JP2018500330A - ペプチド化合物、それらを含む組成物及び前記化合物の使用、特に化粧用途 - Google Patents

ペプチド化合物、それらを含む組成物及び前記化合物の使用、特に化粧用途 Download PDF

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Abstract

ペプチド化合物は、リジン、オルニチン、ジアミノプロピオン酸又はジアミノ酪酸又はこれらのアミノ酸の誘導体であるアミノ酸を少なくとも含み、その上のカルボン酸は側鎖の窒素にペプチド結合を介してグラフトされ、カルボン酸は(ポリ)環又は(ポリ)複素環を含む。好ましくは、グラフトされたカルボン酸は、アミノ酸又は誘導体であり、特にプロリン、ヒドロキシプロリン又はピログルタミン酸から選択される。ペプチド化合物は、皮膚の細胞外マトリックス、特にコラーゲン1及び4並びにエラスチンを構成する主要分子の合成を刺激することができる。これは、皮膚の機械的特性:皺、堅さ/トーン/弾力性/柔軟性を改善するために、再構成効果をもたらすために、皮膚の密度及び容積を増加させ、及び/又はストレッチマークと戦うために、全身的な老化防止処置などの局所的な美容処置、又は抗皺、保湿を含む特定の活性のために使用され得る。

Description

本発明は、ペプチド化合物、それらを含む組成物、及び前記ペプチドの化粧的使用又は皮膚薬学的使用に関する。より詳細には、哺乳動物、ヒト又は動物の皮膚及び附属部を治療するための化合物及び組成物に関する。
本発明によるペプチド化合物は、少なくとも1つのアミノ酸、より一般的には、ペプチド結合によって連結された2〜10のアミノ酸、誘導体及び類似体を含むものと定義される。本発明は、化粧品(局所又は経口)、衛生及びパーソナルケア及び皮膚薬学産業に関する。
小さなペプチド又はペプチド化合物は、皮膚の細胞外マトリックスにおける酵素分解によって形成され、「マトリキネン」と呼ばれるこれらのペプチド又は化合物は、それらが重要なシグナル機能を有するため、細胞活性を調節することができることが示されている。このようにして、抽出又は合成によって得られた多くのペプチド又はペプチド混合物は、これらのプロセスを模倣する化粧品中の有効成分として提案されている。例としては、MATRIXYL(商標)で市販されている周知のリポペプチドPal−KTTKS(配列番号1)及びMATRIXYL3000(商標)で市販されているPal−GHK/Pal−GQPR(配列番号2)の混合物が挙げられ、これはコラーゲンの断片に対応し、インビトロ試験のおかげで、コラーゲン合成の刺激を実際に測定することができ、インビボ試験のおかげで、皮膚の堅さ、弾力性、密度、厚さ、微小リリーフ(皺及び細い線)などを測定することができた。
このようにして、ペプチドは、化粧品産業において特に重要かつ有望な活性成分になった。そこでは、新規化合物が常に求められており、皮膚及びその附属部を美化すること、すなわち不完全を修正することによってその一般状態を改善することができる。
本発明者らは、皮膚細胞外基質(ECM)の主な分子構成要素に活性を有する新規なペプチド化合物の研究に特に関心があり、その主なものは、老化(年代順又は時期尚早)に伴って量及び質が低下するものであり、より具体的には、新規なペプチド化合物は、主に、皮膚の主要なタンパク質であるコラーゲンの合成に活性を示す。真皮の密度及び厚さの損失は、その産生を担う細胞である線維芽細胞による老化による巨大分子の合成の減少と密接に関連している。コラーゲンIは、真皮において最も豊富なタンパク質である。しっかりした肌を得るためには不可欠である。エラスチンは合成され、真皮の細胞外空間に分泌される。それは、最大90%の弾性繊維の主要成分である。
フィブロネクチンは、細胞外マトリックスにも存在する糖タンパク質であり、細胞外マトリックスへの細胞接着に重要な役割を果たす。これは、細胞及びコラーゲン又は別のフィブロネクチン分子などの細胞外マトリックスの他の分子に同時に結合することができる。この目的のために、フィブロネクチン分子は、多くの細胞の表面上に接着性の弾性繊維を形成するために一緒に集合する。これは、皮膚の機械的性質(弾力性、柔軟性及び堅さ)を決定する。
コラーゲンIV及びラミニンの増加もまた求められている。これは、皮膚/表皮接合部(DEJ)を回復/強化するのに役立つ。コラーゲンIVは、二次元ネットワークを形成し、真皮/表皮接合の主成分を構成する。ラミニンは、基底層にも含まれており、基底板に細胞表面を固定することに関与している。
これらの2つの必須成分は、基底板のケラチノサイトがより良好な固定を有し、皮膚の柔軟性を維持するのに寄与することを確実にする。
老化によるタンパク質合成の減少は、DEJレベルで感じられる:タイプIVのコラーゲンは、より断片化され、同時に生成されにくくなし、ラミニンも減少し、DEJの障害及びメラノサイト、ケラチノサイト及びケラチノサイトDEJ、及びシステムの柔軟性が低下する。したがって、これらの2つのタンパク質の合成を刺激する興味は明らかに現れる。
ペプチド化合物によるこれらの分子の刺激された合成は、その機械的性質のレベルで、皮膚の美化及び一般的な状態に結果をもたらす:皮膚は、より高密度で、より厚く、詰め替えられ、より硬くなり、トーンが上がり、より柔軟になり、弾力性があるようになり、ペプチド化合物は、ボルミング、プランピング効果、このように皺防止を有し、また皮膚の色、その均一性及び明るさの知覚に関する。
ECM及び老化防止の用途に関する特性を有する多数のペプチド又はそれらの混合物は、すでに提供されていて、出願人による、MATRIXYL(商標)で販売されているPal−KTTKS(配列番号1)、MATRIXYL 3000(商標)で販売されているPal−GHKとPal−GQPR(配列番号2)の混合物、又はより最近では、MATRIXYL Synthe’6(商標)で市販されているPal−KM02K(二酸化窒素化メチオニンに対応するM02)が含まれる。化粧的作用を有する他の公知のペプチド、特にECMの化合物の合成については、以下の明細書に記載する。
ピリジノリン及びピロールの合成を示す図である。
本発明は、皮膚及びその附属部の一般的な状態、特に真皮ECMタンパク質の合成に活性なペプチド化合物を改善することができる他のペプチド化合物を提案することを目的とする。また、数ppmの割合で単独又は組み合わせて使用され、局所組成物、特に化粧品組成物として使用され得るのに、十分に有効なペプチド化合物を提供することを目的とする。好ましくは、本発明はまた、最良であり完全な可能な美容上の利点を提供するために、最も可能性のある標的(特に、異なるタイプのコラーゲン、エラスチン、フィブロネクチン、ラミニン及びヒアルロン酸)に活性なペプチド化合物を提供することを目的とする。
本発明は、リジン、リジン類似体及びこれらのアミノ酸のヒドロキシル化誘導体から選択される少なくとも1つのアミノ酸を含む化粧品及び皮膚科学において使用され得るペプチド化合物であって、アミノ酸の上に少なくとも1つの環又は複素環を含むカルボン酸は、側鎖の窒素上にペプチド結合によりグラフトされる。
下記の表1に示すように、オルニチン、ジアミノ酪酸及びジアミノプロピオン酸は、リジン中に4個の代わりにそれぞれ3、2及び1個の炭素原子の側鎖を含み、アミン基NFfcで終結する本発明によるリジン類似体であり、これは、より長い又はより短いスペーサーとして作用する原子の数である。本発明によれば、少なくとも1つの環又は複素環を含むカルボン酸がグラフトされるのは、この側方アミン官能基上である。
ヒドロキシル化された誘導体はリジンを含む。
本発明によれば、「少なくとも1つの環又は複素環」は、2又は3つの結合した環を有する単環又は多環を意味し、各環は、5、6又は7原子の芳香族又は非芳香族の炭素環であり、N、O又はSの異種原子を含有してもよく、該環又は複素環は、−OH、−O−、−CO−、−S−、−N=、−NH−又は−N=C−NH−官能基を含んでもよく、並びに荷電窒素官能基を含んでもよい。
