溶性ポリヒドロキシアルコールを含む。好ましい水溶性皮膚有益剤として、グリセリン、ソルビトール、およびポリアルキレングリコール(好ましいポリアルキレングリコールは、ポリエチレングリコールである)、ならびにそれらの混合物が挙げられる。好ましくは、油溶性皮膚軟化剤は、組成物の30%以下、好ましくは10%以下、好ましくは5%以下(例えば0.1から5重量%)を構成する。一部の好ましい態様において、油溶性皮膚軟化剤または油は存在しない。
非混和性の有益剤(例えば、油溶性皮膚軟化剤または油)が存在しない場合、最終組成物は透明(等方性)である。最終組成物は、非混和性の成分の量が十分に少なければ、その状態のままであり得る。しかしながら、界面活性剤シャーシが透明であっても、本発明は、異方性であり得る完全な配合物であって、等方性の界面活性剤シャーシと、完全な配合物を異方性にするのに十分な量の非混和性の有益剤との組み合わせから形成される完全な配合物も意図している。
本発明は、好ましくは水性かつ透明である、pHが低いクレンジング組成物であって、アシルグルタメートの塩が、「一次界面活性剤」として存在し、またはそのグルタメート塩が、(非アニオン界面活性剤が、全アニオン界面活性剤の50%を超えて存在してよいけれども)「一次アニオン界面活性剤」であり、かつ存在する他の単一のあらゆる界面活性剤と等しい、またはそれを超える量で同時に存在する組成物に関する。グルタメートが、他の単一のあらゆる界面活性剤と等しい、またはそれを超える量で存在しない場合、そのような組成物は、本発明の組成物によって包含されることは意図されない。
より詳細には、当該組成物(概して、同時係属出願において特許請求されている)は、pHが低い、等方性の本発明の組成物において特に効果がある特定の防腐剤系を含む。このような防腐剤系の使用により、より高いpH系に典型的に用いられるが、一部の管区では規制上の課題に曝される虞もある他の系の回避が可能となる。
グルタメートが一次界面活性剤であるか、一次アニオン界面活性剤である一方で、他の単一のあらゆる界面活性剤と等しい量またはそれを超える量で同時に存在するか否かを問わず、グルタメートは必然的に、存在する全アニオン界面活性剤の50%以上を占め、そして、記載したように、組成物中の他の単一のあらゆる界面活性剤と等しい、またはそれを超える量で、好ましくはそれを超える量で存在することが分かる。上記のグルタメートの特性のために、グルタメートが一次界面活性剤または一次アニオン界面活性剤である一方で、安定した、単相の、透明な(等方性の)配合物を維持する、pHが低い組成物を形成することは、以前に考えられなかったであろう。一部の好ましい組成物において、短鎖グルタメート(C10以下)の量は、(泡立ちを高めるために)最小限に抑えられる。一部の好ましい組成物において、非常に低いpHにても、(透明性を維持しながら)構造化を強化するために、特定の構造化剤が用いられる。これらの単相の、等方に透明な組成物もまた好ましくは、先で定義されるように、安定している。
グルタメート界面活性剤は、他のアニオン界面活性剤よりも低刺激性であるが、典型的には泡立ちもしないし、浄化もしない。全てのアシルアミノ界面活性剤のように、アシルグルタメートもまた、低pHにて可溶化することが困難であるので、pHが低い、透明(等方性)の組成物(すなわち、溶解性の欠如が透明性に影響を及ぼすと考えられることとなる)に、特に本発明において必要とされるグルタメート界面活性剤の比較的高いレベルにて、用いられるとは考えられなかったであろう。これはとりわけ、グルタメートが一次界面活性剤である場合に真である。
予想外にも、本出願人は今回、(異方性誘発剤の添加前の最終配合物として、すなわち界面活性剤シャーシとして)pHが低い、安定した、透明な(等方性の)組成物であって、グルタメートが、一次界面活性剤、または、他の単一のあらゆる界面活性剤に等しい、またはそれを超える量で存在する一次アニオン界面活性剤であり、そしてこのpHが低い、透明な、等方性の組成物において非常に効果がある特定の防腐剤系を含む組成物を生産した。好ましい組成物は、コストが高い共界面活性剤を最小限に抑えるために、用いられるグルタメートの量(総界面活性剤のパーセントとして)を最大にしている。さらに、好ましい組成物は、用いられる、より短い鎖長のグルタメートの量を最小限に抑えることによって、泡立ちを高めるものである。最後に、他の好ましい組成物(同時係属出願において特許請求されている)において、特定の構造化剤の使用により、透明な、単相の組成物における(最終組成物としての、または界面活性剤シャーシとしての)最大量のグルタメートの使用が、特に低pH(例えば5.1以下、好ましくは5.0以下)にて可能になる。一部の好ましい系において、有益剤、特に油または油溶性皮膚軟化剤の量は、最小限に抑えられる(0から30%、好ましくは0から10%、好ましくは0から5%、好ましくは存在しない)。
より詳細には、本発明の組成物は、以下を含む:
示されるように、グルタメートの量は、全一次界面活性剤となるようにされてもよいし、アニオン界面活性剤以外の界面活性剤の量が、グルタメートを超えていながら、グルタメートが、一次アニオン界面活性剤となってもよい。「一次アニオン界面活性剤」であるが、界面活性剤系が、全体で50%未満のアニオン界面活性剤しか有していない場合、グルタメートは、組成物中に存在する他の単一のあらゆる界面活性剤と等しい、またはそれを超える量で存在しなければならない。
さらに、本発明の組成物は、透明な(等方性の)、一相の、等方性の溶液である。つまり、1つの単一の透明相(多相溶液の一部として透明である一相ではない)が存在する。相は、安定している(多相に分割しない)。透明とは、550nmの波長にて測定した場合の吸光度値が、1.0以下、好ましくは0.5以下、より好ましくは0.2以下であることを意味する。
有益剤の成分(2)が、(1)の界面活性剤シャーシ中で完全に混和しなければ、組成物は異方性となり得る。しかしながら、本発明は、最終配合物が等方性であるように混和性である成分(2)の存在によって、または成分(1)の等方性のシャーシと、成分(2)の有益剤との組み合わせから形成された異方性の最終組成物によって、定義される。しかしながら、本発明の鍵は、pHおよび安定性、ならびに定義した透明な、一相の、等方性の特性を有する、(等方性の;または成分(1)、(3)、および(4)によって定義される等方性のシャーシに由来する異方性の)最終組成物の形成である。
界面活性剤系
アニオン界面活性剤
本発明の鍵は、界面活性剤系が総組成物の0.5〜35重量%存在することであり、アニオン界面活性剤が、総組成物の0.5から25重量%を構成し、そしてアシルグルタメートの塩が、全界面活性剤の50%以上を構成し(「一次界面活性剤」);または(全アニオン界面活性剤が総界面活性剤の50%未満であっても)存在する総アニオン界面活性剤の50重量%以上、好ましくは60重量%以上を構成し、かつ組成物中の他の単一のあらゆる界面活性剤と等しい、もしくはそれを超える量で存在する。好ましくは、アニオン界面活性剤は、総組成物の1〜15重量%、より好ましくは総組成物の2〜12%を構成する。一部の組成物において、アニオン界面活性剤は、総組成物の5〜12重量%を構成し、アニオン界面活性剤でない界面活性剤は、組成物の1から7重量%を構成する。グルタメートの量は常に、最大にされるべきであり、そして、記載したように、他の界面活性剤がアニオン界面活性剤を超える量で存在しても(例えば、グルタメートが「一次界面活性剤」でない場合)、グルタメートは、アニオン界面活性剤の50%以上にて存在し、かつ存在する他の単一のあらゆる界面活性剤と等しい、またはそれを超える量で存在する。
本発明の組成物に用いられるアシルグルタメート塩は、以下の構造を有する:
Figure 2018501198
または
Figure 2018501198
