JP2018203490A - ガイドレール調査装置及びガイドレール調査方法 - Google Patents

ガイドレール調査装置及びガイドレール調査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018203490A
JP2018203490A JP2017112498A JP2017112498A JP2018203490A JP 2018203490 A JP2018203490 A JP 2018203490A JP 2017112498 A JP2017112498 A JP 2017112498A JP 2017112498 A JP2017112498 A JP 2017112498A JP 2018203490 A JP2018203490 A JP 2018203490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide rail
car
control device
bracket
investigation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017112498A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6832796B2 (ja
Inventor
弥生 篠原
Yayoi Shinohara
弥生 篠原
隼斗 佐野
Hayato Sano
隼斗 佐野
達也 由木
Tatsuya Yoshiki
達也 由木
僚太 島貫
Ryota Shimanuki
僚太 島貫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority to JP2017112498A priority Critical patent/JP6832796B2/ja
Publication of JP2018203490A publication Critical patent/JP2018203490A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6832796B2 publication Critical patent/JP6832796B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Abstract

【課題】エレベータのかごを、間欠運転することなく、連続して1回走行させるだけで、ガイドレールの耐震強度を算出するのに必要な情報を得ることのできる、ガイドレールの調査装置を得る。【解決手段】ガイドレール調査装置は、撮影装置50をかご130に取付けて、一対のガイドレール20L,20Rと、各ブラケット21L,21R、及び一対のガイドレール30L,30Rと、各ブラケット31L,31Rを同時に撮影するとともに、かご130の上下方向の位置情報を取得して、撮影した画像と、かご130の上下方向の位置情報とを対応させて記憶する。【選択図】図2

Description

本発明は、エレベータかごを案内するガイドレールを固定しているブラケットの取付け状態を調査する装置、及びガイドレールの取付け状態を調査する方法に関する。
従来、エレベータ装置の昇降路内の点検は、保守作業員が定期的に現場に出向いて、各階毎にロープなどの異常の確認を実施している。このとき、保守作業員は、エレベータ装置のかごの上部に乗り、かごを間欠上昇又は間欠下降させながら、目視で点検をおこなっていた。このため、作業に時間がかかり、エレベータの停止時間が長時間となる場合があった。そこで、エレベータのかごにカメラを取付けて、撮影された画像に基づいて昇降路内の点検を実施するものが考案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2010−265105号公報
近年では、一定の稼働期間が経過したエレベータ装置に対して、通常の保守点検に加え、ガイドレールの耐震強度の調査が行われている。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、1台のカメラで1つの方向を撮影しているため、4本のガイドレールを撮影するためには、かごを4往復させるか、または、カメラを4台設置する必要がある。また、耐震強度の調査では、各ブラケット間の距離を測定して、耐震強度を算出しているが、特許文献1のように、単に撮影するだけでは、耐震強度の算出に必要な各ブラケット間の距離を測定することができない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、かごを間欠運転することなく、1回走行させるだけで、複数のガイドレールにおけるブラケットの取付け位置及び取付け間隔を計測することのできる、ガイドレールの調査装置を得るものである。
本発明に係るガイドレール調査装置は、撮影装置と制御装置とを有し、撮影装置は、かごに取付けられて、ガイドレールとガイドレールを昇降路に固定する複数のブラケットとを撮影し、制御装置は、撮影装置と接続されて、撮影装置が撮影した画像を取り込むとともに、エレベータ制御装置と接続されて、かごの上下方向の位置情報を取り込む。そして、制御装置は、取り込んだ画像と、かごの上下方向の位置情報とを対応させて記憶部に記憶する。