本発明によれば、荷電窒素官能基は、−N+(r1)=又は−N+(r1,r2)−に対応し、r1及びr2は、互いに独立して、アルキル基であり、好ましくはMe、Et、Pr及びBuである。
好ましくは、本発明によれば、環又は複素環は、5又は6原子を含む。
本発明は、リジンが、主にコラーゲンのフィブリルの架橋に非常に関与し、この架橋が皮膚の種々の構成成分の良好な凝集に必須であるという事実に基づいている。
図1を参照すると、リシルヒドロキシラーゼの作用下でのコラーゲンペプチド鎖のリジンは、ヒドロキシリジン(Hyl)に変換される。次いで、リシルオキシダーゼ(LOX)は、リジン(又はヒドロキシリジン)のアミン官能基(−NH2)を別のリジン(又はヒドロキシリジン)と自然に反応して2つペプチド鎖(Hyl+Hylケトアミン;Lys+Hyl−>アルジミン)の間に未熟な架橋を与えるアルデヒド(−CHO)に変換する。アルジミン官能基(−N=CH−)又はケトアミン(−C=O−CH2−NH−)は、さらに3番目のリシン(又はHyl)と反応して、もはや反応しなくなり、3つのコラーゲン鎖をそれらの間に維持する5又は6個の連結を含む窒素環を有する3価の成熟架橋を形成することができるため、2つの未成熟架橋と呼ばれる。また、リジンのアルデヒド形態(=アルリジン)(及び/又はヒドロキシリジン=ヒドロキシリジン)自体が2価の架橋を生じる別の可能性もある(アルドール化反応)。
メタロプロテイナーゼ(MMP)による細胞外マトリックスのコラーゲンの分解の間に、リジンの側鎖に環を有する1つ以上のリジンを有するマトリックス中の他のものの中で小さなペプチド又はペプチド化合物が形成される。
本発明者らは、コラーゲン及び/又は細胞外マトリクスの再生のために、(ポリ)(ヘテロ)環がグラフトされたリジンを有するこのようなペプチドが、マトリキンなどのシグナルとしても働くことを発見した。
下記に示されるインビトロ試験の詳細な説明は、そのようなペプチド化合物が実際にECMの分子マーカーの合成に活性を提示することを示す。化合物は数ppmから活性であり、皮膚及びその附属部の外観及び一般的な状態を改善するために、特に皮膚及びその附属部の老化及び/又は不完全の兆候の治療及び/又は予防のために、個々に又は組み合わせて使用することができる。本発明者らは、本発明によるペプチド化合物が、特にコラーゲンI及びIV、エラスチン、フィブロネクチン、ラミニン及びヒアルロン酸の合成に対する刺激活性を提示したことを示した。
比較試験はまた、グラフトされていないペプチドと比較して、これらの合成に対する本発明のペプチド化合物の優位性を示す。
これらのペプチド化合物は、それらの物理化学的特性、特にそれらの安定性の改善を示したことも実証された。
より具体的には、本発明のペプチド化合物は、以下の一般式I:
X−(AA)n−(AA)*−(AA)m−Z (I)
に応答し、(式中、
・(AA)*は、リジン(K*)、オルニチン(Orn*)、ジアミノプロピオン酸(Dap*)又はジアミノ酪酸(Dab*)又はこれらのアミノ酸のヒドロキシル化誘導体であり、その上のカルボン酸は、側鎖の窒素にペプチド結合によってグラフトされ、前記カルボン酸は、芳香族である又は芳香族でない、5つ、6つ又は7つの原子を有する少なくとも炭素環又は複素環を含み、前記環又は複素環は、−OH、−O−、−CO−、−S−、−N=、−NH−、−N=C−NH−官能基、並びに荷電窒素官能基を含むことができ;
・nは、0、1、2、3又は4であり;
・mは、0、1、2、3又は3であり;
・AAは、(AA)*、又はアラニン(A、Ala)、システイン(C、Cys)、アスパラギン酸(D、Asp)、グルタミン酸(E、Glu)、フェニルアラニン(F、Phe)、グリシン(G、Gly)、ヒスチジン(H、His)、イソロイシン(I、He)、リジン(K、Lys)、ロイシン(L、Leu)、メチオニン(M、Met)、アスパラギン(N、Asn)、プロリン(P、Pro)、グルタミン(Q、Gln)、アスパラギン(R、Arg)、セリン(S、Ser)、スレオニン(T、Thr)、バリン(V、Val)、トリプトファン(W、Trp)及びチロシン(Y、Tyr)、それらの誘導体又は類似体から選択されるアミノ酸であり;AAは、n+m>1である場合に、互いに独立して選択され;
・N末端で、Xは、H、−CO−R1及び−SO2−R1から選択され;
・C末端で、Zは、OH、OR1、NH2、NHR1及びNR12から選択され;及び
・R1及びR2は、互いに独立して、線状、分枝状、環状、多環式、不飽和、ヒドロキシル化、カルボニル化、リン酸化及び/又は硫酸化されていてもよいアルキル、アリール、アラルキル、アルキルアリール、アルコキシ及びアリールオキシ基から選択され、前記基は、その骨格中にヘテロ原子、特にO、S及び/又はNを含むことができる。
式(I)において、アミノ酸AAは、好ましくは(AA)*であるか、又は以下から選択されるアミノ酸である:
−コラーゲンの最も一般的なアミノ酸であるグリシン(G、Gly)、プロリン(P、Pro)又はリジン(K、Lys);
−ヒドロキシプロリン(Hyp)及びヒドロキシリジン(Hyl)のようなそれらのヒドロキシル化誘導体;
−セリン(S、Ser)、スレオニン(T、Thr)及びチロシン(Y、Tyr)などのアルコール機能を有するアミノ酸;そして
− 環を含む他の天然アミノ酸、すなわちヒスチジン(H、His)及びフェニルアラニン(F、Phe)。
より好ましくは、式(I)において、アミノ酸AAは(AA)*、又はグリシン(G、Gly)、ヒスチジン(H、His)若しくはリジン(K、Lys)又はそれらのヒドロキシル化誘導体である;より好ましくは、アミノ酸AAは、グリシン(G、Gly)、ヒスチジン(H、His)及びリジン(K、Lys)から選択される。
本発明によれば、(AA)*のグラフトされたカルボン酸は、上記の本発明の定義に応答する(ポリ)環又は(ポリ)複素環を含むコードされたアミノ酸、すなわち、以下から選択され得る。
本発明によれば、(AA)*のグラフトされたカルボン酸はまた、これらのアミノ酸の誘導体又は類似対であってもよく、例えば、以下の通りである。
アミノ酸及びその誘導体ではない、本発明によるカルボン酸の好ましい例として、以下のアミノ酸がまた言及されてもよい。
したがって、本発明は、好ましくは、以下の式(II):
を有する化合物を包含し、
式中、
(AA);X;Z;n、m及びpは、上記の通りであり;そして
φは、環又はポリ環であり、各環は5又は6個の炭素原子を有し、芳香族又は非芳香族であり、1つ以上の荷電Nヘテロ原子を含むか含まないかを問わない。
又は、以下の式(III):
を有し、
式中
(AA);X;Z;n、m及びpは、例えば、上記の通りであり;そして
φは、環又はポリ環であり、各環は5又は6個の炭素原子を有し、芳香族又は非芳香族であり、1つ以上の荷電Nヘテロ原子を含むか含まないかを問わない。
前述のように、荷電した窒素形態は、−N+(r1)=又は−N+(r1、r2)−に対応する;r1及びr2は、互いに独立して、アルキル基、好ましくはMe、Et、Pr及びBuである。
好ましくは、式IIIにおいて、φサイクルの窒素は、そのφサイクルに結合しているカルボニル官能性に関して、β又はγである。
好ましくは、本発明によれば、(AA)*は、グラフトされたリジン(K*)であり、このような化合物は、一般式IV:X−(AA)n−K*−(AA)m−Z (IV)を有する。
より好ましくは、ペプチド化合物K*は、以下から選択される:
oK*=K(P):リジン(K、Lys)にグラフトされたプロリン(P、Pro);
oK*=K(Hyp):リジン(K、Lys)にグラフトされたヒドロキシプロリン(Hyp);及び
oK*=K(Pyr):リジン(K、Lys)にグラフトされたピログルタミン酸(Pyr)。
本発明によれば、1〜5のn+m(ジペプチドからヘキサペプチド)、より好ましくはn+m=1又は2(ジペプチド又はトリペプチド)に対応する「小さい」ペプチドペプチドが好ましい。好ましくは、n=0である。
本発明の他の好ましい特徴によれば、上記の式(I)において、
−R1及び/又はR2は、1〜24個の炭素原子を含むアルキル鎖、好ましくは3〜24個の炭素原子を含む親油性アルキル鎖であり;及び/又は
