JP2018206492A - 照明装置及び照明システム - Google Patents

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Abstract

【課題】汎用性の高い通信ユニットを備える照明装置等を提供する。【解決手段】照明装置は、複数個の発光素子を備える光源ユニット50と、光源ユニット50を点灯させる点灯回路ユニット51と、制御情報を受信して点灯回路ユニット51に点灯情報を伝達する通信ユニット52と、光源ユニット50、点灯回路ユニット51及び通信ユニット52を搭載するベース551とを備え、通信ユニット52はベース551に対して装着位置を変動可能に装着されている。【選択図】図15

Description

本発明は無線通信可能な照明装置及び当該照明装置を備える照明システムに関する。
近年、複数台の照明装置を照明制御装置によって統合制御する照明システムが提案されている(例えば特許文献1)。なお、このような照明システムでは、例えば、ある程度の広さを有する部屋に複数台の照明器具(照明装置)が設置されている場合に用いることができる。
特許文献1に記載の照明器具は、器具設置部材と、光源ユニットとを備えている。光源ユニットは、取付部材と、光源基板と、光源カバーと、端部カバーと、点灯装置と、照明用通信ユニットと、を備えており、これらが一体化されたものである。照明用通信ユニットは、無線通信回路モジュールが設けられた回路基板と、回路基板を収納し取付部材または器具設置部材に対して嵌め込まれたケースと、を備える。ケースは、嵌合ツメを備える。嵌合ツメが取付部材の側板部に設けられた嵌合凹部に引っ掛かることで、ケースを取付部材に嵌め込み固定することができる。
なお、特許文献1の照明器具は明細書中の「照明装置」に相当し、器具設置部材は明細書中の「器具」に相当し、光源ユニットは明細書中の「灯具」に相当し、照明用通信ユニットは明細書中の「通信ユニット」に相当し、取付部材は明細書中の「灯具側ベース」に相当する。以下、明細書の用語を利用する。
特開2017−63010号公報
特許文献1に記載の照明装置における通信ユニットは一つの態様の器具側ベースに対応しており、光出力(光束)の異なる複数種類の灯具(器具側ベース)に対応できないという課題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、汎用性の高い通信ユニットを備える照明装置及び照明システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る照明装置は、複数個の発光素子を備える光源ユニットと、前記光源ユニットを点灯させる点灯回路ユニットと、制御情報を受信して前記点灯回路ユニットに点灯情報を伝達する通信ユニットと、前記光源ユニット、前記点灯回路ユニット及び前記通信ユニットを搭載するベースとを備え、前記通信ユニットは前記ベースに対して装着位置を変動可能に装着されている。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る照明システムは、複数台の照明装置と、前記複数台の照明装置の点灯を制御する照明制御装置とを備える照明システムであって、前記複数台の照明装置は上記の照明装置であり、前記通信ユニットは前記照明制御装置側から前記制御情報を受信する。
本発明によれば、通信ユニットは複数種類の筐体に装着でき、汎用性の高い通信ユニットを備える照明装置や照明システムを提供できる。
本実施形態に係る照明システムを示す概略図である。 本実施形態の照明装置を示す斜視図であり、(a)は表側から見た図であり、(b)は裏側から見た図である。 照明装置の横断面図である。 器具の縦断面状態を表側から見た斜視図である。 灯具を裏側から見た斜視図である。 灯具の分解状態を表側から見た斜視図である。 灯具の分解状態を裏側から見た斜視図である。 灯具の横断面図である。 点灯回路ユニット周辺を拡大した灯具の縦断面図である。 点灯回路ユニット及び通信ユニットのブロック図である。 通信ユニットを示す斜視図であり、(a)は表側から見た図であり、(b)は裏側から見た図である。 通信ユニットの分解状態を表側から見た斜視図である。 通信ユニットの分解状態を裏側から見た斜視図である。 通信ユニットの横断面図である。 通信ユニットの装着部分が分かるように切断した状態を表側から見た斜視図である。 通信制御部のフローチャートである。 通信ユニットの装着状態を説明する図である。
<概要>
一態様に係る照明装置は、複数個の発光素子を備える光源ユニットと、前記光源ユニットを点灯させる点灯回路ユニットと、制御情報を受信して前記点灯回路ユニットに点灯情報を伝達する通信ユニットと、前記光源ユニット、前記点灯回路ユニット及び前記通信ユニットを搭載するベースとを備え、前記通信ユニットは前記ベースに対して装着位置を変動可能に装着されている。
別態様に係る照明装置において、前記通信ユニットは前記ベースに装着される装着部を複数個有する。これにより、容易に通信ユニットをベースに対して変動可能に装着できる。
別態様に係る照明装置において、前記光源ユニットは前記ベースの表面に搭載され、前記点灯回路ユニットと前記通信ユニットとは前記ベースの裏面に搭載され、表側から前記ベースを投影状態で見た際に、前記通信ユニットは少なくとも一部が前記光源ユニットと重ならない状態で装着されている。これにより重ならない位置にアンテナを配することができ、高感度の照明装置が得られる。
別態様に係る照明装置において、前記光源ユニットは長尺状をし、前記通信ユニットの装着位置の変動方向は前記光源ユニットの短手方向である。これにより、表側からベースを投影状態で見た際に通信ユニットと光源ユニットとが重ならない状態に容易にできる。
一態様に係る照明システムは、複数台の照明装置と、前記複数台の照明装置の点灯を制御する照明制御装置とを備える照明システムであって、前記複数台の照明装置は上記の何れかの照明装置であり、前記通信ユニットは前記照明制御装置側から前記制御情報を受信する。