本発明は、複数のガイドレールの耐震強度を判定するための情報を、かご130を間欠運転させることなく、連続で1回走行させるだけで得ることができる。よって、ガイドレールの調査のためにエレベータ装置を停止する時間を、大きく短縮することができる。
本発明の実施の形態1におけるガイドレール調査装置が取付けられた、エレベータ装置を示す模式図である。 図1のA部を拡大して示した図である。 実施の形態1によるガイドレール調査装置をかごの上方からみた模式図である。 実施の形態1によるガイドレール調査装置のビデオカメラで撮影した画像を表示した状態を示す図である。 実施の形態1によるガイドレール調査装置のシステム構成を示す模式図である。 実施の形態1によるガイドレール調査装置が作成するレイアウト図の例を示す図である。
以下、本発明のガイドレール調査装置の好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1におけるガイドレール調査装置10が配置されるエレベータ装置100の一例を、側面から見た模式図である。また、図2は、図1のA部付近を拡大して示した斜視図である。そして、図3は、実施の形態1のガイドレール調査装置10を、かごの上方からみた模式図である。
まず、実施の形態1のガイドレール調査装置10を用いて調査を実施するエレベータ装置100について説明する。
図1に示すように、エレベータ装置100は、かご130が走行する昇降路110と、巻上機150及びエレベータ制御装置190が設置された機械室120を有している。かご130は、ロープ140の一端側が接続されて吊り下げられている。ロープ140の他端側は、巻上機150の綱車160に巻き掛けられ、さらにソラセ車170に巻き掛けられて、おもり180に接続されている。巻上機150は、図示しない巻上モータと、巻上モータの回転数に応じてパルスを出力するエンコーダ151を有している。
エレベータ制御装置190には、エンコーダ151から出力されるパルスに基づいて、かご130の位置を算出し、巻上モータの回転数及び回転方向を制御して、かご130を、1階の乗降位置FL1から3階の乗降位置FL3のうちの指定された位置に移動させる。なお、ここでは、3階建ての建物を例として説明するが、エレベータ装置100が設置される建物の階数は、これに限るものではない。
昇降路110の内壁の対向する両側面には、かご130の走行を案内する一対のガイドレール20が取付けられている。また昇降路110の乗降口と反対側の壁には、おもり180の昇降を案内する一対のガイドレール30が取付けられている。図1に示すように、ガイドレール20は、5本のガイドレール20Aを連結させて形成されている。一方、おもり180のガイドレール30は、3本のガイドレール30Aを連結させて形成されている。かご130は、ガイドレール20上を摺動するガイドシュー131を有しており、おもり180は、ガイドレール30上を摺動するガイドシュー181を有している。
5本のガイドレール20Aは、それぞれブラケット21を介して昇降路の内壁に固定されている。一方、3本のガイドレール30Aは、それぞれブラケット31を介して昇降路の内壁に固定されている。なお、ここでは、ガイドレール20Aの長さよりも、ガイドレール30Aの長さを長く設定しているが、ガイドレール20Aの長さと、ガイドレール30Aの長さは、逆であっても、同じであってもよい。ガイドレール20Aとガイドレール30Aの長さ及び数は、エレベータ装置100の仕様に応じて任意に設定可能である。
図2は、図1のA部を拡大して示した図である。図2に示すように、ガイドレール20A及びガイドレール30Aは、それぞれT字状の断面を有しており、長尺に形成されている。そして、各ガイドレール20Aは、連結部材22と複数のボルト22aにより、互いに長手方向に連結されて、一本のガイドレール20を形成している。また、各ガイドレール30Aは、連結部材32と複数のボルト32aにより、互いに長手方向に連結されて、一本のガイドレール30を形成している。
図2に示すように、ガイドレール20を構成する各ガイドレール20Aは、それぞれ、ブラケット21によって、昇降路110の内壁に固定されている。ブラケット21は、L字状のブラケット21aと、平板状のブラケット21bと、L字状のブラケット21cとの、3つの部材により構成されている。ブラケット21cは、ボルト21dによって、昇降路110の内壁に固定される。ブラケット21aは、ボルト21eによって、ガイドレール20Aに固定される。そして、昇降路110の内壁に固定されたブラケット21cと、ガイドレール20Aに固定されたブラケット21aとは、ブラケット21bを介して接続される。ブラケット21bには、図示しない長穴が形成されており、このブラケット21bによって、昇降路110の内壁からガイドレール20Aまでの距離が調節される。