−Xは、CO−R1アシル基であり、Zは、OH、OMe、OEt及びNH2から選択され、好ましくはZは、OHであり;Xは、好ましくは、オクタノイル(C8)、デカノイル(C10)、ラウロイル(C12)、ミリストイル(C14)、パルミトイル(C16)、ステアロイル(C18)、ビオチノイル、エライドイル、オレオイル及びリポイルから選択される;より好ましくは、ラウロイル(C12)、ミリストイル(C14)及びパルミトイル(C16)から選択される;及び/又は
−Zは、OHであり、Xは、ミリストイル(C14)又はパルミトイル(C16)から選択される。
本発明による好ましい化合物は、以下のトリペプチッド化合物である:
oX−K(P)−HG−Z、X−K(Pyr)−HG−Z、X−K(Hyp)−HG−Z、
oX−K(P)−GH−Z、X−K(Pyr)−GH−Z及びX−K(Hyp)−GH−Z。
さらに、より詳細には、以下のペプチド化合物である:
oPal−K(P)−HG−OH、Pal−K(Pyr)−HG−OH、Pal−K(Hyp)−HG−OH、
oPal−K(P)−GH−OH、Pal−K(Pyr)−GH−OH、Pal−K(Hyp)−GH−OH。
本発明はまた、少なくとも1つのリジン(K、Lys)、オルニチン(Orn)、ジアミノプロピオン酸(Dap)若しくはジアミノ酪酸(Dab)又はこれらのアミノ酸の誘導体を含むペプチド化合物の皮膚のECM巨大分子の合成活性を増加させる方法を提供する。ここで、芳香族であるかどうかにかかわらず、少なくとも1つの炭素環又は5、6又は7つの原子を含む複素環を含むカルボン酸が、少なくとも1つのリジン(K、Lys)、オルニチン(Orn)、ジアミノプロピオン酸(Dap)若しくはジアミノ酪酸(Dab)又はこれらのアミノ酸の誘導体の側差の窒素にペプチド結合によりグラフトされる。前記環又は複素環は、−OH、−O−、−CO−、−S−、−N=、−NH−、−N=C−NH−官能基及び荷電窒素官能基を含んでもよい。
この方法は、好ましくは1〜9個のアミノ酸を有するペプチド化合物に適用される。
この方法は、例えば、以下のペプチド配列(X及びZは上に列挙したものである)におけるようなリジンを含む化粧品中の既知のペプチドに適用することができる。
X−KT−Z、
X−GHK−Z、
X−KPK−Z、
X−KFK−Z、
X−KAvaK−Z(Ava=5−アミノ吉草酸)、
X−KMO2K−Z(Matrixyl Synthe’6(商標))(MO2=二酸素化メチオニン)、
X−KTFK−Z(配列番号3)
X−KGHK−Z(Kollaren 6(商標)又はFolixyl(商標)又はChronoline(商標)(配列番号4)
X−KTTKS−Z(Matrixyl(商標))(配列番号1)、又は
X−GKTTKS−Z(配列番号5)
これらのペプチドでは、1つ、いくつかの、又は各々のリジン(K、Lys)、オルニチン(Orn)、ジアミノプロピオン酸(Dap)又はジアミノ酪酸(Dab)はグラフトされ得て、好ましくはすべてがグラフトされ得る。
より好ましくは、本発明によれば、グラフトされるべき、選択されるカルボン酸は、プロリン(P、Pro)又はピログルタミン酸(Pyr)である。
本発明のペプチドは、光学的に純粋であってもよく、又はL若しくはD異性体又はそれらの混合物で構成されていてもよい。天然に見出されるものであるL異性体が好ましい場合がある。
ペプチドは、塩、特に塩酸又は酢酸の塩、又は化粧品に一般的に使用される塩の形態であってもよい。
本発明はまた、誘導体(化学官能基の修飾及び/又は付加があるが、炭素骨格に変化がない)、及び類似体(化学官能基の修飾及び/又は付加があるが、炭素骨格に付加的な変化を伴う)、金属イオン(例えば、銅、亜鉛、マンガン、マグネシウムなど)などの他の種との錯体を包含する。
本発明はまた、有効成分として、本発明の少なくとも1つのペプチド化合物を生理学的に許容される媒体中に上記のように含む化粧品又は皮膚科学的組成物(局所又は経口)を提供する。
本発明はまた、皮膚及び/又はその附属部の一般的な状態を改善するために、皮膚科学的処置のための組成物を調製するための本発明の少なくとも1つのペプチド化合物の使用、並びに、化粧処置用、特に局所用の本発明の少なくとも1つのペプチド化合物又は該化合物を含む本発明の組成物の使用を提供し、該処置は、細胞外皮膚マトリックスの分子の少なくとも1つの合成を刺激することが意図される。
本発明によれば、提案された化粧処置は、皮膚及び/又はその附属部の老化及び/又は不完全に対抗するのに役立つ。例えば、以下のものが挙げられる。
−広範囲の老化防止処置;及び/又は
−抗皺及び細かい線の処置(平滑な肌のリリーフ、詰まった皺);及び/又は
−皮膚の機械的特性を改善する処置:堅さ/トーン/弾力/柔軟性;及び/又は
−皮膚密度を高める処置(再構成効果);及び/又は
−皮膚のボリュームを増加させる処置(盛り上がり効果);及び/又は
−ストレッチマークの出現に対応するための処置;及び/又は
−保湿処置;及び/又は
−アンチスポット処置;及び/又は
−皮膚の均一性及び/又は輝きを改善するための処置;及び/又は
−皮膚の色素沈着に作用する処置。
賦形剤及びペプチド化合物の投与量に応じて、本発明の組成物は、例えば濃縮された有効成分、又はクライアント若しくは患者のために直接濃縮されていない最終組成物を構成する。
「生理学的に許容される媒体」とは、本発明によれば、限定されるものではないが、水性又は水−アルコール溶液、油中水型エマルジョン、水中油型エマルジョン、マイクロエマルジョン、水性ゲル、無水物ゲル、血清、小胞の分散液、又は粉末を意味する。
「生理学的に許容される」とは、組成物が、哺乳動物、特にヒトの粘膜、附属部(爪、毛髪)、頭皮及び皮膚と接触させて、局所又は経皮使用に適していることを意味し、該組成物は、摂取可能であってもよく、又は皮膚に注射可能であってもよく、この場合、毒性、不適合性、不安定性、アレルギー反応などのリスクがない。この「生理学的に許容される媒体」は、一般に、組成物の賦形剤と呼ばれるものを形成する。
本発明のペプチド化合物は、想定される用途に従って、場合により可溶化剤を用いて親油性又は親水性マトリックスに可溶化することができる。
ペプチド化合物は、本発明のために記載された所望の効果を補強し、達成するために相乗的に又は追加的に作用することができる他の有効成分と有効濃度で組み合わせることができ、例えば、以下の薬剤が挙げられる:老化防止、細かい線の防止と皺防止、ライトニング、プロ色素、ハイドレーティング、保湿、保湿剤、スリミング、角質除去、抗ざ瘡、抗赤み、抗炎症剤、抗酸化剤/ラジカルスカベンジャー、肌の明るさに作用するもの、抗糖化剤、ボリュームアップ、再構成、抗カルボニル化、皮膚緩和、抗毛髪再成長、角質層に作用するもの、真皮−表皮接合部、HSPタンパク質産生、堅さ、弾力性及び肌の色調、毛髪成長(睫毛及び眉毛)、眼の輪郭(目のまわりのくま及び目の下の袋)、血液循環を促進するもの、他のペプチド、ビタミンなど。これらの有効成分は、古典的な植物抽出物又は植物細胞培養物又は発酵の産物などの植物材料から得ることができる。
本発明による組成物は、顔、身体、首回り、頭皮、髪、まつ毛、体毛に適用することができ、当業者に公知であるいずれかの形態又は担体であってもよく、特に溶液、分散液、エマルジョン、ペースト又は粉末の形態であってもよく、個々に又はプレミックスとして、又は個々にベヒクルにおいて、又はベクター中のプレミックスとしてであってもよく、例えば、マクロ、ミクロ又はナノカプセル、マクロ、ミクロ又はナノスフェア、リポソーム、オレオソーム又はカイロミクロン、マクロ、マイクロ又はナノ粒子、又はマクロ、ミクロ又はナノスポンジ、マイクロ又はナノエマルジョン、又は有機ポリマー粉末、タルク、ベントナイト、胞子又はエキセン、及び他の無機又は有機担体に吸着されるものが挙げられる。
化粧品では、特に、顔、体、髪及び体毛のためのスキンケア範囲、及び眉毛及びまつ毛のためのメイクアップ範囲で用途を提供することができる。