<実施形態>
1.照明システム及び照明装置の全体構成
主に図1〜図3を用いて説明する。
照明システム8は、複数台の照明装置1と照明制御装置7とから構成される。ここでの照明装置1は、図1に示すように、例えば12台あり、12台の照明装置1の点灯、消灯、調光等(以下、単に「点灯等」ともいう。)が照明制御装置7により統合制御される。
例としては、A01〜A04及びB01〜B02の6台の照明装置1は18時になると一斉に消灯し、C01〜C03及びD01〜D03の照明装置1が20時になると徐々に暗くなり始め30分後に消灯する等である。
照明装置1は通信ユニット52を有し、当該通信ユニット52を介して他の照明装置1や照明制御装置7と通信可能なネットワークが構築される。
一例である照明装置1は例えば天井等の被取付面に取り付けられる長尺状のLEDベースライトである。照明装置1は、図2及び図3に示すように、被取付面に取り付けられる器具3と、器具3に着脱自在に装着される灯具5とを備える。
照明装置1において光を出射する側を表側とし、単に「表側」とすることもある。照明装置1において被設置面が存在する側を裏側とし、単に「表側」とすることもある。長尺状の照明装置1の長手方向を単に「長手方向」とすることもあり、照明装置1の短手方向を単に「短手方向」とすることもある。
2.器具
主に、図2〜図4を用いて説明する。
器具3は例えば吊りボルト等(図示省略)により被取付面に固定される。
器具3は器具側ベース30と器具側端部カバー32とを備える。器具3は灯具5に商用電源を供給するための端子台34を器具側ベース30の表面に備える。器具3は灯具5を着脱自在に装着するための一対の器具側装着具36を備える。ここでは器具側装着具36は長手方向に間隔を置いて設けられている。
器具側ベース30は、例えば一枚の金属板を湾曲させてなり、図3に示すように、灯具5の裏側部分を収容する凹入部301を有する。凹入部301は、横断面において、表側が開放する「コ」字状をしている。器具側ベース30は裏側拡がりに延伸する傾斜板部303を凹入部301の表側の両端に有している。
凹入部301の裏板305には上述の端子台34や一対の器具側装着具36が設けられている。裏板305には、吊りボルトや電源側ケーブル用の貫通孔307や、端子台34や器具側装着具36を固定するための貫通孔等が複数個設けられている。凹入部301には器具側端部カバー32を装着するための貫通孔308(図2の(b)参照)等が複数個設けられている。
器具側端部カバー32は器具側ベース30の長手方向の端部を塞ぐ平板部321と、器具側ベース30の端部の内周面に当接する当接部323とを有する。器具側端部カバー32は器具側ベース30の凹入部301の貫通孔308に係合する係合片325を有している。
器具側端部カバー32は、器具側ベース30の端部に当接部323が嵌合する状態で係合片325が裏板305の貫通孔308に係合することで、器具側ベース30に取り付けられる。
3.灯具5
(1)全体
図6及び図7を用いて説明する。
灯具5は、少なくとも、発光素子の一例であるLED素子503を光源とする光源ユニット50と、光源ユニット50の点灯を制御する点灯回路ユニット51と、照明制御装置7との通信を行う通信ユニット52と、光源ユニット50、点灯回路ユニット51及び通信ユニット52を搭載する灯具側ベース551とを備える。
灯具5は光源ユニット50を収容するための筐体55を備える。ここで、灯具側ベース551は、器具側ベース30と区別するために「灯具側」が付されており、本発明の「ベース」の一例に相当する。なお、灯具側ベース551は筐体55を構成する1部材である。
灯具5は自装置(具体的には灯具側ベース551である)を器具3に取り付けるための取付具591を備える。灯具5は光源ユニット50から発せられた光を反射させる第1反射シート581及び第2反射シート583を備える。
以下、各部について説明する。
(2)光源ユニット
主に図6及び図7を用いて説明する。
光源ユニット50はLED基板501と複数個のLED素子503とを備える。LED基板501は器具3の長手方向に細長い矩形状をしている。
LED素子503は一例として2列で長手方向に沿って配されている。つまり、LED基板501の短手方向に間隔をおいて配された2個のLED素子503を一組として、長手方向に間隔をおいて複数組配されている。
ここでは、灯具5が長尺状であるため、2個の光源ユニット50が長手方向に配されている。なお、2個の光源ユニット50は接続ケーブル505により接続されている。
2つのLED基板501には1対の給電ケーブル507が接続されている。給電ケーブル507及び接続ケーブル505はケーブル押さえ具508により支持されている。
光源ユニット50の表面にはLED素子503を除いてLED基板501を覆う第2反射シート583が設けられている。第2反射シート583は光源ユニット50に沿って細長い矩形状をし、LED素子503に対応して貫通孔583aが設けられている。なお、第2反射シート583も長手方向に2枚設けられている。
(3)点灯回路ユニット
主に図9及び図10を用いて説明する。
点灯回路ユニット51は、商用電源から受電した電力から点灯電力を生成して、光源ユニット50に供給する。
点灯回路ユニット51は、図10に示すように、点灯電力を生成する点灯電力生成部510と、照明制御装置7から指示された点灯情報の点灯電力を点灯電力生成部510に生成させる点灯制御部511と、点灯情報等を記憶する記憶部512を備える。
点灯電力は、照明制御装置7から受信した制御信号に含まれた点灯情報や記憶部512に記憶された点灯情報に基づいて生成される。なお、受信した制御信号を「受信信号」ともいい、光源ユニット50の点灯情報が含まれた受信信号を点灯信号とする。