一方、ガイドレール30を構成する各ガイドレール30Aは、それぞれ、ブラケット31によって、昇降路110の内壁に固定されている。ブラケット31は、L字状のブラケット31aと、平板状のブラケット31bと、L字状のブラケット31cとの、3つの部材により構成されている。ブラケット31cは、ボルト31dによって、昇降路110の内壁に固定されている。ブラケット31aは、ボルト31eによって、ガイドレール30Aに固定されている。そして、昇降路110の内壁に固定されたブラケット31cと、ガイドレール30Aに固定されたブラケット31aとは、ブラケット31bを介して接続されている。ブラケット31bには、図示しない長穴が形成されており、このブラケット31bによって、昇降路110の内壁からガイドレール30Aまでの距離が調節される。
図2に示すように、ガイドレール20は、凸部20aをかご130側に向けて昇降路110の内壁に取付けられている。一方、ガイドレール30は、凸部30aを昇降路110の乗降口と反対側の内壁に沿う方向に向けて取付けられている。エレベータ装置100のかご130には、ガイドシュー131が取付けられている。ガイドシュー131は、ガイドレール20と摺動する摺動部が形成された凹部131aを有している。ガイドシュー131の凹部131aと各ガイドレール20Aの凸部20aとを係合させることにより、かご130の水平方向の位置ずれが抑制され、かご130の昇降移動が案内される。
ガイドレール20Aとガイドレール30A、また、ブラケット21とブラケット31を構成する各部材は、鋼材を用いて作成されている。なお、ブラケット21及びブラケット31の構成は、図2に示すものに限られない。ここでは説明を省略するが、既存のエレベータ装置のガイドレールには、多種多様な構成及び形状のブラケットが用いられており、その構成及び形状によっても、耐震強度は異なる。
ここで、地震により揺れが発生すると、ガイドレール20には、垂直方向又は水平方向あるいはその両方向に荷重が作用する。この荷重は、ガイドレール20を支持するブラケット21に伝達され、ブラケット21cを昇降路110に固定しているボルト21dに、せん断方向及び引き抜き方向などの荷重が作用する。このとき、ガイドレール20Aを固定しているブラケット21の数が少ないと、各ボルト21dに加わる荷重が大きくなるので、ボルト21dが昇降路110の内壁から外れるおそれがあり、また、ボルト21dが変形して破損するおそれもある。ガイドレール30についても同様である。
ガイドレール20及びガイドレール30を設置する際には、その時の耐震基準を満たすようにブラケット21及びブラケット31が取付けられている。しかしながら、近年の地震を踏まえて耐震基準が見直されている。このため、設置してから一定以上の期間が経過したエレベータ装置について、ガイドレールの耐震強度の調査を行っている。そして、耐震基準を満たしていないと判断されたガイドレールについては、補強工事を実施している。
ガイドレール20の耐震強度は、図2に示す、各ブラケット21の取付け間隔L1と、ブラケット21の取付け位置からガイドレール20Aの接続部20Cまでの距離L2、さらに、ブラケット21の形状、ブラケット21を固定するボルト21dの本数などに基づいて判定される。一方、ガイドレール30の耐震強度は、図2に示す、各ブラケット31の取付け間隔L3と、ブラケット31の取付け位置からガイドレール30Aの接続部30Cまでの距離L4、さらに、ブラケット31の形状、ブラケット31を固定するボルト31dの本数などに基づいて判定される。上述したように、従来これらの間隔L1,L3、及び距離L2,L4は、保守作業員がかご130の上部に乗って、かご130を間欠走行させながら、メジャーを用いて計測していた。
次に、実施の形態1によるガイドレール調査装置10について、図1から図5を用いて説明する。図3は、ガイドレール調査装置10の構成を示す模式図である。また、図4は、かご130を上方から見た図であり、図5は、撮影装置50の撮影画像をディスプレイ17aに表示させた図である。
図3に示すように、ガイドレール調査装置10は、制御装置11と、撮影装置50により構成されている。なお、図3に破線で示すエレベータ制御装置190と端末装置19は、ガイドレール調査装置10を構成するものではない。
制御装置11は、パソコンを用いて形成され、入力部13と、受信部14と、記憶部15と、CPU16と、表示部17と、ディスプレイ17aと、送信部18を有している。入力部13は、外部装置と接続されて、外部装置から情報を取り込む。受信部14は、外部から無線で送信される情報を受信する。記憶部15は、取り込んだ情報を記憶する。CPU16は、制御装置11の各部を制御するとともに、例えば、取り込んだ情報を、プログラムに基づいて加工する。表示部17は、取り込んだ情報を、ディスプレイ17aに表示する。送信部18は、取り込んだ情報を外部に送信する。
制御装置11は、図1に示すように、エレベータ装置100の機械室120に配置され、エレベータ制御装置190とケーブル12により接続される。そして、エレベータ制御装置190から、かご130の現在位置情報をリアルタイムで取り込む。また、制御装置11は、撮影装置50から送信される画像を受信部14で受信し、入力部13を介して記憶部15に記憶する。そして、制御装置11は、受信部14で受信中の生画像、又は記憶部15に記憶した画像を、表示部17を介してディスプレイ17aに表示する。さらに、制御装置11は、受信部14で受信中の生画像、又は記憶部15に記憶した画像を、送信部18を介して、外部の端末装置19などに、無線又はインターネットを用いて送信するが可能である。
