JP2003281983A - 階段用センサ付き照明装置 - Google Patents

階段用センサ付き照明装置

Info

Publication number
JP2003281983A
JP2003281983A JP2002087202A JP2002087202A JP2003281983A JP 2003281983 A JP2003281983 A JP 2003281983A JP 2002087202 A JP2002087202 A JP 2002087202A JP 2002087202 A JP2002087202 A JP 2002087202A JP 2003281983 A JP2003281983 A JP 2003281983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
infrared sensor
sensor
lighting device
infrared
receiving surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002087202A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Saito
功 齊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2002087202A priority Critical patent/JP2003281983A/ja
Publication of JP2003281983A publication Critical patent/JP2003281983A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線センサの検出ビームを鉛直方向に角度
調整でき、赤外線センサの受光面の器具本体からの突出
量を調整することができる階段用センサ付き照明装置を
提供することにある。 【解決手段】 赤外線検出素子とこれを内蔵する略円筒
状の本体とこの本体の側周面に設けられた受光面とによ
り構成された所定のエリア内において検知対象の存在の
有無を検知する赤外線センサを備え、赤外線センサの受
光面が器具本体から突出又してなる階段用センサ付き照
明装置において、前記赤外線センサは、検知領域内を水
平方向に広がる1本以上の水平検出ビームと鉛直方向に
広がる複数の鉛直検出ビームとを略マトリクス状に有
し、赤外線センサの受光面が器具本体から突出する量を
所望の値に設定し得るとともに赤外線センサの略円筒状
の本体を支持しながら検出ビームの鉛直方向の角度を所
望の値に設定し得る回転移動手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、階段室や階段及び
/又はその踊り場等の階段空間において、検知対象の存
在の有無によりランプを点灯させ階段空間を照明する階
段用センサ付き照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の階段用センサ付き照明装置とし
ては、特開平9−304548号公報に開示されたもの
がある。図6は、これに開示された階段用センサ付き照
明装置を配設する建物の断面配置図である。この階段は
第1の踊り場12aを介して、ここから下階及び上階と
を連絡する下階への階段11a及び上階への階段11b
と、各階の廊下14から、階段の入口10をへて下階へ
の階段11a及び上階への階段11bにそれぞれ進むた
めの第1及び第2の階段室13a,13bとから構成さ
れている。そして、階段の踊り場12aの床面から、例
えば、2.5m程度の高さの壁面に階段用センサ付き照
明装置1が配設されている。
【0003】階段用センサ付き照明装置1には、下階へ
の階段11aにおける検知対象の存在の有無を検知する
下階用赤外線センサ2Aと、上階への階段11bにおけ
る検知対象の存在の有無を検知する上階用赤外線センサ
2Bとが各々1個ずつ組み込まれている。そして、各赤
外線センサ2A、2Bは、図7(a)に示す検知領域内
を水平方向に広がる6本の水平検出ビームXと、図7
(b)に示す検知領域内を鉛直方向に広がる3本の鉛直
検出ビームYとを有している。そして、これらのビーム
を組み合わせて、例えば、下階用赤外線センサ2Aの場
合は、図8のように階段の検知対象の存在の有無を検知
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した階
段用センサ付き照明装置では、下階用赤外線センサ2A
と、上階用赤外線センサ2Bとを同じ赤外線センサ2を
使って構成しているものがある。そして、この階段用セ
ンサ付き照明装置は、踊り場12aの構造や階段の配置
によっては、踊り場の壁面でなく天井面に設置されるこ
ともある。