(いずれか一方の構造が、本発明のpHレベル(pH5.1以下、好ましくは約3から約5.1)にて生じることとなること、そしてより高いpH(例えば、8または9)にて、一部のジ塩もまた存在することが注目される)、
式中、Rは、8から20個の炭素、好ましくは8から16個の炭素、より好ましくは10から14個の炭素を有するアルキル基またはアルケニル基(通常飽和しているが、不飽和であることもあり、例えばオレオイルが存在してよい)である。好ましくは、Rは主に、C10〜C14の混合物である。先に示されるように、好ましい起泡レベルにとって、より短い鎖長(例えば、CおよびC10)の量を最小限に抑え、かつより長い鎖長、例えばC12〜C20、好ましくはC12〜C16を最大にすることが好ましい。
10は最小限に抑えられるべきであるが、少なくとも本発明の一部の実施形態において、等方性の形成を確実にするために、C10の、C12に対する比率は、少なくとも1/5、場合によっては1/3以上であるべきである(部分的に、グルタメート塩と共に用いられる共界面活性剤によって決まる)ことが分かるであろう。好ましくは、グルタメート塩と共に用いられる共界面活性剤(存在する場合)に関係なく、比率は1対1以下であるべきである。
実施例において用いられるように、ココイル鎖長の分布は典型的に、以下のように定義される:本明細書で好ましいものとして、13%のC〜C10、50%のC12、18%のC14、8%のC16、および11%の≧C18(http://coconutboard.nic.in/English−Article−Gopalakrishna−CFTRI.pdf)。
Mは、可溶化カチオン、例えばナトリウム、カリウム、アンモニウム、または置換アンモニウムである。カチオンは、ナトリウムまたはカリウムであることが好ましく、より好ましくはナトリウムである。ナトリウム塩が好ましい。
組成物全体のpHは、典型的に約5.1以下、好ましくは約5.0以下である。pHは好ましくは3から5.1、より好ましくは3.5から5.0である。より好ましくは、pHは約4から約5である。
アシルグルタメート塩のpKaは、比較的低い(約5)。出願人らは、驚くべきことに、用いられる比較的大量のグルタメートが可溶化され得ることによって、他のアニオン界面活性剤と比較して、当該アニオン界面活性剤の低刺激性を利用することが可能となることを見出した。
さらに、驚くべきことに、大量のグルタメートが低pHにて可溶化され得ることによって、低刺激性でもある透明な、一相の、等方性の組成物の形成が可能となる。
透明な、低刺激性のクレンザーが、消費者に非常に所望されると見られている。透明により、出願人らは、550nmの波長にて測定した場合の吸光度値が、1.0以下、好ましくは0.5以下、さらにより好ましくは0.2以下であることを意味する。先に示されるように、透明性の値は、界面活性剤シャーシおよび水を定義する。組成物は、有益剤の添加直後に透明性を維持する(等方性を保持する)ことができるが、最終組成物が異方性であっても、初期シャーシが、定義されるように等方性であれば、本発明の定義に含まれる。
アシルグルタメート塩は、総組成物において唯一のアニオン界面活性剤として用いられ得る一方で、他のアニオン界面活性剤を用いることが所望され、本明細書で定義されるレベルに従う。一の好ましい共アニオン性のもの(共界面活性剤1(b)と対立するもの)は、サルコシネートである(C10〜C14アシルサルコシネートのアルキル塩が、好ましいサルコシネートであり、ここで、塩は、先のMにおけるように定義される)。別の好ましい共アニオン性のものは、タウレートである。C10〜C14アシルタウレートの塩(例えば、ココイルメチルタウリンナトリウム)が好ましい。通常、より低いpH値にて沈殿する傾向がある塩を用いないことが好ましい。ゆえに、例えば、アシルグリシネートの量を最小限に抑えることが好ましい(<1.0%、好ましくは<0.5%、好ましくは全く存在しない)。
通常、サルコシネートは、式:
CON(CH)CHCOMを有する;
タウレートは、式:
CONRCHCHSOMを有し、
式中、Rはメチルである;
グリシネートは、式:
CONHCHCOMを有し、
式中、先のRは、8から22個の炭素、好ましくは12から18個の炭素を有するアルキルまたはアルケニルであり;
Mは、先で定義される可溶化カチオンである。
本発明の組成物は、低いレベルのアルキルエーテルサルフェート、例えば、ラウリルエーテル硫酸ナトリウムを有してよい。低いとは、アニオン界面活性剤の<20%、好ましくは<10%、より好ましくは<5%を意味する。一部の実施形態において、組成物は、アルキルエーテルサルフェートが<0.5%であり、一部ではアルキルエーテルサルフェートが実質的にない。これらのタイプのサルフェートは、他の界面活性剤よりも低刺激性が劣るので、好ましくは最小限に抑えられる。
共界面活性剤
本発明の第2の成分は、総組成物の0重量%から20重量%、好ましくは0.5重量%から15重量%の、非イオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、および両性界面活性剤、ならびにそれらの混合物からなる群から選択される共界面活性剤を含んでよい。
好ましい共界面活性剤は、両性界面活性剤または双性界面活性剤である。好ましくは、共界面活性剤は、両性である。
一般的なクラスの当該両性洗剤は、以下の一般的な構造を有する:
Figure 2018501198
式中、Rは、7から17個の炭素のアルキルラジカルもしくはアルケニルラジカル、または一般的な構造
Figure 2018501198
のカルボキサミド官能基であり、
式中、Rは、7から17個の炭素のアルキルラジカルまたはアルケニルラジカルであり、Rは、1から3個の炭素のアルキルラジカル、ヒドロキシアルキルラジカル、またはカルボキシアルキルラジカルである。RおよびRはそれぞれ独立して、プロトン、1〜3個の炭素のアルキルラジカル、ヒドロキシアルキルラジカル、もしくはカルボキシアルキルラジカルであり、または完全に欠損しており、以下の制限に従う。RおよびRがそれぞれ独立してアルキルラジカル、ヒドロキシアルキルラジカル、またはカルボキシアルキルラジカルである場合、第四級アミン中の窒素は、陽イオン電荷中心である。RまたはRの一方がアルキルラジカル、ヒドロキシアルキルラジカル、またはカルボキシアルキルラジカルであり、他方がプロトンであり、または完全に欠損している場合、窒素は第三級アミンである。第三級アミンのpKを十分下回るpHにて、RまたはRの他方はプロトンとなり、アミンは陽イオン電荷中心となることとなる。第三級アミンのpKを十分上回るpHにて、RまたはRの他方は完全に失われ、アミンは中性電荷中心となることとなる。
上記両性の好ましい例として、コカミドプロピルベタイン(CAPB)、C10〜C14アルキルベタイン、C10〜C14アルキルアンフォアセテート(例えば、ラウロアンフォアセテート)の塩、およびそれらの混合物が挙げられる。
別のクラスの両性洗剤は、以下の一般的な構造を有するスルタインである:
Figure 2018501198
式中、Rは、7から17個の炭素のアルキルラジカルもしくはアルケニルラジカル、または一般的な構造
Figure 2018501198
のカルボキサミド官能基であり、
式中、Rは、7から17個の炭素のアルキルラジカルまたはアルケニルラジカルであり、Rは、1から3個の炭素のアルキルラジカル、ヒドロキシアルキルラジカル、またはカルボキシアルキルラジカルである。RおよびRがそれぞれ独立して、1から3個の炭素のアルキルラジカル、ヒドロキシアルキルラジカル、またはカルボキシアルキルラジカルであるので、第四級アミン中の窒素は、陽イオン電荷中心である。このクラスの好ましい両性界面活性剤として、コカミドプロピルヒドロキシスルタイン(CAPHS)、ラウラミドプロピルヒドロキシスルタイン(LAPHS)、またはラウリルヒドロキシスルタイン(LHS)がある。