一般に、本発明によるペプチド化合物は、任意の形態で、マクロ−、ミクロ−及びナノ粒子、又はマクロ−、ミクロ−及びナノカプセルに結合した形態、又は取り込まれた形態若しくはそれらに吸収又は吸着された形態であってもよく、皮膚、ハンカチ又は布と接触するように意図された昼間又は夜間の衣服又は下着に使用することができる織物、天然又は合成繊維、羊毛及び任意の材料の処理のためであり、この皮膚/織物の接触介して化粧効果を発揮し、連続的な局所送達を可能にする。
Personal Care Products council(以前には、Cosmetic,Toiletry,and Fragrance Association,Inc.、Washington,DC.)によって刊行されたCTFA(「International Cosmetic Ingredient Dictionary & Handbook」(15版、2014年)は、本発明による組成物中の追加の成分としての使用に適している、スキンケア産業において一般的に使用される化粧品及び医薬品成分の非限定的な広範な種類について記載する。
特に有用な追加のスキンケア活性物質は、Sedermaの商業文献及びウェブサイトwww.sederma.comに見出すことができる。
以下の市販の活性剤もまた言及し得る:例えば、ベタイン、グリセロール、Actimoist Bio 2(商標)(活性有機物)、AquaCacteen(商標)(Mibelle AG Cosmetics)、Aquaphyline(商標)(Silab)、AquaregulK(商標)(Solabia)、Carciline(商標)(Greentech)、Codiavelane(商標)(Biotech Marine)、Dermaflux(商標)(Arch Chemicals,Inc)、Hydra’Flow(商標)(Sochibo)、Hydromoist L(商標)(Symrise)、RenovHyal(商標)(Soliance)、Seamoss(商標)(Biotech Marine)、Argireline(商標)(Lipotecのアセチルヘキサペプチド−3の商品名)、スピラントール又は商品名Gatuline Expression(商標)として知られるAcmella oleraceaの抽出物、Boswellin(商標)、Deepaline PVB(商標)(Seppic)の商品名で知られているBoswellia serrataの抽出物、Syn−AKE(商標)(Pentapharm)、Ameliox(商標)、Bioxilift(商標)(Silab)、PhytoCellTec(商標)Argan(Mibelle)、Papilactyl D(商標)(Silab)、Preventhelia(商標)(Lipotec)、Subliskin(商標)(Sederma)、Venuceane(商標)(Sederma)、Moist 24(商標)(Sederma)、Vegesome Moist 24(商標)(Sederma)、Essenskin(商標)(Sederma)、Juvinity(商標)(Sederma)(商標)、Revidrat(商標)(Sederma)、Resistem(商標)(Sederma)、Chronodyn(商標)(Sederma)、Kombuchka(商標)(Sederma)、Chromocare(商標)(Sederma)、Calmosensine(商標)(Sederma)、Glycokin factor S(商標)(Sederma)、Biobustyl(商標)(Sederma)、Idealift(商標)(Sederma)、Ceramide 2(商標)、Ceramide A2(商標)et Ceramide H03(商標)(Sederma)、Legance(商標)(Sederma)、Intenslim(商標)(Sederma)、Prodizia(商標)(Sederma)、Beautifeye(商標)(Sederma)、NG−シアーバター不けん化物(天然品(Sederma)、Zingerslim(商標)(Sederma)、Meiritage(商標)(Sederma)、Senestem(商標)(Sederma)、Sebuless(商標)(Sederma)、Majestem(商標)(Sederma)、Apiscalp(商標)(Sederma)、Rubistem(商標)(Sederma)又はそれらの混合物が挙げられる。
本発明のペプチドと組み合わせることができる他の植物抽出物の中でも、より具体的なものとして以下のものの抽出物がある:Ivy、特にEnglish Ivy(Hedera Helix)、Bupleurum chinensis、Bupleurum Falcatum、アルニカ(Arnica Montana L)、ローズマリー(Rosmarinus officinalis N)、マリーゴールド(Calendula officinalis)、セージ(Salvia officinalis L)、人参(Panax ginseng)、銀杏、セントジョンズワート(Hyperycum Perforatum)、ナギイカダ、(Ruscus aculeatus L)、ヨーロッパの牧草地(Filipendula ulmaria L)、大粒のお茶(Orthosiphon Stamineus Benth)、藻類(Fucus Vesiculosus)、バーチ(Betula alba)、緑茶、コラナッツ(Cola Nipida)、馬−栗、竹、Centella asiatica、杢、フカス、ヤナギ、マウス耳、エスケイン、カンゲ、キクイムシ、以下の植物:Armeniacea属、Atractylodis Platicodon、Sinnomenum、Pharbitidis、Flemingia、Coleus、例えば、C.Forskohlii、C.blumei、C.esquirolii、C.scutellaroides、C.xanthantus及びC.Barbatus、例えば、Coleus barbatusの根の抽出物、Balloteの抽出物、Guioa、Davallia、Terminalia、Barringtonia、Trema、antirobia、セクロピア、アルガニア、サンヤク、例えば、Dioscorea opposita又はMexican、以下の抽出物:Ammi visnaga、Siegesbeckia、特にSiegesbeckia orientalis、Ericaceae科の植物抽出物、特にビベリー抽出物(Vaccinium angustifollium)又はArctostaphylos uva ursi、アロエ、ステロール(例えば、フィトステロール)を含む植物、Manjistha(Rubia属の植物からの抽出物、特にRubia Cordifolia)、及びグーガル(Commiphora属の植物、特にCommiphora Mukulから抽出)、コラ抽出物、カモミール、レッドクローバー抽出物、Piper methysticum抽出物(SEDERMAのKava Kava(商標))、Bacopa monnieri抽出物(SEDERMAのBacocalmine(商標))及び海鞭抽出物、以下の抽出物:Glycyrrhiza glabra、メラレウカ(ティーツリー)、Larrea divaricata、Rabdosia rubescens、Euglena gracilis、Fibraurea recisa Hirudinea、Chaparral Sorghum、ヒマワリ抽出物、Enantia chlorantha、Mitracarpe、Spermacocea genus、Buchu barosma、Lawsonia inermis L.、Adiantium Capillus−Veneris L.、Chelidonium majus、Luffa cylindrica、Japanese Mandarin(Citrus reticulata Blanco var.unshiu)、Camelia sinensis、Imperata cylindrica、Glaucium Flavum、Cupressus Sempervirens、Polygonatum multiflorum、loveyly hemsleya、Sambucus Nigra、Phaseolus lunatus、Centaurium、Macrocystis Pyrifera、Turnera Diffusa、Anemarrhena asphodeloides、Portulaca pilosa、Humulus lupulus、Coffea Arabica、Ilex Paraguariensis、又はGlobularia Cordifolia、Albizzia julibrissin、Oxydendron arboretum、Zingimber Zerumbet Smith、Astragalus membranaceus、Atractylodes macrocephalae、Plantago lanceolata、Leontopodium alpinum、Mirabilis jalapa又はApium graveolensが挙げられる。