撮影装置50は、固定治具50cに取付けられた、ビデオカメラ50aとミラー70を有している。ビデオカメラ50aはアンテナ50bを有しており、ビデオカメラ50aで撮影した画像を、アンテナ50bを介して、無線通信により制御装置11の受信部14に送信する。
図2及び図4に示すように、撮影装置50は、かご130の上部に、固定治具50cを介して、マグネットなどにより、着脱可能に取付けられる。ミラー70は、互いに90°の角度で配置された反射面70a及び70bを有している。撮影装置50は、ミラー70の反射面70aに、ガイドレール20Lとブラケット21Lが映り、反射面70bに、ガイドレール20Rとブラケット21Rが映るように、ガイドレール20Lとガイドレール20Rの間に配置される。
また、撮影装置50は、図4に示すように、おもり180を案内する一対のガイドレール30L及び30Rと、ミラー70とが、ビデオカメラ50aの画角Vに収まる位置に配置される。固定治具50cは、リモコンによって、ビデオカメラ50aの姿勢を調整する、図示しない姿勢変更機構を有している。
図5は、撮影装置50で撮影された画像をディスプレイ17aに表示した状態を示す図である。図5に示すように、画面下部の左側には、ミラー70の反射面70aに映るガイドレール20Lの画像が表示され、画面下部の右側には、反射面70bに映るガイドレール20Rの画像が表示される。また、画面上部には、おもり180の一対のガイドレール30L及び30Rが表示される。このように、撮影装置50の撮影範囲に、一対のガイドレール20L及び20Rと、一対のガイドレール30L及び30Rが収まるように、撮影装置50の配置位置及び固定治具50cの姿勢変更機構を調整する。
なお、図5に示すように、ディスプレイ17aの端に、エレベータ制御装置190から取り込んだ、かご130の現在位置を表示させてもよい。
次に、このように構成された実施の形態1によるガイドレール調査装置10を用いて、ガイドレール20及びガイドレール30の調査を行う手順について説明する。
まず、エレベータ装置100の運転を停止させ、エレベータ制御装置190を手動運転に切り替える。そして、かご130を、機械室120に近い最上階の3階に停止させる。
次に、制御装置11と撮影装置50を、かご130の上部に搬入する。そして、ガイドレール20Lとガイドレール20Rの間に、ミラー70が位置するように、撮影装置50を配置する。
次に、ビデオカメラ50aと制御装置11とを無線又は有線で接続し、ビデオカメラ50aの撮影画像が、制御装置11のディスプレイ17aに表示されるようにする。そして、ディスプレイ17aを見ながら、図5に示すように、ビデオカメラ50aの撮影画面に、一対のガイドレール20L及び20Rと、一対のガイドレール30L及び30Rが入るように、撮影装置50の位置、及び固定治具50cの姿勢を調整する。
次に、制御装置11を機械室120に搬入する。そして、制御装置11とエレベータ制御装置190とを、ケーブル12を用いて接続し、エレベータ制御装置190から制御装置11に、かご130の位置情報が常時入力されるようにする。なお、制御装置11とエレベータ制御装置190とは、無線で接続してもよい。この場合、制御装置11は、機械室120ではなく、かご130の中に配置するとよい。
次に、手動運転でかご130を低速で1階まで下降させながら、ビデオカメラ50aにより、一対のガイドレール20L,20Rと、各ブラケット21L,21R、さらに一対のガイドレール30L,30Rと各ブラケット31L,31Rを連続で撮影する。これと同時に、かご130の位置情報をエレベータ制御装置190から制御装置11に取り込み、ビデオカメラ50aから入力される撮影画像と対応させて、記憶部15に記憶させる。
かご130が1階に到着したら、撮影を終了し、かご130を3階に戻す。なお、かご130を3階に戻す間、撮影を継続してもよい。かご130が3階に戻ったら、撮影装置50をかご130から取り外し、制御装置11とエレベータ制御装置190の接続を切り離す。そして、エレベータ装置100を通常運転に戻す。
制御装置11は、記憶部15に記憶させた、各ガイドレール20L,20R,30L,30R、及び各ブラケット21L,21R,31L,31Rの画像と、各画像を撮影したときの、かご130の位置情報とに基づいて、各ガイドレールにおける各ブラケットの配置位置を算出する。算出した各ブラケットの配置位置は、一覧表又は図によって、ディスプレイ17aに表示させてもよい。
さらに、制御装置11は、各ガイドレールにおける各ブラケットの配置から、図2に示す、各ブラケット21,31の取付け間隔L1,L3、及び各ブラケット21,31から各ガイドレール20A,30Aの接続部20C,30Cまでの距離L2,L4を算出する。そして、制御装置11は、各ガイドレール20L,20R,30L,30Rの耐震強度を算出する。
このように、実施の形態1のガイドレール調査装置10によれば、撮影装置50の撮影範囲に、ミラー70の一対の反射面70a及び70bに映る一対のガイドレール20L及び20Rと、撮影装置50の正面に位置する一対のガイドレール30L及び30Rが収まるように、撮影装置50とミラー70を配置している。そして、1階から3階まで、かご130を連続で1往復させて、一対のガイドレール20L,20Rと、各ブラケット21L,21R、さらに一対のガイドレール30L,30Rと、各ブラケット31L,31Rを撮影している。