本発明の好ましい組み合わせとして、共界面活性剤としてのアンフォアセテート(好ましくはC10〜C14アンフォアセテート)の塩と組み合わせた、アニオン界面活性剤としてのグルタメート塩およびサルコシネート塩がある。好ましい組み合わせが、総組成物の3〜8重量%のグルタメート塩、総組成物の1〜3重量%のサルコシネート塩(ここで、好ましくは、グルタメートは、先で定義した一次界面活性剤または一次アニオン界面活性剤である)、および総組成物の3〜8重量%のアンフォアセテート塩(特に、アシルアンフォ酢酸アルカリ金属塩)を含む。上記のように、グルタメートは、存在する他の単一のあらゆる界面活性剤と等しい、またはそれを超える量で存在しなければならない。
本発明の組成物の重要な態様として、特に5.1以下のpH値、好ましくは3.5から5.0、より好ましくは4.0〜5.0のpHにて、(完全に等方性の組成物として、または組成物の形成前の界面活性剤シャーシとして)安定した、透明な、一相の、等方性の液体であることがある。
グルタメート塩は、鎖長の混合を含んでよい。示されるように、より短いCおよびC10長は、典型的には泡立たないために、最小限に抑えることが典型的には好ましい。C10とココイルの混合物の使用はまた、例えばC10およびC12のみが用いられる混合物と比較して、等方性である透明性の領域を拡張する一助となる。これは、ある量のC14からC20もまた好ましいかもしれないことを示唆している。
一部の組成物において、界面活性剤系は、C10グルタメートおよびココイルグルタメートの、アンフォ酢酸アルカリ金属塩との混合物を含む。
主に、本発明は、グルタメートが、一次界面活性剤として用いられ得;または一次アニオン界面活性剤として、組成物中に存在する他の単一のあらゆる界面活性剤と等しい、またはそれを超える量で同時に用いられるという予想外の観察に関するものである。好ましくは、これは、視覚的透明性を有する、pHが低い水性の、単相の組成物において、一次界面活性剤として用いられる。添加される有益剤が、異方性の最終組成物の形成を引き起こすとしても、異方性である形成剤の添加前の界面活性剤シャーシは、等方性である。ゆえに、その低いpH溶解性のため、光学的に透明(等方性)でもある低刺激性の組成物(低刺激性であるアシルアミノ界面活性剤)を製造することが可能である。同時に、pHが低い組成物であるために、抗菌効果を与える一方で、世界の特定の地域に限られている特定の抗菌剤の使用を避けることができる。実際、本発明は、低pHにて効果があり、典型的にはより高いpH系に用いられることにはならない特定の防腐剤系の使用に関する。
ゆえに、pHが低い異方性の組成物(グルタメートベースの等方性のシャーシを用いて形成される)、およびpHが低い、相溶性の防腐剤系が、本発明の別の態様である。
これらのより低刺激性のグルタメート界面活性剤の、比較的高いレベルでの使用はまた、より少ない量の共界面活性剤(例えば、アンフォアセテート、CAPB)の使用も可能にする。アンフォアセテートが、CAPBよりも広い等方性の領域を維持することが分かる(表1および表2対表3)。同様に、CAPHSおよびココベタインは、CAPBよりも広い等方性の領域を維持する(表4および表5対表3)。これは特に、完全に配合された等方性の組成物にとって重要である。
本発明において好ましいC10とCcocoの混合物が用いられる場合(例えば表2参照)、C10とC12の混合物(表1)と比較して、より少量のC10グルタメートを用いて、等方性の領域が達成される。すなわち、可溶性領域を達成するのに、C10はあまり必要とされない(これはまた、泡生産の一助となる)。それゆえに、グルタメートおよび両性共界面活性剤を有する系が好ましい(例えば、アンフォアセテートまたはコカミドプロピルベタイン)。非イオン界面活性剤が、グルタメート/共界面活性剤系において好ましい追加的な共界面活性剤である。
発明者らの実施例は、グルタメート界面活性剤上の鎖長の分布を変化させることにより、好ましい等方性の組成物を提供することもできることを示している。ゆえに、グルタメートの使用が増え、かつ共界面活性剤の量が最小限に抑えられると、より短い鎖長(例えばC、C10)のグルタメートの量を少なくすることができる一方でなお、低pHにて透明な、等方性の組成物を得ることができる。また、より長い鎖長のグルタメート(例えば、C12からC20)をより多く用いると、良好な泡数を維持する一助となる。
先に示されるように、定義された等方性の組成物の形成を確実にするために、本発明の一部の実施形態において、特定の界面活性剤系に応じて、C10が最小限に抑えられるべきである一方で、C10の、C12に対する比率が、少なくとも1/5、場合によっては1/3以上(しかし、好ましくは1/1以下)であるべきである。
好ましい安定した、等方性の組成物は、C10/C12アシルグルタメートの比率が、約1/3以上であり、かつラウロアンフォアセテート/アシルグルタメートの比率が、約1/1.7以上(最大1/1)である組成物である。良好な起泡性能を確実にし、かつコストを最小限に抑えるために、C10/C12アシルグルタメートの比率は、好ましくは1/1以下(好ましくは1/3超)であり、かつラウロアンフォアセテート/アシルグルタメートの比率は、1/1以下であるべきである。
ゆえに、(あまり共界面活性剤を用いないで)グルタメートが向上し、かつ、より長い鎖のグルタメートの量がより多い(起泡がより良好となり、とりわけ、共界面活性剤がより少ないために、良好である)、好ましい組成物の所望の利益が達成される。ここでも、最終配合物が等方性であるか異方性であるかを問わず、等方性の界面活性剤シャーシに基づく組成物由来の起泡効果の向上が見られる。
好ましくは、グルタメートは、界面活性剤系の≧50%、より好ましくは≧60%、より好ましくは≧70%の濃度で用いられるべきである。
用いられ得る一組成物が、≧50%のグルタメートおよびアルカリ金属アルキル(C〜C14)アンフォアセテート、好ましくはラウロアンフォアアセテートを含む。組成物は、C10グルタメートとC12グルタメート、またはC10グルタメートとCcocoグルタメートの混合物を含んでよい(Ccocoグルタメートは、先で定義されるココイル鎖長分布を有するグルタメートである)。C10含量を最小限に抑えることが所望される場合には、C10とCcocoの混合物が好ましい。なぜなら、典型的には、鎖長が長いほど、より良好な泡立ちが実現されるからである。C10とCcocoのそのような混合物は好ましくは、C〜C10は、先で定義したグルタメート塩上に、全R基の13%超、好ましくは15%超の量で存在するC〜C10鎖長分布を有する。
共界面活性剤の絶対量(最小限に抑えることが好ましい)に加えて、一部の特定の組成物において、等方性の形成を確実にするのに必要な、共界面活性剤の、グルタメートに対するおおよその最小比率を定義することができる。ゆえに、アンフォアセテート/グルタメート系において、アンフォアセテートの、グルタメートに対する比率は好ましくは、等方性の領域を最大にするために約1/7以上(最大1/1)である。これは、グルタメートの鎖長によって決まってよく、別の好ましい系では、デカノイルとラウロイルグルタメートの混合物が用いられ、アンフォアセテートの、グルタメートに対する比率が、1対1.7以上である(好ましくは、グルタメートが全一次界面活性剤である)。
好ましい安定した、等方性の組成物は、C10/Ccocoアシルグルタメートの比率が、約1/3以上であり、かつラウロアンフォアセテート/アシルグルタメートの比率が、約1/7以上である組成物である。良好な起泡性能を確実にし、コストを最小限に抑え、かつ粘度の向上を保つために、C10/Ccocoアシルグルタメートの比率は、好ましくは1/1以下(好ましくは約1/3以上)であり、かつラウロアンフォアセテート/アシルグルタメートの比率は、1/1.7以下であるべきである。