【0005】図9は階段用センサ付き照明装置を踊り場
12aの天井面すなわち水平面に取付けた例で、図9
(a)、(b)は赤外線センサ2で上階を、図9
(c)、(d)は同じ赤外線センサ2で下階を、それぞ
れ検知したものである。各赤外線センサ2は、鉛直方向
に角度調整することが可能で、階段の形状や天井の高
さ、並びに、上階を検知するか下階を検知するか、等設
置状況に応じてその角度を決めている。そして図6の例
では、鉛直検出ビームYを遮ることなく必要範囲に照射
させるためには、赤外線センサ2の受光面2bは、器具
本体3aから寸法L1だけ突出している必要がある。
【0006】次に、図10は階段用センサ付き照明装置
を踊り場12aの壁面すなわち鉛直面に取付けた例で、
図10(a)、(b)は赤外線センサ2で上階を、図1
0(c)、(d)は同じ赤外線センサ2で下階を、それ
ぞれ検知したものである。この場合も前述したものと同
様に、鉛直検出ビームYを遮ることなく必要範囲に照射
させるためには、赤外線センサ2の受光面2bは、器具
本体3aから寸法L2だけ突出している必要がある。
【0007】上記のものは、階段の高さや器具の取付け
高さをある一つに限定した場合であるが、実際の施工現
場においては、色々なバリエーションが発生する。従っ
て、このものでは、例えば、天井取付け用の階段用セン
サ付き照明装置と壁取付け用階段用センサ付き照明装置
を2種類準備することや、階段の高さに合わせて適合す
るものを揃えること等の多種の品揃えが必要である。こ
れを防ぐためには、赤外線センサ2の受光面2bの器具
本体3aからの突出寸法を予め大きく設定すればよい
が、この場合は器具本体3aからの突出寸法が小さくて
済む取付け条件においても赤外線センサ2の受光面2b
が器具本体3aから突出することになり、階段用センサ
付き照明装置の外観を損ねる可能性があった。
【0008】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、赤外線センサの検出ビー
ムを鉛直方向に角度調整でき、赤外線センサの受光面の
器具本体からの突出量(突出寸法)を調整することがで
きる階段用センサ付き照明装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
赤外線検出素子とこれを内蔵する略円筒状の本体とこの
本体の側周面に設けられた受光面とにより構成された所
定のエリア内において検知対象の存在の有無を検知する
赤外線センサと、この赤外線センサが検知対象の存在を
有りと検知したときにランプが点灯し階段及び/又はそ
の踊り場を照明するランプ等を取付ける器具本体を有す
る照明器具とを備え、赤外線センサの受光面が器具本体
から突出又してなる階段用センサ付き照明装置におい
て、前記赤外線センサは、検知領域内を水平方向に広が
る1本以上の水平検出ビームと鉛直方向に広がる複数の
鉛直検出ビームとを略マトリクス状に有し、赤外線セン
サの受光面が器具本体から突出する量を所望の値に設定
し得るとともに赤外線センサの略円筒状の本体を支持し
ながら検出ビームの鉛直方向の角度を所望の値に設定し
得る回転移動手段を設けたことを特徴とする請求項2に
係る発明は、請求項1において、回転移動手段は、前記
赤外線センサの略円筒状の本体の軸芯付近に設けた自身
を回転させる回転軸部と、これを支持するとともに赤外
線センサの受光面が器具本体から突出する量を所望の値
に設定し得る支持片部とにより構成されたことを特徴と
する。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項2におい
て、支持片部は、階段用センサ付き照明装置を略水平面
に取付けたとき又は略鉛直面に取付けたときの両方の取
付け状態において回転軸部を複数の所定の位置で固定し
得ることを特徴とする。
【0011】請求項4に係る発明は、請求項3におい
て、支持片部は、階段用センサ付き照明装置を略水平面
に取付けたとき又は略鉛直面に取付けたときの両方の取
付け状態において回転軸部を落し込むことにより所定の
位置に位置決めし得るスリットを設けたことを特徴とす
る。
【0012】請求項5に係る発明は、請求項1におい
て、回転移動手段は、赤外線センサの略円筒状の本体の
両端面に設けた赤外線センサの回転角度を所定の値に調
整し得る角度調整部とこれと同じ面に設けた赤外線セン
サの回転止め部とを有する赤外線センサの略円筒状の本
体と、前記角度調整部を支持する支軸部と前記回転止め
部と嵌合する嵌合部とを有する保持片部と、により構成
され、この嵌合部を保持片部の複数の位置に設け、回転
止め部を嵌合する位置を選択することにより赤外線セン
サの受光面が器具本体から突出する量を設定し得ること
を特徴とする。
【0013】請求項6に係る発明は、請求項5におい
て、角度調整部は略放射状の溝で構成され、前記回転止