これにより、一対のガイドレール20L,20Rと一対のガイドレール30L,30Rの耐震強度を判定するための情報を、かご130を連続で1往復させるだけで得ることができる。また、保守作業員が、かご130の上部に乗ってメジャーで各部の計測をする必要がなくなる。よって、エレベータ装置を停止する時間を大きく短縮することができる。
また、実施の形態1のガイドレール調査装置10では、ガイドレール20及びガイドレール30の調査によって取得した情報に基づいて、制御装置11に、図6に示すようなレイアウト図200を自動作成させることができる。また、制御装置11の送信部18を介して、記憶部15に記憶した情報を遠隔地の端末装置19に送信し、端末装置19にレイアウト図200を自動作成させることもできる。
図6に示すレイアウト図200には、エレベータ装置100の昇降路110における、1階から3階の範囲をFL1〜FL3で示したEVと、ガイドレール20を示すGL1と、ガイドレール30を示すGL2とが、並べて表示される。なお、ここでは、1つのガイドレール20と、1つのガイドレール30についてのみ示しているが、実際には、一対のガイドレール20L,20Rと、一対のガイドレール30L,30Rが表示される。
レイアウト図200のGL1とGL2には、それぞれ、既存のブラケット21及びブラケット31の配置位置を示すマーク210と、ガイドレール20A及びガイドレール30Aの接続部20C及び30Cの位置を示すマーク220が表示される。
制御装置11又は端末装置19は、ガイドレール20及びガイドレール30の調査によって取得した情報に基づいて、ガイドレール20及びガイドレール30の耐震強度を計算する。そして、ガイドレール20及びガイドレール30の耐震強度を補強するために必要な、補強ブラケットを配置する位置を、レイアウト図200に、マーク230によって表示する。
保守作業員は、このレイアウト図200に表示された、補強ブラケットのマーク230に基づいて、エレベータ装置100のガイドレール20及びガイドレール30における、補強ブラケットの取付け位置を確認することができる。保守作業員は、この情報に基づいて、エレベータ装置100のガイドレール20又はガイドレール30に、補強ブラケットを取付ければよい。このように、実施の形態1のガイドレール調査装置によれば、保守作業員の作業負荷を削減することができ、エレベータ装置100の耐震補強工事を迅速に行うことができる。
なお、実施の形態1では、ビデオカメラ50aとミラー70を、固定治具50cに配置していたが、ビデオカメラ50aとミラー70は、それぞれ独立した固定治具に配置してもよい。
また、実施の形態1では、1台のビデオカメラ50aと、1つのミラー70を用いて、4本のガイドレールを撮影していたが、ビデオカメラ50aの台数及びミラー70の数は、これに限るものではない。例えば、各ガイドレールの配置及び数に応じて、複数のビデオカメラ50aを配置してもよいし、複数のミラー70又は3つ以上の反射面を有するミラーを用いてもよい。
また、ビデオカメラ50aには、三次元カメラを用いてもよい。これにより、各部の寸法の計測を三次元カメラで行うことができ、システムの構成を簡素にすることができる。さらに、ミラー70を用いる代わりに、ビデオカメラ50aに超広角レンズを取付けて、ビデオカメラ50aを上向きに取付けて、4本のガイドレールを同時に撮影するようにしてもよい。これにより、ミラー70が不要となり、さらにシステムの構成を簡素にすることができる。
10 ガイドレール調査装置、11 制御装置、12 ケーブル、13 入力部、14 受信部、15 記憶部、16 CPU、17 表示部、17a ディスプレイ、18 送信部、19 端末装置、20,20A,30,30A ガイドレール、20C,30C 接続部、21,21a〜21c,31,31a〜31c ブラケット、21d,21e,31d,31e ボルト、22,32 連結部材、22a,32a ボルト、50 撮影装置、50a ビデオカメラ、50b アンテナ、50c 固定治具、70 ミラー、70a、70b 反射面、100 エレベータ装置、110 昇降路、120 機械室、130 かご、131,181 ガイドシュー、140 ロープ、150 巻上機、160 綱車、170 ソラセ車、180 おもり、190 エレベータ制御装置、200 レイアウト図。

Claims (9)

  1. エレベータのかごを案内する複数のガイドレールの状態を調査するガイドレール調査装置であって、
    前記複数のガイドレールと、前記複数のガイドレールのそれぞれを固定するブラケットとを同時に撮影する撮影装置と、
    前記撮影装置で撮影した画像を取り込むとともに、エレベータ制御装置から前記かごの上下方向の位置情報を取り込む制御装置とを有し、
    前記制御装置は、取り込んだ前記画像と、前記かごの上下方向の位置情報とを対応させて記憶部に記憶する、
    ガイドレール調査装置。
  2. 前記撮影装置は、前記ガイドレール及び前記ブラケットを反射面に映すミラーを有する、請求項1に記載のガイドレール調査装置。