点灯回路ユニット51は、点灯電力生成部510や点灯制御部511や記憶部512を構成するための複数個の電子部品513と、複数個の電子部品513が実装される回路基板514とを備える。なお、図9では複数個の電子部品513を1つのブロックとして記載している。
点灯電力生成部510は、例えばPWM制御を用いて、光源ユニット50を点灯(消灯)させたり、デューティ比を調整することで光源ユニット50を調光点灯させたりする。なお、デューティ比の調整は点灯制御部511により行われる。
点灯制御部511は、CPU、RAM、ROM等を備えたマイクロコンピュータで構成されている。点灯制御部511は、CPUがROMに格納されたプログラムやデータに基づいて点灯に関する制御を行ったり、照明制御装置7から通信ユニット52を介して受信した点灯情報を不揮発性の記憶部512に記憶したりする。
点灯回路ユニット51は筐体55の裏面側に配されている。回路基板514は筐体55に対して離間する状態で支持固定具515により筐体55(灯具側ベース551)に固定されている。
複数個の電子部品513は回路ケース516により保護されている。点灯回路ユニット51は、筐体55の灯具側ベース551及び回路ケース516が金属製であるため、灯具側ベース551と回路基板514との間及び回路ケース516と電子部品513との間に絶縁シート517を備える。なお、図6では回路基板514が分かるように絶縁シート517の図示は省略している。
点灯回路ユニット51は、回路基板514と商用電源側(端子台34)と接続する中継ケーブル用のコネクタ518と、回路基板514と通信ユニット52とを接続するハーネス519用のコネクタ(図示省略)と、回路基板514と光源ユニット50とを接続する給電ケーブル507用のコネクタ(図示省略)とを回路基板514に備える。なお、点灯回路ユニット51と通信ユニット52とはハーネス519で接続する必要があるため近接して配置することが望ましい。
(4)通信ユニット
主に図10〜図14を用いて説明する。
通信ユニット52は、光源ユニット50を搭載する灯具側ベース551を表側から投影状態(灯具側ベース551を透明にした状態)で見た際に、光源ユニット50と少なくとも一部が重ならない状態で、灯具側ベース551に装着されている。
通信ユニット52は、図10に示すように、無線通信部521、通信制御部522、記憶デバイス523等を備える。無線通信部521は照明制御装置7(側)と通信する。記憶デバイス523は自装置の識別情報等を格納する。ここでの識別情報は、図1に示す「A01」、「D01」等の個体識別情報である。
通信制御部522は、無線通信部521が受信した受信信号が自装置に関するものである場合に受信信号に含まれる点灯情報を点灯回路ユニット51に伝達し、受信信号が他装置に関するものである場合に受信信号を点灯回路ユニット51に伝達しないように制御する。なお、受信信号が自装置に関するものであるか否かは、記憶デバイス523に格納された識別情報との照合により行う。
(4−1)回路系
通信ユニット52は、図12及び図13に示すように、通信モジュール528を通信ボックス529内に備える。通信モジュール528は、無線通信部521及び通信制御部522を構成する複数個の電子部品524と、記憶デバイス523を装着するためのスロット525と、点灯回路ユニット51にハーネス519を介して接続するためのコネクタ526とを通信基板527に実装してなる。なお、複数個の電子部品524は図13では1つのブロック状で示している。また、記憶デバイス523をケース537内に収容したものをドングル533とする。
ドングル533は灯具5から着脱可能であるため、灯具5を交換する必要が生じた場合でも、例えば、灯具5のみを交換し、新たな灯具5にドングル533を挿入することにより個体識別情報の書き込み等をすることなく交換前と同様に通信制御が可能となる。灯具5の交換としては、例えば、調色機能のない灯具から調色機能のある灯具への交換や、昼光色の灯具から昼白色の灯具への交換等がある。
通信制御部522は、CPU、RAM、ROM等を備えたマイクロコンピュータで構成されている。通信制御部522は、CPUがROMに格納されたプログラムやデータに基づいて、受信信号を照合したり、記憶デバイス523に対して識別情報の書き換えを行ったり、受信信号に含まれている点灯情報を点灯制御部511に伝達したりする。
(4−2)通信ボックス
通信ボックス529は、図12〜図14に示すように、表裏に2分された部材を組み合わせることで内部に収容空間529aを形成する。通信ボックス529は表側に位置する表ボックス531と、裏側に位置する裏ボックス532とを有する。図14において、収容空間529aを示す引き出し線を、コネクタ延伸部532fの引き出し線と区別するために、先端を矢印にしている。
(4−2−1)表ボックス
表ボックス531は、灯具側ベース551の裏面に配される底壁部531aと、底壁部531aの周縁から表側に延伸する外周壁部531bと、底壁部531aにおける外周壁部531bよりも内側から表側に延伸する内周壁部531cとを備える。
図14に示すように、通信モジュール528は内周壁部531cの内側に配される。内周壁部531cと外周壁部531bとの間の溝部分に裏ボックス532の周壁部532bが挿入される(嵌合する)。
表ボックス531は、灯具側ベース551に装着するための装着部531dを複数個有している。表ボックス531の装着は、固定具の一例であるねじ体571(図6参照)を利用しており、装着部531dは外周壁部531bの外面側に設けられた円柱部531eに形成されたねじ孔531fにより構成されている。
表ボックス531は、表側から見ると矩形状をしている。表ボックス531はその長手方向が灯具5の長手方向に沿うように装着される。装着部531dは、表ボックス531の長手方向の両端であって短手方向に間隔をおいて複数個、ここでは3個設けられている。これにより、通信ボックス529を灯具側ベース551に対して位置調整可能(変動可能)に装着することができる。このため、例えば、光源ユニット50を搭載する灯具側ベース551を表側から投影状態で見た際に、通信モジュール528のアンテナが光源ユニット50と重ならないように、通信ユニット52を灯具側ベース551に装着できる。