(好ましくはないが)用いられ得る別の組成物は、≧50%のグルタメートおよびベタイン、例えばコカミドプロピルベタインを含む。そのような系において、グルタメートは、界面活性剤系の≧60%、より好ましくは≧75%、より好ましくは≧80%を構成する。
本発明の好ましい系において、アンフォアセテートの、グルタメートに対する比率は、1/19以上であってよい(好ましくは、グルタメートが一次界面活性剤である)。そのような系において、等方性の領域を最適化するために、共界面活性剤はあまり必要とされない(例えば、コカミドプロピルベタインの使用と比較)。
同様に、別の好ましい実施形態は、CAPHSとグルタメートの混合物であり、かつCAPHSの、グルタメート塩に対する比率が1/19以上(最大1/1)と低い、界面活性剤系を含む。
通常、好ましい組成物は、グルタメート塩がC10グルタメート、C12グルタメート、およびCcocoグルタメート、ならびにそれらの混合物からなる群から選択される組成物である。Ccocoを含む混合物において、混合物は好ましくは、C〜C10がグルタメート塩の全R鎖長に基づいて、13%を超える量で存在するC〜C10鎖長分布を有する。そのような一般的な組成において、アンフォアセテートは好ましくは、共界面活性剤であり、アンフォアセテートの、グルタメートに対する比率は好ましくは、1/7以上、好ましくは1/7から1/1である。別の好ましい共界面活性剤は、ベタイン、スルタイン、およびそれらの混合物からなる群から選択されるものであり、共界面活性剤の、グルタメートに対する比率は、1/19以上、好ましくは1/19から1/1である。
好ましい安定した、等方性の組成物は、C10/Ccocoアシルグルタメートの比率が(CAPHSを用いると、等方性の領域を得るための共界面活性剤は、他の特定の共界面活性剤、例えばCAPBまたはアンフォアセテートと比較して、あまり必要でない)約1/7以上であり、かつCAPHS/アシルグルタメートの比率が約1/19以上である組成物である。良好な起泡性能を確実にし、コストを最小限に抑え、かつ粘度の向上を保つために、C10/Ccocoアシルグルタメートの比率は、好ましくは1/1以下であり、かつCAPHS/アシルグルタメートの比率は、好ましくは1/1以下である。
皮膚または毛髪の有益剤
本発明の同組成物において、皮膚または毛髪の有益剤が、0から30重量%、好ましくは0.1から10重量%、より好ましくは0.1から5重量%用いられる。当業者であれば理解し得るように、本発明の組成物において、有益剤は、界面活性剤系の下に示される界面活性剤とは異なる化合物である。それゆえに、好ましくは、有益剤は好ましくは、界面活性剤ではない。好ましくは、有益剤は、油溶性皮膚軟化剤または保湿油である。これらは、水分の喪失の防止(閉塞剤)、水分の引寄せ(湿潤剤)を含み得;または天然の保湿因子(例えば、アミノ脂質)を皮膚に復活させる様々なメカニズムによって、水分を増大させる分子である。好ましい保湿剤として、ペトロラタムおよびシリコーンが挙げられる。好ましくは、保湿剤は、植物油またはトリグリセリド油である。好ましい油として、ヒマワリ種子油および大豆油が挙げられる。保湿剤は、長鎖[C14〜C30]脂肪酸のエステル、例えばイソプロピルパルミテートであってよい。
いくつかの天然修復剤および保湿剤として:
a)ビタミン、例えばビタミンAおよびビタミンE、ならびにビタミンアルキルエステル、例えばビタミンCアルキルエステル;
b)脂質、例えばコレステロール、コレステロールエステル、ラノリン、スクロースエステル、および擬似セラミド;
c)リポソーム形成物質、例えばリン脂質、および2本の長い炭化水素鎖を有する適切な両親媒性分子;
d)必須脂肪酸、ポリ不飽和脂肪酸、およびこれらの物質の源;
e)不飽和脂肪酸のトリグリセリド、例えばヒマワリ油、サクラソウ油、アボカド油、アーモンド油;
f)飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の混合物から形成される植物性バター、例えばシアバター;
g)ミネラル、例えば亜鉛、マグネシウム、および鉄の源;ならびに
h)シリコーン油、ゴム、それらの修飾物、例えば直鎖ポリジメチルシロキサンおよび環状ポリジメチルシロキサン、アミノ、アルキル、ならびにアルキルアリールシリコーン油が挙げられる。
水溶性の有益剤も用いられ得る。好ましい水溶性剤として、グリセリン、ソルビトール、ポリアルキレングリコール、およびそれらの混合物が挙げられる。
用いられる場合、等方性の界面活性剤シャーシ内の有益剤の量および混和性に応じて、シャーシは依然として透明性を維持することができる。しかし、有益剤がシャーシを異方性にする場合であっても、先で議論される低いpHおよび起泡の利点は依然として保持される。
本発明の組成物は外因的な構造化剤を必要としないが、先で注目されるような油溶性の利益が用いられる場合、構造化剤を用いることが好ましい。
構造化剤
好ましくは、本発明の組成物は、0.1から10重量%、好ましくは0.5から7重量%の構造化剤を含む。構造化剤は、粘度を向上させるための、カチオン性ポリマー、アニオン性ポリマー、両性ポリマー、または非イオン性ポリマーであり得る、水溶性ポリマーであってもよいし、水分散性ポリマーであってもよい。
本発明に有用な水溶性ポリマーまたは水分散性ポリマーの例として、炭水化物ガム、例えばセルロースガム、微結晶セルロース、セルロースゲル、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシメチルセルロースまたはカルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、グアーガム、カラヤゴム、トラガカントゴム、アラビアガム、アカシアゴム、寒天ガム、キサンタンガム、およびそれらの混合物;糊化温度が30から85℃の変性デンプン顆粒および非変性デンプン顆粒、ならびにアルファ化冷水可溶性デンプン;ポリアクリレート;Carbopol;アルカリ可溶性エマルジョンポリマー、例えばAculyn 28、Aculyn 22、またはCarbopol Aqua SF1;カチオン性ポリマー、例えば、Rhone Poulencから入手可能な、商品名Jaguar C13S、Jaguar C14S、Jaguar C17、またはJaguar C16のカチオン性グアー、LambertiのBF Guar C17、AqualonのAqua D4091またはAqua D4051が挙げられる変性ポリサッカライド;カチオン変性セルロース、例えばAmercholのUCARE Polymer JR30またはJR40;HerculesのN−Hance 3000、N−Hance 3196、N−Hance CPX215、またはN−Hance GPX 196;合成カチオン性ポリマー、例えば、NalcoによるMerquat 100、Merquat 280、Merquat 281、およびMerquat 550;カチオン性デンプン、例えばStaley Inc.製のStaLok(登録商標)100、200、300、および400;Henkel,Inc.によるGalactasol 800シリーズのグアーガムに基づくカチオン性ガラクタンマンナン;Quadrisect Um−200、ならびにPolyquaternium−24が挙げられる。
ゲル形成ポリマー、例えば変性デンプン顆粒および非変性デンプン顆粒、キサンタンガム、Carbopol、アルカリ可溶性エマルジョンポリマー、カチオン性グアーガム、例えばLamberti BF Guar C17、ならびに変性カチオン性セルロース、例えばUCARE Polymer JR 30(登録商標)またはJR 40(登録商標)が、本発明に特に好ましい。