本発明の組成物は、限定されないが、ジ−、トリ−、テトラ−、ペンタ−及びヘキサペプチド及びそれらの誘導体を含む他のペプチド又はペプチド化合物を含み得る。特定の実施形態によれば、組成物中の追加のペプチドの濃度は、重量比で1×10-7%〜20%、好ましくは1×10-6〜10%、好ましくは1×10-5%〜5%である。本発明によれば、用語「ペプチド」は、10アミノ酸以下、それらの誘導体、異性体及び金属イオン(例えば、銅、亜鉛、マンガン、マグネシウムなど)などの他の種との錯体を含むペプチドを指す。「ペプチド」という用語は、天然ペプチド及び合成ペプチドの両方を指す。また、ペプチドを含み、天然に見出され、及び/又は市販されている組成物を指す。
本明細書での使用に適したジペプチドには、カルノシン(β−AH)、YR、VW、NF、DF、KT、RT、KC、CK、KP、KK又はTTが含まれるが、これらに限定されない。本明細書での使用に適したトリペプチドには、RKR、HGG、GHK、GKH、GGH、GHG、KFK、KPK、KMOK、KM02K又はKAvaKが含まれるが、これらに限定されない。本明細書で用いるための適切なテトラペプチドには、RSRK(配列番号6)、GQPR(配列番号7)又はKTFK(配列番号3)が含まれるが、これらに限定されない。適切なペンタペプチドには、KTTKS(配列番号8)が含まれるが、これに限定されない。適切なヘキサペプチドとしては、GKTTKS(配列番号5)及びVGVAPG(配列番号9)が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用するための他の適切なペプチドとしては、ペプチドの親油性誘導体、好ましくはパルミトイル誘導体、及び上記金属錯体(例えば、トリペプチドHGGの銅錯体)が挙げられるが、これらに限定されない。好ましいジペプチドには、例えば、N−パルミトイル−β−Ala−His、N−アセチル−Tyr−Arg−ヘキサデシルエステル(Calmosensine(商標)、SedermaのIdealift(商標))が含まれる。好ましいトリペプチド誘導体としては、例えば、N−パルミトイル−Gly−Lys−His、及びPal−Gly−His−Lys(SedermaのPal−GKH及びPal−GHK)、HGGの銅誘導体(SigmaのLamin(商標))、Lipospondin(N−エライドイル−KTFK(配列番号10))及び保存置換のその類似対、N−アセチル−RKR−NH2(ペプチドCK+)、N−Biot−GHK(Sederma)、Pal−KM02K(SedermaのMatrixyl Synthe6(商標))及びその誘導体が挙げられる。本発明による使用のための適切なテトラペプチド誘導体としては、N−Pal−GQPR(配列番号2)(Sederma)が挙げられるが、これらに限定されず、本明細書で使用するのに適したペンタペプチド誘導体としては、Pal−KTTKS(配列番号1)(SedermaのMatrixyl(商標)として入手可能)、Pal−YGGFL(配列番号11)又はPal−YGGFP(配列番号12)又はそれらの混合物が挙げられる。本明細書で使用するのに適したヘキサペプチド誘導体は、限定されないが、Pal−VGVAPG(配列番号9)、HLDIIW(配列番号13)、HKDIITpi(配列番号14)(Tpiは、トリプトリン−3−カルボン酸残基、又はHLDIIF(配列番号15)である)、又はPal−及びそれらの誘導体が挙げられる。Pal−GHK及びPal−GQPR(配列番号2)(Matrixyl(商標)3000、Sederma)の混合物も挙げることができる。
トリペプチド又は誘導体を含有する市販の好ましい組成物には、SedermaのBiopeptide−CL(商標)、Maxilip(商標)、Biobustyl(商標)、Procapil(商標)及びMatrixyl(商標)synthe6’(商標)が含まれる。テトラペプチドの好ましい市販供給源の組成物には、Sedermaによって提案される、50〜500ppmのPal−GQPR(配列番号2)及び賦形剤を含むRigin(商標)、Eyeliss(商標)、Matrixyl(商標)Reloaded及びMatrixyl 3000(商標)が含まれる。
追加の活性成分と同様に、以下の市販のペプチドを挙げることができる:
−Pentapharmによって販売されているVialox(商標)(INCI名=ペンタペプチド−3(アラニン、アルギニン、イソロイシン、グリシン及びプロリンを含む合成ペプチド))、Syn−ake(商標)(β−Ala−Pro−Dab−NH−Bzl)又はSyn−Coll(商標)(Pal−Lys−Val−Lys−OH);
−Lipotecによって販売されているArgireline(商標)(Ac−Glu−Glu−Met−Gln−Arg−Arg−NH2(INCIm名=アセチルヘキサペプチド−3)(配列番号16)、Leuphasyl(商標)(Tyr−D−Ala−Gly−Phe−Leu)(配列番号17)、Aldenine(商標)(Gly−His−Lys)、Trylagen(商標)(INCI名=Pseudoalteromonas Ferment抽出物、加水分解されたコムギタンパク質、加水分解された大豆タンパク質、トリペプチド−10シトルリン(シトルリンとトリペプチド−10(アスパラギン酸、イソロイシン及びリジンで構成される合成ペプチド)の反応生成物)、トリペプチド−1)、Eyeseryl(商標)(Ac−β−Ala−His−Ser−His)(配列番号18)、Serilesine(商標)(Ser−Ile−Lys−Val−Ala−Val)(配列番号19)、又はDecorinyl(商標)(INCI名:トリペプチド−10シトルリン=シトルリンとトリペプチド−10(アスパラギン酸、イソロイシン及びリジンで構成される合成ペプチド)の反応生成物));
−Vincienceによって販売されているCollaxyl(商標)(Gly−Pro−Gln−Gly−Pro−Gln(配列番号20))又はQuintescine(商標)(Cys−Gly);
−Les Laboratoires Serobiologiques/Cognisによって販売されているCytokinol(商標)LS(カゼイン加水分解物);
−l’lnstitut Europeen de Biologie Cellulaireによって販売されているKollaren(商標)(Gly−His−Lys)、IP2000(商標)(Pal−Val−Tyr−Val)又はMeliprene(商標)(INCI名=モノフルオロヘプタペプチド−1:酢酸と、アルギニン、グリシン、グルタミン酸、ヒスチジン、ノルロイシン、p−フルオロフェニルアラニン及びトリプトファンを含む合成ペプチドとの反応生成物);
−Innovationsによって販売されているNeutrazen(商標)(Pal−His−D−Phe−Arg−NH2);又は
−lnfinitec Activosによって販売されているBONT−L−Peptide(商標)(INCI名=パルミトイルヘキサペプチド−19:パルミチン酸とヘキサペプチド−19(アスパラギン、アスパラギン酸、リジン及びメチオニンからなる合成ペプチド)の反応生成物)、Timp−Peptide(商標)(INCI名=アセチルヘキサペプチド−20:ヘキサペプチド−20(アラニン、グリシン、リジン、バリン及びプロリンからなる合成ペプチド)のアセチル化によって得られた反応生成物))、又はECM Moduline(商標)(INCI名=パルミトイルトリペプチド−28:パルミチン酸とトリペプチド−28(アルギニン、リジン及びフェニルアラニンからなる合成ペプチド)の反応生成物))。