め部はこの放射状の溝の先端に突起を設け構成され、前
記保持片部に設けられた複数の嵌合部は同一線上に設け
られその先端側に支軸部を設けたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の第
1の実施形態を図1を用いて説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態に係る階段用センサ付き照明装置(以
下、照明装置と称す)の赤外線センサ2の取付け部分の
斜視図である。
【0015】この赤外線センサ2の取付け部分は、器具
本体3aと、赤外線センサ2と、赤外線センサ2の略円
筒状の本体2aと、この本体2aの軸芯付近に設けられ
た自身の回転軸となる回転軸部4と、これを支持する支
持片部5と、を備えて構成されている。
【0016】器具本体3aは、照明装置1の器具本体3
aであり、図1ではその一部分を図示している。この器
具本体3aには、平板を略コ字状に折り曲げて形成さ
れ、コ字状の対向する2片にスリット5aを設けた支持
片部5が、対向する2片を器具本体3aから突出するよ
うに取付けられている。この支持片部5のスリット5a
の形状を詳しく述べると、その形状は、スリット5aの
上下が円弧の一部を波打ち模様を描くように線対称とな
るように設けられている。
【0017】そして、このスリット5aには赤外線セン
サ2が取付けされている。赤外線センサ2は、プラスチ
ックにより略円筒状に形成された本体2aと、この本体
2aの側周面に設けられた検知対象からの照射された熱
線を検知する受光面2bと、略円筒状の本体2aの内部
に設けられたセンサ素子(図示せず)と、略円筒状の本
体2aの両端面中央に受光面2bに略平行に設けられた
回転軸部4と、により構成されている。そしてこの回転
軸部4が前記した支持片部5に設けられたスリット5a
に支持、固定されている。ここで回転軸部4は、例えば
ボルトで構成しておきその両端からナットで固定するも
のや、回転軸部4に雄ネジが入る雌ネジ部を設けここに
化粧ネジ等を螺挿し固定するものでもよい。
【0018】ここで重要なことは、赤外線センサ2の受
光面2bが器具本体3aから突出する量(寸法)を所望
の値に設定し得るとともに、赤外線センサ2の略円筒状
の本体2aを支持しながら検出ビームを鉛直方向に角度
を所望の値に設定し得る回転移動手段を設けたことであ
る。そしてこの回転移動手段とは、赤外線センサ2の略
円筒状の本体2aの軸芯付近に自身を回転させる回転軸
部4と、これを支持するとともに赤外線センサ2の受光
面2bが器具本体3aから突出する量(寸法)を所望の
値に設定し得る支持片部5により構成されたことであ
る。
【0019】次に、この照明装置の赤外線センサ2の回
転角度と器具本体3からの突出寸法の調整の仕方につい
て説明する。
【0020】まず、赤外線センサ2が可動する程度に回
転軸部4に設けられた化粧ネジを緩める。これにより赤
外線センサ2の回転軸部4を中心に、その本体2aを回
転させることができる。その結果、受光面2bが鉛直方
向に回転軸部4を中心に円弧を描くように移動可能とな
り、検出ビームの角度調整ができる。これと同時に、回
転軸部4は、支持片部5に設けたスリット5aの長手方
向の寸法だけ移動させることができる。これにより、赤
外線センサ2の受光面2bの器具本体3aから突出する
寸法が調整可能となる。なお、このスリット5aは、上
下に設けられた円弧の数に応じて回転軸部4を位置決め
することができる。
【0021】そして、これらの作業を施工現場の階段の
状況や天井面又は壁面による取付けの方向等に応じて適
宜行い、赤外線センサ2の検知ビームの方向すなわち受
光面2bの方向や、受光面2bの器具本体3aからの突
出寸法を決めれば良い。この後、回転軸部4に設けられ
た化粧ネジを締めることで赤外線センサ2の本体2aを
固定し、調整が完了する。
【0022】この実施の形態によると、赤外線センサ2
の受光面2bから出る検知ビームの鉛直方向の角度調整
と、受光面2bの器具本体3aからの突出寸法の調整が
同時に可能となる。従って、施工現場の階段の高さや器
具の取付け高さ等の状況や天井面又は壁面による取付け
の方向等に応じ、赤外線センサ2の受光面2bの器具本
体3aからの突出寸法を適宜調整できる。このため照明
装置の赤外線センサ2の受光面2bの器具本体3aから
の突出寸法は、その取付け条件において極力小さくする
ことができ、照明装置の外観を従来に比べ好ましいもの
とすることができる。また、単一の照明装置にて水平面
への取付けと鉛直面への取付けが可能となり、照明装置
が使用できる階段の種類や条件も従来に比べより多くす
ることが可能となる。
【0023】なお、図2は、本発明の第1の実施の形態
の応用例で、支持片部5の基端に締め付け用のネジ20
を設けた例である。その他は図1と同一の構成部材であ