好ましい構造化コポリマーは、(1)第1のエチレン性不飽和モノマー;(2)第2のエチレン性不飽和モノマー;(3)(メタ)アクリレートモノマー、および(4)結合性モノマーの重合生成物(例えば、付加重合生成物)である(通常、構造はランダムであり;好ましくはコポリマーが線状である)。
(1)の第1のモノマーは、式:
HOOC−CR=CR−COOH (I)
の二酸、
二酸(I)の環状無水物前駆体、式:
Figure 2018501198
を有する無水物、およびそれらの組み合わせであってよく、
式中、RおよびRは個々に、H、C〜Cアルキル、フェニル、塩素、および臭素から選択され、1つまたは複数の実施形態において、好ましくは個々に、HおよびC〜Cアルキルから選択される。
好ましいモノマーとして、マレイン酸およびマレイン酸無水物が挙げられる。これは、モノマー量の総重量の0から10重量%、好ましくは0.1から5重量%を構成してよい。
第2のモノマー(2)として、アクリル酸、メタクリル酸、およびそれらの組み合わせがあってよい。これは、総モノマー量に基づいて、15〜60重量%にて用いられてよい。
第3の(メタ)アクリレートモノマーは、アクリル酸のCからCのアルキルアルキルエステル、メタクリル酸のCからCのアルキルエステル、および組み合わせであってよく、総モノマー量に基づいて、30〜75重量%であってよい。
a)結合性モノマーは、式:
−CH=C(R)−C(O)−O−(RO)−R (III)
を有し、
式中:
およびRは独立して、HおよびC1〜3アルキルから選択され、
各ROは独立して、2から4個、好ましくは2から3個の炭素原子を有するオキシアルキレン単位であり、
は:
8から40個、好ましくは8から30個、より好ましくは10から22個の炭素原子を有する直鎖アルキルおよび分枝アルキル、ならびに
アルカリルであって、そのアルキル基は、8から40個、好ましくは8から30個、より好ましくは10から22個の炭素原子を有し、当該アルキル基は、直鎖状または分枝状であり、前記アルカリルは好ましくはアルキルフェニルである、アルカリル
から選択され;そして
aの値は、6から40、好ましくは15から35、最も好ましくは20から30である。
1つまたは複数の実施形態において、特に注目するのは、式:
CH[CH−CH−[OCHCH−O−C(O)C(R)=CH(R) (IV)
の結合性モノマーであり、
式中、R、R、およびaは、先に記載される通りであり、bの値は、6から38、好ましくは6から28、より好ましくは8から20である。
式IIIおよび式IVのモノマーにおいて、Rは好ましくはメチル基であり、Rは好ましくはHである。先に記載される結合性モノマーにおいて、aおよびbはそれぞれ、オキシアルキレンおよび−CH−の繰返し単位の数を表し、通常、整数である。注目する1つまたは複数の実施形態において、aは、bより大きいか又はbと等しい。
結合性モノマーは、加えられる総モノマーに基づいて、1から約25重量%、好ましくは2から20重量%、より好ましくは2から15重量%の量で利用されてよい。特に注目する1つまたは複数の実施形態において、利用される結合性モノマーの量は、加えられる総モノマーに基づいて、5から12重量%である。
一部の組成物において、透明性および安定性を維持するのに特に効果的であることが見出された構造化剤は、以下の式のコポリマーであり:
Figure 2018501198
式中、a、b、c、d、およびeは、各繰返し単位のモノマーがコポリマー内に含有される重量パーセンテージを表し;
Aは、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、およびそれらの酸の組み合わせ、ならびにそれらの無水物および塩からなる群から選択される多酸ビニルモノマーであり;
Bは、アクリル酸もしくはメタクリル酸、またはその塩であり;
Cは、アクリル酸またはメタクリル酸のC〜Cエステルであり;
Dは、式(VI)
Figure 2018501198
(式中、各Rは独立して、H、メチル、−C(=O)OH、または−C(=O)ORであり;
は、C〜C30アルキルであり;
Tは、−CHC(=O)O−、−C(=O)O−、−O−、−CHO−、−NHC(=O)NH−、−C(=O)NH−、−Ar−(CE−NHC(=O)O−、−Ar−(CE−NHC(=O)NH−、または−CHCHNHC(=O)−であり;
Arは、二価のアリールであり;
Eは、Hまたはメチルであり;
zは、0または1であり;
kは、0から30の範囲内の整数であり;mは、0または1であり;
但し、kが0である場合、mは0であり、kが1から30の範囲内にある場合、mは1であり;
(RO)は、ポリオキシアルキレンであり、これは、C〜C−オキシアルキレン単位のホモポリマー、ランダムコポリマー、またはブロックコポリマーであり、Rは、C、C、C、またはそれらの混合物であり、nは、5から250の範囲内の整数であり;
Yは、−RO−、−RH−、−C(=O)−、−C(=O)NH−、RNHC(=O)NH−、または−C(=O)NHC(=O)−であり;
は、C〜C40直鎖アルキル、C〜C40分枝アルキル、C〜C40炭素環アルキル、C〜C40アルキル置換フェニル、アリール置換C〜C40アルキル、およびC〜C80複合エステルからなる群から選択される置換または非置換アルキルであり;Rのアルキル基は、ヒドロキシ、アルコキシ、およびハロゲンからなる群から選択される1つまたは複数の置換基を含んでいてもよい)
の結合性モノマーであり;
Eは、存在する場合、分枝を導入し、かつ分子量を制御するための架橋性モノマーであり、当該架橋性モノマーは、ビニル、アリル、およびそれらの官能性混合物からなる群から選択される複数の反応性官能基化基を有する多官能性単位を含み、基A、B、C、D、およびEは、ランダムコポリマー、ブロックコポリマー、または架橋コポリマーの形態から選択される様式で互いに共有結合している。
「a」の量は、総共重合体の約0から10重量%、好ましくは0.1から約5重量%に及んでよい;「b」の量は、約10から約80重量%、好ましくは15から60重量%に及んでよい;「c」の量は、約30から約85重量%、好ましくは30から75重量%に及んでよい;「d」の量は、約1から約25重量%に及んでよい;そして「e」の量は、0から約5重量%に及んでよい。
一部の組成物は、水溶性ポリマーを、0.005から5重量%の量で含有してよい。
水溶性ポリマーの例として、高分子量ポリエチレングリコール、例えばPolyox(登録商標)WSR−205(PEG14M)、Polyox(登録商標)WSR−N−60K(PEG45M)、およびPolyox(登録商標)WSR−301(PEG90M);炭水化物ガム、例えばセルロースガム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、グアーガム、カラヤゴム、トラガカントゴム、アラビアゴム、アカシアゴム、寒天ガム、およびキサンタンガム;変性デンプン顆粒およびアルファ化冷水可溶性デンプン;カチオン性ポリマー、例えば、Rhodiaから商標名Jaguar(登録商標)で入手可能なカチオン性グアーが挙げられる変性多糖;カチオン変性セルロース、例えば、AmercholのUCARE Polymer JR30またはJR40;HerculesのN−Hance(登録商標)3000、N−Hance(登録商標)3196、N−Hance(登録商標)GPX 215、またはN−Hance(登録商標)GPX 196;合成カチオン性ポリマー、例えば、Nalcoによって販売されているMerquat(登録商標)100、Merquat(登録商標)280、Merquat(登録商標)281、およびMerquat(登録商標)550が挙げられる。水溶性ポリマーは個々に用いられてもよいし、同じ、または異なるクラス由来の2つ以上のポリマーの組み合わせとして用いられてもよい。高分子量ポリエチレングリコールPolyox(登録商標)WSR−301(PEG90M)およびPolyox(登録商標)WSR−N−60K(PEG45M)、グアー誘導体、例えばJaguar(登録商標)S、Jaguar(登録商標)C17、およびJaguar(登録商標)C13、ならびに合成カチオン性ポリマー、例えばMerquat(登録商標)100が、特に所望される。
