JP2018500466A5

JP2018500466A5 -

Info

Publication number: JP2018500466A5
Application number: JP2017518265A
Authority: JP
Filing date: 2015-12-08
Publication date: 2018-09-13

Claims

セメント製品を補強するための少なくとも１つの延伸ポリプロピレンモノフィラメントまたはマルチフィラメントもしくはそれらから由来する少なくとも１つの繊維の製造方法であって、
（ｉ）ポリプロピレンまたはポリプロピレン／ポリエチレンの混合物を含有する溶融組成物を形成する工程と、
（ｉｉ）ポリプロピレンまたはポリプロピレン／ポリエチレンの混合物を含有する溶融組成物を紡糸口金から押出すことによって、ポリプロピレンフィラメントを形成する工程と、
（ｉｉｉ）５℃〜５０℃の温度を有する液浴中で、押出されたポリプロピレンフィラメントを急冷する工程であって、前記液浴の表面と前記紡糸口金の表面との間の距離は、５ｍｍ〜２００ｍｍである、工程と、
（ｉｖ）１３０℃〜１８０℃の温度で前記ポリプロピレンフィラメントを引伸ばすことによって、延伸ポリプロピレンフィラメントを形成する工程とを含む、方法。
（ｖ）前記ポリプロピレンフィラメントを、３ｍｍ〜５０ｍｍの長さを有する１本以上の繊維に切断する工程をさらに含む、請求項１に記載の方法。
前記方法は、成核剤の非存在下で行われる、請求項１または２に記載の方法。
前記押出されたポリプロピレンフィラメントの前記液浴中の滞留時間は、１秒〜５秒である、請求項１〜３のいずれか１項に記載の方法。
前記液浴は、３０℃〜５０℃の温度を有する、請求項１〜３のいずれか１項に記載の方法。
前記液浴の表面と前記紡糸口金の表面との間の前記距離は、５ｍｍ〜１６０ｍｍの範囲にある、請求項１〜５のいずれか１項に記載の方法。
前記押出工程（ｉｉ）の後および急冷工程（ｉｉｉ）の前の間に、ポリプロピレンまたはポリプロピレン／ポリエチレンの混合物を含有する溶融組成物は、１５０℃〜２００℃の温度に保持される、請求項１〜６のいずれか１項に記載の方法。
セメント製品を補強するための延伸ポリプロピレンモノフィラメントまたはマルチフィラメントもしくはそれらから由来する繊維であって、
請求項１〜７のいずれか１項に記載の方法によって製造され、
前記延伸ポリプロピレンモノフィラメントまたはマルチフィラメントもしくは繊維は、ＷＡＸＳおよびＤＳＣ測定技術を用いて測定する場合、４０％〜６０％の結晶度を有する、延伸ポリプロピレンモノフィラメントまたはマルチフィラメントもしくは繊維。
前記延伸ポリプロピレンモノフィラメントまたはマルチフィラメントもしくは繊維は、ＷＡＸＳおよびＤＳＣ測定技術を用いて測定する場合、４５％〜５０％の結晶度を有する、請求項８に記載の延伸ポリプロピレンモノフィラメントまたはマルチフィラメントもしくは繊維。
前記延伸ポリプロピレンモノフィラメントまたはマルチフィラメントもしくは繊維は、７ｃＮ／ｄｔｅｘ〜２０ｃＮ／ｄｔｅｘ以上の靭性を有する、請求項８または９に記載の延伸ポリプロピレンモノフィラメントまたはマルチフィラメントもしくは繊維。
前記延伸ポリプロピレンモノフィラメントまたはマルチフィラメントもしくは繊維は、フィラメントあたり５ｄｔｅｘ〜２５ｄｔｅｘの線密度および７ｃＮ／ｄｔｅｘ〜２０ｃＮ／ｄｔｅｘ以上の靭性を有する、請求項８〜１０のいずれか１項に記載の延伸ポリプロピレンモノフィラメントまたはマルチフィラメントもしくは繊維。
前記延伸ポリプロピレンモノフィラメントまたはマルチフィラメントもしくは繊維は、５％〜４０％の破断伸び率を有する、請求項８〜１１のいずれか１項に記載の延伸ポリプロピレンモノフィラメントまたはマルチフィラメントもしくは繊維。
前記延伸ポリプロピレンモノフィラメントまたはマルチフィラメントもしくは繊維は、１０％〜２５％の破断伸び率を有する、請求項８〜１２のいずれか１項に記載の延伸ポリプロピレンモノフィラメントまたはマルチフィラメントもしくは繊維。
繊維強化セメント製品を製造するためおよび／またはセメント材料を補強するために、請求項８〜１３のいずれか１項に記載の延伸ポリプロピレンモノフィラメントまたはマルチフィラメントまたはそれらから由来する繊維の使用。
繊維強化セメント製品の製造方法であって、
請求項８〜１３のいずれか１項に記載の延伸ポリプロピレンモノフィラメントまたはマルチフィラメントまたはそれらから由来する繊維から得られる繊維材料から出発して、繊維強化セメント製品を製造する工程を少なくとも含む、方法。
請求項１５に記載の方法によって製造される繊維強化セメント製品。