り同一符号を付すことで説明は省略する。図2の構成で
は、赤外線センサ2の略円筒状の本体2aの回転角度並
びに器具本体3aからの突出寸法の所望の位置における
固定は、回転軸部4を締め付け用のネジ20で締め付け
ることでなされる。
【0024】(第2の実施の形態)図3は本発明の第2
の実施の形態に係る照明装置の赤外線センサ2の取付け
部分の斜視図である。ここで、図3(a)は照明装置を
鉛直面に取付けた例を示し、図3(b)は照明装置を水
平面に取付けた例を示す。
【0025】この赤外線センサ2の取付け部分は、器具
本体3aと、赤外線センサ2と、赤外線センサ2の略円
筒状の本体2aと、この本体2aの軸芯付近に設けられ
た自身の回転軸となる回転軸部4と、これを支持する支
持片部5と、を備えて構成されている。
【0026】器具本体3aは、照明装置1の器具本体で
あり、図1ではその一部分を図示している。この器具本
体3aには、平板を略コ字状に折り曲げて形成され、コ
字状の対向する2片にスリット5aを設けた支持片部5
が、対向する2片を器具本体3aから突出するように取
付けられている。そして、第1の実施の形態と同様にこ
のスリット5aには略円筒状に形成された本体2aと受
光面2bとにより構成された赤外線センサ2が回転軸部
4にて支持、固定されている。なお、このときの固定
は、例えば第1の実施の形態にて説明した化粧ネジによ
るものと同様である。
【0027】ここで重要なことは、この支持片部5のス
リット5aに照明装置を略水平面に取付けたとき、回転
軸部4を自重方向に落し込むことにより位置決めできる
水平面用取付け位置5xと、階段用センサ付き照明装置
を略鉛直面に取付けたとき、回転軸部4を自重方向に落
し込むことにより位置決めできる鉛直面用取付け位置5
yと、を設けていることである。そして、水平面用取付
け位置5xと鉛直面用取付け位置5yとの間を連続的に
回転軸部4が移動できるように設けていることである。
【0028】次に、この照明装置の赤外線センサ2の回
転角度と器具本体3からの突出寸法の調整の仕方につい
て説明する。
【0029】まず、赤外線センサ2が可動する程度に回
転軸部4に設けられた化粧ネジ等を緩める。この作業に
より赤外線センサ2の回転軸部4を中心にその本体2a
を回転させることができる。これにより受光面2bが鉛
直方向に回転軸部4を中心に円弧を描くように移動可能
となり、検出ビームの角度調整ができる。これと同時に
回転軸部4は、支持片部5に設けたスリット5aに沿っ
て移動させることができ、これにより水平面用取付け位
置5xと鉛直面用取付け位置5yとを選択することがで
きる。例えば、照明装置を壁面のような鉛直面に取付け
たい場合は、図3(a)のように回転軸部4を鉛直面用
取付け位置5yで固定すれば良く、照明装置を天井面の
ような水平面に取付けたい場合は、図3(b)のように
回転軸部4を水平面用取付け位置5xで固定すれば良
い。
【0030】そして、これらの作業を施工現場の階段の
状況に応じて適宜行い、赤外線センサ2の検知ビームの
鉛直方向における角度を調整すればよい。その後、回転
軸部4に設けられた化粧ネジを締めることで赤外線セン
サ2の本体2aを固定し調整が完了する。
【0031】この実施の形態によると、第1の実施の形
態と同様に赤外線センサ2の受光面2bの角度調整すな
わち検知ビームの鉛直方向の角度調整と、受光面2bの
器具本体3aからの突出寸法の調整が同時に可能とな
る。これにより施工現場の階段の高さや器具の取付け高
さ等の状況に応じて赤外線センサ2の受光面2bの器具
本体3aからの突出寸法を適宜調整できる。このため照
明装置の外観を従来に比べ好ましいものとすることがで
きる。また、自重方向に移動させることで位置が決まる
水平面用取付け位置5xと、鉛直面用取付け位置5yと
を設け、かつ、これらの取付け位置を連続的に回転軸部
4が移動できるように設けたことにより、単一の階段灯
で水平面への取付けと鉛直面への取付けが可能となる。
同時に赤外線センサ2の取付け位置が水平面への取付
け、鉛直面への取付け、共に安定するので、検出ビーム
のみの角度調整をすればよく、従って、照明装置の施工
性がよくなる。これにより、より短時間で赤外線センサ
2の受光面2bの角度調整や器具本体3aからの突出寸
法の調整が可能となる。
【0032】なお、図4は、本発明の第2の実施の形態
の応用例で支持片部5に設けたスリット5aの形状を変
えたものである。その他は図3と同一の構成部材であり
同一符号を付すことで説明は省略する。図4の構成によ
ると、照明装置を水平面に取付けた際の前記突出寸法と
鉛直面に取付けた際の前記の突出寸法は、照明装置を鉛
直面に取付けた際により大きくなるように設定してい
る。
【0033】なお、これは第2の実施の形態とは逆で、
第2の実施の形態では照明装置を水平鉛直面に取付けた
際により大きくなるように設定している。