防腐剤
パーソナル製品配合物は、微生物の増殖にとって良好な培地を提供する。微生物の作用は、加水分解、酸化、または還元の観点から明らかにされ得、異臭、色の変化、pHの有害な変化、エマルジョンの破壊、および製品の質感の変化を引き起こす虞がある。ゆえに、微生物の増殖、製品の腐敗、ならびに皮膚および毛髪の感染を防止するために、良好な防腐剤系が必要とされる。防腐剤は、グラム陰性菌およびグラム陽性菌、ならびに菌類(糸状菌および酵母)に対して効果的であるべきである。
効果的な防腐剤は、製品中での微生物の増殖を防止することで、安全にし、かつ貯蔵寿命を延ばすこととなる化学剤である。
最適な防腐剤系は、製品の貯蔵寿命にわたって、広いスペクトル活性を実現し、かつ効果的であるべきである。また、微生物が配合物の水性相中で増殖するので、最適な防腐剤系は、水溶性でなければならない。配合物がかなりのレベルの油を含有する場合、系は水性相へ優先的に分配されるはずである。理想的には、防腐剤系は、広いpH範囲にわたって効果的であり、無色であり、かつ、使用の際に安全であるべきである。非刺激性、非感作性、そして好ましくは非毒性であるべきである。理想的には、貯蔵中に、配合物中の病原性生物を除去する一方で、配合物を皮膚、毛髪、または粘膜に塗布した後に、皮膚上の共生生物を無事に残すべきである。
一部の好ましい防腐剤として:
1)パラベン、例えばメチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、イソブチルパラベン、およびブチルパラベン;
2)ホルムアルデヒド放出防腐剤、例えば、ホルムアルデヒド、クオタニウム−15、ジメチル−ジメチル(DMDM)ヒダントイン、イミダゾリジニル尿素、ジアゾリジニル尿素、ヒドロキシメチルグリシンナトリウム、および2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール;
3)イソチアゾロン、例えばクロロメチルイソチアゾリノン(CMIT)、メチルイソチアゾリノン(MIT)、またはベンズイソチアゾリノン(BIT);
4)ハロゲン−有機活性物質、例えばブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニルおよびメチルジブロモグルタロニトリル;
5)有機酸、例えば安息香酸、デヒドロ酢酸、サリチル酸、乳酸、およびソルビン酸;
6)クロロアセトアミド、フェニルオキシエタノール、およびトリクロサンが含まれるその他のもの
が挙げられる。
パーソナルケア製品に適した追加の防腐剤が、David S.Steinbens,2006による「Preservatives for Cosmetics Manual,2nd edition」および「Preservatives for Cosmetics」、D.C.Steinberg,Allured Publishing Corp.,ISBN#0−93170−54−5において見られ得る。そのような剤は典型的に、パーソナル製品配合物の0.1〜1%、より好ましくは0.5〜0.7%にて利用される。
記載した有機酸が特に好ましい。特に好ましいのは、pKaが約4.0から5.5、好ましくは4.0から5.0である有機酸である。
防腐剤は、全ての状況に理想的であるわけではない。例えば、パラベンは、比較的刺激性がないが、優先して油相に仕切られ、一部の界面活性剤によって不活化される。ホルムアルデヒド保持防腐剤は、有効性スペクトルが広いが、刺激性であり、一部の国では禁止されている。
約3から5.1の好ましいpHを有する本発明の組成物は好ましくは、防腐剤として上記有機酸を含むこととなる。詳細には、pKaが4.0から5.5、好ましくは4.2および5.1である有機酸が好ましい。
より詳細には、組成物は好ましくは、pHが、1pH単位未満、より好ましくは0.5pH単位未満であり、有機酸のpKaを超えている。このような厳しいpH範囲内では、有機酸は大部分が、微生物に対する剤の活性に必要とされる形態である非解離形態で留まることとなる。
ゆえに、例えば、安息香酸のpKaは4.2であるので、(本発明の好ましい実施形態におけるように)pHが5.2未満、好ましくは4.7以下の組成物に用いられるのが理想的である。
示されるように、安息香酸が好ましい防腐剤である。
本発明の組成物はさらに、1つまたは複数の追加の成分を含んでいてよい。そのような追加の成分の非限定的な例として、例えば、着色剤、顔料、乳白剤、香料(カプセル化されているか、遊離香料として存在するかを問わない)、感覚油(emotive oil)、ビタミンおよびビタミン誘導体、研磨剤、光学剤(例えば、反射粒子および干渉顔料が挙げられる)、pH調整剤、植物抽出物、精油、防腐剤、抗酸化剤、抗生物質、粘度調整剤、湿潤剤、ひげ湿潤剤、感触向上剤(sensory agent)、脂肪酸石鹸、ならびに皮膚および/または毛髪の有益剤(例えば、少し例を挙げれば、アロエ、アラントイン、パンテノール、アルファ−ヒドロキシ酸、リン脂質、植物油、およびアミノ酸)がある。個々のあらゆる追加成分の選択および量は、特定の成分、所望される特性、および利用される組成物の意図される使用が挙げられる因子によって決まる。例えば、香料は典型的に、組成物の0.1から3.0重量%以上の量で利用される。多くの組成物について、そのような追加成分の総量は、組成物の総重量に基づいて、0.01〜30重量%、より詳細には0.1〜15重量%、さらにより詳細には1〜10重量%である。1つまたは複数の実施形態において、追加されるそのような任意選択的な成分の総量は、0.5から5重量%である。他の成分、例えば脂肪酸石鹸は、組成物の総重量に基づいて、最大10重量%のレベルにて存在してよい。
組成物は水性であり、典型的には30〜90重量%の水を含む。水は、上記の全ての成分で占められた後の残部である。
プロトコル
透明性
サンプルの透明度(透明性)は、λ=550nmの波長での光学吸光度を測定することによって、測定する。完全に配合されたサンプル(約300μl)を、希釈せずに96ウェルプレート中に加えて、マイクロプレートリーダ(SpectraMax(登録商標)340PC、Molecular Device)によって読み取る。理想的には、透明のサンプルは、吸光度がゼロである(すなわち、透過率が100%である)。本発明において、吸光度が1.5未満、より好ましくは1未満、より好ましくは0.5未満、さらにより好ましくは0.2未満であるサンプルが、視覚的に許容可能な透明度(透明性)を与えるものとして定義される。
[実施例]
界面活性剤の所定の質量を質量既知のビーカー中に秤量することによって、実証系を構築した。出願人らは、総界面活性剤が15%の、50g規模の実施例系を調製した。グルタメート界面活性剤の所望の混合物を最初に、続いてあらゆる共界面活性剤を秤量した。界面活性剤および共界面活性剤の総レベルを、常に7.5gとした。次に、約4.5の最終pHを得るのに十分な量のクエン酸を算出して、添加した。次に、系を水で50gにし、撹拌しながら75°Cに加熱した。5〜15分の撹拌後、生じた単相の、等方性の系から熱を除去して、室温に冷却した。冷却後、50%クエン酸溶液でpHを4.5に微調整し、加熱中のあらゆるロスを戻すように水を加えた。系を室温で2週間平衡させてから観察を行い、位相マップを構築するのに用いた。