より具体的には、本発明によるペプチド化合物(単数又は複数)は、局所化粧品又は皮膚薬学的組成物において広く使用されている有効成分であるビタミンB3の化合物、ナイアシンアミド又はトコフェロールなどの化合物、レチノイド化合物、例えば、レチノール、ヘキサミジン、α−リポ酸、レスベラトロール又はDHEA、ヒアルロン酸、ペプチド、特に、N−アセチル−Tyr−Arg−O−ヘキサデシルエステル、Pal−VGVAPG(配列番号9)、Pal−KTTKS(配列番号1)、Pal−GHK、Pal−KM02K及びPal−GQPR(配列番号2)から選択される化合物のうちの少なくとも1つと組み合わせることができる。
本発明はまた、皮膚及びその付属部の外観及び一般的な状態を改善するための局所化粧処置、薬用化粧品(経口)、又は処置方法を包含し、それを必要とする対象の皮膚への有効量の本発明のペプチド化合物(上記で定義される)若しくはペプチド化合物の混合物、又は該ペプチド化合物若しくはペプチド化合物の混合物を含む本発明の組成物の局所適用を含む。
「局所処置」又は「局所使用」とは、本発明によれば、皮膚、粘膜及び/又は付属部が適用される場所で作用することが意図される用途を意味する。
本発明のペプチド又は組成物は、標的領域に局所的に適用することができる。
組成物中の活性なペプチド化合物又はペプチド化合物の混合物の「有効な」量、すなわちその投薬量は、様々な因子、例えば、ヒトの年齢、皮膚及び付属部の状態、障害又は病理学の重症度、投与様式などに依存する。有効量は、所望の効果を達成するのに十分な非毒性量を意味する。
本発明による化粧品組成物において、有効量で存在するペプチド化合物(単数又は複数)は、概して、組成物の目的及び多かれ少なかれ顕著な所望の効果に依存して、局所化粧用途について、組成物の全重量に対して0.000001%〜15%の範囲の量、好ましくは0.00001%〜5%、より好ましくは0.0001%〜0.01%(1から100ppm)の範囲の量で存在する。ペプチド化合物は、本発明の組成物中に、様々な相対的な割合で、等量で、又はその様々な割合の反対で存在してもよい。
本明細書で使用される全てのパーセンテージ及び比は、組成物全体の重量によるものであり、他に指定がない限り、すべての測定は25℃で行われる。
例えば、顔の美容的処置について、European Cosmetics Directiveは、2.72mg/cm2/日/ヒトのクリームを適用するための標準量、及び0.5mg/cm2/日/ヒトのボディーローションの標準量を設定している。
他の特定の特徴によれば、本発明による美容的処理法は、ルミノ療法、温熱療法又はアロマテラピー処置などの皮膚を標的とする1つ以上の他の処置方法と組み合わせることができる。
本発明によれば、いくつかのコンパートメントを有するデバイス又はキットは、例えば、非制限的に、本発明の1つのペプチド化合物又はその混合物を含む組成物を含む第1のコンパートメントを含み得る上述の方法に適用することが提案され得て、第2のコンパートメントでは、組成物は、別の有効成分及び/又は賦形剤を含有し、この場合の第1及び第2のコンパートメントに含まれる組成物は、特に、上記の処置方法の1つにおいて、同時の、別々の又は段階的な使用のための組み合わせ組成物であると考えられる。
本発明による美容的処理法は、より詳細には、皮膚細胞外マトリックスの分子の分解を遅らせるために、又はその合成を刺激するために、及び/又はコラーゲンIV及び/又はラミニンなどの刺激を介してDEJに作用させるために適合され、より具体的には、下記に適合される:
−広範囲の老化防止処置;及び/又は
−抗皺及び細かい線の処置(平滑な肌のリリーフ、詰まった皺);及び/又は
−皮膚の機械的特性を改善する処置:堅さ/トーン/弾力/柔軟性;及び/又は
−皮膚密度を高める処置(再構成効果);及び/又は
−皮膚のボリュームを増加させる処置(盛り上がり効果);及び/又は
−ストレッチマークの出現に対応するための処置;及び/又は
−保湿処置;及び/又は
−アンチスポット処置;及び/又は
−皮膚の均一性及び/又は輝きを改善するための処置;及び/又は
−皮膚の色素沈着に作用する処置。
当然に、例えば、保湿、痩身、解毒、抗糖化、抗ラジカル、調色、疲れた皮膚の防止、眼下の袋及び/又は目の周りのくま、鎮静、毛髪の成長、肌色の輝き、色素沈着、頭皮処置などに対する本発明のペプチド化合物を予防又は治療のいずれかの他の使用に可能である。
式Iによって定義される少なくとも1つのペプチド化合物を含む本発明の組成物は、真皮細胞外マトリックスを構成する分子が欠損した皮膚の治療的処置に適している。
詳細な説明
以下の実施例は、本発明の特定の態様を開示し、説明する。開示を限定するものとみなされるべきではない。なぜなら、その理解と実施に有用な情報しか提供しないからである。
A)修飾リジンを含む本発明によるペプチド化合物の合成のための一般的なプロトコール
ペプチド化合物は、Fmocカップリング化学(アミン保護基(フルオレニルメトキシカルボニル))を用いて固相で合成され、次のアミノ酸をペプチドのN末端の方向に保護する。第1のFmoc−アミノ酸(250μM)を含む支持体をDMSOに懸濁させ、30分間、ピロリジン溶液(20%dans DMSO)で脱保護し、次いでDMSOで数回リンスする。N−メチルモルホリン(2M/DMSO)の存在下で2時間、HATU(0.5M/DMSO)(カルボン酸を活性エステルに変換するために使用される薬剤)を用いて、以下のFmoc−アミノ酸(200mM/DMSO)のカップリングを実現する。カップリングが完了したら、樹脂をDMSOを用いて数回リンスする。
この操作サイクルは、ペプチド化合物の配列の各アミノ酸を結合させ、またN末端基(例えば、パルミトイル(Pal))をカップリングさせるために実現される。このようにして、線状のペプチド化合物が支持体上で完全に保護された状態で得られる。
リジンの修飾を行うために、メチルトリチル基で保護された側鎖アミン(Fmoc−Lys(Mtt)−OH)を有するリジン誘導体を配列に組み込むように注意する。このMtt基は、TFA−TIS−DCM溶液(5−10−85)で放出され、遊離されたアミンは以前のピロリジン溶液で中和される。DMSOでリンスした後、所望のカルボン酸を上記と同じ手順でカップリングさせ、DCMでの仕上げリンスを行う。
TFA−TIS−H2O(95−2.5−2.5)の溶液を用いて最終脱保護及び支持体からの切断を30分間行う。固体支持体を濾過し、溶液を減圧下で蒸発させてTFAを除去する。次いで、脱保護されたペプチド化合物をエーテルで沈殿させた。懸濁液を遠心分離し、エーテルでリンスする。エーテルを交換することにより遠心分離プロセスを3回繰り返し、粗製ペプチド化合物を乾燥させる。次いで、これを0.1NのHClに入れ、凍結し、凍結乾燥する。
B)実施例A)に従って調製したペプチド化合物を含む本発明の組成物の調製
開始製品:
−上記の合成方法に従って合成された純粋なペプチド性化合物;
−賦形剤:油性マトリックスを形成するために、例えば水を含まない化粧品組成物のさらなる製剤のための水を含まない組成物を形成するために選択される脂肪エステルの混合物。
操作様式:ペプチド化合物を賦形剤と混合し、可溶化及び完全な透明度になるまで穏やかに撹拌し、加熱する。
C)インビトロ評価
本発明のペプチド化合物は、以下に示す多くの顕著な効果を示す。上記A)に従って調製し、賦形剤に溶解した化合物をインビトロで試験し、以下に示す活性を示した。
1)ELISAアッセイ
プロトコール
培養中の正常ヒト線維芽細胞(NHF)を被験物質又はそれらの賦形剤(陰性対照)と72時間接触させる。接触後、培養上清を回収し、真皮巨大分子の合成をELISAによって推定する。細胞生存度の評価は、ヘキストアッセイによって行われ、得られたデータを重み付けするために使用される。