表ボックス531は通信モジュール528を位置規制する凸条の縦リブ部531gを内周壁部531cに有する。表ボックス531は通信モジュール528を底壁部531aから裏側に離間して支持するための位置規制する凸条の横リブ部531hを底壁部531aに有する。これにより、光源ユニット50の発光時の熱の影響を受け難くできる。
(4−2−2)裏ボックス
裏ボックス532は、表ボックス531内に配された通信モジュール528を覆うように、表ボックス531に装着される。裏ボックス532は、蓋壁部532aと、蓋壁部532aの外周縁から表側に延伸する周壁部532bとを有する。
裏ボックス532は記憶デバイス523を収容するドングル533用の貫通孔532cを有する。これにより、ドングル533内の記憶デバイス523を通信モジュール528のスロット525に接続できる。なお、貫通孔532cの形状はドングル533の外周形状に対応している。また、図12及び図13において、貫通孔532cの引き出し線の先端を矢印とし、後述の内延伸板部532eの引き出し線と区別する。
裏ボックス532は貫通孔532cの開口縁から裏側に延伸する外延伸板部532dを有する。外延伸板部532dは貫通孔532cに挿入されたドングル533よりも裏側に長く延伸している。これにより、灯具5を器具3に取り付ける際にドングル533が裏板305と接触することがなく、貫通孔532cに挿入されているドングル533を保護できる。
裏ボックス532は貫通孔532cの開口縁から表側に延伸する内延伸板部532eを有する。これにより、ドングル533を貫通孔532cに挿入する際に、記憶デバイス523がスロット525に接続されるように案内される。
裏ボックス532は蓋壁部532aから通信モジュール528のコネクタ526に沿って表側に延伸するコネクタ延伸部532fを有する(図12参照)。裏ボックス532は周壁部532bであって通信モジュール528のコネクタ526に対向する部分に欠け部532gを有する。これにより、コネクタ526に接続されたハーネス519が電子部品524側に回り込むのを防止できる。
裏ボックス532は通信モジュール528を位置規制する位置規制部を有する。ここでの位置規制部は柱状のリブ部532hにより構成される。
表ボックス531及び裏ボックス532は互いに結合させるための結合部を有している。ここでの結合は係合構造を利用している。表ボックス531の外周壁部531bの貫通孔531iに、裏ボックス532の延伸片532iの凸部分532jが係合する。なお、係合関係は逆であってもよい。
裏ボックス532は延伸片532iの両側に延伸方向の溝532pを有している。これにより、延伸片532iをその厚み方向へ弾性変形可能とする。凸部分532jの外面は、延伸片532iの延伸先端から離れるにしたがって突出量が徐々に多くなる傾斜面となっている。これにより、裏ボックス532の表ボックス531への結合がスムーズに行える。
(4−3)記憶デバイス
記憶デバイス523は、記憶素子534とコネクタ535とを記憶基板536に実装してなる。記憶デバイス523はケース537内に収容された、所謂ドングルタイプである。ケース537は、外周形状が裏ボックス532の貫通孔532cの形状や外延伸板部532dの内周形状や内延伸板部532eの内周形状に対応している。
ケース537は、記憶デバイス523を固定する固定台538と、固定台538に固定された記憶デバイス523を覆う蓋体539とから構成される。
固定台538は裏側が開放する深底の箱状をしている。固定台538は、図12に示すように、底部538aにコネクタ535が嵌合する貫通孔538bを有している。固定台538は、周壁部538cの内周面に記憶基板536が挿入される溝538dを対向して一対有する。
蓋体539は箱状をし、記憶デバイス523における固定台538から露出する部分を覆う。蓋体539の横断面形状は矩形状に似た形状をしている。
固定台538及び蓋体539は互いに結合させるための結合部を有している。ここでの結合は係合構造を利用している。蓋体539は、表側に延伸する延伸片539bと、延伸片539bに設けられた凸部539cとを有し、凸部539cが固定台538の周壁部538cの段差部538eに係合する。なお、係合関係は逆であってもよい。
蓋体539は裏ボックス532の貫通孔532cの外方へと張り出す張出部539dを有している。張出部539dはドングル533を通信ボックス529の貫通孔532cに挿入した際に、記憶デバイス523のコネクタ535が通信モジュール528のスロット525に接続された後に、裏ボックス532の貫通孔532cの周辺部532kに当接する。これにより、ドングル533の通信ボックス529への押し込みすぎを防止できる。
ドングル533は、通信ボックス529の貫通孔532cに挿入された状態で、通信ボックス529から外れるのを防止する外れ防止部をケース537に有している。固定台538は、図14に示すように、周壁部538cにおける底部538a側に厚肉部538hを有している。厚肉部538hは、周壁部538cにおける底部538aと反対側に形成された凹入部538iにより構成される。凹入部538iには裏ボックス532の内延伸板部532eの凸部分532nが嵌る。これにより、ドングル533が通信ボックス529から抜け(外れ)ようとすると、ドングル533の厚肉部538hが通信ボックス529の凸部分532nと係合する。
(5)筐体
主に、図5〜図9を用いて説明する。
筐体55は器具3の長手方向に長い箱状をしている。筐体55は、2個の光源ユニット50を長手方向に沿って搭載する灯具側ベース551と、光源ユニット50を表側から覆う透光性カバー552と、灯具側ベース551と透光性カバー552の長手方向の端部を覆う発光側端部カバー553とを備える。