グルタメートが一次界面活性剤である界面活性剤系を含む組成物を実証するために、出願人は、(1)C10/C12グルタメートとアンフォアセテートの混合物;(2)C10/Ccocoグルタメートとアンフォアセテートの混合物;(3)C10/Ccocoグルタメートとココアミドプロピルベタイン(CAPB)の混合物;(4)C10/Ccocoグルタメートとコカミドプロピルヒドロキシルスルタイン(CAPHS)の混合物;および(5)C10/Ccocoグルタメートとココベタインの混合物を含む種々の系を製造した。
結果を下記の通り記載する。
[実施例1]
ラウロイルグルタメート/アンフォアセテート系の、15%の総界面活性剤、pH4.5についての安定性マップ。示したように、ラウロイルグルタメートをデカノイルグルタメートと混合した。符号I=550nmでの吸光度の値が0.2未満である等方性の系、X=二相の系。これらの系において、左側の列は、C10およびC12の%に対するC10の%を表し、例えば、75は、存在する総グルタメートの75%がC10であり、25%がC12である系を表す。最上部の行は、アンフォアセテートの%であり、残部がグルタメートである。ゆえに、12.5は、界面活性剤の87.5%がグルタメートブレンドであり、12.5%がアンフォアセテートである系を表す。存在する総界面活性剤は、全ての場合において15%であり、残部が、微量のクエン酸を有する水である。
Figure 2018501198
この実施例について、安定した、等方性の好ましい組成物は、C10/C12アシルグルタメートの比率が約1/3以上であり、かつラウロアンフォアセテート/アシルグルタメートの比率が約1/1.7以上である組成物であることが分かるであろう。良好な起泡性能を確実にし、かつコストを最小限に抑えるために、C10/C12アシルグルタメートの比率は、1/1以下であるべきであり、好ましくは1/3超であり、かつラウロアンフォアセテート/アシルグルタメートの比率は1/1以下であるべきである。
[実施例2]
ココイルグルタメート/アンフォアセテート系の、15%の総界面活性剤、pH4.5についての安定性マップ。示したように、ココイルグルタメートをデカノイルグルタメートと混合した。符号I=550nmでの吸光度の値が0.2未満である等方性の系、X=二相の系。パーセンテージを、実施例1の表1に示すように測定している。
Figure 2018501198
安定した、等方性の好ましい組成物は、C10/Ccocoアシルグルタメートの比率が約1/3以上であり、かつラウロアンフォアセテート/アシルグルタメートの比率が約1/7以上である組成物であることが分かるであろう。良好な起泡性能を確実にし、コストを最小限に抑え、かつ粘度の向上を保つために、C10/Ccocoアシルグルタメートの比率は1/1以下(好ましくは約1/3以上)であるべきであり、かつラウロアンフォアセテート/アシルグルタメートの比率は1/1.7以下であるべきである。
[実施例3]
ココイルグルタメート/CAPB系の、15%の総界面活性剤、pH4.5についての安定性マップ。示したように、ココイルグルタメートをデカノイルグルタメートと混合した。符号I=550nmでの吸光度の値が0.2未満である等方性の系、X=二相の系。パーセンテージを、表1に示すように測定している。
Figure 2018501198
実施例1〜3から分かるように、C10とCcocoの混合物(表2)を用いると、C10とC12の混合物(表1)と比較して、かなり少量のC10グルタメートを用いて、等方性の領域が達成される。すなわち、可溶性領域を達成するのに、C10はあまり必要とされない(これはまた、泡生産の一助となる)。系は、グルタメートおよび共界面活性剤(例えば、アンフォアセテートまたはコカミドプロピルベタイン)である。非イオン界面活性剤が、グルタメート/共界面活性剤系において好ましい共界面活性剤である。用いた共界面活性剤がアンフォアセテートではなくCAPBである場合(表3対表2)、C10のより低いレベルにて一部の可溶性の利益が失われる。しかしながら、可溶性が失われた場合でも、高グルタメート界面活性剤シャーシを用いることに由来する、低pH(代替の防腐剤系について)および起泡の利点は保持される。
[実施例4]
ココイルグルタメート/コカミドプロピルヒドロキシルスルタイン(CAPHS)系の、15%の総界面活性剤、pH4.5についての安定性マップ。示したように、ココイルグルタメートをデカノイルグルタメートと混合した。符号I=550nmでの吸光度の値が0.2未満である等方性の系、X=二相の系。パーセンテージを、表1に示すように測定している。
Figure 2018501198
安定した、等方性の好ましい組成物は、C10/Ccocoアシルグルタメートの比率が(CAPHSを用いると、等方性の領域を得るための共界面活性剤は、他の特定の共界面活性剤、例えばCAPBまたはアンフォアセテートと比較して、あまり必要でない)約1/7以上であり、かつCAPHS/アシルグルタメートの比率が約1/19以上である組成物であることが分かるであろう。良好な起泡性能を確実にし、コストを最小限に抑え、かつ粘度の向上を保つために、C10/Ccocoアシルグルタメートの比率は1/1以下であるべきであり、かつCAPHS/アシルグルタメートの比率は1/1以下であるべきである。
[実施例5]
ココイルグルタメート/ココベタイン系の、15%の総界面活性剤、pH4.5についての安定性マップ。示したように、ココイルグルタメートをデカノイルグルタメートと混合した。符号I−550nmでの吸光度の値が0.2未満である等方性の系、X=二相の系。パーセンテージを、表1に示すように測定している。
Figure 2018501198
安定した、等方性の好ましい組成物は、C10/Ccocoアシルグルタメートの比率が約1/7以上であり、かつココベタイン/アシルグルタメートの比率が約1/19以上である組成物である(等方性の領域を得るための共界面活性剤は、他の特定の共界面活性剤の使用と比較して、あまり必要でない)ことが分かるであろう。良好な起泡性能を確実にし、コストを最小限に抑え、かつ粘度の向上を保つために、C10/Ccocoアシルグルタメートの比率は1/1以下であるべきであり、かつココベタイン/アシルグルタメートの比率は1/1以下であるべきである。
実施例2、4および5から分かるように、C10グルタメートとCcocoグルタメートの混合物を、両性界面活性剤の好ましいリストから選択した共界面活性剤と共に用いる場合、広い、等方性の、安定した領域が生じる。より詳細には、より短い鎖長のグルタメート(デカノイルグルタメート)を、より長い鎖長のグルタメート(ココイルグルタメート)とブレンドすると、グルタメートが界面活性剤系の100%を構成する、pH4.5の等方性の系が得られる。さらに、好ましい両性共界面活性剤をグルタメートブレンドに添加すると、グルタメートが、界面活性剤系の≧50%を、そして総アニオン界面活性剤の100%を構成する等方性の系となる一方、グルタメートブレンドは、より長い鎖長がより豊富になって、起泡が向上し得る。ここでも、最終系における有益剤が、異方性の組成物を形成し得るとしても、起泡の利点は保持される。
[実施例6〜実施例8]
実施例6〜8について、界面活性剤、デンプン、および70%の自由水を、水バス内に沈めた、質量既知の容器中に加えてオーバーヘッド混合することによって、最終配合物を調製した。成分を、均一に混合するまで撹拌し、撹拌を続けつつ水バス温度を70℃にまで上昇させる。温度になると、Jaguar(グリセリン中に予め分散させている)およびPEGを、クエン酸と共に加える。冷却を開始し、水バスが35℃に達すると、他の成分を添加する。次いで、最終pHおよび水分含量を調節する。
Figure 2018501198
実施例6は、広いpH範囲にわたって用いることができるが、用途が地域的に制限されている、従来型の防腐剤系の典型である。対照的に、実施例7は、そのような地域において好ましいが、pH5.0以下にてのみ機能することとなる防腐剤系を示す。実施例の配合物は、本防腐剤系を実施するための効果的な製品形態を提供する。双方の実施例により、安定した、等方性の、単相の系が生じた。実施例8は、物理的な相分離に対して依然として安定しているが、最終的な系を異方性にする任意選択的な有益成分(この場合、Puregel(登録商標)B990、デンプン増粘剤)を含有する最終配合物の例である。