【0034】(第3の実施の形態)図5は本発明の第3
の実施の形態に係る照明装置の赤外線センサ2の取付け
部分の図である。図5(a)は赤外線センサ2の取付け
部分の斜視図、図5(b)は赤外線センサ2の略円筒状
の本体2aの側面図、図5(c)は赤外線センサ2の取
付け部分の断面図を示す。
【0035】この赤外線センサ2の取付け部分は、器具
本体3aと赤外線センサ2と赤外線センサ2の略円筒状
の本体2aと、これを支持する保持片部6と、を備えて
構成されている。なお、その他の第1の実施の形態と同
一の構成部材には同一符号を付すことにより説明を省略
する。
【0036】器具本体3aには、平板を略コ字状に折り
曲げて形成され、コ字状の対向する2片に赤外線センサ
2を支持する支軸部6aと赤外線センサ2の略円筒状の
本体2aに設けた突起物を嵌め込む複数の嵌合部6bと
を有した保持片部6が、対向する2片を器具本体3aか
ら突出するように取付けられている。この保持片部6を
詳しく述べると、保持片部6は、コ字状の対向する2片
のその基端から4箇所の孔が同一線上に設けられた嵌合
部6bと、これより先端側に設けられた支軸部6aと、
により構成されている。そして、支軸部6aは、例えば
図5(c)のように化粧ネジ等を用いて構成される。
【0037】また、赤外線センサ2の略円筒状の本体2
aは、その中心より放射状に伸びる溝を有した角度調整
部2cと、この放射状の溝の先端に設けられた突起状の
回転止め部2dとにより構成されている。
【0038】そして、この角度調整部2cの溝が前記し
た支軸部6aに支持され、回転止め部2dが嵌合部6b
に嵌め込まれることにより赤外線センサ2の略円筒状の
本体2aを固定している。
【0039】ここで重要なことは、赤外線センサ2の略
円筒状の本体2aの両端面に赤外線センサの回転角度を
所定の値に調整し得る角度調整部2c、これと同じ面に
赤外線センサの回転止め部2b、角度調整部2cを支持
する支軸部6a、回転止め部2dと嵌合する嵌合部6b
とを有する保持片部6、をそれぞれ設けたことである。
そして、この嵌合部を保持片部6の複数の位置に設け、
回転止め部を嵌合する位置を選択することにより赤外線
センサの受光面が器具本体から突出する量を設定し得る
ようにしたことである。
【0040】次に、この照明装置の赤外線センサ2の回
転角度と器具本体3からの突出寸法の調整の仕方につい
て説明する。
【0041】まず、支軸部6aに設けられた化粧ネジ等
を緩める。この作業により回転止め部2dと嵌合部6b
の嵌め合いが緩み、赤外線センサ2の略円筒状の本体2
aの端面に設けられた角度調整部2cの放射状の溝に沿
って赤外線センサ2を移動させることができる。このと
き赤外線センサ2は、放射状の溝に応じた所定の角度に
回転させることができる。これにより受光面2bが鉛直
方向に回転軸部4を中心に円弧を描くように移動可能と
なり、検出ビームの角度調整ができる。これと同時に、
回転止め部2dを複数ある嵌合部6bの中から適宜選定
しこれに嵌め合わせる。これにより、赤外線センサ2の
受光面2bの器具本体3aから突出する寸法が調整可能
となる。そして、支軸部6aに設けられた化粧ネジ等を
締めることにより赤外線センサ2を固定できる。
【0042】なお、回転止め部2dと嵌合部6bの嵌め
合い強さを設計時点において考慮することにより、化粧
ネジ等は支持する機能を使い固定する機能は省いても良
い。
【0043】この実施の形態によると、赤外線センサ2
の受光面2bの角度調整、すなわち検知ビームの鉛直方
向の角度調整と受光面2bの器具本体3aからの突出寸
法の調整が共に段階的に設定可能となる。これにより施
工現場においてより簡単に検出ビームの調整が可能と施
工時間の短縮が図れる。
【0044】なお、第1の実施の形態ないし第3の実施
の形態においては、便宜上、取付け面は水平と鉛直の場
合で説明を行ったが、当然のことながら取付け面は、そ
の他の角度のものでも良い。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明にあっては、赤外線
検出素子とこれを内蔵する略円筒状の本体とこの本体の
側周面に設けられた受光面とにより構成された所定のエ
リア内において検知対象の存在の有無を検知する赤外線
センサと、この赤外線センサが検知対象の存在を有りと
検知したときにランプが点灯し階段及び/又はその踊り
場を照明するランプ等を取付ける器具本体を有する照明
器具とを備え、赤外線センサの受光面が器具本体から突
出又してなる階段用センサ付き照明装置において、前記
赤外線センサは、検知領域内を水平方向に広がる1本以
上の水平検出ビームと鉛直方向に広がる複数の鉛直検出
ビームとを略マトリクス状に有し、赤外線センサの受光
面が器具本体から突出する量を所望の値に設定し得ると
ともに赤外線センサの略円筒状の本体を支持しながら検