  3. 前記撮影装置は、三次元カメラを有する、
    請求項1又は2に記載のガイドレール調査装置。
  4. 前記制御装置は、前記記憶部に記憶された、前記画像と前記かごの位置に基づいて、前記複数のブラケットの、前記ガイドレールにおける配置位置を算出し、
    算出された、前記複数のブラケットの配置位置に基づいて、補強ブラケットを配置する位置を算出する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のガイドレール調査装置。
  5. 前記制御装置は、算出した前記補強ブラケットを配置する位置に基づいて、
    前記補強ブラケットの配置図を作成する、
    請求項4に記載のガイドレール調査装置。
  6. 撮影装置により、エレベータのかごを案内する複数のガイドレールと、前記複数のガイドレールを昇降路に固定するブラケットとを同時に撮影し、
    制御装置により、前記撮影装置で撮影した画像を取り込むとともに、エレベータ制御装置から前記かごの上下方向の位置情報を取り込み、
    前記制御装置に、取り込んだ前記画像と、前記かごの上下方向の位置情報とを対応させて記憶させる、
    ガイドレール調査方法。
  7. 前記撮影装置により撮影した画像と、前記かごの上下方向の位置に基づいて、前記複数のブラケットの、前記ガイドレールに対する配置位置を、前記制御装置により算出する、
    請求項6に記載のガイドレール調査方法。
  8. 算出した、前記複数のブラケットの、前記ガイドレールに対する配置位置に基づいて、前記制御装置により、補強ブラケットを配置する位置を算出する、
    請求項7に記載のガイドレール調査方法。
  9. 前記算出した前記補強ブラケットを配置する位置に基づいて、
    前記制御装置により、前記補強ブラケットの配置図を作成する、
    請求項8に記載のガイドレール調査方法。
JP2017112498A 2017-06-07 2017-06-07 ガイドレール調査装置及びガイドレール調査方法 Active JP6832796B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017112498A JP6832796B2 (ja) 2017-06-07 2017-06-07 ガイドレール調査装置及びガイドレール調査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017112498A JP6832796B2 (ja) 2017-06-07 2017-06-07 ガイドレール調査装置及びガイドレール調査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018203490A true JP2018203490A (ja) 2018-12-27
JP6832796B2 JP6832796B2 (ja) 2021-02-24

Family

ID=64956410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017112498A Active JP6832796B2 (ja) 2017-06-07 2017-06-07 ガイドレール調査装置及びガイドレール調査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6832796B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020193047A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 東芝エレベータ株式会社 エレベータのガイドレール支持部材間距離の測定方法および装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005098786A (ja) * 2003-09-24 2005-04-14 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの昇降路寸法測定装置
JP2005096919A (ja) * 2003-09-24 2005-04-14 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの寸法測定装置及びエレベータの寸法測定方法
WO2014027144A1 (en) * 2012-08-17 2014-02-20 Kone Corporation Method in the management of data relating to an elevator
JP2016078987A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 株式会社日立ビルシステム 昇降路内寸法測定装置
JP2017001818A (ja) * 2015-06-10 2017-01-05 東芝エレベータ株式会社 エレベータの昇降路形状情報生成システム、昇降路形状情報生成方法