灯具側ベース551は、図8に示すように、光源ユニット50が配されるモジュール搭載部(555)と、透光性カバー552を装着する透光性カバー装着部(559)とを有する。
灯具側ベース551は、平板部分555の両端から一対の延伸板部556が表側に延伸してなるコ字状部557と、コ字状部557の表側両端から表拡がり(前拡がり)に延伸した後に裏側に屈曲する「V」字状をするV字状部559とを有する。
灯具側ベース551は1枚の金属板をプレス加工してなる。V字状部559におけるコ字状部557と反対側端部は表側に折り返された折返し部559aとなっている。
光源ユニット50は、平板部分555の表面に配された状態で、モジュール第1固定具593とモジュール第2固定具595とにより支持される。
モジュール第1固定具593の係止片593aは、図3に示すように、平板部分555の貫通孔555a(図6及び図7参照)を貫通してLED基板501の端部を係止する。
モジュール第2固定具595の係止片595aは、図8に示すように、平板部分555の貫通孔555b(図6及び図7参照)を挿通して2個のLED基板501の端部を係止する。モジュール第2固定具595は、図8に示すように、灯具側ベース551の裏面に配された平板部595bと、一対の係止片595aと、給電ケーブル507を覆うカバー部595cとを有する。
なお、灯具側ベース551と光源ユニット50との間には第1反射シート581が配されている。第1反射シート581は絶縁性を有している。第1反射シート581はモジュール第1固定具593の係止片593a用の貫通孔581aを有する(図6及び図7参照)。
灯具側ベース551は通信ユニット52を装着するための装着部555cを有している。ここでの装着は固定具の一例であるねじ体571を利用して行われる。このため、灯具側ベース551はねじ体571用の貫通孔555cを平板部分555に有する。なお、ねじ体571のねじ部は、表側から貫通孔555cを挿通して、裏側の通信ユニット52の装着部531dのねじ孔531fに螺合する。また、ねじ体571用の貫通孔の符号も「571」としている。
灯具側ベース551は、金属製であり、通信ユニット52の通信感度を向上させるための感度向上部を有している。ここでの感度向上部は貫通孔555dにより構成される。貫通孔555dは通信ユニット52の無線通信部521のアンテナに対応して設けられている。なお、貫通孔555dは、図15に示すように、光源ユニット50が搭載されていない領域に設けられている。
透光性カバー552は、光源ユニット50と対向して配され且つ裏側拡がりの「コ」字をしている。裏側に延伸する延伸部561には、図8に示すように、灯具側ベース551のV字状部559(正確には、「V」字に折り返された部分の周辺と折り返された部分であってコ字状部557から離れた側とである。)と嵌合するための嵌合片561aが設けられている。なお、透光性カバー552は灯具側ベース551に固定具(ねじ体)573により固定される。
発光側端部カバー553は、灯具側ベース551に透光性カバー552が取付けられた状態で、両者の端部を覆う板状部562と、板状部562の周縁から立設して灯具側ベース551と透光性カバー552の内周面や外周面に当接する立設部563とを有する。
(6)取付具
主に図4〜図7を用いて説明する。
取付具591は、図5に示すように、灯具側ベース551に固定具(ねじ体)594を介して固定される一対の固定板部591aと、固定板部591aから裏側に立設する立設板部591bと、一対の立設板部591bを連結する連結板部591cとを有する。
取付具591の連結板部591cと灯具側ベース551との間に図4に示す器具3の器具側装着具36の係合ばね361が長手方向の内側から挿入されて係合する。これにより、灯具5が器具3に固定(支持)される。
4.照明制御装置
照明制御装置7は、ここでは、壁に埋設された操作装置(リモートコントローラ)であり、点灯情報等を表示する表示部と、点灯情報等を操作入力する入力部と、操作入力された情報を照明装置1に送信するための送信部と、種々の条件やデータ等を記憶する記憶部と、表示部、入力部、送信部及び記憶部等を制御する制御部とを備える。なお、制御部はCPU等を備えるマイクロコンピュータにより構成されている。
5.通信ネットワーク
図1に示すように、照明システム8は複数台の照明装置1と一つの照明制御装置7とを有する。照明システム8の通信ネットワークは、通信ネットワーク内の各装置の接続関係が固定された固定型のネットワークでもよく、各装置の接続関係が適宜変更される適応型のネットワークでもよい。
適応型のネットワークでは、各照明装置1は、他の照明装置1又は照明制御装置7との通信品質を常時評価し、自動的なルーティングにより通信品質が最も良い相手に自動的に接続する。これにより、通信ネットワークでの環境の変化や照明装置1の故障が生じても、通信ネットワークでの通信品質が常時最適に維持される。
照明システム8の通信ネットワークにおいて、照明制御装置7からの制御信号は目的の照明装置1まで直接又は間接的に伝送される。例えば、両者の間の物理的距離が近く且つその間に壁などの障害物がない場合、照明制御装置7からの制御信号は、直接、目的の照明装置1に伝送される。両者の間の物理的距離が遠い場合、又は、物理的距離が近く且つその間に障害物がある場合、照明制御装置7からの制御信号は、一つ又は複数の照明装置1を中継して目的の照明装置1に伝送される。制御信号の中継を利用することで、照明システム8を大規模な施設又は障害物の多い施設に適用することができる。
照明システム8の通信プロトコルは、既存のプロトコルでもよく、独自に開発されたプロトコルでもよい。既存のプロトコルとしては、例えば、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、WiFi(登録商標)、ANT(登録商標)、Wi−SUN(登録商標)、Z−wave(登録商標)、WirelessHART(登録商標)、EnOcean(登録商標)を利用できる。