[実施例9〜実施例11]
実施例9〜11について、実施例6〜8について記載したようにして最終配合物を調製した。
Figure 2018501198
実施例9は、広いpH範囲にわたって用いることができるが、用途が地域的に制限されている、従来型の防腐剤系の典型である。対照的に、実施例10は、そのような地域において好ましいが、pH5.0以下にてのみ機能することとなる防腐剤系を示す。実施例の配合物は、本防腐剤系を実施するための効果的な製品形態を提供する。双方の実施例により、安定した、等方性の、単相の界面活性剤シャーシが生じた。実施例10は、物理的な相分離に対して依然として安定しているが、最終的な系を異方性にする任意選択的な有益成分(この場合、大豆油および水添大豆油、皮膚軟化剤油)を含有する最終配合物の例である。同様に、実施例11は、物理的な相分離に対して依然として安定しているが、最終的な系を異方性にする任意選択的な有益成分(ペトロラタムおよびポリブテン、それぞれ皮膚軟化剤油および感触向上調節剤)を含有する最終配合物の例である。

Claims (17)

  1. クレンジング組成物であって:
    a)総組成物の0.5から35重量%の界面活性剤系であって、アシルグルタメートの塩を含むアニオン界面活性剤を含み、アシルグルタメートの塩は、存在する全界面活性剤の50%以上にて存在し、前記界面活性剤系はさらに、総組成物の0から20重量%の共界面活性剤を含み、共界面活性剤は、アニオン性でなく、非イオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、およびそれらの混合物からなる群から選択される界面活性剤である、界面活性剤系と;
    b)総組成物の0から30重量%の、水溶性または油溶性の、皮膚または毛髪の有益剤と;
    c)pKaが約4.0から5.5である有機酸の群から選択される、0.01から1%の有機酸と;
    d)水と
    を含み、
    pHが約5.1以下である、組成物。
  2. 前記組成物は透明であり、透明は、550nmの波長にて測定された場合の1.0以下の吸光度の値によって定義される、請求項1に記載の組成物。
  3. グルタメートの塩は、C10とCcocoグルタメートの混合物を含み、C10とCcocoの前記混合物は好ましくは、C〜C10が13%を超える量で存在するC〜C10の鎖長分布を有する、請求項1に記載の組成物。
  4. グルタメートの塩は、C10とC12グルタメートの混合物を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 0.5から15%の共界面活性剤を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 共界面活性剤は、両性界面活性剤を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 0.1重量%から5重量%の有益剤をさらに含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 前記有益剤は、油溶性の皮膚軟化剤または保湿油である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 組成物のpHが約3.0から約5.0である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. pHが約3.5から約5.0である、請求項9に記載の組成物。
  11. 構造化剤を追加的に含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の組成物。

  12. Figure 2018501198
    を有する構造化剤を含み:
    式中、a、b、c、d、およびeは、各繰返し単位のモノマーがコポリマー内に含有される重量パーセンテージを表し;
    Aは、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、およびそれらの酸の組み合わせ、ならびにそれらの無水物および塩からなる群から選択される多酸ビニルモノマーであり;
    Bは、アクリル酸もしくはメタクリル酸、またはその塩であり;
    Cは、アクリル酸またはメタクリル酸のC〜Cエステルであり;
    Dは、式(II)
    Figure 2018501198
    (式中、各Rは独立して、H、メチル、−C(=O)OH、または−C(=O)ORであり;
    は、C〜C30アルキルであり;
    Tは、−CHC(=O)O−、−C(=O)O−、−O−、−CHO−、−NHC(=O)NH−、−C(=O)NH−、−Ar−(CE−NHC(=O)O−、−Ar−(CE−NHC(=O)NH−、または−CHCHNHC(=O)−であり;
    Arは、二価のアリールであり;
    Eは、Hまたはメチルであり;
    zは、0または1であり;
    kは、0から30の範囲内の整数であり;mは、0または1であり;
    但し、kが0である場合、mは0であり、kが1から30の範囲内にある場合、mは1であり;
    (RO)は、ポリオキシアルキレンであり、該ポリオキシアルキレンは、C〜C−オキシアルキレン単位のホモポリマー、ランダムコポリマー、またはブロックコポリマーであり、ここで、Rは、C、C、C、またはそれらの混合物であり、nは、5から250の範囲内の整数であり;
    Yは、−RO−、−RH−、−C(=O)−、−C(=O)NH−、−RNHC(=O)NH−、または−C(=O)NHC(=O)−であり;
    は、C〜C40直鎖アルキル、C〜C40分枝アルキル、C〜C40炭素環アルキル、C〜C40アルキル置換フェニル、アリール置換C〜C40アルキル、およびC〜C80複合エステルからなる群から選択される置換または非置換アルキルであり;ここで、Rのアルキル基は、ヒドロキシ、アルコキシ、およびハロゲンからなる群から選択される1つまたは複数の置換基を含んでいてもよい)
    の結合性モノマーであり;
    Eは、存在する場合、分枝を導入し、かつ分子量を制御するための架橋性モノマーであり、前記架橋性モノマーは、ビニル、アリル、およびそれらの官能性混合物からなる群から選択される複数の反応性官能基化基を有する多官能性単位を含み、前記A、B、C、D、およびE基は、ランダムコポリマー、ブロックコポリマー、または架橋コポリマーの形態から選択される様式で互いに共有結合している、請求項11に記載の組成物。
  13. 請求項1の組成物の、非混和性の有益剤との組み合わせから形成される組成物。
  14. アシルグルタメートの塩が、C10、C12およびCcocoグルタメート、ならびにそれらの混合物からなる群から選択され、共界面活性剤がアンフォアセテートであり、アンフォアセテートの、グルタメート塩に対する比率が1/7以上である、請求項1に記載の組成物。
  15. 比率が1/7から1/1である、請求項14に記載の組成物。
  16. グルタメートの塩が、C10、C12およびCcocoグルタメート、ならびにそれらの混合物からなる群から選択され、共界面活性剤が、ベタイン、スルタイン、およびそれらの混合物からなる群から選択され、共界面活性剤の、グルタメートに対する比率が1/19以上である、請求項1〜15のいずれか一項に記載の組成物。
  17. 比率が1/19から1/1である、請求項16に記載の組成物。
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