出ビームの鉛直方向の角度を所望の値に設定し得る回転
移動手段を設けたことにより、赤外線センサ2の検出ビ
ームの鉛直方向への角度調整と受光面2bの器具本体3
aからの突出量(寸法)の調整が同時にできる、これに
より単一の階段用センサ付き照明装置による水平面への
取付けと鉛直面への取付けが可能となる。
【0046】請求項2記載の発明にあっては、前記回転
移動段は、前記赤外線センサの略円筒状の本体の軸芯付
近に設けた自身を回転させる回転軸部と、これを支持す
るとともに赤外線センサの受光面が器具本体から突出す
る量を所望の値に設定し得る支持片部とにより構成され
たことにより請求項1に記載した効果と同じ効果を有す
る。
【0047】請求項3記載の発明にあっては、前記支持
片部は、階段用センサ付き照明装置を略水平面に取付け
たとき又は略鉛直面に取付けたときの両方の取付け状態
において回転軸部を複数の所定の位置で固定し得ること
により請求項1又は請求項2に記載の効果に加え赤外線
センサを所定の位置で固定することができる。
【0048】請求項4記載の発明にあっては、前記支持
片部は、階段用センサ付き照明装置を略水平面に取付け
たとき又は略鉛直面に取付けたときの両方の取付け状態
において回転軸部を落し込むことにより所定の位置に位
置決めし得るスリットを設けたことにより請求項1乃至
請求項3に記載の効果に加え、照明装置を取付ける際に
取付面が水平面、鉛直面に関係なく赤外線センサ2の位
置が安定するので、施工性がよくなる。
【0049】請求項5記載の発明にあっては、前記回転
移動手段は、赤外線センサの略円筒状の本体の両端面に
設けた赤外線センサの回転角度を所定の値に調整し得る
角度調整部とこれと同じ面に設けた赤外線センサの回転
止め部とを有する赤外線センサの略円筒状の本体と、前
記角度調整部を支持する支軸部と前記回転止め部と嵌合
する嵌合部とを有する保持片部と、により構成され、こ
の勘合部を保持片部の複数の位置に設け、回転止め部を
嵌合する位置を選択することにより赤外線センサの受光
面が器具本体から突出する量を設定し得ること請求項1
に記載の効果に加え、赤外線センサ2の受光面2bの鉛
直方向の角度調整と受光面2bの器具本体3aからの突
出量(寸法)の調整が予め定められた値で可能となり、
照明装置を取付ける際に赤外線センサ2の位置と角度が
安定した状態での取付けが可能となる。
【0050】請求項6記載の発明にあっては、前記角度
調整部は略放射状の溝で構成され、前記回転止め部はこ
の放射状の溝の先端に突起を設け構成され、前記保持片
部に設けられた複数の嵌合部は同一線上に設けられその
先端側に支軸部を設けたことにより請求項5に記載した
効果と同じ効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る階段用センサ
付き照明装置の赤外線センサ2の取付け部分の斜視図で
ある。
【図2】同上の階段用センサ付き照明装置の応用例で赤
外線センサ2の取付け部分の斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る階段用センサ
付き照明装置を取付けた際の赤外線センサ2の取付け部
分の斜視図である。
【図4】同上の階段用センサ付き照明装置の応用例で赤
外線センサ2の取付け部分の斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る階段用センサ
付き照明装置の赤外線センサ2の取付け部分の図であ
る。
【図6】階段用センサ付き照明装置が取付けられる階段
の断面図である。
【図7】本発明の従来例に係る階段用センサ付き照明装
置の設置状態における2面図である。
【図8】同上の階段用センサ付き照明装置の設置状態に
おける立体図である。
【図9】同上の階段用センサ付き照明装置を天井面に取
付けた断面図である。
【図10】同上の階段用センサ付き照明装置を壁面に取
付けた断面図である。
【符号の説明】
1 照明装置 2 赤外線センサ 2a 略円筒状の本体 2b 受光面 2c 角度調整部 2d 回転止め部 3 照明器具 3a 器具本体 4 回転軸部 5 支持片部 5a スリット 5x 水平面用取付け位置 5y 鉛直面用取付け位置 6 保持片部 6a 支軸部 6b 嵌合部 10 階段の入口 11a 踊り場より下階への階段 11b 踊り場より上階への階段 12 階段の踊り場 13 階段室 X 水平検出ビーム Y 鉛直検出ビーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 37/02 H05B 37/02 M G01V 9/04 G

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線検出素子とこれを内蔵する略円
    筒状の本体とこの本体の側周面に設けられた受光面とに