さらに、無線通信の耐障害性を高めるため、周波数ホッピングを実装した通信プロトコルを採用してもよい。周波数ホッピングは、短い所定の単位時間ごとに制御信号を送信する周波数を変更する方式で、次々に送信周波数を変更するため特定の周波数でノイズが発生した場合でも他の周波数で通信したデータによって訂正可能にする方式である。一例として、事前に周波数ホッピングを用いて、多数の周波数で通信を行い、各周波数チャネルの通信品質を取得し、その後にノイズの少ない周波数チャネルを選択して通信を行うことが好ましい。
なお、無線通信の媒体は、電波に限らず、赤外線又は可視光線のような光でもよい。
照明制御装置7は、無線通信部を内部に備えてもよいし、外部に備えてもよい。外部に備える例として、ルータ等の外部中継装置に有線で接続する場合等がある。
6.通信制御部の動作
通信ユニット52における通信制御部522が制御信号を受信した際の動作の一例について図16を用いて簡単に説明する。
通信制御部522は、無線通信部521から制御信号を受信すると、通信制御用のプログラムをスタートする。
ステップS1において、受信信号が自装置に関するものか、別装置に関するものかを判定する。判定は、記憶デバイス523に記憶されている自己の識別情報と、受信信号内に含まれる識別情報との比較で行う。
ステップS1において、受信信号が自装置に関するものである場合(「Yes」である。)、受信信号が点灯信号であるか否かを判定する(S2)。本例では、照明制御装置7から送信される制御情報は、点灯時刻、消灯時刻、調光タイミング等の点灯情報に関する点灯信号と、記憶デバイス523に記憶されている識別情報に関する識別信号との2種類である。
受信信号が点灯情報に関する点灯信号の場合(S2において「Yes」である。)、点灯情報を点灯回路ユニット51の点灯制御部511に伝達する(S3)。これを受けて、点灯制御部511は新たな点灯情報を記憶部512に記憶し、当該点灯情報に合った点灯電力を点灯電力生成部510に生成させる。
受信信号が点灯信号でない場合、つまり、受信信号が識別信号の場合(S2)において「No」である。)、記憶デバイス523の識別情報を新たな識別情報に書き換える(S4)。なお、ステップS3又はステップS4を終えると、今回受信した制御信号に対する処理が終了(END)し、次回の受信まで待機する。
7.通信ユニットの取り付けについて
通信ユニット52は、上述の通り、灯具側ベース551への装着部531dを複数個有している。これにより、光源ユニット50におけるLED基板501の配置位置に対応して通信ユニット52を装着することができる。なお、配置位置に対応して装着できるため、1つの通信ユニット52を複数種類の灯具5に共通して利用できる。
以下、図17を用いて、光源ユニットの配置・仕様等の種類の異なる灯具への通信ユニット52の装着について説明する。なお、通信ユニット52の3つの装着部を、図15に示すように、ドングル533が位置する側から、第1装着部531A、第2装着部531B、第3装着部531Cとする。
長手方向に間隔を置いて設けられた一対の第3装着部531Cを結ぶ仮想線上又は仮想線近傍に無線通信部521のアンテナが存在する。
(1)中央にLED素子が2列配置されている場合(実施形態である。)
図17の(a)に示すように、長尺の1枚のLED基板501X上にLED素子503Xが2列に配されている。LED基板501Xは灯具側ベース551Xの短手方向の略中央に配されている。灯具側ベース551Xは、表側から見たときに(図17の(a)である。)LED基板501Xが載置(存在)していない領域にアンテナ用の貫通孔555Xが設けられ、当該貫通孔555Xを長手方向に通る仮想線分上に装着用の貫通孔が設けられている。
この場合、通信ユニット52のアンテナを通る仮想線上に位置する第3装着部531Cが装着用の貫通孔を挿通するねじ体571により灯具側ベース551Xに固定される。
(2)中央を外してLED素子が2列配置されている場合
図17の(b)に示すように、長尺の2枚一対のLED基板501Y上にLED素子503Yが1列に配されている。一対のLED基板501Yは灯具側ベース551Yの短手方向に間隔を置いて並列に配されている。なお、ここでの間隔は、表側から投射すると、2枚のLED基板501Y間に通信ユニット52のアンテナが重ならないように配することができる距離である。
灯具側ベース551Yは、一対のLED基板501Yの間であって一方のLED基板501Yに近い側にアンテナ用の貫通孔555Yがあり、貫通孔555Yより他方のLED基板501Yに近い位置に装着用の貫通孔が設けられている。
この場合、通信ユニット52のアンテナを通る仮想線から少し短手方向に外れて位置する第2装着部531Bが装着用の貫通孔を挿通するねじ体571により灯具側ベース551Yに固定される。
(3)中央にLED素子が1列配置されている場合
図17の(c)に示すように、長尺の1枚のLED基板501Z上にLED素子503Zが1列で配されている。1枚のLED基板501Zは灯具側ベース551Zの短手方向の略中央に配されている。
灯具側ベース551Zは、LED基板501Zを短手方向に跨いで、アンテナ用の貫通孔555Zと装着用の貫通孔とを有している。
この場合、通信ユニット52のアンテナを通る仮想線から最も離れて位置する第1装着部531Aが装着用の貫通孔を挿通するねじ体571により灯具側ベース551Zに固定される。
以上、説明したように通信ユニット52が複数の装着部531dを有しているため、上記(1)〜(3)のいずれの場合においても、無線通信の妨げとなるLED基板を避けた位置にアンテナが配置されるよう通信ユニット52を装着することができる。