結果
比較ELISAアッセイ
Pal−K(P)−HG−OH及び/又はPal−K(Pyr)−HG−OHを、同じELISAアッセイでPal−KHG−OHと比較する。
D)本草薬
異なる処方を以下に記載する。本発明による有効成分の活性に任意で補助的に及び/又はそれに加えてもたらされる追加の化粧用有効成分は、それらの疎水性又は親水性に応じて正しい相に添加することができる。これらの成分は、それらの機能、適用部位(身体、顔、首、胸、手、髪、まつげ、眉毛、髪など)、所望の最終効果及び標的の消費者、例えば、例えば、抗酸化剤、保湿、栄養、保護、平滑化、リモデリング、ボリュームフィーリング(リポフィリング)、皮膚の輝きへの作用、スポット防止、目の周りのくま防止、抗糖化、スリミング、リラクシング、筋弛緩、赤味防止、抗ストレッチ跡などによる任意のカテゴリーのものであり得る。それらは、上記の説明において言及されている。
1)クリーム形態、例えば顔のための老化防止クリーム
プロトコール:A相を秤量し、水浴中で75℃で加熱する。B相を秤量し、20分間膨潤させる。溶解するまでC相を溶融し、B相に加える。水浴を用いて75℃で(B+C)相を加熱する。Staro撹拌下でA相を(B+C)相に注ぐ。即時に、D相を(A+B+C)相に加える。約45℃でE相を添加し、F相で中和する。よく混合する。35℃でG相を加える。ホモジナイズする。pH:6.20。
この製剤に加えることができる成分の例:
CALMOSENSINE(商標):Tyr−Argリポジペプチドを含むSederma(WO1998/07744)により販売されている高感度の皮膚用の鎮静作用。不快感を軽減する。
SEBULESS(商標):Sedermaから販売されているSyringa vulgaris抽出物を含む浄化セボレギュレーター成分。肌をマット化し、リフレッシュし、傷みをなくす。
PRODIZIA(商標):SEDERMA(WO2013/046137)が販売する有効成分で、Albizia julibrissin抽出物を含み、皮膚の疲労と闘う:もの回りの熊、アイバッグの下、鈍い肌色及び描かれた特徴を、修復し、糖化及びグリコシド化の損傷によって引き起こされるものに対する。
PACIFEEL(商標):Sedermaが販売する有効成分の活性成分であり、皮膚の不快感を緩和し、感受性の高い皮膚の赤みを消し、表皮を強化して水和させる、ペルーの驚異とも呼ばれるミラビリスジャラパ植物の天然抽出物を含む。
2)ゲル形態、例えば体のためのしっかりとしたゲル
プロトコール:Ultrez 10を水に分散させ、15分間膨潤させる。溶解するまでB相を加熱し、A相に加える。C相を秤量して混合する。D相を撹拌し、C相に加える。よく混ぜる。(C+D)相を(A+B)相に加える。次にE相を添加する。1時間膨潤させる。よく混ぜる。F相で中和する。最後に、G相を加える。pH6.10。
この製剤に加えることができる成分の例:
AQUALANCE(商標):Sederma(WO2009/104118)が販売するオスモプロテクター保湿有効成分。ホアリン及びエリスリトールを含む。
LEGANCE(商標):水溶性賦形剤中でCO2超臨界状態で得られ、ゼルンボン成分で滴定されたZingiber zerumbet Smith抽出物に対応する、Sederma(WO2013/105047)によって市販されているアンチエイジング活性物質。脚用の世界的なアンチエイジング成分である。水分保持を減らし、微小循環を改善し、脂肪組織を精製することによって、その外観及び快適性を改善する。
BODYFIT(商標):Sederma(WO2004/024695)によって販売されているグロウシン(glaucine)を含むスリミング/パッキング有効成分。BODYFIT(商標)は、セルライトの出現を減らし、組織内の排水と水の分布を改善するのに役立つ。
JUVINITY(商標):SEDERMAが販売している活性成分であり、顔やネックラインの老化の徴候を減らし、皺を滑らかにし、真皮を緻密化し、再構築する。
1)コンパクトパウダー形態
プロトコール:A相を秤量し、混合する。B相を秤量し、B相に注ぐ。ブレンダーにA+Bを注ぎ、混合する。CをA+Bに数回追加し、毎回混合する。D相を加える。すべてのステップで均質性をチェックする。
この配合物に加えることができる成分の例:
VEGESOME MOIST 24(商標):SEDERMAが販売する、保湿パウダーメーキャップ用処方成分。保湿性を有するImperata cylindrica抽出物を装填した25ミクロンの中空粒子(Lycopodium clavatum exins)からなる粉末である。
3)代替のクリーム形態(顔又は全身)
プロトコール:A相を秤量し、水浴を用いて75℃で加熱する。B相を秤量し、20分間膨潤させる。溶解するまでC相を溶融し、B相に加える。水浴を用いて75℃で(B+C)相を加熱する。Staro撹拌下でA相を(B+C)相に注ぐ。即時に、D相を(A+B+C)相に加える。約45℃でE相を添加し、F相で中和する。よく混合する。35℃で、G相を添加する。よくホモジナイズする。pH:6.20。
この製剤に加えることができる成分の例:
SUBLISKIN(商標):SEDERMA(WO2010/067327)によって市販している活性成分であり、皮膚に潤いを与え、皮膚を滑らかにし、外部侵襲に抵抗することを可能にする。
VENUCEANE(商標):光老化(斑点、しわ、乾燥など)の目に見える兆候を防止し、UVによる損傷から細胞構造を保護し、皮膚強度を強くするThermus thermophilesバイオテクノロジー抽出物を含むSederma(WO2002/066668)活性剤。
KOMBUCHKA(商標):SEDERMA(WO2004/012650)によって市販されている肌色に作用する有効成分。
INTENSLIM(商標):Globularia cordifolia植物細胞培養物、zerumboneにおいて滴定されたZingiber zerumbet Smithによって得られた抽出物、及び超臨界CO2抽出によって得られた植物性カフェインの相乗的組み合わせに対応するSederma(WO2013/105048)によって市販されている減量有効成分。

Claims (31)

  1. 化粧品及び皮膚科学分野で使用することができる2〜10個のアミノ酸を含むペプチド化合物であって、リジン、リジン類似体又はこれらのアミノ酸のヒドロキシル化誘導体から選択される少なくとも1つのアミノ酸を含み、その上のカルボン酸は、側鎖の窒素に結合したペプチド結合によってグラフトされ、前記カルボン酸は少なくとも環又は複素環を含む上記ペプチド化合物。
  2. 前記リジン類似体が、オルニチン(Orn)、ジアミノプロピオン酸(Dap)又はジアミノ酪酸(Dab)から選択される、請求項1に記載の化合物。
  3. 以下の一般式I:
    X−(AA)n−(AA)*−(AA)m−Z (I)
    (式中、
    ・(AA)*は、リジン(K*)、オルニチン(Orn*)、ジアミノプロピオン酸(Dap*)又はジアミノ酪酸(Dab*)又はこれらのアミノ酸のヒドロキシル化誘導体であり、その上のカルボン酸は、側鎖の窒素にペプチド結合によってグラフトされ、前記カルボン酸は、芳香族である又は芳香族でない、5つ、6つ又は7つの原子を有する少なくとも炭素環又は複素環を含み、前記環又は複素環は、−OH、−O−、−CO−、−S−、−N=、−NH−、−N=C−NH−官能基、並びに荷電窒素官能基を含むことができ;
    ・nは、0、1、2、3又は4であり;
    ・mは、0、1、2、3又は3であり;
    ・AAは、(AA)*、又はアラニン(A、Ala)、システイン(C、Cys)、アスパラギン酸(D、Asp)、グルタミン酸(E、Glu)、フェニルアラニン(F、Phe)、グリシン(G、Gly)、ヒスチジン(H、His)、イソロイシン(I、He)、リジン(K、Lys)、ロイシン(L、Leu)、メチオニン(M、Met)、アスパラギン(N、Asn)、プロリン(P、Pro)、グルタミン(Q、Gln)、アスパラギン(R、Arg)、セリン(S、Ser)、スレオニン(T、Thr)、バリン(V、Val)、トリプトファン(W、Trp)及びチロシン(Y、Tyr)、それらの誘導体又は類似体から選択されるアミノ酸であり;AAは、n+m>1である場合に、互いに独立して選択され;