    より構成された所定のエリア内において検知対象の存在
    の有無を検知する赤外線センサと、この赤外線センサが
    検知対象の存在を有りと検知したときにランプが点灯し
    階段及び/又はその踊り場を照明するランプ等を取付け
    る器具本体を有する照明器具とを備え、赤外線センサの
    受光面が器具本体から突出又してなる階段用センサ付き
    照明装置において、前記赤外線センサは、検知領域内を
    水平方向に広がる1本以上の水平検出ビームと鉛直方向
    に広がる複数の鉛直検出ビームとを略マトリクス状に有
    し、赤外線センサの受光面が器具本体から突出する量を
    所望の値に設定し得るとともに赤外線センサの略円筒状
    の本体を支持しながら検出ビームの鉛直方向の角度を所
    望の値に設定し得る回転移動手段を設けたことを特徴と
    する階段用センサ付き照明装置。
  2. 【請求項2】 前記回転移動手段は、前記赤外線セン
    サの略円筒状の本体の軸芯付近に設けた自身を回転させ
    る回転軸部と、これを支持するとともに赤外線センサの
    受光面が器具本体から突出する量を所望の値に設定し得
    る支持片部とにより構成されたことを特徴とする項1記
    載の階段用センサ付き照明装置。
  3. 【請求項3】 前記支持片部は、階段用センサ付き照
    明装置を略水平面に取付けたとき又は略鉛直面に取付け
    たときの両方の取付け状態において回転軸部を複数の所
    定の位置で固定し得ることを特徴とする請求項2記載の
    階段用センサ付き照明装置。
  4. 【請求項4】 前記支持片部は、階段用センサ付き照
    明装置を略水平面に取付けたとき又は略鉛直面に取付け
    たときの両方の取付け状態において回転軸部を落し込む
    ことにより所定の位置に位置決めし得るスリットを設け
    たことを特徴とする請求項3記載の階段用センサ付き照
    明装置。
  5. 【請求項5】 前記回転移動手段は、赤外線センサの
    略円筒状の本体の両端面に設けた赤外線センサの回転角
    度を所定の値に調整し得る角度調整部とこれと同じ面に
    設けた赤外線センサの回転止め部とを有する赤外線セン
    サの略円筒状の本体と、前記角度調整部を支持する支軸
    部と前記回転止め部と嵌合する嵌合部とを有する保持片
    部と、により構成され、この嵌合部を保持片部の複数の
    位置に設け、回転止め部を嵌合する位置を選択すること
    により赤外線センサの受光面が器具本体から突出する量
    を設定し得ることを特徴とする項1記載の階段用センサ
    付き照明装置。
  6. 【請求項6】 前記角度調整部は略放射状の溝で構成
    され、前記回転止め部はこの放射状の溝の先端に突起を
    設け構成され、前記保持片部に設けられた複数の嵌合部
    は同一線上に設けられその先端側に支軸部を設けたこと
    を特徴とする請求項5記載の階段用センサ付き照明装
    置。
JP2002087202A 2002-03-26 2002-03-26 階段用センサ付き照明装置 Pending JP2003281983A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002087202A JP2003281983A (ja) 2002-03-26 2002-03-26 階段用センサ付き照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002087202A JP2003281983A (ja) 2002-03-26 2002-03-26 階段用センサ付き照明装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003281983A true JP2003281983A (ja) 2003-10-03

Family

ID=29233485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002087202A Pending JP2003281983A (ja) 2002-03-26 2002-03-26 階段用センサ付き照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003281983A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007287358A (ja) * 2006-04-12 2007-11-01 Matsushita Electric Works Ltd 熱線センサ付自動スイッチ
JP2010026543A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Atsumi Electric Co Ltd 赤外線センサ