以上、実施形態を説明したが、この実施形態に限られるものではなく、例えば、以下のような変形例であってもよい。また、実施形態と変形例、変形例同士を組み合わせたものであってよい。
また、実施形態や変形例に記載していていない例や、要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。
<変形例>
1.照明装置及び照明システム
実施形態の照明装置1は器具3と灯具5とを別構造で備えていたが、照明装置は、例えば、器具に光源ユニット等を直接設けた装置であってもよいし、従来の蛍光灯やLEDランプのような光源を着脱自在に装着する装置であってもよい。
実施形態では、図1に示すようなオフィスの一フロアを想定して、ブロックごとに点灯情報を変更するようにしている。しかしながら、照明システムは、複数階のフロア用であってもよいし、一フロア内の複数の会議室や事務室用であってもよい。
実施形態の照明システムはオフィスの一フロアを想定している。このため、オフィスで多く採用されている長尺状のベースライトである照明装置について説明している。しかしながら、照明システムは、例えば、大型店舗用であってもよいし、一般住宅用であってもよい。一般住宅用の場合、各部屋の照装装置は、ベースタイプ、ペンダントタイプ、シーリングタイプ等を含んでもよい。つまり、複数台の照明装置は、すべて同じタイプのものであってもよいし、異なるタイプであってもよい。
光源ユニット50は光源としてLED素子503を備えているが、例えば、有機EL素子やLD素子等を光源として備えてもよい。光源ユニット50はLED基板501を備えているが、例えば、複数枚の導電片をLED素子で電気的に接続して光源ユニットを構成してもよい。
2.照明制御装置
実施形態の照明制御装置7は照明装置専用の制御装置(リモートコントローラ)であったが、例えば、照明制御装置として、パーソナルコンピュータ、スマートフォン及びタブレット等を利用することもできる。また、照明装置1に対する各種の設定及び操作は、専用のアプリケーションや一般的なウェブブラウザで行ってもよい。
3.灯具
(1)構造
実施形態の灯具5は、灯具側ベース551、透光性カバー552及び発光側端部カバー553とからなる筐体55を備えているが、灯具(照明装置)は、光源ユニット50と点灯回路ユニット51と通信ユニット52とを搭載するベースを少なくとも有していればよく、その構造・形状は特に限定するものではない。ただし、発光素子としてLED素子を用いた場合、グレアや光源ユニットの電気的安全性を考慮すると、透光性カバーを備える方が好ましい。
なお、光源ユニット50と点灯回路ユニット51と通信ユニット52とを搭載するベースは、器具側ベースと区別するために灯具側ベース551としているが、当該ベースが本発明の「ベース」の一例に相当する。
(2)材質
実施形態では、金属製の灯具側ベース551を利用し、通信ユニット52の通信感度を高めるための感度向上部として貫通孔555dをアンテナ位置に合せて設けている。しかしながら、例えば灯具側ベースとして、樹脂材料を利用したり、補強用の金属板と一体に成形された樹脂材料等を利用する場合、アンテナ位置に金属材料が存在しないときは感度向上部を設けなくてもよい。
(3)アンテナ用貫通孔
実施形態では、感度向上部として貫通孔555dを灯具側ベース551に有しているが、例えば、アンテナ位置に合わせて凹みを設けてもよい。凹みにより金属板の厚みが薄くなり電波が通り易くできる。
実施形態の感度向上部の一例である貫通孔555dは矩形状をしているが、例えば、楕円や長円等の形状であってもよい。感度を考慮すると、表側から見たとき貫通孔にアンテナの投影領域が含まれるような形状・大きさが好ましい。
4.通信ユニット
(1)ボックス
実施形態の通信ボックス529は表ボックス531と裏ボックス532との2部材により構成されていたが、通信ボックスは3つ以上の部材により構成されてもよい。例えば、通信ボックスは、灯具側ベースに装着位置を変動自在に装着される装着部と、装着部に取り付けられ且つ通信モジュールが取り付けられる通信モジュール取付部と、通信取付部に取り付けられ且つ通信モジュールを覆う被覆部との3部材から構成されてもよい。
通信ボックス529は内部に通信モジュール528を収容している。しかしながら通信ボックスは、通信モジュールを保持し且つ灯具側ベースに装着されるような構造であればよい。例えば、通信ボックスは、裏ボックス532のような構造を有し、通信モジュール528(通信基板527)を固定(係止)するモジュール固定部と、灯具側ベースに装着位置変更自在に装着するための装着部とを有する構造であってもよい。ここでの装着部として、例えば、表ボックス531に設けられている装着部531dを利用できる。
実施形態の通信ボックス529は、アンテナの感度を向上させるための感度向上部を有していないが、例えば、アンテナ位置に対応して貫通孔や凹み等から構成される感度向上部を例えば表ボックスに有してもよい。
実施形態の表ボックス531の表面は平坦状をしているが、例えば、灯具側ベース551の貫通孔555dに嵌合する嵌合部を有してもよい。なお、嵌合部としては、例えば矩形状の貫通孔に対応して矩形環状に表側に突出する突条部分により構成できる。
(2)通信モジュール
実施形態では、通信ユニット52と点灯回路ユニット51との接続をハーネス519で行っている。両者間の通信方法は、特に限定するものではなく、例えば、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)回路、UAR回路、I2C(登録商標)等の通信回路を用いてもよい。
また、通信は、通信目的に合わせて、単向通信、半二重通信、全二重通信等適宜使用できる。通信は、有線であってもよいし、無線であってもよい。
(3)記憶デバイス
実施形態では、記憶デバイス523をドングル533の形態で備えているが、記憶デバイス523の機能を通信モジュールに組み込んで一体化したものであってもよい。