    ・N末端で、Xは、H、−CO−R1及び−SO2−R1から選択され;
    ・C末端で、Zは、OH、OR1、NH2、NHR1及びNR12から選択され;及び
    ・R1及びR2は、互いに独立して、線状、分枝状、環状、多環式、不飽和、ヒドロキシル化、カルボニル化、リン酸化及び/又は硫酸化されていてもよいアルキル、アリール、アラルキル、アルキルアリール、アルコキシ及びアリールオキシ基から選択され、前記基は、その骨格中にヘテロ原子、特にO、S及び/又はNを含むことができる)
    を有する、請求項1又は2に記載の化合物。
  4. AAが、(AA)*、又はグリシン(G、Gly)、ヒスチジン(H、His)、リジン(K、Lys)、ヒドロキシリジン(Hyl)、セリン(S、Ser)、スレオニン(T、Th)、プロリン(P、Pro)、ヒドロキシプロリン(Hyp)、フェニルアラニン(F、Phe)及びチロシン(Y、Tyr)、それらの誘導体及び類似体から選択されるアミノ酸である、請求項3に記載の化合物。
  5. AAが、(AA)*、又はグリシン(G、Gly)、ヒスチジン(H、His)、リジン(K、Lys)、セリン(S、Ser)及びスレオニン(T、Thr)から選択されるアミノ酸である、請求項3又は4に記載の化合物。
  6. (AA)*のグラフトされたカルボン酸が、プロリン(P、Pro)、ヒドロキシプロリン(Hyp)、ピログルタミン酸(Pyr)、ヒスチジン(H、His)、フェニルアラニン(F、Phe)、チロシン(Y、Tyr)及びトリプトファン(W、Trp)又はこれらのアミノ酸の誘導体から選択されるアミノ酸である、請求項3〜5のいずれか1項に記載の化合物。
  7. 前記誘導体が、テトラヒドロイソキノリン−3カルボン酸(Tic)又はテトラヒドロノルハルマン−3カルボン酸(Tpi)である、請求項6に記載の化合物。
  8. (AA)*のグラフトされたカルボン酸が、ピペコリン酸(Hpr)、ニペコチン酸(Nip)、ニコチン酸(Nic)、ピコリン酸(Pic)、4−イミダゾールカルボン酸(Im4COOH)、スタキドリン(Sta)、ベトニシン(Btn)及びホマリン(Hom)から選択される、請求項3〜5のいずれか1項に記載の化合物。
  9. (AA)*がK*であり、以下の一般式IV:
    X−(AA)n−K*−(AA)m−Z (IV)
    を有する、請求項3〜8のいずれか1項に記載の化合物。
  10. *が、
    −K*=K(P):リジン(K、Lys)にグラフトされたプロリン(P、Pro);
    −K*=K(Hyp):リジン(K、Lys)にグラフトされたヒドロキシプロリン(Hyp);及び
    −K*=K(Pyr):リジン(K、Lys)にグラフトされたピログルタミン酸(Pyr)
    から選択される、請求項9に記載の化合物。
  11. 1及び/又はR2が1〜24個の炭素原子を有するアルキル鎖である、請求項3〜10のいずれか1項に記載の化合物。
  12. 1及び/又はR2が3〜24個の炭素原子のアルキル鎖である、請求項11に記載の化合物。
  13. XがアシルCO−R1ラジカルであり、ZがOH、OMe、OEt及びNH2から選択される、請求項3〜12のいずれか1項に記載の化合物。
  14. ZがOHである、請求項13に記載の化合物。
  15. Xが、オクタノイル(C8)、デカノイル(C10)、ラウロイル(C12)、ミリストイル(C14)、パルミトイル(C16)、ステアロイル(C18)、ビオチノイル、エライドイル、オレオイル及びリポイルから選択されるアシルCO−R1基である、請求項3〜14のいずれか1項に記載の化合物。
  16. Xが、ミリストイル(C14)又はパルミトイル(C16)から選択される、請求項15に記載の化合物。
  17. n+mが1〜5で含まれる、請求項3〜16のいずれか1項に記載の化合物。
  18. nが0である、請求項3〜17のいずれか1項に記載の化合物。
  19. X−K(P)−HG−Z、X−K(Pyr)−HG−Z、X−K(Hyp)−HG−Z、X−K(P)−GH−Z、X−K(Pyr)−GH−Z及びX−K(Hyp)−GH−Zから選択される、請求項17又は18に記載の化合物。
  20. Pal−K(P)−HG−OH、Pal−K(Pyr)−HG−OH、Pal−K(Hyp)−HG−OH、Pal−K(P)−GH−OH、Pal−K(Pyr)−GH−OH及びPal−K(Hyp)−GH−OHから選択される、請求項19に記載の化合物。
  21. 生理学的に許容される媒体中に請求項1〜20のいずれか1項に記載の少なくとも1つのペプチド化合物を有効成分として含む化粧品又は皮膚医薬組成物。
  22. 化粧品として又は皮膚医薬的処置のための組成物を調製するための、請求項1〜20のいずれか1項に記載の少なくとも1つのペプチド化合物の使用。
  23. 皮膚及び/又はその附属部の全身状態を改善するための美容的な非処置的処置のための、請求項1〜20のいずれか1項に記載の少なくとも1つのペプチド化合物又は請求項21に記載の組成物の使用。
  24. 老化、並びに/又は皮膚及び/若しくはその附属部の不完全と戦うための処置用の、請求項23に記載の使用。
  25. 局所処置のための、請求項23又は24に記載の使用。
  26. 広範囲の老化防止処置;及び/又は
    抗皺及び細線処置(平滑化された肌リリーフ;詰まった皺);及び/又は
    皮膚の機械的特性:堅さ/トーン/弾性/柔軟性を改善する処置:及び/又は
    皮膚密度を高める処置(再構成効果);及び/又は
    皮膚の容積を増加させる処置(盛り上がり効果);及び/又は
    ストレッチマークの出現と戦うための処置;及び/又は
    保湿処置;及び/又は
    アンチスポット処置;及び/又は
    皮膚の均一性及び/又は輝きを改善するための処置;及び/又は
    皮膚の色素沈着に作用する処置
    のための、請求項23〜25のいずれか1項に記載の使用。
  27. 少なくともリシン(K、Lys)、リジン類似体、又はこれらのアミノ酸の誘導体を含むペプチド化合物の皮膚のECMの巨大分子の合成について活性を増加させる方法であって、ここで、カルボン酸は、少なくとも1つのリシン(K、Lys)、リジン類似体、又は前記アミノ酸の誘導体の側鎖の窒素にペプチド結合を介してグラフトされ、前記カルボン酸は、芳香族である又は芳香族でない、5つ、6つ又は7つの原子を有する少なくとも炭素環又は複素環を含み、前記(ポリ)環又は(ポリ)複素環は、−OH、−O−、−CO−、−S−、−N=、−NH−、−N=C−NH−官能基、並びに荷電窒素官能基を含むことができる上記方法。
  28. 前記リジン類似体が、オルニチン(Orn)、ジアミノプロピオン酸(Dap)又はジアミノ酪酸(Dab)である、請求項27に記載の方法。
  29. 前記グラフトされたカルボン酸が、プロリン(P、Pro)、ヒドロキシプロリン(Hyp)、ピログルタミン酸(Pyr)、ヒスチジン(H、His)、フェニルアラニン(F、Phe)、チロシン(Y、Tyr)及びトリプトファン(W、Trp)又はこれらのアミノ酸の誘導体から選択されるアミノ酸である、請求項27又は28に記載の方法。
  30. 前記誘導体が、テトラヒドロイソキノリン−3−カルボン酸(Tic)又はテトラヒドロノルハルマン−3カルボン酸(Tpi)である、請求項29に記載の方法。
  31. (AA)*のグラフトされたカルボン酸が、ピペコリン酸(Hpr)、ニペコチン酸(Nip)、ニコチン酸(Nic)、ピコリン酸(Pic)、4−イミダゾールカルボン酸(Im4COOH)、スタキドリン(Sta)、ベトニシン(Btn)及びホマリン(Hom)から選択される、請求項30に記載の方法。
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