JP2015018760A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 パナソニック株式会社 照明装置
JP2017054700A (ja) * 2015-09-09 2017-03-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明器具
WO2017085762A1 (ja) * 2015-11-16 2017-05-26 オプテックス株式会社 レーザースキャンセンサ
WO2018221411A1 (ja) * 2017-05-30 2018-12-06 アイリスオーヤマ株式会社 照明装置及び照明システム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007287358A (ja) * 2006-04-12 2007-11-01 Matsushita Electric Works Ltd 熱線センサ付自動スイッチ
JP4640239B2 (ja) * 2006-04-12 2011-03-02 パナソニック電工株式会社 熱線センサ付自動スイッチ
US8294576B2 (en) 2006-04-12 2012-10-23 Matsushita Electric Works, Ltd. Infrared sensor switch
JP2010026543A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Atsumi Electric Co Ltd 赤外線センサ
JP2015018760A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 パナソニック株式会社 照明装置
JP2017054700A (ja) * 2015-09-09 2017-03-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明器具
WO2017085762A1 (ja) * 2015-11-16 2017-05-26 オプテックス株式会社 レーザースキャンセンサ
JP6155386B1 (ja) * 2015-11-16 2017-06-28 オプテックス株式会社 レーザースキャンセンサ
WO2018221411A1 (ja) * 2017-05-30 2018-12-06 アイリスオーヤマ株式会社 照明装置及び照明システム
JP2018206492A (ja) * 2017-05-30 2018-12-27 アイリスオーヤマ株式会社 照明装置及び照明システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6092913A (en) Fluorescent light fixture
JP2002093221A (ja) パネルの後ろに取り付ける指向性照明ブラケット
EP1963742A2 (en) Adjustable led luminaire
EP2503220B1 (en) Lighting fixture with selected light distribution pattern.
US20190049100A1 (en) Adjustable light fixture and lighting system
EP3282177B1 (en) Ceiling-based led auditorium pathway lighting apparatus
JP2003281983A (ja) 階段用センサ付き照明装置
JP2010272358A5 (ja)
JP2008135345A (ja) 照明器具及び照明システム
JP5223500B2 (ja) 照明装置
JP3444088B2 (ja) 照明器具
JP2011148346A (ja) 照明装置
KR200426316Y1 (ko) 비상 조명 장치
JP2003194961A (ja) 人体感知センサーのカバー装置
JP3570137B2 (ja) 照明内蔵階段
JP2004117113A (ja) 炎感知器
CN213272210U (zh) 一种气膜建筑用灯光折射镜及气膜建筑
JPH08321207A (ja) 照明制御装置
JPH0854512A (ja) 室内用光ファイバー照明システム
JP5276459B2 (ja) 照明器具
JPH056343Y2 (ja)
KR102094482B1 (ko) 면발광체 지지를 위한 지지유닛 및 이를 구비한 면발광체 지지 브래킷
JP2007122955A (ja) 舞台用照明装置
JPH06267324A (ja) 天井装置
KR20210000559U (ko) 조명 기구 서포트 및 조명 기구