JP2017026487A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 株式会社東芝 形状測定装置、形状測定システムおよび形状測定方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005098786A (ja) * 2003-09-24 2005-04-14 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの昇降路寸法測定装置
JP2005096919A (ja) * 2003-09-24 2005-04-14 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの寸法測定装置及びエレベータの寸法測定方法
WO2014027144A1 (en) * 2012-08-17 2014-02-20 Kone Corporation Method in the management of data relating to an elevator
JP2016078987A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 株式会社日立ビルシステム 昇降路内寸法測定装置
JP2017001818A (ja) * 2015-06-10 2017-01-05 東芝エレベータ株式会社 エレベータの昇降路形状情報生成システム、昇降路形状情報生成方法
JP2017026487A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 株式会社東芝 形状測定装置、形状測定システムおよび形状測定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020193047A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 東芝エレベータ株式会社 エレベータのガイドレール支持部材間距離の測定方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6832796B2 (ja) 2021-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106064775B (zh) 用于测量安装平台在电梯井中的位置的装置和方法
CN106064776B (zh) 用于自动电梯安装的方法和装置
JP6771309B2 (ja) エレベータ昇降路の案内レールおよび停止階ドアの整列装置および方法
KR102357091B1 (ko) 리프트 시스템의 리프트 샤프트에 설치 작업을 수행하기 위한 방법 및 장착 디바이스
CN101209791B (zh) 电梯远程点检系统
JP5497658B2 (ja) エレベータ昇降路を測量する方法および装置
JP7403402B2 (ja) エレベータガイドレールの設置方法および装置
US7997000B2 (en) Arrangement and method for positioning the alignment plumb lines of the guide rails of an elevator
AU2018340225B2 (en) Locating system and method for determining a current position in a lift shaft of a lift system
CN112585076B (zh) 升降通道内测量系统
WO2020054132A1 (ja) 計測システム、及び、計測方法
JP6723464B2 (ja) エレベーターかごの移動によるエレベーターケーブルの揺れの制御
JP6832796B2 (ja) ガイドレール調査装置及びガイドレール調査方法
US11807495B2 (en) Measuring device for measuring an elevator shaft and use of the measuring device to measure an elevator shaft
JP2014009098A (ja) エレベータ管制運転装置およびエレベータ管制運転方法
JP7444710B2 (ja) 昇降路内計測装置、および、昇降路内計測システム
KR102082030B1 (ko) 엘리베이터 장치 및 그 개수 방법
JP2021042069A (ja) 主ロープの振れ抑制装置
WO2022254630A1 (ja) エレベーターのカメラの校正システム
JP2013217795A (ja) 工場計測システム及び工場における計測方法
CN206944949U (zh) 一种3d视觉扫描机构
JP7509320B2 (ja) エレベーターのカメラの調整支援システム
KR20120113866A (ko) 와이어 로프를 이용한 건물 외벽 작업대차 이동장치 및 방법
JP2017116237A (ja) ストーカ炉の点検装置及び点検方法
KR20080104429A (ko) 건축 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6832796

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250