実施形態では、記憶基板536の主面が表裏方向と平行となるように通信基板527のスロット525に着脱自在に取り付けられているが、記憶基板536の主面が通信基板527の主面と平行となるようにスロットに着脱自在に取り付けるようにしてもよい。
実施形態では、記憶デバイス523をドングル533の形態で備えているが、例えば、記憶デバイス523を通信モジュール528に着脱自在に取り付けた状態で、裏ボックスを表ボックスに装着するように構成してもよい。
(4)アンテナ
実施形態ではアンテナを通信ボックス529内に備えていたが、例えば、通信ボックスの外部に備え、ハーネス等により通信モジュールと接続してもよい。また、アンテナは、1個でなく、複数個設けてもよい。さらに、アンテナは、透光性カバーにおける光源ユニットからの光を遮らない部位に埋め込まれてもよい。
(5)識別情報
実施形態の識別情報は、自装置を他装置と識別するための個体識別情報であったが、例えば、自装置が設けられているブロック名、ブロック番号、部屋名、会議室名等のグループ識別情報を追加して記憶してもよいし、固体識別情報の代わりに記憶してもよい。
また、複数台の照明装置1が複数階に亘って配されている場合、識別情報として、自装置の配されている階数を記憶してもよい。
5.通信ユニットの装着
(1)構造
実施形態では、通信ユニット52が3組の装着部531dを備え、灯具側ベース551が1組の装着部(貫通孔555c)を備え、3組のうちの1組の装着部531dが1組の装着部(貫通孔555c)を利用して装着される。この構成により、通信ユニット52をその装着位置を変えて灯具側ベース551に装着できる。
しかしながら、例えば、灯具側ベースが装着部(貫通孔555c)を3組備え、通信ユニットが1組の装着部531dを備え、3組のうち1組の装着部(貫通孔555c)を利用して装着するようにしてもよい。
つまり、光源ユニットと点灯回路ユニットとを搭載するベースに対して、通信ユニットの装着位置を自在に変更可能に装着できる構造であればよく、複数個の装着部を、通信ユニット側に設けてもよいし、灯具側ベース側に設けてもよいし、通信ユニットと灯具側ベースとの両方に設けてもよい。
実施形態では、通信ユニット52の装着部531dがねじ孔531fにより構成され、灯具側ベースの装着部555cが貫通孔555cで構成されている。しかしながら、通信ユニットを灯具側ベースに装着できればよく、他の装着機構であってもよい。
他の装着機構としては、通信ユニットの装着部が貫通孔により、灯具側ベースの装着部をねじ孔によりそれぞれ構成し、裏側からネジ部が貫通孔を挿通してねじ孔に螺合させてもよい。
他の装着機構としては、例えば、通信ボックスは、灯具側ベースに当接する当接板部と、当接板部に形成された長孔とを有し、灯具側ベースの装着部である貫通孔と長孔とを挿通するねじ部材のねじ部にナット体を螺合させてもよい。なお、灯具側ベースの装着部の貫通孔をねじ孔として、裏側からネジ部が長孔を挿通してねじ孔に螺合させてもよい。
実施形態の通信ユニット52の装着部531dは表ボックス531の長手方向の各端部に3個設けられているが、装着部531dは2個(2組)又は4個(4組)以上設けられてもよい。
実施形態の通信ユニット52の装着部531d及び灯具側ベース551の装着部(貫通孔)555cは長手方向に間隔をおいて複数組設けられているが、例えば、通信ユニットの長手方向の一方の端部が係合構造により短手方向にスライド自在に支持され、長手方向の他方の端部でねじ体等により固定するような構造であってもよい。
(2)装着位置
実施形態では、通信ユニット52のアンテナが光源ユニットと重ならないように、通信ユニット52が灯具側ベース551に装着されている。これは、光源ユニットを構成するLED基板の配線パターンが導電性(金属製)であり、無線通信用の電波への悪影響を少なくするためである。
しかしながら、例えば、通信ユニットのアンテナが外部に露出している場合、通信ユニットのアンテナとLED基板との位置関係はさほど考慮しなくてもよい。
1 照明装置
7 照明制御装置
8 照明システム
50 光源ユニット
51 点灯回路ユニット
52 通信ユニット
503 LED素子(発光素子)
551 灯具側ベース(ベース)
531d 装着部

Claims (5)

  1. 複数個の発光素子を備える光源ユニットと、
    前記光源ユニットを点灯させる点灯回路ユニットと、
    制御情報を受信して前記点灯回路ユニットに点灯情報を伝達する通信ユニットと、
    前記光源ユニット、前記点灯回路ユニット及び前記通信ユニットを搭載するベースと
    を備え、
    前記通信ユニットは前記ベースに対して装着位置を変動可能に装着されている
    照明装置。
  2. 前記通信ユニットは前記ベースに装着される装着部を複数個有する
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記光源ユニットは前記ベースの表面に搭載され、
    前記点灯回路ユニットと前記通信ユニットとは前記ベースの裏面に搭載され、
    表側から前記ベースを投影状態で見た際に、前記通信ユニットは少なくとも一部が前記光源ユニットと重ならない状態で装着されている
    請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 前記光源ユニットは長尺状をし、
    前記通信ユニットの装着位置の変動方向は前記光源ユニットの短手方向である
    請求項1〜3の何れか1項に記載の照明装置。
  5. 複数台の照明装置と、前記複数台の照明装置の点灯を制御する照明制御装置とを備える照明システムであって、
    前記複数台の照明装置は請求項1〜4の何れか1項の照明装置であり、
    前記通信ユニットは前記照明制御装置側から前記制御情報を受信する
    照明システム。
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